JPH08158233A - 強化不織布およびその製造方法 - Google Patents

強化不織布およびその製造方法

Info

Publication number
JPH08158233A
JPH08158233A JP6329302A JP32930294A JPH08158233A JP H08158233 A JPH08158233 A JP H08158233A JP 6329302 A JP6329302 A JP 6329302A JP 32930294 A JP32930294 A JP 32930294A JP H08158233 A JPH08158233 A JP H08158233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforced
web
uniaxially oriented
woven fabric
support layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6329302A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Sugita
由喜雄 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Petrochemicals Co Ltd filed Critical Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority to JP6329302A priority Critical patent/JPH08158233A/ja
Publication of JPH08158233A publication Critical patent/JPH08158233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 引張強度および縦横の引張強度のバランスに
優れ、かつ柔軟性、風合い等にも優れた強化不織布およ
びその製造方法を提供する。 【構成】 短繊維状のセルロース系繊維または合成繊維
からなるウエブ層11、11’の繊維をスパンレース法
により強化支持層12に絡合させることにより、前記ウ
エブ層と強化支持層とを一体化させてなる強化不織布1
9において、強化支持層12が特定の通気性配向体から
なることを特徴とする強化不織布およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械的強度、ドレープ
性、柔軟性、風合い等が改良された強化不織布およびそ
の製造方法に関するものである。更に詳しくは、フィル
ターや工業用ワイパー等の産業用資材、および手術衣、
シーツ、タオル、マスク等のメディカルディスポーザブ
ル製品等に広く用いられる強化不織布およびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】短繊維ウエブに高圧流体を噴射すること
によってウエブを構成する繊維を相互に絡み合わせ、ウ
エブに適当な絡合構造と特定の物性とを付与する方法
は、スパンレース法として広く実施されている。スパン
レース法により製造された不織布は、繊維間に結合点が
ないことから他の不織布よりも各繊維が相互に動く自由
度が大きいので、柔軟性に富み、リントフリー性やドレ
ープ性を有し、ソフトな風合いを持つものである。しか
し、繊維が互いに結合していないので、強度的には弱
く、不安定で変形し易いという欠点がある。また、高圧
流体の噴射跡がウエブの縦方向(流れ方向)に連続的に
残るため、縦方向と横方向の強度バランスが悪く、強度
バランスを改善しようとすれば絡合プロセスが複雑にな
るという欠点がある。このような欠点を改良する方法と
して、ステープルファイバーからなる不織布を強化基材
として用いる方法(特開昭54−82481号公報)、
織物、編物または不織布からなる補強材を用いる方法
(特開昭54−101981号公報、特開昭61−22
5361号公報)、木材パルプを強化基材に用いる方法
(特開昭59−94659号公報)等が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの開示
技術に見られる強化支持体による改良方法では、いずれ
も強化の目的はある程度達成されるが、さらにスパンレ
ース法による不織布の特徴である柔軟性、リントフリー
性、ドレープ性、ソフトな風合い等を保持し、かつ縦横
の強度バランスがよく、簡易で経済性に優れた不織布ま
たはその製造方法については、まだ十分に満足し得るも
のが得られていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決するために鋭意検討した結果、短繊維からな
るウエブ層に特定の基材を強化支持層として重ね合わせ
た多層積層体に、高圧の水流を噴射することにより、短
繊維が強化支持層に絡合して縦方向および横方向の強度
バランスが改善され、かつ柔軟性、リントフリー性、ド
レープ性、ソフトな風合い等を有する強化不織布が得ら
れることを見出して本発明を完成した。すなわち、本願
の第1の発明は、短繊維状のセルロース系繊維または合
成繊維からなるウエブ層の繊維をスパンレース法により
強化支持層に絡合させることにより、前記ウエブ層と強
化支持層とを一体化させてなる強化不織布において、強
化支持層が通気性配向体からなることを特徴とする強化
不織布を提供するものである。また、本願の第2の発明
は、少なくとも1層の通気性配向体からなる強化支持層
の片面または両面に、短繊維状のセルロース系繊維また
は合成繊維からなるウエブ層を供給して重ね合わせるこ
とにより形成した積層体を搬送しつつ、30〜300kg
/cm2の高圧水流を噴射して、処理速度1〜150m/min
で絡合加工を施すことにより、前記ウエブ層と強化支持
層とを一体化させることを特徴とする強化不織布の製造
方法を提供するものである。
【0005】以下、本発明を更に詳述する。本発明に用
いる短繊維状のセルロース系繊維または合成繊維からな
るウエブ層は、レーヨン、キュプラ等の再生セルロース
繊維、アセテート等の半合成セルロース繊維、木綿、リ
ンター、パルプ等の天然セルロース繊維、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
アクリロニトリル、ビニロン等の合成繊維またはコンジ
ュゲート繊維などのいずれか、あるいはそれらの混合物
を原料としたものである。ウエブ層を形成するには、再
生繊維等を湿式紡糸したものまたは合成繊維を通常の方
法により溶融紡糸したものをカットし、カード機により
繊維を引き揃えてウエブに形成する方法、あるいはメル
トブロー法により紡糸してウエブに形成する方法、さら
に天然繊維をカード機により引き揃えてウエブに形成し
たりまたは叩解して抄紙する方法等が用いられる。
【0006】上記短繊維の単糸繊度は好ましくは0.0
5〜20デニール(d)、より好ましくは0.1〜6d
であり、繊維の長さは好ましくは5〜60mm、より好
ましくは10〜50mmである。単糸繊度が0.05d
未満ではリントフリー性に劣り、 20dを超えると風
合いに劣る。また繊維の長さが5mm未満では絡合が不
十分で剥離強度が低く、60mmを超えると分散性が悪
くなり好ましくない。またウエブ層の目付けは好ましく
は20〜250g/m2、より好ましくは50〜100g/m2
である。目付けが20g/m2未満では高圧水流処理の際に
繊維の密度にムラを生じ、また250g/m2を超えると緻
密すぎて成形性に劣るものとなるため、いずれも好まし
くない。
【0007】本発明は、強化支持層として通気性配向体
を用いるものである。上記通気性配向体としては、熱可
塑性樹脂を原料とする一軸または二軸配向された穴明き
フィルム、パンチングフィルム等を使用することができ
るが、望ましくは、(a)縦一軸配向網状化フィルム、
(b)横一軸配向網状化フィルムおよび(c)一軸配向
多層テープから選ばれる少なくとも1種の一軸配向体
を、配向軸が交差するように経緯積層しまたは製織した
不織布または織布を用いる。
【0008】上記熱可塑性樹脂を原料とする(a)縦一
軸配向網状化フィルムは、第1の熱可塑性樹脂層の片面
または両面に、第1の熱可塑性樹脂より融点の低い第2
の熱可塑性樹脂層を積層した多層フィルムを、縦方向
(フィルム成形方向)に一軸延伸しまたは一軸圧延し、
かつ延伸または圧延の前および/または後に、例えばス
リッターを用い縦方向に割繊したものが望ましい。図1
は、(a)縦一軸配向網状化フィルムの一例の部分拡大
斜視図である。図において、縦一軸配向網状化フィルム
1は、第1の熱可塑性樹脂層2の両面に第2の熱可塑性
樹脂層3を積層し、延伸または圧延および縦方向の割繊
処理を行ったものである。図中、4は幹繊維、5は枝繊
維である。
【0009】また、熱可塑性樹脂を原料とする(b)横
一軸配向網状化フィルムは、第1の熱可塑性樹脂層の片
面または両面に、第1の熱可塑性樹脂より融点の低い第
2の熱可塑性樹脂層を積層した多層フィルムを、横方向
(フィルム成形方向と直角の方向)に一軸延伸しまたは
一軸圧延し、かつ延伸または圧延の前および/または後
に、例えば熱刃などにより横方向にスリットを形成した
ものである。図2は、上記(b)横一軸配向網状化フィ
ルムの一例の部分拡大斜視図である。図において、横一
軸配向網状化フィルム6も、第1の熱可塑性樹脂層2の
両面に第2の熱可塑性樹脂層3を積層した多層構造体か
らなるものである。
【0010】さらに、熱可塑性樹脂を原料とする(c)
一軸配向多層テープは、第1の熱可塑性樹脂層の片面ま
たは両面に、第1の熱可塑性樹脂より融点の低い第2の
熱可塑性樹脂層を積層した多層フィルムを裁断し、かつ
裁断前および/または後に、延伸または圧延により一軸
配向したものである。図3は、(c)一軸配向多層テー
プの一例の部分拡大斜視図である。一軸配向多層テープ
7も、同様に第1の熱可塑性樹脂層2の両面に第2の熱
可塑性樹脂層3を積層し、延伸および裁断を行ったもの
である。
【0011】上記第1の熱可塑性樹脂としては、高密度
および中密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテ
ン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリヘキセン
−1等のα−オレフィンの単独重合体、プロピレン−エ
チレン共重合体等のα−オレフィン相互の共重合体等の
ポリオレフィン類、ポリアミド、ポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
【0012】上記第1の熱可塑性樹脂より融点の低い第
2の熱可塑性樹脂としては、高密度、中密度および低密
度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、超低密度ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体;エチレン
−アクリル酸共重合体およびエチレン−メタクリル酸共
重合体;エチレン−アクリル酸エチル共重合体等のエチ
レン−アクリル酸エステル共重合体およびエチレン−メ
タクリル酸エチル共重合体等のエチレン−メタクリル酸
エステル共重合体;エチレン−(マレイン酸またはその
エステル)共重合体;ポリプロピレン、プロピレン−エ
チレン共重合体等のプロピレン系重合体;不飽和カルボ
ン酸で変性したポリオレフィン等が挙げられる。製造上
の理由および一軸配向体の延伸または圧延により増大し
た強度の低下を防ぐ理由から、第2の熱可塑性樹脂と上
記第1の熱可塑性樹脂との融点の差は好ましくは5℃以
上、好ましくは10℃以上である。
【0013】次に、本発明で用いる通気性配向体の具体
例を図に示す。図4は、(a)縦一軸配向網状化フィル
ム1を2枚積層した不織布8の部分平面図である。図5
は、(c)一軸配向多層テープ7を2組積層した不織布
9の部分平面図であり、図6は、(c)一軸配向多層テ
ープ7を織成した織布10の部分斜視図である。上記通
気性一軸配向体の目付けは5〜50g/m2が好ましい。通
気性一軸配向体の一例である不織布8の具体的な例とし
ては「日石ワリフ」(商品名、日石プラスト(株)製)を
挙げることができる。
【0014】本発明における短繊維状のセルロース系繊
維または合成繊維からなるウエブ層と強化支持層の組合
せとしては、短繊維ウエブ層(A)と強化支持層(B)
を交互に重ねた2層以上の構成のものを用いることがで
きる。例えばA/B、A/B/A、B/A/B、A/B/A/
B、B/A/B/A/B等の任意の組合せが可能である。
【0015】次に、本発明の強化不織布の製造方法につ
いて詳述する。その製造方法は、(1)ウエブ層形成工
程、(2)ウエブ層と強化支持層とを供給する供給工
程、(3)水の噴射処理を行う高圧水流絡合工程、
(4)乾燥工程、および(5)製品巻取工程等から構成
される。
【0016】まず、(1)ウエブ層形成工程において
は、原料の種類および最終用途によりウエブの配列や形
成の方法として種々の形式が用いられる。ウエブの特性
としては、その平面内において繊維の分布が均一である
ことが要求され、ウエブの繊維配列方式としては、縦
方向に二次元配列した機械式カードウエブ形成法による
カード・パラレル方式、斜方向に交差配列した機械式
クロスウエブ形成法によるカード・クロスレイヤー方
式、二次元と三次元の中間配列のセミランダム機によ
るセミランダム方式、繊維をエアーブローに乗せて飛
ばし、メッシュスクリーン上に集積してウエブを形成す
るエアーレイ式ウエブ形成法により三次元にアトランダ
ムに配列するランダム方式等が挙げられる。また、原料
の種類によりウエブ形成方法が異なり、再生繊維等を湿
式紡糸したものまたは合成繊維を通常の方法により溶融
紡糸したものなどをカットして原料とする場合には、カ
ード機で繊維を引き揃えてウエブに形成する方法が用い
られ、またメルトブロー法により紡糸したものの場合に
はそのままウエブに形成する方法が用いられる。さらに
天然繊維をカード機により引き揃えてウエブに形成する
方法または叩解して抄紙する湿式ウエブ形成法等があ
る。
【0017】図7は、上記工程のうち、(2)供給工程
以降の工程の一例を示す概略図である。供給工程におい
ては、供給ロール12aから繰り出される強化支持層1
2の上面に供給ロール11aから繰り出されるウエブ層
11を供給するか、または強化支持層12の両面に供給
ロール11a、11a’からのウエブ層11、11’を
供給する。あるいはウエブ層形成工程から直接供給され
たウエブ層に供給ロールから繰り出される強化支持層を
重ね合わせて、後続の高圧水流絡合工程に給送する。
【0018】次の(3)高圧水流絡合工程では、処理水
透過性または不透過性の移送用支持体13としてのスク
リーンまたはロールの上で、給送されたウエブ層と強化
支持層の積層体14に、高圧水流インジェクター15か
ら細い複数の水流15aを噴射する。なお、高圧水流を
噴射する際に、高圧水流のエネルギーにより、重ねたウ
エブ層と強化支持層が相互にずれたり、あるいは両者の
剥離が生じると、絡合処理に安定性を欠き、また優れた
物性を有する均一な強化不織布が得られないので、水流
を噴射する前に、上記積層体を浸水装置16において予
め水16aに浸すことが好ましい。また水流噴射後に
は、乾燥効率を高めるために、減圧吸引手段などを設け
た水分吸引装置17により水分を吸引除去することが好
ましい。
【0019】上記高圧水流絡合工程において、高圧水流
処理をスクリーン上で行う場合、スクリーンは特に限定
されないが、処理水の排出処理を容易にするために、目
的や用途等に合わせて材質、目開き、線径等を選択する
ことが好ましい。スクリーンの目開きは通常20〜20
0メッシュである。処理水透過性の移送用支持体を用い
る方法においては、処理水が容易に排出されるため、水
流の噴射によりウエブを飛散させて均一性を損なうこと
は避けられる。しかしながら、一旦ウエブを透過した処
理水にはまだかなりのエネルギーが残存しており、エネ
ルギーの利用効率が高くない。一方、処理水不透過性の
移送用支持体を用いる方法においては、ウエブを透過し
た噴射水流は、移送用支持体に衝突して反発流となり再
びウエブに作用するため、噴射流と反発流の相互作用に
より絡合が効率よく行われる。しかしながら、水中に浮
遊しているウエブに高圧水流を噴射する状態となるた
め、絡合の安定性が低くなる欠点がある。これらの内で
は、安定した処理を行うことが可能であり、かつ均一な
強化不織布が得られる点において、処理水透過性の移送
用支持体上で高圧水流の噴射処理を行う方法が好まし
い。
【0020】噴射水流の圧力は30〜300kg/cm2であ
り、好ましくは60〜150kg/cm2である。圧力が30
kg/cm2未満では絡合効果が不十分であり、また300kg
/cm2を超えると高圧水流のコストが増大する上に、取扱
いが困難であるため、いずれも好ましくない。噴射は1
回以上行うが、3回の噴射により絡合を行うことが好ま
しい。すなわち、絡合を主目的とした高圧および大水量
の噴射、表面仕上げのための低圧および小水量の噴射、
ならびにその中間の噴射等を使い分けて用いることが可
能である。高圧流体の形状は特に限定しないが、エネル
ギー効率の点から柱状流が好ましい。柱状流の断面形状
は、ノズルの断面形状あるいはノズルの噴出口の内部構
造により決定されるが、ウエブの材質、目的、用途等に
応じて自由に選択することができる。高圧水流噴射の処
理速度は1〜150m/min であり、好ましくは20〜1
00m/min である。処理速度が1m/min 未満では生産性
が低く、また150m/min を超えると絡合効果が不十分
であるため、いずれも好ましくない。
【0021】高圧水流の噴射により絡合処理したウエブ
層と強化支持層とからなる積層体は、次いで(4)乾燥
工程へ給送され、乾燥工程においては、例えばオーブン
18、熱風炉または熱シリンダー等により乾燥される。
なお、乾燥前に予め吸引などによって脱水してもよく、
また乾燥工程においてはウエブをシュリンクさせてもよ
い。このようにして乾燥された不織布は、(5)製品巻
取工程において強化不織布19として巻取られ、製品と
なる。
【0022】
【作用】本発明の強化不織布は、通気性配向体により補
強されているため、比較的軽量であるにもかかわらず高
い強度を有しており、これは従来の強化不織布では達成
することのできなかった優れた長所である。また、本発
明の強化不織布は、一般に縦横の強度バランスに優れて
いるため、従来多くの強化不織布に見られるように、横
方向の強度不足に対して縦方向に過大な強度を示すよう
なことはなく、縦横の強度がバランスした製品を提供す
ることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。 <実施例1、比較例1>繊維の繊度および長さが2d×
45mm、目付け30g/m2のレーヨン短繊維(A1)か
らなるウエブ層と、通気性配向体として目付け16g/m2
のポリエチレン製一軸配向体を用いた不織布(商品名:
日石ワリフ SSS−T、日石プラスト(株)製)(B1
からなる強化支持層とをA1/B1/A1の構成で重ね合わ
せ、100メッシュの金網を備えた処理水透過性のスク
リーンからなる無端ベルトコンベア上に載置し、この上
方から、孔径0.12mm、孔間隔1.0mmの多数のオ
リフィスを備えた3列のノズルを通して、第1列60kg
/cm2、第2列70kg/cm2、第3列110kg/cm2の圧力で
高圧水流を噴射しながら、50m/min の速度で絡合処理
を行った後、乾燥して強化不織布を得た。その物性を測
定した結果を表1に示す。なお、比較例1として、本実
施例で使用したレーヨン短繊維ウエブ(A1)のみを用
いて、本実施例と同じ目付け条件で高圧水流処理を行
い、不織布を得た。その結果も併せて表1に示す。この
結果から、本発明の強化不織布は、短繊維ウエブのみか
らなる不織布よりも強度が大幅に増大しており、かつ縦
方向と横方向の強度比が1に近く、強度のバランスが改
良されていることがわかる。
【0024】<実施例2、比較例2>ウエブ層として繊
維の繊度および長さが2d×45mm、目付け30g/m2
のポリプロピレン短繊維(A2)を用いた他は、実施例
1と同様に処理した。また比較例2は、ポリプロピレン
短繊維ウエブ(A2)のみを用いて同様に処理したもの
である。それらの結果を表1に示す。
【0025】<実施例3、比較例3>ウエブ層として繊
維の繊度および長さが2d×45mm、目付け30g/m2
のナイロン短繊維(A3)を用いた他は、実施例1と同
様に処理した。比較例3は、ナイロン短繊維ウエブ(A
3)のみを用いて同様に処理したものである。それらの
結果を表1に示す。
【0026】<実施例4、比較例4>ウエブ層として繊
維の繊度および長さが2d×45mm、目付け30g/m2
のポリエステル短繊維(A4)を用いた他は、実施例1
と同様に処理した。比較例4は、ポリエステル短繊維ウ
エブ(A4)のみを用いて同様に処理したものである。
それらの結果を表1に示す。
【0027】<実施例5、比較例5>実施例4で用いた
ポリエステル短繊維(A4)からなるウエブ層を、目付
け31g/m2のポリエチレン製一軸配向体を用いた不織布
(商品名:日石ワリフ MS−T、日石プラスト(株)
製)(B2)からなる強化支持層に絡合させて用いた他
は、実施例1と同様に処理した。比較例5は、ポリエス
テル短繊維ウエブ(A4)のみを用いて、実施例5と同
じ目付け条件で処理したものである。それらの結果を表
1に示す。
【0028】
【発明の効果】本発明によって得られた強化不織布は、
引張強度、特に縦横の引張強度バランス、剥離強度、柔
軟性、風合い、ドレープ性、リントフリー性等に優れて
おり、補強機能を生かしたフィルターや工業用ワイパー
等の産業用資材、および手術衣、シーツ、タオル、マス
ク等のメディカルディスポーザブル製品等に広く用いら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)縦一軸配向網状化フィルムの一例の部分
拡大斜視図である。
【図2】(b)横一軸配向網状化フィルムの一例の部分
拡大斜視図である。
【図3】(c)一軸配向多層テープの一例の部分拡大斜
視図である。
【図4】不織布の一例の部分平面図である。
【図5】不織布の他の例の部分平面図である。
【図6】織布の一例の部分斜視図である。
【図7】本発明の製造工程の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 縦一軸配向網状化フィルム 2 第1の熱可塑性樹脂層 3 第2の熱可塑性樹脂層 6 横一軸配向網状化フィルム 7 一軸配向多層テープ 8、9 不織布 10 織布 11、11’ ウエブ層 11a、11a’ ウエブ層供給ロール 12 強化支持層 12a 強化支持層供給ロール 13 移送用支持体 15 高圧水流インジェクター 15a 水流 16 浸水装置 17 水分吸引装置 18 オーブン 19 強化不織布
【表1】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】<実施例5、比較例5>実施例4で用いた
ポリエステル短繊維(A)からなるウエブ層を、目付
け31g/mのポリエチレン製一軸配向体を用いた不
織布(商品名:日石ワリフMS−T、日石プラスト
(株)製)(B)からなる強化支持層に絡合させて用
いた他は、実施例1と同様に処理した。比較例5は、ポ
リエステル短繊維ウエブ(A)のみを用いて、実施例
5と同じ目付け条件で処理したものである。それらの結
果を表1に示す。
【表1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短繊維状のセルロース系繊維または合成
    繊維からなるウエブ層の繊維をスパンレース法により強
    化支持層に絡合させることにより、前記ウエブ層と強化
    支持層とを一体化させてなる強化不織布において、該強
    化支持層が通気性配向体からなることを特徴とする強化
    不織布。
  2. 【請求項2】 前記通気性配向体が、下記(a)、
    (b)および(c)から選ばれる少なくとも1種の一軸
    配向体を、配向軸が交差するように経緯積層しまたは製
    織してなる熱可塑性樹脂製不織布または織布であること
    を特徴とする請求項1に記載の強化不織布、(a)縦一
    軸配向網状化フィルム、(b)横一軸配向網状化フィル
    ム、(c)一軸配向多層テープ。
  3. 【請求項3】 少なくとも1層の通気性配向体からなる
    強化支持層の片面または両面に、短繊維状のセルロース
    系繊維または合成繊維からなるウエブ層を供給して重ね
    合わせることにより形成した積層体を搬送しつつ、30
    〜300kg/cm2の高圧水流を噴射して、処理速度1〜1
    50m/min で絡合加工を施すことにより、前記ウエブ層
    と強化支持層とを一体化させることを特徴とする強化不
    織布の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記通気性配向体が、下記(a)、
    (b)および(c)から選ばれる少なくとも1種の一軸
    配向体を、配向軸が交差するように経緯積層しまたは製
    織してなる熱可塑性樹脂製不織布または織布であること
    を特徴とする請求項3に記載の強化不織布の製造方法、
    (a)縦一軸配向網状化フィルム、(b)横一軸配向網
    状化フィルム、(c)一軸配向多層テープ。
JP6329302A 1994-12-02 1994-12-02 強化不織布およびその製造方法 Pending JPH08158233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6329302A JPH08158233A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 強化不織布およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6329302A JPH08158233A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 強化不織布およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08158233A true JPH08158233A (ja) 1996-06-18

Family

ID=18219948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6329302A Pending JPH08158233A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 強化不織布およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08158233A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09123317A (ja) * 1995-11-06 1997-05-13 Japan Vilene Co Ltd 断熱性複合体及びこの製造方法
JPH11295A (ja) * 1997-04-17 1999-01-06 Kao Corp 清掃用シート
JP2000313081A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Nippon Petrochem Co Ltd ウレタン発泡成形用補強材
JP2003166205A (ja) * 2001-12-03 2003-06-13 Nippon Petrochemicals Co Ltd ブロック舗装に用いられるジオテキスタイル
JP2004531338A (ja) * 2001-06-29 2004-10-14 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 強化繊維性ウェブと湿式交絡された、梳毛されたステープルファイバーの繊維性ウェブを含むクリーニングシート
JP2008017743A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Nisseki Plasto Co Ltd 作物育成用被覆資材
WO2013054936A1 (ja) * 2011-10-13 2013-04-18 大王製紙株式会社 多孔性を有する3層積層シート及びその製造方法、並びに3層積層シートからなる蓄電素子用セパレータ
JP2017019283A (ja) * 2011-10-13 2017-01-26 大王製紙株式会社 3層積層シートの製造方法
JP2018001714A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 ユニチカ株式会社 積層不織布の製造装置および製造方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09123317A (ja) * 1995-11-06 1997-05-13 Japan Vilene Co Ltd 断熱性複合体及びこの製造方法
JPH11295A (ja) * 1997-04-17 1999-01-06 Kao Corp 清掃用シート
JP2000313081A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Nippon Petrochem Co Ltd ウレタン発泡成形用補強材
JP2004531338A (ja) * 2001-06-29 2004-10-14 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 強化繊維性ウェブと湿式交絡された、梳毛されたステープルファイバーの繊維性ウェブを含むクリーニングシート
JP2003166205A (ja) * 2001-12-03 2003-06-13 Nippon Petrochemicals Co Ltd ブロック舗装に用いられるジオテキスタイル
JP2008017743A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Nisseki Plasto Co Ltd 作物育成用被覆資材
WO2013054936A1 (ja) * 2011-10-13 2013-04-18 大王製紙株式会社 多孔性を有する3層積層シート及びその製造方法、並びに3層積層シートからなる蓄電素子用セパレータ
JP2013099940A (ja) * 2011-10-13 2013-05-23 Daio Paper Corp 多孔性を有する3層積層シート及びその製造方法、並びに3層積層シートからなる蓄電素子用セパレータ
JP2017019283A (ja) * 2011-10-13 2017-01-26 大王製紙株式会社 3層積層シートの製造方法
JP2017053075A (ja) * 2011-10-13 2017-03-16 大王製紙株式会社 多孔性を有する3層積層シート及びその製造方法、並びに3層積層シートからなる蓄電素子用セパレータ
JP2017210001A (ja) * 2011-10-13 2017-11-30 大王製紙株式会社 多孔性を有する3層積層シート及びその製造方法、並びに3層積層シートからなる蓄電素子用セパレータ
JP2018001714A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 ユニチカ株式会社 積層不織布の製造装置および製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0796940B1 (en) Water jet intertwined nonwoven cloth and method of manufacturing the same
KR101259780B1 (ko) 펄프 섬유 층과 또 다른 기재를 결합하기 위한 제조 방법
US5789328A (en) Bulky nonwoven fabric and method for producing the same
RU2596099C2 (ru) Способ производства гидравлически переплетенного нетканого материала
CA1290928C (en) Hydroentangled elastic and nonelastic filaments
EP1382731A1 (en) Method for making a hydroentangled nonwoven fabric and the fabric made thereby
JPH08158233A (ja) 強化不織布およびその製造方法
JPH08109564A (ja) 長繊維水流絡合不織布およびその製造方法
JP3519158B2 (ja) 薄手軽量強化熱融着不織布およびその製造方法
US20040255440A1 (en) Three-dimensionally imaged personal wipe
JP3464544B2 (ja) 薄手軽量強化水流絡合不織布の製造方法
US20030045196A1 (en) Composite nonwoven fabric having high strength and superior printability and fabrication method of the same
US20060185134A1 (en) Method of making a filamentary laminate and the products thereof
JPH04153351A (ja) 積層不織布及びその製造方法
JP7497016B2 (ja) 複合不織布及びその製造方法並びに複合不織布製造装置
JP3040572B2 (ja) 水流交絡不織布の製造法
JP4326899B2 (ja) 不織布の製造方法
JP3305453B2 (ja) 積層不織構造体
JPS6051589B2 (ja) 皮革様シ−ト状物の製造方法
JP2003041472A (ja) 薄手軽量強化水流絡合不織布
JPH0768686A (ja) 積層不織構造体
JPH026651A (ja) 高強度湿式不織布及びその製造方法
JPS6119752B2 (ja)
CN117988004A (zh) 一种非织造布及其制备方法
JPH08269854A (ja) 交絡不織布の製造法