JPH0815901A - 電子写真用トナーおよびその製造方法 - Google Patents
電子写真用トナーおよびその製造方法Info
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- JPH0815901A JPH0815901A JP6170465A JP17046594A JPH0815901A JP H0815901 A JPH0815901 A JP H0815901A JP 6170465 A JP6170465 A JP 6170465A JP 17046594 A JP17046594 A JP 17046594A JP H0815901 A JPH0815901 A JP H0815901A
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Abstract
ロッキングなどが発生することのない電子写真用トナー
を提供することを目的とする。 【構成】 少なくとも結着樹脂と着色剤を含有し、溶融
開始温度が60℃以上100℃以下であるトナー表面に
存在する活性水素とイソシアネートまたはポリイソシア
ネートによる硬化被膜を設けたことを特徴とする電子写
真用トナー。
Description
し、特に熱定着を採用している複写機又はプリンター用
の電子写真用トナーに関する。
プリンターは、消費電力の削減のためにより低温での定
着が求められている。この要求に対して従来技術では、
結着樹脂の分子量や分子量分布を改良したもの等の提案
がなされている。具体的には、結着樹脂を低分子量化
し、定着温度を低くしようとする試みがなされていた。
しかしながら、結着樹脂を低分子量化することによりト
ナーの融点は低下したが、同時に溶融粘度も低下したた
め定着ロールへのオフセット現象が発生する問題が生じ
ていた。このオフセット現象を防ぐため、該結着樹脂の
分子量分布の低分子領域と高分子領域を広くする方法
や、あるいは高分子部分を架橋させたりすることが行わ
れていた。
を充分に持たせるために樹脂のガラス転移点を低くせざ
るを得ず、トナーのブロッキング性が悪化するといった
問題点が発生していた。すなわち高温下でのトナーの保
存によるブロッキング、あるいは現像機内でのキャリア
との摩擦によるキャリアへのトナーのブロッキング、ク
リーニングプロセスでの回収トナーのブロッキング等が
発生していた。また特に非磁性1成分方式の場合、スリ
ーブ上にトナー層形成のためのブレードでトナーを摩擦
して帯電及び層形成されるため、トナーに熱あるいは圧
力といったストレスがかかることになり、トナー自身に
耐熱、耐圧性が無いとスリーブやブレードに対するトナ
ーのブロッキングが発生し、現像性が大きく損なわれる
ものであった。
の表面に流動化剤を外添したり、あるいは有機材料、無
機材料からなる微粒子を機械的に付着させる表面改質法
が知られている。しかしこれらの方法ではトナーの表面
を該材料粒子で完全に被覆することは困難であり、また
該材料粒子の添加量の増加に伴う定着性の悪化、画像濃
度の低下等の問題を起こすものであった。
実情に鑑み、低温定着可能な低軟化点の結着樹脂を用い
たトナーでブロッキングの発生しない長寿命の電子写真
用トナーを提供することを目的とする。
子写真用トナーは、少なくとも結着樹脂と着色剤を含有
するトナー母粒子の表面に、該表面に存在する活性水素
とイソシアネートまたはポリイソシアネートの反応によ
る硬化被膜を設けたトナーである。また、本発明にかか
る第2の電子写真用トナーは、少なくとも活性水素を有
する結着樹脂と着色剤を含有するトナー母粒子の表面
に、該結着樹脂の活性水素とイソシアネートまたはポリ
イソシアネートの反応による硬化被膜が設けられている
ことを特徴とする。更にまた、本発明にかかる第3の電
子写真用トナーは、少なくとも結着樹脂と活性水素を有
する化合物と着色剤を含有するトナー母粒子の表面に、
該表面に存在する活性水素とイソシアネートまたはポリ
イソシアネートの反応による硬化被膜が設けられている
ことを特徴とする。一方、本発明にかかる製造方法は、
少なくとも結着樹脂と着色剤を含有するトナー母粒子を
作成した後、該トナー母粒子にイソシアネートまたはポ
リイソシアネートを混合し、しかる後加熱処理するか機
械的衝撃を与えてトナー母粒子表面に硬化被膜を設ける
ことを特徴とする。
電子写真用トナーに適用するイソシアネートとしては、
イソシアン酸メチル、イソシアン酸エチル、イソシアン
酸イソプロピル、イソシアン酸イソブチル、イソシアン
酸フェニル等が挙げられる。ポリイソシアネートとして
は、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネートの三量体(日本ポリウレタ
ン工業社製の商品名:コロネートHX)、高分子化した
4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート(日本ポリ
ウレタン工業社製の商品名:MILLIONATE M
R−100)等が挙げられる。
の電子写真用トナーへの添加量は0.01〜8重量%、
より好ましくは0.03〜5重量%である。0.01重
量%未満であるとトナー表面に形成する被膜の厚さが薄
くなり過ぎ、被覆効果が発揮されず、従ってブロッキン
グを生じやすいので好ましくない。8重量%より多いと
トナーの定着性が低下したり、多量の被覆層の硬化に手
間がかかり生産効率が低下するおそれがあるので好まし
くない。特に0.03重量%〜5重量%の範囲のものは
上記した問題の発生のおそれが少なく一層好ましい。
粒子は、従来のトナーと同様に、大部分が結着樹脂から
構成されているため、どのような結着樹脂を使用するか
がトナーの溶融開始温度に大きな影響を及ぼす。本発明
の電子写真用トナーのトナー母粒子に使用される結着樹
脂には、イソシアネートまたはポリイソシアネートとの
硬化被膜を形成するために水酸基を含有しているポリエ
ステル樹脂を用いるか、もしくはポリスチレン、スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体、エポキシ樹脂等に活
性水素含有モノマーを共重合させたものが適用できる。
また、結着樹脂自体に活性水素を含有しない場合は、熱
溶融混練時に活性水素を有する化合物を混合することに
よっても本発明を実施できる。また、トナー母粒子の溶
融開始温度を下げるためには、できるだけ分子量の小さ
い樹脂を使用することが好ましい。分子量の小さい樹脂
は分子量の大きい樹脂と比較して溶融開始温度が低く、
また、ガラス転移点(Tg)の低い樹脂は高い樹脂と比
較して溶融開始温度が低いので好適に用いられる。
オール成分の例としては、エチレングリコール、1,2
−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンテルグリコー
ル、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオールが挙げられ、3価以上の
多価アルコールの例としては、ソルビトール、1,2,
3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペ
ンタエリスリトール、ジペンタエリストリール、トリペ
ンタエリストール、1,2,4−ブタントリオール、
1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、ジグ
リセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチ
ル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエ
タン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒド
ロキシベンゼン等が挙げられる。
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、イタコン酸、グルタコ
ン酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コ
ハク酸、アジピン酸、セバシン酸、マロン酸、アルケニ
ルコハク酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、
2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−
ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2
−メチル2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メ
チレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタ
ンテトラカルボン酸等が挙げられる。
レン系、アクリル系などのビニル系樹脂を用いる場合、
水酸基含有モノマーとしてパラヒドロキシスチレン、ヒ
ドロキシエチルヘキシルアクリレート、ヒドロキシエチ
ルメタクリレート等を共重合成分として使用することが
望ましい。
トナー母粒子の表面に活性水素を付与するために活性水
素を有する化合物を該母粒子に混合することが必要であ
る。該化合物としては、ジシアンジアミド、エチレンジ
アミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、p−フェニレンジアミ
ン、m−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシトリメチ
レンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテ
トラアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、テトラエ
チレンペンタミン、エポキシ化合物とアミンの付加物等
のポリアミン化合物および前記ポリエステル樹脂成分と
して挙げたポリオール化合物を挙げることができる。
ることにより、トナー母粒子の溶融開始温度を、100
℃以下に制御することができる。しかしながら、必要以
上に結着樹脂の溶融開始温度を低くすること、すなわ
ち、例えば溶融開始温度を60℃より低くすると、夏期
にトナーが軟化するので、保存安定上好ましくない。こ
のため、溶融開始温度は室温より高い60℃以上である
ことが必要である。従って、本発明の電子写真用トナー
母粒子に使用される結着樹脂の溶融開始温度は、低温で
トナーを用紙に定着でき、かつ保存安定性上好ましい温
度すなわち60℃以上100℃以下に設定されることが
好ましい。
は、カーボンブラック、ニグロシン染料、アニリンブル
ー、カルコオイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマ
リンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロ
ー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブル
ー、マラカイドグリーンオクサレート等を挙げることが
できる。これらの着色剤は十分な濃度の可視像が形成さ
れるに十分な割合で含有させることが必要であり、通常
結着樹脂100重量部に対して着色剤は1〜20重量部
程度用いられる。
電荷制御剤が使用できる。その例としては、ニグロシン
系染料、第四級アンモニウム塩、モノアゾ系、トリフェ
ニルメタン系の金属錯体染料等を挙げることができる。
て流動化剤を挙げることができる。この流動化剤も従来
から知られている樹脂微粒子、疎水性シリカ、コロイダ
ルシリカ等を例示するこができる。
は、少なくとも結着樹脂と顔料を配合してトナー母粒子
を形成し、しかるのち該母粒子の表面に、その表面に存
在する活性水素とイソシアネートまたはポリイソシアネ
ートによる硬化被膜を設けることにより得られる。すな
わち、活性水素を含有する結着樹脂、結着樹脂に活性水
素を含有しない場合は活性水素を含む化合物、着色剤、
電荷制御剤、必要に応じてその他の添加物等を所望の配
合比で混合しロールミル、加圧ニーダー、エクストルー
ダー、バンバリミキサー等を用いて溶融混練し、つい
で、冷却することにより固化したものをジェットミル、
ターボミル等で粉砕、分級してトナー母粒子を得る。ま
た、結着樹脂として重合性モノマーを用い、着色剤等の
材料をその重合時に混合することも可能である。このよ
うに、結着樹脂として重合性モノマーの重合時に材料を
混合して形成されたトナーは、いわゆる重合法トナーと
呼ばれている。ついで、得られたトナー母粒子をイソシ
アネートまたはポリイソシアネートと混合して混合物を
得、該混合物に対し下記に述べる手段を講ずることによ
り、トナー母粒子の表面に存在する活性水素とイソシア
ネートまたはポリイソシアネートによる硬化被膜を設
け、本発明の電子写真用トナーが得られる。
ネートあるいはポリイソシアネートによる硬化被膜を形
成する方法として、以下に示す方法を例示することがで
きる。すなわち、イソシアネートあるいはポリイソシア
ネートを活性水素と反応させるためには前記混合物に加
熱処理または機械的衝撃力が必要である。加熱処理の手
段としては高速の剪断力を与えるミキサー類例えばスー
パーミキサー、ヘンシェルミキサー、タービュライザー
などが使用可能である。これらのミキサーで攪拌される
ことによりトナー母粒子の表面に100℃以上の摩擦熱
が発生し、反応が進行する。更に反応を促進させたい場
合にはミキサーのジャケットに温水を通して加熱するか
或いは熱風を吹き込むなどの手段を併用してもよい。
る方法としては、種々の装置が用いられてよい。例え
ば、高速気流中衝撃法を応用したハイブリダイゼーショ
ンシステム(奈良機械製作所社製)、コスモシステム
(川崎重工業社製)乾式メカノケミカル法を応用したメ
カノフュージョンシステム(ホソカワミクロン社製)、
メカノミル(岡田精工社製)、熱気流中改質法を応用し
たサーフュージングシステム(日本ニューマチック工業
社製)、湿式コーティング法を応用したディスパーコー
ト(日清製粉社製)、コートマイザー(フロイント産業
社製)等の装置が好適に用いられるがこれらに限定され
るものではない。
以下に示す測定条件におけるプランジャーの降下開始温
度を意味する。 測定機:島津製作所 高化式フローテスターCFT−5
00 測定条件:プランジャー:1cm2 ダイの直径 :1mm ダイの長さ :1mm 荷重 :20kgF 予熱温度 :50〜80℃ 予熱時間 :300sec 昇温速度 :6℃/min
結着樹脂及び着色剤にその他のトナー成分例えば電荷制
御剤、離型剤、磁性体等を適宜分散含有せしめてなるト
ナー母粒子にイソシアネートあるいはポリイソシアネー
トによる硬化被膜を有する粒子であり、その平均粒子径
は5〜20μmの範囲である。また、このようにして得
られる粒子にシリカ微粉粒体等よりなる流動性向上剤を
添加混合して電子写真用トナーを構成してもよい。
ライト、造粒マグネタイト等より成るキャリアと混合し
て二成分現像剤あるいはキャリアとの混合をせず、一成
分用現像剤として使用されてもよい。
60℃以上100℃以下である結着樹脂と、着色剤とを
含有するトナー母粒子の表面の活性水素とイソシアネー
トあるいはポリイソシアネートによる硬化被膜を設けた
ことを特徴とするトナーなので、例えトナー重量の大部
分を占める結着樹脂が熱によりガラス転移温度以上に上
昇した環境に置かれてもブロッキングを生じることがな
い。また本発明の電子写真用トナーは、少なくとも結着
樹脂と着色剤を含有するトナーにおいて、溶融開始温度
が60℃以上100℃以下であるトナー母粒子のトナー
表面に存在する活性水素とイソシアネートまたはポリイ
ソシアネートによる硬化被膜を設けたことを特徴とする
トナーなので、トナーの定着温度が従来のトナーよりか
なり低い。
明する。なお、実施例において「部」とは「重量部」を
示すものとする。本実施例では先ず、下記の組成のトナ
ー母粒子(A)を調製した。 ・ポリエステル(非架橋)樹脂 100部 (モノマー組成;フマル酸/テレフタル酸/プロピレンオキシド変性の ビスフェノールA) 分子量分布:Mw=8.0×103 Mn=4.0×103 水酸基価:47(KOH mg/g) ・カーボンブラック 6.5部 (三菱化成社製 商品名;MA−100) ・第四級アンモニウム塩 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;P−51) ・ポリプロピレン 3部 (三洋化成工業社製 商品名;ビスコール330P)
成からなる原料をスーパーミキサーで混合し、エクスト
ルーダーにて溶融混練後、粉砕分級して平均粒子径が1
1μmである正帯電性のトナー母粒子(A)を得た。得
られたトナー母粒子(A)の溶融開始温度は92℃であ
る。
レンジイソシアネートの三量体(日本ポリウレタン工業
社製 コロネートHX)を0.01部添加して、ヘンシ
ェルミキサー内で攪拌し、トナー母粒子表面に均一に分
散させた。その後ハイブリダイゼーションシステムNH
S−1型(奈良機械製作所社製)へ分散済みの材料を投
入しブレード先端の周速約80m/secで10分間処
理し、トナー表面を硬化させ本発明の電子写真用トナー
を得た。
レンジイソシアネートの三量体を0.05部添加した以
外は、実施例1と同様の操作を行い本発明の電子写真用
トナーを得た。
レンジイソシアネートの三量体を0.05部添加した以
外は、実施例1と同様の操作を行い本発明の電子写真用
トナーを得た。
レンジイソシアネートの三量体を1.0部添加した以外
は、実施例1と同様の操作を行い本発明の電子写真用ト
ナーを得た。
レンジイソシアネートの三量体を5.0部添加した以外
は、実施例1と同様の操作を行い本発明の電子写真用ト
ナーを得た。
レンジイソシアネート(試薬特級)を1.0部添加した
以外は、実施例1と同様の操作を行い本発明の電子写真
用トナーを得た。
調製した。 ・スチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂 85部 (モノマー組成;スチレン/ブチルアクリレート) 高分子量体:Mw=3.0×106 Mn=1.0×106 低分子量体:Mw=8.0×103 Mn=2.7×103 低分子量体:高分子量体=90:10 ・ジシアンジアミド(日本カーバイド社製) 15部 ・カーボンブラック 6.5部 (三菱化成社製 商品名;MA−100) ・第四級アンモニウム塩 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;P−51) ・ポリプロピレン 3部 (三洋化成工業社製 商品名;ビスコール330P)
成からなる原料をスーパーミキサーで混合し、溶融混練
後、粉砕分級して平均粒子径が11μmである正帯電性
のトナー母粒子を得た。得られたトナー母粒子の溶融開
始温度は95℃である。得られトナー母粒子(B)10
0部に対して、ヘキサメチレンジイソシアネートの三量
体を1.0部添加した以外は、実施例1と同様の操作を
行ない本発明の電子写真用トナーを得た。
レンジイソシアネートの三量体を添加しない以外は実施
例1と同様の操作を行い比較用の電子写真用トナーを得
た。
調製した。 ・架橋ポリエステル樹脂 100部 (モノマー組成;フマル酸/テレフタル酸/ペンタエリスリトール /プロピレンオキシド変性のビスフェノールA) 分子量分布:Mw=1.0×103 Mn=3.5×103 水酸基価:53(KOH mg/g) ・カーボンブラック 6.5部 (三菱化成社製 商品名;MA−100) ・第四級アンモニウム塩 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;P−51) ・ポリプロピレン 3部 (三洋化成工業社製 商品名;ビスコール330P)
成からなる原料をスーパーミキサーで混合し、溶融混練
後、粉砕分級して平均粒子径が11μmである正帯電性
のトナー母粒子(B)を得た。得られたトナー母粒子
(B)の溶融開始温度は110℃である。得られたトナ
ー母粒子(B)100部に対して、ヘキサメチレンジイ
ソシアネートの三量体を添加しない以外は、実施例1と
同様の操作を行った。
各トナーについての評価を行なうにあたっては、各トナ
ー100重量部に対し、それぞれ疎水性シリカ(キャボ
ット社製 TS−530)を0.3重量部加えて後処理
したものを用いるようにした。
たトナーのブロッキング性の評価を行った。ブロッキン
グ性の評価は、150ccのボトルにそれぞれ得られた
トナーを20g充填し、50℃の恒温槽中で、48時間
放置した後、トナーのケーキング状態を目視により確認
した。その結果を表1に示す。
得られたトナー5部と、フェライトキャリア(パウダー
テック社製 商品名FL−1025)95部とを混合し
て現像剤を作成した。得られた現像剤を複写機(東芝社
製BD−2810)に用いて、トナーの定着性と画質と
を確認した。
ーラー温度を130℃に設定して、トナーを定着させて
得た画像の画像濃度(A)を測定し、ついでその画像を
消しゴムで擦った後、得られた画像濃度(B)を測定
し、下式による残存率(%)により定着性を確認した。 残存率(%)=(B/A)×100 この画像濃度の残存率はマクベス反射濃度計(マクベス
社製 商品名;RD−914)による測定値である。
上記複写機を使用して5000枚の連続プリント試験を
行い、白色計(日本電色工業社製 商品名;MODEL
Z−1001DP)を用いて、連続プリント初期のコ
ピー画像と5000枚後のコピー画像の画像濃度(I・
D)と非画線部の地汚れ(B・G)を測定することによ
り確認した。これらの測定値の結果を以下の表2に示
す。
発生し、画像欠陥が生じた。前記表1および表2に示さ
れている結果から、本実施例にかかるトナーは、従来の
トナーと比較して、溶融開始温度が低いにもかかわら
ず、耐ブロッキングに優れていることが確認された。す
なわち本実施例にかかる電子写真用トナーは、トナー母
粒子の表面にイソシアネートまたはポリイソシアネート
による硬化被膜が設けられているので、たとえトナー重
量の大部分を占める結着樹脂が熱により軟化しても、結
着樹脂同士が接触することがないので、ブロッキングが
発生するのを防止することができる。
像機を構成するスリーブ、またはブレードから圧力が加
わった場合でも、結着樹脂は、イソシアネートまたはポ
リイソシアネートによる硬化被膜により覆われているの
で、これらの部材に直接接触することがない。従って、
本実施例の電子写真用トナーによれば、スリーブまたは
ブレードにトナーが融着しにくい。
の溶融開始温度を92℃に制御することができた。この
温度は、従来のトナーの溶融開始温度である110℃よ
りもかなり低いので、熱定着装置を従来よりもかなり低
温に維持することができる。従って、本実施例の電子写
真用トナーは低温でも優れた定着性を有するので、コピ
ー機の消費電力を削減することができる。
着樹脂と着色剤を含有するトナーにおいて、溶融開始温
度が60℃以上100℃以下であるトナー母粒子のトナ
ー表面に存在する活性水素とイソシアネートまたはポリ
イソシアネートによる硬化被膜を有しているので、例え
トナーの重量の大部分を占める結着樹脂が熱により軟化
しても、結着樹脂同士が接触することがないので、ブロ
ッキングが発生するのを防止することができる。
結着樹脂と着色剤を含有するトナーにおいて、トナー表
面に存在する活性水素とイソシアネートまたはポリイソ
シアネートによる硬化被膜を有しているので、このトナ
ーの溶融開始温度は従来のトナーの溶融開始温度である
110℃よりもかなり低く、熱定着装置を従来よりもか
なり低温に維持することができる。従って、本発明の電
子写真用トナーによれば、電子写真複写機、プリンター
の消費電力を削減することができる。
ネートあるいはポリイソシアネートによる硬化被膜を形
成する方法として、以下に示す方法を例示することがで
きる。すなわち、イソシアネートあるいはポリイソシア
ネートを活性水素と反応させるためには前記混合物に加
熱処理または機械的衝撃力が必要である。加熱処理の手
段としては高速の剪断力を与えるミキサー類例えばスー
パーミキサー、ヘンシェルミキサー、タービュライザー
などが使用可能である。これらのミキサーで攪拌される
ことによりトナー母粒子の表面に100℃以上の摩擦熱
が発生し、反応が進行する。更に反応を促進させたい場
合にはミキサーのジャケットに温水を通して加熱するか
或いは熱風を吹き込むなどの手段を併用してもよい。ま
た、熱気流中改質法を応用したサーフュージングシステ
ム(日本ニューマチック工業社製)等を使用してもよ
い。
る方法としては、種々の装置が用いられてよい。例え
ば、高速気流中衝撃法を応用したハイブリダイゼーショ
ンシステム(奈良機械製作所社製)、コスモシステム
(川崎重工業社製)乾式メカノケミカル法を応用したメ
カノフュージョンシステム(ホソカワミクロン社製)、
メカノミル(岡田精工社製)等の装置が好適に用いられ
るがこれらに限定されるものではない。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂と着色剤を含有する
トナー母粒子の表面に、該表面に存在する活性水素とイ
ソシアネートまたはポリイソシアネートの反応による硬
化被膜が設けられていることを特徴とする電子写真用ト
ナー。 - 【請求項2】 少なくとも活性水素を有する結着樹脂と
着色剤を含有するトナー母粒子の表面に、該結着樹脂の
活性水素とイソシアネートまたはポリイソシアネートの
反応による硬化被膜が設けられていることを特徴とする
電子写真用トナー。 - 【請求項3】 少なくとも結着樹脂と活性水素を有する
化合物と着色剤を含有するトナー母粒子の表面に、該表
面に存在する活性水素とイソシアネートまたはポリイソ
シアネートの反応による硬化被膜が設けられていること
を特徴とする電子写真用トナー。 - 【請求項4】 トナーの溶融開始温度が60℃以上10
0℃以下であることを特徴とする請求項1、2または3
記載の電子写真用トナー。 - 【請求項5】 少なくとも結着樹脂と着色剤を含有する
トナー母粒子を作成した後、該トナー母粒子にイソシア
ネートまたはポリイソシアネートを混合し、しかる後加
熱処理または機械的衝撃を与えることによりトナー母粒
子表面に硬化被膜を形成させることを特徴とする電子写
真用トナーの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6170465A JP2899860B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 電子写真用トナーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6170465A JP2899860B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 電子写真用トナーの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0815901A true JPH0815901A (ja) | 1996-01-19 |
| JP2899860B2 JP2899860B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=15905449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6170465A Expired - Fee Related JP2899860B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 電子写真用トナーの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2899860B2 (ja) |
Cited By (8)
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