JPH08159265A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents
自動変速機の油圧制御装置Info
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- JPH08159265A JPH08159265A JP32949294A JP32949294A JPH08159265A JP H08159265 A JPH08159265 A JP H08159265A JP 32949294 A JP32949294 A JP 32949294A JP 32949294 A JP32949294 A JP 32949294A JP H08159265 A JPH08159265 A JP H08159265A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 摩擦係合要素の掴み替え変速のための調圧の
際の外乱をを小さくすると共に解放圧を応答遅れなく制
御する。 【構成】 摩擦係合要素の掴み替えで変速を行うもの
で、油圧サーボ29,28と、切換弁22と、信号圧発
生手段と、油圧サーボ28への供給圧を調圧する調圧弁
25とを備える。調圧弁25は、信号圧PS L U と油圧
サーボ28の解放圧のフィードバック圧を受ける第1の
弁体251,253と、油圧サーボ29の係合圧を受け
る第2の弁体252とからなり、第2の弁体252は付
勢手段259で常時第1の弁体251に当接付勢されて
いる。
際の外乱をを小さくすると共に解放圧を応答遅れなく制
御する。 【構成】 摩擦係合要素の掴み替えで変速を行うもの
で、油圧サーボ29,28と、切換弁22と、信号圧発
生手段と、油圧サーボ28への供給圧を調圧する調圧弁
25とを備える。調圧弁25は、信号圧PS L U と油圧
サーボ28の解放圧のフィードバック圧を受ける第1の
弁体251,253と、油圧サーボ29の係合圧を受け
る第2の弁体252とからなり、第2の弁体252は付
勢手段259で常時第1の弁体251に当接付勢されて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の油圧制御
装置に関し、特に自動変速機の変速機構中の摩擦係合要
素を係脱させる油圧サーボの制御装置に関する。
装置に関し、特に自動変速機の変速機構中の摩擦係合要
素を係脱させる油圧サーボの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機において、ギヤトレイ
ン構成によっては、特定の段間の変速時に2つの摩擦係
合要素(具体的にはブレーキ又はクラッチ)のうちの一
方の係合と他方の解放を同時に行う、所謂掴み替え操作
を要する場合がある。こうした場合、両摩擦係合要素の
タイアップによる出力軸トルクの落ち込みやアンダラッ
プによるエンジン吹きを避けるのに、ワンウェイクラッ
チを用いる方法の他に、油圧制御装置により両摩擦係合
要素の油圧サーボを直接制御する方法がある。こうした
制御を行うために、解放側の摩擦係合要素の油圧の給排
油路にコントロール弁を配設し、係合側摩擦係合要素の
係合圧との関連でコントロール弁を制御するようにした
ものとして、従来、出願人等の先願に係る特願平6−1
42203号の技術がある。この先願の発明では、コン
トロール弁への上記係合圧の印加を、調圧を行う第1の
弁体としてのスプールとは別体の第2の弁体即ちプラン
ジャを介して行う構成を採っている。
ン構成によっては、特定の段間の変速時に2つの摩擦係
合要素(具体的にはブレーキ又はクラッチ)のうちの一
方の係合と他方の解放を同時に行う、所謂掴み替え操作
を要する場合がある。こうした場合、両摩擦係合要素の
タイアップによる出力軸トルクの落ち込みやアンダラッ
プによるエンジン吹きを避けるのに、ワンウェイクラッ
チを用いる方法の他に、油圧制御装置により両摩擦係合
要素の油圧サーボを直接制御する方法がある。こうした
制御を行うために、解放側の摩擦係合要素の油圧の給排
油路にコントロール弁を配設し、係合側摩擦係合要素の
係合圧との関連でコントロール弁を制御するようにした
ものとして、従来、出願人等の先願に係る特願平6−1
42203号の技術がある。この先願の発明では、コン
トロール弁への上記係合圧の印加を、調圧を行う第1の
弁体としてのスプールとは別体の第2の弁体即ちプラン
ジャを介して行う構成を採っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成では、変速中に印加される係合圧を第1の弁体に伝達
すべき第2の弁体は、油圧が印加されていないときに自
由状態にあるので、車両の振動等により、第2の弁体
は、第1の弁体と離れた状態となっている恐れがある。
このような状態の時に、コントロール弁が解放側摩擦係
合要素の解放圧の調圧状態に置かれると、第1の弁体と
第2の弁体とが当接して、信号圧に対抗する係合圧が第
1の弁体に印加された調圧状態に達するまでにタイムラ
グが生じ、解放圧の調圧制御が遅れるという問題点があ
る。
成では、変速中に印加される係合圧を第1の弁体に伝達
すべき第2の弁体は、油圧が印加されていないときに自
由状態にあるので、車両の振動等により、第2の弁体
は、第1の弁体と離れた状態となっている恐れがある。
このような状態の時に、コントロール弁が解放側摩擦係
合要素の解放圧の調圧状態に置かれると、第1の弁体と
第2の弁体とが当接して、信号圧に対抗する係合圧が第
1の弁体に印加された調圧状態に達するまでにタイムラ
グが生じ、解放圧の調圧制御が遅れるという問題点があ
る。
【0004】そこで、本発明は、第1の摩擦係合要素を
係合し、第2の摩擦係合要素を解放することによって所
定の変速段を達成すべく、解放側の油圧サーボの解放圧
を係合側の油圧サーボの係合圧との関連で制御する際の
解放圧を応答遅れなく制御することができる自動変速機
の油圧制御装置を提供することを目的とする。
係合し、第2の摩擦係合要素を解放することによって所
定の変速段を達成すべく、解放側の油圧サーボの解放圧
を係合側の油圧サーボの係合圧との関連で制御する際の
解放圧を応答遅れなく制御することができる自動変速機
の油圧制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、第1の摩擦係合要素を係合し、第2の摩
擦係合要素を解放することによって所定の変速段を達成
するものであって、前記第1の摩擦係合要素を操作する
第1の油圧サーボと、前記第2の摩擦係合要素を操作す
る第2の油圧サーボと、前記第1の油圧サーボへの油圧
の供給を切換える切換手段と、信号圧を発生する信号圧
発生手段と、前記第2の油圧サーボへの供給圧を調圧す
る調圧弁とを備えた自動変速機の油圧制御装置におい
て、前記調圧弁は、前記信号圧が一方向から印加される
第1の受圧面を有する第1の弁体と、該第1の弁体と同
軸的に配設されるとともに第1の弁体に他方向から当接
可能で前記切換手段による前記第1の油圧サーボへの油
圧の供給時に該油圧が他方向から印加される第2の受圧
面を有する第2の弁体と、前記第2の弁体の前記第1の
弁体とは軸方向反対側に前記第2の弁体を前記第1の弁
体に当接させるように付勢する付勢手段を有することを
特徴とする。
め、本発明は、第1の摩擦係合要素を係合し、第2の摩
擦係合要素を解放することによって所定の変速段を達成
するものであって、前記第1の摩擦係合要素を操作する
第1の油圧サーボと、前記第2の摩擦係合要素を操作す
る第2の油圧サーボと、前記第1の油圧サーボへの油圧
の供給を切換える切換手段と、信号圧を発生する信号圧
発生手段と、前記第2の油圧サーボへの供給圧を調圧す
る調圧弁とを備えた自動変速機の油圧制御装置におい
て、前記調圧弁は、前記信号圧が一方向から印加される
第1の受圧面を有する第1の弁体と、該第1の弁体と同
軸的に配設されるとともに第1の弁体に他方向から当接
可能で前記切換手段による前記第1の油圧サーボへの油
圧の供給時に該油圧が他方向から印加される第2の受圧
面を有する第2の弁体と、前記第2の弁体の前記第1の
弁体とは軸方向反対側に前記第2の弁体を前記第1の弁
体に当接させるように付勢する付勢手段を有することを
特徴とする。
【0006】
【発明の作用及び効果】このような構成を採った本発明
では、コントロール弁における信号圧が一方向から印加
される第1の受圧面を有する第1の弁体と、第1の油圧
サーボへの油圧が他方向から印加される第2の受圧面を
有する第2の弁体とを別体に構成しながら、第2の弁体
の位置を付勢手段により一体的に固定できるので、第2
の弁体の第2の受圧面に油圧が印加されない状態におい
て、車両の振動等により第2の弁体が第1の弁体から離
反することがない。
では、コントロール弁における信号圧が一方向から印加
される第1の受圧面を有する第1の弁体と、第1の油圧
サーボへの油圧が他方向から印加される第2の受圧面を
有する第2の弁体とを別体に構成しながら、第2の弁体
の位置を付勢手段により一体的に固定できるので、第2
の弁体の第2の受圧面に油圧が印加されない状態におい
て、車両の振動等により第2の弁体が第1の弁体から離
反することがない。
【0007】したがって、切換弁により第1の油圧サー
ボへの油圧の供給が開始された時、すなわち、第2の摩
擦係合要素が係合されている状態から解放し、第1の摩
擦係合要素を係合させることにより所定の変速段を達成
させる場合に、第1の油圧サーボへの油圧の供給による
係合圧を第2の受圧面に印加させると、第1の弁体と第
2の弁体とは当接された状態であるので、直ちに解放圧
の調圧制御を開始することができるので、応答遅れが生
じることがない。その結果、油圧制御装置の調圧特性の
管理が容易になる。
ボへの油圧の供給が開始された時、すなわち、第2の摩
擦係合要素が係合されている状態から解放し、第1の摩
擦係合要素を係合させることにより所定の変速段を達成
させる場合に、第1の油圧サーボへの油圧の供給による
係合圧を第2の受圧面に印加させると、第1の弁体と第
2の弁体とは当接された状態であるので、直ちに解放圧
の調圧制御を開始することができるので、応答遅れが生
じることがない。その結果、油圧制御装置の調圧特性の
管理が容易になる。
【0008】
【実施例】以下、図面に沿い、本発明の実施例を説明す
る。先ず自動変速機全体の概略構成から説明すると、図
3に示すように、自動変速機10の機構部は、この例で
は、前置式オーバドライブ構成の副変速機構Dと、単純
連結3プラネタリギヤトレイン構成の前進4速後進1速
の主変速機構Mとを組合わせた5速構成とされ、この機
構部がロックアップクラッチL付のトルクコンバータT
に連結されている。
る。先ず自動変速機全体の概略構成から説明すると、図
3に示すように、自動変速機10の機構部は、この例で
は、前置式オーバドライブ構成の副変速機構Dと、単純
連結3プラネタリギヤトレイン構成の前進4速後進1速
の主変速機構Mとを組合わせた5速構成とされ、この機
構部がロックアップクラッチL付のトルクコンバータT
に連結されている。
【0009】副変速機構Dは、サンギヤS0、キャリヤ
C0、リングギヤR0に関連してワンウェイクラッチF
−0とこれに並列する多板クラッチC−0及びこれと直
列する多板ブレーキB−0を備えている。一方、主変速
機構Mは、サンギヤS1〜S3、キャリヤC1〜C3、
リングギヤR1〜R3からなる各変速要素を適宜直結し
た単純連結の3組のギヤユニットP1〜P3を備え、各
ギヤユニットの変速要素に関連して多板クラッチC−
1,C−2、バンドブレーキB−1、多板ブレーキB−
2〜B−4、ワンウェイクラッチF−1,F−2が配設
されている。なお、図において、符号SN1はクラッチ
C−0のドラム回転を検出するC0センサ、SN2はク
ラッチC−2のドラム回転を検出するC2センサを示
す。また、図示されていないが、各クラッチ及びブレー
キは、それらの摩擦材を係合・解放操作するピストン・
シリンダ機構からなる油圧サーボを備えている。
C0、リングギヤR0に関連してワンウェイクラッチF
−0とこれに並列する多板クラッチC−0及びこれと直
列する多板ブレーキB−0を備えている。一方、主変速
機構Mは、サンギヤS1〜S3、キャリヤC1〜C3、
リングギヤR1〜R3からなる各変速要素を適宜直結し
た単純連結の3組のギヤユニットP1〜P3を備え、各
ギヤユニットの変速要素に関連して多板クラッチC−
1,C−2、バンドブレーキB−1、多板ブレーキB−
2〜B−4、ワンウェイクラッチF−1,F−2が配設
されている。なお、図において、符号SN1はクラッチ
C−0のドラム回転を検出するC0センサ、SN2はク
ラッチC−2のドラム回転を検出するC2センサを示
す。また、図示されていないが、各クラッチ及びブレー
キは、それらの摩擦材を係合・解放操作するピストン・
シリンダ機構からなる油圧サーボを備えている。
【0010】図5に示すように、自動変速機10には上
記構成からなる機構部、トルクコンバータ及びロックア
ップクラッチを制御する油圧制御装置20と、その油圧
源として機構部に組込まれた図示しないオイルポンプが
設けられている。車載状態において、自動変速機10は
エンジンEに接続され、自動変速機10の油圧制御装置
20は、それに組込まれた各ソレノイド弁SL1〜SL
4及び各リニアソレノイド弁SLN,SLT,SLUを
介して自動変速制御コンピュータ30に接続され、自動
変速制御コンピュータ30は、エンジンE及び自動変速
機10を含む車両の各部に配置された各種センサ40と
エンジン制御コンピュータ50に接続されている。
記構成からなる機構部、トルクコンバータ及びロックア
ップクラッチを制御する油圧制御装置20と、その油圧
源として機構部に組込まれた図示しないオイルポンプが
設けられている。車載状態において、自動変速機10は
エンジンEに接続され、自動変速機10の油圧制御装置
20は、それに組込まれた各ソレノイド弁SL1〜SL
4及び各リニアソレノイド弁SLN,SLT,SLUを
介して自動変速制御コンピュータ30に接続され、自動
変速制御コンピュータ30は、エンジンE及び自動変速
機10を含む車両の各部に配置された各種センサ40と
エンジン制御コンピュータ50に接続されている。
【0011】この自動変速機10において、図5に示す
エンジンEの回転は、図3に示すトルクコンバータTを
経て副変速機構Dの入力軸Nに伝達される。そして入力
軸Nの回転は、上記油圧制御装置による制御下で、クラ
ッチC−0を係合させて副変速機構Dを直結とし、主変
速機構MのクラッチC−1を係合し、他の摩擦係合要素
を全て解放とした場合に、ギヤユニットP3のサンギヤ
S3に入り、ワンウェイクラッチF−2によるリングギ
ヤR3の逆回転阻止でキャリヤC3から出力軸Uに第1
速として出力される。
エンジンEの回転は、図3に示すトルクコンバータTを
経て副変速機構Dの入力軸Nに伝達される。そして入力
軸Nの回転は、上記油圧制御装置による制御下で、クラ
ッチC−0を係合させて副変速機構Dを直結とし、主変
速機構MのクラッチC−1を係合し、他の摩擦係合要素
を全て解放とした場合に、ギヤユニットP3のサンギヤ
S3に入り、ワンウェイクラッチF−2によるリングギ
ヤR3の逆回転阻止でキャリヤC3から出力軸Uに第1
速として出力される。
【0012】次に、第2速は、副変速機構Dが直結で、
クラッチC−1及びブレーキB−3を係合したときに達
成され、このとき、ギヤユニットP2のリングギヤR2
に入った入力は、ギヤユニットP1のキャリヤC1を反
力要素としてギヤユニットP2のキャリヤC2及びそれ
に直結するギヤユニットP1のリングギヤR1に出力さ
れ、出力軸Uの第2速回転となる。
クラッチC−1及びブレーキB−3を係合したときに達
成され、このとき、ギヤユニットP2のリングギヤR2
に入った入力は、ギヤユニットP1のキャリヤC1を反
力要素としてギヤユニットP2のキャリヤC2及びそれ
に直結するギヤユニットP1のリングギヤR1に出力さ
れ、出力軸Uの第2速回転となる。
【0013】また、第3速は、同様に副変速機構D直結
で、クラッチC−1及びブレーキB−2を係合し、ブレ
ーキB−3を解放としたときに達成される。したがっ
て、このギヤトレインでは、この2→3変速時に、前記
掴み替え操作が行われる。このとき、ギヤユニットP2
のリングギヤR2に入った入力は、サンギヤS2を反力
要素とし、キャリヤC2に出力され、出力軸Uの第3速
回転となる。
で、クラッチC−1及びブレーキB−2を係合し、ブレ
ーキB−3を解放としたときに達成される。したがっ
て、このギヤトレインでは、この2→3変速時に、前記
掴み替え操作が行われる。このとき、ギヤユニットP2
のリングギヤR2に入った入力は、サンギヤS2を反力
要素とし、キャリヤC2に出力され、出力軸Uの第3速
回転となる。
【0014】さらに、第4速は、同じく副変速機構D直
結で、クラッチC−1及びクラッチC−2を共に係合し
たときに達成され、このとき、リングギヤR2及びサン
ギヤS2に入力されるため、ギヤユニットP2が直結と
なって入力回転がそのまま出力される。そして第5速回
転は、主変速機構Mが上記第4速回転の状態で、クラッ
チC−0 を解放し、ブレーキB−0の係合でサンギヤS
0を固定して副変速機構Dを増速回転させることで達成
される。また、後進は、副変速機構Dを上記の状態と
し、主変速機構MのクラッチC−2とブレーキB−4を
係合させることで達成され、このとき、ギヤユニットP
2のサンギヤS2に入った入力は、リングギヤR3を反
力要素とするギヤユニットP2,P3のキャリヤC2,
C3の逆回転として出力される。
結で、クラッチC−1及びクラッチC−2を共に係合し
たときに達成され、このとき、リングギヤR2及びサン
ギヤS2に入力されるため、ギヤユニットP2が直結と
なって入力回転がそのまま出力される。そして第5速回
転は、主変速機構Mが上記第4速回転の状態で、クラッ
チC−0 を解放し、ブレーキB−0の係合でサンギヤS
0を固定して副変速機構Dを増速回転させることで達成
される。また、後進は、副変速機構Dを上記の状態と
し、主変速機構MのクラッチC−2とブレーキB−4を
係合させることで達成され、このとき、ギヤユニットP
2のサンギヤS2に入った入力は、リングギヤR3を反
力要素とするギヤユニットP2,P3のキャリヤC2,
C3の逆回転として出力される。
【0015】上記各変速段における各摩擦係合要素とワ
ンウェイクラッチの係合・解放の関係を図4にまとめて
作動図表として示す。図において、○印はクラッチ、ブ
レーキについては係合、ワンウェイクラッチについては
ロック、●印はエンジンブレーキ時のみの係合、破線の
○印は係合又は解放、◎印は動力伝達に関与しない係合
を表す。
ンウェイクラッチの係合・解放の関係を図4にまとめて
作動図表として示す。図において、○印はクラッチ、ブ
レーキについては係合、ワンウェイクラッチについては
ロック、●印はエンジンブレーキ時のみの係合、破線の
○印は係合又は解放、◎印は動力伝達に関与しない係合
を表す。
【0016】こうした構成の自動変速機10において、
本発明は、第1の摩擦係合要素をブレーキB−2とし、
第2の摩擦係合要素をブレーキB−3として適用されて
おり、図1に示すように、ブレーキB−2及びブレーキ
B−3それぞれの摩擦材を係合・解放操作する油圧サー
ボ29,28の油圧の調圧と給排に直接関与する回路部
分には、1−2シフト弁21、切換手段を構成する2−
3シフト弁22、3−4シフト弁23、B−2リリース
弁24、調圧弁を構成するB−3コントロール弁25、
リレー弁26及びB−2アキュムレータ27が配設され
ており、これらは、各シフト弁を切換える図5に示すソ
レノイド弁SL1〜SL4、ロックアップ用を兼ねる信
号圧発生手段を構成するリニアソレノイド弁SLU、B
−2アキュムレータ27及びその背圧を制御するアキュ
ムレータコントロール用リニアソレノイド弁SLN、エ
ンジン負荷(本例においてスロットル開度)に応じた制
御信号を出力するリニアソレノイド弁SLT等により制
御される。
本発明は、第1の摩擦係合要素をブレーキB−2とし、
第2の摩擦係合要素をブレーキB−3として適用されて
おり、図1に示すように、ブレーキB−2及びブレーキ
B−3それぞれの摩擦材を係合・解放操作する油圧サー
ボ29,28の油圧の調圧と給排に直接関与する回路部
分には、1−2シフト弁21、切換手段を構成する2−
3シフト弁22、3−4シフト弁23、B−2リリース
弁24、調圧弁を構成するB−3コントロール弁25、
リレー弁26及びB−2アキュムレータ27が配設され
ており、これらは、各シフト弁を切換える図5に示すソ
レノイド弁SL1〜SL4、ロックアップ用を兼ねる信
号圧発生手段を構成するリニアソレノイド弁SLU、B
−2アキュムレータ27及びその背圧を制御するアキュ
ムレータコントロール用リニアソレノイド弁SLN、エ
ンジン負荷(本例においてスロットル開度)に応じた制
御信号を出力するリニアソレノイド弁SLT等により制
御される。
【0017】具体的には、本例は、ブレーキB−2を係
合し、ブレーキB−3を解放することによって第3速の
変速段を達成するものであって、ブレーキB−2を操作
する第1の油圧サーボ29と、ブレーキB−3を操作す
る第2の油圧サーボ28と、第1の油圧サーボ29への
油圧の供給を切換える2−3シフト弁22と、信号圧を
発生する信号圧発生手段(前記リニアソレノイド弁SL
U等)と、第2の油圧サーボ28への供給圧を調圧する
B−3コントロール弁25とを備えている。
合し、ブレーキB−3を解放することによって第3速の
変速段を達成するものであって、ブレーキB−2を操作
する第1の油圧サーボ29と、ブレーキB−3を操作す
る第2の油圧サーボ28と、第1の油圧サーボ29への
油圧の供給を切換える2−3シフト弁22と、信号圧を
発生する信号圧発生手段(前記リニアソレノイド弁SL
U等)と、第2の油圧サーボ28への供給圧を調圧する
B−3コントロール弁25とを備えている。
【0018】図2に示すように、調圧弁としてのB−3
コントロール弁25は、信号圧(PS L U )が一方向か
ら印加される第1の受圧面A1 と、第2の油圧サーボ2
8からのフィードバック圧が他方向から印加される受圧
面A2 とを有する第1の弁体即ちスプール251及びプ
ランジャ253と、スプール251と同軸的に配設され
るとともにスプール251に他方向から当接可能で切換
手段22による第1の油圧サーボ29へのアプライ油圧
(PB 2 )の供給時に該油圧(PB 2 )が他方向から印
加される第2の受圧面A3 を有する第2の弁体としての
プランジャ252と、プランジャ252のスプール25
1とは軸方向反対側にプランジャ252をスプール25
1に当接させるように付勢する付勢手段としてのばね2
59を有する。
コントロール弁25は、信号圧(PS L U )が一方向か
ら印加される第1の受圧面A1 と、第2の油圧サーボ2
8からのフィードバック圧が他方向から印加される受圧
面A2 とを有する第1の弁体即ちスプール251及びプ
ランジャ253と、スプール251と同軸的に配設され
るとともにスプール251に他方向から当接可能で切換
手段22による第1の油圧サーボ29へのアプライ油圧
(PB 2 )の供給時に該油圧(PB 2 )が他方向から印
加される第2の受圧面A3 を有する第2の弁体としての
プランジャ252と、プランジャ252のスプール25
1とは軸方向反対側にプランジャ252をスプール25
1に当接させるように付勢する付勢手段としてのばね2
59を有する。
【0019】図1に戻って、さらに前記各弁と油路の接
続関係を詳述すると、図示しないマニュアル弁に連なる
Dレンジ圧油路201は、1−2シフト弁21を経て分
岐し、一方の油路201aは、2−3シフト弁22経由
で油路201hによりリレー弁26に接続され、該弁2
6経由でブレーキB−3油路201fに接続されてい
る。分岐した他方の油路201bは、3−4シフト弁2
3、油路201c、B−2リリース弁24、油路201
dを経てB−3コントロール弁25の入力ポート254
に連なり、該弁25から油路201eを経てリレー弁2
6に接続されている。
続関係を詳述すると、図示しないマニュアル弁に連なる
Dレンジ圧油路201は、1−2シフト弁21を経て分
岐し、一方の油路201aは、2−3シフト弁22経由
で油路201hによりリレー弁26に接続され、該弁2
6経由でブレーキB−3油路201fに接続されてい
る。分岐した他方の油路201bは、3−4シフト弁2
3、油路201c、B−2リリース弁24、油路201
dを経てB−3コントロール弁25の入力ポート254
に連なり、該弁25から油路201eを経てリレー弁2
6に接続されている。
【0020】マニュアル弁に連なる他方のDレンジ圧油
路202は、2−3シフト弁22を経て分岐し、一方の
油路202aは、オリフィスを経てブレーキB−2油路
204に接続されている。この油路204は、B−2リ
リース弁24及びチェック弁経由で油路202dに接続
されると共に、オリフィスを経てアキュムレータ27に
接続されている。分岐した他方の油路202bは、3−
4シフト弁23を経てクラッチC−2の油圧サーボに接
続されている。
路202は、2−3シフト弁22を経て分岐し、一方の
油路202aは、オリフィスを経てブレーキB−2油路
204に接続されている。この油路204は、B−2リ
リース弁24及びチェック弁経由で油路202dに接続
されると共に、オリフィスを経てアキュムレータ27に
接続されている。分岐した他方の油路202bは、3−
4シフト弁23を経てクラッチC−2の油圧サーボに接
続されている。
【0021】3−4シフト弁23は、上記両油路201
b、202bの連通及び遮断の他にソレノイド弁SL3
信号圧(PS L 3 )のB−2リリース弁24のスプール
端への印加を行うべく、ソレノイド信号圧油路205を
介してB−2リリース弁24に接続されている。
b、202bの連通及び遮断の他にソレノイド弁SL3
信号圧(PS L 3 )のB−2リリース弁24のスプール
端への印加を行うべく、ソレノイド信号圧油路205を
介してB−2リリース弁24に接続されている。
【0022】B−2リリース弁24は、ブレーキB−2
の解放終期にアキュムレータ27油圧のドレーンを迅速
化するバイパス回路を形成すべく設けられており、スプ
リング負荷されたスプール241を有し、前記3−4シ
フト弁23経由のソレノイド弁SL3の信号圧(P
S L 3 )をスプール241端に印加されて、バイパス油
路202dのブレーキB−2 油路204への連通及び遮
断と、前記Dレンジ圧油路201c,201gのB−3
コントロール弁25の入力ポート254への連通の切換
え、並びに信号圧(PS L U )の油路206を介しての
B−3コントロール弁25の受圧面A4 への印加と油路
206のドレーン接続の切換えを行う。したがって、B
−3コントロール弁25の入力ポート254へは2つの
油路201c,201gからB−2リリース弁24経由
で並列的にDレンジ圧(PD )の供給が可能とされてい
る。
の解放終期にアキュムレータ27油圧のドレーンを迅速
化するバイパス回路を形成すべく設けられており、スプ
リング負荷されたスプール241を有し、前記3−4シ
フト弁23経由のソレノイド弁SL3の信号圧(P
S L 3 )をスプール241端に印加されて、バイパス油
路202dのブレーキB−2 油路204への連通及び遮
断と、前記Dレンジ圧油路201c,201gのB−3
コントロール弁25の入力ポート254への連通の切換
え、並びに信号圧(PS L U )の油路206を介しての
B−3コントロール弁25の受圧面A4 への印加と油路
206のドレーン接続の切換えを行う。したがって、B
−3コントロール弁25の入力ポート254へは2つの
油路201c,201gからB−2リリース弁24経由
で並列的にDレンジ圧(PD )の供給が可能とされてい
る。
【0023】B−3コントロール弁25は、フィードバ
ック圧入力ポート256を経てスプール251端に印加
されるフィードバック圧によりスプール251に設けら
れた2つのランドの一方で入力ポート254を開閉し、
他方でドレーンポート257を開閉することで出力ポー
ト255に連なる油路201eの油圧を調圧する構成と
されており、スプール251と同軸的に配設されたプラ
ンジャ252は、端面に2−3シフト弁22を介してブ
レーキB−2の油路204に連なる油路204aのブレ
ーキB−2係合圧を印加されて、スプール251を押圧
する構成とされている。このB−3コントロール弁25
には、本例において、スプール251とは別体とされて
いるが、調圧作動時にはスプリング258を圧縮して事
実上スプール251と一体に動作するプランジャ253
もプランジャ252とは反対側に設けられており、該プ
ランジャ253の一方の端面には常時、そして他方の端
面にはB−2リリース弁24経由の油路206を介して
ソレノイド信号圧(PS LU )の印加及び解放が可能と
されている。
ック圧入力ポート256を経てスプール251端に印加
されるフィードバック圧によりスプール251に設けら
れた2つのランドの一方で入力ポート254を開閉し、
他方でドレーンポート257を開閉することで出力ポー
ト255に連なる油路201eの油圧を調圧する構成と
されており、スプール251と同軸的に配設されたプラ
ンジャ252は、端面に2−3シフト弁22を介してブ
レーキB−2の油路204に連なる油路204aのブレ
ーキB−2係合圧を印加されて、スプール251を押圧
する構成とされている。このB−3コントロール弁25
には、本例において、スプール251とは別体とされて
いるが、調圧作動時にはスプリング258を圧縮して事
実上スプール251と一体に動作するプランジャ253
もプランジャ252とは反対側に設けられており、該プ
ランジャ253の一方の端面には常時、そして他方の端
面にはB−2リリース弁24経由の油路206を介して
ソレノイド信号圧(PS LU )の印加及び解放が可能と
されている。
【0024】なお、リレー弁26は、スプリング負荷さ
れたスプール形の切換弁とされ、スプリング負荷側スプ
ール端に油路204のブレーキB−2圧を、また、他の
スプール端にライン圧(PL )を対向して印加され、ブ
レーキB−3油路201fと油路201e及び油路20
1hとの連通を切換える構成とされている。
れたスプール形の切換弁とされ、スプリング負荷側スプ
ール端に油路204のブレーキB−2圧を、また、他の
スプール端にライン圧(PL )を対向して印加され、ブ
レーキB−3油路201fと油路201e及び油路20
1hとの連通を切換える構成とされている。
【0025】このように構成された回路では、第2速定
常状態では、ソレノイド弁SL3のオフで、図6に示す
ように、ソレノイド信号圧(PS L 3 )が3−4シフト
弁23経由で印加されてB−2リリース弁24は図示右
半分位置にあり、B−3コントロール弁25のプランジ
ャ253の受圧面A4 側の信号圧(PS L U )は解放さ
れており、B−3コントロール弁25は大ゲインとさ
れ、3−4シフト弁23経由の経路201b,201c
からB−2リリース弁24を経てDレンジ圧(PD )が
B−3コントロール弁25を介して油圧サーボ28に供
給されており、ブレーキB−3圧はライン圧(PL )ま
で上昇した状態にある。したがって、第2速(2nd)
定常状態では、スプール251は図上で最下方の位置に
ロックされる一方、B−2リリース弁24のスプール2
41は、上記ソレノイド弁SL3信号圧(PS L 3 )の
印加で図示下方位置にある。
常状態では、ソレノイド弁SL3のオフで、図6に示す
ように、ソレノイド信号圧(PS L 3 )が3−4シフト
弁23経由で印加されてB−2リリース弁24は図示右
半分位置にあり、B−3コントロール弁25のプランジ
ャ253の受圧面A4 側の信号圧(PS L U )は解放さ
れており、B−3コントロール弁25は大ゲインとさ
れ、3−4シフト弁23経由の経路201b,201c
からB−2リリース弁24を経てDレンジ圧(PD )が
B−3コントロール弁25を介して油圧サーボ28に供
給されており、ブレーキB−3圧はライン圧(PL )ま
で上昇した状態にある。したがって、第2速(2nd)
定常状態では、スプール251は図上で最下方の位置に
ロックされる一方、B−2リリース弁24のスプール2
41は、上記ソレノイド弁SL3信号圧(PS L 3 )の
印加で図示下方位置にある。
【0026】しかしながら、前記したように、高スロッ
トル開度状態等により入力トルクが大きく、B−3コン
トロール弁25への供給圧、すなわちライン圧(PL )
が所定の値を超えて高くなった場合、ブレーキB−3圧
を所定の値に抑えるべく、B−3コントロール弁25は
調圧状態とされる。こうした場合、前記したように、油
圧の印加されないプランジャ252は、振動等でスプー
ル251から離反した状態となり得るが、本発明に従っ
て配設されたスプリング259の偏倚力によりスプール
251との当接状態が保たれる。
トル開度状態等により入力トルクが大きく、B−3コン
トロール弁25への供給圧、すなわちライン圧(PL )
が所定の値を超えて高くなった場合、ブレーキB−3圧
を所定の値に抑えるべく、B−3コントロール弁25は
調圧状態とされる。こうした場合、前記したように、油
圧の印加されないプランジャ252は、振動等でスプー
ル251から離反した状態となり得るが、本発明に従っ
て配設されたスプリング259の偏倚力によりスプール
251との当接状態が保たれる。
【0027】こうした状態で2→3変速判断がなされる
と、図1図及び図7に示すように、2−3シフト弁22
が第3速側に切換えられ、信号圧発生手段の制御電流も
低下させられ、2−3シフト弁22経由でDレンジ圧
(PD )がブレーキB−2圧としてサーボ手段29へ供
給開始される。このとき、B−3コントロール弁25に
より解放圧であるブレーキB−3圧は、ブレーキB−2
圧の上昇に応じて第2速のトルク伝達を維持するに必要
最小圧に調圧(a区間)される。ブレーキB−2の油圧
サーボ29へのファーストフィルが終り、これに続くイ
ナーシャ相になると、B−2アキュムレータ27の背圧
制御によるフィードバック制御(b区間)で、第2速か
ら第3速へのトルク伝達の移管が生じ、出力回転数は緩
やかに下降する。やがてイナーシャ相が終了し、第3速
同期により回転数が再び上昇に転じたところで変速終了
の判断がなされ、さらにB−2アキュムレータ27の蓄
圧終了にて、リレー弁26が切換わり、ブレーキB−3
油路が遮断されて変速が終わる。
と、図1図及び図7に示すように、2−3シフト弁22
が第3速側に切換えられ、信号圧発生手段の制御電流も
低下させられ、2−3シフト弁22経由でDレンジ圧
(PD )がブレーキB−2圧としてサーボ手段29へ供
給開始される。このとき、B−3コントロール弁25に
より解放圧であるブレーキB−3圧は、ブレーキB−2
圧の上昇に応じて第2速のトルク伝達を維持するに必要
最小圧に調圧(a区間)される。ブレーキB−2の油圧
サーボ29へのファーストフィルが終り、これに続くイ
ナーシャ相になると、B−2アキュムレータ27の背圧
制御によるフィードバック制御(b区間)で、第2速か
ら第3速へのトルク伝達の移管が生じ、出力回転数は緩
やかに下降する。やがてイナーシャ相が終了し、第3速
同期により回転数が再び上昇に転じたところで変速終了
の判断がなされ、さらにB−2アキュムレータ27の蓄
圧終了にて、リレー弁26が切換わり、ブレーキB−3
油路が遮断されて変速が終わる。
【0028】図8は、上記2→3変速時のB−3コント
ロール弁25の各受圧面に印加される油圧の変化を示し
ており、ブレーキB−3の解放圧(PB 3 )は、当初、
信号圧(PS L U )の低下に伴って低下する。この過程
で、プランジャ252のスプール251への当接までに
遊びがあった場合、信号圧(PS L U )に対抗する係合
圧(PB 2 )の印加がなされるまで、図に点線で示すよ
うに、解放圧(PB 3)の降下が遅れるが、本発明に従
うスプリングの259の配設により、こうした制御特性
の乱れを防ぐことができる。
ロール弁25の各受圧面に印加される油圧の変化を示し
ており、ブレーキB−3の解放圧(PB 3 )は、当初、
信号圧(PS L U )の低下に伴って低下する。この過程
で、プランジャ252のスプール251への当接までに
遊びがあった場合、信号圧(PS L U )に対抗する係合
圧(PB 2 )の印加がなされるまで、図に点線で示すよ
うに、解放圧(PB 3)の降下が遅れるが、本発明に従
うスプリングの259の配設により、こうした制御特性
の乱れを防ぐことができる。
【0029】ところで、一般に、弁体をスプールとする
形式の弁において、対向するランドの一方で入力ポート
を開閉して調圧を行う場合、該弁に入力される油圧が調
圧弁内の弁体のランド間を流れて出力される過程の中
で、油圧がスプールの他方のランド面に作用することに
よりスプールに閉弁方向のフローフォースが発生する。
したがって、上記スプール形式の弁を調圧に使用した場
合、フローフォースによる、一般に外乱と呼ばれる、調
圧を妨げる力が作用する。この関係を式で表すと、制御
されるべき解放圧をPR 、係合圧をPA 、信号圧をPS
とし、それらの受圧面積をSR 、SA 、SS 、外乱をF
とすると、 PR =(PS ・SS −PA ・SA −F)/SR となり、解放圧(PR )に対する外乱(F)の影響を小
さくするには、解放圧(PR )の受圧面積(SR )を大
きくすればよいことがわかる。しかしながら、上記受圧
面積相互の関係は、調圧弁の制御ゲイン、すなわち信号
圧(PS )に対する解放圧(PR )の圧力値の関係を制
御に適した値に設定しなければならない制約から、係合
圧(PA )及び解放圧(PR )が共に一本の弁体に形成
した受圧面に印加されるようにした構成を採った場合、
上記受圧面の面積(SR )を大きくするには限度があ
る。
形式の弁において、対向するランドの一方で入力ポート
を開閉して調圧を行う場合、該弁に入力される油圧が調
圧弁内の弁体のランド間を流れて出力される過程の中
で、油圧がスプールの他方のランド面に作用することに
よりスプールに閉弁方向のフローフォースが発生する。
したがって、上記スプール形式の弁を調圧に使用した場
合、フローフォースによる、一般に外乱と呼ばれる、調
圧を妨げる力が作用する。この関係を式で表すと、制御
されるべき解放圧をPR 、係合圧をPA 、信号圧をPS
とし、それらの受圧面積をSR 、SA 、SS 、外乱をF
とすると、 PR =(PS ・SS −PA ・SA −F)/SR となり、解放圧(PR )に対する外乱(F)の影響を小
さくするには、解放圧(PR )の受圧面積(SR )を大
きくすればよいことがわかる。しかしながら、上記受圧
面積相互の関係は、調圧弁の制御ゲイン、すなわち信号
圧(PS )に対する解放圧(PR )の圧力値の関係を制
御に適した値に設定しなければならない制約から、係合
圧(PA )及び解放圧(PR )が共に一本の弁体に形成
した受圧面に印加されるようにした構成を採った場合、
上記受圧面の面積(SR )を大きくするには限度があ
る。
【0030】そこで、受圧面の面積を大きくすること
で、外乱の比率をできるだけ小さくするために、解放圧
(PR )が印加される受圧面と、係合圧(PA )が印加
される受圧面とをそれぞれ別の弁体に形成することによ
り、上記制約をうけることなく受圧面の面積(SR )を
確保する構成を採る前記先願に係る発明や本実施例に係
る構成を採ることが有効となる。
で、外乱の比率をできるだけ小さくするために、解放圧
(PR )が印加される受圧面と、係合圧(PA )が印加
される受圧面とをそれぞれ別の弁体に形成することによ
り、上記制約をうけることなく受圧面の面積(SR )を
確保する構成を採る前記先願に係る発明や本実施例に係
る構成を採ることが有効となる。
【0031】以上、要するに、上記実施例では、B−3
コントロール弁25における信号圧(PS L U )が一方
向から印加される受圧面A1 と、油圧サーボ28からの
フィードバック圧(PB 3 )が他方向から印加される受
圧面A2 とを有するスプール251及びプランジャ25
3と、油圧サーボ29への油圧(PB 2 )が他方向から
印加される受圧面A3 を有するプランジャ252とを別
体に構成しているので、受圧面の面積A2 を他の受圧面
の面積A1 ,A3 との関係に制約されることなく設定す
ることで、フローフォース等による外乱の影響を小さく
することができる。
コントロール弁25における信号圧(PS L U )が一方
向から印加される受圧面A1 と、油圧サーボ28からの
フィードバック圧(PB 3 )が他方向から印加される受
圧面A2 とを有するスプール251及びプランジャ25
3と、油圧サーボ29への油圧(PB 2 )が他方向から
印加される受圧面A3 を有するプランジャ252とを別
体に構成しているので、受圧面の面積A2 を他の受圧面
の面積A1 ,A3 との関係に制約されることなく設定す
ることで、フローフォース等による外乱の影響を小さく
することができる。
【0032】また、プランジャ252は、スプール25
1及びプランジャ253に当接するようにスプリング2
59で付勢されているため、ブレーキB−3が係合され
て、プランジャ252の受圧面に油圧が印加されない状
態において、高スロットル開度状態等により入力トルク
が大きく、B−3コントロール弁25への供給圧が高い
場合でも、プランジャ252がスプール251とプラン
ジャ253から離反することはない。したがって、2−
3シフト弁により油圧サーボ29への油圧の供給が開始
された時、すなわち、ブレーキB−3が係合されている
状態から解放し、ブレーキB−2を係合させることによ
り第3速を達成させる場合に、ブレーキB−2の油圧サ
ーボ29への油圧の供給による係合圧を受圧面A3 に印
加させると、スプール251及びプランジャ253並び
にプランジャ252とは当接された状態であるので、直
ちに油圧サーボ29からの係合圧と関連させた解放圧の
調圧制御を開始することができるので、応答遅れが生じ
ることがない。
1及びプランジャ253に当接するようにスプリング2
59で付勢されているため、ブレーキB−3が係合され
て、プランジャ252の受圧面に油圧が印加されない状
態において、高スロットル開度状態等により入力トルク
が大きく、B−3コントロール弁25への供給圧が高い
場合でも、プランジャ252がスプール251とプラン
ジャ253から離反することはない。したがって、2−
3シフト弁により油圧サーボ29への油圧の供給が開始
された時、すなわち、ブレーキB−3が係合されている
状態から解放し、ブレーキB−2を係合させることによ
り第3速を達成させる場合に、ブレーキB−2の油圧サ
ーボ29への油圧の供給による係合圧を受圧面A3 に印
加させると、スプール251及びプランジャ253並び
にプランジャ252とは当接された状態であるので、直
ちに油圧サーボ29からの係合圧と関連させた解放圧の
調圧制御を開始することができるので、応答遅れが生じ
ることがない。
【0033】以上、本発明を実施例に基づき詳説した
が、本発明はこれに限るものではなく、特許請求の範囲
に記載の事項の範囲内で種々に具体的構成を変更するこ
とができる。特に、前記実施例では、第1の弁体を別体
のスプールとプランジャとで構成しているが、これは、
信号圧発生手段の出力当初のばらついた信号圧が直接ス
プールに作用するのを避けるための構成であって、本発
明に必然のものではない。また、付勢手段はスプリング
に限るものではなく、例えば、一定油圧を第2の弁体に
作用させるようにすることも考えられる。
が、本発明はこれに限るものではなく、特許請求の範囲
に記載の事項の範囲内で種々に具体的構成を変更するこ
とができる。特に、前記実施例では、第1の弁体を別体
のスプールとプランジャとで構成しているが、これは、
信号圧発生手段の出力当初のばらついた信号圧が直接ス
プールに作用するのを避けるための構成であって、本発
明に必然のものではない。また、付勢手段はスプリング
に限るものではなく、例えば、一定油圧を第2の弁体に
作用させるようにすることも考えられる。
【図1】本発明の実施例に係る自動変速機の油圧制御装
置を2→3変速状態における油路接続を併せて示す部分
回路図である。
置を2→3変速状態における油路接続を併せて示す部分
回路図である。
【図2】上記油圧制御装置の調圧弁の詳細を示す拡大断
面図である。
面図である。
【図3】上記自動変速機の変速機構部を示すスケルトン
図である。
図である。
【図4】上記自動変速機の作動図表である。
【図5】上記自動変速機のシステム構成を示すブロック
図である。
図である。
【図6】上記自動変速機の油圧制御装置を第2速定常状
態における油路接続で示す部分回路図である。
態における油路接続で示す部分回路図である。
【図7】上記自動変速機の2→3変速時のタイムチャー
トである。
トである。
【図8】上記自動変速機の2→3変速時に調圧弁に印加
され油圧の特性図である。
され油圧の特性図である。
10 自動変速機 B−2 第1の摩擦係合要素をブレーキ B−3 第2の摩擦係合要素をブレーキ 20 油圧制御装置 22 2−3シフト弁(切換手段) 25 B−3コントロール弁(調圧弁) 28 第2の油圧サーボ 29 第1の油圧サーボ SLU リニアソレノイド弁(信号圧発生手段) A1 第1の受圧面 A3 第2の受圧面 PS L U 信号圧 PB 3 フィードバック圧 PB 2 係合圧 251 スプール(第1の弁体) 252 プランジャ(第2の弁体) 259 スプリング(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深津 彰 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 酒井 基之 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 甲斐川 正人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 福村 景範 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 大庭 秀洋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 北條 康夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 田端 淳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 高橋 信明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の摩擦係合要素を係合し、第2の摩
擦係合要素を解放することによって所定の変速段を達成
するものであって、前記第1の摩擦係合要素を操作する
第1の油圧サーボと、前記第2の摩擦係合要素を操作す
る第2の油圧サーボと、前記第1の油圧サーボへの油圧
の供給を切換える切換手段と、信号圧を発生する信号圧
発生手段と、前記第2の油圧サーボへの供給圧を調圧す
る調圧弁とを備えた自動変速機の油圧制御装置におい
て、 前記調圧弁は、前記信号圧が一方向から印加される第1
の受圧面を有する第1の弁体と、該第1の弁体と同軸的
に配設されるとともに第1の弁体に他方向から当接可能
で前記切換手段による前記第1の油圧サーボへの油圧の
供給時に該油圧が他方向から印加される第2の受圧面を
有する第2の弁体と、前記第2の弁体の前記第1の弁体
とは軸方向反対側に前記第2の弁体を前記第1の弁体に
当接させるように付勢する付勢手段を有することを特徴
とする自動変速機の油圧制御装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32949294A JPH08159265A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 自動変速機の油圧制御装置 |
| US08/562,386 US5616094A (en) | 1994-12-02 | 1995-11-24 | Hydraulic control system for automatic transmission |
| US08/562,388 US5674154A (en) | 1994-12-02 | 1995-11-24 | Hydraulic control system for automatic transmission |
| EP95118955A EP0715103B1 (en) | 1994-12-02 | 1995-12-01 | Hydraulic control system for automatic transmission |
| DE69512352T DE69512352T2 (de) | 1994-12-02 | 1995-12-01 | Hydraulisches Steuersystem für Automatikgetriebe |
| EP95118954A EP0715101A3 (en) | 1994-12-02 | 1995-12-01 | Hydraulic control system for automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32949294A JPH08159265A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08159265A true JPH08159265A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18221979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32949294A Pending JPH08159265A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08159265A (ja) |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP32949294A patent/JPH08159265A/ja active Pending
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