JPH08160284A - 自動焦点調整装置および自動焦点調整方法 - Google Patents

自動焦点調整装置および自動焦点調整方法

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JPH08160284A
JPH08160284A JP30350794A JP30350794A JPH08160284A JP H08160284 A JPH08160284 A JP H08160284A JP 30350794 A JP30350794 A JP 30350794A JP 30350794 A JP30350794 A JP 30350794A JP H08160284 A JPH08160284 A JP H08160284A
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JP30350794A
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Hideaki Endo
英明 遠藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合焦状態に達するまでの時間を短縮してAF
動作の高速化を図る。 【構成】 対物レンズの倍率、開口絞りの開口度および
被写体のコントラスト強度をパラメータとして、光路差
方式による各光学像のコントラスト値の各S字カーブを
予め測定して、これらの測定されたS字カーブの合焦位
置における近似直線式をそれぞれ算出して記憶してお
き、AF制御時に各検出ポイントごとに検出された差分
値を上記予め記憶しておいた対応する近似直線式に代入
してステージの移動量を算出し、この算出結果に応じて
ステージをステップ移動させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡等の光学機器に
設けられる自動焦点調整装置および自動焦点調整方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラや顕微鏡等の光学機器に
おいては、被写体を撮像センサで撮像してその映像信号
を処理することによりデフォーカス量を算出し、このデ
フォーカス量に応じてオートフォーカス(以後AFと称
する)制御を行なう自動焦点調整装置が使用されてい
る。
【0003】この種の自動焦点調整装置には従来より種
々のものが考えられており、例えば特開昭59−182
509号公報には映像信号の高周波成分に着目した自動
合焦点装置が記載されている。この装置は、被写体を撮
像して得た映像信号の高周波成分に現れるコントラスト
値をデフォーカス量として扱って焦点検出を行なう。す
なわち、映像信号の高周波成分に現れるコントラスト値
は、図8に示すように、合焦位置ではコントラスト値が
最大となり、デフォーカス量の増加とともにコントラス
ト値が減少していく特性を有しており、この特性を利用
していわゆる山登りサーボ方式でAF制御を行なってい
る。
【0004】一方、特開昭64−42616号公報に
は、いわゆる光路差方式のAF制御が記載されている。
この制御方式は、基本的には基準結像面に対して前後2
か所にイメージセンサなどの受光素子を配置し、これら
の受光素子で撮像される光学像のコントラストに対応す
る信号に基づいて光学系のサーボ機構を作動させてAF
制御を行なうものである。
【0005】すなわち、基準結像面より前に配置された
受光素子によって撮像された光学像(このボケ像を前ピ
ン像と呼ぶ)からは図7(a)のQに示すようなコント
ラスト信号の変化特性が得られ、また基準結像面よりも
後ろに配置された受光素子によって撮像された光学像
(このボケ像を後ピン像と呼ぶ)からは図7(a)のR
に示すようなコントラスト信号の変化特性が得られる。
これらの変化特性Q,Rは、図示するごとく前ピン像の
コントラスト値が合焦位置から+側へ少し離れたステー
ジ位置で最大となり、後ピン像のコントラスト値が合焦
位置から−側へ少し離れたステージ位置で最大となる。
このとき、合焦位置前後の2か所の受光素子の位置を基
準結像面から等しい距離に設定すると、前ピン像および
後ピン像の各コントラスト値が最大値をとる位置は合焦
位置から等距離となる。
【0006】そして、後ピン像のコントラスト値Qから
前ピン像のコントラスト値Rを差し引いた信号の特性Q
−Rは、図8(b)に示すようにQ−R=0となる点が
合焦位置と一致するS字カーブとなる。上記Q−R=0
となる点はクロスポイントと呼ばれる。被写体が合焦点
より対物レンズ側に近付いている場合にはQ−R>0と
なり、一方被写体が合焦点より反対物レンズ側へ離れて
いる場合にはQ−R<0となる。
【0007】したがって、後ピン像のコントラスト値Q
から前ピン像のコントラスト値Rを差し引いた差分値Q
−Rの極性に応じた方向に、被写体または撮像レンズを
移動させる動作を、Q−R=0に最接近するまで繰り返
すことにより、被写体に対し光学系を合焦させることが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の光
路差方式を採用した従来のAF制御では、後ピンおよび
前ピンの各コントラスト値の差分値Q−R=0近傍にな
るまで、この差分値Q−Rの値に拘らず被写体または光
学系を一定量ずつステップ移動させるようにしている。
このため、被写体が合焦位置から遠く離れている場合に
は、合焦状態に達するまでに多くの時間がかかってい
た。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、合焦状態に達するまでの
時間を短縮してAF動作の高速化を図った自動焦点調整
装置および自動焦点調整方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の自動焦点調整装置は、結像光学系における予
定結像面に対して共役な前後の各光学像のコントラスト
値の差分値の合焦位置における直線近似特性を求める近
似特性算出手段と、被写体と結像光学系との間の相対距
離の可変量を求めるための可変量算出手段とを設け、こ
の可変量算出手段により、差分検出手段により検出され
た差分値と上記近似特性算出手段により求められた直線
近似特性とに基づいて上記被写体と結像光学系との間の
相対距離の可変量を求め、この可変量に応じて上記被写
体と上記結像光学系との間の相対距離を可変するように
したものである。
【0011】また、他の本発明の自動焦点調整装置は、
結像光学系における予定結像面に対して共役な前後の各
光学像のコントラスト値の差分値の合焦位置における直
線近似特性を求める近似特性算出手段と、差分検出手段
により検出された差分値の絶対値が前回の検出ポイント
において検出された差分値の絶対値に対し増加している
か否かを判定するための増減判定手段とを設け、この増
減判定手段により差分値の絶対値が増加していると判定
された場合には、第1の可変量算出手段により、上記差
分値の変化特性に基づいて予め設定した固定量を上記被
写体と結像光学系との間の相対距離の可変量とし、一方
差分値の絶対値が増加していないと判定された場合に
は、第2の可変量算出手段により、差分検出手段で検出
された差分値と上記近似特性算出手段により求められた
直線近似特性とに基づいて上記被写体と結像光学系との
間の相対距離の可変量を求め、これら第1および第2の
可変量算出手段により求められた可変量に応じて、上記
被写体と上記結像光学系との間の相対距離を可変するよ
うにしたものである。
【0012】上記近似特性算出手段は、結像光学系の対
物レンズの倍率、および開口絞り量のうちの少なくとも
一つをパラメータとして差分値の合焦位置における直線
近似特性を予め求め、この予め求めた直線近似特性を記
憶しておくように構成するとよい。
【0013】一方、本発明の自動焦点調整方法は、各検
出ポイントごとに、結像光学系における予定結像面に対
して共役な前後の各光学像のコントラスト値の差分を検
出し、この検出された差分値を合焦位置に対応する値に
近付けるべく被写体と上記結像光学系との間の相対距離
を可変するに際し、上記差分値の合焦位置における直線
近似特性を求め、この求められた直線近似特性と上記検
出された差分値とに基づいて上記被写体と結像光学系と
の間の相対距離の可変量を求め、これらの求められた可
変量に応じて上記被写体と上記結像光学系との間の相対
距離を可変するようにしたものである。
【0014】また、他の本発明の自動焦点調整方法は、
各検出ポイントごとに、結像光学系における予定結像面
に対して共役な前後の各光学像のコントラスト値の差分
を検出し、この検出された差分値を合焦位置に対応する
値に近付けるべく被写体と上記結像光学系との間の相対
距離を可変するに際し、上記検出された差分値の絶対値
が前回の検出ポイントにおいて検出された差分値の絶対
値に対し増加しているか否かを判定し、差分値の絶対値
が増加していると判定された場合には上記差分値の変化
特性に基づいて予め設定した固定量を上記被写体と結像
光学系との間の相対距離の可変量とし、一方差分値の絶
対値が増加していないと判定された場合には、上記差分
値の合焦位置における直線近似特性を求めておいて、上
記検出された差分値と上記直線近似特性とに基づいて上
記被写体と結像光学系との間の相対距離の可変量を求
め、これらの求められた可変量に応じて上記被写体と上
記結像光学系との間の相対距離を可変するようにしたも
のである。
【0015】
【作用】この結果、本発明の自動焦点調整装置および自
動焦点調整方法によれば、各検出ポイントごとに、検出
された差分値と、予め求めた差分値の合焦位置における
直線近似特性とに基づいて、被写体と結像光学系との間
の相対距離の可変量が算出される。すなわち、被写体と
結像光学系との間の相対距離の可変量は、一定ではなく
直線近似特性に応じて変化することになる。このため、
可変量を一定値に固定した場合に比べて、合焦位置に達
するまでのステップ数を減らして、焦点調整の所要時間
を短縮することが可能となる。また、直線近似特性は差
分値の合焦位置に対応する位置で求めたものであるた
め、可変量が大き過ぎて合焦位置を通り過ぎることがな
く、これにより合焦位置を境に検出ポイントが往復を繰
り返すいわゆる振動状態に陥る不具合を生じず、円滑で
高速度の合焦制御を行なうことが可能となる。
【0016】一方、他の発明の自動焦点調整装置および
自動焦点調整方法によれば、検出された差分値が前回の
検出ポイントにおいて検出された差分値に対し増加して
いるか否かが判定され、差分値が増加していると判定さ
れた場合には、上記差分値の変化特性に基づいて予め設
定した固定量を上記被写体と結像光学系との間の相対距
離の可変量として当該相対距離が可変される。すなわ
ち、検出ポイントが合焦位置から比較的遠くに離れてい
るときには、予め設定した上記固定量だけ被写体と結像
光学系との間の相対距離が強制的に大きく可変されるこ
とになり、これにより合焦位置に達するまでのステップ
数をさらに減らして、焦点調整の所要時間をさらに短縮
することができる。また、上記相違距離の強制的な可変
により検出ポイントが合焦位置に接近した後には、先に
述べた直線近似特性に基づいて被写体と結像光学系との
間の相対距離の可変量が算出されて当該相対距離が可変
される。したがって、検出ポイントが合焦位置を通り過
ぎることがなく、円滑に合焦位置に到達させることがで
きる。
【0017】また、近似特性算出手段において、結像光
学系の対物レンズの倍率、開口絞り量、および被写体の
コントラスト値のうちの少なくとも一つをパラメータと
して差分値の合焦位置における直線近似特性を予め求
め、この予め求めた直線近似特性を記憶しておくように
すると、各検出ポイントごとに直線近似特性を算出する
必要がなくなり、これにより各検出ポイントごとの演算
量を減らして合焦制御に要する時間をさらに短縮するこ
とができる。
【0018】
【実施例】
(第1の実施例)本実施例は、対物レンズの倍率、およ
び開口絞り量をパラメータとして、光路差方式による各
光学像のコントラスト値の差分特性(S字カーブ)を予
め測定し、この測定されたS字カーブの合焦位置におけ
る傾きを表わす式、つまり近似直線の式を算出して記憶
しておく。そして、各検出ポイントごとに、検出された
差分値を上記近似直線の式に代入して当該差分値に対応
するステージ移動量を算出し、この算出値に応じて被写
体のステージを移動させるようにしたものである。
【0019】図1は、本実施例に係わる顕微鏡用自動焦
点調整装置の構成を示すものである。この装置の光学系
は、観察標本である被写体Mを上下方向へ移動可能なス
テージ10を備えている。このステージ10には、透過
照明のための開口部(図示せず)が形成されており、透
過用光源11から発生された照明光は、光学レンズ12
および反射鏡13で光路が変えられたのち、開口絞り
(AS)14および上記ステージ開口部をそれぞれ通過
して被写体Mを下方から照明する。
【0020】一方、上記ステージ10上に載置された被
写体M上方の光軸上には、対物レンズ15が配設されて
おり、落射用光源16から発生された照明光は、光学レ
ンズ17およびハーフミラー18を経たのち上記対物レ
ンズ15を介して被写体Mを上方から照明する。
【0021】上記透過照明および落射照明により生成さ
れた被写体Mの光学像は、対物レンズ15およびハーフ
ミラー18をそれぞれ通過したのち接眼プリズム19に
よって分岐され、その一方は接眼レンズ20を通して観
察に供される。また上記分岐された光学像の他方は、結
像レンズ21を通過したのち分割プリズム22で二分割
され、これにより2つの平行光束となる。そしてこれら
の光束は、CCDセンサ30の受光面上において光路差
が異なる互いに予定焦点面に対して共役な2つの被写体
光像(前ピン像、後ピン像)となって投影される。
【0022】上記CCDセンサ30は、投影された前ピ
ン像および後ピン像の入射光量と電荷蓄積時間とに応じ
た電圧値を持つアナログ画像信号を出力する。このCC
Dセンサ3から出力されたアナログ画像信号は、アナロ
グ処理部31で増幅およびフィルタリング処理などのア
ナログ処理が施されたのち、アナログ/ディジタル(A
/D)変換器32においてディジタル信号に変換されて
メモリ33に一旦記憶される。そして、このディジタル
画像信号はメモリ33から読み出されたのち演算回路3
4に入力される。
【0023】演算回路34は、上記メモリ33から読み
出されたディジタル画像信号を基に前ピン像および後ピ
ン像のコントラスト値をそれぞれ算出し、さらにこれら
のコントラスト値の差分値を算出する。そして、これら
のコントラスト値および差分値の算出結果をCPU35
に転送する。
【0024】CPU35は、自動焦点制御(AF制御)
に係わる制御機能として、受光レベル監視機能と、S字
カーブの直線近似特性メモリ機能と、ステージ移動量算
出機能と、ステージ移動制御機能とを備えている。
【0025】このうち先ず受光レベル監視機能は、A/
D変換器32から出力されるディジタル画像信号を基
に、CCDセンサ30が出力する被写体像のアナログ画
像信号レベルがアナログ処理部31のレンジに適してい
るか否かを判定する。そして、被写体像のアナログ画像
信号レベルがアナログ処理部31のレンジに適していな
いと判定された場合に、レンジに適合するアナログ画像
信号レベルが得られるように、電荷蓄積時間を可変する
ための命令をタイミングジェネレータ36に出力する。
タイミングジェネレータ36は、上記命令に従ってCC
Dセンサ30における電荷蓄積時間を可変設定する。
【0026】直線近似特性メモリ機能は、自動焦点制御
の開始に先立ち、対物レンズの倍率、および開口絞り
(AS)14の開口状態をパラメータとして測定した種
々の差分値S字カーブから算出したそれぞれの合焦位置
における傾きを表わす直線近似式のデータをCPU35
の内部メモリに格納する。
【0027】ステージ移動量算出機能は、自動焦点制御
を行なう際に、現在の対物レンズ15の倍率、および開
口絞り14の開口度を認識してこれらの条件に最も適合
する近似直線式を、内部メモリに格納されている上記複
数種の近似直線式の中から選択する。そして、各検出ポ
イントごとに、演算回路34により算出された前ピン像
および後ピン像の各コントラスト値の差分値を、上記選
択した近似直線式に代入してステージ移動量を算出す
る。
【0028】ステージ移動制御機能は、上記ステージ移
動量算出手段の算出結果に応じて、被写体の位置を対物
レンズ15の焦点面に近付けるべく駆動回路38を駆動
し、これによりステージ10を上方もしくは下方に移動
させる。
【0029】なお、外部コントローラ37は検鏡切換ス
イッチを有しており、このスイッチの操作により検鏡方
法の指定が行なわれる。次に、以上のように構成された
装置のAF制御動作をCPU35の制御手順にしたがっ
て説明する。図2は、このCPU35によるAF制御手
順およびその制御内容を示すフローチャートである。
【0030】先ず、被写体の検査に先立ち、各種S字カ
ーブの合焦位置における近似直線式を求める。S字カー
ブは、対物レンズ15の倍率、開口絞り14の開口度、
および被写体Mのコントラスト強度によって変化する。
【0031】例えば対物レンズ15の倍率をOB=20
Xに設定した場合と、OB=10Xに設定した場合とで
は、S字カーブは図3(a)に示すごとくそれぞれ変化
し、その合焦位置における近似直線も同図中Ta1,Ta2
のようになる。また、開口絞り14の開口度を50%に
設定した場合と、100%に設定した場合とでは、S字
カーブは図3(b)に示すごとくそれぞれ変化し、その
合焦位置における近似直線も同図中Tb1,Tb2のように
なる。さらに、受像した被写体Mのコントラスト強度が
高い場合と、低い場合とでは、S字カーブは図3(b)
に示すごとくそれぞれ変化し、その合焦位置における近
似直線も同図中Tc1,Tc2のようになる。
【0032】すなわち、近似直線式の傾きの大きさは、
対物レンズ15の倍率、開口絞り14の開口度、被写体
Mである標本のコントラスト強度に対しそれぞれ比例関
係にある。上記パラメータのうち、標本のコントラスト
強度については、一義的に決定することは不可能であ
る。また近似直線式は、AFを行なう際の環境において
最大の傾きを持つものを使用しないと、ステージ位置が
合焦位置を通り過ぎてしまう虞れがある。
【0033】そこで、コントラスト強度が非常に大きな
被写体Mを使用し、上記対物レンズ15の倍率、および
開口絞り14の開口度をパラメータとして各種S字カー
ブを測定し、これらのS字カーブにおいてそれぞれその
合焦位置における近似直線式を求める。そして、求めら
れたこれらの近似直線式をCPU35の内部メモリに格
納する。すなわち、各種S字カーブの近似直線式を予め
記憶しておく。
【0034】さて、この状態で使用者が被写体Mをステ
ージ10にセットして検査を開始したとする。そうする
と、CPU35は先ずステップ2aにおいて、A/D変
換器32から被写体像のディジタル画像信号を取り込
み、このディジタル画像信号を基に、CCDセンサ30
の出力信号レベルがアナログ処理回路31のレンジに適
合しているか否かをステップ2bで判定する。そして、
適合していない場合には、ステップ2cにおいてタイミ
ングジェネレータ36に対し電荷蓄積時間の変更命令を
与える。そうするとタイミングジェネレータ36から出
力されるタイミング信号の周期が変化し、これによりC
CDセンサ30における電荷蓄積時間が変化して出力信
号レベルがアナログ処理回路のレンジに適合するレベル
に制御される。
【0035】続いてCPU35は、ステップ2dにおい
て現在設定中の対物レンズ15の倍率、および開口絞り
14の開口度をそれぞれ取り込む。そして、ステップ2
eにおいて、これらの値を基に、内部メモリに予め記憶
してある各種近似直線式の中から最適な近似直線式を選
択する。
【0036】そうしてAF制御開始前の初期設定が終了
すると、CPU35は次のようにAF制御を開始する。
すなわち、先ずステップ2fにおいて、初期位置である
第1の検出ポイントにおける差分値を演算回路34から
取り込む。そして、ステップ2gでこの差分値が合焦状
態と看做し得る範囲内に入っているか否かを判定する。
この判定により、検出された差分値が合焦状態と見做し
得る範囲に入っていなければ、ステップ2hに移行して
ここで上記検出差分値を先にステップ2eで選択してお
いた近似直線式に代入し、これによりステージ10の移
動量を算出する。そしてこのステージ移動量の算出値が
求まると、CPU35はステップ2iにおいて上記移動
量の算出値に相当する距離だけステージ10を移動させ
るべく駆動回路38に駆動指示を与える。このため、ス
テージ10は上記移動量の算出値に相当する距離だけス
テップ移動する。このとき、ステージ10の移動方向
は、検出された差分値の極性に応じて決定される。すな
わち、差分値の極性が正(+)ならば下方向に、一方差
分値の極性が負(−)ならば上方向にそれぞれ決定され
る。
【0037】そうしてステージ10のステップ移動がな
されると、CPU35はステップ2fに戻って今度は上
記移動後の位置を第2の検出ポイントとし、この第2の
検出ポイントにおける差分値を演算回路34から取り込
む。そして、ステップ2gでこの差分値が合焦状態と看
做し得る範囲内に入っているか否かを判定し、まだ入っ
ていなければステップ2hで上記差分値と近似直線式と
からステージ10の移動量を算出する。そして、この移
動利用の算出結果に応じてステージ10をステップ移動
させる。
【0038】以後同様に、移動後に検出された差分値が
合焦状態と看做し得る範囲内に入ったことがステップ2
gで確認されるまで、上記ステップ2fからステップ2
iまでの制御が繰り返し行なわれる。
【0039】以上のAF制御動作を図4を用いて具体的
に説明する。いま仮に、第1の検出ポイントAからAF
制御を開始したとする。そうすると、この第1の検出ポ
イントAにおいては差分値A(Ax,Ay)が検出される。
そして、この差分値のy方向成分Ayが近似直線式Tに
代入され、これによりx方向成分Axに対応するaがス
テージ移動量として算出される。そして、このaに相当
する距離だけステージ10がステップ移動させられる。
このとき、ステージ10の移動方向は、検出された差分
値A(Ax,Ay)の極性が正(+)なので下方向に設定さ
れる。
【0040】次に上記移動後の第2の検出ポイントBに
おいては、差分値B(Bx,By)が検出される。そして、
この差分値のy方向成分Byが近似直線式Tに代入さ
れ、これによりx方向成分Bxに対応するbがステージ
移動量として算出される。そして、このbに相当する距
離だけステージ10が下方向にステップ移動される。
【0041】以後同様に、ステップ移動後の各検出ポイ
ントC,D,E,Fにおいてそれぞれ差分値C(Cx,C
y),D(Dx,Dy),E(Ex,Ey),F(Fx,Fy)が検
出され、これらの差分値のy方向成分Cy,Dy,E
y,Fyが近似直線式Tにそれぞれ代入されて、これに
よりそれぞれx方向成分Cx,Dx,Ex,Fxに対応
するc,d,e,fがステージ移動量としてそれぞれ算
出される。そして、これらの算出値c,d,e,fに相
当する距離だけステージ10がそれぞれステップ移動さ
れる。
【0042】そして、例えば図中Gに示すように移動後
の検出ポイントの検出差分値G(Gx,Gy)が合焦状態と
看做し得る範囲内に入ったと判定されると、合焦状態に
達したものと判断されてAF制御は終了する。
【0043】このように本実施例では、対物レンズ15
の倍率、開口絞り14の開口度をパラメータとして、光
路差方式による各光学像のコントラスト値の各S字カー
ブを予め測定して、これらの測定されたS字カーブの合
焦位置における近似直線式をそれぞれ算出して記憶して
おき、AF制御時に各検出ポイントごとに検出された差
分値を上記予め記憶しておいた対応する近似直線式に代
入してステージ10の移動量を算出し、この算出結果に
応じてステージ10をステップ移動させるようにしてい
る。
【0044】したがって本実施例によれば、被写体Mを
搭載したステージ10の移動量は、一定値に固定されず
直線近似特性に応じて変化することになる。このため、
移動量を一定値に固定した場合に比べて、合焦位置に達
するまでのステップ数を減らして、焦点調整の所要時間
を短縮することができる。また、直線近似特性はS字カ
ーブの合焦位置において直線近似することにより求めた
ものであるため、移動量が大き過ぎて合焦位置を通り過
ぎることはなく、これにより合焦位置を境に検出ポイン
トが往復を繰り返すいわゆる振動状態に陥る不具合を生
じずに、円滑で高速度のAF制御を行なうことができ
る。
【0045】また本実施例では、各種S字カーブの近似
直線式をAF制御に先立ち予め算出して記憶してあるた
め、AF制御中に各検出ポイントごとに近似直線式を算
出する必要がなく、これによりAF制御中の演算量を減
らしてAF制御の高速化を図ることができる。
【0046】(第2の実施例)本実施例は、AF制御中
において、各検出ポイントごとに検出された差分値の絶
対値がそれぞれ前検出ポイントで検出された差分値の絶
対値に対し増加しているか否かを判定し、増加している
場合には予め設定された固定移動量だけステージ10を
ステップ移動させ、これに対し増加していないと判定さ
れた場合には、前記第1の実施例と同様に予め算出して
記憶しておいた近似直線式に検出差分値を代入してステ
ージ移動量を算出し、この算出結果に応じてステージ1
0をステップ移動させるようにしたものである。
【0047】図5は、本実施例に係わる自動焦点調整装
置のCPUによるAF制御手順およびその制御内容を示
すフローチャートである。なお、同図において前記図2
と同一ステップには同一符号を付して詳しい説明は省略
する。
【0048】AF制御開始前の初期設定動作(ステップ
2a〜2e)が終了すると、CPU35は制御フラグN
を1にセットしたのち、ステップ3bにおいてAF制御
を開始する初期位置である第1の検出ポイントにおける
差分値を演算回路34から取り込む。そして、ステップ
3cでこの差分値が合焦状態と看做し得る範囲内に入っ
ているか否かを判定する。この判定により、検出された
差分値が合焦状態と看做し得る範囲に入っていなけれ
ば、ステップ3dに移行する。そして、このステップ3
dにおいて制御フラグNが1であるか否かを判定し、N
=1ならばステップ3eで制御フラグNをクリアしたの
ちステップ3iへ、そうでなければステップ3fへそれ
ぞれ移行する。すなわち、第1回目の検出時には必ずス
テップ3eの経路へ移行し、ステップ3fにおいて比較
するための初期値を得る。ステップ3fでは、今回の検
出ポイントにおいて検出された差分値の絶対値が、前回
の検出ポイントで検出された差分値の絶対値に対して増
加しているか否かが判定される。
【0049】この判定の結果、今回の検出ポイントにお
いて検出された差分値の絶対値が、前回の検出ポイント
で検出された差分値の絶対値に対し増加していないと判
定された場合には、CPU35は合焦位置は比較的近い
と判断してステップ3iに移行する。このステップ3i
では、上記検出差分値が先にステップ2eで選択してお
いた近似直線式に代入され、これによりステージ10の
移動量が算出される。そしてこのステージ移動量の算出
値が求まると、CPU35はステップ3jにおいて上記
移動量の算出値に相当する距離だけステージ10を移動
させるべく駆動回路38に駆動指示を与える。このた
め、ステージ10は上記移動量の算出値に相当する距離
だけステップ移動する。
【0050】これに対し今回の検出ポイントにおいて検
出された差分値の絶対値が、前回の検出ポイントで検出
された差分値の絶対値に対し増加していると判定された
場合には、CPU35は現在位置が合焦位置から比較的
遠く離れていると判断してステップ3gを経てステップ
3hに移行する。このステップ3hでは、予め記憶され
ている固定移動量Pが選択される。そしてCPU35
は、ステップ3jに移行してここで上記固定移動量Pに
相当する距離だけステージ10を移動させる。
【0051】そうしてステージ10のステップ移動がな
されると、CPU35はステップ3bに戻って今度は上
記移動後の位置を第2の検出ポイントとし、この第2の
検出ポイントにおける差分値を演算回路34から取り込
む。そして、ステップ3cでこの差分値が合焦状態と看
做し得る範囲内に入っているか否かを判定し、まだ入っ
ていなければステップ3dに移行し、N=1ならばステ
ップ3eでN=0にしたのちステップ3iに移行し、N
=1でなければステップ3fに移行する。このステップ
3fでは、先に述べたように今回の検出ポイントにおい
て検出された差分値の絶対値が前回の検出ポイントで検
出された差分値の絶対値に対して増加しているか否かが
判定される。そして、このステップ3fにおいて、増加
していないと判定された場合には、ステップ3iにおい
て上記差分値と近似直線式とからステージ10の移動量
を算出し、この算出値に応じてステージ10をステップ
移動させる。これに対し、今回検出された差分値が前回
の差分値に対し増加していると判定された場合には、ス
テップ3gでN=1としたのちステップ3hに移行す
る。このステップ3hにおいては、予め記憶されている
固定移動量Pが選択され、この固定移動量Pに相当する
距離だけステージ10を移動させる。
【0052】以後同様に、移動後に検出された差分値が
合焦状態と看做し得る範囲内に入ったことがステップ3
cで確認されるまで、上記ステップ3bからステップ3
jまでの制御が繰り返し行なわれる。
【0053】なお、制御フラグNによって一度ステップ
3hに移行して固定移動量によりステージ10を移動さ
せた後は、次のステージ移動はステップ3iの近似直線
を使用して行なわれることになり、これによりステップ
3fでの判定は正確に行なわれる。
【0054】以上のAF制御動作を図6を用いて具体的
に説明する。いま仮に、第1の検出ポイントAからAF
制御を開始したとする。そうすると、この第1の検出ポ
イントAにおいて検出された差分値の絶対値は、前回の
検出ポイントにおける差分値に代わって予め設定してあ
るS字カーブの最大値と比較され、この最大値よりも増
加しているか否かが判定される。ここでは必ず増加して
いないとの判定結果が得られるので、近似直線式を基に
ステージ移動量が算出され、この算出結果に応じてステ
ージ10は移動させられる。
【0055】次にこの移動後の第2の検出ポイントBに
おいては、差分値が検出されると、その絶対値が前回の
検出ポイントAにおける差分値の絶対値よりも増加して
いるか否かが判定される。このとき、図6に示すように
S字カーブが最大値をとる位置イ,ロよりも反合焦位置
側の領域(ハッチングで図示)では、今回の検出ポイン
トで検出された差分値の絶対値は、前回の検出ポイント
において検出された差分値の絶対値に対しても必ず増加
する。このため、上記第2の検出ポイントBにおいては
増加している旨の判定結果が得られ、この判定結果を受
けてステージ移動量としては予め設定してある固定移動
量Pが設定される。そして、ステージ10はこの固定移
動量Pに相当する量だけ大きく移動する。
【0056】なお、上記固定移動量Pの値は、図6に示
すようにS字カーブが最大値をとる位置から合焦位置ま
での長さPに相当する値に設定される。このように固定
移動量Pを設定しておけば、如何なる場合でも移動後の
ステージ位置が合焦位置を通り過ぎることはない。
【0057】次に上記移動後の第3の検出ポイントCに
おいては、ステップ3iにおける近似直線式に応じたス
テージ移動量cの算出を行なう。そして、この算出結果
に応じてステージ10を上記cに相当するだけ移動させ
る。
【0058】以後、同様に各検出ポイントD,…におい
て上記ステップ3b〜3jよるAF制御が繰り返し実行
され、差分値が合焦状態と看做し得る範囲内に入ったと
ステップ3bで判定されると、合焦状態に達したものと
判断されてAF制御は終了する。
【0059】このように本実施例では、AF制御中にお
いて、各検出ポイントごとに検出された差分値の絶対値
がそれぞれ前検出ポイントで検出された差分値の絶対値
に対し増加しているか否かを判定し、増加している場合
には予め設定された固定移動量Pだけステージ10をス
テップ移動させ、これに対し増加していないと判定され
た場合には、予め算出して記憶しておいた近似直線式に
検出差分値を代入してステージ移動量を算出し、この算
出結果に応じてステージ10をステップ移動させるよう
にしている。
【0060】したがって本実施例によれば、S字カーブ
の差分値が最大となる位置イ,ロよりも反合焦点位置側
の領域においては、S字カーブの最大値と合焦位置との
間の長さPに相当する固定移動量Pだけステージ10が
移動することになる。このため、全領域にわたりステッ
プ移動量を一定値に固定する場合に対しては勿論のこ
と、全領域において近似直線に従って移動量を可変設定
する場合に比べても、検出ポイント数を減らして合焦位
置に達するまでに要する時間をさらに短縮することがで
きる。また、固定移動量Pを先に述べたようにS字カー
ブの最大値と合焦位置との間の長さPに相当する量に設
定しているので、移動後のステージ10の位置が合焦位
置を通り過ぎることはなく、これにより円滑なAF制御
を実施できる。
【0061】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記各実施例ではステージ10を
光軸方向に移動させることにより合焦動作を行なうよう
に構成したが、対物レンズ15を光軸方向に移動させる
ように構成してもよく、さらにはステージ10および対
物レンズ15の両方を移動させるように構成してもよ
い。ただし、この場合には対物レンズとして無限対物レ
ンズを使用する必要がある。その他、装置の構成、AF
制御手順およびその制御内容等についても、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、差
分値の合焦位置における直線近似特性を求め、この求め
られた直線近似特性と上記検出された差分値とに基づい
て上記被写体と結像光学系との間の相対距離の可変量を
求め、これらの求められた可変量に応じて上記被写体と
上記結像光学系との間の相対距離を可変するようにした
ことによって、合焦状態に達するまでの時間を短縮して
AF動作の高速化を図った自動焦点調整装置および自動
焦点調整方法を提供することができる。
【0063】また他の本発明によれば、検出された差分
値の絶対値が前回の検出ポイントにおいて検出された差
分値の絶対値に対し増加しているか否かを判定し、差分
値の絶対値が増加していると判定された場合には上記差
分値の変化特性に基づいて予め設定した固定量を上記被
写体と結像光学系との間の相対距離の可変量とし、一方
差分値の絶対値が増加していないと判定された場合に
は、上記差分値の合焦位置における直線近似特性を求め
ておいて、上記検出された差分値と上記直線近似特性と
に基づいて上記被写体と結像光学系との間の相対距離の
可変量を求め、これらの求められた可変量に応じて上記
被写体と上記結像光学系との間の相対距離を可変するよ
うにしたことによって、対物レンズの焦点位置が合焦位
置から遠く離れている場合に、大きなステップ移動量で
焦点位置を合焦位置に近付けることができ、これにより
さらに高速度の自動焦点制御を行ない得る自動焦点調整
装置および自動焦点調整方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる顕微鏡用自動焦
点調整装置の構成を示す図。
【図2】図1に示した装置のCPUによるAF制御手順
およびその制御方法を示すフローチャート。
【図3】対物レンズ倍率、開口絞りの開口度、およびコ
ントラスト強度をパラメータとした場合のS字カーブの
変化特性およびその合焦位置における直線近似特性の一
例を示す図。
【図4】図2に示した制御手順によるAF制御動作の具
体例を説明するために使用する図。
【図5】本発明の第2の実施例に係わる顕微鏡用自動焦
点調整装置のCPUによるAF制御手順およびその制御
方法を示すフローチャート。
【図6】図5に示した制御手順によるAF制御動作の具
体例を説明するために使用する図。
【図7】光路差方式による前ピン像および後ピン像のコ
ントラスト特性およびその差分値であるS字カーブ特性
の一例を示す図。
【図8】映像信号の高周波成分に現れるコントラスト特
性の一例を示す図。
【符号の説明】
M…被写体 10…ステージ 11…透過用光源 12…光学レンズ 13…反射鏡 14…開口絞り(AS) 15…対物レンズ 16…落射用光源 17…光学レンズ 18…ハーフミラー 19…接眼プリズム 20…接眼レンズ 21…結像レンズ 22…分割プリズム 30…CCDセンサ 31…アナログ処理部 32…アナログ/ディジタル(A/D)変換器 33…メモリ 34…演算回路 35…CPU 36…タイミングジェネレータ 37…外部コントローラ 38…駆動回路 T,Ta1,Ta2,Tb1,Tb2,Tc1,Tc2…近似直線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各検出ポイントごとに、結像光学系にお
    ける予定結像面に対して共役な前後の各光学像のコント
    ラスト値の差分を差分検出手段により検出し、この検出
    された差分値を合焦位置に対応する値に近付けるべく被
    写体と前記結像光学系との間の相対距離を可変すること
    により、被写体に対する結像光学系の焦点調整を行なう
    自動焦点調整装置において、 前記差分値の合焦位置における直線近似特性を求めるた
    めの近似特性算出手段と、 前記差分検出手段により検出された差分値と前記近似特
    性算出手段により求められた直線近似特性とに基づい
    て、前記被写体と結像光学系との間の相対距離の可変量
    を求めるための可変量算出手段と、 この可変量算出手段により求められた可変量に応じて、
    前記被写体と前記結像光学系との間の相対距離を可変す
    るための距離可変手段とを具備したことを特徴とする自
    動焦点調整装置。
  2. 【請求項2】 各検出ポイントごとに、結像光学系にお
    ける予定結像面に対して共役な前後の各光学像のコント
    ラスト値の差分を差分検出手段により検出し、この検出
    された差分値を合焦位置に対応する値に近付けるべく被
    写体と前記結像光学系との間の相対距離をステップ的に
    可変することにより、被写体に対する結像光学系の焦点
    調整を行なう自動焦点調整装置において、 前記差分検出手段により検出された差分値の絶対値が前
    回の検出ポイントにおいて検出された差分値の絶対値に
    対し増加しているか否かを判定するための増減判定手段
    と、 この増減判定手段により差分値の絶対値が増加している
    と判定された場合には、前記差分値の変化特性に基づい
    て予め設定した固定量を前記被写体と結像光学系との間
    の相対距離の可変量とする第1の可変量算出手段と、 前記差分値の合焦位置における直線近似特性を求めるた
    めの近似特性算出手段と、 前記増減判定手段により差分値の絶対値が増加していな
    いと判定された場合には、前記差分検出手段により検出
    された差分値と前記近似特性算出手段により求められた
    直線近似特性とに基づいて前記被写体と結像光学系との
    間の相対距離の可変量を求めるための第2の可変量算出
    手段と、 前記第1および第2の可変量算出手段により求められた
    可変量に応じて、前記被写体と前記結像光学系との間の
    相対距離を可変するための距離可変手段とを具備したこ
    とを特徴とする自動焦点調整装置。
  3. 【請求項3】 近似特性算出手段は、結像光学系の対物
    レンズの倍率、および開口絞り量のうちの少なくとも一
    つをパラメータとして差分値の合焦位置における直線近
    似特性を予め求めて記憶しておくことを特徴とする請求
    項1または2に記載の自動焦点調整装置。
  4. 【請求項4】 各検出ポイントごとに、結像光学系にお
    ける予定結像面に対して共役な前後の各光学像のコント
    ラスト値の差分を検出し、この検出された差分値を合焦
    位置に対応する値に近付けるべく被写体と前記結像光学
    系との間の相対距離を可変するに際し、 前記差分値の合焦位置における直線近似特性を求める工
    程と、 この工程で求められた直線近似特性と前記検出された差
    分値とに基づいて、前記被写体と結像光学系との間の相
    対距離の可変量を求める工程と、 この工程で求められた可変量に応じて、前記被写体と前
    記結像光学系との間の相対距離を可変する工程とを具備
    したことを特徴とする自動焦点調整方法。
  5. 【請求項5】 各検出ポイントごとに、結像光学系にお
    ける予定結像面に対して共役な前後の各光学像のコント
    ラスト値の差分を検出し、この検出された差分値を合焦
    位置に対応する値に近付けるべく被写体と前記結像光学
    系との間の相対距離を可変するに際し、 前記検出された差分値の絶対値が前回の検出ポイントに
    おいて検出された差分値の絶対値に対し増加しているか
    否かを判定する工程と、 前記差分値の絶対値が増加していると判定された場合に
    は、前記差分値の変化特性に基づいて予め設定した固定
    量を前記被写体と結像光学系との間の相対距離の可変量
    とする工程と、 前記差分値の合焦位置における直線近似特性を求める工
    程と、 前記差分値の絶対値が増加していないと判定された場合
    には、前記検出された差分値と前記直線近似特性とに基
    づいて前記被写体と結像光学系との間の相対距離の可変
    量を求める工程と、 前記求められた可変量に応じて、前記被写体と前記結像
    光学系との間の相対距離を可変するための工程とを具備
    したことを特徴とする自動焦点調整方法。
JP30350794A 1994-12-07 1994-12-07 自動焦点調整装置および自動焦点調整方法 Withdrawn JPH08160284A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7576796B2 (en) 2002-08-23 2009-08-18 Fujinon Corporation Auto focus system
CN115128762A (zh) * 2022-07-13 2022-09-30 华侨大学 一种基于光强梯度数的自动对焦测量方法

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CN115128762B (zh) * 2022-07-13 2023-05-05 华侨大学 一种基于光强梯度数的自动对焦测量方法

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