JPH0816084B2 - 光学活性フェニルエチルアミン誘導体の製造法 - Google Patents
光学活性フェニルエチルアミン誘導体の製造法Info
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- JPH0816084B2 JPH0816084B2 JP1128236A JP12823689A JPH0816084B2 JP H0816084 B2 JPH0816084 B2 JP H0816084B2 JP 1128236 A JP1128236 A JP 1128236A JP 12823689 A JP12823689 A JP 12823689A JP H0816084 B2 JPH0816084 B2 JP H0816084B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、光学活性フェニルエチルアミン誘導体の製
造法に関するものである。
造法に関するものである。
〈従来の技術〉 光学活性フェニルエチルアミン誘導体は、優れた光学
分割剤、不斉誘導化試薬として有用な化合物である。ま
た、β−ブロッカーなど医薬品の合成原料として使用さ
れることもある。しかしながら、化学的に合成されたフ
ェニルエチルアミン誘導体は、RS体であるので前記光学
分割剤、もしくは合成原料とするには、光学分割して光
学活性なものにしなければならない。1−フェニルエチ
ルアミンの光学分割法としては、(+)−酒石酸または
(−)−リンゴ酸を用いる方法(Organic Synthesis,Co
ll.Vol.2 P506(1943))、光学活性マンデル酸を用い
る方法(特開昭56-26848号公報)などが報告されてい
る。また、フェニルエチルアミン誘導体の光学分割法と
しては、酒石酸を用いる方法(J.Chem.Soc.,(B)2418
-2423(1971))が知られているのみである。
分割剤、不斉誘導化試薬として有用な化合物である。ま
た、β−ブロッカーなど医薬品の合成原料として使用さ
れることもある。しかしながら、化学的に合成されたフ
ェニルエチルアミン誘導体は、RS体であるので前記光学
分割剤、もしくは合成原料とするには、光学分割して光
学活性なものにしなければならない。1−フェニルエチ
ルアミンの光学分割法としては、(+)−酒石酸または
(−)−リンゴ酸を用いる方法(Organic Synthesis,Co
ll.Vol.2 P506(1943))、光学活性マンデル酸を用い
る方法(特開昭56-26848号公報)などが報告されてい
る。また、フェニルエチルアミン誘導体の光学分割法と
しては、酒石酸を用いる方法(J.Chem.Soc.,(B)2418
-2423(1971))が知られているのみである。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、前記の方法は、その操作が繁雑で、比較的多
量の溶媒を必要としたり、高純度の光学活性体を得るた
めには何回もの再結晶を必要とするため、工業的に実用
化可能なレベルではない。そこで、本発明者らは、光学
活性フェニルエチルアミン誘導体の実用的な製造法の確
立を目的として鋭意検討をかさねた。
量の溶媒を必要としたり、高純度の光学活性体を得るた
めには何回もの再結晶を必要とするため、工業的に実用
化可能なレベルではない。そこで、本発明者らは、光学
活性フェニルエチルアミン誘導体の実用的な製造法の確
立を目的として鋭意検討をかさねた。
〈課題を解決するための手段〉 その結果、上記目的は光学活性N−ホルミルフェニル
アラニンを分割剤として、次の一般式(I) (式中、nは0〜2の整数、R1、R2は各々水素原子、ハ
ロゲン原子、メチル基、またはメトキシ基を表わし、n
=2の場合はR1、R2の少なくとも一方はハロゲン原子、
メチル基またはメトキシ基である。) で示される(RS)−フェニルエチルアミン誘導体を光学
分割することによって達成されることがわかった。
アラニンを分割剤として、次の一般式(I) (式中、nは0〜2の整数、R1、R2は各々水素原子、ハ
ロゲン原子、メチル基、またはメトキシ基を表わし、n
=2の場合はR1、R2の少なくとも一方はハロゲン原子、
メチル基またはメトキシ基である。) で示される(RS)−フェニルエチルアミン誘導体を光学
分割することによって達成されることがわかった。
すなわち、本発明は光学活性N−ホルミルフェニルア
ラニンを分割剤として、次の一般式(I) (式中、nは0〜2の整数、R1、R2は水素原子、ハロゲ
ン原子、メチル基またはメトキシ基を表わし、n=2の
場合はR1、R2の少なくとも一方はハロゲン原子、メチル
基またはメトキシ基である。) で示される(RS)−フェニルエチルアミン誘導体を光学
分割することを特徴とする光学活性フェニルエチルアミ
ン誘導体の製造方法である。
ラニンを分割剤として、次の一般式(I) (式中、nは0〜2の整数、R1、R2は水素原子、ハロゲ
ン原子、メチル基またはメトキシ基を表わし、n=2の
場合はR1、R2の少なくとも一方はハロゲン原子、メチル
基またはメトキシ基である。) で示される(RS)−フェニルエチルアミン誘導体を光学
分割することを特徴とする光学活性フェニルエチルアミ
ン誘導体の製造方法である。
以下、本発明の構成を詳しく説明する。
本発明で用いる分割剤は光学活性N−ホルミルフェニ
ルアラニンであり、そのD体およびL体のいずれも用い
ることができる。
ルアラニンであり、そのD体およびL体のいずれも用い
ることができる。
本発明で原料として用いられる(RS)−フェニルエチ
ルアミン誘導体は、上記式(I)で表わされる化合物で
あって、ハロゲン原子としては、好ましくは塩素原子ま
たは臭素原子である。上記式(I)で表わされる化合物
の好ましい具体例としては、1−フェニルエチルアミ
ン、1−(p−ブロモフェニル)エチルアミン、1−
(p−クロロフェニル)エチルアミン、1−(2,4−ジ
クロロフェニル)エチルアミン、1−(p−メチルフェ
ニル)エチルアミン、1−メチル−3−(p−メトキシ
フェニル)プロピルアミンなどが挙げられる。
ルアミン誘導体は、上記式(I)で表わされる化合物で
あって、ハロゲン原子としては、好ましくは塩素原子ま
たは臭素原子である。上記式(I)で表わされる化合物
の好ましい具体例としては、1−フェニルエチルアミ
ン、1−(p−ブロモフェニル)エチルアミン、1−
(p−クロロフェニル)エチルアミン、1−(2,4−ジ
クロロフェニル)エチルアミン、1−(p−メチルフェ
ニル)エチルアミン、1−メチル−3−(p−メトキシ
フェニル)プロピルアミンなどが挙げられる。
本発明において、原料として用いられる(R−S)−
フェニルエチルアミン誘導体は、(R)−フェニルエチ
ルアミン誘導体と(S)−フェニルエチルアミン誘導体
とを等量含むラセミ型混合物のみならず、いずれか一方
の光学異性体を等量以上に含む混合物をも包含するもの
である。
フェニルエチルアミン誘導体は、(R)−フェニルエチ
ルアミン誘導体と(S)−フェニルエチルアミン誘導体
とを等量含むラセミ型混合物のみならず、いずれか一方
の光学異性体を等量以上に含む混合物をも包含するもの
である。
(RS)−フェニルエチルアミン誘導体の光学分割は次
の手順と条件で行なう。
の手順と条件で行なう。
まず、溶媒中で(RS)−フェニルエチルアミン誘導体
1モルに対して0.1〜2.0モル、好ましくは0.5〜1.0モル
量のN−ホルミル−D−フェニルアラニンもしくはN−
ホルミル−L−フェニルアラニンを接触させる。
1モルに対して0.1〜2.0モル、好ましくは0.5〜1.0モル
量のN−ホルミル−D−フェニルアラニンもしくはN−
ホルミル−L−フェニルアラニンを接触させる。
ここで使用する溶媒としては、フェニルエチルアミン
誘導体とN−ホルミルフェニルアラニンを溶解するとと
もに溶液中でこれらの化合物を化学的に変質せしめるこ
となく、かつジアステレオマー塩を析出せしめるもので
あればよく、たとえば、水、メタノール、エタノール、
プロパノール、アセトンなどの有機溶媒を単独あるいは
混合溶媒として用いることができる。好ましい溶媒は、
水、低級アルコールであり、工業的には水が特に好まし
い。
誘導体とN−ホルミルフェニルアラニンを溶解するとと
もに溶液中でこれらの化合物を化学的に変質せしめるこ
となく、かつジアステレオマー塩を析出せしめるもので
あればよく、たとえば、水、メタノール、エタノール、
プロパノール、アセトンなどの有機溶媒を単独あるいは
混合溶媒として用いることができる。好ましい溶媒は、
水、低級アルコールであり、工業的には水が特に好まし
い。
(RS)−フェニルエチルアミン誘導体に前記分割剤を
接触させる方法としては、上記した溶媒中に(RS)−フ
ェニルエチルアミン誘導体および分割剤を別個に溶解し
て混合してもよいし、また溶媒中にそれらを順次溶解し
てもよい。さらにあらかじめ(RS)−フェニルエチルア
ミン誘導体と分割剤とからつくった塩を該溶媒中に添加
溶解してもよい。
接触させる方法としては、上記した溶媒中に(RS)−フ
ェニルエチルアミン誘導体および分割剤を別個に溶解し
て混合してもよいし、また溶媒中にそれらを順次溶解し
てもよい。さらにあらかじめ(RS)−フェニルエチルア
ミン誘導体と分割剤とからつくった塩を該溶媒中に添加
溶解してもよい。
次に、接触によって得られた溶液を冷却および/ある
いは濃縮する。すると、難溶性のジアステレオマー塩が
晶析する。難溶性のジアステレオマー塩を分割溶媒から
析出させる際の温度は使用する溶媒の凝固点から沸点の
範囲であればよく、目的に応じて適宜決められるが、通
常0℃から80℃の範囲で十分である。
いは濃縮する。すると、難溶性のジアステレオマー塩が
晶析する。難溶性のジアステレオマー塩を分割溶媒から
析出させる際の温度は使用する溶媒の凝固点から沸点の
範囲であればよく、目的に応じて適宜決められるが、通
常0℃から80℃の範囲で十分である。
難溶性のジアステレオマー塩の結晶は、過、遠心分
離などの通常の固液分離法によって容易に分離すること
ができる。
離などの通常の固液分離法によって容易に分離すること
ができる。
一方、難溶性のジアステレオマー塩を分離した残りの
母液をそのまま、または濃縮および/あるいは冷却して
易溶性のジアステレオマー塩を析出せしめ、これを分離
することもできる。
母液をそのまま、または濃縮および/あるいは冷却して
易溶性のジアステレオマー塩を析出せしめ、これを分離
することもできる。
かくして得られる各ジアステレオマー塩を適当な方法
で分解することによって、分割剤と(R)−フェニルエ
チルアミン誘導体または(S)−フェニルエチルアミン
誘導体を分離・採取することができる。
で分解することによって、分割剤と(R)−フェニルエ
チルアミン誘導体または(S)−フェニルエチルアミン
誘導体を分離・採取することができる。
ジアステレオマー塩の分解方法は任意であり、たとえ
ば、水性溶媒中酸またはアルカリで処理する方法などが
適用できる。すなわち、たとえばジアステレオマー塩水
溶液にアンモニアを添加し、これをトルエンなどの有機
溶媒で抽出すると(R)−フェニルエチルアミン誘導体
または(S)−フェニルエチルアミン誘導体が有機溶媒
相に抽出されてくるので、抽出後有機溶媒を留出するこ
とによって容易に光学活性フェニルエチルアミン誘導体
を得ることができる。
ば、水性溶媒中酸またはアルカリで処理する方法などが
適用できる。すなわち、たとえばジアステレオマー塩水
溶液にアンモニアを添加し、これをトルエンなどの有機
溶媒で抽出すると(R)−フェニルエチルアミン誘導体
または(S)−フェニルエチルアミン誘導体が有機溶媒
相に抽出されてくるので、抽出後有機溶媒を留出するこ
とによって容易に光学活性フェニルエチルアミン誘導体
を得ることができる。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例中、光学純度は次のように測定したもの
を示す。
を示す。
光学純度: フェニルエチルアミン誘導体またはジアステレオマー
塩の0.2%水/アルコール溶液0.1mlを調製し、2%トリ
エチルアミンのアセトニトリル溶液0.1mlと0.4%2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル
イソチオシアネート(以下、GITCと略す)のアセトニト
リル溶液0.1mlとを添加して混合した。30分室温で反応
させたのち、0.3%ジエチルアミンのアセトニトリル溶
液0.1mlで未反応のGITCを分解したサンプルを高速液体
クロマトグラフィ(HPLC)により次の条件で分析し、ア
ミンの光学純度(%ee)を求めた。
塩の0.2%水/アルコール溶液0.1mlを調製し、2%トリ
エチルアミンのアセトニトリル溶液0.1mlと0.4%2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル
イソチオシアネート(以下、GITCと略す)のアセトニト
リル溶液0.1mlとを添加して混合した。30分室温で反応
させたのち、0.3%ジエチルアミンのアセトニトリル溶
液0.1mlで未反応のGITCを分解したサンプルを高速液体
クロマトグラフィ(HPLC)により次の条件で分析し、ア
ミンの光学純度(%ee)を求めた。
HPLC条件 カラム:μ−Bondasphere 5μ C18−100Å 3.9×150mm UV:254nm 各フェニルエチルアミン誘導体をGITCでさらに誘導体
化した化合物の移動相、カラム温度および保持時間を表
1に示した。
化した化合物の移動相、カラム温度および保持時間を表
1に示した。
実施例1 (RS)−1−フェニルエチルアミン2.42gとN−ホル
ミル−L−フェニルアラニン3.86gとを水15mlに加え、
水浴上65℃に加熱して攪拌しつつ完全溶解した。加熱を
止め、徐冷し、28℃で一夜攪拌して析出物を別、乾燥
して1.54gの白色の(S)−1−フェニルエチルアミン
・N−ホルミル−L−フェニルアラニン塩を得た。
ミル−L−フェニルアラニン3.86gとを水15mlに加え、
水浴上65℃に加熱して攪拌しつつ完全溶解した。加熱を
止め、徐冷し、28℃で一夜攪拌して析出物を別、乾燥
して1.54gの白色の(S)−1−フェニルエチルアミン
・N−ホルミル−L−フェニルアラニン塩を得た。
この結晶を水5mlによって再結晶することにより、
(S)−1−フェニルエチルアミン・N−ホルミル−L
−フェニルアラニン塩0.88gが得られた。
(S)−1−フェニルエチルアミン・N−ホルミル−L
−フェニルアラニン塩0.88gが得られた。
この結晶に4%アンモニア水5mlを加え、クロロホル
ム5mlで2回抽出した。クロロホルム層は、飽和硫酸ナ
トリウム水溶液5mlで洗浄した後、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下で濃縮してクロロホルムを留去する
と、0.32gの(S)−1−フェニルエチルアミンが得ら
れた。収率は(S)−1−フェニルエチルアミンに対し
て26.4%であり、光学純度は98.5%eeであった。
ム5mlで2回抽出した。クロロホルム層は、飽和硫酸ナ
トリウム水溶液5mlで洗浄した後、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下で濃縮してクロロホルムを留去する
と、0.32gの(S)−1−フェニルエチルアミンが得ら
れた。収率は(S)−1−フェニルエチルアミンに対し
て26.4%であり、光学純度は98.5%eeであった。
比較例1 実施例1のN−ホルミル−L−フェニルアラニンをN
−アセチル−L−フェニルアラニンに変えた以外は、実
施例1と同様にして(S)−1−フェニルエチルアミン
の光学分割を行なったところ、得られた(S)−1−フ
ェニルエチルアミンの光学純度は5%ee未満であった。
−アセチル−L−フェニルアラニンに変えた以外は、実
施例1と同様にして(S)−1−フェニルエチルアミン
の光学分割を行なったところ、得られた(S)−1−フ
ェニルエチルアミンの光学純度は5%ee未満であった。
実施例2 (RS)−1−(p−ブロモフェニル)エチルアミン1
7.00gとN−ホルミル−L−フェニルアラニン16.42gと
を水134mlに加え、水浴上70〜80℃に加熱して完全溶解
した。ゆっくり攪拌しながら6時間かけて徐冷し、28℃
で2時間攪拌して析出物を別した。乾燥して15.18gの
白色の(R)−1−(p−ブロモフェニル)エチルアミ
ン・N−ホルミル−L−フェニルアラニン塩を得た。
7.00gとN−ホルミル−L−フェニルアラニン16.42gと
を水134mlに加え、水浴上70〜80℃に加熱して完全溶解
した。ゆっくり攪拌しながら6時間かけて徐冷し、28℃
で2時間攪拌して析出物を別した。乾燥して15.18gの
白色の(R)−1−(p−ブロモフェニル)エチルアミ
ン・N−ホルミル−L−フェニルアラニン塩を得た。
この結晶を水110mlによって再結晶することにより、
(R)−1−(p−ブロモフェニル)エチルアミン・N
−ホルミル−L−フェニルアラニン塩12.30gが得られ
た。
(R)−1−(p−ブロモフェニル)エチルアミン・N
−ホルミル−L−フェニルアラニン塩12.30gが得られ
た。
この結晶に2Nの水酸化ナトリウム30mlを加え、トルエ
ン30mlで2回抽出した。トルエン層は、水20mlで洗浄し
た後、乾燥して減圧下で濃縮してトルエンを留去する
と、6.05gの(R)−1−(p−ブロモフェニル)エチ
ルアミンが得られた。収率は35.6%であり、光学純度は
99.3%eeであった。
ン30mlで2回抽出した。トルエン層は、水20mlで洗浄し
た後、乾燥して減圧下で濃縮してトルエンを留去する
と、6.05gの(R)−1−(p−ブロモフェニル)エチ
ルアミンが得られた。収率は35.6%であり、光学純度は
99.3%eeであった。
実施例3 (RS)−1−(p−クロロフェニル)エチルアミン6.
23gとN−ホルミル−L−フェニルアラニン7.72gとを水
100mlに加え、水浴上70〜80℃に加熱して完全溶解し
た。ゆっくり攪拌しながら6時間かけて冷却し、25℃で
一夜攪拌した。析出物を別、乾燥して4.73gの白色の
(R)−1−(p−クロロフェニル)エチルアミン・N
−ホルミル−L−フェニルアラニン塩を得た。この結晶
に4%アンモニア水20mlを加え、トルエン20mlで3回抽
出した。トルエン層は水20mlで洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、減圧下でトルエンを留去すると、1.
95gの(R)−1−(p−クロロフェニル)エチルアミ
ンが得られた。収率は31.3%であり、光学純度は90.5%
eeであった。
23gとN−ホルミル−L−フェニルアラニン7.72gとを水
100mlに加え、水浴上70〜80℃に加熱して完全溶解し
た。ゆっくり攪拌しながら6時間かけて冷却し、25℃で
一夜攪拌した。析出物を別、乾燥して4.73gの白色の
(R)−1−(p−クロロフェニル)エチルアミン・N
−ホルミル−L−フェニルアラニン塩を得た。この結晶
に4%アンモニア水20mlを加え、トルエン20mlで3回抽
出した。トルエン層は水20mlで洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、減圧下でトルエンを留去すると、1.
95gの(R)−1−(p−クロロフェニル)エチルアミ
ンが得られた。収率は31.3%であり、光学純度は90.5%
eeであった。
比較例2 実施例3のN−ホルミル−L−フェニルアラニンをN
−アセチル−L−フェニルアラニンに変えた以外は、実
施例3と同様にして(R)−1−(p−クロロフェニ
ル)エチルアミンの光学分割を行なったところ、結晶は
析出せず、光学分割は行なえなかった。
−アセチル−L−フェニルアラニンに変えた以外は、実
施例3と同様にして(R)−1−(p−クロロフェニ
ル)エチルアミンの光学分割を行なったところ、結晶は
析出せず、光学分割は行なえなかった。
実施例4 (RS)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチルアミ
ン塩酸塩9.08gとN−ホルミル−L−フェニルアラニン
7.73gとを1Nの水酸化ナトリウム4mlを添加した水260ml
に加え、水浴上70〜80℃に加熱して完全溶解した。ゆっ
くり攪拌しながら冷却し、25℃でそのまま一夜攪拌し
た。析出物を別、乾燥して6.18gの白色の(−)−1
−(2,4−ジクロロフェニル)エチルアミン・N−ホル
ミル−L−フェニルアラニン塩を得た。この結晶に4%
アンモニア水20mlを加え、トルエン20mlで3回抽出し
た。トルエン層は水20mlで洗浄し、乾燥した後、減圧下
で濃縮してトルエンを留去すると、2.92gの(−)−1
−(2,4−ジクロロフェニル)エチルアミンが得られ
た。収率は38.3%であり、光学純度は86.3%eeであっ
た。
ン塩酸塩9.08gとN−ホルミル−L−フェニルアラニン
7.73gとを1Nの水酸化ナトリウム4mlを添加した水260ml
に加え、水浴上70〜80℃に加熱して完全溶解した。ゆっ
くり攪拌しながら冷却し、25℃でそのまま一夜攪拌し
た。析出物を別、乾燥して6.18gの白色の(−)−1
−(2,4−ジクロロフェニル)エチルアミン・N−ホル
ミル−L−フェニルアラニン塩を得た。この結晶に4%
アンモニア水20mlを加え、トルエン20mlで3回抽出し
た。トルエン層は水20mlで洗浄し、乾燥した後、減圧下
で濃縮してトルエンを留去すると、2.92gの(−)−1
−(2,4−ジクロロフェニル)エチルアミンが得られ
た。収率は38.3%であり、光学純度は86.3%eeであっ
た。
実施例5 (RS)−1−(p−メチルフェニル)エチルアミン5.
40gとN−ホルミル−L−フェニルアラニン7.73gとを水
100mlに加え、水浴上70℃に加熱して完全溶解した。ゆ
っくり攪拌しながら冷却し、25℃でそのまま一夜攪拌し
た。析出物を別、乾燥して6.13gの白色の(R)−1
−(p−メチルフェニル)エチルアミン・N−ホルミル
−L−フェニルアラニン塩を得た。この結晶に4%アン
モニア水25mlを加え、クロロホルム20mlで3回抽出し
た。クロロホルム層は、飽和食塩水20mlで洗浄し、乾燥
した後、減圧下で濃縮してトルエンを留去すると、2.40
gの(R)−1−(p−メチルフェニル)エチルアミン
が得られた。
40gとN−ホルミル−L−フェニルアラニン7.73gとを水
100mlに加え、水浴上70℃に加熱して完全溶解した。ゆ
っくり攪拌しながら冷却し、25℃でそのまま一夜攪拌し
た。析出物を別、乾燥して6.13gの白色の(R)−1
−(p−メチルフェニル)エチルアミン・N−ホルミル
−L−フェニルアラニン塩を得た。この結晶に4%アン
モニア水25mlを加え、クロロホルム20mlで3回抽出し
た。クロロホルム層は、飽和食塩水20mlで洗浄し、乾燥
した後、減圧下で濃縮してトルエンを留去すると、2.40
gの(R)−1−(p−メチルフェニル)エチルアミン
が得られた。
収率は44.4%であり、光学純度は76.9%eeであった。
実施例7 (RS)−1−メチル−3−(p−メトキシフェニル)
プロピルアミン5.38gとN−ホルミル−L−フェニルア
ラニン5.80gとを水120mlに60℃で加熱溶解した。ゆっく
り攪拌しながら4時間で冷却し、25℃でそのまま一夜攪
拌した。析出物を別、乾燥して2.88gの白色の(−)
−1−メチル−3−(p−メトキシフェニル)プロピル
アミン・N−ホルミル−L−フェニルアラニン塩を得
た。この結晶に1Nの水酸化ナトリウム水溶液12mlを加
え、トルエン10mlで2回抽出した。トルエン層は飽和食
塩水5mlで洗浄し、乾燥した後、減圧下で濃縮してトル
エンを留去すると、1.30gの(−)−1−メチル−3−
(p−メトキシフェニル)プロピルアミンが収率24.2%
で得られた。光学純度は次に示す方法で測定した結果、
76.2%eeであった。
プロピルアミン5.38gとN−ホルミル−L−フェニルア
ラニン5.80gとを水120mlに60℃で加熱溶解した。ゆっく
り攪拌しながら4時間で冷却し、25℃でそのまま一夜攪
拌した。析出物を別、乾燥して2.88gの白色の(−)
−1−メチル−3−(p−メトキシフェニル)プロピル
アミン・N−ホルミル−L−フェニルアラニン塩を得
た。この結晶に1Nの水酸化ナトリウム水溶液12mlを加
え、トルエン10mlで2回抽出した。トルエン層は飽和食
塩水5mlで洗浄し、乾燥した後、減圧下で濃縮してトル
エンを留去すると、1.30gの(−)−1−メチル−3−
(p−メトキシフェニル)プロピルアミンが収率24.2%
で得られた。光学純度は次に示す方法で測定した結果、
76.2%eeであった。
1−メチル−3−(p−メトキシフェニル)プロピル
アミンの光学純度の測定法:(R)−(+)−α−メト
キシ−α−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸1.5gに
過剰の塩化チオニル10mlを加え、5時間環流した。過剰
の塩化チオニルを減圧下で留去した残渣に25mlのクロロ
ホルムを加えてモッシャー試薬溶液とする。1−メチル
−3−(p−メトキシフェニル)プロピルアミン30mgに
モッシャー試薬0.3mlを加えて混合し、室温で10分静置
した後、次のHPLC条件で分析し、アミンの%eeを求め
た。
アミンの光学純度の測定法:(R)−(+)−α−メト
キシ−α−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸1.5gに
過剰の塩化チオニル10mlを加え、5時間環流した。過剰
の塩化チオニルを減圧下で留去した残渣に25mlのクロロ
ホルムを加えてモッシャー試薬溶液とする。1−メチル
−3−(p−メトキシフェニル)プロピルアミン30mgに
モッシャー試薬0.3mlを加えて混合し、室温で10分静置
した後、次のHPLC条件で分析し、アミンの%eeを求め
た。
HPLC条件 カラム:μ:Bondaphere 5μ C18−100Å 3.9×150mm 移動相:0.05%H3PO4/メタノール =40/60 1.0ml/min カラム温度:40℃ UV:254nm 保持時間:(+)−1−メチル−3−(p−メトキシフ
ェニル)プロピルアミンのR−(+)−α−メトキシ−
α−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸化物 15.7mi
n (−)−1−メチル−3−(P−メトキシフ
ェニル)プロピルアミンのR−(+)−α−メトキシ−
α−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸化物 16.8mi
n 〈発明の効果〉 かくして、本発明によれば、(RS)フェニルエチルア
ミン誘導体を極めて簡単な方法で収率よく、高い光学純
度で光学分割することができる。また、分割剤の光学活
性N−ホルミルフェニルアラニンは、ジアステレオマー
塩を酸・アルカリで処理することにより容易に回収で
き、さらに回収された光学活性N−ホルミルフェニルア
ラニンは、再使用が可能である。
ェニル)プロピルアミンのR−(+)−α−メトキシ−
α−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸化物 15.7mi
n (−)−1−メチル−3−(P−メトキシフ
ェニル)プロピルアミンのR−(+)−α−メトキシ−
α−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸化物 16.8mi
n 〈発明の効果〉 かくして、本発明によれば、(RS)フェニルエチルア
ミン誘導体を極めて簡単な方法で収率よく、高い光学純
度で光学分割することができる。また、分割剤の光学活
性N−ホルミルフェニルアラニンは、ジアステレオマー
塩を酸・アルカリで処理することにより容易に回収で
き、さらに回収された光学活性N−ホルミルフェニルア
ラニンは、再使用が可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】光学活性N−ホルミルフェニルアラニンを
分割剤として、次の一般式(I) (式中、nは0〜2の整数、R1、R2は各々水素原子、ハ
ロゲン原子、メチル基、またはメトキシ基を表わし、n
=2の場合はR1、R2の少なくとも一方はハロゲン原子、
メチル基またはメトキシ基である。) で示される(RS)−フェニルエチルアミン誘導体を光学
分割することを特徴とする光学活性フェニルエチルアミ
ン誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1128236A JPH0816084B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | 光学活性フェニルエチルアミン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1128236A JPH0816084B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | 光学活性フェニルエチルアミン誘導体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02306942A JPH02306942A (ja) | 1990-12-20 |
| JPH0816084B2 true JPH0816084B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=14979860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1128236A Expired - Fee Related JPH0816084B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | 光学活性フェニルエチルアミン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0816084B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3843474B2 (ja) | 1995-12-07 | 2006-11-08 | 住友化学株式会社 | 光学活性な1−フェニルエチルアミン誘導体のラセミ化方法 |
| JP2001294582A (ja) * | 2000-04-12 | 2001-10-23 | Fuji Chemical Industries Ltd | 光学活性アミノブチロラクトンの製造法 |
| FR2927900B1 (fr) * | 2008-02-27 | 2010-09-17 | Clariant Specialty Fine Chem | Procede de preparation d'alpha-aminoacetals optiquement actifs. |
| CN108658784B (zh) * | 2018-04-26 | 2020-12-18 | 联化科技股份有限公司 | (r)-1-(4-甲基苯基)乙胺的合成方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6354342A (ja) * | 1986-08-26 | 1988-03-08 | Daicel Chem Ind Ltd | (±)−α−エチルベンジルアミンの光学分割方法 |
-
1989
- 1989-05-22 JP JP1128236A patent/JPH0816084B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02306942A (ja) | 1990-12-20 |
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