JPH08161481A - 2値化装置 - Google Patents
2値化装置Info
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- JPH08161481A JPH08161481A JP6298103A JP29810394A JPH08161481A JP H08161481 A JPH08161481 A JP H08161481A JP 6298103 A JP6298103 A JP 6298103A JP 29810394 A JP29810394 A JP 29810394A JP H08161481 A JPH08161481 A JP H08161481A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 背景とパターンとの境界の不明瞭度が大きい
場合でも、適切な2値化しきい値を決定できるようにす
る。 【構成】 メモリ1に格納された濃淡画像から差分手段
2,2値化手段3を介して差分2値化画像(4)を得、
この2値化画像によりマスク手段6でもとの濃淡画像を
マスクして得られる画像の濃度ヒストグラムを手段7に
より作成し、このヒストグラムによって2値化手段9の
2値化しきい値を決定する。特に、前記差分手段2にお
いて2組の連続した複数画素の平均濃度値を用いること
により、ヒストグラムに背景とパターンとの境界が明瞭
に現れるようにし、2値化しきい値の決定を容易にす
る。
場合でも、適切な2値化しきい値を決定できるようにす
る。 【構成】 メモリ1に格納された濃淡画像から差分手段
2,2値化手段3を介して差分2値化画像(4)を得、
この2値化画像によりマスク手段6でもとの濃淡画像を
マスクして得られる画像の濃度ヒストグラムを手段7に
より作成し、このヒストグラムによって2値化手段9の
2値化しきい値を決定する。特に、前記差分手段2にお
いて2組の連続した複数画素の平均濃度値を用いること
により、ヒストグラムに背景とパターンとの境界が明瞭
に現れるようにし、2値化しきい値の決定を容易にす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外観検査等の視覚認
識装置において、背景とパターンとを含む濃淡画像を2
値化し、背景部分とパターン部分とに分離する際の2値
化しきい値を自動的に決定することができる2値化装置
に関する。
識装置において、背景とパターンとを含む濃淡画像を2
値化し、背景部分とパターン部分とに分離する際の2値
化しきい値を自動的に決定することができる2値化装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の2値化方式としては、濃淡画像
の濃淡ヒストグラムを作成し、その濃度頻度分布から2
値化しきい値を決定するものが、従来から良く用いられ
ている(例えば、電子通信学会誌(D),Vol.J6
3−D,No.42,pp349〜356,1980
「判別および最小二乗基準に基づく自動しきい値選定
法」参照)。この方式の場合、背景とパターンの境界が
明瞭でないときは、2値化しきい値を決定することが難
しいため、原濃淡画像の微分画像に着目した種々の変形
が試みられている。これらは、背景とパターンの境界付
近で微分画像の絶対値が大きくなることを利用したもの
である。1例として、微分値の大きい領域を除いた部分
の濃淡ヒストグラムを作成して、これから2値化しきい
値を決定するものがある(例えば、尾崎,谷口,小川著
「画像処理」,pp169,1983年共立出版発
行)。さらに、別の例として、微分値の大きい領域のみ
濃淡ヒストグラムを作成して、これから2値化しきい値
を決定するものもある。
の濃淡ヒストグラムを作成し、その濃度頻度分布から2
値化しきい値を決定するものが、従来から良く用いられ
ている(例えば、電子通信学会誌(D),Vol.J6
3−D,No.42,pp349〜356,1980
「判別および最小二乗基準に基づく自動しきい値選定
法」参照)。この方式の場合、背景とパターンの境界が
明瞭でないときは、2値化しきい値を決定することが難
しいため、原濃淡画像の微分画像に着目した種々の変形
が試みられている。これらは、背景とパターンの境界付
近で微分画像の絶対値が大きくなることを利用したもの
である。1例として、微分値の大きい領域を除いた部分
の濃淡ヒストグラムを作成して、これから2値化しきい
値を決定するものがある(例えば、尾崎,谷口,小川著
「画像処理」,pp169,1983年共立出版発
行)。さらに、別の例として、微分値の大きい領域のみ
濃淡ヒストグラムを作成して、これから2値化しきい値
を決定するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれのものも画像の品質が悪い場合や、背景とパターン
との境界の不明瞭度が大きい場合等には、微分値の絶対
値が大きい画素を抽出する際に背景やパターン中の振幅
の小さな濃度変化を拾ってしまうため、抽出された画素
の中で背景とパターンとの境界部以外の画素が大きな部
分を占めることになる。このため、微分を利用する効果
が低減し、適切な2値化しきい値の決定が難しくなるこ
とがある。したがって、この発明の課題は背景とパター
ンとの境界の不明瞭度が大きい場合にも、適切な2値化
しきい値を決定し得るようにすることにある。
ずれのものも画像の品質が悪い場合や、背景とパターン
との境界の不明瞭度が大きい場合等には、微分値の絶対
値が大きい画素を抽出する際に背景やパターン中の振幅
の小さな濃度変化を拾ってしまうため、抽出された画素
の中で背景とパターンとの境界部以外の画素が大きな部
分を占めることになる。このため、微分を利用する効果
が低減し、適切な2値化しきい値の決定が難しくなるこ
とがある。したがって、この発明の課題は背景とパター
ンとの境界の不明瞭度が大きい場合にも、適切な2値化
しきい値を決定し得るようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、この発明では、外部より与えられるしきい値で
濃淡画像を2値化する第1の2値化手段と、前記濃淡画
像の水平方向および垂直方向について、隣接する場合を
含み一定の距離だけ離間した2組の連続する複数画素の
平均濃度値の差を差分値として求める差分手段と、この
差分手段により得られる差分画像を2値化する第2の2
値化手段と、前記差分手段にて得られた水平方向の差分
画像を前記第2の2値化手段で2値化した2値化画像
と、前記差分手段にて得られた垂直方向の差分画像を前
記第2の2値化手段で2値化した2値化画像との論理和
演算を行ないその結果を記憶する2値画像メモリと、前
記濃淡画像をこの2値画像メモリからの2値化画像によ
りマスクする画像マスク手段と、この画像マスク手段に
よりマスクされた前記濃淡画像の濃度頻度分布を得るヒ
ストグラム作成手段と、このヒストグラム作成手段によ
り得られた濃度頻度分布から前記第1の2値化手段にお
ける2値化しきい値を決定する2値化しきい値決定手段
とを設けたことを特徴としている。
るため、この発明では、外部より与えられるしきい値で
濃淡画像を2値化する第1の2値化手段と、前記濃淡画
像の水平方向および垂直方向について、隣接する場合を
含み一定の距離だけ離間した2組の連続する複数画素の
平均濃度値の差を差分値として求める差分手段と、この
差分手段により得られる差分画像を2値化する第2の2
値化手段と、前記差分手段にて得られた水平方向の差分
画像を前記第2の2値化手段で2値化した2値化画像
と、前記差分手段にて得られた垂直方向の差分画像を前
記第2の2値化手段で2値化した2値化画像との論理和
演算を行ないその結果を記憶する2値画像メモリと、前
記濃淡画像をこの2値画像メモリからの2値化画像によ
りマスクする画像マスク手段と、この画像マスク手段に
よりマスクされた前記濃淡画像の濃度頻度分布を得るヒ
ストグラム作成手段と、このヒストグラム作成手段によ
り得られた濃度頻度分布から前記第1の2値化手段にお
ける2値化しきい値を決定する2値化しきい値決定手段
とを設けたことを特徴としている。
【0005】
【作用】隣接するか、または離れた2組の連続する複数
画素の平均濃度値の差を差分値とする差分手段を設ける
ことにより、背景やパターン中の振幅の小さな濃度変化
を拾うことなく、背景とパターンとの境界部分のみを抽
出し得るようにする。また、差分手段では水平方向と垂
直方向の各差分を得るようにし、両差分の2値化画像の
論理和(OR)をとることにより、どの方向の濃度変化
に対しても同様の効果を期待できるようにする。
画素の平均濃度値の差を差分値とする差分手段を設ける
ことにより、背景やパターン中の振幅の小さな濃度変化
を拾うことなく、背景とパターンとの境界部分のみを抽
出し得るようにする。また、差分手段では水平方向と垂
直方向の各差分を得るようにし、両差分の2値化画像の
論理和(OR)をとることにより、どの方向の濃度変化
に対しても同様の効果を期待できるようにする。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示すブロック図で
ある。同図において、1は2値化すべき濃淡画像が格納
されている濃淡画像メモリ、2はこの濃淡画像メモリ1
から読み出された画像信号の差分画像を生成する差分手
段、3は差分2値化画像を得るための2値化手段、4は
2値化手段3により得られた2値化画像を格納する論理
和(OR)書き込みが可能な2値画像メモリ、5は濃淡
画像メモリ1および2値画像メモリ4の走査アドレスを
生成するアドレス発生手段であり、水平方向および垂直
方向のラスタ走査のためのアドレスを発生するものとす
る。
ある。同図において、1は2値化すべき濃淡画像が格納
されている濃淡画像メモリ、2はこの濃淡画像メモリ1
から読み出された画像信号の差分画像を生成する差分手
段、3は差分2値化画像を得るための2値化手段、4は
2値化手段3により得られた2値化画像を格納する論理
和(OR)書き込みが可能な2値画像メモリ、5は濃淡
画像メモリ1および2値画像メモリ4の走査アドレスを
生成するアドレス発生手段であり、水平方向および垂直
方向のラスタ走査のためのアドレスを発生するものとす
る。
【0007】6は濃淡画像メモリ1から読み出された画
像を、2値画像メモリ4から読み出された画像によって
マスクする画像マスク手段、7はこの画像マスク手段6
を経た濃淡画像の濃度頻度分布を求めるヒストグラム作
成手段、8はこのヒストグラム作成手段7により得られ
た濃淡ヒストグラムにより2値化しきい値を決定する2
値化しきい値決定手段、9は濃淡画像メモリ1から読み
出された画像を、2値化しきい値決定手段8により得ら
れた2値化しきい値により2値化する2値化手段であ
る。すなわち、まず、濃淡画像メモリ1の内容が水平方
向の走査によって読み出され、差分手段2および2値化
手段3により差分2値化画像が得られ、2値画像メモリ
4に格納される。続いて、濃淡画像メモリ1の内容が垂
直方向の走査によって読み出され、差分手段2および2
値化手段3により差分2値化画像が得られ、2値画像メ
モリ4に、OR書き込みされる。
像を、2値画像メモリ4から読み出された画像によって
マスクする画像マスク手段、7はこの画像マスク手段6
を経た濃淡画像の濃度頻度分布を求めるヒストグラム作
成手段、8はこのヒストグラム作成手段7により得られ
た濃淡ヒストグラムにより2値化しきい値を決定する2
値化しきい値決定手段、9は濃淡画像メモリ1から読み
出された画像を、2値化しきい値決定手段8により得ら
れた2値化しきい値により2値化する2値化手段であ
る。すなわち、まず、濃淡画像メモリ1の内容が水平方
向の走査によって読み出され、差分手段2および2値化
手段3により差分2値化画像が得られ、2値画像メモリ
4に格納される。続いて、濃淡画像メモリ1の内容が垂
直方向の走査によって読み出され、差分手段2および2
値化手段3により差分2値化画像が得られ、2値画像メ
モリ4に、OR書き込みされる。
【0008】次に、画像マスク手段6において、濃淡画
像メモリ1から読み出された画像を2値画像メモリ4か
ら読み出された2値画像にてマスクする、例えば濃淡画
像メモリ1から読み出された画像と、2値画像メモリ4
から読み出された画像を反転した画像との論理積を取っ
たのち、ヒストグラム作成手段7に入力して濃淡ヒスト
グラムを作成する。2値化しきい値決定手段8は、作成
された濃淡ヒストグラムの濃度頻度分布にもとづき2値
化しきい値を決定する。最後に、濃淡画像メモリ1の画
像が読み出され、2値化手段9にて2値化しきい値決定
手段8により決定された2値化しきい値で2値化され
る。
像メモリ1から読み出された画像を2値画像メモリ4か
ら読み出された2値画像にてマスクする、例えば濃淡画
像メモリ1から読み出された画像と、2値画像メモリ4
から読み出された画像を反転した画像との論理積を取っ
たのち、ヒストグラム作成手段7に入力して濃淡ヒスト
グラムを作成する。2値化しきい値決定手段8は、作成
された濃淡ヒストグラムの濃度頻度分布にもとづき2値
化しきい値を決定する。最後に、濃淡画像メモリ1の画
像が読み出され、2値化手段9にて2値化しきい値決定
手段8により決定された2値化しきい値で2値化され
る。
【0009】差分動作について、図2を参照して説明す
る。同図(a)は水平方向の走査における差分動作を説
明するもので、SH は水平走査方向を示し、PH1〜PHn
およびQH1〜QHnはそれぞれn画素の連続した画素の組
であり、dは2組の連続画素の間隙の幅を示す。なお、
差分値は次の数1で示される。
る。同図(a)は水平方向の走査における差分動作を説
明するもので、SH は水平走査方向を示し、PH1〜PHn
およびQH1〜QHnはそれぞれn画素の連続した画素の組
であり、dは2組の連続画素の間隙の幅を示す。なお、
差分値は次の数1で示される。
【数1】
【0010】図2(b)は垂直走査の場合の差分動作を
説明するもので、SV は垂直走査方向を示し、PV1〜P
VnおよびQV1〜QVnはそれぞれn画素の連続した画素の
組であり、dは2組の連続画素の間隙の幅を示す。な
お、差分値は次の数2で示される。また、数1,数2で
示される演算は、シフトレジスタと加算器により簡単に
行なうことができる。
説明するもので、SV は垂直走査方向を示し、PV1〜P
VnおよびQV1〜QVnはそれぞれn画素の連続した画素の
組であり、dは2組の連続画素の間隙の幅を示す。な
お、差分値は次の数2で示される。また、数1,数2で
示される演算は、シフトレジスタと加算器により簡単に
行なうことができる。
【数2】
【0011】図3は図2において、差分時の2組の連続
画素の間隙の幅dの値を大きくする効果を説明するため
の説明図である。同図(a)は1走査線分の濃淡画像を
示す。ここで、P1 〜P4 およびQ1 〜Q4 は差分にお
ける間隙dが0の場合の2組の連続画素を示し、このと
きの差分画像を同図(b)に示す。また、P1 〜P4 お
よびQ12〜Q42は、差分における間隙dが8の場合の2
組の連続画素を示し、このときの差分画像を同図(c)
に示す。
画素の間隙の幅dの値を大きくする効果を説明するため
の説明図である。同図(a)は1走査線分の濃淡画像を
示す。ここで、P1 〜P4 およびQ1 〜Q4 は差分にお
ける間隙dが0の場合の2組の連続画素を示し、このと
きの差分画像を同図(b)に示す。また、P1 〜P4 お
よびQ12〜Q42は、差分における間隙dが8の場合の2
組の連続画素を示し、このときの差分画像を同図(c)
に示す。
【0012】図3(b)では、背景部分やパターン部分
における変動と両者の境界部とが同様なレベルとなって
いて両者の区別ができない。これに対し、同図(c)で
は、背景部分やパターン部分における変動に比べ、両者
の境界部が充分大きなレベルとなっているため、両者を
明確に区別することができる。このように、背景部分や
パターン部分に、比較的波長が大きいが振幅は背景部分
とパターン部との差に比べて充分小さいような変動成分
が含まれる場合、差分時に平均化する連続画素の数が少
なくても、2組の連続画素の間隔dを或る程度大きくと
ることにより、背景部分とパターン部分との境界部のみ
の抽出が可能となる。
における変動と両者の境界部とが同様なレベルとなって
いて両者の区別ができない。これに対し、同図(c)で
は、背景部分やパターン部分における変動に比べ、両者
の境界部が充分大きなレベルとなっているため、両者を
明確に区別することができる。このように、背景部分や
パターン部分に、比較的波長が大きいが振幅は背景部分
とパターン部との差に比べて充分小さいような変動成分
が含まれる場合、差分時に平均化する連続画素の数が少
なくても、2組の連続画素の間隔dを或る程度大きくと
ることにより、背景部分とパターン部分との境界部のみ
の抽出が可能となる。
【0013】図4はこの発明を具体的に説明するための
説明図である。同図(a)は2値化の対象となる濃淡画
像例で、網かけをしたパターン部分PAと背景部分BK
とからなり、点状のノイズN1 ,N2 ,N3 ,N4 など
が含まれている例である。同図(b)は同図(a)の濃
淡画像における水平線AA’における濃度値を示し、
(e)は同じく(a)の濃淡画像における垂直線CC’
における濃度値を示している。
説明図である。同図(a)は2値化の対象となる濃淡画
像例で、網かけをしたパターン部分PAと背景部分BK
とからなり、点状のノイズN1 ,N2 ,N3 ,N4 など
が含まれている例である。同図(b)は同図(a)の濃
淡画像における水平線AA’における濃度値を示し、
(e)は同じく(a)の濃淡画像における垂直線CC’
における濃度値を示している。
【0014】図4(c)は図4(b)と同じ部分の画像
に対し、図1の差分手段2において図2(a)で説明し
た方法により、水平方向の差分操作をして得られた差分
画像を示しており、同様に(f)は図2(b)で説明し
た方法により、垂直方向の差分操作をして得られた差分
画像を示している。(d)は(c)の差分画像を図1の
2値化手段3の2つのしきい値TP ,TN で2値化して
得られた2値化画像を示しており、同様に(g)は
(f)の差分画像を図1の2値化手段3の2つのしきい
値TP1,TN1で2値化して得られた2値化画像を示して
いる。
に対し、図1の差分手段2において図2(a)で説明し
た方法により、水平方向の差分操作をして得られた差分
画像を示しており、同様に(f)は図2(b)で説明し
た方法により、垂直方向の差分操作をして得られた差分
画像を示している。(d)は(c)の差分画像を図1の
2値化手段3の2つのしきい値TP ,TN で2値化して
得られた2値化画像を示しており、同様に(g)は
(f)の差分画像を図1の2値化手段3の2つのしきい
値TP1,TN1で2値化して得られた2値化画像を示して
いる。
【0015】このとき、図4(b)に見られるノイズN
1 ,N2 は(c)の差分画像では振幅が小さいので
(d)には現れない、つまり、背景部分と境界部分のみ
が2値化される。同様に(e)に見られるノイズN3 ,
N4 は(f)の差分画像では振幅が小さいので(g)に
は現れず、背景部分とパターン部分との境界部分のみが
2値化されることになる。図4(h)は(a)の全画素
について(b),(c),(d)の如く処理して得られ
た2値化画像と、同じく(a)の全画素について
(e),(f),(g)の如く処理して得られた2値化
画像とのOR画像を示す。すなわち、同図の斜線部のよ
うに、背景部分とパターン部分との境界部分のみが2値
化された画像が得られるわけである。
1 ,N2 は(c)の差分画像では振幅が小さいので
(d)には現れない、つまり、背景部分と境界部分のみ
が2値化される。同様に(e)に見られるノイズN3 ,
N4 は(f)の差分画像では振幅が小さいので(g)に
は現れず、背景部分とパターン部分との境界部分のみが
2値化されることになる。図4(h)は(a)の全画素
について(b),(c),(d)の如く処理して得られ
た2値化画像と、同じく(a)の全画素について
(e),(f),(g)の如く処理して得られた2値化
画像とのOR画像を示す。すなわち、同図の斜線部のよ
うに、背景部分とパターン部分との境界部分のみが2値
化された画像が得られるわけである。
【0016】図5は微分操作を行なう従来方法を説明す
るための説明図である。同図(a)は図4(a)に示す
濃淡画像における直線AA’上の画像に対し、一般的な
微分操作をして得られた微分画像を示す。この微分画像
を2つのしきい値TP2,TN2で2値化すると、(b)の
ような2値化画像が得られる。この場合は、ノイズ
N1 ,N2 も2値化される。同図(c)は(a),
(b)のような処理を、図4(a)の濃淡画像の全画素
について施した結果得られた2値化画像を示している。
背景部分とパターン部分との境界部分の他に、ノイズ成
分も2値化画像として現われる。
るための説明図である。同図(a)は図4(a)に示す
濃淡画像における直線AA’上の画像に対し、一般的な
微分操作をして得られた微分画像を示す。この微分画像
を2つのしきい値TP2,TN2で2値化すると、(b)の
ような2値化画像が得られる。この場合は、ノイズ
N1 ,N2 も2値化される。同図(c)は(a),
(b)のような処理を、図4(a)の濃淡画像の全画素
について施した結果得られた2値化画像を示している。
背景部分とパターン部分との境界部分の他に、ノイズ成
分も2値化画像として現われる。
【0017】この発明による処理の結果得られる濃淡ヒ
ストグラムの例について、図6を参照して説明する。な
お、図6のBは背景部分、Pはパターン部分に相当する
画像レベルを示す。図6(a)は、濃淡画像メモリに格
納されている濃淡画像そのものの濃淡ヒストグラムで、
図4(a)の濃淡画像に対応している。図6(b)は
(a)の場合について、通常の微分画像の絶対値が大き
い部分を除いた濃淡画像の濃淡ヒストグラムであり、図
4(a)の濃淡画像のうち、図5(c)の2値化画像に
おいて2値化されていない部分R22に対応する。
ストグラムの例について、図6を参照して説明する。な
お、図6のBは背景部分、Pはパターン部分に相当する
画像レベルを示す。図6(a)は、濃淡画像メモリに格
納されている濃淡画像そのものの濃淡ヒストグラムで、
図4(a)の濃淡画像に対応している。図6(b)は
(a)の場合について、通常の微分画像の絶対値が大き
い部分を除いた濃淡画像の濃淡ヒストグラムであり、図
4(a)の濃淡画像のうち、図5(c)の2値化画像に
おいて2値化されていない部分R22に対応する。
【0018】図6(c)は同図(a)の場合について、
この発明を適用して求めた濃淡画像の濃淡ヒストグラム
であり、図4(a)の濃淡画像のうち、図4(h)の2
値化画像において2値化されていない部分R2 に対応す
る。図6(c)の場合、同図(b)の場合と比べて背景
部やパターン部の小さな振幅の濃度変化に影響されるこ
となく、背景とパターンとの境界部分を幅広く取り除く
ことができるため、背景部とパターン部を明快に分離す
ることができる。したがって、濃淡ヒストグラムから2
値化しきい値を決定する方法も簡易な方法で十分とな
る。
この発明を適用して求めた濃淡画像の濃淡ヒストグラム
であり、図4(a)の濃淡画像のうち、図4(h)の2
値化画像において2値化されていない部分R2 に対応す
る。図6(c)の場合、同図(b)の場合と比べて背景
部やパターン部の小さな振幅の濃度変化に影響されるこ
となく、背景とパターンとの境界部分を幅広く取り除く
ことができるため、背景部とパターン部を明快に分離す
ることができる。したがって、濃淡ヒストグラムから2
値化しきい値を決定する方法も簡易な方法で十分とな
る。
【0019】この発明を用いた場合の濃淡ヒストグラム
の別の例を図7に示す。ここでも、Bは背景部分、Pは
パターン部分を示す。図7(a)は図6(a)と同じ濃
淡画像に対する濃淡ヒストグラムである。図7(b)は
(a)の場合について、通常の微分画像の絶対値が大き
い部分の濃淡画像の濃淡ヒストグラムであり、図4
(a)の濃淡画像のうち、図5(c)の値化画像におい
て2値化された部分R12に対応する。図7(c)は
(a)の場合について、この発明を適用して求めた濃淡
画像の濃淡ヒストグラムであり、図4(a)の濃淡画像
のうち、図4(h)の2値化画像において2値化された
部分R1に対応する。
の別の例を図7に示す。ここでも、Bは背景部分、Pは
パターン部分を示す。図7(a)は図6(a)と同じ濃
淡画像に対する濃淡ヒストグラムである。図7(b)は
(a)の場合について、通常の微分画像の絶対値が大き
い部分の濃淡画像の濃淡ヒストグラムであり、図4
(a)の濃淡画像のうち、図5(c)の値化画像におい
て2値化された部分R12に対応する。図7(c)は
(a)の場合について、この発明を適用して求めた濃淡
画像の濃淡ヒストグラムであり、図4(a)の濃淡画像
のうち、図4(h)の2値化画像において2値化された
部分R1に対応する。
【0020】このように、図7(b)の場合は、ノイズ
周辺部分をも含む濃淡ヒストグラムとなり、パターン部
分と背景部分との境界部に対する明確な情報が得られな
い。これに対し、図7(c)の場合は、パターン部分と
背景部分との境界部に相当する比較的狭い濃度範囲に集
中した濃淡ヒストグラムとなる。したがって、頻度が最
大となる濃度レベルを求める等の方法により、パターン
部分と背景部分との境界部に適切な2値化レベルを定め
ることができる。
周辺部分をも含む濃淡ヒストグラムとなり、パターン部
分と背景部分との境界部に対する明確な情報が得られな
い。これに対し、図7(c)の場合は、パターン部分と
背景部分との境界部に相当する比較的狭い濃度範囲に集
中した濃淡ヒストグラムとなる。したがって、頻度が最
大となる濃度レベルを求める等の方法により、パターン
部分と背景部分との境界部に適切な2値化レベルを定め
ることができる。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、隣接するか、または
離れた2組の連続する複数画素の平均濃度値の差を差分
値とする差分手段を設けるようにしたので、画像の品質
が悪い場合や、背景とパターンとの境界の不明瞭度が高
い場合でも、適切な2値化しきい値を決定することが可
能となる。また、従来のものに比べて装置構成上の負担
も少なく、濃度ヒストグラムから2値化しきい値を決定
する方式の簡略化を図ることが可能となる利点が得られ
る。
離れた2組の連続する複数画素の平均濃度値の差を差分
値とする差分手段を設けるようにしたので、画像の品質
が悪い場合や、背景とパターンとの境界の不明瞭度が高
い場合でも、適切な2値化しきい値を決定することが可
能となる。また、従来のものに比べて装置構成上の負担
も少なく、濃度ヒストグラムから2値化しきい値を決定
する方式の簡略化を図ることが可能となる利点が得られ
る。
【図1】この発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明による差分操作を説明するための説明
図である。
図である。
【図3】この発明による差分操作の効果を説明するため
の説明図である。
の説明図である。
【図4】この発明を具体的に説明するための説明図であ
る。
る。
【図5】従来の微分による処理方法を説明するための説
明図である。
明図である。
【図6】この発明により得られる濃度ヒストグラム例の
説明図である。
説明図である。
【図7】この発明により得られる濃度ヒストグラムの別
の例の説明図である。
の例の説明図である。
1…濃淡画像メモリ、2…差分手段、3,9…2値化手
段、4…2値画像メモリ、5…アドレス発生手段、6…
画像マスク手段、7…ヒストグラム作成手段、8…2値
化しきい値決定手段。
段、4…2値画像メモリ、5…アドレス発生手段、6…
画像マスク手段、7…ヒストグラム作成手段、8…2値
化しきい値決定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9061−5H G06F 15/70 335 A
Claims (1)
- 【請求項1】 外部より与えられるしきい値で濃淡画像
を2値化する第1の2値化手段と、前記濃淡画像の水平
方向および垂直方向について、隣接する場合を含み一定
の距離だけ離間した2組の連続する複数画素の平均濃度
値の差を差分値として求める差分手段と、この差分手段
により得られる差分画像を2値化する第2の2値化手段
と、前記差分手段にて得られた水平方向の差分画像を前
記第2の2値化手段で2値化した2値化画像と、前記差
分手段にて得られた垂直方向の差分画像を前記第2の2
値化手段で2値化した2値化画像との論理和演算を行な
いその結果を記憶する2値画像メモリと、前記濃淡画像
をこの2値画像メモリからの2値化画像によりマスクす
る画像マスク手段と、この画像マスク手段によりマスク
された前記濃淡画像の濃度頻度分布を得るヒストグラム
作成手段と、このヒストグラム作成手段により得られた
濃度頻度分布から前記第1の2値化手段における2値化
しきい値を決定する2値化しきい値決定手段とを有して
なることを特徴とする2値化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6298103A JPH08161481A (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 2値化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6298103A JPH08161481A (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 2値化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08161481A true JPH08161481A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17855201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6298103A Pending JPH08161481A (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 2値化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08161481A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007274596A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Oki Electric Ind Co Ltd | 画像処理装置 |
| JP2011170882A (ja) * | 2011-04-28 | 2011-09-01 | Toshiba Tec Corp | 2次元コード読取装置及びその方法 |
-
1994
- 1994-12-01 JP JP6298103A patent/JPH08161481A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007274596A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Oki Electric Ind Co Ltd | 画像処理装置 |
| JP2011170882A (ja) * | 2011-04-28 | 2011-09-01 | Toshiba Tec Corp | 2次元コード読取装置及びその方法 |
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