JPH08162403A - 有機物マスクのアッシング方法 - Google Patents
有機物マスクのアッシング方法Info
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- JPH08162403A JPH08162403A JP6330180A JP33018094A JPH08162403A JP H08162403 A JPH08162403 A JP H08162403A JP 6330180 A JP6330180 A JP 6330180A JP 33018094 A JP33018094 A JP 33018094A JP H08162403 A JPH08162403 A JP H08162403A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 イオンを加速してドーピングをおこなう方法
に関し、フォトレジストをマスクとして選択的に硼素の
ドーピングをおこなった後のフォトレジストのマスクを
除去する方法を提供する。 【構成】 フォトレジストをマスクとして、イオンドー
ピング法、イオン注入法等の加速したイオンを用いたド
ーピングをおこなった後、フォトレジストをClF3 等
のフッ化ハロゲン雰囲気に放置することにより、フォト
レジストをフッ化せしめてアッシングし、同時に、ドー
ピングでフォトレジスト中に導入された硼素をもフッ化
硼素(BF3 等)として、ガス化・除去せしめる。
に関し、フォトレジストをマスクとして選択的に硼素の
ドーピングをおこなった後のフォトレジストのマスクを
除去する方法を提供する。 【構成】 フォトレジストをマスクとして、イオンドー
ピング法、イオン注入法等の加速したイオンを用いたド
ーピングをおこなった後、フォトレジストをClF3 等
のフッ化ハロゲン雰囲気に放置することにより、フォト
レジストをフッ化せしめてアッシングし、同時に、ドー
ピングでフォトレジスト中に導入された硼素をもフッ化
硼素(BF3 等)として、ガス化・除去せしめる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路等を作
製する際のドーピング工程において、マスクとして使用
されたフォトレジスト等の有機物マスクをアッシングす
ることにより、除去する方法に関するものである。
製する際のドーピング工程において、マスクとして使用
されたフォトレジスト等の有機物マスクをアッシングす
ることにより、除去する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路等の作製において、半導
体中にN型やP型の不純物領域を形成する場合に、N型
やP型の導電型を呈せしめる不純物(N型不純物/P型
不純物)のイオンを高い電圧で加速して、照射・注入す
る方法が知られている。特に、イオンの質量と電荷比を
分離する方法はイオン注入法と呼ばれ、半導体集積回路
を作製する際に、広く用いられている。
体中にN型やP型の不純物領域を形成する場合に、N型
やP型の導電型を呈せしめる不純物(N型不純物/P型
不純物)のイオンを高い電圧で加速して、照射・注入す
る方法が知られている。特に、イオンの質量と電荷比を
分離する方法はイオン注入法と呼ばれ、半導体集積回路
を作製する際に、広く用いられている。
【0003】それ以外にも、N/P型不純物を有するプ
ラズマを発生させ、このプラズマ中のイオンを高い電圧
によって加速し、半導体中に注入する方法が知られてい
る。この方法は、イオンドーピング法もしくはプラズマ
ドーピング法と呼ばれる。例えば、P型不純物として硼
素を注入する場合には、硼素化合物であるジボラン(B
2 H6 )等の気体において、RF放電その他の方法によ
って、プラズマをを発生させ、これに高い電圧をかけ
て、硼素を有するイオンを引き出して、半導体中に照射
する。
ラズマを発生させ、このプラズマ中のイオンを高い電圧
によって加速し、半導体中に注入する方法が知られてい
る。この方法は、イオンドーピング法もしくはプラズマ
ドーピング法と呼ばれる。例えば、P型不純物として硼
素を注入する場合には、硼素化合物であるジボラン(B
2 H6 )等の気体において、RF放電その他の方法によ
って、プラズマをを発生させ、これに高い電圧をかけ
て、硼素を有するイオンを引き出して、半導体中に照射
する。
【0004】いずれの方法を採用しても、加速電圧に応
じて、不純物の注入される深さが決定される。その場
合、イオン種が選択されているイオン注入法においては
深さがかなり厳密に設定できるのに対し、イオンドーピ
ング法では、イオン種の質量/電荷比が様々であるの
で、ドーピング深さはかなりの広がりを有する。
じて、不純物の注入される深さが決定される。その場
合、イオン種が選択されているイオン注入法においては
深さがかなり厳密に設定できるのに対し、イオンドーピ
ング法では、イオン種の質量/電荷比が様々であるの
で、ドーピング深さはかなりの広がりを有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】半導体集積回路を作製
する上では、全面的にN型やP型の不純物イオンを注入
するばかりでなく、選択的に特定の領域に不純物を注入
する必要がある。そのような場合には、通常、フォトレ
ジスト等の有機材料を用いてマスクを形成し、加速され
たイオンがその下の半導体中に注入されないようにして
いた。次の工程に移る際には当然のことながら、この有
機物マスクを除去することが必要であった。通常は、こ
の工程は酸素プラズマによって、酸化すること(この方
法を酸素アッシング、もしくは酸素灰化という)によっ
てなされていた。
する上では、全面的にN型やP型の不純物イオンを注入
するばかりでなく、選択的に特定の領域に不純物を注入
する必要がある。そのような場合には、通常、フォトレ
ジスト等の有機材料を用いてマスクを形成し、加速され
たイオンがその下の半導体中に注入されないようにして
いた。次の工程に移る際には当然のことながら、この有
機物マスクを除去することが必要であった。通常は、こ
の工程は酸素プラズマによって、酸化すること(この方
法を酸素アッシング、もしくは酸素灰化という)によっ
てなされていた。
【0006】しかしながら、不純物の種類によっては、
酸素アッシングが適さない場合もあった。すなわち、ド
ーピングの際に有機物マスクに注入された不純物が酸素
アッシングによって除去できず、残査として残存するこ
とがしばしば観察された。シリコン半導体のドーピング
に用いられる不純物としては、燐、砒素、硼素、アンチ
モン等が知られているが、このうち、硼素は酸素アッシ
ングでも十分に除去できないことが知られていた。本発
明はこの問題を解決するためになされたもので、硼素を
ドーピングした後の有機物マスクのアッシング方法に関
するものである。
酸素アッシングが適さない場合もあった。すなわち、ド
ーピングの際に有機物マスクに注入された不純物が酸素
アッシングによって除去できず、残査として残存するこ
とがしばしば観察された。シリコン半導体のドーピング
に用いられる不純物としては、燐、砒素、硼素、アンチ
モン等が知られているが、このうち、硼素は酸素アッシ
ングでも十分に除去できないことが知られていた。本発
明はこの問題を解決するためになされたもので、硼素を
ドーピングした後の有機物マスクのアッシング方法に関
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、有機
物マスクを用いて、硼素のドーピングをおこなった後、
フッ化ハロゲンの雰囲気に放置することにより、有機物
マスクをアッシングすることを特徴とする。フッ化ハロ
ゲンとしては、ClF、ClF3 、BrF、BrF3 、
IF、IF3 の少なくとも1つを用いることが好まし
い。
物マスクを用いて、硼素のドーピングをおこなった後、
フッ化ハロゲンの雰囲気に放置することにより、有機物
マスクをアッシングすることを特徴とする。フッ化ハロ
ゲンとしては、ClF、ClF3 、BrF、BrF3 、
IF、IF3 の少なくとも1つを用いることが好まし
い。
【0008】すなわち、本発明の第1は、 (1)基板上にフォトレジスト等の有機物によってマス
クを形成する工程 (2)硼素を含むイオンを加速して基板に照射する工程 (3)フッ化ハロゲンを有する雰囲気に有機物マスクを
放置することにより、該有機物マスクをアッシングする
工程 を有する。
クを形成する工程 (2)硼素を含むイオンを加速して基板に照射する工程 (3)フッ化ハロゲンを有する雰囲気に有機物マスクを
放置することにより、該有機物マスクをアッシングする
工程 を有する。
【0009】また、本発明の第2は、 (1)基板上に複数の半導体領域を形成する工程 (2)前記半導体領域の少なくとも1つの半導体領域上
に有機物マスクを形成し、また、少なくとも1つの半導
体領域上には前記マスクを形成しない工程と、 (3)硼素を含むイオンを加速して基板に照射する工程
と、 (4)フッ化ハロゲンを有する雰囲気に有機物マスクを
放置することにより、該有機物マスクをアッシングする
工程と、 を有する。
に有機物マスクを形成し、また、少なくとも1つの半導
体領域上には前記マスクを形成しない工程と、 (3)硼素を含むイオンを加速して基板に照射する工程
と、 (4)フッ化ハロゲンを有する雰囲気に有機物マスクを
放置することにより、該有機物マスクをアッシングする
工程と、 を有する。
【0010】また、本発明の第3は、 (1)基板上に酸化珪素を主成分とする被膜によって被
覆された複数の半導体領域を形成する工程 (2)前記半導体領域の少なくとも1つの半導体領域上
に有機物マスクを形成する工程 (3)硼素を含むイオンを加速して基板に照射する工程 (4)フッ化ハロゲンを有する雰囲気に有機物マスクを
放置することにより、該有機物マスクをアッシングする
工程 を有する ここで、上記工程(1)において、マスクの形成されて
いない半導体領域表面には酸化珪素を主成分とする被膜
が形成しておく。
覆された複数の半導体領域を形成する工程 (2)前記半導体領域の少なくとも1つの半導体領域上
に有機物マスクを形成する工程 (3)硼素を含むイオンを加速して基板に照射する工程 (4)フッ化ハロゲンを有する雰囲気に有機物マスクを
放置することにより、該有機物マスクをアッシングする
工程 を有する ここで、上記工程(1)において、マスクの形成されて
いない半導体領域表面には酸化珪素を主成分とする被膜
が形成しておく。
【0011】本発明の第1乃至第3においては、フッ化
ハロゲン雰囲気において、アッシングすべき部分に紫外
光を照射するとより効果的に反応が進行する。また、雰
囲気にプラズマを発生せしめてもよい。また、上記本発
明の第2および第3の工程(1)における半導体領域と
は、絶縁性基板上に形成された被膜状の半導体領域を
も、半導体基板上に形成され、フィールド絶縁物によっ
て画定された半導体領域をも意味する。
ハロゲン雰囲気において、アッシングすべき部分に紫外
光を照射するとより効果的に反応が進行する。また、雰
囲気にプラズマを発生せしめてもよい。また、上記本発
明の第2および第3の工程(1)における半導体領域と
は、絶縁性基板上に形成された被膜状の半導体領域を
も、半導体基板上に形成され、フィールド絶縁物によっ
て画定された半導体領域をも意味する。
【0012】
【作用】フッ化ハロゲンはフッ化力が極めて強く、有機
物もHF、CF4 等の気体に分解される。また、硼素も
フッ化されて、BF3 という気体となる。このため、硼
素のドーピングの後の有機物マスクを構成する元素全て
を気化することができ、有機物マスクのアッシングには
極めて好ましい。
物もHF、CF4 等の気体に分解される。また、硼素も
フッ化されて、BF3 という気体となる。このため、硼
素のドーピングの後の有機物マスクを構成する元素全て
を気化することができ、有機物マスクのアッシングには
極めて好ましい。
【0013】紫外光を照射することやプラズマの発生は
フッ化ハロゲンを励起して、より反応性を高める上で効
果的である。なお、フッ化ハロゲンは珪素と化合し、S
iF4 という気体となるので、アッシング時に珪素が露
出してあると、珪素がエッチングされるので、珪素は酸
化珪素等で被覆されていることが好ましい。酸化珪素や
窒化珪素はフッ化ハロゲンとの反応性が小さく、特に酸
化珪素はフッ化ハロゲンとほとんど反応しない。
フッ化ハロゲンを励起して、より反応性を高める上で効
果的である。なお、フッ化ハロゲンは珪素と化合し、S
iF4 という気体となるので、アッシング時に珪素が露
出してあると、珪素がエッチングされるので、珪素は酸
化珪素等で被覆されていることが好ましい。酸化珪素や
窒化珪素はフッ化ハロゲンとの反応性が小さく、特に酸
化珪素はフッ化ハロゲンとほとんど反応しない。
【0014】本発明は、従来の酸素アッシングに比較す
ると、絶縁性の基板上の有機物マスクのアッシングで有
利である。というのは、従来の酸素アッシングでは半導
体基板等の導電性基板は、一方の電極となるため、基板
表面上方にシース領域が形成され、直接、プラズマが触
れることは少なかったが、絶縁性基板では、シース領域
が形成される保証はなく、プラズマが基板上の素子に直
接、悪影響を及ぼすことがあった。特に、硼素ドーピン
グ後の有機物マスクは酸素プラズマではアッシングしに
くいのでプラズマ密度が高くなりがちで、素子に対する
ダメージも大きかった。
ると、絶縁性の基板上の有機物マスクのアッシングで有
利である。というのは、従来の酸素アッシングでは半導
体基板等の導電性基板は、一方の電極となるため、基板
表面上方にシース領域が形成され、直接、プラズマが触
れることは少なかったが、絶縁性基板では、シース領域
が形成される保証はなく、プラズマが基板上の素子に直
接、悪影響を及ぼすことがあった。特に、硼素ドーピン
グ後の有機物マスクは酸素プラズマではアッシングしに
くいのでプラズマ密度が高くなりがちで、素子に対する
ダメージも大きかった。
【0015】これに対し、本発明は基本的には非プラズ
マプロセスとすることも可能なので、プラズマによるダ
メージは基板の導電性に関係せず、絶縁性基板でも、素
子にダメージを与えることなく、アッシングが可能であ
る。また、従来の酸素アッシング法では、プラズマを発
生させる必要から、電極等が必要な上、空間が制限され
て、量産性に問題があった。典型的には1枚の処理に1
0分以上の時間が必要であった。これに対し、本発明の
基本プロセスでは、プラズマを発生させる必要はなく、
狭い空間に何枚もの基板を並べて、フッ化ハロゲンを流
すだけで、処理がおこなえるので、1枚当たりの所要時
間は1分程度にまで短縮され、量産性が格段に向上す
る。
マプロセスとすることも可能なので、プラズマによるダ
メージは基板の導電性に関係せず、絶縁性基板でも、素
子にダメージを与えることなく、アッシングが可能であ
る。また、従来の酸素アッシング法では、プラズマを発
生させる必要から、電極等が必要な上、空間が制限され
て、量産性に問題があった。典型的には1枚の処理に1
0分以上の時間が必要であった。これに対し、本発明の
基本プロセスでは、プラズマを発生させる必要はなく、
狭い空間に何枚もの基板を並べて、フッ化ハロゲンを流
すだけで、処理がおこなえるので、1枚当たりの所要時
間は1分程度にまで短縮され、量産性が格段に向上す
る。
【0016】
〔実施例1〕 本実施例を図1を用いて説明する。本実
施例はCMOS回路を薄膜トランジスタ(TFT)によ
って作製する例である。ガラス基板(例えば、コーニン
グ7059)101上に厚さ200〜2000Åの下地
酸化珪素膜102をスパッタリング法やプラズマCVD
法によって形成した。さらに、LPCVD法やプラズマ
CVD法、スパッタリング法等の方法によって、非晶質
珪素膜を300〜1500Å堆積し、これを550〜6
50℃、4〜48時間の窒素中、もしくは真空中の加熱
によって結晶化させた。
施例はCMOS回路を薄膜トランジスタ(TFT)によ
って作製する例である。ガラス基板(例えば、コーニン
グ7059)101上に厚さ200〜2000Åの下地
酸化珪素膜102をスパッタリング法やプラズマCVD
法によって形成した。さらに、LPCVD法やプラズマ
CVD法、スパッタリング法等の方法によって、非晶質
珪素膜を300〜1500Å堆積し、これを550〜6
50℃、4〜48時間の窒素中、もしくは真空中の加熱
によって結晶化させた。
【0017】そして、この結晶化した珪素膜をエッチン
グして、Nチャネル型TFT用領域103とPチャネル
型TFT用領域104を形成した。そして、ゲイト酸化
膜として機能する厚さ500〜1500Åの酸化珪素膜
105を体積し、さらに、アルミニウム、タンタル、ク
ロム、タングステン、モリブテン、多結晶珪素およびそ
れらの合金や多層配線等の材料によってゲイト電極10
6、107を形成した。(図1(A))
グして、Nチャネル型TFT用領域103とPチャネル
型TFT用領域104を形成した。そして、ゲイト酸化
膜として機能する厚さ500〜1500Åの酸化珪素膜
105を体積し、さらに、アルミニウム、タンタル、ク
ロム、タングステン、モリブテン、多結晶珪素およびそ
れらの合金や多層配線等の材料によってゲイト電極10
6、107を形成した。(図1(A))
【0018】その後、Nチャネル型TFT用領域103
にのみフォトレジストのマスク108を形成し、イオン
ドーピング法を用いて、硼素のドーピングをおこなっ
た。硼素の加速電圧は20〜75keV、典型的には6
5keV、ドーズ量は1×1015原子/cm2 とした。
このドーピング工程によって、P型領域109が形成さ
れた。(図1(B))
にのみフォトレジストのマスク108を形成し、イオン
ドーピング法を用いて、硼素のドーピングをおこなっ
た。硼素の加速電圧は20〜75keV、典型的には6
5keV、ドーズ量は1×1015原子/cm2 とした。
このドーピング工程によって、P型領域109が形成さ
れた。(図1(B))
【0019】ドーピング終了後、基板を石英チャンバー
に設置し、チャンバー内にClF3と窒素の混合気体を
流し、フォトレジストのマスク108をアッシングし
た。本実施例では、全圧を1〜100torr、例え
ば、6torr、常温で、ClF3 と窒素の流量は、と
もに500sccmとした。本実施例では、所定時間だ
けClF3 を供給した後、供給を停止し、窒素パージを
おこなった。
に設置し、チャンバー内にClF3と窒素の混合気体を
流し、フォトレジストのマスク108をアッシングし
た。本実施例では、全圧を1〜100torr、例え
ば、6torr、常温で、ClF3 と窒素の流量は、と
もに500sccmとした。本実施例では、所定時間だ
けClF3 を供給した後、供給を停止し、窒素パージを
おこなった。
【0020】次に、ドライエッチング法によって酸化珪
素膜105のエッチングをおこなった。そして、再び、
イオンドーピング法によって、今度は燐のドーピングを
おこなった。燐の加速電圧は10〜40keV、典型的
には20keV、ドーズ量は4×1014原子/cm2 と
した。このドーピング工程においては、Nチャネル型T
FT用領域だけでなくPチャネル型TFT用領域にも同
量の燐が注入されるが、P型領域109にはそれを打ち
消すだけの硼素が既に注入されているので、P型領域の
導電型はP型のままである。このようにして、N型領域
110が形成された。(図1(C))
素膜105のエッチングをおこなった。そして、再び、
イオンドーピング法によって、今度は燐のドーピングを
おこなった。燐の加速電圧は10〜40keV、典型的
には20keV、ドーズ量は4×1014原子/cm2 と
した。このドーピング工程においては、Nチャネル型T
FT用領域だけでなくPチャネル型TFT用領域にも同
量の燐が注入されるが、P型領域109にはそれを打ち
消すだけの硼素が既に注入されているので、P型領域の
導電型はP型のままである。このようにして、N型領域
110が形成された。(図1(C))
【0021】そして、熱アニール法もしくはレーザーア
ニール等の光アニール法によって、ドーピングされた不
純物の活性化をおこなった。ゲイト電極材料として、ア
ルミニウムのごとき耐熱性の低い金属を用いる場合に
は、レーザーアニール法を採用するとよい。不純物の活
性化の終了後、層間絶縁膜111を形成し、これにコン
タクトホールと金属配線・電極112を形成した。以上
の工程を経ることによってNチャネル型およびPチャネ
ル型のTFTを有する半導体集積回路が完成された。
(図1(D))
ニール等の光アニール法によって、ドーピングされた不
純物の活性化をおこなった。ゲイト電極材料として、ア
ルミニウムのごとき耐熱性の低い金属を用いる場合に
は、レーザーアニール法を採用するとよい。不純物の活
性化の終了後、層間絶縁膜111を形成し、これにコン
タクトホールと金属配線・電極112を形成した。以上
の工程を経ることによってNチャネル型およびPチャネ
ル型のTFTを有する半導体集積回路が完成された。
(図1(D))
【0022】本実施例のTFTは極めて基本的な構造で
あるが、例えば、特開平5−267667、同6−29
1315等に示されるようにゲイト電極を陽極酸化する
ことによって、ソース/ドレインとゲイト電極を離した
オフセットゲイト構造としてもよい。
あるが、例えば、特開平5−267667、同6−29
1315等に示されるようにゲイト電極を陽極酸化する
ことによって、ソース/ドレインとゲイト電極を離した
オフセットゲイト構造としてもよい。
【0023】〔実施例2〕 図2に本実施例を示す。本
実施例もCMOS回路をTFTによって構成した例であ
る。図2の左側にはNチャネル型TFTの、右側にはP
チャネル型TFTの作製工程断面図を示す。まず、基板
(コーニング1737)201上に実施例1と同様に下
地酸化膜202、島状珪素半導体領域、ゲイト絶縁膜と
して機能する酸化珪素膜203を形成し、多結晶珪素膜
(厚さ5000Å)によるゲイト電極204、205を
形成した。そして、ゲイト電極をマスクとするイオンド
ーピング法によって燐の注入をおこない、低濃度のN型
不純物領域206、207を形成した。ドーズ量は5×
1012原子/cm2 とした。(図2(A))
実施例もCMOS回路をTFTによって構成した例であ
る。図2の左側にはNチャネル型TFTの、右側にはP
チャネル型TFTの作製工程断面図を示す。まず、基板
(コーニング1737)201上に実施例1と同様に下
地酸化膜202、島状珪素半導体領域、ゲイト絶縁膜と
して機能する酸化珪素膜203を形成し、多結晶珪素膜
(厚さ5000Å)によるゲイト電極204、205を
形成した。そして、ゲイト電極をマスクとするイオンド
ーピング法によって燐の注入をおこない、低濃度のN型
不純物領域206、207を形成した。ドーズ量は5×
1012原子/cm2 とした。(図2(A))
【0024】その後、Nチャネル型TFTの領域をフォ
トレジスト208でマスクし、この状態で、イオンドー
ピング法によって高濃度の硼素のドーピングをおこなっ
た。ドーズ量は1×1015原子/cm2 、加速電圧は6
5kVとした。この結果、先の燐のドーピングによっ
て、弱いN型となった不純物領域207は強いP型に反
転し、P型不純物領域209となった。(図2(B))
トレジスト208でマスクし、この状態で、イオンドー
ピング法によって高濃度の硼素のドーピングをおこなっ
た。ドーズ量は1×1015原子/cm2 、加速電圧は6
5kVとした。この結果、先の燐のドーピングによっ
て、弱いN型となった不純物領域207は強いP型に反
転し、P型不純物領域209となった。(図2(B))
【0025】そして、基板を石英チャンバー内に設置
し、これに、ClF3 とアルゴンの混合ガスを流した。
本実施例では、チャンバー内圧力は5torr、温度は
25℃、ClF3 の流量は200sccm、アルゴンの
流量は100sccmとした。また、基板には、水銀ラ
ンプによって紫外線を照射した。このようにして、フォ
トレジストのマスク208をアッシングした。本実施例
では、紫外線照射の有無によるアッシングの所要時間を
調べたが、紫外線照射のある場合は、無い場合に比較し
て、1/2〜1/3の時間でよかった。
し、これに、ClF3 とアルゴンの混合ガスを流した。
本実施例では、チャンバー内圧力は5torr、温度は
25℃、ClF3 の流量は200sccm、アルゴンの
流量は100sccmとした。また、基板には、水銀ラ
ンプによって紫外線を照射した。このようにして、フォ
トレジストのマスク208をアッシングした。本実施例
では、紫外線照射の有無によるアッシングの所要時間を
調べたが、紫外線照射のある場合は、無い場合に比較し
て、1/2〜1/3の時間でよかった。
【0026】その後、プラズマCVD法によって厚さ4
000〜8000Åの酸化珪素膜210を堆積した。酸
化珪素膜210の厚さはゲイト電極・配線の高さによっ
て最適な値が異なる。例えば、本実施例のごとく、ゲイ
ト電極・配線の高さが5000Åの場合には、その1/
2〜2倍の2500Å〜1μmが好ましい。本実施例で
は、5000Åとした。この成膜工程においては、平坦
部での膜厚の均一性とともに、ステップカバレージが良
好であることも要求される。その結果、ゲイト電極・配
線の側面部の酸化珪素膜の厚さは、図2(C)に点線で
示す分だけ厚くなっている。(図2(C))
000〜8000Åの酸化珪素膜210を堆積した。酸
化珪素膜210の厚さはゲイト電極・配線の高さによっ
て最適な値が異なる。例えば、本実施例のごとく、ゲイ
ト電極・配線の高さが5000Åの場合には、その1/
2〜2倍の2500Å〜1μmが好ましい。本実施例で
は、5000Åとした。この成膜工程においては、平坦
部での膜厚の均一性とともに、ステップカバレージが良
好であることも要求される。その結果、ゲイト電極・配
線の側面部の酸化珪素膜の厚さは、図2(C)に点線で
示す分だけ厚くなっている。(図2(C))
【0027】次に、公知のRIE法による異方性ドライ
エッチングをおこなうことによって、この酸化珪素膜2
10のエッチングをおこなった。このエッチングはゲイ
ト絶縁膜203との境界までエッチングが達した時点で
終了した。このようなエッチングの終点に関しては、例
えば、ゲイト絶縁膜203のエッチングレートを、酸化
珪素膜210のものに比較して小さくすることによって
制御可能である。以上の工程によって、ゲイト電極・配
線の側面には概略三角形状の絶縁物(サイドウォール)
211、212が残った。(図2(D))
エッチングをおこなうことによって、この酸化珪素膜2
10のエッチングをおこなった。このエッチングはゲイ
ト絶縁膜203との境界までエッチングが達した時点で
終了した。このようなエッチングの終点に関しては、例
えば、ゲイト絶縁膜203のエッチングレートを、酸化
珪素膜210のものに比較して小さくすることによって
制御可能である。以上の工程によって、ゲイト電極・配
線の側面には概略三角形状の絶縁物(サイドウォール)
211、212が残った。(図2(D))
【0028】その後、再び、イオンドーピング法によっ
て、燐を導入した。この場合のドーズ量は、図2(A)
の工程のドーズ量より1〜3桁多く、かつ、図2(B)
の工程のドーズ量の1/10〜2/3が好ましい。本実
施例では、最初の燐のドーピングのドーズ量の100倍
の5×1014原子/cm2 とした。しかし、これは図2
(B)の工程の硼素のドーズ量の半分である。加速電圧
は80kVとした。この結果、高濃度の燐が導入された
領域(ソース/ドレイン)213が形成され、また、サ
イドウォールの下部には低濃度不純物領域(LDD)2
14が残された。
て、燐を導入した。この場合のドーズ量は、図2(A)
の工程のドーズ量より1〜3桁多く、かつ、図2(B)
の工程のドーズ量の1/10〜2/3が好ましい。本実
施例では、最初の燐のドーピングのドーズ量の100倍
の5×1014原子/cm2 とした。しかし、これは図2
(B)の工程の硼素のドーズ量の半分である。加速電圧
は80kVとした。この結果、高濃度の燐が導入された
領域(ソース/ドレイン)213が形成され、また、サ
イドウォールの下部には低濃度不純物領域(LDD)2
14が残された。
【0029】一方、Pチャネル型TFTの領域(図の右
側)にも燐がドーピングされたのであるが、先にドーピ
ングされた硼素の濃度が燐の2倍であるのでP型のまま
であった。Pチャネル型TFTのP型領域は見掛け上、
サイドウォールの下の領域216とその外側(チャネル
形成領域の反対側)の領域215の2種類存在するよう
に思えるが、電気的特性の面からは両者には大した差が
見られなかった。(図2(E))
側)にも燐がドーピングされたのであるが、先にドーピ
ングされた硼素の濃度が燐の2倍であるのでP型のまま
であった。Pチャネル型TFTのP型領域は見掛け上、
サイドウォールの下の領域216とその外側(チャネル
形成領域の反対側)の領域215の2種類存在するよう
に思えるが、電気的特性の面からは両者には大した差が
見られなかった。(図2(E))
【0030】ドーピング工程の終了した後、600℃で
熱アニールするとにより、不純物の活性化をおこなっ
た。そして、全面に層間絶縁物217として、CVD法
によって酸化珪素膜を厚さ3000Å形成し、TFTの
ソース/ドレインにコンタクトホールを形成し、アルミ
ニウム配線・電極218を形成した。以上の工程によっ
て、Nチャネル型およびPチャネル型TFTよりなるC
MOS回路が完成された。(図2(F))
熱アニールするとにより、不純物の活性化をおこなっ
た。そして、全面に層間絶縁物217として、CVD法
によって酸化珪素膜を厚さ3000Å形成し、TFTの
ソース/ドレインにコンタクトホールを形成し、アルミ
ニウム配線・電極218を形成した。以上の工程によっ
て、Nチャネル型およびPチャネル型TFTよりなるC
MOS回路が完成された。(図2(F))
【0031】本実施例では、ゲイト電極・配線にサイド
ウォールを設けることにより、LDD214を設け、N
チャネル型TFTのホットキャリヤ注入による劣化を低
減することができた。しかし、LDDはソース/ドレイ
ンに対して直列に挿入された寄生抵抗であるので、動作
速度が落ちてしまうという問題があった。したがって、
モビリティーが小さく、ホットキャリヤによる劣化の少
ないPチャネル型TFTでは、本実施例のようにLDD
が存在しないほうが望ましい。なお、ゲイト配線を2層
目配線が横断する部分でもサイドウォールの存在によっ
て段差が緩和され、断線はほとんど見られなかった。
ウォールを設けることにより、LDD214を設け、N
チャネル型TFTのホットキャリヤ注入による劣化を低
減することができた。しかし、LDDはソース/ドレイ
ンに対して直列に挿入された寄生抵抗であるので、動作
速度が落ちてしまうという問題があった。したがって、
モビリティーが小さく、ホットキャリヤによる劣化の少
ないPチャネル型TFTでは、本実施例のようにLDD
が存在しないほうが望ましい。なお、ゲイト配線を2層
目配線が横断する部分でもサイドウォールの存在によっ
て段差が緩和され、断線はほとんど見られなかった。
【0032】〔実施例3〕 本実施例を図3を用いて説
明する。本実施例もCMOS回路をTFTを用いて構成
した例である。まず、基板(コーニング1737)30
1上に下地酸化膜302として厚さ2000Åの酸化珪
素膜を形成した。そして、プラズマCVD法やLPCV
D法によって非晶質もしくは結晶性の珪素膜を300〜
1500Å、好ましくは500〜1000Å形成した。
結晶性珪素膜を得るには、非晶質珪素膜を形成した後、
レーザーもしくはそれと同等な強光を照射する(光アニ
ール)か、500℃以上の温度で長時間の熱アニールを
おこなえばよい。
明する。本実施例もCMOS回路をTFTを用いて構成
した例である。まず、基板(コーニング1737)30
1上に下地酸化膜302として厚さ2000Åの酸化珪
素膜を形成した。そして、プラズマCVD法やLPCV
D法によって非晶質もしくは結晶性の珪素膜を300〜
1500Å、好ましくは500〜1000Å形成した。
結晶性珪素膜を得るには、非晶質珪素膜を形成した後、
レーザーもしくはそれと同等な強光を照射する(光アニ
ール)か、500℃以上の温度で長時間の熱アニールを
おこなえばよい。
【0033】熱アニールによって結晶化させたのち、光
アニールをおこなって、さらに結晶性を高めてもよい。
また、熱アニールによる結晶化の際に、特開平6−24
4103、同6−244104に記述されているよう
に、ニッケル等の珪素の結晶化を促進させる元素(触媒
元素)を添加してもよい。
アニールをおこなって、さらに結晶性を高めてもよい。
また、熱アニールによる結晶化の際に、特開平6−24
4103、同6−244104に記述されているよう
に、ニッケル等の珪素の結晶化を促進させる元素(触媒
元素)を添加してもよい。
【0034】次に、珪素膜をエッチングして、Nチャネ
ル型TFT用領域303、Pチャネル型TFT用領域3
04を形成した。さらに、酸素雰囲気中でのスパッタ法
によって、厚さ500〜2000Åの酸化珪素のゲイト
絶縁膜305を形成した。ゲイト絶縁膜の形成方法とし
ては、プラズマCVD法を用いてもよい。本発明におい
てはゲイト絶縁膜は耐圧が十分に高いことが好ましい。
これは、後の陽極酸化工程の際に、ゲイト電極とシリコ
ン活性層の間に高い電界が印加されるためである。した
がって、プラズマCVD法によって得られる酸化珪素膜
によってゲイト絶縁膜を形成する場合には、原料ガスと
して、一酸化二窒素(N2O)もしくは酸素(O2 )と
モンシラン(SiH4 )を用いることが好ましかった。
ル型TFT用領域303、Pチャネル型TFT用領域3
04を形成した。さらに、酸素雰囲気中でのスパッタ法
によって、厚さ500〜2000Åの酸化珪素のゲイト
絶縁膜305を形成した。ゲイト絶縁膜の形成方法とし
ては、プラズマCVD法を用いてもよい。本発明におい
てはゲイト絶縁膜は耐圧が十分に高いことが好ましい。
これは、後の陽極酸化工程の際に、ゲイト電極とシリコ
ン活性層の間に高い電界が印加されるためである。した
がって、プラズマCVD法によって得られる酸化珪素膜
によってゲイト絶縁膜を形成する場合には、原料ガスと
して、一酸化二窒素(N2O)もしくは酸素(O2 )と
モンシラン(SiH4 )を用いることが好ましかった。
【0035】その後、厚さ2000Å〜5μm、好まし
くは2000〜6000Åのアルミニウム膜(0.1〜
0.5重量%のスカンジウムを含有する)をスパッタ法
によって基板全面に成膜した。そして、その表面を陽極
酸化することにより、厚さ100〜300Åの酸化アル
ミニウム膜(図示せず)を形成した。酸化アルミニウム
膜の存在により、フォトレジストとの密着性が良く、ま
た、フォトレジストからの電流のリークを抑制すること
により、後の陽極酸化工程において、多孔質陽極酸化物
を側面のみに形成するうえで有効であった。
くは2000〜6000Åのアルミニウム膜(0.1〜
0.5重量%のスカンジウムを含有する)をスパッタ法
によって基板全面に成膜した。そして、その表面を陽極
酸化することにより、厚さ100〜300Åの酸化アル
ミニウム膜(図示せず)を形成した。酸化アルミニウム
膜の存在により、フォトレジストとの密着性が良く、ま
た、フォトレジストからの電流のリークを抑制すること
により、後の陽極酸化工程において、多孔質陽極酸化物
を側面のみに形成するうえで有効であった。
【0036】そして、フォトレジスト(例えば、東京応
化製、OFPR800/30cp)をスピンコート法に
よって形成した。これをパターニング、エッチングし
て、ゲイト電極308、309を形成した。エッチング
に用いたフォトレジストのマスク306、307はその
まま残した。(図3(A))
化製、OFPR800/30cp)をスピンコート法に
よって形成した。これをパターニング、エッチングし
て、ゲイト電極308、309を形成した。エッチング
に用いたフォトレジストのマスク306、307はその
まま残した。(図3(A))
【0037】次に、フォトレジストのマスクを付けたま
まゲイト電極(Nチャネル型TFT用ゲイト電極)30
8のみに電流を通じ、多孔質陽極酸化をおこない、ゲイ
ト電極308の側面に多孔質陽極酸化物310を形成し
た。陽極酸化は、3〜20%のクエン酸もしくはショウ
酸、燐酸、クロム酸、硫酸等の酸性水溶液を用いておこ
ない、10〜30Vの一定電流をゲイト電極に印加すれ
ばよい。本実施例ではpH=0.9〜1.0のシュウ酸
溶液(30℃)中で電圧を10Vとし、20〜80分、
陽極酸化した。陽極酸化物の厚さは陽極酸化時間によっ
て制御した。このような酸性溶液において陽極酸化をお
こなうと多孔質の陽極酸化物が生成する。本実施例では
多孔質陽極酸化物の厚さは3000〜10000Å、例
えば、5000Åとした。
まゲイト電極(Nチャネル型TFT用ゲイト電極)30
8のみに電流を通じ、多孔質陽極酸化をおこない、ゲイ
ト電極308の側面に多孔質陽極酸化物310を形成し
た。陽極酸化は、3〜20%のクエン酸もしくはショウ
酸、燐酸、クロム酸、硫酸等の酸性水溶液を用いておこ
ない、10〜30Vの一定電流をゲイト電極に印加すれ
ばよい。本実施例ではpH=0.9〜1.0のシュウ酸
溶液(30℃)中で電圧を10Vとし、20〜80分、
陽極酸化した。陽極酸化物の厚さは陽極酸化時間によっ
て制御した。このような酸性溶液において陽極酸化をお
こなうと多孔質の陽極酸化物が生成する。本実施例では
多孔質陽極酸化物の厚さは3000〜10000Å、例
えば、5000Åとした。
【0038】一方、電流を通じなかったゲイト電極30
9(Pチャネル型TFT用ゲイト電極)には、陽極酸化
物は形成されなかった。(図3(B))さらに、フォト
レジストのマスク308、309を剥離し、酒石酸のア
ンモニア溶液(pH=6.9〜7.1)に基板を浸し、
ゲイト電極305、309に電流を流して、バリヤ型の
陽極酸化をおこなった。陽極酸化の条件は特開平5−2
67667に示される条件を使用した。この結果、ゲイ
ト電極の側面と上面に緻密なバリヤ型陽極酸化物被膜3
11、312が厚さ1200Å形成された。(図3
(C))
9(Pチャネル型TFT用ゲイト電極)には、陽極酸化
物は形成されなかった。(図3(B))さらに、フォト
レジストのマスク308、309を剥離し、酒石酸のア
ンモニア溶液(pH=6.9〜7.1)に基板を浸し、
ゲイト電極305、309に電流を流して、バリヤ型の
陽極酸化をおこなった。陽極酸化の条件は特開平5−2
67667に示される条件を使用した。この結果、ゲイ
ト電極の側面と上面に緻密なバリヤ型陽極酸化物被膜3
11、312が厚さ1200Å形成された。(図3
(C))
【0039】このようにほぼ中性の溶液での陽極酸化に
よって得られる陽極酸化物は緻密で硬く、耐圧も高い。
耐圧は陽極酸化時に印加した最高電圧の70%以上であ
る。このような陽極酸化物はバリヤ型陽極酸化物と呼ば
れる。そして、Nチャネル型TFTを形成する領域をフ
ォトレジストのマスク313によって被覆し、イオンド
ーピング法によって、硼素を注入した。加速電圧は65
kV、ドーズ量は1×1015原子/cm2 とした。(図
3(D))
よって得られる陽極酸化物は緻密で硬く、耐圧も高い。
耐圧は陽極酸化時に印加した最高電圧の70%以上であ
る。このような陽極酸化物はバリヤ型陽極酸化物と呼ば
れる。そして、Nチャネル型TFTを形成する領域をフ
ォトレジストのマスク313によって被覆し、イオンド
ーピング法によって、硼素を注入した。加速電圧は65
kV、ドーズ量は1×1015原子/cm2 とした。(図
3(D))
【0040】ドーピング終了後、基板を石英管に置き、
1torrの圧力において、ClF3 を流した。ClF
3 の流量は500sccmとした。また、基板は100
℃に加熱した。このようにして、フォトレジストのマス
ク313をアッシングしたが、基板が加熱されていたた
めに、反応が活発で、常温の場合に比較して、アッシン
グ時間が1/3〜1/5と大幅に短縮できた。
1torrの圧力において、ClF3 を流した。ClF
3 の流量は500sccmとした。また、基板は100
℃に加熱した。このようにして、フォトレジストのマス
ク313をアッシングしたが、基板が加熱されていたた
めに、反応が活発で、常温の場合に比較して、アッシン
グ時間が1/3〜1/5と大幅に短縮できた。
【0041】次に、ゲイト電極の周囲のバリヤ型陽極酸
化物311、312および多孔質陽極酸化物310をマ
スクとしてドライエッチング法によって酸化珪素膜30
5をエッチングした。多孔質陽極酸化物310の下の酸
化珪素膜はエッチングされずに残った。さらに、燐酸、
酢酸、硝酸の混合溶液(アルミ混酸)を用いて多孔質陽
極酸化物のみをエッチングした。アルミ混酸はアルミニ
ウムや多孔質陽極酸化物はエッチングするが、バリヤ型
陽極酸化物被膜311、312はほとんどエッチングし
ない。本実施例では、ゲイト電極の周囲はバリヤ型陽極
酸化物被膜で覆われているので、この工程でゲイト電極
308、309には何ら変化がなかった。
化物311、312および多孔質陽極酸化物310をマ
スクとしてドライエッチング法によって酸化珪素膜30
5をエッチングした。多孔質陽極酸化物310の下の酸
化珪素膜はエッチングされずに残った。さらに、燐酸、
酢酸、硝酸の混合溶液(アルミ混酸)を用いて多孔質陽
極酸化物のみをエッチングした。アルミ混酸はアルミニ
ウムや多孔質陽極酸化物はエッチングするが、バリヤ型
陽極酸化物被膜311、312はほとんどエッチングし
ない。本実施例では、ゲイト電極の周囲はバリヤ型陽極
酸化物被膜で覆われているので、この工程でゲイト電極
308、309には何ら変化がなかった。
【0042】その後、イオンドーピング法によって、N
チャネル型TFTの珪素領域303に燐を導入した。こ
こでは、ドーピングは2段階に分けておこなった。ま
ず、10〜30keVの比較的低い加速電圧で5×10
14原子/cm2 の比較的高いドーズ量で燐イオンを注入
した。この際には、加速電圧が低いため、イオンの侵入
深さが浅く、シリコンが露出している領域315を中心
として燐が注入された。なお、この際、P型領域314
にも燐がドーピングされるが、既にそれを打ち消すだけ
の硼素がドーピングされているので、P型領域314は
P型のままである。
チャネル型TFTの珪素領域303に燐を導入した。こ
こでは、ドーピングは2段階に分けておこなった。ま
ず、10〜30keVの比較的低い加速電圧で5×10
14原子/cm2 の比較的高いドーズ量で燐イオンを注入
した。この際には、加速電圧が低いため、イオンの侵入
深さが浅く、シリコンが露出している領域315を中心
として燐が注入された。なお、この際、P型領域314
にも燐がドーピングされるが、既にそれを打ち消すだけ
の硼素がドーピングされているので、P型領域314は
P型のままである。
【0043】次に、60〜95keVの比較的高い加速
電圧で1×1012〜1×1014原子/cm2 の比較的低
いドーズ量で燐イオンを注入した。この際には、加速電
圧が高いため、イオンが深くまで侵入し、ゲイト絶縁膜
で覆われている領域316にも燐が注入された。この結
果、高濃度の燐がドーピングされた領域315と低濃度
の燐がドーピングされた領域(すなわちLDD)316
が形成された。(図3(E))
電圧で1×1012〜1×1014原子/cm2 の比較的低
いドーズ量で燐イオンを注入した。この際には、加速電
圧が高いため、イオンが深くまで侵入し、ゲイト絶縁膜
で覆われている領域316にも燐が注入された。この結
果、高濃度の燐がドーピングされた領域315と低濃度
の燐がドーピングされた領域(すなわちLDD)316
が形成された。(図3(E))
【0044】ドーピングされた不純物の活性化はレーザ
ーを用いておこなった。レーザーとしては、KrFエキ
シマーレーザー(波長248nm、パルス幅20nse
c)を用いた。レーザーのエネルギー密度は200〜4
00mJ/cm2 、好ましくは250〜300mJ/c
m2 とした。この結果、N型およびP型領域が活性化さ
れた。特に、N型領域315、P型領域314のシート
抵抗は200〜800Ω/□であった。
ーを用いておこなった。レーザーとしては、KrFエキ
シマーレーザー(波長248nm、パルス幅20nse
c)を用いた。レーザーのエネルギー密度は200〜4
00mJ/cm2 、好ましくは250〜300mJ/c
m2 とした。この結果、N型およびP型領域が活性化さ
れた。特に、N型領域315、P型領域314のシート
抵抗は200〜800Ω/□であった。
【0045】その後、全面に層間絶縁物316として、
プラズマCVD法によって酸化珪素膜を厚さ3000〜
6000Å形成した。これは、窒化珪素膜あるいは酸化
珪素膜と窒化珪素膜の多層膜であってもよい。そして、
層間絶縁物316にコンタクトホールを形成し、チタン
の電極・配線317を形成した。(図3(F))
プラズマCVD法によって酸化珪素膜を厚さ3000〜
6000Å形成した。これは、窒化珪素膜あるいは酸化
珪素膜と窒化珪素膜の多層膜であってもよい。そして、
層間絶縁物316にコンタクトホールを形成し、チタン
の電極・配線317を形成した。(図3(F))
【0046】
【発明の効果】本発明によって、半導体集積回路作製の
際の硼素のドーピング工程における、有機物マスクのア
ッシングを効果的におこなうことができた。本発明によ
ってもたらされる効果は上述の通りである。実施例で
は、TFTを中心に説明したが、通常の半導体集積回路
においても同様な効果が期待できることは明らかであろ
う。このように本発明は工業上、有益なものである。
際の硼素のドーピング工程における、有機物マスクのア
ッシングを効果的におこなうことができた。本発明によ
ってもたらされる効果は上述の通りである。実施例で
は、TFTを中心に説明したが、通常の半導体集積回路
においても同様な効果が期待できることは明らかであろ
う。このように本発明は工業上、有益なものである。
【図1】 実施例1によるTFTの作製工程断面図を示
す。
す。
【図2】 実施例2によるTFTの作製工程断面図を示
す。
す。
【図3】 実施例3によるTFTの作製工程断面図を示
す。
す。
101 基板 102 下地酸化珪素膜 103、104 TFT用珪素領域 105 ゲイト絶縁膜 106、107 ゲイト電極 108 フォトレジストのマスク 109 P型領域 110 N型領域 111 層間絶縁物 112 電極・配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/302 H
Claims (8)
- 【請求項1】 (1)基板上に有機物によってマスクを
形成する工程と、(2)硼素を含むイオンを加速して基
板に照射する工程と、(3)フッ化ハロゲンを有する雰
囲気に有機物マスクを放置することにより、該有機物マ
スクをアッシングする工程と、を有することを特徴とす
る有機物マスクのアッシング方法。 - 【請求項2】 (1)基板上に複数の半導体領域を形成
する工程と、(2)前記半導体領域の少なくとも1つの
半導体領域上に有機物マスクを形成し、また、少なくと
も1つの半導体領域上には前記マスクを形成しない工程
と、(3)硼素を含むイオンを加速して基板に照射する
工程と、(4)フッ化ハロゲンを有する雰囲気に有機物
マスクを放置することにより、該有機物マスクをアッシ
ングする工程と、を有し、 上記工程(2)において、マスクの形成されていない半
導体領域表面には酸化珪素を主成分とする被膜が形成さ
れていることを特徴とする有機物マスクのアッシング方
法。 - 【請求項3】 (1)基板上に酸化珪素を主成分とする
被膜によって被覆された複数の半導体領域を形成する工
程と、(2)前記半導体領域の少なくとも1つの半導体
領域上に有機物マスクを形成する工程と、(3)硼素を
含むイオンを加速して基板に照射する工程と、(4)フ
ッ化ハロゲンを有する雰囲気に有機物マスクを放置する
ことにより、該有機物マスクをアッシングする工程と、
を有することを特徴とする有機物マスクのアッシング方
法。 - 【請求項4】 請求項1または2または3において、前
記有機物マスクはフォトレジストであることを特徴とす
る有機物マスクのアッシング方法。 - 【請求項5】 請求項1または2または3において、フ
ッ化ハロゲンはClF、ClF3 、BrF、BrF3 、
IF、IF3 の少なくとも1つであることを特徴とする
有機物マスクのアッシング方法。 - 【請求項6】 請求項1または2または3において、基
板が絶縁性であることを特徴とする有機物マスクのアッ
シング方法。 - 【請求項7】 請求項1の工程(2)、もしくは請求項
2または3の工程(3)において、ジボランを有するプ
ラズマ中のイオンを加速して照射することによってなさ
れることを特徴とする有機物マスクのアッシング方法。 - 【請求項8】 請求項1の工程(3)、もしくは請求項
2または3の工程(4)において、基板に紫外光を照射
することを特徴とする有機物マスクのアッシング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6330180A JPH08162403A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 有機物マスクのアッシング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6330180A JPH08162403A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 有機物マスクのアッシング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08162403A true JPH08162403A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18229725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6330180A Pending JPH08162403A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 有機物マスクのアッシング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08162403A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1331202C (zh) * | 2004-03-19 | 2007-08-08 | 友达光电股份有限公司 | 薄膜晶体管的制作方法 |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP6330180A patent/JPH08162403A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1331202C (zh) * | 2004-03-19 | 2007-08-08 | 友达光电股份有限公司 | 薄膜晶体管的制作方法 |
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