JPH08162585A - リードフレームの加工方法及びリードフレーム並びに半導体装置 - Google Patents
リードフレームの加工方法及びリードフレーム並びに半導体装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】多ピンかつ狭ピッチで、しかも半導体チップの
端子との接合性が良好なリードフレームの加工方法及び
リードフレーム並びに半導体装置を提供する。 【構成】相隣り合うインナーリード201内方先端部分
の端子接合部202a,202bをリード長手方向に2
段かつ交互にずらせた千鳥配置とし、リード長手方向外
側の端子接合部202bより外側寄りの近接位置に連結
部5を形成する。また、支持板215をインナーリード
202に固着すると共に、支持板215に設けた貫通溝
215Aの位置に連結部5を位置決めする。さらに、半
導体チップ210と端子接合部402a,402bとの
接合の前後いずれかに連結部5をレーザ切断する。一
方、端子接合部402aの後端部分と端子接合部402
bの先端部分とを連結するようにT字状の連結部55を
設けてもよい。
端子との接合性が良好なリードフレームの加工方法及び
リードフレーム並びに半導体装置を提供する。 【構成】相隣り合うインナーリード201内方先端部分
の端子接合部202a,202bをリード長手方向に2
段かつ交互にずらせた千鳥配置とし、リード長手方向外
側の端子接合部202bより外側寄りの近接位置に連結
部5を形成する。また、支持板215をインナーリード
202に固着すると共に、支持板215に設けた貫通溝
215Aの位置に連結部5を位置決めする。さらに、半
導体チップ210と端子接合部402a,402bとの
接合の前後いずれかに連結部5をレーザ切断する。一
方、端子接合部402aの後端部分と端子接合部402
bの先端部分とを連結するようにT字状の連結部55を
設けてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型かつ高性能な半導
体装置(LSI)に使用されるリードフレームの加工方
法に係わり、特に、多ピンかつ狭ピッチの微細な加工パ
ターンを有するインナーリードを加工するのに好適なリ
ードフレームの加工方法、及びそのリードフレームの加
工方法により加工されたリードフレーム、並びにそのリ
ードフレームを用いた半導体装置に関する。
体装置(LSI)に使用されるリードフレームの加工方
法に係わり、特に、多ピンかつ狭ピッチの微細な加工パ
ターンを有するインナーリードを加工するのに好適なリ
ードフレームの加工方法、及びそのリードフレームの加
工方法により加工されたリードフレーム、並びにそのリ
ードフレームを用いた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体チップの高密度実装化、高
集積化がより一層厳しく要求されてきており、これに対
応するために半導体チップを搭載するリードフレームも
狭ピッチ化、多ピン化することが要求されている。この
ようなリードフレームを得るためには、微細かつ高精度
な加工、例えば板厚が0.3mm以下の金属板に、リー
ドピッチの最小値、即ちインナーリードの内方先端部分
におけるピッチが板厚の2倍以下でリード間隙の幅の最
小値が板厚以下となるような加工を施すことが要求さ
れ、そのための加工は大変困難になりつつある。
集積化がより一層厳しく要求されてきており、これに対
応するために半導体チップを搭載するリードフレームも
狭ピッチ化、多ピン化することが要求されている。この
ようなリードフレームを得るためには、微細かつ高精度
な加工、例えば板厚が0.3mm以下の金属板に、リー
ドピッチの最小値、即ちインナーリードの内方先端部分
におけるピッチが板厚の2倍以下でリード間隙の幅の最
小値が板厚以下となるような加工を施すことが要求さ
れ、そのための加工は大変困難になりつつある。
【0003】インナーリードの内方先端部分と半導体チ
ップの各端子とをワイヤボンディングやバンプ等によっ
て接合する際にはインナーリード側にある程度の幅(広
さ)が必要であるが、上記のような多ピンかつ狭ピッチ
のリードフレームではインナーリード先端の幅が狭くな
るためその接合が難しくなる。その上、ワイヤボンディ
ングの場合には、インナーリードにおける端子接合部の
ピッチが狭すぎると、隣接するワイヤ同士が接触した
り、キャピラリーと呼ばれる接合治具の先端が隣接する
ワイヤや隣接する端子接合部と干渉して良好な接合が行
えなくなる。
ップの各端子とをワイヤボンディングやバンプ等によっ
て接合する際にはインナーリード側にある程度の幅(広
さ)が必要であるが、上記のような多ピンかつ狭ピッチ
のリードフレームではインナーリード先端の幅が狭くな
るためその接合が難しくなる。その上、ワイヤボンディ
ングの場合には、インナーリードにおける端子接合部の
ピッチが狭すぎると、隣接するワイヤ同士が接触した
り、キャピラリーと呼ばれる接合治具の先端が隣接する
ワイヤや隣接する端子接合部と干渉して良好な接合が行
えなくなる。
【0004】これに対し、特開平4−269856号公
報に記載の従来技術(以下、第1の従来技術という)で
は、インナーリードの長さを相隣り合うリード間で変え
ており、インナーリード内方先端部分、即ち半導体チッ
プの各端子接合部をリード長手方向へずらせて形成して
いる(以下、このような配置を千鳥配置という)。
報に記載の従来技術(以下、第1の従来技術という)で
は、インナーリードの長さを相隣り合うリード間で変え
ており、インナーリード内方先端部分、即ち半導体チッ
プの各端子接合部をリード長手方向へずらせて形成して
いる(以下、このような配置を千鳥配置という)。
【0005】また、特開平2−247089号公報に記
載の従来技術(以下、第2の従来技術という)では、イ
ンナーリード内方の幅を広くして、ボンディングワイヤ
を高い密度で配置できるようにしている。
載の従来技術(以下、第2の従来技術という)では、イ
ンナーリード内方の幅を広くして、ボンディングワイヤ
を高い密度で配置できるようにしている。
【0006】一方、薄い金属板に多ピンかつ狭ピッチの
微細なパターンの切断を施していくと、金属板素材の剛
性が著しく低下し、小さな外力によっても変形してしま
う可能性が大きくなり、リードフレーム加工中にリード
が変形してリードピッチやリード幅の精度が低下した
り、たとえ高精度に加工を終えたとしてもその後の工程
におけるリードの変形やリード配列のみだれによって高
精度な寸法や形状を維持することができなくなる。
微細なパターンの切断を施していくと、金属板素材の剛
性が著しく低下し、小さな外力によっても変形してしま
う可能性が大きくなり、リードフレーム加工中にリード
が変形してリードピッチやリード幅の精度が低下した
り、たとえ高精度に加工を終えたとしてもその後の工程
におけるリードの変形やリード配列のみだれによって高
精度な寸法や形状を維持することができなくなる。
【0007】これに対し、特開昭58−123747号
公報に記載の従来技術(以下、第3の従来技術という)
では、インナーリードの内方先端部分を連結部にて連結
することによって剛性を確保しておき、セラミック材等
の固定部材(ベース)の所定位置にしっかりと固定した
後に、連結部をレーザ光によって切断(以下、レーザ切
断という)している。
公報に記載の従来技術(以下、第3の従来技術という)
では、インナーリードの内方先端部分を連結部にて連結
することによって剛性を確保しておき、セラミック材等
の固定部材(ベース)の所定位置にしっかりと固定した
後に、連結部をレーザ光によって切断(以下、レーザ切
断という)している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術におけ
る千鳥配置を利用すれば、多ピンかつ狭ピッチのリード
フレームであってもワイヤボンディング等による接合を
容易かつ確実に行うことができ、その上、第2の従来技
術のように半導体チップと接合されるリードフレーム先
端部分の端子接合部の幅を確保してやれば、接合性の向
上も図れる。さらに、第3の従来技術のようにインナー
リードの内方先端部分を連結部にて連結すれば、その部
分の剛性低下、従ってリードの変形が回避される。つま
り、半導体チップと接合される端子接合部の広さ確保の
ために制約されていた多ピン化や狭ピッチ化が、千鳥配
置によって従来の限界を超えて実現することが可能とな
ると共に、連結部の導入によってその高精度な寸法や形
状を維持することが可能となる。
る千鳥配置を利用すれば、多ピンかつ狭ピッチのリード
フレームであってもワイヤボンディング等による接合を
容易かつ確実に行うことができ、その上、第2の従来技
術のように半導体チップと接合されるリードフレーム先
端部分の端子接合部の幅を確保してやれば、接合性の向
上も図れる。さらに、第3の従来技術のようにインナー
リードの内方先端部分を連結部にて連結すれば、その部
分の剛性低下、従ってリードの変形が回避される。つま
り、半導体チップと接合される端子接合部の広さ確保の
ために制約されていた多ピン化や狭ピッチ化が、千鳥配
置によって従来の限界を超えて実現することが可能とな
ると共に、連結部の導入によってその高精度な寸法や形
状を維持することが可能となる。
【0009】上記の場合、出来るだけ近接して連結部を
設けることが剛性向上に有利であるが、千鳥配置とした
インナーリード内方先端部分の端子接合部相互間の連結
部をレーザ切断する際には、レーザ光照射による入熱に
起因した熱影響が健全な表面とすべき端子接合部にまで
及び、端子接合部に酸化膜が形成されたり、熱応力や熱
歪みがその部分の金属板素材中に残留してしまい、良好
な端子接合部が得られなくなってしまう。これは、切断
対象とすべきリードフレームが多ピンかつ狭ピッチで微
細な切断パターンを有するために生じる不具合である。
良好な端子接合部が得られないと、その半導体チップと
の接合性が劣化してしまう。
設けることが剛性向上に有利であるが、千鳥配置とした
インナーリード内方先端部分の端子接合部相互間の連結
部をレーザ切断する際には、レーザ光照射による入熱に
起因した熱影響が健全な表面とすべき端子接合部にまで
及び、端子接合部に酸化膜が形成されたり、熱応力や熱
歪みがその部分の金属板素材中に残留してしまい、良好
な端子接合部が得られなくなってしまう。これは、切断
対象とすべきリードフレームが多ピンかつ狭ピッチで微
細な切断パターンを有するために生じる不具合である。
良好な端子接合部が得られないと、その半導体チップと
の接合性が劣化してしまう。
【0010】本発明の目的は、多ピンかつ狭ピッチで、
しかも半導体チップの端子との接合性が良好なリードフ
レームの加工方法、及びそのリードフレームの加工方法
により加工されたリードフレーム、並びにそのリードフ
レームを用いた半導体装置を提供することである。
しかも半導体チップの端子との接合性が良好なリードフ
レームの加工方法、及びそのリードフレームの加工方法
により加工されたリードフレーム、並びにそのリードフ
レームを用いた半導体装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、内方先端部分で半導体チップの各
端子と接合される多数のインナーリード及びそのインナ
ーリードの外側に連続して延びるアウターリードを有
し、板厚が0.3mm以下で、リードピッチの最小値が
板厚の2倍以下で、リード間隙の幅の最小値が板厚以下
のリードフレームを薄い金属板から形成するリードフレ
ームの加工方法において、前記多数のインナーリードの
内方先端部分に、第1グループの端子接合部と、この第
1グループの端子接合部よりもリード長手方向外側にず
れて位置する第2グループの端子接合部とを含む端子接
合部を形成すると共に、第2グループの端子接合部の後
端部分に近接した位置に連結部を切り残して相隣り合う
リードを形成する第1の工程と、第1の工程の後、リー
ドフレーム加工に残されたそれ以外の処理を行う第2の
工程と、第2の工程の後、第1の工程で切り残された前
記連結部をレーザ光照射により切断して各々のインナー
リードを個別に分離する第3の工程とを有することを特
徴とするリードフレームの加工方法が提供される。
め、本発明によれば、内方先端部分で半導体チップの各
端子と接合される多数のインナーリード及びそのインナ
ーリードの外側に連続して延びるアウターリードを有
し、板厚が0.3mm以下で、リードピッチの最小値が
板厚の2倍以下で、リード間隙の幅の最小値が板厚以下
のリードフレームを薄い金属板から形成するリードフレ
ームの加工方法において、前記多数のインナーリードの
内方先端部分に、第1グループの端子接合部と、この第
1グループの端子接合部よりもリード長手方向外側にず
れて位置する第2グループの端子接合部とを含む端子接
合部を形成すると共に、第2グループの端子接合部の後
端部分に近接した位置に連結部を切り残して相隣り合う
リードを形成する第1の工程と、第1の工程の後、リー
ドフレーム加工に残されたそれ以外の処理を行う第2の
工程と、第2の工程の後、第1の工程で切り残された前
記連結部をレーザ光照射により切断して各々のインナー
リードを個別に分離する第3の工程とを有することを特
徴とするリードフレームの加工方法が提供される。
【0012】また、上記目的を達成するため、本発明に
よれば、上記のようなリードフレームの加工方法におい
て、前記多数のインナーリードの内方先端部分に、第1
グループの端子接合部と、この第1グループの端子接合
部よりもリード長手方向外側にずれて位置する第2グル
ープの端子接合部とを含む端子接合部を形成すると共
に、第1グループの端子接合部の後端部分と第2グルー
プの端子接合部の先端部分とを連結する連結部を切り残
して相隣り合うリードを形成する第1の工程と、第1の
工程の後、リードフレーム加工に残されたそれ以外の処
理を行う第2の工程と、第2の工程の後、第1の工程で
切り残された前記連結部をレーザ光照射により切断して
各々のインナーリードを個別に分離する第3の工程とを
有することを特徴とするリードフレームの加工方法が提
供される。
よれば、上記のようなリードフレームの加工方法におい
て、前記多数のインナーリードの内方先端部分に、第1
グループの端子接合部と、この第1グループの端子接合
部よりもリード長手方向外側にずれて位置する第2グル
ープの端子接合部とを含む端子接合部を形成すると共
に、第1グループの端子接合部の後端部分と第2グルー
プの端子接合部の先端部分とを連結する連結部を切り残
して相隣り合うリードを形成する第1の工程と、第1の
工程の後、リードフレーム加工に残されたそれ以外の処
理を行う第2の工程と、第2の工程の後、第1の工程で
切り残された前記連結部をレーザ光照射により切断して
各々のインナーリードを個別に分離する第3の工程とを
有することを特徴とするリードフレームの加工方法が提
供される。
【0013】また、本発明において第2グループの端子
接合部の後端部分に近接した位置に連結部を切り残した
場合、好ましくは、第3の工程における連結部のレーザ
光照射による切断を、端子接合部と半導体チップの各端
子との接合の前後いずれかに行う。
接合部の後端部分に近接した位置に連結部を切り残した
場合、好ましくは、第3の工程における連結部のレーザ
光照射による切断を、端子接合部と半導体チップの各端
子との接合の前後いずれかに行う。
【0014】また、本発明において第1グループの端子
接合部の後端部分と第2グループの端子接合部の先端部
分とを連結する連結部を切り残した場合、好ましくは、
第3の工程における連結部のレーザ光照射による切断
を、端子接合部と半導体チップの各端子との接合の前に
行う。
接合部の後端部分と第2グループの端子接合部の先端部
分とを連結する連結部を切り残した場合、好ましくは、
第3の工程における連結部のレーザ光照射による切断
を、端子接合部と半導体チップの各端子との接合の前に
行う。
【0015】また、上記のようなリードフレームの加工
方法において、好ましくは、第1の工程におけるリード
の形成の後で、かつ第3の工程における連結部のレーザ
光照射による切断よりも前に、前記リードの少なくとも
インナーリード部分に支持部材を固着する。
方法において、好ましくは、第1の工程におけるリード
の形成の後で、かつ第3の工程における連結部のレーザ
光照射による切断よりも前に、前記リードの少なくとも
インナーリード部分に支持部材を固着する。
【0016】この場合、支持部材として前記連結部に対
応する位置に貫通部を設けた支持板を接着することが好
ましい。
応する位置に貫通部を設けた支持板を接着することが好
ましい。
【0017】また、本発明によれば、上記のようなリー
ドフレームの加工方法により加工されたリードフレーム
が提供される。
ドフレームの加工方法により加工されたリードフレーム
が提供される。
【0018】さらに、本発明によれば、上記のようなリ
ードフレームに半導体チップが搭載され、その半導体チ
ップの各端子とインナーリードの端子接合部とが接合さ
れ、樹脂モールドにて上記半導体チップ及び上記インナ
ーリードを含む部分が一体封止されていることを特徴と
する樹脂モールド型の半導体装置が提供される。
ードフレームに半導体チップが搭載され、その半導体チ
ップの各端子とインナーリードの端子接合部とが接合さ
れ、樹脂モールドにて上記半導体チップ及び上記インナ
ーリードを含む部分が一体封止されていることを特徴と
する樹脂モールド型の半導体装置が提供される。
【0019】
【作用】上記のように構成した本発明においては、多数
のインナーリード(以下、適宜リードともいう)の内方
先端部分に形成される端子接合部を、互いにリード長手
方向にずれた第1グループの端子接合部及び第2グルー
プの端子接合部を含むように形成し、第2グループの端
子接合部を第1グループの端子接合部よりもリード長手
方向外側にずらせて位置させる。これにより、半導体チ
ップの各端子との接合に必要な最小の幅を確保しなが
ら、一定の寸法の中に多数の端子接合部を並べることが
でき、良好な接合性を損なうことなく多ピン化及び狭ピ
ッチ化が可能となる。特に、ワイヤボンディングの場合
に、隣接するワイヤ同士が接触したり、接合治具の先端
が隣接するワイヤや端子接合部と干渉することがなくな
る。
のインナーリード(以下、適宜リードともいう)の内方
先端部分に形成される端子接合部を、互いにリード長手
方向にずれた第1グループの端子接合部及び第2グルー
プの端子接合部を含むように形成し、第2グループの端
子接合部を第1グループの端子接合部よりもリード長手
方向外側にずらせて位置させる。これにより、半導体チ
ップの各端子との接合に必要な最小の幅を確保しなが
ら、一定の寸法の中に多数の端子接合部を並べることが
でき、良好な接合性を損なうことなく多ピン化及び狭ピ
ッチ化が可能となる。特に、ワイヤボンディングの場合
に、隣接するワイヤ同士が接触したり、接合治具の先端
が隣接するワイヤや端子接合部と干渉することがなくな
る。
【0020】また、第2グループの端子接合部の後端部
分に近接した位置に連結部を切り残ことにより、相隣り
合うインナーリード間での剛性が維持され、リードの変
形やリード配列の乱れが防止される。従って、インナー
リードのリードピッチの精度が維持されると共に、工程
中の金属板素材に変形を与えることなく取扱いが容易と
なる。
分に近接した位置に連結部を切り残ことにより、相隣り
合うインナーリード間での剛性が維持され、リードの変
形やリード配列の乱れが防止される。従って、インナー
リードのリードピッチの精度が維持されると共に、工程
中の金属板素材に変形を与えることなく取扱いが容易と
なる。
【0021】続いてリードフレーム加工に残されたそれ
以外の処理を行い、その後に上記連結部をレーザ光切断
することにより、各々のインナーリードが個別に分離さ
れる。この時、上記のように連結部の位置が、第2グル
ープの端子接合部の後端部分に近接した位置にあるた
め、連結部のレーザ切断時の入熱に起因した熱影響が第
1グループの端子接合部は勿論、第2グループの端子接
合部にまでも及ぶことがなく、健全な表面とすべき端子
接合部に酸化膜が形成されることがなく、かつ熱応力や
熱歪みがその部分の金属板素材中に残留することがな
い。従って、良好な端子接合部が得られる。
以外の処理を行い、その後に上記連結部をレーザ光切断
することにより、各々のインナーリードが個別に分離さ
れる。この時、上記のように連結部の位置が、第2グル
ープの端子接合部の後端部分に近接した位置にあるた
め、連結部のレーザ切断時の入熱に起因した熱影響が第
1グループの端子接合部は勿論、第2グループの端子接
合部にまでも及ぶことがなく、健全な表面とすべき端子
接合部に酸化膜が形成されることがなく、かつ熱応力や
熱歪みがその部分の金属板素材中に残留することがな
い。従って、良好な端子接合部が得られる。
【0022】このように本発明では、上記のような特殊
な加工を行うことにより、板厚が0.3mm以下で、リ
ードピッチの最小値が板厚の2倍以下で、リード間隙の
幅の最小値が板厚以下であるような多ピンかつ狭ピッチ
のリードフレームを加工する場合であっても、半導体チ
ップの端子との接合性を良好にすることができる。
な加工を行うことにより、板厚が0.3mm以下で、リ
ードピッチの最小値が板厚の2倍以下で、リード間隙の
幅の最小値が板厚以下であるような多ピンかつ狭ピッチ
のリードフレームを加工する場合であっても、半導体チ
ップの端子との接合性を良好にすることができる。
【0023】また、上記の場合、第2グループの端子接
合部の後端部分に近接した位置に連結部を設けるため、
半導体チップの各端子と端子接合部との接合後に連結部
をレーザ切断しても、既に接合した端子接合部(リー
ド)やボンディングワイヤ(ワイヤボンディングを利用
する場合)等にレーザ光が当たったり熱影響を与えるこ
とがない。従って、連結部をレーザ切断するのは、半導
体チップの各端子と端子接合部との接合の前後いずれで
もよい。特に、半導体チップの各端子との接合後に連結
部をレーザ切断する場合には、連結部を残した状態で半
導体チップと端子接合部との接合を行うため、その接合
時にも端子接合部が動くことが避けられ接合の作業性を
一層向上することができる。また、この場合には、半導
体チップの搭載及び接合後にリードフレームの加工が完
了することになる。
合部の後端部分に近接した位置に連結部を設けるため、
半導体チップの各端子と端子接合部との接合後に連結部
をレーザ切断しても、既に接合した端子接合部(リー
ド)やボンディングワイヤ(ワイヤボンディングを利用
する場合)等にレーザ光が当たったり熱影響を与えるこ
とがない。従って、連結部をレーザ切断するのは、半導
体チップの各端子と端子接合部との接合の前後いずれで
もよい。特に、半導体チップの各端子との接合後に連結
部をレーザ切断する場合には、連結部を残した状態で半
導体チップと端子接合部との接合を行うため、その接合
時にも端子接合部が動くことが避けられ接合の作業性を
一層向上することができる。また、この場合には、半導
体チップの搭載及び接合後にリードフレームの加工が完
了することになる。
【0024】また、第2グループの端子接合部の後端部
分に近接した位置に連結部を設けるのではなく、第1グ
ループの端子接合部の後端部分と前記第2グループの端
子接合部の先端部分とを連結するように連結部を設ける
場合には、連結部のレーザ切断時の熱影響が及ぶ範囲が
第1グループの端子接合部の後端部分と第2グループの
端子接合部の先端部分のみに限られ、両者いずれの端子
接合部の主要な部分にもほとんど熱影響は及ばない。従
って、この時も健全な表面とすべき端子接合部に酸化膜
が形成されることがなく、かつ熱応力や熱歪みがその部
分の金属板素材中に残留することがなく、良好な端子接
合部が得られる。
分に近接した位置に連結部を設けるのではなく、第1グ
ループの端子接合部の後端部分と前記第2グループの端
子接合部の先端部分とを連結するように連結部を設ける
場合には、連結部のレーザ切断時の熱影響が及ぶ範囲が
第1グループの端子接合部の後端部分と第2グループの
端子接合部の先端部分のみに限られ、両者いずれの端子
接合部の主要な部分にもほとんど熱影響は及ばない。従
って、この時も健全な表面とすべき端子接合部に酸化膜
が形成されることがなく、かつ熱応力や熱歪みがその部
分の金属板素材中に残留することがなく、良好な端子接
合部が得られる。
【0025】また、上記のように第1グループの端子接
合部の後端部分と前記第2グループの端子接合部の先端
部分とを連結するように連結部を設ける場合には、半導
体チップの各端子との接合の前に、連結部をレーザ切断
して各々のインナーリード個別に分離しておく必要があ
る。なぜならば、この場合には、半導体チップの各端子
と端子接合部との接合後に連結部をレーザ切断すると、
既に接合した端子接合部(リード)或いはボンディング
ワイヤ(ワイヤボンディングを利用する場合)等にレー
ザ光が当たったり、その部分に熱影響を与えてしまう可
能性があるからである。
合部の後端部分と前記第2グループの端子接合部の先端
部分とを連結するように連結部を設ける場合には、半導
体チップの各端子との接合の前に、連結部をレーザ切断
して各々のインナーリード個別に分離しておく必要があ
る。なぜならば、この場合には、半導体チップの各端子
と端子接合部との接合後に連結部をレーザ切断すると、
既に接合した端子接合部(リード)或いはボンディング
ワイヤ(ワイヤボンディングを利用する場合)等にレー
ザ光が当たったり、その部分に熱影響を与えてしまう可
能性があるからである。
【0026】また、上述のリードの形成の後で、かつ連
結部のレーザ光照射による切断よりも前に、リードのう
ちの少なくとも剛性の低くなる傾向があるインナーリー
ドに支持部材を固着することにより、インナーリードが
拘束されてその剛性が一層強化され、またリードの変形
やリード配列の乱れが防止される。従って、その寸法や
形状の精度維持が一層確実になると共に、工程中の金属
板素材の取扱いが一層容易となる。また、連結部をレー
ザ切断した後でも、この支持部材により引き続きインナ
ーリードが拘束されるため、その剛性が維持され、リー
ドの変形やリード配列の乱れが防止される。さらに、こ
の支持部材で端子接合部が拘束されるため、半導体チッ
プの搭載後に行われるワイヤボンディングやバンプ等を
用いた半導体チップの各端子と端子接合部との接合時に
おいても、端子接合部が動いて位置ずれすることが避け
られ、良好な接合性を実現できる。
結部のレーザ光照射による切断よりも前に、リードのう
ちの少なくとも剛性の低くなる傾向があるインナーリー
ドに支持部材を固着することにより、インナーリードが
拘束されてその剛性が一層強化され、またリードの変形
やリード配列の乱れが防止される。従って、その寸法や
形状の精度維持が一層確実になると共に、工程中の金属
板素材の取扱いが一層容易となる。また、連結部をレー
ザ切断した後でも、この支持部材により引き続きインナ
ーリードが拘束されるため、その剛性が維持され、リー
ドの変形やリード配列の乱れが防止される。さらに、こ
の支持部材で端子接合部が拘束されるため、半導体チッ
プの搭載後に行われるワイヤボンディングやバンプ等を
用いた半導体チップの各端子と端子接合部との接合時に
おいても、端子接合部が動いて位置ずれすることが避け
られ、良好な接合性を実現できる。
【0027】また、その支持部材として上記連結部に対
応する位置に貫通部を設けた支持板を接着することによ
り、上述の連結部をレーザ切断する時に生じる溶融金属
の粒子、即ちスパッタやドロス等の付着の原因となる溶
融金属が貫通部を通過しながら排除される。このよう
に、支持部材に設けた貫通部の位置にある連結部をレー
ザ切断することにより、支持部材がレーザ切断されない
ためそのレーザ切断により除去すべき金属部分が最小と
なってスパッタやドロス等の量が減少すると共に、その
時付着するドロスが貫通部の中に収容される。従って、
その後の接合作業等において、加工治具や拘束治具や固
定治具などと突出したドロスが接触することがなく、変
形や加工誤差や寸法誤差の発生が避けられ、さらにドロ
ス等の不規則な剥落に起因する電気的短絡が生じること
が避けられる。
応する位置に貫通部を設けた支持板を接着することによ
り、上述の連結部をレーザ切断する時に生じる溶融金属
の粒子、即ちスパッタやドロス等の付着の原因となる溶
融金属が貫通部を通過しながら排除される。このよう
に、支持部材に設けた貫通部の位置にある連結部をレー
ザ切断することにより、支持部材がレーザ切断されない
ためそのレーザ切断により除去すべき金属部分が最小と
なってスパッタやドロス等の量が減少すると共に、その
時付着するドロスが貫通部の中に収容される。従って、
その後の接合作業等において、加工治具や拘束治具や固
定治具などと突出したドロスが接触することがなく、変
形や加工誤差や寸法誤差の発生が避けられ、さらにドロ
ス等の不規則な剥落に起因する電気的短絡が生じること
が避けられる。
【0028】
【実施例】本発明の第1の実施例によるリードフレーム
の加工方法及びリードフレーム並びに半導体装置につい
て、図1から図9を参照しながら説明する。
の加工方法及びリードフレーム並びに半導体装置につい
て、図1から図9を参照しながら説明する。
【0029】但し、本実施例では、QFP型半導体装置
用のリードフレームであって、板厚が0.3mm以下、
リードピッチの最小値が板厚の2倍以下、リード間隙の
幅の最小値が板厚以下であるような多ピンかつ狭ピッチ
のリードフレームを加工する場合について説明する。
用のリードフレームであって、板厚が0.3mm以下、
リードピッチの最小値が板厚の2倍以下、リード間隙の
幅の最小値が板厚以下であるような多ピンかつ狭ピッチ
のリードフレームを加工する場合について説明する。
【0030】図1は本実施例によって加工されるリード
フレームの一例を示す図である。図1において、リード
フレーム200には、多数のインナーリード202と、
これらインナーリード202に連続するアウターリード
203が配設されており、これら隣合うインナーリード
202とアウターリード203とはダムバー204によ
り互いに連結状に支持され、さらに腕205もダムバー
204によって支持されている。また、リードフレーム
200の中央には貫通溝215Aを備えた支持板215
(図4参照)が固着されている。この支持板215は、
インナーリード202の内方部分に接着膜215a(図
4参照)によって固着されている。
フレームの一例を示す図である。図1において、リード
フレーム200には、多数のインナーリード202と、
これらインナーリード202に連続するアウターリード
203が配設されており、これら隣合うインナーリード
202とアウターリード203とはダムバー204によ
り互いに連結状に支持され、さらに腕205もダムバー
204によって支持されている。また、リードフレーム
200の中央には貫通溝215Aを備えた支持板215
(図4参照)が固着されている。この支持板215は、
インナーリード202の内方部分に接着膜215a(図
4参照)によって固着されている。
【0031】インナーリード202は、リードフレーム
200中央へ収束するように延びており、半導体チップ
210(図7〜図9参照)と接合されるインナーリード
202の内方先端部分において、相隣り合う端子接合部
202aと202bとがそれぞれ第1グループと第2グ
ループとに属し、第1グループに属する端子接合部20
2aよりも第2グループに属する端子接合部202bが
リード長手方向外側にずれて位置する。即ち、端子接合
部202a及び202bがリード長手方向に2段かつ交
互にずらせた千鳥配置となっており、電気的接続を行う
のに十分な幅となっている。インナーリード202の内
側における相隣合うリード間隙208は特に狭く、極め
て微細な構造となっており、しかもこの部分の加工はリ
ードフレームの加工において最も寸法精度や清浄度が厳
しい部分である。
200中央へ収束するように延びており、半導体チップ
210(図7〜図9参照)と接合されるインナーリード
202の内方先端部分において、相隣り合う端子接合部
202aと202bとがそれぞれ第1グループと第2グ
ループとに属し、第1グループに属する端子接合部20
2aよりも第2グループに属する端子接合部202bが
リード長手方向外側にずれて位置する。即ち、端子接合
部202a及び202bがリード長手方向に2段かつ交
互にずらせた千鳥配置となっており、電気的接続を行う
のに十分な幅となっている。インナーリード202の内
側における相隣合うリード間隙208は特に狭く、極め
て微細な構造となっており、しかもこの部分の加工はリ
ードフレームの加工において最も寸法精度や清浄度が厳
しい部分である。
【0032】さらに、リードフレーム200の外周部分
には半導体チップの端子とインナーリード202との接
続時の位置決め用に位置決め穴207が設けられてい
る。尚、ダムバー204は、半導体チップのモールド時
にレジンを堰止める役割とインナーリード202及びア
ウターリード203を補強する役割を有し、モールド後
に除去される。
には半導体チップの端子とインナーリード202との接
続時の位置決め用に位置決め穴207が設けられてい
る。尚、ダムバー204は、半導体チップのモールド時
にレジンを堰止める役割とインナーリード202及びア
ウターリード203を補強する役割を有し、モールド後
に除去される。
【0033】次に、本実施例のリードフレームの加工方
法、及びそのリードフレームを用いた半導体装置の製造
工程を図2により説明する。まず、図2のステップS1
00において、例えば鋼、銅合金,42アロイ、コバー
ル等の薄い金属板をレベラーにかけて平に矯正した後、
実際の加工に移る。次に、ステップS110で上記金属
板にアウターリード203を形成し、金属板の洗浄及び
乾燥を行う(ステップS111)。このステップS11
0での加工はレーザ光を用いたものであっても、従来か
らのエッチング加工やプレス加工等の加工であってもよ
いが、エッチング加工やプレス加工等を用いた方が能率
よく加工できる。
法、及びそのリードフレームを用いた半導体装置の製造
工程を図2により説明する。まず、図2のステップS1
00において、例えば鋼、銅合金,42アロイ、コバー
ル等の薄い金属板をレベラーにかけて平に矯正した後、
実際の加工に移る。次に、ステップS110で上記金属
板にアウターリード203を形成し、金属板の洗浄及び
乾燥を行う(ステップS111)。このステップS11
0での加工はレーザ光を用いたものであっても、従来か
らのエッチング加工やプレス加工等の加工であってもよ
いが、エッチング加工やプレス加工等を用いた方が能率
よく加工できる。
【0034】その後、ステップS120で金属板にイン
ナーリード202となる部分を加工し、金属板の洗浄及
び乾燥を行う(ステップS121)。このステップS1
20での加工もレーザ光を用いたものであっても、従来
からのエッチング加工やプレス加工等の加工であっても
よい。特に、レーザ切断を利用した場合は微細な加工が
できるが、その場合はレーザ光照射時の入熱による熱影
響部、即ち後述するドロス、及びスパッタや表面の酸化
膜等を化学研磨処理等の表面処理により除去しておく必
要がある。
ナーリード202となる部分を加工し、金属板の洗浄及
び乾燥を行う(ステップS121)。このステップS1
20での加工もレーザ光を用いたものであっても、従来
からのエッチング加工やプレス加工等の加工であっても
よい。特に、レーザ切断を利用した場合は微細な加工が
できるが、その場合はレーザ光照射時の入熱による熱影
響部、即ち後述するドロス、及びスパッタや表面の酸化
膜等を化学研磨処理等の表面処理により除去しておく必
要がある。
【0035】上記ステップS120が完了した時のイン
ナーリード202の内方先端部分について図3により説
明する。但し、図3は、次のステップS140〜ステッ
プS151における支持板215固着後の図である。本
実施例では、相隣り合う半導体チップ210の各端子と
接合される端子接合部202a及び202bを、図1で
も説明したようにリード長手方向に2段かつ交互にずら
せた千鳥配置とする。これにより、接合に必要な最小の
幅を確保しながら、一定の寸法の中に多数の端子接合部
202a及び202bを並べることができ、良好な接合
性を損なうことなく極限にまで多ピン化及び狭ピッチ化
ができる。さらに、後述するようにワイヤボンディング
を利用して半導体チップ201との接合を行う場合に
は、隣接するワイヤ同士が接触したり、接合治具の先端
が隣接するワイヤや端子接合部と干渉することがなくな
る。
ナーリード202の内方先端部分について図3により説
明する。但し、図3は、次のステップS140〜ステッ
プS151における支持板215固着後の図である。本
実施例では、相隣り合う半導体チップ210の各端子と
接合される端子接合部202a及び202bを、図1で
も説明したようにリード長手方向に2段かつ交互にずら
せた千鳥配置とする。これにより、接合に必要な最小の
幅を確保しながら、一定の寸法の中に多数の端子接合部
202a及び202bを並べることができ、良好な接合
性を損なうことなく極限にまで多ピン化及び狭ピッチ化
ができる。さらに、後述するようにワイヤボンディング
を利用して半導体チップ201との接合を行う場合に
は、隣接するワイヤ同士が接触したり、接合治具の先端
が隣接するワイヤや端子接合部と干渉することがなくな
る。
【0036】また、インナーリード202内方にリード
同士を連結するための連結部を設ける。即ち、千鳥配置
とした端子接合部202a及び202bのうちリード長
手方向外側の端子接合部202bよりも外側寄り(アウ
ターリード203寄り)の近接位置をわずかに切り残
し、相隣り合うリードを連結する連結部5を形成する。
これにより、相隣り合うリード間での剛性が維持され、
リードの変形やリード配列の乱れが防止される。従っ
て、インナーリード202のリードピッチの精度が維持
されると共に、工程中の金属板素材に変形を与えること
なくの取扱いが容易となる。
同士を連結するための連結部を設ける。即ち、千鳥配置
とした端子接合部202a及び202bのうちリード長
手方向外側の端子接合部202bよりも外側寄り(アウ
ターリード203寄り)の近接位置をわずかに切り残
し、相隣り合うリードを連結する連結部5を形成する。
これにより、相隣り合うリード間での剛性が維持され、
リードの変形やリード配列の乱れが防止される。従っ
て、インナーリード202のリードピッチの精度が維持
されると共に、工程中の金属板素材に変形を与えること
なくの取扱いが容易となる。
【0037】次に、ステップS130でインナーリード
202の内方先端部分の端子接合部202a,202b
に銀メッキを施す。このように、メッキ領域を限定する
ことによりメッキ用の金属である銀が節約できる。ま
た、銀メッキを施すことにより、端子接合部202a及
び202bの接合性が一層向上する。尚、メッキする金
属としては銀の他、金や錫などでもよい。上記ステップ
S130の後、洗浄及び乾燥を行う(ステップS13
1)。
202の内方先端部分の端子接合部202a,202b
に銀メッキを施す。このように、メッキ領域を限定する
ことによりメッキ用の金属である銀が節約できる。ま
た、銀メッキを施すことにより、端子接合部202a及
び202bの接合性が一層向上する。尚、メッキする金
属としては銀の他、金や錫などでもよい。上記ステップ
S130の後、洗浄及び乾燥を行う(ステップS13
1)。
【0038】次に、ステップS140で支持板215上
に接着膜215aを搭載し、ステップS150及びステ
ップS151で接着膜215a上にリードフレーム20
0を搭載し接着(固着)する。この時、支持板215が
リードフレーム200のインナーリード202内方部分
に固着されるようにする。このように支持板215でイ
ンナーリード202の内方部分を拘束することにより、
その剛性が一層強化され、またリードの変形やリード配
列の乱れが防止され、従ってその寸法や形状の精度の維
持が一層確実となり、工程中の金属板素材の取扱いがさ
らに容易となる。
に接着膜215aを搭載し、ステップS150及びステ
ップS151で接着膜215a上にリードフレーム20
0を搭載し接着(固着)する。この時、支持板215が
リードフレーム200のインナーリード202内方部分
に固着されるようにする。このように支持板215でイ
ンナーリード202の内方部分を拘束することにより、
その剛性が一層強化され、またリードの変形やリード配
列の乱れが防止され、従ってその寸法や形状の精度の維
持が一層確実となり、工程中の金属板素材の取扱いがさ
らに容易となる。
【0039】図4は上記支持板215の形状を示す図で
あり、(a)は上面図、(b)は(a)のB−B方向の
断面図である。但し、(b)では接着膜215aを搭載
した状態を示す。支持板215には予め細長い切欠き状
の貫通溝215Aがあけられており、支持板215をイ
ンナーリード202の内方部分に固着する際に、その貫
通溝215Aの位置に連結部5が丁度位置決めされるよ
うにする。支持板415はリードフレーム200のリー
ド同士を電気的に短絡するものであってはならないので
あって、その材質としては、耐熱性かつ絶縁性のあるア
ルミナやムライトなどのセラミック、或いはポリイミド
やエポキシなどの有機樹脂材料が適している。しかし、
少なくともインナーリード202との接触面に絶縁膜を
被覆した金属板であれば用いることができる。また、接
着膜215aとして、耐熱性の接着材料を用いることに
より、樹脂モールド230(図9参照)による一体封止
時に、その接着膜215aが劣化することがなく、支持
板215とインナーリード202との固着部分がはずれ
ることがない。
あり、(a)は上面図、(b)は(a)のB−B方向の
断面図である。但し、(b)では接着膜215aを搭載
した状態を示す。支持板215には予め細長い切欠き状
の貫通溝215Aがあけられており、支持板215をイ
ンナーリード202の内方部分に固着する際に、その貫
通溝215Aの位置に連結部5が丁度位置決めされるよ
うにする。支持板415はリードフレーム200のリー
ド同士を電気的に短絡するものであってはならないので
あって、その材質としては、耐熱性かつ絶縁性のあるア
ルミナやムライトなどのセラミック、或いはポリイミド
やエポキシなどの有機樹脂材料が適している。しかし、
少なくともインナーリード202との接触面に絶縁膜を
被覆した金属板であれば用いることができる。また、接
着膜215aとして、耐熱性の接着材料を用いることに
より、樹脂モールド230(図9参照)による一体封止
時に、その接着膜215aが劣化することがなく、支持
板215とインナーリード202との固着部分がはずれ
ることがない。
【0040】次に、ステップS160において、図6に
示すように、相隣り合うリードを連結していた連結部5
をレーザ切断し、端子接合部202aと端子接合部20
2b、従ってインナーリード202を個々に分離する。
連結部5をレーザ切断することにより、連結部5による
剛性の維持、及びリードの変形や配列の乱れ防止の効果
がなくなるが、その代わり上記支持板215により引き
続きインナーリード202が拘束されるため、その剛性
はさらに維持強化され、リードの変形やリード配列の乱
れが防止され、従って寸法や形状の精度が維持されるこ
と、及び工程中の金属板素材の取扱いの容易性は損なわ
れない。
示すように、相隣り合うリードを連結していた連結部5
をレーザ切断し、端子接合部202aと端子接合部20
2b、従ってインナーリード202を個々に分離する。
連結部5をレーザ切断することにより、連結部5による
剛性の維持、及びリードの変形や配列の乱れ防止の効果
がなくなるが、その代わり上記支持板215により引き
続きインナーリード202が拘束されるため、その剛性
はさらに維持強化され、リードの変形やリード配列の乱
れが防止され、従って寸法や形状の精度が維持されるこ
と、及び工程中の金属板素材の取扱いの容易性は損なわ
れない。
【0041】このレーザ切断で用いるレーザ光として
は、その断面を予めシリンドリカルレンズ等で細長い楕
円形に変換し、その被加工物上のスポット113Bが細
長い楕円形断面となるようにすれば、1回のレーザ光照
射でリード間隙208に沿った切断後の形状が得られ、
能率よくレーザ切断を行うことができる。
は、その断面を予めシリンドリカルレンズ等で細長い楕
円形に変換し、その被加工物上のスポット113Bが細
長い楕円形断面となるようにすれば、1回のレーザ光照
射でリード間隙208に沿った切断後の形状が得られ、
能率よくレーザ切断を行うことができる。
【0042】図5は、レーザ切断の状況を示した断面図
である。ここで使用するレーザ光としてはYAGレーザ
がふさわしく、微細かつ高精度な加工が可能である。図
5において、レーザ光113Aは充分な熱エネルギ密度
を供給できるように集光レンズ116で集光され、加工
ノズル113先端部よりアシストガス117Aと共に連
結部5表面の照射される。するとその部分が溶融し、こ
れが熱源となってこの溶融が表面から順次深さ方向に向
って進行し、やがて切断される。レーザ光113Aは極
めて小さく集光できるので微細な寸法の加工に好適であ
り、高いエネルギー密度のレーザ光をごく短時間照射す
るだけで所望の連結部5を溶断することができ、しかも
金属板自体には変形や外力をほとんど与えない。
である。ここで使用するレーザ光としてはYAGレーザ
がふさわしく、微細かつ高精度な加工が可能である。図
5において、レーザ光113Aは充分な熱エネルギ密度
を供給できるように集光レンズ116で集光され、加工
ノズル113先端部よりアシストガス117Aと共に連
結部5表面の照射される。するとその部分が溶融し、こ
れが熱源となってこの溶融が表面から順次深さ方向に向
って進行し、やがて切断される。レーザ光113Aは極
めて小さく集光できるので微細な寸法の加工に好適であ
り、高いエネルギー密度のレーザ光をごく短時間照射す
るだけで所望の連結部5を溶断することができ、しかも
金属板自体には変形や外力をほとんど与えない。
【0043】この時、支持板215の貫通溝215Aの
位置に連結部5が位置決めされているため、レーザ切断
時に生じたスパッタやドロス等の付着の原因となる溶融
金属粒子13は、そのほとんどがアシストガス供給口1
17から供給されるアシストガス117Aによって貫通
溝215Aを通過しながら吹き飛ばされ排除される。つ
まり、貫通溝215Aは溶融金属粒子13の逃げ部とし
て機能する。また、支持板215がレーザ切断されない
ためそのレーザ切断により除去する金属部分が最小とな
ってスパッタやドロス等の量が減少することになる。
位置に連結部5が位置決めされているため、レーザ切断
時に生じたスパッタやドロス等の付着の原因となる溶融
金属粒子13は、そのほとんどがアシストガス供給口1
17から供給されるアシストガス117Aによって貫通
溝215Aを通過しながら吹き飛ばされ排除される。つ
まり、貫通溝215Aは溶融金属粒子13の逃げ部とし
て機能する。また、支持板215がレーザ切断されない
ためそのレーザ切断により除去する金属部分が最小とな
ってスパッタやドロス等の量が減少することになる。
【0044】溶融金属が少なくなるといっても完全にな
くすことは不可能であり、やはり一部分の溶融金属は残
留してしまい、インナーリード202裏面の切り口付近
に付着し凝固してドロス10となる。ところが、支持板
215の板厚を、このドロス10の高さよりも十分厚く
しておけば、ドロス10は支持板215の貫通溝215
A内に完全に収容されることになる。
くすことは不可能であり、やはり一部分の溶融金属は残
留してしまい、インナーリード202裏面の切り口付近
に付着し凝固してドロス10となる。ところが、支持板
215の板厚を、このドロス10の高さよりも十分厚く
しておけば、ドロス10は支持板215の貫通溝215
A内に完全に収容されることになる。
【0045】貫通溝215A内にあるドロス10は、機
械的処理または化学的表面処理等によって完全には除去
することが不可能であるが、ドロス10を貫通溝215
A内に完全に収容することにより、機械的処理や化学的
表面処理等によって完全にドロス10を除去する必要は
なく、その後の接合作業等において、加工治具や拘束治
具や固定治具などと突出したドロスが接触するようなこ
とがなく、変形や加工誤差や寸法誤差の発生が避けら
れ、さらにドロス等の不規則な剥落に起因する電気的短
絡が生じることが避けられる。
械的処理または化学的表面処理等によって完全には除去
することが不可能であるが、ドロス10を貫通溝215
A内に完全に収容することにより、機械的処理や化学的
表面処理等によって完全にドロス10を除去する必要は
なく、その後の接合作業等において、加工治具や拘束治
具や固定治具などと突出したドロスが接触するようなこ
とがなく、変形や加工誤差や寸法誤差の発生が避けら
れ、さらにドロス等の不規則な剥落に起因する電気的短
絡が生じることが避けられる。
【0046】例えば、支持板215の板厚は、金属板を
レーザ切断した時に発生するドロスの高さが通常0.0
1〜0.03mm程度であるので、それ以上にすればよ
い。また、支持板215の剛性を十分確保することも考
慮すれば、実際にはその板厚を0.3〜0.5mm程度
とすることが望ましい。
レーザ切断した時に発生するドロスの高さが通常0.0
1〜0.03mm程度であるので、それ以上にすればよ
い。また、支持板215の剛性を十分確保することも考
慮すれば、実際にはその板厚を0.3〜0.5mm程度
とすることが望ましい。
【0047】尚、支持板の寸法を可能な限り小さくし
て、連結部が支持板の端部から少し外側位置に来るよう
にすれば、上記のような貫通溝を設ける必要がなく、し
かもドロスが支持板の端部から突出することもない。
て、連結部が支持板の端部から少し外側位置に来るよう
にすれば、上記のような貫通溝を設ける必要がなく、し
かもドロスが支持板の端部から突出することもない。
【0048】上記ステップS160の後、ステップS1
70でスパッタ、及びゴミやホコリを除去し、ステップ
S171で洗浄及び乾燥を行い、リードフレームの加工
が完了する。また、この時点で、端子接合部202a及
び202bにメッキ処理を施してもよい。
70でスパッタ、及びゴミやホコリを除去し、ステップ
S171で洗浄及び乾燥を行い、リードフレームの加工
が完了する。また、この時点で、端子接合部202a及
び202bにメッキ処理を施してもよい。
【0049】引き続き半導体装置の製造を行う。即ち、
ステップS180及びステップS181で、支持板21
5上に半導体チップ210を搭載、接着した後、半導体
チップ210の各端子と端子接合部202a及び202
bとをワイヤボンディングによって接合する(ステップ
S182)。
ステップS180及びステップS181で、支持板21
5上に半導体チップ210を搭載、接着した後、半導体
チップ210の各端子と端子接合部202a及び202
bとをワイヤボンディングによって接合する(ステップ
S182)。
【0050】図7は、上記ワイヤボンディングの工程を
説明する図である。インナーリード202内方先端部分
の端子接合部202a,202bは前述のように千鳥配
置としているが、本実施例における半導体チップ210
の各端子も、端子接合部202a,202bと同様の千
鳥配置とする。但し、図7において、半導体チップ21
0の内側寄りの端子を端子(以下、接合用パッドともい
う)212a、外側寄りの端子を端子(接合用パッド)
212bとする。
説明する図である。インナーリード202内方先端部分
の端子接合部202a,202bは前述のように千鳥配
置としているが、本実施例における半導体チップ210
の各端子も、端子接合部202a,202bと同様の千
鳥配置とする。但し、図7において、半導体チップ21
0の内側寄りの端子を端子(以下、接合用パッドともい
う)212a、外側寄りの端子を端子(接合用パッド)
212bとする。
【0051】まず、図7(a)に示すように、半導体チ
ップ210の外側寄りの接合用パッド212bにキャピ
ラリー240によってワイヤ211を接合し、続いて図
7(b)に示すようにインナーリード202の内側寄り
の端子接合部202aにワイヤ211を渡して接合し、
ワイヤ211を切断する。さらに、図7(c)に示すよ
うに、半導体チップ210の内側寄りの接合用パッド2
12aにてワイヤ211を接合し、続いて図7(d)に
示すようにインナーリード202の外側寄りの端子接合
部202bにワイヤ211を渡して接合し、ワイヤ21
1を切断する。ワイヤ211としては金線を使用するの
が一般的である。
ップ210の外側寄りの接合用パッド212bにキャピ
ラリー240によってワイヤ211を接合し、続いて図
7(b)に示すようにインナーリード202の内側寄り
の端子接合部202aにワイヤ211を渡して接合し、
ワイヤ211を切断する。さらに、図7(c)に示すよ
うに、半導体チップ210の内側寄りの接合用パッド2
12aにてワイヤ211を接合し、続いて図7(d)に
示すようにインナーリード202の外側寄りの端子接合
部202bにワイヤ211を渡して接合し、ワイヤ21
1を切断する。ワイヤ211としては金線を使用するの
が一般的である。
【0052】このような方法により、リードピッチが極
めて狭い場合でも、ワイヤ211同士が接触しないよう
に容易にワイヤボンディングが行え、キャピラリー24
0の先端が隣接するワイヤ211と干渉することがなく
なる。また、超音波振動を印加して接合性を改善したウ
エッジボンディング法で接合を行う場合にも、位置ずれ
もなくしっかりと接合することができる。さらに、この
ステップS182においても支持板215によって端子
接合部202a及び202bが固定されるため、それら
端子接合部202a及び202bが動くことが避けら
れ、位置ずれせずに良好な接合性を実現できる。ステッ
プS182が完了した状態の上面図を図8(a)に、ま
た図8(a)のB−B方向の断面図を図8(b)に示
す。
めて狭い場合でも、ワイヤ211同士が接触しないよう
に容易にワイヤボンディングが行え、キャピラリー24
0の先端が隣接するワイヤ211と干渉することがなく
なる。また、超音波振動を印加して接合性を改善したウ
エッジボンディング法で接合を行う場合にも、位置ずれ
もなくしっかりと接合することができる。さらに、この
ステップS182においても支持板215によって端子
接合部202a及び202bが固定されるため、それら
端子接合部202a及び202bが動くことが避けら
れ、位置ずれせずに良好な接合性を実現できる。ステッ
プS182が完了した状態の上面図を図8(a)に、ま
た図8(a)のB−B方向の断面図を図8(b)に示
す。
【0053】上記ステップS182の後、ステップS1
90で、上記のように接合したインナーリード202と
半導体チップ210及び支持板215を樹脂モールド2
30で一体的に封止する。そして、ステップS200で
アウターリード203にハンダメッキを施す。このハン
ダメッキは電子回路基板に半導体装置を実装する際のハ
ンダ付け性を向上するために行う。次に、ステップS2
01でアウターリード203間に設けておいたダムバー
204をレーザ切断し、ステップS202で洗浄及び乾
燥を行う。
90で、上記のように接合したインナーリード202と
半導体チップ210及び支持板215を樹脂モールド2
30で一体的に封止する。そして、ステップS200で
アウターリード203にハンダメッキを施す。このハン
ダメッキは電子回路基板に半導体装置を実装する際のハ
ンダ付け性を向上するために行う。次に、ステップS2
01でアウターリード203間に設けておいたダムバー
204をレーザ切断し、ステップS202で洗浄及び乾
燥を行う。
【0054】次に、ステップS210でアウターリード
203の外側の枠材及びリードフレーム200のコーナ
ー部分を切断してアウターリード203を個々に切り離
し、ステップS211でアウターリード203をガルウ
ィング状に折り曲げ成形し、ステップS212で半導体
チップ210の種々の電気的特性の確認を行う。
203の外側の枠材及びリードフレーム200のコーナ
ー部分を切断してアウターリード203を個々に切り離
し、ステップS211でアウターリード203をガルウ
ィング状に折り曲げ成形し、ステップS212で半導体
チップ210の種々の電気的特性の確認を行う。
【0055】さらに、製品番号や製造番号等をマーキン
グし(ステップS220)、外観検査等を行って半導体
装置が完成する。そして包装後に出荷される(ステップ
S221)。
グし(ステップS220)、外観検査等を行って半導体
装置が完成する。そして包装後に出荷される(ステップ
S221)。
【0056】図9は、本実施例によるリードフレームを
用いた半導体装置の断面図であって、図9(a)はイン
ナーリードの端子接合部202aに対応する断面図であ
り、図9(b)はインナーリードの端子接合部202b
に対応する断面図である。
用いた半導体装置の断面図であって、図9(a)はイン
ナーリードの端子接合部202aに対応する断面図であ
り、図9(b)はインナーリードの端子接合部202b
に対応する断面図である。
【0057】図9(a)及び(b)に示すように、リー
ドフレーム200のインナーリード202の下面には接
着膜215aを介して支持板215が固着されており、
支持板215には半導体チップ210が搭載され、イン
ナーリード202内方先端部分の端子接合部202a
(または202b)がそれぞれ半導体チップ210の各
接合用パッド212a(または212b)とワイヤ21
1を用いたワイヤボンディングにより電気的に接合され
ている。そして、支持板215及び半導体チップ210
を含むインナーリード202より内側の部分が樹脂モー
ルド230によって一体封止されており、樹脂モールド
230より外側のアウターリード203がガルウィング
状に折り曲げ成形されている。
ドフレーム200のインナーリード202の下面には接
着膜215aを介して支持板215が固着されており、
支持板215には半導体チップ210が搭載され、イン
ナーリード202内方先端部分の端子接合部202a
(または202b)がそれぞれ半導体チップ210の各
接合用パッド212a(または212b)とワイヤ21
1を用いたワイヤボンディングにより電気的に接合され
ている。そして、支持板215及び半導体チップ210
を含むインナーリード202より内側の部分が樹脂モー
ルド230によって一体封止されており、樹脂モールド
230より外側のアウターリード203がガルウィング
状に折り曲げ成形されている。
【0058】尚、半導体チップ210の接合用パッド2
12a,212bと端子接合部202a,202bの接
合方法としては、上述のようにワイヤボンディングが一
般的であるが、端子接合部を半導体チップの端子直上ま
で伸延させておき、金バンプ等によって接合する方法を
用いてもよい。また、本実施例では半導体チップ210
を支持板215上に直接搭載する例を示したが、リード
フレームにダイパッドを予め設けておき、そのダイパッ
ド上に半導体チップを搭載しても良い。
12a,212bと端子接合部202a,202bの接
合方法としては、上述のようにワイヤボンディングが一
般的であるが、端子接合部を半導体チップの端子直上ま
で伸延させておき、金バンプ等によって接合する方法を
用いてもよい。また、本実施例では半導体チップ210
を支持板215上に直接搭載する例を示したが、リード
フレームにダイパッドを予め設けておき、そのダイパッ
ド上に半導体チップを搭載しても良い。
【0059】以上のような本実施例によれば、相隣り合
う端子接合部202a及び202bの配置を、それぞれ
第1グループ、及びそれよりもリード長手方向にずれた
第2グループに属するような配置、即ち2段かつ交互に
ずらせた千鳥配置とするので、良好な接合性を損なうこ
となく極限にまで多ピン化及び狭ピッチ化ができる。
う端子接合部202a及び202bの配置を、それぞれ
第1グループ、及びそれよりもリード長手方向にずれた
第2グループに属するような配置、即ち2段かつ交互に
ずらせた千鳥配置とするので、良好な接合性を損なうこ
となく極限にまで多ピン化及び狭ピッチ化ができる。
【0060】また、リード長手方向外側の端子接合部2
02bよりも外側寄りの近接位置をわずかに切り残して
連結部5を形成するので、相隣り合うリード間での剛性
が維持され、リードの変形やリード配列の乱れが防止さ
れる。従って、インナーリード202のリードピッチの
精度が維持されると共に、工程中の金属板素材に変形を
与えることなくの取扱いが容易となる。
02bよりも外側寄りの近接位置をわずかに切り残して
連結部5を形成するので、相隣り合うリード間での剛性
が維持され、リードの変形やリード配列の乱れが防止さ
れる。従って、インナーリード202のリードピッチの
精度が維持されると共に、工程中の金属板素材に変形を
与えることなくの取扱いが容易となる。
【0061】さらに、連結部5の位置を、リード長手方
向外側の端子接合部202bよりも外側寄りの近接位置
とするので、連結部5のレーザ切断時の入熱に起因した
熱影響が端子接合部202aにも端子接合部202bに
も及ぶことがなく、酸化膜や熱応力や熱歪み影響のない
良好な端子接合部を得ることができる。
向外側の端子接合部202bよりも外側寄りの近接位置
とするので、連結部5のレーザ切断時の入熱に起因した
熱影響が端子接合部202aにも端子接合部202bに
も及ぶことがなく、酸化膜や熱応力や熱歪み影響のない
良好な端子接合部を得ることができる。
【0062】従って、板厚が0.3mm以下、リードピ
ッチの最小値が板厚の2倍以下、リード間隙の幅の最小
値が板厚以下であるような多ピンかつ狭ピッチのリード
フレームを加工する場合であっても、半導体チップの端
子との接合性を良好にすることができ、その端子接合部
の信頼性を向上することができる。
ッチの最小値が板厚の2倍以下、リード間隙の幅の最小
値が板厚以下であるような多ピンかつ狭ピッチのリード
フレームを加工する場合であっても、半導体チップの端
子との接合性を良好にすることができ、その端子接合部
の信頼性を向上することができる。
【0063】また、支持板215をインナーリード20
2の内方部分に固着してその部分を拘束するので、その
剛性が一層強化され、またリードの変形やリード配列の
乱れが防止され、従ってその寸法や形状の精度の維持が
一層確実となり、工程中の金属板素材の取扱いがさらに
容易となる。その上、連結部5のレーザ切断後も引き続
きインナーリード202を拘束してその効果を発揮する
ことができ、また半導体チップ210と端子接合部20
2a及び202bの接合時においてもそれら端子接合部
202a,202bの位置ずれを防止して良好な接合性
を実現できる。しかも、半導体装置が最終的に製造され
た時にその強度及び信頼性の向上に役立つ。
2の内方部分に固着してその部分を拘束するので、その
剛性が一層強化され、またリードの変形やリード配列の
乱れが防止され、従ってその寸法や形状の精度の維持が
一層確実となり、工程中の金属板素材の取扱いがさらに
容易となる。その上、連結部5のレーザ切断後も引き続
きインナーリード202を拘束してその効果を発揮する
ことができ、また半導体チップ210と端子接合部20
2a及び202bの接合時においてもそれら端子接合部
202a,202bの位置ずれを防止して良好な接合性
を実現できる。しかも、半導体装置が最終的に製造され
た時にその強度及び信頼性の向上に役立つ。
【0064】また、支持板215の貫通溝215Aの位
置に連結部5を位置決めするので、貫通溝215Aを溶
融金属粒子13の逃げ部とすることができ、また支持板
215がレーザ切断されないためドロス等の量を減少す
ることができる。さらに、支持板215の板厚をドロス
10の高さよりも十分厚くし、貫通溝215A内にその
ドロス10を完全に収容するので、ドロス10をわざわ
ざ除去する必要がなくなり、加工治具や拘束治具や固定
治具などの治具類と突出したドロスとの接触に起因する
変形や誤差の発生が避けられ、さらにドロス等の不規則
な剥落に起因する電気的短絡が回避される。
置に連結部5を位置決めするので、貫通溝215Aを溶
融金属粒子13の逃げ部とすることができ、また支持板
215がレーザ切断されないためドロス等の量を減少す
ることができる。さらに、支持板215の板厚をドロス
10の高さよりも十分厚くし、貫通溝215A内にその
ドロス10を完全に収容するので、ドロス10をわざわ
ざ除去する必要がなくなり、加工治具や拘束治具や固定
治具などの治具類と突出したドロスとの接触に起因する
変形や誤差の発生が避けられ、さらにドロス等の不規則
な剥落に起因する電気的短絡が回避される。
【0065】次に、本発明の第2の実施例によるリード
フレームの加工方法を図10により説明する。
フレームの加工方法を図10により説明する。
【0066】本実施例は第1の実施例の変形例であっ
て、半導体チップの各端子と端子接合部とをワイヤボン
ディングした後に、連結部をレーザ切断する。即ち、図
10のステップS260及びステップS261で支持板
上に半導体チップを搭載、接着し、ステップS262に
おいて半導体チップの各端子と端子接合部とをワイヤボ
ンディングによって接合し、その後に、ステップS27
0連結部をレーザ切断し、さらにスパッタやゴミやホコ
リの除去(ステップS280)、及び洗浄及び乾燥(ス
テップS281)を行う。これらステップS260から
ステップS281以外の工程は図2の工程と同一であ
り、図2のステップと同等のステップには図10におい
ても同一の符号を付した。
て、半導体チップの各端子と端子接合部とをワイヤボン
ディングした後に、連結部をレーザ切断する。即ち、図
10のステップS260及びステップS261で支持板
上に半導体チップを搭載、接着し、ステップS262に
おいて半導体チップの各端子と端子接合部とをワイヤボ
ンディングによって接合し、その後に、ステップS27
0連結部をレーザ切断し、さらにスパッタやゴミやホコ
リの除去(ステップS280)、及び洗浄及び乾燥(ス
テップS281)を行う。これらステップS260から
ステップS281以外の工程は図2の工程と同一であ
り、図2のステップと同等のステップには図10におい
ても同一の符号を付した。
【0067】図3のようにリード長手方向外側の端子接
合部よりもアウターリード寄りに連結部5を設ける場
合、半導体チップ210の各端子と端子接合部202
a,202bとの接合後に連結部5をレーザ切断して
も、既に接合した端子接合部(リード)やワイヤ等にレ
ーザ光が当たって、これらを溶断するとか熱影響を与え
ることがないため、本実施例では、半導体チップ210
の各端子と端子接合部202a,202bとをワイヤボ
ンディングした後に、連結部5をレーザ切断することが
できる。
合部よりもアウターリード寄りに連結部5を設ける場
合、半導体チップ210の各端子と端子接合部202
a,202bとの接合後に連結部5をレーザ切断して
も、既に接合した端子接合部(リード)やワイヤ等にレ
ーザ光が当たって、これらを溶断するとか熱影響を与え
ることがないため、本実施例では、半導体チップ210
の各端子と端子接合部202a,202bとをワイヤボ
ンディングした後に、連結部5をレーザ切断することが
できる。
【0068】また、この場合には、連結部5を残した状
態で半導体チップ210と端子接合部202a,202
bとの接合を行うため、その接合時にも端子接合部20
2a,202bが動くことが避けられ接合性を一層向上
することができる。勿論、この連結部5のレーザ切断は
樹脂モールド230による一体封止前に行うことには違
いがないが、本実施例の場合には、半導体チップ210
の搭載及び接合後にリードフレーム200の加工が完了
することになる。
態で半導体チップ210と端子接合部202a,202
bとの接合を行うため、その接合時にも端子接合部20
2a,202bが動くことが避けられ接合性を一層向上
することができる。勿論、この連結部5のレーザ切断は
樹脂モールド230による一体封止前に行うことには違
いがないが、本実施例の場合には、半導体チップ210
の搭載及び接合後にリードフレーム200の加工が完了
することになる。
【0069】以上のような本実施例によれば、第1の実
施例と同様の効果が得られるだけでなく、連結部5を残
した状態でワイヤボンディングを行うため、ワイヤボン
ディング時に接続部分202a,202bが動くことが
避けられ接合性を一層向上することができる。また、支
持板215の固着強度が第1の実施例に比べて多少低く
てもよい。
施例と同様の効果が得られるだけでなく、連結部5を残
した状態でワイヤボンディングを行うため、ワイヤボン
ディング時に接続部分202a,202bが動くことが
避けられ接合性を一層向上することができる。また、支
持板215の固着強度が第1の実施例に比べて多少低く
てもよい。
【0070】次に、本発明の第3の実施例によるリード
フレームの加工方法を図11により説明する。
フレームの加工方法を図11により説明する。
【0071】本実施例では、第1の実施例及び第2の実
施例のようにインナーリード202の内方部分に支持板
215を固着するのではなく、その代わりに図11に示
すように充填材料250をインナーリード202のリー
ド間隙208に充填する。この充填材料250としては
グリース状のものを用い、スキージ法によって充填した
り、インナーリード202部分の上に載せて両面から圧
する方法等により、容易に充填することができる。ま
た、この充填材料250は少なくとも端子接合部202
a,202b付近に充填することが必要であるが、でき
るだけリード先端まで充填することが望ましい。これ以
外の工程は第1の実施例または第2の実施例と同様であ
る。但し、図11(a)はインナーリードとなる部分の
加工が完了した図3に相当する図、図11(b)は図1
1(a)のB−B方向の断面図であり、図11において
図3と同等の部材には同一の符号を付した。
施例のようにインナーリード202の内方部分に支持板
215を固着するのではなく、その代わりに図11に示
すように充填材料250をインナーリード202のリー
ド間隙208に充填する。この充填材料250としては
グリース状のものを用い、スキージ法によって充填した
り、インナーリード202部分の上に載せて両面から圧
する方法等により、容易に充填することができる。ま
た、この充填材料250は少なくとも端子接合部202
a,202b付近に充填することが必要であるが、でき
るだけリード先端まで充填することが望ましい。これ以
外の工程は第1の実施例または第2の実施例と同様であ
る。但し、図11(a)はインナーリードとなる部分の
加工が完了した図3に相当する図、図11(b)は図1
1(a)のB−B方向の断面図であり、図11において
図3と同等の部材には同一の符号を付した。
【0072】このように充填材料250をインナーリー
ド202のリード間隙208に充填することにより、リ
ード間隙208の寸法が維持され、ワイヤボンディング
時などにおいてリードが変形しようとしてもリード同士
が接触することがない。従って、位置ずれせずに良好な
接合性を実現できる。
ド202のリード間隙208に充填することにより、リ
ード間隙208の寸法が維持され、ワイヤボンディング
時などにおいてリードが変形しようとしてもリード同士
が接触することがない。従って、位置ずれせずに良好な
接合性を実現できる。
【0073】また、この場合は支持板がないため、連結
部5のレーザ切断時に生じるドロス等が板面より突出す
ることが懸念されるが、それらは機械的処理または化学
的表面処理等によって除去することが可能である。
部5のレーザ切断時に生じるドロス等が板面より突出す
ることが懸念されるが、それらは機械的処理または化学
的表面処理等によって除去することが可能である。
【0074】以上のような本実施例によれば、充填材料
250が第1の実施例及び第2の実施例における支持板
と同様の機能を果たし、端子接合部202a,202b
が位置ずれせずに良好な接合性を実現でき、信頼性の高
い半導体装置を製造することができる。また、連結部5
のレーザ切断時に生じるドロス等は機械的処理または化
学的表面処理等によって除去することができる。
250が第1の実施例及び第2の実施例における支持板
と同様の機能を果たし、端子接合部202a,202b
が位置ずれせずに良好な接合性を実現でき、信頼性の高
い半導体装置を製造することができる。また、連結部5
のレーザ切断時に生じるドロス等は機械的処理または化
学的表面処理等によって除去することができる。
【0075】次に、本発明の第4の実施例によるリード
フレームの加工方法及びリードフレーム並びに半導体装
置について、図12から図17を参照しながら説明す
る。
フレームの加工方法及びリードフレーム並びに半導体装
置について、図12から図17を参照しながら説明す
る。
【0076】図12は本実施例によって加工されるリー
ドフレームの一例を示す図である。本実施例のリードフ
レーム400は、図1と同様に多数のインナーリード4
02、アウターリード403、ダムバー404、位置決
め穴407を有するが、それに加えて、リードフレーム
400の中央部分には、半導体チップを搭載するダイパ
ッド401が設けられている。このダイパッド401の
周辺は腕405以外は切欠き部406が設けられてお
り、この切欠き部406によりインナーリード402は
ダイパッド401と分離され、かつ隣合うインナーリー
ド402はこの切欠き部406によりそれぞれ分離され
ている。さらに、リードフレーム400中央のインナー
リード402の内方部分には、貫通溝415Aを備えた
支持板415が接着膜415a(図17参照)によって
固着されている。
ドフレームの一例を示す図である。本実施例のリードフ
レーム400は、図1と同様に多数のインナーリード4
02、アウターリード403、ダムバー404、位置決
め穴407を有するが、それに加えて、リードフレーム
400の中央部分には、半導体チップを搭載するダイパ
ッド401が設けられている。このダイパッド401の
周辺は腕405以外は切欠き部406が設けられてお
り、この切欠き部406によりインナーリード402は
ダイパッド401と分離され、かつ隣合うインナーリー
ド402はこの切欠き部406によりそれぞれ分離され
ている。さらに、リードフレーム400中央のインナー
リード402の内方部分には、貫通溝415Aを備えた
支持板415が接着膜415a(図17参照)によって
固着されている。
【0077】半導体チップ210(図17参照)と接合
されるインナーリード402の内方先端部分において、
相隣り合う端子接合部402aと402bとがそれぞれ
第1グループと第2グループとに属し、第1グループに
属する端子接合部402aよりも第2グループに属する
端子接合部402bがリード長手方向外側にずれて位置
する。即ち、第1の実施例と同様に端子接合部402a
及び402bがリード長手方向に2段かつ交互にずらせ
た千鳥配置となっており、電気的接続を行うのに十分な
幅となっている。但し、これら端子接合部402a,4
02bと支持板415の貫通溝415Aとの位置関係
は、第1の実施例と若干異なるが、その位置関係につい
ては、図14で詳細に述べる。
されるインナーリード402の内方先端部分において、
相隣り合う端子接合部402aと402bとがそれぞれ
第1グループと第2グループとに属し、第1グループに
属する端子接合部402aよりも第2グループに属する
端子接合部402bがリード長手方向外側にずれて位置
する。即ち、第1の実施例と同様に端子接合部402a
及び402bがリード長手方向に2段かつ交互にずらせ
た千鳥配置となっており、電気的接続を行うのに十分な
幅となっている。但し、これら端子接合部402a,4
02bと支持板415の貫通溝415Aとの位置関係
は、第1の実施例と若干異なるが、その位置関係につい
ては、図14で詳細に述べる。
【0078】次に、本実施例のリードフレームの加工方
法、及びそのリードフレームを用いた半導体装置の製造
工程を図13により説明する。図13のステップS30
0からステップS311までは、図2のステップS10
0からステップS111までと同様に、金属板にレベラ
ーをかけ、アウターリード403を形成し、洗浄及び乾
燥を行う。
法、及びそのリードフレームを用いた半導体装置の製造
工程を図13により説明する。図13のステップS30
0からステップS311までは、図2のステップS10
0からステップS111までと同様に、金属板にレベラ
ーをかけ、アウターリード403を形成し、洗浄及び乾
燥を行う。
【0079】次に、ステップS320で金属板にインナ
ーリード302となる部分を図2と同様な適宜の方法に
よって加工し、金属板の洗浄及び乾燥を行う(ステップ
S321)。この時のインナーリード402の内方先端
部分は、図14のようになる。
ーリード302となる部分を図2と同様な適宜の方法に
よって加工し、金属板の洗浄及び乾燥を行う(ステップ
S321)。この時のインナーリード402の内方先端
部分は、図14のようになる。
【0080】本実施例では、相隣り合う半導体チップ4
10の各端子と接合される端子接合部402a及び40
2bを、リード長手方向に2段かつ交互にずらせた千鳥
配置とするが、千鳥配置としたリード長手方向内側の端
子接合部402aの後端部分と外側の端子接合部402
bの先端部分とを連結するように連結部55を設ける。
即ち、端子接合部402bの先端部分と端子接合部40
2aの後端部分とがT字状の連結部分55で連結される
ことになる。但し、図14は、次のステップS340〜
ステップS351における支持板415固着後の図であ
り、図3に相当する図である。
10の各端子と接合される端子接合部402a及び40
2bを、リード長手方向に2段かつ交互にずらせた千鳥
配置とするが、千鳥配置としたリード長手方向内側の端
子接合部402aの後端部分と外側の端子接合部402
bの先端部分とを連結するように連結部55を設ける。
即ち、端子接合部402bの先端部分と端子接合部40
2aの後端部分とがT字状の連結部分55で連結される
ことになる。但し、図14は、次のステップS340〜
ステップS351における支持板415固着後の図であ
り、図3に相当する図である。
【0081】上記のようなインナーリード402の形状
は、本質的には第1の実施例と同様である。従って、千
鳥配置とすることによって良好な接合性を損なうことな
く極限にまで多ピン化及び狭ピッチ化ができ、かつ隣接
するワイヤ同士の接触や接合治具と隣接するワイヤまた
は端子接合部との干渉もなくなる。また、連結部5を形
成することによって剛性が維持され、かつリードの変形
や配列の乱れが防止され、リードピッチの精度が維持さ
れると共に工程中の金属板素材の取扱いが容易となる。
は、本質的には第1の実施例と同様である。従って、千
鳥配置とすることによって良好な接合性を損なうことな
く極限にまで多ピン化及び狭ピッチ化ができ、かつ隣接
するワイヤ同士の接触や接合治具と隣接するワイヤまた
は端子接合部との干渉もなくなる。また、連結部5を形
成することによって剛性が維持され、かつリードの変形
や配列の乱れが防止され、リードピッチの精度が維持さ
れると共に工程中の金属板素材の取扱いが容易となる。
【0082】次に、ステップS330でインナーリード
402の内方先端部分の端子接合部402a,402b
に銀メッキを施し、洗浄及び乾燥を行う(ステップS3
31)。
402の内方先端部分の端子接合部402a,402b
に銀メッキを施し、洗浄及び乾燥を行う(ステップS3
31)。
【0083】次に、図2のステップS140からステッ
プS151と同様に、ステップS340で支持板415
上に接着膜415aを搭載し、ステップS350及びス
テップS351で接着膜415a上にリードフレーム4
00を固着する。また、支持板415にも細長い切欠き
状の貫通溝415Aがあけられており、支持板415の
貫通溝415Aの位置に連結部55が丁度位置決めされ
るようにする。つまり、貫通溝415Aは千鳥配置とし
た端子接合部402aと端子接合部402bとの間に位
置し、貫通溝415Aを挟んで端子接合部402aと端
子接合部402bとが振り分けて配置されることにな
る。これにより、端子接合部402a及び端子接合部4
02bのいずれもが貫通溝415Aを避けてしっかりと
支持板415に固着されることになり、確実に剛性が強
化されてその寸法や形状の精度が維持されると共に、半
導体チップ410との接合時にも端子接合部402a及
び端子接合部402bのいずれもが位置ずれせずに一層
良好な接合性を実現できる。
プS151と同様に、ステップS340で支持板415
上に接着膜415aを搭載し、ステップS350及びス
テップS351で接着膜415a上にリードフレーム4
00を固着する。また、支持板415にも細長い切欠き
状の貫通溝415Aがあけられており、支持板415の
貫通溝415Aの位置に連結部55が丁度位置決めされ
るようにする。つまり、貫通溝415Aは千鳥配置とし
た端子接合部402aと端子接合部402bとの間に位
置し、貫通溝415Aを挟んで端子接合部402aと端
子接合部402bとが振り分けて配置されることにな
る。これにより、端子接合部402a及び端子接合部4
02bのいずれもが貫通溝415Aを避けてしっかりと
支持板415に固着されることになり、確実に剛性が強
化されてその寸法や形状の精度が維持されると共に、半
導体チップ410との接合時にも端子接合部402a及
び端子接合部402bのいずれもが位置ずれせずに一層
良好な接合性を実現できる。
【0084】次に、ステップS360において、図15
に示すように、相隣り合うリードを連結していたT字状
の連結部55をレーザ切断し、端子接合部402aと端
子接合部402b、従ってインナーリード402を個々
に分離する。このレーザ切断で用いるレーザ光として
は、第1の実施例のような細長い楕円形断面のものを用
いてもよいが、連結部55の形状がT字状であることを
考慮すると、図15に示した被加工物上のスポット11
3Dとなるような円形の断面のまま用いてもよい。上記
ステップS360の後、ステップS370でスパッタ、
及びゴミやホコリを除去し、ステップS371で洗浄及
び乾燥を行い、リードフレームの加工が完了する。
に示すように、相隣り合うリードを連結していたT字状
の連結部55をレーザ切断し、端子接合部402aと端
子接合部402b、従ってインナーリード402を個々
に分離する。このレーザ切断で用いるレーザ光として
は、第1の実施例のような細長い楕円形断面のものを用
いてもよいが、連結部55の形状がT字状であることを
考慮すると、図15に示した被加工物上のスポット11
3Dとなるような円形の断面のまま用いてもよい。上記
ステップS360の後、ステップS370でスパッタ、
及びゴミやホコリを除去し、ステップS371で洗浄及
び乾燥を行い、リードフレームの加工が完了する。
【0085】引き続き半導体装置の製造を行う。即ち、
ステップS380及びステップS381で、ダイパッド
401上に半導体チップ410を搭載、接着した後、図
2のステップS182と同様に半導体チップ410の各
端子と端子接合部402a及び402bとをワイヤボン
ディングによって接合する(ステップS382)。この
ステップS382が完了した状態の上面図を図16
(a)に、また図16(a)のB−B方向の断面図を図
16(b)に示す。図16において、半導体チップ41
0の接合用パッド412a及び412bも千鳥配置とな
っており、半導体チップ410の外側寄りの接合用パッ
ド412bとインナーリード402の内側寄りの端子接
合部402aとがワイヤ411により、また半導体チッ
プ410の内側寄りの接合用パッド412aとインナー
リード402の外側寄りの端子接合部402bとがワイ
ヤ411により、それぞれ接続される。このステップS
382においても支持板415によって端子接合部40
2a及び402bが固定されるため、それら端子接合部
402a及び402bが動くことが避けられ、位置ずれ
せずに良好な接合性を実現できる。
ステップS380及びステップS381で、ダイパッド
401上に半導体チップ410を搭載、接着した後、図
2のステップS182と同様に半導体チップ410の各
端子と端子接合部402a及び402bとをワイヤボン
ディングによって接合する(ステップS382)。この
ステップS382が完了した状態の上面図を図16
(a)に、また図16(a)のB−B方向の断面図を図
16(b)に示す。図16において、半導体チップ41
0の接合用パッド412a及び412bも千鳥配置とな
っており、半導体チップ410の外側寄りの接合用パッ
ド412bとインナーリード402の内側寄りの端子接
合部402aとがワイヤ411により、また半導体チッ
プ410の内側寄りの接合用パッド412aとインナー
リード402の外側寄りの端子接合部402bとがワイ
ヤ411により、それぞれ接続される。このステップS
382においても支持板415によって端子接合部40
2a及び402bが固定されるため、それら端子接合部
402a及び402bが動くことが避けられ、位置ずれ
せずに良好な接合性を実現できる。
【0086】尚、本実施例では、第2の実施例のように
(図10のステップS260からステップS281参
照)ステップS382のワイヤボンディング後に連結部
55をレーザ切断することはできない。なぜならば、図
15及び図16からわかるように、半導体チップ410
の接合用パッド412aと端子接合部402bとを接合
するワイヤ411が連結部55の直上にあるため、ワイ
ヤボンディング後に連結部55をレーザ切断するとワイ
ヤ411まで同時に切断されてしまうからである。
(図10のステップS260からステップS281参
照)ステップS382のワイヤボンディング後に連結部
55をレーザ切断することはできない。なぜならば、図
15及び図16からわかるように、半導体チップ410
の接合用パッド412aと端子接合部402bとを接合
するワイヤ411が連結部55の直上にあるため、ワイ
ヤボンディング後に連結部55をレーザ切断するとワイ
ヤ411まで同時に切断されてしまうからである。
【0087】上記ステップS382の後、ステップS3
90で、インナーリード402、ダイパッド401、半
導体チップ410及び支持板415を樹脂モールド43
0(図17参照)で一体的に封止する。その後のステッ
プS400におけるアウターリード403へのハンダメ
ッキからステップS412における半導体チップ410
の電気的特性の確認、及びステップS420の製品番号
や製造番号等のマーキングは図2のステップS200か
らステップS220と同様であり、最後に包装後に出荷
される(ステップS421)。
90で、インナーリード402、ダイパッド401、半
導体チップ410及び支持板415を樹脂モールド43
0(図17参照)で一体的に封止する。その後のステッ
プS400におけるアウターリード403へのハンダメ
ッキからステップS412における半導体チップ410
の電気的特性の確認、及びステップS420の製品番号
や製造番号等のマーキングは図2のステップS200か
らステップS220と同様であり、最後に包装後に出荷
される(ステップS421)。
【0088】図17は、本実施例によるリードフレーム
を用いた半導体装置の断面図であって、図17(a)は
インナーリードの端子接合部402aに対応する断面図
であり、図17(b)はインナーリードの端子接合部4
02bに対応する断面図である。
を用いた半導体装置の断面図であって、図17(a)は
インナーリードの端子接合部402aに対応する断面図
であり、図17(b)はインナーリードの端子接合部4
02bに対応する断面図である。
【0089】図17(a)及び(b)に示すように、リ
ードフレーム400のインナーリード402及びダイパ
ッド401の下面には接着膜415aを介して支持板4
15が固着されており、ダイパッド401には半導体チ
ップ410が搭載され、インナーリード402内方先端
部分の端子接合部402a(または402b)がそれぞ
れ半導体チップ410の各接合用パッド412a(また
は412b)とワイヤ411を用いたワイヤボンディン
グにより接合されている。図17では接着膜415aが
支持板415の側面にも存在するが、インナーリード4
02及びダイパッド401の下面と接する面にのみあれ
ば十分である。また、図17(a)と(b)とを比べて
わかるように、貫通溝415Aを挟んで端子接合部40
2aと端子接合部402bとが振り分けて配置されてい
る。さらに、図2と同様に、ダイパッド401、支持板
415、及び半導体チップ410を含むインナーリード
402より内側の部分が樹脂モールド430によって一
体封止されており、樹脂モールド430より外側のアウ
ターリード403がガルウィング状に折り曲げ成形され
ている。
ードフレーム400のインナーリード402及びダイパ
ッド401の下面には接着膜415aを介して支持板4
15が固着されており、ダイパッド401には半導体チ
ップ410が搭載され、インナーリード402内方先端
部分の端子接合部402a(または402b)がそれぞ
れ半導体チップ410の各接合用パッド412a(また
は412b)とワイヤ411を用いたワイヤボンディン
グにより接合されている。図17では接着膜415aが
支持板415の側面にも存在するが、インナーリード4
02及びダイパッド401の下面と接する面にのみあれ
ば十分である。また、図17(a)と(b)とを比べて
わかるように、貫通溝415Aを挟んで端子接合部40
2aと端子接合部402bとが振り分けて配置されてい
る。さらに、図2と同様に、ダイパッド401、支持板
415、及び半導体チップ410を含むインナーリード
402より内側の部分が樹脂モールド430によって一
体封止されており、樹脂モールド430より外側のアウ
ターリード403がガルウィング状に折り曲げ成形され
ている。
【0090】尚、上記ではリードフレーム400にダイ
パッド401設けておきそのダイパッド401上に半導
体チップ410を搭載する例について示したが、ダイパ
ッドを省略して第1の実施例のように支持板上に接着膜
を介して半導体チップを直接搭載してもよい。
パッド401設けておきそのダイパッド401上に半導
体チップ410を搭載する例について示したが、ダイパ
ッドを省略して第1の実施例のように支持板上に接着膜
を介して半導体チップを直接搭載してもよい。
【0091】以上のような本実施例によれば、第1の実
施例と同様の効果が得られるだけでなく、次のような効
果が得られる。即ち、端子接合部402aと端子接合部
402bとの間に設けたT字状の連結部55を支持板4
15の貫通溝415Aの位置に位置決めし、貫通溝41
5Aを挟んで端子接合部402aと端子接合部402b
とを振り分けて配置するので、両方の端子接合部402
a,402bが貫通溝415Aを避けてしっかりと支持
板415に固着され、確実に剛性が強化されてその寸法
や形状の精度が維持される。また、半導体チップ410
との接合時にも端子接合部402a,402bのいずれ
もが位置ずれせずに一層良好な接合性を実現できる。
施例と同様の効果が得られるだけでなく、次のような効
果が得られる。即ち、端子接合部402aと端子接合部
402bとの間に設けたT字状の連結部55を支持板4
15の貫通溝415Aの位置に位置決めし、貫通溝41
5Aを挟んで端子接合部402aと端子接合部402b
とを振り分けて配置するので、両方の端子接合部402
a,402bが貫通溝415Aを避けてしっかりと支持
板415に固着され、確実に剛性が強化されてその寸法
や形状の精度が維持される。また、半導体チップ410
との接合時にも端子接合部402a,402bのいずれ
もが位置ずれせずに一層良好な接合性を実現できる。
【0092】尚、予め金属板の少なくともインナーリー
ドとなる部分の板厚を元の板厚よりも減肉しておけばイ
ンナーリードを形成するに当たって次のような作用効果
が得られる。まず、レーザ切断を行う場合には、板厚が
薄いことにより溶融金属の量が減少してドロスやスパッ
タ等の量が減る。また、プレス加工を行う場合には、板
厚が薄いことにより刃物に加わる力が軽減され、刃物の
破損等による不具合が回避される。さらに、エッチング
加工を行う場合には、サイドエッチの進行に起因して腐
食穴が完全に貫通しないような事態が避けられ、微細な
貫通溝を楽にあけることができる。特に、プレス加工や
エッチング加工などの従来から一般的によく利用されて
いる加工方法の場合、従来の加工限界を超えて極めて微
細な加工を行うことができる。さらに、この場合、連結
部5または55を設けることにより、金属板の板厚が薄
くなることに起因する剛性の低下が回避される。
ドとなる部分の板厚を元の板厚よりも減肉しておけばイ
ンナーリードを形成するに当たって次のような作用効果
が得られる。まず、レーザ切断を行う場合には、板厚が
薄いことにより溶融金属の量が減少してドロスやスパッ
タ等の量が減る。また、プレス加工を行う場合には、板
厚が薄いことにより刃物に加わる力が軽減され、刃物の
破損等による不具合が回避される。さらに、エッチング
加工を行う場合には、サイドエッチの進行に起因して腐
食穴が完全に貫通しないような事態が避けられ、微細な
貫通溝を楽にあけることができる。特に、プレス加工や
エッチング加工などの従来から一般的によく利用されて
いる加工方法の場合、従来の加工限界を超えて極めて微
細な加工を行うことができる。さらに、この場合、連結
部5または55を設けることにより、金属板の板厚が薄
くなることに起因する剛性の低下が回避される。
【0093】また、以上の第1実施例から第4の実施例
では、端子接合部を第1グループと第2グループとで構
成してリード長手方向に2段かつ交互にずらせた千鳥配
置としたが、3段以上の多段階にずらせてもよい。
では、端子接合部を第1グループと第2グループとで構
成してリード長手方向に2段かつ交互にずらせた千鳥配
置としたが、3段以上の多段階にずらせてもよい。
【0094】さらに、第1、第2、及び第4の実施例に
おける支持板や、第3の実施例における充填材は連結部
の補助的な役割を果たすものであって、本発明の目的を
達成するために絶対に必要なものではない。従って、リ
ードピッチがある程度大きい場合などには支持板や充填
材を省略することもできる。
おける支持板や、第3の実施例における充填材は連結部
の補助的な役割を果たすものであって、本発明の目的を
達成するために絶対に必要なものではない。従って、リ
ードピッチがある程度大きい場合などには支持板や充填
材を省略することもできる。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、第1グループの端子接
合部よりも第2グループの端子接合部をリード長手方向
外側にずらせて位置させるので、良好な接合性を損なう
ことなく極限にまで多ピン化及び狭ピッチ化ができ、し
かも接合作業が容易になる。また、連結部を形成するの
で、相隣り合うインナーリード間での剛性が維持され、
またリードの変形や配列の乱れが防止され、リードピッ
チの精度維持及び金属板素材の取扱いの容易化が図れ
る。さらに、連結部の位置を第2グループの端子接合部
の後端部分に近接した位置とするので、レーザ切断によ
る熱影響が端子接合部に及ぶことがなく、酸化膜や熱応
力や熱歪み影響のない良好な端子接合部を得ることがで
きる。従って、板厚が0.3mm以下、リードピッチの
最小値が板厚の2倍以下、リード間隙の幅の最小値が板
厚以下であるような多ピンかつ狭ピッチのリードフレー
ムを加工する場合であっても、半導体チップの端子との
接合性を良好にすることができ、その端子接合部の信頼
性を向上することができる。
合部よりも第2グループの端子接合部をリード長手方向
外側にずらせて位置させるので、良好な接合性を損なう
ことなく極限にまで多ピン化及び狭ピッチ化ができ、し
かも接合作業が容易になる。また、連結部を形成するの
で、相隣り合うインナーリード間での剛性が維持され、
またリードの変形や配列の乱れが防止され、リードピッ
チの精度維持及び金属板素材の取扱いの容易化が図れ
る。さらに、連結部の位置を第2グループの端子接合部
の後端部分に近接した位置とするので、レーザ切断によ
る熱影響が端子接合部に及ぶことがなく、酸化膜や熱応
力や熱歪み影響のない良好な端子接合部を得ることがで
きる。従って、板厚が0.3mm以下、リードピッチの
最小値が板厚の2倍以下、リード間隙の幅の最小値が板
厚以下であるような多ピンかつ狭ピッチのリードフレー
ムを加工する場合であっても、半導体チップの端子との
接合性を良好にすることができ、その端子接合部の信頼
性を向上することができる。
【0096】また、第1グループの端子接合部の後端部
分と前記第2グループの端子接合部の先端部分とを連結
するように連結部を設けるので、連結部のレーザ切断時
における熱影響がいずれの端子接合部にも及ばない。従
って、この時も健全な表面とすべき端子接合部に酸化膜
が形成されることがなく、かつ熱応力や熱歪みがその部
分の金属板素材中に残留することがなく、良好な端子接
合部が得られる。
分と前記第2グループの端子接合部の先端部分とを連結
するように連結部を設けるので、連結部のレーザ切断時
における熱影響がいずれの端子接合部にも及ばない。従
って、この時も健全な表面とすべき端子接合部に酸化膜
が形成されることがなく、かつ熱応力や熱歪みがその部
分の金属板素材中に残留することがなく、良好な端子接
合部が得られる。
【0097】また、支持部材をリードのうち少なくとも
インナーリードに固着するので、その部分の剛性が一層
強化され、また変形やリード配列の乱れが防止される。
従って、その寸法や形状の精度が維持が一層確実になる
と共に、工程中の金属板素材の取扱いが一層容易とな
る。その上、連結部のレーザ切断後もその剛性維持及び
リードの変形や配列の乱れの防止の効果があり、半導体
チップの各端子と端子接合部との接合時にも端子接合部
の位置ずれを防止して良好な接合性を実現できる。
インナーリードに固着するので、その部分の剛性が一層
強化され、また変形やリード配列の乱れが防止される。
従って、その寸法や形状の精度が維持が一層確実になる
と共に、工程中の金属板素材の取扱いが一層容易とな
る。その上、連結部のレーザ切断後もその剛性維持及び
リードの変形や配列の乱れの防止の効果があり、半導体
チップの各端子と端子接合部との接合時にも端子接合部
の位置ずれを防止して良好な接合性を実現できる。
【0098】また、支持部材として連結部に対応する位
置に貫通部を設けた支持板を接着するので、貫通部を溶
融金属粒子の逃げ部とすることができ、ドロス等の量を
減少することができる。さらに、貫通部内にドロスを完
全に収容するので、ドロスを除去する必要がなくなり、
加工治具や拘束治具や固定治具などの治具類と突出した
ドロスとの接触に起因する変形や誤差の発生が避けら
れ、さらにドロス等の不規則な剥落に起因する電気的短
絡が回避される。
置に貫通部を設けた支持板を接着するので、貫通部を溶
融金属粒子の逃げ部とすることができ、ドロス等の量を
減少することができる。さらに、貫通部内にドロスを完
全に収容するので、ドロスを除去する必要がなくなり、
加工治具や拘束治具や固定治具などの治具類と突出した
ドロスとの接触に起因する変形や誤差の発生が避けら
れ、さらにドロス等の不規則な剥落に起因する電気的短
絡が回避される。
【0099】従って、本発明によれば、小形かつ高性能
でしかも信頼性の高い半導体装置を実現することがで
き、そのような半導体装置を容易かつ安価に製造するこ
とができる。
でしかも信頼性の高い半導体装置を実現することがで
き、そのような半導体装置を容易かつ安価に製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるリードフレームの
加工方法によって加工されるリードフレームの一例を示
す図である。
加工方法によって加工されるリードフレームの一例を示
す図である。
【図2】図1のリードフレームの加工方法を含む半導体
装置の製造工程を示すフローチャートである。
装置の製造工程を示すフローチャートである。
【図3】インナーリードの内方先端部分の拡大図であ
り、支持板固着後の図である。
り、支持板固着後の図である。
【図4】支持板の形状を示す図であり、(a)はその上
面図、(b)は接着膜を搭載した状態を示す(a)のB
−B方向の断面図である。
面図、(b)は接着膜を搭載した状態を示す(a)のB
−B方向の断面図である。
【図5】連結部をレーザ切断する状況を説明する断面図
である。
である。
【図6】図3に示した連結部をレーザ切断している状況
を示す図である。
を示す図である。
【図7】ワイヤボンディングの工程を説明する断面図で
あって、(a)は半導体チップ外側寄りの端子にワイヤ
を接合した状態、(b)はインナーリード内側寄りの端
子接合部にワイヤを渡して接合した状態、(c)は半導
体チップ内側寄りの端子にワイヤを接合した状態、
(d)はインナーリード外側寄りの端子接合部にワイヤ
を渡して接合した状態を示す図である。
あって、(a)は半導体チップ外側寄りの端子にワイヤ
を接合した状態、(b)はインナーリード内側寄りの端
子接合部にワイヤを渡して接合した状態、(c)は半導
体チップ内側寄りの端子にワイヤを接合した状態、
(d)はインナーリード外側寄りの端子接合部にワイヤ
を渡して接合した状態を示す図である。
【図8】図7のワイヤボンディングが完了した状態を示
す図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のB−
B方向の断面図である。
す図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のB−
B方向の断面図である。
【図9】図1のリードフレームを用いた半導体装置の断
面図であって、(a)はインナーリードの端子接合部2
02aに対応する図、(b)はインナーリードの端子接
合部202bに対応する図である。
面図であって、(a)はインナーリードの端子接合部2
02aに対応する図、(b)はインナーリードの端子接
合部202bに対応する図である。
【図10】本発明の第2の実施例によるリードフレーム
の加工方法を含んだ半導体装置の製造工程を示すフロー
チャートである。
の加工方法を含んだ半導体装置の製造工程を示すフロー
チャートである。
【図11】本発明の第3の実施例によるリードフレーム
の加工方法を説明する図であって、(a)はインナーリ
ードとなる部分の加工が完了した図3に相当する図、
(b)は(a)のB−B方向の断面図である。
の加工方法を説明する図であって、(a)はインナーリ
ードとなる部分の加工が完了した図3に相当する図、
(b)は(a)のB−B方向の断面図である。
【図12】本発明の第4の実施例によるリードフレーム
の加工方法によって加工されるリードフレームの一例を
示す図である。
の加工方法によって加工されるリードフレームの一例を
示す図である。
【図13】図12のリードフレームの加工方法を含む半
導体装置の製造工程を示すフローチャートである。
導体装置の製造工程を示すフローチャートである。
【図14】インナーリードの内方先端部分の拡大図であ
り、支持板固着後の図である。
り、支持板固着後の図である。
【図15】図14に示した連結部をレーザ切断している
状況を示す図である。
状況を示す図である。
【図16】ワイヤボンディングが完了した状態を示す図
であって、(a)は上面図、(b)は(a)のB−B方
向の断面図である。
であって、(a)は上面図、(b)は(a)のB−B方
向の断面図である。
【図17】図12のリードフレームを用いた半導体装置
の断面図であって、(a)はインナーリードの端子接合
部402aに対応する図、(b)はインナーリードの端
子接合部402bに対応する図である。
の断面図であって、(a)はインナーリードの端子接合
部402aに対応する図、(b)はインナーリードの端
子接合部402bに対応する図である。
5 連結部 10 ドロス 13 溶融金属粒子 55 連結部 113 加工ノズル 113A レーザ光 113B スポット 113D スポット 116 集光レンズ 117 アシストガス供給口 117A アシストガス 200 リードフレーム 202 インナーリード 202a,202b 端子接合部 203 アウターリード 208 リード間隙 210 半導体チップ 211 ワイヤ(金線等) 212a,212b (半導体チップの)端子(または
接合用パッド) 215 支持板 215A (支持板の)貫通溝 215a 接着膜 230 樹脂モールド 250 充填材料 400 リードフレーム 401 ダイパッド 402 インナーリード 402a,402b 端子接合部 403 アウターリード 410 半導体チップ 411 ワイヤ(金線等) 412a,412b (半導体チップの)端子(または
接合用パッド) 415 支持板 415A (支持板の)貫通溝 415a 接着膜 430 樹脂モールド
接合用パッド) 215 支持板 215A (支持板の)貫通溝 215a 接着膜 230 樹脂モールド 250 充填材料 400 リードフレーム 401 ダイパッド 402 インナーリード 402a,402b 端子接合部 403 アウターリード 410 半導体チップ 411 ワイヤ(金線等) 412a,412b (半導体チップの)端子(または
接合用パッド) 415 支持板 415A (支持板の)貫通溝 415a 接着膜 430 樹脂モールド
Claims (8)
- 【請求項1】 内方先端部分で半導体チップの各端子と
接合される多数のインナーリード及びそのインナーリー
ドの外側に連続して延びるアウターリードを有し、板厚
が0.3mm以下で、リードピッチの最小値が板厚の2
倍以下で、リード間隙の幅の最小値が板厚以下のリード
フレームを薄い金属板から形成するリードフレームの加
工方法において、 前記多数のインナーリードの内方先端部分に、第1グル
ープの端子接合部と、この第1グループの端子接合部よ
りもリード長手方向外側にずれて位置する第2グループ
の端子接合部とを含む端子接合部を形成すると共に、前
記第2グループの端子接合部の後端部分に近接した位置
に連結部を切り残して相隣り合うリードを形成する第1
の工程と、 前記第1の工程の後、リードフレーム加工に残されたそ
れ以外の処理を行う第2の工程と、 前記第2の工程の後、前記第1の工程で切り残された前
記連結部をレーザ光照射により切断して各々のインナー
リードを個別に分離する第3の工程とを有することを特
徴とするリードフレームの加工方法。 - 【請求項2】 内方先端部分で半導体チップの各端子と
接合される多数のインナーリード及びそのインナーリー
ドの外側に連続して延びるアウターリードを有し、板厚
が0.3mm以下で、リードピッチの最小値が板厚の2
倍以下で、リード間隙の幅の最小値が板厚以下のリード
フレームを薄い金属板から形成するリードフレームの加
工方法において、 前記多数のインナーリードの内方先端部分に、第1グル
ープの端子接合部と、この第1グループの端子接合部よ
りもリード長手方向外側にずれて位置する第2グループ
の端子接合部とを含む端子接合部を形成すると共に、前
記第1グループの端子接合部の後端部分と前記第2グル
ープの端子接合部の先端部分とを連結する連結部を切り
残して相隣り合うリードを形成する第1の工程と、 前記第1の工程の後、リードフレーム加工に残されたそ
れ以外の処理を行う第2の工程と、 前記第2の工程の後、前記第1の工程で切り残された前
記連結部をレーザ光照射により切断して各々のインナー
リードを個別に分離する第3の工程とを有することを特
徴とするリードフレームの加工方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のリードフレーム
の加工方法において、前記第3の工程における前記連結
部のレーザ光照射による切断を、前記端子接合部と前記
半導体チップの各端子との接合の前に行うことを特徴と
するリードフレームの加工方法。 - 【請求項4】 請求項1記載のリードフレームの加工方
法において、前記第3の工程における前記連結部のレー
ザ光照射による切断を、前記端子接合部と前記半導体チ
ップの各端子との接合の後に行うことを特徴とするリー
ドフレームの加工方法。 - 【請求項5】 請求項3または4記載のリードフレーム
の加工方法において、前記第1の工程におけるリードの
形成の後で、かつ前記第3の工程における前記連結部の
レーザ光照射による切断よりも前に、前記リードの少な
くとも前記インナーリード部分に支持部材を固着するこ
とを特徴とするリードフレームの加工方法。 - 【請求項6】 請求項5記載のリードフレームの加工方
法において、前記支持部材として前記連結部に対応する
位置に貫通部を設けた支持板を接着することを特徴とす
るリードフレームの加工方法。 - 【請求項7】 請求項1から6のうちいずれか1項記載
のリードフレームの加工方法により加工されたリードフ
レーム。 - 【請求項8】 請求項7記載のリードフレームに半導体
チップが搭載され、その半導体チップの各端子と前記イ
ンナーリードの端子接合部とが接合され、樹脂モールド
にて前記半導体チップ及び前記インナーリードを含む部
分が一体封止されていることを特徴とする樹脂モールド
型の半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6302093A JPH08162585A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | リードフレームの加工方法及びリードフレーム並びに半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6302093A JPH08162585A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | リードフレームの加工方法及びリードフレーム並びに半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08162585A true JPH08162585A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17904848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6302093A Pending JPH08162585A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | リードフレームの加工方法及びリードフレーム並びに半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08162585A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017059613A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | 株式会社東芝 | 半導体装置の製造方法 |
| JP2017059614A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | 株式会社東芝 | 半導体装置の製造方法、半導体装置、およびリードフレーム |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP6302093A patent/JPH08162585A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017059613A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | 株式会社東芝 | 半導体装置の製造方法 |
| JP2017059614A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | 株式会社東芝 | 半導体装置の製造方法、半導体装置、およびリードフレーム |
| CN110034086A (zh) * | 2015-09-15 | 2019-07-19 | 东芝存储器株式会社 | 引线架 |
| CN110034086B (zh) * | 2015-09-15 | 2024-03-01 | 铠侠股份有限公司 | 引线架 |
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