JPH08162921A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH08162921A
JPH08162921A JP6300747A JP30074794A JPH08162921A JP H08162921 A JPH08162921 A JP H08162921A JP 6300747 A JP6300747 A JP 6300747A JP 30074794 A JP30074794 A JP 30074794A JP H08162921 A JPH08162921 A JP H08162921A
Authority
JP
Japan
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threshold voltage
vth
fluctuation
voltage
electrode
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6300747A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Hisaie
重博 久家
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランジスタに生じたしきい値電圧の揺らぎ
が圧縮された半導体装置を提供する。 【構成】 定電流源103a,103bから接地電位G
ND側に定電流が流れ、定電流源103a,103bと
接地電位GNDとの間に接続されるMOSトランジスタ
105a,105bのそれぞれにはしきい値電圧Vt
h.H,Vth.Lが生じている。log変換回路10
7aはそのしきい値電圧Vth.Lの揺らぎを圧縮して
差動増幅器109に与え、log変換回路107bはし
きい値電圧Vth.Hの揺らぎを圧縮して差動増幅器1
09に与え、差動増幅器109はその差を求めて基準電
圧V″refとして出力し、変動の少ない基準電圧が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置に関し、
特に、トランジスタのしきい値電圧の揺らぎを抑えるこ
とができるような半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、通常のDRAMを示す概略ブロ
ック図である。
【0003】図4を参照して、DRAM1には、メモリ
セルアレイ3と、ロウデコーダ5と、コラムデコーダ7
と、センスアンプおよびI/O制御回路9と、アドレス
バッファ11と、下位データ入力バッファ13aと、上
位データ入力バッファ13bと、下位データ出力バッフ
ァ15aと、上位データ出力バッファ15bと、クロッ
ク信号発振回路17とを備える。また、このDRAM1
は、制御信号入力端子21,23,25,27と、アド
レス信号入力端子群19と、出力イネーブル信号入力端
子35と、データ入出力端子群29a,29bと、電源
電位Vcc端子31と、接地電位Vss端子33とを備
える。
【0004】メモリセルアレイ3は、行および列に配設
された複数のメモリセルと、メモリセルの各行に対応し
て設けられたワード線と、メモリセルの各列に対応して
設けられたビット線対とを含む。アドレスバッファ11
は、アドレス信号入力端子群19を介して外部から与え
られたアドレス信号A0〜A8をロウデコーダ5および
コラムデコーダ7に選択的に与える。
【0005】ロウデコーダ5は、アドレスバッファ11
から与えられた行アドレス信号A0〜A8に応答して、
複数のワード線のうちの1本を選択し、そのワード線に
接続されたメモリセルを活性化させる。コラムデコーダ
7は、アドレスバッファ11から与えられた列アドレス
信号A0〜A8に応答して、複数のビット線対のうちの
1本を選択する。
【0006】下位データ入力バッファ13aおよび上位
データ入力バッファ13bは、ライト動作時に、データ
入出力端子群29a,29bのそれぞれから入力された
データをセンスアンプおよびI/O制御回路9を介し
て、選択されたビット線対に与える。センスアンプおよ
びI/O制御回路9は、リード動作時に、選択されたビ
ット線対の微小電位を増幅して下位データ出力バッファ
15aおよび上位データ出力バッファ15bのそれぞれ
に与える。
【0007】下位データ出力バッファ15aは、出力イ
ネーブル信号入力端子35から入力された出力イネーブ
ル信号/OEに応答して、センスアンプおよびI/O制
御回路9からの読出データをデータ入出力端子群29a
に出力する。同様に、上位データ出力バッファ15b
は、出力イネーブル信号入力端子35から入力された出
力イネーブル信号/OEに応答して、センスアンプおよ
びI/O制御回路9からの読出データをデータ入出力端
子群29bに出力する。
【0008】クロック信号発振回路17は、制御信号入
力端子21,23,25,27を介して外部から与えら
れた行アドレスストローブ信号/RAS、下位列アドレ
スストローブ信号/LCAS、上位列アドレスストロー
ブ信号/UCASに基づいて所定の動作モードを選択
し、DRAM1全体を制御して駆動させる。
【0009】このようなDRAMでは、アドレスバッフ
ァなどに比較回路が用いられている場合も多い。そし
て、比較回路における比較対象となる基準電圧を発生す
るためには、基準電圧発生回路が必要とされる。
【0010】図5は、そのような従来の半導体装置とし
ての基準電圧発生回路を示した回路図である。
【0011】図5を参照して、従来の基準電圧発生回路
51は、第1の定電流源53aと、第2の定電流源53
bと、MOSトランジスタ55a,55bと、差動増幅
器57とを含む。
【0012】第1の定電流源53aは、ノードAを介し
てMOSトランジスタ55aのソース/ドレインの一方
に接続される。さらに、定電流源53aは、ノードAを
介してMOSトランジスタ55aのゲートに接続され
る。MOSトランジスタ55aのソース/ドレインの他
方には、接地電位GNDが与えられる。したがって、定
電流源53aからノードA、MOSトランジスタ55a
を介して接地電位GNDに定電流が流れる。そのためノ
ードAにはMOSトランジスタ55aのしきい値電圧V
th.Hの電圧が生じている。
【0013】同様に、定電流源53bは、ノードBを介
してMOSトランジスタ55bのゲートおよびソース/
ドレインの一方に接続され、MOSトランジスタ55b
のソース/ドレインの他方には接地電位GNDが与えら
れる。そして、ノードBにはMOSトランジスタ55a
のしきい値電圧Vth.Hと異なるMOSトランジスタ
55bのしきい値電圧Vth.Lの電圧が生じている。
【0014】ノードAは差動増幅器57の−端子に接続
され、ノードBは差動増幅器57の+端子に接続され
る。差動増幅器57は、理想的に動作した場合には、基
準電圧Vrefとしての理想のVref.idealを
出力する。理想の基準電圧Vref.idealは、第
(1)式のように与えられる。
【0015】 Vref.ideal=Vth.L−Vth.H…(1) ここで、MOSトランジスタ55aのしきい値電圧Vt
h.HとMOSトランジスタ55bのしきい値電圧Vt
h.Lには、それぞれσHとσHの揺らぎが発生すると
する。それにより、しきい値電圧Vth.HとVth.
LはσHとσLの変動をし得るため、実際のこの回路か
ら得られる基準電圧Vref.actualは、第
(2)式のようになる。
【0016】 Vref.actual=(Vth.H±σH)−(Vth.L±σL)…( 2) 第(1)式および第(2)式より基準電圧Vrefは、
第(3)式の範囲で変動する。
【0017】 |Vref.ideal−Vref.actual|≦σH+σL…(3) したがって、図5に示す基準電圧発生回路51の基準電
圧Vrefの変動の最大値ΔVref.maxは、しき
い値電圧の変動により第(4)式のようになる。
【0018】ΔVref.max=σH+σL…(4) このように、MOSトランジスタ55a,55bのしき
い値電圧の変動は基準電圧Vrefの値に影響を及ぼ
す。
【0019】図6は、従来の他の半導体装置としての基
準電位発生回路の回路図である。図6を参照して、基準
電位発生回路71は、第1の定電流源73aと、第2定
電流源73bと、MOSトランジスタ75と、抵抗77
1〜77nと、ヒューズ791〜79nとを含む。
【0020】定電流源73aは、MOSトランジスタ7
5のゲートおよびソース/ドレインの一方に接続され、
MOSトランジスタ75のソース/ドレインの他方には
接地電位GNDが与えられる。定電流源73bは、ノー
ドCを介して直列接続された抵抗771〜77nに接続
され、抵抗77nは接地電位GNDに接続される。各抵
抗771〜77nにはヒューズ791〜79nが並列接
続される。そして、ノードCの電位が基準電圧とされ
る。
【0021】ヒューズ791〜79nがレーザブローさ
れることで、基準電圧Vrefは所望の値となる。この
ように、ヒューズ791〜79nがブローされて所望の
値となる基準電圧V′refは、図5に示す従来例と同
様にMOSトランジスタ75のしきい値電圧の揺らぎに
影響を受けて変動する。
【0022】MOSトランジスタ75のしきい値電圧V
thの揺らぎがσとされると、図6に示す基準電位発生
回路71の基準電圧Vrefの変動の最大値ΔV′re
f.maxは、第(5)式のようになる。
【0023】ΔV′ref.max=σ…(5) このように、図6に示す従来例においても、基準電圧
V′refは、MOSトランジスタ75のしきい値電圧
Vthの揺らぎによる影響を受けて変動する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年微細化
が進むにつれて電源電圧が下げられる必要が生じてい
る。これに伴って、トランジスタのしきい値電圧は下げ
ざるを得なくなってきている。一般に、実際に作成され
るトランジスタのしきい値電圧はガウス分布に従うこと
がよく知られている。そこで、ガウス分布の分散値σt
hが可能な限り小さくされれば、安定な回路動作が補償
される。
【0025】しかしながら、微細化が進につれてしきい
値電圧が下げられると、しきい値の変動が大きくなるこ
とが近年になってわかってきている。このことは、たと
えばT.Mizuno et al.,1994 Sy
nposium on VLSI Technolog
y Dlgest of Technical Pap
ers p.13,14に同様に報告されている。この
報告では、プロセスによる長さがL=0.5μmの場合
にしきい値電圧Vth=0.21V,分散値σth=
0.0096Vであるのに対し、プロセスによる長さが
L=0.1μmの場合にしきい値電圧Vth=0.08
2V,分散値σth=0.035Vとなることが示され
ている。
【0026】したがって、図5に示す従来例および図6
に示す従来例においても、発生する基準電圧がしきい値
の変動の大きさが大きくなることに伴って大きくなると
いう問題を生じる。このような基準電圧の大きな変動に
より、回路動作が補償されなくなるという問題をさらに
生じる。
【0027】ゆえに、本発明の目的は、トランジスタに
生じたしきい値電圧の揺らぎが圧縮された半導体装置を
提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る半
導体装置は、第1電極に第1の基準電位が与えられ、第
2電極に第2の基準電位が与えられ、その第1電極と制
御電極との間にしきい値電圧が生じているトランジスタ
と、トランジスタの第1電極と制御電極との間に生じた
しきい値電圧の揺らぎを圧縮する圧縮手段とを備えて構
成される。
【0029】請求項2では、請求項1の圧縮手段は、所
定の対数関数に従ってトランジスタの第1電極と制御電
極との間に生じたしきい値電圧のその値を小さな値に変
換するための対数変換回路手段を含んでいる。
【0030】請求項3では、請求項1の圧縮手段は、揺
らぎの圧縮されたしきい値電圧を基準電圧として出力す
る。
【0031】請求項4では、請求項1のトランジスタ
は、互いに並列接続される第1および第2のトランジス
タを含み、圧縮手段は、第1および第2のトランジスタ
のそれぞれの第1電極と制御電極との間に生じたしきい
値電圧の揺らぎを圧縮するとともに、それらのしきい値
電圧を出力する第1および第2の圧縮手段を含み、請求
項4の発明に係る半導体装置は、さらに、第1および第
2の圧縮手段が出力したしきい値電圧の差を基準電圧と
して出力する出力手段を備えて構成される。
【0032】
【作用】請求項1の発明に係る半導体装置は、第1電極
に第1の基準電位が与えられ、第2電極に第2の基準電
位が与えられているトランジスタの第1電極と制御電極
との間に生じたしきい値電圧の揺らぎを圧縮して、しき
い値電圧の揺らぎを抑えることができる。
【0033】請求項2の発明に係る半導体装置は、トラ
ンジスタの第1電極と制御電極との間に生じたしきい値
電圧のその値を小さな値に変換して、しきい値電圧の揺
らぎを圧縮し、しきい値電圧の揺らぎを抑えることがで
きる。
【0034】請求項3の発明に係る半導体装置は、揺ら
ぎの圧縮されたしきい値電圧を基準電圧として出力し
て、変動の少ない基準電圧を作ることができる。
【0035】請求項4の発明に係る半導体装置は、互い
に並列接続される第1および第2のトランジスタのしき
い値電圧の揺らぎを圧縮し、その揺らぎの圧縮されたし
きい値電圧の差を基準電圧として出力して、変動の少な
い基準電圧を作ることができる。
【0036】
【実施例】図1は、この発明の一実施例による半導体装
置としての基準電位発生回路の回路図である。
【0037】基準電位発生回路101は、第1の定電流
源103aと、第2の定電流源103bと、MOSトラ
ンジスタ105a,105bと、log変換回路107
a,107bと、差動増幅器109とを含む。
【0038】定電流源103aは、ノードDを介してM
OSトランジスタ105aの制御電極およびソース/ド
レインの一方に接続され、MOSトランジスタ105a
のソース/ドレインの他方には接地電位GNDが与えら
れる。ノードDはlog変換回路107bに接続され、
log変換回路107bの出力は差動増幅器109の−
端子に与えられる。
【0039】定電流源103bはノードEを介してMO
Sトランジスタ105bのゲートおよびソース/ドレイ
ンの一方に接続され、MOSトランジスタ105bのソ
ース/ドレインの他方には接地電位GNDが与えられ
る。ノードEはlog変換回路107aに接続され、l
og変換回路107aの出力は差動増幅器109の+端
子に与えられる。
【0040】MOSトランジスタ105aにはしきい値
電圧Vth.Hが生じており、MOSトランジスタ10
5bにはしきい値電圧Vth.Hと異なるVth.Lが
発生している。したがって、MOSトランジスタ105
aのしきい値電圧Vth.HがノードDを介してlog
変換回路107bに与えられ、MOSトランジスタ10
5bのしきい値電圧Vth.LがノードEを介してlo
g変換回路107aに与えられる。log変換回路10
7a,107bのそれぞれは、与えられたしきい値電圧
を後で説明するような方法で対数変換してしきい値電圧
の揺らぎを圧縮する。そして、圧縮されたしきい値電圧
に等価な信号が差動増幅器109の+端子と−端子のそ
れぞれに与えられて、差動増幅器109はその差を求め
て基準電圧Vrefとして出力する。
【0041】そこで、以下にlog変換回路107a,
107bについて詳しく説明する。図2は、log変換
回路の回路図である。
【0042】図2を参照して、log変換回路107a
(107b)は、抵抗111と、バイポーラトランジス
タ113と、差動増幅器115とを含む。抵抗111の
一端側はノードE(D)に接続され、他端側はノードF
を介して差動増幅器の+端子およびバイポーラトランジ
スタ113のコレクタに接続される。差動増幅器111
5の−端子には接地電位GNDが与えられる。バイポー
ラトランジスタ1113のベースにも接地電位GNDが
与えられる。バイポーラトランジスタ113のエミッタ
と差動増幅器115の出力側がノードGを介して接続さ
れている。そして、ノードGは図1の差動増幅器109
の+(−)端子に接続されている。
【0043】動作について説明する。差動増幅器115
の入力電圧はその特性により0とされなければならな
い。したがって、抵抗111に与えられる入力電圧が入
力電圧Vsとされると、抵抗111を流れる入力電流I
1は、入力電圧Vsが抵抗111の抵抗値Rで割られた
値となる。この入力電流I1は、図2のバイポーラトラ
ンジスタ113のコレクタに流れるため、結局バイポー
ラトランジスタ113のコレクタ電流Icは入力電圧V
sに比例することとなる。
【0044】バイポーラトランジスタ113の順方向動
作領域におけるベース・エミッタ電圧Vbeはコレクタ
電流Icに対して対数関係にある。そして、出力電圧V
oはバイポーラトランジスタ113のベース・エミッタ
電圧Vbeそのものであるため、対数関係が第(6)式
のように得られる。
【0045】 I1=Vs/R=Ic=Is(exp(Vbe/Vt)−1)〜Isexp( Vbe/Vt)…(6) ここで、Isはトランスポート・サーチレーション・カ
レントであり、バイポーラトランジスタ113に流れる
最大の電流を表わし、Vtはサーマルボルテージを表わ
し、室温で第(7)式とされる。
【0046】Vt=0.026mV…(7) また、図2に示す出力電圧Voは、ベース・エミッタ電
圧Vbeと第(8)式に示されるような関係にある。
【0047】Vo=−Vbe…(8) そして、第(6)式および第(8)式に従って、第
(9)式のような関係が得られ、入力電圧Vsが出力電
圧Voに対数変換されることとなる。
【0048】 Vo=−Vtln(Vs/(IsR))…(9) このようなlog変換回路107a,107bが用いら
れることで、図1に示す基準電位発生回路101の基準
電圧V″refの変動について最大値を評価する。
【0049】図1に示す基準電位発生回路101が理想
的に動作した場合には、この基準電圧V″ref.id
ealは第(9)式に従って、第(10)式のようにな
る。
【0050】 V″ref.ideal=−Vtln(Vth.L/(IsR))+Vtln (Vth.H/(IsR))=Vtln(Vth.H/Vth.L)…(10) この基準電位発生回路101におけるMOSトランジス
タ105aのしきい値電圧Vth.HとMOSトランジ
スタ105bのしきい値電圧Vth.Lの揺らぎが、図
5に示す従来例の場合と同様にそれぞれσHとσLとす
る。したがって、しきい値電圧Vth.H,Vth.L
はそれぞれσH,σL変動するため、実際のこの基準電
位発生回路101の基準電圧V″ref.actual
は第(11)式のようになる。
【0051】 V″ref.actual=Vthln((Vth.H±σH)/(Vth. L±σL))…(11) このように得られた第(10)式および第(11)式に
より、基準電圧V″refは第(12)式で示される範
囲で変動する。
【0052】 |V″ref.ideal−V″ref.actual|≦Vtln((1+ σL/Vth.L)/(1−σH/Vth.H))…(12) ここで、第(4)式の結果と比較を容易にするため、し
きい値電圧Vthのプロセスによる長さが前述したL=
0.1μmよりもいくぶん緩いが、しきい値Vthの揺
らぎがしきい値Vthと同じオーダでない場合を考え
る。たとえば、プロセスによる長さL=0.25μmの
場合を考える。この場合、しきい値電圧Vth.Lは
0.4Vとされ、しきい値電圧Vth.Hは0.8Vと
される。このような比較的プロセスが緩い場合であって
も、第(4)式に示すような基準電位の変動の最大値を
小さくできるため、以下に説明する。
【0053】上記のような例の場合、σ/Vth>>1
であるため、第(13)式のような近似が用いられるこ
とが可能となる。
【0054】 log(1+x)〜x(x<<1)…(13) したがって、図1に示す基準電位発生回路101のMO
Sトランジスタ105a,105bのしきい値の変動に
よる基準電圧V″refの変動の最大値ΔV″ref.
maxは、第(12)式および第(13)式により、第
(14)式のように得られる。
【0055】 ΔV″ref.max=Vtln((1+σL/Vth.L)/(1−σH/ Vth.H)) 〜Vt(σL/Vth.L+σH/Vth.H) =(Vt/Vth.L)σL+(Vt/Vth.H) σH…(14) ここで、第(4)式および第(14)式を比較する。第
(7)式が考慮されると、プロセスによる長さL=0.
25μmの場合にはVt(=0.026V)<Vth.
L(0.4V),Vth.H(0.8V)なので、必ず
第(14)式における(Vt/Vth.L)と(Vt/
Vth.H)は1より小さくなる。したがって、基準電
圧の変動の最大値の関係は、第(15)式のように得ら
れる。
【0056】 ΔV″ref.max<ΔVref.max…(15) これにより、しきい値の揺らぎが圧縮されることで、基
準電圧Vrefの変動が抑制されることは明らかであ
る。そして、基準電圧Vrefが安定することで、回路
動作が保証される。
【0057】図3は、この発明の他の実施例による半導
体装置としての基準電位発生回路の回路図である。
【0058】図3を参照して、基準電位発生回路131
は、定電流源133と、MOSトランジスタ135と、
log変換回路137とを含む。定電流源133は、ノ
ードFを介してMOSトランジスタ135のゲートとソ
ース/ドレインの一方とに接続され、MOSトランジス
タ135のソース/ドレインの他方には接地電位GND
が与えられる。そして、MOSトランジスタ135には
しきい値電圧Vthが発生している。定電流源133
は、ノードFを介してlog変換回路137にも接続さ
れており、MOSトランジスタ135のしきい値電圧V
thが与えられる。log変換回路137は図2に示す
回路構成をしている。したがって、log変換回路13
7はMOSトランジスタ135のしきい値電圧Vthを
対数変換して、その値を基準電圧V″′refとして出
力する。
【0059】図1に示した実施例での説明から明らかな
ように、基準電圧V″′の変動の最大値ΔV″′re
f.maxは、第(16)式のようになる。
【0060】 ΔV″′ref.max=Vtln(1+σ/Vth) 〜(Vt/Vth)σ…(16) ここで、σはMOSトランジスタ135のしきい値電圧
Vthの揺らぎを表わす。これにより、図1に示した実
施例と同様に、しきい値電圧Vthの揺らぎが圧縮さ
れ、基準電圧V″′refの変動が抑制される。そし
て、基準電圧が安定することで、回路動作が保証され
る。
【0061】以上のようにして、図1に示す実施例およ
び図3に示す実施例においても、トランジスタのしきい
値電圧が圧縮されている。この圧縮は、前述したように
特にしきい値電圧が小さくなった場合に効果的である。
それは、前述したようにしきい値電圧が小さくなるにつ
れてその揺らぎが大きくなる傾向があるためである。特
に、このようなしきい値の揺らぎの影響を受ける基準電
位発生回路の場合には、基準電圧の変動が小さくなるた
め、回路動作が補償される。
【0062】なお、図2に示すlog変換回路のバイポ
ーラトランジスタは、BiCMOSプロセスで作成され
てもよく、CMOSプロセスで作成されてもよい。
【0063】また、しきい値電圧を発生するトランジス
タはNチャネルMOSトランジスタでもよく、Pチャネ
ルMOSトランジスタでもよい。さらに、しきい値電圧
を発生しているトランジスタであればどのようなもので
もよい。
【0064】さらに、基準電位発生回路は、DRAMに
用いられるだけでなく、SRAMやA/Dコンバータな
どにも適用される。
【0065】さらに、トランジスタのしきい値電圧の揺
らぎが抑えられる半導体装置は、基準電位発生回路に限
定されるものではない。
【0066】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、トランジスタに生じたしきい値電圧の揺らぎを圧縮
して、しきい値電圧の変動を抑えることができる。
【0067】さらに、請求項2の発明によれば、対数関
数に従ってトランジスタに生じたしきい値電圧の値を小
さな値に変換するので、対数関数的にしきい値の揺らぎ
を圧縮できる。
【0068】さらに、請求項3の発明によれば、揺らぎ
の圧縮されたしきい値電圧を基準電圧として出力される
ので、基準電圧の変動が抑えられて回路動作が補償され
る。
【0069】さらに、請求項4の発明によれば、並列接
続された第1および第2のトランジスタに生じたしきい
値電圧の揺らぎが圧縮され、揺らぎの圧縮されたしきい
値電圧の差が基準電圧として出力されるので、基準電圧
の変動が抑えられて回路動作が補償される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による半導体装置として
の基準電位発生回路の回路図である。
【図2】 図1のlog変換回路の回路図である。
【図3】 この発明の他の実施例による半導体装置とし
ての基準電位発生回路の回路図である。
【図4】 通常のDRAMの概略ブロック図である。
【図5】 図4に示されるDRAMで必要とされるよう
な従来の半導体装置としての基準電位発生回路の回路図
である。
【図6】 従来の他の半導体装置としての基準電位発生
回路の回路図である。
【符号の説明】
101,131 基準電位発生回路、105a,105
b,135 MOSトランジスタ、107a,107
b,137 log変換回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電極に第1の基準電位が与えられ、
    第2電極に第2の基準電位が与えられ、その第1電極と
    制御電極との間にしきい値電圧が生じているトランジス
    タと、 前記トランジスタの第1電極と制御電極との間に生じた
    しきい値電圧の揺らぎを圧縮する圧縮手段とを備えた、
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮手段は、所定の対数関数に従っ
    て前記トランジスタの第1電極と制御電極との間に生じ
    たしきい値電圧のその値を小さな値に変換するための対
    数変換回路手段を含む、請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮手段は、揺らぎの圧縮されたし
    きい値電圧を基準電圧として出力する、請求項1記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記トランジスタは、互いに並列接続さ
    れる第1および第2のトランジスタを含み、 前記圧縮手段は、前記第1および第2のトランジスタの
    それぞれの第1電極と制御電極との間に生じたしきい値
    電圧の揺らぎを圧縮するとともに、それらのしきい値電
    圧を出力する第1および第2の圧縮手段を含み、 さらに、前記第1および第2の圧縮手段が出力したしき
    い値電圧の差を基準電圧として出力する出力手段を備え
    た、請求項1記載の半導体装置。
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