JPH08162945A - 論理ゲート - Google Patents
論理ゲートInfo
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- JPH08162945A JPH08162945A JP6329823A JP32982394A JPH08162945A JP H08162945 A JPH08162945 A JP H08162945A JP 6329823 A JP6329823 A JP 6329823A JP 32982394 A JP32982394 A JP 32982394A JP H08162945 A JPH08162945 A JP H08162945A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 寄生容量の減少により高速化を図ると共に、
動作時の貫通電流低減により低消費電力化を図る。 【構成】 K個の低閾値電圧のPMOSトランジスタQ
p ′〈k〉を電源Vccと出力節点OUTとの間に並列接
続し、K個の高閾値電圧のNMOSトランジスタQn ′
〈k〉を出力節点OUTと接地との間に直列接続し、ド
レインが出力節点OUTに共通接続されるPMOSトラ
ンジスタとNMOSトランジスタンのゲートを入力端子
に共通接続してK入力NANDゲートを構成した。
動作時の貫通電流低減により低消費電力化を図る。 【構成】 K個の低閾値電圧のPMOSトランジスタQ
p ′〈k〉を電源Vccと出力節点OUTとの間に並列接
続し、K個の高閾値電圧のNMOSトランジスタQn ′
〈k〉を出力節点OUTと接地との間に直列接続し、ド
レインが出力節点OUTに共通接続されるPMOSトラ
ンジスタとNMOSトランジスタンのゲートを入力端子
に共通接続してK入力NANDゲートを構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低電圧で高速動作可能
な論理ゲートに係り、特に動作時の消費電力を低減させ
た論理ゲートに関するものである。
な論理ゲートに係り、特に動作時の消費電力を低減させ
た論理ゲートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の伝統的なCMOS論理ゲートとし
て、K入力NANDゲートの例を図9に示す。Vccは電
源、IN〈k〉(k=1,2,・・・・,K)は入力節
点、OUTは出力節点である。Mn 〈k〉(k=1,
2,・・・・,K)は出力節点OUTと接地(GND)
との間においてドレイン、ソースが直列接続されたK個
のNチャンネルMOSトランジスタ、Mp 〈k〉(k=
1,2,・・・・,K)は電源Vccと出力節点OUTと
の間においてソース、ドレインが並列接続されたK個の
PチャンネルMOSトランジスタであり、〈 〉内のk
の値が同一のトランジスタのゲートは同一の入力節点に
共通接続されている。Cは出力節点OUTの寄生容量で
ある。
て、K入力NANDゲートの例を図9に示す。Vccは電
源、IN〈k〉(k=1,2,・・・・,K)は入力節
点、OUTは出力節点である。Mn 〈k〉(k=1,
2,・・・・,K)は出力節点OUTと接地(GND)
との間においてドレイン、ソースが直列接続されたK個
のNチャンネルMOSトランジスタ、Mp 〈k〉(k=
1,2,・・・・,K)は電源Vccと出力節点OUTと
の間においてソース、ドレインが並列接続されたK個の
PチャンネルMOSトランジスタであり、〈 〉内のk
の値が同一のトランジスタのゲートは同一の入力節点に
共通接続されている。Cは出力節点OUTの寄生容量で
ある。
【0003】スイッチング動作に伴う論理ゲートの遅延
時間は、これを構成するMOSトランジスタの閾値電圧
と密接な関係があり、閾値電圧をその絶体値において小
さく設定するほど遅延時間は短くなり高速動作を期待で
きる。しかし、閾値電圧の低下と共に非導通時にMOS
トランジスタのソース・ドレイン間を流れるリーク電流
が指数関数的に増大し、これは論理ゲートの貫通電流と
なるので、静的な消費電力が増大するという問題があ
る。
時間は、これを構成するMOSトランジスタの閾値電圧
と密接な関係があり、閾値電圧をその絶体値において小
さく設定するほど遅延時間は短くなり高速動作を期待で
きる。しかし、閾値電圧の低下と共に非導通時にMOS
トランジスタのソース・ドレイン間を流れるリーク電流
が指数関数的に増大し、これは論理ゲートの貫通電流と
なるので、静的な消費電力が増大するという問題があ
る。
【0004】そこで、これに対するひとつの解決策とし
て、低閾値電圧のMOSトランジスタで構成された論理
ゲートに高閾値電圧のMOSトランジスタで実現された
スイッチを直列に接続する方法が提案されている(例え
ば、S.Muto, 1V High-SpeedDigital Circuit Technolog
y with 0.5 μm Multi-Threshold CMOS, IEEE Internat
ional ASIC Conference and Exhibit, pp186-189, Sept
ember 27 to October1, 1993)。
て、低閾値電圧のMOSトランジスタで構成された論理
ゲートに高閾値電圧のMOSトランジスタで実現された
スイッチを直列に接続する方法が提案されている(例え
ば、S.Muto, 1V High-SpeedDigital Circuit Technolog
y with 0.5 μm Multi-Threshold CMOS, IEEE Internat
ional ASIC Conference and Exhibit, pp186-189, Sept
ember 27 to October1, 1993)。
【0005】この技術をK入力NANDゲートに適用し
た場合について、その構成例を図10に示す。この図1
0において、図9におけるものと同一のものには同一の
符号を付している。Qn ′〈k〉(k=1,2,・・・
・,K)は低閾値電圧のNチャンネルMOSトランジス
タ、Qp ′〈k〉(k=1,2,・・・・,K)は低閾
値電圧(絶体値において閾値電圧が低い)のPチャンネ
ルMOSトランジスタである。Qn 〈S〉はソースが接
地された高閾値電圧のNチャンネルMOSトランジス
タ、Qp 〈S〉はソースが電源Vccに接続された高閾値
電圧(絶体値において閾値電圧が高い)のPチャンネル
MOSトランジスタである。
た場合について、その構成例を図10に示す。この図1
0において、図9におけるものと同一のものには同一の
符号を付している。Qn ′〈k〉(k=1,2,・・・
・,K)は低閾値電圧のNチャンネルMOSトランジス
タ、Qp ′〈k〉(k=1,2,・・・・,K)は低閾
値電圧(絶体値において閾値電圧が低い)のPチャンネ
ルMOSトランジスタである。Qn 〈S〉はソースが接
地された高閾値電圧のNチャンネルMOSトランジス
タ、Qp 〈S〉はソースが電源Vccに接続された高閾値
電圧(絶体値において閾値電圧が高い)のPチャンネル
MOSトランジスタである。
【0006】MOSトランジスタQn ′〈k〉(k=
1,2,・・・・,K)は出力節点OUTとMOSトラ
ンジスタQn 〈S〉のドレインとの間にドレイン、ソー
スが直列接続され、MOSトランジスタQp ′〈k〉
(k=1,2,・・・・,K)は出力節点OUTとMO
SトランジスタQp 〈S〉のドレインとの間にドレイ
ン、ソースが直列接続されている。そして、各トランジ
スタQn ′〈k〉、Qp ′〈k〉の〈 〉内のkの値が
同一のトランジスタのゲートは同一の入力節点に共通接
続されている。
1,2,・・・・,K)は出力節点OUTとMOSトラ
ンジスタQn 〈S〉のドレインとの間にドレイン、ソー
スが直列接続され、MOSトランジスタQp ′〈k〉
(k=1,2,・・・・,K)は出力節点OUTとMO
SトランジスタQp 〈S〉のドレインとの間にドレイ
ン、ソースが直列接続されている。そして、各トランジ
スタQn ′〈k〉、Qp ′〈k〉の〈 〉内のkの値が
同一のトランジスタのゲートは同一の入力節点に共通接
続されている。
【0007】このK入力NANDゲートでは、トランジ
スタQn 〈S〉、Qp 〈S〉が相補信号、すなわちスイ
ッチ信号Φswとその反転信号とにより、この論理ゲート
を含むLSIの活性時に導通状態に、スタンバイ時に非
導通状態に制御されており、そのトランジスタQn
〈S〉、Qp 〈S〉は、スイッチとして機能する。これ
らトランジスタQn 〈S〉、Qp 〈S〉の閾値電圧は、
非導通時のリーク電流が十分小さくなるように高く設定
されているので、LSIのスタンバイ時にこれらのMO
Sトランジスタを非導通状態に制御することによって、
消費電力を低減させることができる。
スタQn 〈S〉、Qp 〈S〉が相補信号、すなわちスイ
ッチ信号Φswとその反転信号とにより、この論理ゲート
を含むLSIの活性時に導通状態に、スタンバイ時に非
導通状態に制御されており、そのトランジスタQn
〈S〉、Qp 〈S〉は、スイッチとして機能する。これ
らトランジスタQn 〈S〉、Qp 〈S〉の閾値電圧は、
非導通時のリーク電流が十分小さくなるように高く設定
されているので、LSIのスタンバイ時にこれらのMO
Sトランジスタを非導通状態に制御することによって、
消費電力を低減させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、LSIの動作
中は論理動作を行なう必要から、上記トランジスタQn
〈S〉、Qp 〈S〉を導通状態に制御せざるを得ないの
で、論理ゲートを低閾値電圧のMOSトランジスタで構
成した際のリーク電流の問題は、依然として解決されて
いない。すなわち、非導通状態の低閾値電圧のMOSト
ランジスタQn ′〈k〉、Qp ′〈k〉のソース・ドレ
イン間を流れるリーク電流が論理ゲートの貫通電流とな
り、これが動作中のLSIの消費電力の増大を招くの
で、問題である。
中は論理動作を行なう必要から、上記トランジスタQn
〈S〉、Qp 〈S〉を導通状態に制御せざるを得ないの
で、論理ゲートを低閾値電圧のMOSトランジスタで構
成した際のリーク電流の問題は、依然として解決されて
いない。すなわち、非導通状態の低閾値電圧のMOSト
ランジスタQn ′〈k〉、Qp ′〈k〉のソース・ドレ
イン間を流れるリーク電流が論理ゲートの貫通電流とな
り、これが動作中のLSIの消費電力の増大を招くの
で、問題である。
【0009】本発明の目的は、上述の問題を解決すべ
く、低電圧高速論理ゲートにおいて動作時の消費電力を
低減させることである。
く、低電圧高速論理ゲートにおいて動作時の消費電力を
低減させることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の論理ゲート
は、ゲートが共に同一の入力節点に接続された第1の導
電形の低閾値電圧のMOSトランジスタと第2の導電形
の高閾値電圧のMOSトランジスタの組を少なくとも1
組有し、上記第1の導電形のMOSトランジスタ群のソ
ース、ドレインを第1の電源と出力節点との間に並列接
続し、上記第2の導電形のMOSトランジスタ群のソー
ス、ドレインを第2の電源と上記出力節点との間に直列
接続して構成した。
は、ゲートが共に同一の入力節点に接続された第1の導
電形の低閾値電圧のMOSトランジスタと第2の導電形
の高閾値電圧のMOSトランジスタの組を少なくとも1
組有し、上記第1の導電形のMOSトランジスタ群のソ
ース、ドレインを第1の電源と出力節点との間に並列接
続し、上記第2の導電形のMOSトランジスタ群のソー
ス、ドレインを第2の電源と上記出力節点との間に直列
接続して構成した。
【0011】第2の発明の論理ゲートは、ゲートが共に
同一の入力節点に接続された第1の導電形のMOSトラ
ンジスタと第2の導電形のMOSトランジスタの組を少
なくとも1組有し、上記第1の導電形のMOSトランジ
スタ群のソース、ドレインを第1の電源と出力節点との
間に並列接続し、上記第2の導電形のMOSトランジス
タ群のソース、ドレインを第2の電源と上記出力節点と
の間に直列接続してなり、且つ上記第1の導電形のMO
Sトランジスタの全部と上記第2の導電形のMOSトラ
ンジスタの一部の閾値電圧を低く設定し、残りのMOS
トランジスタの閾値電圧を高く設定した。
同一の入力節点に接続された第1の導電形のMOSトラ
ンジスタと第2の導電形のMOSトランジスタの組を少
なくとも1組有し、上記第1の導電形のMOSトランジ
スタ群のソース、ドレインを第1の電源と出力節点との
間に並列接続し、上記第2の導電形のMOSトランジス
タ群のソース、ドレインを第2の電源と上記出力節点と
の間に直列接続してなり、且つ上記第1の導電形のMO
Sトランジスタの全部と上記第2の導電形のMOSトラ
ンジスタの一部の閾値電圧を低く設定し、残りのMOS
トランジスタの閾値電圧を高く設定した。
【0012】第3の発明の論理ゲートは、ゲートが共に
同一の入力節点に接続された第1の導電形のMOSトラ
ンジスタと第2の導電形のMOSトランジスタの組を少
なくとも1組有し、上記第1の導電形のMOSトランジ
スタ群のソース、ドレインを第1の電源と出力節点との
間に並列接続し、上記第2の導電形のMOSトランジス
タ群のソース、ドレインを第2の電源と上記出力節点と
の間に直列接続してなり、且つ入力節点を共有する1組
の第1の導電形のMOSトランジスタと第2の導電形の
MOSトランジスタの閾値電圧を低く設定し、残りのM
OSトランジスタの閾値電圧を高く設定した。
同一の入力節点に接続された第1の導電形のMOSトラ
ンジスタと第2の導電形のMOSトランジスタの組を少
なくとも1組有し、上記第1の導電形のMOSトランジ
スタ群のソース、ドレインを第1の電源と出力節点との
間に並列接続し、上記第2の導電形のMOSトランジス
タ群のソース、ドレインを第2の電源と上記出力節点と
の間に直列接続してなり、且つ入力節点を共有する1組
の第1の導電形のMOSトランジスタと第2の導電形の
MOSトランジスタの閾値電圧を低く設定し、残りのM
OSトランジスタの閾値電圧を高く設定した。
【0013】
【作用】第1の発明では、インバータ、NANDゲー
ト、またはNORゲートを実現できる。また、並列接続
される低閾値電圧のMOSトランジスタのチャンネルを
幅狭化でき出力節点の寄生容量を低減化できるので高速
化できる。さらに、高閾値電圧のMOSトランジスタに
より貫通電流が阻止され動作時の消費電力を低減でき
る。
ト、またはNORゲートを実現できる。また、並列接続
される低閾値電圧のMOSトランジスタのチャンネルを
幅狭化でき出力節点の寄生容量を低減化できるので高速
化できる。さらに、高閾値電圧のMOSトランジスタに
より貫通電流が阻止され動作時の消費電力を低減でき
る。
【0014】第2の発明では、第1の発明と同等の作用
が実現できる。さらに加えて、低閾値電圧の第1の導電
形のMOSトランジスタと低閾値電圧の第2の導電形の
MOSトランジスタの1組をクロックで制御することよ
り、同期形の論理ゲートを実現でき、さらに第1の発明
のものよりも高速化が実現できる。
が実現できる。さらに加えて、低閾値電圧の第1の導電
形のMOSトランジスタと低閾値電圧の第2の導電形の
MOSトランジスタの1組をクロックで制御することよ
り、同期形の論理ゲートを実現でき、さらに第1の発明
のものよりも高速化が実現できる。
【0015】第3の発明では、第1、第2の発明と同等
の作用が実現できる。さらに加えて、入力節点を共有す
る1組の第1の導電形のMOSトランジスタと第2の導
電形のMOSトランジスタの閾値電圧だけが低閾値電圧
で他は高閾値電圧であるので動作時の貫通電流を大幅に
低減できる。
の作用が実現できる。さらに加えて、入力節点を共有す
る1組の第1の導電形のMOSトランジスタと第2の導
電形のMOSトランジスタの閾値電圧だけが低閾値電圧
で他は高閾値電圧であるので動作時の貫通電流を大幅に
低減できる。
【0016】
[第1の実施例]以下、本発明の実施例を説明する。図
1はその第1の実施例を示す図であり、K入力NAND
ゲートを示す回路図である。Vccは電源、IN〈k〉
(k=1,2,・・・・,K)は入力節点、OUTは出
力節点、Cはその出力節点OUTの寄生容量である。Q
n 〈k〉(k=1,2,・・・・,K)は出力節点OU
Tと接地との間においてドレイン、ソースが直列接続さ
れたK個の高閾値電圧のNチャンネルMOSトランジス
タ、Qp ′〈k〉(k=1,2,・・・・,K)は電源
Vccと出力節点OUTとの間においてソース、ドレイン
が並列接続されたK個の低閾値電圧のPチャンネルMO
Sトランジスタであり、これらPおよびNチャンネルの
MOSトランジスタにおいて〈 〉内のkの値が同一の
トランジスタのゲートは同一の入力節点に共通接続され
ている。
1はその第1の実施例を示す図であり、K入力NAND
ゲートを示す回路図である。Vccは電源、IN〈k〉
(k=1,2,・・・・,K)は入力節点、OUTは出
力節点、Cはその出力節点OUTの寄生容量である。Q
n 〈k〉(k=1,2,・・・・,K)は出力節点OU
Tと接地との間においてドレイン、ソースが直列接続さ
れたK個の高閾値電圧のNチャンネルMOSトランジス
タ、Qp ′〈k〉(k=1,2,・・・・,K)は電源
Vccと出力節点OUTとの間においてソース、ドレイン
が並列接続されたK個の低閾値電圧のPチャンネルMO
Sトランジスタであり、これらPおよびNチャンネルの
MOSトランジスタにおいて〈 〉内のkの値が同一の
トランジスタのゲートは同一の入力節点に共通接続され
ている。
【0017】高閾値電圧のNチャンネルMOSトランジ
スタQn 〈k〉の閾値電圧は、非導通時のソース・ドレ
イン間のリーク電流を無視し得るように、電源電圧を越
えない範囲で十分高く設定されている。低閾値電圧のP
チャンネルMOSトランジスタQp ′〈k〉は、同一チ
ャンネル幅の高閾値電圧のMOSトランジスタに比べて
負荷の駆動力が大きいので、そのチャンネル幅(ゲート
幅)を小さく設定でき、小型化できる。また、MOSト
ランジスタの寄生容量はチャンネル幅に比例して大きく
なるので、チャンネル幅の小さい低閾値電圧のMOSト
ランジスタを出力節点OUTに並列接続されたPチャン
ネルMOSトランジスタQp ′〈k〉に適用すること
で、出力節点OUTの寄生容量Cを低減することがで
き、高速化が達成される。
スタQn 〈k〉の閾値電圧は、非導通時のソース・ドレ
イン間のリーク電流を無視し得るように、電源電圧を越
えない範囲で十分高く設定されている。低閾値電圧のP
チャンネルMOSトランジスタQp ′〈k〉は、同一チ
ャンネル幅の高閾値電圧のMOSトランジスタに比べて
負荷の駆動力が大きいので、そのチャンネル幅(ゲート
幅)を小さく設定でき、小型化できる。また、MOSト
ランジスタの寄生容量はチャンネル幅に比例して大きく
なるので、チャンネル幅の小さい低閾値電圧のMOSト
ランジスタを出力節点OUTに並列接続されたPチャン
ネルMOSトランジスタQp ′〈k〉に適用すること
で、出力節点OUTの寄生容量Cを低減することがで
き、高速化が達成される。
【0018】この第1の実施例のK入力NANDゲート
の動作は以下の通りである。K個の入力節点IN〈k〉
の内、少なくともひとつが「L」(低レベル電圧)のと
き、出力節点OUTが「H」(高レベル電圧)になる。
このとき、高閾値電圧のK個のNチャンネルMOSトラ
ンジスタQn 〈k〉はその全部が非導通状態となってお
り、電源Vccから接地に至る貫通電流は、それらのNチ
ャンネルMOSトランジスタによって阻止される。
の動作は以下の通りである。K個の入力節点IN〈k〉
の内、少なくともひとつが「L」(低レベル電圧)のと
き、出力節点OUTが「H」(高レベル電圧)になる。
このとき、高閾値電圧のK個のNチャンネルMOSトラ
ンジスタQn 〈k〉はその全部が非導通状態となってお
り、電源Vccから接地に至る貫通電流は、それらのNチ
ャンネルMOSトランジスタによって阻止される。
【0019】例外は、K個の入力節点IN〈k〉のすべ
てが「H」になった場合である。このとき、K個のPチ
ャンネルMOSトランジスタQp ′〈k〉はすべてが非
導通状態となり、K個のNチャンネルMOSトランジス
タQn 〈k〉はすべてが導通状態となるので、出力節点
OUTは「L」に制御される。しかし、非導通状態の低
閾値電圧のPチャンネルMOSトランジスタQp ′
〈k〉にはリーク電流があるので、これが動作時の貫通
電流となる。
てが「H」になった場合である。このとき、K個のPチ
ャンネルMOSトランジスタQp ′〈k〉はすべてが非
導通状態となり、K個のNチャンネルMOSトランジス
タQn 〈k〉はすべてが導通状態となるので、出力節点
OUTは「L」に制御される。しかし、非導通状態の低
閾値電圧のPチャンネルMOSトランジスタQp ′
〈k〉にはリーク電流があるので、これが動作時の貫通
電流となる。
【0020】この第1の実施例では、このような例外を
除いて、LSIのスタンバイ状態/動作状態を問わず、
論理ゲートの貫通電流が高閾値電圧のMOSトランジス
タによって完全に阻止されるので、消費電力の低減が可
能となる。さらに、上記した例外は常時発生するもので
はないので、時間平均的にも消費電力の低減が可能とな
る。
除いて、LSIのスタンバイ状態/動作状態を問わず、
論理ゲートの貫通電流が高閾値電圧のMOSトランジス
タによって完全に阻止されるので、消費電力の低減が可
能となる。さらに、上記した例外は常時発生するもので
はないので、時間平均的にも消費電力の低減が可能とな
る。
【0021】[第2の実施例]図2は論理回路でしばし
ば問題となるハザード対策として、クロック信号Φckに
よって同期をとるようにした第2の実施例のK入力NA
NDゲートを示す回路図である。このK入力NANDゲ
ートは、図1に示した第1の実施例のK入力NANDゲ
ートに対して、低閾値電圧のPチャンネルMOSトラン
ジスタQp ′〈C〉を低閾値電圧のPチャンネルMOS
トランジスタQp ′〈k〉に並列に接続し、高閾値電圧
のNチャンネルMOSトランジスタQn ′〈C〉を高閾
値電圧のNチャンネルMOSトランジスタQn ′〈k〉
に対して直列接続し、それら低閾値電圧の両トランジス
タQp ′〈C〉とQn ′〈C〉のゲートにクロック信号
Φckが共通に入力するようにしたものである。
ば問題となるハザード対策として、クロック信号Φckに
よって同期をとるようにした第2の実施例のK入力NA
NDゲートを示す回路図である。このK入力NANDゲ
ートは、図1に示した第1の実施例のK入力NANDゲ
ートに対して、低閾値電圧のPチャンネルMOSトラン
ジスタQp ′〈C〉を低閾値電圧のPチャンネルMOS
トランジスタQp ′〈k〉に並列に接続し、高閾値電圧
のNチャンネルMOSトランジスタQn ′〈C〉を高閾
値電圧のNチャンネルMOSトランジスタQn ′〈k〉
に対して直列接続し、それら低閾値電圧の両トランジス
タQp ′〈C〉とQn ′〈C〉のゲートにクロック信号
Φckが共通に入力するようにしたものである。
【0022】この第2の実施例のNANDゲートの動作
は次の通りである。初期状態ではクロックΦckは「L」
であり、トランジスタQn ′〈C〉は非導通状態を、ト
ランジスタQp ′〈C〉は導通状態をとる。このため、
出力節点OUTは「H」となる。この状態でK個の入力
節点IN〈k〉に入力信号を印加するが、NANDゲー
トの性質上クロックΦckが変化しない限り出力節点OU
Tは「H」の状態を維持する。ハザードによる入力の状
態変化がおさまり一定のレベルに確定した後、クロック
Φckを「L」から「H」に変化させる。このようなクロ
ックΦckの変化に同期して、K個の入力に対してNAN
D動作が行なわれ、その入力がすべて「H」のとき、出
力節点OUTは「H」から「L」にレベル変化する。
は次の通りである。初期状態ではクロックΦckは「L」
であり、トランジスタQn ′〈C〉は非導通状態を、ト
ランジスタQp ′〈C〉は導通状態をとる。このため、
出力節点OUTは「H」となる。この状態でK個の入力
節点IN〈k〉に入力信号を印加するが、NANDゲー
トの性質上クロックΦckが変化しない限り出力節点OU
Tは「H」の状態を維持する。ハザードによる入力の状
態変化がおさまり一定のレベルに確定した後、クロック
Φckを「L」から「H」に変化させる。このようなクロ
ックΦckの変化に同期して、K個の入力に対してNAN
D動作が行なわれ、その入力がすべて「H」のとき、出
力節点OUTは「H」から「L」にレベル変化する。
【0023】この第2の実施例の出力の変化は、第1の
実施例において、「K−1」個の入力節点IN〈2〉〜
IN〈K〉が予め「H」に設定されており、1個の入力
節点IN〈1〉に印加された入力信号が「L」から
「H」に変化した場合に比べて、より速やかに起こる。
これは、第1の実施例では論理ゲートの貫通電流を低減
するためにトランジスタQn 〈1〉に高閾値電圧のMO
Sトランジスタを適用せざるを得ないの対して、第2の
実施例ではNチャンネルのMOSトランジスタQn′
〈C〉に低閾値電圧のMOSトランジスタを適用できる
ことによる。論理ゲートの遅延時間は、信号が印加され
るMOSトランジスタの閾値電圧と密接な関係があり、
閾値電圧が低いほどその遅延時間は短い。MOSトラン
ジスタのリーク電流に起因する論理ゲートの貫通電流に
ついては、第1の実施例と同様に、低閾値電圧のトラン
ジスタQn ′〈C〉に直列接続されたK個のトランジス
タQn 〈k〉が阻止する。
実施例において、「K−1」個の入力節点IN〈2〉〜
IN〈K〉が予め「H」に設定されており、1個の入力
節点IN〈1〉に印加された入力信号が「L」から
「H」に変化した場合に比べて、より速やかに起こる。
これは、第1の実施例では論理ゲートの貫通電流を低減
するためにトランジスタQn 〈1〉に高閾値電圧のMO
Sトランジスタを適用せざるを得ないの対して、第2の
実施例ではNチャンネルのMOSトランジスタQn′
〈C〉に低閾値電圧のMOSトランジスタを適用できる
ことによる。論理ゲートの遅延時間は、信号が印加され
るMOSトランジスタの閾値電圧と密接な関係があり、
閾値電圧が低いほどその遅延時間は短い。MOSトラン
ジスタのリーク電流に起因する論理ゲートの貫通電流に
ついては、第1の実施例と同様に、低閾値電圧のトラン
ジスタQn ′〈C〉に直列接続されたK個のトランジス
タQn 〈k〉が阻止する。
【0024】[第3の実施例]図3は第3の実施例のK
入力NANDゲートの回路図である。図2で示した第2
の実施例のK入力NANDゲートとの違いは、図2にお
いて電源Vccと出力節点OUTとの間に並列接続されて
いた低閾値電圧のPチャンネルMOSトランジスタQp
′〈k〉を、高閾値電圧のPチャンネルMOSトラン
ジスタQp 〈k〉に変更した点である。
入力NANDゲートの回路図である。図2で示した第2
の実施例のK入力NANDゲートとの違いは、図2にお
いて電源Vccと出力節点OUTとの間に並列接続されて
いた低閾値電圧のPチャンネルMOSトランジスタQp
′〈k〉を、高閾値電圧のPチャンネルMOSトラン
ジスタQp 〈k〉に変更した点である。
【0025】このように高閾値電圧のPチャンネルMO
Sトランジスタを適用することで出力節点OUTの寄生
容量Cは大きくなるが、非導通状態でのリーク電流が無
視できる程度まで減少する。K個の入力がすべて「H」
になったとき、リーク電流の流れるPチャンネルMOS
トランジスタは、Qp ′〈C〉だけであり、論理ゲート
の貫通電流を第2の実施例に対して、1/(K+1)に
低減できる。
Sトランジスタを適用することで出力節点OUTの寄生
容量Cは大きくなるが、非導通状態でのリーク電流が無
視できる程度まで減少する。K個の入力がすべて「H」
になったとき、リーク電流の流れるPチャンネルMOS
トランジスタは、Qp ′〈C〉だけであり、論理ゲート
の貫通電流を第2の実施例に対して、1/(K+1)に
低減できる。
【0026】[第4の実施例]図4は第4の実施例を示
す複合ゲートの回路図である。Qp ′〈1〉、Qp ′
〈2〉、Qp ′〈3〉、Qp ′〈3′〉は低閾値電圧の
PチャンネルMOSトランジスタ、Qn 〈1〉、Qn
〈2〉、Qn 〈3〉、Qn 〈3′〉は高閾値電圧のNチ
ャンネルMOSトランジスタである。この実施例では、
電源Vccと出力節点OUTとの間に、MOSトランジス
タQp ′〈1〉、Qp ′〈2〉のソース、ドレインが並
列接続され、またMOSトランジスタQp ′〈3〉、Q
p ′〈3′〉のソース、ドレインが直列接続されてい
る。出力節点OUTと接地との間には、MOSトランジ
スタQn 〈1〉、Qn 〈2〉のドレイン、ソースを直列
接続した回路とMOSトランジスタQn 〈3〉、Qn
〈3′〉のドレイン、ソースを並列接続した回路とが直
列接続されている。さらに、MOSトランジスタQp ′
〈1〉、Qn 〈1〉のゲートは入力節点IN〈1〉に、
MOSトランジスタQp ′〈2〉、Qn 〈2〉のゲート
は入力節点IN〈2〉に、MOSトランジスタQp ′
〈3〉、Qn 〈3〉のゲートは入力節点IN〈3〉に、
MOSトランジスタQp′〈3′〉、Qn 〈3′〉のゲ
ートは入力節点IN〈3′〉に、各々共通接続されてい
る。この複合ゲートは、次の論理式を実現する論理ゲー
トである。 OUT=反転{IN〈1〉×IN〈2〉×(IN〈3〉
+IN〈3′〉)}
す複合ゲートの回路図である。Qp ′〈1〉、Qp ′
〈2〉、Qp ′〈3〉、Qp ′〈3′〉は低閾値電圧の
PチャンネルMOSトランジスタ、Qn 〈1〉、Qn
〈2〉、Qn 〈3〉、Qn 〈3′〉は高閾値電圧のNチ
ャンネルMOSトランジスタである。この実施例では、
電源Vccと出力節点OUTとの間に、MOSトランジス
タQp ′〈1〉、Qp ′〈2〉のソース、ドレインが並
列接続され、またMOSトランジスタQp ′〈3〉、Q
p ′〈3′〉のソース、ドレインが直列接続されてい
る。出力節点OUTと接地との間には、MOSトランジ
スタQn 〈1〉、Qn 〈2〉のドレイン、ソースを直列
接続した回路とMOSトランジスタQn 〈3〉、Qn
〈3′〉のドレイン、ソースを並列接続した回路とが直
列接続されている。さらに、MOSトランジスタQp ′
〈1〉、Qn 〈1〉のゲートは入力節点IN〈1〉に、
MOSトランジスタQp ′〈2〉、Qn 〈2〉のゲート
は入力節点IN〈2〉に、MOSトランジスタQp ′
〈3〉、Qn 〈3〉のゲートは入力節点IN〈3〉に、
MOSトランジスタQp′〈3′〉、Qn 〈3′〉のゲ
ートは入力節点IN〈3′〉に、各々共通接続されてい
る。この複合ゲートは、次の論理式を実現する論理ゲー
トである。 OUT=反転{IN〈1〉×IN〈2〉×(IN〈3〉
+IN〈3′〉)}
【0027】この例においても、PチャンネルMOSト
ランジスタに低閾値電圧のトランジスタを、Nチャンネ
ルMOSトランジスタに高閾値電圧のトランジスタを各
々適用することで、出力節点OUTの寄生容量Cを低減
しつつ、MOSトランジスタのリーク電流に起因する貫
通電流を低減可能である。例外的に論理ゲートに貫通電
流がながれる入力信号の組合せは、上記論理式から明ら
かなように、出力節点OUTが「L」となる条件、すな
わち、IN〈1〉とIN〈2〉が共に「H」で、IN
〈3〉とIN〈3′〉の少なくとも一方が「H」となる
場合である。
ランジスタに低閾値電圧のトランジスタを、Nチャンネ
ルMOSトランジスタに高閾値電圧のトランジスタを各
々適用することで、出力節点OUTの寄生容量Cを低減
しつつ、MOSトランジスタのリーク電流に起因する貫
通電流を低減可能である。例外的に論理ゲートに貫通電
流がながれる入力信号の組合せは、上記論理式から明ら
かなように、出力節点OUTが「L」となる条件、すな
わち、IN〈1〉とIN〈2〉が共に「H」で、IN
〈3〉とIN〈3′〉の少なくとも一方が「H」となる
場合である。
【0028】このように、複合ゲートでは貫通電流が流
れる例外条件がひとつではなくなるので、真理値表の上
では低電力化の効果が鈍化するが、論理ゲートの実際の
動作状況において例外となる入力の組合せの出現頻度が
少ない場合には、十分低電力効果を期待できる。
れる例外条件がひとつではなくなるので、真理値表の上
では低電力化の効果が鈍化するが、論理ゲートの実際の
動作状況において例外となる入力の組合せの出現頻度が
少ない場合には、十分低電力効果を期待できる。
【0029】[第5の実施例]次に、本発明のK入力N
ANDゲートを適用した第5の実施例の非同期形メモリ
のアドレスデコーダについて説明する。メモリLSIの
アレイ上に配置されたメモリセル群の中から読み書きの
対象となるメモリセルをひとつ特定するには、ワード線
とこれに直交するビット線をそれぞれひとつづつ選択す
る必要がある。アドレスデコーダは、2値信号の形で入
力されたアドレス信号からワード線もしくはビット線の
選択信号を生成する回路である。
ANDゲートを適用した第5の実施例の非同期形メモリ
のアドレスデコーダについて説明する。メモリLSIの
アレイ上に配置されたメモリセル群の中から読み書きの
対象となるメモリセルをひとつ特定するには、ワード線
とこれに直交するビット線をそれぞれひとつづつ選択す
る必要がある。アドレスデコーダは、2値信号の形で入
力されたアドレス信号からワード線もしくはビット線の
選択信号を生成する回路である。
【0030】図5はこのための非同期形メモリのアドレ
スデコーダの構成を示す回路図である。A〈k〉(k=
1,2,・・・K)はKビットのアドレス信号、Dout
〈1〉〜Dout 〈2K 〉はデコーダの出力信号、CSは
チップセレクト信号である。1は図1に示した第1実施
例のK入力NANDゲートからなる論理ゲートであっ
て、合計で2K 個設けられる。2はK個の2入力AND
ゲート、3はアドレス信号A〈k〉の反転信号を作成す
るためのK個のインバータである。2K 個のK入力の論
理ゲート1は、そのK個の入力として、アドレス信号A
〈k〉の各ビットについて、それをそのまま、又はイン
バータ3で反転した信号の何れか一方を入力し、K個の
入力信号がすべて「H」になった1個の論理ゲート1だ
けが、選択信号として「L」を出力する。残る「2K −
1」個の論理ゲート1はすべて「H」を出力する。
スデコーダの構成を示す回路図である。A〈k〉(k=
1,2,・・・K)はKビットのアドレス信号、Dout
〈1〉〜Dout 〈2K 〉はデコーダの出力信号、CSは
チップセレクト信号である。1は図1に示した第1実施
例のK入力NANDゲートからなる論理ゲートであっ
て、合計で2K 個設けられる。2はK個の2入力AND
ゲート、3はアドレス信号A〈k〉の反転信号を作成す
るためのK個のインバータである。2K 個のK入力の論
理ゲート1は、そのK個の入力として、アドレス信号A
〈k〉の各ビットについて、それをそのまま、又はイン
バータ3で反転した信号の何れか一方を入力し、K個の
入力信号がすべて「H」になった1個の論理ゲート1だ
けが、選択信号として「L」を出力する。残る「2K −
1」個の論理ゲート1はすべて「H」を出力する。
【0031】このように、アドレスデコーダは、ほとん
どがK入力の論理ゲート1で占められている。それ故、
ここに前述の図1に示したNANDゲートを論理ゲート
1としてを適用することで、選択状態(「L」を出力)
の論理ゲート1を除く2K −1個の非選択状態の論理ゲ
ート1についてMOSトランジスタのリーク電流に起因
する貫通電流が無くせるので、動作時の消費電力を著し
く低減できる。
どがK入力の論理ゲート1で占められている。それ故、
ここに前述の図1に示したNANDゲートを論理ゲート
1としてを適用することで、選択状態(「L」を出力)
の論理ゲート1を除く2K −1個の非選択状態の論理ゲ
ート1についてMOSトランジスタのリーク電流に起因
する貫通電流が無くせるので、動作時の消費電力を著し
く低減できる。
【0032】図6は図5に示したデコーダの動作波形を
示す図である。なお、この図6において、A〈1:K〉
はA〈1〉〜A〈K〉を、またDout 〈1:2K 〉はD
out〈1〉〜Dout 〈2K 〉を示す。チップセレクト信
号CSは、動作状態で「H」、スタンバイ状態で「L」
に制御される。動作状態では、各論理ゲート1の出力
は、入力信号A〈k〉に応じて変化する。スタンバイ状
態では、入力信号A〈k〉の状態の如何に拘らず、全て
の論理ゲート1の出力が「H」(非選択状態)となる。
当然ながら、2K 個の論理ゲート1について貫通電流は
零である。
示す図である。なお、この図6において、A〈1:K〉
はA〈1〉〜A〈K〉を、またDout 〈1:2K 〉はD
out〈1〉〜Dout 〈2K 〉を示す。チップセレクト信
号CSは、動作状態で「H」、スタンバイ状態で「L」
に制御される。動作状態では、各論理ゲート1の出力
は、入力信号A〈k〉に応じて変化する。スタンバイ状
態では、入力信号A〈k〉の状態の如何に拘らず、全て
の論理ゲート1の出力が「H」(非選択状態)となる。
当然ながら、2K 個の論理ゲート1について貫通電流は
零である。
【0033】[第6の実施例]図7は第6の実施例を示
す回路図であって、クロックΦckを同期信号として用い
るメモリLSIのアドレスデコーダの構成を示す回路図
である。上記の図5に示したアドレスデコーダとは、ク
ロックΦckが必要となること、K入力論理ゲート1′と
して、第2もしくは第3の実施例(図2、図3)のNA
NDゲートを適用することが異なる。図8は図7に示し
たデコーダの動作波形を示す図である。チップセレクト
信号CSは、動作状態で「H」、スタンバイ状態で
「L」に制御される。動作状態では、各論理ゲート1′
の出力は、クロックΦckが「L」の期間中すべて「H」
(非選択状態)を出力し、クロックΦckが「L」から
「H」に変化した時点で入力信号A〈k〉で決まるひと
つの論理ゲート1′の出力だけが「H」から「L」(選
択状態)に変化する。スタンバイ状態ではA〈k〉の状
態の如何に拘らず、すべての論理ゲート1′の出力が
「H」となる。当然のことながら、第5の実施例と同様
2K 個の論理ゲート1′について、貫通電流は零であ
る。
す回路図であって、クロックΦckを同期信号として用い
るメモリLSIのアドレスデコーダの構成を示す回路図
である。上記の図5に示したアドレスデコーダとは、ク
ロックΦckが必要となること、K入力論理ゲート1′と
して、第2もしくは第3の実施例(図2、図3)のNA
NDゲートを適用することが異なる。図8は図7に示し
たデコーダの動作波形を示す図である。チップセレクト
信号CSは、動作状態で「H」、スタンバイ状態で
「L」に制御される。動作状態では、各論理ゲート1′
の出力は、クロックΦckが「L」の期間中すべて「H」
(非選択状態)を出力し、クロックΦckが「L」から
「H」に変化した時点で入力信号A〈k〉で決まるひと
つの論理ゲート1′の出力だけが「H」から「L」(選
択状態)に変化する。スタンバイ状態ではA〈k〉の状
態の如何に拘らず、すべての論理ゲート1′の出力が
「H」となる。当然のことながら、第5の実施例と同様
2K 個の論理ゲート1′について、貫通電流は零であ
る。
【0034】なお、本発明のその他の適用例として、プ
リデコーダ方式への応用も可能であり、第5、第6の実
施例と同様に同等の消費電力低減の効果がある。
リデコーダ方式への応用も可能であり、第5、第6の実
施例と同様に同等の消費電力低減の効果がある。
【0035】また、説明の都合上、上記第1〜第3の実
施例および第5、第6の実施例ではNANDゲートの例
を示したが、NORゲートで構成する場合も、本発明は
適用可能であり、同様に同等の消費電力低減効果を有す
る。NORゲートは、NANDゲートと相対の関係にあ
り、回路構成は、出力節点OUTと接地間にK個のNチ
ャンネルMOSトランジスタのドレイン、ソースが並列
接続され、電源Vccと出力節点OUTとの間にK個のP
チャンネルMOSトランジスタのソース、ドレインが直
列接続されることになる。
施例および第5、第6の実施例ではNANDゲートの例
を示したが、NORゲートで構成する場合も、本発明は
適用可能であり、同様に同等の消費電力低減効果を有す
る。NORゲートは、NANDゲートと相対の関係にあ
り、回路構成は、出力節点OUTと接地間にK個のNチ
ャンネルMOSトランジスタのドレイン、ソースが並列
接続され、電源Vccと出力節点OUTとの間にK個のP
チャンネルMOSトランジスタのソース、ドレインが直
列接続されることになる。
【0036】それ故、PチャンネルMOSトランジスタ
に高閾電圧のトランジスタを適用し、NチャンネルMO
Sトランジスタに低閾値電圧のトランジスタを適用する
ことが、NANDゲートと異なる。また、入力がひとつ
だけの特殊な場合として、インバータが考えられるが、
これを構成するPチャンネル、Nチャンネルのトランジ
スタのいずれか一方を高閾値電圧のMOSトランジスタ
で、他方を低閾値電圧のMOSトランジスタで構成する
ことで、本発明の多入力論理ゲートと同等の消費電力低
減効果を得ることができる。
に高閾電圧のトランジスタを適用し、NチャンネルMO
Sトランジスタに低閾値電圧のトランジスタを適用する
ことが、NANDゲートと異なる。また、入力がひとつ
だけの特殊な場合として、インバータが考えられるが、
これを構成するPチャンネル、Nチャンネルのトランジ
スタのいずれか一方を高閾値電圧のMOSトランジスタ
で、他方を低閾値電圧のMOSトランジスタで構成する
ことで、本発明の多入力論理ゲートと同等の消費電力低
減効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の論理ゲー
トには、動作時の貫通電流を抑えつつ高速動作できる利
点がある。従って、低電圧メモリのアドレスデコーダ等
に適用すれば、低消費電力化でき大きな効果が期待でき
る。
トには、動作時の貫通電流を抑えつつ高速動作できる利
点がある。従って、低電圧メモリのアドレスデコーダ等
に適用すれば、低消費電力化でき大きな効果が期待でき
る。
【図1】 本発明の第1の実施例のK入力NANDゲー
トの回路図である。
トの回路図である。
【図2】 第2の実施例のK入力NANDゲートの回路
図である。
図である。
【図3】 第3の実施例のK入力NANDゲートの回路
図である。
図である。
【図4】 第4の実施例の複合ゲートの回路図である。
【図5】 第5の実施例のデコーダの回路図である。
【図6】 図5のデコーダの動作波形を示す図である。
【図7】 第6の実施例のデコーダの回路図である。
【図8】 図7のデコーダの動作波形を示す図である。
【図9】 従来のK入力NANDゲートの回路図であ
る。
る。
【図10】 従来の別の例のK入力NANDゲートの回
路図である。
路図である。
Mp 〈1〉〜Mp 〈K〉 :PチャンネルMOSト
ランジスタ Mn 〈1〉〜Mn 〈K〉 :NチャンネルMOSト
ランジスタ Qp 〈1〉〜Qp 〈K〉 :高閾値電圧Pチャンネ
ルMOSトランジスタ Qp 〈S〉 :高閾値電圧Pチャンネ
ルMOSトランジスタ Qn 〈1〉〜Qn 〈K〉 :高閾値電圧Nチャンネ
ルMOSトランジスタ Qn 〈S〉、Qn 〈3′〉 :高閾値電圧Nチャンネ
ルMOSトランジスタ Qp ′〈1〉〜Qp ′〈K〉 :低閾値電圧Pチャンネ
ルMOSトランジスタ Qp ′〈3′〉、Qp ′〈C〉:低閾値電圧Pチャンネ
ルMOSトランジスタ Qn ′〈C〉 :低閾値電圧Nチャンネ
ルMOSトランジスタ Vcc :電源 IN〈1〉〜IN〈K〉 :入力節点 IN〈3′〉 :入力節点 OUT :出力節点 Φck :クロック信号 Φsw :スイッチ信号 A〈1〉〜A〈k〉 :アドレス信号 Dout 〈1〉〜Dout 〈2K 〉:デコーダ出力 CS :チップセレクト信号 1、1′ :K入力NANDゲート 2 :2入力ANDゲート 3 :インバータ
ランジスタ Mn 〈1〉〜Mn 〈K〉 :NチャンネルMOSト
ランジスタ Qp 〈1〉〜Qp 〈K〉 :高閾値電圧Pチャンネ
ルMOSトランジスタ Qp 〈S〉 :高閾値電圧Pチャンネ
ルMOSトランジスタ Qn 〈1〉〜Qn 〈K〉 :高閾値電圧Nチャンネ
ルMOSトランジスタ Qn 〈S〉、Qn 〈3′〉 :高閾値電圧Nチャンネ
ルMOSトランジスタ Qp ′〈1〉〜Qp ′〈K〉 :低閾値電圧Pチャンネ
ルMOSトランジスタ Qp ′〈3′〉、Qp ′〈C〉:低閾値電圧Pチャンネ
ルMOSトランジスタ Qn ′〈C〉 :低閾値電圧Nチャンネ
ルMOSトランジスタ Vcc :電源 IN〈1〉〜IN〈K〉 :入力節点 IN〈3′〉 :入力節点 OUT :出力節点 Φck :クロック信号 Φsw :スイッチ信号 A〈1〉〜A〈k〉 :アドレス信号 Dout 〈1〉〜Dout 〈2K 〉:デコーダ出力 CS :チップセレクト信号 1、1′ :K入力NANDゲート 2 :2入力ANDゲート 3 :インバータ
Claims (3)
- 【請求項1】ゲートが共に同一の入力節点に接続された
第1の導電形の低閾値電圧のMOSトランジスタと第2
の導電形の高閾値電圧のMOSトランジスタの組を少な
くとも1組有し、上記第1の導電形のMOSトランジス
タ群のソース、ドレインを第1の電源と出力節点との間
に並列接続し、上記第2の導電形のMOSトランジスタ
群のソース、ドレインを第2の電源と上記出力節点との
間に直列接続してなることを特徴とする論理ゲート。 - 【請求項2】ゲートが共に同一の入力節点に接続された
第1の導電形のMOSトランジスタと第2の導電形のM
OSトランジスタの組を少なくとも1組有し、上記第1
の導電形のMOSトランジスタ群のソース、ドレインを
第1の電源と出力節点との間に並列接続し、上記第2の
導電形のMOSトランジスタ群のソース、ドレインを第
2の電源と上記出力節点との間に直列接続してなり、 且つ上記第1の導電形のMOSトランジスタの全部と上
記第2の導電形のMOSトランジスタの一部の閾値電圧
を低く設定し、残りのMOSトランジスタの閾値電圧を
高く設定したことを特徴とする論理ゲート。 - 【請求項3】ゲートが共に同一の入力節点に接続された
第1の導電形のMOSトランジスタと第2の導電形のM
OSトランジスタの組を少なくとも1組有し、上記第1
の導電形のMOSトランジスタ群のソース、ドレインを
第1の電源と出力節点との間に並列接続し、上記第2の
導電形のMOSトランジスタ群のソース、ドレインを第
2の電源と上記出力節点との間に直列接続してなり、 且つ入力節点を共有する1組の第1の導電形のMOSト
ランジスタと第2の導電形のMOSトランジスタの閾値
電圧を低く設定し、残りのMOSトランジスタの閾値電
圧を高く設定したことを特徴とする論理ゲート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6329823A JPH08162945A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 論理ゲート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6329823A JPH08162945A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 論理ゲート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08162945A true JPH08162945A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18225634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6329823A Withdrawn JPH08162945A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 論理ゲート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08162945A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100310493B1 (ko) * | 1998-08-31 | 2001-11-05 | 가네꼬 히사시 | 링 발진기 및 지연 회로 |
| JP2007019997A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Sony Corp | 電界効果トランジスタ回路およびその設計方法 |
| JP2009522711A (ja) * | 2006-01-04 | 2009-06-11 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | メモリのための低電力ワード線論理回路のためのシステム及び方法 |
| US7906819B2 (en) | 2008-01-08 | 2011-03-15 | Fujitsu Semiconductor Limited | Semiconductor device and method for producing the same |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP6329823A patent/JPH08162945A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100310493B1 (ko) * | 1998-08-31 | 2001-11-05 | 가네꼬 히사시 | 링 발진기 및 지연 회로 |
| JP2007019997A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Sony Corp | 電界効果トランジスタ回路およびその設計方法 |
| JP2009522711A (ja) * | 2006-01-04 | 2009-06-11 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | メモリのための低電力ワード線論理回路のためのシステム及び方法 |
| US7906819B2 (en) | 2008-01-08 | 2011-03-15 | Fujitsu Semiconductor Limited | Semiconductor device and method for producing the same |
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