JPH08164352A - 塗工装置 - Google Patents

塗工装置

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JPH08164352A
JPH08164352A JP30766794A JP30766794A JPH08164352A JP H08164352 A JPH08164352 A JP H08164352A JP 30766794 A JP30766794 A JP 30766794A JP 30766794 A JP30766794 A JP 30766794A JP H08164352 A JPH08164352 A JP H08164352A
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JP
Japan
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roll
coating
base material
gravure
outer peripheral
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JP30766794A
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English (en)
Inventor
Yoshinari Yasui
義成 康井
Takashi Iwasaki
隆司 岩崎
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Yasui Seiki Co Ltd
Original Assignee
Yasui Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行している連続体状の基材に対して有機溶
剤を含まない無溶剤型の塗工剤を連続的に薄く塗工し
て、塗工品の薄膜化、軽量化、コストダウンを図ること
のできる塗工装置を提供すること。 【構成】 ドクターブレード10が外周面に当接され塗
工剤5が外周面に供給されるグラビアロール7と、中間
ロール11と、アプリケータロール12と、押圧ロール
13とを備え、少なくともアプリケータロール12と押
圧ロール13との間を基材3が通過するように構成する
とともに、基材3の走行速度をVB、グラビアロール7
の周速をVG、中間ロール11の周速をVD、アプリケ
ータロール12の周速をVA、押圧ロール13の周速を
VPとした場合に、それぞれの周速VB,VG,VD,
VA,VPの関係がVG<VD<VA=VP=VBであ
ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行している連続体状
の基材に対して有機溶剤を含まない無溶剤型の塗工剤を
連続的に薄く塗工することのできる塗工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ウェブと称される樹脂フィル
ム、紙、布、金属箔等からなる連続体状の基材に種々の
塗工剤を塗工した塗工品が知られている。このような塗
工品、例えば食品の包装に用いられるラミネーションフ
ィルム等においては、基材に塗工する塗工剤として有機
溶剤を含まない無溶剤型の塗工剤(接着剤)が有機溶剤
に起因する環境汚染、消防法上の問題等の種々の問題点
を克服することができ、無公害性、安全性、取り扱い易
さ等の理由により多用されている。
【0003】図3は無溶剤型の塗工剤を基材に塗工する
従来の塗工装置を示すものであり、従来の塗工装置1
は、図示しないモータ等の駆動力をもって回転駆動さ
れ、相互に平行に延在する4本のロール2を有してい
る。この4本のロール2は、図3において下方から順
に、金属ロールからなるピックアップロール2a、少な
くとも外周面が適宜なゴム様弾性体により形成されたゴ
ムロールからなるメタリングロール2b、金属ロールか
らなるアプリケータロール2cおよび少なくとも外周面
が適宜なゴム様弾性体により形成されたゴムロールから
なるバックアップロール2dとされており、各ロール2
a,2b,2c,2dの相互に隣位する外周面どうしを
所望の当接力をもって接触するようにして配置されてい
る。また、連続体状の基材3は、図3に矢印Aにて示す
ように、アプリケータロール2cとバックアップロール
2dとの間を通過して走行可能とされている。
【0004】そして、タンク4内で加熱し、低粘度化さ
せた無溶剤型の塗工剤5を、ピックアップロール2aと
メタリングロール2bとの間に供給し、ピックアップロ
ール2aおよびメタリングロール2bならびにアプリケ
ータロール2cの周速比を変えることにより、順次無溶
剤型の塗工剤5を薄膜化させて、アプリケータロール2
cから基材3に転移させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の塗工装置1においては、基材3に無溶剤型の塗
工剤5を塗工することはできるものの、基材3に対する
無溶剤型の塗工剤5の最小塗工量が0.8g/m2 程度
であり、近年の多様化されたフレキシブル包装材料等と
して用いられる塗工品としては、基材3に対する無溶剤
型の塗工剤5の塗工量が多く、塗工剤5の膜厚が厚くな
り、塗工品の薄膜化、軽量化、コストダウンの阻害要因
になるという問題点があった。
【0006】そこで、走行している連続体状の基材3に
対して有機溶剤を含まない無溶剤型の塗工剤5を連続的
に薄く塗工して、塗工剤5の塗工量を少なくし、塗工品
の薄膜化、軽量化、コストダウンを図ることのできるも
のが望まれていた。
【0007】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、走行している連続体状の基材に対して有機溶剤
を含まない無溶剤型の塗工剤を連続的に薄く塗工して、
塗工品の薄膜化、軽量化、コストダウンを図ることので
きる塗工装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明の塗工装置は、連続体状の
基材の表面に無溶剤型の塗工剤を連続的に塗工する塗工
装置において、ドクターブレードが外周面に当接され前
記塗工剤が外周面に供給されるグラビアロールと、この
グラビアロールの外周面に当接するように配設された中
間ロールと、この中間ロールの外周面に当接するように
配設されたアプリケータロールと、このアプリケータロ
ールの外周面に当接するように配設された押圧ロールと
を備え、少なくとも前記アプリケータロールと押圧ロー
ルとの間を前記基材が通過するように構成するととも
に、前記基材の走行速度をVB、前記グラビアロールの
周速をVG、前記中間ロールの周速をVD、前記アプリ
ケータロールの周速をVA、前記押圧ロールの周速をV
Pとした場合に、前記グラビアロール、中間ロール、前
記アプリケータロール、前記押圧ロールのそれぞれの周
速の関係がVG<VD<VA=VP=VBであることを
特徴としている。
【0009】そして、請求項2に記載の本発明の塗工装
置は、請求項1において、前記グラビアロールの外周面
に複数のドクターブレードを配設したことを特徴として
いる。
【0010】さらに、請求項3に記載の本発明の塗工装
置は、請求項1または請求項2において、前記グラビア
ロール、中間ロール、アプリケータロールおよび押圧ロ
ールが加温可能とされていることを特徴としている。
【0011】また、請求項4に記載の本発明の塗工装置
は、連続体状の基材の表面に無溶剤型の塗工剤を連続的
に塗工する塗工装置において、ドクターブレードが外周
面に当接され前記塗工剤が外周面に供給されるグラビア
ロールと、このグラビアロールの外周面に当接するよう
に配設された中間ロールと、この中間ロールの外周面に
当接するように配設されるとともに前記基材の走行方向
と対向するように逆回転するリバースロールと、前記リ
バースロールの外周面に対向するように配設された押圧
ロールとを備え、少なくとも前記リバースロールと押圧
ロールとの間を前記基材が通過するように構成するとと
もに、前記基材の走行速度をVB、前記グラビアロール
の周速をVG、前記中間ロールの周速をVDとした場合
に、前記グラビアロールおよび中間ロールのそれぞれの
周速の関係がVG<VD<VBであることを特徴として
いる。
【0012】さらにまた、請求項5に記載の本発明の塗
工装置は、請求項4において、前記グラビアロールの外
周面に複数のドクターブレードを配設したことを特徴と
している。
【0013】また、請求項6に記載の本発明の塗工装置
は、請求項4または請求項5において、前記グラビアロ
ール、中間ロール、リバースロールおよび押圧ロールが
加温可能とされていることを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1に記載の本発明の塗工装置によれば、
連続体状の基材の表面に無溶剤型の塗工剤を連続的に塗
工する塗工装置において、ドクターブレードが外周面に
当接され前記塗工剤が外周面に供給されるグラビアロー
ルと、このグラビアロールの外周面に当接するように配
設された中間ロールと、この中間ロールの外周面に当接
するように配設されたアプリケータロールと、このアプ
リケータロールの外周面に当接するように配設された押
圧ロールとを備え、少なくともアプリケータロールと押
圧ロールとの間を基材が通過するように構成するととも
に、基材の走行速度をVB、グラビアロールの周速をV
G、中間ロールの周速をVD、アプリケータロールの周
速をVA、押圧ロールの周速をVPとした場合に、グラ
ビアロール、中間ロール、アプリケータロール、押圧ロ
ールのそれぞれの周速の関係をVG<VD<VA=VP
=VBとすることにより、グラビアロールの計量作用と
各ロールの周速比とにより基材に対する塗工剤の塗工量
を少なくすることができる。
【0015】請求項2に記載の本発明の塗工装置によれ
ば、複数のドクターブレードをグラビアロールの外周面
に当接するように配設することにより、グラビアロール
の外周面に付着させた高粘度の塗工剤の飛散を防止する
ことができる。
【0016】請求項3に記載の本発明の塗工装置によれ
ば、グラビアロール、中間ロール、アプリケータロール
および押圧ロールを加温可能とすることにより、塗工剤
の粘度を低減させることができる。
【0017】請求項4に記載の本発明の塗工装置によれ
ば、連続体状の基材の表面に無溶剤型の塗工剤を連続的
に塗工する塗工装置において、ドクターブレードが外周
面に当接され前記塗工剤が外周面に供給されるグラビア
ロールと、このグラビアロールの外周面に当接するよう
に配設された中間ロールと、この中間ロールの外周面に
当接するように配設されるとともに基材の走行方向と対
向するように逆回転するリバースロールと、リバースロ
ールの外周面に対向するように配設された押圧ロールと
を備え、少なくともリバースロールと押圧ロールとの間
を基材が通過するように構成するとともに、基材の走行
速度をVB、記グラビアロールの周速をVG、中間ロー
ルの周速をVDとした場合に、グラビアロールおよび中
間ロールのそれぞれの周速の関係をVG<VD<VBと
することにより、グラビアロールの計量作用と各ロール
の周速比とにより基材に対する塗工剤の塗工量を少なく
することができる。
【0018】請求項5に記載の本発明の塗工装置によれ
ば、複数のドクターブレードをグラビアロールの外周面
に当接するように配設することにより、グラビアロール
の外周面に付着させた高粘度の塗工剤の飛散を防止する
ことができる。
【0019】請求項6に記載の本発明の塗工装置によれ
ば、グラビアロール、中間ロール、リバースロールおよ
び押圧ロールを加温可能とすることにより、塗工剤の粘
度を低減させることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。なお、前述した従来のものと同一の構成について
は、図面中に同一の符号を付す。
【0021】図1は本発明に係る塗工装置の第1実施例
の要部を示す模式図である。
【0022】図1に示すように、本実施例の塗工装置6
は、金属により円筒形状に形成されたグラビアロール7
を有している。このグラビアロール7は、回転伝動機構
を介して駆動モータ(共に図示せず)の回転力が伝達さ
れ、図1において反時計方向に回転駆動可能とされてい
る。そして、グラビアロール7の外周面には、セルまた
は溝と称される微細な凹部(図示せず)を有する彫刻部
8が設けられており、この彫刻部8には、グラビアロー
ル7の下方に配設された塗工剤貯留パン9内の有機溶剤
を含まない無溶剤型の塗工剤5が付着可能とされてい
る。また、本実施例における彫刻部8は、台形300#
とされている。さらに、グラビアロール7の内部には、
図示しない温水あるいは熱媒が供給可能とされており、
必要に応じてグラビアロール7の表面を50〜100℃
程度に加温できるようになっている。なお、グラビアロ
ール7としては、グラビアロール7の表面を50〜10
0℃程度に加温できる構成、例えばグラビアロール7の
内部にヒータを配設する構成としてもよく、特に、本実
施例の構成に限定されるものではない。
【0023】前記グラビアロール7の下方には、内部に
有機溶剤を含まない無溶剤型の塗工剤5が貯留される塗
工剤貯留パン9が配設されており、塗工剤貯留パン9の
内部に貯留された塗工剤5中にグラビアロール7の彫刻
部8の下部の一部が浸漬されるようになっている。
【0024】前記グラビアロール7の右側には、グラビ
アロール7の外周面に接する着脱自在なドクターブレー
ド10が配設されている。このドクターブレード10
は、グラビアロール7の表面から過剰の塗工剤5をふき
取って計量された塗工剤5のみをグラビアロール7の彫
刻部8の凹部に充満するようになっている。そして、ド
クターブレード10は、本実施例においては、塗工剤5
の粘度が500cps以上の場合に、図1において破線
にて示すドクターブレード10を追加配設可能とされて
いる。つまり、本実施例においては、必要に応じて複数
のドクターブレード10が配設可能とされている。
【0025】前記グラビアロール7の上方には、中間ロ
ール11が配設されている。この中間ロール11は、回
転伝動機構を介して駆動モータ(共に図示せず)の回転
力が伝達され、図1において時計方向に回転駆動可能と
されている。そして、中間ロール11は、少なくとも外
周面が適宜なゴム様弾性体により形成されたゴムロール
からなり、グラビアロール7と平行に延在するととも
に、グラビアロール7の外周面に当接するように配設さ
れている。さらに、中間ロール11の内部には、グラビ
アロール7と同様に、図示しない温水あるいは熱媒が供
給可能とされており、必要に応じて中間ロール11の表
面を50〜100℃程度に加温できるようになってい
る。
【0026】前記中間ロール11の上方には、アプリケ
ータロール12が配設されている。このアプリケータロ
ール12は、回転伝動機構を介して駆動モータ(共に図
示せず)の回転力が伝達され、図1において反時計方向
に回転駆動可能とされている。そして、アプリケータロ
ール12は、金属により形成された金属ロールからな
り、グラビアロール7および中間ロール11と平行に延
在するとともに、中間ロール11の外周面に当接するよ
うに配設されている。さらに、アプリケータロール12
の内部には、グラビアロール7と同様に、図示しない温
水あるいは熱媒が供給可能とされており、必要に応じて
アプリケータロール12の表面を50〜100℃程度に
加温できるようになっている。
【0027】前記アプリケータロール12の上方には、
押圧ロール13が配設されている。この押圧ロール13
は、回転伝動機構を介して駆動モータ(共に図示せず)
の回転力が伝達され、図1において時計方向に回転駆動
可能とされている。そして、押圧ロール13は、少なく
とも外周面が適宜なゴム様弾性体により形成されたゴム
ロールからなり、グラビアロール7および中間ロール1
1ならびにアプリケータロール12と平行に延在すると
ともに、アプリケータロール12の外周面に当接するよ
うに配設されている。さらに、押圧ロール13の内部に
は、グラビアロール7と同様に、図示しない温水あるい
は熱媒が供給可能とされており、必要に応じて押圧ロー
ル13の表面を50〜100℃程度に加温できるように
なっている。
【0028】前記アプリケータロール12と押圧ロール
13との当接部には、ウェブと称される樹脂フィルム、
紙、布、金属箔等からなる連続体状の基材3が図1にお
いて右方から左方に向かう矢印Bにて示す走行方向に通
過して走行可能とされている。
【0029】さらに、本実施例においては、基材3の走
行速度をVB、グラビアロール7の周速をVG、中間ロ
ール11の周速をVD、アプリケータロール12の周速
をVA、押圧ロール13の周速をVPとした場合に、そ
れぞれの周速VG,VD,VA,VPの関係がVG<V
D<VA=VP=VBとされている。更に詳しく説明す
ると、本実施例における各周速VG,VD,VA,VP
は、基材3の走行速度VBを1(VB=1)とした場合
に、グラビアロール7の周速VGを0.1(VG=0.
1)、中間ロール11の周速VDを0.2(VD=0.
2)、アプリケータロール12および押圧ロール13の
各周速VA、VPを基材3の走行速度と同一(VA=V
P=VB=1)とされている。
【0030】前記グラビアロール7の周速VGは、基材
3の走行速度VBの5〜95%程度の範囲、好ましくは
5〜80%程度の範囲、特に好ましくは5〜50%の範
囲が最適である。グラビアロール7の周速VGがこの範
囲より小さくなると塗工剤5の塗工量が極端に少なくな
り、基材3に塗工した塗工剤5の膜厚が極端に薄くなる
傾向があり、この範囲より大きくなると基材3に塗工し
た塗工剤5の塗工面が荒れて塗工品質が低下する傾向が
ある。
【0031】前記中間ロール11の周速VDは、基材3
の走行速度VBの6〜97%程度の範囲、好ましくは6
〜80%程度の範囲、特に好ましくは6〜50%の範囲
が最適である。中間ロール11の周速VDがこの範囲よ
り小さくなると塗工剤5の塗工量が極端に少なくなり、
基材3に塗工した塗工剤5の膜厚が極端に薄くなる傾向
があり、この範囲より大きくなると基材3に塗工した塗
工剤5の塗工面が荒れて塗工品質が低下する傾向があ
る。
【0032】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0033】本実施例の塗工装置6が駆動すると、ま
ず、塗工剤貯留パン9の内部に貯留された有機溶剤を含
まない無溶剤型の塗工剤5は、グラビアロール7の彫刻
部8に無計量状態で付着する。このグラビアロール7の
彫刻部8に付着した塗工剤5は、グラビアロール7の反
時計方向への回転にともなって、過剰な塗工剤5がドク
ターブレード10によりふき取られてグラビアロール7
の彫刻部8の凹部の内部に充満されて計量される。この
時、塗工剤5の粘度が500cps以上の場合には、2
個のドクターブレード10を用いることにより、グラビ
アロール7の表面から過剰な塗工剤5をふき取る場合の
塗工剤5の飛散を確実に防止することができる。
【0034】つぎに、グラビアロール7の彫刻部8の凹
部の内部に充満された塗工剤5は、グラビアロール7の
反時計方向への回転にともなって、グラビアロール7と
中間ロール11との当接部に向かって搬送され、グラビ
アロール7と中間ロール11との当接部において、グラ
ビアロール7と中間ロール11との当接部の圧力(ニッ
プ圧)と、グラビアロール7と中間ロール11との周速
差とにより薄膜化されて中間ロール11の表面に順次転
移される。
【0035】つぎに、中間ロール11の表面に転移した
塗工剤5は、中間ロール11の時計方向への回転にとも
なって、中間ロール11とアプリケータロール12との
当接部に向かって搬送され、中間ロール11とアプリケ
ータロール12との当接部において、中間ロール11と
アプリケータロール12との当接部の圧力(ニップ圧)
と、中間ロール11とアプリケータロール12との周速
差とにより薄膜化されてアプリケータロール12表面に
順次転移される。
【0036】つぎに、アプリケータロール12の表面に
転移した塗工剤5は、アプリケータロールの12の反時
計方向への回転にともなって、基材3を介して当接して
いるアプリケータロール12と押圧ロール13との当接
部に向かって搬送され、アプリケータロール12と押圧
ロール13との当接部において、アプリケータロール1
2と押圧ロール13との当接部の圧力(ニップ圧)によ
り薄膜化されて走行している連続体状の基材3の表面に
順次転移される。
【0037】そして、本実施例の塗工装置6を用いた塗
工実験により、例えば粘度4000cpsの塗工剤5を
用いて各ロール7,11,12,13を加温しない場合
の基材3に対する塗工剤5の塗工量を0.3g/m2
度とすることができることが判明した。この場合に、グ
ラビアロール7の周速VGと、中間ロール11の周速V
Dを基材3の走行速度VBと同一とした場合には、基材
3に対する塗工剤5の塗工量は、1.5g/m2 程度で
あった。
【0038】すなわち、本実施例によれば、グラビアロ
ール7による塗工剤5の計量作用と、各ロール7,1
1,12,13の周速差とにより、基材3に対する塗工
剤5の塗工量を低減し、基材3に対して塗工剤5を薄く
塗工することができる。そして、基材3に対する塗工剤
5の塗工量を低減することができるので、塗工品の薄膜
化、軽量化、コストダウンを確実に図ることができる。
また、塗工剤5が充満されるグラビアロール7の彫刻部
8の大きさ、形状および深さ等を変えることにより、基
材3に対する塗工剤5の塗工量を容易に調整することが
できる。さらにまた、各ロール7,11,12,13を
加温することができ、これにより塗工剤5を低粘度化す
るとともに、塗工剤5を低粘度化した状態を保持した状
態で基材3に塗工剤5を塗工することができるので、基
材3に対して塗工剤5を確実に薄く塗工することができ
る。
【0039】さらに、各ロール7,11,12,13を
40℃程度に加温することにより、基材3に塗工した塗
工剤5の膜厚を、加温しない場合より20〜30%薄く
できることが実験により判明した。
【0040】また、本実施例の塗工装置6に用いるグラ
ビアロール7の彫刻部8を200#とした場合には、基
材3に対する塗工剤5の膜厚を最小1.5μm、最大
6.0μm程度の範囲で制御できることが実験により判
明した。
【0041】なお、本実施例の塗工装置6によれば、図
1において鎖線にて示すように、基材3をグラビアロー
ル7と中間ロール11との間を通過させることによりグ
ラビア塗工機としても用いることができる。また、グラ
ビアロール7を時計方向に回転駆動させ、アプリケータ
ロール12を反時計方向に回転駆動させるとともに、図
1において二点鎖線にて示すように、基材3を中間ロー
ル11とアプリケータロール12との間を通過させるこ
とにより、オフセット塗工機としても用いることができ
る。つまり、本実施例の塗工装置6は、複数の塗工形式
を合わせ持たせることができるという副次的な効果を奏
する。
【0042】図4は本発明に係る塗工装置6の第2実施
例を示すものであり、本実施例の塗工装置6aは、前述
したアプリケータロール12のかわりに、図2において
矢印にて示すように、矢印Bにて示す基材3の走行方向
と逆方向の時計方向に回転駆動されるリバースロール1
4が配設されており、このリバースロール14の上方に
は、基材3の塗工に供する表面(塗工面)3aとリバー
スロール14とが適宜な間隔を有するようにして基材3
の背面(非塗工面)3bに当接する押圧ロール13が対
向するようにして配設されている。なお、リバースロー
ル14を用いる場合には、グラビアロール7および中間
ロール11の回転方向をそれぞれ図2に矢印で示す方向
と逆方向に回転させてもよい。この場合には、ドクター
ブレード10をグラビアロール7の左方に配設するとよ
い。
【0043】さらに、本実施例においては、基材3の走
行速度をVB、グラビアロール7の周速をVG、中間ロ
ール11の周速をVD、押圧ロール13の周速をVPと
した場合に、それぞれの周速VG,VD,VPの関係が
VG<VD<VP=VBとされている。更に詳しく説明
すると、本実施例における各周速VG,VD,VPは、
基材3の走行速度VBを1(VB=1)とした場合に、
グラビアロール7の周速VGを0.1(VP=0.
1)、中間ロール11の周速VDを0.2(VD=0.
2)、押圧ロール13の周速VPを基材3の走行速度と
同一(VP=VB=1)とされている。また、リバース
ロール14の周速VRは、基材3に対する塗工剤5の塗
工量(塗工剤5の膜圧)に応じて任意の値を選択するこ
とができ、塗工剤5の塗工量を少なくする場合には、基
材3の走行速度VBの5〜50%程度の範囲、好ましく
は5〜30%程度の範囲、特に好ましくは5〜20%の
範囲が最適である。リバースロール14の周速VRがこ
の範囲より小さくなると塗工剤5の塗工量が極端に少な
くなり、基材3に塗工した塗工剤5の膜厚が極端に薄く
なる傾向があり、この範囲より大きくなると基材3に塗
工した塗工剤5の塗工面が荒れて塗工品質が低下する傾
向がある。
【0044】その他の構成は、前述した第1実施例の塗
工装置6と同様とされている。
【0045】このような構成とすることにより、本実施
例は、前述した第1実施例と同様の効果を奏することが
できるとともに、基材3に塗工した塗工剤5の表面にグ
ラビアロール7の彫刻部8の形状が模様となって残留す
るのを確実に除去することができる。また、リバースロ
ール14の周速VRを変化させることにより、基材3に
塗工する塗工剤5の塗工量を少ないものから多いものま
で広い範囲で制御することもできる。
【0046】なお、本発明は、前記各実施例に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の塗工装置に
よれば、走行している連続体状の基材に対して有機溶剤
を含まない無溶剤型の塗工剤を連続的に薄く塗工して、
基材に対する塗工剤の塗工量を少なくし、塗工品の薄膜
化、軽量化、コストダウンを図ることができるという極
めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗工装置の第1実施例の要部を示
す模式図
【図2】本発明に係る塗工装置の第2実施例の要部を示
す模式図
【図3】従来の塗工装置の要部を示す模式図
【符号の説明】
3 基材 5 (有機溶剤を含まない無溶剤型の)塗工剤 6、6a 塗工装置 7 グラビアロール 10 ドクターブレード 11 中間ロール 12 アプリケータロール 13 押圧ロール 14 リバースロール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続体状の基材の表面に無溶剤型の塗工
    剤を連続的に塗工する塗工装置において、ドクターブレ
    ードが外周面に当接され前記塗工剤が外周面に供給され
    るグラビアロールと、このグラビアロールの外周面に当
    接するように配設された中間ロールと、この中間ロール
    の外周面に当接するように配設されたアプリケータロー
    ルと、このアプリケータロールの外周面に当接するよう
    に配設された押圧ロールとを備え、少なくとも前記アプ
    リケータロールと押圧ロールとの間を前記基材が通過す
    るように構成するとともに、前記基材の走行速度をV
    B、前記グラビアロールの周速をVG、前記中間ロール
    の周速をVD、前記アプリケータロールの周速をVA、
    前記押圧ロールの周速をVPとした場合に、前記グラビ
    アロール、中間ロール、前記アプリケータロール、前記
    押圧ロールのそれぞれの周速の関係がVG<VD<VA
    =VP=VBであることを特徴とする塗工装置。
  2. 【請求項2】 前記グラビアロールの外周面に複数のド
    クターブレードを配設したことを特徴とする請求項1に
    記載の塗工装置。
  3. 【請求項3】 前記グラビアロール、中間ロール、アプ
    リケータロールおよび押圧ロールが加温可能とされてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の塗
    工装置。
  4. 【請求項4】 連続体状の基材の表面に無溶剤型の塗工
    剤を連続的に塗工する塗工装置において、ドクターブレ
    ードが外周面に当接され前記塗工剤が外周面に供給され
    るグラビアロールと、このグラビアロールの外周面に当
    接するように配設された中間ロールと、この中間ロール
    の外周面に当接するように配設されるとともに前記基材
    の走行方向と対向するように逆回転するリバースロール
    と、前記リバースロールの外周面に対向するように配設
    された押圧ロールとを備え、少なくとも前記リバースロ
    ールと押圧ロールとの間を前記基材が通過するように構
    成するとともに、前記基材の走行速度をVB、前記グラ
    ビアロールの周速をVG、前記中間ロールの周速をVD
    とした場合に、前記グラビアロールおよび中間ロールの
    それぞれの周速の関係がVG<VD<VBであることを
    特徴とする塗工装置。
  5. 【請求項5】 前記グラビアロールの外周面に複数のド
    クターブレードを配設したことを特徴とする請求項4に
    記載の塗工装置。
  6. 【請求項6】 前記グラビアロール、中間ロール、リバ
    ースロールおよび押圧ロールが加温可能とされているこ
    とを特徴とする請求項4または請求項5に記載の塗工装
    置。
JP30766794A 1994-12-12 1994-12-12 塗工装置 Pending JPH08164352A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003515444A (ja) * 1999-12-03 2003-05-07 ビーエイチピー スティール (ジェイエルエイ) プロプライエタリ リミテッド 移動している基質表面を被覆する方法と装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003515444A (ja) * 1999-12-03 2003-05-07 ビーエイチピー スティール (ジェイエルエイ) プロプライエタリ リミテッド 移動している基質表面を被覆する方法と装置

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