JPH08165140A - 釉薬及び釉薬製品 - Google Patents
釉薬及び釉薬製品Info
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- JPH08165140A JPH08165140A JP30516594A JP30516594A JPH08165140A JP H08165140 A JPH08165140 A JP H08165140A JP 30516594 A JP30516594 A JP 30516594A JP 30516594 A JP30516594 A JP 30516594A JP H08165140 A JPH08165140 A JP H08165140A
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Landscapes
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】人体に無害でかつ夜間において長時間発光可能
な釉薬及び同釉薬を用いた陶器製品である。 【構成】釉薬を、無鉛フリットに無機蛍光体や蓄光体と
バインダーを混合して生成する。かかる無鉛フリットを
使用することで、紫外線の照射により蛍光を発する無機
蛍光体や蓄光体と、焼成時の高温の雰囲気においても化
学変化が起きず、蛍光体や蓄光体の機能を発揮すること
ができる。また、無鉛フリットは耐候性、耐熱性、耐食
性、耐汚染性にも優れており、長年月にわたって釉薬製
品を使用することができる。さらに、無鉛フリットは人
体に安全であり、上記釉薬を用いた釉薬製品を使用する
者健康を害することもない。
な釉薬及び同釉薬を用いた陶器製品である。 【構成】釉薬を、無鉛フリットに無機蛍光体や蓄光体と
バインダーを混合して生成する。かかる無鉛フリットを
使用することで、紫外線の照射により蛍光を発する無機
蛍光体や蓄光体と、焼成時の高温の雰囲気においても化
学変化が起きず、蛍光体や蓄光体の機能を発揮すること
ができる。また、無鉛フリットは耐候性、耐熱性、耐食
性、耐汚染性にも優れており、長年月にわたって釉薬製
品を使用することができる。さらに、無鉛フリットは人
体に安全であり、上記釉薬を用いた釉薬製品を使用する
者健康を害することもない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体に無害で、かつ、
夜間において長時間発光可能な釉薬製品に関する。
夜間において長時間発光可能な釉薬製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、陶磁器製品、ガラス製品、金属製
品、ファインセラミックス製品は、その表面に光沢を持
たせるため、釉薬を焼き付けたものがある。
品、ファインセラミックス製品は、その表面に光沢を持
たせるため、釉薬を焼き付けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した各種
釉薬製品は専ら昼間における使用・鑑賞を目的としたも
のであるため、夜間において用いることができず、用途
が限定されていた。
釉薬製品は専ら昼間における使用・鑑賞を目的としたも
のであるため、夜間において用いることができず、用途
が限定されていた。
【0004】そこで、本出願人は、この釉薬製品に用い
る釉薬中に蓄光体を添加することを考え、その製品化の
ため、各種釉薬中に蓄光体を添加する実験を行った。
る釉薬中に蓄光体を添加することを考え、その製品化の
ため、各種釉薬中に蓄光体を添加する実験を行った。
【0005】その結果、通常の釉薬中に蓄光体を添加
し、焼きつけを行った場合は、釉薬が黒変し、釉薬製品
の製品価値が全く損なわれることが判明した。これは、
釉薬中に顔料との協同性を高めるため含まれている酸化
鉛や、顔料の発光性を高めるため含まれている酸化カド
ミウムが、蓄光体と反応して、上記した黒変を生じたと
考えられる。
し、焼きつけを行った場合は、釉薬が黒変し、釉薬製品
の製品価値が全く損なわれることが判明した。これは、
釉薬中に顔料との協同性を高めるため含まれている酸化
鉛や、顔料の発光性を高めるため含まれている酸化カド
ミウムが、蓄光体と反応して、上記した黒変を生じたと
考えられる。
【0006】そこで、上記した酸化カドミウムや、酸化
鉛を含まない無機フリットからなる釉薬を用いるととも
に、蓄光体として無機蛍光体や蓄光体を用いて実験を行
ったところ、上記した黒変をまったく生じず、昼間のみ
ならず、夜間においても鮮やかに発色する釉薬製品を製
造することができた。
鉛を含まない無機フリットからなる釉薬を用いるととも
に、蓄光体として無機蛍光体や蓄光体を用いて実験を行
ったところ、上記した黒変をまったく生じず、昼間のみ
ならず、夜間においても鮮やかに発色する釉薬製品を製
造することができた。
【0007】本発明は、上記した知見に基づいて完成さ
れたものであり、夜間において長時間発光可能であり、
かつ、人体にも無害な釉薬及び同釉薬を用いた釉薬製品
を提供することを目的とする。
れたものであり、夜間において長時間発光可能であり、
かつ、人体にも無害な釉薬及び同釉薬を用いた釉薬製品
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、無鉛フリット
100 重量部と、無機蛍光体や蓄光体3〜50重量部と、バ
インダー30〜60重量部を混合して生成した釉薬に係るも
のである。
100 重量部と、無機蛍光体や蓄光体3〜50重量部と、バ
インダー30〜60重量部を混合して生成した釉薬に係るも
のである。
【0009】ここに、無鉛フリットとは、文字通り、鉛
やカドミウム等を含まないフリットをいい、例えば、特
公昭5−53735号公報に記載のものを用いることが
できる。1例として、以下の組成を有するものを用いる
ことができる。
やカドミウム等を含まないフリットをいい、例えば、特
公昭5−53735号公報に記載のものを用いることが
できる。1例として、以下の組成を有するものを用いる
ことができる。
【0010】SiO2 40 重量部 B2O3 26 重量部 K2O 6 重量部 ZrO3 5 重量部 BaO 5 重量部 Zr2O 5 重量部 Al2O3 3 重量部 Na2O 3 重量部 La2O3 2 重量部 かかる無鉛フリットを使用することで、紫外線の照射に
より蛍光を発する無機蛍光体や蓄光体と、焼成時の高温
の雰囲気においても化学変化が起きず、蛍光体や蓄光体
の機能を十分に発揮させることができる。
より蛍光を発する無機蛍光体や蓄光体と、焼成時の高温
の雰囲気においても化学変化が起きず、蛍光体や蓄光体
の機能を十分に発揮させることができる。
【0011】また、無鉛フリットは人体に安全であり、
上記釉薬を用いた釉薬製品を使用する者の健康を害する
こともない。
上記釉薬を用いた釉薬製品を使用する者の健康を害する
こともない。
【0012】紫外線の照射により蛍光を発する無機蛍光
体として、赤色の場合はY2O2S(付活剤としてEuを用い
る) 、緑色の場合はZn2,ZeO4 (付活剤としてMnを用い
る) 、青色の場合はBaMg2Al16O27 (付活剤としてEuを用
いる) を用いることができる。
体として、赤色の場合はY2O2S(付活剤としてEuを用い
る) 、緑色の場合はZn2,ZeO4 (付活剤としてMnを用い
る) 、青色の場合はBaMg2Al16O27 (付活剤としてEuを用
いる) を用いることができる。
【0013】また、紫外線の照射により蛍光を発する無
機蛍光体としては、天然に産出する鉱石の中で、紫外線
を照射することで発光する鉱石を破砕して砂状又は粉状
にしたものを用いることもできる。これらの鉱石は、特
願平4-76964号に記載するように、その産出地や種類に
より、産出量や品質、紫外線を照射したときの発光色や
その強さが夫々異なるが、多くの種類の中から選択する
ことができ、粉砕して天然発光石として安価に使用する
ことができる。かかる鉱石は、現在、約2000種類以上認
められているが、そのうちで、特に、カルシウム、マグ
ネシウム、カリウム、マンガン、ウラン、ハロゲン元素
を含んだものの使用が良発光性の観点から望ましい。
機蛍光体としては、天然に産出する鉱石の中で、紫外線
を照射することで発光する鉱石を破砕して砂状又は粉状
にしたものを用いることもできる。これらの鉱石は、特
願平4-76964号に記載するように、その産出地や種類に
より、産出量や品質、紫外線を照射したときの発光色や
その強さが夫々異なるが、多くの種類の中から選択する
ことができ、粉砕して天然発光石として安価に使用する
ことができる。かかる鉱石は、現在、約2000種類以上認
められているが、そのうちで、特に、カルシウム、マグ
ネシウム、カリウム、マンガン、ウラン、ハロゲン元素
を含んだものの使用が良発光性の観点から望ましい。
【0014】また、長時間放光可能な蓄光体としては、
例えば、特定の希土類元素 (Eu,Pr,Nd,Dy)で付活される
と共に、硼素で置換されたアルミン酸塩蛍光体を好適に
用いることができる。
例えば、特定の希土類元素 (Eu,Pr,Nd,Dy)で付活される
と共に、硼素で置換されたアルミン酸塩蛍光体を好適に
用いることができる。
【0015】バインダーは、好ましくはメタアクリル系
樹脂等からなるバインダー (例えば、ドイツ国デグナ社
製のNO.80431) を好適に用いることができる。
樹脂等からなるバインダー (例えば、ドイツ国デグナ社
製のNO.80431) を好適に用いることができる。
【0016】また、本発明は、上記した釉薬を用いて、
以下の方法で製造した、陶磁器製品、ファインセラミッ
クス製品、ガラス製品、及び金属製品にも特徴を有す
る。
以下の方法で製造した、陶磁器製品、ファインセラミッ
クス製品、ガラス製品、及び金属製品にも特徴を有す
る。
【0017】(釉薬製品が陶磁器製品の場合) 陶磁器原料を成形・乾燥し、乾燥成形体をつくる。
【0018】同乾燥成形体を焼成して、素焼体をつく
る。この際、焼成温度は、例えば、磁器の場合は約1320
℃とし、陶器の場合は約1200℃とする。
る。この際、焼成温度は、例えば、磁器の場合は約1320
℃とし、陶器の場合は約1200℃とする。
【0019】常温で、素焼体の表面に筆、スプレー、
転写シート等を用いて絵付を行う。
転写シート等を用いて絵付を行う。
【0020】この絵付材料として、無鉛フリット100 重
量部に対して、無機蛍光体や蓄光体3〜50重量部と、無
鉛フリットを液化するためのメタアクリル系樹脂等から
なるバインダー (例えば、ドイツ国デグナ社製のNO.804
31) 40重量部を混合して生成した釉薬を用いる。
量部に対して、無機蛍光体や蓄光体3〜50重量部と、無
鉛フリットを液化するためのメタアクリル系樹脂等から
なるバインダー (例えば、ドイツ国デグナ社製のNO.804
31) 40重量部を混合して生成した釉薬を用いる。
【0021】絵付した素焼体を、780 ℃〜800 ℃の温
度で焼成して絵付を焼付け、本発明に係る釉薬製品を得
る。
度で焼成して絵付を焼付け、本発明に係る釉薬製品を得
る。
【0022】なお、上記した工程において、単に素焼
体をつくるのではなく、乾燥成形体の表面に直接無機蛍
光体や蓄光体を含まない無鉛フリットを塗り、その後、
同様な温度で焼成して、釉焼きすることもできる。
体をつくるのではなく、乾燥成形体の表面に直接無機蛍
光体や蓄光体を含まない無鉛フリットを塗り、その後、
同様な温度で焼成して、釉焼きすることもできる。
【0023】(釉薬製品がファインセラミックス製品の
場合) ファインセラミック原料を成形・乾燥し、例えば、板
状のセラミックス成形体をつくる。
場合) ファインセラミック原料を成形・乾燥し、例えば、板
状のセラミックス成形体をつくる。
【0024】必要に応じてセラミックス成形体の表面
等を機械加工する。
等を機械加工する。
【0025】常温で、セラミックス成形体の表面に
筆、スプレー、転写シート等を用いて絵付を行う。この
絵付材料として、無鉛フリット100 重量部に対して、無
機蛍光体や蓄光体3〜50重量部と、無鉛フリットを液化
するためのメタアクリル系樹脂等からなるバインダー
(例えば、ドイツ国デグナ社製のNO.80431) 40重量部と
を混合して生成した釉薬を用いる。
筆、スプレー、転写シート等を用いて絵付を行う。この
絵付材料として、無鉛フリット100 重量部に対して、無
機蛍光体や蓄光体3〜50重量部と、無鉛フリットを液化
するためのメタアクリル系樹脂等からなるバインダー
(例えば、ドイツ国デグナ社製のNO.80431) 40重量部と
を混合して生成した釉薬を用いる。
【0026】絵付したセラミックス成形体を、780 ℃
〜800 ℃の温度で焼成して絵付を焼付け、本発明に係る
釉薬製品を得る。
〜800 ℃の温度で焼成して絵付を焼付け、本発明に係る
釉薬製品を得る。
【0027】(釉薬製品がガラス製品の場合) ガラス原料を融解・成形・冷却してガラス成形品をつ
くる。
くる。
【0028】常温で、ガラス成形品の表面に筆、スプ
レー、転写シート等を用いて絵付を行う。この絵付材料
として、無鉛フリット100 重量部に対して、無機蛍光体
や蓄光体3〜50重量部と、無鉛フリットを液化するた
め、釉薬100 重量部に対してメタアクリル系樹脂等から
なるバインダー (例えば、ドイツ国デグナ社製のNO.804
31) 40重量部とを混合して生成した釉薬を用いる。
レー、転写シート等を用いて絵付を行う。この絵付材料
として、無鉛フリット100 重量部に対して、無機蛍光体
や蓄光体3〜50重量部と、無鉛フリットを液化するた
め、釉薬100 重量部に対してメタアクリル系樹脂等から
なるバインダー (例えば、ドイツ国デグナ社製のNO.804
31) 40重量部とを混合して生成した釉薬を用いる。
【0029】また、無鉛フリットは、上記した陶磁器用
の無鉛フリットより融点の低い無鉛フリット (例えば、
上記した無鉛フリットのSiO2の配合量を20重量部とした
もの) を用いる。
の無鉛フリットより融点の低い無鉛フリット (例えば、
上記した無鉛フリットのSiO2の配合量を20重量部とした
もの) を用いる。
【0030】絵付したガラス成形品を、560 ℃〜600
℃の温度で焼成して、絵付を焼付け、本発明に係る釉薬
製品を得る。
℃の温度で焼成して、絵付を焼付け、本発明に係る釉薬
製品を得る。
【0031】(釉薬製品が鉄やステンレス鋼からなる金
属製品の場合) 金属を鋳込んで金属成形品をつくる。
属製品の場合) 金属を鋳込んで金属成形品をつくる。
【0032】常温で、金属成形品の表面に筆、スプレ
ー、転写シート等を用いて絵付を行う。この絵付材料と
して、無鉛フリット100 重量部に対して、無機蛍光体や
蓄光体3〜50重量部と、無鉛フリットを液化するため、
メタアクリル系樹脂等からなるバインダー (例えば、ド
イツ国デグナ社製のNO.80431) 40重量部とを混合して生
成した釉薬を用いる。
ー、転写シート等を用いて絵付を行う。この絵付材料と
して、無鉛フリット100 重量部に対して、無機蛍光体や
蓄光体3〜50重量部と、無鉛フリットを液化するため、
メタアクリル系樹脂等からなるバインダー (例えば、ド
イツ国デグナ社製のNO.80431) 40重量部とを混合して生
成した釉薬を用いる。
【0033】また、無鉛フリットは、上記した陶磁器用
の無鉛フリットと同じものを用いる。
の無鉛フリットと同じものを用いる。
【0034】絵付した金属成形品を、780 ℃〜 800℃
の温度で焼成して絵付を焼付け、本発明に係る釉薬製品
を得る。
の温度で焼成して絵付を焼付け、本発明に係る釉薬製品
を得る。
【0035】
【実施例】以下、添付図 (図1〜図4) に示す実施例を
参照して、本発明に係る釉薬を用いて釉薬製品を製造す
る方法について説明する。
参照して、本発明に係る釉薬を用いて釉薬製品を製造す
る方法について説明する。
【0036】なお、本実施例は、釉薬製品が磁器からな
る灰皿の場合である。
る灰皿の場合である。
【0037】まず、成形材料から鋳込成形技術やプレス
成形技術を用いて、図1に示すように、灰皿の形状を有
する成形素地をつくるとともに乾燥して乾燥成形体10を
つくる。
成形技術を用いて、図1に示すように、灰皿の形状を有
する成形素地をつくるとともに乾燥して乾燥成形体10を
つくる。
【0038】この乾燥成形体10の周面に、以下の組成を
有する無鉛フリットをメタアクリル系樹脂を用いて液化
したものを塗布した後乾燥させ、環状溝部14を切削加工
した後、1320℃の焼成温度で釉焼きし、図2に示すよう
に、釉焼き体11をつくる。
有する無鉛フリットをメタアクリル系樹脂を用いて液化
したものを塗布した後乾燥させ、環状溝部14を切削加工
した後、1320℃の焼成温度で釉焼きし、図2に示すよう
に、釉焼き体11をつくる。
【0039】このとき、切削成形した環状溝部14の表面
は釉薬が付着していない素焼状態であり、蛍光体を含ん
だ無鉛フリットの焼付をより確実に行うことができる。
は釉薬が付着していない素焼状態であり、蛍光体を含ん
だ無鉛フリットの焼付をより確実に行うことができる。
【0040】SiO2 40 重量部 B2O3 26 重量部 K2O 6 重量部 ZrO3 5 重量部 BaO 5 重量部 Zr2O 5 重量部 Al2O3 3 重量部 Na2O 3 重量部 La2O3 2 重量部 この環状溝部14内に、図3に示すように、上記した組成
を有する無鉛フリット100 重量部に対して特定の希土類
元素 (Eu,Pr,Nd,Dy)で付活されると共に、硼素で置換さ
れたアルミン酸塩蛍光体からなる蓄光体30重量部と、バ
インダー (ドイツ国デグナ社製のNO.80431) 40重量部を
混合して生成した釉薬15を充填して絵付を行う。
を有する無鉛フリット100 重量部に対して特定の希土類
元素 (Eu,Pr,Nd,Dy)で付活されると共に、硼素で置換さ
れたアルミン酸塩蛍光体からなる蓄光体30重量部と、バ
インダー (ドイツ国デグナ社製のNO.80431) 40重量部を
混合して生成した釉薬15を充填して絵付を行う。
【0041】この釉焼き体を、800 ℃の温度で焼成し
て、図4に示すように、釉薬製品としての灰皿16を製造
する。なお、かかる焼成によってバインダーは消失す
る。
て、図4に示すように、釉薬製品としての灰皿16を製造
する。なお、かかる焼成によってバインダーは消失す
る。
【0042】この焼成工程においては、まず、焼成温度
を約6時間かけて800 ℃まで上昇し、次に、同焼成温度
を約10分間保持し、その後、約6時間かけて常温まで下
降する。
を約6時間かけて800 ℃まで上昇し、次に、同焼成温度
を約10分間保持し、その後、約6時間かけて常温まで下
降する。
【0043】このようにして製造した灰皿16の使用にお
いて、昼間は、釉薬15はその鍔部17の上面に所望の色彩
の環状模様18を形成するとともに、釉薬15内に混合した
蓄光体は、光エネルギーを蓄積することになる。一方、
夜間において、室内を完全に暗くした場合においても、
昼間に充分に光エネルギーを貯えた蓄光体からの、長時
間にわたる、かつ、昼間とは異なった色彩の放光によっ
て、喫煙者は灰皿16の配置場所を容易に視認することが
でき、煙草を誤って畳等に落とす事故を確実に防止する
ことができる。
いて、昼間は、釉薬15はその鍔部17の上面に所望の色彩
の環状模様18を形成するとともに、釉薬15内に混合した
蓄光体は、光エネルギーを蓄積することになる。一方、
夜間において、室内を完全に暗くした場合においても、
昼間に充分に光エネルギーを貯えた蓄光体からの、長時
間にわたる、かつ、昼間とは異なった色彩の放光によっ
て、喫煙者は灰皿16の配置場所を容易に視認することが
でき、煙草を誤って畳等に落とす事故を確実に防止する
ことができる。
【0044】また、かかる釉薬15中の無鉛フリットは、
蓄光体と、焼成時の高温雰囲気においても化学反応を生
じず、蓄光体の機能をそのまま維持することができる。
また、無鉛フリットは人体にも安全であり、灰皿16を使
用する喫煙者の健康を害することもない。
蓄光体と、焼成時の高温雰囲気においても化学反応を生
じず、蓄光体の機能をそのまま維持することができる。
また、無鉛フリットは人体にも安全であり、灰皿16を使
用する喫煙者の健康を害することもない。
【0045】さらに、単にプラスチック成形によって成
形したプラスチック製灰皿と比べると、耐熱性も格段に
向上している。
形したプラスチック製灰皿と比べると、耐熱性も格段に
向上している。
【0046】なお、上記した実施例では、釉薬製品が陶
磁器製品である灰皿の場合を参照して説明してきたが、
本発明は何ら上記した実施例に限定されるものではな
く、例えば、ファインセラミックス製品や、ガラス製品
や、金属製品にも好適に適用できるものである。
磁器製品である灰皿の場合を参照して説明してきたが、
本発明は何ら上記した実施例に限定されるものではな
く、例えば、ファインセラミックス製品や、ガラス製品
や、金属製品にも好適に適用できるものである。
【0047】また、具体的な使用例として、例えば、陶
磁器製品やファインセラミックス製品としては、タイル
や灰皿や電気スタンド等の用途が考えられ、ガラス製品
としては各種装飾品としての用途が考えられ、金属製品
としては各種ホーロー製品やトンネルのライニング材や
建築物の外壁材としての用途が考えられる。
磁器製品やファインセラミックス製品としては、タイル
や灰皿や電気スタンド等の用途が考えられ、ガラス製品
としては各種装飾品としての用途が考えられ、金属製品
としては各種ホーロー製品やトンネルのライニング材や
建築物の外壁材としての用途が考えられる。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば次のような効果を有す
る。
る。
【0049】本発明では、釉薬を、無鉛フリットに無
機蛍光体や蓄光体を混合させたものとしている。かかる
無鉛フリットを使用することで、紫外線の照射により蛍
光を発する無機蛍光体や蓄光体と、焼成時の高温の雰囲
気においても化学変化が起きず、蛍光体や蓄光体の機能
を発揮することができる。
機蛍光体や蓄光体を混合させたものとしている。かかる
無鉛フリットを使用することで、紫外線の照射により蛍
光を発する無機蛍光体や蓄光体と、焼成時の高温の雰囲
気においても化学変化が起きず、蛍光体や蓄光体の機能
を発揮することができる。
【0050】また、無鉛フリットは耐候性、耐熱性、
耐食性、耐汚染性にも優れており、長年月にわたって釉
薬製品を使用することができる。
耐食性、耐汚染性にも優れており、長年月にわたって釉
薬製品を使用することができる。
【0051】さらに、無鉛フリットは人体に安全であ
り、上記釉薬を用いた釉薬製品を使用する者健康を害す
ることもない。
り、上記釉薬を用いた釉薬製品を使用する者健康を害す
ることもない。
【図1】本発明に係る釉薬製品を製造するのに用いる成
形乾燥品の斜視図である。
形乾燥品の斜視図である。
【図2】釉焼製品の要部拡大説明図である。
【図3】釉焼製品の要部拡大説明図である。
【図4】本発明に係る釉薬製品としての灰皿の斜視図で
ある。
ある。
10 成形乾燥品 11 釉焼製品 14 環状溝部 15 釉薬 16 灰皿 17 鍔部 18 環状模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23D 5/00 J
Claims (3)
- 【請求項1】無鉛フリット100 重量部と、無機蛍光体や
蓄光体3〜50重量部と、バインダー30〜60重量部を混合
して生成した釉薬。 - 【請求項2】請求項1に係る釉薬を用いて製造したこと
を特徴とする釉薬製品。 - 【請求項3】釉薬製品が陶磁器製品、ガラス製品、金属
製品、ファインセラミックス製品のいずれかであること
を特徴とする請求項2記載の釉薬製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30516594A JPH08165140A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 釉薬及び釉薬製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30516594A JPH08165140A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 釉薬及び釉薬製品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08165140A true JPH08165140A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=17941854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30516594A Pending JPH08165140A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 釉薬及び釉薬製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08165140A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10101371A (ja) * | 1996-09-27 | 1998-04-21 | Naigai Ceramics Kk | 蓄光性蛍光特性を有する無機質人工セラミックス及びその製造方法 |
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| JPH11288233A (ja) * | 1998-04-02 | 1999-10-19 | Nippon Carbide Ind Co Inc | 情報表示装置 |
| JP2000007421A (ja) * | 1998-06-22 | 2000-01-11 | Shinto Paint Co Ltd | 陶磁製品の製造方法 |
| JP2000007420A (ja) * | 1998-06-18 | 2000-01-11 | Kanemasu:Kk | 発光模様を施した陶磁器の製造方法及びその製品 |
| JP2000086329A (ja) * | 1998-09-11 | 2000-03-28 | Kazuo Saito | 硝子と蓄光剤を施した磁器 |
| JP2001504552A (ja) * | 1996-11-29 | 2001-04-03 | リーデル−デ ハーエン アクチェンゲゼルシャフト | 燐光特性を有する層状体、その製造方法、及びその使用 |
| KR20010092981A (ko) * | 2000-03-28 | 2001-10-27 | 김형순 | 타일용 유약 및 그 제조방법 |
| JP2003002765A (ja) * | 2001-06-18 | 2003-01-08 | Iwasaki:Kk | 乳濁剤、釉薬、窯業製品、乳濁剤の製造方法、釉薬の製造方法及び窯業製品の製造方法 |
| JP2007001832A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Toyo Glass Co Ltd | 蓄光性ガラス製品及び蓄光性ガラス製品の製造方法 |
| KR20170106997A (ko) | 2015-08-28 | 2017-09-22 | 코아 가라스 가부시키가이샤 | 유리 피복 축광 재료 및 유리 피복 축광 재료의 제조 방법 |
| CN108558449A (zh) * | 2018-02-08 | 2018-09-21 | 福建省南安市荣达建材有限公司 | 一种荧光瓷砖的生产方法 |
-
1994
- 1994-12-08 JP JP30516594A patent/JPH08165140A/ja active Pending
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| US6699598B2 (en) | 1996-11-29 | 2004-03-02 | Honeywell International Inc. | Laminar body having phosphorescent properties, process for producing it and its use |
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| CN108558449A (zh) * | 2018-02-08 | 2018-09-21 | 福建省南安市荣达建材有限公司 | 一种荧光瓷砖的生产方法 |
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