JPH081652A - 石材の切断方法及び石材用帯鋸機 - Google Patents

石材の切断方法及び石材用帯鋸機

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JPH081652A
JPH081652A JP14368494A JP14368494A JPH081652A JP H081652 A JPH081652 A JP H081652A JP 14368494 A JP14368494 A JP 14368494A JP 14368494 A JP14368494 A JP 14368494A JP H081652 A JPH081652 A JP H081652A
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band saw
stone
stone material
stones
pair
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JP14368494A
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Akio Fukagawa
明男 深川
Toshihiko Katagai
敏彦 片貝
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Asahi Diamond Industrial Co Ltd
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GIFU SEISAKUSHO KK
Asahi Diamond Industrial Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D7/00Accessories specially adapted for use with machines or devices of the preceding groups
    • B28D7/04Accessories specially adapted for use with machines or devices of the preceding groups for supporting or holding work or conveying or discharging work

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】帯鋸の交換時期を延ばすことができ、石材の加
工精度を向上させることができる石材用帯鋸機及び石材
の切断方法を提供する。 【構成】送材車30の左右両端にはスクリュージャッキ
40a,40bが設けられ、それぞれのスクリューシャ
フト42a,42bを上下方向に伸縮する互い違いに伸
縮させて石材46を揺動させる。そして、石材46の左
右両端部のいずれかが最も上方に突出して揺動が停止し
た時に電動モータ16が駆動されて昇降フレーム18が
下降される。又、石材46が揺動している時には昇降用
電動モータ16が停止して昇降フレーム18の下降が停
止される。即ち、帯鋸29の下降が停止している時に石
材46が揺動して削られるため、石材46と帯鋸29と
の接触長さが切り込み開始時を除いて一定となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石材の切断方法及び石材
用帯鋸機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、石材を切断して小さい石材ブロッ
クを切り出す装置としては、実公平6─5848号公報
に示す石材用帯鋸機が提案されている。この石材用帯鋸
機では所定間隔をおいて床面に立設された一対のコラム
の間に、上下方向に移動可能な略コの字状の昇降フレー
ムが配設されている。この昇降フレームの下側両端部に
は、それぞれ円板状の鋸車が互いに水平になるように回
転可能に支持されている。そして、一対の鋸車の外側に
は無端状の帯鋸が設けられ、この帯鋸は各鋸車の外側を
周回するようになっている。
【0003】又、昇降フレームの下方には一対のコラム
の間を通過するように石材を移送する送材車が配設さ
れ、送材車の上側には石材を載置するための傾斜テーブ
ルが設けられている。傾斜テーブルは送材車上に同送材
車の走行方向に延びるように配設された軸に回動可能に
支持されている。そして、その軸の直交方向における送
材車の一端部に設けられたリンク機構をモータにより駆
動して傾斜テーブルを前記軸を中心に揺動させるように
なっている。
【0004】そして、傾斜テーブルに石材を載置した状
態で傾斜テーブルを揺動させ、一対の鋸車の外側で帯鋸
が周回する昇降フレームを一定速度で下降させる。する
と、揺動運動する石材と周回する帯鋸とが接触し、帯鋸
が下降することにより帯鋸と石材との接触面が削られ
る。この時、帯鋸と石材との接触長さは最大で石材の約
2分の1の長さになり、その長さの範囲内で帯鋸と石材
との接触長さが大きく変化する。その結果、石材と帯鋸
との接触面の長手方向中心部が、上側に突出する山型と
なるように石材が切り込まれて切断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
石材用帯鋸機では石材が揺動運動するとともに帯鋸が一
定速度で下降しながら石材を削るため、石材と帯鋸と接
触長さがその接触長さの最大値以下の範囲で大きく大き
く変化する。この接触長さの大きな変化により帯鋸に強
弱に変化する衝撃が加わり、帯鋸にクラックが入ったり
帯鋸の劣化が早くなったりして帯鋸の交換時期が早くな
るという問題点があった。
【0006】又、送材車の一端部のみに設けられたリン
ク機構を伸縮させて軸を中心に石材を揺動させるため、
石材の揺動が不安定になって石材の加工精度が低下して
いた。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、帯鋸の交換時期を延
ばすことができる石材の切断方法を提供することにあ
る。又、本発明の第2の目的は、帯鋸の交換時期を延ば
すことができ、石材を安定して揺動させて石材の加工精
度を向上させることができる石材用帯鋸機を提供するこ
とにある。
【0008】更に、本発明の第3の目的は、石材を一対
のコラムの間に移送することができ、石材の重みにより
傾斜テーブルが不適正に傾斜するのを防止して石材の加
工精度を更に向上させることができる石材用帯鋸機を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、一対の鋸車を周回するよう
に設けられた無端状の帯鋸を周回移動させ、前記帯鋸の
下側に配置された石材をその石材の帯鋸の延設方向両端
が互い違いに上下するように揺動させ、前記帯鋸を下降
させて石材を切断する石材の切断方法において、前記石
材の揺動が停止している時に帯鋸を下降させ、石材が揺
動している時には帯鋸の下降を停止させる。
【0010】請求項2記載の発明は、所定間隔をおいて
立設した一対のコラムの間に昇降フレームを昇降可能に
設け、昇降フレームの下側には一対の鋸車を水平に、か
つ回転可能に支持し、前記一対の鋸車の外側には無端状
の帯鋸を設け、前記昇降フレームの下方には石材を載置
する傾斜テーブルを配設し、その傾斜テーブルのコラム
側の両端を互い違いに上下方向に伸縮する伸縮部材によ
り支持し、伸縮部材が伸縮動作していない時に昇降フレ
ームを下降させ、伸縮部材が伸縮動作している時には昇
降フレームの下降を停止させる駆動制御手段を設けた。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の石
材用帯鋸機において、一対のコラムの間を走行する送材
車に傾斜テーブルを配設し、送材車のコラム側の両端に
それぞれ2つ以上伸縮部材を設け、その各伸縮部材によ
り傾斜テーブルを支持した。
【0012】
【作用】従って、請求項1の発明では、石材は帯鋸の延
設方向の両端が互い違いに上下するように揺動される。
一方、帯鋸は石材の揺動が停止している時に下降され、
石材が揺動している時には下降が停止される。そして、
帯鋸が石材に接触して切り込みが開始された直後では、
石材の角部において石材と帯鋸との接触長さが変化する
状態で石材の切り込みが行われる。又、石材が帯鋸によ
り所定量切り込まれると石材と帯鋸との接触面が円弧状
となり、石材と帯鋸との接触長さが一定となった状態で
石材の切り込みが行われる。即ち、帯鋸の下降が停止し
ている時に石材が揺動して削られるため、石材と帯鋸と
の接触長さが変化するのは切り込み開始時における石材
の角部のみとなり、石材が所定量切り込まれた場合には
石材と帯鋸との接触面積が常に一定となる。従って、石
材と帯鋸との接触面積の変化により発生する強弱のつい
た衝撃が帯鋸に加わるのを低減することができる。
【0013】請求項2の発明では、傾斜テーブルのコラ
ム側の両端部をそれぞれ支持する伸縮部材が互い違いに
伸縮すると、傾斜テーブルに載置された石材のコラム側
の両端部が互い違いに上下するように安定して揺動され
る。又、駆動制御手段は伸縮部材の伸縮動作が停止して
いる時に昇降フレームを下降させ、伸縮部材が伸縮動作
している時には昇降フレームの下降を停止させる。即
ち、帯鋸の下降が停止している時に石材が揺動して削ら
れるため、切り込み開始時における石材の角部を除いて
石材と帯鋸との接触面積が常に一定となる。従って、石
材と帯鋸との接触面積の変化により発生する強弱のつい
た衝撃が帯鋸に加わるのを低減できる。又、石材は安定
して揺動するため、石材の加工精度を向上させることが
できる。
【0014】請求項3の発明では、請求項2の発明の作
用に加えて、傾斜テーブルは一対のコラムの間を走行す
る送材車に配設され、この送材車により石材が一対のコ
ラムの間に移送される。又、送材車のコラム側の両端に
はそれぞれ2つ以上の伸縮部材が設けられ、その各伸縮
部材により傾斜テーブルが支持される。そのため、傾斜
テーブルに大きな石材の重みがかかっても、その重みに
よる不適正な傾斜テーブルの傾斜が起きにくくなり、石
材を切断する際の石材の加工精度が更に向上される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図9に従って説明する。図1〜図3に示すように、石材
用帯鋸機1のコラム2a〜2dは床面に敷設された一対
のレール3を挟んだ両側にそれぞれ2つずつ立設けられ
ている。前記各コラム2a〜2dは四角筒状に形成さ
れ、前側のコラム2a,2cと後側のコラム2b,2d
との対向する面には長手方向に開口部5が形成されてい
る。前記各コラム2a〜2dの内部にはそれぞれネジ軸
6が挿入され、そのネジ軸6には摺動部材7が螺着され
ている。又、摺動部材7の開口部5側の面には上下一対
の連結部8が突出形成されている。
【0016】前記各コラム2a〜2dの内、右前側のコ
ラム2aと右後側のコラム2bの上端間には第1の連動
軸9が配設され、右後側のコラム2bと左後側のコラム
2dの上端間には第2の連動軸10が配設されている。
又,左後側のコラム2dと左前側のコラム2cの上端間
には第3の連動軸11が配設されている。
【0017】そして、第1の連動軸9と右前側のコラム
2aのネジ軸6とは、右前側のコラム2aの上端に設け
られた連結器12を介して連結されている。前記第1の
連動軸9,第2の連動軸10及び右後側のコラム2bの
ネジ軸6とは、右後側のコラム2bの上端に設けられた
連結器13を介して連結されている。前記第2の連動軸
10,第3の連動軸11及び左後側のコラム2dのネジ
軸6とは、左後側のコラム2dの上端に設けられた連結
器14を介して連結されている。前記第3の連結軸11
と左前側のコラム2cのネジ軸6とは、左前側のコラム
2cの上端に設けられた連結器15を介して連結されて
いる。
【0018】又、各コラム2a〜2dの上端に配設され
た天板17には昇降用電動モータ16が固着され、その
昇降用電動モータ16は第1の連動軸9に連結されてい
る。この昇降用電動モータ16,各連動軸9,10,1
1及び各ネジ軸6により昇降装置Sが構成されている。
そして、昇降用電動モータ16を駆動すると、第1の連
動軸9,第2の連動軸10,第3の連動軸11を介して
各コラム2a〜2dのネジ軸6が同方向に回転する。こ
の各ネジ軸6の回転により各コラム2a〜2d内の摺動
部材7が、互いに同じ高さ位置を保持しつつ各コラム2
a〜2dに沿って昇降するようになっている。
【0019】図1,図2に示すように前側のコラム2
a,2cと後側のコラム2b,2dとの間には略コの字
状の昇降フレーム18が配設されている。この昇降フレ
ーム18は四角箱状のフレーム本体19と、フレーム本
体19の左右両端の下面にそれぞれ設けられた一対の軸
受取付部20とから構成されている。右側及び左側の軸
受取付部20は前後一対の支持板20aと、その一対の
支持板20aを連結する取付板20bとから構成されて
いる。又、昇降フレーム18において前記各摺動部材7
の上下一対の連結部8に対応する位置には、それぞれ連
結部21が突出形成されている。この各連結部21とそ
れぞれ対応する各連結部8とを連結することにより昇降
フレーム18が前側のコラム2a,2cと後側のコラム
2b,2cとの間に支持されている。
【0020】前記右側の軸受取付部20を構成する取付
板20bには軸受取付部材20cが固着され、軸受取付
部材20cの内側には駆動側軸受22が取り付けられて
いる。この駆動側軸受22は駆動軸23を上下方向に延
びるように軸支している。そして、駆動軸23の下端に
は円板状の駆動側鋸車24が取り付けれ、駆動軸23の
上端は軸受取付部材20cに取り付けられた帯鋸駆動用
電動モータ25に連結されている。又、駆動側鋸車24
の外側は右側の軸受取付部20の下端に取り付けられた
カバー24aにより囲われている。
【0021】前記左側の軸受取付部20を構成する取付
板20bには従動側軸受26が固着され、この従動側軸
受26により従動軸27が上下方向に延びるように軸支
されている。そして、従動軸27の下端には円板状の従
動側鋸車28が前記駆動側鋸車24の高さ位置と同じ高
さ位置となるように取り付けられている。又、従動側鋸
車28の外側は左側の軸受取付部20の下端に取り付け
られたカバー28aにより囲われている。
【0022】そして、前記駆動側鋸車24と従動側鋸車
28の外側には無端状の帯鋸29が配設され、前記帯鋸
駆動用電動モータ25を駆動すると駆動軸23及び駆動
側鋸車24が回転する。そして、駆動側鋸車24の回転
により、駆動側鋸車24と従動側鋸車28の外側を帯鋸
29が周回するようになっている。
【0023】前記一対のレール3の軌道上には石材を移
送する送材車30が配設されている。図4,図5に示す
ように、送材車30の下面後側の一対のレール3に対応
する位置には一対の駆動輪31が配設され、一対の駆動
輪31は送材車30の下面に固着された軸受32により
軸支されている。又、一対の駆動輪31は連結軸33に
より連結され、この連結軸33には走行用電動モータ3
4が連結されている。前記送材車30の下面前側の一対
のレール3に対応する位置には一対の車輪35が配設さ
れ、一対の車輪35は前記駆動輪31と同様に送材車3
0の下面に固着された軸受36により軸支されている。
従って、走行用電動モータ34を駆動すると一対の駆動
輪31がレール3上を転動し、送材車30がレール3に
沿って移動するようになっている。
【0024】又、送材車30の四隅にはそれぞれ伸縮部
材としてのスクリュージャッキ40a,40bが設けら
れている。各スクリュージャッキ40a,40bはジャ
ッキ本体41a,41b、スクリューシャフト42a,
42b及び入力軸43a,43bとから構成されてい
る。そして、各スクリュージャッキ40a,40bのス
クリューシャフト42a,42bにより送材車30の上
側に配設された傾斜テーブル44が支持されている。即
ち、各スクリューシャフト42a,42bの先端部には
それぞれ支持ピン45が回動可能に支持され、右側の支
持ピン45は傾斜テーブル44の右側端部に固着されて
いる。又、左側の支持ピン45は傾斜テーブル44の左
側端部に左右方向に延びるように形成されたスリット4
5b内に支持されている。
【0025】図1に示すように、傾斜テーブル44の上
面には石材46が載置され、本実施例では石材46の左
右幅は3m,高さは1.9mとなっている。そして、ス
クリュージャッキ40a,40bは、その入力軸43
a,43bを回転させるとスクリューシャフト42a,
42bがジャッキ本体41a,41bから伸縮するよう
になっている。
【0026】又、右側及び左側の各スクリュージャッキ
40a,40bはそれぞれの入力軸43a,43bが対
向するように配置され、その各入力軸43a,43bは
軸継手47a,47bを介してベベルギヤ48a,48
bに接続されている。又、ベベルギヤ48a,48bに
はそれぞれカップリング49a,49bを介して一対の
テーブル傾斜用サーボモータ50a,50bが接続され
ている。従って、右側のテーブル傾斜用サーボモータ5
0aを駆動すると、カップリング49a,ベベルギヤ4
8a及び軸継手47aを介して右側の各スクリュージャ
ッキ40aの入力軸43aが回転する。又、左側のテー
ブル傾斜用サーボモータ50bを駆動すると、カップリ
ング49b,ベベルギヤ48b及び軸継手47bを介し
て左側の各スクリュージャッキ40bの入力軸43bが
回転する。
【0027】一方、図1に示すように、石材用帯鋸機1
の近傍には同帯鋸機1を操作するための操作台55が設
けられている。操作台55には石材用帯鋸機1を駆動制
御する駆動制御手段としてのコントローラ56が内蔵さ
れ、このコントローラ56には前記昇降用電動モータ1
6及びテーブル傾斜用サーボモータ50a,50bが接
続されている。そして、コントローラ56は昇降用電動
モータ16及びテーブル傾斜用サーボモータ50a,5
0bを正回転,逆回転及び停止させることにより石材用
帯鋸機1を駆動制御するようになっている。
【0028】次に、上記のように構成された石材用帯鋸
機1の作用を説明する。石材46を切断する時には、傾
斜テーブル44を同テーブル44の左右両端が互い違い
に上下するように揺動させて行う。即ち、コントローラ
56は右側のテーブル傾斜用サーボモータ50aを正回
転させるとともに、左側のテーブル傾斜用サーボモータ
50bを逆回転させる。すると、例えば右側の各スクリ
ュージャッキ40aのスクリューシャフト42aが、ジ
ャッキ本体41aから伸長し、左側の各スクリュージャ
ッキ40bのスクリューシャフト42bがジャッキ本体
41b内に収縮する。そして、各スクリュージャッキ4
0a,40bに支持される傾斜テーブル44は、図5の
実線で示すように同テーブル44が右上がりとなるよう
に傾斜する。
【0029】次に、コントローラ56は各テーブル傾斜
用サーボモータ50a,50bを停止させ、その後に右
側のテーブル昇降用電動モータ50aを逆回転させると
ともに、左側のテーブル傾斜用サーボモータ50bを正
回転させる。すると、右側の各スクリュージャッキ40
aのスクリューシャフト42aが、ジャッキ本体41a
内に収縮し、左側の各スクリュージャッキ40bのスク
リューシャフト42bがジャッキ本体41bから伸長す
る。そして、各スクリュージャッキ40a,40bに支
持される傾斜テーブル44は、図5の2点鎖線で示すよ
うに同テーブル44が左上がりとなるように傾斜する。
【0030】上記の動作を繰り返すことにより傾斜テー
ブル44に載置された石材46は、同石材46の左右両
端が互い違いに上下するように揺動する。又、石材46
の荷重は左右両側の各スクリューシャフト42a,42
bが受け、その各スクリューシャフト42a,42bが
伸縮することにより石材46が揺動する。そのため、従
来のように送材車30の一端部に設けられたリンク機構
で石材46を揺動させる場合に比べて、石材46は安定
して揺動される。
【0031】一方、コントローラ56は昇降用電動モー
タ16を正回転させ、第1の連結軸9,第2の連結軸1
0及び第3の連結軸11を介して各コラム2a〜2dの
ネジ軸6を回転させる。すると、各ネジ軸6の回転によ
り各コラム2a〜2d内のそれぞれの摺動部材7が各コ
ラム2a〜2dに沿って下降し、その各摺動部材7に連
結されている昇降フレーム18も下降する。
【0032】そして、コントローラ56は、例えば右側
の各スクリューシャフト42aが最大に伸長し、左側の
各スクリューシャフト42bが最大に収縮して左右両側
のテーブル傾斜用サーボモータ50a,50bが停止し
た時、昇降フレーム18の帯鋸29が石材46に接触す
るように昇降フレーム18を下降させる。即ち、石材4
6の右側端部が上方に突出した状態で揺動が停止してい
る時、昇降フレーム18の周回する帯鋸29が石材46
の右端部に所定量切り込まれる。帯鋸29が石材46に
所定量切り込まれると、コントローラ56は帯鋸29の
下降を停止させる。
【0033】そして、右側の各スクリューシャフト42
aが徐々に収縮するとともに、左側の各スクリューシャ
フト42bが徐々に伸長し、石材46が右側に揺動して
図6に示すように石材46の左右方向の幅全体が帯鋸2
9により円弧状に切り込まれる。この石材46への最初
の切り込みを入れる時には、石材46と帯鋸29との接
触面が円弧状となっていないため、石材46と帯鋸29
との接触長さは石材46が揺動するその時々で変化す
る。
【0034】コントローラ56は、右側の各スクリュー
シャフト42aが最大に収縮し、左側の各スクリューシ
ャフト42bが最大に伸長して左右両側のテーブル傾斜
用サーボモータ50a,50bが停止した時、図7に示
すように帯鋸29を所定量、例えば4mm下降させる。
コントローラ56は帯鋸29が所定量下降すると、昇降
用電動モータ16を停止して帯鋸29の下降を停止させ
る。そして、右側の各スクリューシャフト42aが徐々
に伸長するとともに、左側の各スクリューシャフト42
bが徐々に収縮して図7〜図9に示すように石材46が
左側に傾く。この時、石材46の帯鋸29に削られる部
分が円弧状であるとともに帯鋸29が同じ高さ位置に停
止しているため、石材46と帯鋸29との接触長さXが
一定となった状態で石材46の左右方向の幅全体が帯鋸
29により更に深く円弧状に切り込まれる。即ち、石材
46と帯鋸29との接触長さXが一定となるため、石材
46と帯鋸29との接触面積も一定となる。
【0035】更に、コントローラ56は、右側の各スク
リューシャフト42aが最大に伸長し、左側の各スクリ
ューシャフト42bが最大に収縮して左右両側のテーブ
ル傾斜用サーボモータ50a,50bが停止した時に帯
鋸29を所定量、例えば4mm下降させる。コントロー
ラ56は帯鋸29が所定量下降すると、昇降用電動モー
タ16を停止して帯鋸29の下降を停止させる。そし
て、右側のスクリューシャフト42aが徐々に収縮する
とともに、左側のスクリューシャフト42bが徐々に伸
長して石材46が右側に傾く。この時、前記と同様に石
材46と帯鋸29との接触長さXが一定となった状態で
石材46の左右方向の幅全体が帯鋸29により更に深く
円弧状に切り込まれる。即ち、石材46と帯鋸29との
接触長さXが一定となるため、石材46と帯鋸29との
接触面積も一定となる。
【0036】上記の動作を繰り返すことにより石材46
の左右方向の幅全体における円弧状の切り込みが深くな
り、その切り込みが石材46の下端まで達した時に石材
46が切断される。
【0037】以上詳述したように本実施例では、石材4
6への最初の切り込みを円弧状に入れた後、左右両側の
いずれかの各スクリューシャフト42a,42bが最大
に伸長して石材46の揺動が停止した時、昇降フレーム
18を下降させて石材46に帯鋸29を所定量切り込ま
せた。そして、帯鋸29の下降を停止させた状態で石材
46を揺動させて石材46の左右方向の幅全体に切り込
みを更に深く入れるようにした。そのため、従来と異な
り帯鋸29と石材46との接触長さが切り込み開始時を
除いて一定となり、石材46と帯鋸29との接触長さの
変化により発生する強弱のついた衝撃が帯鋸29に加わ
るのを低減することができる。従って、帯鋸29にクラ
ックが入ったり帯鋸29が劣化するのを防止することが
でき、帯鋸29の交換サイクルを長くすることができ
る。
【0038】更に、送材車30の左右両側にそれぞれ2
つずつスクリュージャッキ40a,40bを設け、スク
リュージャッキ40a,40bのスクリューシャフト4
2a,42bにより傾斜テーブル44を支持するように
した。そのため、傾斜テーブル44に大きな石材46を
載置した時の石材46の重みによる傾斜テーブル44の
不適正な傾斜が起きにくく、傾斜テーブル44を安定し
て揺動させることができる。従って、石材46を切断す
る時の石材46の加工精度を向上させることができる。
【0039】又、本実施例では、右側の各スクリュージ
ャッキ40aをそれぞれ軸継手47aを介してベベルギ
ヤ48aに連結し、そのベベルギヤ48aをカップリン
グ49aを介して右側のテーブル傾斜用サーボモータ5
0aに連結した。同様に左側の各スクリュージャッキ4
0bをそれぞれ軸継手47bを介してベベルギヤ48b
に連結し、そのベベルギヤ48bをカップリング49b
を介して左側のテーブル傾斜用サーボモータ50bに連
結した。即ち、右側のテーブル傾斜用サーボモータ50
aで右側の各スクリュージャッキ40aを駆動し、左側
のテーブル傾斜用サーボモータ50bで左側の各スクリ
ュージャッキ40bを駆動するようにした。従って、4
つのスクリュージャッキ40a,40bをそれぞれ4つ
のサーボモータで駆動する場合に比べて部品点数を少な
くすることができる。
【0040】又、右側のテーブル傾斜用サーボモータ5
0aで右側の各スクリュージャッキ40aを駆動するよ
うにした。そのため、別々のサーボモータで右側の各ス
クリュージャッキ40a駆動する場合に比べ、右側の各
スクリュージャッキ40aのスクリューシャフト42a
を同期して伸縮させ易くなる。又、左側のテーブル傾斜
用サーボモータ50bで左側の各スクリュージャッキ4
0bを駆動するようにしたため、右側と同様に左側の各
スクリューシャフト42aを同期して伸縮させ易くな
る。従って、4つのスクリュージャッキ40a,40b
により傾斜テーブル44を支持しているにもかかわら
ず、傾斜テーブル44を適正に傾斜させることができ
る。
【0041】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば以下のように変更して具体化してもよ
い。 (1)本実施例では、右側の左側のいずれかのスクリュ
ーシャフト42a,42bが最大に伸長し、各スクリュ
ーシャフト42a,42bの伸縮が停止した時に帯鋸2
9を下降させたが、本発明はこれに限定されない。例え
ば、各スクリューシャフト42a,42bの伸縮量が同
一となって石材46の傾斜角度が0となった時に各スク
リューシャフト42a,42bを停止させて帯鋸29を
下降させる。そして、帯鋸29の下降を停止させて再び
各スクリューシャフト42a,42bを伸縮させれば、
帯鋸29と石材46との接触長さが切り込み開始時を除
いて一定となる。その結果、実施例と同様に帯鋸29に
クラックが入ったり帯鋸29が劣化するのを防止するこ
とができ、帯鋸29の交換サイクルを長くすることがで
きる。
【0042】(2)本実施例では、右側の各スクリュー
シャフト42aが最大に伸長した時と、左側のスクリュ
ーシャフト42bが最大に伸長した時の両方の時に昇降
フレーム18を下降させたが、いずれか一方の時に下降
させてもよい。この場合、石材46が一方向に揺動して
石材46の左右方向の幅全体に切り込みが形成された
後、更に石材46が前記と反対方向に揺動するため、石
材46の切り込みが更に正確に円弧状になって石材46
の加工精度を向上させることができる。
【0043】(3)本実施例では、石材46の大きさを
左右幅3m,高さ1.9mとしたが、石材46の大きさ
を適宜変更してもよい。この場合も実施例と同様に帯鋸
29の交換サイクルを長くすることができるとともに、
石材46の加工精度を向上させることができる。
【0044】(4)本実施例では、左右両側の各スクリ
ューシャフト42a,42bのいずれか一方が最大に伸
長して石材46の揺動が停止した時に、帯鋸29を4m
m下降させたが、この下降量は4mmでなくてもよい。
即ち、帯鋸29の強度及び石材46の大きさ等を考慮し
て適宜変更してもよい。この場合も帯鋸29の交換サイ
クルを長くすることができるとともに、石材46の加工
精度を向上させることができる。又、帯鋸29の下降量
を4mm以下にした場合、帯鋸29と石材46との接触
長さが短くなって帯鋸29と石材46との接触面積が小
さくなる。そのため、帯鋸29にかかる切削抵抗が減少
して帯鋸の劣化が抑えられ、更に帯鋸29の交換サイク
ルを長くすることができる。
【0045】(5)本実施例では、右側の各スクリュー
ジャッキ40aを右側のテーブル傾斜用サーボモータ5
0aで駆動し、左側の各スクリュージャッキ40bを左
側のテーブル傾斜用サーボモータ50bで駆動したが本
発明はこれに限定されない。即ち、4つのスクリュージ
ャッキ40a,40bをそれぞれ別々の4つのテーブル
傾斜用サーボモータで駆動してもよい。この場合、ベベ
ルギヤ48a,48bを省略することができる。
【0046】次に、以上の実施例から把握することがで
きる請求項以外の技術的思想をその効果とともに以下に
記載する。 (1)請求項2又は3記載の石材用帯鋸機において、伸
縮部材はスクリュージャッキである石材用帯鋸機。
【0047】この場合、傾斜テーブルに大きな石材が載
置されても、その石材の重みにより傾斜テーブルが不適
正に傾くことがなく、石材の加工精度を向上させること
ができる。
【0048】(2)請求項3記載の石材用帯鋸機におい
て、伸縮部材はスクリュージャッキであって、送材車の
コラム側の両端における一方の端部に設けられた各スク
リュージャッキを第1のベベルキヤに連結するとともに
第1のベベルギヤには第1のテーブル傾斜用サーボモー
タを連結し、送材車のコラム側の両端における他方の端
部に設けられた各スクリュージャッキを第2のベベルギ
ヤに連結するとともに、第2のテーブル傾斜用サーボモ
ータに連結した石材用帯鋸機。
【0049】この場合、2つのテーブル傾斜用サーボモ
ータで各スクリュージャッキを駆動するため、石材用帯
鋸機の部品点数を少なくすることができる。又、ベベル
ギヤを介して送材車の両側の各スクリューシャフトにそ
れぞれテーブル傾斜用サーボモータを連結したため、送
材車のそれぞれの側の各スクリュージャッキを同調して
駆動することができる。その結果、送材車の片側に2つ
以上のスクリュージャッキが設けられているにも拘わら
ず、傾斜テーブルを適正に傾斜させることができる。
【0050】尚、本明細書において、石材とは花コウ
岩,大理石,安山岩,砂岩等の硬石や凝灰岩,抗火石等
の軟石を含むものとする。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、帯鋸の交換時期を延ばすことができる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、帯鋸の交換
時期を延ばすことができ、石材を安定して揺動させて石
材の加工精度を向上させることができる。請求項3記載
の発明によれば、石材を一対のコラムの間に移送するこ
とができ、石材の重みにより傾斜テーブルが不適正に傾
斜するのを防止して石材の加工精度を更に向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の石材用帯鋸機を示す正面図である。
【図2】本実施例の石材用帯鋸機を示す右側面図であ
る。
【図3】本実施例の石材用帯鋸機を示す平面図である。
【図4】送材車を示す平面図である。
【図5】送材車及び傾斜テーブルを示す正面図である。
【図6】帯鋸が石材に最初の切り込みをいれた状態を示
す説明図である。
【図7】図7の状態から帯鋸を所定量下降させた状態を
示す説明図である。
【図8】図8の状態から石材を揺動させた状態を示す説
明図である。
【図9】図9の状態から石材を更に揺動させた状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
1…石材用帯鋸機、2a〜2d…コラム、18…昇降フ
レーム、24…駆動側鋸車、28…従動側鋸車、29…
帯鋸、30…送材車、40a,40b…伸縮部材として
もスクリュージャッキ、44…傾斜テーブル、46…石
材、56…駆動制御手段としてのコントローラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の鋸車(24,28)を周回するよ
    うに設けられた無端状の帯鋸(29)を周回移動させ、
    前記帯鋸(29)の下側に配置された石材(46)をそ
    の石材(46)の帯鋸(29)の延設方向両端が互い違
    いに上下するように揺動させ、前記帯鋸(29)を下降
    させて石材(46)を切断する石材の切断方法におい
    て、 前記石材(46)の揺動が停止している時に帯鋸(2
    9)を下降させ、石材(46)が揺動している時には帯
    鋸(29)の下降を停止させる石材の切断方法。
  2. 【請求項2】 所定間隔をおいて立設した一対のコラム
    (2a,2b,2c,2d)の間に昇降フレーム(1
    8)を昇降可能に設け、昇降フレーム(18)の下側に
    は一対の鋸車(24,28)を水平に、かつ回転可能に
    支持し、前記一対の鋸車(24,28)の外側には無端
    状の帯鋸(29)を設け、前記昇降フレーム(18)の
    下方には石材(46)を載置する傾斜テーブル(44)
    を配設し、その傾斜テーブル(44)のコラム(2a,
    2b,2c,2d)側の両端を互い違いに上下方向に伸
    縮する伸縮部材(40a,40b)により支持し、伸縮
    部材(40a,40b)が伸縮動作していない時に昇降
    フレーム(18)を下降させ、伸縮部材(40a,40
    b)が伸縮動作している時には昇降フレーム(18)の
    下降を停止させる駆動制御手段(56)を設けた石材用
    帯鋸機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の石材用帯鋸機において、 一対のコラム(2a,2b,2c,2d)の間を走行す
    る送材車(30)に傾斜テーブル(44)を配設し、送
    材車(30)のコラム(2a,2b,2c,2d)側の
    両端にそれぞれ2つ以上伸縮部材(40a,40b)を
    設け、その各伸縮部材(40a,40b)により傾斜テ
    ーブル(44)を支持した石材用帯鋸機。
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