JPH0816723B2 - カラーフィルターアレイ素子用アリールアゾアニリンブルー染料 - Google Patents

カラーフィルターアレイ素子用アリールアゾアニリンブルー染料

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JPH0816723B2
JPH0816723B2 JP2128990A JP12899090A JPH0816723B2 JP H0816723 B2 JPH0816723 B2 JP H0816723B2 JP 2128990 A JP2128990 A JP 2128990A JP 12899090 A JP12899090 A JP 12899090A JP H0816723 B2 JPH0816723 B2 JP H0816723B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液晶デイスプレイなどに広く用いられる熱
転写用カラーフイルターアレイ素子用アリールアゾアニ
リンブルーの使用に関する。
(従来技術) 近年、カラービデオカメラで電気的につくり出される
画像をプリントすることを目的とする熱転写系が開発さ
れた。開発された方法の一つによれば、まず色フイルタ
ーによつて電気的な画像の色を分けて、それぞれの色の
画像を電気信号に変換する。その後これらの電気信号か
らシアン、マゼンタおよびイエローの電気信号をつくり
出して電気信号を熱転写器へ送る。熱転写器において、
シアン、マゼンタおよびイエローの染料供与素子はプリ
ントするために染料受容素子に近接して設置されてい
る。線形熱転写ヘツドが染料供与シートの裏面から熱を
与えるように、これら二つの素子を熱転写ヘツドと熱盤
ローラーとの間に挿入する。線形熱転写ヘツドは加熱素
子を数多く有しており、シアン、マゼンタおよびイエロ
ーの電気信号に応じて各々継続的に加熱される。このよ
うにして、画面上の画像に対応したカラーハードコピー
が得られる。この工程およびこの工程を実施するための
装置はブラウンスタイン(Brownstein)の「熱プリント
装置操縦法およびそのための装置」と題する米国特許第
4,621,271号(1986年11月4日付)にさらに詳しく記載
されている。上記の電気信号を使用したプリントを熱的
手段によつて得る他の方法は、熱プリントヘツドの代わ
りにレーザーを用いる方法である。この方法では、供与
体シートはレーザーの波長で強力な吸収を示す物質を含
有する。供与体を照射したとき、この吸収物質は光エネ
ルギーを熱エネルギーに変換し、近接する染料を蒸発温
度に加熱することによつて転写する。層中において吸収
物質は染料の下に存在させても、染料と混合して使用し
てもよい。レーザービームは、原像の形と色を表す電気
信号によつて変調し、受容体に転写が必要とされる場所
のみ染料を加熱し転写する。この工程の詳細は英国特許
2,083,726Aに記載されている。
電子計算機、時計、家庭電化製品、オーデイオ装置な
どにおけるデイジタル表示用として液晶表示装置が知ら
れている。この種の単色表示装置、特に光電管表示、固
定式電子表示またはTV画像表示を伴う各種装置を用いる
周辺端末機などの用途にカラー表示性を取り入れること
が要望されている。カラーフイルターアレイ素子を用い
てこれらの装置にカラー表示を取り入れる各種の試みが
なされてきた。しかし、これまで提示された液晶表示用
カラーアレイ素子はいずれも、利用者の要望をすべてみ
たすことには成功していない。
カラー表示用液晶表示装置に用いられている市販のカ
ラーフイルターアレイ素子の1つは、写真平板法により
得られるモザイクパターン状の加法混色用原色である
赤、緑および青を有する染料を含むゼラチン層を保有す
る透明な支持体である。この種のカラーフイルターアレ
イ素子を形成するためには、ゼラチン層を増感し、モザ
イクパターンの色のうちの1種についてのマスクに対し
露光し、現像して露光領域のゼラチンを硬化させ、そし
て非露光(非架橋)ゼラチンを洗浄除去する。こうして
ゼラチンのパターンが得られ、次いでこれを目的の色を
もつ染料で着色する。次いでこの素子を再被覆し、上記
の工程を反復して他の2色を得る。この方法は多数の労
働集約型工程を含み、慎重な整合を必要とし、時間を要
し、かつ著しく経費がかかる。この工程の詳細は、米国
特許第4,081,277号に記載されている。
さらに、液晶表示装置に用いるカラーフイルターアレ
イ素子は製造中にかなり過酷な加熱および処理工程を経
る可能性がある。たとえば透明な電極層、たとえばイン
ジウムスズ酸化物は通常はカラーフイルターアレイ素子
上に真空スパツターされる。これは200℃といつた温度
で1時間以上行われるであろう。これに続いて液晶用の
整合層、たとえばポリイミドで被覆する。整合層を使用
しても、液晶と接触している層の表面は重要で、高温で
数時間硬化したり摩擦したりすることが要求されること
がある。この工程はゼラチンマトリツクスに代表される
多くのカラーフイルターアレイ素子を損なう危険性が大
きい。
液晶デイスプレイ用カラーフイルターアレイ素子に用
いる染料は、通常の熱転写染料よりも熱や光に対する安
定性が高くなくてはならないことは明らかである。
1以上のマゼンタ染料と1以上のイエロー染料の混合
物からブルー染料を作り出すことは可能ではあるが、そ
の組み合わせのすべてがカラーフイルターアレイ素子に
適した色相の染料混合物となるわけではない。また、か
りにカラーフイルターアレイ素子に適した色相が見いだ
されたとしても、それが十分な光安定性を有しているか
否かは不明である。染料の混合物を使用しないで適当な
色相を有する単一のブルー染料を提供できれば好まし
い。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、良質で鮮明度が高く、従来品よりも製造し
易くて安価で供給可能なカラーフイルターアレイ素子を
提供することを目的とする。また、本発明は、適当な色
相を有するブルー染料であつて、しかも光安定性が高い
カラーフイルターアレイ素子を提供することをも目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記の目的は本発明によつて達成された。本発明の熱
転写カラーフイルターアレイ素子は、受容層に染料の繰
り返しモザイクパターンを有する熱転写像を表面に有す
る透明な支持体からなり、前記染料のひとつがフエニル
またはチエニルアゾアニリンブルー染料であることを特
徴とする。
本発明では、下記の構造を有する染料を使用する。
上式において、R1およびR2は各々独立に、水素;炭素
数1−6の置換または無置換のアルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシルや、あるいはヒドロキシ、アシルオキシ、
アルコキシ、アリール、アリールオキシ、シアノ、アシ
ルアミド、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニ
ルオキシ、フタルイミド、スクシンイミド、スルホンア
ミド、ハロゲンなどで置換されたアルキル);炭素数5
−7のシクロアルキル(例えば、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、p−メチルシクロヘキシル);例えば6−
10の置換または無置換のアリールまたはヘタリール(例
えば、フエニル、p−トリル、m−クロロフエニル、p
−メトキシフエニル、m−ブロモフエニル、o−トリ
ル、ナフチル、3−ピリジル、o−エトキシフエニルま
たは上記のように置換されたかかる原子団)を表す。R3
は、水素;または炭素数1−10の置換または無置換のア
ルキルまたはアルコキシ(例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、
メトキシ、エトキシ、イソプロポキシや、あるいはヒド
ロキシ、アシルオキシ、アルコキシ、アリール、アリー
ルオキシ、シアノ、アシルアミノ、アルコキシカルボニ
ル、アルコキシカルボニルオキシ、フタルイミド、スク
シンイミド、スルホンアミド、ハロゲンで置換されたア
ルキルまたはアルコキシ)を表す。R2またはR1とともに
5または6員環(例えば、モルホリン、ピロリジン、ピ
ペリジン、オキサゾリン、ピラゾリン)を形成してもよ
い。R1およびR2はR3と結合してもよい。またR1およびR2
はそれが結合している窒素原子からみてオルト位のベン
ゼン環炭素原子と結合して5または6員環を形成しても
よい(例えば、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、ジユ
ロリジン、2,3−ジヒドロインドール、ベンゾモルホリ
ン)。R4は、水素;炭素数1−10の置換または無置換の
アルキルまたはアルコキシ(例えば、上記R3の項で例示
したもの);ハロゲン(例えば、クロロ、ブロモ、フル
オロ);スルホンアミドまたはアシルアミドを表す。R5
は、ニトロ、シアノ、フルオロスルホニル、アルキルス
ルホニル、アリールスルホニル、アシル、アルコキシカ
ルボニル、カルバモイル、スルフアモイル、トリフルオ
ロメチルまたはハロゲンを表す。R6は、ニトロ、シア
ノ、アシル、トリフルオロアセチル、ジシアノビニルま
たはトリフルオロアセチル、ジシアノビニルまたはトリ
シアノビニルを表す。Jは、−S−または−CH=CR5
を表す。
本発明の好ましい実施態様では、R1およびR2は各々独
立に、水素、エチル、n−プロピル、ベンジル、シクロ
ヘキシル、−(C2H4O)2C2H2であるか、一緒になつてモ
ルホリノを形成してもよい。本発明の他の好ましい実施
態様では、R3は、水素またはメトキシであり、R4は−NH
COCH3である。また、さらに別の好ましい実施態様で
は、R5はシアノまたはトリフルオロメチルであり、R6
ニトロまたはシアノである。さらに別の好ましい実施態
様では、JはSまたは−CH=CR5−(R5はニトロまたは
シアノ)である。
本発明において有用に使用されるブルー染料の具体例
を以下に挙げる。
本発明のカラーフイルターアレイ素子の染料受容層
は、例えばポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエス
テル、ポリビニルクロリド、ポリアミド、ポリスチレ
ン、アクリロニトリル、ポリカプロラクトンまたはこれ
らの混合物などのポリマーまたはシヨ糖酢酸を含有して
いてもよい。染料受容層は、所期の目的を有効に達成し
うる範囲内であればその量はとくに制限されない。概し
て、濃度を0.25−5g/m2にすれば良好な結果が得られ
る。
本発明で使用する受容層には、Tgが200℃以上である
ポリカーボネート結合剤を含ませるのが好ましい。本明
細書において「ポリカーボネート」とは、カルボン酸と
1以上のグリコールまたはジヒドリツクフエノールとの
ポリエステルを意味する。また、ポリカーボネートはジ
フエニルメタン原子団を含むビスフエノール成分から誘
導されたものを使用するのが好ましい。例えば、4,4′
−(ヘキサヒドロ−4,7−メタノインデン−5−イリデ
ン)ビスフエノール、2,2′,6,6′−テトラクロロビス
フエノールAおよび4,4′−(2−ノルボルニリデン)
ビスフエノールが挙げられる。
本発明の好ましい実施態様においては、熱転写工程に
よつて得られるモザイクパターンは、レツド、グリーン
およびブルーの加法混色の原色からなる。
本発明の別の好ましい実施態様においては、各原色や
複数の原色のセツトは、黒いグリツドラインなどの不透
明領域によつて分離される。この系は、色の再生を改善
して、デイスプレイされた像のフレアを減ずる。
モザイクセツトの大きさは、視点距離に依存するため
普通は限定的ではない。概して、セツトの個々のピクセ
ルは50〜300μmである。しかし、すべてが同じ大きさ
でなくてはならないことはない。
本発明では、カラーフイルターアレイを形成する染料
の繰り返しモザイクパターンは、以下のように対角線方
向にひとつの色が配列している均一、四角、直線状の繰
り返しエリアからなるものが好ましい。
また、上記のスクエアは約100μmであるのが好まし
い。
上述のように、本発明のカラーフイルターアレイ素子
は、液晶デイスプレイなどの様々なデイスプレイに使用
される。このような液晶デイスプレイは、例えば英国特
許第2,154,355号、第2,130,781号、第2,162,674号およ
び第2,161,971号に記載されている。
本発明のカラーフイルターアレイ素子は a) 表面に上記の染料層を有する支持体からなる染料
供与素子を像の形に加熱し; b) 表面に染料受容層を有する透明な支持体からなる
染料受容素子へ染料を転写する ことによつて製造することができる。像の形の加熱は、
染料の繰り返しモザイクパターンを作りカラーフイルタ
ーアレイ素子を形成するように行う。
本発明のカラーフイルターアレイを形成するために行
う、染料供与体から透明な支持体への染料の転写には、
様々なエネルギー供給方法を使用することができる。例
えば、熱プリントヘツドを使用することもできる。ま
た、カーボンブラツクや非昇華性光吸収染料などのエネ
ルギー吸収物質を有する染料供与体に対する高密度光閃
光技術も用いることができる。この方法はシモンズらの
特願平1−271,418号明細書(1989年10月18日出願)に
記載されている。
染料を染料供与体から透明な支持体へ転写して本発明
のカラーフイルターアレイを形成する方法は、この他に
シモンズの特願平1−217,417号明細書(1989年10月18
日出願)に詳しく記載される加熱エンボツシングローラ
ーを使用する方法もある。
本発明の好ましい実施態様においては、染料供与体か
ら受容体へ染料を転写するのにレーザーを使用する。
染料供与層から受容層へ染料を転写するのにレーザー
または高光度閃光を使用する場合は、染料供与層にさら
に別の吸収剤を使用する。吸収剤は、レーザーまたは光
エネルギーを吸収する物質であればその種類は制限され
ない。例えば、カーボンブラツクまたは非揮発制赤外線
吸収染料または当業者に周知の顔料が挙げられる。特願
昭63−323,179号明細書(1988年12月21日出願)に記載
されるように、シアニン赤外線吸収染料を赤外線ダイオ
ードレーザーとともに使用することもできる。
本発明のカラーフイルターアレイを形成するのに使用
する染料供与素子は、ブルーを作り出す上記の染料と、
レツドとグリーンのエリアを形成する顔料やイメージン
グ染料などの他の染料とを有する染料層を表面に有する
支持体からなる。この他にも、本発明のカラーフイルタ
ーアレイ素子の受容体に転写することができる染料であ
れば使用することができる。像形成用染料は、熱によつ
て本発明のカラーフイルターアレイ素子の染料像受容層
へ転写しうるものであれば、染料層に使用することがで
きる。とくに、以下のような昇華性染料を使用すれば良
好な結果が得られる。
また、米国特許第4,541,830号に記載されるいずれの
染料を用いても良好な結果が得られる。上記のシアン、
マゼンタおよびイエローの減色染料を様々な組み合わせ
で使用することができる。これらは、染料供与体そのも
のに存在させ、染料像受容素子に転写することによつて
所望のレツド、ブルーおよびグリーンの加法原色をつく
りだすこともできる。染料は染料層なしで混合してもよ
いし、別の染料層にコーテイングして転写してもよい。
レツド、グリーンおよびブルー染料は、像受容素子に転
写するために染料供与体に存在させることもできる。染
料の被覆量0.05〜1g/m2とすることができる。好ましい
のは、疎水性のものを使用する場合である。
染料や可視または赤外線吸収物質は染料供与素子の高
分子結合剤中に分散させる。高分子結合剤としては、例
えば、セルロースアセテートヒドロジエンフタレート、
セルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオ
ネート、セルロースアセテートブチレート、セルロース
トリアセテートといつたセルロース誘導体;ポリカーボ
ネート;ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポ
リスルホンまたはポリ(フエニレンオキシド)などが挙
げられる。これらの結合剤の被覆量は、0.1〜5g/m2とす
ることができる。
染料供与素子の染料層は、支持体上にコートしてもよ
いし、グラビア法などのプリント技法によつてプリント
してもよい。等方安定性があつてレーザービームなどの
熱転写器で発生する熱に耐え得るものであれば、染料供
与層の支持体として使用する材料は制限されない。例え
ば、ポリ(エチレンテレフタレート);ポリアミド;ポ
リカーボネート;グラシン紙;コンデンサー紙;セルロ
ースエステル;フルオリンポリマー;ポリエーテル;ポ
リアセタール:ポリオレフインやポリイミドなどを使用
することができる。支持体の厚みは一般に2−250μm
である。また、支持体は所望により下塗り層をコートし
てもよい。
本発明のカラーフイルターアレイ素子または染料受容
素子の支持体には、ポリカーボネート、ポリ(エチレン
テレフタレート)、セルロースアセテート、ポリスチレ
ンなどの透明物質を使用することができる。好ましい実
施態様では、支持体はガラスである。
染料供与体から染料受容体への染料熱転写してカラー
フイルターアレイ素子を形成するために、様々な種類の
レーザーを使用することができる。例えば、アルゴンや
クリプトンといつたガスレーザー;銅、金、カドニウム
といつた金属レーザー;ルビー、YAGといつた固体状レ
ーザー;750−870mnの赤外線領域で放射するガリウムア
ルセニドなどのダイオードレーザーを使用することがで
きる。しかし、実際には、小さくて経済的であり安定で
信頼性がありしかも強くて調節しやすいことから、ダイ
オードレーザーを使用するのが好ましい。染料供与素子
を加熱するのにレーザーを使用する前に、レーザー輻射
を染料層に吸収させて周知の分子内工程によつて熱に変
換されなくてはならない。有用な染料層の調製は染料、
昇華性、染料の強度のみならず、放射線から熱への変換
能にも依存する。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明するが、本
発明の範囲はかかる実施例によつて制限されるものでは
ない。
実 施 例 ゼラチンで下塗りした透明な175μmのポリ(エチレ
ンテレフタレート)の支持体上に、1−プロパノール、
2−ブタノール、トルエンおよびシクロペンタノンの混
合溶媒から、セルロースアセテートプロピオネート(2.
5%アセチル、46%プロピオニル)結合剤(0.26g/m2
中の上記のマゼンタ染料1(0.23g/m2)および上記のブ
ルー染料1(0.22g/m2)を含有する染料層をコートし
て、ブルー染料供与体を調製した。染料層には、ボール
ミル粉砕して微粒子にしたRaven Black No.1255R(コロ
ンビアカーボン社)(0.21g/m2)、FC−431R分散剤(3M
社)(0.01g/m2)およびSolsperseR2400分散剤(ICI
社)(0.03g/m2)をさらに含有させた。
対照用ブルー染料供与体を、上記と同一の方法で調製
した。ただし、ブルーの染料を形成するために、上記の
シアン染料(0.64g/m2)と上記のマゼンタ染料(0.21g/
m2)との混合物を使用した。
染料受容体は表面が平坦で厚さが53μのボロシリケー
トガラス上に下記の層をスピンコーテイングすることに
よつて調製した。
1) メタノールと水との混合溶媒中の、デユポンVM−
651粘着促進剤1%溶液を下塗りした(厚さ0.5μ、0.54
g/m2に相当)。
2) 塩化エチレン溶媒から4,4′−(ヘキサヒドロ−
4,7−メタノインデン−5−イリリデン)−ビスフエノ
ールのポリカーボネートの受容層をコートした(2.5g/m
2)。
染料供与体を染料受容体の上に重ねた。熱エネルギー
源として、MecablitzR Model45(メツツAG社)エレクト
ロニツクフラツシユユニツトを使用した。これを、45度
のミラーボツクスを使用して染料供与体の40mm上方に設
置してフラツシユユニツトからのエネルギーを25×50mm
のエリアに集中させた。染料転写エリアは12×42mmにマ
スクした。フラツシユユニツトは、一回のフラツシユに
よつて染料混合物の最大吸収時に透過濃度が1.4となる
ようにした。対照についても同一の操作を行つた。
その後、転写したエリアを22℃の塩化メチレンで飽和
した蒸気で10分間処理して、染料をさらに染料受容層に
拡散させた。
転写エリアのブルーおよびグリーンのステータスA濃
度を読み取つた。各々の転写エリアを180℃、25%RHで
1日間処理した。濃度を読み取つて、光退色による染料
のロスを調べた。
(発明の効果) 上記の結果は、本発明のブルー染料を含有する受容体
は、染料混合物を含有する対照受容体よりも光に対する
安定性が高いことを示している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】染料の繰り返しモザイクパターンの熱転写
    像を有する受容層を表面に有する透明な支持体からな
    り、 前記染料のひとつが以下の式で表されるフェニルまたは
    チエニルアゾアニリンブルー染料であることを特徴とす
    る熱転写カラーフィルターアレイ素子。 (上式において、R1およびR2は各々独立に、水素;炭素
    数1−6の置換または無置換のアルキル;炭素数5−7
    のシクロアルキル;または炭素数6−10の置換または無
    置換のアリールまたはヘタリールを表す。R3は、水素;
    または炭素数1−10の置換または無置換のアルキルまた
    はアルコキシを表す。R2またはR1とともに5または6員
    環を形成してもよい。R1またはR2はR3と結合してもよ
    い。またR1またはR2はそれが結合している窒素原子から
    みてオルト位にあるベンゼン環の炭素原子と結合して5
    または6員環を形成してもよい。R4は、水素;炭素数1
    −10の置換または無置換のアルキルまたはアルコキシ;
    ハロゲン;スルホンアミドまたはアシルアミノを表す。
    R5は、ニトロ、シアノ、フルオロスルホニル、アルキル
    スルホニル、アリールスルホニル、アシル、アルコキシ
    カルボニル、カルバモイル、スルファモイル、トリフル
    オロメチルまたはハロゲンを表す。R6は、ニトロ、シア
    ノ、アシル、トリフルオロアセチル、ジシアノビニルま
    たはトリシアノビニルを表す。Jは、−S−または−CH
    =CR5−を表す。)
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