JPH0816728B2 - 光結合装置 - Google Patents

光結合装置

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JPH0816728B2
JPH0816728B2 JP10934489A JP10934489A JPH0816728B2 JP H0816728 B2 JPH0816728 B2 JP H0816728B2 JP 10934489 A JP10934489 A JP 10934489A JP 10934489 A JP10934489 A JP 10934489A JP H0816728 B2 JPH0816728 B2 JP H0816728B2
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waveguide
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義尚 武富
青児 西脇
真司 内田
潤一 麻田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光集積回路等の導波路内に光を導き、これ
を放射状に伝搬する導波光に変換するための光結合装置
に関するものである。
従来の技術 従来、導波光を放射状に伝搬させるための光結合器と
しては、同心円グレーティングを導波路上に形成したも
の、あるいは円錐状導波路を形成したものなどがある。
発明が解決しようとする課題 従来のグレーティングによる光結合器ではグレーティ
ングの回折特性により、最大で50%の効率しか得られな
い。また入射光がガウシアン分布のため、さらに効率は
低くなる。同様に、第11図に示したような円錐状導波路
111による光結合器でもガウシアン分布による低効率性
と同時に、その外周部における導波路112の曲がりによ
って導波損失が生じる等の課題があり、また入射光の波
長変動や入射角変化による結合効率の低下に対する対策
はなされていなかった。ここに、113は入射光、114は薄
い誘電体層、115は誘電体層、116は導波光である。
本発明は、このような従来技術の課題を解決すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、透明基板上に設けられた導波路と、前記導
波路の上に誘電体層を介して配置される円錐型反射プリ
ズムとによって構成され、結合長を0.4mm以下、導波路
厚みを0.5μm以上とし、導波路と誘電体層の屈折率差
異を0.3以下とすることを特徴とする光結合装置であ
る。また、円錐型反射プリズムの屈折率nPを次式により
決定することを特徴とする光結合装置である。
nP=(2N2−nG 2)1/2 (1) 但し、Nは等価屈折率、nGは前記誘電体層の屈折率で
ある。またさらに、ガウシアン分布をもつ入射光の強度
が1/e2となる半径rEと開口半径rAの比を0.3から0.6の範
囲にとることを特徴とする光結合装置である。
作用 本発明は、円錐型反射プリズムによって半導体レーザ
の発光分布が反転され、導波路の放射特性分布に近い光
分布で入力結合が行なわれるため、高い入力効率を得る
ことができる。
さらに、結合長を0.4mm以下、導波路厚みを0.5μm以
上とし、導波路とギャップの屈折率差異を0.5以下とす
ることにより、入射光の波長変動、入射角変化に対する
許容幅が拡大し、安定した結合効率が得られる。円錐型
反射プリズムの屈折率nPを式(1)により決定すること
により、誤差の正負に対し対象的な誤差感度特性が得ら
れるため、結合効率が安定化される。また、ガウシアン
分布をもつ入射光の強度が1/e2となる半径rEと開口半径
rAの比を0.3から0.6の範囲にとることにより、高い結合
効率が実現される。
実施例 以下に、本発明の実施例を第1図から第10図に基づい
て説明する。第1図は本発明の実施例における光結合装
置の構成を示し、第2図はその外観図である。第1図に
示すように、本発明の光結合装置は透明基板1上に設け
られた導波路2と、誘電体層3を介して配置される円錐
型反射プリズム4によって構成される。透明基板1側か
ら開口絞り5を通って入射する入射光6は円錐型反射プ
リズム4の円錐面で反射し、誘電体層3を通じて導波路
2内に導波光7となって入射する。導波光7は導波路2
内を放射状に伝搬し、同一基板上に形成された光集積回
路に光エネルギが供給される。本実施例では同一基板上
に形成されたリング状グレーティング8によって導波光
7を放射光9に変換する光学ヘッド装置を示した。尚、
この光学ヘッド装置は特開昭63−196588号公報で述べら
れているように、優れた集光特性を有するものである。
さて、入射光6は、導波路2、誘電体層3を一旦透過し
た後、円錐型反射プリズム4の円錐面で反射する。この
反射角θ1と円錐型反射プリズム4の頂角θ0は第3図
に示すように次のような関係にある。
θ1=π/2−θ0/2 反射後、入射光6はθ2=2θ1なる角度で進み、誘
電体層3の厚みが適切であればこれを介して導波路2内
に位相整合条件を満足するモードの光を励振し、これが
導波光7となる。尚、このときの位相整合条件は、円錐
型反射プリズム4の屈折率をnPとすれば次式で表わされ
る。
nPsinθ2=N 但し、Nは導波路2の等価屈折率である。
本来、角度θ2は誘電体層3の屈折率をnGとnPで決ま
る全反射条件を満たしており、円錐型反射プリズム4か
ら誘電体層3、さらには導波路2への光エネルギの伝達
はない。しかし、誘電体層3の厚みが薄くなると、全反
射の際にわずかにプリズム外部に漏れ出すエバネッセン
ト波によっで導波路2への光エネルギの伝達が生じ、導
波光7となる(以下これを、結合光と呼ぶ)。同様に、
導波路2から円錐型反射プリズム4への光の伝達も生
じ、これは導波光7からみれば損失となる(以下、これ
を損失光と呼ぶ)。
一方、円錐型反射プリズム4の外側、つまり誘電体層
3が自由表面をもつ領域では、導波光7は完全に導波層
内に閉じこめられる。即ち、大気中(n=1、真空中も
同様)では前記の位相整合条件は満足できないからであ
る。従って、効率良く導波光7を励振するためには、誘
電体層3が円錐型反射プリズム4と接している領域にお
いて、結合光と損失光のバランスを適切に保たなければ
ならない。これには、誘電体層3の厚みの最適化が必要
なのはもちろんであるが、同時に入射する光の強度分布
を最適化する必要がある。
この目的に対して円錐型反射プリズム4を用いた構成
は好適である。つまり、第4図に示すように、円錐型反
射プリズム4を用いたことによって、入射時にガウシア
ン分布を有していた入射光6の入射光分布10Aが反転さ
れ、反射光分布10Bとなる。この反射光分布10Bは導波路
の放射特性10Cに極めて良く似た特性を有しており、入
射結合効率を最大にする上で最適な特性である。尚、第
4図に示した反射光分布領域を結合長Lとして定義す
る。
また、入射光6の光分布と開口絞りの関係も入射結合
効率を最適化する上で重要な要因である。つまり、第5
図に示す開口絞り5の半径rAと、入力光ガウシアン分布
10Aの光強度が1/e2となる半径rEの比を適切に選ぶこと
によって入射結合効率を最適化できる。第6図は、rE/r
Aについて入射結合効率を計算した結果の一例で、これ
より、rE/rAが0.3から0.6の範囲で80%を超える高い効
率が得らることが解る。
一方、入射光の波長変動や入射角変化等の誤差要因発
生に対する入射結合効率の安定化対策として、結合長を
0.4mm以下、導波路厚みを0.5μm以上とし、導波路と誘
電体層の屈折率差異を0.3以下とすることが有用であ
る。
入射結合効率は導波路の構造で決まるパラメータDと
発生した誤差の大きさΔeよって定義されるパラメータ
Fによって一意に決定され、第7図のような特性を有す
る。
F=DΔe (2) 尚、これは従来の1次元光結合器での解析結果である
が、定性的に本発明の光結合器にも適用可能である。誤
差が発生しない場合(Δe=0)はF=0となり、理論
最大効率81.4%が得られる。誤差が発生し、Fが大きく
なるに連れて効率が単調減少しているのがわかる。
さて、パラメータDは波長誤差、入射角誤差それぞれ
について次式のように定義され、D(Δλ)、D(Δ
θ)の値の小さな導波路構成が誤差に対する安定化条件
となる。
ここで、λは光の波長、Wは導波路の厚み、Cは定数
(1.25)、他のパラメータは以下の通りである。
Weff=W+1/γS+1/γG kF=k(nF 2−N2)1/2 β=kN γS=k(N2−nS 2)1/2 γG=k(N2−nG 2)1/2 但し、kは波数2π/λ、nSは透明基板1の屈折率で
ある。
D(Δλ)、D(Δθ)の値をグラフで表わしたのが
第8図、第9図である。これより、結合長L=0.4mmで
は、D(Δλ)、D(Δθ)ともに著しく大きな値をと
ることが解り、結合長Lは0.4mm以下であることが望ま
しいと言える。また、導波路の膜厚Wについては、波長
誤差に関しては厚い目、入射角誤差については薄い目の
方が望ましい。ただ、波長誤差に対する厚い導波路の効
果が大きいため、膜厚の最適設計条件は0.5μm以上が
望ましい。また、導波路の屈折率については、D(Δ
λ)、D(Δθ)いずれも低い屈折率が望ましいことが
解る。これは、導波路の屈折率の絶対値ではなく、誘電
体層3の屈折率nGとの差が小さい方がよいことが計算に
より解っている。本実施例の計算ではnG=1.5としてお
り、従って、導波路と誘電体層の屈折率差異を0.3以下
とすることが有用であることが解る。
また、通常のプリズムを用いた光結合器においては第
10図の破線で示したように発生する誤差の正負によって
その感度が異なっている。これは、導波路の位相整合条
件が、プリズムの近接によって乱されることによる。こ
の乱れは円錐型反射プリズムの屈折率nPを次式により決
定することによってキャンセルされる。
nP=(2N2−nG 2)1/2 (5) 但し、Nは等価屈折率、nGは前記誘電体層の屈折率で
ある。この条件によって、第10図の実線で示したような
誤差感度特性を実現することができ、入射結合効率の安
定化が図れる。
発明の効果 以上説明したように、本発明により、円錐型反射プリ
ズムによる入力光強度分布の最適化が図れるため高効率
な入力結合が可能となり、さらに波長誤差、入射角誤差
の発生に伴う入射結合効率の低下を防ぎ、誤差に強い安
定な光結合器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における光結合装置の構成を
示す略示構造図、第2図はその斜視図、第3図は同実施
例における光結合装置の断面図、第4図は同実施例にお
ける円錐型反射プリズムによって、光分布が変換される
様子を示した原理図、第5図は同実施例における入射光
分布と開口絞りの関係を示すグラフ、第6図は同実施例
における入射光分布と開口絞りの半径比に対する入射結
合効率の特性図、第7図は同実施例における誤差パラメ
ータFに対する入射結合効率の特性図、第8図は同実施
例における波長誤差に対するパラメータD(Δλ)の特
性図、第9図は同実施例における入射角誤差に対するパ
ラメータD(Δθ)の特性図、第10図は同実施例におけ
る誤差要因に対する安定化の原理図、第11図は、従来の
光結合装置の構成を示す略示構造図である。 1……透明基板、2……導波路、3……誘電体層、4…
…円錐型反射プリズム、5……開口絞り、6……入射
光、7……導波光、8……リング状グレーティング、9
……放射光、10A……入射光分布、10B……反射光分布、
10C……導波路の放射特性。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板上に設けられた導波路と、前記導
    波路の上に誘電体層を介して配置される円錐型反射プリ
    ズムを備え、結合長が0.4mm以下、前記導波路の厚みが
    0.5μm以上であり、前記導波路と前記誘電体層の屈折
    率差異が0.3以下であることを特徴とする光結合装置。
  2. 【請求項2】円錐型反射プリズムの屈折率nPが次式に nP=(2N2−nG 2)1/2 より決定される(但し、Nは等価屈折率、nGは前記誘電
    体層の屈折率である。)ことを特徴とする請求項1記載
    の光結合装置。
  3. 【請求項3】ガウシアン分布をもつ入射光の強度がe2分
    の1となる半径rEと開口半径rAの比が、0.3から0.6の範
    囲にあることを特徴とする請求項1記載の光結合装置。
JP10934489A 1989-04-28 1989-04-28 光結合装置 Expired - Lifetime JPH0816728B2 (ja)

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