JPH081672B2 - 紙幣識別機ユニットにおける紙幣送り出し装置とその駆動方法 - Google Patents

紙幣識別機ユニットにおける紙幣送り出し装置とその駆動方法

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JPH081672B2
JPH081672B2 JP4056453A JP5645392A JPH081672B2 JP H081672 B2 JPH081672 B2 JP H081672B2 JP 4056453 A JP4056453 A JP 4056453A JP 5645392 A JP5645392 A JP 5645392A JP H081672 B2 JPH081672 B2 JP H081672B2
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信之 渡辺
明 奥山
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秀工電子株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙幣識別機ユニットにお
ける紙幣送り出し装置と、その駆動方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】パチンコホール等の遊戯場で列状に複数
台設置された玉貸機、メダル貸機の紙幣識別機に投入さ
れる紙幣は特開昭60−106744号公報に示されて
いる如くその背部に貫走する紙幣搬送装置に受け渡され
るようになっている。
【0003】一般に玉貸し機の奥行き寸法は、150m
mであり、メダル貸機の奥行き寸法は玉貸機より約80
〜100mm長い。ところが、紙幣識別機は、玉貸機メ
ダル貸機とも同じものを使用しているのが現状である。
しかるに、ホール毎に島幅(通常パチンコ台、スロット
マシン台のガラス面間の距離)が異なるので、本出願人
の提案した実願平1−146017号に示されたような
結合ガイドとの合流ガイドの櫛歯状結合によって長さを
調節することになる。紙幣の長さは1000円札で15
0mmであり、この長さから結合ガイドと合流ガイドの
櫛歯状結合による長さの調節には限度があり、メダル貸
機の場合は駆動部を有する長さ80〜100mmの紙幣
送り出し装置を別途必要とする。紙幣識別機が真札と判
定したときは、この紙幣送り出し装置は正転し続けて、
紙幣を紙幣搬送装置に送り出す。一方、紙幣識別機が偽
札と判定したときは、紙幣識別機は該偽札を返却すべく
紙幣識別機のローラは反転する。偽札と判定したとき、
紙幣の先端は既に送り出し装置ローラに達している。
又、紙幣識別機からは反転の信号はとり出せない。よし
んば、送り出し装置に紙幣の通過センサーを設けて、送
り出し装置の駆動部の正逆転を制御しようとしても、紙
幣識別機の正逆転と同期をとることは困難であり、紙幣
の破損、詰まりの原因になる。更に、紙幣搬送装置内を
紙幣が通過中、特に紙幣先読みセンサーと合流ガイド間
を通過している時、及び対面の紙幣識別機ユニットに紙
幣が投入された時は、送り出し装置が紙幣を送り出す
と、合流ガイドで紙幣が重なってしまう。紙幣搬送装置
を紙幣が重なって搬送されることは、支障ないが、島端
のスタッカーに収納される際、一枚毎のカウントに支障
をきたす。従って、紙幣先読みセンサーを通過した紙幣
や対面の識別ユニットに投入された紙幣がある時は、そ
れらの紙幣が、合流ガイドを通過する迄は、送り出し装
置で保持していなければならない。
【0004】又、紙幣識別機にそのローラを止めること
によって、紙幣を保持する機能を有するものもあるが、
紙幣搬送装置迄の距離が長い場合、すなわち、島幅が広
い場合は紙幣先読みセンサーの位置を合流点からそれに
合う先の位置に設けなければならない。その結果、1ユ
ニットの紙幣搬送装置の長さに納まらなかったり、紙幣
識別機に次の紙幣がなかなか投入出来ない場合が生じ
る。又、島幅が狭い島から広い島までに対応するため結
合ガイドの長さを各種用意し、各長さまでの連続可変は
合流ガイドとの櫛歯で調節する。更に紙幣送り出し装置
も、長さが異なるものを複数用意することによって更に
広い島幅に対応するようにする。島幅が連続して変えら
れるものに対して、その都度紙幣先読みセンサーの位置
を設定することは取付けスペース部品の標準化及び、在
庫管理からは極めて困難である。したがって、本発明は
紙幣識別機が偽札と判定したときは、容易に返送が可能
で真札と判定したときは、送り出しへのタイミングが制
御できる紙幣識別機ユニットにおける紙幣送り出し装置
とその駆動方法をうることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
目的を達成するため、次のような紙幣識別ユニットにお
ける紙幣送り出し装置とその駆動方法を提供するもので
ある。すなわち、紙幣識別機と紙幣搬送装置との間に介
在して紙幣の受け渡しを行う紙幣識別機ユニットにおけ
る紙幣送り出し装置の送り出し搬送ローラは、駆動軸に
遊嵌され、かつ、駆動軸と連動して回転する駆動ローラ
とはラチエット噛合によって結合されていて、通常は駆
動軸で駆動され、紙幣先読みセンサーからの紙幣通過信
号または対面の紙幣識別機ユニットからの紙幣投入信号
があって、駆動軸が停止するとき、紙幣搬送装置の搬送
力に負けない状態で紙幣を保持できるように送り出し搬
送ローラは駆動ローラと共に停止すると共に、紙幣識別
機が偽札と判断して紙幣を返却するとき駆動ローラに対
して送り出し搬送ローラが紙幣返却搬送力で空転できる
ように駆動ローラは送り出し搬送ローラに向かって附勢
され、かつ駆動軸に対してスライド自在に嵌合してなる
紙幣識別機ユニットにおける紙幣送り出し装置であっ
て、以上のような紙幣識別機に投入した紙幣が紙幣識別
機の出口から離れたところに設置した紙幣搬送装置まで
搬送する紙幣送り出し装置において、紙幣が搬送装置内
を通過中、特に紙幣先読みセンサーと合流ガイド間を通
過している時及び対面の紙幣識別機ユニットに紙幣が投
入された時、紙幣の紙幣識別機通過時点からの、送り出
し搬送ローラの駆動時間を島幅に応じて設置される紙幣
送り出し装置を結合ガイド等の長さによって、予め設定
し、該設定時間経過後送り出し搬送ローラを停止せしめ
て紙幣先端が紙幣搬送装置搬送ベルトに入る直前の位置
に紙幣を保持できるように設定制御されることを特徴と
する紙幣識別機ユニットにおける紙幣送り出し装置の駆
動方法である。
【0006】
【作用】紙幣識別機に紙幣が投入されると同時に紙幣送
り出し装置は稼動し始める。そして、紙幣識別機が真札
と判定した場合、紙幣搬送装置の紙幣先端読みセンサー
からの紙幣通過信号および、対面の紙幣識別機ユニット
からの紙幣投入信号の何れもないときは、紙幣送り出し
装置は、そのまま稼動を続けて、紙幣を紙幣搬送装置の
合流ガイドに送り出す。紙幣先読みセンサーからの紙幣
通過信号または対面の紙幣識別機ユニットからの紙幣投
入信号があるときは、紙幣送り出し装置は停止して紙幣
は送り出し搬送ローラに装着したOリング(19)(1
9)と押圧ローラ(13)とで挟持した状態で保持し、
万一紙幣の先端が紙幣搬送装置の搬送ローラ(2)
(3)に達していても、引き込まれない。また紙幣識別
機が紙幣を偽札と判定した場合、紙幣識別機は逆転し紙
幣を返却しようとする。しかし、紙幣送り出し装置は、
紙幣識別機から信号をえられないため、そのまま正転を
続ける。けれども送り出し搬送ローラ(12)と駆動ロ
ーラ(23)とは互いにラチエット歯で連結されている
ため、紙幣が紙幣識別機のローラ(9)(10)の逆転
のよって返却方向に引き戻されると送り出し搬送ローラ
(12)はラチエット歯を滑りながら容易に逆転し、紙
幣を返却する。そして、紙幣がOリング(19)(1
9)と押圧ローラ(13)から外れるとバネ(26)に
よって、付勢されている駆動ローラ(23)が駆動軸
(18)をスライドして、ラチエット歯(22)が送り
出し搬送ローラ(12)のラチウエット歯(21)と噛
み合って送り出し搬送ローラ(12)は正転する。以上
の如く紙幣識別機に投入され、真札と判定された紙幣は
ローラ(9)(10)を通過し、先読みセンサーからの
紙幣通過信号又は対面の紙幣識別記ユニットからの紙幣
投入信号のいずれもがない時はローラ(12)(13)
の正転によって紙幣搬送装置の合流ガイドに送り出す、
紙幣通過信号及び紙幣投入信号のいずれか又は両方があ
る場合は紙幣はローラ(12)(13)で保持される。
又紙幣がローラ(9)(10)を通過した時点(この場
合、紙幣識別機の駆動停止信号をうる)からの紙幣送り
出し装置の送り出し搬送ローラの駆動時間を制御するこ
とによって、島幅の広狭に関係無く紙幣の先端を紙幣搬
送装置の搬送ベルトに入り込む前の位置に揃えることが
できる。
【0007】
【実施例】以下、図面に示す実施例について説明する。
紙幣識別ユニット(7)の紙幣識別機(8)で投入され
た紙幣は、図2の如く識別され、結合ガイド(14)と
合流ガイド(15)を介して紙幣搬送装置(1)のロー
ラ(2)(2)、ローラ(3)(3)間に張設された搬
送ベルト(4)(5)で紙幣は挟持されながら、スタッ
カー(6)まで搬送され貯溜される。図2において(1
6)は紙幣先読みセンサーである。又、図2において紙
幣識別機(8)のローラ(9)(10)から紙幣搬送装
置(1)のローラ(2)(3)までの長さが紙幣の長さ
より長いと紙幣が送られないため紙幣送り出し装置(1
1)の送り出し搬送ローラ(12)と押圧ローラ(1
3)がある。そして、送り出し搬送ローラ(12)と押
圧ローラ(13)は次のような機能が必要である。すな
わち、紙幣識別機が真札判定の場合についてみると、ス
タッカー(6)での紙幣の枚数カウントが紙幣1枚毎に
カウントするため、紙幣がスタッカー(6)に入る時は
1枚ずつでなければならない。そのため、紙幣搬送装置
(1)内を紙幣は重なることなく搬送されることが望ま
しい。したがって、紙幣先読みセンサー(16)と対面
の紙幣識別機ユニット(7)への紙幣投入の信号をうけ
た時は送り出し搬送ローラ(12)と押圧ローラ(1
3)で紙幣を保持している。この場合、紙幣の先端がロ
ーラ(2)(3)に届いていても搬送されてはならな
い。すなわち、ローラ(2)(3)の搬送力に負けない
力で送り出し搬送ローラ(12)、押圧ローラ(13)
は紙幣を保持しなければならない。このことによって、
紙幣が1枚毎ずつ紙幣搬送装置(1)におくられること
になる。
【0008】次に紙幣識別機が偽札の場合、紙幣の先端
が送り出し搬送ローラ(12)、押圧ローラ(13)に
挟まれる位置まで突出し、返却されるため、送り出し搬
送ローラ(12)、押圧ローラ(13)の保持力はロー
ラ(9)(10)の返却搬送力より弱くなければならな
い。又、送り出し搬送ローラ(12)、押圧ローラ(1
3)にはローラ(9)(10)の正逆が紙幣識別機
(8)から信号が送られないため連動できず、紙幣識別
機は稼動中ずっと正転し続ける。しかし、偽札判定でロ
ーラ(9)(10)が逆転すると、紙幣は返却方向に引
かれ、該紙幣の返却方向への移動によって図1に示すよ
うにOリング(19)(19)は摩擦によって紙幣と同
方向に回転する。Oリング(19)(19)を装着して
いる送り出し搬送ローラ(12)は駆動ローラ(23)
とラチエット歯で結合しているため、送り出し搬送ロー
ラ(12)が逆転すると、噛み合わず、空転する。した
がって、偽札判定でローラ(9)、(10)が逆転する
と駆動ローラ(23)は正転していても送り出し搬送ロ
ーラ(12)は、ラチエット歯が噛み合わず空転し、紙
幣は容易に返却される。
【0009】本案は以上のような機能を満足する紙幣送
り出し装置である。以下、具体的に説明する。図3で示
すように紙幣識別機取付金具(30)に設けた駆動モー
タ(M)の軸と減速機(34)の軸とを接手(20)と
減速機(34)の軸のピン(20a)を介して連動可能
に連結してある。図1で示すように送り出し搬送ローラ
(12)に嵌装された駆動軸(18)はローラ取付台
(17)の左右の軸受で支持し、送り出し搬送ローラ
(12)の外周にはそれぞれOリング(19)(19)
を嵌め込み、また送り出し搬送ローラ(12)の一方の
端部にラチエット歯(21)を刻設してある。これに噛
み合うラチエット歯(22)のある駆動ローラ(23)
の切欠(24)に係合可能なピン(25)が駆動軸(1
8)に設けられた駆動ローラ(23)は駆動軸(18)
にスライド可能に嵌合している。送り出し搬送ローラ
(12)と駆動ローラ(23)とのラチエット歯(2
1)(22)が噛み合うように、駆動軸(18)に外装
されたバネ(26)があり、偽札判定の場合、ローラ
(9)(10)が逆転したとき送り出し搬送ローラ(1
2)が空転できるようにバネ力を調節しておく。そし
て、Oリング(19)(19)に対向する位置に紙幣を
押圧する押圧ローラ(13)(13)を軸(35)に回
転自在に設ける。駆動軸(18)は減速機(34)から
カップリング(27)を介して駆動される。また送り出
し搬送ローラ(12)の軸(18)と押圧ローラ(1
3)の軸(35)との間に紙幣ガイド(28)(29)
を上下に取付ける。
【0010】本実施例では駆動ローラ(23)と駆動軸
(18)との連動機構としてピンを用いたがこれに限ら
ず、例えば駆動軸(18)の外面と駆動ローラ(23)
の内面をそれぞれ六角形等に形成して嵌合させ連動させ
るようにしてもよい。又、カップリング(27)の連動
機構についても他の機構でそれぞれ連動させるようにし
てもよい。以上のような、紙幣送り出し装置(11)は
図3に、示すように紙幣識別機取付金具(30)に対し
て紙幣識別機(8)の紙幣出口側においてローラ取付台
(17)を介して取付ける。紙幣識別ユニット(7)は
図4のように取付座(31)にスライドさせて着脱でき
るようになっており、紙幣送り出し装置(11)内でト
ラブルが生じた場合に取付座(31)から引き出してメ
ンテナンスを行うことができる。
【0011】取付座(31)はケース状をなし紙幣識別
取付金具(30)の上壁(30a)と下壁(30b)に
そのガイド(31a)(31b)を嵌装させてスライド
自在に取付けられる。そして紙幣識別取付金具(30)
の端部に形成した係合爪(32)にケースのストッパー
(33)が係合する。
【0012】さて、以上のような装置の作動について説
明すると、モーター(M)の駆動により接手(20)を
介して減速機(34)に動力が伝達され、この減速機
(34)からカップリング(27)を介して駆動軸(1
8)が駆動される。駆動ローラ(23)の切欠(24)
は駆動軸(18)のピン(25)と係合していることに
より、駆動ローラ(23)は駆動軸(18)と共に回転
し、バネ(26)の付勢によるラチエット歯(21)
(22)の噛み合いによって送り出し搬送ローラ(1
2)が回転する。そして送り出し搬送ローラ(12)の
Oリング(19)(19)と押圧ローラ(13)(1
3)とで紙幣は送り出される。
【0013】ローラ(9)(10)の正転時は以上のよ
うな経過をたどって、紙幣を紙幣搬送装置(1)に送り
出す。次に、偽札判定で紙幣返却の場合は、駆動ローラ
(23)は切欠(24)とピン(25)との係合により
駆動軸(18)で正転されている。しかし、紙幣ローラ
が(9)、(10)の逆転によって返却方向に引張られ
ると、紙幣に接触しているOリング(19)、(19)
が摩擦によって、逆転方向に引張られ、送り出し搬送ロ
ーラ(12)は逆転する。即ち、送り出し搬送ローラ
(12)は駆動ローラ(23)との間のラチエット歯で
空転する。したがって、偽札は、逆転したローラ
(9)、(10)によって返却される。
【0014】次に、紙幣先読みセンサー(16)がO
N、または対面の紙幣識別機ユニット(7)に紙幣投入
時は、モーター(M)を制御装置を介して停止させ待機
させる。この時送り出し搬送ローラ(12)、駆動ロー
ラ(23)のラチエット歯(21)(22)はバネ(2
6)に押されて噛み合っているので、送り出し搬送ロー
ラ(12)、Oリング(19)(19)は駆動軸(1
8)と共に回転せず、紙幣の先端がローラ(2)(3)
に達し、搬送ベルト(4)(5)に挟まれていても、紙
幣は搬送されない。すなわち、紙幣搬送装置のローラ
(2)(3)の搬送力に負けない力で送り出し搬送ロー
ラ(12)、押圧ローラ(13)が紙幣を保持するから
である。
【0015】次に、島幅の広い島に対しては紙幣送り出
し装置(11)を併設するが、紙幣識別機(8)に投入
され、真札と判定された紙幣は前述した如く、紙幣先読
みセンサー(16)がONまたは紙幣識別機ユニット
(7)に紙幣投入時はローラ(9)(10)を通過しロ
ーラ(12)(13)で保持される。紙幣がローラ
(9)(10)を通過した時点(紙幣識別機の駆動停止
信号をうる)からの紙幣送り出し装置(11)の送り出
し搬送ローラ(12)の駆動時間を制御することによっ
て島幅の広狭に関係無く、紙幣の先端を図2に示すロー
ラ(2a)(3a)の位置に揃える。紙幣送り出し装置
の駆動時間は例えばDIPSWのON、OFFの組合せ
で設定することができる。
【0016】この紙幣送り出し装置のモータ(M)の駆
動時間を設定する場合、先ず、紙幣識別機に送り出し装
置の併設が必要であるときは図6のスイッチSをセッ
トし次に図8に示すような島幅、送り出し装置、結合ガ
イドの各長さを組合せて形式別に設定した紙幣送り出し
装置駆動時問設定表に基づいてコードをスイッチS
、SのON、OFFを組合せて設定し、このコード
をカウンター値に変換、各形式における駆動タイマー時
間を設定することにより、紙幣送り出し装置(11)の
モータ(M)の駆動時間を制御する。図9は紙幣送り出
し装置の駆動時間の制御機能のフローチャートを示す。
【0017】図5に示す、制御部(35)のスイッチ部
(37)から配線(36)を通じて、紙幣送り出し装置
を駆動制御するとき、その駆動時間のコードによってD
IPSWのON、OFFを設定することにより、各種の
値を設定できるが、図9の如く制御部(35)のスイッ
チ部(37)のスタート(38)で先ず「DIPSWコ
ード読取り」(39)を行い、次に「コードによりカウ
ンター設定値決定」のステップ(40)に進み、ここで
設定されたコードに相当するカウンター値に変換し、タ
イマーカウンターに設定する。「トリガ有り」の判断
(41)では基準レベルすなわち、紙幣識別機のセンサ
ーを通過した時点での信号の有無が監視される。「トリ
ガ有り」の条件が成立した場合は「カウンター値減算開
始」(42)となり、正確な発信器のサイクルでカウン
ター値が減算され、これと同時に紙幣送り出し装置のモ
ータ(M)が駆動を開始(43)し、カウンター値が零
になるまでモータ(M)は駆動を続け、カウンター値が
零になった時(44)に、モータ(M)の駆動が停止す
る(45)。これによりモータ(M)の駆動時間の設定
が終了する。
【0018】例えば、図7は図8の形式のM5の場合の
紙幣送り出し装置のモータ駆動の設定時間が0.36秒
における設定用スイッチのON、OFFの組合せ状態を
示す。図8の形式Mの場合は設定用スイッチの組
合せで設定時間を0秒とする。なお、前記スイッチS
だけがONの場合は0.3秒(標準)の駆動タイマーに
設定されている。送り出し装置(11)の送り出し搬送
ローラ(12)を駆動する駆動部の制御部(35)は、
図5に示すように例えば、メダル貸機(46)の本体内
に設ける。制御部(35)にこの制御部の外側から操作
できるような複数のスイッチを有するスイッチ部(3
7)を設ける。スイッチ部は図6に示すような4個のス
イッチで構成され、このスイッチのON、OFFの組合
せによって各種の値を複数種類設定することができる。
スイッチSは、紙幣識別機に紙幣送り出し装置併設の
有無に使用するスイッチで送り出し装置有りの場合は、
ON、無しの場合はOFFにセットする。スイッチ
、S、Sは紙幣送り出し装置のモータの駆動時
間設定用スイッチで駆動時間設定表の形式別設定時間の
コードを各スイッチのON、OFFを組合わせて各種の
値を設定し、このコードに相当するカウンター値に変換
する。
【0019】以上の如く、送り出し装置の駆動時間を複
数のスイッチの入、切の組合せによって各種の値を複数
種類設定し、紙幣を送り出し搬送ローラによって保持
し、紙幣の先端位置を自在に設定することができる。紙
幣の先端が搬送装置内に達する状態で紙幣が保持されて
いる場合、その保持力が搬送装置の搬送力に等しいか又
は、小さいと搬送装置内を運ばれてきた紙幣と共に重な
って運ばれてしまい、スタッカーでの計数に誤差を生じ
たり整列収納が出きないなどとなるが、紙幣の先端を搬
送装置に達する前で止めるようにスイッチ値を設定すれ
ばこれらの障害はなくなる。何れにしても、紙幣送り装
置と結合ガイドの長さが種々異なっても、紙幣送り出し
装置の駆動時間をスイッチON、OFFの組合せで各種
の値を設定することによって紙幣の先端を搬送装置の前
に揃えることができるので、紙幣先読みセンサーの取付
位置が島幅の広狭に関係なく、一定にすることができ
る。
【0020】さらに、製品在庫管理の立場から各種の島
幅に対応するため結合ガイドは単体で、また紙幣送り出
し装置は紙幣識別機と一体で、それぞれ複数の種類在庫
しておき、現場において組立てて工事する場合が多い。
この場合スイッチの組合せは現場で制御部のスイッチ部
を紙幣送り出し装置駆動時間設定表等を参照して各種の
値に設定することができるので、制御部は一種在庫して
おけば足りることになる。現場工事の都合から当初の仕
様が変わり島幅が多少変更する場合が往々にしてある
が、この場合でも紙幣送り出し装置駆動時間設定表等を
参照して紙幣送り出し装置の駆動時問を調節することに
よって対処できる。
【0021】
【発明の効果】本発明のものによれば、紙幣識別機で偽
札判定で返却する時は紙幣送り出し装置の送り出し搬送
ローラが空転して搬送力が小さくなり、一方、紙幣先読
みセンサーON、又は対面の紙幣識別機ユニットへ紙幣
投入による待機時は紙幣送り装置の送り出し搬送ローラ
を停止させることによって紙幣の搬送を止めることがで
きる。以上の如く、偽札の返却が確実、かつ容易である
と共に、紙幣送り出し装置によって紙幣の送り出しのタ
イミングが調節できるため、紙幣搬送装置中を紙幣が重
なることなく搬送されるので、スタッカでのカウントミ
スがなく、かつ紙幣の整列がスムーズに行われる。ま
た、島幅の広さによって使用する紙幣送り出し装置と結
合ガイドの長さが種々異なっても紙幣送り出し装置の駆
動時間を種々制御設定するこによって、紙幣の先端位置
を自在に設定することが出来、したがって、紙幣先読み
センサーの取付位置が島幅の広狭に関係無く、一定にす
ることができて、取付スペース、部品の標準化及び在庫
管理に良い結果をうることがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣送り出し装置の側面図である。
【図2】紙幣搬送装置の平面図である。
【図3】紙幣識別機ユニットの正面図である。
【図4】紙幣識別ユニットの外観図である。
【図5】メダル貸機の本体に制御部を設けた説明図であ
る。
【図6】スイッチ部の説明図である。
【図7】紙幣送り出し装置駆動時間設定用スイッチの一
実施例図である。
【図8】紙幣送り出し装置駆動時間設定表図である。
【図9】紙幣送り出し装置の制御機能フローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 紙幣搬送装置 2 ローラ 3 ローラ 4 搬送ベルト 5 搬送ベルト 7 紙幣識別機ユニット 8 紙幣識別機 9 ローラ 10 ローラ 11 紙幣送り出し装置 12 送り出し搬送ローラ 13 押圧ローラ 18 駆動軸 21 ラチエット歯 22 ラチエット歯 23 駆動ローラ M モータ 35 制御部 37 スイッチ部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−106744(JP,A) 実開 平2−20584(JP,U) 実開 昭61−120969(JP,U) 実開 昭60−119480(JP,U) 実開 平3−85081(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣識別機と紙幣搬送装置との間に介在
    して紙幣の受け渡しを行う紙幣識別機ユニットにおける
    紙幣送り出し装置の送り出し搬送ローラは、駆動軸に遊
    嵌され、かつ、駆動軸と連動して回転する駆動ローラと
    はラチエット噛合によって結合されていて、通常は駆動
    軸で駆動され、紙幣先読みセンサーからの紙幣通過信号
    または対面の紙幣識別機ユニットからの紙幣投入信号が
    あって、駆動軸が停止するとき、紙幣搬送装置の搬送力
    に負けない状態で紙幣を保持できるように送り出し搬送
    ローラは駆動ローラと共に停止すると共に、紙幣識別機
    が偽札と判断して紙幣を返却するとき駆動ローラに対し
    て送り出し搬送ローラが紙幣返却搬送力で空転できるよ
    うに駆動ローラは送り出し搬送ローラに向かって附勢さ
    れ、かつ駆動軸に対してスライド自在に嵌合してなる紙
    幣識別機ユニットにおける紙幣送り出し装置。
  2. 【請求項2】 紙幣識別機に投入した紙幣が紙幣識別機
    の出口から離れたところに設置した紙幣搬送装置まで搬
    送する紙幣送り出し装置において、紙幣が搬送装置内を
    通過中、特に紙幣先読みセンサーと合流ガイド間を通過
    している時、及び対面の紙幣識別機ユニットに紙幣が投
    入された時、紙幣の紙幣識別機通過時点からの送り出し
    搬送ローラの駆動時間を島幅に応じて設置される紙幣送
    り出し装置と結合ガイド等の長さによって予め設定し、
    該設定時間経過後、送り出し搬送ローラを停止せしめ
    て、紙幣の先端が紙幣搬送装置搬送ベルトに入る直前の
    位置に紙幣を保持できるように設定制御することを特徴
    とする紙幣識別機ユニットにおける紙幣送り出し装置の
    駆動方法。
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