JPH08169014A - プリプレグの製造方法、及びこのプリプレグを用いた積層板の製造方法 - Google Patents

プリプレグの製造方法、及びこのプリプレグを用いた積層板の製造方法

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JPH08169014A
JPH08169014A JP6316117A JP31611794A JPH08169014A JP H08169014 A JPH08169014 A JP H08169014A JP 6316117 A JP6316117 A JP 6316117A JP 31611794 A JP31611794 A JP 31611794A JP H08169014 A JPH08169014 A JP H08169014A
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JP
Japan
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resin varnish
paper base
roll
base material
prepreg
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Withdrawn
Application number
JP6316117A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Tamei
政克 為井
Kazuhiko Nemoto
一彦 根本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 難燃性や耐トラッキング性の良好なプリプレ
グの製造方法、及び、積層板の製造方法を提供する。 【構成】 プリプレグの製造方法は、セルロース繊維か
らなる紙基材2に、親水性の一次樹脂ワニス1を一次含
浸した後に、二次樹脂ワニスを含浸させる方法の一次含
浸に関するものである。上記一次樹脂ワニス1をピック
アップする塗布ロール3の塗布量を絞りロール5で制御
し、上記塗布ロール3と抑えロール4との間に紙基材2
を通過させると共に、上記塗布ロール3の前後に備えら
れた、紙基材が通過するガイドロール6a、6bを移動
させ、上記紙基材2が塗布ロール3と接触する面積を制
御する。積層板の製造方法は、このプリプレグを複数枚
重ねて被圧体とし、この被圧体を加熱加圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリプレグの製造方法、
及び積層板の製造方法に関し、具体的には親水性の一次
樹脂ワニスを紙基材に含浸するプリプレグの製造方法、
及びこのプリプレグを用いた積層板の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、親水性のアミノ変性フェノール
樹脂からなる一次樹脂ワニスを紙基材に一次含浸させ、
その後フェノール樹脂からなる二次樹脂ワニスを二次含
浸させてプリプレグを作製する方法が知られている。こ
の一次樹脂ワニスの含浸方法として、図2に示す、一次
樹脂ワニス1に一部を含浸した塗布ロール13と、この
塗布ロール13に接して設けられた絞りロール15との
間隙を調整することで、塗布ロール13がピックアップ
する一次樹脂ワニス1の塗布量を制御しながら、塗布ロ
ール13と、この塗布ロール13に上接した抑えロール
14との間に紙基材2を通過させる方法が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、塗布ロール1
3と抑えロール14との間に紙基材2を通過させるなが
ら一次含浸させる方法は、得られた積層板の品質で樹脂
の浸透に起因する難燃性や耐トラッキング性の値にばら
つきを生じ、これら特性が低い。これは、紙基材2と塗
布ロール13が接触する面積が少ないので、一次樹脂ワ
ニス1の含浸量にばらつきを生じているためと推定され
る。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、難燃性や耐トラッキング
性の良好なプリプレグの製造方法、及び、積層板の製造
方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プリプレグの製造方法は、セルロース繊維からなる紙基
材に、親水性の一次樹脂ワニスを一次含浸した後に、一
次樹脂ワニスが含浸した紙基材に二次樹脂ワニスを含浸
させ、上記紙基材に含浸した樹脂を半硬化させるプリプ
レグの製造方法であって、上記一次樹脂ワニスをピック
アップする塗布ロールの塗布量を絞りロールで制御し、
上記塗布ロールに上接した抑えロールと、塗布ロールと
の間に紙基材を通過させると共に、上記塗布ロールの前
後に備えられた、紙基材が通過するガイドロールを移動
させ、上記紙基材が塗布ロールと接触する面積を制御す
ることを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2に係るプリプレグの製造
方法は、請求項1記載のプリプレグの製造方法におい
て、上記一次樹脂ワニスがアミノ変性フェノール樹脂を
成分とすることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項3に係るプリプレグの製造
方法は、請求項1又は請求項2記載のプリプレグの製造
方法において、上記二次樹脂ワニスが親水基と疎水基を
有するフェノール樹脂を成分とすることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項4に係る積層板の製造方法
は、請求項1乃至請求項3いずれか記載のプリプレグを
複数枚重ねて被圧体とし、この被圧体を加熱加圧するこ
とを特徴とする。
【0009】以下、本発明のプリプレグの製造方法を図
面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例に
係る方法を実施するのに使用する含浸装置の要部側面図
である。
【0010】本発明のプリプレグの製造方法において
は、セルロース繊維からなる紙基材2が用いられ、具体
的には、クラフト紙、リンター紙、その他セルロースを
成分としたクラフト紙またはリンター紙に無機物または
有機物を混入した基材が使用される。上記紙基材2に親
水性の一次樹脂ワニス1を一次含浸した後に、一次樹脂
ワニス1が含浸した紙基材2に二次樹脂ワニスを含浸さ
せ、上記紙基材2に含浸した樹脂を半硬化させる。上記
一次樹脂ワニス1としては、アミノ変性フェノール樹脂
が挙げられ、具体的には、メラミン樹脂、ユリア樹脂、
グアナミン樹脂等で変性したフェノール樹脂が例示され
る。この一次樹脂ワニス1は、上記樹脂にメタノール水
溶液等の溶媒で希釈され、所望の一次樹脂ワニス1の含
浸量となるよう調製される。上記一次樹脂ワニス1は親
水性なので紙基材2中に素早く樹脂が浸透し、さらに、
この一次樹脂ワニス1が浸透した紙基材2は、その後に
含浸する二次樹脂ワニスの樹脂と混ざり合い、一次樹脂
ワニスと二次樹脂ワニスの樹脂が十分に反応し、所望の
特性を付与することができる。
【0011】上記二次樹脂ワニスとしては、例えば、親
水基と疎水基を有する樹脂を含有するものが挙げられ、
具体的には、桐油変性フェノール樹脂等が挙げられる。
上記二次樹脂ワニスは、必要に応じて、有機や無機の充
填剤、難燃剤、添加剤、溶媒等を含有する。
【0012】本発明は、上記一次樹脂ワニス1の含浸方
法に関するものであり、一次樹脂ワニス1を紙基材2に
ばらつきなく、所望量含浸させる方法である。本発明の
一実施例に係る方法を実施するのに使用する含浸装置に
ついて説明する。図1に示す如く、上記含浸装置は含浸
槽7を備え、この含浸槽7に一次樹脂ワニス1が満たさ
れている。上記含浸装置は、一次樹脂ワニス1に一部を
浸漬した塗布ロール3と、この塗布ロール3に上接した
抑えロール4を備え、この塗布ロール3と抑えロール4
との間を紙基材2が通過する。上記塗布ロール3の前方
に塗布ロール3に接して絞りロール5が、一次樹脂ワニ
ス1内に一部を浸漬した状態で備えられている。この絞
りロール5を前後に可逆的に移動させて、この絞りロー
ル5と塗布ロール3の間隙を調整し、塗布ロール3がピ
ックアップする一次樹脂ワニス1の塗布量を制御する。
さらに、上記含浸装置は、上記塗布ロール3の前後にガ
イドロール6a、6bを備え、これらガイドロール6
a、6bは上下に可逆的に移動できる。これらガイドロ
ール6a、6bを移動させ、上記ガイドロール6a、6
bの少なくともどちらかのガイドロールを通過する紙基
材2の通過位置を、塗布ロール3と抑えロール4との接
点より下方にすることにより、上記塗布ロール3と紙基
材2との接触する面積を増減する。上記塗布ロール3、
抑えロール4、絞りロール5、及び、ガイドロール6
a、6bの材質としては、金属製、ゴム製、合成樹脂
製、或いは、金属のロールにゴム及び合成樹脂を被覆し
たものが挙げられる。
【0013】上記含浸装置を用いたプリプレグ製造方法
について説明する。一次樹脂ワニス1が満たされた含浸
槽7に、紙基材2が連続的に供給される。紙基材2は前
方のガイドロール6aに導かれ、塗布ロール3と抑えロ
ール4との間を通過し、塗布ロール3から樹脂樹脂ワニ
ス1が塗布された後に、後方のガイドロール6bに導か
れて、二次の含浸装置へ搬送される。上記ガイドロール
6a、6bを移動させて、紙基材2が塗布ロールと接触
する面積を増減させることができるので、紙基材2の表
面に一次樹脂ワニス1が塗布され、紙基材2内に所望量
の一次樹脂ワニス1を均一に含浸することができる。
【0014】上記一次含浸の後、二次含浸が行われる。
この二次含浸も上記製造方法を使用してもよいが、紙基
材2を二次樹脂ワニス内に浸漬させる含浸法が、二次樹
脂ワニスに用いる溶媒が少なくて樹脂含有量を調製でき
るので、工業的に優位である。
【0015】上述の如くして得られたプリプレグは、複
数枚重ねて被圧体とし、この被圧体を加熱加圧して積層
板を得る。この積層板には、必要に応じて、金属箔が積
層される。上記金属箔としては、銅、アルミニウム、
鉄、ニッケル、亜鉛、真鍮等の単独箔やこれらの合金箔
または複合箔が挙げられる。加熱加圧条件は特に限定さ
れず、プリプレグの厚みや硬化温度に応じて適宜選択さ
れる。樹脂が均一に且つ十分に含有したプリプレグを用
いるので、難燃性や耐トラッキング性が良好な積層板が
得られる。なかでも、紙基材のフェノール樹脂積層板に
有用である。
【0016】
【作用】本発明の請求項1に係るプリプレグの製造方法
においては、上記塗布ロールの前後に備えられたガイド
ロール6a、6bを移動させて、紙基材2が塗布ロール
と接触する面積を増減させることができるので、一次樹
脂ワニス1が紙基材2の表面に十分に塗布され、紙基材
2内に所望量の一次樹脂ワニス1を均一に含浸すること
ができる。
【0017】本発明の請求項4に係る積層板の製造方法
は、樹脂が均一に且つ十分に含有したプリプレグを用い
るので、樹脂の浸透に起因する特性が良くなる。
【0018】
【実施例】
実施例1 一次含浸と二次含浸によりプリプレグを作製した。一次
の含浸装置として、図1に示す塗布ロール3、抑えロー
ル4、絞りロール5、及び、ガイドロール6a、6bを
備えた装置を使用した。紙基材2として重量126g/
2のクラフト紙を用い、ガイドロール6a、6bを上
下に移動させて紙基材2が塗布ロール3の180mmに
渡って接触するようにした。
【0019】一次樹脂ワニス1として、メラミン樹脂
を、水とメタノールを1対1で混合したメタノール水溶
液で希釈し、固形分30重量%(以下%と記す)とした
ものを用いた。上記一次の含浸装置で一次含浸したとこ
ろ、一次の樹脂の含有量がクラフト紙に対して15%で
あった。
【0020】上記一次樹脂ワニス1を含浸し、120℃
で30秒乾燥した後に、二次樹脂ワニスで含浸を行っ
た。二次樹脂ワニスは桐油変性レゾール型フェノール樹
脂を用いた。メタノールで希釈し、固形分を50%とし
た上記二次樹脂ワニスをに上記一次含浸した紙基材を浸
漬し、155℃で100秒間乾燥して、樹脂が半硬化し
た状態であるプリプレグを得た。その後、上記プリプレ
グ8枚を重ね、最上層に厚さ0.035mmの銅箔を接着
剤を配設して被圧体とした。この被圧体を圧力100kg
/cm2、温度150℃で60分間成形し、厚さ1.6m
mの積層板を得た。
【0021】実施例2 実施例1において、ガイドロール6a、6bを上下に移
動させて紙基材2が塗布ロール3に50mmに渡って接
触するようにした以外は実施例1と同様にしてプリプレ
グ、及び積層板を得た。
【0022】比較例1 一次の含浸装置として、図2に示す塗布ロール13と抑
えロール14を備えた装置を使用した。上記装置を用い
た以外は実施例1と同様にしてプリプレグ、及び積層板
を得た。
【0023】実施例1〜2、及び、比較例1で得られた
積層板の難燃性、及び、耐トラッキング性を評価した。
上記難燃性は、UL試験法に基づいて消炎時間を10個
測定し、平均値と最大値を求めた。
【0024】耐トラッキング性は次の様に測定した。銅
箔面と反対側の積層板の表面に4mm離して電極を配置
し、600Vの電圧を印加しながら0.1%の塩化アン
モニウム水溶液を30秒間隔で滴下し、積層板が着火す
るまでの滴下数を求めた。
【0025】結果は表1に示したとおり、実施例1、2
はいずれも比較例と比べ、難燃性、及び、耐トラッキン
グ性が良好であった。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1乃至請求項3いずれか
記載のプリプレグの製造方法を用いると、塗布ロールの
前後に備えられたガイドロールを移動させて、紙基材が
塗布ロールと接触する面積を増減させることができるの
で、一次樹脂ワニスが紙基材の表面に十分に塗布され、
紙基材内に所望量の一次樹脂ワニスを均一に含浸するこ
とができる。
【0028】本発明の請求項4に係る積層板の製造方法
は、樹脂が均一に且つ十分に含有したプリプレグを用い
るので、樹脂の浸透に起因する難燃性、及び、耐トラッ
キング性の良好な積層板が得られる。特に、本発明は紙
基材のフェノール樹脂積層板に有用である。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る方法を実施するのに使
用する含浸装置の要部側面図である。
【図2】従来の方法を実施するのに使用する含浸装置の
要部側面図である。
【符号の説明】
1 一次樹脂ワニス 2 紙基材 3 塗布ロール 4 抑えロール 5 絞りロール 6a、6b ガイドロール 7 含浸槽
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/04 Z 9349−4F 27/42 9349−4F 31/20 9349−4F C08J 5/24 CFB C08L 61/04 LND

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース繊維からなる紙基材に、親水
    性の一次樹脂ワニスを一次含浸した後に、一次樹脂ワニ
    スが含浸した紙基材に二次樹脂ワニスを含浸させ、上記
    紙基材に含浸した樹脂を半硬化させるプリプレグの製造
    方法であって、 上記一次樹脂ワニスをピックアップする塗布ロールの塗
    布量を絞りロールで制御し、 上記塗布ロールに上接した抑えロールと、塗布ロールと
    の間に紙基材を通過させると共に、 上記塗布ロールの前後に備えられた、紙基材が通過する
    ガイドロールを移動させ、上記紙基材が塗布ロールと接
    触する面積を制御することを特徴とするプリプレグの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 上記一次樹脂ワニスがアミノ変性フェノ
    ール樹脂を成分とすることを特徴とする請求項1記載の
    プリプレグの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記二次樹脂ワニスが親水基と疎水基を
    有するフェノール樹脂を成分とすることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載のプリプレグの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3いずれか記載のプ
    リプレグを複数枚重ねて被圧体とし、この被圧体を加熱
    加圧することを特徴とする積層板の製造方法。
JP6316117A 1994-12-20 1994-12-20 プリプレグの製造方法、及びこのプリプレグを用いた積層板の製造方法 Withdrawn JPH08169014A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180115452A (ko) * 2017-04-13 2018-10-23 현대자동차주식회사 토우 프리프레그 제조 장치 및 방법

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