JPH08169451A - 容器開口部用ジッパーおよびジッパー付き容器 - Google Patents
容器開口部用ジッパーおよびジッパー付き容器Info
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- JPH08169451A JPH08169451A JP31516994A JP31516994A JPH08169451A JP H08169451 A JPH08169451 A JP H08169451A JP 31516994 A JP31516994 A JP 31516994A JP 31516994 A JP31516994 A JP 31516994A JP H08169451 A JPH08169451 A JP H08169451A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】保香性を有するポリエステル系樹脂を内面層と
して有する包装容器に取り付けるのに適した、保香性に
優れた開口部用のジッパーを提供する。 【構成】引張弾性率が100kg/mm2 以下である共
重合ポリエステル樹脂からなる容器開口部用ジッパー
を、保香性を有するポリエステル系樹脂からなる内面層
を有する包装容器の内面に設けて、開口部を開閉自在と
した。共重合ポリエステル樹脂は、酸性分としてテレフ
タル酸を主成分とし、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪
族ジカルボン酸を10モル%以上含む樹脂であることが
好ましい。
して有する包装容器に取り付けるのに適した、保香性に
優れた開口部用のジッパーを提供する。 【構成】引張弾性率が100kg/mm2 以下である共
重合ポリエステル樹脂からなる容器開口部用ジッパー
を、保香性を有するポリエステル系樹脂からなる内面層
を有する包装容器の内面に設けて、開口部を開閉自在と
した。共重合ポリエステル樹脂は、酸性分としてテレフ
タル酸を主成分とし、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪
族ジカルボン酸を10モル%以上含む樹脂であることが
好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装容器、特に包装袋
の内面に取り付けて、容器の開口部を開閉可能とするジ
ッパー(咬合具)およびこれを用いたジッパー付き容器
に関し、特に、保香性を有するポリエステルからなる内
面層を有する包装容器の内面に取り付けるのに適したジ
ッパーおよびこれを用いたジッパー付き容器に関する。
の内面に取り付けて、容器の開口部を開閉可能とするジ
ッパー(咬合具)およびこれを用いたジッパー付き容器
に関し、特に、保香性を有するポリエステルからなる内
面層を有する包装容器の内面に取り付けるのに適したジ
ッパーおよびこれを用いたジッパー付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品やパップ剤、医薬品、洗剤、
あるいは工業用薬品等を包装する包装容器、特に包装袋
の開口部を開閉可能とするために、ジッパーを取り付け
た包装容器が広く使用されている。従来の包装袋は、通
常、ヒートシールにより袋状に形成されるため、その内
面層にはヒートシール性に優れたポリオレフィン系樹脂
が用いられている。そしてこのような包装袋の内面に取
り付けるジッパーとしては、その内面層の樹脂に接着し
易い、ポリオレフィン系樹脂からなるものが用いられて
いた。
あるいは工業用薬品等を包装する包装容器、特に包装袋
の開口部を開閉可能とするために、ジッパーを取り付け
た包装容器が広く使用されている。従来の包装袋は、通
常、ヒートシールにより袋状に形成されるため、その内
面層にはヒートシール性に優れたポリオレフィン系樹脂
が用いられている。そしてこのような包装袋の内面に取
り付けるジッパーとしては、その内面層の樹脂に接着し
易い、ポリオレフィン系樹脂からなるものが用いられて
いた。
【0003】ところが近年、上記包装袋の内面層に使用
するポリオレフィン系樹脂が、内容物の香気成分を吸着
したり、あるいは内面層の樹脂から放出される低分子量
物質の影響により、内容物の味覚や風味が損なわれると
いう問題が指摘されるようになった。また、内容物が薬
品等の場合、揮発性薬効成分および不揮発性薬効成分等
がポリオレフィン系樹脂を透過、散逸したり、あるいは
ポリオレフィン系樹脂に吸着され、所定の薬効が損なわ
れるという問題もあった。
するポリオレフィン系樹脂が、内容物の香気成分を吸着
したり、あるいは内面層の樹脂から放出される低分子量
物質の影響により、内容物の味覚や風味が損なわれると
いう問題が指摘されるようになった。また、内容物が薬
品等の場合、揮発性薬効成分および不揮発性薬効成分等
がポリオレフィン系樹脂を透過、散逸したり、あるいは
ポリオレフィン系樹脂に吸着され、所定の薬効が損なわ
れるという問題もあった。
【0004】このため、特に香気を重要視するような食
品や、透過・散逸あるいは吸着され易い成分を含む洗剤
や工業用薬品、ハップ剤等の医薬品等に対しては、この
ような問題のない、保香性、低吸着性、難透過性(以下
単に保香性ということがある)を有する樹脂;例えばポ
リエステル系樹脂;からなる内面層を有する包装材料が
使用されはじめた。
品や、透過・散逸あるいは吸着され易い成分を含む洗剤
や工業用薬品、ハップ剤等の医薬品等に対しては、この
ような問題のない、保香性、低吸着性、難透過性(以下
単に保香性ということがある)を有する樹脂;例えばポ
リエステル系樹脂;からなる内面層を有する包装材料が
使用されはじめた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような保香性樹
脂、特に保香性を有するポリエステル系樹脂を内面層と
する包装袋に、従前通りのポリオレフィン系樹脂からな
るジッパーを取り付けようとした場合、上記ポリエステ
ル系樹脂とポリオレフィン系樹脂とはヒートシールによ
る接合が困難であり、従来のように簡単にジッパーを取
り付けることができなかった。このため、ポリエステル
系樹脂を内面層とする包装袋に、従前通りのポリオレフ
ィン系樹脂からなるジッパーを取り付け可能とするた
め、特開平4−27527号公報では、内面層のポリエ
ステル系樹脂面に対してコロナ放電処理を施す技術が記
載されている。このようにすれば確かにポリエステル系
樹脂を内面層として有する包装袋にジッパーを取り付け
ることができる。しかし、ジッパーがポリオレフィン系
であるため、内容物がこのジッパー部分を透過して散逸
してしまったり、ジッパーの樹脂による香気成分の吸
着、異臭といった問題が依然として残っていた。
脂、特に保香性を有するポリエステル系樹脂を内面層と
する包装袋に、従前通りのポリオレフィン系樹脂からな
るジッパーを取り付けようとした場合、上記ポリエステ
ル系樹脂とポリオレフィン系樹脂とはヒートシールによ
る接合が困難であり、従来のように簡単にジッパーを取
り付けることができなかった。このため、ポリエステル
系樹脂を内面層とする包装袋に、従前通りのポリオレフ
ィン系樹脂からなるジッパーを取り付け可能とするた
め、特開平4−27527号公報では、内面層のポリエ
ステル系樹脂面に対してコロナ放電処理を施す技術が記
載されている。このようにすれば確かにポリエステル系
樹脂を内面層として有する包装袋にジッパーを取り付け
ることができる。しかし、ジッパーがポリオレフィン系
であるため、内容物がこのジッパー部分を透過して散逸
してしまったり、ジッパーの樹脂による香気成分の吸
着、異臭といった問題が依然として残っていた。
【0006】この問題を改善するため、本発明者らは、
ジッパーをポリエステル系樹脂で作成すればよいと考
え、実験を行った。しかし、従来販売、使用されている
保香性、ヒートシール性のあるポリエステル系樹脂は、
一般的に剛性が強く柔軟性に欠けるため、ジッパーとし
ては不適当であることがわかった。
ジッパーをポリエステル系樹脂で作成すればよいと考
え、実験を行った。しかし、従来販売、使用されている
保香性、ヒートシール性のあるポリエステル系樹脂は、
一般的に剛性が強く柔軟性に欠けるため、ジッパーとし
ては不適当であることがわかった。
【0007】そこで本発明は、保香性を有するポリエス
テル系樹脂を内面層として有する包装容器に取り付ける
のに適した、保香性に優れた開口部用のジッパーを提供
するものである。
テル系樹脂を内面層として有する包装容器に取り付ける
のに適した、保香性に優れた開口部用のジッパーを提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、共重
合ポリエステル樹脂からなる容器開口部用ジッパーであ
り、好ましくは共重合ポリエステル樹脂の弾性率が、1
00kg/mm2 以下であることを特徴とする。
合ポリエステル樹脂からなる容器開口部用ジッパーであ
り、好ましくは共重合ポリエステル樹脂の弾性率が、1
00kg/mm2 以下であることを特徴とする。
【0009】上記共重合ポリエステル樹脂としては、酸
性分としてテレフタル酸を主成分とし、下式(式2)で
表される脂肪族ジカルボン酸を10モル%以上含む樹脂
であることが特に好ましい。 HOOC−(CH2)n−COOH (n≧3) …式2 そして、これらのジッパーを、保香性を有するポリエス
テル系樹脂からなる内面層を有する包装容器の内面に取
り付け、開口部を開閉可能とした包装容器を提供する。
性分としてテレフタル酸を主成分とし、下式(式2)で
表される脂肪族ジカルボン酸を10モル%以上含む樹脂
であることが特に好ましい。 HOOC−(CH2)n−COOH (n≧3) …式2 そして、これらのジッパーを、保香性を有するポリエス
テル系樹脂からなる内面層を有する包装容器の内面に取
り付け、開口部を開閉可能とした包装容器を提供する。
【0010】
【作用】上記ジッパーは、共重合ポリエステル樹脂から
なるので保香性、低吸着性等に優れ、特に特定の弾性率
とするので柔軟性に優れ、包装袋用のジッパーとして好
適である。そしてこのジッパーを取り付けた、内面層が
ポリエステル系樹脂から構成されている包装容器は、き
わめて優れた保香性を示し、内容物の香気成分や薬効成
分等を吸着したり、透過させてしまったり、あるいは内
容物に異臭を与えたりすることがない。
なるので保香性、低吸着性等に優れ、特に特定の弾性率
とするので柔軟性に優れ、包装袋用のジッパーとして好
適である。そしてこのジッパーを取り付けた、内面層が
ポリエステル系樹脂から構成されている包装容器は、き
わめて優れた保香性を示し、内容物の香気成分や薬効成
分等を吸着したり、透過させてしまったり、あるいは内
容物に異臭を与えたりすることがない。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明のジッパーの一実施例を説明する断
面図、図2は同実施例を包装袋に取り付けた状態を示す
断面図である。
する。図1は本発明のジッパーの一実施例を説明する断
面図、図2は同実施例を包装袋に取り付けた状態を示す
断面図である。
【0012】図1に示すように、本発明のジッパーは、
凸条部材1と凹条部材2との組み合わせからなるもので
ある。このジッパーは、通常の製造方法と同様に、押し
出し法により製造することができる。
凸条部材1と凹条部材2との組み合わせからなるもので
ある。このジッパーは、通常の製造方法と同様に、押し
出し法により製造することができる。
【0013】本発明においてジッパーの材質は、共重合
ポリエステル樹脂である。この共重合ポリエステル樹脂
は、保香性に優れるとともにヒートシール性に優れるも
のであることが必要で、さらに本発明の目的から、柔軟
性に優れることが必要である。より具体的には、共重合
ポリエステル樹脂の弾性率が100kg/mm2 以下で
あることが好ましい。このような共重合ポリエステル樹
脂としては、酸性分としてテレフタル酸を主成分とし、
下式(式3)で表される脂肪族ジカルボン酸を10モル
%以上含む樹脂が好ましく採用できる。 HOOC−(CH2)n−COOH (n≧3) …式3
ポリエステル樹脂である。この共重合ポリエステル樹脂
は、保香性に優れるとともにヒートシール性に優れるも
のであることが必要で、さらに本発明の目的から、柔軟
性に優れることが必要である。より具体的には、共重合
ポリエステル樹脂の弾性率が100kg/mm2 以下で
あることが好ましい。このような共重合ポリエステル樹
脂としては、酸性分としてテレフタル酸を主成分とし、
下式(式3)で表される脂肪族ジカルボン酸を10モル
%以上含む樹脂が好ましく採用できる。 HOOC−(CH2)n−COOH (n≧3) …式3
【0014】上記式3により表される酸成分としては、
具体的にはグルタル酸(n=3)、アジピン酸(n=
4)、ピメリン酸(n=5)、アゼライン酸(n=
7)、セバシン酸(n=8)が例示される。
具体的にはグルタル酸(n=3)、アジピン酸(n=
4)、ピメリン酸(n=5)、アゼライン酸(n=
7)、セバシン酸(n=8)が例示される。
【0015】上記共重合ポリエステル樹脂には、必要に
応じて下記に例示される他の酸成分を含ませることがで
きる。また、ポリエステルを構成するグリコール成分
(ジオール成分、場合によっては多価アルコール)とし
ては、ブタンジオールを用いることが好ましいが、必要
に応じてエチレングリコールや、下記に例示するような
他のグリコール成分を用いてもよい。
応じて下記に例示される他の酸成分を含ませることがで
きる。また、ポリエステルを構成するグリコール成分
(ジオール成分、場合によっては多価アルコール)とし
ては、ブタンジオールを用いることが好ましいが、必要
に応じてエチレングリコールや、下記に例示するような
他のグリコール成分を用いてもよい。
【0016】酸性分 イソフタル酸、ナフタリンジカルボン酸、ジフェニルジ
カルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェ
ニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルスルフォンジカ
ルボン酸、パラオキシ安息香酸等の芳香族ジカルボン
酸;ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ
ル酸等の脂環族ジカルボン酸;アジピン酸、セバシン
酸、アゼライン酸等の脂肪族ジカルボン酸;p−β−ヒ
ドロキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、ε−オキシカ
プロン酸等のオキシ酸;トリメリット酸、トリメシン
酸、3,3’,5,5’−テトラカルボキシジフェニル
等の芳香族多塩基酸;ブタンテトラカルボン酸等の脂肪
族多塩基酸;酒石酸、リンゴ酸等のオキシポリカルボン
酸。
カルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェ
ニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルスルフォンジカ
ルボン酸、パラオキシ安息香酸等の芳香族ジカルボン
酸;ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ
ル酸等の脂環族ジカルボン酸;アジピン酸、セバシン
酸、アゼライン酸等の脂肪族ジカルボン酸;p−β−ヒ
ドロキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、ε−オキシカ
プロン酸等のオキシ酸;トリメリット酸、トリメシン
酸、3,3’,5,5’−テトラカルボキシジフェニル
等の芳香族多塩基酸;ブタンテトラカルボン酸等の脂肪
族多塩基酸;酒石酸、リンゴ酸等のオキシポリカルボン
酸。
【0017】グリコール成分 トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、
ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコール、
ネオペンチレングリコール、ジエチレングリコール、
1,1−シクロヘキサンジメチロール、1,4−シクロ
ヘキサンジメチロール、2,2−ビス(4−β−ヒドロ
キシエトキシフェニル)プロパン、ビス−(4−β−ヒ
ドロキシエトキシフェニル)スルホンシクロヘキサン、
1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、
1,3−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン等の
グリコール類、フロログリシン、1,2,4,5−テト
ラヒドロキシベンゼン、グリセリン、トリメチロールエ
タン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
等の多価アルコール類。
ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコール、
ネオペンチレングリコール、ジエチレングリコール、
1,1−シクロヘキサンジメチロール、1,4−シクロ
ヘキサンジメチロール、2,2−ビス(4−β−ヒドロ
キシエトキシフェニル)プロパン、ビス−(4−β−ヒ
ドロキシエトキシフェニル)スルホンシクロヘキサン、
1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、
1,3−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン等の
グリコール類、フロログリシン、1,2,4,5−テト
ラヒドロキシベンゼン、グリセリン、トリメチロールエ
タン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
等の多価アルコール類。
【0018】本発明のジッパーは、4方シール袋やスタ
ンディングパウチ、ピロー包装袋等の包装袋や、紙箱な
いしはプラスチック製の成形容器と柔軟な包装材料との
組み合わせからなる複合容器等の容器、特には、図2に
示すような柔軟性包装材料3からなる包装袋5の開口部
4に取り付けられて使用される。そして本発明の目的か
ら、上記容器(包装袋5)の内面層31は、保香性に優
れるポリエステル系樹脂からなるものである。なお、包
装材料3は、内面層31と基材32とを積層した積層体
である。
ンディングパウチ、ピロー包装袋等の包装袋や、紙箱な
いしはプラスチック製の成形容器と柔軟な包装材料との
組み合わせからなる複合容器等の容器、特には、図2に
示すような柔軟性包装材料3からなる包装袋5の開口部
4に取り付けられて使用される。そして本発明の目的か
ら、上記容器(包装袋5)の内面層31は、保香性に優
れるポリエステル系樹脂からなるものである。なお、包
装材料3は、内面層31と基材32とを積層した積層体
である。
【0019】包装容器の内面層31として使用されるポ
リエステル系樹脂としては、従来から市販、使用されて
いる、公知の保香性ポリエステル系樹脂が使用できる
が、より好ましくはヒートシール性に優れた樹脂を用い
る。これは、通常の包装袋は内面層がヒートシール層と
され、このヒートシール層のヒートシール性により容器
を密封するためである。従って、本発明においてヒート
シール性のない樹脂を内面層31とするときには、シー
ル予定部分にヒートシール剤(ヒートシールニスやラッ
カー)を塗布することが必要である。
リエステル系樹脂としては、従来から市販、使用されて
いる、公知の保香性ポリエステル系樹脂が使用できる
が、より好ましくはヒートシール性に優れた樹脂を用い
る。これは、通常の包装袋は内面層がヒートシール層と
され、このヒートシール層のヒートシール性により容器
を密封するためである。従って、本発明においてヒート
シール性のない樹脂を内面層31とするときには、シー
ル予定部分にヒートシール剤(ヒートシールニスやラッ
カー)を塗布することが必要である。
【0020】内面層31に使用できるポリエステル系樹
脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のホモ
ポリエステル、これらのポリエステルの酸成分(多塩基
酸成分)および/またはグリコール成分(多価アルコー
ル成分)を他の酸成分またはグリコール成分で置換した
共重合ポリエステルが使用できる。それぞれの成分につ
いては、上記ジッパーを構成する共重合ポリエステル樹
脂に使用できる成分が、同様に使用できる。
脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のホモ
ポリエステル、これらのポリエステルの酸成分(多塩基
酸成分)および/またはグリコール成分(多価アルコー
ル成分)を他の酸成分またはグリコール成分で置換した
共重合ポリエステルが使用できる。それぞれの成分につ
いては、上記ジッパーを構成する共重合ポリエステル樹
脂に使用できる成分が、同様に使用できる。
【0021】これらのポリエステル系樹脂は、延伸結晶
等の結晶の生成が実質的にないか、あるいはあってもご
く少ない量の状態でフィルム状に形成されることによ
り、ヒートシール性のあるフィルム材料に形成できる。
一般的には、加熱溶融した樹脂をフィルム状に押し出
し、直ちに冷却することにより、ヒートシール性のある
フィルム材料が得られる。
等の結晶の生成が実質的にないか、あるいはあってもご
く少ない量の状態でフィルム状に形成されることによ
り、ヒートシール性のあるフィルム材料に形成できる。
一般的には、加熱溶融した樹脂をフィルム状に押し出
し、直ちに冷却することにより、ヒートシール性のある
フィルム材料が得られる。
【0022】本発明のジッパーを図2に示すような包装
袋5の内面に形成する方法は、従来同様の方法が採用で
きる。すなわち、一つの方法は、前記共重合ポリエステ
ル樹脂からなるジッパーを予め作成しておき、このジッ
パーを、熱接着する方法、あるいは接着剤を用いて接着
する方法である。他の方法は、ジッパーを押し出し成形
直後の温度の熱い状態で、包装材料の所定部分に圧着
し、ジッパーを構成する樹脂の熱接着性を利用して接着
する方法である。これらの方法による場合、その一方あ
るいは双方の接合面には、通常のアンカーコート処理や
コロナ放電処理、フレーム処理その他の接着を助けるた
めの処理を施すことができる。
袋5の内面に形成する方法は、従来同様の方法が採用で
きる。すなわち、一つの方法は、前記共重合ポリエステ
ル樹脂からなるジッパーを予め作成しておき、このジッ
パーを、熱接着する方法、あるいは接着剤を用いて接着
する方法である。他の方法は、ジッパーを押し出し成形
直後の温度の熱い状態で、包装材料の所定部分に圧着
し、ジッパーを構成する樹脂の熱接着性を利用して接着
する方法である。これらの方法による場合、その一方あ
るいは双方の接合面には、通常のアンカーコート処理や
コロナ放電処理、フレーム処理その他の接着を助けるた
めの処理を施すことができる。
【0023】本発明のジッパーは、上述のようにジッパ
ーと容器とを別々に構成したものであるが、これとは別
に、包装材料とジッパーとを同一の樹脂により、同時に
かつ一体に成形して、開口部を開閉可能なジッパー付き
容器を製造するための包装材料を作成してもよい。すな
わち、前述の特定のポリエステル系樹脂を用いて、押し
出し法により、図3に示すような、包装材料の本体部分
11とジッパー12(凸条部材12a、凹条部材12
b)とが一体となったものを作成してもよいのである。
ーと容器とを別々に構成したものであるが、これとは別
に、包装材料とジッパーとを同一の樹脂により、同時に
かつ一体に成形して、開口部を開閉可能なジッパー付き
容器を製造するための包装材料を作成してもよい。すな
わち、前述の特定のポリエステル系樹脂を用いて、押し
出し法により、図3に示すような、包装材料の本体部分
11とジッパー12(凸条部材12a、凹条部材12
b)とが一体となったものを作成してもよいのである。
【0024】<実施例>表1に示した組成からなるそれ
ぞれのポリエステル系樹脂を用いて、図1に示す形状の
ジッパーを、押し出し法にて作成した。得られたジッパ
ーと下記構成の包装材料とを用いて、チャックシール装
置付き3方自動製袋機にて製袋およびジッパーの取り付
けを行い、ジッパー付きの4方シール袋を作成した(ヒ
ートシール温度:200℃)。また、比較のために低密
度ポリエチレンについても同様に評価した。
ぞれのポリエステル系樹脂を用いて、図1に示す形状の
ジッパーを、押し出し法にて作成した。得られたジッパ
ーと下記構成の包装材料とを用いて、チャックシール装
置付き3方自動製袋機にて製袋およびジッパーの取り付
けを行い、ジッパー付きの4方シール袋を作成した(ヒ
ートシール温度:200℃)。また、比較のために低密
度ポリエチレンについても同様に評価した。
【0025】包装材料の構成 ・PET/接/AL/接/HS−PET PET:2軸延伸ポリエチレンテレフタレート、12μ
m、東洋紡績株式会社製、E5100(商品名) AL :アルミニウム箔、7μm HS-PET:ヒートシール性ポリエステル樹脂フィルム、1
2μm、東レ株式会社製、ルミラーP74(商品名) 接 :ドライラミネート用接着剤、タケラックA51
5(主剤)/タケネートA10(硬化剤)
m、東洋紡績株式会社製、E5100(商品名) AL :アルミニウム箔、7μm HS-PET:ヒートシール性ポリエステル樹脂フィルム、1
2μm、東レ株式会社製、ルミラーP74(商品名) 接 :ドライラミネート用接着剤、タケラックA51
5(主剤)/タケネートA10(硬化剤)
【0026】上記ジッパーを構成する各樹脂の引張弾性
率、d-リモネンおよびl-メントールの吸着性、ジッパー
成形時の成形性およびジッパーの咬合性について、下記
方法、および基準にて評価した。結果を表1に示す。
率、d-リモネンおよびl-メントールの吸着性、ジッパー
成形時の成形性およびジッパーの咬合性について、下記
方法、および基準にて評価した。結果を表1に示す。
【0027】・引張弾性率:JIS−K−7127「プ
ラスチックフィルム及びシートの引張試験方法」により
測定した。 ・吸着性 :d-リモネンまたはl-メントールを1g含
ませた脱脂綿を、各ポリエステル系樹脂からなる袋に密
封し、20℃にて1か月保存した後、フィルムからd-リ
モネンまたはl-メントールをジエチルエーテルにて抽出
し、ガスクロマトグラフィー(GC−7A)にて定量し
た。樹脂1g当たりの吸着量を示す。 ガスクロマトグラフィー条件: ・カラム :PEG−HT chromosorbu ・昇温速度 :5℃/min ・injec. temp.:200℃ ・Det. temp. :250℃ ・成形性 :◎=成形後のジッパーに、変形、収縮が
ほとんどない ○=変形、収縮を起こさずに成形が可能 △=条件によって変形、収縮が大きい ×=変形が大であるか、収縮によるヒビ割れが発生 ・咬合性 :◎=凸条部材と凹条部材とを、容易に嵌
合できる ○=凸条部材と凹条部材の嵌合が可能 △=凸条部材と凹条部材の嵌合がしにくい ×=凸条部材と凹条部材とが、全く嵌合しない
ラスチックフィルム及びシートの引張試験方法」により
測定した。 ・吸着性 :d-リモネンまたはl-メントールを1g含
ませた脱脂綿を、各ポリエステル系樹脂からなる袋に密
封し、20℃にて1か月保存した後、フィルムからd-リ
モネンまたはl-メントールをジエチルエーテルにて抽出
し、ガスクロマトグラフィー(GC−7A)にて定量し
た。樹脂1g当たりの吸着量を示す。 ガスクロマトグラフィー条件: ・カラム :PEG−HT chromosorbu ・昇温速度 :5℃/min ・injec. temp.:200℃ ・Det. temp. :250℃ ・成形性 :◎=成形後のジッパーに、変形、収縮が
ほとんどない ○=変形、収縮を起こさずに成形が可能 △=条件によって変形、収縮が大きい ×=変形が大であるか、収縮によるヒビ割れが発生 ・咬合性 :◎=凸条部材と凹条部材とを、容易に嵌
合できる ○=凸条部材と凹条部材の嵌合が可能 △=凸条部材と凹条部材の嵌合がしにくい ×=凸条部材と凹条部材とが、全く嵌合しない
【0028】
【表1】
【0029】上記結果から明らかなように、共重合ポリ
エステル、特に引張弾性率が100kg/mm2 以下の
共重合ポリエステル(No. 1〜3)を用いたジッパー
は、香気成分の吸着量が小さく、保香性に優れるもので
ある。そして、成形性および咬合性にも優れることがわ
かる。
エステル、特に引張弾性率が100kg/mm2 以下の
共重合ポリエステル(No. 1〜3)を用いたジッパー
は、香気成分の吸着量が小さく、保香性に優れるもので
ある。そして、成形性および咬合性にも優れることがわ
かる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のジッパーは
優れた柔軟性を有するので、従来のポリオレフィン系樹
脂からなるジッパー同様に、様々な用途に用いることが
できる。そして、本発明のジッパーを用いた包装容器に
よれば、内容物の、香気成分や薬効成分等の吸着や透過
・散逸による劣化、あるいは容器から内容物への異臭の
移行による内容物の変味といった問題がなく、流通過程
はもちろん、一旦開封した後であっても、長期に渡って
内容物の成分を保持することができる。特に、保香性を
有するポリエステル系樹脂からなる内面層を有する包装
容器に上記ジッパーを適用した場合に、上記効果が著し
く発揮される。従って、本発明の包装容器は、パップ
剤、入浴剤、防虫剤、その他の工業薬品等の、揮散しや
すい成分を含む薬剤等や、リモネン等の香気成分を含む
ジュースその他の食品等を包装するのに適している。
優れた柔軟性を有するので、従来のポリオレフィン系樹
脂からなるジッパー同様に、様々な用途に用いることが
できる。そして、本発明のジッパーを用いた包装容器に
よれば、内容物の、香気成分や薬効成分等の吸着や透過
・散逸による劣化、あるいは容器から内容物への異臭の
移行による内容物の変味といった問題がなく、流通過程
はもちろん、一旦開封した後であっても、長期に渡って
内容物の成分を保持することができる。特に、保香性を
有するポリエステル系樹脂からなる内面層を有する包装
容器に上記ジッパーを適用した場合に、上記効果が著し
く発揮される。従って、本発明の包装容器は、パップ
剤、入浴剤、防虫剤、その他の工業薬品等の、揮散しや
すい成分を含む薬剤等や、リモネン等の香気成分を含む
ジュースその他の食品等を包装するのに適している。
【図1】本発明のジッパーの一実施例を説明する断面
図。
図。
【図2】本発明のジッパーを取り付けた、ジッパー付き
容器の一実施例を説明する断面図。
容器の一実施例を説明する断面図。
【図3】本発明の、ジッパーが一体に成形された、ジッ
パー付き容器作成用包装材料の一実施例を説明する断面
図。
パー付き容器作成用包装材料の一実施例を説明する断面
図。
1……凸条部材 2……凹条部材 3……包装材料 31…内面層 32…基材 4……開口部 5……包装袋 11…包装材料本体部分 12…ジッパー
Claims (5)
- 【請求項1】共重合ポリエステル樹脂からなる、容器開
口部用ジッパー。 - 【請求項2】共重合ポリエステル樹脂の弾性率が、10
0kg/mm2 以下であることを特徴とする、請求項1
に記載の容器開口部用ジッパー。 - 【請求項3】共重合ポリエステル樹脂が、酸性分として
テレフタル酸を主成分とし、下式(式1)で表される脂
肪族ジカルボン酸を10モル%以上含む樹脂であること
を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載
の容器開口部用ジッパー。 HOOC−(CH2)n−COOH (n≧3) …式1 - 【請求項4】保香性を有するポリエステル系樹脂からな
る内面層を有する包装容器の内面に、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の容器開口部用ジッパーを設
け、開口部を開閉可能としたことを特徴とする、ジッパ
ー付き容器。 - 【請求項5】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
の容器開口部用ジッパーと、該ジッパーと同一の樹脂か
らなる包装材料の本体部分とが、一体に成形されている
ことを特徴とする、ジッパー付き容器作成用の包装材
料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31516994A JPH08169451A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 容器開口部用ジッパーおよびジッパー付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31516994A JPH08169451A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 容器開口部用ジッパーおよびジッパー付き容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08169451A true JPH08169451A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18062260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31516994A Pending JPH08169451A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 容器開口部用ジッパーおよびジッパー付き容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08169451A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PL424322A1 (pl) * | 2018-01-19 | 2019-07-29 | Elplast Europe Spółka Z Ograniczoną Odpowiedzialnością | Zamknięcie strunowe |
-
1994
- 1994-12-19 JP JP31516994A patent/JPH08169451A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PL424322A1 (pl) * | 2018-01-19 | 2019-07-29 | Elplast Europe Spółka Z Ograniczoną Odpowiedzialnością | Zamknięcie strunowe |
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