JPH08169607A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JPH08169607A
JPH08169607A JP31227794A JP31227794A JPH08169607A JP H08169607 A JPH08169607 A JP H08169607A JP 31227794 A JP31227794 A JP 31227794A JP 31227794 A JP31227794 A JP 31227794A JP H08169607 A JPH08169607 A JP H08169607A
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roller
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rear end
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Kinya Maekawa
欽弥 前川
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 印字処理後の媒体をステージの後端側の挿入
排出口から排出する時、挿入排出口近傍の搬送ローラと
プレッシャローラとで媒体の後端近傍の部分を挟持する
と共に、この搬送ローラが自由に回転し得るようにパル
スモータ9への通電を制御することにより、媒体を引き
抜く時に傷めたり、引き抜きの操作性を悪くすることな
く、媒体をステージ上から装置外へ落下させないように
した。 【効果】 特別なクランプ機構を設ける必要がなく、ま
たステージの長さも媒体の挿入性等を考慮した必要最低
限の長さとすることでができ、装置の小型化を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通帳や伝票等の媒体に
対して印字等の処理を行う通帳記帳機や伝票プリンタ等
の媒体処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金融機関等で用いられる通帳記帳機や伝
票プリンタ等の媒体処理装置においては、媒体の挿入排
出口が設けられるステージから奥に伸びる搬送路に沿っ
て複数の搬送ローラと各搬送ローラに圧接するプレッシ
ャローラを配置し、前記挿入排出口から挿入された媒体
を搬送ローラとプレッシャローラとで挟持して、モータ
ーの駆動による搬送ローラの回転によって前記媒体を印
字位置等の処理位置に搬送し、印字ヘッド等の処理手段
により印字等の処理を行った後、搬送ローラを逆回転さ
せて、前記媒体を挿入排出口に戻すようにしている。
【0003】このような媒体処理装置として、長さの異
なる各種の媒体に対して処理を行うものがあるが、この
種の媒体処理装置では、搬送方向の長さが長い媒体の排
出時に、その媒体がステージ上から装置外へ落下するお
それがある。そこで、従来においては、媒体挿入排出口
付近に媒体が落下しない程度の力で媒体の後端部を挟持
するクランプ機構を設けたり、処理すべき媒体のうちの
最も長い媒体が落下しないようなステージ長を確保する
ことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、それぞれ以下の問題がある。すなわ
ち、クランプ機構を設ける場合は、機構の複雑化すると
共に、コストアップを招くという問題があり、また最長
の媒体が落下しないような充分長いステージを確保した
場合は、装置が大型化して小型化の妨げになるという問
題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の問題を解
決することを目的とするもので、そのため本発明は、ス
テージ後端の位置に設けられた挿入排出口から挿入され
た媒体を搬送路に沿って処理部に搬送し、該処理部で印
字等の処理をした後、媒体を逆方向に搬送して前記挿入
排出口から排出する媒体処理装置において、前記挿入排
出口の近傍に位置させて前記搬送路に設けられた搬送ロ
ーラと、この搬送ローラに圧接されたプレッシャローラ
と、前記搬送ローラを回転させるモーターと、該モータ
ーの回転力を前記搬送ローラに伝える伝達手段と、前記
搬送ローラよりも前記処理部側に位置するように配置さ
れた媒体検出手段と、前記モーターの回転量を検出する
回転量検出手段と、前記媒体の挿入時に前記モーターに
通電して前記搬送ローラを回転させることにより、前記
搬送ローラとプレッシャローラとで媒体を挟持して処理
部の方向に搬送させ、前記媒体の排出時には、前記モー
ターを逆方向に通電して前記搬送ローラを逆回転させる
ことにより、前記搬送ローラとプレッシャローラとで媒
体を挟持して前記挿入排出口の方向に搬送させると共
に、その搬送方向における前記媒体の後端が前記媒体検
出手段により検出されると、前記回転量検出手段の検出
情報に基づいて前記媒体の後端付近の部分を前記搬送ロ
ーラとプレッシャローラとで挟持した状態で前記搬送ロ
ーラの回転が停止され、かつ搬送ローラが自由に回転し
得るように前記モーターへの通電を制御する制御手段を
備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】このような構成を有する本発明は、媒体の排出
時、挿入排出口の近傍に位置する搬送ローラとプレッシ
ャローラとで媒体の後端近傍の部分を挟持すると共に、
この搬送ローラが自由に回転し得るようにパルスモータ
への通電を制御することにより、媒体を引き抜く時に傷
めたり、引き抜きの操作性を悪くすることなく、媒体を
ステージ上から装置外へ落下させないようにしているた
め、特別なクランプ機構を設ける必要がなく、またステ
ージの長さも媒体の挿入性等を考慮した必要最低限の長
さとすることでができるので、装置の小型化を図れる。
【0007】
【実施例】以下に図面を参照して実施例を説明する。ま
ず、図3及び図4について説明すると、図3は本発明に
よる媒体処理装置の一実施例を示す機構部の側面図、図
4は同機構部の要部斜視図である。図において1は媒
体、2は装置の筐体で、この筐体2の前部側にステージ
3を有し、このステージ3の後端側に挿入排出口4が設
けられている。
【0008】ここで、ステージ2の長さは規定されない
が、装置が大型化しないように、長さの異なる各種の媒
体1のうちの長さの短い幾つかのものが載る程度の長さ
に設定されている。5a〜5dは前記ステージ3から奥
に伸びる搬送路に沿って設けられた搬送ローラ、6a〜
6dは前記搬送ローラ5a〜5dと各々対を成すように
設けられたプレッシャローラで、このプレッシャローラ
6a〜6dは搬送ローラ5a〜5dに圧接するように各
々スプリング7a〜7dにより付勢されている。
【0009】ここで搬送ローラ5a〜5dの各ローラ間
隔、及びプレッシャローラ6a〜6dの各ローラ間隔
は、本装置で扱う長さの異なる各種の媒体1のうちの最
も短いものより短い間隔となるように設定されており、
これにより媒体1のうちの最も短いものでも搬送ローラ
5a〜5dとプレッシャローラ6a〜6dとで挟持して
搬送できるようになっている。
【0010】8aは搬送ローラ5aの軸、8bは搬送ロ
ーラ5bの軸、9は搬送ローラ5aと5bを回転させる
パルスモーターである。パルスモーター9の回転力を搬
送ローラ5aと5bに伝える伝達手段は10〜15によ
り構成されている。ここで10はパルスモーター9の回
転軸に設けられた駆動ギア、11と12は図示しないフ
レーム等に軸支されたアイドルギア、13は搬送ローラ
5aの軸8bに設けられた従動ギアで、アイドルギア1
1を駆動ギア10及びアイドルギア12と噛み合わせ、
アイドルギア12を従動ギア13に噛み合わせることに
よりパルスモーター9の回転が各ギア10〜13を介し
て軸8bに伝達され、この軸8bと一体に搬送ローラ5
bが回転するようになっている。
【0011】14aと14bは各々の軸8a,8bの一
端に設けられたプーリで、このプーリ14a,14bに
ベルト15が巻き掛けられており、従って前記のように
軸8bに伝達されたパルスモーター9の回転はプーリ1
4b,ベルト15及びプーリ14aを介して軸8aに伝
達され、この軸8aと一体に搬送ローラ5aが回転する
ようになっている。
【0012】16は搬送ローラ5cと5dの回転させる
パルスモーターで、このパルスモーター16の回転力は
前記伝達手段と同様の構成による伝達手段によって搬送
ローラ5cと5dに伝えられるものとなっている。17
は媒体1の幅方向(搬送方向と直交する方向)に移動し
つつ該媒体1に印字処理を行うように搬送ローラ5cと
5dの間の位置に設定された処理部に配置された印字ヘ
ッド、18は印字ヘッドと対向するようにプレッシャロ
ーラ6cと6dの間の位置に配置されたプラテンであ
る。
【0013】19は媒体1の挿入と抜き取りを光学的に
検出する第1のセンサ、20は媒体1の先端及び後端を
光学的に検出する媒体検出手段としての第2のセンサ
で、両センサ19及び20は挿入排出口4の近傍に位置
する搬送ローラ5aとプレッシャローラ6aによるロー
ラ対の前後に配置されており、ここで、第2のセンサ2
0は、搬送ローラ5aよりも前記処理部側に位置してい
る。
【0014】21は媒体1を光学的に検出する第3の検
出手段としての第3のセンサで、搬送ローラ5cの近傍
に配置されている。図1は本発明による媒体処理装置の
一実施例を示す制御系のブロック図で、図において22
は本装置の動作を制御する制御手段としての制御部であ
り、この制御部22には後述する信号発生回路により出
力されるパルス数をカウントする図示しないパルスカウ
ンタが設けられており、このパルスカウンタと信号発生
回路によりパルスモーター9の回転量を検出する検出手
段として働く。
【0015】前記制御部22には前記パルスモーター
9,16がそれぞれモーター駆動回路23,24を介し
て接続されており、また第1〜第3のセンサ19〜21
も制御部22に接続されていて、制御部22は第1〜第
3のセンサ19〜21からの信号等に基づいてパルスモ
ーター9,16を制御するものとなっている。25は記
憶部で、本装置の制御プログラムや、後述する媒体1の
長さを検出する際の基準値等の数値を記憶するメモリで
ある。
【0016】図2は図1の主要部のブロック図で、パル
スモーター9とそのモーター駆動回路23を詳細に示し
たものである。この図に示したようにパルスモーター9
は、モーター駆動用電源に接続されたコイルφ1〜φ4
と、このコイルφ1〜φ4はの通電により回転する図示
しないローターとを有し、このローターに図4に示した
駆動ギア10を取り付けた回転軸が設けられている。
【0017】一方、駆動回路23は、制御部22に接続
された信号発生回路26と、この信号発生回路26に接
続された分配回路27と、この分配回路27とコイルφ
1〜φ4との間に設けられた1相〜4相のトランジスタ
28a〜28dにより構成されている。ここで、パルス
モーター9の動作について説明すると、制御部22から
モーター駆動の指令信号が信号発生回路26に出力され
ると、信号発生回路26は連続したパルス信号を適切な
間隔で分配回路27に出力し、そして分配回路27は信
号発生回路26からのパルス信号を1パルス毎に1相づ
つ一定の方向に切り替えてトランジスタ28a〜28d
に供給する。
【0018】これによりトランジスタ28a〜28d
は、トランジタ28a,トランジスタ28b,トランジ
スタ28c,トランジスタ28dの順にONになるの
で、それに伴ってモーター駆動用電源から順次コイルφ
1,コイルφ2,コイルφ3,コイルφ4に電流が流
れ、この通電電流により発生する磁力によりローターが
回転する。
【0019】ローターの回転を止めるには、制御部22
からモーター停止の指令信号が出力され、これにより信
号発生回路26からの出力をONに保ち、分配回路27
からトランジスタ28a〜28dのうちの1個のみをO
N状態にする。こうすることによって1相から4相に対
応するコイルφ1〜φ4の1個のみに電流が流れるた
め、これにより生じる磁力によってローターが停止する
と共に、停止状態が保持される。
【0020】ローターを逆回転させる場合は、トランジ
スタ28d,トランジスタ28c,トランジスタ28
b,トランジスタ28aの順にONになるように分配回
路27は信号発生回路26からのパルス信号を1パルス
毎に1相づつ逆の方向に切り替えてトランジスタ28a
〜28dに供給すればよく、停止は前記の場合と同様に
行うことができる。
【0021】次に上述した構成の作用について図1〜図
4と共に図5を用いて説明する。図5は上述した構成の
作用を示す要部側面図で、搬送ローラ5a及びプレッシ
ャローラ6a近傍を示したものである。ステージ3上に
媒体1を載せてその先端を挿入排出口4に挿入して行
き、その媒体1の先端が第1のセンサ19に達すると、
この第1のセンサ19がOFF状態からON状態にな
る。
【0022】つまり、媒体1の先端が第1のセンサ19
で検出される。この第1のセンサ19のON信号つまり
検出信号が制御部22に送られると、制御部22はモー
タ駆動回路23,24を介してパルスモーター9,16
を正回転するように駆動する。これによりパルスモータ
ー9,16が回転して、その回転力が各々ギア10〜1
3,プーリ14a,14b及びベルト15等から成る伝
達機構により搬送ローラ5a〜5dの軸8a,8bに伝
達されるため、搬送ローラ5a〜5dは正方向に回転す
る。
【0023】従って、更に媒体1が挿入されてその先端
が搬送ローラ5aとプレッシャローラ6a間に達する
と、媒体1は両ローラ5a,6aによって挟持され、搬
送路に沿って搬送される。そして、この媒体1が搬送ロ
ーラ5bとプレッシャローラ6b間に挟持されて更に搬
送され、その先端が第3のセンサ21に検知されると、
制御部22に設けられているパルスカウンタによりモー
ター駆動回路24の信号発生回路26から出力されるパ
ルス数のカウントが開始される。
【0024】このパルスカウンタのカウント値が、記憶
部25に記憶されている印字位置の位置決めのための基
準値に達すると、制御部22はパルスモーター9,16
の回転を停止する指令信号をモーター駆動回路23,2
4に送り、これにより搬送ローラ5a〜5dの回転が停
止される。これにより媒体1上の印字開始位置が印字ヘ
ッド17と対向する位置に位置決めされるので、印字ヘ
ッド17により印字処理が行われる。
【0025】印字処理に伴う改行動作が必要な場合は、
制御部22がモーター駆動回路24を介して随時パルス
モーター16を駆動し、搬送ローラ5c,5dを回転さ
せて媒体1の行送りを行う。印字処理が終了すると、前
記パルスカウンタのカウント値がクリアされ、制御部2
2はモータ駆動回路23,24を介してパルスモーター
9,16を逆回転するように駆動する。
【0026】これによりパルスモーター9,16が逆回
転して、その回転力が各々ギア10〜13,プーリ14
a,14b及びベルト15等から成る伝達機構により搬
送ローラ5a〜5dの軸8a,8bに伝達されるため、
搬送ローラ5a〜5dは逆方向に回転する。これにより
媒体1は挿入排出口4に向かって搬送され、そして第2
のセンサ20がON状態からOFF状態に変わることに
より、媒体1の先端つまり逆方向の搬送時における媒体
1の後端を検出すると、パルスカウンタによりモーター
駆動回路23の信号発生回路26から出力されるパルス
数のカウントが開始される。
【0027】このパルスカウンタのカウント値が、記憶
部25に記憶されている媒体排出時における媒体停止位
置の位置決めのための基準値に達すると、制御部22は
パルスモーター9,16の回転を停止する指令信号をモ
ーター駆動回路23,24に送り、これによりパルスモ
ータ9,16の回転が停止され、搬送ローラ5a〜5d
の回転も停止される。
【0028】この場合の基準値は、搬送ローラ5aの中
心位置に対して、媒体1の後端が距離l1 だけ後方の位
置に停止されるように、第2のセンサ20の設置位置か
ら距離l2 の分に相当するパルス数に設定されており、
従って媒体1の後端付近の部分が搬送ローラ5aとプレ
ッシャローラ6aにより挟持される。こうしてパルスモ
ータ9,16の回転を停止した後、制御部22は搬送ロ
ーラ8aが自由に回転できるようにパルスモータ9への
電流を制御する。
【0029】すなわち、図2において説明したように、
パルスモータ9の回転、つまりパルスモータ9のロータ
ーの回転を止めるには、制御部22からモーター停止の
指令信号が出力され、これにより信号発生回路26から
の出力をONに保ち、分配回路27からトランジスタ2
8a〜28dのうちの1個のみをON状態にすることに
より1相から4相に対応するコイルφ1〜φ4の1個の
みに電流を流し、これにより生じる磁力によってロータ
ーを停止させ、そして、その停止状態の保持を行うもの
であるが、制御部22から信号発生回路26にパルス信
号を出力しないように指令信号を与えて分配回路27か
らもパルス信号を出力しないようにすると、トランジス
タ28a〜28dはいずれOFF状態になり、パルスモ
ータ9のコイルφ1〜φ4には通電が行われなくなるの
で、ローターは自由に回転できるようになり、結果的に
搬送ローラ8aが自由に回転できるようになる。
【0030】この状態では、媒体1に対して搬送ローラ
5a及びプレッシャローラ6aとの間の機械的な摩擦負
荷及びパルスモータ9のイナーシャによるわずかな抵抗
が加わり、これにより媒体1は装置外部に落下すること
なく搬送ローラ5aとプレッシャローラ6aにより挟持
された状態が保持されるので、この状態で媒体1の抜き
取り待ちとなる。
【0031】装置操作者等が媒体1を引き抜くと、その
引き抜き力により搬送ローラ5a,及びプレッシャロー
ラ6aは容易に回転し、媒体1は両ローラ5a,6aの
挟持を外れて抜き取られる。そして、媒体1の後端が第
1のセンサ16を通過して、ON状態からOFF状態に
切り替わることで、媒体1の抜き取りが検出され、処理
は終了する。
【0032】以上のように媒体1の排出時、最終の搬送
ローラ5aとプレッシャローラ6aから媒体1を完全に
放出せず、媒体1の後端付近の部分を両ローラ5a,6
aで挟持すると共に、この搬送ローラ5aが自由に回転
し得るようにパルスモータ9への通電を制御することに
より、媒体1を引き抜く時に傷めたり、引き抜きの操作
性を悪くすることなく、媒体1をステージ3上から装置
外へ落下させないようにしているため、特別なクランプ
機構を設けることなくステージ3の長さも媒体1の挿入
性等を考慮した必要最低限の長さとすることでができ、
装置の小型化を図れるという効果が得られる。
【0033】次に、本発明による媒体処理装置の別の実
施例を説明する。この実施例は、媒体1の挿入時に、媒
体1の長さを判定し、予め定められた基準の長さ以上の
媒体1は排出時に両ローラ5a,6aで挟持し、基準の
長さ未満の媒体1は両ローラ5a,6aから完全に放出
してステージ3上に落下させるもので、装置構成は前記
実施例とほぼ同様であるが、媒体1の排出時に挟持か放
出かを判定するための基準値Aを記憶させると共に、こ
の基準値Aに基づいて媒体1の長さ判定情報としてのフ
ラグをセットする記憶手段としてのエリアを記憶部25
に設定し、制御部22はこのフラグに基づいてパルスモ
ータ9を制御し、媒体1の挟持/放出を行うものとなっ
ている。
【0034】尚、前記基準値Aは媒体1の排出時に、媒
体1を両ローラ5a,6aから完全に放出しても、ステ
ージ3上から媒体1が装置外に落ちないことが保証され
る媒体長をパルスモータ9に与えるパルスの数として設
定したものである。以下に本実施例を図面を参照して説
明すると、図6はこの実施例の作用を示すフローチャー
ト、図7は媒体1の長さ判定時の要部側面で、以下の説
明は図6にSで示したステップ順に行うものとする。
【0035】まず前記実施例と同様に、ステージ3上に
媒体1を載せてその先端を挿入排出口4に挿入して行く
と、媒体1の先端が第1のセンサ19で検出され、この
第1のセンサ19のON信号つまり検出信号が制御部2
2に送られると、制御部22はモータ駆動回路23,2
4を介してパルスモーター9,16を正回転するように
駆動し、これによりパルスモーター9,16が回転し
て、その回転力が各々ギア10〜13,プーリ14a,
14b及びベルト15等から成る伝達機構により搬送ロ
ーラ5a〜5dの軸8a,8bに伝達されるため、搬送
ローラ5a〜5dは正方向に回転する。
【0036】従って、更に媒体1が挿入されてその先端
が搬送ローラ5aとプレッシャローラ6a間に達する
と、媒体1は両ローラ5a,6aによって挟持され、搬
送路に沿って搬送される。一方、前記のように第1のセ
ンサ19のON信号つまり媒体1を検出した検出信号が
制御部22に送られると、制御部22のパルスカウンタ
のカウント値がクリアされる(S1)。
【0037】その後、制御部22は第2のセンサ20が
OFF状態からON状態に切り替わるのを監視する(S
2)。そして、媒体1の先端が図7に示したように第2
のセンサ20の位置に達し、その検出信号である第2の
センサ20がON信号が制御部22に送られると、パル
スカウンタがカウントアップつまり「+1」のカウント
が行われ(S3)、その後、制御部22によりパルスカ
ウンタのカウント値Nと記憶部25に格納された基準値
Aの比較が行われる(S4)。
【0038】この、基準値Aは、前記のように媒体1の
排出時に、媒体1を両ローラ5a,6aから完全に放出
しても、ステージ3上から媒体1が装置外に落ちないこ
とが保証される媒体長をパルスモータ9に与えるパルス
の数として設定したもので、「カウント値N=基準値
A」でない場合は、制御部22により第2のセンサ20
がOFF状態に切り替わったか否かが判定される(S
5)。
【0039】そして、「カウント値N=基準値A」でな
く、第2のセンサ20がOFF状態に切り替わっていな
ければ、「カウント値N=基準値A」になるか、または
第2のセンサ20がOFF状態に切り替わるまで、前記
S3〜S5の処理が繰り返されるが、前記S4で「カウ
ント値N=基準値A」であると判定された場合、制御部
22により記憶部25の所定のエリアにフラグ「1」が
セットされ(S6)、また、前記S5で第2のセンサ2
0がOFF状態に切り替わったと判断された場合は、前
記記憶部25のエリアにフラグ「0」がセットされる
(S7)。
【0040】その後、前記実施例の場合と同様に、媒体
1の搬送、印字ヘッド17による印字処理が行われ(S
8)、更に、同様に媒体1の逆方向の搬送が行われて、
挿入排出口4からの排出が行われるが、その際、記憶部
25の所定のエリアの内容が制御部22に判断され(S
9)、このエリアにフラグ「1」がセットされている
と、前記実施例と同様に搬送ローラ6aが自由に回転で
きる状態に停止されるようにパルスモーター9への電流
が制御されて、媒体1の後端付近の部分が搬送ローラ5
aとプレッシャローラ6aに挟持され(S10)、媒体
1の抜き取りを待って処理終了となる。
【0041】一方、前記S9で記憶部25のエリアにフ
ラグ「0」がセットされていると判断された場合は、媒
体1の後端付近の部分が搬送ローラ5aとプレッシャロ
ーラ6aに挟持されることなく、媒体1が完全に放出さ
れて(S10)、ステージ3上に落ちるまで、搬送ロー
ラ5aが回転するように制御部22により制御が行わ
れ、媒体1の抜き取りを待って処理終了となる。
【0042】以上のように本実施例では媒体1の長さに
応じて、排出時に媒体1を挟持したり、放出したりして
いるので、前記実施例と同様の効果が得られるほか、ス
テージ3上から装置外に落ちる心配のない短い媒体1
は、搬送ローラ5aとプレッシャローラ6aに挟持する
ことなくステージ3上に放出するため、短い媒体1の取
り出しの操作正がよくなるという効果も得られる。
【0043】尚、上述した実施例では、パルスモータ9
に与えるパルス数を管理して媒体1の搬送量や媒体長の
判定に利用するように説明したが、DCモータ等にスリ
ットディスクとセンサを組み合わせてモーターの回転角
を検出したり、あるいは駆動時間で管理することにより
媒体1の搬送量や媒体長の判定を行うことも可能であ
る。 また、上述した実施例では、第2のセンサ20の
みを利用して媒体1の長さを判定するように説明した
が、2個のセンサを利用して長さを判定することもでき
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、媒体の排
出時、挿入排出口の近傍に位置する搬送ローラとプレッ
シャローラとで媒体の後端近傍の部分を挟持すると共
に、この搬送ローラが自由に回転し得るようにパルスモ
ータへの通電を制御することにより、媒体を引き抜く時
に傷めたり、引き抜きの操作性を悪くすることなく、媒
体をステージ上から装置外へ落下させないようにしてい
るため、特別なクランプ機構を設ける必要がなく、また
ステージの長さも媒体の挿入性等を考慮した必要最低限
の長さとすることでができるので、装置の小型化を図れ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による媒体処理装置の一実施例を示す制
御系のブロック図である。
【図2】図1の主要部のブロック図である。
【図3】本発明による媒体処理装置の一実施例を示す機
構部の側面図である。
【図4】図3の機構部の要部斜視図である。
【図5】実施例の作用を示す要部側面図である。
【図6】別の実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図7】媒体長判定時の要部側面図である。
【符号の説明】 1 媒体 3 ステージ 4 挿入排出口 5a〜5d 搬送ローラ 6a〜6d プレッシャローラ 9 パルスモーター 10 駆動ギア 11,12 アイドルギア 13 従動ギア 14a,14b プーリ 15 ベルト 16 パルスモーター 17 印字ヘッド 19 第1のセンサ 20 第2のセンサ 21 第3のセンサ 22 制御部 23,24 モーター駆動回路 25 記憶部 26 信号発生回路26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ後端の位置に設けられた挿入排
    出口から挿入された媒体を搬送路に沿って処理部に搬送
    し、該処理部で印字等の処理をした後、媒体を逆方向に
    搬送して前記挿入排出口から排出する媒体処理装置にお
    いて、 前記挿入排出口の近傍に位置させて前記搬送路に設けら
    れた搬送ローラと、 この搬送ローラに圧接されたプレッシャローラと、 前記搬送ローラを回転させるモーターと、 該モーターの回転力を前記搬送ローラに伝える伝達手段
    と、 前記搬送ローラよりも前記処理部側に位置するように配
    置された媒体検出手段と、 前記モーターの回転量を検出して検出情報を出力する回
    転量検出手段と、 前記媒体の挿入時に前記モーターに通電して前記搬送ロ
    ーラを回転させることにより、前記搬送ローラとプレッ
    シャローラとで媒体を挟持して処理部の方向に搬送さ
    せ、前記媒体の排出時には、前記モーターを逆方向に通
    電して前記搬送ローラを逆回転させることにより、前記
    搬送ローラとプレッシャローラとで媒体を挟持して前記
    挿入排出口の方向に搬送させると共に、その搬送方向に
    おける前記媒体の後端が前記媒体検出手段により検出さ
    れると、前記回転量検出手段の検出情報に基づいて前記
    媒体の後端付近の部分を前記搬送ローラとプレッシャロ
    ーラとで挟持した状態で前記搬送ローラの回転が停止さ
    れ、かつ搬送ローラが自由に回転し得るように前記モー
    ターへの通電を制御する制御手段を備えたことを特徴と
    する媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 ステージ後端の位置に設けられた挿入排
    出口から挿入された媒体を搬送路に沿って処理部に搬送
    し、該処理部で印字等の処理をした後、媒体を逆方向に
    搬送して前記挿入排出口から排出する媒体処理装置にお
    いて、 前記挿入排出口の近傍に位置させて前記搬送路に設けら
    れた搬送ローラと、 この搬送ローラに圧接されたプレッシャローラと、 前記搬送ローラを回転させるモーターと、 該モーターの回転力を前記搬送ローラに伝える伝達手段
    と、 前記搬送ローラよりも前記処理部側に位置するように配
    置された媒体検出手段と、 前記モーターの回転量を検出する回転量検出手段と、 前記媒体の長さの判定情報を記憶する記憶手段と、 前記媒体の挿入時に前記モーターに通電して前記搬送ロ
    ーラを回転させることにより、前記搬送ローラとプレッ
    シャローラとで媒体を挟持して処理部の方向に搬送させ
    ると共に、その搬送方向における媒体の先端を前記媒体
    検出手段が検出した後、前記回転量検出手段の検出情報
    に基づいて前記モーターが一定量回転するまでの間に前
    記媒体の後端が前記媒体検出手段が検出したか否かによ
    り、前記媒体が予め定めた基準値より長いか否かを判定
    して、その判定情報を前記記憶手段に記憶させ、前記媒
    体の排出時には、前記モーターを逆方向に通電して前記
    搬送ローラを逆回転させることにより、前記搬送ローラ
    とプレッシャローラとで媒体を挟持して前記挿入排出口
    の方向に搬送させると共に、前記記憶手段に記憶された
    判定情報を判断し、前記媒体が予め定めた基準値以上の
    場合は、前記排出時の搬送方向における前記媒体の後端
    が前記媒体検出手段により検出されると、前記回転量検
    出手段の検出情報に基づいて前記媒体の後端付近の部分
    を前記搬送ローラとプレッシャローラとで挟持した状態
    で前記搬送ローラの回転が停止され、かつ搬送ローラが
    自由に回転し得るように前記モーターへの通電を制御
    し、前記媒体が予め定めた基準値未満の場合は、前記媒
    体の後端付近の部分を前記搬送ローラとプレッシャロー
    ラとで挟持されることなく前記ステージ上に放出される
    まで前記搬送ローラの回転が行われるように前記モータ
    ーへの通電を制御する制御手段を備えたことを特徴とす
    る媒体処理装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005184926A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp ステッピングモータの駆動制御
JP2006273559A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Brother Ind Ltd 搬送装置及び画像形成装置
JP2012012095A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Duplo Seiko Corp 封緘装置
JP2012020754A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Duplo Seiko Corp 封緘装置
JP2014073626A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 媒体処理装置
JP2016074513A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 ブラザー工業株式会社 排紙装置および印刷装置

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