JPH08170136A - 過共晶Al−Si合金および過共晶Al−Si合金鋳物 - Google Patents
過共晶Al−Si合金および過共晶Al−Si合金鋳物Info
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- JPH08170136A JPH08170136A JP6313695A JP31369594A JPH08170136A JP H08170136 A JPH08170136 A JP H08170136A JP 6313695 A JP6313695 A JP 6313695A JP 31369594 A JP31369594 A JP 31369594A JP H08170136 A JPH08170136 A JP H08170136A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases
- F02F7/0085—Materials for constructing engines or their parts
- F02F2007/009—Hypereutectic aluminum, e.g. aluminum alloys with high SI content
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
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- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】初晶Siの大きさが任意に制御され、過共晶A
l−Si合金鋳物の耐摩耗性,機械的性質,機械加工性
を要求特性に合わせてコントロールすることが可能であ
ると共に、アルミニウム合金溶湯の湯流れ性・湯まわり
性を改善して薄肉・軽量部品への適用も容易なものとす
ることが可能である過共晶Al−Si合金および過共晶
Al−Si合金鋳物を提供する。 【構成】 重量%で、Si:12.0〜25.0%、C
u:0.5〜5.0%、Mg:0.1〜2.0%、P:
0.003〜0.05%、Be:0.001〜0.01
%を含み、残部AlおよびMn,Cr,Ti,Fe,N
i,Zn,Sn等のその他の必要合金元素ならびに不純
物からなる過共晶Al−Si合金、ならびにPおよび/
またはBeを含まない前記過共晶Al−Si合金を鋳造
素材としてなり、鋳造に際して晶出する初晶Si微細化
のためにP:0.003〜0.05%および/またはB
e:0.001〜0.01%の範囲で添加されている過
共晶Al−Si合金鋳物。
l−Si合金鋳物の耐摩耗性,機械的性質,機械加工性
を要求特性に合わせてコントロールすることが可能であ
ると共に、アルミニウム合金溶湯の湯流れ性・湯まわり
性を改善して薄肉・軽量部品への適用も容易なものとす
ることが可能である過共晶Al−Si合金および過共晶
Al−Si合金鋳物を提供する。 【構成】 重量%で、Si:12.0〜25.0%、C
u:0.5〜5.0%、Mg:0.1〜2.0%、P:
0.003〜0.05%、Be:0.001〜0.01
%を含み、残部AlおよびMn,Cr,Ti,Fe,N
i,Zn,Sn等のその他の必要合金元素ならびに不純
物からなる過共晶Al−Si合金、ならびにPおよび/
またはBeを含まない前記過共晶Al−Si合金を鋳造
素材としてなり、鋳造に際して晶出する初晶Si微細化
のためにP:0.003〜0.05%および/またはB
e:0.001〜0.01%の範囲で添加されている過
共晶Al−Si合金鋳物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過共晶Al−Si合金
および過共晶Al−Si合金鋳物に関し、さらに詳しく
は、初晶Siが任意の大きさに制御され、かつ湯流れ性
・湯まわり性に優れた過共晶Al−Si合金およびその
鋳物に関するものである。
および過共晶Al−Si合金鋳物に関し、さらに詳しく
は、初晶Siが任意の大きさに制御され、かつ湯流れ性
・湯まわり性に優れた過共晶Al−Si合金およびその
鋳物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋳物に対する軽量化の要請が高まるなか
で、従来は鉄であった部品のアルミニウムへの置換が進
んでいる。この際、問題となる1つの特性として、アル
ミニウム合金の耐摩耗性が挙げられる。このような耐摩
耗性が必要とされる部位へ適用されるアルミニウム合金
としては、過共晶Al−Si系の合金が広く知られてい
る(例えば、JIS AC9A,AC9B,ADC14
合金等)。
で、従来は鉄であった部品のアルミニウムへの置換が進
んでいる。この際、問題となる1つの特性として、アル
ミニウム合金の耐摩耗性が挙げられる。このような耐摩
耗性が必要とされる部位へ適用されるアルミニウム合金
としては、過共晶Al−Si系の合金が広く知られてい
る(例えば、JIS AC9A,AC9B,ADC14
合金等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来広く知
られている過共晶Al−Si合金においては、鋳造時に
晶出する粗大な初晶Siが塊状でありかつ硬いために、
耐摩耗性のばらつきが大きいこと、機械的性質が悪化す
ること、機械加工性が悪化すること、などといった種々
の問題点があった。
られている過共晶Al−Si合金においては、鋳造時に
晶出する粗大な初晶Siが塊状でありかつ硬いために、
耐摩耗性のばらつきが大きいこと、機械的性質が悪化す
ること、機械加工性が悪化すること、などといった種々
の問題点があった。
【0004】このような問題点を解決する手法として、
初晶Siの微細化が有効であることは広く知られるとこ
ろであり、従来はPの添加が広く実施されてきた。
初晶Siの微細化が有効であることは広く知られるとこ
ろであり、従来はPの添加が広く実施されてきた。
【0005】しかしながら、Pの添加による初晶Siの
微細化には限界があり、重量%で0.01%を超えてP
を添加してもさらなる初晶Siの微細化は期待できなか
ったり、あるいはPの添加量による初晶Si粒径のコン
トロールは困難であったりするという問題点があった。
微細化には限界があり、重量%で0.01%を超えてP
を添加してもさらなる初晶Siの微細化は期待できなか
ったり、あるいはPの添加量による初晶Si粒径のコン
トロールは困難であったりするという問題点があった。
【0006】また、耐摩耗性を向上させるためにSi含
有量を増加させると、重量%でSi:16〜17%程度
まではSi含有量の増加に伴い湯流れ性・湯まわり性は
向上するが、それ以上の添加では逆に湯流れ性・湯まわ
り性が悪化するという問題点があった。
有量を増加させると、重量%でSi:16〜17%程度
まではSi含有量の増加に伴い湯流れ性・湯まわり性は
向上するが、それ以上の添加では逆に湯流れ性・湯まわ
り性が悪化するという問題点があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、これらの課題を同時に解決す
ることを意図してなされたものであって、初晶Siの粒
径が任意の大きさに制御されているものとすることによ
って、過共晶Al−Si合金鋳物の耐摩耗性,機械的性
質,機械加工性を要求特性に合わせてコントロールする
ことが可能であり、さらには、アルミニウム合金溶湯の
湯流れ性・湯まわり性が著しく改善されるものとするこ
とによって、薄肉・軽量部品の製造をより一層進めるこ
とが可能である過共晶Al−Si合金およびこの過共晶
Al−Si合金を素材とした過共晶Al−Si合金鋳物
を提供することを目的としている。
ることを意図してなされたものであって、初晶Siの粒
径が任意の大きさに制御されているものとすることによ
って、過共晶Al−Si合金鋳物の耐摩耗性,機械的性
質,機械加工性を要求特性に合わせてコントロールする
ことが可能であり、さらには、アルミニウム合金溶湯の
湯流れ性・湯まわり性が著しく改善されるものとするこ
とによって、薄肉・軽量部品の製造をより一層進めるこ
とが可能である過共晶Al−Si合金およびこの過共晶
Al−Si合金を素材とした過共晶Al−Si合金鋳物
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる過共晶A
l−Si合金は、請求項1に記載しているように、重量
%で、Si:12.0〜25.0%、Cu:0.5〜
5.0%、Mg:0.1〜2.0%、P:0.003〜
0.05%、Be:0.001〜0.01%を含み、残
部AlおよびMn,Cr,Ti,Fe,Ni,Zn,S
n等のその他の必要合金元素ならびに不純物からなる化
学組成のものとしたことを特徴としている。
l−Si合金は、請求項1に記載しているように、重量
%で、Si:12.0〜25.0%、Cu:0.5〜
5.0%、Mg:0.1〜2.0%、P:0.003〜
0.05%、Be:0.001〜0.01%を含み、残
部AlおよびMn,Cr,Ti,Fe,Ni,Zn,S
n等のその他の必要合金元素ならびに不純物からなる化
学組成のものとしたことを特徴としている。
【0009】そして、本発明に係わる過共晶Al−Si
合金の実施態様においては、請求項2に記載しているよ
うに、重量%で、Si:14.0〜16.0%、Cu:
2.5〜5.0%、Mg:0.1〜1.0%、Mn:
0.3〜0.8%、Cr:0.1〜0.3%、Ti:
0.05〜0.2%、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%、Fe:1.5%以下を含
み、残部Alおよび不純物からなる化学組成のものとす
ることができる。
合金の実施態様においては、請求項2に記載しているよ
うに、重量%で、Si:14.0〜16.0%、Cu:
2.5〜5.0%、Mg:0.1〜1.0%、Mn:
0.3〜0.8%、Cr:0.1〜0.3%、Ti:
0.05〜0.2%、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%、Fe:1.5%以下を含
み、残部Alおよび不純物からなる化学組成のものとす
ることができる。
【0010】同じく、本発明に係わる過共晶Al−Si
合金の実施態様においては、請求項3に記載しているよ
うに、重量%で、Si:16.0〜18.0%、Cu:
4.0〜5.0%、Mg:0.45〜0.65%、F
e:1.5%以下、Mn:0.1%以下、Ti:0.2
0%以下、P:0.003〜0.05%、Be:0.0
01〜0.01%を含み、残部Alおよび不純物からな
る化学組成のものとすることができる。
合金の実施態様においては、請求項3に記載しているよ
うに、重量%で、Si:16.0〜18.0%、Cu:
4.0〜5.0%、Mg:0.45〜0.65%、F
e:1.5%以下、Mn:0.1%以下、Ti:0.2
0%以下、P:0.003〜0.05%、Be:0.0
01〜0.01%を含み、残部Alおよび不純物からな
る化学組成のものとすることができる。
【0011】同じく、本発明に係わる過共晶Al−Si
合金の実施態様においては、請求項4に記載しているよ
うに、重量%で、Si:18.0〜20.0%、Cu:
0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、Ni:
0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:0.8
%以下、Mn:0.5%以下、P:0.003〜0.0
5%、Be:0.001〜0.01%を含み、残部Al
および不純物からなる化学組成のものとすることができ
る。
合金の実施態様においては、請求項4に記載しているよ
うに、重量%で、Si:18.0〜20.0%、Cu:
0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、Ni:
0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:0.8
%以下、Mn:0.5%以下、P:0.003〜0.0
5%、Be:0.001〜0.01%を含み、残部Al
および不純物からなる化学組成のものとすることができ
る。
【0012】同じく、本発明に係わる過共晶Al−Si
合金の実施態様においては、請求項5に記載しているよ
うに、重量%で、Si:22.0〜24.0%、Cu:
0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、Ni:
0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:0.8
%以下、Mn:0.5%以下、P:0.003〜0.0
5%、Be:0.001〜0.01%を含み、残部Al
および不純物からなる化学組成のものとすることができ
る。
合金の実施態様においては、請求項5に記載しているよ
うに、重量%で、Si:22.0〜24.0%、Cu:
0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、Ni:
0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:0.8
%以下、Mn:0.5%以下、P:0.003〜0.0
5%、Be:0.001〜0.01%を含み、残部Al
および不純物からなる化学組成のものとすることができ
る。
【0013】本発明に係わる過共晶Al−Si合金鋳物
は、請求項6に記載しているように、Beを含まない請
求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al−Si合金を
鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出する初晶Si微
細化のためにBeが重量%で0.001〜0.01%添
加されているものとしたことを特徴としている。
は、請求項6に記載しているように、Beを含まない請
求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al−Si合金を
鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出する初晶Si微
細化のためにBeが重量%で0.001〜0.01%添
加されているものとしたことを特徴としている。
【0014】同じく、本発明に係わる過共晶Al−Si
合金鋳物は、請求項7に記載しているように、Pを含ま
ない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al−Si
合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出する初晶
Si微細化のためにPが重量%で0.003〜0.05
%添加されているものとしたことを特徴としている。
合金鋳物は、請求項7に記載しているように、Pを含ま
ない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al−Si
合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出する初晶
Si微細化のためにPが重量%で0.003〜0.05
%添加されているものとしたことを特徴としている。
【0015】同じく、本発明に係わる過共晶Al−Si
合金鋳物は、請求項8に記載しているように、Pおよび
Beを含まない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶
Al−Si合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶
出する初晶Si微細化のためにPが重量%で0.003
〜0.05%、Beが重量%で0.001〜0.01%
添加されているものとしたことを特徴としている。
合金鋳物は、請求項8に記載しているように、Pおよび
Beを含まない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶
Al−Si合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶
出する初晶Si微細化のためにPが重量%で0.003
〜0.05%、Beが重量%で0.001〜0.01%
添加されているものとしたことを特徴としている。
【0016】
【発明の作用】本発明に係わる過共晶Al−Si合金お
よび過共晶Al−Si合金鋳物においては、Pを0.0
03〜0.05%、Beを0.001〜0.01%含有
しているために、これら両元素の添加量によって初晶S
iが任意の大きさに制御されることとなり、過共晶Al
−Si合金鋳物の耐摩耗性,機械的性質,機械加工性は
要求特性に合わせてコントロールされることとなる。
よび過共晶Al−Si合金鋳物においては、Pを0.0
03〜0.05%、Beを0.001〜0.01%含有
しているために、これら両元素の添加量によって初晶S
iが任意の大きさに制御されることとなり、過共晶Al
−Si合金鋳物の耐摩耗性,機械的性質,機械加工性は
要求特性に合わせてコントロールされることとなる。
【0017】さらには、0.001〜0.01%のBe
の添加により、アルミニウム合金溶湯先端部での流動を
阻害するアルミニウム酸化被膜の生成が抑制されるの
で、アルミニウム合金溶湯の湯流れ性・湯まわり性が改
善されることとなる。
の添加により、アルミニウム合金溶湯先端部での流動を
阻害するアルミニウム酸化被膜の生成が抑制されるの
で、アルミニウム合金溶湯の湯流れ性・湯まわり性が改
善されることとなる。
【0018】本発明に係わる過共晶Al−Si合金は、
請求項1に記載しているように、重量%で、Si:1
2.0〜25.0%、Cu:0.5〜5.0%、Mg:
0.1〜2.0%、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%を基本添加元素として含
み、残部AlおよびMn,Cr,Ti,Fe,Ni,Z
n,Sn等のその他の必要合金元素ならびに不純物から
なる化学組成のものとしているが、以下に、本発明合金
を構成する各基本添加元素の作用と組成範囲の限定理由
を示す。
請求項1に記載しているように、重量%で、Si:1
2.0〜25.0%、Cu:0.5〜5.0%、Mg:
0.1〜2.0%、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%を基本添加元素として含
み、残部AlおよびMn,Cr,Ti,Fe,Ni,Z
n,Sn等のその他の必要合金元素ならびに不純物から
なる化学組成のものとしているが、以下に、本発明合金
を構成する各基本添加元素の作用と組成範囲の限定理由
を示す。
【0019】Si:Siは耐摩耗性の向上に寄与する元
素であり、耐摩耗性の向上に寄与する初晶SiはSi量
が12.0%未満では晶出しないため12.0%を下限
とした。しかしながら、25.0%をこえると合金元素
の液相線温度が上昇して溶解・鋳造性が悪くなると共に
機械加工性が著しく悪化するので25.0%以下とし
た。
素であり、耐摩耗性の向上に寄与する初晶SiはSi量
が12.0%未満では晶出しないため12.0%を下限
とした。しかしながら、25.0%をこえると合金元素
の液相線温度が上昇して溶解・鋳造性が悪くなると共に
機械加工性が著しく悪化するので25.0%以下とし
た。
【0020】Cu:Cuは固溶体強化および時効硬化に
よる常温ならびに高温強度の向上に寄与する元素であ
る。しかしながら、0.5%未満ではその効果が小さ
く、5.0%をこえると靭性が低下すると共に引け巣の
発生が多くなるので、0.5〜5.0%の範囲とした。
よる常温ならびに高温強度の向上に寄与する元素であ
る。しかしながら、0.5%未満ではその効果が小さ
く、5.0%をこえると靭性が低下すると共に引け巣の
発生が多くなるので、0.5〜5.0%の範囲とした。
【0021】Mg:MgはSiとの共存による時効硬化
により強度の向上に寄与する元素である。しかしなが
ら、0.1%未満ではその効果は小さく、2.0%をこ
えると靭性が低下するので、0.1〜2.0%の範囲と
した。
により強度の向上に寄与する元素である。しかしなが
ら、0.1%未満ではその効果は小さく、2.0%をこ
えると靭性が低下するので、0.1〜2.0%の範囲と
した。
【0022】P:Pは鋳造時に晶出する初晶Siの微細
化に寄与する元素である。しかしながら、0.003%
未満ではその効果は小さく、0.05%をこえると湯流
れ等の鋳造性が悪化するので、0.003〜0.05%
の範囲とした。
化に寄与する元素である。しかしながら、0.003%
未満ではその効果は小さく、0.05%をこえると湯流
れ等の鋳造性が悪化するので、0.003〜0.05%
の範囲とした。
【0023】Be:Beは鋳造時に晶出する初晶Siの
微細化に寄与すると共に、アルミニウム合金溶湯表面で
のアルミニウム酸化被膜の生成を抑制し、アルミニウム
合金溶湯の湯流れ性,湯まわり性を改善する元素であ
る。しかしながら、0.001%未満ではその効果が小
さく、0.01%をこえると引け巣の形態が変化すると
共に鋳肌が汚れるので、0.001〜0.01%の範囲
とした。
微細化に寄与すると共に、アルミニウム合金溶湯表面で
のアルミニウム酸化被膜の生成を抑制し、アルミニウム
合金溶湯の湯流れ性,湯まわり性を改善する元素であ
る。しかしながら、0.001%未満ではその効果が小
さく、0.01%をこえると引け巣の形態が変化すると
共に鋳肌が汚れるので、0.001〜0.01%の範囲
とした。
【0024】Al:Alは鋳物の軽量化に寄与し、鋳物
に対する軽量化の要請に応えるものとすることが可能で
あるので、その他の必要合金元素ならびに不純物ととも
に残部とした。
に対する軽量化の要請に応えるものとすることが可能で
あるので、その他の必要合金元素ならびに不純物ととも
に残部とした。
【0025】本発明の請求項1に記載の過共晶Al−S
i合金は、上述した化学成分組成を有するものである
が、実施態様においては、以下に示すような過共晶Al
−Si合金とすることができる。
i合金は、上述した化学成分組成を有するものである
が、実施態様においては、以下に示すような過共晶Al
−Si合金とすることができる。
【0026】請求項2に記載の過共晶Al−Si合金
は、特開平05−78770号公報に開示された過共晶
Al−Si合金に対応する過共晶Al−Si合金とし
て、重量%で、Si:14.0〜16.0%、Cu:
2.5〜5.0%、Mg:0.1〜1.0%、Mn:
0.3〜0.8%、Cr:0.1〜0.3%、Ti:
0.05〜0.2%、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%、Fe:1.5%以下を含
み、残部Alおよび不純物からなる過共晶Al−Si合
金としたものであって、上記公報に開示された合金の性
質をさらに改善したものとなる。
は、特開平05−78770号公報に開示された過共晶
Al−Si合金に対応する過共晶Al−Si合金とし
て、重量%で、Si:14.0〜16.0%、Cu:
2.5〜5.0%、Mg:0.1〜1.0%、Mn:
0.3〜0.8%、Cr:0.1〜0.3%、Ti:
0.05〜0.2%、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%、Fe:1.5%以下を含
み、残部Alおよび不純物からなる過共晶Al−Si合
金としたものであって、上記公報に開示された合金の性
質をさらに改善したものとなる。
【0027】請求項3に記載の過共晶Al−Si合金
は、JIS ADC14合金に対応する過共晶Al−S
i合金として、重量%で、Si:16.0〜18.0
%、Cu:4.0〜5.0%、Mg:0.45〜0.6
5%、Fe:1.5%以下、Mn:0.1%以下、T
i:0.20%以下、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%を含み、残部Alおよび不
純物からなる過共晶Al−Si合金としたものであっ
て、JIS ADC14合金の性質をさらに改善したも
のとなる。
は、JIS ADC14合金に対応する過共晶Al−S
i合金として、重量%で、Si:16.0〜18.0
%、Cu:4.0〜5.0%、Mg:0.45〜0.6
5%、Fe:1.5%以下、Mn:0.1%以下、T
i:0.20%以下、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%を含み、残部Alおよび不
純物からなる過共晶Al−Si合金としたものであっ
て、JIS ADC14合金の性質をさらに改善したも
のとなる。
【0028】請求項4に記載の過共晶Al−Si合金
は、JIS AC9B合金に対応する過共晶Al−Si
合金として、重量%で、Si:18.0〜20.0%、
Cu:0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、N
i:0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:
0.8%以下、Mn:0.5%以下、P:0.003〜
0.05%、Be:0.001〜0.01%を含み、残
部Alおよび不純物からなる過共晶Al−Si合金とし
たものであって、JIS AC9B合金の性質をさらに
改善したものとなる。
は、JIS AC9B合金に対応する過共晶Al−Si
合金として、重量%で、Si:18.0〜20.0%、
Cu:0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、N
i:0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:
0.8%以下、Mn:0.5%以下、P:0.003〜
0.05%、Be:0.001〜0.01%を含み、残
部Alおよび不純物からなる過共晶Al−Si合金とし
たものであって、JIS AC9B合金の性質をさらに
改善したものとなる。
【0029】請求項5に記載の過共晶Al−Si合金
は、JIS AC9A合金に対応する過共晶Al−Si
合金として、重量%で、Si:22.0〜24.0%、
Cu:0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、N
i:0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:
0.8%以下、Mn:0.5%以下、P:0.003〜
0.05%、Be:0.001〜0.01%を含み、残
部Alおよび不純物からなる過共晶Al−Si合金とし
たものであって、JIS AC9A合金の性質をさらに
改善したものとなる。
は、JIS AC9A合金に対応する過共晶Al−Si
合金として、重量%で、Si:22.0〜24.0%、
Cu:0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、N
i:0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:
0.8%以下、Mn:0.5%以下、P:0.003〜
0.05%、Be:0.001〜0.01%を含み、残
部Alおよび不純物からなる過共晶Al−Si合金とし
たものであって、JIS AC9A合金の性質をさらに
改善したものとなる。
【0030】さらに、本発明に係わる過共晶Al−Si
合金鋳物は、請求項6に記載しているように、Beを含
まない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al−S
i合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出する初
晶Si微細化のためにBeが重量%で0.001〜0.
01%添加されているものとしているので、Beの添加
量(およびPの添加量)によって初晶Siが任意の大き
さに制御されることとなり、過共晶Al−Si合金鋳物
の耐摩耗性,機械的性質,機械加工性は要求特性に合わ
せてコントロールされることとなり、また、アルミニウ
ム合金溶湯先端部での流動を阻害するアルミニウム酸化
被膜の生成が抑制されるので、アルミニウム合金溶湯の
湯流れ性・湯まわり性が改善されることとなる。
合金鋳物は、請求項6に記載しているように、Beを含
まない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al−S
i合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出する初
晶Si微細化のためにBeが重量%で0.001〜0.
01%添加されているものとしているので、Beの添加
量(およびPの添加量)によって初晶Siが任意の大き
さに制御されることとなり、過共晶Al−Si合金鋳物
の耐摩耗性,機械的性質,機械加工性は要求特性に合わ
せてコントロールされることとなり、また、アルミニウ
ム合金溶湯先端部での流動を阻害するアルミニウム酸化
被膜の生成が抑制されるので、アルミニウム合金溶湯の
湯流れ性・湯まわり性が改善されることとなる。
【0031】同じく、本発明に係わる過共晶Al−Si
合金鋳物は、請求項7に記載しているように、Pを含ま
ない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al−Si
合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出する初晶
Si微細化のためにPが重量%で0.003〜0.05
%添加されているものとしているので、Pの添加量(お
よびBeの添加量)によって初晶Siが任意の大きさに
制御されることとなり、過共晶Al−Si合金鋳物の耐
摩耗性,機械的性質,機械加工性は要求特性に合わせて
コントロールされることとなる。さらには、Beの添加
によって、アミニウム合金溶湯先端部での流動を阻害す
るアルミニウム酸化被膜の生成が抑制されるので、アル
ミニウム合金溶湯の湯流れ性・湯まわり性が改善される
こととなる。
合金鋳物は、請求項7に記載しているように、Pを含ま
ない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al−Si
合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出する初晶
Si微細化のためにPが重量%で0.003〜0.05
%添加されているものとしているので、Pの添加量(お
よびBeの添加量)によって初晶Siが任意の大きさに
制御されることとなり、過共晶Al−Si合金鋳物の耐
摩耗性,機械的性質,機械加工性は要求特性に合わせて
コントロールされることとなる。さらには、Beの添加
によって、アミニウム合金溶湯先端部での流動を阻害す
るアルミニウム酸化被膜の生成が抑制されるので、アル
ミニウム合金溶湯の湯流れ性・湯まわり性が改善される
こととなる。
【0032】同じく、本発明に係わる過共晶Al−Si
合金鋳物は、請求項8に記載しているように、Pおよび
Beを含まない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶
Al−Si合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶
出する初晶Si微細化のためにPが重量%で0.003
〜0.05%、Beが重量%で0.001〜0.01%
添加されているものとしているので、PおよびBeの添
加量によって初晶Siが任意の大きさに制御されること
となり、過共晶Al−Si合金鋳物の耐摩耗性,機械的
性質,機械加工性は要求特性に合わせてコントロールさ
れることとなる。さらには、Beの添加によってアミニ
ウム合金溶湯先端部での流動を阻害するアルミニウム酸
化被膜の生成が抑制されるので、アルミニウム合金溶湯
の湯流れ性・湯まわり性が改善されることとなる。
合金鋳物は、請求項8に記載しているように、Pおよび
Beを含まない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶
Al−Si合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶
出する初晶Si微細化のためにPが重量%で0.003
〜0.05%、Beが重量%で0.001〜0.01%
添加されているものとしているので、PおよびBeの添
加量によって初晶Siが任意の大きさに制御されること
となり、過共晶Al−Si合金鋳物の耐摩耗性,機械的
性質,機械加工性は要求特性に合わせてコントロールさ
れることとなる。さらには、Beの添加によってアミニ
ウム合金溶湯先端部での流動を阻害するアルミニウム酸
化被膜の生成が抑制されるので、アルミニウム合金溶湯
の湯流れ性・湯まわり性が改善されることとなる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と共に具体的
に説明する。
に説明する。
【0034】この実施例においては、以下に示す溶解・
鋳造方法により製造した過共晶Al−Si合金鋳物に対
して、同じく以下に示す初晶Si粒径評価方法および湯
流れ性・湯まわり性評価方法により評価した。
鋳造方法により製造した過共晶Al−Si合金鋳物に対
して、同じく以下に示す初晶Si粒径評価方法および湯
流れ性・湯まわり性評価方法により評価した。
【0035】(溶解・鋳造方法)金属抵抗電気坩堝炉を
用いて溶解を行い、液相線温度上125℃の温度で図1
(A),(B)に示した金型1に鋳造した。この金型1
において、W1=170mm,W2=70mm,W3=
60mm,W4=20mm,W5=20mm,W6=6
0mm,W7=80mm,H1=170mm,H2=5
0mm、H3=50mm,H3=50mm,H4=30
mm,H5=20mm,H6=10mm,D1=20m
m,D2=2mm,D3=5mm,D4=10mm,D
5=40mmの寸法を有し、この金型1の型彫面1aに
板厚30mmの平板を合わせて湯道1b,堰1c,鋳造
空間1d(深さ2mmの鋳造空間1d−2,深さ5mm
の鋳造空間1d−5,深さ10mmの鋳造空間1d−1
0であって、鋳造後にそれぞれ厚さ2mm,5mm,1
0mmの部分を有する鋳物を得られるようにした鋳造空
間)を形成した。
用いて溶解を行い、液相線温度上125℃の温度で図1
(A),(B)に示した金型1に鋳造した。この金型1
において、W1=170mm,W2=70mm,W3=
60mm,W4=20mm,W5=20mm,W6=6
0mm,W7=80mm,H1=170mm,H2=5
0mm、H3=50mm,H3=50mm,H4=30
mm,H5=20mm,H6=10mm,D1=20m
m,D2=2mm,D3=5mm,D4=10mm,D
5=40mmの寸法を有し、この金型1の型彫面1aに
板厚30mmの平板を合わせて湯道1b,堰1c,鋳造
空間1d(深さ2mmの鋳造空間1d−2,深さ5mm
の鋳造空間1d−5,深さ10mmの鋳造空間1d−1
0であって、鋳造後にそれぞれ厚さ2mm,5mm,1
0mmの部分を有する鋳物を得られるようにした鋳造空
間)を形成した。
【0036】図2は湯受けの形状を示すものであって、
この湯受け2において、D7=60mm,D8=52m
m,D9=10mm,H8=40mm,H9=4mmの
寸法を有するものである。
この湯受け2において、D7=60mm,D8=52m
m,D9=10mm,H8=40mm,H9=4mmの
寸法を有するものである。
【0037】そして、鋳造に際しては、図1に示した金
型1のうち20mm×20mm断面の湯道1bの中心
と、図2に示した湯受け2のうち直径10mmの開口2
bの中心とを合わせ、図3ないし図5に示す要領で行っ
た。このうち、図3は注湯用坩堝3を用いて湯受け2内
に700gのアルミニウム合金溶湯4を1秒で注湯する
様子を示しており、図4は合金溶湯4の充填を待ってい
る様子を示しており、図5は鋳造後の様子を示してお
り、凝固後には図6に示す鋳物5を得た。
型1のうち20mm×20mm断面の湯道1bの中心
と、図2に示した湯受け2のうち直径10mmの開口2
bの中心とを合わせ、図3ないし図5に示す要領で行っ
た。このうち、図3は注湯用坩堝3を用いて湯受け2内
に700gのアルミニウム合金溶湯4を1秒で注湯する
様子を示しており、図4は合金溶湯4の充填を待ってい
る様子を示しており、図5は鋳造後の様子を示してお
り、凝固後には図6に示す鋳物5を得た。
【0038】(初晶Si粒径評価方法)鋳造終了後、図
6に示す鋳物5のD部より10mm×10mm×10m
mの組織観察用テストピースを切り出し、倍率100倍
の光学顕微鏡組織を画像解析装置にかけることにより、
初晶Siの等価円相当径を測定した。この際、1試料に
つき視野を変えて10回の測定を行い、その平均値とし
て評価した。
6に示す鋳物5のD部より10mm×10mm×10m
mの組織観察用テストピースを切り出し、倍率100倍
の光学顕微鏡組織を画像解析装置にかけることにより、
初晶Siの等価円相当径を測定した。この際、1試料に
つき視野を変えて10回の測定を行い、その平均値とし
て評価した。
【0039】(湯流れ性,湯まわり性評価方法)鋳造終
了後、図6に示すように、鋳物5の湯道5bの部分を堰
5cの部分で切断し、肉厚2mm,5mm,10mmの
階段状部分5−2,5−5,5−10の総重量を測定す
ることにより湯流れ性,湯まわり性を評価した。すなわ
ち、湯流れ性,湯まわり性に優れた合金程、段階状部分
のうち肉厚2mmの部分5−2の溶湯充填量が多くなる
ため、重量の測定値は大きくなる。
了後、図6に示すように、鋳物5の湯道5bの部分を堰
5cの部分で切断し、肉厚2mm,5mm,10mmの
階段状部分5−2,5−5,5−10の総重量を測定す
ることにより湯流れ性,湯まわり性を評価した。すなわ
ち、湯流れ性,湯まわり性に優れた合金程、段階状部分
のうち肉厚2mmの部分5−2の溶湯充填量が多くなる
ため、重量の測定値は大きくなる。
【0040】(実施例1)表1および表2に示す組成の
本発明例および比較例によるアルミニウム合金を上記
(溶解・鋳造方法)に示した方法にて溶解および鋳造し
て図6に示した鋳物5を得た。その際の鋳造条件は、金
型温度が150℃であり、鋳造温度は、Si:15%合
金:730℃、Si:17%合金:765℃、Si:1
9%合金:800℃、Si:23%合金:850℃であ
る。
本発明例および比較例によるアルミニウム合金を上記
(溶解・鋳造方法)に示した方法にて溶解および鋳造し
て図6に示した鋳物5を得た。その際の鋳造条件は、金
型温度が150℃であり、鋳造温度は、Si:15%合
金:730℃、Si:17%合金:765℃、Si:1
9%合金:800℃、Si:23%合金:850℃であ
る。
【0041】次いで、上記(初晶Si粒径評価方法)お
よび(湯流れ性・湯まわり性評価方法)に従って、各鋳
物5の初晶Si粒径および鋳物重量の測定を行った。そ
の結果を表3および表4に示す。
よび(湯流れ性・湯まわり性評価方法)に従って、各鋳
物5の初晶Si粒径および鋳物重量の測定を行った。そ
の結果を表3および表4に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】表1ないし表4に示すように、本発明例の
合金では、PとBeの複合添加の効果によって、比較例
の合金に比べて初晶Si粒径が微細化され、かつ鋳物重
量が大きいものとなっていることがわかる。さらには、
Pの添加量を0.005%程度から0.01%程度へと
倍増させても初晶Si粒径はほとんど微細化されないの
に対して、Beを添加するとBeの添加量に伴って初晶
Si粒径が微細化していることがわかる。このことによ
り、Pの単独添加では初晶Siの微細化が困難な領域で
の初晶Si粒径のコントロールがBeの添加により可能
であることがわかる。
合金では、PとBeの複合添加の効果によって、比較例
の合金に比べて初晶Si粒径が微細化され、かつ鋳物重
量が大きいものとなっていることがわかる。さらには、
Pの添加量を0.005%程度から0.01%程度へと
倍増させても初晶Si粒径はほとんど微細化されないの
に対して、Beを添加するとBeの添加量に伴って初晶
Si粒径が微細化していることがわかる。このことによ
り、Pの単独添加では初晶Siの微細化が困難な領域で
の初晶Si粒径のコントロールがBeの添加により可能
であることがわかる。
【0047】(実施例2)表5に示すNo.31,3
4,37,40のPを含有する各合金を溶解し、この合
金溶湯と、一部の合金溶湯にAl−2.86重量%Be
母合金を用いてBeを目標量添加した合金溶湯を用いて
上記(溶解・鋳造方法)に示した方法にて鋳造して、比
較例No.31,34,37,40の合金および本発明
例No.32,33,No.35,36,No.38,
39,No.41,42の合金よりなる図6に示した鋳
物5を得た。その際の鋳造条件は、金型温度が150℃
であり、鋳造温度は、Si:15%合金:730℃、S
i:17%合金:765℃、Si:19%合金:800
℃、Si:23%合金:850℃である。
4,37,40のPを含有する各合金を溶解し、この合
金溶湯と、一部の合金溶湯にAl−2.86重量%Be
母合金を用いてBeを目標量添加した合金溶湯を用いて
上記(溶解・鋳造方法)に示した方法にて鋳造して、比
較例No.31,34,37,40の合金および本発明
例No.32,33,No.35,36,No.38,
39,No.41,42の合金よりなる図6に示した鋳
物5を得た。その際の鋳造条件は、金型温度が150℃
であり、鋳造温度は、Si:15%合金:730℃、S
i:17%合金:765℃、Si:19%合金:800
℃、Si:23%合金:850℃である。
【0048】次いで、上記(初晶Si粒径評価方法)お
よび(湯流れ性・湯まわり性評価方法)に従って、各鋳
物5の初晶Si粒径および鋳物重量の測定を行った。そ
の結果を表6に示す。
よび(湯流れ性・湯まわり性評価方法)に従って、各鋳
物5の初晶Si粒径および鋳物重量の測定を行った。そ
の結果を表6に示す。
【0049】
【表5】
【0050】
【表6】
【0051】表5および表6に示すように、Pを含有す
るNo.31,34,37,40の合金に、鋳造時Be
を添加してNo.32,33,No.35,36,N
o.38,39,No.41,42の合金としたとき
も、実施例1の場合と同様の効果が得られることがわか
る。
るNo.31,34,37,40の合金に、鋳造時Be
を添加してNo.32,33,No.35,36,N
o.38,39,No.41,42の合金としたとき
も、実施例1の場合と同様の効果が得られることがわか
る。
【0052】(実施例3)表7に示すNo.51,5
4,57,60のBeを含有する各合金を溶解し、この
合金溶湯と、一部の合金溶湯にCu−P母合金を用いて
Pを目標量添加した合金溶湯を用い、上記(溶解・鋳造
方法)に示した方法にて鋳造して、比較例No.51,
54,57,60および本発明例No.52,53.N
o.55.56.No.58.59,No.61,62
の合金よりなる図6に示した鋳物5を得た。その際の鋳
造条件は、金型温度が150℃であり、鋳造温度は、S
i:15%合金:730℃、Si:17%合金:765
℃、Si:19%合金:800℃、Si:23%合金:
850℃である。
4,57,60のBeを含有する各合金を溶解し、この
合金溶湯と、一部の合金溶湯にCu−P母合金を用いて
Pを目標量添加した合金溶湯を用い、上記(溶解・鋳造
方法)に示した方法にて鋳造して、比較例No.51,
54,57,60および本発明例No.52,53.N
o.55.56.No.58.59,No.61,62
の合金よりなる図6に示した鋳物5を得た。その際の鋳
造条件は、金型温度が150℃であり、鋳造温度は、S
i:15%合金:730℃、Si:17%合金:765
℃、Si:19%合金:800℃、Si:23%合金:
850℃である。
【0053】次いで、上記(初晶Si粒径評価方法)お
よび(湯流れ性・湯まわり性評価方法)に従って、各鋳
物5の初晶Si粒径および鋳物重量の測定を行った。そ
の結果を表8に示す。
よび(湯流れ性・湯まわり性評価方法)に従って、各鋳
物5の初晶Si粒径および鋳物重量の測定を行った。そ
の結果を表8に示す。
【0054】
【表7】
【0055】
【表8】
【0056】表7および表8に示すように、Beを含有
するNo.51,54,57,60の合金に、鋳造時P
を添加してNo.52,53,No.55,56,N
o.58,59,No.61,62の合金としたとき
も、実施例1の場合と同様の効果が得られることがわか
る。
するNo.51,54,57,60の合金に、鋳造時P
を添加してNo.52,53,No.55,56,N
o.58,59,No.61,62の合金としたとき
も、実施例1の場合と同様の効果が得られることがわか
る。
【0057】(実施例4)表9に示すNo.71(特開
平05−078870号公報),No.76(A39
0)および表10に示すNo.81(JIS AC9
B),No.86(JIS AC9A)の各合金を溶解
し、この合金溶湯と、一部の合金溶湯にCu−P母合金
を用いてPを目標量添加するとともに、Al−2.86
重量%Be母合金を用いてBeを目標量添加した合金溶
湯を用い、上記(溶解・鋳造方法)に示した方法にて鋳
造して、比較例No.71,76,81,86および本
発明例No.72〜75,No.77〜80,No.8
2〜85,No.87〜90の合金よりなる図6に示し
た鋳物5を得た。その際の鋳造条件は、金型温度が15
0℃であり、鋳造温度は、Si:15%合金:730
℃、Si:17%合金:765℃、Si:19%合金:
800℃、Si:23%合金:850℃である。
平05−078870号公報),No.76(A39
0)および表10に示すNo.81(JIS AC9
B),No.86(JIS AC9A)の各合金を溶解
し、この合金溶湯と、一部の合金溶湯にCu−P母合金
を用いてPを目標量添加するとともに、Al−2.86
重量%Be母合金を用いてBeを目標量添加した合金溶
湯を用い、上記(溶解・鋳造方法)に示した方法にて鋳
造して、比較例No.71,76,81,86および本
発明例No.72〜75,No.77〜80,No.8
2〜85,No.87〜90の合金よりなる図6に示し
た鋳物5を得た。その際の鋳造条件は、金型温度が15
0℃であり、鋳造温度は、Si:15%合金:730
℃、Si:17%合金:765℃、Si:19%合金:
800℃、Si:23%合金:850℃である。
【0058】次いで、上記(初晶Si粒径評価方法)お
よび(湯流れ性・湯まわり性評価方法)に従って、各鋳
物5の初晶Si粒径および鋳物重量の測定を行った。そ
の結果を表11および表12に示す。
よび(湯流れ性・湯まわり性評価方法)に従って、各鋳
物5の初晶Si粒径および鋳物重量の測定を行った。そ
の結果を表11および表12に示す。
【0059】
【表9】
【0060】
【表10】
【0061】
【表11】
【0062】
【表12】
【0063】表9ないし表12に示すように、Beおよ
びPを含有しないNo.71,76,81,86の合金
に、鋳造時BeおよびPを添加しても実施例1の場合と
同様の効果が得られることがわかる。
びPを含有しないNo.71,76,81,86の合金
に、鋳造時BeおよびPを添加しても実施例1の場合と
同様の効果が得られることがわかる。
【0064】
【発明の効果】本発明に係わる過共晶Al−Si合金
は、請求項1に記載しているように、重量%で、Si:
12.0〜25.0%、Cu:0.5〜5.0%、M
g:0.1〜2.0%、P:0.003〜0.05%、
Be:0.001〜0.01%を含み、残部Alおよび
その他の必要合金元素ならびに不純物からなるものとし
たから、PおよびBeの適量添加によって初晶Siの粒
径が任意の大きさに制御されているものとすることが可
能であることから、過共晶Al−Si合金鋳物の耐摩耗
性,機械的性質,機械加工性を要求特性に合わせてコン
トロールすることができるという著しく優れた効果がも
たらされ、さらには、Beの適量添加によりアルミニウ
ム合金溶湯の湯流れ性・湯まわり性が著しく改善される
ため、薄肉・軽量部品の製造をより一層進めることが可
能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
は、請求項1に記載しているように、重量%で、Si:
12.0〜25.0%、Cu:0.5〜5.0%、M
g:0.1〜2.0%、P:0.003〜0.05%、
Be:0.001〜0.01%を含み、残部Alおよび
その他の必要合金元素ならびに不純物からなるものとし
たから、PおよびBeの適量添加によって初晶Siの粒
径が任意の大きさに制御されているものとすることが可
能であることから、過共晶Al−Si合金鋳物の耐摩耗
性,機械的性質,機械加工性を要求特性に合わせてコン
トロールすることができるという著しく優れた効果がも
たらされ、さらには、Beの適量添加によりアルミニウ
ム合金溶湯の湯流れ性・湯まわり性が著しく改善される
ため、薄肉・軽量部品の製造をより一層進めることが可
能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0065】そして、本発明に係わる過共晶Al−Si
合金の実施態様においては、請求項2に記載しているよ
うに、重量%で、Si:14.0〜16.0%、Cu:
2.5〜5.0%、Mg:0.1〜1.0%、Mn:
0.3〜0.8%、Cr:0.1〜0.3%、Ti:
0.05〜0.2%、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%、Fe:1.5%以下を含
み、残部Alおよび不純物からなる化学組成を有するも
のとすることによって、特開平05−78770号公報
に開示された過共晶Al−Si合金において耐摩耗性,
機械的性質,機械加工性を要求特性に合わせてコントロ
ールすることが可能であると共に、湯流れ性・湯まわり
性を著しく改善することが可能である。
合金の実施態様においては、請求項2に記載しているよ
うに、重量%で、Si:14.0〜16.0%、Cu:
2.5〜5.0%、Mg:0.1〜1.0%、Mn:
0.3〜0.8%、Cr:0.1〜0.3%、Ti:
0.05〜0.2%、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%、Fe:1.5%以下を含
み、残部Alおよび不純物からなる化学組成を有するも
のとすることによって、特開平05−78770号公報
に開示された過共晶Al−Si合金において耐摩耗性,
機械的性質,機械加工性を要求特性に合わせてコントロ
ールすることが可能であると共に、湯流れ性・湯まわり
性を著しく改善することが可能である。
【0066】また、請求項3に記載しているように、重
量%で、Si:16.0〜18.0%、Cu:4.0〜
5.0%、Mg:0.45〜0.65%、Fe:1.5
%以下、Mn:0.1%以下、Ti:0.20%以下、
P:0.003〜0.05%、Be:0.001〜0.
01%を含み、残部Alおよび不純物からなる化学組成
を有するものとすることによって、JIS ADC14
に制定された過共晶Al−Si合金において耐摩耗性,
機械的性質,機械加工性を要求特性に合わせてコントロ
ールすることが可能であると共に、湯流れ性・湯まわり
性を著しく改善することが可能である。
量%で、Si:16.0〜18.0%、Cu:4.0〜
5.0%、Mg:0.45〜0.65%、Fe:1.5
%以下、Mn:0.1%以下、Ti:0.20%以下、
P:0.003〜0.05%、Be:0.001〜0.
01%を含み、残部Alおよび不純物からなる化学組成
を有するものとすることによって、JIS ADC14
に制定された過共晶Al−Si合金において耐摩耗性,
機械的性質,機械加工性を要求特性に合わせてコントロ
ールすることが可能であると共に、湯流れ性・湯まわり
性を著しく改善することが可能である。
【0067】さらに、請求項4に記載しているように、
重量%で、Si:18.0〜20.0%、Cu:0.5
〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、Ni:0.5〜
1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:0.8%以下、
Mn:0.5%以下、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%を含み、残部Alおよび不
純物からなる化学組成を有するものとすることによっ
て、JIS AC9Bに制定された過共晶Al−Si合
金において耐摩耗性,機械的性質,機械加工性を要求特
性に合わせてコントロールすることが可能であると共
に、湯流れ性・湯まわり性を著しく改善することが可能
である。
重量%で、Si:18.0〜20.0%、Cu:0.5
〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、Ni:0.5〜
1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:0.8%以下、
Mn:0.5%以下、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%を含み、残部Alおよび不
純物からなる化学組成を有するものとすることによっ
て、JIS AC9Bに制定された過共晶Al−Si合
金において耐摩耗性,機械的性質,機械加工性を要求特
性に合わせてコントロールすることが可能であると共
に、湯流れ性・湯まわり性を著しく改善することが可能
である。
【0068】さらにまた、請求項5に記載しているよう
に、重量%で、Si:22.0〜24.0%、Cu:
0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、Ni:
0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:0.8
%以下、Mn:0.5%以下、P:0.003〜0.0
5%、Be:0.001〜0.01%を含み、残部Al
および不純物からなる化学組成を有するものとすること
によって、JIS AC9Aに制定された過共晶Al−
Si合金において耐摩耗性,機械的性質,機械加工性を
要求特性に合わせてコントロールすることが可能である
と共に、湯流れ性・湯まわり性を著しく改善することが
可能であるという著大なる効果がもたらされる。
に、重量%で、Si:22.0〜24.0%、Cu:
0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5%、Ni:
0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、Fe:0.8
%以下、Mn:0.5%以下、P:0.003〜0.0
5%、Be:0.001〜0.01%を含み、残部Al
および不純物からなる化学組成を有するものとすること
によって、JIS AC9Aに制定された過共晶Al−
Si合金において耐摩耗性,機械的性質,機械加工性を
要求特性に合わせてコントロールすることが可能である
と共に、湯流れ性・湯まわり性を著しく改善することが
可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【0069】本発明に係わる過共晶Al−Si合金鋳物
は、請求項6に記載しているように、Beを含まない請
求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al−Si合金を
鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出する初晶Si微
細化のためにBeが重量%で0.001〜0.01%添
加されているものであり、また、請求項7に記載してい
るように、Pを含まない請求項1〜5のいずれかに記載
の過共晶Al−Si合金を鋳造素材としてなり、鋳造に
際して晶出する初晶Si微細化のためにPが重量%で
0.003〜0.05%添加されているものであり、さ
らには、請求項8に記載しているように、PおよびBe
を含まない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al
−Si合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出す
る初晶Si微細化のためにPが重量%で0.003〜
0.05%、Beが重量%で0.001〜0.01%添
加されているものであるから、請求項6ないし8に記載
の過共晶Al−Si合金鋳物では、PおよびBeの添加
量によって初晶Siが任意に制御されることとなり、過
共晶Al−Si合金鋳物の耐摩耗性,機械的性質,機械
加工性を要求特性に合わせてコントロールすることが可
能になると共に、アルミニウム合金溶湯先端部での流動
を阻害するアルミニウム酸化被膜の生成が抑制されるの
で、アルミニウム合金溶湯の湯流れ性・湯まわり性を改
善することが可能となって薄肉・軽量部品の製造をより
一層容易なものとすることが可能であるという著しく優
れた効果がもたらされる。
は、請求項6に記載しているように、Beを含まない請
求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al−Si合金を
鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出する初晶Si微
細化のためにBeが重量%で0.001〜0.01%添
加されているものであり、また、請求項7に記載してい
るように、Pを含まない請求項1〜5のいずれかに記載
の過共晶Al−Si合金を鋳造素材としてなり、鋳造に
際して晶出する初晶Si微細化のためにPが重量%で
0.003〜0.05%添加されているものであり、さ
らには、請求項8に記載しているように、PおよびBe
を含まない請求項1〜5のいずれかに記載の過共晶Al
−Si合金を鋳造素材としてなり、鋳造に際して晶出す
る初晶Si微細化のためにPが重量%で0.003〜
0.05%、Beが重量%で0.001〜0.01%添
加されているものであるから、請求項6ないし8に記載
の過共晶Al−Si合金鋳物では、PおよびBeの添加
量によって初晶Siが任意に制御されることとなり、過
共晶Al−Si合金鋳物の耐摩耗性,機械的性質,機械
加工性を要求特性に合わせてコントロールすることが可
能になると共に、アルミニウム合金溶湯先端部での流動
を阻害するアルミニウム酸化被膜の生成が抑制されるの
で、アルミニウム合金溶湯の湯流れ性・湯まわり性を改
善することが可能となって薄肉・軽量部品の製造をより
一層容易なものとすることが可能であるという著しく優
れた効果がもたらされる。
【図1】本発明の実施例において湯流れ性,湯まわり性
を判定するのに用いた金型の形状を示す正面説明図(図
の(A))および断面説明図(図1の(B))である。
を判定するのに用いた金型の形状を示す正面説明図(図
の(A))および断面説明図(図1の(B))である。
【図2】鋳造時に使用した湯受けの形状を示す断面説明
図である。
図である。
【図3】金型内に合金溶湯を注湯する様子を示す説明図
である。
である。
【図4】金型内に合金溶湯が充填される様子を示す説明
図である。
図である。
【図5】鋳造後の様子を示す説明図である。
【図6】鋳物の重量測定部位を斜め破線で示す説明図で
ある。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 重量%で、Si:12.0〜25.0
%、Cu:0.5〜5.0%、Mg:0.1〜2.0
%、P:0.003〜0.05%、Be:0.001〜
0.01%を含み、残部Alおよびその他の必要合金元
素ならびに不純物からなることを特徴とする過共晶Al
−Si合金。 - 【請求項2】 重量%で、Si:14.0〜16.0
%、Cu:2.5〜5.0%、Mg:0.1〜1.0
%、Mn:0.3〜0.8%、Cr:0.1〜0.3
%、Ti:0.05〜0.2%、P:0.003〜0.
05%、Be:0.001〜0.01%、Fe:1.5
%以下を含み、残部Alおよび不純物からなる請求項1
に記載の過共晶Al−Si合金。 - 【請求項3】 重量%で、Si:16.0〜18.0
%、Cu:4.0〜5.0%、Mg:0.45〜0.6
5%、Fe:1.5%以下、Mn:0.1%以下、T
i:0.20%以下、P:0.003〜0.05%、B
e:0.001〜0.01%を含み、残部Alおよび不
純物からなる請求項1に記載の過共晶Al−Si合金。 - 【請求項4】 重量%で、Si:18.0〜20.0
%、Cu:0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5
%、Ni:0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、F
e:0.8%以下、Mn:0.5%以下、P:0.00
3〜0.05%、Be:0.001〜0.01%を含
み、残部Alおよび不純物からなる請求項1に記載の過
共晶Al−Si合金。 - 【請求項5】 重量%で、Si:22.0〜24.0
%、Cu:0.5〜1.5%、Mg:0.5〜1.5
%、Ni:0.5〜1.5%、Zn:0.2%以下、F
e:0.8%以下、Mn:0.5%以下、P:0.00
3〜0.05%、Be:0.001〜0.01%を含
み、残部Alおよび不純物からなる請求項1に記載の過
共晶Al−Si合金。 - 【請求項6】 Beを含まない請求項1〜5のいずれか
に記載の過共晶Al−Si合金を鋳造素材としてなり、
鋳造に際して晶出する初晶Si微細化のためにBeが重
量%で0.001〜0.01%添加されていることを特
徴とする過共晶Al−Si合金鋳物。 - 【請求項7】 Pを含まない請求項1〜5のいずれかに
記載の過共晶Al−Si合金を鋳造素材としてなり、鋳
造に際して晶出する初晶Si微細化のためにPが重量%
で0.003〜0.05%添加されていることを特徴と
する過共晶Al−Si合金鋳物。 - 【請求項8】 PおよびBeを含まない請求項1〜5の
いずれかに記載の過共晶Al−Si合金を鋳造素材とし
てなり、鋳造に際して晶出する初晶Si微細化のために
Pが重量%で0.003〜0.05%、Beが重量%で
0.001〜0.01%添加されていることを特徴とす
る過共晶Al−Si合金鋳物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6313695A JPH08170136A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 過共晶Al−Si合金および過共晶Al−Si合金鋳物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6313695A JPH08170136A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 過共晶Al−Si合金および過共晶Al−Si合金鋳物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08170136A true JPH08170136A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18044413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6313695A Pending JPH08170136A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 過共晶Al−Si合金および過共晶Al−Si合金鋳物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08170136A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010132995A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Miyamoto Kogyo Kk | エンジンまたはコンプレッサーのピストン用アルミニウム合金及びエンジンまたはコンプレッサーのピストンの鍛造方法 |
| CN102477506A (zh) * | 2010-11-30 | 2012-05-30 | 上海万泰铝业有限公司 | 搀有磷元素的铝合金及其制造方法 |
| CN102796923A (zh) * | 2012-09-07 | 2012-11-28 | 济南大学 | 过共晶铝-硅合金熔体复合处理方法 |
| CN104625659A (zh) * | 2014-12-12 | 2015-05-20 | 中国兵器科学研究院宁波分院 | 一种电子束焊接铝活塞的制造方法 |
| CN107058816A (zh) * | 2017-01-23 | 2017-08-18 | 沈阳工业大学 | 一种半固态成形过共晶Al‑Si合金及其制备方法 |
| WO2025243531A1 (ja) * | 2024-05-24 | 2025-11-27 | 株式会社アーレスティ | アルミニウム合金および鋳造品 |
-
1994
- 1994-12-16 JP JP6313695A patent/JPH08170136A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010132995A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Miyamoto Kogyo Kk | エンジンまたはコンプレッサーのピストン用アルミニウム合金及びエンジンまたはコンプレッサーのピストンの鍛造方法 |
| CN102477506A (zh) * | 2010-11-30 | 2012-05-30 | 上海万泰铝业有限公司 | 搀有磷元素的铝合金及其制造方法 |
| CN102796923A (zh) * | 2012-09-07 | 2012-11-28 | 济南大学 | 过共晶铝-硅合金熔体复合处理方法 |
| CN104625659A (zh) * | 2014-12-12 | 2015-05-20 | 中国兵器科学研究院宁波分院 | 一种电子束焊接铝活塞的制造方法 |
| CN107058816A (zh) * | 2017-01-23 | 2017-08-18 | 沈阳工业大学 | 一种半固态成形过共晶Al‑Si合金及其制备方法 |
| WO2025243531A1 (ja) * | 2024-05-24 | 2025-11-27 | 株式会社アーレスティ | アルミニウム合金および鋳造品 |
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