JPH08170233A - 一体化された紡績・加撚工程によって加撚糸を製造する装置における糸継ぎ方法並びに該方法を実施する装置 - Google Patents

一体化された紡績・加撚工程によって加撚糸を製造する装置における糸継ぎ方法並びに該方法を実施する装置

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JPH08170233A
JPH08170233A JP7230545A JP23054595A JPH08170233A JP H08170233 A JPH08170233 A JP H08170233A JP 7230545 A JP7230545 A JP 7230545A JP 23054595 A JP23054595 A JP 23054595A JP H08170233 A JPH08170233 A JP H08170233A
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spinning
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guide
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バルハウゼン ウルリッヒ
Guido Spix
スピックス グイド
Wilfried Ruetten
ルッテン ビルフリート
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    • D01H—SPINNING OR TWISTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は一体化された紡績・撚糸工程によっ
て加撚糸を製造する装置内で糸継ぎを行う方法に関し、
本発明の目的は、簡単な方式の、複雑な機械的装置及び
独立した逆転制御装置を必要としない方法と装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 一端が中空スピンドル軸に入り、他端が
紡糸ロータに入るように接続糸の挿入を行う。中空スピ
ンドル軸の入口と紡糸ロータとの間の領域において、各
接続糸に所定長さの糸ループFSを形成させ、各糸ループ
FSの案内は、その第1の分岐部分が紡糸ロータ内に供給
される、第2の分岐部分が中空スピンドルに供給される
べく行われる。糸ループFSが消失するに至ると第1の分
岐部分の運動が逆転し、接続糸全体が中空スピンドル軸
を経て取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一体化された紡績
・加撚工程によって加撚糸を製造する装置における糸継
ぎ方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機台フレームに回転可能に支持された、
中空スピンドル軸を有する少なくとも一本のスピンドル
ロータを具え、中空軸には、実質的に半径方向に外向き
に延在する糸ガイドチャンネルが接続され、糸は該糸ガ
イドチャンネルから出た後に、糸バルーンを形成しなが
ら中空スピンドル軸の延長上にある中心点まで導かれ、
そこから取り出され、開繊された繊維材料を糸バルーン
で包まれた空間内に供給する装置を具え、紡績装置によ
り第1作業段階において紡績糸を製造し、二重撚糸機等
の加撚装置を具えた第2作業段階においてこれを加撚糸
に加工することは公知である。
【0003】ドイツ特許公報78 710号とフランス特許公
報2 354 403 号には、隣接配置されたり上下に重ねて配
置された二つの紡績装置によって個々に紡績糸を製造
し、紡績後にこれを集めて加撚することが開示されてい
る。未公開のドイツ特許出願43 31 801.0 号には、一体
化された紡績・加撚工程によって加撚糸を製造する装置
が開示され、該装置は、機台フレームに駆動可能に且つ
回転可能に支持された中空スピンドル軸を有する少なく
とも一本の駆動可能なスピンドルロータを具えている。
前記中空スピンドル軸には、実質的に半径方向に外向き
に延在している糸ガイドチャンネルが接続されている。
該糸ガイドチャンネルから出た後に、糸は糸バルーンを
形成しながら中空スピンドル軸の延長上に設けられた中
心点まで導かれ、ここから取り出される。該装置は、更
に、糸バルーンによって形成された空間内に開繊された
繊維材料を供給する装置を具えている。スピンドルロー
タの上方の糸バルーンによって形成された空間内には、
中空スピンドル軸に関して対称的に二つのロータ紡績装
置が相互に隣接して配置されている。該紡績装置は上方
が開放された紡糸ロータを有し、該紡糸ロータには繊維
材料が供給されると共に、出来た紡績糸は上方に引き出
され、その方向を180°反転され、共に中空スピンド
ル軸内に導入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この装置の非常に重要
なステップは、装置の最初の始動時に行われる糸継ぎで
ある。ロータ紡績装置によって個々の紡績繊維を発生さ
せる公知の糸継ぎ装置は、補助糸即ち紡績糸の自由端を
適宜な自動装置によって中央の紡績繊維チャンネルを通
じて紡糸ロータ内に導入し、その自由端をロータ溝内に
位置する繊維と接合させ、次に前記自動装置の逆転によ
って補助糸を後退させて、連続紡績工程を始動・継続さ
せるように構成されている。
【0005】この従来型の糸継ぎ技術においては、接合
糸の前進・後退運動が必須である。このため、複雑な機
械的構成、特に正確な作動・逆転制御装置が必要とな
る。従って、本発明の目的は、簡単な方式の、複雑な機
械的装置及び独立した逆転制御装置を必要としない方法
と装置を提供し、一体化された紡績・加撚工程によって
加撚糸を製造する装置内で、前述の糸継ぎ方法を実施す
ることのできるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一体化された紡績・撚糸
工程によって加撚糸を製造する装置内で糸継ぎを行う本
発明の方法は、機台フレームに回転可能に支持された中
空スピンドルシャフトを具えた少なくとも一本のスピン
ドルロータを設け、該中空スピンドルシャフトに、半径
方向に外向きに延在する糸ガイドチャンネルを接続し、
上方が開放された紡糸ロータを具えた少なくとも二つの
紡績装置を、前記スピンドルロータの上方に、該紡績装
置が互いに隣接し且つスピンドルロータの中心軸に関し
て対称となるように配置し、前記スピンドルロータの上
方の、該スピンドルロータの中心軸の延長上に、中心点
を設け、開繊された繊維材料から前記各紡績装置で紡績
糸を紡糸し、各紡績装置の紡績糸を紡糸ロータから上方
に導き、運動方向を180°逆転させて、前記中空スピ
ンドルシャフトの上方延長部である中空スピンドル軸内
に導入し、前記糸ガイドチャンネルと前記中心点との間
で糸バルーンを形成しつつ、紡績糸を前記中空スピンド
ル軸、糸ガイドチャンネル、及び中心点を通じて導き、
前記中心点から糸を取り出し、糸バルーンを通して前記
紡績装置に開繊された繊維材料を供給し、各紡糸ロータ
に対して、一端が中空スピンドル軸に入り、他端が紡糸
ロータに入るように接続糸を挿入し、中空スピンドル軸
の入口と紡糸ロータとの間の領域において、各接続糸に
所定長さの糸ループを形成させ、各糸ループを導いて、
その第1糸部分が紡糸ロータ内に供給されると同時に、
第2糸部分が糸ループが無くなるまで中空スピンドル軸
を経て取り出され、次いで前記第1糸部分の運動が逆転
し、接続糸全体が中空スピンドル軸を経て取り出される
ようにすることを特徴としている。
【0007】該方法は、更に、前記糸ループの中央を把
持して、前記糸ループが無くなるまで紡績回転の伝播を
阻止するステップを含むことが望ましい。本発明は、一
体化された紡績・加撚工程によって加撚糸を製造する装
置において、糸継ぎを行うための装置にも関連してい
る。この装置は、機台フレームに回転可能に支持された
中空スピンドル軸を具えた少なくとも一本のスピンドル
ロータと、該中空スピンドル軸に接続された半径方向に
外向きに延在する糸ガイドチャンネルと、前記スピンド
ルロータの上方に支持された上方が開放された紡糸ロー
タを具え、相互に隣接してスピンドルロータの中心軸に
関して対称的に設置され、それぞれが開繊された繊維材
料から紡績糸を紡糸する少なくとも二つの紡績装置と、
前記中空スピンドルシャフトの上端に接続された中空ス
ピンドル軸と、前記スピンドルロータの上方に、該スピ
ンドルロータの中心軸の延長上に設けられた中心点とを
具え、紡績糸は加撚のために前記中空スピンドルに導入
され、次いで前記糸ガイドチャンネルと中心点との間で
糸バルーンを形成しながら、中空スピンドル軸、糸ガイ
ドチャンネル及び中心点を経て導かれ、加撚糸としてそ
こから取り出され、開繊された繊維材料を糸バルーンを
通じて紡績装置に供給する手段と、各紡績装置の上方
の、紡糸ロータの回転軸の延長部とスピンドルロータの
中心軸との間の領域に位置し、紡糸ロータから上方に取
り出された各紡績装置の紡績糸がそこでその運動方向を
180°逆転されて前記中空スピンドル軸内に導入され
るように配置されたガイドエレメントと、中空スピンド
ル軸から紡糸ロータ内に導入されるべき所定の長さの接
合糸のループを貯留するためのガイドエレメントの近傍
に位置する少なくとも一つの貯留エレメントと、前記糸
ループを確保するための手段と、該糸ループが無くなる
まで順次に糸ループを解放する手段と、糸ループが無く
なった後に前記接合糸を前記ガイドエレメントに移転さ
せる手段とを具えていることを特徴とする。
【0008】前記貯留エレメントは、糸ループの中央を
把持し、該糸ループが無くなった後に糸ループを解放す
る把持装置を具えることが好ましい。前記装置は二つの
貯留エレメントを具え、前記紡糸ロータのそれぞれが各
貯留エレメントに連携していることが望ましい。各ガイ
ドエレメントは、それに連携する貯留エレメントの下方
に位置していることが望ましい。
【0009】前記装置は、両方のガイドエレメントに共
通に使用される貯留エレメントの一つを有することが好
ましい。前記ガイドエレメントは、貯留エレメントの下
方領域に位置していることが望ましい。本発明の好適実
施例においては、貯留エレメントは、周縁に糸ガイド溝
を有すると共に、該ガイド溝内に設置されたフックを具
えた自由回転可能な貯留ホイールである。糸ループは、
下からガイドエレメントの一部を横切って、紡糸ロータ
の回転軸の延長部に対面するその側面の糸ガイド溝内に
導かれる。
【0010】前記フックは、糸ループを糸ガイド溝内に
把持するための把持フックであることが好ましい。前記
貯留ホイールは、貯留ホイールの突発的な自由回転を阻
止するための調節可能な制動装置を有している。本発明
の別の実施例においては、ガイドエレメントは、貯留ホ
イールの回転軸に平行に延在する回転軸を有する自由回
転可能なガイドプーリである。
【0011】該ガイドプーリの直径は、貯留ホイールの
直径より小さいことが望ましい。本発明の更に別の実施
例においては、ガイドエレメントは、貯留ホイールの回
転軸と同軸に延在する回転軸を有する自由回転可能なガ
イドプーリである。該ガイドプーリは、貯留ホイールに
固定されていることが好ましい。前記ガイドプーリの直
径は、貯留ホイールの直径より小さいことが望ましい。
【0012】本発明は、糸継ぎ工程は、糸を継ぐために
2本の接合糸を二重撚糸スピンドルの従来の糸経路内に
挿通することによって開始されると言う原理に基づいて
いる。これは、機械的糸挿通装置の助けによって人手で
行うか、又は空気式挿通法による公知の方法と装置によ
って行われる。挿通された各接合糸は、次にガイドエレ
メントの外周の一部を経て中空スピンドル軸の上端から
ガイドされ、貯留エレメントを経て上から各紡糸ロータ
内に導入される。そのようにすることによって、所定長
さの糸ループが貯留エレメント内に貯留される。これに
より、紡糸ロータが始動する際に、この貯留された糸ル
ープが該貯留エレメントから先ず引き出されて紡糸ロー
タ内に入る。前記糸ループは、引き続いて貯留エレメン
トから解絮され、糸継ぎが行われると、接合糸は紡績糸
と共に紡糸ロータから取り出され、ガイドエレメントに
導かれてその方向が逆転され、中空スピンドル軸内に導
入される。
【0013】糸継ぎ装置による本発明の方法は、貯留エ
レメントとして、糸ガイド溝と前記糸ループを固定し且
つ把持するための把持フックを内部に具えた自由回転可
能な貯留ホイールを使用したので、非常に簡単に行うこ
とが可能である。特定の実施例を参照して以下に述べる
ように、この構成においては、ループは貯留ホイールの
外周の一部のみを周回して導かれ、把持フックに懸垂さ
れる必要がある。接合糸を紡糸ロータ内に引き込む際に
は、、糸ループは引き出され、貯留ホイールは、下を向
いた把持フックから糸ループが滑り落ちるまで所定回転
を行う。接合糸は、前記糸ループが解絮された後、自由
に回転可能なガイドプーリ上に載せられ、運動方向が逆
転した後に、接合糸と紡績糸は中空スピンドル軸まで導
かれる。紡績糸同士は中空スピンドル軸内で合糸され、
加撚工程が開始される。
【0014】糸ループを把持することにより、貯留中の
糸ループの頂点が限定されると共に、付加的な利点も得
られる。糸継ぎ工程において、接合糸の自由端は紡糸ロ
ータ内で同時に加撚される。この撚りは、一般に挿通さ
れた接合糸を通じて装置の加撚領域の入口、即ち紡績・
加撚装置の中空スピンドル軸の入口まで伝達される。こ
の入口まで伝達されるエネルギによって、紡糸ロータか
ら到来した2本の紡績糸は既に加撚される場合がある
が、これは、後で工程で生じる撚りを妨害するので、好
ましくない。しかし、本発明においては、貯留中の把持
点によってこのような撚りの伝達が防止される。
【0015】本発明の目的と利点は、添付図面を参照し
て、以下の説明によって更に明らかになるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜7に示す好適実施例を参照
して、本発明を更に詳細に説明する。一体化された紡績
・撚糸工程によって加撚糸を製造する、二重撚糸スピン
ドルタイプの従来型の装置を図1に基づいて述べるが、
この図には糸継ぎを行うための部品は省略されている。
【0017】図1の二重撚糸スピンドルにおいては、中
空スピンドル23が、軸受ブロック22を介して機台フ
レームを示すスピンドルレール21に回転可能に支持さ
れ、中空スピンドルシャフト23がその下端で図示しな
い吸気源に接続されている。該中空スピンドルシャフト
23は、ワーブ24と図示しないタンジェンシャルベル
ト駆動装置とによって駆動され、スピンドルロータの一
部をなすと共に、実質的に半径方向に延在する糸ガイド
チャンネル27を有する、半径方向に外向きに配置され
たロータディスク26を具えている。該スピンドルロー
タディスク26の外周面には、バルーン制限器7が連結
されている。糸ガイドチューブ3がその壁面に沿って上
方に延び、その下端で前記糸ガイドチャンネル27に接
続され、糸F3はその上端から中心点37の方に出て来
る。前記糸ガイドチャンネル27の内側端には、下端が
湾曲した糸ガイドチューブ29が接続され、これによっ
て、該チューブ29は中空スピンドルシャフト23内に
挿入され、該中空スピンドルシャフト23と糸ガイドチ
ューブ29との間には、空気チャンネル30が開放状態
で残されている。スピンドルロータは次のような部品、
即ち、中空スピンドルシャフト23、スピンドルロータ
ディスク26、糸ガイドチューブ3付きのバルーン制限
器7、及び糸ガイドチューブ29より構成されている。
【0018】中空スピンドルシャフト23の上端には、
適宜な軸受を介して内部ハウジング12が支持されてい
る。このハウジングは実質的に閉鎖され、且つ一対の永
久磁石51,52によって回転しないように保持されて
いる。該ハウジングは実質的に円筒形をなし、底部1
2.1、外壁12.2及びカバー12.3を具えてい
る。
【0019】該内部ハウジング12の内部には、それぞ
れが紡糸ロータ1と2を有する二つの紡績装置R1とR
2とが配置され、各紡糸ロータは上方が開放され、図示
しないモータによって駆動ベルト9を介して駆動されて
いる。繊維材料供給チューブ5,6がカバー12.3を
通じて延在し、紡糸ロータ1,2内に開いている。更
に、糸取り出しチューブ31,32がカバー12.3を
貫通して紡糸ロータの軸の上方に同軸に延在し、これを
通じて紡績された繊維F1,F2が紡糸ロータ1,2か
ら取り出され、上部入口11aを経て下方に延在する中
空スピンドル軸11内に導入される。該中空スピンドル
軸は環状空間シール33を介して糸ガイドチューブ29
の上端に開いている。
【0020】空気チャンネル39,40が中空スピンド
ルシャフト23の内側端に接続され、紡糸ロータ1,2
の領域で内部ハウジング12の内部に開いている。中空
スピンドルシャフト23の外側端は図示しない方式で吸
引(真空)源に接続され、該中空スピンドルシャフト2
3と内部ハウジング12の内部空間における空気チャン
ネル39,40を介して真空が発生し、この真空は繊維
材料供給チューブ5,6内に伝わり、繊維を紡糸ロータ
1,2に供給する。
【0021】内部ハウジング12は外部ハウジング34
に取り囲まれ、該外部ハウジングは取外し可能な蓋35
を具え、その内部には内部ハウジングの蓋12.3の中
の逆極性の永久磁石と連携する一対の永久磁石51,5
2が配置され、内部ハウジング12並びにこれに固定さ
れた部品と外部ハウジング34との間に非接触の固定状
態が得られるようにしている。外部ハウジング34の蓋
35の上側には、スピンドル中空軸と同軸に糸取り出し
口37の形の中心点が設けられ、加撚糸F3のための取
り出し又は巻取り装置がその下流側に設けられている。
【0022】ロータ型紡績装置R1,R2用の駆動モー
タへのエネルギの供給は、図示しない電力線に接続され
た模式的に示したスリップリング型接点41,42を介
してスピンドルロータディスク26によって行われる。
繊維材料を供給するために、外部ハウジング34は繊維
材料供給チャンネル4を具え、その一つが図1に示され
ている。該繊維材料供給チャンネル4は、環状チャンバ
10内に開いている出口4.1を具えている。これに対
面するように、内部ハウジング12の蓋12.3の内部
に繊維材料供給チューブ6の入口6.1がずれをもって
配置されている。環状チャンバ10は、バルーン制限器
7の上端に設けられてこれと共に回転する回転装置の部
品である環状部分8.1と8.2によって、その上下側
を限定されている。前記二つの環状部分8.1と8.2
は、スポーク状又は柱状連結エレメントを介して互いに
連結されている。これらの連結エレメントの一つ13.
1を通じて、糸F3用の糸ガイドチューブ3が延在して
いる。一方の連結エレメント(例えば13.1)によっ
て経路が塞がれていない限り、供給された繊維材料の流
れFMは環状チャンバ10を通じて出口4.1を介して
入口6.1に入ることは、容易に理解されるであろう。
【0023】供給されるべき繊維材料は、真空によっ
て、繊維材料供給チャンネル4と繊維材料供給チャンネ
ル5,6を通じて搬送される。内部ハウジング12の内
部チャンバに生じる真空は、繊維材料供給チャンネル
5,6を通じて環状チャンバ10に及ぶ。この環状チャ
ンバ内に十分な真空を発生させるために、環状チャンバ
10が内部ハウジング12の外壁とハウジング34の打
ち壁との間の高圧空間に連通している間隙には、シール
14,15が設けられている。
【0024】図2を参照して、図1の装置の内部ハウジ
ング12の蓋12.3上に設置されている糸継ぎ装置を
説明する。図2において、図1の二重撚糸スピンドルの
部品に相当する部品には同じ符号が付されている。図2
に示されていない部品は、図1の二重撚糸スピンドルの
部品と同一である。二つの紡糸ロータ1,2の上方に
は、蓋12.3に、ガイドプーリ16,17をそれぞれ
支持した二つのホルダ36と38が配置されている。紡
績糸F1は、糸継ぎ工程の後に第1紡糸ロータ1から繊
維取り出しチューブ31を経て、ガイドプーリ16を越
えて導かれ、180°向きを変えた後、中空スピンドル
軸11の入口11aに導入される。同じように、紡糸ロ
ータ2から出た紡績糸F2は、糸取り出しチューブ32
を経てガイドプーリ17によって180°向きを変えら
れて、中空スピンドル軸11の入口11aに導入され
る。図2の左半分において、紡績糸F2が、糸継ぎ工程
の後にガイドプーリ17を越えて延在してガイドされて
いる状態で示されている。図の右半分では、紡績糸F1
が、図3と図4A〜4Dを参照して後述する糸継ぎの際
にガイドプーリ16を越えて延在している状態で示され
ている。
【0025】ガイドプーリ16と17の上方には、貯留
ホイール18と19がホルダ36と38に設けられてい
る。ガイドプーリの軸と貯留ホイールの軸とは相互に上
下に位置し、且つ同じ方向を向いている。図示されてい
るように、ガイドプーリ16,17の直径は、貯留ホイ
ールの直径よりも実質的に小さい。貯留ホイール19は
図3に更に詳細に示されている。貯留ホイール18は同
じ構成である。
【0026】貯留ホイール19は糸ガイド溝19.1を
具え、その中に把持フック20が設けられている。更
に、貯留ホイール19は、ボールベアリング25を介し
て、ホルダ38に連結された軸に支持されている。ホル
ダ38に対面する貯留ホイール19の側面と該ホルダ3
8との間に設けられたブレーキリング28によって、貯
留ホイールの突発的な自由回転が防止される。ブレーキ
リング28に対する貯留ホイール19の圧力は、貯留ホ
イールの固定ねじ19.2によって所望に応じて調節可
能である。
【0027】図2,3及び図4A〜4Dを参照して、糸
継ぎ工程を更に詳細に説明する。糸継ぎ工程のために、
2本の糸からなる接合糸が、人手又は図示しない空気式
挿通装置によって、中空スピンドル軸11、糸ガイドチ
ューブ29、糸ガイドチャンネル27、糸ガイドチュー
ブ3を通じて挿通され、中心点37まで導入される。図
4Aに示すように、中空スピンドル軸11から延在する
接合糸AFの端部11aは、ガイドローラ17の外周面
の一部に巻掛けられて位置決めされ、糸ループFSは上
方に導かれて糸ガイド溝19.1に入り、把持フック2
0からぶら下げられる。糸ループFSの自由端は、下向
きの矢印で示されているように、図示しない紡糸ロータ
2内に挿入される。図4Aに示すように、このステップ
は人手で行われる。しかし、自動装置で行うことも可能
である。図4Bには、糸継ぎ工程の始動段階が示されて
いる。スピンドル中空軸を通じて接合糸AFは引き出さ
れ、貯留ホイール19はブレーキリング28の制動作用
に抗して矢印Uの方向に回転せしめられる。この回転に
よって、一定の長さのループFSが紡糸ロータに向かう
方向(図4Bの左側矢印により示される方向)に無拘束
状態となる。従って、図4Bにおける糸の運動方向は、
糸のどちらの端部においてむ下向きとなる。
【0028】図4Cに示すように、所定の分角だけ回転
すると、把持フック20は貯留ホイール19の下側に達
し、糸ループFSは把持フック20から解放される。こ
の時点で、紡糸ロータ2内の接合糸の自由端は、その運
動方向が逆転する直前の状態にある。この中ぶらりんの
状態は、二つの反対向きの矢印Iを持つスピンドルロー
タの方向で示されている。中空スピンドル軸への糸の導
入は、矢印AFで示されている。
【0029】図4Dは糸継ぎ工程が完了した状態を示
す。糸ループFSは完全に貯留ホイールから取り除か
れ、紡糸ロータから出て来る糸は、糸の案内のための溝
を具えたガイドプーリ17の上側に載っている。今や、
糸はスピンドル中空軸に向かう矢印AFの方向の運動の
みを行う。このサイクルにより、糸継ぎ工程は完了す
る。これと同じ工程が、貯留ホイール18とガイドプー
リ16を具えた糸継ぎ装置でも同時に行われる。
【0030】図5Aと5Bにおいては、糸継ぎ装置は図
3〜図4Dを参照して述べた糸継ぎ装置とは相違して、
図1の装置の内部ハウジング12の蓋12.3の上に位
置しているように示されている。この糸継ぎ装置は前の
実施例の糸継ぎ装置と異なり、両紡糸ロータ1と2はそ
れぞれガイドプーリ16’と17’と連携し、該ガイド
プーリは共通の一つの貯留ホイール19’と連携してい
る。この構成では、両ガイドプーリの軸と貯留ホイール
の軸とは相互に垂直の関係にはなく、水平方向に相互に
ずれた関係にある。貯留ホイール19’は図3の貯留ホ
イール19と同じ構成であり、把持フック20’を有
し、これに糸ループFS1’とFS2'を係留可能であ
る。糸ループFS1’とFS2'の自由端は、前述のやり
方で紡糸ロータ1と2の取り出しチューブ31と32内
に挿入される。接合糸AF1’とAF2’は入口11a
を経て中空スピンドル軸11まで延在している。この糸
継ぎ装置の機能は、図4A〜4Dを参照して述べたのと
同じである。
【0031】糸継ぎ装置の更に別の実施例が図6と7に
示されており、これはガイドプーリ17”が貯留ホイー
ル19”と同軸に延在している点で図2と3の糸継ぎ装
置と異なる。ガイドプーリ17”は軸受25”によって
その軸上に回転可能に支持され、貯留ホイール19”の
一方の側面は前述のやり方でブレーキリング28”に接
している。貯留ホイール19”は把持フック20”を具
え、それに糸ループFS”が前述のやり方で挿入され
る。この紡糸装置の機能は原理的には前述の実施例の機
能と同じであり、図6を参照して容易に理解できるであ
ろう。接合糸AF”は、把持フック20”から解放され
た後にガイドプーリ17”上に落下する。この実施例に
おいては、各紡糸ロータはそれ自体の貯留ホイールを具
えている。
【0032】この構成において、勿論、原理的にはガイ
ドプーリと貯留ホイールとを互いに固定したり、又は一
体構造としたりすることも可能である。勿論、本発明は
本明細書並びに図面の開示に限定されるものではなく、
特許請求の範囲内に包含される改変をも包含する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、糸継ぎ装置を具えていない紡糸ロータ
型の一体化された紡績装置を有する二重撚糸スピンドル
の断面図である。
【図2】図2は、紡糸ロータの上方に設けられた糸継ぎ
装置を有する、図1の装置の上半分の部分断面図であ
る。
【図3】図3は、図2の糸継ぎ装置の拡大斜視図であ
る。
【図4】図4は図2,3の糸継ぎ装置による糸継ぎ操作
の際の、四つの段階A〜Dを示す模式図である。
【図5】図5は、二つの紡糸ロータが共通の一つの貯留
ホイールを有する場合の糸継ぎ装置における、糸継ぎ操
作の2つの段階A及びBを示す模式図である。
【図6】図6は、ガイドプーリと、これと同軸に配置さ
れた貯留ホイールとを有する糸継ぎ装置による糸継ぎの
手順を示す模式図である。
【図7】図7は、図6の糸継ぎ装置の軸方向断面図であ
る。
【符号の説明】
1,2…紡糸ロータ 5,6…繊維材料供給チューブ 7…バルーン制限器 12…ハウジング 16,17…ガイドプーリ 18,19…貯留ホイール 20…把持フック 23…中空スピンドル 26…スピンドルロータディスク 30…中空チャンネル
フロントページの続き (72)発明者 グイド スピックス ドイツ連邦共和国,41564 カールスト, ツァイシクベク 3 (72)発明者 ビルフリート ルッテン ドイツ連邦共和国,41844 ベクベルク, アルテ ラントシュトラーセ 111

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体化された紡績・撚糸工程によって加
    撚糸を製造する装置内で糸継ぎを行う方法であって、 機台フレームに回転可能に支持された中空スピンドルシ
    ャフトを具えた少なくとも一本のスピンドルロータを設
    け、 該中空スピンドルシャフトに、半径方向に外向きに延在
    する糸ガイドチャンネルを接続し、 上方が開放された紡糸ロータを具えた少なくとも二つの
    紡績装置を、前記スピンドルロータの上方に、該紡績装
    置が互いに隣接し且つスピンドルロータの中心軸に関し
    て対称となるように配置し、 前記スピンドルロータの上方の、該スピンドルロータの
    中心軸の延長上に、中心点を設け、 開繊された繊維材料から前記各紡績装置で紡績糸を紡糸
    し、 各紡績装置の紡績糸を紡糸ロータから上方に導き、運動
    方向を180°逆転させて、前記中空スピンドルシャフ
    トの上方延長部である中空スピンドル軸内に導入し、 前記糸ガイドチャンネルと前記中心点との間で糸バルー
    ンを形成しつつ、紡績糸を前記中空スピンドル軸、糸ガ
    イドチャンネル、及び中心点を通じて導き、 前記中心点から糸を取り出し、糸バルーンを通して前記
    紡績装置に開繊された繊維材料を供給し、 各紡糸ロータに対して、一端が中空スピンドル軸に入
    り、他端が紡糸ロータに入るように接続糸を挿入し、 中空スピンドル軸の入口と紡糸ロータとの間の領域にお
    いて、各接続糸に所定長さの糸ループを形成させ、 各糸ループを導いて、その第1糸部分が紡糸ロータ内に
    供給されると同時に、第2糸部分が糸ループが無くなる
    まで中空スピンドル軸を経て取り出され、次いで前記第
    1糸部分の運動が逆転し、接続糸全体が中空スピンドル
    軸を経て取り出されるようにする各ステップを含むこと
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記糸ループの中央を把持して、前記糸
    ループが無くなるまで紡績回転の伝播を阻止するステッ
    プを含む請求工1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 一体化された紡績・加撚工程によって加
    撚糸を製造する装置において、糸継ぎを行うための装置
    てあって、 機台フレームに回転可能に支持された中空スピンドル軸
    を具えた少なくとも一本のスピンドルロータと、 該中空スピンドル軸に接続された半径方向に外向きに延
    在する糸ガイドチャンネルと、 前記スピンドルロータの上方に支持された上方が開放さ
    れた紡糸ロータを具え、相互に隣接してスピンドルロー
    タの中心軸に関して対称的に設置され、それぞれが開繊
    された繊維材料から紡績糸を紡糸する少なくとも二つの
    紡績装置と、 前記中空スピンドルシャフトの上端に接続された中空ス
    ピンドル軸と、 前記スピンドルロータの上方に、該スピンドルロータの
    中心軸の延長上に設けられた中心点とを具え、紡績糸は
    加撚のために前記中空スピンドルに導入され、次いで前
    記糸ガイドチャンネルと中心点との間で糸バルーンを形
    成しながら、中空スピンドル軸、糸ガイドチャンネル及
    び中心点を経て導かれ、加撚糸としてそこから取り出さ
    れ、 開繊された繊維材料を糸バルーンを通じて紡績装置に供
    給する手段と、 各紡績装置の上方の、紡糸ロータの回転軸の延長部とス
    ピンドルロータの中心軸との間の領域に位置し、紡糸ロ
    ータから上方に取り出された各紡績装置の紡績糸がそこ
    でその運動方向を180°逆転されて前記中空スピンド
    ル軸内に導入されるように配置されたガイドエレメント
    と、 中空スピンドル軸から紡糸ロータ内に導入されるべき所
    定の長さの接合糸のループを貯留するためのガイドエレ
    メントの近傍に位置する少なくとも一つの貯留エレメン
    トと、 前記糸ループを確保するための手段と、 該糸ループが無くなるまで順次に糸ループを解放する手
    段と、 糸ループが無くなった後に前記接合糸を前記ガイドエレ
    メントに移転させる手段とを具えていることを特徴とす
    る装置。
  4. 【請求項4】 貯留エレメントが、糸ループの中央を把
    持し、該糸ループが無くなった後に糸ループを解放する
    把持装置を具えている請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 二つの貯留エレメントを具え、前記紡糸
    ロータのそれぞれが各貯留エレメントに連携している請
    求項3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 各ガイドエレメントが、それに連携する
    貯留エレメントの下方に位置している請求項5に記載の
    装置。
  7. 【請求項7】 両方のガイドエレメントに共通に使用さ
    れる貯留エレメントの一つを有する請求項3に記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 ガイドエレメントが、貯留エレメントの
    下方領域に位置している請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 貯留エレメントが、周縁に糸ガイド溝を
    有すると共に、該ガイド溝内に設置されたフックを具え
    た自由回転可能な貯留ホイールであり、糸ループは、下
    からガイドエレメントの一部を越えて紡糸ロータの回転
    軸の延長部に対面するその側面の糸ガイド溝内に導かれ
    る請求項3に記載の装置。
  10. 【請求項10】 フックが、糸ループを糸ガイド溝内に
    把持するための把持フックである請求項9に記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 貯留ホイールが、貯留ホイールの突発
    的な自由回転を阻止するための調節可能な制動装置を有
    している請求項9に記載の装置。
  12. 【請求項12】 ガイドエレメントが、貯留ホイールの
    回転軸に平行に延在する回転軸を有する自由回転可能な
    ガイドプーリである請求項9に記載の装置。
  13. 【請求項13】 ガイドプーリの直径が、貯留ホイール
    の直径より小さい請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 ガイドエレメントが、貯留ホイールの
    回転軸と同軸に延在する回転軸を有する自由回転可能な
    ガイドプーリである請求項9に記載の装置。
  15. 【請求項15】 ガイドプーリが、貯留ホイールに固定
    されている請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 ガイドプーリの直径が、貯留ホイール
    の直径より小さい請求項14に記載の装置。
JP7230545A 1994-09-07 1995-09-07 一体化された紡績・加撚工程によって加撚糸を製造する装置における糸継ぎ方法並びに該方法を実施する装置 Pending JPH08170233A (ja)

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