JPH08171114A - バック駆動式カメラの巻き戻し装置 - Google Patents

バック駆動式カメラの巻き戻し装置

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JPH08171114A
JPH08171114A JP31504594A JP31504594A JPH08171114A JP H08171114 A JPH08171114 A JP H08171114A JP 31504594 A JP31504594 A JP 31504594A JP 31504594 A JP31504594 A JP 31504594A JP H08171114 A JPH08171114 A JP H08171114A
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JP
Japan
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movable body
rewinding
camera
motor
film
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Application number
JP31504594A
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English (en)
Inventor
Tadaaki Ishikawa
忠明 石川
Riichi Atsuta
利一 熱田
Shin Yasuhara
伸 安原
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バック駆動式レンズ交換カメラにおいて、可動
ボディの位置により合焦駆動位置で裏蓋を開けた時フィ
ルムの取り出しや装填操作がしずらくなる。この操作を
容易にし、カメラ操作の終段の時間を短縮する。 【構成】フィルム給送保持要素やファインダ等から成る
可動ボディを、レンズマウント等を有する外郭ケースか
ら成る固定ボディで包含し、合焦の都度可動ボディが光
軸方向にモータ駆動されるバック駆動式カメラにおい
て、巻戻し信号が出る(S11) と巻戻し開始(S17) の前に
可動ボディを後退させて(S13、S14 、S15)、フィルムの
取り出しや装填操作を容易にする。その後モータの回転
を巻戻し装置に切り換えて(S16) 巻戻しさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくともフィルム開
口部を含む給送保持装置、シャッタとそれ等を支持する
ボディとからなる可動ボディと、少なくとも撮影レンズ
装着用マウント、レリーズボタンとカバー類から成る固
定ボディとを、前記可動ボディを光軸方向に駆動するス
ライダー装置で連結すると共に前記可動ボディを包含
し、前記可動ボディの合焦駆動により前記フィルム給送
保持装置と裏蓋あるいは固定ボディの後枠との距離が変
化するバック駆動式カメラのフィルム取り出しや装填を
容易にする可動ボディの駆動方式に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、新しいカメラの合焦駆動方
式についてすでに特開平5−173225等で提案して
いる。この方式はオートフォーカス(以下AFという)
の合焦駆動機構をカメラボディ側に設け、AF合焦駆動
ではフィルム給送保持機構と一眼レフファインダ光学系
を含むフィルム平面受け部を一体として被写体の結像予
定焦点面に駆動制御する。即ち、カメラボディを動かし
撮影レンズに対するフィルム面の距離を変化させて合焦
を行うカメラのシステムに関するもので、撮影レンズの
繰り出し機構をそのままにしてカメラのなかでコアとな
るべきフィルム給送保持機構、ミラーボックス等を一体
とした可動ボディを合焦駆動させる方式である。このカ
メラの撮影駆動は撮影操作のレリーズで測光と測距を演
算し、これに基づく合焦駆動を従来の撮影レンズ駆動と
は違って前記可動ボディを光軸方向に移動させる。合焦
後、ミラー、レンズの絞りやシャッタの一連のシーケン
ス動作で露出が完了し、フィルムが巻き上げられて一撮
影作動は終了する。上述したカメラの可動ボディの合焦
駆動は前記撮影レンズを全群繰り出ししたのと同じ結果
になり、非AFレンズ群の鏡胴構成によるレンズ性能の
維持という長所を活用でき、従来の交換レンズシステム
を活用できるという所期の目的を達成する。
【0003】本出願人は特願平5−143477でバッ
ク駆動式レンズ交換カメラの構成について提案してい
る。バック駆動式レンズ交換カメラでは中央部にフィル
ム開口部(含む一眼レフカメラのミラーボックス)とそ
の上部にファインダを配置し、底部には測距モジュール
等を配置し、さらにその下にフィルムの巻上げ・巻戻し
を同一モータで行うためにスプールからパトローネ室の
フォークまでギヤ列で結んだボディコア(本発明では可
動ボディ)のその下に前記可動ボディを光軸方向に駆動
するスライダー装置を配置し、少なくともレリーズボタ
ンや撮影レンズ装着用マウントから成る外郭ケース(本
発明では固定ボディ)とを結合させると共に前記外郭ケ
ースで前記可動ボディを包含する構成としている。
【0004】上述の構成は一眼レフだけでなくファイン
ダーが駆動しないタイプのカメラにもバック駆動式カメ
ラとして適用できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バック駆動式カメラに
おいてモータ駆動による自動巻き上げ/巻戻しをし、撮
影可能範囲を広く撮影の機会を増やそうとして可動ボデ
ィの合焦駆動長を大きくすればする程、可動ボディの位
置によってはフィルム装填やパトローネの取り出し操作
がしずらくなる場合が多くなるという相反する問題を生
ずる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は一眼レフに限ら
ずバック駆動式カメラにおいて上述したような課題を解
決し、フィルム出し入れの操作性向上と撮影操作の終段
における操作時間の短縮を目的として以下の構成とす
る。
【0007】カメラのフィルム開口部(含むミラーボッ
クス)の左右にスプール室とパトローネ室とを配置し、
前記両室のスプールと巻き戻しフォークとをモータを含
む減速ギヤ列と遊星ギヤによるクラッチを介在させたギ
ヤ列とで連結した公知の自動巻き上げ/巻き戻し機構を
配置した可動ボディの底部にスライダー装置の可動部を
取り付け、撮影レンズや裏蓋等を取り付けた固定ボディ
を前記スライダー装置の固定部に取り付け、少なくとも
レリーズボタンを設けたカバー類で前記可動ボディを包
み込んだ構成とする。 なお前記スライダー装置は前記
巻き戻し用モータとは別のモータを含む直進ガイドとス
クリュウと位置検知機能と可動部と支持部からなる。
【0008】あるいは上述したカメラ構成の中で巻き戻
しは必ずしも巻き上げ用モータで行う方法だけでなく絞
り制御用モータと連結させる構成とする方法もある。
【0009】即ち、カメラのフィルム開口部(含むミラ
ーボックス)のパトローネ室側の側面に沿って固定ボデ
ィのレンズ装着用レンズマウントの近傍部材にモータと
クラッチを含む減速ギヤ列とその最終段のレンズの絞り
駆動部材とから成る絞り制御ユニットを取り付け、また
一方可動ボディのパトローネ室側にはフォークを出力端
とした巻戻し機構とを取り付け、絞り制御用ユニットの
前記モータの順方向回転では絞り制御を行い、強制巻戻
しや自動巻戻しの等何らかの巻き戻し信号を受けると前
記モータを逆回転し前記クラッチを作動させ前記巻戻し
機構の入力端に前記モータの駆動を伝達させるように切
換え、カメラのパトローネ室側の絞り制御と巻き戻しを
一つのモータで駆動させるように構成したことを特徴と
する駆動機構である。
【0010】上述したような可動ボディの全合焦駆動長
がフィルムの装填がわずらわしい程大きく設定したバッ
ク駆動式カメラではフィルム途中でもカメラの外部操作
部材を操作して行う強制巻戻しや、カメラがフィルムエ
ンドを検知したときとか、パトローネに設けられたDX
コードで設定した撮影枚数に達したとき等に自動的に巻
き戻し信号がでるようにしておくとこの信号を受けて前
記可動ボディの後退を絡めて自動的に巻戻しを上述の装
置を使って行う。
【0011】上記の巻戻し信号に連動した巻戻しの前で
も後にでも前記可動ボディを光軸方向上の位置に関係な
く撮影最短距離または可動限界位置にまで自動的に後退
させるかあるいは可動限界位置より前方のある一定の範
囲にあるときには可動ボディの後退を省略してすぐに巻
戻しをさせる作動を追加した構成にしてフィルム装填や
フィルムの取出しをし易くする。
【0012】
【作用】本発明の構成によれば、カメラの可動ボディの
駆動長が大きくても、基本的にはカメラから何らかのフ
ィルム巻戻し信号が出ると、可動ボディの位置検出をし
て可動ボディを撮影最短距離または可動限界位置にまで
後退させた後、巻き上げ機構のクラッチを作動させてス
プールにかかる負荷をなくしてモータでフィルムを巻き
戻す。可動ボディの後退駆動は巻き戻しの機構にもよる
が巻き戻しの後とか後蓋もしくは裏蓋「開」の操作に連
動させてもよい。
【0013】あるいは、可動ボディの光軸上の位置がパ
トローネの出し入れやフィルム装填に支障がない所まで
後退していることを検知した場合には、前記可動ボディ
の後退駆動を止め、前記巻き戻し信号から巻き戻しを行
わせる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1から図5は本発明のバック駆動式カメ
ラの巻戻しに関する第1の実施例の説明図である。図1
はバック駆動式AF一眼レフカメラにおける主要機構を
配置した正面図、図2は撮影レンズと可動ボディが∞遠
位置での図1の光軸位置での縦断面図、図3は可動ボデ
ィが至近端撮影位置のときの縦断面での状態図、図4は
巻戻しに関連したカメラの作動を示すフローチャート、
図5も巻戻しに関連したカメラの作動を示すフローチャ
ートである。
【0015】図6から図9は本発明のバック駆動式カメ
ラの巻戻しに関する第2の実施例の説明図である。図6
はバック駆動式AF一眼レフカメラの主要機構を配置し
た正面図、図7は図6の絞り制御と巻戻し機構の詳細配
置図、図8は図6でAA矢視した絞り制御機構図、図9
は巻き戻しに関連したカメラの作動を示すフローチャー
トである。
【0016】本発明の実施例1のバック駆動式AF一眼
レフカメラの構成について図1、図2を用いて説明す
る。このカメラはフィルム開口部の左右のフィルム給送
保持機構、ミラーボックスやファインダーから成る部分
(以下可動ボディという)が合焦の度に光軸方向にモー
タ駆動するように構成されている。
【0017】まず、AF一眼レフカメラの可動ボディ1
0を構成する主な各ユニットについて説明する。本体1
は向かって右に巻戻し爪2を有するパトローネ室1a、
左側にスプール4を有するスプール室1bがあり、前記
パトローネ室1aとスプール室1bを結び画面を含むフ
ィルムガイドレール部とから構成されている。前記本体
1の後背面にヒンジ軸6で軸止した中蓋7を配置しヒン
ジ軸の相対側面の鎖錠装置で鎖錠する。前記中蓋7には
バネで負勢した圧板8やガイドローラなどが設けられて
いる。前記スープル室1bのスプール4の内部のモータ
から減速ギヤ列5と遊星ギヤのクラッチ機構を介して前
記パトローネ室1aの巻戻し爪2までギヤで連絡してフ
ィルムの自動巻上げ巻戻し機構を構成している。この実
施例ではスプロケットの代わりにフォトレフレクタでフ
ィルムのパーフォレーションをカウントするフィルム送
り量制御方式を採用している。また、パトローネ室1a
の前部にはフィルム感度自動設定用のDXプローブをネ
ジ止めしている。
【0018】前記本体1のほぼ中央部に位置するフィル
ムガイドレール部の前にはフォーカルプレーンシャッタ
とミラーボックスユニット11をネジ止めしている。前
記ミラーボックス11にハーフミラー12、全反射ミラ
ー13、底部に測距モジュール14、ファインダーを構
成するフレネルレンズ、コンデンサーレンズ、ペンタプ
リズムとアイピースなどの光学系15が一体に組み込ま
れている。いうまでもなく前記ハーフミラー12と前記
全反射ミラー13はレリーズシーケンスの中でクイック
リターン作動をする。
【0019】また前述した本体1の組立体の底部に平面
度を出し焼き入れをして強度を高めた地板9をネジ止め
し遮光も兼ねている。この組立体を可動ボディと称す
る。前述したように自動合焦駆動のさい可動ボディ10
が動くので、質量をできるだけ小さくした方が駆動制御
し易いので可動ボディコア10の構成部品を少なくし軽
くするした方が有利である。
【0020】次に、スライダー装置20について説明す
る。上板24の2箇所にリニアボールベアリングにガイ
ド軸26を通し中央部のナットにスクリュウ27を通し
た組立体を支持前板22とギヤドモータ25を取り付け
た支持後板23の軸受けで軸止し、下板21の光軸方向
前後の面でネジ止めする。この組立体の後背面に前記モ
ータ25と前記スクリュウ27に歯付きプーリを固定
し、前記二つのプーリにタイミングベルトを掛ける。さ
らに、図示していないがスクリュウ27に止めたプーリ
のギヤから減速ギヤ列を介して駆動制御用エンコーダを
組み込みスライダー装置20としてユニット化してい
る。前記エンコーダを付加することで前記スライダー装
置20がガイド軸26方向に微駆動制御でも可能にな
る。
【0021】次に、側面形状がL字型の支持体であるマ
ウントベース30について説明する。マウントベース3
0の垂直面30bに撮影レンズ50の絞りの入出力I/
O機構である開放F値入力装置33、プリセット絞り値
入力装置34、絞り制御装置35、レンズ取付マウント
31とレンズ装着停止装置さらに前記停止装置の解除ボ
タンとプレビューボタンなどを設けている。また、前記
マウントベース30の底部30aの水平面は前記スライ
ダー装置20取付用平面を確保するもので、複数個のネ
ジ止め座ぐり穴と外郭前ケース41、外郭後ケース42
取付用のタップや三脚取付用ナット32を設けている。
前記レンズ取付マウント31と前記スライダー装置20
の取付面の直角度の確保は非常に重要でそのために垂直
面30bと底部30aとの間に図示していないがアング
ルなどを設けて補強する。さらに外郭前ケース41と外
郭後ケース42のマウントベース30以外の箇所でのネ
ジ止めは相互に当てつけるように止め、撮影レンズなど
の凸部にかかる不慮の衝撃加重を分散してマウントベー
ス30の直角度の維持に配慮している。
【0022】次に、外郭ケース40について説明する。
外郭ケース40は光軸方向の前後で分割した外郭前ケー
ス41と外郭後ケース42とから構成されている。前記
外郭前ケース41は少なくとも図示していないがレリー
ズボタンや電池室45を有し、前記外郭後ケース42の
後蓋43用の角穴の上部に後背面に沿って長く張り出し
た凸部42aを内部に設け、前記角穴の下部には本体1
の背面に当接しない範囲で短い凸片を設けて外郭後ケー
ス42の強度を上げている。また後背面に後蓋43をヒ
ンジ軸44で軸止しヒンジ軸とは相対する側面の図示し
ていない鎖錠装置で鎖錠する。この他に外部操作部材、
LCD表示盤、付属品取付座などが外郭ケース40の分
割ラインにまたがって設けている。外郭ケース40の内
部の形状寸法は前記可動ボディ10の合焦駆動の妨げに
ならないように可動ボディ10の外形形状寸法より幾分
余裕を持たせる。
【0023】次に、上述した各ユニットの組み込みにつ
いて説明する。前記可動ボディ10の光軸方向と地板9
に取り付ける前記スライダー装置20のガイド軸26の
方向とが一致するように前記地板9にスライダー装置2
0の上板24をネジ止めする。前記マウントベース30
の底部30aを前記ボディコアと一体となったスライダ
ー装置の下板21にネジ止めする。
【0024】次に、外郭ケース40は前述の可動ボディ
10とスライダー装置20とマウントベース30の組立
体を包含してマウントベース30等にネジ止めする。即
ち、前記外郭前ケース41、前記外郭後ケース42を前
記マウントベース30の垂直面30aや底部30bにネ
ジ止めし、さらにヒンジ軸44の受け板部、LCD表示
盤部、付属品取付部、後蓋43用鎖錠装置部などで相互
に当てつけるようにネジ止めする。前記止めネジの頭部
が外観に露出するのを避けるためにレザーを貼ったり、
他の外観部品で隠してもよい。
【0025】最後になったが各ユニットの組み込みのさ
い適時に電気回路の配線を行う。
【0026】図2で解るように前記可動ボディ10が至
近端にない状態において後蓋43が開けられたときカメ
ラの背後から中蓋7の上下での見栄えを良くするのと漏
光防止のために外郭後ケースの凸部42aとスライダー
装置の後部に凸片23aを設けている。さらに、前記凸
片23aの先端下部に発砲性弾性部材を貼り外郭後ケー
ス42の背面と圧設して漏光を防止する。
【0027】次に、上述したように組み立てられた本発
明のAF一眼レフカメラの合焦駆動について説明する。
レリーズボタンを押すと前述構成のAF一眼レフカメラ
では撮影レンズ50の透過光束を第一のファインダー用
ハーフミラー12を透過して背後に設けた第二の全反射
ミラー13で測距モジュール14に導き測距演算回路で
被写体の結像予定焦点面に対する前記可動ボディ10の
位置ずれ量を検出し、モータ駆動制御回路でこのずれ量
だけ前記可動ボディ10を駆動制御する。すなわち、ギ
ヤドモータ25を所定方向に回転させタイミングベルト
28を介してスクリュウ27が回転し、ナットを介して
上板24が光軸方向に駆動し可動ボディ10が前記ずれ
量だけ動く。引き続き一連のシーケンス動作で露出を完
了した後、フィルムを巻き上げる。
【0028】図2と図3とを比較して合焦駆動で外郭ケ
ース40内での可動ボディ10の作動を見ると、光軸方
向に作動するのは前記可動ボディ10と前記スライダー
装置20の上板24である。固定しているのは前記スラ
イダー装置20の下板21とモータ25、ガイド軸2
6、スクリュウ27などの駆動機構とマウントベース3
0、外郭ケース40、後蓋43と撮影レンズ50などで
ある。
【0029】以上でバック駆動式カメラの合焦駆動に付
いて説明したが、次に本発明の巻き戻しのときのシーケ
ンスについて図4のフローチャートを用いて説明する。
何らかの巻戻し信号が出る(ステップS1)と前記スラ
イダー装置20のモータ25が回転して可動ボディ10
を後退させ(ステップS2)、駆動最後端位置まで後退
したことを前記スライダー装置20のエンコーダを含む
検出装置で判断すると前記モータ25が停止し(ステッ
プS3)、前記巻上げモータが巻上げ方向を正転とする
と逆転し遊星ギヤが巻上げギヤ列から切り放されて巻き
上げギヤ列の負荷を解き(ステップS4)、巻戻しギヤ
列に噛み合いを切り換えて巻戻しを始める(ステップS
5)。巻戻しが完了したことを前記本体1にスプロケッ
トの代わりに設けた前記エンコーダで検出する(ステッ
プS6)と巻上げ用モータの巻戻し回転を停止する(ス
テップS7)。前記後蓋43と前記中蓋7を開蓋すると
前記可動ボディ10は後退しているので、フィルムの取
り出しや装填操作が容易に行える。
【0030】巻戻し信号に関連した可動ボディの駆動を
上述のシーケンスに変えて、何らかの巻戻し信号が出る
とはじめに巻戻しをし、巻戻しが終了したところで可動
ボディ10を後退させてもいい。このシーケンスでは巻
戻しが終わってすぐに裏蓋あるいは中蓋、後蓋を開けて
も『開』操作中に可動ボディ10の後退駆動が行われる
のでカメラの操作終段時間を詰めることが出来る。
【0031】また、前記可動ボディ10の位置がフィル
ムの取り出しや装填に支障のない範囲まで後退してして
いるときにはカメラとしての作動時間の終段の巻戻しを
より早く終えるために図4で上述した巻戻しに関する第
1のフローを若干変更した方法について図5を用いて説
明する。即ち、図4の第1のフローで巻戻し信号が出た
ら可動ボディの位置検出を行いある範囲内まで後退した
位置にあればすぐ巻上げモータを逆転させるルートを設
け、まだ可動ボディがある範囲より∞遠側にあれば第1
のフローとそれ以降は同一ルートを取る。
【0032】何らかの巻戻し信号が出る(ステップS1
1)と可動ボディの位置を前記スライダー装置20のエ
ンコーダを含む検出装置で検出し(ステップS12)、
ある規定範囲以内まで後退していないと判断したとき
(ステップS13)は前記可動ボディ10を後退させる
ステップS14からステップS19まで第1のフローと
全く同じシーケンスを辿る。また、ステップS13で前
記可動ボディ10が既に規定されたある範囲内にあると
きには前記可動ボディ10を後退駆動させないでステッ
プS16にジャンプして巻き上げモータを逆転させて
(ステップS16)、巻戻し動作に入り(ステップS1
7)、巻戻し終了を検出して(ステップS18)、巻上
げ用モータの巻戻し回転を停止する(ステップS1
9)。
【0033】次に、本発明の実施例2のバック駆動式A
F一眼レフカメラの主な構成について図6を用いて説明
する。このカメラは第1の実施例同様にフィルム開口部
の左右のフィルム給送保持機構、ミラーボックスやファ
インダーから成る部分(以下可動ボディという)が合焦
の度に光軸方向にモータ駆動するように構成されてい
る。
【0034】可動ボディ101は支持体であるボディ1
02の中央部のフィルム開口部102aにフォーカルプ
レーンシャッタ105とミラー駆動ユニット106やフ
ァインダから成るミラーボックスを取り付け、左にスプ
ール103と巻上げユニット104、一回転制限ユニッ
ト104a等を取り付け、右にパトローネ107を収納
するパトローネ室の上部に巻戻しユニット108をネジ
止めして構成する。
【0035】また、固定ボディ110は支持体である本
体111とレリーズボタンを有するカバー類115と電
池116を収納する電池室や撮影レンズ装着用レンズマ
ウントの裏面の回動自在に絞りリンケージ118とその
近傍にモータ121を有する絞り制御ユニット117で
構成する。
【0036】また、合焦駆動モータ112、スクリュー
113と上下2カ所の直進ガイド114とから成る合焦
駆動ユニットを介して前記可動ボディ101を前記固定
ボディ110に対して光軸方向に駆動可能に連結する。
直進ガイド114は前記可動ボディの重心を挟むように
配置し、カメラの姿勢差による前記可動ボディ101の
倒れの差異を微少なものにしている。前記固定ボディ1
10に前記可動ボディ101を包含するようにカバー類
115を取り付ける。上述した構成により、カメラの内
部で可動ボディが光軸方向に移動する構成であってもカ
メラとしての堅牢性は維持される。
【0037】次に、図7と図8を使って本発明の第2の
実施例である一つのモータによる絞り制御とフィルム巻
き戻し機構について説明する。図7、図8は共に撮影動
作が完了してシャッタ、ミラーや絞り機構が復元したと
きの状態を示している。
【0038】はじめに、絞り制御ユニット117の組込
について説明する。図8において両面および立ち上げ部
にギヤ軸等がかしめられている地板122の裏面で地板
の長穴122aを通してピン130aが表面に突出する
ように絞り駆動レバー130を回転自在にかしめて軸止
し、スプリング142をかけて時計方向の回転を付与す
る。前記地板122の下部には絞りリンケージ118の
回動を制御するエンコーダを設けるがこの増速ギヤ列の
組込を行う。即ち、前記地板122の裏面方向の立上げ
部にかしめられた軸受けにピニヨン135を挿入して、
反対側(地板122の裏面)で傘歯車136をネジ止め
する。更に前記地板122の裏面で傘歯車部を有するギ
ヤ137を軸止し、地板122の下から傘歯車を軸受け
に挿入して表面でギヤ138をネジ止めする。上部の立
上げ部にははす歯ピニヨン121aを圧入したモータ1
21をネジ止めする。遊星ギヤ128を回転自在に軸止
した揺動レバー127を太陽ギヤ126と一緒に軸に入
れてネジ止めする。
【0039】前記地板122の中央部において前記ロッ
ク爪132に鉄片を長穴で軸止し、前記鉄片の吸着部を
プランジャー131に挿入した状態でバネ共々軸に挿入
し、前記プランジャー131をネジ止めする。前記ロッ
ク爪132をバネで図8上時計方向に付勢しておく。前
記プランジャー131に電流が流れると永久磁石による
吸着が解かれて前記バネでロック爪132は時計方向回
転をする。表面から絞り駆動用カムギヤ129を軸に入
れるが、前記絞り駆動レバーのピン130aとカム12
9aとが前記スプリング142により接触するようにす
る。前記カム129aは絞り駆動レバー130が後述す
る絞りリンケージ118の回転角の前後で余分に動くよ
うに設定されている。
【0040】また、捩りバネ134を回動可能にネジ止
めし、爪チャージギヤ133を軸に挿入する。前記捩り
バネ134の一方は前記ロック爪132の先端と係合
し、もう一方は爪チャージギヤ133の下側にかしめら
れたピン133aの回動位置に臨み、爪チャージギヤ1
33の回転で前記ピン133aと接合変位すると反対側
がロック爪132を反時計方向に回転し鉄片を吸着させ
る。更に必要以上のチャージ量は前記バネ134のたわ
みで吸収する。この時前記カムギヤのカム129aの位
置と前記爪チャージギヤのピン133aの位置は図8で
示すようなある一定の範囲になるように噛合させる必要
がある。
【0041】最上部がギヤで中間部は周方向にスリット
を有するスリット板そして最下部がラチェットから成る
ラチェット車140を軸に挿入し、前記スリット板を挟
むように「コ」の字型のホトレフレクタ141をネジ止
めする。次いでギヤ139を前記ラチェット車140と
前記ギヤ138に噛合させながら軸に挿入する。
【0042】また、上部ではす歯ギヤ124とギヤ12
5を順次所定の軸に入れると共に各ギヤを噛合させる。
更に前記複数のギヤ軸やロック爪軸等に対応して小穴が
設けられた上地板123を前記地板122にかしめられ
たギヤ125の軸や支柱143に嵌合しネジ止めする。
以上により絞り制御ユニット117は完成する。なお前
記地板122の左端にある3箇所の立ち上げ部122b
は前記絞り制御ユニット117を図示していないがマウ
ント119を取り付けたマウントベースに取り付けるた
めのものである。
【0043】次に、カメラに絞り制御ユニット取付の説
明をする。図7で前記絞りリンケージ118は光軸を中
心として一定角度の範囲で回動可能に取り付けられ、か
つ、スプリング144により時計方向に付勢されてい
る。また突起118aは交換レンズの絞り駆動ピンLに
係合し、前記絞りリンケージ118の回転角に見合った
開放から最小絞りまでの制御をする。
【0044】次に、上述した絞り制御ユニット117を
図示していないが、図6でマウント119と前記絞りリ
ンケージ118等を取り付けたマウントベースの右に図
8の地板122の左端の3カ所の立ち上げ部122bを
使ってネジ止めする。これで前記絞りリンケージ118
のギヤ部118bと前記絞り制御ユニット117のピニ
ヨン135とは噛合する。また図上右の裏面のピン11
8cは前記絞り制御ユニット117の前記絞り制御レバ
ーの先端の折り曲げ部130bと係合する。前記絞り駆
動レバー130に掛けたスプリング142の有効最小荷
重P142と前記絞りリンケージ118に付勢したスプ
リング144の有効最大荷重P144と撮影レンズの絞
り駆動ピンLの有効最大荷重PLとの力量関係は以下に
なる。
【0045】P142>>P144+PL 次に、巻戻しユニットの構成について簡単に説明する。
巻き戻しユニット180の入力端の構成について説明す
る。図8で巻き戻し地板の絞り制御ユニット117に沿
った折り曲げ部に軸止した歯車182は平歯車182a
と傘歯車部182bから成り、前記絞り制御ユニット1
17との相対位置は図8に示すように可動ボディが無限
遠位置のときには一点鎖線で示す位置にあり、最至近撮
影距離のときには実線で示す位置に変位する。図6で右
向きに前記傘歯車部182bのギヤと噛合する傘歯車と
平歯車からなる減速ギヤ列を介して出力端であるフォー
クをフィルム巻戻し方向に回転させるように上下二つの
地板で固定しユニットとして構成する。前記巻戻しユニ
ットをボディ102にネジ止めすると、出力端フォーク
はパトローネ室に突出する。
【0046】上述したようにカメラとして前記可動ボデ
ィ101と前記固定ボディ110を組み立てると、前記
可動ボディ101が光軸上を移動すると図8で前記絞り
制御ユニット117の遊星ギヤ128は前記巻戻しユニ
ット180の歯車182aとは少なくともある範囲以内
で噛み合う位置にある。
【0047】以下にシャッタスピード優先の露出モード
のときの絞り制御機構の作動説明をする。先ず露出モー
ドをシャッタスピード優先モードに設定し、シャッタス
ピードをある値にプリセットしておく。シャッタレリー
ズするとミラーの上昇駆動と共に前記モータ121が回
転して(これを正転とする)、図8で前記太陽ギヤ12
6が時計方向に回転し、前記遊星ギヤ128を介して前
記カムギヤ129を時計方向に急速回転させ、カム12
9aが一番高い辺りで停止させる。これは図示していな
いカムギヤ129のブラシと地板122に設けたプリン
ト基板とによる位置検出による。このカムギヤ129の
停止は前記絞り駆動レバー130がスプリング142に
抗して反時計方向に回動し、前記絞りリンケージ118
の回転角より逃げたところまで変位し停止する。
【0048】これで前記絞りリンケージ118は図7で
スプリング144により時計方向に回動する。前記絞り
リンケージの回転は前記絞りユニットのピニヨン135
以下のギヤ列で増速しラチェット車140を回転させ
る。ラチェット車140のスリット板の回転を前記ホト
レフレクタ141でカウントし、別の測光演算回路によ
りプリセットシャッタスピードにマッチしたタイミング
である時間プランジャー131に通電し、鉄片が離れバ
ネで前記ロック爪132は時計方向に回転し、その先端
爪部がラチェットに飛び込み、前記絞りリンケージ11
8を停止させる。絞りリンケージに追動していた撮影レ
ンズの絞り駆動ピンLは内径側の凸部118aに追突し
て停止しレンズは絞り込まれる。以上によりカメラの測
光演算回路による絞り制御が行われ、またプリセットシ
ャッタスピードに見合った適正露光量で撮影ができる。
【0049】以下、露出完了後の復元動作の説明をす
る。次に上述したように絞りのF値が決定したあと一連
の連続動作でシャッタによる露出も終わると、ミラーの
下降と共に前記モータ121は上述したのと同じ方向に
回転(正転)を再開するが、図示していないカムギヤ1
29のブラシとプリント基板とによる位置検出により、
カム129aの山から低いところへ落ちた図8で示す元
の位置にきたところでモータ121が停止し、カムギヤ
129はシャッタレリーズから丁度一回転したところで
止まる。
【0050】これにより前記爪チャージギヤのピン13
3aで前記捩りバネ134を介して前記ロック爪132
を反時計方向に回転させ、前記ロック爪132による前
記ラチェット車140の係止を解除すると共に余分なチ
ャージ量は捩りバネ134がたわんで吸収する。一方前
記絞り駆動レバー130は前記スプリング142と前記
絞りリンケージ118を介して撮影レンズの絞り駆動ピ
ンLを反時計方向に回動復帰させ、レンズを開放にす
る。
【0051】以下、絞り優先の露出モードのときの絞り
制御機構の作動説明をする。露出モードを絞り優先モー
ドに設定してレンズの絞りをある値にプリセットする。
レリーズボタンを押すと図8において前記モータ121
が正転し一連のギヤ列を介して前記カムギヤ129が時
計方向に回転して上述したように前記絞り駆動レバーの
ピン130aが前記カム129aの一番高いところにく
ると停止し、前記絞り駆動レバー130はスプリング1
42に抗して反時計方向に回転する。これで前記絞りリ
ンケージ118は図7でスプリング144により時計方
向に回転する。しかし前記測光演算回路から前記プラン
ジャー131には電流が流れないので前記絞りリンケー
ジ118は最終端まで回転する。交換レンズの絞り駆動
ピンLは回動するが予めセットされた絞り値に相当する
位置で停止する。このモードでは絞り駆動ピンLは交換
レンズの制御機構で絞り込みが行われる。
【0052】次に、上述したように絞りのF値が決定し
たあと連続動作でシャッタによる露出も終わって復元動
作になるが、ミラーの下降と共に前記モータ121は同
じ方向に回転(正転)を再開し、前記カムギヤ129の
ブラシとプリント基板とによる位置検出で図8に戻った
ところで前記モータ121は停止する。
【0053】以下、巻戻し作動の説明をする。フィルム
が最終端まで巻き上げられたり、あるいは巻戻し操作を
することによるか、あるいはパトローネに設けられた撮
影枚数コードの入力値に撮影枚数が達したとき等何らか
の巻戻し信号がでると、先ず前記可動ボディ101が前
記固定ボディ110に対してどこの位置にあっても図6
の合焦駆動ユニットの前記モータ112が回転し、光軸
方向に前記可動ボディ101を駆動限界位置もしくは最
後端位置まで後退させる。これで図8に示すように前記
巻戻しユニット180の駆動入力ギヤ182は実線で示
す位置に右方向に変位する。その後モータ駆動回路によ
り巻上げ機構のモータを巻上げとは逆方向に微小時間だ
け回転させて、モータとスプールの間のギヤ列に設けた
遊星ギヤを切り放してスプールの巻戻し方向の回転の負
荷を軽減させる。
【0054】この後で、上述した前記モータ121を絞
り制御のときとは違い逆転させ、図8で前記遊星ギヤ1
28は回転しながら前記太陽ギヤ126を中心に揺動レ
バー127と共に上方に反時計方向に回動し、巻戻しユ
ニット180の入力ギヤ182aに噛合して前記巻戻し
ユニット180のギヤ列を介してフォークを回転させる
ことになる。フィルムがスプールとパトローネの間にあ
っても上述したようにスプールには負荷になるものがな
くなっているので、前記巻戻しユニット180の出力端
のフォークを回転させると容易にフィルムをパトローネ
107に巻戻すことができる。巻戻しの終了については
別に設けた検出装置によって行い、前記モータ121を
停止させる。故に前記可動ボディ101の位置に関係な
く巻戻し信号が出たところで即前記モータ121を逆回
転させてフィルムを巻戻してよい。但し巻戻しが完了し
たことを別途検出装置で検知したら絞り制御機構を復元
させるためと絞りリンケージの状態を確認するために前
記モータ121を正転させて前記遊星ギヤ128を前記
カムギヤ129に噛合させて、前記カムギヤ129を一
回転させて絞りの『閉』『開』を確認した後前記モータ
121を停止させる。
【0055】また、前述した巻上げモータの遊星ギヤを
スプールと噛み合わせる復元作動については上述した絞
りの確認動作の一連のシーケンスの中に組み入れて巻上
げモータを正転させて巻上げの一動作として処理しても
良いし、また裏蓋の開閉に連動したスイッチを設けて、
裏蓋を閉めたときのフィルムの空送り作動で容易に復元
させることも出来る。
【0056】上述した巻戻しに関するフローについて、
図9を使って再度説明する。図9でステップ毎にS21
から順次番号をつけて説明する。上述したような何らか
の巻戻し信号がでる(ステップS21)と合焦駆動モー
タ112が可動ボディ後退方向に回転(ステップS2
2)し、合焦駆動ユニット内の可動ボディ位置検出装置
で最後端位置を検出すると前記合焦駆動モータ112は
停止する(ステップS23)。巻き上げモータを逆転さ
せて巻き上げギヤ列から遊星ギヤの噛合が解除されたこ
とを位置検出させるかあるいは一定時間回転させて(ス
テップS24)、前記絞り制御用モータ121が絞り制
御のときと違った方向に回転(逆転)して、前記絞り制
御ユニットの遊星ギヤ128を巻戻しユニット180の
入力ギヤ182aに切り換え噛合させてフィルムを巻き
戻す(ステップS25)。フィルムの巻戻しを続け上述
したように別に設けた巻戻し完了検出装置によって巻戻
しが終了したことを検知する(ステップS26)と、前
記絞り制御用モータ121を正転させて前記絞り制御ユ
ニットの遊星ギヤ128を巻戻しユニットの入力ギヤ1
82aから前記カムギヤ129へ噛み合いを切り換える
(ステップS27)。前記カムギヤ129を一回転させ
て絞りの『閉』(ステップS28)、『開』を確認した
(ステップS29)後、前記モータ121を停止させ復
元させる(ステップS30)。
【0057】この機構では前記可動ボディ101の前記
固定ボディ110に対する光軸方向位置変化は前記巻戻
しユニット180の入力端と遊星ギヤ128の回動可能
の範囲内ならば回動角度の違いで吸収できる。また、上
述した第2の実施例においても巻き戻し信号がでたとき
可動ボディ101が最後端位置を含めある一定範囲内で
前方にある位置検出をしたときには即巻き戻しを行うよ
うにしてもよい。ここである一定の範囲とは第1の実施
例で記述したように裏蓋を開けたとき可動ボディが少々
奥にあってもフィルムの装填や取りだし操作に支障がな
いと判断できる位置である。または前記一定範囲内のさ
らに前方位置で巻き戻しをし、裏蓋『開』操作に連動さ
せて最後端に可動ボディが後退するように構成してもよ
い。このような構成にすると一定範囲を更に広げること
が出来、カメラ操作の終段を早めることができる。
【0058】また、可動ボディ位置検出はグレイコード
等を用いずにストッパーに突き当ててある時間モータが
回転しないことを確認したときモータの回転方向と併せ
て可動後端位置と判断する構成としてもいい。以上のよ
うに一眼レフカメラで説明したが、一眼レフカメラに限
らず本発明はバック駆動式カメラ全般にわたって使用で
きる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば以下の効果を得ることができ実用的な価値の高いもの
である。すなわち、バック駆動式カメラにおいてフィル
ムの巻戻しに連動してフィルムの取り出しや装填操作に
支障がある条件のときには可動ボディを後退させるの
で、フィルムの装填や取り出し操作性を容易にすること
ができる。
【0060】また、撮影の終了からフィルムの巻戻し、
裏蓋の「開」、フィルムの取り出し、フィルムの装填と
いったカメラの操作終段の時間を短縮できる。
【0061】更に、第2の実施例では合焦駆動ではモー
タを含めた絞り制御機構やクラッチ機構を固定側に設け
ているので可動側の巻戻し機構が動くことになるので合
焦駆動する質量を軽減でき、駆動制御や省エネに有利に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のバック駆動式AF一眼レフ
カメラにおける主要機構を配置した正面図。
【図2】図1の可動ボディの位置が無限遠での光軸上の
縦断面図。
【図3】図1の可動ボディが至近端撮影位置での光軸上
の縦断面図。
【図4】実施例1における巻戻し信号が出たときのフロ
ーチャート。
【図5】図4を一部変更したフローチャート。
【図6】実施例2のバック駆動式AF一眼レフカメラに
おける主要機構を配置した正面図。
【図7】図6の絞り制御と巻戻し機構の詳細配置図。
【図8】図6のAA矢視図で実施例2の絞り制御機構と
巻戻し機構図。
【図9】実施例2において巻き戻し信号が出たときのフ
ローチャート。
【符号の説明】
4、103 スプール 5 巻上げギヤ列 180 巻戻しユニット 10、101 可動ボディ 110 固定ボディ 15、140 カバー類、外郭ケース 21 スライダー装置の下板 24 スライダー装置の上板 25、112 合焦駆動モータ 27、113 スクリュー 26、114 直進ガイド 30 マウントベース 31、119 レンズマウント 35、117 絞り制御ユニット 118 絞りリンケージ 121 絞り制御用モータ 122 地板 126 太陽ギヤ 128 遊星ギヤ 129 カムギヤ 130 絞り駆動レバー 131 プランジャー 132 ロック爪 140 ラチェット車 141 ホトインタラプタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともフィルム給送保持要素、フォー
    カルプレーンシャッタからなる可動ボディと、撮影レン
    ズ装着用マウントと少なくともレリーズボタンを設けた
    外郭ケースとを光軸水平方向駆動するスライダー装置を
    介して前記可動ボディを前記外郭ケースで包含して固定
    ボディに取り付け、前記外郭ケース内で前記可動ボディ
    を前記スライダー装置で前記撮影レンズの光軸方向に駆
    動制御し、かつ合焦駆動の位置検出装置を有したバック
    駆動式カメラにおいて、 前記可動ボディが合焦駆動による光軸方向の位置のどの
    位置にあっても、巻き戻し信号がでると、巻き戻し開始
    前か又は巻戻し終了後に、前記可動ボディを駆動可能な
    最後端位置もしくはフィルムの取り出しや装填操作が容
    易になる一定の位置まで後退させる構成としたことを特
    徴とするバック駆動式カメラの巻き戻し装置。
  2. 【請求項2】少なくともフィルム給送保持要素、フォー
    カルプレーンシャッタからなる可動ボディと、撮影レン
    ズ装着用マウントと少なくともレリーズボタンを設けた
    外郭ケースとを光軸水平方向駆動するスライダー装置を
    介して前記可動ボディを前記外郭ケースで包含して固定
    ボディに取り付け、前記外郭ケース内で前記可動ボディ
    を前記スライダー装置で前記撮影レンズの光軸方向に駆
    動制御し、かつ合焦駆動の位置検出装置を有したバック
    駆動式カメラにおいて、 合焦駆動による前記可動ボディの位置が最後端からある
    一定の範囲内である時には、巻き戻し信号がでると前記
    可動ボディを後退させずに、直ちに巻き戻しを行うよう
    に構成したことを特徴とするバック駆動式カメラの巻き
    戻し装置。
  3. 【請求項3】巻戻し信号が出ると、巻戻し装置とクラッ
    チを介して連結可能な他の機能装置のモータに逆回転を
    与え、前記他の機能装置から巻戻し装置に切り換えて前
    記モータの回転を伝達して巻戻しをさせるように構成
    し、この巻戻しの作動の前あるいは後で前記可動ボディ
    を後退させる構成としたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のバック駆動式カメラの巻き戻し装置。
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