JPH08171865A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JPH08171865A
JPH08171865A JP31640294A JP31640294A JPH08171865A JP H08171865 A JPH08171865 A JP H08171865A JP 31640294 A JP31640294 A JP 31640294A JP 31640294 A JP31640294 A JP 31640294A JP H08171865 A JPH08171865 A JP H08171865A
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JP
Japan
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elastic support
mask
picture tube
color picture
shadow mask
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JP31640294A
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English (en)
Inventor
Norio Shimizu
紀雄 清水
Kazufumi Kobayashi
和文 小林
Shinji Ohama
真二 大濱
Kazunori Nakane
和則 中根
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャドウマスクを支持する弾性支持体を外部
衝撃などに対してランディングずれを生じにくい形状に
して良好な画像を安定に表示するカラー受像管を構成す
ることを目的とする。 【構成】 シャドウマスク9 がパネル3 のスカート部2
のコーナー部に設けられたスタッドピン30と、マスクフ
レーム8 のコーナー部に固定された固定部32、スタッド
ピンに係止する係止部33およびこれら固定部と係止部と
に対して傾斜した傾斜部35a,35b からなるほぼ楔形状ま
たはほぼV字形状をなす弾性支持体31とにより支持され
てなるカラー受像管において、その弾性支持体の傾斜部
に突出部37a,37b を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー受像管に係
り、特にシャドウマスクを支持する弾性支持体を、外部
衝撃などに対してランディングずれを生じにくい形状に
したカラー受像管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー受像管は、図7に示すよう
に、曲面からなる有効面1の周辺部にスカート部2が設
けられたほぼ矩形状のパネル3とそのスカート部2に接
合された漏斗状のファンネル4とからなる外囲器を有
し、上記パネル3の有効面1の内面に形成された3色蛍
光体層からなる蛍光体スクリーン5に対向して、その内
側に多数の電子ビーム通過孔6の形成された曲面からな
るほぼ矩形状のマスク本体7とこのマスク本体7の周辺
部に取付けられたほぼ矩形状のマスクフレーム8とから
なるシャドウマスク9が配置されている。一方、ファン
ネル4のネック10内に3電子ビーム11を放出する電
子銃12が配設されている。そして、この電子銃12か
ら放出される3電子ビーム11をファンネル4の外側に
装着された偏向装置13の発生する磁界により偏向し、
シャドウマスク9を介して蛍光体スクリーン5を水平、
垂直走査することによりカラー画像を表示する構造に形
成されている。
【0003】そのシャドウマスク8の支持方式として、
マスクフレーム8の各コーナー部にほぼ楔形状の弾性支
持体15a を取付け、この弾性支持体15a をパネル3
のスカート部2の各コーナー部に設けられたスタッドピ
ン16に係止することにより脱着可能に支持するものが
ある。この弾性支持体15a は、マスクフレーム8に固
定される固定部17、スタッドピン16に係止する係止
部18およびこれら固定部17と係止部18に傾斜して
連結する傾斜部19とからなる。
【0004】一般にカラー受像管の蛍光体スクリーン上
に色ずれのない画像を表示するためには、シャドウマス
クのマスク本体に形成されている電子ビーム通過孔を通
過する電子ビームが蛍光体スクリーンの3色蛍光体層の
それぞれに正しくランディングするようにすることが必
要である。そのためには、パネルとシャドウマスクとの
位置関係、特に蛍光体スクリーンの形成されるパネル内
面とシャドウマスクのマスク本体との間隔(q値)を所
定の許容範囲に保つように構成する必要がある。
【0005】しかし通常シャドウマスクのマスク本体
は、板厚の薄い炭素鋼板により形成され、このマスク本
体の電子ビーム通過孔を通って蛍光体スクリーンに達す
る電子ビームの量は、電子銃から放出される電子ビーム
の1/3以下であり、大部分の電子ビームは、シャドウ
マスクに衝突する。そのため、シャドウマスクは、加熱
されて熱膨張し、特に板厚の薄い曲面からなるマスク本
体は、蛍光体スクリーン側に膨出するドーミング(変
形)をおこす。このドーミングによる膨出量が上記q値
を越えると、3色蛍光体層に対する電子ビームのランデ
ィングがずれ、色ずれが生ずる。このシャドウマスクの
熱膨張によるランディングずれの大きさは、電子ビーム
の電流量、画像パターンの大きさ、その画像パターンの
継続時間などにより異なる。
【0006】このシャドウマスクの熱膨張によるランデ
ィングずれのうち、カラー受像管の動作開始初期にマス
クフレームよりも板厚の薄いマスク本体が加熱され、こ
の加熱されたマスク本体の熱がマスクフレームに伝達さ
れてマスク本体とマスクフレームがほぼ熱平衡状態とな
り、マスク本体とともにマスクフレームが熱膨張するこ
とにより生ずる長時間動作時のランディングずれは、上
記ほぼ楔形状の弾性支持体15a により効果的に補正す
ることができる。すなわち、ほぼ楔形状の弾性支持体1
5a は、図7(b)に一点鎖線で示したように、マスク
フレーム8の熱膨張にともなってマスク本体7を蛍光体
スクリーン5方向に押上げ、マスク本体7の電子ビーム
通過孔6を通って3色蛍光体層をランディングする電子
ビーム11の軌道がシャドウマスク9の熱膨張前と熱膨
張後とで変化しないように補正する。
【0007】一方、現在大型カラー受像管については、
マスク本体を上記炭素鋼板の代わりに、熱膨張係数の小
さいアンバー材で形成したものが用いられている。この
ようにマスク本体が熱膨張係数の小さい材料で形成さ
れ、マスクフレームの熱膨張係数と相違するシャドウマ
スクを備えるカラー受像管については、図8に示すよう
に、シャドウマスク9のマスクフレーム8に固定される
固定部17およびパネル3のスカート部2に設けられた
スタッドピン16に係止する係止部18の各一端部側に
それぞれ傾斜部19a ,19b を折曲げ形成し、これら
傾斜部19a ,19b を溶接してほぼV字形状に形成さ
れた弾性支持体15b をマスクフレーム8の各コーナー
部に取付け、その係止部18をパネル3のスカート部2
のコーナー部に設けられたスタッドピン16に係止する
ことによりシャドウマスク9を支持している。
【0008】このような弾性支持体15b も、図8に一
点鎖線で示したように、図7(b)に示したほぼ楔形状
の弾性支持体15a と同様に、マスクフレーム8の熱膨
張にともなってマスク本体7を蛍光体スクリーン5方向
に押上げ、マスク本体7の電子ビーム通過孔6を通って
3色蛍光体層をランディングする電子ビーム11の軌道
が、シャドウマスク9の熱膨張前と熱膨張後とで変化し
ないように補正する。
【0009】ところで、カラー受像管のシャドウマスク
9を支持する弾性支持体15a ,15b としては、上述
したシャドウマスク9の熱膨張による電子ビーム11の
ランディングずれ補正のほかに、カラー受像管製造工程
(主として蛍光体スクリーン形成工程)におけるシャド
ウマスクの脱着性を良好に保ち、外部衝撃によりスタッ
ドピンに対する弾性支持体の係止状態が変化することに
より生ずるランディングずれ、テレビセットの動作時、
スピーカーの音声などによりマスク本体が共振するため
に生ずるランディングずれ(ハウリング)などを抑制す
る特性が要求される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、カラー
受像管のマスク本体が炭素鋼板からなるシャドウマスク
の支持方式として、マスクフレームの各コーナー部に弾
性支持体を取付け、その弾性支持体をパネルのスカート
部の各コーナー部に設けられたスタッドピンに係止する
ことにより支持し、その弾性支持体を、マスクフレーム
に固定される固定部、スタッドピンに係止する係止部お
よびこれら固定部と係止部に傾斜して連結する傾斜部と
からなるほぼ楔形状としたものがある。また、マスク本
体が熱膨張係数の小さいアンバー材からなるシャドウマ
スクの支持方式として、マスクフレームの各コーナー部
に取付けられる弾性支持体を、マスクフレームに固定さ
れる固定部およびパネルのスカート部に設けられたスタ
ッドピンに係止する係止部の各一端部側に傾斜部を折曲
げ形成し、これら傾斜部を溶接してほぼV字形状とした
ものがある。
【0011】このようにほぼ楔形状またはほぼV字形状
の弾性支持体をマスクフレームの各コーナー部に取付け
てシャドウマスクを支持すると、カラー受像管の動作
時、電子ビームの衝突により加熱されたマスク本体の熱
がマスクフレームに伝達されて、マスク本体とマスクフ
レームがほぼ熱平衡状態となり、マスク本体とともにマ
スクフレームが熱膨張することにより生ずる長時間動作
時の電子ビームのランディングずれを効果的に補正する
ことができる。
【0012】しかしこのマスク本体とマスクフレームが
ほぼ熱平衡状態となりマスク本体とともにマスクフレー
ムが熱膨張することにより生ずる長時間動作時の電子ビ
ームのランディングずれを補正することを主目的とし
て、ほぼ楔形状またはほぼV字形状の弾性支持体を設計
すると、上記熱膨張による電子ビームのランディングず
れの補正のほかに要求される特性、すなわち、カラー受
像管製造工程におけるシャドウマスクの脱着性を良好に
保ち、外部衝撃によりスタッドピンに対する弾性支持体
の係止状態が変化することにより生ずるランディングず
れ、テレビセットの動作時、スピーカーの音声などによ
りマスク本体が共振するために生ずるランディングずれ
などを抑制する特性が得られなく場合がある。特に画面
のアスペクト比が16:9の横長のカラー受像管、およ
びほぼV字形状の弾性支持体によりシャドウマスクを支
持した場合に現れやすい。
【0013】これは、画面のアスペクト比が16:9の
横長のカラー受像管では、図9に示すように、シャドウ
マスク8の短軸(Y軸)(画面の垂直軸と一致する)に
対して、シャドウマスク8の中心Oとマスクフレーム8
のコーナー部に取付けられる弾性支持体15とを結ぶ線
21とのなす角度θ2 が、画面のアスペクト比が4:3
の通常のカラー受像管では約55°であるが、それより
も大きくなるためである。
【0014】すなわち、画面のアスペクト比が16:9
の横長のカラー受像管において、そのシャドウマスク8
のコーナー部に弾性支持体15(15a または15b )
を取付け、この弾性支持体15をパネル3のスカート部
のコーナー部に設けられたスタッドピン16に係止して
シャドウマスク8を支持する場合、弾性支持体15のば
ね定数をk、弾性支持体15の撓み量をxとし、撓み方
向のばね定数をk1 、撓み方向と直交する方向のばね定
数をk2 、長軸方向に対して撓み方向のなす角度をθ1
とすると、弾性支持体15に加わる長軸(X軸)方向の
力Fは、 F=kx1 =(k1 cos θ1 +k2 sin θ1 )x で表される。通常、ほぼ楔形状およびほぼV字形状の弾
性支持体15は、 k2 >>k1 であるから、弾性支持体15に加わる長軸方向の力F
は、画面のアスペクト比が4:3の通常のカラー受像管
よりも、画面のアスペクト比が16:9の横長のカラー
受像管の方が小さくなる。
【0015】したがって、画面のアスペクト比が16:
9の横長のカラー受像管は、画面のアスペクト比が4:
3の通常のカラー受像管にくらべて、外部からたとえば
振動が加わると、弾性支持体15の長軸方向の振動量が
増し、画面全体の色ずれの原因となる。また管軸および
短軸に対して垂直な水平方向に衝撃が加わった場合、ス
タッドピンに対する弾性支持体15の係止状態が変化
し、ランディングずれの原因となる。またほぼV字形状
の弾性支持体15は、傾斜部が一対であるため、管軸方
向の衝撃に対しても機械的に弱い。
【0016】この弾性支持体15に加わる長軸方向の力
Fを大きくするためには、たとえば弾性支持体15の板
厚を厚くすればよいが、板厚の変更は、カラー受像管の
長時間動作時のランディングずれ補正上、変更できない
場合がある。また板厚を厚くすると、k2 に対してk1
が大きくなりすぎ、カラー受像管製造工程でのシャドウ
マスクの脱着性を悪化させる。
【0017】また、F=kx1 の力を大きくする方法と
して、x1 を大きくすることが考えられる。このx1 を
大きくするためには、たとえばほぼ楔形状またはほぼV
字形状の弾性支持体をスタッドピンに係止しないときの
固定部に対する係止部の開角を大きくすればよいが、こ
のような弾性支持体15は、シャドウマスクの脱着性に
対しては有利となるが、外部衝撃に対しては、ほとんど
効果がない。
【0018】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、ほぼ楔形状またはほぼV字形状の弾性支持
体によりシャドウマスクを支持するカラー受像管におい
て、シャドウマスクの熱膨張によるランディングずれを
効果的に補正し、同時にカラー受像管製造工程における
シャドウマスクの脱着性を良好に保ち、外部衝撃により
スタッドピンに対する弾性支持体の係止状態が変化する
ことにより生ずるランディングずれ、テレビセットの動
作時、スピーカーの音声などによりマスク本体が共振す
るために生ずるランディングずれなどを抑制する特性を
もつように構成することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】周辺部にスカート部が設
けられたほぼ矩形状のパネルの内面に形成された蛍光体
スクリーンに対向して、多数の電子ビーム通過孔の形成
されたマスク本体とこのマスク本体の周辺部に取付けら
れたほぼ矩形状のマスクフレームとからなるシャドウマ
スクが配置され、このシャドウマスクがパネルのスカー
ト部のコーナー部に設けられたスタッドピンと、マスク
フレームのコーナー部に固定された固定部、スタッドピ
ンに係止する係止部およびこれら固定部と係止部とに対
して傾斜した傾斜部からなるほぼ楔形状またはほぼV字
形状の弾性支持体とにより支持されてなるカラー受像管
において、その弾性支持体の傾斜部に突出部を設けた。
【0020】
【作用】上記のように、シャドウマスクを支持するほぼ
楔形状またはほぼV字形状の弾性支持体の傾斜部に突出
部を設けると、マスク本体とともにマスクフレームが熱
膨張するために生ずるカラー受像管の長時間動作時のラ
ンディングずれをほぼ完全に補正するように弾性支持体
を設計しても、カラー受像管製造工程でのシャドウマス
ク脱着性を損なわず、外部衝撃によりスタッドピンに対
する弾性支持体の係止状態が変化することにより生ずる
ランディングずれ、テレビセットの動作時、スピーカー
の音声などによりマスク本体が共振するために生ずるラ
ンディングずれなどを効果的に抑制して、良好な画像を
安定に表示するカラー受像管とすることができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
【0022】図1にその一実施例であるカラー受像管を
示す。このカラー受像管は、曲面からなる有効面1の周
辺部にスカート部2が設けられたほぼ矩形状のパネル3
とそのスカート部2に接合された漏斗状のファンネル4
とからなる外囲器を有し、上記パネル3の有効面1の内
面に、青、緑、赤に発光する3色蛍光体層からなる蛍光
体スクリーン5が形成され、この蛍光体スクリーン5に
対向して、その内側に多数の電子ビーム通過孔6の形成
された曲面からなるほぼ矩形状のマスク本体7とこのマ
スク本体7の周辺部に取付けられた断面L字形のほぼ矩
形状のマスクフレーム8とからなるシャドウマスク9が
後述するマスク支持手段により支持されている。一方、
ファンネル4のネック10内に3電子ビーム11を放出
する電子銃12が配設されている。そして、この電子銃
12から放出される3電子ビーム11をファンネル4の
外側に装着された偏向装置13の発生する磁界により偏
向し、シャドウマスク9を介して蛍光体スクリーン5を
水平、垂直走査することによりカラー画像を表示する構
造に形成されている。
【0023】上記マスク支持手段は、パネル3のスカー
ト部2の各コーナー部内面に設けられたスタッドピン3
0と、マスクフレーム8の各コーナー部側面に固定され
て上記スタッドピン30に脱着可能に係止する弾性支持
体31とからなる。その弾性支持体31は、図1(b)
および図2に示したように、マスクフレーム8に固定さ
れる固定部32およびスタッドピン30に係止する係止
孔33の形成された係止部34の一端部側を折曲げてそ
れぞれ傾斜部35a ,35b を設け、これら傾斜部35
a ,35b の各端部を×印で示す溶接点で溶接して、ほ
ぼV字形状をなす構造に形成されている。
【0024】しかもこの弾性支持体31については、各
傾斜部35a ,35b にその幅方向に横切る突出部37
a ,37b がそれぞれ形成されている。特にこの例の弾
性支持体31においては、その突出部37a ,37b の
うち、マスクフレーム8に固定される固定部32側の傾
斜部35a には、弾性支持体31の内側に突出する突出
部37a が、スタッドピン30に係止する係止部34側
の傾斜部35b には、弾性支持体31の外側に突出した
突出部37a が形成されている。
【0025】このような構造に弾性支持体31を形成す
ると、先に図9を参照して説明した弾性支持体の撓み方
向のばね定数をk1 をあまり大きくすることなく、撓み
方向と直交する方向のばね定数をk2 を大きくすること
ができ、弾性支持体に加わる長軸(X軸)方向の力 F=kx1 を大きくすることができる。
【0026】したがって上記のように弾性支持体31を
構成すると、電子ビーム11の衝突によりマスク本体7
が加熱され、この加熱されたマスク本体7の熱がマスク
フレーム8に伝達されて、マスク本体7とマスクフレー
ム8とがほぼ熱平衡状態になり、マスク本体7とともに
マスクフレーム8が熱膨張するために生ずる長時間動作
時の3色蛍光体層に対する電子ビームのランディングず
れを補正することを主目的として弾性支持体を設計して
も、シャドウマスク8の熱膨張による電子ビームのラン
ディングずれ補正とともに、カラー受像管製造工程にお
けるシャドウマスク8の脱着性を良好に保ち、外部衝撃
によりスタッドピン30に対する弾性支持体の係止状態
が変化することにより生ずるランディングずれ、テレビ
セットの動作時、スピーカーの音声などによりマスク本
体7が共振するために生ずるランディングずれなどを抑
制する特性を備える所望の弾性支持体とすることがで
き、品位良好な画像を安定に表示するカラー受像管とす
ることができる。
【0027】つぎに、上記弾性支持体とは異なる構造の
弾性支持体について説明する。
【0028】図3に示す弾性支持体は、図2に示した上
記実施例の弾性支持体と同様に、マスクフレームに固定
される固定部32およびスタッドピンに係止する係止部
33の一端部側をそれぞれ折曲げて傾斜部35a ,35
b を設け、これら傾斜部35a ,35b の各端部を溶接
して形成されるほぼV字形状の弾性支持体31の各傾斜
部35a ,35b に、それぞれ弾性支持体31の外側に
突出した突出部37a,37b を形成したものである。
【0029】また、図4に示す弾性支持体は、同様にほ
ぼV字形状に形成された弾性支持体31の各傾斜部35
a ,35b の中央部に、それぞれ弾性支持体31の外側
に突出した突起部37a ,37b を形成するとともに、
係止部34の傾斜部35b に近い位置に、同じく弾性支
持体31の外側に突出した突出部38を設けたものであ
る。
【0030】また、図5に示す弾性支持体は、同様にほ
ぼV字形状に形成された弾性支持体31の各傾斜部35
a ,35b に、弾性支持体31の外側に突出した各一対
の縦長の突出部37a ,37b を設けたものである。
【0031】これら図3乃至図5に示したように、弾性
支持体33を構成しても、図2に示した前記実施例と同
様の効果をもつカラー受像管を構成することができる。
【0032】図6に示す弾性支持体は、スタッドピンに
係止する係止部34の一端部側を折曲げて傾斜部35を
形成し、この傾斜部35の一端部をマスクフレームに固
定される固定部32に溶接してほぼ楔形状に形成された
弾性支持体31の傾斜部35に、その外側に突出した突
出部37を形成したものである。
【0033】このようにほぼ楔形状に形成された弾性支
持体31の傾斜部35に突出部37を形成しても、シャ
ドウマスクの熱膨張による長時間動作時の電子ビームの
ランディングずれ補正とともに、カラー受像管製造工程
におけるシャドウマスクの脱着性を良好に保ち、外部衝
撃によりスタッドピンに対する弾性支持体の係止状態が
変化することにより生ずるランディングずれ、テレビセ
ットの動作時、スピーカーの音声などによりマスク本体
が共振するために生ずるランディングずれなどを抑制す
る特性を備える所望の弾性支持体とすることができ、品
位良好な画像を安定に表示するカラー受像管とすること
ができる。
【0034】なお、これら図3乃至図6に示した弾性支
持体は、いずれも弾性支持体の外側に突出する突出部を
形成したが、これら突出部は、少なくとも一部を弾性支
持体の内側に突出する構成としてもよい。
【0035】
【発明の効果】周辺部にスカート部が設けられたほぼ矩
形状のパネルの内面に形成された蛍光体スクリーンに対
向して、多数の電子ビーム通過孔の形成されたマスク本
体とこのマスク本体の周辺部に取付けられたほぼ矩形状
のマスクフレームとからなるシャドウマスクが配置さ
れ、このシャドウマスクがパネルのスカート部のコーナ
ー部に設けられたスタッドピンと、マスクフレームのコ
ーナー部に固定された固定部、スタッドピンに係止する
係止部およびこれら固定部と係止部とに対して傾斜した
傾斜部からなるほぼ楔形状またはほぼV字形状の弾性支
持体とにより着脱可能に支持されてなるカラー受像管に
おいて、その弾性支持体の傾斜部に突出部を設けると、
マスク本体とともにマスクフレームが熱膨張するために
生ずるカラー受像管の長時間動作時のランディングずれ
をほぼ完全に補正するように弾性支持体を設計しても、
カラー受像管製造工程でのシャドウマスク脱着性を損な
わず、外部衝撃によりスタッドピンに対する弾性支持体
の係止状態が変化することにより生ずるランディングず
れ、テレビセットの動作時、スピーカーの音声などによ
りマスク本体が共振するために生ずるランディングずれ
などを抑制して、品位良好な画像を安定に表示するカラ
ー受像管とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の一実施例であるほぼV
字形状の弾性支持体でシャドウマスクを支持したカラー
受像管の構成を示す図、図1(b)はその要部構成を示
す図である。
【図2】図2(a)は図1に示したカラー受像管のほぼ
V字形状をなす弾性支持体の構造を示す正面図、図2
(b)はその側面図である。
【図3】図3(a)は図2に示した弾性支持体とは異な
るほぼV字形状をなす弾性支持体の構造を示す正面図、
図3(b)はその側面図である。
【図4】図4(a)は図2に示した弾性支持体とはさら
に異なるほぼV字形状をなす弾性支持体の構造を示す正
面図、図4(b)はその側面図である。
【図5】図5(a)は図2に示した弾性支持体とは異な
る他のV字形状をなす弾性支持体の構造を示す正面図、
図5(b)はその側面図である。
【図6】図6(a)はほぼ楔形状をなす弾性支持体の構
造を示す正面図、図6(b)はその側面図である。
【図7】図7(a)は従来のほぼ楔形状の弾性支持体で
シャドウマスクを支持したカラー受像管の構成を示す
図、図7(b)はその要部構成を示す図である。
【図8】従来のほぼV字形状の弾性支持体でシャドウマ
スクを支持したカラー受像管の要部構成を示す図であ
る。
【図9】従来の弾性支持体の問題点を説明するための図
である。
【符号の説明】 2…スカート部 3…パネル 5…蛍光体スクリーン 6…電子ビーム通過孔 7…マスク本体 8…マスクフレーム 9…シャドウマスク 30…スタッドピン 31…弾性支持体 32…固定部 33…係止部 35…傾斜部 35a ,35b …傾斜部 37…突出部 37a ,37b …突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中根 和則 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺部にスカート部が設けられたほぼ矩
    形状のパネルの内面に形成された蛍光体スクリーンに対
    向して、多数の電子ビーム通過孔の形成されたマスク本
    体とこのマスク本体の周辺部に取付けられたほぼ矩形状
    のマスクフレームとからなるほぼ矩形状のシャドウマス
    クが配置され、このシャドウマスクが上記パネルのスカ
    ート部のコーナー部に設けられたスタッドピンと、上記
    マスクフレームのコーナー部に固定された固定部、上記
    スタッドピンに係止する係止部およびこれら固定部と係
    止部とに対して傾斜した傾斜部からなるほぼ楔形状また
    はほぼV字形状の弾性支持体とにより支持されてなるカ
    ラー受像管において、 上記弾性支持体は、上記傾斜部に突出部が設けられてい
    ることを特徴とするカラー受像管。
JP31640294A 1994-12-20 1994-12-20 カラー受像管 Pending JPH08171865A (ja)

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JP31640294A JPH08171865A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 カラー受像管

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