JPH081725A - 射出成形機及び射出成形方法 - Google Patents

射出成形機及び射出成形方法

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JPH081725A
JPH081725A JP16607094A JP16607094A JPH081725A JP H081725 A JPH081725 A JP H081725A JP 16607094 A JP16607094 A JP 16607094A JP 16607094 A JP16607094 A JP 16607094A JP H081725 A JPH081725 A JP H081725A
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JP
Japan
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injection molding
injection
speed
shots
molded product
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JP16607094A
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Misao Fujikawa
操 藤川
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Sodick Co Ltd
Original Assignee
Sodick Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常の射出動作が所定ショット数になると、
エアベント詰り予測モードが設定され、該モードにあっ
ては、V−P切換位置直前の速度波形が、正規の速度値
よりも速い複数の速度値,,,に設定され
る。これら速度値にて射出動作された成形品がガス焼け
ショートショット等の不良品となっているか否かを入力
する。この一連の動作を複数回行い、ショット回数と、
不良品が発生した射出速度から、エアベント詰りの発生
時期を予測し、これに基づき金型メンテナンス時期を表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機において、
エアベントに付着するモノマーの成長程度を判断して、
該ベントの詰りの発生を予測して金型のメンテナンス時
期を設定する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機による成形作業にあ
っては、キャビィティに溶融樹脂を充填する際、キャビ
ィティ内の空気や樹脂からの揮発性ガス及び水分を、金
型外に排出する必要があり、このために金型には、エア
ベントと称するガス排出用の溝又は孔が形成されてい
る。
【0003】該エアベントは、例えば金型の分割面に形
成した溝又はガスの溜り易い箇所に埋め込まれるピン等
からなるが、ベント深さ等が大きいと、当然にバリ等が
発生するので、極めて小さい流路断面積からなる。この
ため、射出成形作業を続けると、エアベントに付着した
モノマーが成長し、該ベントのガス流れを悪化する(完
全にエアベントが詰まらない状態をも含む)ベント詰り
を発生し、これにより、ガス焼け、ショートショット等
の不良品が発生し、特に、無人運転により成形している
場合、上記ベント詰りが発生すると、多くの不良品を出
してしまうことがある。
【0004】このため、通常、射出成形作業にあって
は、所定ショット回数毎に、金型を分解して、エアベン
ト部分を清掃するメンテナンスを必要としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記メンテ
ナンスは、経験等により一定ショット毎又は一定時間毎
に定期的に行うが、上記ベント詰りの発生は、ショット
回数等に比例せず、大きなバラツキがあるため、どうし
ても安全サイドに立って一番短い周期に合せることにな
る。
【0006】このため、比較的頻繁にメンテナンスを行
うことになるが、該メンテナンスは、金型を分解する必
要があり、大幅面倒な作業で多くの時間を要すると共
に、その間成形作業を中断する必要があり、生産性上で
も大きなマイナスとなっている。
【0007】そこで、本発明は、エアベントの流路断面
積により時間当りのガス排出量が規定されることに注目
し、V−P切換位置近傍の充填速度を速くすることによ
り、エアベント詰りを発生し(即ちエアベントからのガ
ス逃げ不良による不良品の発生)、その際の射出速度及
びショット回数等からエアベントに付着するモノマーの
成長程度を判断し、もって金型メンテナンス時期を適時
に設定して、生産性を向上し得る、射出成形機及び射出
成形方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形機
は、上述事情に鑑みなされたものであって、射出成形機
本体(1)及び制御装置(2)を備え、該制御装置が、
射出ストローク、V−P切換位置、射出ストロークの開
始から該V−P切換位置までの速度波形及び該V−P切
換位置以降の圧力波形を記憶して、前記射出成形機本体
を、該制御装置に記憶された上記速度波形及び圧力波形
に基づき制御してなる、射出成形機において、前記射出
成形機本体のショット回数をカウントとする計数手段
(30)と、予め設定された計数時に、前記V−P切換
位置直前の速度波形を、前記記憶されている速度より速
い複数の射出速度,,,に変更する速度変更手
段(31)と、該変更された複数の速度で射出成形し、
それによる成形品の良否を入力する成形品入力手段(3
2)と、該入力手段にて入力された成形品の良否、その
際のショット回数及び射出速度に基づき、エアベントに
付着するモノマーの成長程度を判断する判断手段(3
3)と、該判断手段に基づき設定される金型メンテナン
ス時期を表示する表示手段(35)と、を備えてなるこ
とを特徴とする射出成形機にある。
【0009】また、本発明に係る射出成形方法は、射出
成形機本体(1)及び制御装置(2)を備え、該制御装
置が、射出ストローク、V−P切換位置、射出ストロー
クの開始から該V−P切換位置までの速度波形及び該V
−P切換位置以降の圧力波形を記憶して、前記射出成形
機本体を、該制御装置に記憶された上記速度波形及び圧
力波形に基づき制御してなる、射出成形方法において、
予め設定された複数のショット回数時に、前記V−P切
換位置直前の速度波形を、前記記憶されている速度より
速い複数の射出速度に変更する速度変更行程(S6,S
10,S14,S18)と、該変更された複数の速度で
射出成形し(S7,S11,S15,S19)、それに
よる成形品の良否を入力する成形品入力行程(S9,S
13,S17,S21)と、該入力された成形品の良
否、その際のショット回数及び射出速度に基づき、エア
ベントに付着するモノマーの成長程度を判断する判断行
程(S23)と、該判断に基づき金型メンテナンス時期
を設定するメンテナンス時期設定行程(S24)と、を
備えてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】以上構成に基づき、通常の射出動作が行なわ
れ、そのショット回数が所定値になると、エアベント詰
り時期予測モードが設定される。該予測モードにあって
は、例えば図3に示すように、V−P切換位置直前の速
度波形が正規の速度波形値よりも速い複数の速度値
,,,に設定される。該速い速度値によってサ
ンプリング射出動作が行なわれ、その成形品を観察し
て、ガス焼け、ショートショット等の不良品の発生の有
無が成形品入力手段(32)により入力される。この一
連の動作が、例えば1万ショット毎等により複数回行な
われる。そして、例えば図4に示すように、各ショット
回数において不良品が発生した速度波形値をプロットし
て、不良品発生線(E)を求め、これによりエアベント
に付着したモノマーの成長程度を判断し、更に該発生線
(E)と正規の速度波形値との交点(X)から、エア
ベント詰り時期(ショット回数)Nm を予測する。更
に、該予測値から安全率等を考慮して、金型メンテナン
ス時期を設定し、表示手段(35)に表示する。
【0011】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
簡単な構成(射出成形方法も含む)により、エアベント
詰りの発生時期を予測して、金型のメンテナンス時期を
正確に設定することができるので、金型の分解等の面倒
で時間のかかる金型メンテナンスの周期を長くすること
ができ、かつそれにより、金型メンテナンスによる射出
成形作業の中断を減少して、生産性をも向上することが
できる。
【0013】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明による実施例に
ついて説明する。
【0014】図1において、Uは射出成形機本体1及び
制御装置2からなる射出成形機であり、射出成形機本体
1は、可塑化部3と射出部5とが別体に構成されたスク
リュプリプラタイプからなり、更に一部のみを図示する
型締装置4を有している。可塑化部3は可塑化スクリュ
6、該スクリュを回転するモータ7、スクリュを前進し
て射出部5との通路8を遮断する逆止シリンダ9及びス
クリュ6の回転数を検知するロータリエンコーダ10等
を有している。
【0015】一方、射出部5は、射出油圧シリンダ1
1、該シリンダに連結して射出室12内の溶融材料をノ
ズル13から金型のキャビティ内に射出する射出プラン
ジャ15及び該射出プランジャの位置を検出するストロ
ークセンサ16等を有している。
【0016】そして、油圧源17からのオイルが、油圧
制御装置19の各部を介して前記各シリンダ及びモータ
等のアクチュエータに供給されている。即ち、流量制御
弁又は油圧制御弁等を介して射出油圧シリンダ11に連
通され、切換え弁を介して逆止シリンダ9に連通され、
インバータ等を介してモータ7に連通されている。ま
た、各アクチュエータへの油圧及び流速が各種センサ2
0により検出される。
【0017】また、制御装置2は、CPU(中央処理装
置)21の外に、CRT等の表示装置22、キーボード
等の入力装置23、プリンタ24、記憶装置25及びフ
ロッピディスク等の各媒体と接続する接続装置26を有
しており、更にインターフェースを介して各センサから
の信号が入力されると共に各アクチュエータを制御する
油圧制御装置19等に出力している。即ち、該制御部2
には、可塑化部3、射出部5及び金型の各部位の温度、
ロータリエンコーダ10によるスクリュ回転数、ストロ
ークセンサ16による射出プランジャ位置及びショット
回数、射出シリンダ11への油圧及び流量等が入力され
ており、これらの値とCPU内のタイマとで、射出プラ
ンジャ等の各速度をも検知しており、更に型締装置4か
らも所定信号が入力している。
【0018】図2は、制御装置の接続を示すもので、制
御装置2は、射出成形機本体側の制御部2aと、制御装
置本体(NC)2bとが、入出力ポート(I/O)、圧
力指令値用信号線及び速度指令値用信号線を介して接続
してなる。制御装置本体2bは、CPU21を備え、D
Aコンバータを介して圧力指令値用及び速度指令値用信
号線と接続している。一方、本体側制御部2aは、CP
Uを備えており、かつ圧力指令値用及び速度指令値用の
ADコンバータ、カウンター30、圧力センサ20aか
らの信号を受信するADコンバータ、比例電磁式制御弁
又は油圧電気式サーボ弁19aに出力するDAコンバー
タ及びメモリ等を有している。なお、図中、20aは、
射出油圧シリンダ(ラム)11内の油圧を検知する圧力
センサ、18は、該シリンダに連通しているアキュムレ
ータ、19aは、射出油圧シリンダ11に供給する流量
及び油圧を制御する比例電磁制御弁又は電気油圧サーボ
弁である。
【0019】そして、前記射出成形機は、オペレータが
射出条件を設定し、該設定値が記憶手段25に記憶され
る。該射出条件は、射出ストローク、最小クッション
量、V−P切換位置、速度波形、圧力波形(保持圧
力)、保圧時間、樹脂温度等があり、これら値は、オペ
レータの経験に基づき何回かのサンプリング成形により
設定されるか、又は予め記憶手段25に記憶されている
各データを表示手段22に表示される簡単設定のメニュ
ーに基づきオペレータが選択・操作して設定される。
【0020】射出成形機本体1は、上記設定された射出
条件に沿って射出動作すべく、前記記憶手段25に記憶
された各値に基づき制御される。即ち、可塑化部3にあ
っては、上記樹脂温度になるべく、スクリュ6及びヒー
タが作動して、可塑化された樹脂材料が射出部5の射出
室12に送られる。射出部5にあっては、該射出室12
への樹脂の供給に見合って射出プランジャ15を後退す
る。該射出プランジャ15が、予め設定された射出スト
ロークまで後退すると、スクリュ6が前進してその先端
で通路8を閉塞し、射出部5と可塑化部3との樹脂の流
通を遮断する。この状態で、射出プランジャ15は、予
め設定されかつ記憶手段25に記憶されている値(速度
指令値)に基づき、比例電磁制御弁9aが流量制御され
て、射出油圧シリンダ11に、設定された速度波形に沿
う流量が供給され、射出プランジャ15は速度制御によ
り前進して金型のキャビィティに樹脂を充填する。
【0021】射出プランジャ15が所定量前進して、予
め設定されているV−P切換位置に至ると、制御装置は
記憶手段に記憶されているストローク値に基づき、速度
指令値から圧力が指令値に切換える。これにより、比例
電磁制御弁が圧力制御されて、射出油圧シリンダ11
に、設定された圧力波形に沿う油圧が供給され、射出プ
ランジャ15は圧力制御により所定圧力が作用し、そし
て金型のキャビィティには所定保圧力が所定保圧時間作
用する。
【0022】これにより、キャビィティ内に樹脂製品が
成形されるが、この際、キャビィティ内の空気や、樹脂
からの揮発性ガス及び水分は、金型に形成されたエアベ
ントを通って排出される。
【0023】ついで、上記所定保圧時間終了後、冷却さ
れ、そして射出ノズル13を金型から後退すると共に型
を開き、成形品を取出す。更に、型閉じ及び型締め作動
が行なわれ、再び射出プランジャの後退による計量行程
が行なわれる。
【0024】そして、本発明に係る制御装置2は、計数
手段(カウンター)30、速度変更手段31、成形品入
力手段32、判断手段33及び金型メンテナンス時期表
示手段35を有している。計数手段30は、ストローク
センサ16からの信号を受けて、射出成形機本体1のシ
ョット回数をカウントするものであり、その計数結果
は、表示手段23に表示される。
【0025】速度変更手段31は、エアベントに付着す
るモノマーの成長程度を判断し、該ベント詰りの発生時
期を予測するために作動するものであって、計数手段3
0にてカウントされた所定ショット回数毎又は適時、例
えば1万回毎に自動的に、又は表示手段22による指示
に基づきオペレータが操作して作動する。上述した速度
制御にあっては、図3の実線に示すように、射出プラン
ジャ15は速度波形に沿うように制御されV−P切換位
置直前において速度を低下して、該V−P切換位置では
射出速度値がになる。この際、キャビィティの形状及
びゲートとの形状等に対応して圧力波形は、図3の破線
に示すように変化し、V−P切換位置にて速度制御から
圧力制御に切換えられ、それ以降は、射出プランジャ1
5には圧力波形に沿う油圧にて制御される。そして、本
速度変更手段31は、V−P切換位置の直前において、
上記正規の速度値に対して大きな速度からなる複数の
速度、例えば速度波形の定常部分の延長線と正規の速
度とを4等分した速度,,,が自動的に又は
オペレータの操作により設定される。
【0026】また、成形品入力手段32は、上記速度変
更手段31により変更された速度,,,により
それぞれ所定回数(1回〜5回)射出成形した成形品
を、オペレータが観察して、ガス焼けやショートショッ
ト等の不良品があるかないか、更に場合によっては、フ
ローマーク、ウェルドライン、気泡、シルバーライン、
くもり等の外観不良があるかないかを入力する。該成形
品入力手段32は、上記速度変更手段31の作動時に、
表示装置22の画面が自動的にエアベント詰り時期予測
モードに設定され、該画面に基づき入力される。
【0027】そして、該エアベント詰り時期予測モード
は、所定ショット回数毎又は適時に行なわれるが、図4
に示すように、N1 回数(例えば1万ショット)では、
最も高い速度においてのみ不良品が発生し、その他の
速度,,では発生しない場合、上記成形品入力手
段32に基づき、該N1 回数において速度の場合に不
良品が発生したことが記憶される。同様にして、N2
数(例えば2万ショット)においては、2番目に速い速
度において不良品が発生し、その旨が記憶され、更に
3 回数(例えば3万ショット)、N2 回数(例えば4
万ショット)においては、3番目に速い速度そして4
番目に速い速度において不良品が発生し、その旨が記
憶される。すると、上記不良品の発生点のプロットか
ら、図4の実線Eに示すように、各ショット回数におけ
る不良品発生線が引かれ、これにより、CPU21内の
判断手段33は、エアベントに付着したモノマーの成長
程度が判断され、更に上記不良品発生線Eと正規の速度
における交点Xから、N5回数(例えば5万ショッ
ト)において正規速度にあっても、エアベント詰りに
よる不良品が発生することを予測する。
【0028】なお、上記不良品発生線Eは、理解の容易
のため直線にて示してあるが、実際は、高次曲線になる
ことも多く、この場合も、判断手段33は、該高次曲線
を解析して自動的に交点Xを算出して、エアベント詰り
発生回数(時期)を予測する。この際、該エアベントに
付着したモノマーが大きく成長してベント詰りの発生が
近づいている場合、エアベント詰り時期予測モードの回
数を増やすと好ましい。例えば1万ショットから5千シ
ョット、更に、3千ショット等にし、また変速変更手段
31による速度分割を増やして、例えばN3 回数にあっ
ては、速度との間を4等分し、またN4 回数では速
度との間を4等分するようにしてもよい。
【0029】そして、上記判断手段33によるエアベン
ト詰りの発生時期予測値N5 に基づき、表示手段32に
おけるエアベント詰り時期予測モードの画面に設けられ
た金型メンテナンス時期表示手段35に、金型のメンテ
ナンスを必要とするショット回数(時期)を表示する。
なお、上記金型メンテナンス時期表示手段35は、図4
に示すように、不良品発生線Eに対して安全率プラス
(マイナス)θをかけた安全率線Fを設定し、該安全率
線Fと速度の交点Xによるショット回数Nm を表示す
るようにし、エアベント詰りによる不良品の発生が生じ
ない範囲で、金型メンテナンスまでの期間(ショット回
数)をできるだけ長くするように設定するのが好まし
い。
【0030】ついで、図5に沿って、本射出成形機によ
る射出成形方法について説明する。
【0031】まず、エアベント詰り予測モードの開始に
際して(S1)、表示手段35に該モードの画面を出
す。そして、金型の形状、樹脂の種類等から、何ショッ
ト毎に該モードを作動するかを設定する(S2)。この
状態で、通常の射出成形動作が行なわれ、各ショット毎
にショット回数が計数手段30にてカウントされる。
【0032】そして、該カウントが前記設定されたショ
ット回数N、例えば1万回数になると(S4)、自動的
に又は表示手段22の表示に基づくオペレータの操作に
よりエアベント詰り予測モードが再起し、該モードの再
起が1番目ということで、予め設定されているモード作
動回数Mから1をデクリメントする(S5)と共に、速
度変更手段31が、図3のに示すように、V−P切換
位置直前の速度波形を最も高い値に変更する(S6)。
この状態で、サンプリング射出動作が所定回数n、例え
ば3回行なわれ(S7、S8)、該射出動作された成形
品を観察して、オペレータは、画面に表われている表
に、ガス焼け及びショートショット等の不良品の有無及
び場合によっては気泡等の外観不良の有無を入力する
(S9)。
【0033】ついで、速度変更手段31が、図3のに
示すように、速度波形を2番目に高い値に自動的に変更
し(S10)、上述と同様に、所定回数nのサンプリン
グ射出動作が行われ(S11、S12)、不良品の有無
が入力される(S13)。更に同様に、速度波形を3番
目に高い値に変更して(S14)、所定回数のサンプ
リング射出動作による不良品の有無が入力され(S1
5、S16、S17)、更に速度波形を4番目に高い値
に変更して、所定回数のサンプリング射出動作による
不良品の有無が入力される(S18、S19、S20、
S21)。
【0034】この状態では、1回目のエアベント詰り予
測モードなので、M=0でなく(S22)、再び通常の
射出成形動作が行なわれる。そして、ショット回数が2
N、例えば2万回数になると(S4)、再びエアベント
詰り予測モードが再起し、モード作動回数Mから更に1
が(従って2)デクリメントされると共に(S5)、前
述と同様な速度波形の速度,,,を変更して、
それぞれサンプリング射出動作した成形品の不良品の有
無が入力される。この際、前回の予測モードにおいて、
例えば最も高い速度にて不良品が発生した場合、該速
度による射出動作及び不良品入力(S6、S7、S
8、S9)を省略してもよい。そして、該2回目の予測
モードにあっても、M=0ではなく(S22)、同様な
作動が、M回、例えば4回繰り返えされる。
【0035】そして、予め設定されている予測モード作
動回数M、例えば4回目の上記作動が終了すると、M=
0となり(S22)、上述した各ショット回数毎に入力
されたデータに基づき、エアベントに付着したモノマー
の成長程度が判断され、更に該ベント詰りの発生時期が
予測される(S23)。例えば、図4に示すように、1
回目のショット回数N1 (例えば1万ショット)時にお
いて、速度にて不良品が発生し、2回目のショット回
数N2 (例えば2万ショット)時において、速度にて
不良品が発生し、3回目のショット回数N3 (例えば3
万ショット)時において、速度にて不良品が発生し、
そして4回目のショット回数N4 (例えば4万ショッ
ト)時において、速度にて不良品が発生すると、これ
ら各データから不良品発生線Eが演算され、該線Eと正
規の速度波形値との交点Xから、エアベント詰り発生
時期(ショット回数)N5 (例えば5万ショット)が導
き出される。
【0036】ついで、該エアベント詰り発生の予測値N
5 から、所定安全率を考慮して、例えば不良品発生線E
に所定安全率θをかけて、安全率線Fを設定し、該安全
率線Fと正規の速度波形値との交点X′から、金型メ
ンテナンス時期Nm (例えば44000ショット)を設
定し(S24)、該数値Nm を、金型メンテナンス時期
表示手段35の画面に描かれている「金型メンテナンス
時期(ショット回数)」に表示する。
【0037】上述実施例は、各ショット回数N(例えば
1万ショット)毎に同じ射出速度値,,,にて
サンプル射出動作を行なったが、一般に、エアベントに
付着するモノマーの成長が進行すると、ショット回数に
対する各速度波形による不良品発生割合は加速度的に増
加するので、上記予測モードの回数の増加に伴って、速
度波形の分割位置を細かく設定することが好ましい。例
えば、前回までの予測モードにおいて既に不良品を発生
した速度波形値を除いて、各ショット回数毎が同じ分割
数になるように設定する。即ち、ショット回数N1 にお
いては、前述したように速度値を,,,の4分
割とし、次のショット回数N2 では、〜の速度範囲
を4分割する。従って、ショット回数N4 にあっては、
図6の(a) に示すように、〜の速度範囲をa,b,
cに4分割する。これにより、図6の(b) に示すよう
に、各速度波形値,c,b,aにおける不良品発生点
がきめ細かく求められる。例えばショット回数N4 にあ
っては、速度波形値,cで不良品が発生し、b,aで
発生しないとすると、ショット回数N4 と速度値a、並
びに既に求められている不良品発生点から、高次元曲線
からなる正確な不良品発生線Eが演算される。そして、
該発生曲線Eと正規な速度波形値との交点Xから、エ
アベント詰り時期Nm が予測される。
【0038】また、上述実施例は、所定ショット回数N
毎(例えば1万ショット)にエアベント詰り予測モード
としたが、ショット回数が増加して、エアベントに付着
するモノマーの成長が進行すると、不良品の発生する確
率が高くなるので、ショット回数が増加するに従って予
測モードの作動間隔を短くすることが好ましい。例え
ば、1回目の予測モードは、2万ショット目にて行い、
2回目を3万ショット目(従って1回目から1万ショッ
ト後)、3回目を3万5千ショット目、4回目を3万7
千ショット目に行うように設定する。更に、不良品発生
線から、次回の予測モード作動ショット数を演算して、
少い予測モード回数にて正確なエアベント詰り時期を予
測できるように効率的にショット回数を設定してもよ
い。
【0039】なお、上述実施例は、射出成形機本体にス
クリュプリプラタイプを用いたが、これに限ることはな
く、スクリュインラインタイプ等の他の形式の射出成形
機にも同様に適用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した射出成形機を示す概略図。
【図2】制御装置の接続を示す概略図。
【図3】本発明に係る速度波形を示し、複数の速度値の
一例を示す図。
【図4】各速度値による不良品の発生を示す図。
【図5】本発明に係る射出成形方法を示すフロー図。
【図6】(a) は、細かく分割した速度値の一例を示す拡
大図、(b) は、それによる不良品の発生を示す図。
【符号の説明】
1 射出成形機本体 2 制御装置 3D 計数手段 31 速度変更手段 32 成形品入力手段 33 判断手段 35 金型メンテナンス時期表示手段 U 射出成形機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機本体及び制御装置を備え、該
    制御装置が、射出ストローク、V−P切換位置、射出ス
    トロークの開始から該V−P切換位置までの速度波形及
    び該V−P切換位置以降の圧力波形を記憶して、前記射
    出成形機本体を、該制御装置に記憶された上記速度波形
    及び圧力波形に基づき制御してなる、射出成形機におい
    て、 前記射出成形機本体のショット回数をカウントとする計
    数手段と、 予め設定された計数時に、前記V−P切換位置直前の速
    度波形を、前記記憶されている速度より速い複数の射出
    速度に変更する速度変更手段と、 該変更された複数の速度で射出成形し、それによる成形
    品の良否を入力する成形品入力手段と、 該入力手段にて入力された成形品の良否、その際のショ
    ット回数及び射出速度に基づき、エアベントに付着する
    モノマーの成長程度を判断する判断手段と、 該判断手段に基づき設定される金型メンテナンス時期を
    表示する表示手段と、を備えてなる射出成形機。
  2. 【請求項2】 射出成形機本体及び制御装置を備え、該
    制御装置が、射出ストローク、V−P切換位置、射出ス
    トロークの開始から該V−P切換位置までの速度波形及
    び該V−P切換位置以降の圧力波形を記憶して、前記射
    出成形機本体を、該制御装置に記憶された上記速度波形
    及び圧力波形に基づき制御してなる、射出成形方法にお
    いて、 予め設定された複数のショット回数時に、前記V−P切
    換位置直前の速度波形を、前記記憶されている速度より
    速い複数の射出速度に変更する速度変更行程と、 該変更された複数の速度で射出成形し、それによる成形
    品の良否を入力する成形品入力行程と、 該入力された成形品の良否、その際のショット回数及び
    射出速度に基づき、エアベントに付着するモノマーの成
    長程度を判断する判断行程と、 該判断に基づき金型メンテナンス時期を設定するメンテ
    ナンス時期設定行程と、を備えてなる射出成形方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO976113L (no) * 1996-12-30 1998-07-01 Murata Mfg Co Inc Høyspenningskrets, særlig for bilderør
JP2010208051A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Canon Electronics Inc 射出成形機の制御装置及びその制御方法
JP2022072479A (ja) * 2020-10-29 2022-05-17 株式会社松井製作所 管理装置及び演算方法
JP2023094667A (ja) * 2021-12-24 2023-07-06 セイコーエプソン株式会社 射出成形機管理システム
US11997440B2 (en) 2020-10-29 2024-05-28 Matsui Mfg. Co., Ltd. Management device and calculation method
JP2024095272A (ja) * 2022-12-28 2024-07-10 住友重機械工業株式会社 金型装置内の堆積物予測装置及び、射出成形機

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