JPH08173045A - 菓子用装飾シート - Google Patents

菓子用装飾シート

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JPH08173045A
JPH08173045A JP6327412A JP32741294A JPH08173045A JP H08173045 A JPH08173045 A JP H08173045A JP 6327412 A JP6327412 A JP 6327412A JP 32741294 A JP32741294 A JP 32741294A JP H08173045 A JPH08173045 A JP H08173045A
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JP
Japan
Prior art keywords
dimensional pattern
confectionery
sponge cake
decorative sheet
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP6327412A
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English (en)
Inventor
Shizuo Taniguchi
静雄 谷口
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TANIGUCHI KK
Original Assignee
TANIGUCHI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観に創意を凝らす菓子に使用する菓子用装
飾シートに関し、湾曲しているか、もしくは起伏がある
柔軟な洋菓子に対しても、任意の二次元パターンを表出
でき、しかも個人の菓子作りにおいてもバラエティに富
んだ洋菓子を製造できるようにした菓子用装飾シートの
提供を目的とする。 【構成】 耐熱素材で構成された型枠の底面上に、スポ
ンジケーキと親和性を有するベース材に着色料を添加し
た構成の食用インキをで二次元パターンを形成してお
き、該二次元パターンの上に所定量のスポンジケーキの
生地を流し込んだ後、ベーキングし、上記食用インキに
よる二次元パターンをシート状のスポンジケーキに表出
させるようにするか、あるいは上記食用インキを使用し
てベーキング後のシート状のスポンジケーキに二次元パ
ターンを形成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外観に創意を凝らす菓子
に使用する菓子用装飾シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】洋菓子の外観に彩りを添えるための装飾
材料としては、紙や樹脂、あるいはマジパンやチョコレ
ートのような可食性材料による細工物が、用途に応じて
提供されている。
【0003】上記可食性のある装飾材料としては、例え
ば特公平1-50376 号公報において開示されたような模様
付きチョコレート菓子があり、食用着色材料をインキと
して所定の二次元パターンを型枠底面に形成した後、該
パターンの上層にチョコレート材料を流し込むようにし
て製造される。これによって、上記チョコレート菓子表
面には任意の二次元パターンが形成されるとともに、こ
の二次元パターンはチョコレート材料の厚さ方向に所定
寸法だけ食い込むようにして形成されるため、少々チョ
コレート菓子の表面が擦られるようなことがあっても表
面の二次元パターンが欠損することがないという特徴を
備える。
【0004】このように年々ユニークな外観をもつ洋菓
子が追究される状況にあっては、上記装飾材料そのもの
の外観に創意を凝らすだけではなかなか新鮮な興趣を得
られがたくなってきており、新たな装飾手段が求めら
れ、かつ提案されている。
【0005】このような試みとしては、例えば特開平3-
58747 号公報に記載されたように、ベーキング後のスポ
ンジケーキ表面にスクリーン印刷による任意の二次元パ
ターンを形成するようにし、これによって従来では生ク
リームや上記装飾材料によってほぼ全面が覆い隠されて
いたスポンジケーキに対してもユニークな外観を付与で
きる可能性が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3-58747 号公報に記載の発明は、主にカステラに適
用することを主眼として開発されたものであり、印刷対
象が平面状のスポンジケーキに限定され、例えばデコレ
ーションケーキの側面やムース菓子の外皮のようにスポ
ンジケーキが曲面として表れるような洋菓子に適用する
ことができない。
【0007】また上記従来の発明は、ベーキング後のス
ポンジケーキにスクリーン印刷を施さなくてはならず、
菓子製造業者はともかく、頻繁には菓子作りを行わない
個人ではこのような印刷に要する機材一式を取り揃える
ことは困難であって、個人の菓子作りには生かされな
い。
【0008】本発明は上記従来の事情に鑑みてなされた
ものであって、湾曲しているか、もしくは起伏がある柔
軟な洋菓子に対しても、任意の二次元パターンを表出で
き、しかも個人の菓子作りにおいてもバラエティに富ん
だ洋菓子を製造できるようにした菓子用装飾シートの提
供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は以下のような手段を提供する。すなわち、
耐熱素材で構成された型枠の底面上にスポンジケーキと
親和性のあるベース材に着色料を添加してなる食用イン
キによる二次元パターンを形成しておき、該二次元パタ
ーンの上に所定量のスポンジケーキの生地を流し込んだ
後、ベーキングし、上記食用インキによる二次元パター
ンをシート状のスポンジケーキに表出させるようにした
菓子用装飾シートである。
【0010】より具体的には上記ベース材として、油
脂、穀粉、砂糖及び卵白の混合物を使用したり、あるい
は炭酸カルシウム、アラビアガムの少なくともいずれか
による結着剤と、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂
肪酸エステル、プロピレングリコールの少なくともいず
れかによる乳化剤を使用することが望ましい。
【0011】さらに、ベーキング後のシート状スポンジ
ケーキ表面に、該スポンジケーキと親和性を有するベー
ス材に着色料を添加してなる食用インキによる二次元パ
ターンを形成した構成を採用することもできる。
【0012】上記いずれの菓子用装飾シートにおける二
次元パターンの形成手法としてはスクリーン印刷もしく
は凹版オフセット印刷を採用することもできる。
【0013】
【作用】食用インキはスポンジケーキと親和性のある食
品素材をベース材とし、このベース材に着色料を添加す
るようにしているので、上記二次元パターンの上層に流
し込んだスポンジケーキのベーキングによって、該スポ
ンジケーキの表面に転写・保持される。特に上記食用イ
ンキのベース材としては、スポンジケーキの構成材料と
ほぼ共通の油脂、穀粉、砂糖及び卵白の混合物を採用し
た場合には、上記ベーキング後のスポンジケーキとの馴
染みが非常によくなる。
【0014】また他のベース材として、炭酸カルシウ
ム、アラビアガムの少なくともいずれによる結着剤と、
グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プ
ロピレングリコールの少なくともいずれかによる乳化剤
を使用した場合、上記結着剤によってスポンジケーキに
着色料が強固に転写されるとともに、乳化剤によって該
食用インキ内における着色料が均一に分散するので、美
麗な仕上がりでスポンジケーキ上に二次元パターンが形
成される。
【0015】上記着色料としては特に限定されないが、
例えば柿、紅麹、クチナシ、イカスミ、コチニール等の
天然色素の他、合成着色料を使用することができる。こ
のような食用インキはスポンジケーキとの馴染みが非常
によいところから、ベーキング後のシート状のスポンジ
ケーキ表面に二次元パターンを形成することもできる。
【0016】上記ベーキング前あるいはベーキング後の
いずれにおいても二次元パターンの形成手法としては、
手作業による描き込みも可能ではあるが、スクリーン印
刷もしくは凹版オフセット印刷のいずれかを採用するこ
ともでき、製版が容易で、しかも同一の印刷機材によっ
て多種類の二次元パターンを製造することができ、多品
種少量生産が求められる場合に好適である。
【0017】尚、上記凹版オフセット印刷とは食品以外
の印刷素材に対するパターン形成手法としては公知であ
って、二次元パターンに対応する凹刻紋様が形成された
凹版に食用インキを着肉させ、該凹刻紋様以外に付着し
た余分の食用インキをドクターブレードで掻き落とした
後、平板状もしくは円筒状のゴムブランケットに上記凹
版によるパターンを転写し、さらに該パターンをスポン
ジケーキに転写するという手順で行われる。特にベーキ
ング前のスポンジケーキに対してこの凹版オフセット印
刷を適用する場合には、平板状のゴムブランケットを用
いるようにし、型枠底面に配置した上でスポンジケーキ
の生地を流し込むようにする。
【0018】また上記手法では印刷対象を型枠底面とし
たり、あるいは凹版に形成したパターンを転写するよう
にしているので、鮮明で精細な二次元パターンを形成す
ることができる。
【0019】このようにして製造された菓子用装飾シー
トは、任意の形状に裁断ができ、適度に湾曲させること
ができるため、例えばカップ状に成形し、その内部にム
ースや生クリームを注入するようにして製造される洋菓
子に最適である他、デコレーションケーキのスポンジ台
側面に貼着するようにして、あたかも該スポンジ台に直
接二次元パターンが形成されたかのように視認されるな
ど、斬新なデザインの洋菓子を製造することが可能とな
る。
【0020】このような菓子用装飾シートは、業務用と
して菓子製造業者に提供できることはもちろんのこと、
一定期間の保存に耐える包装を行った上で個人向けに供
給することも可能であり、趣味の菓子作りにおいても興
趣に富んだ創作を行うことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る実施例について説明す
る。下記表1右欄に示す各材料を配合した食用インキ
(この例では茶色)による二次元パターンを、スポンジ
ケーキの型枠の底面にスクリーン印刷によって形成す
る。尚、この型枠底面には、ベーキング後の離型性が良
好となるように、テフロンコートが施された製品を使用
している。
【0022】次いで、下記表1左欄に示す配合のスポン
ジケーキの生地を上記二次元パターンの上層に約3mm厚
程度に被覆するように流し込む。型枠の全面を生地が上
記厚さで覆うように均し、温度180℃に保持したベー
キング窯で約12分程度のベーキング処理を施し、上記
スポンジケーキの生地中に配合されたベーキングパウダ
及び乳化発泡剤によって約5mm厚にまで嵩が増す。その
後、上記型枠を反転させるようにして離型すると、上記
二次元パターンが鮮明に表出したシート状のスポンジケ
ーキが得られる。
【0023】このスポンジケーキの断面を観察すると、
二次元パターンがスポンジケーキ内に所定深さに食い込
むようにして、しっかりとスポンジケーキによって保持
されており、該シートが断裂するまで湾曲させても上記
二次元パターンとスポンジケーキとは全く分離すること
がなかった。
【0024】上記食用インキの組成は上記の他に、例え
ば下記表2に示すような材料を組み合わせ、それぞれ茶
褐色、茶色、ピンク色、緑色に調合することができ、更
に任意の着色料を組み合わせることにより各種の色合い
を調合することができる。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】図1及び図2はこのようにして得られた食
用装飾シート表面の電子写真イメージであり、図1はス
トライプ柄シート、図2は不規則直線柄シートである。
また、図3及び図4は上記菓子用装飾シートを使用して
製造される洋菓子の外観斜視図である。
【0028】図3に示す例では、上記ストライプ柄の菓
子用装飾シートをムース菓子に適用している。すなわ
ち、予め適当な断片11に裁断された菓子用装飾シート
を、適当な径の円筒状に丸められたムース用透明フィル
ム内面に配置しておき、その内部にムースを流し込み、
さらにその上からイチゴをトッピングし、冷え固まらせ
るようにして製造した。
【0029】図4に示す例では、矩形状に裁断した複数
の菓子用装飾シートを円筒状のケーキ型内面に貼着した
後、ベーキングし、さらにベーキング後のケーキ上面に
所定のトッピングを施したケーキである。
【0030】尚、上記表1、表2に示した配合はこれに
限定されるものではなく、味色合い等によって任意に調
合することができる。また、本発明に係る他の実施例と
して、ベーキング後のシート状のスポンジケーキに下記
のような手順の凹版オフセット印刷によって二次元パタ
ーンを形成するようにした。
【0031】すなわち、金属板のような硬質の板状体に
所定の凹刻紋様が刻設された凹版に食用インキを着肉さ
せ、該凹刻紋様以外の凹版表面に付着した食用インキを
ドクターブレードで掻き落とす。尚、上記凹版は平板状
である必要はなく、円筒状としたり、上記凹刻紋様を金
属平板に刻設した後、円筒状の版胴周面に固定するよう
にした構成であってもよい。
【0032】この後、上記凹版に、例えばシリコンゴム
等の弾力性を有する素材で構成されたゴムブランケット
を所定厚で当接させ、上記凹刻紋様に埋入した食用イン
キを該ゴムブランケットに転写し、さらにベーキング後
のスポンジケーキに再転写する。このゴムブランケット
も平板状である必要はなく、円筒状として、連続的にパ
ターン形成を行うようにしてもよい。
【0033】また、上記の他にスクリーン印刷によって
直接シート状のスポンジケーキに二次元パターンを形成
することも可能である。さらに、上記凹版オフセット印
刷は、先に記載した実施例に適用することも可能であっ
て、この場合、平板状のゴムブランケットを用い、該ゴ
ムブランケットへ凹刻紋様のパターン転写後、そのまま
型枠底面に配置するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、印刷対象
物を型枠底面としているため、例えばスポンジケーキを
直接印刷する場合に比べて、鮮明で精細な二次元パター
ンを形成することができる。
【0035】しかも、上記菓子用インキの食品素材とし
てスポンジケーキの材料と極めて親和性の高い、油脂、
穀粉、砂糖及び卵白を使用する他、上記のような結着剤
及び乳化剤を使用することにより、スポンジケーキのベ
ーキングによって、該スポンジケーキの表面に二次元パ
ターンが転写・保持される。
【0036】また、上記スポンジケーキに対する食用イ
ンキの親和性の高さによって、ベーキング後のシート状
のスポンジケーキ表面に二次元パターンを形成すること
もでき、その場合のパターン形成手法としては上記スク
リーン印刷の他に、オフセット印刷や凹版オフセット印
刷を採用することができる。
【0037】二次元パターンを形成するためにスクリー
ン印刷を採用した場合には、製版が容易で、同一の印刷
機材で多種類の二次元パターンを形成することができ、
多品種少量生産には好適である。
【0038】また、凹版オフセット印刷を採用した場合
には、上記スクリーン印刷の利点に加えて、さらに精細
な凹刻紋様を凹版上に形成することができ、単なる幾何
学模様ではなく特有の味わいを備えた二次元パターンを
形成することができる。
【0039】このようにして製造される菓子用装飾シー
トは、任意の形状に裁断することができ、しかも二次元
パターンはスポンジケーキに良く追随するので適当に湾
曲させることもできるため、製造者の創意により様々な
デザインの洋菓子を製造することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の表面の電子写真イメー
ジである。
【図2】本発明に係る他の実施例の表面の電子写真イメ
ージである。
【図3】本発明の適用例の外観斜視図である。
【図4】本発明の適用例の外観斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A21D 13/08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱素材で構成された型枠の底面上に、
    スポンジケーキと親和性を有するベース材に着色料を添
    加した構成の食用インキをで二次元パターンを形成して
    おき、該二次元パターンの上に所定量のスポンジケーキ
    の生地を流し込んだ後、ベーキングし、上記食用インキ
    による二次元パターンをシート状のスポンジケーキに表
    出させるようにした菓子用装飾シート。
  2. 【請求項2】 上記ベース材として、油脂、穀粉、砂糖
    及び卵白の混合物を使用した請求項1に記載の菓子用装
    飾シート。
  3. 【請求項3】 上記ベース材として、炭酸カルシウム、
    アラビアガムの少なくともいずれかによる結着剤と、グ
    リセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プロ
    ピレングリコールの少なくともいずれかによる乳化剤を
    使用した請求項1に記載の菓子用装飾シート。
  4. 【請求項4】 ベーキング後のスポンジケーキ表面に所
    定の二次元パターンを形成するようにした菓子用装飾シ
    ートにおいて、 該スポンジケーキと親和性を有するベース材に着色料を
    添加してなる食用インキによる二次元パターンを形成し
    たことを特徴とする菓子用装飾シート。
  5. 【請求項5】 上記二次元パターンが、スクリーン印刷
    もしくは凹版オフセット印刷によって形成するようにし
    た請求項1又は4に記載の菓子用装飾シート。
JP6327412A 1994-12-28 1994-12-28 菓子用装飾シート Pending JPH08173045A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011160740A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Daifuku Shokuhin Kogyo:Kk 食材シートおよびその製造方法
JP2012125184A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Junko Kato スポンジケーキ、ロールケーキ及びスポンジケーキの製造方法

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JPS62146547A (ja) * 1985-12-20 1987-06-30 山崎製パン株式会社 スイスロ−ル製造方法およびその装置
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JPH04325056A (ja) * 1991-02-19 1992-11-13 Akutagawa Seika Kk 印刷模様付き多色装飾チョコレートの製造方法

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