JPH081734A - 射出成形方法および装置 - Google Patents
射出成形方法および装置Info
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Abstract
方式を採用することでランナレスの高精度な成形品を
得、且つ多数個取りの場合でも同様にキャビティ間の差
の少ない成形品を得る成形方法及び装置を提供する. 【構成】 射出成形空間に面したゲート先端領域を機械
的に開閉するバルブゲート7を具備した射出成形用金型
を用い、成形工程における保圧工程中の前記射出成形空
間内の樹脂圧力を参照してバルブゲートの閉じるタイミ
ングを設定する射出成形方法、及びこの方法を実施した
装置。
Description
に関し、特に比較的薄肉の製品の射出成形に際し、該成
形品の形状の安定化を図ることのできる射出成形方法及
び装置に関する。
各種分野において種々の方式が採用されている。そし
て、例えば射出成形において生じるランナ損を削減した
り、生産性を上げたりするために、ランナレス(ホット
ランナ)方式の成形用金型が広く採用されている。この
ホットランナ方式の金型には各種のものがあり、その中
に、ニードルピンをゲートに対して進退させ、機械的に
ゲートを開閉することのできるバルブゲート方式があ
る。
のゲート部の故障防止やゲート径を大きくできるため、
金型内への樹脂の流入をスムーズにする効果があるほ
か、機械的にゲートを閉塞するため、成形サイクルを短
縮することができる。通常、バルブゲート方式における
ゲートの開閉制御は、金型内にエアシリンダや油圧シリ
ンダを組み込み、成形工程にタイミングを合わせてこれ
らのアクチュエータを制御している。このタイミングの
合わせ方としては、一般的に型締信号でバルブを開き、
同時にタイマーをスタートさせ、タイマーが予め定めて
おいた時間経過を示した時にゲートを閉じるという方法
が採用されている。
信号でゲートを開き、保圧完了信号でゲートを閉じてい
る。また、別のバルブゲートの制御方式として、特公昭
63−49605号、特公昭53−4319号、特開昭
50−158654号等の公報に開示されているよう
に、射出成形材料(樹脂)にかかる射出圧によりゲート
を開閉する方式のバルブゲートも知られており、これら
の方式では、いずれも樹脂圧力とバランスするばね等の
付勢力によってニードルピンを駆動する方法がとられて
いる。
ゲート方式の金型は、他の方式の金型に比較し、成形の
ショット毎のバラツキが大きいという欠点があった。そ
のバラツキの原因の一つに、成形工程中のバルブの閉じ
るタイミングの変動がある。通常、バルブが閉じるタイ
ミングは、成形工程のある時点からタイマーをスタート
させ、タイマーが計測した時間経過が予め定められた時
間となった時にバルブを閉じるようにしている。この方
式は成形の各ショット(サイクル)毎に、金型の設計及
び設定通りに常に一定した成形条件が保障されるなら
ば、経時間的には正確なためバラツキは生じないはずで
あるが、現実には一定の成形条件とはならないのが通例
であり、バラツキが生じてしまう。したがって、特に、
高い成形精度が要求される成形品においては、歩留りが
非常に悪い等の問題があった。
ては、射出成形材料(樹脂)にかかる射出圧により開閉
する方式のバルブゲートであり、樹脂圧力とバランスす
るばね等の付勢力によってニードルピンを駆動するもの
である。しかし、このような付勢力を付与するバネはノ
ズルユニットに組み込まれているため、その付勢力を増
減する調節は事実上不可能であり、結局のところ同一の
付勢力を有するバネが組み込まれた、同一の樹脂圧力で
ニードルピンが閉塞作動するバルブゲートということに
なる。したがって、金型及びその周辺機器はその使用初
期とある程度使用した状態では諸条件が異なったり、特
に例えば磁気ディスクカートリッジのプラスチックチャ
ッタ等ごとく樹脂圧力調整により成形品の微妙な形状調
整(例えば樹脂圧による反り形状等の形状調整)を行う
成形や、樹脂圧力の影響が出やすい肉厚の薄い成形品の
場合には、その微調整がほとんど出来ないため、所望の
品質の成形品が得られないのが現状であった。
数個同時に成形するときには、従来のゲートの閉塞方法
では各射出成形空間(以下、単に「キャビティ」ともい
う)相互のバランス、特に成形品の反り等の形状調整に
関するキャビティ間のバランス取りができないため、キ
ャビティ間の成形品の品質にバラツキを生じ、歩留まり
が悪いという致命的欠点を有していた。
なされたものであって、プラスチックシャッタのような
薄肉製品の射出成形においても、バルブゲート方式を採
用することでランナレスの高精度な成形品を得、且つ多
数個取りの場合でも同様にキャビティ間の差の少ない成
形品を得る成形方法及び装置を提供することを目的とし
ている。
出成形空間に面したゲート先端領域を機械的に開閉する
バルブゲートを具備した射出成形用金型を用いる射出成
形方法において、成形工程における保圧工程中の前記射
出成形空間内の溶融樹脂圧力を測定し、その測定値が予
め定められた値になった時に前記バルブゲートを閉じる
ことを特徴とする射出成形方法により達成することがで
きる。本発明の上記目的は、射出成形空間に面したゲー
ト先端領域を機械的に開閉するバルブゲートを具備した
射出成形用金型を用いる射出成形方法において、成形工
程における保圧工程の開始からの時間に応じて前記バル
ブゲートを閉じるタイミングを制御することを特徴とす
る射出成形方法によっても達成することができる。本発
明の特に好ましい態様においては、成形品を複数同時成
形する多数個取りの射出成形用金型を用いて、各射出空
間への射出を同時に開始し、前記各射出空間の各バルブ
ゲートを閉じるタイミングを各バルブゲート毎に個別に
制御する方法、さらに成形工程中のゲートを閉じるタイ
ミングを各ゲート毎に個別に制御する際に、前記各射出
空間の樹脂圧力を互いに独立して検出し、該検出信号に
より前記バルブゲートを互いに独立して閉じる方法、前
記各バルブゲート毎のバルブを閉じる制御を、該各バル
ブゲートに対応したタイマーによって行う射出成形方
法、前記各バルブゲートを閉じるタイミングの範囲を、
保圧開始後、0.2秒からゲートシールに至るまでの間
とされる。プラスチックシャッタの成形の場合には保圧
時の樹脂圧力を成形機の最高射出圧力の5%〜20%の
範囲とされる。この場合射出成形に使用される樹脂がポ
リオキシメチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
プロピレンのうち少なくとも一種から選ばれた樹脂を用
いるのが好ましい。本発明はまた、射出成形空間に面し
たゲート先端領域を機械的に開閉するバルブゲートを具
備した射出成形用金型、加熱溶融された樹脂を前記射出
成形空間に射出充填する樹脂充填手段、前記射出成形空
間に充填された溶融樹脂の圧力を測定する圧力測定手段
および前記圧力測定手段からの圧力検出信号に応答して
前記バルブゲートを閉塞するバルブゲート制御手段から
なることを特徴とする射出成形装置を提供する。更にま
た、本発明は複数の射出成形空間とその各々に前記射出
成形空間に面したゲート先端領域を機械的に開閉するバ
ルブゲートを具備した射出成形用金型、加熱溶融された
樹脂を前記射出成形空間に所定の圧力をもって射出充填
する樹脂充填手段、前記樹脂充填手段による保圧開始か
らの時間をカウントするタイマー、前記タイマーでカウ
ントされた時間に応じて前記複数の射出成形空間に具備
する各バルブゲートを閉じるタイミングを互いに独立し
て制御するゲート制御手段からなることを特徴とする射
出成形装置を提供する。
バルブゲートを用いる場合の一般的な射出成形装置の射
出成形プロセスは、順に(1)型締め工程、(2)ゲー
トを開く工程、(3)射出成形空間へ溶融樹脂を射出充
填する工程、(4)保圧工程、(5)ゲートを閉じる工
程、(6)射出成形空間内の溶融樹脂を冷却する工程
(なお、射出成形空間内の溶融樹脂の冷却は実際には
(3)の射出充填工程から始まっているので、この工程
(6)での冷却工程は(5)のゲートを閉じる工程の後
の冷却工程を意味するものとする。)、(7)型開き工
程、および(8)射出成形空間内の樹脂成形品の取り出
し工程、を1ショット(または1サイクル)とするもの
であり、この1ショットを何回も繰り返すことにより、
所望の数の射出成形品を得ることができる。
示す図である。なお、本実施態様はフロッピィーディス
ク部品であるプラスチックシャッタ(以下、シャッタと
略称)を例として、その射出成形に関して説明する。図
1は射出成形プロセスにおける保圧工程での保圧力及び
保圧時間と成形品であるシャッタの反りの関係を示した
グラフであり、図2は成形品として取り出されたシャッ
タの反りを説明する斜視図である。図3は本実施態様の
成形装置の概要図である。
説明する。金型1は固定側金型1Bと可動側金型1Aと
センターコア1bおよび該コア1bの両側に位置する一
対のスライドコア1aによりキャビティ3が形成されて
いる。金型1は可動金型1Aが移動(矢印Xにおける左
方向へ移動)することにより、固定側金型1Bとパーテ
ィングライン1c(太線)から別れるように構成されて
いる。このときスライドコア1aはそれぞれ上下方向に
開き、また突き出しピン8がセンターコア1bから突出
して、成形されたシャッタ20(図2を参照)を金型か
ら適宜突き出すように構成されている。
おり、射出シリンダ2において加熱溶融された樹脂がバ
ルブゲートのノズルユニット13を通してキャビティー
3内へ射出充填された状態が示されている。このとき、
ノズルユニット13内で樹脂が固化しない様に、ノズル
ユニット全体がヒーター4で加熱されている。このよう
な図3に示した状態に至るプロセスの一例を示せば、以
下の通りである。先ず、可動側金型1Aを矢印Xの右方
向に移動して型締めする。この型締めが完了すると、ノ
ズルユニット13のニードルピン6を後退させてゲート
7を開き、直ちに射出シリンダー2を前進させて溶融樹
脂をキャビティー3内へ射出充填する。
されたのち、射出シリンダー2の充填圧力を所定の値を
もって所定の時間に亘り維持する保圧工程が施される。
この保圧工程において、キャビティー内の溶融樹脂の圧
力が測定される。この圧力の測定は、図3に示す様に突
き出しピン8のキャビティー側とは反対側の端部に設置
した圧力検知器9により測定するのがキャビティー内の
溶融樹脂の正確な圧力値を示すので最も好ましいが、ノ
ズルユニット13の近傍または射出シリンダー2からノ
ズルユニット13へ至るホットランナーにおける所望の
場所での溶融樹脂の圧力を測定し、この値をキャビティ
ー内の溶融樹脂の圧力値としてもよい。本発明における
「射出成形空間内の溶融樹脂圧力」とは、このような後
者の圧力をも包含するものである。
められた値になった時、ノズルユニット13のニードル
ピンを前進させてゲートが閉じられる。より具体的に
は、圧力検知器9としてのロードセルによりキャビティ
ー内の溶融樹脂の圧力を電気信号として検出し、この電
気信号をアンプ10で増幅してから、ゲート開閉制御装
置11内の比較回路11bに入力する。この比較回路1
1bでは、入力された電気信号と予め設定された圧力値
に相当する電気信号とが比較され、両者の値が等しくな
るとゲート開閉指示装置11aへ信号を出力し、この信
号を受けたゲート開閉指示装置11aは電磁弁12を作
動させて、エアー源14からのエアー供給と排気とを切
り換えてエアシリンダー5を作動させ、もってニードル
ピン6を前進させてゲート7が閉じられる。なお、この
ゲートを閉じる時期はゲート7での溶融樹脂が固化する
よりも早くされるのは言うまでもない。この様にしてゲ
ート7を閉じた後、前述の冷却工程(6)および型開き
工程(7)を経て、突き出しピン8を突き出し、成形品
が取り出される。
うなシャッタ20が成形される。前記シャッタ20は天
面部21と該天面部21に対してほぼ直角に同方向へ張
り出した表裏面部22、23とからなる断面略コ字状
で、窓部24を具備した構成である。そして、前記シャ
ッタ20の肉厚Tはほぼ0.35mmであり、前記天面
部21の幅W1は3.60mm、前記表裏面部間の間隔
W2は前記天面部の幅に対して0mmを目標にし、反り
寸法tはプラス0.35mm〜マイナス0.20mmの
範囲、さらに望ましくはプラス0.20mm〜マイナス
0.10mmの範囲の構成である。前記間隔W2の設定
は前記天面部21と前記表裏面部22、23との角度θ
により決定されるが、この角度θも射出成形時の保圧工
程の制御により調節することができる。
ティー内の溶融樹脂の圧力値を具体的に設定する方法
は、例えば次のようである。先ず、ゲート7を閉塞する
圧力値を適当な値に設定して射出成形を行い、得られた
シャッタの反りを測定する。この手順を、上記圧力値を
変えて繰り返し、反りと圧力値との関係のグラフを得
る。このグラフに基づいて、所望の反りの範囲内となる
様に、ゲート7を閉塞する圧力値を決定し、比較回路に
入力する。前述のごとく、キャビティー内の溶融樹脂の
圧力は金型内の樹脂の状態を直接反映するが、上記のよ
うに、その樹脂の圧力をキャビティ内にて直接検出して
前記ゲート7を閉じるタイミングを制御することによ
り、成形装置の射出バラツキ等に影響されずに均一な成
形品を得ることができる。さらにまた、射出成形を何シ
ョットも繰り返すことにより金型が劣化し、成形精度に
狂いが発生してきても、その兆候が現われて来たときに
上記と同様の手段で調整することが可能である。
樹脂の圧力をモニターし、その値に基づいてゲートを閉
塞する時期を制御する方法を採用すると、多数個取りの
射出成形用金型を用いて射出成形を行う場合、極めて有
利である。例えば、1つの射出シリンダーに対して8個
のキャビティーを有する金型を使用して射出成形を行う
場合、各キャビティーに前述のノズルユニットを1個ず
つ設置し、また各キャビティー毎にその中の溶融樹脂の
圧力をモニターするセンサーを一つずつ設置しておけ
ば、個々のキャビティー毎に最適の成形品が得られる圧
力値をそれぞれ独立に決定、制御することができ、この
決定値に基づいて、各々のキャビティーに設置されたゲ
ートの閉塞時期をコントロールすることができる。従っ
て、8個のキャビティーの製作精度が互いに微妙に異な
っていても、各々のキャビティーに合った射出成形条件
が設定でき、8個のキャビティーの全てから互いに品質
の等しい射出成形品を得ることができる。従来、このよ
うな場合には8個のキャビティーを感に頼って少しずつ
修正加工して、同一品質の射出成形品が得られるまで、
この修正加工を繰り返し、あるいは最初から金型を全面
的に作りなおすことが避けられなかったが、本発明によ
れば、このような金型の修正加工、作り直しは省略する
ことができるか、又は少なくとも簡略化することができ
る。
力をモニターし、その値によってゲートを閉塞する時期
を決定するものであるが、保圧開始からの時間に応じて
バルブゲートを閉じるタイミングを制御する方法によっ
ても、本発明の目的が達成される。ここで、本発明にお
ける「保圧開始」とは射出シリンダーによりキャビティ
ーへ溶融樹脂を射出、充填する際の成形機の射出制御
が、射出シリンダー内のスクリューの位置および速度に
基づく制御から射出シリンダー内の溶融樹脂の圧力およ
び時間経過に基づく制御に切り替わる時点を意味する。
一般に、保圧工程において加えられる射出シリンダーに
よる溶融樹脂圧力(保圧力)は成形品の形状に依存して
多少の変動はあるが、おおよそ成形機の最高射出力の5
%〜20%の範囲から選択される。このような保圧力の
範囲において、シャッタの反りの量と保圧時間との関係
の一例を示したのが図1のグラフである。図1から、保
圧力が決定されれば、保圧時間によって反りの量が定ま
ることが分かる。図1のグラフは、ある特定のキャビテ
ィーに関するグラフであり、キャビティーが変わってし
まえば、反りの量と保圧時間との関係の絶対値は変わる
が、グラフの曲線そのものは同じ傾向となる。上記の事
実は、製作された金型のキャビティーの1つ1つに対し
て、図1のグラフを作成すれば、保圧時間によってシャ
ッタの反りの量をコントロールできることを意味してい
る。従って、保圧開始からの時間に応じてバルブゲート
を閉じるタイミングを制御すれは、常に一定の反りの量
を有するシャッタが得られる。
用いて射出成形を行う場合、保圧力を一定にしても、各
キャビティーでの溶融樹脂圧力は互いに相違することが
避けられない。これは射出シリンダーでの圧力が各キャ
ビティーへ到達するまでに圧力損失を受けるという事実
と各キャビティーの製作寸法が厳格に同一にすることが
できないという事実とに基づくものである。従って、多
数個取りの射出成形用金型を用いて射出成形を行う場合
に、保圧力(即ち、射出シリンダーによる溶融樹脂に対
する圧力)に基づいて、各キャビティーのゲートを閉じ
る時期を全て一定に定めても、キャビティー毎に反りの
量の異なるシャッタしか得られない。しかし、保圧力が
定まれば各キャビティー内の溶融樹脂圧力は常に一義的
に定まる(但し、各キャビティー間の溶融樹脂圧力の値
は、互いに異なる。)ので、この各キャビティー内の溶
融樹脂圧力に応じて、保圧開始からの時間を各々独立に
設定すれば、全てのキャビティーから同じ反りの量を有
するシャッタが得られる。図4は、上記の様な保圧開始
からの時間に応じてバルブゲートを閉じるタイミングを
制御する方法による、多数個取りの射出成形用金型を用
いた射出成形装置の概略図であり、図3と同じ番号のも
のは、図3と同じものを示す。
2の動作を制御し、前記金型1内の前記各エアシリンダ
5を駆動してそれぞれの前記ゲート7の開閉タイミング
の制御を行う。前記ゲート開閉制御装置41には、前記
エアシリンダ5が前記ニードルピン6をゲート開方向に
駆動するタイミングを制御する1個のゲート開制御タイ
マー41aと、前記エアシリンダ5が前記ニードルピン
6をゲート閉方向に駆動するタイミングを制御する個々
のエアシリンダに対応した8個のゲート閉制御タイマー
41bが装備されている。
装置の型締完了信号30によってスタートするよう設定
されている。前記ゲート開制御タイマー41aの出力は
8個の前記電磁弁12に同時に出力され、8個の前記ゲ
ート7が同時に開く。8個の前記ゲート閉制御タイマー
41bは成形機の射出/保圧切換え信号(即ち、保圧開
始信号)40によって同時にスタートし、成形装置の保
圧工程中にタイミング信号を出力するよう設定する。個
々の前記ゲート閉制御タイマー41bの出力は対応する
前記各電磁弁12に出力されて、これに対応する前記ゲ
ート7が閉じる。
は、成形の際の樹脂の圧力と射出後の圧力をかけた時間
が成形品の反りに密接に関係することをふまえて、この
保圧時間を各キャビティー毎に設定し、これによって、
各キャビティー毎の前記ゲート7を閉じるタイミングを
各々独立に定めることにより、前記キャビティ3の特有
の成形品の反りを一定にすることができる。なお、上記
の例においては8個のゲート閉塞制御タイマーを使用し
ているが、1個のタイマーを使い、このタイマーが示す
時間経過に基づいて、各ゲートを閉塞するタイミングを
個々独立に制御することも可能である。
示す装置を用いて実施した一例について述べる。ここで
は、具体的に成形して前記シャッタ20の反りを設定す
るために、各8個の前記キャビティ3のバランスの取り
方を以下の手順で行った。使用した樹脂はポリオキシメ
チレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレン
の三種類にて行った。 (1)試し成形したシャッタの反りを測定する。 (2)測定した反りデータを図1のグラフを用いて、各
キャビティの適正なゲート閉じタイミングを読み取る。
図1は保圧力及び保圧時間とシャッタの反り(寸法t)
との関係を示したグラフである。 (3)読み取った各キャビティ3のゲート閉じタイミン
グをゲート閉制御タイマー11bに設定し、確認成形を
行う。
7を閉じるタイミングは各ゲート毎に個別に制御される
が、各ゲートを閉じるタイミングの範囲として本実験で
はキャビティへの樹脂充填完了からゲートシールまでの
間とする。実際、シャッタ成形の際のゲートシールは充
填完了から約0.7秒後であり、この時間が保圧時間の
調節範囲の上限時間となり、図1における縦線C2であ
る。そして、シャッタとして実用的であるか否かの判断
基準から、反り量の上限はプラス0.35mmで図1に
おいて横線B2であり、反り量の下限はマイナス0.2
mmで図1における横線B1である。更に、保圧の最短
時間に関しては、保圧力として最大値で成形機の最高射
出圧力の20%のときの曲線と前記横線B1との交差し
た位置の縦線C1で時間0.2秒とした。この4線にて
囲まれた範囲(線の内側を斜線にて示す)が制御範囲で
ある。
型において、保圧力が成形機の最高射出圧力の13%の
条件で、前記各ゲート7の閉じタイミングを0.5se
cにしたときの反り量を示す。図を見ると、キャビティ
N0.3以外はプラス寄りの反り傾向を示した。図6に
は、本発明の方法により前記各ゲート7の閉じ時間を調
整(反りを零にするような調整)をしたときの結果であ
る。この結果、最小時間が0.32秒から最大時間0.
60秒の間の調整であった。図6からわかるように、本
発明の方法によれば、各キャビティごとのバラ付きを容
易に調節することができる。
ときに、前記各ゲート7毎のバルブを閉じる制御を、該
各ゲート7に対応したタイマーによって行う場合、或は
前記圧力検知器9の信号に基づいて行う場合のいずれに
おいても、前記各ゲート7を閉じるタイミングの範囲
は、保圧開始後0.2秒からゲートシール(ゲートが開
状態であってもゲート部分の樹脂が冷却により固化し
て、該ゲート部分における実質的な樹脂の出入りが出来
なくなる状態をいうもので、約0.7秒程度であった)
に至るまでの間である。又、成形機の最高射出圧力が約
3000kgf/cm2 程度のときに、保圧時の樹脂圧
力を射出時の樹脂圧力の5%〜20%(約140kgf/c
m2 〜600kgf/cm2 )の範囲とすることにより安定
した成形が可能である。
な曲線になるようにする場合と、時間の経過に伴って段
階的に変化させる制御方法とがあり、ここで云う保圧力
の大きさは最終的なものであって前記ゲート7を閉じる
時点のものである。又、保圧時間と反り量の関係は、シ
ャッタの厚みが薄くなるほど保圧時間に対して反りの変
化率が大きくなり、保圧力の大きさが大きくなるほど保
圧時間に対して反りの変化率が大きくなるものである。
又、ここで使用した樹脂はポリオキシメチレン、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリプロピレンの単独のものや
適宜混合したものでである。そして、これらの樹脂のメ
ルトフローインデックス(MI)〔ASTMD1238
(ISO1133)規格〕の範囲は40〜65が望まし
い。
形方法、前記射出成形空間より取り出される製品形状が
天面部と、該天面部に対してほぼ直角に同方向へ張り出
した表裏面部とからなる断面略コ字状であり、該製品形
状における前記表裏面部の先端間の間隔を、前記天面部
の幅に対してプラス0.35mm〜マイナス0.20m
mの範囲とするように制御する。前記キャビティ3の形
状は図2に示すシャッタのごとき形状としてその肉厚T
(0.3〜0.4mm)とし、前記ゲート7からキャビ
ティ内の最終充填位置までの距離Lを最大で68mmま
で変化させたとき、このときのL/Tの値は170以下
の範囲において上記とほぼ同様な結果が得られた。な
お、図3に示す前記成形装置において、ニードルピンの
駆動手段はエアシリンダ、油圧シリンダ、カム機構ある
いはその他の機械的手段が使用できる。また、上記実施
態様においては、樹脂圧力を検出する部材の一部に突き
出しピンを利用したが、本発明においてはこれに限ら
ず、他の圧力検出用に手段を適宜配置する構成であって
もよい。
における保圧工程中のキャビティー内の溶融樹脂圧力を
測定して、その測定値が予め定められた値になった時、
又は保圧工程の開始からの時間に応じて、バルブゲート
を閉じるものである。そして、本発明によれば、バルブ
ゲートを閉じる為のキャビティー内の溶融樹脂圧力の設
定値、または保圧工程の開始からの時間の設定を変える
ことにより、成形品の形状、例えば薄肉の成形品の反り
の量、を微妙に調整することができ、金型製造時のバラ
ツキや金型の使用時間による変化があっても、常に一定
の形状の成型品を得ることができる。また、成型品多数
個取りの金型にあっては、金型の製作精度の影響あるい
はその他の理由でキャビティー間に誤差があっても、各
キャビティーから得られる成型品が所望の形状となるよ
うに前記の樹脂圧力の設定値または保圧工程の開始から
の時間の設定を各キャビティー毎に独立に設定すること
により、キャビティー間差のない同一品質の成型品を製
造することができる。
と成形品の反りとの関係を示すグラフである。
る。
る。
の成形品の反り量を示すグラフである。
ャビティーの成形品の反り量を示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 射出成形空間に面したゲート先端領域を
機械的に開閉するバルブゲートを具備した射出成形用金
型を用いる射出成形方法において、成形工程における保
圧工程中の前記射出成形空間内の溶融樹脂圧力を測定
し、その測定値が予め定められた値になった時に前記バ
ルブゲートを閉じることを特徴とする射出成形方法。 - 【請求項2】 射出成形空間に面したゲート先端領域を
機械的に開閉するバルブゲートを具備した射出成形用金
型を用いる射出成形方法において、成形工程における保
圧工程の開始からの時間に応じて前記バルブゲートを閉
じるタイミングを制御することを特徴とする射出成形方
法。 - 【請求項3】 前記射出成形用金型が複数の射出成形空
間を有しており、前記複数の射出成形空間の各々に具備
する前記バルブゲートを閉じるタイミングを互いに独立
して制御することを特徴とする請求項2記載の射出成形
方法。 - 【請求項4】 射出成形空間に面したゲート先端領域を
機械的に開閉するバルブゲートを具備した射出成形用金
型、加熱溶融された樹脂を前記射出成形空間に射出充填
する樹脂充填手段、前記射出成形空間に充填された溶融
樹脂の圧力を測定する圧力測定手段および前記圧力測定
手段からの圧力検出信号に応答して前記バルブゲートを
閉塞するバルブゲート制御手段からなることを特徴とす
る射出成形装置。 - 【請求項5】 複数の射出成形空間とその各々に前記射
出成形空間に面したゲート先端領域を機械的に開閉する
バルブゲートを具備した射出成形用金型、加熱溶融され
た樹脂を前記射出成形空間に所定の圧力をもって射出充
填する樹脂充填手段、前記樹脂充填手段による保圧開始
からの時間をカウントするタイマー、前記タイマーでカ
ウントされた時間に応じて前記複数の射出成形空間に具
備する各バルブゲートを閉じるタイミングを互いに独立
して制御するゲート制御手段からなることを特徴とする
射出成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11659695A JP4121163B2 (ja) | 1994-04-20 | 1995-04-19 | 射出成形方法および装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10439894 | 1994-04-20 | ||
| JP6-104398 | 1994-04-20 | ||
| JP11659695A JP4121163B2 (ja) | 1994-04-20 | 1995-04-19 | 射出成形方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH081734A true JPH081734A (ja) | 1996-01-09 |
| JP4121163B2 JP4121163B2 (ja) | 2008-07-23 |
Family
ID=26444889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11659695A Expired - Lifetime JP4121163B2 (ja) | 1994-04-20 | 1995-04-19 | 射出成形方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4121163B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007210164A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 射出成形方法及び射出成形機 |
| JP2015520050A (ja) * | 2011-05-20 | 2015-07-16 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 高生産性射出成形機を作動する方法 |
| JP2019055586A (ja) * | 2017-09-20 | 2019-04-11 | イングラス エス. ピー. エー. | 射出成形されたプラスチック材料でできている中空品を製造するための方法及び装置 |
| CN112805133A (zh) * | 2018-10-05 | 2021-05-14 | 基斯特勒控股公司 | 用于控制注射模制系统的方法 |
-
1995
- 1995-04-19 JP JP11659695A patent/JP4121163B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007210164A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 射出成形方法及び射出成形機 |
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| JP2019055586A (ja) * | 2017-09-20 | 2019-04-11 | イングラス エス. ピー. エー. | 射出成形されたプラスチック材料でできている中空品を製造するための方法及び装置 |
| CN112805133A (zh) * | 2018-10-05 | 2021-05-14 | 基斯特勒控股公司 | 用于控制注射模制系统的方法 |
| CN112805133B (zh) * | 2018-10-05 | 2022-11-22 | 基斯特勒控股公司 | 用于控制注射模制系统的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4121163B2 (ja) | 2008-07-23 |
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