JPH08175968A - 洗い流し型スキンコンディショナー組成物 - Google Patents

洗い流し型スキンコンディショナー組成物

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JPH08175968A
JPH08175968A JP7263938A JP26393895A JPH08175968A JP H08175968 A JPH08175968 A JP H08175968A JP 7263938 A JP7263938 A JP 7263938A JP 26393895 A JP26393895 A JP 26393895A JP H08175968 A JPH08175968 A JP H08175968A
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skin
surfactant
fatty acid
weight
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JP7263938A
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Sutaachi Maiku
スターチ マイク
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (a)炭化水素油 49〜98重量%、 (b)スチレン、エチレンプロピレン、エチレンブタジエン及び天然又は合成ゴ ムモノマーから選択されるモノマー単位から構成される二元ブロックコポリマー 又は三元ブロックコポリマー 0.5〜5重量%、及び (c)成分(a)及び(b)の混合物に可溶であり、かつ組成物を体から洗い流 したときに適用した組成物の一定量が皮膚に残留するように、組成物を水に分散 させるのに有効な界面活性剤 1.5〜6重量% を含有する洗い流し型スキンコンディショナー組成物。 【効果】 水で容易に洗い流すことができ、洗い流した
後には皮膚にコンディショニング効果を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適用した後に洗い
流して使用するスキンコンディショナー組成物に関す
る。より詳細には、シャワーの際に使用され、人の濡れ
た皮膚(すなわち水が付着した皮膚)に適用した後、洗
い流して皮膚の表面に感覚的に受け入れられるスキンコ
ンディショニング成分を残留させるのに好適なスキンコ
ンディショナー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】風呂の湯に添加して使用し、入浴中に肌
を柔らかくしたりその他のコンディショニング効果を与
えるための種々のスキンコンディショナー組成物が知ら
れている。典型的なスキンコンディショニング剤は鉱油
類であり、入浴剤組成物にあっては水に分散させるた
め、比較的低粘度のものが用いられる。またポリマー
は、皮膚柔軟化組成物中に鉱油類を結合させるための公
知の物質である。
【0003】スキンコンディショニング用に特に調製さ
れた他の化粧料組成物としては、選択的に水素化された
スチレン/ブタジエンコポリマーを含有する化粧料組成
物に関する米国特許第5152991号に記載されたも
のが挙げられる。このコポリマーは、組成物が肌から除
去されるのを防ぐように又は少なくとも化粧料成分が容
易に洗い流されるのを防ぐように設計されている。上記
のコポリマーはランダムコポリマーであり、組成物は少
なくとも40重量%の水を含有する。
【0004】米国特許第5143723号は、口紅やネ
イルカラー等の着色化粧料組成物又はメイクアップ化粧
料に関するものである。この特許に記載されている組成
物は、スチレンブロックポリマー又はブテン/エチレン
コポリマーを含有する樹脂に溶媒和した染料を含有させ
ることによって特定の光沢の色を呈するように調製され
ている。
【0005】ヨーロッパ特許出願第497144号に
は、ポリマーマトリックスではなくポリマー粒子を使用
する別の化粧料組成物が記載されている。これは粒状の
スチレン/エチレン/プロピレンコポリマー成分並びに
従来のエモリエント剤及び着色剤、紫外線吸収剤等の成
分を使用するものである。
【0006】DesLauriersらの米国特許第522153
4号には、別のタイプの化粧料組成物が記載されてい
る。この米国特許の記載全体を本明細書の一部を構成す
るものとしてここに援用する。この特許は熱可塑性合成
樹脂をベースとする二元ブロックコポリマー及び三元ブ
ロックコポリマーの混合物を用いてゲル化した鉱油を使
用する組成物に関するものである。一般に、この組成物
には80〜99重量%の鉱油及び1〜20重量%のコポ
リマーが含有されており、このコポリマーにはスチレン
性モノマー及びゴム(ブタジエン)モノマーをモノマー
構成単位とする二元ブロックコポリマー又は三元ブロッ
クコポリマーの何れか一種が含有されている。そして、
上記の油をゲル化して実質的に異なった粘度を付与する
ために、スチレン/エチレンプロピレンのような二元ブ
ロックコポリマーや、スチレン/ブタジエン/スチレン
及びスチレン/イソプレン/スチレン等の三元ブロック
コポリマーが使用される。このゲルは種々の外用組成物
の基剤として調製されている。この組成物は界面活性剤
を必要としない。
【0007】上記の先行技術及び現在入手できる化粧料
の何れも、シャワーで使用するために好適な組成物を提
供していない。シャワーで使用するための組成物には特
に粘度が要求されるが、この粘度はコンディショニング
剤を人の濡れた皮膚に容易に適用しうる程度の粘度であ
って、コンディショニング剤の残渣が皮膚に残留するこ
とによって肌の柔軟効果を得ることができるとともに、
肌にコンディショニング効果を与えるために必要な量以
上のコンディショニング剤は容易に洗い流すことができ
る程度であることが必要である。一般に、組成物の25
重量%以下の油分残渣であれば感覚的に許容することが
できる。更に、ゲル化した物質自体は望ましくない感触
を与え、シャワーで適用するには感覚的に好ましくな
い。従って、ローション組成物が好ましく、化粧料産業
において、ひき続き研究がなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、シャワーを浴びることなどによって水で容易に洗い
流され、洗い流した後は肌の表面にスキンコンディショ
ニング物質の残渣を過剰に付着させることなく残留さ
せ、かつ感覚的に受容できるビヒクルに保持され、シャ
ワー又は湿度がほぼ100%であるような条件下で使用
するのに好適な洗い流し型スキンコンディショナー組成
物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、炭化水素油、特定の
ブロックコポリマー及び界面活性剤を組合わせて用いれ
ば、前記課題を解決し、シャワー等で洗い流して使用す
るのに好適なスキンコンディショナー組成物が得られる
ことを見出し、本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明は、 (a)炭化水素油 49〜98重量%、 (b)スチレン、エチレンプロピレン、エチレンブタジエン及び天然又は合成ゴ ムモノマーから選択されるモノマー単位から構成される二元ブロックコポリマー 又は三元ブロックコポリマー 0.5〜5重量%、及び (c)成分(a)及び(b)の混合物に可溶であり、かつ組成物を体から洗い流 したときに適用した組成物の一定量が皮膚に残留するように、組成物を水に分散 させるのに有効な界面活性剤 1.5〜6重量% を含有する洗い流し型スキンコンディショナー組成物を
提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(a)の
炭化水素油は、特にスキンコンデショニング剤として用
いられるものであり、本発明組成物における基本的な柔
軟化剤及びビヒクルである。これは天然のものでも合成
のものでもよい。かかる炭化水素油としては、例えば一
般的に鉱油といわれる炭素数約10〜40の直鎖炭化水
素が挙げられる。また、所望の粘度を得るために、他の
成分を調整することにより、炭素数約10〜200の分
岐炭化水素を使用することもできる。このような分岐炭
化水素としては、例えばポリデセン類、ポリイソブテン
類、水素化ポリイソブテン類、スクアラン、スクアレン
が挙げられる。成分(a)としては、特に天然鉱油、更
に流動パラフィンが好ましい。これらの炭化水素油は1
種又は2種以上を組合わせて用いることができる。
【0012】成分(a)の炭化水素油はスキンコンディ
ショニング剤であり、従って洗い流した後、油分残渣が
残留してスキンコンディショニング効果をもたらすよう
に十分な量を配合する必要があり、全組成物中に49〜
98重量%配合される。
【0013】従来の浴用オイル及びスキンコンディショ
ニングボディーローションには多量の鉱油が使用されて
いる。これらの組成物は低い粘度を有する傾向があるた
め、シャワー時または濡れた皮膚に適用すると、油分は
適用したとたんに体を流れ去ってしまい、どのようなス
キンコンディショニング効果も得られない。しかしなが
ら、外用に適した組成物において、このような炭化水素
油の粘度を増加させることは極めて困難である。鉱油の
ような非極性油系を増粘するために利用できる技術は比
較的少ない。特定の増粘剤を使用することができるけれ
ども、これらは高価であり取り扱いが困難である。これ
らは主にペースト又はゲルの製造において有用である
が、注いで使用するローションの調製に用いることは容
易ではない。
【0014】米国特許第5221534号は鉱油ゲルに
関し、この鉱油ゲルは本発明で使用するのに適した鉱油
等の鉱油が、スチレン性モノマー並びにブタジエン及び
イソプレンのようなゴムモノマーを含有する二元ブロッ
クコポリマー及び/又は三元ブロックコポリマーを添加
することによってゲル化されたものである。米国特許第
5221534号で使用されるポリマーの量は、重量基
準での油の単位当たり、本発明で使用されるものよりも
多いが、要求される粘度が異なるため、本発明において
も同様のコポリマーを使用することができる。
【0015】本発明で用いる成分(b)のコポリマー
は、油分の粘度を増加させるためのものであり、スチレ
ン、エチレンプロピレン又はエチレンブチレンのビニル
モノマー及びブタジエン、イソプレン等の天然又は合成
ゴムモノマーから選択されるモノマー単位から構成され
る二元ブロックコポリーマ又は三元ブロックコポリマー
である。特にスチレンモノマー及びブタジエン又はイソ
プレンのゴムモノマーから選択されるモノマー単位から
構成される二元ブロックコポリマー、三元ブロックコポ
リマーが好ましい。適切な二元ブロックコポリマー及び
三元ブロックコポリマーとしては、シェルケミカル社か
らKRATONポリマーとして市販されているものが挙げられ
る。特に好ましいポリマー系列としては、KRATON D及
びKRATON Gポリマーが挙げられ、これらはスチレン/
ブタジエン/スチレンコポリマー及びスチレン/エチレ
ンブチレン/スチレンコポリマーである。スチレン/ブ
タジエンコポリマー及びスチレン/エチレンプロピレン
コポリマーのような類似の二元ブロックコポリマーも同
様に使用することができる。
【0016】このタイプの二元ブロックコポリマー又は
三元ブロックコポリマーのいずれをも1種又は2種以上
組合わせて使用することができるが、特に二元ブロック
コポリマーと三元ブロックコポリマーとの2:1〜1:
3の重量比の混合物が好ましい。
【0017】本発明においては、このコポリマーと鉱油
とを組み合わせることによって、洗い流さない環境で炭
化水素油組成物を使用する場合と比較し、明らかに改善
されたスキンコンディショニング効果が得られるという
予想外の結果が得られた。よって、ポリマーを添加する
ことにより、組成物を流れ去らせることなしにシャワー
で適用することができるように粘度性能が改良されるの
みならず、洗った後のスキンコンディショニング効果が
改善される。全組成物中に、コポリマーは0.5〜5重
量%配合される。
【0018】本発明においては、成分(b)のコポリマ
ーを含む鉱油ゲルを使用することもできる。すなわち、
米国特許第5221534号に記載のタイプの鉱油ゲル
を使用し、これに追加の炭化水素油を添加することによ
って組成物を製造することもできる。その際に用いるの
に適した市販のゲルは、ペンゾイルプロダクツ社の一部
門であるペンレコから入手できるGEAHLENEゲルである。
代表的な市販のゲルはGEAHLENE 500である。
【0019】技術的には正確ではあるが、「油」によっ
て希釈された「ゲル」という表現は化学的には不正確で
ある。本発明では粘度を増加させるために、米国特許第
5221534号に開示されているのと同じ理由でGEAH
LENEゲル組成物で使用されている二元ブロック/三元ブ
ロックコポリマーを使用することができるが、本発明組
成物は正確にはゲルとしては規定されない。この特許に
記載されているゲルは現実には、シャワー時に適用する
ための洗い流し用製品としては、官能面から受け入れら
れないであろう。
【0020】本発明で用いられる成分(c)の界面活性
剤は、成分(a)の炭化水素油及び成分(b)のコポリ
マーの混合物に可溶であると同時に、これらを組合わせ
た組成物を水中に分散させるのに有効、すなわち有効な
洗い流しができることが要求される。同時に、製品の1
00%が有効に洗い流されると、コンディショニング効
果は殆ど又は全く得られなくなってしまう。従って、洗
い流した後で、適用した組成物の一定量が皮膚に付着し
て残るように界面活性剤が選択される。あるモデル実験
ではその残存量は組成物の約3〜25重量%、特に6〜
15重量%が好ましかった。この実験では実質的に、適
用した組成物が25重量%を超えて残留した場合はユー
ザーにとって感覚的に好ましくなく、3重量%未満の量
しか残留しない場合は十分なコンデショニング効果が得
られなかった。
【0021】本発明で用いるのに好適な界面活性剤は、
界面活性剤を組成物に添加し、それを等量以上の水と混
合して振盪する簡単な試験により、選択することができ
る。適切な界面活性剤が選択されると、白色の乳状エマ
ルジョンが生成する。
【0022】好適な界面活性剤としてはノニオン界面活
性剤及びアニオン界面活性剤が挙げられる。ノニオン界
面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル又はポリオキシエチレンアルケニルエーテルが好まし
く、特にCTFA International Cosmetic Ingredient
Dictionary(Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Assoc
iation)記載の名称(CTFA名)でLaureth-3、Laure
th-4、Oleth-3、Isosteareth-2、Trideceth-3、C9-11 P
areth-3、C9-11 Pareth-6、C11-15 Pareth-3、C11-15Pa
reth-5界面活性剤等が特に好ましい。アニオン界面活性
剤としては、スルホコハク酸ジアルキルエステル又はそ
の塩が好ましく、特に好ましい例としてスルホコハク酸
ジオクチル(直鎖又は分岐鎖)ナトリウム、スルホコハ
ク酸ジヘキシルナトリウム、スルホコハク酸ジトリデシ
ルナトリウム、酢酸プロピレングリコールイソセテト−
3(isoceteth-3)が挙げられる。これらの界面活性剤
は1種又は2種以上を組合わせて用いることができる。
【0023】本発明の組成物は界面活性剤の配合量に敏
感である。界面活性剤が少なすぎると、洗った後に組成
物が過剰に皮膚に残るか又は洗い流しが非常に困難にな
る。同様に、適当な量より多く界面活性剤が配合される
と、組成物は体から完全に洗い流されてしまい、スキン
コンディショニング効果は殆ど又は全く得られない。従
って、成分(c)の界面活性剤の配合量は、選択した界
面活性剤により異なるが、全組成物中に1.5〜6重量
%、好ましくは2〜4重量%である。
【0024】本発明の洗い流しスキンコンディショナー
組成物には、更に成分(d)として、脂肪酸エステル、
分岐脂肪酸、分岐脂肪アルコール、及び式
【0025】
【化2】
【0026】(式中、R1 及びR2 は低級アルキル基を
示す)で表わされる構成単位を有するシリコーンポリマ
ーからなる群より選ばれるエモリエント剤を配合するの
が好ましい。
【0027】これらのエモリエント剤は、スキンコンデ
ィショニング効果のために必要なものではないので、こ
の成分は任意であり、全組成物中に0〜40重量%配合
するのが好ましい。エモリエント剤はまた、皮膚への付
着物の感触又は官能性を変えるために使用することがで
きる。エモリエント剤は室温で液体であるか又は炭化水
素油及びコポリマーの混合物に添加したときに液体であ
るのが好ましい。室温で液体のエモリエント剤を用いる
と、組成物の調製が容易になるので好ましい。
【0028】このような条件に適合したエモリエント剤
は広範囲にわたって種々のものがある。従って、感覚的
に受け入れられる限度内にとどめるために、適切なエス
テルを適当な重量で選択することができる。
【0029】エモリエント剤のうち、好ましい脂肪酸エ
ステルとしては、一般式R3−O−CO−R4 (R3
びR4 は動物若しくは植物脂若しくは油又は石油から誘
導される炭化水素鎖を示す)で表される一価アルコール
の脂肪酸エステルが挙げられる。具体的な例としては、
パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸オク
チル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸オレイル、
ネオペンタン酸イソヘキシル、ネオペンタン酸ミリスチ
ル、プロピオン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、オク
タン酸ステアリル、パルミチン酸オクチル、オレイン酸
イソデシル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、オクタ
ン酸セチル、イソステアリン酸イソステアリル等が挙げ
られ、ここで、オクチル及びオクタン酸単位は直鎖、又
は2−エチルヘキシルのような分岐鎖であってもよい。
【0030】また、一般式R3−O−(CH2CH2O)x
−CO−R4 (R3 及びR4 は前記と同じ意味を示し、
xは1〜30を示す)で表わされる(ポリ)オキシエチ
レン化一価アルコールの脂肪酸エステルを使用すること
もできる。具体的な例としては、ラウリン酸ミレト−3
(myreth-3)、オクタン酸ラウレト−2(laureth-2)(直
鎖又は分岐鎖)、ミリスチン酸ミレト−3、パルミチン
酸ミレト−3が挙げられる。
【0031】単純なエステルの代わりに、上記のような
一価アルコールのジエステル及びトリエステル、すなわ
ち脂肪アルコールとポリカルボン酸とのエステルを使用
することができる。具体的な例としては、アジピン酸ジ
イソプロピル、フマル酸ジイソステアリル、トリリノー
ル酸トリイソステアリル、セバシン酸ジイソプロピル、
ジリノール酸ジイソステアリル、クエン酸トリオクチル
(直鎖又は分岐鎖)、ジリノール酸ジイソプロピル、ク
エン酸トリイソステアリル等が挙げられる。
【0032】また、ポリカルボン酸を使用しないで多価
アルコールを使用して得られる脂肪酸エステルを用いる
こともできる。具体的な例としては、ジペラルゴン酸プ
ロピレングリコール、イソステアリン酸グリセリル、ジ
カプリン酸ネオペンチルグリコール、トリオクタノイン
(trioctanoin)(トリオクタン酸グリセリル)、トリオ
レイン、ラウリン酸プロピレングリコール、ジオクタン
酸ネオペンチルグリコール、ジラウリン酸ネオペンチル
グリコール、トリイソステアリン(トリイソステアリン
酸グリセリル)等が挙げられ、ここでオクタン酸単位は
直鎖又は分岐鎖であってもよい。
【0033】勿論、上記の脂肪酸及びアルコールから選
択されたものを含有する関連のエステル、更に脂肪酸エ
ステルの混合物を使用することもできる。
【0034】また、エモリエント剤のうち、分岐脂肪酸
又は分岐脂肪酸アルコールは、炭化水素油に可溶で、室
温で液体のものが好ましい。その具体例としては、イソ
ステアリン酸、ブチルオクタン酸、ヘキシルデカン酸、
オクチルドデカン酸、デシルドデカン酸、ブチルオクタ
ノール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、
デシルドデカノール等が挙げられる。
【0035】更に、前記式で表わされる構成単位を有す
るシリコーンポリマーとしては、液体のものが好まし
く、好ましい液体シリコーンポリマーとしては、ジメチ
コーン、ジメチコノール、シクロメチコーン等が挙げら
れる。
【0036】なお、エモリエント剤を配合する場合に
は、成分(c)の界面活性剤として、成分(a)の炭化
水素油、成分(b)のコポリマー及びエモリエント剤の
混合物に可溶なものを用いるのが好ましい。
【0037】本発明の洗い流し型スキンコンディショナ
ー組成物には、前記成分のほか、通常の化粧料に用いら
れる成分、例えば香料、酸化防止剤、防腐剤、顔料、色
素、静菌剤及び殺菌剤を含む抗生物質などを配合するこ
とができる。特にこれらの成分の配合量は、組成物の粘
度、感触、洗い流し特性等を損なわない範囲で選択され
る制限された重量である。このような成分は当業者にと
って慣習的なものである。
【0038】本発明の組成物は通常の方法に従って、種
々の配合成分を混合することによって製造される。ある
種のコポリマーを使用する場合、米国特許第52215
34号に記載されているようにブレンドする間に加熱を
抑えるのが好ましい。
【0039】本発明の組成物はスキンコンディショニン
グ効果、特に肌に水分を与え、柔軟にする効果を与える
ことを目的とする。この目的を達成するため、本発明に
おいては肌柔軟油及び/又は水吸蔵油(water occlusive
oil)が使用されるが、これらは洗い流しを目的としな
い他の化粧料においても従来用いられているものであ
る。更に、所望の場合には、特定のエモリエント剤を配
合することにより、エモリエント性を与えることができ
る。クリーム組成物や入浴剤組成物とは異なり、本発明
組成物は、シャワー又は皮膚が濡れているが水中に浸っ
てはいないような条件下で適用することができると共
に、容易に洗い流せるという条件を満たす粘度を有して
いなくてはならない。この条件が満たされることによ
り、本発明のスキンコンディショナー組成物を使用して
シャワーを浴びると、シャワーの後で肌に残った過剰の
物質の付着物のためのべたつきや感覚的に不快な影響を
受けることがなく、スキンコンディショニング効果を保
持することができる。このためには、粘度(好ましくは
600〜1200cp)、水分散性、水分保持力等を含む
物理化学的特性が、組成物中でバランスしていなくては
ならない。よって、本発明は多数の成分の組合せ及びそ
れらのバランスを特徴とする。
【0040】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0041】実施例1 本発明の組成物に用いられる炭化水素油、コポリマー及
び界面活性剤についての有効な配合量を示すため、表1
に示す組成のスキンコンディショナー組成物を製造し
た。すなわち、各成分を混合することによりスキンコン
ディショナー組成物を製造し、洗い流した後に残った組
成物の量を調べて評価した。この試験は、水分含有プラ
スチックフィルムに組成物を適用した後、このフィルム
を流水の下で洗い、乾燥し、秤量して、組成物の付着量
を求めることにより行った。この試験はシャワー中に人
の皮膚に組成物を適用した状態をシミュレートするもの
であり、人による実際のテストでは、標準化された実験
が実験条件下で組成を変えた組成物を用いた者の体験と
互いに関連していることが示されている。残渣の試験に
加え、組成物の粘度を測定した。結果を表1に示す。
【0042】なお、表1中の「GEAHLENE 500」は、軽質
鉱油(流動パラフィン:商品名DRAKEOL 7)と2種のコ
ポリマーとから米国特許第5221534号に従って調
製されたゲルである。ここで用いたコポリマーは、ポリ
スチレン−ポリ(エチレン/ブチレン)−ポリスチレン
の三元コポリマー(KRATON G1650, シェルケミカル)及
びポリスチレン−ポリ(エチレン/プロピレン)の二元
コポリマー(KRATON G1702, シェルケミカル)を約2:
1で含むものである。
【0043】また表1中の粘度はブルックフィールド L
VT粘度計を用い、60rpmで測定したものである。
【0044】
【表1】
【0045】本発明のスキンコンディショニング組成物
を一般的に及び特別の態様を参照しつつ記載してきた
が、当業者は発明的能力を働かせることなしにこれを変
形させることができ、そのような変形態様は特許請求の
範囲の記載によって制限される以外は、本発明の範囲内
に含まれるものである。特に、エモリエント剤の種類、
炭化水素油の選択、並びにこれらと界面活性剤の組合せ
は示された指針内で修正して適切な配合物に到達するこ
とができる。また、洗った後で残る残渣の量は、特別の
配慮を必要とする状況下で記載したものよりも僅かに多
いか又は少ない場合もあるが、これらは本発明の範囲内
である。
【0046】
【発明の効果】本発明の洗い流し型スキンコンディショ
ナー組成物は、シャワーを浴びることによって水で容易
に洗い流され、洗い流した後は皮膚の表面にスキンコン
ディショニング物質の残渣を過剰に付着させることなく
残留させることができ、シャワー又は湿度がほぼ100
%であるような条件下などで使用するのに好適なもので
ある。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)炭化水素油 49〜98重量%、 (b)スチレン、エチレンプロピレン、エチレンブタジエン及び天然又は合成ゴ ムモノマーから選択されるモノマー単位から構成される二元ブロックコポリマー 又は三元ブロックコポリマー 0.5〜5重量%、及び (c)成分(a)及び(b)の混合物に可溶であり、かつ組成物を体から洗い流 したときに適用した組成物の一定量が皮膚に残留するように、組成物を水に分散 させるのに有効な界面活性剤 1.5〜6重量% を含有する洗い流し型スキンコンディショナー組成物。
  2. 【請求項2】 更に、(d)脂肪酸エステル、分岐脂肪
    酸、分岐脂肪アルコール、及び式 【化1】 (式中、R1 及びR2 は低級アルキル基を示す)で表わ
    される構成単位を有するシリコーンポリマーからなる群
    より選ばれるエモリエント剤を組成物中に0〜40重量
    %含有する請求項1記載の洗い流し型スキンコンディシ
    ョナー組成物。
  3. 【請求項3】 界面活性剤が、該組成物を等量以上の水
    と混合して振盪したときに、白色の乳状エマルジョンが
    生成するように選択されるものである請求項1又は2記
    載の洗い流し型スキンコンディショナー組成物。
  4. 【請求項4】 コポリマーが、スチレンモノマー及びブ
    タジエン及びイソプレンからなる群より選ばれるゴムモ
    ノマー単位から構成される二元ブロックコポリマー及び
    三元ブロックコポリマーの混合物である請求項1〜3の
    いずれか1項記載の洗い流し型スキンコンディショナー
    組成物。
  5. 【請求項5】 エモリエント剤が、一価アルコールの脂
    肪酸エステル、エトキシ化一価アルコールの脂肪酸エス
    テル、一価アルコールの二若しくは三脂肪酸エステル又
    は多価アルコールの脂肪酸エステルである請求項2〜4
    のいずれか1項記載の洗い流し型スキンコンディショナ
    ー組成物。
  6. 【請求項6】 界面活性剤が、ノニオン界面活性剤又は
    アニオン界面活性剤である請求項3記載の洗い流し型ス
    キンコンディショナー組成物。
  7. 【請求項7】 更に、香料、酸化防止剤、防腐剤、顔
    料、色素及び抗生物質からなる群より選ばれる少なくと
    も1種を含有する請求項1〜6のいずれか1項記載の組
    成物。
  8. 【請求項8】 1)シャワーの際に、請求項1記載の組
    成物を人の皮膚の少なくとも一部に適用すること、 2)該組成物をシャワーを浴びる過程で人の皮膚から洗
    い流すこと、及び 3)シャワーが終わったとき、適用した組成物の一定量
    がシャワー後の残渣として人の皮膚に残留するようにシ
    ャワーを終えること を含む、スキンコンディショニングを行う方法において
    人の皮膚にスキンコンディショニング組成物を適用する
    方法。
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