JPH08176078A - ブライン水溶液からアミン又はアミン塩回収のための吸着法 - Google Patents
ブライン水溶液からアミン又はアミン塩回収のための吸着法Info
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Abstract
れらの混合物を回収する方法、特に、ポリカーボネート
の製造のためのビスフェノール及びホスゲンの界面縮合
重合によって生ずる副生物であるブライン水溶液からア
ミン、アミン塩又はそれらの混合物を回収する方法。 【解決手段】 高いイオン強度の水溶液から有機アミン
化合物及びアミン塩を吸着するためのエチレン性不飽和
単量体及びポリビニリデン単量体の重合体状吸着剤樹脂
共重合体を使用する吸着法、かく吸着された化合物又は
塩の回収のための脱着法及び該吸着剤樹脂の再生法を提
供する。
Description
ン、アミン塩又はそれらの混合物を回収する方法に関す
る。特に本発明は、ポリカーボネートの製造のためのビ
スフェノール及びホスゲンの界面縮合重合によって生ず
る副生物であるブライン水溶液からアミン、アミン塩又
はそれらの混合物を回収する方法に関するものである。
本発明の好ましい実施態様においては、この方法は吸着
樹脂を使用し、それによってブライン水溶液中に存在す
るアミン、アミン塩又はそれらの混合物を該ブライン水
溶液から吸着させ、ついでかく吸着されたアミン、アミ
ン塩又はそれらの混合物を、それを吸着している吸着樹
脂を該ブラインよりも低いイオン強度をもつ水溶液で洗
浄することによって、回収するものである。
合の実施においては、ビスフェノール及びフェノール系
連鎖停止剤の混合物を界面反応条件下、有機溶剤の存在
においてかつ有機アミン又はアミン塩又はそれらの混合
物であり得る有効量の触媒の存在下でホスゲン化する。
ビスフェノールは水性相中にアルカリ金属塩として存在
し、それはホスゲンとともに有機相中に溶解された適当
な触媒によって接触的にホスゲン化される。使用し得る
適当な有機溶剤の例は塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、ジクロルエタン、トリクロルエタン、テトラ
クロルエタン、ジクロルプロパン及び1,2−ジクロル
エチレンのような塩素化脂肪族炭化水素;クロルベンゼ
ン、o−ジクロルベンゼン及び種々のクロルトルエンの
ような置換芳香族炭化水素である。塩素化脂肪族炭化水
素、特に塩化メチレンが好ましい。
るビスフェノールのモル数に基づいて0.05ないし1
0.00モル%である。相間移動触媒の使用量の好まし
い範囲はビスフェノールの全モル数に基づいて約0.1
ないし約0.7モル%の範囲である。助触媒を使用する
場合、助触媒の割合は混合物に装入されたビスフェノー
ルのモル数に基づいて約0.001ないし約1.0モル
%の範囲である。 ホスゲン化に先立って、ある割合の
ビスフェノール及び連鎖停止剤を水性相中に溶解させる
ために、ビスフェノール反応混合物のpHを10.5に
高めるに足る量のアルカリ金属水酸化物を使用し得る。
約7ないし約12.5の範囲、好ましくは10ないし1
2の範囲であり得るホスゲン化混合物のpHを維持する
ためにアルカリ金属又はアルカリ土金属水酸化物の水溶
液を使用し得る。使用し得るアルカリ金属又はアルカリ
土金属水酸化物の若干の例は水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム及び水酸化カルシウムである。水酸化ナトリウ
ム及びカリウム、特に水酸化ナトリウムが好ましい。
回分式又は連続式反応器中で実施し得る。かゝる反応器
の例は攪拌槽型反応器であり、それらは回分式又は連続
流動式のいずれでもよい。使用し得る別の反応器は攪拌
塔型及び再循環ループ型連続式反応器である。ホスゲン
化反応中及び反応終了時における水性相対有機相の容量
比は0.2−1.1の範囲であり得る。反応温度は約1
5−50℃の範囲であり得る。塩化メチレンのような好
ましい有機液体を使用する場合には、35℃−42℃で
あり得る還流条件下で行い得る。反応は大気圧で行い得
るが、所望ならば減圧又は超大気圧も使用し得る。
機又は他の慣用の機器を使用することによって攪拌され
る。ホスゲン化速度は毎分ビスフェノール1モル当たり
ホスゲン約0.02−0.2モルの範囲で変動し得る。
ポリカーボネートの所望の分子量に応じて、フェノール
系連鎖停止剤をビスフェノールの全モル数に基づいて1
ないし8モル%の割合で使用し得る。フェノール系連鎖
停止剤の若干の例はフェノール、t−ブチルフェノー
ル、p−クミルフェノール及びこれらのフェノールのク
ロルホルメートである。
法によって達成し得るポリカーボネートの回収に先立っ
て、クロルホルメート基を通常実質的に脱離する。相間
移動触媒を単独で使用する場合には、反応混合物はクロ
ルホルメート基の存在がもはや検出し得なくなるまで長
時間攪拌しなければならない。一方、クロルホルメート
基の含量に基づいて当量割合のフェノール系化合物を添
加する場合には、反応の終了時点で添加し得る。
ルならびに水溶性クロルホルメート加水分解生成物のア
ルカリ金属塩の反応生成物の両者から生ずるアルカリ金
属塩を含有する。したがって、この水性相はブライン、
典型的にはかなり高いイオン強度、通常10ないし30
重量%の範囲の塩化ナトリウム含量をもつブライン、と
して特徴付けることがより適当である。界面縮合重合に
おいて触媒として使用されるアミン、アミン塩又はそれ
らの混合物は水性相及び有機相のいずれにも溶解し得
る。したがって、有機相はポリカーボネート重合体の回
収後に好都合には再循環され得るものであるが、それは
触媒又は触媒混合物の濃度が幾分減少したものでもよ
い。すなわち、ビスフェノール及びホスゲンの界面縮合
重合において使用される触媒は両方の液相中に有限の溶
解度をもつ。その結果、この反応工程が進行するにつれ
て、アミン又はアミン塩触媒は有機相からブライン相中
に溶解し、しばしばブライン相中の濃度は1000部当
たり数部程度の高い濃度に達する。これは高価な触媒成
分の望ましくない損失をもたらす。さらに、アミン又は
アミン塩触媒の存在はアミン又はアミン塩がある種の適
当な方法によってブラインから抽出されるまでは単なる
希釈及び廃棄すらを含めた多くの他の用途に対する該ブ
ラインの使用を不適切にするおそれがある;従来はアミ
ン又はアミン塩のブラインからの抽出は典型的にはエネ
ルギー集中抽出的水蒸気蒸留又は液−液抽出のいずれか
によって行われていた。
らの混合物をブライン溶液から除去する手段を提供する
ことが望ましい。さらに、アミン又はアミン塩触媒をそ
れらの再循環及び触媒としての再使用を可能にするよう
な様式で回収し得ることが望ましい。
合物を高いイオン強度をもつ水溶液から吸着樹脂上に吸
着させることによって回収する方法が提供される。かく
して、ブラインはアミン、アミン塩又はそれらの混合物
の排除を達成し得る。吸着されたアミン及び/又はアミ
ン塩は別の水溶液によって吸着樹脂から洗浄除去され
る。より特定的にいえば、本発明はポリカーボネートの
製造のための界面縮合重合において使用されたアミン及
び/又はアミン塩相間移動触媒又はそれらの混合物の回
収及び再循環法を提供するものである。
ら一種又はそれ以上のアミン、アミン塩又はそれらの混
合物の吸着法であって、(a)(i)該溶液中に約5重
量%ないし約40重量%の範囲で存在する塩化ナトリウ
ム濃度に相当する高いイオン強度;及び(ii)一種又は
それ以上のアミン及び/又はアミン塩化合物;を含有し
てなる水溶液を選定し;(b)該溶液を吸着剤重合体状
樹脂共重合体と接触させ、それによって該アミン及び/
又はアミン塩化合物の該吸着剤重合体状樹脂共重合体上
への吸着によって該溶液中の一種又はそれ以上のアミン
及び/又はアミン塩化合物の濃度を減少させることを特
徴とする吸着法を提供するものである。
のアミン及び/又はアミン塩化合物を吸着せしめた吸着
剤重合体樹脂共重合体を選定し;そして(b)該吸着剤
重合体樹脂共重合体からかく吸着されたアミン、アミン
塩化合物又はそれらの混合物を除去するに有効な溶剤の
有効量で該吸着剤重合体樹脂共重合体を洗浄することに
よって吸着アミン、アミン塩又はそれらの混合物を脱着
し、それによって該一種又はそれ以上のアミン、アミン
塩又はそれらの混合物を該溶剤中に溶解する;工程を含
んでなる、吸着剤重合体樹脂共重合体上に吸着された一
種又はそれ以上のアミン及び/又はアミン塩化合物の脱
着法を提供する。
もつ水溶液から一種又はそれ以上のアミン、アミン塩又
はそれらの混合物を吸着する工程及び(b)吸着剤重合
体状樹脂共重合体上に吸着された該アミン、アミン塩又
はそれらの混合物を脱着する工程を含んでなり、該吸着
工程(a)は(i)(1)該水溶液中に約5重量%ない
し約40重量%の範囲で存在する塩化ナトリウムの濃度
に相当する高いイオン強度;及び(2)一種又はそれ以
上のアミン、アミン塩又はそれらの混合物;を含有して
なる水溶液を選定し;(ii)該溶液を吸着剤重合体状樹
脂共重合体と接触させ、それによって該アミン、アミン
塩又はそれらの混合物を該吸着剤重合体状樹脂共重合体
上に吸着させて該溶液中の該アミン、アミン塩又はそれ
らの混合物の濃度を減少させる;工程を含んでなり;そ
して該脱着工程(b)は(i)一種又はそれ以上のアミ
ン、アミン塩又はそれらの混合物を吸着した吸着剤重合
体状樹脂共重合体を選定し;そして(ii)該吸着剤重合
体状樹脂共重合体をそれから該アミン、アミン塩又はそ
れらの混合物を除去するに有効な溶剤の有効量で洗浄
し、それによって該アミン、アミン塩又はそれらの混合
物を該溶剤中に溶解させて該吸着アミン、アミン塩又は
それらの混合物を脱着させる工程を含んでなることを特
徴とする吸着及び脱着法を提供する。
合体状樹脂及びこゝに参考文献として引用する米国特許
第4,297,220号明細書に教示されるごとく有機
液体用の適当な吸着剤としてすでに開示されているイオ
ン交換樹脂を使用するものである。米国特許第4,29
7,220号明細書に教示される分離方法、すなわちイ
オン交換樹脂によって有機液体混合物を相互に分離する
方法とは対照的に、本発明はアミン又はアミン塩を上記
米国特許明細書に記載の非水性媒質ではなくて水性媒質
からイオン交換部位を含まない樹脂上に選択的に吸着さ
せる方法を提供するものである。特に、本発明は、アミ
ン又はアミン塩又はそれらの混合物を高いイオン強度を
もつ水性媒質から該樹脂に吸着させそしてさらに該樹脂
を低いイオン強度をもつ水溶液で洗浄することによって
アミン又はアミン塩又はそれらの混合物を回収する方法
を提供するものである。これに加えて、本発明の方法
は、ビスフェノール及びホスゲン誘導体の界面縮合重合
により種々のポリカーボネートを製造するという特定の
用途をもち、しかも本発明の方法を適用して回収するこ
とによって該界面縮合重合法において相間移動触媒とし
て作用する該アミン又はアミン塩又はそれらの混合物を
再循環及び再使用するものである。本発明の方法の適用
によって環境面の利点も得られる。すなわち、上述した
界面重合によってもたらされるブライン溶液副生物中に
存在するアミン又はアミン塩は環境中に永続的に残存す
るので、ブラインが水で希釈されて環境に排出され得る
前に何等かの適当な方法でブラインから除去されるべき
である。したがって、本発明は二つの利点を与える。そ
の一つは界面重合法の操作の効率が改善されることであ
り、そして他方は環境中に残存する流出液を減少する点
で環境面で有利であることである。
ミン塩又はそれらの混合物の各々の一種又はそれ以上の
吸着、脱着及び回収のために利用される。より好ましく
は、本発明は、単独で又は混合物として存在する一種又
はそれ以上のアミンの吸着、脱着及び回収のために利用
される。もっとも好ましくは、本発明は、単独で又は混
合物として存在する一種又はそれ以上のアミン塩の吸
着、脱着及び回収のために利用される。本発明者らは、
用語“アミン塩”は第1級、第2級、第3級及び第4級
アンモニウムイオンのイオン塩を指すものであり、かつ
これらの化合物は窒素化合物であることを明記してお
く。本発明の方法によって回収し得る好ましいアミン塩
は第3級及び第4級アンモニウム塩である。これらのさ
まざまに変動する選択に適する塩基は、勿論、種々のポ
リカーボネート重合体の製造のためのビスフェノール及
びホスゲン誘導体の界面重合において使用される触媒及
び助触媒の選択から決定される。たとえば、特定の出発
物質及び所望の最終生成物である重合体に応じて、異な
る触媒系が、動力学、溶解度、立体因子、重合度、等の
ようなさまざまな工程要因及び化学的因子に応じて、使
用されるであろう;すなわちある一つの触媒系が別の触
媒系よりも好ましく選定され得る。
ノール及びホスゲン誘導体の界面縮合重合において触媒
又は助触媒のいずれかとして有用なアミン塩及び第3級
アミンは本発明がその軽減を意図する工程管理上の困難
をもたらす。高分子量アミン又はアミン塩はこの工程に
おいて触媒としての役割を満たすに加えて表面活性剤と
して作用する傾向をもち、それは重合エマルジョンの分
解を妨害し、したがってこれらは一般に好ましくない。
低分子量アミン又はアミン塩を触媒として使用する場合
には、得られる有機アンモニウム塩の高い溶解度は、ほ
とんどの物質をこれらのアンモニウム化合物の水溶剤か
らの分離に対して無効にし、その結果損失を悪化させ
る。アミン又はアミン塩を回収するための手段を提供す
ることによって、好ましいより低い分子量のアミン又は
アミン塩相間移動触媒又は助触媒は水への溶解度による
損失が最小限になるのでより有利に使用し得る。
特定のアミン塩は次式: (R)4 N+ X、 R1 (R)3 Q+ X、及び (R2 )a (R3 )3-a N−(CH2 )n N−(R3 )
3-a (R2 )a 2X [式中、Rは同一でも異なってもよいC(3-10)アルキル
基であり、R1 はC(1-3 ) アルキル基であり、R2 は同
一でも異なってもよいC(1-2) アルキル基であり、R3
は同一でも異なってもよいC(3-10)アルキル基であり、
Qは窒素又は燐原子であり、Xはハロゲン原子又は−O
R4 (R4 はH、C(1-18)アルキル基又はC(6-18)アリ
ール基である)基であることができ、そして“a”は0
ないし1の整数である]で表されるものである。メチル
第3級アミン及びトリエチルアミンのようなトリアミン
も触媒として作用する代表的なものである。これらの有
機アミン、それらの塩等はブライン溶液から本発明の方
法に従って容易に回収し得る。
はモノエチレン性不飽和単量体及びポリビニリデン単量
体の懸濁重合共重合体である。本発明の方法の実施に有
用なこれらの共重合体吸着剤はカチオン型イオン交換樹
脂又はアニオン型イオン交換樹脂のいずれかの製造のた
めに種々の方法で処理し得る。たとえば、スルホン化は
カチオン型イオン交換樹脂の製造に使用されるであろ
う。これに対し、かゝる共重合体をクロルアルキル化
し、ついでアミノ化すれば、アニオン型イオン交換樹脂
が得られるであろう。
るための乳化重合の条件、特に溶剤及び沈殿剤の選定、
は有用な微孔質とともにかなり高い比表面積をもつ共重
合体を製造するように、選ぶことができる。樹脂に転化
される際、かゝる微孔質と高い比表面積との併有は吸着
部位のより高いアクセシビリティを達成し、その結果よ
りすぐれた吸着剤を与える。高い比表面積をもつ物質は
吸着のための駆動力を与える表面作用機能をもつ傾向が
ある。一般に、表面の化学構造はその上に優先的に吸着
される分子の型に影響するであろう。それゆえ、この現
象は適当な基体の吸着精製の基礎を提供する。前述した
共重合体は有機相の精製のために適当である。
た約5ないし40重量%の溶解された塩を含有するブラ
イン水溶液、すなわち高いイオン強度をもつブライン、
を適当な微孔質の樹脂と接触させる方法に関する。汚染
物である一種又はそれ以上のアミン、一種又はそれ以上
のアミン塩、又はそれらの混合物を該樹脂上に吸着さ
せ、そして得られる精製されたブラインをついで(1)
電解処理により有害な窒素のトリハライド化合物を発生
することなしに塩素又は他のハロゲンを発生させるか、
(2)該ブラインを希釈しそして安全に処分するか、又
は(3)必要となり得る塩の補充を行い又は行わずにプ
ロセス水又はブラインとして再循環することができる。
該アミン又はアミン塩はそれらを吸着した樹脂を純水又
は有意な程度により低い塩含量をもつブライン又はそれ
らの混合物、すなわち含有するアミン又はアミン塩を樹
脂上に吸着させたブラインよりも低いイオン強度をもつ
ブライン、で洗浄することによって脱着される。樹脂の
この洗浄法は吸着されたアミン又はアミン塩を脱着させ
かつ該樹脂を再生させるものであり、再生樹脂はさらに
別量のアミン又はアミン塩を吸着させるために再使用し
得る。したがって、この方法の一実施態様はアミン、ア
ミン塩又はそれらの混合物を吸着させそして水洗によっ
て脱着させるとともに樹脂を別の吸着−脱着サイクル用
に再生する循環法である。
のためのビスフェノール及びホスゲン誘導体の界面縮合
重合から生ずるブライン溶液中に溶解混入しているアミ
ン又はアミン塩を除去するためのブライン溶液の精製法
にある。本発明の一実施態様をフローシートとして示し
た図1を参照して説明すれば、Aはポリカーボネートの
製造のための界面重合用の界面重合反応器であり;Bは
二つの非混和性液体相の分離のための遠心分離機、傾瀉
器又はその他の装置であり;Cは随意に使用されるスト
リッピング塔で、Hと交換し得るものであり;Dはブラ
イン水溶液流のための貯槽であり;Eは濾過器であり;
Fは熱交換器であり;Gは窒素化合物を吸着させるため
の樹脂吸着床であり;Hはストリッピング塔Cと交換し
得るストリッピング塔であり;Iは精製されたブライン
水溶液用の貯槽であり;Jは回収された窒素化合物を含
有する洗浄溶剤用の貯槽であり;Kは熱交換器である。
工程の流れはつぎのとおりである。すなわち、11は反
応器Aへの水性相供給原料であり;12は反応器Aへの
有機相供給原料であり;13は反応器Aから遠心分離機
Bに供給される生成物混合物であり;14は生成物重合
体であり;15は遠心分離機Bからストリッピング塔C
へ供給されるブライン生成物であり;16は空気ストリ
ッピング塔Cから貯槽Dに供給されるブライン生成物で
あり;17は貯槽Dから濾過器Eを通じて供給されるブ
ラインであり;18は濾過器Eから熱交換器Fに供給さ
れるブライン生成物であり;19は熱交換器Fから吸着
樹脂床Gに供給されるブライン生成物であり;20は吸
着樹脂床Gからストリッピング塔H(ストリッピング塔
がすでに設けられていない場合)に供給される精製ブラ
イン生成物であり;21はストリッピング塔Hから貯槽
Iに供給される精製ブライン生成物であり;22は貯槽
Iから塩の回収又は処分のための種々の工程に供給され
る精製ブライン生成物であり;23は熱交換器Kに供給
される水であり;24は熱交換器Kから吸着樹脂床Gに
供給される脱着用洗浄水であり;25はpH制御用の酸
溶液であり;26はフェノール系化合物の除去用の希苛
性アルカリ流であり;27は回収された窒素化合物の溶
液であり;28は回収された窒素化合物の溶液であり;
29は苛性アルカリ流26によって吸着樹脂から洗い流
された汚染物を含有する溶液であり;30はブライン生
成物供給物19のpHを調整するための苛性アルカリ溶
液であり;そして31はブライン生成物供給物19のp
Hを調整するための酸溶液である。
るものであるが、同一の目的又は作用を達成するその他
の工程構成も使用し得る。したがって、重合体樹脂上に
ブライン中に可溶性の有機化合物を吸着させるに有効な
プロセス因子の種々の組み合わせ及び交換は本発明を構
成するものであることは勿論である。たとえば、図1に
示す単一の吸着反応器の代わりに2基又はそれ以上の吸
着反応器を適当な開閉弁を使用して並列に、すなわち1
基の反応器を吸着モードで操作しながら、1基又はそれ
以上の他の反応器を脱着及び/又は再生モードで操作す
るという様式で、使用し得る。この工程の構成は、有機
化合物含有ブラインの樹脂含有吸着塔への流入を何等中
断する必要なしに連続的操業を達成し得るという利点を
もつであろう。どのような工程構成を使用するかの選択
は大部分は有機物含有ブラインを生成する界面重合法又
はその他の方法が回分方式あるいは連続方式で操作され
ていたか否かに関係するであろう。回分方式の場合に
は、単一の吸着反応器がプロセス工学及び経済的問題の
見地から好まれる傾向がある。これに対し、連続法は有
機汚染物をブラインから連続的に除去し得る並列的配列
の吸着反応器を必要とする傾向がある。この方法が開示
されかつ実施可能になったので、作用において均等であ
る限りにおいて、当業者によって決定され得るごとき多
くの変形及び交換が可能であることは明らかである。
ノール及びホスゲン誘導体の界面縮合重合においてどの
型の重合触媒を使用するかに応じて、本発明の方法は二
つの好ましい実施態様の内の一方を採用するであろう。
界面重合法において典型的に使用される相間移動触媒は
アミン塩である。これらの塩は既にイオン化可能な型又
はイオン型で存在するので、この方法の種々の工程流中
での有機相及び水性相間へのこれらの塩の分配は有機溶
剤の機能又は水溶液のイオン強度及びこれらの溶液中の
溶質の濃度に関係するであろう。
を使用する場合、たとえば相間移動触媒として第4級有
機アンモニウム塩をそして助触媒として非プロトン化ト
リアミンをともに使用する場合には、トリアミン成分の
溶解度を水素イオン濃度、すなわちpHの関数として考
慮することがより重要になる。7を超えるpH値におい
ては、トリアミンは水溶液中に溶媒和された遊離アミン
として存在する傾向がある。7ないし14の範囲のpH
値においては、有機トリアミンの高い親油性は吸着剤樹
脂上への吸着のための駆動力を与える。たとえば、吸着
剤樹脂上に吸着された混合触媒の回収のための脱着用に
使用される洗浄水は約7より低い、すなわち酸の領域の
pHをもつべきである。洗浄水溶液の酸性条件は吸着さ
れたトリアミンをプロトン化してそれをアンモニウム塩
に転化し、その結果としてそれを水性相中により可溶性
にする。
って促進される。脱着用溶剤として水を使用する場合に
は、第4級アンモニウム塩及び存在し得る吸着されたト
リアミンの回収は溶剤温度を約20℃から約90℃まで
高めることによって増大する。したがって、界面重合法
に使用されている触媒系の型に応じて、本発明の方法に
よって使用されるべき吸着−脱着には二つの方式があ
る。第一の方式はpHの影響を受けないものであり、一
方第二の方式は吸着剤樹脂から吸着された助触媒及び相
間移動触媒の洗浄又は脱着に酸性水溶液を使用するもの
である。
が、これらは単に本発明の代表的な特定の実施態様又は
有用性を実証するものであって、特許請求の範囲に規定
する本発明の技術思想及び範囲を何等限定するものでは
ない。一般的操作手順 長さ25cm及び直径2.7cmの内側寸法及び容量1
43.13ccをもつ二つのカラム(塔)にイオン交換
能をもたない吸着剤重合体樹脂共重合体100gを装入
した。これらのカラムは一方が温度制御方式の実験のた
めに套管を備え、他方は套管をもたない点で互いに相違
するものであった。これらのカラムに水を部分的に充填
しそして樹脂をカラムの頂部から導入した。溢流を阻止
するためにカラムに樹脂が充填されるにつれて水を底部
から流出させた。カラムが湿潤樹脂で充填された後、カ
ラムの各端部を緊密に嵌合して充填物質の膨脹を制限し
た。ついで、蠕動式ポンプを使用して、このカラムを通
じて二つの型のブラインの一方、すなわち20重量%の
NaClを含有する水溶液である合成ブライン又は商業
的界面重合法の水性相からの反応ブラインのいずれかを
ポンプ送入した。約20重量%のNaClに加えて、こ
の反応ブラインは低濃度のフェノール、塩化メチレン及
び炭酸塩も含有していた。各ブラインは20ml/分の
速度、すなわちカラム又は床容量8.4/時の空間速度
で樹脂含有カラムにポンプ送入した。これら2種類のブ
ラインにはそれぞれ種々の量の相間移動触媒、第3級ア
ミン及び塩化メチレンを含ませた。套管付きカラムを使
用した場合には、吸着実験の温度を変更することが可能
であった。ブラインの濃度も変動させた。カラムの流出
液を吸着の効率及び完結度を測定するためにモニターし
た。漏出は1重量ppmの相間移動触媒が流出液中に検
出された時点と定めた。カラムの再生は一方向へのブラ
インの流通を停止しそして反対方向に脱イオン水を流し
て洗浄することによって、すなわち吸着が下降流であっ
た場合には、脱着は上昇流で行い、また逆の場合には同
様に逆方向に行うことによって、達成した。触媒の溶離
は試料採取をしばしば行うことによってモニターした。
2ml/分ないし4ml/分の水洗浄液の流速の変動は
水の容量に基づいて同一の溶離曲線を生じた。したがっ
て、以下の実施例ではより高い流速を主として使用す
る。
吸着剤重合体樹脂共重合体、XAD−4の97gをカラ
ムに装入し、合成ブラインにはメチルトリブチルアンモ
ニウムクロリド(MTBA)560重量ppmを添加し
た。漏出が観察されるまでにこの合成ブライン溶液約6
kgをこのカラムに24℃で通送した。
ラインを使用して反復した。12kgのブラインをカラ
ムに通送した後に漏出が観察された。実施例1.3 実施例1.1をMTBA112重量ppmを含む合成ブ
ラインを使用して反復した。28kgのブラインをカラ
ムに通送した後に漏出が観察された。
少したことを除いて反復した。6kgのブラインをカラ
ムに通送した後に漏出が観察された。
ブラインにMTBA560重量ppmを添加した。漏出
が観察されるまでにこの反応ブライン溶液約8kgをこ
のカラムに20℃で通送した。実施例3.2 実施例3.1で使用したカラムの再生後に、このカラム
を塩化メチレン1000重量ppmを含有する触媒を含
まない商業的反応ブライン(塩化メチレン1g/ブライ
ン1000g)で溶離した。このブライン16kgをこ
のカラムに通送した後に漏出が観察された。塩化メチレ
ンの吸着はカラムの膨潤を惹起した。さらに560重量
ppmのMTBAを含有する商業的反応ブラインをこの
カラムに通送しそして8kgのブラインを通送した時点
で漏出が観察された。
ブラインにMTBA560重量ppmを添加した。漏出
が観察されるまでに、このブライン約8kgをこのカラ
ムに20℃で通送した。実施例4.2 実施例4.1において使用したカラムの再生後に、さら
にトリエチルアミン1000重量ppmを添加した以外
は同一のブラインを使用した。このブライン溶液のpH
は約10.5であった。この2種類の添加物を含むブラ
イン3.4kgをカラムに通送した後にMTBAの漏出
が観察された。MTBA及びトリエチルアミンはともに
カラム上に吸着された。
ブラインにMTBA560重量ppmを添加した。漏出
が観察されるまでにこのブライン溶液約8kgをカラム
に20℃で通送した。別量のブラインをこのカラムに通
送しそして流出液中のMTBA濃度をモニターした。
吸着剤重合体樹脂共重合体であるXAD−7の97gを
カラムに装入した。合成ブラインは17.6重量%のN
aClの塩濃度をもち、これにMTBA480重量pp
mを添加したものであった。漏出が観察されるまでにこ
のブライン溶液約2.8kgをこのカラムに24℃で通
送した。
MTBAの回収は、異なる条件にもかかわらず同一量の
MTBAが樹脂上に沈着されたので、すべての場合にほ
ぼ同等であった。吸着処理中、この樹脂含有カラムの流
通方向に対して向流方向に純水を4ml/分の流速で、
すなわち1.58ml/cc/時の空間速度で、通送し
た。洗浄中、カラムを去る水の最初の70g中には認め
得る量のMTBAは検出されなかった。洗浄が20℃で
達成される場合には、洗浄水がカラムから流出するにつ
れて、MTBAの濃度は約30,000重量ppmの最
大値まで速やかに上昇する。洗浄水1000g(100
0cc)の使用はカラム上に吸着されたMTBAの約9
0%の回収を可能にする。洗浄水1000gがカラムに
通送された後の洗浄水中のMTBAの濃度は約1000
重量ppmであった。水洗浄を80℃で反復した場合、
カラムを去る洗浄水中に認められるMTBAの最大濃度
は46,000重量ppmである。この場合にも、洗浄
水1000gがカラムに通送された後の洗浄水中のMT
BAの濃度は約1000重量ppmであった。
れたごときほゞ飽和型の樹脂を使用して試験した。洗浄
水中のMTBAの最大濃度は洗浄水温度の関数として変
動した。20℃では、MTBAの最大濃度は50,00
0重量ppmであり、そして80℃では、MTBAの最
大濃度は141,000重量ppmであった。
を実施した。MTBAは実施例7.1で観察されたと同
様の様式で脱着されたが、たゞしこの場合には塩化メチ
レンも脱着されるので樹脂は収縮した。実施例10.1 添加されたトリエチルアミンを含有する実施例4.2の
吸着樹脂から純粋な洗浄水を使用してMTBAの回収を
行った場合、脱着は通常の脱着と同様の様式で進行する
ようにみえた。しかしながら、560重量ppmのMT
BAを含むブラインを使用するその後に行った吸着は予
期された8kgのブラインを処理し得なかった。純水に
よる洗浄は吸着されたトリエチルアミンのすべてを脱着
し得なかったことは明らかである。ほゞ5.5以下のp
Hをもつわずかに酸性の水溶液を使用した洗浄は残存し
ている吸着トリエチルアミンを除去した。約9.5を超
えるpHにおいては、遊離のトリエチルアミンは樹脂上
に良好に吸着する。
の流速、すなわち0.79ml/cc/時の空間速度で
水洗浄した。MTBAについて観察された最大濃度は1
1,000重量ppmであった。吸着されたMTBAの
本質的にすべてが200ccの水洗浄で回収された。
塩、すなわちアミン塩の濃度に対する漏出の依存性を実
証するもので、これは樹脂について一定の吸着能を示唆
している。実施例2は第4級アンモニウム塩の樹脂上へ
の吸着はブライン中の塩濃度とは無関係であることを実
証している。実施例3は塩化メチレンのような他の有機
物質はカラム上に吸着し得るが、第4級アンモニウム塩
の吸着はそれによって妨害されないことを示している。
実施例4は他の窒素含有化合物のブラインへの添加は該
樹脂の第4級アンモニウム塩吸着能を比例的に減ずるこ
とを示している。実施例5は樹脂は漏出後でさえもなお
吸着能を保有することを実証している。実施例6は代替
樹脂を使用する吸着を例示している。実施例7は脱着を
例示するものである。実施例8は洗浄水の温度の増加に
つれて脱着効率が増加することを実証している。実施例
9は塩化メチレンのような有機化合物の吸着によって膨
潤した樹脂は脱着を妨害しないことを例証している。実
施例10はアミン塩及び第3級アミンの混合物の回収は
酸性水洗浄による脱着法の使用によって促進されること
を実証している。実施例11は代替樹脂の使用による脱
着を例示している。
ル及びホスゲン誘導体の重合を目的とする界面重合法を
その下流に位置する本発明の方法に使用される樹脂吸着
床を包含する生成物の仕上げ処理装置とともに示す工程
流れ図である。明確を期するために、図1の流れ図中の
装置をアルファベットの大文字で示しそして工程の流れ
を数字で示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 高いイオン強度をもつ水溶液から一種又
はそれ以上の窒素化合物を吸着する方法であって、 (a)(i)該溶液中に約5重量%ないし約40重量%
の範囲で存在する塩化ナトリウム濃度に相当する高いイ
オン強度;及び(ii)該窒素化合物;を含有してなる水
溶液を選定し; (b)該水溶液をイオン交換能をもたない吸着剤重合体
状樹脂共重合体と接触させ;それによって該イオン交換
能をもたない吸着剤重合体状樹脂共重合体上への該窒素
化合物の吸着によって該溶液中の窒素化合物の濃度を減
少させることを特徴とする吸着法。 - 【請求項2】 該窒素化合物がアミンを含有してなる請
求項1記載の方法。 - 【請求項3】 該窒素化合物がアミン塩を含有してなる
請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 該窒素化合物がアミン及びアミン塩の混
合物を含有してなる請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 該窒素化合物が第3級及び第4級アンモ
ニウム塩からなる群から選んだ化合物である請求項1記
載の方法。 - 【請求項6】 イオン交換能をもたない吸着剤重合体状
樹脂共重合体上に吸着された一種又はそれ以上の窒素化
合物の脱着法であって、 (a)一種又はそれ以上のアミン塩を吸着させたイオン
交換能をもたない吸着剤重合体状樹脂共重合体を選定
し;そして(b)該イオン交換能をもたない吸着剤重合
体状樹脂共重合体を該窒素化合物を該イオン交換能をも
たない吸着剤重合体状樹脂共重合体から除去するに有効
な溶剤の有効量で洗浄することによって該吸着された窒
素化合物を脱着させ;それによって該窒素化合物を該溶
剤中に溶解することを特徴とする脱着法。 - 【請求項7】 (a)高いイオン強度をもつ水溶液から
一種又はそれ以上の窒素化合物を吸着する工程及び
(b)イオン交換能をもたない吸着剤重合体状樹脂共重
合体上に吸着された該窒素化合物を脱着する工程を含ん
でなる吸着及び脱着法であって、該吸着工程(a)は
(i)(1)該水溶液中に約5重量%ないし約40重量
%の範囲で存在する塩化ナトリウムの濃度に相当する高
いイオン強度;及び(2)該窒素化合物;を含有してな
る水溶液を選定し;(ii)該溶液をイオン交換能をもた
ない吸着剤重合体状樹脂共重合体と接触させ、それによ
って該窒素化合物を該イオン交換能をもたない吸着剤重
合体状樹脂共重合体上に吸着させて該溶液中の該窒素化
合物の濃度を減少させる;工程を含んでなり;そして該
脱着工程(b)は(i)一種又はそれ以上の窒素化合物
を吸着した吸着剤重合体状樹脂共重合体を選定し;そし
て(ii)該吸着剤重合体状樹脂共重合体をそれから該窒
素化合物を除去するに有効な溶剤の有効量で洗浄し、そ
れによって該窒素化合物を該溶剤中に溶解させることに
より該吸着された窒素化合物を脱着させる工程を含んで
なることを特徴とする吸着及び脱着法。
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