JPH0817621A - 超電導電流リード - Google Patents

超電導電流リード

Info

Publication number
JPH0817621A
JPH0817621A JP7115291A JP11529195A JPH0817621A JP H0817621 A JPH0817621 A JP H0817621A JP 7115291 A JP7115291 A JP 7115291A JP 11529195 A JP11529195 A JP 11529195A JP H0817621 A JPH0817621 A JP H0817621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
current lead
lead
current path
superconducting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7115291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3766448B2 (ja
Inventor
Keiichi Kimura
圭一 木村
Misao Hashimoto
操 橋本
Katsuyoshi Miyamoto
勝良 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP11529195A priority Critical patent/JP3766448B2/ja
Publication of JPH0817621A publication Critical patent/JPH0817621A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3766448B2 publication Critical patent/JP3766448B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトな電流リードを提供する。 【構成】 結晶方位が規定された屈曲した電流経路を有
するREBa2 Cu3X 系バルク超電導体と、その両
端に接続された導線とにより構成される超電導電流リー
ド。 【効果】 限られた形状の超電導体の電流経路を長くと
ることができ、熱侵入量の小さいコンパクトな電流リー
ドが提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体ヘリウムあるいは
冷凍機で冷却して使用する超電導機器に使用される電流
リードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ほとんどすべての超電導機器は液
体ヘリウム温度(4.2K)近くにまで冷却され使用さ
れている。これらの機器の大きな問題点の1つに室温か
らの熱侵入が挙げられる。熱は様々な部分から侵入して
くるが、とりわけ超電導機器に電流を供給する導線から
の熱侵入が最も大きい。電流リードは、電流を供給する
ための断面積(電流容量)を確保しながら、液体ヘリウ
ムからのガス潜熱を利用できるよう形状最適化するなど
の工夫がなされている導体である。
【0003】これまで利用されている電流リードは主と
して銅が用いられてきたが、最近これを酸化物超電導材
料で置き換える試みがなされている。酸化物超電導材料
の中には、YBa2 Cu3x 系、Bi2 Sr2 Ca2
Cu310系、Tl2 Ba2Ca2 Cu310あるい
は、Hg2 Sr2 Ca2 Cu38 系等、臨界温度が液
体窒素温度(77K)を超えるものが発見され、液体窒
素温度から液体ヘリウム温度の空間にこれらを利用する
ものである。電流リードが酸化物超電導体に置きかわる
ことは次の2つの利点がある。1つは超電導状態では電
気抵抗がゼロであるためにジュール熱が生じないことで
あり、もう1つは銅に比較して熱伝導率が低いことにあ
る。
【0004】以上のように酸化物超電導体は電流リード
としては極めて有望な材料であるが、この材料として用
いられるためには、ある一定以上の臨界電流密度および
長さが必要である。特に、超電導電流リードは電流リー
ド自体からのジュール熱がないために、熱侵入の観点か
ら温度勾配の方向に対して電流経路は長いほうが有利に
なる。焼結法で作製されたBi2 Sr2 Ca2 Cu3
10系材料は長い形状の材料が比較的容易に製造できるた
め、冷凍機で動作する超電導マグネットに利用されつつ
ある。しかしながら、焼結体であることとピンニング力
があまり大きくないBi系材料を用いていることから、
導体断面積を大きくとらざるを得ず、また強磁場では臨
界電流密度が著しく劣化することから、コンパクトな電
流リードの母体となる材料として適さない。
【0005】臨界電流密度やその磁場中における特性を
考えた場合、YBa2 Cu3x 系超電導材料は優れた
特性を有する。Yの位置は他のLa,Ce,Pr,N
d,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,E
r,Tm,Yb,Luからなる群から選ばれた1種以上
の元素で置換してもよく、以下REBa2 Cu3x
表記する。ただし、この材料系の場合、結晶粒界が著し
く臨界電流密度を低下させるため、結晶粒が高度に配向
している必要がある。現在の技術では、配向したREB
2 Cu3x を製造する方法として、格子定数の近い
基板上に成膜させる方法と溶融法が挙げられる。しか
し、前者の場合、気相法を用いるため成膜速度の問題か
ら断面積の大きな材料の作製が難しく、臨界電流密度は
大きくとれても、電流リードに不可欠な臨界電流が大き
くとれない欠点がある。
【0006】一方、QMG法(特開昭63−26160
7、特願平2−402204)で代表されるような溶融
法を用いることによって、臨界電流密度が高く、比較的
大型の材料が実際得られる。溶融法は、一度RE2 Ba
CuO5 相とBa−Cu−Oを主成分とした液相が共存
する温度領域まで昇温し、これをREBa2 Cu3x
が生成する包晶温度直上まで冷却し、この温度から徐冷
を行うことにより、結晶成長させ大きな結晶粒を得る手
法である。この手法により、現在、約20cm2 以上の
結晶粒をもったバルク超電導材料を作製することができ
る。この材料の臨界電流密度は77K,1Tで1000
0A/cm2 であり、上述のBi2 Sr2 Ca2 Cu3
10系材料に比べて臨界電流密度が優れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では得られる形状がバルク状であるために、1次元的
電流経路を長くとることに限界がある。そこで、本発明
は、長さが限定されているが臨界電流の高いREBa2
Cu3x 系バルク超電導体に切り込み加工を施し、長
い電流経路を付与されたコンパクトな電流リードを提供
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するものであって、ミアンダ構造を有する配向したRE
Ba2 Cu3x 系バルク超電導体(REはY,La,
Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,D
y,Ho,Er,Tm,Yb,Luからなる群から選ば
れた1種以上の元素)とその両端に接続された導線によ
り構成される導体で、REBa2 Cu3x の電流経路
が常にab面と平行であることを特徴とする超電導電流
リードである。また、配向したREBa2 Cu3x
バルク超電導体とその両端に接続された導線により構成
される導体で、REBa2 Cu3x の電流経路が90
度の角度を有して屈曲し、かつ電流経路が常にab面と
平行であることを特徴とする超電導電流リードである。
また、これらの超電導電流リードであって、導線に接続
されるREBa2 Cu3x 系バルク超電導体の断面積
が中央部より大きくなっていること、熱伝導性の悪い材
料で気密に封じられていることも特徴とする。
【0009】
【作用】本発明はQMG材のような配向したREBa2
Cu3x 系バルク超電導体1に切り込み加工2を施
し、図1、図2(a),(b)に示されるような2次元
的な電流経路をとらせる手段を設けたものである。この
ようなシグザグな電流経路をとらせることにより、熱伝
導が低く、磁場中においても電流容量が大きいコンパク
トな電流リードができる。これは、真空中あるいは減圧
中で使用されるような冷凍機動作型の超電導マグネット
に使用される電流リードとして特に有用である。
【0010】先にも述べたように、上述した酸化物超電
導材料は結晶粒界が著しく臨界電流密度を低下させるた
め、電流経路を横切るような結晶粒界がある構造では、
高い性能を有する電流リードにはならない。したがっ
て、使用されるREBa2 Cu3x は配向している必
要がある。また、この材料は、c軸(単位格子の最長
軸)方向には臨界電流密度が小さいこと、およびこの軸
の直角の面(ab面)の強度が著しく小さいために、図
3ないし図5に示してあるように、長手方向すなわち電
流経路がab面に平行になっている必要がある。
【0011】図1はミアンダ構造と呼ばれる構造であ
る。この構造には3つの利点がある。第1は、隣合う電
流経路を流れる電流は反対向きであるためにインダクタ
ンスを小さくできる点である。第2はコンパクト化が可
能であることである。特にQMG法で作製したREBa
2 Cu3x 系バルク超電導体は臨界電流密度が高く、
断面積を小さくでき、相当コンパクト化が図れる。そし
て、第3は形状付与が容易であることである。実際、平
板状の試料をダイヤモンドカッターで容易に作製するこ
とができる。
【0012】両端の導線と接続される部分は、導線の抵
抗や導線とREBa2 Cu3x の接触抵抗に起因する
ジュール熱等によって温度上昇があり、超電導体の断面
積が等しい場合はこの近傍から常電導転移(クエンチ)
を起こすおそれがある。この材料は熱伝導が小さいた
め、常電導転移部分で発熱が局所的に起こり、焼損の危
険性が大きくなる。この危険性を小さくするには、導線
との接続部分近傍の断面積を大きくとり、クエンチが起
こっても中央部から電流リード全体に起こるようにする
必要がある。
【0013】ミアンダ構造では隣合う電流の向きが18
0度であるため、経路間に電磁力が作用することから、
強度の点から不利な構造である。したがって、電流経路
の隙間をFRP等の熱伝導の悪い材料で埋めて使用する
形態も考えられる。図2のような構造はミアンダ構造に
比較して電流経路は長くとれないが、電流経路が直交し
ていることから、電磁力はかからない構造であり、板状
試料から容易に加工することが可能である。
【0014】これまでの電流リードの発想が蒸発ヘリウ
ムガスを積極的に利用するために、ガスの温度勾配の方
向に電流が流れる必要があった。しかし、前述したよう
な冷凍機で動作する超電導マグネットに用いられる電流
リードの場合、必ずしも1方向に長くする必要はない。
このようなマグネットの場合、電流リードは10K−8
0Kの真空空間に設置され、冷凍機からの伝導冷却によ
って冷却されるために、温度勾配は電流リード導体に沿
ってつく。したがって、ミアンダ構造のような2次元的
な構造を有していても伝導経路が長くなることによる効
果は十分ある。
【0015】また、ミアンダ構造のような構造は、ガス
中で用いられる場合は隣合う経路間でガスによる熱伝達
があるため、ステンレス、キュプロニッケル、FRPの
ような熱伝導の悪い材料で真空あるいは減圧状態で封じ
られて用いられる方が効果は大きい。
【0016】本発明において配向したREBa2 Cu3
x バルク超電導体に限定した理由は、Bi系焼結材料
では臨界電流密度が小さいため、断面積を大きくとらざ
るを得ず、本発明の大きな効果であるコンパクト性が得
られないからであり、気相法で作製したような薄膜材料
では臨界電流を大きくとることができないからである。
臨界電流を大きくとるため、積層させて並列させる方法
も考えられるが、相対的に基盤の厚さが大きいため基盤
の熱伝導が無視し得なくなる。
【0017】厚さは0.1mm以上であることが望まし
い。理由はこの厚さがおおよそ薄膜とバルクの境界であ
ることと、一般に超電導マグネットは100A以上の電
流容量を必要とするが、この材料の77Kの臨界電流密
度がゼロ磁場で100000A/cm2 程度であるから
である。また、実際問題としてこれ以上薄くすることは
現実的ではない。
【0018】
【実施例】
(実施例1)QMG法で作製したYBa2 Cu3x
バルク超電導体から図3、図4および図5で示されるよ
うな電流リードを作製した。これらを電流リードA(図
3)、電流リードB(図4)および電流リードC(図
5)とする。電流リードBの切り込み部分2を含めて、
加工はすべてダイヤモンドカッターを用いて行った。そ
れぞれの電流リードを構成している材料は全体にわたっ
て大傾角粒界がなく、マトリクスのYBa2 Cu3x
相内にY2 BaCuO5 相が平均2μm以下で均一に分
散している組織を有する。結晶方位は図3から図5に示
したように試料の最も広い面がab面、すなわち電流の
流れる方向がab面に平行である。また、この材料の臨
界電流密度は77K,1Tで25000A/cm2 であ
る。なお図中3は電流の流れる方向を示す。
【0019】これらの電流リードを液体ヘリウム中で超
電導体の臨界電流密度を測定するための臨界電流密度測
定ホルダーに適用した。臨界電流密度は図6に示したよ
うなクライオスタットを構成して測定される。図6は電
流リードAを設置した時の図を示したもので(a)は全
体図、(b)はX部分の拡大図である。使用した試料ホ
ルダー11は6つの試料の測定が可能であり、プラス側
を共通にして2mm径の通電用銅線が合計7本キュプロ
ニッケルパイプの心棒16に沿って外部から測定部まで
入っている(図の中では、銅線は省略している)。この
径の銅線であれば、通常200Aまでの通電が可能であ
る。
【0020】試料ホルダー11は図に示されたようなス
テンレスデュワー12にフランジ13で固定され、試料
ホルダー11に設置した超電導試料に通電しながら、臨
界電流密度を測定する。デュワー12は真空17と液体
窒素14によって熱的にシールドされ、通電用銅線がな
い場合の液体ヘリウム15のレベルが200mmから0
mmになるまでの蒸発速度は、0.007リットル/分
である(以下、蒸発速度とは液体ヘリウムのレベルが2
00mmから0mmまでの平均の蒸発速度をいう)。こ
れに対して、2mm径の通電用銅線が7本デュワーの外
から試料ホルダー11まで入った場合の液体ヘリウムの
蒸発量は、0.08リットル/分であった。したがっ
て、90%以上の熱が通電用銅線を通じての熱伝導によ
って侵入してくることがわかった。
【0021】この銅線の途中にそれぞれ7本の電流リー
ドA、電流リードB、電流リードCを挿入・接続した場
合の電流リード両端の電圧および液体ヘリウムの蒸発量
を測定した。接続方法はYBa2 Cu3x の電流リー
ド18両端の電極部分19(長さ約1cm)にRFスパ
ッタリング装置で銀を1μm成膜させ、これを長さ5c
mの銅編み線20を介して通電用銅線に半田づけするこ
とによって行った。銅線とYBa2 Cu3x 電流リー
ド18の間に銅編み線20を介する理由は、間にフレキ
シブルな銅編み線を入れることによって、冷却による熱
収縮歪みを解放するためである。
【0022】液体ヘリウムのレベルがゼロの状態におい
ても、電流リードは銅線からの熱伝導と液体ヘリウムか
らの蒸発ガスによって50K以下に冷却された。図6に
おいて21が液体ヘリウムのレベルがゼロの位置であ
る。試料ホルダー11の試料設置部分を銅ブロック22
で短絡し、それぞれの電流リードに200Aの直流電流
を流した。すべての電流リードの両端には電圧は検出さ
れなかった。
【0023】表1に電流リードA,B,Cそれぞれの電
流リードを設置した場合の液体ヘリウムの蒸発量を示し
た。表に示したとおり、YBa2 Cu3x の電流リー
ドを挿入した場合は、挿入しない場合に比較して熱侵入
が抑えられ、電流経路が長くなるにしたがってその効果
が大きくなることがわかった。
【0024】
【表1】
【0025】(実施例2)次に、デュワー内を37.8
mmHgまで排気をしてYBa2 Cu3x 電流リード
を用いなかった場合と電流リードAを7本挿入した場
合、電流リードBを7本挿入した場合および電流リード
Cを7本挿入した場合の液体ヘリウムの蒸発量を測定し
た。YBa2 Cu3x 電流リードを用いなかった場
合、液体ヘリウムの蒸発量が大きく、37.8mmHg
まで圧力が低下する前に液体ヘリウムの液面が0mmに
なってしまった。一方、YBa2 Cu3x 電流リード
を用いた場合、減圧の結果ラムダ点に達し、この場合、
液体ヘリウムの液面近傍は2.2Kに到達した。表2に
平均の液体ヘリウムの消費量を示す。電流リードAと電
流リードBおよび電流リードC間で大きな差が認められ
た。ミアンダ構造をとって電流経路を長くとったもの
は、液体ヘリウムの消費量は低減され、電流リードから
の熱侵入が大幅に低減されたことがわかった。
【0026】
【表2】
【0027】(実施例3)次に、FRPの箱の中にYB
2 Cu3x 電流リードを1気圧のヘリウムガスで密
封したものを作製し、実施例1と同様な実験を行った。
銅線部分とFRPはスタイキャスト1266と呼ばれる
エポキシ樹脂でシールした。したがって、低温に冷却さ
れると、電流リードの周囲は減圧状態になる。表3に電
流リードA,B,Cそれぞれ7本設置した場合の液体ヘ
リウムの消費量を示す。電流リードAの場合は、密封し
ない場合に比較して消費量が大きくなったが、電流リー
ドBとCの場合は実施例1の場合に比較して、消費量が
低減することがわかった。
【0028】
【表3】
【0029】(実施例4)次に、形状・結晶方位の異な
る切り出し方をした試料の液体窒素温度における臨界電
流を測定した。測定した試料は実施例1で用いた電流リ
ードAからCおよび図7から図9に示したような試料で
あり、それぞれ電流リードD,E,Fとする。すべての
電流リードに使用されたYBa2 Cu3x は大傾角粒
界のない配向した材料である。電流リードDは、電流リ
ードCと同じ形状であるが結晶方位が異なる。電流リー
ドEは、電流リードBと同一形状であるが、切り出し方
位が異なる。電流リードFは、電流リードCと結晶方位
は同じであるが、電流リードCに比較して電極部分の断
面積が細く、中心部の断面積と同じに切り出されたもの
である。
【0030】臨界電流測定は4端子法で行い、電流端子
は両端1cmの部分で実施例1に示したものと同様な方
法で形成した。電圧端子はその内側5mmの部分につけ
た。電流リードAからCまでは、電源の測定限界である
500Aまで電圧は発生せず、すなわち臨界電流が50
0A以上であった。電流リードDは390Aの電流を印
加したところで、ミアンダ構造の中央部の図7の4の部
分で破損してしまった。破損はab面での劈開割れであ
ったが、これは電流経路間の電磁力によるものであった
と考えられる。電流リードEの場合は破壊は起こらなか
ったが、400A通電したところで臨界電流に達した。
これは、電流経路が臨界電流の低いc軸方向になってい
るためと考えられる。電流リードFの場合は、480A
通電したところで、電流端子近傍の図9の5の部分で焼
損してしまった。これは、電流端子部分の温度が接触抵
抗によるジュール熱により温度上昇を起こし、局所的に
クエンチしてしまったためと考えられる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、配向した臨界電流
密度の高いREBa2 Cu3x 系バルク超電導体に結
晶方位を規定して切り込み加工を施し、図1または図2
に示されるようなジグザグな電流経路をとらせることに
より、電流経路が長く熱侵入量の小さい電流リードが製
造できる。これは、真空中あるいは減圧中で使用される
電流リードとして特に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミアンダ構造を説明する図
【図2】(a),(b)はそれぞれ屈曲した構造を有す
る電流リードを説明する図
【図3】電流リードAの概略図
【図4】電流リードBの概略図
【図5】電流リードCの概略図
【図6】実施例における実験に用いたクライオスタット
の概略図で(a)は全体図、(b)はX部分の拡大図
【図7】電流リードDの概略図
【図8】電流リードEの概略図
【図9】電流リードFの概略図
【符号の説明】
1 REBa2 Cu3x 超電導体 2 切り込み 3 電流の流れる方向 4 破損部分 5 焼損部分 11 試料ホルダー 12 クライオスタット 13 フランジ 14 液体窒素 15 液体ヘリウム 16 心棒 17 真空 18 電流リード 19 電極部分 20 銅編み線 21 液体ヘリウムのレベルがゼロの位置 22 銅ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 12/16 ZAA

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミアンダ構造を有する配向したREBa
    2 Cu3x 系バルク超電導体(REはY,La,C
    e,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,D
    y,Ho,Er,Tm,Yb,Luからなる群から選ば
    れた1種以上の元素)とその両端に接続された導線によ
    り構成される導体で、REBa2 Cu3x の電流経路
    が常にab面と平行であることを特徴とする超電導電流
    リード。
  2. 【請求項2】 配向したREBa2 Cu3x 系バルク
    超電導体(REはY,La,Ce,Pr,Nd,Pm,
    Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Y
    b,Luからなる群から選ばれた1種以上の元素)とそ
    の両端に接続された導線により構成される導体で、RE
    Ba2 Cu3x の電流経路が90度の角度を有して屈
    曲し、かつ電流経路が常にab面と平行であることを特
    徴とする超電導電流リード。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の超電導
    電流リードであって、導線に接続されるREBa2 Cu
    3x 系バルク超電導体の断面積が中央部より大きくな
    っていることを特徴とする超電導電流リード。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の超電導電流リードであって、熱伝導性の悪い材料で気
    密に封じられていることを特徴とする超電導電流リー
    ド。
JP11529195A 1994-04-26 1995-04-18 超電導電流リード Expired - Lifetime JP3766448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11529195A JP3766448B2 (ja) 1994-04-26 1995-04-18 超電導電流リード

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-109197 1994-04-26
JP10919794 1994-04-26
JP11529195A JP3766448B2 (ja) 1994-04-26 1995-04-18 超電導電流リード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0817621A true JPH0817621A (ja) 1996-01-19
JP3766448B2 JP3766448B2 (ja) 2006-04-12

Family

ID=26448990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11529195A Expired - Lifetime JP3766448B2 (ja) 1994-04-26 1995-04-18 超電導電流リード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3766448B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146292A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd 酸化物超電導電流リード
US10741743B2 (en) 2015-09-16 2020-08-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Oxide superconductor and method for manufacturing the same
US12566226B2 (en) 2021-07-06 2026-03-03 Koninklijke Philips N.V. Electrical connection for use in cryogenic applications

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146292A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd 酸化物超電導電流リード
US10741743B2 (en) 2015-09-16 2020-08-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Oxide superconductor and method for manufacturing the same
US11417820B2 (en) 2015-09-16 2022-08-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Oxide superconductor and method for manufacturing the same
US12566226B2 (en) 2021-07-06 2026-03-03 Koninklijke Philips N.V. Electrical connection for use in cryogenic applications

Also Published As

Publication number Publication date
JP3766448B2 (ja) 2006-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8993485B2 (en) Methods of splicing 2G rebco high temperature superconductors using partial micro-melting diffusion pressurized splicing by direct face-to-face contact of high temperature superconducting layers and recovering superconductivity by oxygenation annealing
KR101419331B1 (ko) 감소된 교류 손실들을 갖는 다중필라멘트 초전도체 및 그 형성 방법
US7981841B2 (en) Resistive type super conductive current-limiting device comprising a strip-shaped high-Tc-super conductive path
Park et al. Analysis of a joint method between superconducting YBCO coated conductors
KR20150065694A (ko) 초전도성 코일 장치 및 제조 방법
JP5724029B2 (ja) 超電導電流リード、超電導電流リード装置、および超電導マグネット装置
JP5022279B2 (ja) 酸化物超電導電流リード
JP2013175293A (ja) 超電導電流リードおよび電流リード装置と超電導マグネット装置
JP5675232B2 (ja) 超電導電流リード
Sato et al. High field generation using silver-sheathed BSCCO conductor
JPH0817621A (ja) 超電導電流リード
JP5011181B2 (ja) 酸化物超電導電流リード
JP2008305765A (ja) 酸化物超電導電流リード
JP5614831B2 (ja) 酸化物超電導電流リード
JP2004111581A (ja) 超電導マグネット装置
JP2012064323A (ja) 超電導電流リード
JP6444549B2 (ja) 超電導電流リード
JP6125350B2 (ja) 超電導線材の接続部及び超電導電流リード
JP6238623B2 (ja) 超電導電流リード
JPH0818110A (ja) 超電導導体
JP5925827B2 (ja) 超電導電流リード
JP2018055990A (ja) 超電導電流リード及び酸化物超電導線材
JP5162088B2 (ja) 窒素−酸素混合冷媒による冷却方法
Silver et al. 9 Developments in high temperature superconductivity
JP4901585B2 (ja) 酸化物超電導電流リード

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051006

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090203

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130203

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140203

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term