JPH08176241A - 接着剤用水性分散物 - Google Patents

接着剤用水性分散物

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JPH08176241A
JPH08176241A JP7225521A JP22552195A JPH08176241A JP H08176241 A JPH08176241 A JP H08176241A JP 7225521 A JP7225521 A JP 7225521A JP 22552195 A JP22552195 A JP 22552195A JP H08176241 A JPH08176241 A JP H08176241A
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    • C08F251/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polysaccharides or derivatives thereof
    • C08F251/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polysaccharides or derivatives thereof on to cellulose or derivatives thereof
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    • C09J151/08Adhesives based on graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Adhesives based on derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エチレンと酢酸ビニルとを基本成分とし、0
〜−40℃のガラス転移温度を有しそして慣用の物質に
有効とされる接着値を超えそして、プライマーまたは溶
剤なしに、未処理のポリオレフィン物質に対してもかゝ
る値を示す接着剤分散物の提供 【解決手段】 少なくとも部分的にグラフトされた状態
のセルロースエーテルおよび−40〜0℃のガラス転移
温度を有するコポリマーを含有し、且つ酢酸ビニル、エ
チレンおよび、脂肪族の(C3 〜C18)−カルボン酸の
ビニルエステル、脂肪族の(C3 〜C18)−アルコール
のアクリル酸エステル、メタクリル酸エステルおよびマ
レイン酸ジエステルより成る群の内のコモノマーを、
0.05〜0.95重量% のα,β−不飽和カルボン
酸、0〜0.95重量% の、エポキシ基または水酸基を
持つメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルお
よび1.5〜20重量% のセルロースの存在下に重合す
ることによって製造される水性分散物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも部分的にグ
ラフトされた状態のセルロースエステルを含む水性分散
物、それの製造方法および少なくとも部分的にグラフト
された状態のセルロースエーテルを含む分散物より成
る、特にポリオレフィン用の接着剤に関する。
【0002】
【従来技術】酢酸ビニルおよびエチレンを基本構成成分
とするコポリマー水性分散物は、接着剤の分野の広範に
使用されている。接着剤は中でも包装分野、床用接着
剤、家具用フィルム分野および多くの他の用途分野で非
常に好適な性質を示すように最適化されている。市場で
現在入手できる接着剤は剪断−および剥離強度として測
定されるPVC、ポリエステルおよびポリウレタンの如
き慣用の材料への所望の接着力に関する要求を満足させ
ているけれども、ハロゲン化合成樹脂製品の廃棄物問題
の為にPVCフィルムおよび−床被覆物の代わりにます
ます最近多く使用されているPVC−代替物質、特にポ
リオレフィン−被覆物およびポリオレフィン−フィルム
用には適合していない。
【0003】これらの材料の場合に生じる湿潤−および
接着障害を解決するために、現在では色々な方法が行わ
れている。例えば溶剤含有プライマー(ヨーロッパ特許
出願公開第0,539,710号明細書)を用いるかま
たは変性ゴムを基本成分とする接着剤を開発するもので
ある(Polym.Prep.、Jpn.Engl.E
d.38(2)、第E658頁、(1989))。別の
方法は気相での弗素化によってポリオレフィン物質を変
性することにある。この場合にはポリマー表面が弗素と
の反応によって官能化される。この技術水準は、所望の
接着強度を弗素化だけによってポリオレフィンの上で達
成できることである(Kleben und Dich
ten、38(6)、1994、第21〜24頁)。
【0004】特に水性の床用接着剤の分野では、未処理
ポリオレフィン−被覆物を接着する解決法が急ぎ探究さ
れている。何故ならば、被覆材料の色々な貯蔵条件のも
とで前処理の効果が貯蔵期間の間に維持されずそして他
の変性に追加的な別の作業操作が必要とされそしてそれ
故に価格を上昇させるからである。寄木細工の床を含め
たあらゆる通例の床仕上げ剤を接着するための水性分散
物床用接着剤は市場に定着している。これらはドイツ特
許出願公開第2,301,497号明細書およびヨーロ
ッパ特許出願公開第0,221,461号明細書に開示
されており、合成樹脂分散物の状態の水性バインダー、
樹脂およびフィラーで組成されている。樹脂は一般にコ
ロホニウム、トール樹脂またはこれらの天然樹脂のエス
テルで構成されており、そして55℃以下の引火点を有
する有機系低沸点溶剤中で使用されている。3〜5重量
% のトルエンまたはキシレンを含むかゝる床用接着剤は
現在では時代遅れと見なされており、危険物関連法令が
あるために制限された条件の下でしか使用することがで
きない。
【0005】溶剤不含と見なされるが、高沸点溶剤、例
えばブチルジグリコール、ブチルジグリコール−アセテ
ート、ジブチルフタレートまたは他の高沸点エーテル
類、例えばジエチレングリコール−モノブチルエーテル
またはポリエチレングリコールジメチルエーテル、エチ
レングリコール−ジメチルエーテルまたはジ−またはト
リエチレングリコール−ジメチルエーテル、並びに重合
体可塑剤を含有する樹脂調製物も、接着剤の変性のため
に有利に使用されてきた。米国特許第4,654,38
8号明細書およびドイツ特許出願公開第2,019,2
33号明細書には、造膜性の酢酸ビニル/エチレン/ア
クリレート−ラテックス、フィラー、ジエチレングリコ
ール−モノブチルエーテルまたはジブチルフタレートお
よびコホロニウム樹脂と−エステルとの混合物を含有す
る床用接着剤が開示されている。
【0006】天然樹脂を含まず且つ酢酸ビニル/エチレ
ンを基本構成成分とする接着剤は官能性コモノマーの混
入によって改善することができる。英国特許出願公開第
1,407,827号明細書およびヨーロッパ特許出願
公開第0,327,376号明細書には加水分解性シリ
コーン化合物がこの目的にために共重合されている。ヨ
ーロッパ特許出願公開第0,365,980号明細書で
は、1〜5重量% のオレフィン性不飽和カルボン酸の存
在下に重合を実施する。ヨーロッパ特許第0,216,
210号明細書によるとエチレン性不飽和カルボン酸お
よびヒドロキシアルキル官能性化合物が同時に存在する
ことが必要とされている。
【0007】酢酸ビニル/エチレンを基本成分とする改
善された接着剤の別の製造方法は特定の分散剤の用途を
提案している。ドイツ特許出願公開第2,718,71
6号明細書では、この目的のために酢酸ビニルおよびエ
チレンを1〜8重量% のポリグリコールエーテルのタイ
プの非イオン系界面活性剤および0.1〜1重量% の水
溶性の高分子量保護コロイドの存在下に重合している。
ヨーロッパ特許出願公開第0,295,727号明細書
は慣用の乳化剤および保護コロイドの存在下に重合する
ことを提案している。保護コロイドはエマルジョンを基
準として0.02〜2重量% ──モノマーを基準として
0.005〜1.3重量% に相当する──の量で添加さ
れる。酢酸ビニルおよびエチレンを基本成分とするこの
種の分散物いおいては、少量のセルロースエーテルが、
安定性を向上させそして微細粒子の分散物を製造し得る
ために保護コロイドとして使用される。保護コロイド成
分は1.3重量% までの範囲で使用する。この方法で製
造される接着剤は例えばポリ塩化ビニル、ポリスチレン
およびポリエステル材料への優れた接着力を示すが、未
処理で未変性のポリオレフィン物質には優れた接着力を
示さない(比較例2)。
【0008】公知の慣用の合成樹脂分散物および接着剤
処方を用いて製造された床用接着剤はポリオレフィンを
基礎とする被覆物を十分な強度で接着することができな
い。未処理のポリオレフィン被覆物についも、要求され
る条件を満足させることができるように、本発明のコポ
リマー分散物は開発されてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、エチ
レンと酢酸ビニルとを基本成分とし、0〜−40℃のガ
ラス転移温度を有しそして慣用の物質に有効とされる接
着値を超えそして、プライマーまたは溶剤なしに、未処
理(例えば化学的および物理的表面処理については“K
leben;Grundlagen Technolo
gie Anwendungen”、Springer
−Verlag、ベルリン、1986参照)のポリオレ
フィン物質に対してもかゝる値を示す接着剤分散物を開
発することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題は、酢酸ビニ
ル、エチレンおよび他のビニルエステル、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステルまたはマレイン酸ジエス
テルを0.05〜0.75重量% のα,β−不飽和カル
ボン酸および1.5〜20重量% のセルロースエーテル
の存在下に重合することによって得られそして少なくと
も部分的にグラフトされた状態のセルロースエーテルを
含有する水性分散物によって解決することができた。
【0011】それ故に本発明は、少なくとも部分的にグ
ラフトされた状態のセルロースエーテルおよび−40〜
0℃のガラス転移温度を有するコポリマーを含有し、且
つ酢酸ビニル、エチレンおよび、脂肪族の(C3
18)−カルボン酸のビニルエステル、脂肪族の(C3
〜C18)−アルコールのアクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステルおよびマレイン酸ジエステルより成る群の
内のコモノマーを、0.05〜0.95重量% のα,β
−不飽和カルボン酸、0〜0.95重量% の、エポキシ
基または水酸基を持つメタクリル酸エステルまたはアク
リル酸エステルおよび1.5〜20重量% のセルロース
の存在下に重合することによって製造される水性分散物
に関する。
【0012】適するビニルエステルは、好ましくは炭素
原子数3〜12の脂肪族モノカルボン酸のビニルエステ
ル、例えばビニルプロピオナート、ビニルブチラート、
ビニルカプロエート、ビニルラウレート、ビニルデカノ
エートおよびバーサテック酸ビニルエステル((R) Ve
rsatic acid vinyl ester:S
hell−Chemie)である。
【0013】適するアクリレートおよびメタクリレート
は好ましくは炭素原子数1〜12の一価アルコールのア
クリル酸エステル、例えばメチルアクリレート、エチル
アクリレート、ブチルアクリレートおよび2−エチルヘ
キシルアクリレートおよび炭素原子数1〜12の一価ア
ルコールのメタクリル酸エステル、例えばメチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
トおよび2−エチルヘキシルメタクリレートがある。適
するマレイン酸ジエステルは好ましくは炭素原子数1〜
12の一価の脂肪族アルコールのエステル、例えばジブ
チルマレエート、ジヘキシルマレエートおよびジオクチ
ルマレエートがある。アクリル酸−およびメタクリル酸
エステルのアルコール残基は線状のまたは枝分かれした
アルキル鎖で構成されていてもよい。
【0014】酢酸ビニル、エチレンおよび、ビニルエス
テル、アクリレート、メタクリル酸エステルおよびマレ
イン酸−ジエステルより成る群のコモノマーの量(重
量)は、−40〜0℃の範囲、好ましくは−20〜−5
℃の範囲のガラス転移温度を有する合成樹脂分散物が生
じる様に選択する。この分散物は、ポリマーが好ましく
は−20〜−5℃のガラス転移温度を有しそしてその結
果として0℃以下の最低造膜温度を保証する限り、広い
凝固範囲並びに第二ガラス転移温度または溶融範囲を有
していてもよい。本発明のコポリマーは好ましくは50
〜70重量% の酢酸ビニル、1.5〜9.5重量% のエ
チレンおよび25重量% より多い、脂肪族の(C3 〜C
18)−カルボン酸のビニルエステル、脂肪族の(C3
18)−アルコールのアクリル酸エステル、メタクリル
酸エステルおよびマレイン酸ジエステルより成る群の内
のモノマーで構成されている。
【0015】特に、本発明のコポリマーは、2−エチル
ヘキシルアクリレートおよびα−ジアルキル−分岐(C
10〜C11)−カルボン酸のビニルエステル、例えば(R)
Veova 10および(R) Veova 11(She
ll−Chemie)より成る群の内のモノマー単位2
5重量% より多くを含有している。本発明のポリマーは
好ましくはα,β−不飽和カルボン酸として0.1〜
0.7重量% 、特に0.15〜0.45重量% のアクリ
ル酸および/またはメタクリル酸を含有している。
【0016】本発明のコポリマー中に場合によっては含
まれておりそしてエポキシ基または水酸基で変性されて
いるメタクリル酸−またはアクリル酸エステルは好まし
くはグリシジルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキ
シプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリ
レートまたはN−メチロールアクリルアミドである。本
発明のポリマー中のこれらコモノマーの含有量は好まし
くは0.1〜0.7重量% 、特に好ましくは0.15〜
0.45重量% である。
【0017】本発明の分散物は好ましくは1.7〜15
重量% 、特に好ましくは2〜10重量% のセルロースエ
ーテル、例えばメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースまたはヒドロキシエチルセルロース、特に疎水
性変性されたヒドロキシエチルセルロースを含有してお
り、これの製法はJ.Appl.Polym.Sc
i.,第40巻、第333〜343頁、1990に説明
されている。
【0018】本発明の分散物のポリマー粒子の粒度は
0.02〜1μm 、好ましくは0.05〜0.4μm の
粒度である。分散物の固形分含有量は40〜65重量%
、好ましくは45〜60重量% である。本発明は、酢
酸ビニル、エチレンおよび、脂肪族(C3 〜C18)−カ
ルボン酸のビニルエステル、脂肪族(C1 〜C18)−ア
ルコールのアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
およびマレイン酸ジエステルを0.05〜0.95重量
%のα,β−不飽和カルボン酸、0〜0.95重量%
の、エポキシ基または水酸基を持つメタクリル酸エステ
ルまたはアクリル酸エステルおよび1.5〜20重量%
のセルロースエーテルの存在下に重合することによって
水性分散物を製造する方法にも関する。
【0019】分散物は耐圧オートクレーブ中で製造する
のが好ましい。この目的には、モノマーを連続的にまた
は不連続的に所望の反応温度で、全部または一部が反応
器中に存在している保護コロイドまたは保護コロイド/
乳化剤−混合物の水溶液に添加する。遊離基形成性重合
開始剤の全てはコモノマーの重合のために通例の量で使
用することができる。適する開始剤は例えば過酸のアル
カリ金属−およびアンモニウム塩、例えば過硫酸カリウ
ム、−ナトリウムおよび−アンモニウム、およびレドッ
クス触媒、例えば過硫酸アンモニウムと硫酸水素アンモ
ニウムとの組合せ、または過酸化水素とアスコルビン酸
との組合せ、過酸化水素と鉄(II)塩との組合せ並びに
第三ブチル−ヒドロペルオキシドとホルムアルデヒド−
スルホン酸ナトリウムとの組合せがある。有機過酸化
物、過炭酸塩およびアゾ過化合物、好ましくはジベンゾ
イルペルオキシド、アゾイソブチロニトリル、第三ブチ
ル−ペルオキシジエチルジアセテートおよび第三ブチル
ペルオキシ−2−エチルヘキサノエートも同様に使用で
きる。開始剤の使用量はモノマーを基準として0.1〜
2重量% 、好ましくは0.2〜1重量% である。上記開
始剤は混合物としても使用できる。
【0020】エチレンを除いたモノマーをモノマー混合
物の状態またはモノマーのエマルジョンの状態で反応系
に配量供給することができる。モノマーのエマルジョン
の場合には、該エマルジョンを保護コロイドまたは乳化
剤によって安定化することができる。既に記載したセル
ロースエーテルはモノマーエマルジョンの安定化の為に
保護コロイドとして使用される。他の慣用の保護コロイ
ドおよび乳化剤、好ましくはアニオン系−または非イオ
ン系乳化剤を追加的に使用することもできる。
【0021】分散物を製造する場合には、上記の開始剤
系を反応用オートクレーブ中に全部を最初に導入するか
または一部分を最初に導入しそして残りをモノマーのエ
マルジョンとしてまたは溶液として配量供給する。モノ
マーは連続的にまたは不連続的に、即ち配量供給法によ
って、バッチ法によってまたはバッチ法と配量供給法と
の組合せによって重合することができる。エチレンを除
いたモノマーの好ましくは50重量% まで、特に好まし
くは20重量% までを反応容器に最初に導入しそして残
りを重合の間に連続的にまたは不連続的に配量供給す
る。
【0022】本発明の分散物の製造のためには、エチレ
ンは気体状態で反応容器に30〜100bar、好まし
くは40〜80barのエチレン圧および45〜90
℃、好ましくは50〜85℃の反応温度で配量供給す
る。エチレン圧を重合の間に一定に維持してもまたは変
化してもよい。本発明の共重合体の間にセルロースエー
テルへのエチレン、酢酸ビニル、メタクリル酸およびア
クリル酸およびそれらと(C2 〜C18)−アルコールと
のエステルまたはマレイン酸ジエステルまたはビニルエ
ステルが多量にグラフトする結果として、慣用の材料、
例えばポリ塩化ビニル、ポリスチレンおよびポリエステ
ルに対しする優れた接着剤特性の他にポリオレフィン材
料に対しても所望の接着特性を満足させる水性分散物が
生じる(実施例1〜5)。接着特性は合成樹脂の通例の
表面全体へのこうして製造される分散物の非常に良好な
湿潤能力および接着後に生じる基材への高い接着力から
得られる(表1)。驚くべきことに性質像は得られるコ
ポリマーの分子量に実質的に無関係であり、セルロース
エーテルのグラフト度に決定的に依存している。
【0023】本発明の分散物は極めて少ない揮発性有機
成分(低揮発成分)量で製造できるので、環境汚染を起
こさない。揮発性成分を減らすためには、完成分散物は
ヨーロッパ特許第327,006号明細書に記載された
方法によって製造することができる。この目的のため
に、天然油脂、例えばマッコウ鯨油、たら肝油、パラフ
ィン油、長鎖アルコール、例えば脂肪アルコール、およ
び高重合グリコール類およびこれらアルコールと脂肪と
の混合物並びに脂肪酸ポリグリコール−エステル、ソル
ビトール−モノラウレートおよびシリコーンを基本成分
とする少量の慣用消泡剤を次いで完成分散物に添加す
る。分散物を基準として0.001〜0.5重量% の量
で使用する。残留モノマーを除くためには、分散物を蒸
留し、1リットルの水を二度添加し、いずれの場合にも
2時間にわたって減圧する。留去される水の全量は3リ
ットルである。この場合には0.05〜0.01重量%
より多くない揮発成分総含有量の残留モノマー低含有量
分散物が得られる。
【0024】分散物は、菌類およびバクテリアによる攻
撃から分散物を保護するために、慣用の方法で貯蔵する
ことができる。非常に少量の有害生物防除剤を貯蔵のた
めに使用する。他方、貯蔵は60〜120℃の温度に1
5〜120分の間、完成組成物を加熱することによっ
て、例えば低温殺菌法またはチンダル法(いわゆる分別
滅菌法)によっておよび更に冷却によって、並びに不活
性ガス雰囲気においての気密なドラム中での貯蔵の間に
空気を排除することによって達成することができる。超
音波、紫外線照射および高周波を貯蔵のために使用して
もよい。最小量の抗生物質、例えばテラマイシン、スト
レプトマイシンおよびサブチリン、並びにキノソール
(quinosool:o−ヒドロキシキノリンと硫酸
カリウムとの等モル化合物)を添加するのも適してい
る。更に以下のものを貯蔵の為の有効剤として非常に少
量で使用してもよい:クロロアセトアミド、安息香酸ナ
トリウム、p−ヒドロキシ安息香酸のメチル−、エチル
−およびプロピルエステルおよびそれのナトリウム塩、
ソルビン酸ナトリウム、蟻酸ナトリウム、硼酸ナトリウ
ムおよびホウ砂、過酸化水素、乳酸、蟻酸、プロピオン
酸、亜硝酸塩および硝酸塩、サリチル酸、デヒドロアセ
ト酸、チモール(メチルイソプロピルフェノール)、メ
タ硼酸バリウム、チオカルバマート、クロロメチルイソ
チアゾリノンおよびベンゾイソチアゾリノン。
【0025】本発明は、少なくとも部分的にグラフトさ
れた状態のセルロースエーテルおよび−40〜0℃のガ
ラス転移温度を有するコポリマーを含有し、且つ酢酸ビ
ニル、エチレンおよび、脂肪族の(C3 〜C18)−カル
ボン酸のビニルエステル、脂肪族の(C3 〜C18)−ア
ルコールのアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
およびマレイン酸ジエステルより成る群の内のコモノマ
ーを、0.05〜0.95重量% のα,β−不飽和カル
ボン酸、0〜0.95重量% の、エポキシ基または水酸
基を持つメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステ
ルおよび1.5〜20重量% のセルロースの存在下に重
合することによって製造される水性分散物を接着剤とし
て、特にポリオレフィンを接合する為に用いることにも
関する。
【0026】接着剤として本発明で用いるコポリマーは
更に上記のモノマー単位の他にオレフィン性不飽和コポ
リマー、例えば(C3 〜C18)−α−オレフィン、例え
ばプロピレンまたはイソブチレン、ビニルエーテル、例
えばビニルエチルエーテルまたはビニル−n−ブチルエ
ーテルおよびアクリロニトリル、メタアクリロニトリ
ル、塩化ビニルまたはN−ビニルピロリドンを、10重
量% までの量、特に5重量% までの量で含有していても
よい。
【0027】接着剤として本発明に従って使用するポリ
マー分散物は珪素を含むモノマー単位、例えばビニルト
リメトキシシランまたはビニルトリエトキシシランを2
重量% まで、好ましくは0.5重量% まで、特に好まし
くは0.25重量% までの量で含有していてもよい。本
発明に従って製造される低揮発成分含有量水性分散物接
着剤はあらゆる汎用合成樹脂材料への接着特性を非常に
高水準で満足している。このものは、例えば90重量%
までの充填率の床用接着剤を製造するためにあるいは添
加される他の添加物、例えば樹脂、チョークおよび可塑
剤に対しておよび金属塩および他の水溶性ポリマー添加
物に対して極めて安定している。
【0028】分散物に二次的な添加物として10重量%
までの量比で混入できる金属塩には、例えば例示的に挙
げられる元素Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、N
i、Cu、Zn、Ge、Mo、Zr、Ru、Rh、P
d、Ag、Cd、In、Sn、Sb、Al、Si、A
s、W、Pt、Au、Hg、PbおよびBiの金属カチ
オンのハロゲン化物、硫酸塩、硝酸塩および燐酸塩、即
ち水溶性のあらゆる塩がある。これらの金属塩を本発明
のポリマーに添加すると、接着後の接着強度が著しく向
上する。汎用ポリマー材料、例えばPVC、ポリエステ
ルおよびポリウレタンフォーム等とポリオレフィン材料
との両方、並びに変性さたおよび未変性の基体への剥離
強度、引張剪断強さおよびクリープ強度の向上が認めら
れる。
【0029】本発明の接着剤用分散物は後で更に変性さ
れてもよい。例えばこの目的には、アクリル酸またはメ
タクリル酸を基本構成成分とする水溶性コポリマー、例
えばアクリル酸/アクリルアミド−およびメタクリル酸
/アクリル酸エステル−コポリマー、例えばスチレン/
無水マレイン酸、エチレン/無水マレイン酸、エチレン
/アクリル酸およびエチレン/メタクリル酸、セルロー
ス誘導体、例えばメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロースおよびカルボキシメチルセルロース、または
カゼイン、アラビアゴム、トラガカントゴム、澱粉、ア
ルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドンまたはポリアクリル酸ナトリウムを添加す
ることができる。
【0030】以下の実施例において部および百分率は他
に表示がない限り重量に関するものである。コポリマー
中のエチレン含有量はコポリマーの固形分含有量の重量
から使用される他のコモノマーの量を引いて計算されて
いる。実施例および比較例はジャケット冷却器を備え且
つ120barまでの耐圧範囲が保証された30Lの耐
圧オートクレーブ中で実施している。
【0031】
【実施例】実施例1 以下の成分を含む水溶液を攪拌機、ジャケット加熱手段
および計量型ポンプを備えた耐圧オートクレーブ中に導
入する:5000g の脱イオン水、55g の酢酸ナトリ
ウム三水和物、2000g の、30モルのエチレンオキ
サイドでオキシエチル化されたノニルフェノールの20
% 濃度水溶液、4050g の5% 濃度ヒドロキシエチル
セルロース溶液(2% 濃度水溶液の粘度:300mP
a.s)、225g の30% 濃度ビニルスルホン酸ナト
リウム水溶液および12.2g の還元剤としてのロンガ
リット。
【0032】装置から雰囲気酸素を除き、モノマー混合
物の一部をオートクレーブに導入しそしてエチレンを該
装置中に圧入する。 最初の導入物中のモノマー混合物:4200g の酢酸ビ
ニル、80g のアクリル酸および600g の2−エチル
ヘキシルアクリレート。
【0033】配量供給される残留モノマーは以下の成分
より成る:10g の、メタクリル酸とアクリル酸との
1:5の混合比の混合物、60g のヒドロキシエチルメ
タクリレート、3000g の2−エチルキシルアクリレ
ートおよび4200g の酢酸ビニル。
【0034】開始剤溶液:42g の過硫酸アンモニウム
を630g の水に溶解した溶液。モノマー混合物の10
% および開始剤溶液の20% を、45℃の内部温度での
40barのエチレン圧のもとで添加し、そしてエチレ
ン圧を50barに高める。65℃の内部温度では、残
留モノマー混合物を9時間にわたって開始剤溶液に平行
して配量供給する。エチレン圧は50barに一定に維
持しそして配量供給が終了した時にエチレンの添加を終
了しそして内部温度をこの温度に2時間にわたって維持
する。次いでエチレンの大部分を攪拌下に排気しそして
ガスメーターに集め、そして次いで残留モノマー含有量
を上述の水蒸気蒸発処理によって減少させる。
【0035】 実施例1の分散物の特徴的データ: 固形分含有量: 54% pH(電極測定): 4.6 ブルックフィールド粘度、T=RT、スピンドル5、 20回転/分: 3600mPa.s 残留モノマー含有量: <0.05% ポリマーのガラス転移温度: −8.5℃ ポリマー中のエチレン含有量: 538g 実施例2 以下の成分を含む水溶液を攪拌機、ジャケット加熱手段
および計量型ポンプを備えた耐圧オートクレーブ中に導
入する:5000g の脱イオン水、55g の酢酸ナトリ
ウム三水和物、2000g の、30モルのエチレンオキ
サイドでオキシエチル化されたノニルフェノールの20
% 濃度水溶液、4050g の5% 濃度ヒドロキシエチル
セルロース溶液(2% 濃度水溶液の粘度:300mP
a.s)、225g の30% 濃度ビニルスルホン酸ナト
リウム水溶液および2.7g の還元剤としてのロンガリ
ット。
【0036】装置から雰囲気酸素を除き、エチレンを反
応器中に圧入する。配量供給するモノマー混合物は以下
の成分より成る:60g のメタクリル酸とアクリル酸と
の1:5の比の混合物 60g のグリシジルメタクリレート 3500g の2−エチルヘキシルアクリレートおよび8
400g の酢酸ビニル。
【0037】開始剤溶液:42g の過硫酸アンモニウム
を630g の水に溶解した溶液。モノマー混合物の10
% および開始剤溶液の20% を、45℃の内部温度で4
0barのエチレン圧のもとで添加する。反応混合物を
80℃まで加熱しそしてエチレン圧を55barに高め
る。30分後に内部温度を65℃に下げる。残留モノマ
ー混合物を8時間にわたって開始剤溶液に平行して配量
供給する。エチレン圧は55barに一定に維持しそし
て4時間後にエチレンの添加を中止し、モノマーおよび
開始剤の配量供給を8時間後に終了しそして内部温度を
この温度に2時間にわたって維持する。次いでエチレン
の大部分を攪拌下に排気しそしてガスメーターに集め、
そして次に残留モノマー含有量を上述の水蒸気蒸発処理
によって減少させる。
【0038】 実施例2の分散物の特徴的データ: 固形分含有量: 53.5% pH(電極測定): 4.6 残留モノマー含有量: <0.02% ブルックフィールド粘度、T=RT、スピンドル5、 20回転/分: 3000mPa.s ポリマーのガラス転移温度: −12℃ ポリマー中のエチレン含有量: 193g 実施例3 以下の成分を含む水溶液を攪拌機、ジャケット加熱手段
および計量型ポンプを備えた耐圧オートクレーブ中に導
入する:5000g の脱イオン水、55g の酢酸ナトリ
ウム三水和物、2000g の、30モルのエチレンオキ
サイドでオキシエチル化されたノニルフェノールの20
% 濃度水溶液、4050g の5% 濃度ヒドロキシエチル
セルロース溶液(2% 濃度水溶液の粘度:300mP
a.s)、225g の30% 濃度ビニルスルホン酸ナト
リウム水溶液および2.7g の還元剤としてのロンガリ
ット。
【0039】装置から雰囲気酸素を除き、エチレンを反
応器中に圧入する。配量供給するモノマー混合物は以下
の成分より成る:60g のメタクリル酸とアクリル酸と
の1:5の比の混合物 60g のヒドロキシエチル−メタクリレート、2800
g の2−エチルヘキシルアクリレートおよび9100g
の酢酸ビニル。
【0040】開始剤溶液:40g の過硫酸アンモニウム
を630g の水に溶解した溶液。モノマー混合物の10
% および開始剤溶液の20% を、45℃の内部温度で4
0barのエチレン圧のもとで添加する。反応混合物を
80℃まで加熱しそしてエチレン圧を50barに高め
る。30分後に内部温度を65℃に下げる。残留モノマ
ー混合物を8時間にわたって開始剤溶液に平行して配量
供給する。エチレン圧は50barに一定に維持しそし
て配量供給が終了した時にエチレンの添加を中止し、内
部温度を2時間にわたって80℃に維持する。次いでエ
チレンの大部分を攪拌下に排気しそしてガスメーターに
集め、そして次に残留モノマー含有量を上述の種類の水
蒸気蒸発処理によって減少させる。
【0041】 実施例3の分散物の特徴的データ: 固形分含有量: 55% pH(電極測定): 4.7 残留モノマー含有量: <0.02% ブルックフィールド粘度、T=RT、スピンドル5、 20回転/分: 1250mPa.s ポリマーのガラス転移温度: −12℃ ポリマー中のエチレン含有量: 622g 実施例4 以下の成分を含む水溶液を攪拌機、ジャケット加熱手段
および計量型ポンプを備えた耐圧オートクレーブ中に導
入する:5000g の脱イオン水、55g の酢酸ナトリ
ウム三水和物、2400g の、30モルのエチレンオキ
サイドでオキシエチル化されたノニルフェノールの20
% 濃度水溶液、5250g の5% 濃度ヒドロキシエチル
セルロース溶液(2% 濃度水溶液の粘度:300mP
a.s)および225g の30% 濃度ビニルスルホン酸
ナトリウム水溶液。
【0042】装置から雰囲気酸素を除き、エチレンを反
応器中に圧入する。配量供給されるモノマー混合物は以
下の成分より成る:60g のメタクリル酸とアクリル酸
との1:5の比の混合物 60g のヒドロキシエチル−メタクリレート、2800
g の(R) VeoVall(Shell Chemie、
分岐したC11−カルボン酸のビニルエステル)および9
100g の酢酸ビニル。
【0043】開始剤溶液:40g の過硫酸アンモニウム
を630g の水に溶解した溶液。操作および残留モノマ
ーの低減は実施例3に記載したのに相応する方法で実施
する。
【0044】 実施例4の分散物の特徴的データ: 固形分含有量: 54% pH(電極測定): 4.7 残留モノマー含有量: <0.07% ブルックフィールド粘度、T=RT、スピンドル5、 20回転/分: 3600mPa.s ポリマーのガラス転移温度: −12.5℃ ポリマー中のエチレン含有量: 1075g 実施例5 以下の成分を含む水溶液を攪拌機、ジャケット加熱手段
および計量型ポンプを備えた耐圧式装置中に導入する:
3000g の脱イオン水、55g の酢酸ナトリウム三水
和物、1600g の、30モルのエチレンオキサイドで
オキシエチル化されたノニルフェノールの20% 濃度水
溶液、3050g の5% 濃度ヒドロキシエチルセルロー
ス溶液(2% 濃度水溶液の粘度:300mPa.s)、
1050g の5% 濃度ヒドロキシエチルセルロース溶液
(2% 濃度水溶液の粘度:4000mPa.s)、30
0g の30% 濃度ビニルスルホン酸ナトリウム水溶液お
よび1 g の還元剤としてのロンガリット。
【0045】装置から雰囲気酸素を除き、エチレンを反
応器中に圧入する。配量供給されるモノマー混合物は以
下の成分より成る:60g の、メタクリル酸とアクリル
酸との1:5の比の混合物 80g のヒドロキシエチル−メタクリレート、1200
g の(R) VeoVall、1200g のn−ブチルアク
リレートおよび5500g の酢酸ビニル。
【0046】開始剤溶液:30g の過硫酸アンモニウム
を800g の水に溶解した溶液。モノマー混合物の10
% および開始剤溶液の20% を、45℃の内部温度で4
0barのエチレン圧のもとで添加する。反応混合物を
80℃まで加熱しそしてエチレン圧を50barに高め
る。20分の反応時間の後に、混合物を65℃に冷却す
る。モノマー混合物を5時間にわたって開始剤溶液に平
行して一様に配量供給する。エチレン圧は50barに
一定に維持しそして配量供給が終了した時にエチレンの
添加を中止し、内部温度を2時間にわたってこの温度に
維持する。次いでエチレンの大部分を攪拌下に排気しそ
してガスメーターに集め、そして次に残留モノマー含有
量を上述の種類の水蒸気蒸発処理によって減少させる。
【0047】 実施例5の分散物の特徴的データ: 固形分含有量: 54% pH(電極測定): 4.6 残留モノマー含有量: <0.02% ブルックフィールド粘度(T=RT、スピンドル5、 20回転/分): 2300mPa.s ポリマーのガラス転移温度: −14.1℃ ポリマー中のエチレン含有量: 561g 実施例6 2部のZnCl2 を実施例3の分散物に添加する。
【0048】実施例7 1部のAl2 (SO4 3 を実施例4の分散物に添加す
る。実施例8 2部のAlCl3 を実施例2の分散物に添加する。実施例9 0.5部のFeCl3 を実施例1の分散物に添加する。
【0049】比較例1 以下の成分を含む水溶液を攪拌機、ジャケット加熱手段
および計量型ポンプを備えた耐圧式装置中に導入する:
4600g の脱イオン水、61g の酢酸ナトリウム三水
和物、757g の、30モルのエチレンオキサイドでオ
キシエチル化されたノニルフェノールの20% 濃度水溶
液、5891g の5% 濃度ヒドロキシエチルセルロース
溶液(2% 濃度水溶液の粘度:300mPa.s)、2
46g の30% 濃度ビニルスルホン酸ナトリウム水溶液
および15g の硫酸鉄(II)7水和物の1% 濃度水溶
液。
【0050】配量供給されるモノマー混合物は以下の成
分より成る:12847g の酢酸ビニル、60g の、ア
クリル酸とメタクリレートとの1:5の比の混合物 60g のヒドロキシエチル−メタクリレートおよび14
8g のビニルトリメトキシシラン。
【0051】装置から雰囲気酸素を除き、エチレンを圧
入する。2537g のモノマー混合物、および860g
の水に11.7g のロンガリットを溶解した還元剤溶液
の10% を、20barのエチレン圧のもとで45℃の
内部温度で配量供給する。この混合物を60℃の内部温
度にまで加熱する。その間にエチレン圧が50barに
増加する。860g の水に11.7g の第三ブチル−ヒ
ドロパーオキシドを溶解した開始剤溶液の10% を今度
は配量供給しそしてこの混合物を、反応熱を除く為に冷
却する。エチレン圧を50barに一定に維持する。還
元剤溶液の90% 、開始剤溶液の90% および残留モノ
マーを8時間に渡って平行して配量供給する。その後
に、344g の水に14.8g の過硫酸ナトリウムを溶
解した溶液を配量供給しそして内部温度を80℃に高め
そして1時間の間、この温度に維持する。次いで未反応
エチレンの大部分を攪拌下に排気しそしてガスメーター
に集め、そして2リットルの水を添加する。次に2.6
リットルの水を2時間にわたって減圧下に留去する。こ
の蒸留をもう一度繰り返す。
【0052】 比較例1の分散物の特徴的データ: 固形分含有量: 51% pH(電極測定): 4.8 残留モノマー含有量: 0.012% ブルックフィールド粘度(T=RT、スピンドル5、 20回転/分): 1800mPa.s ポリマーのガラス転移温度: 7.1℃ ポリマー中のエチレン含有量: 913g 比較例2 a) 以下の成分を含む水溶液を攪拌機、ジャケット加
熱手段および計量型ポンプを備えた耐圧式装置中に導入
する:5100g の脱イオン水、150g の、30モル
のエチレンオキサイドでオキシエチル化されたノニルフ
ェノールの20% 濃度水溶液、1.5g の酢酸ナトリウ
ム三水和物、225g の30% 濃度ビニル硫酸ナトリウ
ム水溶液、1350g の、3モルのエチレンオキサイド
でエトキシル化されたアルキルアリール硫酸ナトリウム
の40% 濃度水溶液、0.15g の硫酸鉄(II)および
6 g のロンガリット。
【0053】装置から雰囲気酸素を除き、そして最初に
導入すべきモノマーを装置中に最初に導入する。最初の
モノマー混合物は9000g の酢酸ビニルを含む。次に
装置中にエチレンを圧入し、内部温度を50℃に高め
る。55barのエチレン圧に達するやいなや、エチレ
ンの添加を中止しそしてモノマー−エマルジョン(30
00g のn−ブチルアクリレート、405g のアクリル
酸、7.5gのトリアリルシアヌレート、3モルのエチ
レンオキサイドでエトキシル化されたアルキルアリール
硫酸ナトリウムの20% 濃度溶液900g にN−メチロ
ールアクリルアミドを溶解した48% 濃度溶液270g
、30モルのエチレンオキサイドでエトキシル化され
たアルキルアリール−エトキシラートの490℃の30
%濃度溶液および600g の水に11.5g の酢酸ナト
リウムを溶解した溶液)、600g の水に75g の第三
ブチル−ヒドロパーオキシドを溶解した開始剤および6
00g の水に75g のロンガリットを溶解したレドック
ス成分)の配量供給を開始する。配量供給時間はモノマ
ーエマルジョンについでは4時間、開始剤溶液および還
元溶液に関しては5時間である。重合の間に反応温度は
60〜65℃に上昇する。残留モノマー含有量は記載し
た方法の一つによって減少させることができる。
【0054】b) 同じ処方を、開始剤混合物に20g
の5% 濃度ヒドロキシセルロース水溶液(2% 濃度水溶
液の粘度:300mPa.s)を添加して繰り返す。分
散物の特徴的データは変化しないままである。 比較例2の分散物の特徴的データ: 固形分含有量: 58% pH(電極測定): 4.0 ブルックフィールド粘度(T=RT、スピンドル3、 20回転/分): 1800mPa.s ポリマーのガラス転移温度: −10℃ ポリマー中のエチレン含有量: 461g (R) Mipolam 900 Color(Huel
s、Troisdorf)への接着強度試験:実験を実
施するために、接着剤を設定温度で空調された条件のも
とで貯蔵し、次いでDIN16860に従う接着強度に
ついて試験した。
【0055】 *)被覆物にヒビ割れ床用接着剤の製造: 試験で使用される床用接着剤を、低
沸点成分を含まない片側床用接着剤についての以下の標
準的処方で調製する: 床用接着剤: 15部の樹脂溶融物 35部の分散物 45部のチョーク(粒度:0〜15μm ) 0.1部の消泡剤、例えば(R) Agitan 305
(MuenzingChemie、Heilbonn) 0.2部の、10〜30のエチレンオキサイドでエトキ
シル化されたノニルフェノールエトキシレートの10%
濃度溶液 0.1部の保存剤、例えば(R) Mergal K7(ヘ
キスト社) 0.2部の分散剤、例えば(R) Additol XW
330(ヘキスト社) x 部の粘度調整用水。
【0056】接着剤の製造に使用される樹脂溶融物は以
下の成分より成る: 60部のコロホニウム 30部の(R) Alresat KE300(ヘキスト社) 10部のブチルジグリコールアセテート この方法で製造される片側床接着剤のデータは以下の通りである: 固形分含有量 約80% 粘度(ブルックフィールド、スピンドル7、 20回転/分) 25000 mPa.s、ペースト状 可使時間: 約50分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 133/06 JDC

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも部分的にグラフトされた状態
    のセルロースエーテルおよび−40〜0℃のガラス転移
    温度を有するコポリマーを含有し、且つ酢酸ビニル、エ
    チレンおよび、脂肪族の(C3 〜C18)−カルボン酸の
    ビニルエステル、脂肪族の(C3 〜C18)−アルコール
    のアクリル酸エステル、メタクリル酸エステルおよびマ
    レイン酸ジエステルより成る群の内のコモノマーを、
    0.05〜0.95重量% のα,β−不飽和カルボン
    酸、0〜0.95重量% の、エポキシ基または水酸基を
    持つメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルお
    よび1.5〜20重量% のセルロースの存在下に重合す
    ることによって製造される水性分散物。
  2. 【請求項2】 コポリマーのガラス転移温度が−20〜
    −5℃である請求項1に記載の水性分散物。
  3. 【請求項3】 少なくとも部分的にグラフトされた状態
    のセルロースエステルを1.7〜15重量% 含有する請
    求項1に記載の水性分散物。
  4. 【請求項4】 セルロースエーテルが疎水性変性された
    ヒドロキシエチルセルロースである請求項1に記載の水
    性分散物。
  5. 【請求項5】 50〜70重量% の酢酸ビニル、1.5
    〜9重量% のエチレンおよび25重量% より多い、脂肪
    族(C3 〜C12)−カルボン酸のビニルエステル、脂肪
    族(C1 〜C12)−アルコールのアクリル酸エステル、
    メタクリル酸エステルおよびマレイン酸ジエステルより
    成る群の内のモノマーを含む請求項1に記載の水性分散
    物。
  6. 【請求項6】 2−エチルヘキシルアクリレートおよび
    炭素原子数10〜11のα−ジメチル−分岐カルボン酸
    のビニルエステルより成る群の内の25重量% より多い
    モノマー単位を含む請求項1に記載の水性分散物。
  7. 【請求項7】 追加的に10重量% までの水溶性金属塩
    を含有する請求項1に記載の水性分散物。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の水性分散物を製造する
    方法において、酢酸ビニル、エチレンおよび、脂肪族
    (C3 〜C18)−カルボン酸のビニルエステル、脂肪族
    (C1 〜C18)−アルコールのアクリル酸エステル、メ
    タクリル酸エステルおよびマレイン酸ジエステルの群の
    内のコモノマーを、0.05〜0.95重量% のα,β
    −不飽和カルボン酸、0〜0.95重量% の、エポキシ
    基または水酸基を持つメタクリル酸エステルまたはアク
    リル酸エステルおよび1.5〜20重量% のセルロース
    エーテルの存在下に重合することを特徴とする、上記方
    法。
  9. 【請求項9】 少なくとも部分的にグラフトされた状態
    のセルロースエーテルおよび−40〜0℃のガラス転移
    温度を有するコポリマーを含有し、且つ酢酸ビニル、エ
    チレンおよび、脂肪族の(C3 〜C18)−カルボン酸の
    ビニルエステル、脂肪族の(C3 〜C18)−アルコール
    のアクリル酸エステル、メタクリル酸エステルおよびマ
    レイン酸ジエステルより成る群の内のコモノマーを、
    0.05〜0.95重量% のα,β−不飽和カルボン
    酸、0〜0.95重量% の、エポキシ基または水酸基を
    持つメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルお
    よび1.5〜20重量% のセルロースの存在下に重合す
    ることによって製造される水性分散物より成る接着剤。
  10. 【請求項10】 ポリオレフィンを接着するための請求
    項8に記載の接着剤。
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