JPH08176452A - フタロシアニン化合物及びそれを含有してなる光記録媒体 - Google Patents

フタロシアニン化合物及びそれを含有してなる光記録媒体

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JPH08176452A
JPH08176452A JP6324332A JP32433294A JPH08176452A JP H08176452 A JPH08176452 A JP H08176452A JP 6324332 A JP6324332 A JP 6324332A JP 32433294 A JP32433294 A JP 32433294A JP H08176452 A JPH08176452 A JP H08176452A
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伝美 三沢
Taizo Nishimoto
泰三 西本
Takeshi Tsuda
武 津田
Hirosuke Takuma
啓輔 詫摩
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    • C09B47/06Preparation from carboxylic acids or derivatives thereof, e.g. anhydrides, amides, mononitriles, phthalimide, o-cyanobenzamide
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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式(1) 【化1】 〔Mは2個の水素原子、2価の金属原子、3価1置換金
属原子、4価2置換金属原子、オキシ金属原子を表し、
1は式(2) 【化2】 〔OR1は、炭素数1〜20の直鎖又は分岐のアルコキ
シ基、R2はハロゲン原子1〜4置換の炭素数3〜20
の直鎖又は分岐のアルキル基、ハロゲン原子1〜2置換
の炭素数4〜20の直鎖又は分岐のアルケニル基を表
す。Xはハロゲン原子を表し、nは0〜2の数を表
す。〕で示されるフタロシアニン化合物及びそれを記録
層中に含有してなる光記録媒体。 【効果】 アルキル基、アルケニル基あるいはフタロシ
アニン環に置換したハロゲン原子により、通常記録みな
らず、高速記録及び高密度記録における感度、記録特
性、再生光安定性、保存安定性等に優れた特性を有する
光記録媒体が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な光ディスク用記
録材料、情報記録、表示センサー、保護眼鏡等のオプト
エレクトロニクス関連に重要な役割を果たす近赤外線吸
収剤として有用な化合物と、それを記録層に含有して形
成される光ディスク及び光カード等の光記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク、光カ−ド装置等における書
き込み及び読み取りのためレーザー光が利用されてい
る。特にこれらの装置で用いられる光記録媒体の記録方
式は、実用レベルとしては通常、光・熱変換を経たヒー
トモード記録(熱記録)が採用されており、そのために
記録層としては低融点金属、有機高分子、さらには融
解、蒸発、分解、あるいは昇華等の物理変化または化学
変化を起こす有機色素が種々提案されている。なかでも
融解、分解等の温度が低い有機色素系は記録感度上好ま
しいことから、シアニン系色素、フタロシアニン系色
素、ナフタロシアニン系色素、アゾ系色素などを中心に
記録層として開発されてきている。
【0003】例えば、特開平2-147286号公報において、
記録層にシアニン系色素を含む光記録媒体が提案されて
いる。しかしながら、この媒体系は長期保存性および耐
光性に劣り、さらには記録特性も不十分であった。
【0004】アントラキノン色素(例えば、特開昭58-2
24448号公報)、ナフトキノン色素(例えば、特開昭58-
224793号公報)を記録層に含む光記録媒体も提案されて
いるが、いずれもシアニン系色素と同様に長期保存性お
よび耐光性に劣り、さらには記録特性も不十分であっ
た。
【0005】特開昭61-25886号公報、特開平2-43269号
公報(USP 4960538)、特開平2-296885号公報等において
は、記録層にナフタロシアニン色素を含む光記録媒体が
提案されている。この媒体系では、耐光性は優れるが、
記録層の反射率が低く、記録特性も不十分であった。
【0006】また、光記録媒体の記録層に、フタロシア
ニン色素、特にアルコキシ置換フタロシアニンを利用す
る技術は、特開昭61-154888号公報(EP 186404)、同61-
197280号公報、同61-246091号公報、同62-39286号公報
(USP 4769307)、同63-37991号公報、同63-39388号公報
等により広く知られている。これらの特許に開示されて
いるフタロシアニン色素を用いた光記録媒体において
は、感度、屈折率、記録特性において十分な性能を有し
ているとは言い難かった。それを改良したのが特開平3-
62878号公報(USP 5124067)であるが、その改良化合物
においても、レーザー光による高速記録及び高密度記録
時の誤差が大きく未だ実用上十分ではなかった。
【0007】特開平2-43269号公報(USP 4960538)及び
特開平2-296885号公報においてアルコキシ置換ナフタロ
シアニン、特開昭63-37991号公報において脂肪族炭化水
素オキシ置換フタロシアニン、特開昭63-39388号公報に
おいてはアルケニルチオ置換フタロシアニンの、光記録
媒体への利用を提案しているが、感度、記録特性に効果
があるということは記載されていない。
【0008】尚、その他の公知の色素を用いた光記録媒
体の記録特性においても十分な性能を有しているものは
見出されていない。
【0009】光記録媒体への書き込み及び読み出しは4
00〜900nmのレーザー光を利用するので、記録材
料の使用レーザー発振波長近傍における吸収係数、屈折
率等の制御及び書き込み時における精度の良いピット形
成が重要である。このことは、最近願望されている高速
記録、高密度記録においては特に重要である。そのた
め、構造安定性が高く、レーザー発振波長近傍の光に対
して屈折率が高く、分解特性が良好で、かつ感度の高い
光記録媒体用色素の開発が必要となる。しかし、従来開
発された光記録媒体用色素は、記録媒体に用いた時、特
に高速記録、高密度記録の感度(C/N比、最適記録パ
ワー)、記録特性(ジッター、デビエイション)につい
て欠点を有するという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
欠点を改善し、高速記録、高密度記録時においても感度
が高く、記録特性並びに耐光性の良好な光記録媒体を提
供しうる色素を供給することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前項の課
題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明は、 下記一般式(1)で表されるフタロシアニン化合
物、
【0012】
【化3】 〔式(1)中、Mは2個の水素原子、2価の金属原子、
3価1置換金属原子、4価2置換金属原子、オキシ金属
原子を表し、L1は式(2)
【0013】
【化4】 (式(2)中、OR1は、炭素数1〜20の直鎖または
分岐のアルコキシ基を表し、R2は、各々独立にハロゲ
ン原子が1〜4置換している炭素数3〜20の直鎖また
は分岐のアルキル基、ハロゲン原子が1〜2置換してい
る炭素数4〜20の直鎖または分岐のアルケニル基を表
す。Xはハロゲン原子を表し、nは各々独立に0〜2の
数を表す。〕で示されるフタロシアニン化合物。
【0014】 一般式(1)において、Metで表さ
れる中心金属が、Pd,Cu,Ru,Pt,Ni,C
o,Rh,Zn,VO,TiO,Si(Y)2,Sn
(Y)2,Ge(Y)2(Yはハロゲン原子、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アシルオキシ基、ヒドロキシ
基、アルキル基、アリール基、アルキルチオ基、アリー
ルチオ基、トリアルキルシリルオキシ基、トリアルキル
スズオキシ基、またはトリアルキルゲルマニウムオキシ
基を表す。)であるフタロシアニン化合物。 一般式(1)のフタロシアニン化合物を含有してな
る光記録媒体。 基板上に、一般式(1)のフタロシアニン化合物を
含有する記録層、その上に金またはアルミニウムからな
る反射層、さらにその上に保護層を積層した構成である
光記録媒体である。
【0015】本発明のフタロシアニン化合物は、650〜9
00nmにシャープな吸収を有し、分子吸光係数は150,000
以上と高く、長期安定性および耐光性にも優れるため、
半導体レーザーを用いる光記録媒体(光ディスク、光カ
ード等)の記録材料に好適である。また、本発明の化合
物は、アルコキシ基及びハロゲン原子が置換しているア
ルキル基、またはアルケニル基がフタロシアニン環に置
換しているため、基板にスピンコート法により塗布する
際に使用する溶剤への溶解性が良好である。更に、機構
は未だ明らかでなく現在検討中であるが、本発明のフタ
ロシアニン化合物の特徴である、アルキル基、またはア
ルケニル基に置換しているハロゲン原子が光記録時の感
度の向上に寄与し、形成された信号の誤差の減少に効果
を上げている。すなわち、光記録時に色素の分解・溶融
が制御され精度の高いピット形成が行われ、記録媒体の
樹脂基板へのダメージが減少したこと、反射層を有する
記録媒体の場合は記録層と反射層である金属層との密着
性の改良である。従来の記録法のみならず、従来に比較
して高速である記録、あるいは高密度の記録法において
も光記録媒体の感度、記録特性の向上に効果を上げた。
【0016】以下に本発明の好ましい態様を詳述する。
【0017】一般式(2)中、OR1で示される炭素数
1〜20の直鎖または分岐のアルコキシ基の具体例とし
ては、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、iso-
プロポキシ基、n-ブトキシ基、iso-ブトキシ基、sec-ブ
トキシ基、t-ブトキシ基、n-ペンチルオキシ基、iso-ペ
ンチルオキシ基、neo-ペンチルオキシ基、2-メチルブチ
ル-3-オキシ基、ペンチル-2-オキシ基、ペンチル-3-オ
キシ基、n-ヘキシルオキシ基、cyclo-ヘキシルオキシ
基、2-メチルペンチル-4-オキシ基、2-メチルペンチル-
3-オキシ基、3-メチルペンチル-4-オキシ基、4-メチル
ペンチル-4-オキシ基、n-ヘプチルオキシ基、ヘキシル-
3-オキシ基、2-メチルヘキシル-5-オキシ基、2,4-ジメ
チルペンチル-3-オキシ基、2-メチルヘキシル-3-オキシ
基、ヘプチル-4-オキシ基、n-オクチルオキシ基、2-エ
チルヘキシル-1-オキシ基、2,5-ジメチルヘキシル-3-オ
キシ基、2,4-ジメチルヘキシル-3-オキシ基、2,2,4-ト
リメチルペンチル-3-オキシ基、n-ノニルオキシ基、3,5
-ジメチルヘプチル-4-オキシ基、2,6-ジメチルヘプチル
-3-オキシ基、2,4-ジメチルヘプチル-3-オキシ基、2,2,
5,5-テトラメチルヘキシル-3-オキシ基、1-cyclo-ペン
チル-2,2-ジメチルプロピル-1-オキシ基、1-cyclo-ヘキ
シル-2,2-ジメチルプロピル-1-オキシ基等が挙げられ
る。
【0018】一般式(2)中、R2 、で示されるハロゲ
ン原子が1〜4置換している炭素数3〜20の直鎖また
は分岐のアルキル基又はハロゲン原子が1〜2置換して
いる炭素数4〜20の直鎖または分岐のアルケニル基の
具体例として、1−クロル−プロピル基、2−クロル−
プロピル基、1−ブロム−プロピル基、2−ブロム−プ
ロピル基、1−ヨード−プロピル基、2−ヨード−プロ
ピル基、1−クロル−1−メチル−プロピル基、2−ク
ロル−1−メチル−プロピル基、1−ブロム−1−メチ
ル−プロピル基、2−ブロム−1−メチル−プロピル
基、1−ヨード−1−メチル−プロピル基、2−ヨード
−1−メチル−プロピル基、1−クロル−1−エチル−
プロピル基、2−クロル−1−エチル−プロピル基、1
−ブロム−1−エチル−プロピル基、2−ブロム−1−
エチル−プロピル基、1−ヨード−1−エチル−プロピ
ル基、2−ヨード−1−エチル−プロピル基、1−クロ
ル−1−プロピル−プロピル基、2−クロル−1−プロ
ピル−プロピル基、1−ブロム−1−プロピル−プロピ
ル基、2−ブロム−1−プロピル−プロピル基、1−ヨ
ード−1−プロピル−プロピル基、2−ヨード−1−プ
ロピル−プロピル基、
【0019】2−クロル−ブチル基、3−クロル−ブチ
ル基、2−ブロム−ブチル基、3−ブロム−ブチル基、
2−ヨード−ブチル基、3−ヨード−ブチル基、2−ク
ロル−1−メチル−ブチル基、3−クロル−1−メチル
−ブチル基、2−ブロム−1−メチル−ブチル基、3−
ブロム−1−メチル−ブチル基、2−ヨード−1−メチ
ル−ブチル基、3−ヨード−1−メチル−ブチル基、2
−クロル−2−メチル−ブチル基、3−クロル−2−メ
チル−ブチル基、2−ブロム−2−メチル−ブチル基、
3−ブロム−2−メチル−ブチル基、2−ヨード−2−
メチル−ブチル基、3−ヨード−2−メチル−ブチル
基、2−クロル−3−メチル−ブチル基、3−クロル−
3−メチル−ブチル基、2−ブロム−3−メチル−ブチ
ル基、3−ブロム−3−メチル−ブチル基、2−ヨード
−3−メチル−ブチル基、3−ヨード−3−メチル−ブ
チル基、
【0020】2−クロル−2,3−ジメチル−ブチル
基、3−クロル−2,3−ジメチル−ブチル基、2−ブ
ロム−2,3−ジメチル−ブチル基、3−ブロム−2,
3−ジメチル−ブチル基、2−ヨード−2,3−ジメチ
ル−ブチル基、3−ヨード−2,3−ジメチル−ブチル
基、2−クロル−1,1−ジメチル−ブチル基、3−ク
ロル−1,1−ジメチル−ブチル基、2−ブロム−1,
1−ジメチル−ブチル基、3−ブロム−1,1−ジメチ
ル−ブチル基、2−ヨード−1,1−ジメチル−ブチル
基、3−ヨード−1,1−ジメチル−ブチル基、2−ク
ロル−1−エチル−2−メチル−ブチル基、3−クロル
−1−エチル−2−メチル−ブチル基、2−ブロム−1
−エチル−2−メチル−ブチル基、3−ブロム−1−エ
チル−2−メチル−ブチル基、2−ヨード−1−エチル
−2−メチル−ブチル基、3−ヨード−1−エチル−2
−メチル−ブチル基、
【0021】2−クロル−ペンチル基、3−クロル−ペ
ンチル基、2−ブロム−ペンチル基、3−ブロム−ペン
チル基、2−ヨード−ペンチル基、2−ヨード−ペンチ
ル基、2−クロル−1−メチル−ペンチル基、3−クロ
ル−1−メチル−ペンチル基、2−ブロム−1−メチル
−ペンチル基、3−ブロム−1−メチル−ペンチル基、
2−ヨード−1−メチル−ペンチル基、3−ヨード−1
−メチル−ペンチル基、2−クロル−2−メチル−ペン
チル基、3−クロル−2−メチル−ペンチル基、2−ブ
ロム−2−メチル−ペンチル基、3−ブロム−2−メチ
ル−ペンチル基、2−ヨード−2−メチル−ペンチル
基、3−ヨード−2−メチル−ペンチル基、2−クロル
−3−メチル−ペンチル基、3−クロル−3−メチル−
ペンチル基、2−ブロム−3−メチル−ペンチル基、3
−ブロム−3−メチル−ペンチル基、2−ヨード−3−
メチル−ペンチル基、3−ヨード−3−メチル−ペンチ
ル基、2−クロル−4−メチル−ペンチル基、3−クロ
ル−4−メチル−ペンチル基、2−ブロム−4−メチル
−ペンチル基、3−ブロム−4−メチル−ペンチル基、
2−ヨード−4−メチル−ペンチル基、3−ヨード−4
−メチル−ペンチル基、
【0022】2−クロル−2,4−ジメチル−ペンチル
基、3−クロル−2,4−ジメチル−ペンチル基、2−
ブロム−2,4−ジメチル−ペンチル基、3−ブロム−
2,4−ジメチル−ペンチル基、2−ヨード−2,4−
ジメチル−ペンチル基、3−ヨード−2,4−ジメチル
−ペンチル基、2−クロル−1,4−ジメチル−ペンチ
ル基、3−クロル−1,4−ジメチル−ペンチル基、2
−ブロム−1,4−ジメチル−ペンチル基、3−ブロム
−1,4−ジメチル−ペンチル基、2−ヨード−1,4
−ジメチル−ペンチル基、3−ヨード−1,4−ジメチ
ル−ペンチル基、
【0023】2−クロル−1−エチル−2−メチル−ペ
ンチル基、3−クロル−1−エチル−2−メチル−ペン
チル基、2−ブロム−1−エチル−2−メチル−ペンチ
ル基、3−ブロム−1−エチル−2−メチル−ペンチル
基、2−ヨード−1−エチル−2−メチル−ペンチル
基、3−ヨード−1−エチル−2−メチル−ペンチル
基、2−クロル−ヘキシル基、3−クロル−ヘキシル
基、2−ブロム−ヘキシル基、3−ブロム−ヘキシル
基、2−ヨード−ヘキシル基、3−ヨード−ヘキシル
基、
【0024】2−クロル−1−メチル−ヘキシル基、3
−クロル−1−メチル−ヘキシル基、2−ブロム−1−
メチル−ヘキシル基、3−ブロム−1−メチル−ヘキシ
ル基、2−ヨード−1−メチル−ヘキシル基、3−ヨー
ド−1−メチル−ヘキシル基、2−クロル−3−メチル
−ヘキシル基、3−クロル−3−メチル−ヘキシル基、
2−ブロム−3−メチル−ヘキシル基、3−ブロム−3
−メチル−ヘキシル基、2−ヨード−3−メチル−ヘキ
シル基、3−ヨード−3−メチル−ヘキシル基、
【0025】2−クロル−ヘプチル基、3−クロル−ヘ
プチル基、2−ブロム−ヘプチル基、3−ブロム−ヘプ
チル基、2−ヨード−ヘプチル基、3−ヨード−ヘプチ
ル基、2−クロル−2−メチル−ヘプチル基、3−クロ
ル−2−メチル−ヘプチル基、2−ブロム−2−メチル
−ヘプチル基、3−ブロム−2−メチル−ヘプチル基、
2−ヨード−2−メチル−ヘプチル基、3−ヨード−2
−メチル−ヘプチル基、
【0026】2−クロル−3,4,4−トリメチル−2
−ヘプチル基、3−クロル−3,4,4−トリメチル−
2−ヘプチル基、2−ブロム−3,4,4−トリメチル
−2−ヘプチル基、3−ブロム−3,4,4−トリメチ
ル−2−ヘプチル基、2−ヨード−3,4,4−トリメ
チル−2−ヘプチル基、3−ヨード−3,4,4−トリ
メチル−2−ヘプチル基、
【0027】2−クロル−オクチル基、3−クロル−オ
クチル基、2−ブロム−オクチル基、3−ブロム−オク
チル基、2−ヨード−オクチル基、3−ヨード−オクチ
ル基、2−クロル−ノニル基、3−クロル−ノニル基、
2−ブロム−ノニル基、3−ブロム−ノニル基、2−ヨ
ード−ノニル基、3−ヨード−ノニル基、2−クロル−
2,5−ジメチル−5−ヘプテニル基、3−クロル−
2,5−ジメチル−5−ヘプテニル基、2−ブロム−
2,5−ジメチル−5−ヘプテニル基、3−ブロム−
2,5−ジメチル−5−ヘプテニル基、2−ヨード−
2,5−ジメチル−5−ヘプテニル基、3−ヨード−
2,5−ジメチル−5−ヘプテニル基、5−クロル−
2,5−ジメチル−2−ヘプテニル基、6−クロル−
2,5−ジメチル−2−ヘプテニル基、5−ブロム−
2,5−ジメチル−2−ヘプテニル基、6−ブロム−
2,5−ジメチル−2−ヘプテニル基、5−ヨード−
2,5−ジメチル−2−ヘプテニル基、6−ヨード−
2,5−ジメチル−2−ヘプテニル基、
【0028】2−クロル−5−ヘキセニル基、3−クロ
ル−5−ヘキセニル基、2−ブロム−5−ヘキセニル
基、3−ブロム−5−ヘキセニル基、2−ヨード−5−
ヘキセニル基、3−ヨード−5−ヘキセニル基、5−ク
ロル−2−ヘキセニル基、6−クロル−2−ヘキセニル
基、5−ブロム−2−ヘキセニル基、6−ブロム−2−
ヘキセニル基、5−ヨード−2−ヘキセニル基、6−ヨ
ード−2−ヘキセニル基、2−クロル−1−メチル−5
−ヘキセニル基、3−クロル−1−メチル−5−ヘキセ
ニル基、2−ブロム−1−メチル−5−ヘキセニル基、
3−ブロム−1−メチル−5−ヘキセニル基、2−ヨー
ド−1−メチル−5−ヘキセニル基、3−ヨード−1−
メチル−5−ヘキセニル基、5−クロル−1−メチル−
2−ヘキセニル基、6−クロル−1−メチル−2−ヘキ
セニル基、5−ブロム−1−メチル−2−ヘキセニル
基、6−ブロム−1−メチル−2−ヘキセニル基、5−
ヨード−1−メチル−2−ヘキセニル基、6−ヨード−
1−メチル−2−ヘキセニル基、2−クロル−2−メチ
ル−5−ヘキセニル基、3−クロル−2−メチル−5−
ヘキセニル基、2−ブロム−2−メチル−5−ヘキセニ
ル基、3−ブロム−2−メチル−5−ヘキセニル基、2
−ヨード−2−メチル−5−ヘキセニル基、3−ヨード
−2−メチル−5−ヘキセニル基、5−クロル−2−メ
チル−2−ヘキセニル基、6−クロル−2−メチル−2
−ヘキセニル基、5−ブロム−2−メチル−2−ヘキセ
ニル基、6−ブロム−2−メチル−2−ヘキセニル基、
5−ヨード−2−メチル−2−ヘキセニル基、6−ヨー
ド−2−メチル−2−ヘキセニル基、
【0029】2−クロル−4−ヘプテニル基、3−クロ
ル−4−ヘプテニル基、2−ブロム−4−ヘプテニル
基、3−ブロム−4−ヘプテニル基、2−ヨード−4−
ヘプテニル基、3−ヨード−4−ヘプテニル基、4−ク
ロル−2−ヘプテニル基、5−クロル−2−ヘプテニル
基、4−ブロム−2−ヘプテニル基、5−ブロム−2−
ヘプテニル基、4−ヨード−2−ヘプテニル基、5−ヨ
ード−2−ヘプテニル基、
【0030】1,2−ジクロル−プロピル基、1,2−
ジブロム−プロピル基、1,2−ジヨード−プロピル
基、1,2−ジクロル−1−メチル−プロピル基、1,
2−ジブロム−1−メチル−プロピル基、1,2−ジヨ
ード−1−メチル−プロピル基、1,2−ジクロル−1
−エチル−プロピル基、1,2−ジブロム−1−エチル
−プロピル基、1,2−ジヨード−1−エチル−プロピ
ル基、1,2−ジクロル−1−プロピル−プロピル基、
1,2−ジブロム−1−プロピル−プロピル基、1,2
−ジヨード−1−プロピル−プロピル基、
【0031】2,3−ジクロル−ブチル基、2,3−ジ
ブロム−ブチル基、2,3−ジヨード−ブチル基、2,
3−ジクロル−1−メチル−ブチル基、2,3−ジブロ
ム−1−メチル−ブチル基、2,3−ジヨード−1−メ
チル−ブチル基、2,3−ジクロル−2−メチル−ブチ
ル基、2,3−ジブロム−2−メチル−ブチル基、2,
3−ジヨード−2−メチル−ブチル基、2,3−ジクロ
ル−3−メチル−ブチル基、2,3−ジブロム−3−メ
チル−ブチル基、2,3−ジヨード−3−メチル−ブチ
ル基、2,3−ジクロル−2,2−ジメチル−ブチル
基、2,3−ジブロム−2,3−ジメチル−ブチル基、
2,3−ジヨード−2,3−ジメチル−ブチル基、2,
3−ジクロル−1,1−ジメチル−ブチル基、2,3−
ジブロム−1,1−ジメチル−ブチル基、2,3−ジヨ
ード−1,1−ジメチル−ブチル基、2,3−ジクロル
−1−エチル−2−メチル−ブチル基、2,3−ジブロ
ム−1−エチル−2−メチル−ブチル基、2,3−ジヨ
ード−1−エチル−2−メチル−ブチル基、
【0032】2,3−ジクロル−ペンチル基、2,3−
ジブロム−ペンチル基、2,3−ジヨード−ペンチル
基、2,3−ジクロル−1−メチル−ペンチル基、2,
3−ジブロム−1−メチル−ペンチル基、2,3−ジヨ
ード−1−メチル−ペンチル基、2,3−ジクロル−2
−メチル−ペンチル基、2,3−ジブロム−2−メチル
−ペンチル基、2,3−ジヨード−2−メチル−ペンチ
ル基、2,3−ジクロル−3−メチル−ペンチル基、
2,3−ジブロム−3−メチル−ペンチル基、2,3−
ジヨード−3−メチル−ペンチル基、2,3−ジクロル
−4−メチル−ペンチル基、2,3−ジブロム−4−メ
チル−ペンチル基、2,3−ジヨード−4−メチル−ペ
ンチル基、2,3−ジクロル−2,4−ジメチル−ペン
チル基、2,3−ジブロム−2,4−ジメチル−ペンチ
ル基、2,3−ジヨード−2,4−ジメチル−ペンチル
基、2,3−ジクロル−1,4−ジメチル−ペンチル
基、2,3−ジブロム−1,4−ジメチル−ペンチル
基、2,3−ジヨード−1,4−ジメチル−ペンチル
基、2,3−ジクロル−1−エチル−2−メチル−ペン
チル基、2,3−ジブロム−1−エチル−2−メチル−
ペンチル基、2,3−ジヨード−1−エチル−2−メチ
ル−ペンチル基、
【0033】2,3−ジクロル−ヘキシル基、2,3−
ジブロム−ヘキシル基、2,3−ジヨード−ヘキシル
基、2,3−ジクロル−1−メチル−ヘキシル基、2,
3−ジブロム−1−メチル−ヘキシル基、2,3−ジヨ
ード−1−メチル−ヘキシル基、2,3−ジクロル−3
−メチル−ヘキシル基、2,3−ジブロム−3−メチル
−ヘキシル基、2,3−ジヨード−3−メチル−ヘキシ
ル基、2,3−ジクロル−ヘプチル基、2,3−ジブロ
ム−ヘプチル基、2,3−ジヨード−ヘプチル基、2,
3−ジクロル−2−メチル−ヘプチル基、2,3−ジブ
ロム−2−メチル−ヘプチル基、2,3−ジヨード−2
−メチル−ヘプチル基、2,3−ジクロル−3,4,4
−トリメチル2−ヘプチル基、2,3−ジブロム−3,
4,4−トリメチル−2−ヘプチル基、2,3−ジヨー
ド−3,4,4−トリメチル−2−ヘプチル基、2,3
−ジクロル−オクチル基、2,3−ジブロム−オクチル
基、2,3−ジヨード−オクチル基、2,3−ジクロル
−ノニル基、2,3−ジブロム−ノニル基、2,3−ジ
ヨード−ノニル基、
【0034】2,3−ジクロル−2,5−ジメチル−5
−ヘプテニル基、2,3−ジブロム−2,5−ジメチル
−5−ヘプテニル基、2,3−ジヨード−2,5−ジメ
チル−5−ヘプテニル基、5,6−ジクロル−2,5−
ジメチル−2−ヘプテニル基、5,6−ジブロム−2,
5−ジメチル−2−ヘプテニル基、5,6−ジヨード−
2,5−ジメチル−2−ヘプテニル基、2,5−ジクロ
ル−2,5−ジメチル−ヘプチル基、2,6−ジクロル
−2,5−ジメチル−ヘプチル基、3,5−ジクロル−
2,5−ジメチル−ヘプチル基、3,6−ジクロル−
2,5−ジメチル−ヘプチル基、2,5−ジブロム−
2,5−ジメチル−ヘプチル基、2,6−ジブロム−
2,5−ジメチル−ヘプチル基、3,5−ジブロム−
2,5−ジメチル−ヘプチル基、3,6−ジブロム−
2,5−ジメチル−ヘプチル基、2,5−ジヨード−
2,5−ジメチル−ヘプチル基、2,6−ジヨード−
2,5−ジメチル−ヘプチル基、3,5−ジヨード−
2,5−ジメチル−ヘプチル基、3,6−ジヨード−
2,5−ジメチル−ヘプチル基、
【0035】2,3,5−トリクロル−2,5−ジメチ
ル−ヘプチル基、2,3,6−トリクロル−2,5−ジ
メチル−ヘプチル基、3,5,6−トリクロル−2,5
−ジメチル−ヘプチル基、2,5,6−トリクロル−
2,5−ジメチル−ヘプチル基、2,3,5−トリブロ
ム−2,5−ジメチル−ヘプチル基、2,3,6−トリ
ブロム−2,5−ジメチル−ヘプチル基、2,5,6−
トリブロム−2,5−ジメチル−ヘプチル基、3,5,
6−トリブロム−2,5−ジメチル−ヘプチル基、2,
3,5−トリヨード−2,5−ジメチル−ヘプチル基、
2,3,6−トリヨード−2,5−ジメチル−ヘプチル
基、2,5,6−トリヨード−2,5−ジメチル−ヘプ
チル基、3,5,6−トリヨード−2,5−ジメチル−
ヘプチル基、
【0036】2,3,5−トリクロル−ヘキシル基、
2,3,6−トリクロル−ヘキシル基、2,5,6−ト
リクロル−ヘキシル基、3,5,6−トリクロル−ヘキ
シル基、2,3,5−トリブロム−ヘキシル基、2,
3,6−トリブロム−ヘキシル基、2,5,6−トリブ
ロム−ヘキシル基、3,5,6−トリブロム−ヘキシル
基、2,3,5−トリヨード−ヘキシル基、2,3,6
−トリヨード−ヘキシル基、2,5,6−トリヨード−
ヘキシル基、3,5,6−トリヨード−ヘキシル基、
2,3,5−トリクロル−1−メチル−ヘキシル基、
2,3,6−トリクロル−1−メチル−ヘキシル基、
2,5,6−トリクロル−1−メチル−ヘキシル基、
3,5,6−トリクロル−1−メチル−ヘキシル基、
2,3,5−トリブロム−1−メチル−ヘキシル基、
2,3,6−トリブロム−1−メチル−ヘキシル基、
2,5,6−トリブロム−1−メチル−ヘキシル基、
3,5,6−トリブロム−1−メチル−ヘキシル基、
2,3,5−トリヨード−1−メチル−ヘキシル基、
2,3,6−トリヨード−1−メチル−ヘキシル基、
2,5,6−トリヨード−1−メチル−ヘキシル基、
3,5,6−トリヨード−1−メチル−ヘキシル基、
2,3,5−トリクロル−5−メチル−ヘキシル基、
2,3,6−トリクロル−5−メチル−ヘキシル基、
2,5,6−トリクロル−5−メチル−ヘキシル基、
3,5,6−トリクロル−5−メチル−ヘキシル基、
2,3,5−トリブロム−5−メチル−ヘキシル基、
2,3,6−トリブロム−5−メチル−ヘキシル基、
2,5,6−トリブロム−5−メチル−ヘキシル基、
3,5,6−トリブロム−5−メチル−ヘキシル基、
2,3,5−トリヨード−5−メチル−ヘキシル基、
2,3,6−トリヨード−5−メチル−ヘキシル基、
2,5,6−トリヨード−5−メチル−ヘキシル基、
3,5,6−トリヨード−5−メチル−ヘキシル基、
2,3,5−トリクロル−2−メチル−ヘキシル基、
2,3,6−トリクロル−2−メチル−ヘキシル基、
2,5,6−トリクロル−2−メチル−ヘキシル基、
3,5,6−トリクロル−2−メチル−ヘキシル基、
2,3,5−トリブロム−2−メチル−ヘキシル基、
2,3,6−トリブロム−2−メチル−ヘキシル基、
2,5,6−トリブロム−2−メチル−ヘキシル基、
3,5,6−トリブロム−2−メチル−ヘキシル基、
2,3,5−トリヨード−2−メチル−ヘキシル基、
2,3,6−トリヨード−2−メチル−ヘキシル基、
2,5,6−トリヨード−2−メチル−ヘキシル基、
3,5,6−トリヨード−2−メチル−ヘキシル基、
【0037】2,3,4−トリクロル−ヘプチル基、
2,3,5−トリクロル−ヘプチル基、2,4,5−ト
リクロル−ヘプチル基、3,4,5−トリクロル−ヘプ
チル基、2,3,4−トリブロム−ヘプチル基、2,
3,5−トリブロム−ヘプチル基、2,4,5−トリブ
ロム−ヘプチル基、3,4,5−トリブロム−ヘプチル
基、2,3,4−トリヨード−ヘプチル基、2,3,5
−トリヨード−ヘプチル基、2,4,5−トリヨード−
ヘプチル基、3,4,5−トリヨード−ヘプチル基、
【0038】2,3,5,6−テトラクロル−2,5−
ジメチル−ヘプチル基、2,3,5,6−テトラブロム
−2,5−ジメチル−ヘプチル基、2,3,5,6−テ
トラヨード−2,5−ジメチル−ヘプチル基、2,3−
ジクロル−5−ヘキセニル基、2,3−ジブロム−5−
ヘキセニル基、2,3−ジヨード−5−ヘキセニル基、
5,6−ジクロル−2−ヘキセニル基、5,6−ジブロ
ム−2−ヘキセニル基、5,6−ジヨード−2−ヘキセ
ニル基、2,3,5,6−テトラクロル−ヘキシル基、
2,3,5,6−テトラブロム−ヘキシル基、2,3,
5,6−テトラヨード−ヘキシル基、
【0039】2,3−ジクロル−1−メチル−5−ヘキ
セニル基、2,3−ジブロム−1−メチル−5−ヘキセ
ニル基、2,3−ジヨード−1−メチル−5−ヘキセニ
ル基、5,6−ジクロル−1−メチル−2−ヘキセニル
基、5,6−ジブロム−1−メチル−2−ヘキセニル
基、5,6−ジヨード−1−メチル−2−ヘキセニル
基、2,3,5,6−テトラクロル−1−メチル−ヘキ
シル基、2,3,5,6−テトラブロム−1−メチル−
ヘキシル基、2,3,5,6−テトラヨード−1−メチ
ル−ヘキシル基、2,3−ジクロル−2−メチル−5−
ヘキセニル基、2,3−ジブロム−2−メチル−5−ヘ
キセニル基、2,3−ジヨード−2−メチル−5−ヘキ
セニル基、5,6−ジクロル−2−メチル−2−ヘキセ
ニル基、5,6−ジブロム−2−メチル−2−ヘキセニ
ル基、5,6−ジヨード−2−メチル−2−ヘキセニル
基、
【0040】2,3,5,6−テトラクロル−2−メチ
ル−ヘキシル基、2,3,5,6−テトラブロム−2−
メチル−ヘキシル基、2,3,5,6−テトラヨード−
2−メチル−ヘキシル基、
【0041】2,3−ジクロル−5−メチル−5−ヘキ
セニル基、2,3−ジブロム−5−メチル−5−ヘキセ
ニル基、2,3−ジヨード−5−メチル−5−ヘキセニ
ル基、5,6−ジクロル−5−メチル−2−ヘキセニル
基、5,6−ジブロム−5−メチル−2−ヘキセニル
基、5,6−ジヨード−5−メチル−2−ヘキセニル
基、
【0042】2,3,5,6−テトラクロル−5−メチ
ル−ヘキシル基、2,3,5,6−テトラブロム−5−
メチル−ヘキシル基、2,3,5,6−テトラヨード−
5−メチル−ヘキシル基、
【0043】2,3−ジクロル−4−ヘプテニル基、
2,3−ジブロム−4−ヘプテニル基、2,3−ジヨー
ド−4−ヘプテニル基、4,5−ジクロル−2−ヘプテ
ニル基、4,5−ジブロム−2−ヘプテニル基、4,5
−ジヨード−2−ヘプテニル基、2,3,4,5−テト
ラクロル−ヘプチル基、2,3,4,5−テトラブロム
−ヘプチル基、2,3,4,5−テトラヨード−ヘプチ
ル基等が挙げられる。
【0044】式(2)中、Xは、塩素、臭素、沃素等の
ハロゲン原子である。
【0045】また、式(1)中、Metで示される2価
金属の例としては、Cu,Zn,Fe,Co,Ni,R
u,Rh,Pd,Pt,Mn,Sn,Mg,Pb,H
g,Cd,Ba,Ti,Be,Ca等が挙げられ、1置
換の3価金属の例としては、Al−F,Al−Cl,A
l−Br,Al−I,Ga−F,Ga−Cl,Ga−B
r,Ga−I,In−F,In−Cl,In−Br,I
n−I,Tl−F,Tl−Cl,Tl−Br,Tl−
I,Al−C65,Al−C64(CH3),In−C6
5,In−C64(CH3),Mn(OH),Mn(O
65),Mn〔OSi(CH33〕,Fe−Cl,R
u−Cl等が挙げられ、2置換の4価金属の例として
は、CrCl2,SiF2,SiCl2,SiBr2,Si
2,SnF2,SnCl2,SnBr2,ZrCl2,G
eF2,GeCl2,GeBr2,GeI 2,TiF2,T
iCl2,TiBr2,Si(OH)2,Sn(OH)2
Ge(OH)2,Zr(OH)2,Mn(OH)2,Ti
2,CrA2,SiA2,SnA2,GeA2〔Aはアル
キル基、フェニル基、ナフチル基およびその誘導体を表
す〕,Si(OA’)2,Sn(OA’)2,Ge(O
A’)2,Ti(OA’)2,Cr(OA’)2〔A’は
アルキル基、フェニル基、ナフチル基、トリアルキルシ
リル基、ジアルキルアルコキシシリル基およびその誘導
体を表す〕,Si(SA”)2,Sn(SA”)2,Ge
(SA”)2〔A”はアルキル基、フェニル基、ナフチ
ル基およびその誘導体を表す〕等が挙げられ、オキシ金
属の例としては、VO,MnO,TiO等が挙げられ
る。特に好ましい例としては、Cu,Ni,Co,M
g,Zn,Pd,Pt,VO等である。
【0046】一般式(1)で示されるフタロシアニン化
合物の合成法としては、下式(3)又は(4)
【0047】
【化5】 〔式(3)及び(4)中、R1は一般式(2)と同じ意
味を表し、R’はアルケニル基を表す。〕で示される化
合物を、例えば1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]
−7−ウンデセン(DBU)存在下に、金属誘導体とア
ルコール中で加熱反応する。あるいは、金属誘導体とク
ロルナフタレン、ブロムナフタレン、トリクロルベンゼ
ン等の高沸点溶媒中で加熱反応することでアルコキシ基
及びアルケニル基を有するフタロシアニン化合物を合成
し、これを塩化チオニル、塩化スフリル、塩化水素、臭
化水素、臭化水素酸、臭素、ヨウ化水素、ヨウ素、一塩
化ヨウ素等のハロゲン化剤とを反応させる方法等で得ら
れる。
【0048】また、一般式(3)または(4)で示され
る化合物は、以下の経路で製造することができる。
【0049】
【化6】 3−ニトロフタロニトリル(A)を、塩基の存在下、
R’OH〔R’は前記と同じ意味を表す。〕で示される
アリルアルコール誘導体と反応させてアルコキシフタロ
ニトリル(B)を得る。更に(B)をクライゼン転移反
応後、塩基の存在下、R1X〔R1は一般式(2)のOR
1表されるアルコキシ基に相当するアルキル基を表し、
Xはハロゲン原子を表す。〕で示されるアルキルハライ
ド誘導体と反応させることで目的とする一般式(3)で
示される化合物が製造される。一般式(4)で示されジ
イミノイソインドリン化合は一般式(3)で示される化
合物を、アルコール中、ナトリウムメチラートを触媒に
アンモニアと反応させて得ることができる。
【0050】本発明のフタロシアニン化合物を用いて光
記録媒体を製造する方法には、透明基板上に本発明のフ
タロシアニン化合物を含む1〜3種の化合物を1層また
は2層に塗布、あるいは蒸着する方法があり、塗布法と
しては、バインダー樹脂20重量%以下、好ましくは0
%と、本発明のフタロシアニン化合物0.05〜20重
量%、好ましくは0.5〜20重量%となるように溶媒
に溶解し、スピンコーターで塗布する方法等がある。ま
た蒸着方法としては10-5〜10-7torr、100〜
300℃にて基板上にフタロシアニン化合物を堆積させ
る方法等がある。
【0051】基板としては、光学的に透明な樹脂であれ
ばよい。例えば、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、塩
化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリオレフィン共重合樹脂、塩化ビニル共重合樹
脂、塩化ビニリデン共重合樹脂、スチレン共重合樹脂等
が挙げられる。また基板は熱硬化性樹脂または紫外線硬
化性樹脂により表面処理がなされていてもよい。
【0052】光記録媒体(光ディスク、光カード等)を
作製する場合、コストの面、ユーザーの取り扱いの面よ
り、基板はポリアクリレート基板またはポリカーボネー
ト基板を用い、かつスピンコート法により塗布されるの
が好ましい。
【0053】基板の耐溶剤性より、スピンコートに用い
る溶剤は、ハロゲン化炭化水素(例えば、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、テトラクロロエチレ
ン、ジクロロジフルオロエタン等)、エーテル類(例え
ば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジプロピ
ルエーテル、ジブチルエーテル、ジオキサン等)、アル
コール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノ
ール等)、セロソルブ類(例えば、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ等)、炭化水素類(例えば、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、シクロオ
クタン、ジメチルシクロヘキサン、オクタン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等)、あるいはこれらの混合溶
媒が好適に用いられる。
【0054】記録媒体として加工するには、上記の様に
基板で覆う、あるいは2枚の記録層を設けた基板に、エ
アーギャップを設けて対向させて貼り合わせる、また
は、記録層上に反射層(アルミニウムまたは金)を設
け、熱硬化性または光硬化性樹脂の保護層を積層する方
法などがある。保護層として、Al23,SiO2,S
iO,SnO2等の無機化合物を利用してもよい。
【0055】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明の実施の態様はこれにより限定されるもの
ではない。
【0056】実施例1 撹拌器、還流冷却器および窒素導入管を備えた容器に、
下記構造式(3−1)
【0057】
【化7】 で示される3−(2−ペントキシ)−4−(1−プロペ
ニル)フタロニトリル25.4g(0.1モル)、DB
U15.2g(0.1モル)、及びn−アミルアルコー
ル125gを装入し、窒素雰囲気下で、100℃まで昇
温させた。次に、同温度で塩化パラジウム5.3g
(0.03モル)を添加し、95〜100℃で20時間
反応させた。反応終了後、冷却し、不溶物を濾別した。
濾液を減圧濃縮して溶媒を回収した後、カラム精製(シ
リカゲル500g、溶媒トルエン)し、下記構造式(5
−1)で示されるパラジウムテトラ[α−(2−ペント
キシ)−β−(1−プロペニル)]フタロシアニン化合
物17.7g(収率63%)を得た。
【0058】
【化8】 可視吸光スペクトル及び元素分析の結果は以下の通りで
あった。
【0059】可視吸収: λmax=708nm εg=2.7×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0060】上記フタロシアニン化合物5g(4.5m
mol)を1,1,2−トリクロルエタン30gに溶解
させ、水10gを加えた。次に臭素5.4g(33.8
mmol)と1,1,2−トリクロルエタン3gとの混
合溶液を50〜55℃で30分で滴下し、同温度で1時
間して終了した。10%亜硫酸水素ナトリウム水溶液5
gを加えて洗浄した。有機層をメタノール80g滴下
し、析出した結晶を濾過し、カラム精製(シリカゲル1
00g、溶媒トルエン)し下記構造式(1−1)で示さ
れる臭素化フタロシアニン化合物8.0gを得た。NM
Rより側鎖二重結合は全て臭素が置換していること、元
素分析より臭素は11.5個置換していることがわかっ
た。よって環には3.5個置換していることがわかっ
た。
【0061】
【化9】 可視吸光スペクトル及び元素分析の結果は以下の通りで
あった。
【0062】可視吸収: λmax=714nm εg=1.6×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0063】上記フタロシアニン化合物のn−オクタン
溶液(10g/l)をスパイラルグルーブ(ピッチ1.
6μm、溝幅0.6μm、溝深0.18μm)付きの外
形120mm、厚さ1.2mmのCD−R用ポリカーボ
ネート基板上に500〜1000rpmでスピンコート
成膜した。その上に30nmの金をスパッタ蒸着して反
射層を形成し、続いて光硬化型ポリアクリル樹脂により
オーバーコート後光硬化させ保護層を形成してCD−R
型媒体を作製した。この媒体に、波長780nmの半導
体レーザーを用いて、線速1.4m/sでEFM信号を
5.5mWのパワーで書き込んだときのエラーレートは
0.2%未満であった。また、線速2m/s、0.8m
Wのレーザー光で、105回再生しても記録に変化はな
かった。
【0064】実施例2 実施例1で合成した、構造式(5−1)で示されるパラ
ジウムテトラ[α−(2−ペントキシ)−β−(1−プ
ロペニル)]フタロシアニン化合物5g(4.5mmo
l)を1,1,2−トリクロルエタン30gに溶解さ
せ、水10gを加えた。次に塩化スルフリル7.9g
(58.5mmol)と1,1,2−トリクロルエタン
6gとの混合溶液を50〜55℃で30分で滴下し、同
温度で1時間して終了した。10%水酸化ナトリウム水
溶液60gを加えて中和、分液後、有機層をメタノール
150gに滴下し、析出した結晶を濾過し乾燥後、カラ
ム精製(シリカゲル100g、溶媒トルエン)し、下記
構造式(1−2)で示される塩素化フタロシアニン化合
物8.0gを得た。NMRより側鎖二重結合は全て塩素
が置換していること、元素分析より塩素は10.5個置
換していることがわかった。よって環には2.5個置換
していることがわかった。
【0065】
【化10】 可視吸光スペクトル及び元素分析の結果は以下の通りで
あった。
【0066】可視吸収: λmax=705nm εg=1.7×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0067】上記フタロシアニン化合物のエチルシクロ
ヘキサン溶液(10g/l)を実施例1と同様にスピン
コーターによりCD−R用ポリカーボネート基板上に塗
布し、その上に金をスパッタ蒸着し、続いてUV硬化樹
脂を用いて保護層を形成し、CD−R型媒体を作製し
た。この媒体に780nmの半導体レーザーを用いて線
速1.4m/sでEFM信号を6.0mWのパワーで書
き込んだときのエラーレートは0.2%未満であり、
0.5mWの再生光で百万回再生を行っても変化がなか
った。また80℃/85%の条件で1000時間経過後
も記録・再生に支障はなかった。
【0068】実施例3 実施例1と同様の容器に、下記構造式(3−2)
【0069】
【化11】 で示される3−(4−メチル−2−ペントキシ)−4−
(1−プロペニル)フタロニトリル26.8g(0.1
モル)、DBU15.2g(0.1モル)およびn−ア
ミルアルコール120gを装入し、窒素雰囲気下で10
0℃まで昇温させた。次に、同温度で塩化パラジウム
5.3g(0.03モル)を添加し、95〜100℃で
20時間反応させた。反応終了後、冷却し、不溶物を濾
別した。濾液を減圧濃縮して溶媒を回収した後、カラム
精製(シリカゲル500g、溶媒トルエン)し、下記構
造式(5−2)で示されるパラジウムテトラ[α−(4
−メチル−2−ペントキシ)−β−(1−プロペニ
ル)]フタロシアニン化合物19.2g(収率65%)
を得た。
【0070】
【化12】 可視吸光スペクトル及び元素分析の結果は以下の通りで
あった。
【0071】可視吸収: λmax=704nm εg=2.3×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0072】上記フタロシアニン化合物5.8g(4.
5mmol)を1,1,2−トリクロルエタン30gに
溶解させ、水10gを加えた。次に臭素4.3g(27
mmol)と1,1,2−トリクロルエタン3gとの混
合溶液を50〜55℃で30分で滴下し、同温度で1時
間して終了した。15%亜硫酸水素ナトリウム水溶液5
gを加えて洗浄した。有機層をメタノール100gに滴
下し析出した結晶を濾過し、乾燥後、カラム精製(シリ
カゲル100g、溶媒トルエン)し、下記構造式(1−
3)の臭素化フタロシアニン6.9gを得た。元素分析
より臭素は10.1個置換していること、NMRより側
鎖二重結合は全て臭素に置換していることがわかった。
よって環には2.1個置換しいていることがわかった。
可視吸光スペクトル及び元素分析の結果は以下の通りで
あった。
【0073】
【化13】 可視吸収: λmax=711nm εg=1.4×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0074】上記フタロシアニン化合物のジブチルエ−
テル溶液(10g/l)を実施例1と同様にスピンコー
ターによりCD−R用ポリカ−ボネート基板上に塗布
し、その上に金をスパッタ蒸着し、続いて塗布面にUV
硬化樹脂を用いて保護層を形成し、CD−Rを作製し
た。この媒体に780nm、線速1.4m/s,4mW
の半導体レーザー光によりEFM信号を書き込んだとき
のエラーレートは0.2%未満であった。また、0.5
mWのレーザ−光により再生可能で、再生光安定性を調
べたところ、105回の再生が可能であった。さら80
℃/湿度85%の条件で1000時間経過後も記録、再
生に支障はなかった。
【0075】実施例4 実施例3で合成した構造式(5−2)のパラジウムテト
ラ[α−(4−メチル−2−ペントキシ)−β−(1−
プロペニル)]フタロシアニン化合物5.8g(4.5
mmol)を1,1,2−トリクロロエタン40gに溶
解し、50〜55℃で塩化スルフリル9.2g(68m
mol)を滴下する。同温度で2時間反応した。10%
水酸化ナトリウム80gで中和した。有機層を分液後、
メタノール100gに滴下し析出した結晶を濾過し乾燥
後、カラム精製(シリカゲル100g、溶媒トルエン)
し、下記構造式(1−4)で示される塩素化フタロシア
ニン7.2gを得た。元素分析より塩素は10.8個置
換していること、NMRより側鎖二重結合は全て塩素に
置換していることがわかった。よって環には2.8個置
換しいていることがわかった。
【0076】
【化14】 可視吸収: λmax=699nm εg=1.7×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0077】上記フタロシアニン化合物のエチルシクロ
ヘキサン溶液(20g/l)を実施例1と同様にスピン
コーターによりCD−R用ポリカーボネート基板上に塗
布し、その上に金をスパッタ蒸着し、続いてUV硬化樹
脂を用いて保護層を形成し、CD−R型媒体を作製し
た。この媒体に780nmの半導体レーザーを用いて線
速2.8m/sでEFM信号を5.5mWのパワーで書
き込んだときのエラーレートは0.2%未満であり、
0.5mWの再生光で百万回再生を行っても変化がなか
った。また80℃/85%の条件で1000時間経過後
も記録・再生に支障はなかった。
【0078】実施例5 実施例1と同様の容器に、下記構造式(3−3)
【0079】
【化15】 で示される3−(2−ペントキシ)−4−(1,4−ジ
メチル−2−ペンテニル)フタロニトリル31.1g
(0.1モル)、DBU15.2g(0.1モル)およ
びn−アミルアルコール150gを装入し、窒素雰囲気
下で100℃まで昇温させた。次に、同温度で塩化第一
銅3.0g(0.03モル)を添加し、95〜100℃
で25時間反応させた。反応終了後、冷却し、不溶物を
濾別した。濾液を減圧濃縮して溶媒を回収した後、カラ
ム精製(シリカゲル500g、溶媒トルエン)し、下記
構造式(5−3)の銅テトラ[α−(2−ペントキシ)
−β−(1,4−ジメチル−2−ペンテニル)]フタロ
シアニン化合物18.5g(収率55%)を得た。
【0080】
【化16】 可視吸光スペクトル及び元素分析の結果は以下の通りで
あった。
【0081】可視吸収: λmax=708nm εg=2.3×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0082】上記フタロシアニン化合物5.8g(4.
5mmol)を1,1,2−トリクロロエタン40gに
溶解し、50〜55℃で臭素4.8g(30mmol)
を滴下する。同温度で2時間反応した。10%亜硫酸水
素ナトリウム10gで洗浄した。有機層を分液後、メタ
ノール80gに滴下し析出した結晶を濾過し乾燥後、カ
ラム精製(シリカゲル100g、溶媒トルエン)し、下
記構造式(1−5)の臭素化フタロシアニン7.2gを
得た。元素分析より臭素は10.2個置換しているこ
と、NMRより側鎖二重結合は全て臭素に置換している
ことがわかった。よって環には2.2個置換しいている
ことがわかった。
【0083】
【化17】 可視吸収: λmax=725nm εg=16×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0084】上記フタロシアニン化合物のエチルシクロ
ヘキサン溶液(20g/l)を実施例1と同様にスピン
コーターによりCD−R用ポリカーボネート基板上に塗
布し、その上に金をスパッタ蒸着し、続いてUV硬化樹
脂を用いて保護層を形成し、CD−R型媒体を作製し
た。この媒体に780nmの半導体レーザーを用いて線
速2.8m/sでEFM信号を5.5mWのパワーで書
き込んだときのエラーレートは0.2%未満であり、
0.5mWの再生光で百万回再生を行っても変化がなか
った。また80℃/85%の条件で1000時間経過後
も記録・再生に支障はなかった。
【0085】実施例6 実施例5と同様に、構造式(3−3)で示される3−
(2−ペントキシ)−4−(1,4−ジメチル−2−ペ
ンテニル)フタロニトリル31.1g(0.1モル)、
DBU15.2g(0.1モル)およびn−アミルアル
コール150gを装入し、窒素雰囲気下で100℃まで
昇温させた。次に、同温度で塩化パラジウム5.3g
(0.03モル)を添加し、95〜100℃で25時間
反応させた。反応終了後、冷却し、不溶物を濾別した。
濾液を減圧濃縮して溶媒を回収した後、カラム精製(シ
リカゲル500g、溶媒トルエン)し、下記構造式(5
−4)のパラジウムテトラ[α−(2−ペントキシ)−
β−(1,4−ジメチル−2−ペンテニル)]フタロシ
アニン化合物18.5g(収率55%)を得た。
【0086】
【化18】 可視吸光スペクトル及び元素分析の結果は以下の通りで
あった。
【0087】可視吸収: λmax=693nm εg=2.3×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0088】上記フタロシアニン化合物6.1g(4.
5mmol)を1,1,2−トリクロロエタン35gに
溶解させ、水10gを加えた。次に50〜55℃で塩化
スルフリル9.2g(68mmol)を滴下する。同温
度で2時間反応した。10%水酸化ナトリウム80gで
中和した。有機層を分液後、メタノール100gに滴下
し析出した結晶を濾過し乾燥後、カラム精製(シリカゲ
ル100g、溶媒トルエン)し、下記構造式(1−6)
で示される塩素化フタロシアニン7.0gを得た。元素
分析より塩素は10.8個置換していること、NMRよ
り側鎖二重結合は全て塩素に置換していることがわかっ
た。よって環には2.8個置換しいていることがわかっ
た。
【0089】
【化19】 可視吸光スペクトル及び元素分析の結果は以下の通りで
あった。
【0090】可視吸収: λmax=704nm εg=1.7×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0091】上記フタロシアニン化合物を用いて実施例
1と同様にしてCD−R型媒体を作製した。この媒体
に、波長780nmのレーザーを用いて、線速1.4m
/sでEFM信号を6.0mWのパワーで書き込んだと
きのエラーレートは、0.2%未満であった。
【0092】実施例7 実施例5で合成した構造式(5−4)のパラジウムテト
ラ[α−(2−ペントキシ)−β−(1,4−ジメチル
−2−ペンテニル)]フタロシアニン化合物6.1g
(4.5mmol)を1,1,2−トリクロロエタン4
0gに溶解し、50〜55℃で臭素5.8g(36mm
ol)を滴下する。同温度で2時間反応した。10%亜
硫酸水素ナトリウム10gで洗浄した。有機層を分液
後、メタノール80gに滴下し析出した結晶を濾過し乾
燥後、カラム精製(シリカゲル100g、溶媒トルエ
ン)し、下記構造式(1−7)で示される臭素化フタロ
シアニン9.2gを得た。元素分析より臭素は11.5
個置換していること、FD−MSより側鎖二重結合は全
て臭素に置換していることがわかった。よって環には
3.5個置換しいていることがわかった。
【0093】
【化20】 可視吸光スペクトル及び元素分析の結果は以下の通りで
あった。
【0094】可視吸収: λmax=717nm εg=2.1×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0095】上記フタロシアニン化合物を用いて実施例
1と同様にしてCD−R型媒体を作製した。この媒体
に、波長780nmのレーザーを用いて、線速1.4m
/sでEFM信号を6.0mWのパワーで書き込んだと
きのエラーレートは、0.2%未満であった。
【0096】実施例8 実施例1の方法で下記構造式(3−4)
【0097】
【化21】 で示される3−(2,4−ジメチル−3−ペントキシ)
−4−(1−プロペニル)フタロニトリルを用いた以外
は同様に行い得られた構造式(5−5)
【0098】
【化22】 のパラジウムテトラ[α−(2,4−ジメチル−3−ペ
ントキシ)−β−(1−プロペニル)]フタロシアニン
化合物5.5g(4.5mmol)を1,1,2−トリ
クロロエタン40gに溶解し、50〜55℃で臭素4.
8g(30mmol)を滴下し、同温度で2時間反応し
た。10%亜硫酸水素ナトリウム10gで洗浄した。有
機層を分液後、メタノール100gに滴下し析出した結
晶を濾過し乾燥後、カラム精製(シリカゲル100g、
溶媒トルエン)し、下記構造式(1−8)で示される臭
素化フタロシアニン8.0gを得た。元素分析より臭素
は10.0個置換していること、FD−MSより側鎖二
重結合は全て臭素に置換していることがわかった。よっ
て環には2.0個置換しいていることがわかった。
【0099】
【化23】 可視吸光スペクトル及び元素分析の結果は以下の通りで
あった。
【0100】可視吸収: λmax=715nm εg=2.4×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0101】上記フタロシアニン化合物を用いて実施例
1と同様にしてCD−R型媒体を作製した。この媒体
に、波長780nmのレーザーを用いて、線速1.4m
/sでEFM信号を6.0mWのパワーで書き込んだと
きのエラーレートは、0.2%未満であった。0.5m
Wの再生光で百万回再生を行っても変化がなかった。ま
た80℃/85%の条件で1000時間経過後も記録・
再生に支障はなかった。
【0102】実施例9 実施例8で使用したパラジウムテトラ[α−(2,4−
ジメチル−3−ペントキシ)−β−(1−プロペニ
ル)]フタロシアニン化合物5.5g(4.5mmo
l)を1,1,2−トリクロロエタン40gに溶解し、
50〜55℃で塩化スルフリル9.4g(70mmo
l)を滴下し、同温度で2時間反応した。10%水酸化
ナトリウム80gで中和した。有機層を分液後、メタノ
ール100gに滴下し析出した結晶を濾過し乾燥後、カ
ラム精製(シリカゲル100g、溶媒トルエン)し、下
記構造式(1−9)で示される塩素化フタロシアニン
7.0gを得た。元素分析より塩素は10.8個置換し
ていること、NMRより側鎖二重結合は全て塩素に置換
していることがわかった。よって環には2.8個置換し
ていることがわかった。
【0103】
【化24】 可視吸収: λmax=705nm εg=1.6×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0104】上記フタロシアニン化合物を用いて実施例
1と同様にしてCD−R型媒体を作製した。この媒体
に、波長780nmのレーザーを用いて、線速1.4m
/sでEFM信号を6.0mWのパワーで書き込んだと
きのエラーレートは、0.2%未満であった。0.5m
Wの再生光で百万回再生を行っても変化がなかった。
【0105】実施例10 実施例1と同様の方法で得た下記構造式(5−6)
【0106】
【化25】 で示される銅テトラ[α−(2,4−ジメチル−3−ペ
ントキシ)−β−(1−プロペニル)]フタロシアニン
化合物5.4g(4.5mmol)を1,1,2−トリ
クロロエタン35gに溶解し、50〜55℃で臭素4.
8g(30mmol)を滴下する。同温度で2時間反応
した。10%亜硫酸水素ナトリウム10gで洗浄した。
有機層を分液後、メタノール100gに滴下し析出した
結晶を濾過し乾燥後、カラム精製(シリカゲル100
g、溶媒トルエン)し、下記構造式(1−10)の臭素
化フタロシアニン8.0gを得た。元素分析より臭素は
10.0個置換していること、FD−MSより側鎖二重
結合は全て臭素に置換していることがわかった。よって
環には2.0個置換しいていることがわかった。
【0107】
【化26】 可視吸光スペクトル及び元素分析の結果は以下の通りで
あった。
【0108】可視吸収: λmax=724nm εg=2.3×105cm2g-1(溶媒:トルエン)
【0109】上記フタロシアニン化合物10gをジブチ
ルエ−テルとジイソプロピルエーテルの3:1(体積
比)混合溶媒500mlに溶解し、スピンコーターによ
りポリカ−ボネート製光カード基板上に厚み100nm
で塗布し、続いて塗布面にUV硬化樹脂を用いて保護層
を形成し、光カ−ドを作製した。この媒体に780n
m、線速2m/s,4mWの半導体レーザー光により記
録したとき、CN比は60dBであった。また、線速2
m/s,0.8mWのレーザ−光により105回の再生
が可能であった。
【0110】実施例11〜32 実施例1と同様にして下記第1表に示すハロゲン化フタ
ロシアニン化合物を合成し、実施例1と同様にCD−R
媒体を作製し、780nmの半導体レーザーを用いて線
速1.4m/secでEFM信号を書き込むのに必要な
レーザーパワー(mW)を測定し、その時のエラーレー
トを評価した。エラーレートの評価として、○はエラー
レートが10未満、×はエラーレートが10以上である
ことを示す。また、比較例として下記構造式(A)で示
される特開平3−62878号公報(USP 5124067)の
例示化合物を用いて実施例1と同様にして作製した媒体
を同様に評価して、結果を第1表に示す。
【0111】
【化27】
【0112】
【表1】
【0113】
【表2】
【0114】
【表3】
【0115】
【表4】
【0116】
【表5】
【0117】本発明のフタロシアニン化合物を用いた光
記録媒体は、通常記録の6.0mWレーザーパワー及び
3.6mW低レーザー、高速記録及び高密度記録におい
て良好な感度、記録特性を示した。
【0118】
【発明の効果】本発明のフタロシアニン化合物は、アル
コキシ基、及びハロゲン原子が置換したアルキル基ある
いはアルケニル基がフタロシアニン環に置換しているた
め、基板にスピンコート法により塗布する際に使用する
溶剤への溶解性が向上した。また、置換したハロゲン原
子により、記録時に色素の分解・溶融が制御され精度の
高いピット形成が行われたこと、分解発熱量の減少によ
り記録媒体の樹脂基板へのダメージが減少したこと、反
射層を有する記録媒体の場合は記録層と反射層である金
属層との密着性の向上に寄与し、従来の記録法のみなら
ず、従来に比較して高速である記録、あるいは高密度の
記録法においても光記録媒体の感度、記録特性の向上に
効果を上げた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西本 泰三 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 津田 武 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 詫摩 啓輔 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 〔式(1)中、Mは2個の水素原子、2価の金属原子、
    3価1置換金属原子、4価2置換金属原子、オキシ金属
    原子を表し、L1は式(2) 【化2】 (式(2)中、OR1は、炭素数1〜20の直鎖または
    分岐のアルコキシ基を表し、R2は、ハロゲン原子が1
    〜4置換している炭素数3〜20の直鎖または分岐のア
    ルキル基、ハロゲン原子が1〜2置換している炭素数4
    〜20の直鎖または分岐のアルケニル基を表す。Xはハ
    ロゲン原子を表し、nは各々独立に0〜2の数を表
    す。〕で示されるフタロシアニン化合物。
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、Mで表される中
    心金属が、Pd,Cu,Ru,Pt,Ni,Co,R
    h,Zn,VO,TiO,Si(Y)2,Sn(Y)2
    Ge(Y)2(Yはハロゲン原子、アルコキシ基、アリ
    ールオキシ基、アシルオキシ基、ヒドロキシ基、アルキ
    ル基、アリール基、アルキルチオ基、アリールチオ基、
    トリアルキルシリルオキシ基、トリアルキルスズオキシ
    基、またはトリアルキルゲルマニウムオキシ基を表
    す。)である請求項1記載のフタロシアニン化合物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のフタロシアニン
    化合物を含有してなる光記録媒体。
  4. 【請求項4】 基板上に、請求項1又は2に記載のフタ
    ロシアニン化合物を含有する記録層、その上に金または
    アルミニウムからなる反射層、さらにその上に保護層を
    積層した構成である請求項3記載の光記録媒体。
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