JPH0817647A - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JPH0817647A JPH0817647A JP16602794A JP16602794A JPH0817647A JP H0817647 A JPH0817647 A JP H0817647A JP 16602794 A JP16602794 A JP 16602794A JP 16602794 A JP16602794 A JP 16602794A JP H0817647 A JPH0817647 A JP H0817647A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- resonance
- ferrite
- transformer
- high frequency
- Prior art date
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- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】従来の平滑用、共振用、ノイズフィルタ用の高
周波チョークトランスでは、フェライトコアが用いられ
ているが、平滑用の場合、コイルに流れる電流が直流成
分にリプルを含むのに対し、フェライトコアが直流成分
に適しない性質のものであるために、見掛け上の電力不
足を生じるとともに、コアの放熱が悪いことから、かな
りの発熱を伴い、また、フェライトコア使用の共振用及
びノイズフィルタ用の場合、自己共振周波数が比較的低
いために、比較的低い高周波帯域で異常共振現象を起こ
して使用不能となる等々の問題点があるので、これらの
問題点を解決しようとするものであり、この特性を広帯
域トランスにも応用しようとするものである。 【構成】コア1に所要のコイル2を巻回して成るトラン
スにおいて、前記コア1をフェライトで形成した一半部
11と珪素鋼板で形成した他半部12との直列結合から構成
した。
周波チョークトランスでは、フェライトコアが用いられ
ているが、平滑用の場合、コイルに流れる電流が直流成
分にリプルを含むのに対し、フェライトコアが直流成分
に適しない性質のものであるために、見掛け上の電力不
足を生じるとともに、コアの放熱が悪いことから、かな
りの発熱を伴い、また、フェライトコア使用の共振用及
びノイズフィルタ用の場合、自己共振周波数が比較的低
いために、比較的低い高周波帯域で異常共振現象を起こ
して使用不能となる等々の問題点があるので、これらの
問題点を解決しようとするものであり、この特性を広帯
域トランスにも応用しようとするものである。 【構成】コア1に所要のコイル2を巻回して成るトラン
スにおいて、前記コア1をフェライトで形成した一半部
11と珪素鋼板で形成した他半部12との直列結合から構成
した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発熱の低減と、高周波
帯域の拡大及び同一体積による容量(使用できる電力)
の拡大と、それに伴う飽和電流の増大を可能にした高周
波又は産業用・オーディオ用の周波数広帯域トランスに
関するものである。
帯域の拡大及び同一体積による容量(使用できる電力)
の拡大と、それに伴う飽和電流の増大を可能にした高周
波又は産業用・オーディオ用の周波数広帯域トランスに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波トランス、特に、高周波チ
ョークトランスには、平滑用、共振用、ノイズフィルタ
用等があり、いずれの場合も、一般にフェライトコアが
用いられている。また、広帯域トランスでは、珪素鋼板
若しくはフェライトのいずれか一方だけのコアを用いて
おり、巻線技術に頼って性能の向上を図っている。
ョークトランスには、平滑用、共振用、ノイズフィルタ
用等があり、いずれの場合も、一般にフェライトコアが
用いられている。また、広帯域トランスでは、珪素鋼板
若しくはフェライトのいずれか一方だけのコアを用いて
おり、巻線技術に頼って性能の向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの高周
波チョークトランス、広帯域トランスには、未だ次のよ
うな問題点が残っている。 平滑用高周波チョークトランスの場合、コイルに流
れる電流が直流成分にリプルを含むものであるのに対
し、コアがフェライトコアであって直流成分(周波数を
限りなく0に近づけた低周波)に適しない性質のもので
あるために、見掛け上の容量不足を生じ、したがって、
飽和電流を大きくでき難いために、リプル電流のピーク
値が高くなると、早急にそのインダクタンスが失われる
ことになり、また、コアがフェライトコアすなわち鉄粉
とセラミックとを混合して成形したものであるために、
鉄粉の絶対量が少ないこと(容量不足の原因の一つ)と
ともに、良好な放熱が得られないことから、かなりの発
熱を伴う欠点がある。 共振用及びノイズフィルタ用高周波チョークトラン
スの場合、フェライトコア使用のものは、自己共振周波
数が低いために、比較的低い高周波帯域で異常共振現象
を起こして使用不能となり易い欠点がある。 広帯域トランスの場合、巻線技術だけでは、十分な
広帯域化を図れない。 本発明は、これ等の問題点を解決しようとするものであ
る。
波チョークトランス、広帯域トランスには、未だ次のよ
うな問題点が残っている。 平滑用高周波チョークトランスの場合、コイルに流
れる電流が直流成分にリプルを含むものであるのに対
し、コアがフェライトコアであって直流成分(周波数を
限りなく0に近づけた低周波)に適しない性質のもので
あるために、見掛け上の容量不足を生じ、したがって、
飽和電流を大きくでき難いために、リプル電流のピーク
値が高くなると、早急にそのインダクタンスが失われる
ことになり、また、コアがフェライトコアすなわち鉄粉
とセラミックとを混合して成形したものであるために、
鉄粉の絶対量が少ないこと(容量不足の原因の一つ)と
ともに、良好な放熱が得られないことから、かなりの発
熱を伴う欠点がある。 共振用及びノイズフィルタ用高周波チョークトラン
スの場合、フェライトコア使用のものは、自己共振周波
数が低いために、比較的低い高周波帯域で異常共振現象
を起こして使用不能となり易い欠点がある。 広帯域トランスの場合、巻線技術だけでは、十分な
広帯域化を図れない。 本発明は、これ等の問題点を解決しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明は、コアに所要のコイルを巻回して成るトランスに
おいて、前記コアをフェライトによる部分と珪素鋼板に
よる部分との直列結合から構成したことを特徴とする。
発明は、コアに所要のコイルを巻回して成るトランスに
おいて、前記コアをフェライトによる部分と珪素鋼板に
よる部分との直列結合から構成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】如上の構成であり、高周波チョークトランスへ
の適用において、コアのフェライトによる部分は、その
性質上、高周波に適合して、高周波チョークトランスに
おける本来の性能を発揮させ、かつ、コアの珪素鋼板に
よる部分は、その性質上、鉄部分の絶対量が多く、低周
波に適し、直流成分にも良好に対応して、コア全体とし
ての見掛け上の容量を増大させ、飽和電流を高くし、直
流成分での加熱を押える。また、その珪素鋼板による部
分は、熱伝導率が高く、生じた熱を速やかに排熱する。
更に、その珪素鋼板による部分は、コア全体としての自
己共振点を高くし、高周波帯域での異常共振を生じ難く
する。この特性は、特に、高周波チョークトランスの性
能を向上させるが、広帯域トランスにも応用できるもの
であり、そのように複数の異なる材質のコアを組み合わ
せることにより、従来単一のコア材と巻き方のみにこだ
わっていた広帯域トランスの設計をより向上させる。す
なわち、単独のコア使用よりも、より広帯域化を実現で
きる。
の適用において、コアのフェライトによる部分は、その
性質上、高周波に適合して、高周波チョークトランスに
おける本来の性能を発揮させ、かつ、コアの珪素鋼板に
よる部分は、その性質上、鉄部分の絶対量が多く、低周
波に適し、直流成分にも良好に対応して、コア全体とし
ての見掛け上の容量を増大させ、飽和電流を高くし、直
流成分での加熱を押える。また、その珪素鋼板による部
分は、熱伝導率が高く、生じた熱を速やかに排熱する。
更に、その珪素鋼板による部分は、コア全体としての自
己共振点を高くし、高周波帯域での異常共振を生じ難く
する。この特性は、特に、高周波チョークトランスの性
能を向上させるが、広帯域トランスにも応用できるもの
であり、そのように複数の異なる材質のコアを組み合わ
せることにより、従来単一のコア材と巻き方のみにこだ
わっていた広帯域トランスの設計をより向上させる。す
なわち、単独のコア使用よりも、より広帯域化を実現で
きる。
【0006】
【実施例】図面は、本発明の実施例に係る高周波チョー
クトランスを示している。図において、1は、コア、2
は、該コアに装着したコイルである。コア1は、フェラ
イトで形成した一半部11と珪素鋼板で形成した他半部12
とを突き合わせて、直列結合させて成る。なお、突き合
わせ面には、所要に応じて薄い絶縁材を介在させて適度
な磁気的なギャップを形成させる。この場合のコアの寸
法は、例えば、幅aが50mm、奥行きbが15mm、高さ
cが45mm程度とする。この大きさで、従来のフェライ
トコアによる同一の大きさのものとの比較試験をしたと
ころ、次の良好な結果が得られた。
クトランスを示している。図において、1は、コア、2
は、該コアに装着したコイルである。コア1は、フェラ
イトで形成した一半部11と珪素鋼板で形成した他半部12
とを突き合わせて、直列結合させて成る。なお、突き合
わせ面には、所要に応じて薄い絶縁材を介在させて適度
な磁気的なギャップを形成させる。この場合のコアの寸
法は、例えば、幅aが50mm、奥行きbが15mm、高さ
cが45mm程度とする。この大きさで、従来のフェライ
トコアによる同一の大きさのものとの比較試験をしたと
ころ、次の良好な結果が得られた。
【0007】
【表1】
【0008】
【表2】
【0009】
【表3】
【0010】つまり、容量が増大したことから、この大
きさで、例えば、従来、160μH、20Aで飽和した
ものが、160μH、45Aと、飽和域をのばすことが
できるため、大きなピーク電流でも安定したインダクタ
ンスを得ることができる。また、20kHz、20Aの方
形波のブリッジ整流に使用して、従来75deg 以上の温
度上昇であったものを60deg 程度の比較的低い温度で
動作させることができる。
きさで、例えば、従来、160μH、20Aで飽和した
ものが、160μH、45Aと、飽和域をのばすことが
できるため、大きなピーク電流でも安定したインダクタ
ンスを得ることができる。また、20kHz、20Aの方
形波のブリッジ整流に使用して、従来75deg 以上の温
度上昇であったものを60deg 程度の比較的低い温度で
動作させることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、コアをフェライトによ
る部分と珪素鋼板による部分との直列結合から構成した
ので、高周波チョークトランスであっても、珪素鋼板に
よる低周波に適しかつ直流成分にも良好な部分により、
コア全体としての見掛け上の容量を増大させさせること
ができて、直流成分での加熱を押えることができるとと
もに、飽和電流を増大させることができ、ピーク電流に
対する安定したインダンタンスを得ることができ、しか
も、熱伝導率の高い珪素鋼板による部分により、生じた
熱を速やかに排熱させることができ、したがって、平滑
用であっても、従来と同一の形状で温度上昇を低く押さ
えることができ、効率を向上させることができる。更
に、高周波チョークトランスであっても、その珪素鋼板
による部分により、コア全体としての自己共振点を引き
上げることができ、高周波帯域での異常共振を生じ難く
するすることができて、共振用及びノイズフィルタ用と
しても、その性能を向上させることができる。その他、
高周波チョークトランスであっても、リアクタンス値と
その周波数特性の延びをフェライトコアだけのものと同
一体積で確保でき、フェライトコアだけのものが容量を
増すために多量のフェライトコアを要するのに比しコス
トと体積を低減できる等の優れた効果を奏する。また、
高周波チョークトランスに限らず、前述のように、広帯
域トランスにも応用できて、より広帯域化を実現でき、
その特性、設計・製作性能等を向上させることができ
る。
る部分と珪素鋼板による部分との直列結合から構成した
ので、高周波チョークトランスであっても、珪素鋼板に
よる低周波に適しかつ直流成分にも良好な部分により、
コア全体としての見掛け上の容量を増大させさせること
ができて、直流成分での加熱を押えることができるとと
もに、飽和電流を増大させることができ、ピーク電流に
対する安定したインダンタンスを得ることができ、しか
も、熱伝導率の高い珪素鋼板による部分により、生じた
熱を速やかに排熱させることができ、したがって、平滑
用であっても、従来と同一の形状で温度上昇を低く押さ
えることができ、効率を向上させることができる。更
に、高周波チョークトランスであっても、その珪素鋼板
による部分により、コア全体としての自己共振点を引き
上げることができ、高周波帯域での異常共振を生じ難く
するすることができて、共振用及びノイズフィルタ用と
しても、その性能を向上させることができる。その他、
高周波チョークトランスであっても、リアクタンス値と
その周波数特性の延びをフェライトコアだけのものと同
一体積で確保でき、フェライトコアだけのものが容量を
増すために多量のフェライトコアを要するのに比しコス
トと体積を低減できる等の優れた効果を奏する。また、
高周波チョークトランスに限らず、前述のように、広帯
域トランスにも応用できて、より広帯域化を実現でき、
その特性、設計・製作性能等を向上させることができ
る。
【図1】 図面は、本発明の高周波チョークトランスに
係る実施例を示す斜視図である。
係る実施例を示す斜視図である。
1…コア 2…コイル 11…フェライトで形成した一半部 12…珪素鋼板で形成
した他半部
した他半部
Claims (1)
- 【請求項1】 コアに所要のコイルを巻回して成るトラ
ンスにおいて、前記コアをフェライトによる部分と珪素
鋼板による部分との直列結合から構成したことを特徴と
するトランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16602794A JPH0817647A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16602794A JPH0817647A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | トランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0817647A true JPH0817647A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15823588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16602794A Pending JPH0817647A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0817647A (ja) |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5331222B2 (ja) * | 1972-04-05 | 1978-09-01 | ||
| JPS5934608A (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-25 | Nippon Kinzoku Kk | 小型リアクトル用鉄心 |
| JPS59171109A (ja) * | 1983-03-18 | 1984-09-27 | Toshiba Corp | チヨ−クコイル |
| JPS6010606A (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-19 | Hitachi Metals Ltd | 電源ラインフイルタ−用磁心 |
| JPH02170510A (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 電磁装置 |
| JPH04318906A (ja) * | 1991-04-17 | 1992-11-10 | Nippon Steel Corp | 磁気特性にすぐれたコモンモードチョーク用複合トロイダルコア |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP16602794A patent/JPH0817647A/ja active Pending
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5331222B2 (ja) * | 1972-04-05 | 1978-09-01 | ||
| JPS5934608A (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-25 | Nippon Kinzoku Kk | 小型リアクトル用鉄心 |
| JPS59171109A (ja) * | 1983-03-18 | 1984-09-27 | Toshiba Corp | チヨ−クコイル |
| JPS6010606A (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-19 | Hitachi Metals Ltd | 電源ラインフイルタ−用磁心 |
| JPH02170510A (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 電磁装置 |
| JPH04318906A (ja) * | 1991-04-17 | 1992-11-10 | Nippon Steel Corp | 磁気特性にすぐれたコモンモードチョーク用複合トロイダルコア |
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