JPH08176693A - 銅の回収方法 - Google Patents
銅の回収方法Info
- Publication number
- JPH08176693A JPH08176693A JP32442094A JP32442094A JPH08176693A JP H08176693 A JPH08176693 A JP H08176693A JP 32442094 A JP32442094 A JP 32442094A JP 32442094 A JP32442094 A JP 32442094A JP H08176693 A JPH08176693 A JP H08176693A
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- Japan
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- copper
- leachate
- cobalt
- nickel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 銅、ニッケル及びコバルトを含有するマット
を塩素ガスを用いて浸出した浸出液から、工程が簡単な
溶媒抽出により、銅のみを選択的に分離して回収する方
法を提供する。 【構成】 銅、ニッケル及びコバルトを含むマットを塩
素ガスで浸出し、得られた浸出液の溶媒抽出によりニッ
ケル及びコバルトから銅を分離して回収する方法におい
て、浸出液中の銅イオンを1価に還元した後、中性抽出
剤を用いて銅を抽出する銅の回収方法。
を塩素ガスを用いて浸出した浸出液から、工程が簡単な
溶媒抽出により、銅のみを選択的に分離して回収する方
法を提供する。 【構成】 銅、ニッケル及びコバルトを含むマットを塩
素ガスで浸出し、得られた浸出液の溶媒抽出によりニッ
ケル及びコバルトから銅を分離して回収する方法におい
て、浸出液中の銅イオンを1価に還元した後、中性抽出
剤を用いて銅を抽出する銅の回収方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅、ニッケル及びコバ
ルトを含有する混合マットを塩素ガスを用いて浸出した
浸出液から、溶媒抽出により銅のみを選択的に分離し、
回収する方法に関する。
ルトを含有する混合マットを塩素ガスを用いて浸出した
浸出液から、溶媒抽出により銅のみを選択的に分離し、
回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】銅、ニッケル及びコバルトを含む混合マ
ットの処理には、浸出のために硫酸やアンモニアを使用
することもあるが、通常は混合マットを塩素ガスで浸出
し、得られた銅、ニッケル及びコバルトの塩化物溶液を
使用することが多い。
ットの処理には、浸出のために硫酸やアンモニアを使用
することもあるが、通常は混合マットを塩素ガスで浸出
し、得られた銅、ニッケル及びコバルトの塩化物溶液を
使用することが多い。
【0003】これは、塩素ガスの強力な酸化力で効率的
にマットを浸出し、高濃度の銅、ニッケル及びコバルト
の塩化物溶液ができること、また塩化浴からのニッケル
及びコバルトの電解採取が、電解液の電気伝導度が高く
コスト的に有利であるうえ、緻密な電着物が得られるた
めである。更に、浸出剤である塩素ガスの繰り返しがで
きることも有利な点である。
にマットを浸出し、高濃度の銅、ニッケル及びコバルト
の塩化物溶液ができること、また塩化浴からのニッケル
及びコバルトの電解採取が、電解液の電気伝導度が高く
コスト的に有利であるうえ、緻密な電着物が得られるた
めである。更に、浸出剤である塩素ガスの繰り返しがで
きることも有利な点である。
【0004】塩素ガスによる浸出で得られた銅、ニッケ
ル及びコバルトの塩化物溶液は、これに原料マットを添
加し、ニッケル硫化物とのセメンテーション反応により
銅を硫化物の形で液から沈澱析出させ、ニッケル及びコ
バルトから銅を分離する。セメンテーション反応により
得られた銅沈澱物は、酸化焙焼したのち再度硫酸で浸出
し、電解採取される。
ル及びコバルトの塩化物溶液は、これに原料マットを添
加し、ニッケル硫化物とのセメンテーション反応により
銅を硫化物の形で液から沈澱析出させ、ニッケル及びコ
バルトから銅を分離する。セメンテーション反応により
得られた銅沈澱物は、酸化焙焼したのち再度硫酸で浸出
し、電解採取される。
【0005】このようにしてニッケル及びコバルトと銅
との分離は可能であるが、この方法では浸出/沈澱/浸
出というように処理工程が極めて複雑であり、またセメ
ンテーション反応により生成する銅沈澱物には微量のニ
ッケルやコバルトが混入することが避けられず、従って
銅の完全な分離は困難であった。
との分離は可能であるが、この方法では浸出/沈澱/浸
出というように処理工程が極めて複雑であり、またセメ
ンテーション反応により生成する銅沈澱物には微量のニ
ッケルやコバルトが混入することが避けられず、従って
銅の完全な分離は困難であった。
【0006】混合マットの浸出液から銅を分離するに
は、上記のようにセメンテーション反応を利用したもの
のほか、溶媒抽出による方法があり、処理工程が簡単で
あることから、さまざまな検討が加えられている。
は、上記のようにセメンテーション反応を利用したもの
のほか、溶媒抽出による方法があり、処理工程が簡単で
あることから、さまざまな検討が加えられている。
【0007】例えば、商品名LIX等の酸性抽出剤が、
銅の抽出剤として一般に使用されている。酸性抽出剤で
は、低pHの液から銅の抽出分離が可能といわれてい
る。しかし、マットを混入した浸出液の実際のpHは0
を下回ることも多く、このような極端な低pHからの銅
の回収は難しい。また、酸性抽出剤による抽出では、銅
が抽出されるにしたがって液のpHが下がるので、液の
pHを一定に保つためNaOHやNH3等の中和剤の添
加が必要となり、これら中和剤の成分の浸出液への蓄積
が問題となる。
銅の抽出剤として一般に使用されている。酸性抽出剤で
は、低pHの液から銅の抽出分離が可能といわれてい
る。しかし、マットを混入した浸出液の実際のpHは0
を下回ることも多く、このような極端な低pHからの銅
の回収は難しい。また、酸性抽出剤による抽出では、銅
が抽出されるにしたがって液のpHが下がるので、液の
pHを一定に保つためNaOHやNH3等の中和剤の添
加が必要となり、これら中和剤の成分の浸出液への蓄積
が問題となる。
【0008】また、浸出液からの銅の回収には、塩基性
抽出剤であるTIOA(Tri iso−octyl amine)やAl
amime336の使用も考えられる。これらの抽出剤
は塩基性抽出剤と呼ばれるものであり、陰イオン状態の
金属イオンを抽出できる。マットの塩素浸出溶液中で
は、銅が塩素との陰錯イオンを形成しているので銅の抽
出は可能である。しかし、銅のみならず、コバルトも塩
素との陰錯イオンを形成するため、両者ともにTIOA
で抽出されてしまい相互の分離ができないという欠点が
ある。
抽出剤であるTIOA(Tri iso−octyl amine)やAl
amime336の使用も考えられる。これらの抽出剤
は塩基性抽出剤と呼ばれるものであり、陰イオン状態の
金属イオンを抽出できる。マットの塩素浸出溶液中で
は、銅が塩素との陰錯イオンを形成しているので銅の抽
出は可能である。しかし、銅のみならず、コバルトも塩
素との陰錯イオンを形成するため、両者ともにTIOA
で抽出されてしまい相互の分離ができないという欠点が
ある。
【0009】更に、TBP(Tri butyl phosphate)や
TOPO(Tri octyl phosphine oxide)等のような中
性抽出剤は、液のpHに関わらず金属イオンを抽出でき
ることが知られている。これらの中性抽出剤は金属イオ
ンを塩の形で抽出するので、液の塩濃度が高いほど抽出
は進行する。塩素ガスによる混合マットの浸出液のpH
が低いことは、液の塩濃度が高いことを意味し、抽出に
は望ましい効果をもたらす。
TOPO(Tri octyl phosphine oxide)等のような中
性抽出剤は、液のpHに関わらず金属イオンを抽出でき
ることが知られている。これらの中性抽出剤は金属イオ
ンを塩の形で抽出するので、液の塩濃度が高いほど抽出
は進行する。塩素ガスによる混合マットの浸出液のpH
が低いことは、液の塩濃度が高いことを意味し、抽出に
は望ましい効果をもたらす。
【0010】しかしながら、このような中性抽出剤は銅
に対する抽出性がなく、抽出後の有機相中の金属イオン
濃度/水相中の金属イオン濃度の比で定義される分配比
は10-1〜10-3という極めて小さい値でしかない。従
って、これら中性抽出剤による銅の抽出は困難であり、
多量の抽出剤と多段の抽出操作を繰り返しても銅の抽出
は行えなかった。
に対する抽出性がなく、抽出後の有機相中の金属イオン
濃度/水相中の金属イオン濃度の比で定義される分配比
は10-1〜10-3という極めて小さい値でしかない。従
って、これら中性抽出剤による銅の抽出は困難であり、
多量の抽出剤と多段の抽出操作を繰り返しても銅の抽出
は行えなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の事情に鑑み、銅、ニッケル及びコバルトを含有するマ
ットを塩素ガスを用いて浸出した浸出液から、工程が簡
単な溶媒抽出により、銅のみを選択的に分離して回収す
る方法を提供することを目的とする。
の事情に鑑み、銅、ニッケル及びコバルトを含有するマ
ットを塩素ガスを用いて浸出した浸出液から、工程が簡
単な溶媒抽出により、銅のみを選択的に分離して回収す
る方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を達成するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、銅、ニッケル及びコバルトを含むマット
を塩素ガスで浸出し、得られた浸出液の溶媒抽出により
ニッケル及びコバルトから銅を分離して回収する方法に
おいて、浸出液中の銅イオンを1価に還元した後、中性
抽出剤を用いて銅を抽出することを特徴とする銅の回収
方法を提供するものである。
め、本発明は、銅、ニッケル及びコバルトを含むマット
を塩素ガスで浸出し、得られた浸出液の溶媒抽出により
ニッケル及びコバルトから銅を分離して回収する方法に
おいて、浸出液中の銅イオンを1価に還元した後、中性
抽出剤を用いて銅を抽出することを特徴とする銅の回収
方法を提供するものである。
【0013】
【作用】本発明者らは、塩素ガスによる混合マットの浸
出液から銅を溶媒抽出する方法を種々検討した結果、
銅、ニッケル及びコバルトを含む浸出液を還元し、銅を
1価の状態にした後、トリブチルホスフェイト(TB
P)又はトリオクチルホスフィン(TOPO)等の中性
抽出剤と接触することで、選択的にしかも効率よく銅を
抽出できることを見いだした。
出液から銅を溶媒抽出する方法を種々検討した結果、
銅、ニッケル及びコバルトを含む浸出液を還元し、銅を
1価の状態にした後、トリブチルホスフェイト(TB
P)又はトリオクチルホスフィン(TOPO)等の中性
抽出剤と接触することで、選択的にしかも効率よく銅を
抽出できることを見いだした。
【0014】具体的には、まず銅、ニッケル及びコバル
トを含有する混合マットを塩素ガスで浸出する。このと
きの塩素によるマット中の銅を浸出させる主反応は下記
反応式のように、塩素と硫化銅が反応してCuCl2の
溶液となる反応である。
トを含有する混合マットを塩素ガスで浸出する。このと
きの塩素によるマット中の銅を浸出させる主反応は下記
反応式のように、塩素と硫化銅が反応してCuCl2の
溶液となる反応である。
【0015】
【数1】Cu2S+2Cl2→2Cu2++4Cl-+S
【0016】従って、得られた浸出液中における銅の存
在形態は、Cu2+の2価の状態で存在している。この2
価状態の銅は中性抽出剤で殆ど抽出することは出来ない
が、これを還元して1価とすることにより中性抽出剤で
の抽出が可能となる。
在形態は、Cu2+の2価の状態で存在している。この2
価状態の銅は中性抽出剤で殆ど抽出することは出来ない
が、これを還元して1価とすることにより中性抽出剤で
の抽出が可能となる。
【0017】この還元操作は、原料のマット、銅メタル
あるいは亜流酸イオンの添加などによって容易になされ
る。Cu2+→Cu+の還元反応が終了したかどうかは、
液のORP(酸化還元電位)が銀/塩化銀電極基準で3
00mV以下であることを確認すれば良い。2価の銅イ
オンはTBPやTOPOによってほとんど抽出されない
ので、この還元操作は重要である。
あるいは亜流酸イオンの添加などによって容易になされ
る。Cu2+→Cu+の還元反応が終了したかどうかは、
液のORP(酸化還元電位)が銀/塩化銀電極基準で3
00mV以下であることを確認すれば良い。2価の銅イ
オンはTBPやTOPOによってほとんど抽出されない
ので、この還元操作は重要である。
【0018】このように銅が還元された液を、TBPや
TOPO等の中性抽出剤と接触させれば、銅のみが有機
相(抽出剤)に選択的に抽出される。TBPやTOPO
はニッケルやコバルトに対する抽出能力が全くないの
で、浸出液中のニッケル及びコバルトは水相(浸出液)
に残すことができ、銅の抽出選択性は極めて高い。
TOPO等の中性抽出剤と接触させれば、銅のみが有機
相(抽出剤)に選択的に抽出される。TBPやTOPO
はニッケルやコバルトに対する抽出能力が全くないの
で、浸出液中のニッケル及びコバルトは水相(浸出液)
に残すことができ、銅の抽出選択性は極めて高い。
【0019】この溶媒抽出の際、銅の抽出に使用される
TBP等の中性抽出剤の濃度は特に限定されるものでな
く、ケロシン等で希釈して、通常の溶媒抽出で使用され
るように10〜100体積%で使用されれば特に問題は
ない。ただし、中性抽出剤の濃度を高めれば少量の有機
溶媒量で多くの銅を抽出でき、実操業を考えた場合有利
となることはいうまでもない。
TBP等の中性抽出剤の濃度は特に限定されるものでな
く、ケロシン等で希釈して、通常の溶媒抽出で使用され
るように10〜100体積%で使用されれば特に問題は
ない。ただし、中性抽出剤の濃度を高めれば少量の有機
溶媒量で多くの銅を抽出でき、実操業を考えた場合有利
となることはいうまでもない。
【0020】一般にTBPやTOPO等の中性抽出剤に
よる溶媒抽出では、MmXn(Mは抽出したい金属イオ
ン、Xは対陰イオン、例ええばCl-)のような電気的
に中性な塩の形で抽出されるといわれている。銅の抽出
ではCuCl2及びCuClの形で抽出されるものと考
えられるが、CuCl2に比べCuClの水への溶解度
が極めて小さいことから分かるように、CuClにおけ
るCuとClの結合は強固であり、塩としての安定性が
高いものと考えられる。そのため、抽出に先立って還元
を行い銅の存在形態を1価にすることで、TBPやTO
PO等の中性抽出剤によって効率よく銅が抽出されるも
のと考えられる。
よる溶媒抽出では、MmXn(Mは抽出したい金属イオ
ン、Xは対陰イオン、例ええばCl-)のような電気的
に中性な塩の形で抽出されるといわれている。銅の抽出
ではCuCl2及びCuClの形で抽出されるものと考
えられるが、CuCl2に比べCuClの水への溶解度
が極めて小さいことから分かるように、CuClにおけ
るCuとClの結合は強固であり、塩としての安定性が
高いものと考えられる。そのため、抽出に先立って還元
を行い銅の存在形態を1価にすることで、TBPやTO
PO等の中性抽出剤によって効率よく銅が抽出されるも
のと考えられる。
【0021】TBPやTOPO等の中性抽出剤で抽出さ
れた銅は、通常これら抽出剤を用いる場合と同様に、水
を使用して逆抽出することができる。この場合には、T
BPやTOPOで抽出されていた銅は、CuClの形で
逆抽出される。
れた銅は、通常これら抽出剤を用いる場合と同様に、水
を使用して逆抽出することができる。この場合には、T
BPやTOPOで抽出されていた銅は、CuClの形で
逆抽出される。
【0022】逆抽出されるCuClは水に難溶性である
ため、逆抽出後の水相はCuClの粉末が懸濁した状態
となり、この液を濾過して生成物を乾燥すればCuCl
の粉末が得られる。一方、逆抽出液(水)に予め過酸化
水素、塩素などの酸化剤を加えて逆抽出操作を行えば、
TBPやTOPOに抽出されていた1価の銅は2価に酸
化されながら逆抽出され、CuCl2の水溶液として回
収できる。
ため、逆抽出後の水相はCuClの粉末が懸濁した状態
となり、この液を濾過して生成物を乾燥すればCuCl
の粉末が得られる。一方、逆抽出液(水)に予め過酸化
水素、塩素などの酸化剤を加えて逆抽出操作を行えば、
TBPやTOPOに抽出されていた1価の銅は2価に酸
化されながら逆抽出され、CuCl2の水溶液として回
収できる。
【0023】
【実施例】実施例1 銅、ニッケル及びコバルトを含む混合マット(Cu:3
0.9%、Ni:29.0%、Co:14.7%)を塩素ガ
スを用いて浸出し、Cu:9.9g/l、Ni:9.3g/
l、CO:4.7g/lの浸出液を得た。
0.9%、Ni:29.0%、Co:14.7%)を塩素ガ
スを用いて浸出し、Cu:9.9g/l、Ni:9.3g/
l、CO:4.7g/lの浸出液を得た。
【0024】この浸出液に亜硫酸ナトリウムを添加し、
液の酸化還元電位を銀/塩化銀電極基準で247mVに
調整した。次に、この浸出液50mlに、希釈剤(商品
名Shellsol A)でTBP濃度を40体積%に
調整した中性抽出剤50mlを加え、良く混合した。そ
の後、銅を抽出した溶媒と抽出残液とを分離し、溶媒は
同量の0.1%H2O2液で逆抽出した。
液の酸化還元電位を銀/塩化銀電極基準で247mVに
調整した。次に、この浸出液50mlに、希釈剤(商品
名Shellsol A)でTBP濃度を40体積%に
調整した中性抽出剤50mlを加え、良く混合した。そ
の後、銅を抽出した溶媒と抽出残液とを分離し、溶媒は
同量の0.1%H2O2液で逆抽出した。
【0025】逆抽出液の銅濃度を分析した結果、TBP
に抽出された銅量は3.1g/lであり、浸出液中の3
0.8%の銅を効率よく抽出できた。このときニッケル
及びコバルトの抽出率は0.01%以下であり、銅のみ
の選択抽出が可能であることが判った。
に抽出された銅量は3.1g/lであり、浸出液中の3
0.8%の銅を効率よく抽出できた。このときニッケル
及びコバルトの抽出率は0.01%以下であり、銅のみ
の選択抽出が可能であることが判った。
【0026】実施例2 銅、ニッケル及びコバルトを含む混合マット(Cu:3
0.9%、Ni:29.0%、Co:14.7%)を塩素ガ
スを用いて浸出し、Cu:9.9g/l、Ni:9.3g/
l、CO:4.7g/lの浸出液を得た。
0.9%、Ni:29.0%、Co:14.7%)を塩素ガ
スを用いて浸出し、Cu:9.9g/l、Ni:9.3g/
l、CO:4.7g/lの浸出液を得た。
【0027】この浸出液に亜硫酸ナトリウムを添加し、
液の酸化還元電位を銀/塩化銀電極基準で241mVに
調整した。次に、この浸出液50mlに、TBPを希釈
することなくそのまま使用し、TBPの中性抽出剤50
mlを加え、良く混合した。その後、銅を抽出した溶媒
と抽出残液とを分離し、溶媒は同量の0.1%H2O2液
で逆抽出した。
液の酸化還元電位を銀/塩化銀電極基準で241mVに
調整した。次に、この浸出液50mlに、TBPを希釈
することなくそのまま使用し、TBPの中性抽出剤50
mlを加え、良く混合した。その後、銅を抽出した溶媒
と抽出残液とを分離し、溶媒は同量の0.1%H2O2液
で逆抽出した。
【0028】逆抽出液の銅濃度を分析した結果、TBP
に抽出された銅量は5.3g/lであり、浸出液中の5
3.3%の銅を効率よく抽出できた。このときニッケル
及びコバルトの抽出率は0.01%以下であり、銅のみ
の選択抽出が可能であることが判った。
に抽出された銅量は5.3g/lであり、浸出液中の5
3.3%の銅を効率よく抽出できた。このときニッケル
及びコバルトの抽出率は0.01%以下であり、銅のみ
の選択抽出が可能であることが判った。
【0029】比較例1 銅、ニッケル及びコバルトを含む混合マット(Cu:3
0.9%、Ni:29.0%、Co:14.7%)を塩素ガ
スを用いて浸出し、Cu:9.9g/l、Ni:9.3g/
l、CO:4.7g/lの浸出液を得た。
0.9%、Ni:29.0%、Co:14.7%)を塩素ガ
スを用いて浸出し、Cu:9.9g/l、Ni:9.3g/
l、CO:4.7g/lの浸出液を得た。
【0030】この浸出液を、何の前処理も行うことな
く、そのまま溶媒抽出操作に供した。この浸出液の酸化
還元電位は銀/塩化銀電極基準で558mVであり、液
に存在する銅イオンは2価の状態である。
く、そのまま溶媒抽出操作に供した。この浸出液の酸化
還元電位は銀/塩化銀電極基準で558mVであり、液
に存在する銅イオンは2価の状態である。
【0031】次に、この浸出液50mlに、希釈剤(商
品名Shellsol A)でTBP濃度を40体積%
に調整した中性抽出剤50mlを加え、良く混合した。
その後、銅を抽出した溶媒と抽出残液とを分離し、溶媒
は同量の0.1%H2O2液で逆抽出した。
品名Shellsol A)でTBP濃度を40体積%
に調整した中性抽出剤50mlを加え、良く混合した。
その後、銅を抽出した溶媒と抽出残液とを分離し、溶媒
は同量の0.1%H2O2液で逆抽出した。
【0032】逆抽出液の銅濃度を分析した結果、TBP
に抽出された銅量は0.001g/lであり、浸出液中
の銅は全く抽出されていないことが判った。
に抽出された銅量は0.001g/lであり、浸出液中
の銅は全く抽出されていないことが判った。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、銅、ニッケル及びコバ
ルトを含む混合マットを塩素ガスを用いて浸出した浸出
液から、中性抽出剤を用いた溶媒抽出により、ニッケル
及びコバルトから銅を選択的に分離し、効率よく銅を回
収することができる。
ルトを含む混合マットを塩素ガスを用いて浸出した浸出
液から、中性抽出剤を用いた溶媒抽出により、ニッケル
及びコバルトから銅を選択的に分離し、効率よく銅を回
収することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 銅、ニッケル及びコバルトを含む混合マ
ットを塩素ガスで浸出し、得られた浸出液の溶媒抽出に
よりニッケル及びコバルトから銅を分離して回収する方
法において、前記浸出液中の銅イオンを1価に還元した
後、中性抽出剤を用いて銅を抽出することを特徴とする
銅の回収方法。 - 【請求項2】 中性抽出剤として、トリブチルホスフェ
イト又はトリオクチルホスフィンを用いることを特徴と
する、請求項1に記載の銅の回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32442094A JPH08176693A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 銅の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32442094A JPH08176693A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 銅の回収方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08176693A true JPH08176693A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18165602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32442094A Pending JPH08176693A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 銅の回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08176693A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007154249A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 湿式銅製錬法における銀の回収方法 |
| US7449160B2 (en) | 2004-04-20 | 2008-11-11 | Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. | Process of solvent extraction of copper |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32442094A patent/JPH08176693A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7449160B2 (en) | 2004-04-20 | 2008-11-11 | Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. | Process of solvent extraction of copper |
| JP2007154249A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 湿式銅製錬法における銀の回収方法 |
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