JPH08176776A - 連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング方法および装置 - Google Patents
連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング方法および装置Info
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- JPH08176776A JPH08176776A JP31785094A JP31785094A JPH08176776A JP H08176776 A JPH08176776 A JP H08176776A JP 31785094 A JP31785094 A JP 31785094A JP 31785094 A JP31785094 A JP 31785094A JP H08176776 A JPH08176776 A JP H08176776A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被めっき鋼帯のエッジ部が中央部より過冷却
されてワイピング時に鋼帯に反りが発生するのを防止
し、均一にワイピングする。 【構成】 ワイピングノズル3からワイピングガスを噴
射させて被めっき鋼帯2の表裏に付着している溶融亜鉛
をワイピングするに際し、ワイピングガスを加熱器8に
よりガス温度TG (℃)を鋼帯2の板厚D(mm)に応じ
TG ≧−400 D+400 を満足するように加熱する。ガス
ワイピング時に鋼帯2に反りが発生するのを防止できる
のでワイピングノズル3を鋼帯2に近づけた状態でワイ
ピングすることができる。 【効果】 均一なめっき目付量を高能率で実施できる。
されてワイピング時に鋼帯に反りが発生するのを防止
し、均一にワイピングする。 【構成】 ワイピングノズル3からワイピングガスを噴
射させて被めっき鋼帯2の表裏に付着している溶融亜鉛
をワイピングするに際し、ワイピングガスを加熱器8に
よりガス温度TG (℃)を鋼帯2の板厚D(mm)に応じ
TG ≧−400 D+400 を満足するように加熱する。ガス
ワイピング時に鋼帯2に反りが発生するのを防止できる
のでワイピングノズル3を鋼帯2に近づけた状態でワイ
ピングすることができる。 【効果】 均一なめっき目付量を高能率で実施できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被めっき鋼帯の表裏に
付着している溶融亜鉛の付着量を均一化し、かつ高能率
でガスワイピングすることができる連続溶融亜鉛めっき
におけるガスワイピング方法および装置に関するもので
ある。
付着している溶融亜鉛の付着量を均一化し、かつ高能率
でガスワイピングすることができる連続溶融亜鉛めっき
におけるガスワイピング方法および装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に連続溶融亜鉛めっき設備における
ワイピング法では、図2に示すように焼鈍炉13を出た鋼
帯2はスナウト14を通過した後、溶融亜鉛ポット1内に
溜められた溶融亜鉛15中に浸漬され、シンクロール4に
より転回され浴中サポートロール5および浴上サポート
ロール6に支持されて鉛直に立ち上がる。鉛直に立ち上
がる鋼帯2を挟んで溶融亜鉛15の浴面上に配置された一
対のワイピングノズル3から噴射されるワイピングガス
により鋼帯2の表裏に付着している溶融亜鉛をワイピン
グして所定のめっき目付量になるように制御している
(たとえば特開平4−285146号公報参照)。
ワイピング法では、図2に示すように焼鈍炉13を出た鋼
帯2はスナウト14を通過した後、溶融亜鉛ポット1内に
溜められた溶融亜鉛15中に浸漬され、シンクロール4に
より転回され浴中サポートロール5および浴上サポート
ロール6に支持されて鉛直に立ち上がる。鉛直に立ち上
がる鋼帯2を挟んで溶融亜鉛15の浴面上に配置された一
対のワイピングノズル3から噴射されるワイピングガス
により鋼帯2の表裏に付着している溶融亜鉛をワイピン
グして所定のめっき目付量になるように制御している
(たとえば特開平4−285146号公報参照)。
【0003】この場合、通常、鋼帯2に対するめっき付
着量の制御はワイピングガスの噴射量あるいはワイピン
グノズル3と鋼帯2との距離を調節することによって行
っている。
着量の制御はワイピングガスの噴射量あるいはワイピン
グノズル3と鋼帯2との距離を調節することによって行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガスワイピング
法では鋼帯2の板厚が薄く、板幅が広い鋼帯の製造時に
おいてワイピングノズル3によりワイピングされる鋼帯
2が図3で示すように鋼帯2が腹伸び気味となり、反り
の形状不良を起こす現象があらわれることがある。
法では鋼帯2の板厚が薄く、板幅が広い鋼帯の製造時に
おいてワイピングノズル3によりワイピングされる鋼帯
2が図3で示すように鋼帯2が腹伸び気味となり、反り
の形状不良を起こす現象があらわれることがある。
【0005】鋼帯2にこのような反りがおこると、鋼帯
2に対して十分近くにワイピングノズル3を近づけるこ
とが困難となるため、同一めっき付着量を得るためには
ワイピングガスを増加しなければならなくなり、エネル
ギのロスが増大することになる。特に薄いめっき付着量
の制御をする場合には、鋼帯速度を下げないと薄い付着
量の制御ができなくなるという事態に陥り、設備の生産
性を大きく阻害することとなる。
2に対して十分近くにワイピングノズル3を近づけるこ
とが困難となるため、同一めっき付着量を得るためには
ワイピングガスを増加しなければならなくなり、エネル
ギのロスが増大することになる。特に薄いめっき付着量
の制御をする場合には、鋼帯速度を下げないと薄い付着
量の制御ができなくなるという事態に陥り、設備の生産
性を大きく阻害することとなる。
【0006】また、この反りの形状不良が起こると当然
ながらワイピングノズル3と鋼帯2の表面との距離が若
干ずれてしまい板幅方向に均一でなくなるために、めっ
き付着量が板幅方向に不均一になってしまうという品質
上の欠陥を生じることになる。めっき付着量の下限を守
るためには、平均付着量を付着量の下限値よりもかなり
多く設定して制御せざるを得なくなり使用するめっき亜
鉛の大きなロスとなってしまうという問題があった。
ながらワイピングノズル3と鋼帯2の表面との距離が若
干ずれてしまい板幅方向に均一でなくなるために、めっ
き付着量が板幅方向に不均一になってしまうという品質
上の欠陥を生じることになる。めっき付着量の下限を守
るためには、平均付着量を付着量の下限値よりもかなり
多く設定して制御せざるを得なくなり使用するめっき亜
鉛の大きなロスとなってしまうという問題があった。
【0007】本発明は前記従来技術の問題点、すなわち
鋼帯に発生する反りに起因するワイピングノズルと鋼帯
との距離不均一を防止し、これによって被めっき鋼帯の
めっき目付量を均一化し、かつ高能率でガスワイピング
することができる連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピン
グ方法および装置を提供することを目的とするものであ
る。
鋼帯に発生する反りに起因するワイピングノズルと鋼帯
との距離不均一を防止し、これによって被めっき鋼帯の
めっき目付量を均一化し、かつ高能率でガスワイピング
することができる連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピン
グ方法および装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決すべく鋭意研究した結果、反りの発生原因をつきと
め、これによって本発明を開発するに至ったものであ
り、その要旨とするところは下記の通りである。前記目
的を達成するための請求項1記載の本発明は、連続溶融
亜鉛めっきにおいてガスワイピングノズルからワイピン
グガスを噴射させて被めっき鋼帯の表裏に付着している
溶融亜鉛をワイピングするに際し、前記ワイピングガス
のガス温度TG (℃)と前記被めっき鋼帯の板厚D(m
m)との間に下記の関係式を満足させるように該ワイピ
ングガスを加熱することを特徴とする連続溶融亜鉛めっ
きにおけるワイピング方法である。
解決すべく鋭意研究した結果、反りの発生原因をつきと
め、これによって本発明を開発するに至ったものであ
り、その要旨とするところは下記の通りである。前記目
的を達成するための請求項1記載の本発明は、連続溶融
亜鉛めっきにおいてガスワイピングノズルからワイピン
グガスを噴射させて被めっき鋼帯の表裏に付着している
溶融亜鉛をワイピングするに際し、前記ワイピングガス
のガス温度TG (℃)と前記被めっき鋼帯の板厚D(m
m)との間に下記の関係式を満足させるように該ワイピ
ングガスを加熱することを特徴とする連続溶融亜鉛めっ
きにおけるワイピング方法である。
【0009】記 ワイピングガス温度TG (℃)≧−400 D+400 請求項2記載の本発明は、ガスワイピングノズルから噴
射されるワイピングガスを、被めっき鋼帯に発生する反
りの波高さが2mmを超えるときにのみ加熱することを特
徴とする請求項1記載の連続溶融亜鉛めっきにおけるワ
イピング方法である。
射されるワイピングガスを、被めっき鋼帯に発生する反
りの波高さが2mmを超えるときにのみ加熱することを特
徴とする請求項1記載の連続溶融亜鉛めっきにおけるワ
イピング方法である。
【0010】請求項3記載の本発明は、ガスワイピング
ノズルから噴射されるワイピングガスを、被めっき鋼帯
の板厚が0.9mm 以下の場合にのみ加熱することを特徴と
する請求項1または2記載の連続溶融亜鉛めっきにおけ
るワイピング方法である。請求項4記載の本発明は、ワ
イピングガスとして空気、窒素または空気と窒素との混
合ガスを使用することを特徴とする請求項1、2または
3記載の連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング方法で
ある。
ノズルから噴射されるワイピングガスを、被めっき鋼帯
の板厚が0.9mm 以下の場合にのみ加熱することを特徴と
する請求項1または2記載の連続溶融亜鉛めっきにおけ
るワイピング方法である。請求項4記載の本発明は、ワ
イピングガスとして空気、窒素または空気と窒素との混
合ガスを使用することを特徴とする請求項1、2または
3記載の連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング方法で
ある。
【0011】請求項5記載の本発明は、ガスワイピング
ノズルから噴射されるワイピングガスを噴射させて被め
っき鋼帯の表裏に付着した溶融亜鉛をワイピングする連
続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング装置において、前
記ガスを供給する配管系の途中に加熱器を設置し、該ワ
イピングガスを常温より高い温度に加熱し、被めっき鋼
帯のエッジ部が中央部より過冷却されて発生する反り波
高さを軽減するように構成したことを特徴とする連続溶
融亜鉛めっきにおけるワイピング装置である。
ノズルから噴射されるワイピングガスを噴射させて被め
っき鋼帯の表裏に付着した溶融亜鉛をワイピングする連
続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング装置において、前
記ガスを供給する配管系の途中に加熱器を設置し、該ワ
イピングガスを常温より高い温度に加熱し、被めっき鋼
帯のエッジ部が中央部より過冷却されて発生する反り波
高さを軽減するように構成したことを特徴とする連続溶
融亜鉛めっきにおけるワイピング装置である。
【0012】
【作用】鋼帯の反り発生原因については、いくつかの原
因が考えられたが、研究の結果、次の原因であることが
判明した。まず、鋼帯2のエッジ部が中央部より過冷却
される現象がワイピング時に発生し、これにより鋼帯2
にかかる張力が鋼帯のエッジ部に偏り、鋼帯の中央部が
弛んだ腹伸びのような形状となる。この鋼帯中央部のた
るみが浴中サポートロール5および浴上サポートロール
6、ワイピングノズル3から噴射されるワイピングガス
の圧力により図3に示すような波形状をした反りとな
る。
因が考えられたが、研究の結果、次の原因であることが
判明した。まず、鋼帯2のエッジ部が中央部より過冷却
される現象がワイピング時に発生し、これにより鋼帯2
にかかる張力が鋼帯のエッジ部に偏り、鋼帯の中央部が
弛んだ腹伸びのような形状となる。この鋼帯中央部のた
るみが浴中サポートロール5および浴上サポートロール
6、ワイピングノズル3から噴射されるワイピングガス
の圧力により図3に示すような波形状をした反りとな
る。
【0013】さらに、ワイピング時に鋼帯のエッジ部が
過冷却される原因であるが、主原因はワイピング前後に
おけるワイピングガスのエッジ方向の流れおよび外気ガ
スの吸い込み等によるエッジ部での過冷却である。研究
によると、この鋼帯エッジ部の過冷却による鋼帯中央部
との温度差は板厚等により変わるが5〜20℃程度であ
り、この温度差によりワイピング部近傍において図3に
示す反りの波高さHが1〜3mm程度となる鋼帯の形状不
良が発生していることが明らかとなった。
過冷却される原因であるが、主原因はワイピング前後に
おけるワイピングガスのエッジ方向の流れおよび外気ガ
スの吸い込み等によるエッジ部での過冷却である。研究
によると、この鋼帯エッジ部の過冷却による鋼帯中央部
との温度差は板厚等により変わるが5〜20℃程度であ
り、この温度差によりワイピング部近傍において図3に
示す反りの波高さHが1〜3mm程度となる鋼帯の形状不
良が発生していることが明らかとなった。
【0014】この波形状の発生により、ワイピングノズ
ル3と十分に鋼帯2に近づけることができずワイピング
のエネルギを無駄に費したり、ワイピングノズル3先端
と鋼帯2との距離が均一とならないため、鋼帯2の板幅
方向亜鉛めっき付着量が不均一となり、亜鉛めっき付着
量の下限を保証するために、無駄に多くの亜鉛を消費す
るという問題を生じていたのである。
ル3と十分に鋼帯2に近づけることができずワイピング
のエネルギを無駄に費したり、ワイピングノズル3先端
と鋼帯2との距離が均一とならないため、鋼帯2の板幅
方向亜鉛めっき付着量が不均一となり、亜鉛めっき付着
量の下限を保証するために、無駄に多くの亜鉛を消費す
るという問題を生じていたのである。
【0015】そこでこの問題を解決すべく検討を重ねた
結果、ワイピングノズルから噴射されるワイピングガス
の流れを均一にするのは非常に困難であるので、本発明
ではワイピングガスを加熱して噴射し、鋼帯のエッジ部
の冷却を防ぎ鋼帯の反り発生による波形状を十分小さく
しようとするものである。まず、いたずらにワイピング
ガス温度を高くしてもワイピングガスの加熱コストが上
昇するため、支障のない反りの波高さHを操業実験で求
めたところ、波高さH≦2mmであれば鋼帯巾方向の亜鉛
付着量がほぼ偏差なく均一となり、かつワイピングノズ
ルも十分鋼帯に近づけることができることが判明した。
結果、ワイピングノズルから噴射されるワイピングガス
の流れを均一にするのは非常に困難であるので、本発明
ではワイピングガスを加熱して噴射し、鋼帯のエッジ部
の冷却を防ぎ鋼帯の反り発生による波形状を十分小さく
しようとするものである。まず、いたずらにワイピング
ガス温度を高くしてもワイピングガスの加熱コストが上
昇するため、支障のない反りの波高さHを操業実験で求
めたところ、波高さH≦2mmであれば鋼帯巾方向の亜鉛
付着量がほぼ偏差なく均一となり、かつワイピングノズ
ルも十分鋼帯に近づけることができることが判明した。
【0016】次に、通常の操業範囲において反りの波高
さHを2.0mm 以下にすべく、ガスワイピング温度を何℃
にすればよいかを鋼帯の板厚、板幅、鋼帯速度、亜鉛付
着量等を変化させて実験したところ次の結果が得られ
た。鋼帯の板幅、鋼帯速度および亜鉛付着量は通常の操
業範囲ではほとんど関係しない。板厚は、鋼帯の冷却さ
れやすさに直接関係するためワイピングガス温度は常温
のままで鋼帯の板幅1000〜1600m、鋼帯速度60〜140 m
/分、亜鉛目付量20〜60g/m2 (片面)の条件で詳細
に実験したところ図4に示すような結果が得られた。す
なわち図4において鋼帯の板厚が厚くなると、鋼帯の反
りによる波高さHも小さくなり板厚が0.9mm を超える
と、ワイピングガス温度が常温のままでも反りの波高さ
Hは2.0mm 以下となり、波形状による操業上の不具合は
生じなくなる。逆に鋼帯の板厚が薄くなると、鋼帯エッ
ジ部の過冷却の程度が大きくなり、それにつれて反りの
波高さHも大きくなってしまう。
さHを2.0mm 以下にすべく、ガスワイピング温度を何℃
にすればよいかを鋼帯の板厚、板幅、鋼帯速度、亜鉛付
着量等を変化させて実験したところ次の結果が得られ
た。鋼帯の板幅、鋼帯速度および亜鉛付着量は通常の操
業範囲ではほとんど関係しない。板厚は、鋼帯の冷却さ
れやすさに直接関係するためワイピングガス温度は常温
のままで鋼帯の板幅1000〜1600m、鋼帯速度60〜140 m
/分、亜鉛目付量20〜60g/m2 (片面)の条件で詳細
に実験したところ図4に示すような結果が得られた。す
なわち図4において鋼帯の板厚が厚くなると、鋼帯の反
りによる波高さHも小さくなり板厚が0.9mm を超える
と、ワイピングガス温度が常温のままでも反りの波高さ
Hは2.0mm 以下となり、波形状による操業上の不具合は
生じなくなる。逆に鋼帯の板厚が薄くなると、鋼帯エッ
ジ部の過冷却の程度が大きくなり、それにつれて反りの
波高さHも大きくなってしまう。
【0017】続いて鋼帯の各板厚において、ワイピング
ガス温度をどの程度上昇させれば反りの波高さHを2.0m
m 以下に抑えることができるかを実験した。実験結果の
例を図5に示す。図5において例えば鋼帯の板厚が0.7m
m の場合は、通常の操業範囲ではガスワイピング温度を
120℃以上とすれば反りの波高さHを目標範囲である2.
0mm 以下にできることがわかった。
ガス温度をどの程度上昇させれば反りの波高さHを2.0m
m 以下に抑えることができるかを実験した。実験結果の
例を図5に示す。図5において例えば鋼帯の板厚が0.7m
m の場合は、通常の操業範囲ではガスワイピング温度を
120℃以上とすれば反りの波高さHを目標範囲である2.
0mm 以下にできることがわかった。
【0018】鋼帯の各板厚ごとに反りの波高さHを2.0m
m 以下にするためのワイピングガス温度の最低温度を求
めたものが図6である。図6にワイピングガス温度TG
(℃)を板厚をD(mm)とすると、 TG ≦−400 D+400 の範囲にすれば反りの波高さHを2.0mm 以下にできるこ
とがわかった。
m 以下にするためのワイピングガス温度の最低温度を求
めたものが図6である。図6にワイピングガス温度TG
(℃)を板厚をD(mm)とすると、 TG ≦−400 D+400 の範囲にすれば反りの波高さHを2.0mm 以下にできるこ
とがわかった。
【0019】なおワイピングガスとしては安価な空気が
好適であるが窒素ガスまたは空気と窒素ガスとの混合ガ
スも適している。
好適であるが窒素ガスまたは空気と窒素ガスとの混合ガ
スも適している。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は本発明の実施例で使用した連続溶融亜鉛めっ
き装置の配置を示す概略説明図である。図1に示すよう
に焼鈍炉13を出た被めっき鋼帯2はスナウト14を通過し
後、溶融亜鉛ポット1内に溜められた溶融亜鉛15中に浸
漬され、シンクロール4により転回され、浴中サポート
ロール5および浴上サポートロール6に支持されて鉛直
に立ち上がる。鉛直に立ち上がる鋼帯2を挟んで溶融亜
鉛15の浴面上に配置された一対のワイピングノズル3か
ら噴射されるワイピングガスにより鋼帯2の表裏に付着
している溶融亜鉛をワイピングにより払拭して所定のめ
っき目付量になるように制御するのは図2に示す従来例
と同様である。
る。図1は本発明の実施例で使用した連続溶融亜鉛めっ
き装置の配置を示す概略説明図である。図1に示すよう
に焼鈍炉13を出た被めっき鋼帯2はスナウト14を通過し
後、溶融亜鉛ポット1内に溜められた溶融亜鉛15中に浸
漬され、シンクロール4により転回され、浴中サポート
ロール5および浴上サポートロール6に支持されて鉛直
に立ち上がる。鉛直に立ち上がる鋼帯2を挟んで溶融亜
鉛15の浴面上に配置された一対のワイピングノズル3か
ら噴射されるワイピングガスにより鋼帯2の表裏に付着
している溶融亜鉛をワイピングにより払拭して所定のめ
っき目付量になるように制御するのは図2に示す従来例
と同様である。
【0021】本発明では、ワイピングブロア9から一対
のワイピングノズル3にワイピングガスを供給する配管
7の途中に加熱器8を設置する。加熱器8により加熱し
たワイピングガスの温度は加熱器8の下流側における配
管7に配設した熱電対10を用いて測温される。ワイピン
グガスの目標ガス温度TG (℃)は連続溶融亜鉛めっき
設備の制御を行う計算機12により鋼帯の板厚D(mm)を
用いてTG (℃)≧−400 D+400 の関係式を満足する
ように計算して求め、これを制御器11に設定する。たと
えば鋼帯の板厚D=0.7mm の場合には、TG (℃)≧−
400 D+400 =−400 ×0.7 ×400 =120 ℃となるので
たとえばTG を 120℃以上の特定範囲125 〜135 ℃に設
定する。
のワイピングノズル3にワイピングガスを供給する配管
7の途中に加熱器8を設置する。加熱器8により加熱し
たワイピングガスの温度は加熱器8の下流側における配
管7に配設した熱電対10を用いて測温される。ワイピン
グガスの目標ガス温度TG (℃)は連続溶融亜鉛めっき
設備の制御を行う計算機12により鋼帯の板厚D(mm)を
用いてTG (℃)≧−400 D+400 の関係式を満足する
ように計算して求め、これを制御器11に設定する。たと
えば鋼帯の板厚D=0.7mm の場合には、TG (℃)≧−
400 D+400 =−400 ×0.7 ×400 =120 ℃となるので
たとえばTG を 120℃以上の特定範囲125 〜135 ℃に設
定する。
【0022】かくしてワイピングブロア9から配管7に
供給されるワイピングガスを、配管7の途中に設置した
加熱器8により加熱した後、ワイピングノズル3に供給
して噴射させ鋼帯2の表裏に付着している溶融亜鉛をワ
イピングする。この時、加熱器8により加熱したワイピ
ングガスの温度が熱電対10によって測温され、その測温
信号が制御器11に入力される。
供給されるワイピングガスを、配管7の途中に設置した
加熱器8により加熱した後、ワイピングノズル3に供給
して噴射させ鋼帯2の表裏に付着している溶融亜鉛をワ
イピングする。この時、加熱器8により加熱したワイピ
ングガスの温度が熱電対10によって測温され、その測温
信号が制御器11に入力される。
【0023】制御器11では入力された測温信号の温度が
計算機12により設定された125 〜135 ℃の温度範囲に入
っているかを判定し、 125℃より低い場合には加熱力上
昇信号を、逆に 135℃より高い場合には加熱力低下信号
を制御器11から加熱器8に入力し、加熱器8ではこれら
信号に基いて加熱制御を行い所定の設定温度125 〜135
℃に保持する。
計算機12により設定された125 〜135 ℃の温度範囲に入
っているかを判定し、 125℃より低い場合には加熱力上
昇信号を、逆に 135℃より高い場合には加熱力低下信号
を制御器11から加熱器8に入力し、加熱器8ではこれら
信号に基いて加熱制御を行い所定の設定温度125 〜135
℃に保持する。
【0024】鋼帯の板厚0.7mm 、板幅1300mm、鋼帯速度
120m/分、亜鉛付着量45g/m2(片面)の条件にお
いて鋼帯2の連続溶融亜鉛めっきを行うに際し、加熱器
8によりワイピングガスとしてワイピングノズルに供給
する空気を設定範囲である125 〜135 ℃に加熱したとこ
ろ、反りの波高さHを2mm以下にすることができワイピ
ングノズルの先端を鋼帯に近づけることが可能になり、
これによりワイピングガスの使用量を数%ではあるが低
減することができた。また鋼帯の幅方向に均一なめっき
目付量とすることができると共に高能率でガスワイピン
グを実施できた。
120m/分、亜鉛付着量45g/m2(片面)の条件にお
いて鋼帯2の連続溶融亜鉛めっきを行うに際し、加熱器
8によりワイピングガスとしてワイピングノズルに供給
する空気を設定範囲である125 〜135 ℃に加熱したとこ
ろ、反りの波高さHを2mm以下にすることができワイピ
ングノズルの先端を鋼帯に近づけることが可能になり、
これによりワイピングガスの使用量を数%ではあるが低
減することができた。また鋼帯の幅方向に均一なめっき
目付量とすることができると共に高能率でガスワイピン
グを実施できた。
【0025】なお、加熱器8としては電熱ヒータを配設
した加熱器でもよいが、通常連続溶融亜鉛めっき設備に
設置してある焼鈍炉の燃焼排ガスを利用した熱交換型の
加熱器でもよい。本発明の実施により最も大きな効果
は、平均亜鉛付着量の低減であり、従来法における亜鉛
付着量のばらつきを少なくできたことにより、平均亜鉛
付着量を0.5 〜2.0 g/m2 (片面)程度削減すること
が可能となった。
した加熱器でもよいが、通常連続溶融亜鉛めっき設備に
設置してある焼鈍炉の燃焼排ガスを利用した熱交換型の
加熱器でもよい。本発明の実施により最も大きな効果
は、平均亜鉛付着量の低減であり、従来法における亜鉛
付着量のばらつきを少なくできたことにより、平均亜鉛
付着量を0.5 〜2.0 g/m2 (片面)程度削減すること
が可能となった。
【0026】その結果、図7に示すように本発明法によ
れば従来法に比較してワイピングガスを加熱器により加
熱するための加熱コストが必要となるが、鋼帯の板厚に
応じて計算されたワイピングガスを用いた場合には製造
コストを最少にすることができることがわかる。
れば従来法に比較してワイピングガスを加熱器により加
熱するための加熱コストが必要となるが、鋼帯の板厚に
応じて計算されたワイピングガスを用いた場合には製造
コストを最少にすることができることがわかる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、連
続溶融亜鉛めっきにおいてガスワイピングノズルから噴
射するワイピングガスを鋼帯の板厚に基いて設定される
温度に加熱した後、鋼帯の表裏に付着している溶融亜鉛
をワイピングするので鋼帯の反りを防止した状態で均一
な目付量の溶融亜鉛めっきを高能率で実施することがで
きた。
続溶融亜鉛めっきにおいてガスワイピングノズルから噴
射するワイピングガスを鋼帯の板厚に基いて設定される
温度に加熱した後、鋼帯の表裏に付着している溶融亜鉛
をワイピングするので鋼帯の反りを防止した状態で均一
な目付量の溶融亜鉛めっきを高能率で実施することがで
きた。
【0028】その結果、溶融亜鉛の使用量が削減され、
製造コストの低減が達成される。
製造コストの低減が達成される。
【図1】本発明の連続溶融亜鉛めっき装置の配置を示す
概略説明図である。
概略説明図である。
【図2】従来の連続溶融亜鉛めっき装置の配置を示す概
略説明図である。
略説明図である。
【図3】ワイピングノズル部における鋼帯の反り状況を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】鋼帯の板厚D(mm)と反りの波高さH(mm)と
の関係を示す線図である。
の関係を示す線図である。
【図5】ワイピングガス温度TG (℃)と鋼帯反りの波
高さH(mm)との関係を示す線図である。
高さH(mm)との関係を示す線図である。
【図6】鋼帯の板厚D(mm)とワイピングガス温度TG
(℃)との関係を示す線図である。
(℃)との関係を示す線図である。
【図7】ワイピングガス温度に対する亜鉛削減コスト、
加熱コスト、製造コストを本発明法と従来法とを比較し
て示す線図である。
加熱コスト、製造コストを本発明法と従来法とを比較し
て示す線図である。
1 溶融亜鉛ポット 2 鋼帯 3 ワイピングノズル 4 シンクロール 5 浴中サポートロール 6 浴上サポートロール 7 配管 8 加熱器 9 ワイピングブロア 10 熱電対 11 制御器 12 計算機 13 焼鈍炉 14 スナウト 15 溶融亜鉛
Claims (5)
- 【請求項1】 連続溶融亜鉛めっきにおいてガスワイピ
ングノズルからワイピングガスを噴射させて被めっき鋼
帯の表裏に付着している溶融亜鉛をワイピングするに際
し、前記ワイピングガスのガス温度TG (℃)と前記被
めっき鋼帯の板厚D(mm)との間に下記の関係式を満足
させるように該ワイピングガスを加熱することを特徴と
する連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング方法。 記 ワイピングガス温度TG (℃)≧−400 D+400 - 【請求項2】 ガスワイピングノズルから噴射されるワ
イピングガスを、被めっき鋼帯に発生する反りの波高さ
が2mmを超えるときにのみ加熱することを特徴とする請
求項1記載の連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング方
法。 - 【請求項3】 ガスワイピングノズルから噴射されるワ
イピングガスを、被めっき鋼帯の板厚が0.9mm 以下の場
合にのみ加熱することを特徴とする請求項1または2記
載の連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング方法。 - 【請求項4】 ワイピングガスとして空気、窒素または
空気と窒素との混合ガスを使用することを特徴とする請
求項1、2または3記載の連続溶融亜鉛めっきにおける
ワイピング方法。 - 【請求項5】 ガスワイピングノズルから噴射されるワ
イピングガスを噴射させて被めっき鋼帯の表裏に付着し
た溶融亜鉛をワイピングする連続溶融亜鉛めっきにおけ
るワイピング装置において、前記ガスを供給する配管系
の途中に加熱器を設置し、該ワイピングガスを常温より
高い温度に加熱し、被めっき鋼帯のエッジ部が中央部よ
り過冷却されて発生する反り波高さを軽減するように構
成したことを特徴とする連続溶融亜鉛めっきにおけるワ
イピング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31785094A JP3202512B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31785094A JP3202512B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08176776A true JPH08176776A (ja) | 1996-07-09 |
| JP3202512B2 JP3202512B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=18092758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31785094A Expired - Fee Related JP3202512B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 連続溶融亜鉛めっきにおけるワイピング方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3202512B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113215385A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-08-06 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种热镀锌薄规格产品防止瓢曲的控制方法 |
| US11655532B2 (en) | 2019-02-26 | 2023-05-23 | Jfe Steel Corporation | Gas wiping nozzle and method of manufacturing hot-dip metal coated metal strip |
| US12084774B2 (en) | 2020-06-19 | 2024-09-10 | Jfe Steel Corporation | Gas wiping nozzle and method for manufacturing hot-dip metal coated metal strip |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31785094A patent/JP3202512B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11655532B2 (en) | 2019-02-26 | 2023-05-23 | Jfe Steel Corporation | Gas wiping nozzle and method of manufacturing hot-dip metal coated metal strip |
| US12084774B2 (en) | 2020-06-19 | 2024-09-10 | Jfe Steel Corporation | Gas wiping nozzle and method for manufacturing hot-dip metal coated metal strip |
| CN113215385A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-08-06 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种热镀锌薄规格产品防止瓢曲的控制方法 |
| CN113215385B (zh) * | 2021-05-10 | 2022-11-25 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种热镀锌薄规格产品防止瓢曲的控制方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3202512B2 (ja) | 2001-08-27 |
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