JPH0645852B2 - 合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法 - Google Patents

合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法

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JPH0645852B2 JP1238299A JP23829989A JPH0645852B2 JP H0645852 B2 JPH0645852 B2 JP H0645852B2 JP 1238299 A JP1238299 A JP 1238299A JP 23829989 A JP23829989 A JP 23829989A JP H0645852 B2 JPH0645852 B2 JP H0645852B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法に関す
る。詳しくは、亜鉛浴に浸漬する鋼帯の温度を、その巾
方向に調整することにより、全面に亘って均一な合金化
度を有する合金化溶融亜鉛めっき鋼帯を得られる合金化
溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法に関する。
<従来の技術> 溶融亜鉛めっき鋼帯の塗装性、塗膜密着性、溶接性等を
向上させるために、再度加熱処理を施し、亜鉛めっき層
をFe−Zn合金化させる合金化溶融亜鉛めっき鋼帯が
公知である。
このような合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法の一例
を第1図を参照して説明すると、まず鋼帯Aを焼鈍炉1
2を通過させることにより所定の温度に加熱する。この
焼鈍炉12は、加熱帯18とその後方(以下、後方とは
鋼帯移動方向の下流側とする)に配置される冷却帯20
とから構成され、鋼帯Aはまず加熱帯18において、主
にラジアントチューブによって約800℃に加熱された
後、冷却帯20においてガスジェット方式等によって約
470℃まで冷却される。
焼鈍炉12において所定の温度に加熱・冷却された鋼帯
Aは、次いで、約460℃の亜鉛浴14に浸漬され、そ
の表面に溶融亜鉛が付着される。
溶融亜鉛を付着された鋼帯Aは、亜鉛浴14から略鉛直
方向に引きあげられて、気体絞り用ノズル22によって
ガス噴射により亜鉛付着量の制御が行なわれ、その後方
(上方)に設けられた合金化炉16において約500℃
に再加熱されて合金化処理を施され、次工程に送られ
る。
この合金化処理とは、前述のように亜鉛めっき鋼帯Aの
塗装性等を向上させるために、鋼帯Aの鉄を亜鉛めっき
層中に拡散させることにより、Fe−Zn合金層を形成
せしめるものである。なお、このような合金化は、鋼帯
Aが亜鉛浴14に浸漬された瞬間より開始され、合金化
炉16において再加熱することにより完了する。
ここで、この合金化における合金の進行の程度、すなわ
ち合金化度は、亜鉛めっき層中に含まれる鉄の濃度で定
量的に評価することができる。そのため、通常の合金化
溶融亜鉛めっき装置においては、例えば合金化炉16の
出口に合金化度の測定装置(合金化度計24)を配置し
て、合金化処理が終了した鋼帯の合金化度を測定して、
その測定値を用いて製品の合否判定を行なったり、ある
いは合金化炉16における再加熱温度の調整等を行なっ
ている。
<発明が解決しようとする課題> ところで、このような方法によって合金化溶融亜鉛めっ
き鋼帯を製造する際に、鋼帯Aの巾方向の合金化度ム
ラ、特に巾方向両端部付近の合金化度不足が発生する場
合が多々ある。
このような合金化度の不足部分の発生等の合金化度ムラ
は金属色ムラとなってしまい、後にカラー塗装を行なっ
た際に光沢ムラとなって商品外観を著しく悪化させてい
る。
このような鋼帯Aの巾方向の合金化度ムラは、合金化処
理のための再加熱におい巾方向に加熱温度ムラが生じる
ことによって発生するものであり、この加熱温度ムラ
は、 鋼帯の溶融亜鉛付着量を、気体絞り用ノズルによっ
て調整する際に、その噴射気体により巾方向両端部が特
に過冷され、そのまま合金化炉内での巾方向に一様に再
加熱されるために、巾方向両端部が加熱不足になる。
合金化処理を行なう合金化炉内に鋼帯の搬入に伴な
って冷風が巻き込まれること。
が主たる原因として考えられる。
このような合金化度の巾方向のムラを防止するために、
例えば特開昭50−44931号公報には合金化炉16
の前方に「鋼帯の長さ方向に沿って縦長に配置され、か
つ、鋼帯の巾方向に対して加熱調整自在な加熱用補助バ
ーナー」で合金化度にムラが発生しそうな場所を加熱す
る金属色ムラ発生の防止方法が開示されている。
しかしながら、この方法では 大気中のバーナー燃焼であるため、熱効率が低い。
バーナーを配置するスペースを、溶融亜鉛付着量調整
用のノズル(気体絞り用ノズル22)と合金化炉16と
の間に確保する必要がある。しかもその間において鋼帯
Aの温度が低下するので(補助バーナーは全体を加熱し
ない)、それをカバーするために合金化炉16で燃料を
多量に使用する、あるいはラインスピードを低下させる
必要があり、熱効率、生産性が低下する。
補助バーナーの火炎は鋼帯Aの表面に局部的に当るの
で、火炎模様が生じ、外観欠陥が生じ易い。
等の問題点がある。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、鋼帯
の巾方向の合金化度のムラを効率良く解消することがで
きる合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法を提供するこ
とにある。
<課題を解決するための手段> 前記目的を達成するために、本発明者らは鋭意検討を重
ね、亜鉛浴に浸漬する際の鋼帯の温度を変化させること
により、合金化炉における亜鉛めっき層の合金化度が変
化することを見出し、従って、亜鉛浴に浸漬する鋼帯の
温度分布を巾方向に制御することにより、亜鉛めっき層
の巾方向の合金化度分布を制御できることを見出すこと
により本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、焼鈍炉において鋼帯を所定の温度
に加熱した後で所定の温度まで冷却した後、亜鉛浴に浸
漬し、次いで気体絞り用ノズルからのガス噴射により亜
鉛付着量を制御した後、合成化処理を行なう合金化溶融
亜鉛めっき鋼帯の製造方法において、 前記鋼帯の加熱後の冷却を前記鋼帯巾方向に調整し、前
記亜鉛浴に浸漬する鋼帯の温度を巾方向に調整すること
を特徴とする合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法を提
供する。
また、前記合金化処理後に鋼帯の巾方向の合金化度分布
を測定し、その測定結果に応じて前記鋼帯の加熱後の冷
却を鋼帯の巾方向の合金化度分布が均一となるように前
記鋼帯の巾方向に調整し、前記亜鉛浴に浸漬する鋼帯の
温度を巾方向に調整するのが好ましい。
<作用> 第1図に、本発明の合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方
法を実施する合金化溶融亜鉛めっき装置の一例の概念図
が示される。
第1図に示される合金化溶融亜鉛めっき装置10(以
下、めっき装置10とする)は、基本的に焼鈍炉12
と、亜鉛浴14および合金化炉16とから構成されるも
のである。
焼鈍炉12は、加熱帯18と冷却帯20とから構成され
る。鋼帯Aは、まず加熱帯18によって焼きなましも兼
ねて約800℃に加熱され、次いで冷却帯20において
ガスジェット冷却方式で約470℃に冷却される。
ここで、本発明においては、この加熱後の冷却は鋼帯A
の巾方向(以下、単に巾方向とする。)に温度分布を調
整するように、好ましくは後述の合金化度計24によっ
て測定されためっき層の合金化度の巾方向の分布に応じ
て、巾方向に温度分布を調整するようにして行なわれ
る。この冷却帯20および温度分布の調整方法について
は後に詳述する。
次いで、鋼帯Aそのまま約460℃の亜鉛浴14に浸漬
され、溶融亜鉛が付着される。
亜鉛浴14において溶融亜鉛が付着された鋼帯Aは、略
鉛直方向に引きあげられつつ気体絞り用ノズル22より
ガスが噴射されて溶融亜鉛の付着量が制御され、その上
方(下流)に配置された合金化炉16に送られる。
鋼帯Aは合金化炉16において約500℃に再加熱され
て、亜鉛めっき層の合金化処理が行なわれ、次工程へ搬
送される。
さらに、図示例のめっき装置10においては、好ましい
態様として合金化炉16の上方には合金化度計24が配
置され、合金化処理後の亜鉛めっき層の合金化度が巾方
向に測定され、合金化度分布が測定される。
本発明の合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法において
は、前述のように、焼鈍炉12での加熱帯18による加
熱後の冷却帯20における冷却は、鋼帯Aの巾方向に温
度分布を調整して、好ましくは合金化度計24によって
測定された合金化度の巾方向の分布に応じて、巾方向に
温度分布を調整して行なわれる。
第2図に、本発明の合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方
法において、その技術的思想の基本となる、亜鉛浴14
に浸漬する鋼帯Aの温度をパラメータとした、合金化炉
16における鋼帯Aの入側鋼帯温度と亜鉛めっき層の合
金化度との関係を概念的に示す。
なお、第2図においては、横軸は合金化炉16における
入側鋼帯温度を、縦軸は亜鉛めっき層の合金化度を示す
ものである。また、曲線A、BおよびCは、パラメータ
として亜鉛浴14へ浸漬する鋼帯Aの温度が異なる場合
を示すもので、曲線Aが最も亜鉛浴14への浸漬温度が
高く、曲線Cが最も浸漬温度が低い。
第2図より明らかなように、合金化炉16における鋼帯
Aの在炉時間が同じである場合、入側鋼帯温度が高くな
ると合金化度が増加する。
また、図中に曲線A、BおよびCでパラメータとして示
したように、亜鉛浴14に浸漬する鋼帯Aの温度が高く
なると、やはり合金化度が増加する。つまり、亜鉛浴1
4に浸漬する鋼帯Aの温度を調整することにより、亜鉛
めっき層の合金化度を調整することが可能である。
この第2図より、従来の製造方法において生じていた亜
鉛めっき層の巾方向に合金化度ムラの原因を容易に理解
することができる。
つまり、亜鉛浴14に浸漬されて溶融亜鉛が付着された
鋼帯Aは、前述のように亜鉛浴14から略鉛直方向に引
き上げられつつ、気体絞り用ノズル22から噴射される
絞り用ガスによって亜鉛付着量の調整が行なわれる。
ここで、絞り用ガスにより、鋼帯Aの巾方向の両端部は
中央部に比べて温度が下がり易いので、合金化炉16に
搬入される鋼帯A巾方向両端部の温度が低くなってしま
った場合、例えば合金化炉16における入側鋼帯温度が
中央部がT、両端部がTとなってしまった場合に
は、合金化炉16における鋼帯Aの温度が曲線Bで示さ
れる温度であった際には、合金化度は中央部はF、両
端部はFとなってしまい、両端部の合金化度が低い、
つまり合金化度が巾方向にムラのあるものとなってしま
う。
特開昭50−44931号公報に開示される方法におい
ては、合金化炉の前方に前述の所定の補助加熱バーナー
を配置して、鋼帯の低温部を加熱することにより、合金
化炉に搬入される鋼帯の温度を巾方向全面に亘って均一
にして、合金化度を均一とすることを目的としたもので
ある。しかしながら、この方法では熱効率の低下、火炎
模様等の外観欠陥等の問題があるのは前述のとおりであ
る。
これに対し、本発明の合金化溶融亜鉛めっき方法は、先
にパラメータとして曲線A、BおよびCで示したよう
に、亜鉛浴1に浸漬する鋼帯Aの温度によって合金化度
を調整できることを見出し、亜鉛浴14に浸漬する前の
鋼帯Aの温度分布を冷却帯20における鋼帯Aの冷却に
よって巾方向に調整することにより、亜鉛めっき層の合
金化度を調整するものである。
つまり、目標とする合金化度がFであった際に、合金
化炉16における鋼帯Aの入側鋼帯温度が中央部がT
で両端部がTとなってしまった場合には、前述のとお
り合金化度は中央部はF、両端部はFとなってしま
う。ここで、亜鉛浴14に浸漬する鋼帯Aの温度分布
を、中央部は曲線Bで示される通常の温度、両端部はそ
れよりも高温の曲線Aで示される温度に調整することに
より、合金化度を中央部および両端部共にFとし、全
面に亘って所定の合金化度を有する溶融亜鉛めっき鋼帯
を得るものである。
この方法によれば、冷却帯20によって亜鉛浴14に浸
漬する鋼帯Aの巾方向の温度分布を調整するのみでよい
ので、別途加熱(冷却)装置を必要としない。また、冷
却帯20における冷却方法は通常ガスジェット冷却方式
等を適用するものであるので、温度調整の応答性が速
く、ロスが非常に少ない。さらに、この方法によれば、
合金化炉16の再加熱温度の調整や鋼帯Aをラインスピ
ードの変更等も不要であり、合金化溶融亜鉛めっき鋼帯
の製造効率も低下することがない。
本発明においては、このような冷却帯20における鋼帯
Aの巾方向の温度分布を調整は、好ましくは、前述のよ
うに合金化度計24によって測定された鋼帯Aの合金化
度の巾方向の分布に応じて行なうのが好ましい。
このような構成とすることにより、本発明はより容易に
実施することができ、しかも、好適に製造管理も行なう
ことができるので、全面に亘って均一な合金化度を有す
る合金化溶融亜鉛めっき鋼帯をより良好にかつ確実に製
造することが可能となる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、気体絞り用ノズル22による亜鉛付着量調整後の鋼
帯Aの巾方向の温度分布の変化が少ない場合には、冷却
帯20による鋼帯Aの冷却を、めっき層の合金化度が巾
方向に均一となるように予め設定された温度分布とする
構成としてもよく、また各種の公知の方法で合金化炉1
6入側での鋼帯Aの巾方向の温度分布を測定し、その結
果に応じて亜鉛浴14に浸漬する鋼帯Aの巾方向の温度
分布を調整するものであってもよい。
第3a図に、第1図に示される装置の冷却帯20の一例
の、鋼帯Aの長手方向の断面概略図が、第3b図にその
平面概略図が、さらに第3c図に鋼帯A巾方向の断面概
略図が示される。
冷却帯20では、鋼帯Aの走行路を挟んで配置されるガ
スチャンバー26が配置されており、このガスチャンバ
ー26にはくちばし状で鋼帯Aの巾方向と垂直方向に長
手方向を有するスリット形状のガスノズル28が複数平
行に配置されている。つまり、加熱後の鋼帯Aの冷却用
ガスは、ガスチャンバー26からガスノズル28を介し
て射出され、鋼帯Aに吹き付けられる。
また、ガスノズル28の冷却用ガズ導入部、つまり、ガ
スチャンバー26とガスノズル28との接続部には、鋼
帯Aの巾方向(矢印W)に方向移動自在なシール板30
が配置される。
図示例の冷却帯20においては、このシール板30を移
動することによりガスノズル28の開口部分を調整し
て、前述のように亜鉛浴14に浸漬する鋼帯Aの巾方向
の温度分布や、さらには鋼帯Aの巾に応じて、冷却用ガ
スの吹き付け量および吹き付け位置を調整する。
なお、本発明の合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法に
適用される冷却帯20において、冷却用ガスの吹き付け
量および吹き付け位置を調整する方法は、前述のシール
板30による方法に限定されるものではなく、ガスノズ
ル28に冷却用ガスの射出方向調整用の羽根を設ける方
法等、各種の方法が適用可能である。また、図示例のよ
うに鋼帯Aの巾方向両端部のみを調整するものに限定は
されず、複数のシール板30を脱着可能に構成し、巾方
向の中央部の冷却用ガスの吹き付け量を調整して、鋼帯
Aの温度分布を調整してもよい。
さらに、シール板30を設けず、ガスノズル28から射
出される冷却用ガスの温度分布を、所望する鋼帯Aの温
度分布に合せて調整するものであってもよい。
<実施例> 以下、本発明の具体的実施例を上げ、本発明をより詳細
に説明する。
第1図に示されるめっき装置10を用いて合金化溶融亜
鉛めっき鋼帯を製造した。
鋼帯Aは、板厚0.8mm、板巾1500mmのものを用
い、これをラインスピード90mpmで走行させた。
この鋼帯Aを焼鈍炉12の加熱帯18で800℃に加熱
し、次いで、冷却帯20において470℃〜500℃迄
冷却した後、浴温460℃の亜鉛浴14に浸漬した。
亜鉛浴14に浸漬した鋼帯Aは、鉛直方向に引き上げる
ことにより亜鉛浴14から排出し、次いで気体絞り用ノ
ズル22によって亜鉛付着量を45g/m2に調整したの
ち、合金化炉16で500℃に再加熱して合金化を行な
った。なお、合金化炉16における加熱時間は12秒で
あった。
以上を標準条件とし、下記の各点を変更して合金化溶融
亜鉛めっき鋼帯を製造した。
[本発明例] 冷却帯20において、亜鉛浴14に浸漬する鋼帯Aの巾
方向両端部50mmの位置の温度が中央部に比べて約30
℃高くなるようにシール板30をセットして、鋼帯Aの
冷却を行なった。
[比較例1] 特開昭50−44931に示されるように、合金化炉1
6の前方の巾方向両端部に補助バーナーを設置し、各5
0×103kcal/h 、計100×103kcal/h で鋼帯Aの
両端部を加熱した後合金化炉16に搬入した。
[比較例2] 前述の標準条件を一切変更せず、つまり従来の方法によ
って合金化溶融亜鉛めっき鋼帯を製造した。
以上の各条件で製造した合金化溶融亜鉛めっきについ
て、合金化炉16の上方に配置される合金化度計24で
鋼帯Aの巾方向の合金化度を測定し合金化度のムラを測
定し、また、合金化炉16および補助バーナーによる燃
料使用量を測定した。なお、合金化度計24はX線回折
手法により合金化度を測定するものを用いた。
結果を表1に示す。
表1に示されるように、本発明例においては冷却帯20
において冷却条件を調整して、亜鉛浴14に浸漬する鋼
帯Aの両端部50mmの位置の温度を中央部に比べて約3
0℃高くしたため、合金化炉16に搬入される際の鋼帯
Aの巾方向の温度分布は、中央部が440℃、両端部が
420℃と両端部の方が低いが、補助バーナー、合金化
炉16における再加熱温度を調整しなくても、得られた
鋼帯の合金化亜鉛めっき層には合金化度ムラは発生しな
かった。
また、比較例1においては、補助バーナーを配置したた
めに合金化炉16に搬入される鋼帯Aには温度分布ムラ
はなく、従って得られた鋼帯Aの合金化亜鉛めっき層に
は合金化度ムラは発生してはいない。しかしながら、補
助バーナーを必要とするため、これに100×103kca
l/h の燃料がかかり、さらに、補助バーナーを設置した
分だけ亜鉛浴14から合金化炉16までの距離が長くな
ってしまうため、合金化炉16に搬入される鋼帯の温度
が430℃と他に比べて低くなってしまい、所定の合金
化度を得るためには合金化炉16における燃料も他の例
に比べ多く必要でった。
また、通常の方法である比較例2においては、合金化炉
16に搬入される際の鋼帯Aの巾方向の温度分布は、中
央部が440℃、両端部が420℃と両端部の方が低く
なってしまい、得られた鋼帯の合金化亜鉛めっき層には
合金化度ムラが発生してしまった。
以上の結果より、本発明の効果は明らかである。
<発明の効果> 以上詳細に説明したように、本発明の合金化溶融亜鉛め
っき鋼帯の製造方法によれば、全面に亘って均一な合金
化度を有する良好な合金化溶融めっき鋼帯を容易かつ安
定して製造することが可能である。
しかも、合金化炉における再加熱温度を調整する必要が
無く、また、補助バーナー等も不要であるので、余分な
燃料を使用することもなく、さらに火炎模様等の外観不
良も生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方
法を実施する合金化溶融亜鉛めっき装置の一例の概念図
である。 第2図は、亜鉛浴へ浸漬する鋼帯の温度をパラメータと
した合金化炉入側鋼帯温度と亜鉛めっき層の合金化度と
の関係を示す概念図である。 第3a図は、第1図に示される合金化溶融亜鉛めっき装
置に適用される冷却帯の一例の鋼帯長手方向の概略断面
図、第3b図は、同概略平面図、第3c図は同鋼帯の巾
方向の概略断面図である。 符号の説明 10……合金化溶融亜鉛めっき装置、 12……焼鈍炉、 14……亜鉛浴、 16……合金化炉、 18……加熱帯、 20……冷却帯、 22……気体絞り用ノズル、 24……合金化度計、 26……ガスチャンバー、 28……ガスノズル、 30……シール板、 A……鋼帯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼鈍炉において鋼帯を所定の温度に加熱し
    た後で所定の温度まで冷却した後に、亜鉛浴に浸漬し、
    次いで気体絞り用ノズルからのガス噴射により亜鉛付着
    量を制御した後、合金化処理を行なう合金化溶融亜鉛め
    っき鋼帯の製造方法において、 前記鋼帯の加熱後の冷却を前記鋼帯巾方向に調整し、前
    記亜鉛浴に浸漬する鋼帯の温度を巾方向に調整すること
    を特徴とする合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法。
  2. 【請求項2】前記合金化処理後に鋼帯の巾方向の合金化
    度分布を測定し、その測定結果に応じて前記鋼帯の加熱
    後の冷却を鋼帯の巾方向の合金化度分布が均一となるよ
    うに前記鋼帯の巾方向に調整し、前記亜鉛浴に浸漬する
    鋼帯の温度を巾方向に調整する請求項1に記載の合金化
    溶融亜鉛めっき鋼帯の製造方法。
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