JPH081769A - ポリエステルフィルムおよびその製造方法 - Google Patents

ポリエステルフィルムおよびその製造方法

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JPH081769A
JPH081769A JP6141816A JP14181694A JPH081769A JP H081769 A JPH081769 A JP H081769A JP 6141816 A JP6141816 A JP 6141816A JP 14181694 A JP14181694 A JP 14181694A JP H081769 A JPH081769 A JP H081769A
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JP
Japan
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film
temperature
polyester
tcc
protrusions
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Application number
JP6141816A
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English (en)
Inventor
Toru Miyake
徹 三宅
Koichi Abe
晃一 阿部
Hiroyuki Tanaka
裕之 田中
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリエステルAを主成分とする二軸配向ポリ
エステルフィルムであって、その少なくとも一方の表面
における突起の個数と該表面を形成する表層に含有され
る粒子の個数との比である突起個数/粒子個数(NR)が
5以上であり、かつ該表面における突起部分の面積比率
が0.001%以上5%未満であることを特徴とする二
軸配向ポリエステルフィルム。 【効果】 高い電磁変換特性、走行性が得られるととも
に、ドロップアウト、ヘッド摩耗が低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステルフィルム
およびその製造法に関し、とくに、表面に微細な突起を
形成したポリエステルフィルムおよびその製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルムは、種々の用途に
幅広く用いられている。ポリエステルフィルムの加工工
程、たとえば包装用途における印刷工程、磁気記録媒体
用途における磁性層塗布工程、あるいは感熱転写用途に
おける感熱転写層塗布などの工程における加工速度の増
大に伴い、ポリエステルフィルムには、一層良好な走行
性、耐摩耗性などの表面特性が要求されつつある。良好
な走行性を得るためには、フィルム表面に微細な突起を
均一に形成することが有効であることが知られている。
【0003】フィルム表面に微細な突起を形成するため
に、コロイド状シリカに起因する実質的に球形のシリカ
粒子を含有せしめたポリエステルフィルムが知られてい
る(例えば特開昭59−171623号公報)。また、
表面突起形成のための粒子を含有する薄層を基層に積層
したポリエステルフィルムも知られている(例えば特開
平2−77431号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、ポリエステル
フィルムを磁気記録媒体の支持体として用いる場合、最
近は電磁変換特性に非常に高度なレベルを要求するた
め、支持体の上に設けられる磁性層と磁気ヘッドとの間
のスペーシングロスを極力小さくすることが望まれる。
従って前記支持体も非常に平滑であることが必要にな
る。そのような究極の平滑性を持った上で、摩擦係数を
低減しなければならない。この平滑性と摩擦低減という
相反する要求特性を満足させるための一つの手段は、超
平滑な支持体に超微細な突起を点在させることである。
このような超微細な突起を不活性粒子を用いて形成した
場合、次のような大きな問題がある。
【0005】すなわち粒子の分散が非常に困難なために
粗大突起が生じる場合が多く、これによって電磁変換特
性の低下やドロップアウト、ヘッドの摩耗が発生しやす
くなる。また、これらの粗大突起はボイドも大きく削れ
やすい。このように削れが生じると削れ粉のもまたドロ
ップアウトの原因となり得る。
【0006】本発明の目的は、本質的に含有粒子に頼る
ことなくポリエステルの結晶化を利用して表面に所望の
微細突起を形成したポリエステルフィルムおよびその製
造方法を提供することにあり、究極的には、強度の高い
表面突起が均一に形成された、耐傷つき性の良好な、し
かも、特に磁気記録媒体として用いられた場合に高いレ
ベルの電磁変換特性を得ることができ、かつ磁性層表面
の摩擦係数を低減可能なポリエステルフィルムを提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
ポリエステルフィルムは、ポリエステルAを主成分とす
る二軸配向ポリエステルフィルムであって、その少なく
とも一方の表面における該表面の突起の個数と該表面を
形成する表層に含有される粒子の個数との比である突起
個数/粒子個数(NR)が5以上であり、かつ該表面にお
ける突起部分の面積比率が0.001%以上5%未満
(好ましくは0.01%以上5%未満、さらに好ましく
は0.1%以上5%未満)であることを特徴とする。
【0008】上記NR の値が5より小さいと表面の突起
が破壊されやすく、また突起が破壊された場合にその破
片がフィルムを傷つけやすい。また上記突起部分の面積
比率が0.001%未満であるとフィルム表面の摩擦係
数が高すぎてフィルムの安定な走行性や搬送性が得られ
ない。また突起部分の面積比率が5%以上だと粗大突起
が生じる確率が高くなる。突起個数/粒子個数(NR)お
よび突起の面積比率が上記範囲にあることによりフィル
ム表面の平滑性を損なうことなく、かつ摩擦を低減する
ことができる。また突起が接触相手の微小突起によって
削り取られる可能性を低減でき、粗大突起もないために
従って削れ粉の発生量が少なく、結果としてヘッド摩耗
が小さく、ドロップアウトも少ない磁気記録媒体を提供
しうる。
【0009】本発明のポリエステルフィルムにおいて
は、電磁変換特性を高めるために突起を設ける表面がで
きるだけ平滑であることが好ましく、中心線平均粗さR
aが、15nm以下であることが好ましく、より好ましく
は10nm以下である。また、粗大突起の有無の指標とし
て、表面の最大高さRtとRaの比Rt/Raの値が1
5.0以下であることが好ましく、より好ましくは10
以下である。
【0010】本発明のポリエステルフィルムは前記表面
の突起が主に結晶に起因する突起であることが望まし
い。すなわち、表面の突起をポリエステルA自身の結晶
化を利用して形成するのである。従って粒子を添加する
場合のボイド発生の問題は実質的になくなり、破壊され
にくい強度の高い突起が形成される。
【0011】摩擦をさらに低減する、フィルムを裁断し
やすくするなどの目的で粒子を補助的に添加しても構わ
ないが、この場合にも、表面の突起の個数と含有される
粒子の個数との比である突起個数/粒子個数(NR)が5
以上とする必要がある。NRが5未満であると、含有粒
子によって形成される突起の割合が多くなり、ボイド生
成による破壊され易い突起の割合が増大するので、突起
の脱落性が高まりドロップアウトが増加する。あるい
は、脱落した突起が堆積して固まりとなり、これがフィ
ルム表面に傷をつける場合がある。
【0012】上記のようなポリエステルAの結晶化を利
用した表面突起の形成は、次のように行われる。
【0013】ポリエステルAを主成分とする二軸配向フ
ィルムを作製するに際し、未延伸フィルムの少なくとも
片面に熱処理を施し、その後に該未延伸フィルムを二軸
延伸する事によって所望の表面突起が形成される。
【0014】未延伸フィルムに先ず熱処理を施すことに
より、未延伸フィルムの特に表面の結晶化が進められ、
多数の微細な結晶が生成する。この未延伸フィルムが二
軸延伸され、フィルム二軸に配向されて目標とするフィ
ルム自身の強度が達成されるとともに、結晶とそうでな
い部分の硬さの差によって、上記微細結晶に起因する均
一な微細表面突起が形成される。
【0015】ここで表面突起がポリエステルAの微細結
晶からなるものか否かについては、対象となる突起の下
を、フィルム厚さ方向に適切な溶媒でエッチングしてい
き、その突起を形成する起因物が不溶物として残存する
場合は、外部から添加された粒子、あるいは、内部析出
した粒子とする(I)。不溶物として残存するものが実
質的になかった場合は、その突起を形成する起因物は微
細結晶であると推定できる(II)。上記の溶媒として
は、例えば、フェノール/四塩化炭素(重量比:6/
4)の混合溶媒などが好ましく用いられる。この方法で
視野を約1mm2 とした時のIの頻度、IIの頻度を求
め、I/(I+II)の値が70%以上である場合が好ま
しい。ただし、表面突起がポリエステルAの微細結晶か
らなるものか否かの判定法については、上記の方法に限
定されるものではなく、適切な方法を選択することがで
きる。
【0016】本発明においては、ポリエステルAの種類
は特に限定されないが、結晶化パラメータ△Tcgが70
℃以下、好ましくは65℃以下さらに好ましくは60℃
以下であることが望ましい。結晶化パラメータ△Tcgが
70℃よりも大きいと、本発明で目標としている表面突
起が得られにくい。たとえ得られたとしても、フィルム
表面の耐傷つき性が劣り易い。
【0017】本発明においては、ポリエステルAの種類
は特に限定されないが、エチレンテレフタレート、エチ
レンα,β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−
4,4−ジカルボキシレート、エチレンナフタレート単
位から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構成成
分とする場合に特に好ましい。中でもエチレンテレフタ
レートを主要構成成分とするポリエステルの場合が特に
好ましい。なお、本発明の目的を阻害しない範囲内で、
二種以上のポリエステルを混合してもよいし、共重合ポ
リマを用いても良い。また、ポリエステルAには実質的
に粒子が含有されていないことが望ましい。
【0018】ポリエステルAの重合は、重合触媒として
三酸化アンチモン、また、△Tcgを低下させ、結晶核剤
効果を高めるために、エステル交換触媒としての金属化
合物は酢酸塩を用いることが好ましい。酢酸塩として
は、特に限定されないが、マグネシウム化合物を用いる
ことが本発明の目的を達成するためには特に好ましい。
また、PETの重合時に添加されるリン化合物として
は、ホスホン酸塩を用いることが好ましい。但し、ポリ
エステルAの製造方法としては上記になんら限定される
ものではない。核剤効果を高めるために、触媒添加量を
増大することは、内部粒子の析出の原因となり、しかも
ヘイズが大きくなるために好ましくない。
【0019】本発明のポリエステルフィルムは、ポリエ
ステルAを主成分とする二軸配向フィルム単層で用いら
れてもよいし、ポリエステルBを主成分とするフィルム
の少なくとも片面に積層された積層フィルムとして用い
られてもよい。
【0020】ポリエステルBの種類は特に限定されな
い。ポリエステルBには、粒子が含有されないことが望
ましいが、含有されていても良い。
【0021】本発明においては、未延伸フィルムの少な
くとも片面に熱処理を施し、その後に二軸延伸する。こ
こで未延伸フィルムとは、口金から押し出された直後の
冷却固化される前の状態から、一軸方向にわずかに微延
伸(2倍程度まで)されたものまでを指す。この熱処理
の目的は、延伸前のフィルム表面を好ましい結晶化度に
まで結晶性を高めることであり、処理方法としては、
押出直後の温度の高いフィルムを徐冷して結晶化させる
方法、いったん冷却、固化したフィルムを再加熱して
結晶化させる方法、一軸方向に微延伸させた状態で加
熱処理する方法がある。
【0022】さらに、本発明のポリエステルフィルムの
製造方法について、より詳細な例を説明する。
【0023】ポリエステルを主成分とする溶融押出フイ
ルムを、冷却ロール表面で冷却する過程において、ポリ
エステルAのガラス転移温度Tg以上、かつ融解温度T
mより100℃高い温度(Tm+100℃)以下で、未
延伸フイルムを該冷却ロールと接触する反対の面から熱
処理し、その後に該未延伸フイルムを二軸延伸すること
によって、所望の表面突起が形成されるので好ましい。
より好ましくはTgより20℃高い温度(Tg+20
℃)以上、かつTmより80℃高い温度(Tm+80
℃)以下、さらに好ましくは、Tgより40℃高い温度
(Tg+40℃)以上、かつTm以下である。未延伸フ
イルムを該冷却ロールと接触する反対の面から熱処理す
る方法としては、熱風又は、赤外線ヒータによる輻射熱
を用いることができるが、この方法に限定されるもので
はない。
【0024】前記、冷却ロール表面の表面粗さが0.2
S以上で、かつ、10S以下であると、延伸前のフイル
ム表面を所望の結晶化度にまで結晶性を高めることがで
き好ましい。より好ましくは、該冷却ロール表面の表面
粗さが0.3S以上で、かつ、8S以下である。ロール
表面の表面粗さが0.2S未満であると、冷却ロールに
未延伸フイルムが粘着し易い。また10Sを超える表面
粗さでは所望の表面突起が形成されなくなったり、冷却
ロール上でフイルムが滑る場合がある。
【0025】本発明においては、冷却固化した未延伸フ
イルムを熱処理する場合、その少なくとも片面の表面
(または表層)温度が、ポリエステルAの冷結晶化温度
Tccより20℃低い(Tcc−20℃)以上、かつ降
温結晶化温度Tmcより40℃高い(Tmc+40℃)
以下で、0.5〜100秒保たれるように熱処理し、そ
の後にTg以上、かつTccより20℃高い(Tcc+
20℃)温度以下で二軸延伸することによって、所望の
表面突起が形成されるので好ましい。より好ましくは、
Tcc以上、かつTmc以下で0.5〜50秒、さらに
好ましくは、Tcc以上、かつTmc以下で0.5〜2
0秒保たれるような熱処理である。
【0026】また次のような製造条件も可能である。未
延伸フイルムを一軸方向に微延伸し、複屈折0.5×1
-3〜50×10-3とし、次に該微延伸フイルムの少な
くとも片面の表面(または表層)温度が、ポリエステル
Aの冷結晶化温度Tccより20℃低い(Tcc−20
℃)以上、かつ降温結晶化温度Tmcより40℃高い
(Tmc+40℃)以下で0.3〜50秒保たれるよう
に熱処理し、その後にTg以上、かつTccより20℃
高い(Tcc+20℃)温度以下で二軸延伸することに
よって、所望の表面突起が形成されるので好ましい。よ
り好ましくは、Tcc以上、かつTmc以下で、0.5
〜20秒、さらに好ましくは、Tccより10℃高い
(Tcc+10℃)以上、かつTmcより20℃低い
(Tmc−20℃)以下で、0.5〜15秒保たれるよ
うな熱処理である。
【0027】熱処理方法については、加熱ロールに巻き
付けて熱処理する方法、ロールに巻き付けた状態でロー
ルと接触する反対の面から熱風処理する方法、あるいは
ロールに巻き付けた状態でロールと接触する反対の面か
ら赤外線ヒータで熱処理する方法、ロール/ロール間で
赤外線ヒータで熱処理する方法、ステンタを用いて加熱
する方法等があるが、特にこれらの方法に限定されるも
のではない。
【0028】本発明においては、ポリエステルを主成分
とする溶融押出フイルムの少なくとも片面の表面(また
は表層)温度を、ポリエステルAの降温結晶化温度Tm
cより70℃低い温度(Tmc−70℃)以上、かつポ
リエステルAの降温結晶化温度Tmc以下で、0.5〜
20秒保ち、次いで、ガラス転移温度Tg以下に冷却
し、その後に該未延伸フイルムを二軸延伸することによ
って、所望の表面突起が形成されるので好ましい。
【0029】熱処理の方法は、前記したように種々ある
が、これらの方法の一つをフイルムの製膜プロセスのな
かで実施し、目標とする表面形態を得ることができる
が、これらの方法を二つ以上併用して、フイルムの製膜
プロセスのなかで実施してもよい。
【0030】本発明のフィルムの用途は特に限定されな
いが、磁気記録媒体用のベースフィルム、特にフィルム
表面の平滑性が要求される塗布型の高級メタルテープ、
金属薄膜型の磁気記録媒体のベースフィルムとして好適
に用いられる。また、インクリボン等の感熱転写用、O
HP等の感熱転写用、グラフィック用、包装用等にも使
用できる。
【0031】[物性の測定法法ならびに効果の評価方
法]本発明の特性値の測定方法ならびに効果の評価方法
は次の通りである。
【0032】(1)フィルム表面の突起個数、突起高
さ、突起高さの相対標準偏差 2検出方式の走査型電子顕微鏡の走査型電子顕微鏡[E
SM−3200、エリオニクス(株)製]と断面測定装置
[PMS−1、エリオニクス(株)製]においてフィル
ム表面の平坦面の高さを0として走査したときの突起の
高さ測定値を画像処理装置[IBAS2000、カールツァ
イス(株)製]に送り、画像処理装置上にフィルム表面
突起画像を再構築する。次に、この表面突起画像で突起
部分を2値化して得られた個々の突起部分の中で最も高
い値をその突起の突起高さとし、これを個々の突起につ
いて求める。この測定を場所を変えて500回繰り返
し、10nm以上のものを突起とし、突起個数および平
均突起高さを求めた。また個々の突起高さデータをもと
に、高さ分布の標準偏差を求めた。求められた標準偏差
を上記高さの平均値で割った値を、相対標準偏差とし
た。また走査型電子顕微鏡の倍率は、1000〜8000倍の間
を選択する。なお、場合によっては、高精度光干渉式3
次元表面解析装置(WYKO社製TOPO−3D、対物
レンズ:40〜200倍、高精度カメラ使用が有効)に
よって得られる高さ情報やピークカウントなどの個数情
報を上記SEMの値に読み変えても良い。また、突起個
数に関しては、突起を立体的にとらえるため、フィルム
を82.5゜傾けて、倍率1万〜50万倍で電子顕微鏡
(SEM)による写真を撮影し、100視野測定を行っ
た平均値から突起数を1mm2 あたりに換算してもよ
い。
【0033】(2)表層に含有される粒子個数 本発明で表層とは、フィルム表面より、深さ3Dまでの
部分をいう。ここで、3Dとは、フィルム中に含有され
る粒子の平均粒径D×3を意味する。またここで言う粒
子とはフィルムの断面をTEMで観察した際に、観測さ
れる粒子の厚み方向の差し渡しが上記方法で求めた平均
突起高さ以上のものを粒子と定義し、厚み方向の差し渡
しがそれより小さいものは粒子とはしない。
【0034】フィルム断面を透過型電子顕微鏡(TE
M)により観察し、表面より深さ3Dまでの部分に存在
する粒子個数を倍率3000〜10000倍で500視
野について観察し、1mm2 あたりに換算してもよい。
【0035】(3)粒子の平均粒径 フィルムからポリエステルをプラズマ灰化処理法で除去
し、粒子を露出させる。処理条件はポリマは灰化される
が粒子は極力ダメージを受けない条件を選択する。その
粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、粒子画像
をイメージアナライザーで処理する。SEMの倍率はお
よそ2000〜10000倍、また1回の測定での視野
は一辺がおよそ10〜50μmから適宜選択する。観察
箇所を変えて粒子数5000個以上で、粒径との体積分
率から、次式で体積平均径dを得る。
【0036】d=Σdi・Nvi ここでdiは粒径、Nviはその体積分率である。
【0037】粒子が有機粒子等で、プラズマ低温灰化処
理法で大幅にダメージを受ける場合には、以下の方法を
用いてもよい。
【0038】フィルム断面を透過型電子顕微鏡を用い、
3000〜100000倍で観察する。TEMの切片厚
さは約100nmとし、場所を変えて500視野以上測定
し、上記の式から体積平均径dを求める。
【0039】(4)粒子の含有量 ポリエステル100gにo−クロルフェノール1.0リ
ットルを加え120℃で3時間加熱した後、日立工機
(株)製超遠心機55P−72を用い、30000rp
mで40分間遠心分離を行い、得られた粒子を100℃
で真空乾燥する。微粒子を走査型動熱量計にて測定した
とき、ポリエステルに相当する溶解ピークが認められる
場合には微粒子にo−クロルフェノールを加え、加熱冷
却後再び遠心分離を行う。融解ピークが認められなくな
ったとき、微粒子を析出粒子とする。通常遠心分離操作
は2回で足りる。かくして分離された粒子の重量の全体
重量に対する比率を求め、粒子の含有量とした。
【0040】(5)結晶化パラメータ△Tcg パーキンエルマー社のDSC(示差走査熱量計)II型を
用いて測定した。DSCの測定条件は次のとおりであ
る。すなわち、試料10mgをDSC装置にセットし、3
00℃の温度で5分間溶融した後、液体窒素中に急冷す
る。この急冷試料を10℃/分で昇温し、ガラス転移点
Tgを検知する。さらに昇温を続け、ガラス状態からの
結晶化発熱ピーク温度をもって冷結晶化温度Tccとした
TccとTgの差(Tcc−Tg )を結晶化パラメータ△Tc
gと定義する。ガラス状態からの結晶化発熱ピーク温度
をもって冷結晶化温度Tcc、結晶融解に基づく吸熱ピ
ーク温度を融解温度Tm、同じように降温時の結晶化発
熱ピーク温度を降温結晶化温度Tmcとした。Tccと
Tgの差(Tcc−Tg)を結晶化パラメータ△Tcg
と定義する。
【0041】(6)表面粗さパラメータRa、Rt 小坂研究所製の高精度薄膜段差測定器ET−10を用い
て測定した。条件は下記のとおりであり、20回の測定
の平均値をもって値とした。
【0042】・触針先端半径 :0.5μm ・触針荷重 :5mg ・測定長 :1mm ・カットオフ :0.08mm ・触針スピード :4μm /sec なお、Rt、Raの定義は例えば、奈良治郎著「表面粗
さの測定・評価法」(総合技術センター、1983)に
しめされているものである。
【0043】(7)複屈折 アッベ屈折計を用いて、一軸配向フイルムの長手方向屈
折率nMD、幅方向屈折率nTDを測定し、この両方の値の
差、つまり|nMD−nTD|で定義した。なお、光源はナ
トリウムD線(波長589nm)で、マウント液は、ヨ
ウ化メチレンを用い、25℃、65%RHにて測定し
た。
【0044】(8)フイルム温度放射温度計、接触式表
面温度計、またはサーモラベルをフイルムに貼付けて測 定した。なお溶融状態のフイルム温度は、放射温度計、
または溶融状態のフイルムに熱電対を差し込んで測定し
た。
【0045】(9)出力特性(C/N) 本発明のフィルムのA層表面に、連続真空蒸着装置を用
いて、微量の酸素の存在下にコバルト・ニッケル合金
(Ni20重量%)の蒸着層を形成させた(厚み:20
0nm)。次いで、蒸着層表面にカーボン保護膜、反対
面にバックコート層を公知の手段で形成させた後、8m
m幅にスリットし、パンケーキを作成した。次いで、こ
のパンケーキから長さ200m分を、カセットに組み込
みカセットテープとした。
【0046】このテープに、市販のHi8用VTR(S
ONY社製 EV−BS3000)を用いて、7MHz
±1MHzのC/Nの測定を行なった。
【0047】このC/Nを市販のHi8用ビデオテープ
(120分ME)と比較して、 +3dB以上 :優 +1〜+3dB:良 +1dB未満 :不良 と判定した。
【0048】(10)テープ磁性面走行性 上記の8mm幅のテープを、テープ走行試験機を用い
て、20℃、50%RH下で、メタルガイドピン(材
質:SUS、表面粗度:0.1s)に磁性面が接触する
ようにして走行させた(走行速度3.3cm/分、走行
張力20g、巻き付け角60度)。100回繰り返し走
行後の摩擦係数を測定し、 0.2未満 :優 0.2以上0.3未満 :良 0.3以上 :不良 と判定した。
【0049】(11)ヘッド摩耗 上記の8mm幅のテープを、上記Hi-8用VTRを用いて
40℃、80%RHの条件で再生巻き戻しを100回繰り
返し、ヘッドの状態をレーザーテック(株)製、レーザ
ー顕微鏡を用いて観察し、走行前と比べてヘッドの摩耗
量が 1μm 未満のものを 優 1〜3μm のものを 良 3μm 以上のものを 不良 と判定した。
【0050】(12)積層厚さ 透過型電子顕微鏡(日立製H−600型)を用いて、加
速電圧100kVで、フィルム断面を、超薄切片法(R
uO4 染色)で観察し、その界面をとらえ、その積層厚
さを求める。倍率は、判定したい積層厚さによって選ぶ
ことが通常であり、特に限定されないが、1万〜10万
倍が適当である。
【0051】(13)突起部分の面積比率 測定にはハイヒ゛シ゛ョン画像解析を適用し、測定装置として、
ハイヒ゛シ゛ョンハ゜ーソナル画像解析システムとして“PIAS- IV”
((株)ヒ゜アス製)、光学顕微鏡としてLeitz社製“Meta
loplan”を使用した。
【0052】(A)フ゜レハ゜ラート作製フィルム 試料をアルミニウム蒸着( 膜厚500 〜800 オンク゛ストローム ) し
て、スライト゛ク゛ラス に貼り付けたものをフ゜レハ゜ラートとする。
【0053】(B)調整法および測定条件 光学顕微鏡の対物レンス゛を80倍に設定して、反射法で検
鏡し、画像解析装置のハイヒ゛シ゛ョンモニターにその画像を取り込
む。この時、モニター上での観察倍率は3900倍になる。画像
を入力する場合は白黒画像で、緑色フィルター をかけた条件
で行い、入力した画像は二値化を行って輝度変換する。
この時の濃度レヘ゛ルを表す輝度値は175に設定する。設
定前は、予めフ゛ランク 値として鏡面を測定した時の輝度平
均値が154になるように光学顕微鏡の絞り等の明るさ
を調節する。使用した鏡面はニコン(株)製の対物マイクロメータ
(反射型)に使われている光沢面を用いた。
【0054】(C)測定 突起画像を二値化して得られた個々の突起の画素数の和
を測定して、測定視野の全画素数を除して突起部分の面
積比率を次式により求める。1視野あたりの全画素数は
約200万で、この時の測定面積は0.0064mm2
であり、 場所を変えて、これを10回繰り返す。なお、
突起は等価円にした時の直径が0.11μm 以上のもの
と定義した。
【0055】
【式1】
【0056】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて説明する。
【0057】実施例 ポリエステルAとして、常法により重合したポリエチレ
ンテレフタレート(重合触媒:酢酸マグネシウム0.1
0重量%、三酸化アンチモン0.03重量%、リン化合
物としてジメチルフェニルホスホネート0.35重量%
を用いた。)を用いた(固有粘度:0.60、融点:2
58℃)。
【0058】また、ポリエステルBとして、酢酸マグネ
シウム0.06重量%、三酸化アンチモン0.008重
量%、トリメチルホスフェート0.02重量%を用い
て、常法により重合したポリエチレンテレフタレートを
用いた(固有粘度:0.62、融点:259℃)。
【0059】実施例1 ポリエステルAのペレットを180℃で3時間乾燥後、
公知の押出機を用いて、290℃で溶融押出しを行い、
静電印加キャスト法を用いて、表面温度30℃のキャス
ティングドラム上に巻き付けて、冷却、固化し、未延伸
フィルムを作った。この未延伸フィルムを、表面温度1
40℃の公知のテフロン製ロールを用いて、12秒間熱
処理を行った。
【0060】熱処理後フィルムを、温度90℃にて、長
手方向に3.4倍延伸し、さらに公知のステンタを用い
て、延伸速度2000%/分で、95℃で、幅方向に
3.5倍延伸し、さらに定長下で210℃にて5秒間熱
処理を行い、厚さ10μmの2軸配向フィルムを得た。
【0061】実施例2 ポリエステルAのペレットとポリエステルBのペレット
を1:9の割合で混合し、この混合ペレットを180℃
で3時間乾燥後、公知の押出機を用いて、290℃で溶
融押出しを行い、静電印加キャスト法を用いて、表面温
度30℃のキャスティングドラム上に巻き付けて、冷
却、固化し、未延伸フィルムを作った。この未延伸フィ
ルムを、表面温度140℃の公知のテフロン製ロールを
用いて、8秒間熱処理を行った。
【0062】熱処理後フィルムを、温度90℃にて、長
手方向に3.4倍延伸し、さらに公知のステンタを用い
て、延伸速度2000%/分で、95℃で、幅方向に
3.5倍延伸し、さらに定長下で210℃にて5秒間熱
処理を行い、厚さ10μmの2軸配向フィルムを得た。
【0063】実施例3 A/B/A3層構成の積層フィルムとした。180℃で
3時間乾燥したポリエステルA、Bのペレットを、それ
ぞれ2台の押出機に供給し、290℃で溶融し、3層用
の矩形の合流ブロック(フィードブロック)で、合流積
層し、静電印加キャスト法を用いて、表面温度30℃の
キャスティングドラム上に巻き付けて、冷却、固化し、
未延伸フィルムを作った。この未延伸フィルムを、表面
温度140℃の公知のテフロン製ロールを用いて、12
秒間熱処理を行った。
【0064】以下実施例1と同様のプロセスで総厚さ1
0μmの二軸配向積層フィルムを得た。A層の積層厚さ
は両面でそれぞれ0.7μmであった。だだし、実施例
3においては、延伸倍率を長手方向、幅方向にそれぞれ
4.0倍とした。
【0065】実施例4 実施例3においてポリエステルAのかわりに実施例2で
用いた混合ペレットを用いて、A/B/A3層構成の積
層フィルムを作成した。ただし未延伸フィルムの熱処理
は表面温度130℃の公知のテフロン製ロールを用い
て、10秒間熱処理を行った。
【0066】以下実施例1と同様のプロセスで総厚さ1
0μmの二軸配向積層フィルムを得た。A層の積層厚さ
は両面でそれぞれ0.7μmであった。だだし、延伸倍
率を長手方向、幅方向にそれぞれ4.0倍とした。
【0067】実施例5 実施例3においてポリエステルAのかわりにポリエステ
ルAとBを重量比5対95で混合したものを用い、実施
例3と同様のプロセスで総厚さ10μmの二軸配向積層
フィルムを得た。A層の積層厚さは両面でそれぞれ0.
6μmであった。だだし、実施例5においては、延伸倍
率を長手方向、幅方向にそれぞれ4.0倍とした。
【0068】実施例6、比較例1、2 平均粒径0.03μmのコロイダルシリカに起因するシ
リカ粒子を含有するエチレングリコールスラリーを調製
し、このエチレングリコールスラリーを190℃で2時
間熱処理した後、テレフタル酸ジメチルとエステル交換
反応させ、重縮合し、該粒子を0.5〜1.0重量%含
有するポリエチレンテレフタレートのペレットを作成し
た(重合触媒:酢酸マグネシウム0.10重量%、三酸
化アンチモン0.03重量%、リン化合物としてトリメ
チルホスフェート0.026重量%を用いた)。このペ
レットをポリエステルCとする。
【0069】実施例3において、ポリエステルAのかわ
りにポリエステルAとポリエステルCを下記の割合で混
合し、以下実施例3と同様にして総厚さ10μmの二軸
配向積層フィルムを得た。A層の積層厚さは両面でそれ
ぞれ0.6μmであった。だだし、延伸倍率を長手方
向、幅方向にそれぞれ4.0倍とした。
【0070】実施例6:ポリエステルA:C=99.
9:0.1 比較例1:ポリエステルA:C= 99:1 比較例2:ポリエステルA:C= 95:5 比較例3 ポリエステルBのみを用いて、実施例1と同様のプロセ
スで厚さ10μmの2軸配向フィルムを得た。
【0071】実施例7 実施例3と同様に、180℃で3時間乾燥したポリエス
テルA、Bのペレットを、それぞれ2台の押出機に供給
し、290℃で溶融し、3層用の矩形の合流ブロック
(フィードブロック)で、合流積層し、静電印加キャス
ト法を用いて、表面温度30℃のキャスティングドラム
上に巻き付け、ドラムと反対側の面を330℃の熱風を
吹き付けることによりフィルムのドラムと反対側の面を
150〜180℃で4秒間保ったのち冷却、固化し、未
延伸フィルムを作った。この未延伸フィルムを温度90
℃にて、長手方向に3.4倍延伸し、さらに公知のステ
ンタを用いて、延伸速度2000%/分で、95℃で、
幅方向に3.5倍延伸し、さらに定長下で210℃にて
5秒間熱処理を行い、厚さ10μmの2軸配向フィルム
を得た。
【0072】実施例8 実施例3と同様に180℃で3時間乾燥したポリエステ
ルA、Bのペレットを、それぞれ2台の押出機に供給
し、290℃で溶融し、3層用の矩形の合流ブロック
(フィードブロック)で、合流積層し、静電印加キャス
ト法を用いて、表面温度30℃のキャスティングドラム
上に巻き付けて、冷却、固化し、未延伸フィルムを作っ
た。この未延伸フィルムを、一軸方向に1.8倍延伸し
た後、表面温度140℃の公知のテフロン製ロールを用
いて、10秒間熱処理を行った。さらに温度90℃に
て、長手方向に2.0倍延伸し、さらに公知のステンタ
を用いて、延伸速度2000%/分で、95℃で、幅方
向に3.5倍延伸し、さらに定長下で210℃にて5秒
間熱処理を行い、厚さ10μmの2軸配向フィルムを得
た。
【0073】比較例4 実施例5において、表層を構成するホ゜リエステル A およびB
にそれぞれ平均粒子径0.4 μm の炭酸カルシウム 粒子を0.
1重量%添加し、実施例5と同様にして二軸配向積層フィ
ルムを得た。
【0074】上記の各実施例および比較例における、各
フィルム特性を表1に示す。
【0075】
【表1】 表1に示すように、本発明の範囲内のポリエステルフィ
ルムは、C/N、ドロップアウト、テープ磁性面走行
性、ヘッド摩耗において優れた性能を示すが、比較例に
おけるポリエステルフィルムは、本発明の範囲内のポリ
エステルフィルムに比べ、上記のいずれかの項目におい
て劣ったものであった。
【0076】
【発明の効果】本発明のフィルムにおいては、超平滑面
に高強度の結晶性の微細突起を形成することにより電磁
変換特性の低下を招くことなく、磁性層を設けた時にも
該磁性層表面の摩擦係数を低くすることができ、安定な
走行性を得ることができ、またドロップアウト、ヘッド
摩耗が低減できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/20 Z 8413−4F 27/36 8413−4F C08J 5/18 CFD // B29K 67:00 105:16 B29L 9:00 C08L 67:00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルAを主成分とする二軸配向
    ポリエステルフィルムであって、その少なくとも一方の
    表面における突起の個数と該表面を形成する表層に含有
    される粒子の個数との比である突起個数/粒子個数(N
    R)が5以上であり、かつ該表面における突起部分の面積
    比率が0.001%以上5%未満であることを特徴とす
    る二軸配向ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 前記表面の突起が主に結晶に起因する突
    起であることを特徴とする請求項1のポリエステルフィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 前記ポリエステルAの結晶化パラメータ
    △Tcgが70℃以下であることを特徴とする請求項1な
    いし2のポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも一方の表面における表面
    粗さRaが15nm以下であり、かつRaとRtの比R
    a/Rtが15.0以下である請求項1ないし3のポリ
    エステルフィルム。
  5. 【請求項5】 ポリエステルBを主成分とするフィルム
    の少なくとも片面に、請求項1ないし4のいずれかに記
    載のポリエステルフィルムが積層されてなることを特徴
    とするポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】 未延伸フィルムの少なくとも片面に熱処
    理を施し、その後にその未延伸フィルムを二軸延伸する
    ことを特徴とする請求項1ないし5に記載のフィルム。
  7. 【請求項7】 ポリエステルを主成分とする溶融押出フ
    イルムを、冷却ロール表面で冷却する過程において、ポ
    リエステルAのガラス転移温度Tg以上、かつ融解温度
    Tmより100℃高い温度(Tm+100℃)以下で、
    未延伸フイルムを該冷却ロールと接触する反対の面から
    熱処理し、その後に該未延伸フイルムを二軸延伸するこ
    とを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の
    ポリエステルフイルムの製造方法。
  8. 【請求項8】 冷却固化した未延伸フイルムの少なくと
    も片面の表面(または表層)の温度が、ポリエステルA
    の冷結晶化温度Tccより20℃低い(Tcc−20
    ℃)温度以上、かつ降温結晶化温度Tmcより40℃高
    い(Tmc+40℃)以下で、0.5〜100秒保たれ
    るように熱処理し、その後にTg以上、かつTccより
    20℃高い(Tcc+20℃)温度以下で二軸延伸する
    ことを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載
    のポリエステルフイルムの製造方法。
  9. 【請求項9】 未延伸フイルムを一軸方向に微延伸し、
    複屈折0.5×10-3〜50×10-3とし、次に該微延
    伸フイルムの少なくとも片面の表面(または表層)温度
    が、ポリエステルAの冷結晶化温度Tccより20℃低
    い(Tcc−20℃)温度以上、かつ降温結晶化温度T
    mcより40℃高い(Tmc+40℃)以下で、0.3
    〜50秒保たれるように熱処理し、その後にTg以上、
    かつTccより20℃高い(Tcc+20℃)温度以下
    で二軸延伸することを特徴とする、請求項1ないし6の
    いずれかに記載のポリエステルフイルムの製造方法。
  10. 【請求項10】 ポリエステルを主成分とする溶融押出
    フイルムの少なくとも片面の表面(または表層)温度
    を、ポリエステルAの降温結晶化温度Tmcより70℃
    低い温度(Tmc−70℃)以上、かつポリエステルA
    の降温結晶化温度Tmc以下で、0.5〜20秒保ち、
    次いで、ガラス転移温度Tg以下に2段階冷却し、その
    後に該未延伸フイルムを二軸延伸することを特徴とす
    る、請求項1ないし6のいずれかに記載のポリエステル
    フイルムの製造方法。
  11. 【請求項11】 冷却ロール表面の表面粗さが0.2S
    以上で、かつ、10S以下であることを特徴とする、請
    求項7に記載のポリエステルフイルムの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013200928A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Teijin Dupont Films Japan Ltd 積層ポリエステルフィルムおよびそれを用いた塗布型磁気記録テープ
JP2013200927A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Teijin Dupont Films Japan Ltd 積層ポリエステルフィルムおよびそれを用いた塗布型磁気記録テープ
JP2015003408A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 帝人デュポンフィルム株式会社 二軸配向積層ポリエステルフィルムおよびそれを用いた塗布型磁気記録テープ

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