JPH08177391A - 曲線トンネル施工用セグメント - Google Patents
曲線トンネル施工用セグメントInfo
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- JPH08177391A JPH08177391A JP6335141A JP33514194A JPH08177391A JP H08177391 A JPH08177391 A JP H08177391A JP 6335141 A JP6335141 A JP 6335141A JP 33514194 A JP33514194 A JP 33514194A JP H08177391 A JPH08177391 A JP H08177391A
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- Japan
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- shield
- curved tunnel
- curved
- tunnel construction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特に急曲線トンネルを施工するときにおいて
も、後シールド全周にわたり良好なシール性と、施工可
能な曲線トンネルの曲率を縮小させることができるセグ
メントを提供する。 【構成】 シールド掘進機1により掘削されたトンネル
4を覆工すると共に、シールド掘進機1の掘進反力受け
となるセグメント10a〜10fにおいて、前記シール
ド掘進機1の後シールド6内径部に設置され、この後シ
ールド6とセグメント10a〜10f外径間を密封する
シール11に適正な締め代を与えるために、後シールド
6内径とセグメント10a〜10f外径間に適正なシー
ルクリアランスを確保するための外形に形成した曲線ト
ンネル施工用セグメント。
も、後シールド全周にわたり良好なシール性と、施工可
能な曲線トンネルの曲率を縮小させることができるセグ
メントを提供する。 【構成】 シールド掘進機1により掘削されたトンネル
4を覆工すると共に、シールド掘進機1の掘進反力受け
となるセグメント10a〜10fにおいて、前記シール
ド掘進機1の後シールド6内径部に設置され、この後シ
ールド6とセグメント10a〜10f外径間を密封する
シール11に適正な締め代を与えるために、後シールド
6内径とセグメント10a〜10f外径間に適正なシー
ルクリアランスを確保するための外形に形成した曲線ト
ンネル施工用セグメント。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は曲線トンネル施工用セグ
メントに関し、特に急曲線トンネルを施工するための曲
線トンネル施工用セグメントに関する。
メントに関し、特に急曲線トンネルを施工するための曲
線トンネル施工用セグメントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シールドトンネルの曲線部施工法
としては例えば、「特開昭63−142191」が提案
されている。これは図8に示されるように、曲線施工部
を直線施工部に使用した通常セグメント51よりも外径
を小さく形成された縮小径セグメント50で覆工する工
程と、該縮小径セグメント50と通常セグメント51と
の間に、一方の接合端面52aが通常セグメント51に
合致し、かつ他方の接合端面52bが縮小径セグメント
50に合致する異形セグメント52を介在させる工程よ
りなる。なお、Tmはシールド掘進機である。
としては例えば、「特開昭63−142191」が提案
されている。これは図8に示されるように、曲線施工部
を直線施工部に使用した通常セグメント51よりも外径
を小さく形成された縮小径セグメント50で覆工する工
程と、該縮小径セグメント50と通常セグメント51と
の間に、一方の接合端面52aが通常セグメント51に
合致し、かつ他方の接合端面52bが縮小径セグメント
50に合致する異形セグメント52を介在させる工程よ
りなる。なお、Tmはシールド掘進機である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術においては以下のような問題が発生する。曲線
施工時においてはセグメントとシールド掘進機Tmの後
シールド内径とのせりを防止するため、必要な後シール
ドとセグメント50とのテールクリアランスを確保する
ためにセグメント50の外径を縮小すると、掘進機の屈
曲方向に対して直角方向のテールクリアランスは、前記
セグメント50の外径を縮小した分だけ大きくなること
になる。その結果、掘進機の屈曲方向に対して直角方向
の後シールドに装着されたテールシールの締め代が減少
し、漏水などの事故が発生する。したがって、セグメン
ト50の外径の縮小にも限界があるため屈曲トンネルの
曲率半径が制約される問題があった。
来の技術においては以下のような問題が発生する。曲線
施工時においてはセグメントとシールド掘進機Tmの後
シールド内径とのせりを防止するため、必要な後シール
ドとセグメント50とのテールクリアランスを確保する
ためにセグメント50の外径を縮小すると、掘進機の屈
曲方向に対して直角方向のテールクリアランスは、前記
セグメント50の外径を縮小した分だけ大きくなること
になる。その結果、掘進機の屈曲方向に対して直角方向
の後シールドに装着されたテールシールの締め代が減少
し、漏水などの事故が発生する。したがって、セグメン
ト50の外径の縮小にも限界があるため屈曲トンネルの
曲率半径が制約される問題があった。
【0004】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、後シールド内径に設置されたシールの全周に適
正な締め代を与えるために、後シールド内面とセグメン
ト外周面間の全周に適正なシールクリアランスを確保す
るように、セグメントの外形を設定したので、曲線施工
時においてもセグメントと後シールド内径のせりを防止
して、漏水などの事故を防止すると共に、従来のセグメ
ント使用時より施工可能なトンネルの曲率を、縮小させ
ることができるセグメントを提供することを目的として
いる。
もので、後シールド内径に設置されたシールの全周に適
正な締め代を与えるために、後シールド内面とセグメン
ト外周面間の全周に適正なシールクリアランスを確保す
るように、セグメントの外形を設定したので、曲線施工
時においてもセグメントと後シールド内径のせりを防止
して、漏水などの事故を防止すると共に、従来のセグメ
ント使用時より施工可能なトンネルの曲率を、縮小させ
ることができるセグメントを提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る曲線トンネル施工用セグメントは、シールド
掘進機により掘削されたトンネルを覆工すると共に、シ
ールド掘進機の掘進反力受けとなるセグメントにおい
て、曲線施工時に前記シールド掘進機の後シールド内径
部に設置され、この後シールド内径部とセグメント外周
面間を密封するシールの適正な締め代を確保するため
に、全周にわたり後シールド内面とセグメント外周面間
に適正なシールクリアランスを確保するための外形に形
成される。
発明に係る曲線トンネル施工用セグメントは、シールド
掘進機により掘削されたトンネルを覆工すると共に、シ
ールド掘進機の掘進反力受けとなるセグメントにおい
て、曲線施工時に前記シールド掘進機の後シールド内径
部に設置され、この後シールド内径部とセグメント外周
面間を密封するシールの適正な締め代を確保するため
に、全周にわたり後シールド内面とセグメント外周面間
に適正なシールクリアランスを確保するための外形に形
成される。
【0006】前記トンネル施工計画線と直交するセグメ
ント断面の外形は、シールド掘進機が屈曲する方向に短
軸を有し、屈曲する方向と直角方向に長軸を有する楕円
形状としても、曲線トンネルの曲率中心と反対側の部分
を半円とし、曲線トンネルの曲率中心側部分をこの半円
に滑らかに連続する曲線、または円弧で形成され、シー
ルド掘進機が屈曲する方向の最大長が屈曲する方向と直
角方向の最大長より短かい偏平形状としても、曲線トン
ネルの曲率中心と反対側の部分を曲線、または曲線トン
ネルの曲率中心側に中心を有する円弧とし、一方曲線ト
ンネルの曲率中心側の部分を曲線、または曲線トンネル
の曲率中心と反対側に中心を有する円弧とし、かつそれ
らの曲線または円弧を滑らかに接続する曲線または円弧
で形成され、シールド掘進機が屈曲する方向の最大長が
屈曲する方向と直角方向の最大長より短かい偏平形状と
してもよい。
ント断面の外形は、シールド掘進機が屈曲する方向に短
軸を有し、屈曲する方向と直角方向に長軸を有する楕円
形状としても、曲線トンネルの曲率中心と反対側の部分
を半円とし、曲線トンネルの曲率中心側部分をこの半円
に滑らかに連続する曲線、または円弧で形成され、シー
ルド掘進機が屈曲する方向の最大長が屈曲する方向と直
角方向の最大長より短かい偏平形状としても、曲線トン
ネルの曲率中心と反対側の部分を曲線、または曲線トン
ネルの曲率中心側に中心を有する円弧とし、一方曲線ト
ンネルの曲率中心側の部分を曲線、または曲線トンネル
の曲率中心と反対側に中心を有する円弧とし、かつそれ
らの曲線または円弧を滑らかに接続する曲線または円弧
で形成され、シールド掘進機が屈曲する方向の最大長が
屈曲する方向と直角方向の最大長より短かい偏平形状と
してもよい。
【0007】前記曲線トンネル施工用セグメントにおい
て、曲線トンネルの曲率中心側のセグメント外周面と後
シールド内面との隙間、および曲線トンネルの曲率中心
と反対側のセグメント外周面と後シールド内面との隙間
を、最前部のセグメント外周面と後シールド内面との干
渉、および後シールド内面後端部とセグメント外周面と
の干渉を考慮し、かつ後シールドに装着されたシールの
適正な締め代を考慮して設定してもよく、また、前記曲
線トンネル施工用セグメントにおいて、直進施工時とほ
ぼ同一とする、後シールド内面とセグメント外周面との
クリアランス、または最前部のセグメント外周面と後シ
ールド内面との干渉、および後シールド内面後端部とセ
グメント外周面との干渉を考慮して設定する、曲線トン
ネルの曲率中心側のセグメント外周面と後シールド内面
との隙間、および曲線トンネルの曲率中心と反対側のセ
グメント外周面と後シールド内面との隙間、および後シ
ールドに装着されたシールの適正な締め代を、最前端の
シールと最後端のシールとのほぼ中間位置で適正値に設
定してもよい。
て、曲線トンネルの曲率中心側のセグメント外周面と後
シールド内面との隙間、および曲線トンネルの曲率中心
と反対側のセグメント外周面と後シールド内面との隙間
を、最前部のセグメント外周面と後シールド内面との干
渉、および後シールド内面後端部とセグメント外周面と
の干渉を考慮し、かつ後シールドに装着されたシールの
適正な締め代を考慮して設定してもよく、また、前記曲
線トンネル施工用セグメントにおいて、直進施工時とほ
ぼ同一とする、後シールド内面とセグメント外周面との
クリアランス、または最前部のセグメント外周面と後シ
ールド内面との干渉、および後シールド内面後端部とセ
グメント外周面との干渉を考慮して設定する、曲線トン
ネルの曲率中心側のセグメント外周面と後シールド内面
との隙間、および曲線トンネルの曲率中心と反対側のセ
グメント外周面と後シールド内面との隙間、および後シ
ールドに装着されたシールの適正な締め代を、最前端の
シールと最後端のシールとのほぼ中間位置で適正値に設
定してもよい。
【0008】
【作用】前記構成に係る本発明の曲線トンネル施工用セ
グメントは次に示すように作用する。従来と同様に、シ
ールド掘進機により掘削されたトンネルを覆工すると共
に、シールド掘進機の掘進反力受けとなる。また、シー
ルド掘進機の後シールド内径部に設置されたシールとセ
グメント外径間を密封するのに適正な締め代を与えるよ
うに、後シールド内径とセグメント外径間に適正なシー
ルクリアランスを有するセグメント外径に形成されるの
で、後シールド内径全周にわたり良好なシール性と、シ
ールの耐久性を確保することができる。
グメントは次に示すように作用する。従来と同様に、シ
ールド掘進機により掘削されたトンネルを覆工すると共
に、シールド掘進機の掘進反力受けとなる。また、シー
ルド掘進機の後シールド内径部に設置されたシールとセ
グメント外径間を密封するのに適正な締め代を与えるよ
うに、後シールド内径とセグメント外径間に適正なシー
ルクリアランスを有するセグメント外径に形成されるの
で、後シールド内径全周にわたり良好なシール性と、シ
ールの耐久性を確保することができる。
【0009】トンネル施工計画線と直交するセグメント
断面の外形を、シールド掘進機の屈曲方向に短軸を有
し、屈曲方向と直交する方向に長軸を有する楕円形断
面、または曲線トンネルの曲率中心と反対側の部分を半
円とし、曲線トンネルの曲率中心側の部分をこの半円に
連続し、その半円まで滑らかに連続する曲線、または円
弧で形成され、シールド掘進機が屈曲する方向の最大長
が屈曲する方向と直角方向の最大長より短かくなる偏平
形状、あるいはセグメント断面の外径を、曲線トンネル
の曲率中心と反対側の部分を曲線、または曲線トンネル
の曲率中心側に中心を有する円弧とし、曲線トンネルの
曲率中心側の部分を曲線、または曲線トンネルの曲率中
心側と反対側に中心を有する円弧とし、かつそれらの曲
線、または円弧を滑らかに接続する曲線、または円弧に
より形成され、シールド掘進機が屈曲する方向の最大長
が屈曲する方向と直角方向の最大長より短かくなる偏平
形状とすれば、簡単な形状により後シールド全周にわた
り良好なシール性と、シールの耐久性を確保することが
できる。
断面の外形を、シールド掘進機の屈曲方向に短軸を有
し、屈曲方向と直交する方向に長軸を有する楕円形断
面、または曲線トンネルの曲率中心と反対側の部分を半
円とし、曲線トンネルの曲率中心側の部分をこの半円に
連続し、その半円まで滑らかに連続する曲線、または円
弧で形成され、シールド掘進機が屈曲する方向の最大長
が屈曲する方向と直角方向の最大長より短かくなる偏平
形状、あるいはセグメント断面の外径を、曲線トンネル
の曲率中心と反対側の部分を曲線、または曲線トンネル
の曲率中心側に中心を有する円弧とし、曲線トンネルの
曲率中心側の部分を曲線、または曲線トンネルの曲率中
心側と反対側に中心を有する円弧とし、かつそれらの曲
線、または円弧を滑らかに接続する曲線、または円弧に
より形成され、シールド掘進機が屈曲する方向の最大長
が屈曲する方向と直角方向の最大長より短かくなる偏平
形状とすれば、簡単な形状により後シールド全周にわた
り良好なシール性と、シールの耐久性を確保することが
できる。
【0010】セグメント外周面と後シールドの内面との
クリアランスは、曲線トンネル施工時であってもほとん
ど変化しないため、直進施工時とほぼ同一の値に設定で
きる。曲線トンネルの曲率中心側のセグメント外形と後
シールドとの隙間と、曲線トンネルの曲率中心側と反対
側のセグメント外周面と後シールド内面との隙間を、最
前端部のセグメント外周面と後シールド内面との干渉、
および後シールド内面後端部とセグメント外周面との干
渉、および後シールドに装着されたシールの適正な締め
代とを考慮して形成したり、後シールドに複数個のシー
ルを設置する場合には、最前端のシールと最後端のシー
ルとのほぼ中間位置において、シールの適正クリアラン
スを確保することでセグメント外周面と後シールド内面
との干渉によりセグメントや後シールドが損傷すること
を防止すると共に、シールの性能を確保することができ
る。
クリアランスは、曲線トンネル施工時であってもほとん
ど変化しないため、直進施工時とほぼ同一の値に設定で
きる。曲線トンネルの曲率中心側のセグメント外形と後
シールドとの隙間と、曲線トンネルの曲率中心側と反対
側のセグメント外周面と後シールド内面との隙間を、最
前端部のセグメント外周面と後シールド内面との干渉、
および後シールド内面後端部とセグメント外周面との干
渉、および後シールドに装着されたシールの適正な締め
代とを考慮して形成したり、後シールドに複数個のシー
ルを設置する場合には、最前端のシールと最後端のシー
ルとのほぼ中間位置において、シールの適正クリアラン
スを確保することでセグメント外周面と後シールド内面
との干渉によりセグメントや後シールドが損傷すること
を防止すると共に、シールの性能を確保することができ
る。
【0011】
【実施例】以下に本発明に係る曲線トンネル施工用セグ
メントの実施例について、図面を参照して詳述する。図
1は、一段中折れシールド掘進機に適用した、本発明に
係る曲線トンネル施工用セグメントの第1実施例を示す
図で、(A)は縦断面図、(B)は横断面図、図2は、
二段中折れシールド掘進機に適用した、本発明に係る曲
線トンネル施工用セグメントの第2実施例を示す図で、
(A)は縦断面図、(B)は横断面図、図3は、二段中
折れシールド掘進機に適用した、本発明に係る曲線トン
ネル施工用セグメントの第3実施例を示す図で、(A)
は縦断面図、(B)は横断面図、図4は、本発明に係る
曲線トンネル施工用セグメントの第4実施例を示す横断
面図、図5は、本発明に係る曲線トンネル施工用セグメ
ントのその他の実施例を示す横断面で、(A)は左右方
向に偏平な曲線トンネル施工用セグメントの横断面図、
(B)は上下方向に偏平な曲線トンネル施工用セグメン
トの横断面図である。
メントの実施例について、図面を参照して詳述する。図
1は、一段中折れシールド掘進機に適用した、本発明に
係る曲線トンネル施工用セグメントの第1実施例を示す
図で、(A)は縦断面図、(B)は横断面図、図2は、
二段中折れシールド掘進機に適用した、本発明に係る曲
線トンネル施工用セグメントの第2実施例を示す図で、
(A)は縦断面図、(B)は横断面図、図3は、二段中
折れシールド掘進機に適用した、本発明に係る曲線トン
ネル施工用セグメントの第3実施例を示す図で、(A)
は縦断面図、(B)は横断面図、図4は、本発明に係る
曲線トンネル施工用セグメントの第4実施例を示す横断
面図、図5は、本発明に係る曲線トンネル施工用セグメ
ントのその他の実施例を示す横断面で、(A)は左右方
向に偏平な曲線トンネル施工用セグメントの横断面図、
(B)は上下方向に偏平な曲線トンネル施工用セグメン
トの横断面図である。
【0012】図6は、本発明に係る曲線トンネル施工用
セグメントの外形を決定するための原理を説明する図
で、(A)は直進時の縦断面図、(B)は屈曲時の縦断
面図、図7は、図6における横断面図を示す図で、
(A)は図6(B)におけるP矢視図、(B)は図6
(B)におけるQ矢視図である。
セグメントの外形を決定するための原理を説明する図
で、(A)は直進時の縦断面図、(B)は屈曲時の縦断
面図、図7は、図6における横断面図を示す図で、
(A)は図6(B)におけるP矢視図、(B)は図6
(B)におけるQ矢視図である。
【0013】次に図6および図7により、本発明に係る
曲線トンネル施工用セグメントの外形を決定するための
原理について説明する。図6(A)において、6は後シ
ールドで、10は掘削されたトンネルを覆工するための
セグメントで、最前端のセグメント10aはシールド掘
進機に掘進反力を与える。11はセグメント10の外径
との間を密封するワイヤブラシで、一段ワイヤブラシ1
1aと二段ワイヤブラシ11bからなる。またS1 を後
シールド内径、S2 をセグメント外径とすると、直進施
工時のクリヤランスd1 は次のように表される。 d1 =(S1 −S2 )/2
曲線トンネル施工用セグメントの外形を決定するための
原理について説明する。図6(A)において、6は後シ
ールドで、10は掘削されたトンネルを覆工するための
セグメントで、最前端のセグメント10aはシールド掘
進機に掘進反力を与える。11はセグメント10の外径
との間を密封するワイヤブラシで、一段ワイヤブラシ1
1aと二段ワイヤブラシ11bからなる。またS1 を後
シールド内径、S2 をセグメント外径とすると、直進施
工時のクリヤランスd1 は次のように表される。 d1 =(S1 −S2 )/2
【0014】また図6(B)において、セグメントの中
心軸に対するシールドの中心軸の屈曲角をθ、セグメン
ト10の中心軸と後シールド6の中心軸との交点Oを通
るシールドの軸直角横断面におけるセグメントの長軸の
長さをS3 とすると、曲線施工時のクリヤランスd2 は
次のように表される。 d2 =(S1 −S3 )/2,S3 =S2 /cos θより、 d2 =(S1 −S2 /cos θ)/2 ∴d1 >d2 すなわち、d1 −d2 =(S2 /cos θ−S2 )/2=
((1−cos θ)/2cos θ)S2 の2倍だけ、シール
ド掘進機の屈曲する方向にセグメント長さS3を小さく
すれば直線時と同じクリアランスd1 にすることができ
る。もちろん、これは図に示されるように、中心Oを通
る位置でのクリアランスである。しかし、実際はA,
B,C,Dの位置でシール性能が満足できる適切なクリ
アランスを確保するようにセグメント径の縮小率および
屈曲中心を設定するため、必ずしもd1 =d2 とするわ
けではないが、当然、d1 >d2 となることから分かる
ように、屈曲方向のセグメント径S3 を縮小させなけれ
ばならない。
心軸に対するシールドの中心軸の屈曲角をθ、セグメン
ト10の中心軸と後シールド6の中心軸との交点Oを通
るシールドの軸直角横断面におけるセグメントの長軸の
長さをS3 とすると、曲線施工時のクリヤランスd2 は
次のように表される。 d2 =(S1 −S3 )/2,S3 =S2 /cos θより、 d2 =(S1 −S2 /cos θ)/2 ∴d1 >d2 すなわち、d1 −d2 =(S2 /cos θ−S2 )/2=
((1−cos θ)/2cos θ)S2 の2倍だけ、シール
ド掘進機の屈曲する方向にセグメント長さS3を小さく
すれば直線時と同じクリアランスd1 にすることができ
る。もちろん、これは図に示されるように、中心Oを通
る位置でのクリアランスである。しかし、実際はA,
B,C,Dの位置でシール性能が満足できる適切なクリ
アランスを確保するようにセグメント径の縮小率および
屈曲中心を設定するため、必ずしもd1 =d2 とするわ
けではないが、当然、d1 >d2 となることから分かる
ように、屈曲方向のセグメント径S3 を縮小させなけれ
ばならない。
【0015】以上のことを図7について説明する。図7
(A)は図6(B)におけるP矢視図であるが、曲線施
工時における屈曲方向(左右方向)のセグメント外径は
S3 となるため、後シールド内径S1 とのクリアランス
d2 は直進施工時のクリアランスd1 より小さくなる。
この縮小量は(d1 −d2 )=(S2 /cos θ−S2 )
/2=((1−cos θ)/2cos θ)S2 となる。そこ
で、屈曲方向(左右方向)のクリアランスがd1 となる
ような外径S2 の円形セグメントを使用すると、屈曲方
向と直角方向(上下方向)のセグメント外径はS2aとな
り、後シールド内径S1 とのクリアランスはd1aとな
り、d1a>d1 となるためシール性能が低下して止水が
不可能となる場合がある。そのため、図7(A)におい
て、屈曲方向(左右方向)のセグメント外径と屈曲方向
と直角方向(上下方向)のセグメント外径とが、共にS
2 のセグメントを使用すれば、d1 のクリアランスを保
持することができる。これを図6(B)におけるQ矢視
図である図7(B)について説明すれば、屈曲方向(左
右方向)のクリアランスがd1 となるように左右方向の
セグメント最大長がS2a(短軸)で、屈曲方向と直角方
向(上下方向)のクリヤランスがd1となるように上下
方向のセグメント最大長がS2 (長軸)とした楕円形セ
グメント10bを使用すれば、楕円形セグメント10b
の全外周にわたり、曲線トンネル施工時においても直線
施工時と同様に良好なシール性能を得ることができる。
(A)は図6(B)におけるP矢視図であるが、曲線施
工時における屈曲方向(左右方向)のセグメント外径は
S3 となるため、後シールド内径S1 とのクリアランス
d2 は直進施工時のクリアランスd1 より小さくなる。
この縮小量は(d1 −d2 )=(S2 /cos θ−S2 )
/2=((1−cos θ)/2cos θ)S2 となる。そこ
で、屈曲方向(左右方向)のクリアランスがd1 となる
ような外径S2 の円形セグメントを使用すると、屈曲方
向と直角方向(上下方向)のセグメント外径はS2aとな
り、後シールド内径S1 とのクリアランスはd1aとな
り、d1a>d1 となるためシール性能が低下して止水が
不可能となる場合がある。そのため、図7(A)におい
て、屈曲方向(左右方向)のセグメント外径と屈曲方向
と直角方向(上下方向)のセグメント外径とが、共にS
2 のセグメントを使用すれば、d1 のクリアランスを保
持することができる。これを図6(B)におけるQ矢視
図である図7(B)について説明すれば、屈曲方向(左
右方向)のクリアランスがd1 となるように左右方向の
セグメント最大長がS2a(短軸)で、屈曲方向と直角方
向(上下方向)のクリヤランスがd1となるように上下
方向のセグメント最大長がS2 (長軸)とした楕円形セ
グメント10bを使用すれば、楕円形セグメント10b
の全外周にわたり、曲線トンネル施工時においても直線
施工時と同様に良好なシール性能を得ることができる。
【0016】以上は、二段シールの軸方向中間位置にお
けるクリアランスが、曲線トンネル施工時においても一
定になるセグメントの外径形状について検討した。しか
し、一般にシール11は二段以上であるため、各段のシ
ール11に可能な限り適正なクリアランスを確保させた
り、最前部のセグメント10aの外周面と後シールド6
の内面との干渉を避けるための前テールクリアランスG
1 、および後シールド6の後端部とセグメント外周面と
の干渉を避けるための後テールクリアランスG2 を考慮
して、セグメントの外形を変形させる必要がある。ま
た、屈曲中心をO点としたが、実際には移動させて適宜
調整している。
けるクリアランスが、曲線トンネル施工時においても一
定になるセグメントの外径形状について検討した。しか
し、一般にシール11は二段以上であるため、各段のシ
ール11に可能な限り適正なクリアランスを確保させた
り、最前部のセグメント10aの外周面と後シールド6
の内面との干渉を避けるための前テールクリアランスG
1 、および後シールド6の後端部とセグメント外周面と
の干渉を避けるための後テールクリアランスG2 を考慮
して、セグメントの外形を変形させる必要がある。ま
た、屈曲中心をO点としたが、実際には移動させて適宜
調整している。
【0017】図1は一段の中折れシールド掘進機に適用
した、本発明の第1実施例を示す図で、中折れシールド
掘進機1は、前シールド2の後端部に設置された凹形球
面軸受7aと、後シールド6の前端部に設置された凸形
球面軸受7bとにより構成される球面軸受7により屈曲
可能に連結されている。前シールド2の前端部にはトン
ネル4を掘削するためのカッターヘッド3が回転可能に
装着されており、そのカッターヘッド3には半径方向に
出没自在にコピーカッタ5が装着されている。また後シ
ールド6の前端部にはブラケット6aを介してシールド
ジャッキ8が固定されており、このシールドジャッキ8
のピストンロッド8aに球面軸受けを介してスプレッダ
9が連結されている。掘削されたトンネル4はセグメン
ト10bにより覆工されるが、その最前端のセグメント
10aに前記スプレッダ9を当接して、シールドジャッ
キ8のピストンロッド8aを伸長させることにより、中
折れシールド掘進機1に掘進反力を与える。また、後シ
ールド6の後端部には二段のワイヤブラシ11a,11
bで構成されるワイヤブラシ11が装着されており、セ
グメント10bの外周面との間を止水している。
した、本発明の第1実施例を示す図で、中折れシールド
掘進機1は、前シールド2の後端部に設置された凹形球
面軸受7aと、後シールド6の前端部に設置された凸形
球面軸受7bとにより構成される球面軸受7により屈曲
可能に連結されている。前シールド2の前端部にはトン
ネル4を掘削するためのカッターヘッド3が回転可能に
装着されており、そのカッターヘッド3には半径方向に
出没自在にコピーカッタ5が装着されている。また後シ
ールド6の前端部にはブラケット6aを介してシールド
ジャッキ8が固定されており、このシールドジャッキ8
のピストンロッド8aに球面軸受けを介してスプレッダ
9が連結されている。掘削されたトンネル4はセグメン
ト10bにより覆工されるが、その最前端のセグメント
10aに前記スプレッダ9を当接して、シールドジャッ
キ8のピストンロッド8aを伸長させることにより、中
折れシールド掘進機1に掘進反力を与える。また、後シ
ールド6の後端部には二段のワイヤブラシ11a,11
bで構成されるワイヤブラシ11が装着されており、セ
グメント10bの外周面との間を止水している。
【0018】次に図1の作用について説明する。前シー
ルド2と後シールド6との間には、図示されない公知の
アーティキュレートジャッキが円周上等間隔に複数個設
置されており、この各アーティキュレートジャッキの伸
長量の差により、前シールド2と後シールド6とが球面
軸受7ののまわりで屈曲する。このように屈曲した一段
中折れシールド掘進機1は、後シールド6に固定された
シールドジャッキ8によりスプレッダ9を介して最前端
のセグメント10aから掘進反力を得て、カッターヘッ
ド3により地山を掘削しながら曲線トンネル4を掘進す
る。曲線トンネル4を掘削するときには、カッターヘッ
ド3の半径方向に出没自在なコピーカッタ5により、曲
線トンネル4の屈曲方向内側を余掘りして一段中折れシ
ールド掘進機1を掘進させている。また、後シールド6
の後端部に設置された一段ワイヤブラシ11aと二段ワ
イヤブラシ11bとで構成されるワイヤブラシ11によ
り楕円形セグメント10bの外径と後シールド6の内径
間を止水している。
ルド2と後シールド6との間には、図示されない公知の
アーティキュレートジャッキが円周上等間隔に複数個設
置されており、この各アーティキュレートジャッキの伸
長量の差により、前シールド2と後シールド6とが球面
軸受7ののまわりで屈曲する。このように屈曲した一段
中折れシールド掘進機1は、後シールド6に固定された
シールドジャッキ8によりスプレッダ9を介して最前端
のセグメント10aから掘進反力を得て、カッターヘッ
ド3により地山を掘削しながら曲線トンネル4を掘進す
る。曲線トンネル4を掘削するときには、カッターヘッ
ド3の半径方向に出没自在なコピーカッタ5により、曲
線トンネル4の屈曲方向内側を余掘りして一段中折れシ
ールド掘進機1を掘進させている。また、後シールド6
の後端部に設置された一段ワイヤブラシ11aと二段ワ
イヤブラシ11bとで構成されるワイヤブラシ11によ
り楕円形セグメント10bの外径と後シールド6の内径
間を止水している。
【0019】図1(A)のA−A断面である図1(B)
において、楕円形セグメント10bの横方向(屈曲面
内)の外径L1 と後シールド6の内径φDとのクリアラ
ンスは、屈曲方向左側(IN側)A1 と屈曲方向右側
(OUT側)B1 とを、ワイヤブラシ11の締め代が適
正値になるようにとる。このときの楕円形セグメント1
0bの横方向外径L1 は、前記図7および図8にて記載
した通り、直線トンネル用円形セグメント10の外径L
0 より縮小させる必要がある。このときに、L1 の円形
セグメント10を使用すると、この円形セグメント10
の縦方向(屈曲面と垂直方向)の外径(二点鎖線で示す
L1 で、前記従来の技術を示す)と後シールド6の内径
φDとのクリアランスC1 は、直線トンネル用円形セグ
メント10の外径L0 のときの適正なクリアランスD1
より大きくなる。そのため、円形セグメント10の外径
と後シールド6の内径間のシール性能を低下させ、泥水
等が後シールド6内に侵入する問題があった。また、曲
線トンネル4内で一段中折れシールド掘進機1の相対位
置を制約する部材がないため、このクリアランスC1
は、最大C1 の2倍だけ変心する可能性があり、円形セ
グメント10の外径と後シールド6の内径間のシール性
能を著しく低下させる。したがって、円形セグメント1
0の外径をL0 からL1 へ縮小する場合、縮小率に限界
があり、円形セグメント10の外周面と後シールド6内
面との干渉により、施工可能な曲線トンネルの曲率に限
界がある。
において、楕円形セグメント10bの横方向(屈曲面
内)の外径L1 と後シールド6の内径φDとのクリアラ
ンスは、屈曲方向左側(IN側)A1 と屈曲方向右側
(OUT側)B1 とを、ワイヤブラシ11の締め代が適
正値になるようにとる。このときの楕円形セグメント1
0bの横方向外径L1 は、前記図7および図8にて記載
した通り、直線トンネル用円形セグメント10の外径L
0 より縮小させる必要がある。このときに、L1 の円形
セグメント10を使用すると、この円形セグメント10
の縦方向(屈曲面と垂直方向)の外径(二点鎖線で示す
L1 で、前記従来の技術を示す)と後シールド6の内径
φDとのクリアランスC1 は、直線トンネル用円形セグ
メント10の外径L0 のときの適正なクリアランスD1
より大きくなる。そのため、円形セグメント10の外径
と後シールド6の内径間のシール性能を低下させ、泥水
等が後シールド6内に侵入する問題があった。また、曲
線トンネル4内で一段中折れシールド掘進機1の相対位
置を制約する部材がないため、このクリアランスC1
は、最大C1 の2倍だけ変心する可能性があり、円形セ
グメント10の外径と後シールド6の内径間のシール性
能を著しく低下させる。したがって、円形セグメント1
0の外径をL0 からL1 へ縮小する場合、縮小率に限界
があり、円形セグメント10の外周面と後シールド6内
面との干渉により、施工可能な曲線トンネルの曲率に限
界がある。
【0020】そのため本実施例においては、セグメント
の横方向(屈曲方向面内)の最外長は適正なシール締め
代となるL1 とし、セグメントの縦方向(屈曲方向と直
角方向)の最外長H1 は、直線トンネル用円形セグメン
ト10の外径L0 のときの適正なクリアランスD1 を保
持させるためH1 =L0 とする。すなわち、屈曲方向の
長さL1 を短軸とし、屈曲方向と直角方向の長さH1
(=L0 )を長軸とする楕円形セグメント10bを用い
る。この楕円形セグメント10bを使用すれば、曲線ト
ンネル施工時においても楕円形セグメント10bの外径
全周上で適正なシール締め代が得られるため、楕円形セ
グメント10bの外径と後シールド6の内径間のシール
性能が確保できる。また、図7、図8に記載したような
前テールクリアランスや後テールクリアランスを十分確
保することが可能となり、施工可能な曲線トンネルの曲
率を縮小させることができる。また、従来の縮小円形セ
グメント10に比べて楕円形セグメント10bと後シー
ルド6との傾斜角を大きくとれることから、曲線トンネ
ルの曲率が同じであれば後シールド6と前シールド2と
の傾斜角を減少させることができるので、コピーカッタ
による余掘り量を減少させることができる。
の横方向(屈曲方向面内)の最外長は適正なシール締め
代となるL1 とし、セグメントの縦方向(屈曲方向と直
角方向)の最外長H1 は、直線トンネル用円形セグメン
ト10の外径L0 のときの適正なクリアランスD1 を保
持させるためH1 =L0 とする。すなわち、屈曲方向の
長さL1 を短軸とし、屈曲方向と直角方向の長さH1
(=L0 )を長軸とする楕円形セグメント10bを用い
る。この楕円形セグメント10bを使用すれば、曲線ト
ンネル施工時においても楕円形セグメント10bの外径
全周上で適正なシール締め代が得られるため、楕円形セ
グメント10bの外径と後シールド6の内径間のシール
性能が確保できる。また、図7、図8に記載したような
前テールクリアランスや後テールクリアランスを十分確
保することが可能となり、施工可能な曲線トンネルの曲
率を縮小させることができる。また、従来の縮小円形セ
グメント10に比べて楕円形セグメント10bと後シー
ルド6との傾斜角を大きくとれることから、曲線トンネ
ルの曲率が同じであれば後シールド6と前シールド2と
の傾斜角を減少させることができるので、コピーカッタ
による余掘り量を減少させることができる。
【0021】図2は二段の中折れシールド掘進機に適用
した、本発明の第2実施例を示す図で、「特願平6−2
12186」にて出願中の二段中折れシールド掘進機1
は次のように構成されている。中折れシールド掘進機1
に屈曲可能に装着されたカッター支持装置13の前端に
は、トンネル4を掘削するためのカッターヘッド3が回
転可能に装着されており、そのカッターヘッド3には半
径方向に出没自在にコピーカッタ5が装着されている。
カッター支持装置13に形成された凸形球面軸受17a
と、前シールド12の前端部に設置された凹形球面軸受
17bとにより球面軸受17が構成され、カッター支持
装置13と前シールド12とが屈曲自在に連結されてい
る。また、前シールド12の後端部に設置された凹形球
面軸受7aと後シールド6の前端部に設置された凸形球
面軸受7bとにより球面軸受7が構成され、前シールド
12と後シールド6とが屈曲自在に連結されている。従
って、カッター支持装置13は二つの球面軸受7と球面
軸受17とにより、後シールド6に対して屈曲中心O1
回りに13度7分、次に20度まで二段階に屈曲するこ
とができるため、急曲線トンネルの施工が可能である。
また、後シールド6の後端部には二段のワイヤブラシ1
1a,11bで構成されるワイヤブラシ11が装着され
ており、セグメント10bの外周面との間を止水してい
る。なお、後シールド6が最前端のセグメント10aよ
り掘進反力をとって掘進する作用については第1実施例
と同様のため説明を省略する。本実施例では直線トンネ
ル用円形セグメント10の外径L0 に対し、セグメント
の横方向(屈曲面内)の外径L2 を左右からE2 だけ小
さくした楕円形セグメント10bが使用されている。す
なわち、L0 −L2 =2E2 の関係にあることになる。
した、本発明の第2実施例を示す図で、「特願平6−2
12186」にて出願中の二段中折れシールド掘進機1
は次のように構成されている。中折れシールド掘進機1
に屈曲可能に装着されたカッター支持装置13の前端に
は、トンネル4を掘削するためのカッターヘッド3が回
転可能に装着されており、そのカッターヘッド3には半
径方向に出没自在にコピーカッタ5が装着されている。
カッター支持装置13に形成された凸形球面軸受17a
と、前シールド12の前端部に設置された凹形球面軸受
17bとにより球面軸受17が構成され、カッター支持
装置13と前シールド12とが屈曲自在に連結されてい
る。また、前シールド12の後端部に設置された凹形球
面軸受7aと後シールド6の前端部に設置された凸形球
面軸受7bとにより球面軸受7が構成され、前シールド
12と後シールド6とが屈曲自在に連結されている。従
って、カッター支持装置13は二つの球面軸受7と球面
軸受17とにより、後シールド6に対して屈曲中心O1
回りに13度7分、次に20度まで二段階に屈曲するこ
とができるため、急曲線トンネルの施工が可能である。
また、後シールド6の後端部には二段のワイヤブラシ1
1a,11bで構成されるワイヤブラシ11が装着され
ており、セグメント10bの外周面との間を止水してい
る。なお、後シールド6が最前端のセグメント10aよ
り掘進反力をとって掘進する作用については第1実施例
と同様のため説明を省略する。本実施例では直線トンネ
ル用円形セグメント10の外径L0 に対し、セグメント
の横方向(屈曲面内)の外径L2 を左右からE2 だけ小
さくした楕円形セグメント10bが使用されている。す
なわち、L0 −L2 =2E2 の関係にあることになる。
【0022】次に図2の作用について説明する。後シー
ルド6と前シールド12との間、および前シールド12
とカッタ支持装置13との間には、それぞれ図示されな
い公知のアーティキュレートジャッキが円周上等間隔に
複数個設置されており、この各アーティキュレートジャ
ッキの伸長量の差により、球面軸受7および球面軸受1
2により屈曲中心O1 のまわりで屈曲する。このように
屈曲した二段中折れシールド掘進機1は、後シールド6
に固定された図1と同様なシールドジャッキによりセグ
メント10bから掘進反力を得て、カッターヘッド3に
より地山を掘削しながら曲線トンネル4を掘進する。ま
た、O2 は屈曲トンネルの曲率中心で、曲線トンネル4
は一段中折れシールド掘進機に比べて小さい曲率Rで掘
削される。このように、急曲線トンネルの施工が可能に
なると、図1に記載したような、前テールクリアランス
G1 や後テールクリアランスG2 をより考慮する必要性
が生じてくる。また、曲線トンネル4を掘削するときに
は、カッターヘッド3の半径方向に出没自在なコピーカ
ッタ5により、シールド掘進機1の屈曲方向内側を余掘
りして二段中折れシールド掘進機1を掘進させている。
また、後シールド6の後端部においては図1と同様なワ
イヤブラシ11により楕円セグメント10bの外周面と
後シールド6の内面間を密封し、泥水等の侵入を防止し
ている。
ルド6と前シールド12との間、および前シールド12
とカッタ支持装置13との間には、それぞれ図示されな
い公知のアーティキュレートジャッキが円周上等間隔に
複数個設置されており、この各アーティキュレートジャ
ッキの伸長量の差により、球面軸受7および球面軸受1
2により屈曲中心O1 のまわりで屈曲する。このように
屈曲した二段中折れシールド掘進機1は、後シールド6
に固定された図1と同様なシールドジャッキによりセグ
メント10bから掘進反力を得て、カッターヘッド3に
より地山を掘削しながら曲線トンネル4を掘進する。ま
た、O2 は屈曲トンネルの曲率中心で、曲線トンネル4
は一段中折れシールド掘進機に比べて小さい曲率Rで掘
削される。このように、急曲線トンネルの施工が可能に
なると、図1に記載したような、前テールクリアランス
G1 や後テールクリアランスG2 をより考慮する必要性
が生じてくる。また、曲線トンネル4を掘削するときに
は、カッターヘッド3の半径方向に出没自在なコピーカ
ッタ5により、シールド掘進機1の屈曲方向内側を余掘
りして二段中折れシールド掘進機1を掘進させている。
また、後シールド6の後端部においては図1と同様なワ
イヤブラシ11により楕円セグメント10bの外周面と
後シールド6の内面間を密封し、泥水等の侵入を防止し
ている。
【0023】図2(A)のA−A断面である図2(B)
において、楕円セグメント10bの横方向(屈曲面内)
の外径L2 と後シールド6の内径φDとのクリアランス
は、屈曲方向左側(IN側)A2 と屈曲方向右側(OU
T側)B2 とを、ワイヤブラシ11の締め代が適正値に
なるようにとる。このときの楕円セグメント10bの横
方向外径L2 は、前記図7および図8にて記載した通
り、直線トンネル用円形セグメント10の外径L0 より
縮小させる必要がある。 そこで、外径L2 の円形セグ
メント10を使用すると、この円形セグメント10の縦
方向(屈曲方向と直角方向)の外径(二点鎖線で示すL
2 で、前記従来の技術を示す)と後シールド6の内径φ
DとのクリアランスC2 は、直線トンネル用円形セグメ
ント10の外径L0 のときの適正なクリアランスD2よ
り大きくなる。そのため、円形セグメント10の外径と
後シールド6の内径間のシール性能を低下させ、泥水等
が後シールド6内に侵入する問題があった。また、第1
実施例と同様に、円形セグメント10の外径をL0 から
L1 へ縮小する場合、縮小率に限界があり、楕円形セグ
メント10bの外周面と後シールド6内面との干渉によ
り、施工可能な曲線トンネルの曲率に限界がある。
において、楕円セグメント10bの横方向(屈曲面内)
の外径L2 と後シールド6の内径φDとのクリアランス
は、屈曲方向左側(IN側)A2 と屈曲方向右側(OU
T側)B2 とを、ワイヤブラシ11の締め代が適正値に
なるようにとる。このときの楕円セグメント10bの横
方向外径L2 は、前記図7および図8にて記載した通
り、直線トンネル用円形セグメント10の外径L0 より
縮小させる必要がある。 そこで、外径L2 の円形セグ
メント10を使用すると、この円形セグメント10の縦
方向(屈曲方向と直角方向)の外径(二点鎖線で示すL
2 で、前記従来の技術を示す)と後シールド6の内径φ
DとのクリアランスC2 は、直線トンネル用円形セグメ
ント10の外径L0 のときの適正なクリアランスD2よ
り大きくなる。そのため、円形セグメント10の外径と
後シールド6の内径間のシール性能を低下させ、泥水等
が後シールド6内に侵入する問題があった。また、第1
実施例と同様に、円形セグメント10の外径をL0 から
L1 へ縮小する場合、縮小率に限界があり、楕円形セグ
メント10bの外周面と後シールド6内面との干渉によ
り、施工可能な曲線トンネルの曲率に限界がある。
【0024】そのため本実施例においては、楕円形セグ
メント10bの横方向(屈曲方向)の最外長は適正なシ
ール締め代となるL2 とし、楕円セグメント10bの縦
方向(屈曲方向と直角方向)の最外長H2 は、直線トン
ネル用円形セグメント10の外径L0 のときの適正なク
リアランスD2 を保持させるためH2 =L0 とする。す
なわち、屈曲方向の長さL2 を短軸とし、屈曲方向と直
角方向の長さH2 (=L0 )を長軸とする楕円形セグメ
ント10bを用いる。この楕円形セグメント10bを使
用すれば、曲線施工時においても楕円形セグメント10
bの外径全周上において適正なシール締め代が得られる
ため、楕円形セグメント10bの外径と後シールド6の
内径間のシール性能が確保できる。また、従来の縮小円
形セグメント10に比べて曲線トンネルの曲率を縮小で
きることや、従来の縮小円形セグメント10に比べてコ
ピーカッタによる余掘り量を減少できることについては
第1実施例と同様である。その他についは、第1実施例
と同様であるため説明を省略する。
メント10bの横方向(屈曲方向)の最外長は適正なシ
ール締め代となるL2 とし、楕円セグメント10bの縦
方向(屈曲方向と直角方向)の最外長H2 は、直線トン
ネル用円形セグメント10の外径L0 のときの適正なク
リアランスD2 を保持させるためH2 =L0 とする。す
なわち、屈曲方向の長さL2 を短軸とし、屈曲方向と直
角方向の長さH2 (=L0 )を長軸とする楕円形セグメ
ント10bを用いる。この楕円形セグメント10bを使
用すれば、曲線施工時においても楕円形セグメント10
bの外径全周上において適正なシール締め代が得られる
ため、楕円形セグメント10bの外径と後シールド6の
内径間のシール性能が確保できる。また、従来の縮小円
形セグメント10に比べて曲線トンネルの曲率を縮小で
きることや、従来の縮小円形セグメント10に比べてコ
ピーカッタによる余掘り量を減少できることについては
第1実施例と同様である。その他についは、第1実施例
と同様であるため説明を省略する。
【0025】図3は図2の二段中折れシールド掘進機に
適用した、本発明の第3実施例を示す図で、図2と同じ
部品には同符号を付し、その構成と作用については説明
を省略する。本実施例では直線トンネル用円形セグメン
ト10の外径L0 に対し、異形セグメント10cの横方
向(屈曲方向面内)の最外長L3 を右側(OUT側)を
揃え、左側(IN側)のみE3 だけ縮小した異形セグメ
ント10cが使用されている。すなわち、L0 −L3 =
E3 の関係にあることになる。なお、図3の作用につい
ては、図2と同様のため説明を省略する。
適用した、本発明の第3実施例を示す図で、図2と同じ
部品には同符号を付し、その構成と作用については説明
を省略する。本実施例では直線トンネル用円形セグメン
ト10の外径L0 に対し、異形セグメント10cの横方
向(屈曲方向面内)の最外長L3 を右側(OUT側)を
揃え、左側(IN側)のみE3 だけ縮小した異形セグメ
ント10cが使用されている。すなわち、L0 −L3 =
E3 の関係にあることになる。なお、図3の作用につい
ては、図2と同様のため説明を省略する。
【0026】図3(A)のA−A断面である図3(B)
において、異形セグメント10cの横方向(屈曲方向面
内)の外径L3 と後シールド6の内径φDとのクリアラ
ンスは、屈曲方向左側(IN側)A3 と屈曲方向右側
(OUT側)B3 とを、ワイヤブラシ11の締め代が適
正値になるようにとる。このときの異形セグメント10
cの横方向最外長L3 は、前記図7および図8にて記載
した通り、直線トンネル用円形セグメント10の外径L
0 より縮小させる必要がある。そこで、外径L3 の円形
セグメント10を使用すると、この円形セグメント10
の縦方向(屈曲方向と直角方向)の外径(二点鎖線で示
すL3 で、前記従来の技術を示す)と後シールド6の内
径φDとのクリアランスC3 は、直線トンネル用円形セ
グメント10の外径L0 のときの適正なクリアランスD
3より大きくなる。そのため、円形セグメント10の外
径と後シールド6の内径間のシール性能を低下させ、泥
水等が後シールド6内に侵入する問題があった。また、
第1実施例と同様に、円形セグメント10の外径をL0
からL1 へ縮小する場合、縮小率に限界があり、縮小セ
グメントの外周面と後シールド6内面との干渉により、
施工可能な曲線トンネルの曲率に限界がある。その他に
ついは、第1実施例と同様であるため説明を省略する。
において、異形セグメント10cの横方向(屈曲方向面
内)の外径L3 と後シールド6の内径φDとのクリアラ
ンスは、屈曲方向左側(IN側)A3 と屈曲方向右側
(OUT側)B3 とを、ワイヤブラシ11の締め代が適
正値になるようにとる。このときの異形セグメント10
cの横方向最外長L3 は、前記図7および図8にて記載
した通り、直線トンネル用円形セグメント10の外径L
0 より縮小させる必要がある。そこで、外径L3 の円形
セグメント10を使用すると、この円形セグメント10
の縦方向(屈曲方向と直角方向)の外径(二点鎖線で示
すL3 で、前記従来の技術を示す)と後シールド6の内
径φDとのクリアランスC3 は、直線トンネル用円形セ
グメント10の外径L0 のときの適正なクリアランスD
3より大きくなる。そのため、円形セグメント10の外
径と後シールド6の内径間のシール性能を低下させ、泥
水等が後シールド6内に侵入する問題があった。また、
第1実施例と同様に、円形セグメント10の外径をL0
からL1 へ縮小する場合、縮小率に限界があり、縮小セ
グメントの外周面と後シールド6内面との干渉により、
施工可能な曲線トンネルの曲率に限界がある。その他に
ついは、第1実施例と同様であるため説明を省略する。
【0027】そのため本実施例においては、異形セグメ
ント10cの横方向(屈曲方向面内)の最外長は適正な
シール面圧となるL3 とし、セグメント10の縦方向
(屈曲方向と直角方向)の外径H3 は、直線トンネル用
円形セグメント10の外径L0のときの適正なクリアラ
ンスD3 を保持させるためH3 =L0 とする。すなわ
ち、異形セグメント10cの横方向の右側(OUT側)
のL31部は半径R3 の円弧部とし、横方向の左側(IN
側)は短軸半径がL32で、長軸が異形セグメント10c
の縦方向(屈曲方向と直角方向)の最外長H3 (=L0
)の半楕円部とする異形セグメント10cを用いる。
この異形セグメント10cを使用すれば、曲線施工時に
おいて異形セグメント10cの外径全周上において適正
なシール面圧が得られるため、異形セグメント10cの
外径と後シールド6の内径間のシール性能が向上する。
また、従来の縮小円形セグメント10に比べて屈曲トン
ネルの曲率を縮小できること、および従来の縮小円形セ
グメント10に比べてコピーカッタによる余掘り量を減
少できることについては第1実施例と同様である。その
他についは、第2実施例と同様であるため説明を省略す
る。
ント10cの横方向(屈曲方向面内)の最外長は適正な
シール面圧となるL3 とし、セグメント10の縦方向
(屈曲方向と直角方向)の外径H3 は、直線トンネル用
円形セグメント10の外径L0のときの適正なクリアラ
ンスD3 を保持させるためH3 =L0 とする。すなわ
ち、異形セグメント10cの横方向の右側(OUT側)
のL31部は半径R3 の円弧部とし、横方向の左側(IN
側)は短軸半径がL32で、長軸が異形セグメント10c
の縦方向(屈曲方向と直角方向)の最外長H3 (=L0
)の半楕円部とする異形セグメント10cを用いる。
この異形セグメント10cを使用すれば、曲線施工時に
おいて異形セグメント10cの外径全周上において適正
なシール面圧が得られるため、異形セグメント10cの
外径と後シールド6の内径間のシール性能が向上する。
また、従来の縮小円形セグメント10に比べて屈曲トン
ネルの曲率を縮小できること、および従来の縮小円形セ
グメント10に比べてコピーカッタによる余掘り量を減
少できることについては第1実施例と同様である。その
他についは、第2実施例と同様であるため説明を省略す
る。
【0028】図4は本発明に係る第4実施例の異形セグ
メント10dの外径を示す図で、図3(B)に相当する
図である。図4において、異形セグメント10dの横方
向(屈曲方向面内)の外径L4 と後シールド6の内径φ
Dとのクリアランスは、屈曲方向左側(IN側)A4 と
屈曲方向右側(OUT側)B4 とを、ワイヤブラシ11
の締め代が適正値になるようにとる。このときの異形セ
グメント10dの横方向外径L4 は、前記図7および図
8にて記載した通り、直線トンネル用円形セグメント1
0の外径L0 より縮小させる必要がある。そこで、前記
異形セグメント10dの外径が横方向外径L4 の円形セ
グメント10を使用すると、この円形セグメント10の
縦方向(屈曲方向と直角方向)の外径(二点鎖線で示す
L4 で、前記従来の技術を示す)と後シールド6の内径
φDとのクリアランスC4 は、直線トンネル用円形セグ
メント10の外径L0 のときの適正なクリアランスD4
より大きくなる。そのため、図2と同様に、異形セグメ
ント10dの外径と後シールド6の内径間のシール性能
を低下させ、泥水等が後シールド6内に侵入したり、ま
た異形セグメント10dの外径をL0 からL1 へ縮小す
る場合、縮小率に限界があり、異形セグメント10dの
外周面と後シールド6内面との干渉により、施工可能な
曲線トンネルの曲率に限界がある。
メント10dの外径を示す図で、図3(B)に相当する
図である。図4において、異形セグメント10dの横方
向(屈曲方向面内)の外径L4 と後シールド6の内径φ
Dとのクリアランスは、屈曲方向左側(IN側)A4 と
屈曲方向右側(OUT側)B4 とを、ワイヤブラシ11
の締め代が適正値になるようにとる。このときの異形セ
グメント10dの横方向外径L4 は、前記図7および図
8にて記載した通り、直線トンネル用円形セグメント1
0の外径L0 より縮小させる必要がある。そこで、前記
異形セグメント10dの外径が横方向外径L4 の円形セ
グメント10を使用すると、この円形セグメント10の
縦方向(屈曲方向と直角方向)の外径(二点鎖線で示す
L4 で、前記従来の技術を示す)と後シールド6の内径
φDとのクリアランスC4 は、直線トンネル用円形セグ
メント10の外径L0 のときの適正なクリアランスD4
より大きくなる。そのため、図2と同様に、異形セグメ
ント10dの外径と後シールド6の内径間のシール性能
を低下させ、泥水等が後シールド6内に侵入したり、ま
た異形セグメント10dの外径をL0 からL1 へ縮小す
る場合、縮小率に限界があり、異形セグメント10dの
外周面と後シールド6内面との干渉により、施工可能な
曲線トンネルの曲率に限界がある。
【0029】そのため、異形セグメント10dの縦方向
(屈曲方向と直角方向)の外径H4は、直線トンネル用
円形セグメント10の外径L0 のときの適正なクリアラ
ンスD4 を保持させるためH4 =L0 とする。また、異
形セグメント10dの横方向の右側(OUT側)と左側
(IN側)とを半径R4 の円弧部とし、異形セグメント
10dの縦方向(屈曲方向と直角方向)最外長がH4
(=L0 )になるように、前記異形セグメント10dの
横方向の右側(OUT側)と左側(IN側)との各円弧
部を滑らかに接合した異形セグメント10dを用いる。
この異形セグメント10dを使用すれば、曲線施工時に
おいて異形セグメント10dの外径全周上において適正
なシール締め代が得られるため、異形セグメント10d
の外径と後シールド6の内径間のシール性能が向上す
る。また、従来の縮小円形セグメント10に比べて曲線
トンネルの曲率を縮小できること、および従来の縮小円
形セグメント10に比べてコピーカッタによる余掘り量
を減少できることについては第1実施例と同様である。
その他についは、第2実施例と同様であるため説明を省
略する。以上、第1実施例〜第4実施例においては、左
右方向へ屈曲する曲線トンネルの施工について説明した
が、上下方向へ屈曲する曲線トンネルの施工についても
全く同様であるため説明を省略する。
(屈曲方向と直角方向)の外径H4は、直線トンネル用
円形セグメント10の外径L0 のときの適正なクリアラ
ンスD4 を保持させるためH4 =L0 とする。また、異
形セグメント10dの横方向の右側(OUT側)と左側
(IN側)とを半径R4 の円弧部とし、異形セグメント
10dの縦方向(屈曲方向と直角方向)最外長がH4
(=L0 )になるように、前記異形セグメント10dの
横方向の右側(OUT側)と左側(IN側)との各円弧
部を滑らかに接合した異形セグメント10dを用いる。
この異形セグメント10dを使用すれば、曲線施工時に
おいて異形セグメント10dの外径全周上において適正
なシール締め代が得られるため、異形セグメント10d
の外径と後シールド6の内径間のシール性能が向上す
る。また、従来の縮小円形セグメント10に比べて曲線
トンネルの曲率を縮小できること、および従来の縮小円
形セグメント10に比べてコピーカッタによる余掘り量
を減少できることについては第1実施例と同様である。
その他についは、第2実施例と同様であるため説明を省
略する。以上、第1実施例〜第4実施例においては、左
右方向へ屈曲する曲線トンネルの施工について説明した
が、上下方向へ屈曲する曲線トンネルの施工についても
全く同様であるため説明を省略する。
【0030】その他、セグメント10e,10fの外形
については、左右方向の曲線トンネルを施工するときに
は、図5(A)に示すように、上方を半径R5a、下方を
半径R5aとし、それらを直線で接合する単純な形状で左
右方向を偏平にしたり、また、上下方向の曲線トンネル
を施工するときには、図5(B)に示すように、左右方
向の左側(IN側)を半径R5b、右側(OUT側)を半
径R5cとし、その間を滑らかに接合する形状で上下方向
を偏平にしたりすることもできる。なお、図5(A)は
左右方向を偏平にし、図5(B)は上下方向を偏平にし
た実施例であるが、これらはそれぞれ90度回転させる
ことにより、図5(A)は上下方向の曲線トンネルの施
工に、図5(B)は左右方向の曲線トンネルの施工にも
適用できる。
については、左右方向の曲線トンネルを施工するときに
は、図5(A)に示すように、上方を半径R5a、下方を
半径R5aとし、それらを直線で接合する単純な形状で左
右方向を偏平にしたり、また、上下方向の曲線トンネル
を施工するときには、図5(B)に示すように、左右方
向の左側(IN側)を半径R5b、右側(OUT側)を半
径R5cとし、その間を滑らかに接合する形状で上下方向
を偏平にしたりすることもできる。なお、図5(A)は
左右方向を偏平にし、図5(B)は上下方向を偏平にし
た実施例であるが、これらはそれぞれ90度回転させる
ことにより、図5(A)は上下方向の曲線トンネルの施
工に、図5(B)は左右方向の曲線トンネルの施工にも
適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の構成によ
れば次のような効果が得られる。 (1)トンネル施工計画線と直交するセグメント断面の
外形を、楕円形断面、または曲率中心と反対側部分を半
円とし、曲率中心側部分をこの半円に滑らかに連続する
曲線で形成される偏平形状、あるいは二つの円弧を滑ら
かに接続する偏平形状等に形成して、後シールド内径面
とセグメント外周面間に適正なシールクリアランスを確
保するように形成すれば、簡単な形状により後シールド
内径面全周にわたり良好なシール性を確保すると共に、
シールの耐久性も向上することができる。また、後シー
ルドに複数個のシールを設置する場合には、最前端のシ
ールと最後端のシールとのほぼ中間位置で、シールクリ
アランスを適正値に設定するようにすれば、全シールの
シール性と耐久性を平均的に保障することができる。 (2)トンネル施工計画線と直交するセグメント断面の
外形を、後シールド内径面とセグメント外周面間に適正
なシールクリアランスを確保するように形成したので、
従来の縮小円形セグメントに比べて、施工可能な曲線ト
ンネルの曲率を小さくすることができる。また、曲線ト
ンネルの曲率が同じであれば、余掘り量を減少させるこ
とができる。
れば次のような効果が得られる。 (1)トンネル施工計画線と直交するセグメント断面の
外形を、楕円形断面、または曲率中心と反対側部分を半
円とし、曲率中心側部分をこの半円に滑らかに連続する
曲線で形成される偏平形状、あるいは二つの円弧を滑ら
かに接続する偏平形状等に形成して、後シールド内径面
とセグメント外周面間に適正なシールクリアランスを確
保するように形成すれば、簡単な形状により後シールド
内径面全周にわたり良好なシール性を確保すると共に、
シールの耐久性も向上することができる。また、後シー
ルドに複数個のシールを設置する場合には、最前端のシ
ールと最後端のシールとのほぼ中間位置で、シールクリ
アランスを適正値に設定するようにすれば、全シールの
シール性と耐久性を平均的に保障することができる。 (2)トンネル施工計画線と直交するセグメント断面の
外形を、後シールド内径面とセグメント外周面間に適正
なシールクリアランスを確保するように形成したので、
従来の縮小円形セグメントに比べて、施工可能な曲線ト
ンネルの曲率を小さくすることができる。また、曲線ト
ンネルの曲率が同じであれば、余掘り量を減少させるこ
とができる。
【図1】一段中折れシールド掘進機に適用した、本発明
に係る曲線トンネル施工用セグメントの第1実施例を示
す図で、(A)は縦断面図、(B)は横断面図である。
に係る曲線トンネル施工用セグメントの第1実施例を示
す図で、(A)は縦断面図、(B)は横断面図である。
【図2】二段中折れシールド掘進機に適用した、本発明
に係る曲線トンネル施工用セグメントの第2実施例を示
す図で、(A)は縦断面図、(B)は横断面図である。
に係る曲線トンネル施工用セグメントの第2実施例を示
す図で、(A)は縦断面図、(B)は横断面図である。
【図3】二段中折れシールド掘進機に適用した、本発明
に係る曲線トンネル施工用セグメントの第3実施例を示
す図で、(A)は縦断面図、(B)は横断面図である。
に係る曲線トンネル施工用セグメントの第3実施例を示
す図で、(A)は縦断面図、(B)は横断面図である。
【図4】本発明に係る屈曲トンネル施工用セグメントの
第4実施例を示す横断面図である。
第4実施例を示す横断面図である。
【図5】本発明に係る曲線トンネル施工用セグメントの
その他の実施例を示す横断面で、(A)は左右方向に偏
平な曲線トンネル施工用セグメントの横断面図、(B)
は上下方向に偏平な曲線トンネル施工用セグメントの横
断面図である。
その他の実施例を示す横断面で、(A)は左右方向に偏
平な曲線トンネル施工用セグメントの横断面図、(B)
は上下方向に偏平な曲線トンネル施工用セグメントの横
断面図である。
【図6】本発明に係る曲線トンネル施工用セグメントの
外形を決定するための原理を示す図で、(A)は直進施
工時の縦断面図、(B)は曲線施工時の縦断面図であ
る。
外形を決定するための原理を示す図で、(A)は直進施
工時の縦断面図、(B)は曲線施工時の縦断面図であ
る。
【図7】図6における横断面図を示す図で、(A)は図
6(B)におけるP矢視図、(B)は図6(B)におけ
るQ矢視図である。
6(B)におけるP矢視図、(B)は図6(B)におけ
るQ矢視図である。
【図8】従来の技術を示す図である。
1・・中折れシールド掘進機、 2・・前シールド、
3・・カッターヘッド、 4・・曲線トンネル、
5・・コピーカッタ、 6・・後シールド、
6a・・ブラケット、 7,17・・球面軸受、
7b,17a・・凸形球面軸受、 7a,17b・・
凹形球面軸受、 8・・シールドジャッキ、 8a・
・ピストンロッド、 9・・スプレッダ、 10・
・円形セグメント 10a・・最前端セグメント、
10b・・楕円形セグメント、10c,10d,10
e,10f・・異形セグメント、 11・・ワイヤブ
ラシ、 11a・・一段ワイヤブラシ、 11b・
・二段ワイヤブラシ、12・・前シールド、 13・
・カッタヘッド支持装置。
3・・カッターヘッド、 4・・曲線トンネル、
5・・コピーカッタ、 6・・後シールド、
6a・・ブラケット、 7,17・・球面軸受、
7b,17a・・凸形球面軸受、 7a,17b・・
凹形球面軸受、 8・・シールドジャッキ、 8a・
・ピストンロッド、 9・・スプレッダ、 10・
・円形セグメント 10a・・最前端セグメント、
10b・・楕円形セグメント、10c,10d,10
e,10f・・異形セグメント、 11・・ワイヤブ
ラシ、 11a・・一段ワイヤブラシ、 11b・
・二段ワイヤブラシ、12・・前シールド、 13・
・カッタヘッド支持装置。
Claims (7)
- 【請求項1】 シールド掘進機により掘削されたトンネ
ルを覆工すると共に、シールド掘進機の掘進反力受けと
なるセグメントにおいて、曲線トンネル施工時に前記シ
ールド掘進機の後シールド内径部に設置され、この後シ
ールド内径部とセグメント外周面間を密封するシールの
適正な締め代を確保するために、後シールド内面とセグ
メント外周面間に適正なシールクリアランスを確保する
ための外形に形成することを特徴とする曲線トンネル施
工用セグメント。 - 【請求項2】 請求項1記載の曲線トンネル施工用セグ
メントにおいて、トンネル施工計画線と直交するセグメ
ント断面の外形を、シールド掘進機が屈曲する方向に短
軸を有し、屈曲する方向と直角方向に長軸を有する楕円
形状とすることを特徴とする曲線トンネル施工用セグメ
ント。 - 【請求項3】 請求項1記載の曲線トンネル施工用セグ
メントにおいて、トンネル施工計画線と直交するセグメ
ント断面の外形を、曲線トンネルの曲率中心と反対側の
部分を半円とし、曲線トンネルの曲率中心側部分をこの
半円に滑らかに連続する曲線、または円弧で形成され、
シールド掘進機が屈曲する方向の最大長が、屈曲する方
向と直角方向の最大長より短かくなるような偏平形状と
することを特徴とする曲線トンネル施工用セグメント。 - 【請求項4】 請求項1記載の曲線トンネル施工用セグ
メントにおいて、トンネル施工計画線と直交するセグメ
ント断面の外形を、曲線トンネルの曲率中心と反対側の
部分を曲線、または曲線トンネルの曲率中心側に中心を
有する円弧とし、一方曲線トンネルの曲率中心側の部分
を曲線、または曲線トンネルの曲率中心と反対側に中心
を有する円弧とし、かつそれらの曲線または円弧を滑ら
かに接続する曲線または円弧で形成され、シールド掘進
機が屈曲する方向の最大長が屈曲する方向と直角方向の
最大長より短かい偏平形状とすることを特徴とする曲線
トンネル施工用セグメント。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4の少なくともいずれ
か一つに記載の曲線トンネル施工用セグメントにおい
て、トンネル施工計画線と直交するセグメント断面の外
形を、後シールド内面とセグメント外周面とのクリアラ
ンスを直進施工時とほぼ同一にすることを特徴とする曲
線トンネル施工用セグメント。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項4の少なくともいずれ
か一つに記載の曲線トンネル施工用セグメントにおい
て、曲線トンネルの曲率中心側のセグメント外周面と後
シールド内面との隙間、および曲線トンネルの曲率中心
と反対側のセグメント外周面と後シールド内面との隙間
を、最前部のセグメント外周面と後シールド内面との干
渉、および後シールド内面後端部とセグメント外周面と
の干渉を考慮し、かつ後シールドに装着されたシールの
適正な締め代を考慮して設定することを特徴とする曲線
トンネル施工用セグメント。 - 【請求項7】 請求項2〜請求項4の少なくともいずれ
か一つに記載の曲線トンネル施工用セグメントにおい
て、請求項5および請求項6のクリアランスを、最前端
のシールと最後端のシールとのほぼ中間位置で適正クリ
アランスにすることを特徴とする曲線トンネル施工用セ
グメント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6335141A JPH08177391A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 曲線トンネル施工用セグメント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6335141A JPH08177391A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 曲線トンネル施工用セグメント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08177391A true JPH08177391A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18285223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6335141A Pending JPH08177391A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 曲線トンネル施工用セグメント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08177391A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104121026A (zh) * | 2014-06-30 | 2014-10-29 | 河南理工大学 | 矿井巷道复合支护结构 |
| JP2021107620A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | 川崎重工業株式会社 | シールド掘進機取扱方法 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP6335141A patent/JPH08177391A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104121026A (zh) * | 2014-06-30 | 2014-10-29 | 河南理工大学 | 矿井巷道复合支护结构 |
| JP2021107620A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | 川崎重工業株式会社 | シールド掘進機取扱方法 |
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