JPH08178562A - 二相流体ループ式排熱システム - Google Patents

二相流体ループ式排熱システム

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JPH08178562A
JPH08178562A JP6316486A JP31648694A JPH08178562A JP H08178562 A JPH08178562 A JP H08178562A JP 6316486 A JP6316486 A JP 6316486A JP 31648694 A JP31648694 A JP 31648694A JP H08178562 A JPH08178562 A JP H08178562A
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JP
Japan
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heat
liquid
temperature
phase fluid
working fluid
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JP6316486A
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English (en)
Inventor
Masao Furukawa
正夫 古川
Haruaki Itagaki
春昭 板垣
Minoru Komori
實 小森
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Toshiba Corp
National Space Development Agency of Japan
Original Assignee
Toshiba Corp
National Space Development Agency of Japan
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、小形・軽量化の促進を図ると共
に、高精度な熱制御を実現し得るようにすることにあ
る。 【構成】放熱面12の面積が可変設定自在な放熱部12
を二相流体ループに設けて、この放熱部12の後段に混
合器13を設け、混合器13で蒸発部10の余剰液と放
熱部12からの凝縮液を混合して、この混合液の温度と
アキュムレータ14の飽和温度とに基づいて放熱部12
の放熱面12aの面積を制御するように構成し、所期の
目的を達成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば人工衛星を含
む宇宙航行体の熱制御に用いるのに好適する二相流体ル
ープ式排熱システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、宇宙開発の分野においては、大形
の宇宙航行体を用いて搭載機器の大形化と共に、搭載機
器の多種類化を実現しようとしている。このような宇宙
航行体にあっては、その搭載機器を含む発熱体からの総
発熱量が数十kwに及ぶうえ、その温度制御範囲が複
雑、かつ多岐に亙る高精度な温度制御が必要となること
で、在来のヒ―トパイプや、サ―マルル―バを用いた排
熱装置では対応が困難なため、多量の熱量を効率的に温
度制御可能な排熱システムが要請される。
【0003】上記排熱システムとしては、発熱体の周囲
に作動流体を循環させて該作動流体の相変化を利用して
熱量を熱輸送して熱制御する二相式の液体ル―プを用い
る二相流体ループ式が有効であると考えられている。こ
の二相流体ループ式排熱システムは、その構成上、少な
い量の作動流体を用いて効果的な熱輸送が可能なもの
で、発熱体の搭載される蒸発部と宇宙空間に配設される
放熱用の放熱部とを液路及び蒸気路で形成される二相流
体ループで連結する。そして、このような排熱システム
は、二相流体ループの放熱部の後段には、温度設定用の
アキュムレータ及び循環ポンプが順に配設され、その循
環ポンプで作動流体をループ内に循環移送すると共に、
そのアキュムレータでループ圧力を設定することによ
り、発熱体の熱制御温度値が決定される。
【0004】ところで、このような二相流体ループ式排
熱システムは、蒸発部に供給される作動流体としては、
理論上、蒸発部で取得する発熱体(搭載機器)の発熱量
に応じた量を供給すれば良いものであるが、実際には、
部分的な過熱等が発生することで、所望の排熱特性を確
保するために、多少多めの作動流体の供給が必要とされ
る。しかし、このように多めの作動流体を供給するよう
に構成した場合、特に宇宙空間(微小重力環境)で使用
すると、余分な作動流体が蒸発部の蒸発面における液膜
が必要以上に厚くなり、結果として、排熱特性が低下さ
れるという問題を有する。
【0005】そこで、宇宙空間で使用する二相流体ルー
プ式排熱システムにおいては、蒸発部に気液分離機能を
有し、排熱量相当以上の作動流体を供給しても、その蒸
発面には、必要量のみが供給され、その出口で蒸気と余
剰液が分離されて出力可能に構成する方法が採られる。
この方法にあっては、蒸発部の余剰液と蒸気を、それぞ
れサブクーラと放熱部で冷却した後、二相流体ループに
配設される循環ポンプの前段で合流させて、再び、蒸発
部に導く必要がある。
【0006】ところが、上記二相流体ループ式排熱シス
テムでは、蒸気の排熱を行う放熱部と、さらに余剰液を
冷却するサブクーラを備え、しかもこれら放熱部及びサ
ブクーラの排熱特性を発熱体の発熱量に応じて制御する
ように構成しなければならないために、その構成が非常
に複雑となるうえ、大形で、重量が重くなるという問題
を有する。係る問題は、特に、高精度化及び軽量化の要
求される宇宙開発の分野において、重大である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の二相流体ループ式排熱システムでは、構成が複雑な
うえ、大形で、重量が重くなるという問題を有する。こ
の発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、構成簡易
にして、小形・軽量化の促進を図り得、且つ高精度な熱
制御を実現し得るようにした二相流体ループ式排熱シス
テムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、作動流体が
移送される液路と、気体が移送される蒸気路とで形成さ
れ、前記作動流体の相変化を利用して吸熱・熱輸送を行
う二相流体ループと、前記二相流体ループの液路と蒸気
路との間に配設され、発熱体の熱量を前記作動流体を介
して吸収する蒸発部と、前記二相流体ループの蒸気路と
液路との間に配設され、前記熱量を吸収した作動流体を
凝縮して熱量を排熱するものであって、放熱面が可変調
整自在に設けられた放熱部と、この放熱部の後段に配設
され、前記二相流体ループの圧力を設定するアキュムレ
ータと、前記蒸発部に供給された作動流体の余剰液と前
記放熱部で凝縮された凝縮液が導かれ、前記余剰液及び
凝縮液を混合する混合手段と、この混合手段で混合した
混合液の温度を検出する温度検出手段と、前記アキュム
レータ内の温度と前記温度検出手段で検出した温度に基
づいて前記放熱部の放熱面積を設定する制御手段とを備
えて二相流体ループ式排熱システムを構成したものであ
る。
【0009】
【作用】上記構成によれば、制御手段は、混合手段から
出力される作動流体の温度値とアキュムレータの温度に
基づいて放熱部の放熱面積を設定することにより、混合
手段からの作動流体の温度を所定の値に設定する。これ
により、蒸発部に対して排熱量相当以上の作動流体が安
定して供給され、高精度で安定した熱制御が可能とな
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。第1図はこの発明の一実施例に
係る二相流体ループ式排熱システムを示すもので、蒸発
部10は、例えば2個が並列に配設され、図示しない発
熱体の熱量を作動流体を介して吸収する。この蒸発部1
0は、その入力側に二相流体ループの液路11aの一端
が接続され、その蒸気出口側には、放熱部12の入力側
が二相流体ループの蒸気路11bを介して連結される。
放熱部12は、例えば複数の放熱面12aが展開駆動部
12bを介して折畳み展開自在に設けられ、この展開駆
動部12bを介して放熱面が折畳み展開される。この放
熱部12の凝縮液出口側には、混合器13が凝縮液路1
1cを介して接続される。
【0011】混合器13は、図2に示すように第1及び
第2の管路13a,13bが同軸状に配設された二重管
構造部を有し、その第1の管路13aには、上記放熱部
12の凝縮液出口側が凝縮液路11cを介して接続され
る。他方、第2の管路13bには、蒸気部10の余剰液
出口側が余剰液路11dを介して接続される。そして、
この二重間構造部の後段には、混合部13cが設けられ
る。この混合部13cの出口側には、アキュムレータ1
4及び循環ポンプ15が順に接続され、入力した凝縮液
及び余剰液を混合してアキュムレータ14を介して循環
ポンプ15に出力する。そして、この循環ポンプ15の
出力側には、上記液路11aの他端に接続される。循環
ポンプ15は、混合器13からの混合液(作動流体)を
二相流体ループの液路11aを介して上記蒸発部10に
所定量(蒸発部10に設置される図示しない発熱体の排
熱量相当以上の量)を供給する。
【0012】アキュムレータ14は、飽和蒸気層14a
及び飽和液層14bで構成され、図示しない制御部を介
して動作制御されて二相流体ループの内部圧力を調整
し、システムの熱制御温度を設定する。
【0013】また、混合器13の出口側には、第1の温
度検出センサ13dが設けられ(図2参照)、この第1
の温度検出センサ13dの出力端には、制御部16の一
方の入力端が接続される。制御部16は、その他方の入
力端に第2の温度検出センサ14cの出力端が接続され
る。第2の温度検出センサ14cは、上記アキュムレー
タ14に配設され、該アキュムレータ14の設定圧力に
対応する飽和温度を検出して制御部16に出力する。
【0014】制御部16は、第1及び第2の温度検出セ
ンサ13d,14cの検出値を比較して展開駆動信号を
生成し、展開駆動部12bに出力する。展開駆動部12
bは、展開駆動信号に基づいて混合器13からの混合液
(作動流体)が所定の温度となるように放熱部12の放
熱面12aの面積を可変設定する。
【0015】上記構成により、蒸発部10には、上記発
熱体(図示せず)の排熱量相当以上の量の作動流体が循
環ポンプ15を介して供給される。作動流体は、蒸発部
10の蒸発面に液膜を形成し、発熱体(図示せず)の発
熱を吸収して蒸発し、二相流体ループの蒸気路11bを
通って放熱部12に熱輸送される。放熱部12は、作動
流体の蒸気を凝縮して、その放熱面12aより熱量を放
熱する。この放熱部12からの凝縮液は、混合器13の
第1の管路13aに導かれる。同時に、混合器13の第
2の管路1b3には、蒸発部10に供給された作動流体
のうえ余剰液が導かれる。混合器13は、その混合部1
3cで凝縮液及び余剰液を混合して、その混合液を二相
流体ループの液路に出力する。混合液は、循環ポンプ1
5に導かれて、該循環ポンプ15を介して排熱量相当以
上の量の作動流体が蒸発部10に移送循環される。
【0016】同時に、第1及び第2の温度検出センサ1
3d,14cは、混合液温度及びアキュムレータ14の
飽和温度を検出して、その検出信号をそれぞれ制御部1
6に出力する。制御部16は、これら第1及び第2の温
度検出センサ13d,14cの検出値を比較して、予め
設定される設定値に基づいて展開駆動信号を生成し、展
開駆動部12bに出力する。展開駆動部12bは、展開
駆動信号に基づいて混合器13からの混合液(作動流
体)が所定の温度となるように放熱部12の放熱面12
aの面積を可変設定する。例えば、混合液温度が上昇し
過ぎたと判定した場合には、放熱部12の放熱面12a
の面積を広く採り、凝縮液温度を低下させて、混合液温
度を所定の値に設定する。
【0017】このように、上記二相流体ループ式排熱シ
ステムは、放熱面12の面積が可変設定自在な放熱部1
2を二相流体ループに設けて、この放熱部12の後段に
混合器13を設け、混合器13で蒸発部10の余剰液と
放熱部12からの凝縮液を混合して、この混合液の温度
とアキュムレータ14の飽和温度とに基づいて放熱部1
2の放熱面12aの面積を制御するように構成した。
【0018】これによれば、放熱部12の放熱面12a
の面積を可変設定するだけで、蒸発部10に対して排熱
量相当以上の作動流体が安定して供給することが可能と
なり、発熱体(図示せず)からの安定した熱吸収が容易
に実現され、しかも、ポンプキャビテーションの防止が
確実に図れ、安定した高精度な熱制御が容易に実現され
る。
【0019】なお、上記実施例では、放熱部12とし
て、複数の放熱面12aを折畳み展開自在に形成して、
放熱面12aの面積を可変設定するように構成した場合
で説明したが、これに限ることなく、例えば複数の放熱
面を並設して、これらに対して作動流体流路を切替制御
することにより、放熱面面積を可変設定するように構成
することも可能である。
【0020】また、上記実施では、アキュムレータ14
の飽和温度を測定して二相流体ループの液路11aの作
動液温度を測定するように構成したが、これに限ること
なく、アキュムレータ14の内部圧力を検出して、この
内部圧力に基づいて飽和温度を求めるように構成するこ
とも可能である。よって、この発明は上記実施例に限る
ことなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形を実施し得ることは勿論のことである。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、小形・軽量化の促進を図り得、且
つ高精度な熱制御を実現し得るようにした二相流体ルー
プ式排熱システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る二相流体ループ式排
熱システムを示した図。
【図2】図1の混合器の詳細を示した図。
【符号の説明】
10…蒸発部。 11a…液路。 11b…蒸気路。 11c…凝縮液路。 11d…余剰液路。 12…放熱部。 12a…放熱面。 12b…展開駆動部。 13…混合器。 13a,13b…第1及び第2の管路。 13c…混合部。 13d,14c…第1及び第2の温度検出センサ。 14…アキュムレータ。 14a…飽和蒸気層。 14b…飽和液層。 15…循環ポンプ。 16…制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 實 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体が移送される液路と、気体が移
    送される蒸気路とで形成され、前記作動流体の相変化を
    利用して吸熱・熱輸送を行う二相流体ループと、 前記二相流体ループの液路と蒸気路との間に配設され、
    発熱体の熱量を前記作動流体を介して吸収する蒸発部
    と、 前記二相流体ループの蒸気路と液路との間に配設され、
    前記熱量を吸収した作動流体を凝縮して熱量を排熱する
    ものであって、放熱面が可変調整自在に設けられた放熱
    部と、 この放熱部の後段に配設され、前記二相流体ループの圧
    力を設定するアキュムレータと、 前記蒸発部に供給された作動流体の余剰液と前記放熱部
    で凝縮された凝縮液が導かれ、前記余剰液及び凝縮液を
    混合する混合手段と、 この混合手段で混合した混合液の温度を検出する温度検
    出手段と、 前記アキュムレータ内の温度と前記温度検出手段で検出
    した温度に基づいて前記放熱部の放熱面積を設定する制
    御手段とを具備した二相流体ループ式排熱システム。
  2. 【請求項2】 前記アキュムレータの温度は、該アキュ
    ムレータ内の圧力に基づいて求めてなることを特徴とす
    る請求項1記載の二相流体ループ式排熱システム。
JP6316486A 1994-12-20 1994-12-20 二相流体ループ式排熱システム Pending JPH08178562A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008222210A (ja) * 2007-02-26 2008-09-25 Thales 宇宙船に搭載される熱制御装置
WO2022230129A1 (ja) * 2021-04-28 2022-11-03 三菱電機株式会社 冷却装置および宇宙構造物
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CN120769969A (zh) * 2023-03-09 2025-10-10 日立能源有限公司 泵送两相冷却系统

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