JPH0933180A - 二相流体ループ式排熱システム - Google Patents
二相流体ループ式排熱システムInfo
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- JPH0933180A JPH0933180A JP18550295A JP18550295A JPH0933180A JP H0933180 A JPH0933180 A JP H0933180A JP 18550295 A JP18550295 A JP 18550295A JP 18550295 A JP18550295 A JP 18550295A JP H0933180 A JPH0933180 A JP H0933180A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、高効率な熱制御を実現し得るよう
にして、信頼性の向上を図ることにある。 【解決手段】蒸発部10〜12の液入力側の二相流体ル
ープの液ろ13aに作動液流入量調整器17〜19を配
設し、且つ蒸発部10〜12の蒸気出力側の二相流体ル
ープの蒸気路13bに流量抵抗調整器17〜19を配設
して、蒸発部10〜12で熱制御する発熱体14〜16
の制御温度に応じて、蒸発部10〜12からの蒸気が導
かれる蒸気路13bの流量抵抗値を可変設定するように
構成したものである。
にして、信頼性の向上を図ることにある。 【解決手段】蒸発部10〜12の液入力側の二相流体ル
ープの液ろ13aに作動液流入量調整器17〜19を配
設し、且つ蒸発部10〜12の蒸気出力側の二相流体ル
ープの蒸気路13bに流量抵抗調整器17〜19を配設
して、蒸発部10〜12で熱制御する発熱体14〜16
の制御温度に応じて、蒸発部10〜12からの蒸気が導
かれる蒸気路13bの流量抵抗値を可変設定するように
構成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば人工衛星
を含む宇宙航行体の熱制御に用いるのに好適する二相流
体ループ式排熱システムに関する。
を含む宇宙航行体の熱制御に用いるのに好適する二相流
体ループ式排熱システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、宇宙開発の分野においては、大形
の宇宙航行体を用いて搭載機器の大形化と共に、搭載機
器の多種類化を実現しようとしている。このような宇宙
航行体にあっては、その搭載機器を含む発熱体からの総
発熱量が数十kwに及ぶうえ、その温度制御範囲が複
雑、かつ多岐に亙る高精度な温度制御が必要となること
で、在来のヒ―トパイプや、サ―マルル―バを用いた排
熱装置では対応が困難なため、多量の熱量を効率的に温
度制御可能な排熱システムが要請される。
の宇宙航行体を用いて搭載機器の大形化と共に、搭載機
器の多種類化を実現しようとしている。このような宇宙
航行体にあっては、その搭載機器を含む発熱体からの総
発熱量が数十kwに及ぶうえ、その温度制御範囲が複
雑、かつ多岐に亙る高精度な温度制御が必要となること
で、在来のヒ―トパイプや、サ―マルル―バを用いた排
熱装置では対応が困難なため、多量の熱量を効率的に温
度制御可能な排熱システムが要請される。
【0003】上記排熱システムとしては、発熱体の周囲
に作動液を循環させて該作動液の相変化を利用して熱量
を輸送して熱制御する二相式の流体ル―プを用いる二相
流体ループ式が有効であると考えられている。この二相
流体ループ式排熱システムは、その構成上、少ない量の
作動液を用いて効果的な熱輸送が可能なもので、発熱体
の搭載される蒸発部と宇宙空間に配設される放熱用の放
熱部とを液路及び蒸気路で形成される二相流体ループで
連結する。そして、このような排熱システムは、二相流
体ループの放熱部の後段には、温度設定用のアキュムレ
ータ及び循環ポンプが順に配設され、その循環ポンプで
作動液をループ内に循環移送すると共に、そのアキュム
レータでループ圧力を設定することにより、発熱体の熱
制御温度値が決定される。
に作動液を循環させて該作動液の相変化を利用して熱量
を輸送して熱制御する二相式の流体ル―プを用いる二相
流体ループ式が有効であると考えられている。この二相
流体ループ式排熱システムは、その構成上、少ない量の
作動液を用いて効果的な熱輸送が可能なもので、発熱体
の搭載される蒸発部と宇宙空間に配設される放熱用の放
熱部とを液路及び蒸気路で形成される二相流体ループで
連結する。そして、このような排熱システムは、二相流
体ループの放熱部の後段には、温度設定用のアキュムレ
ータ及び循環ポンプが順に配設され、その循環ポンプで
作動液をループ内に循環移送すると共に、そのアキュム
レータでループ圧力を設定することにより、発熱体の熱
制御温度値が決定される。
【0004】そして、このような二相流体ループ式排熱
システムにおいては、通常、二相流体ループ内に複数の
蒸発部を並列的に配置して、この蒸発部に対して発熱体
をそれぞれ熱的に結合して配設し、各発熱体を各蒸発部
でそれぞれ熱制御するように構成される。
システムにおいては、通常、二相流体ループ内に複数の
蒸発部を並列的に配置して、この蒸発部に対して発熱体
をそれぞれ熱的に結合して配設し、各発熱体を各蒸発部
でそれぞれ熱制御するように構成される。
【0005】上記各蒸発部における制御温度は、その作
動液の蒸発圧力により決定される。この蒸発部の蒸発圧
力は、各蒸気通路から蒸気の供給される蒸気路内の圧力
損失及び放熱部の凝縮圧力に左右される。そこで、この
蒸気路及び蒸発部からの余剰液の混合余剰液の圧力損失
としては、その最大熱負荷時において発熱体の最低要求
温度を満足するように設定される。
動液の蒸発圧力により決定される。この蒸発部の蒸発圧
力は、各蒸気通路から蒸気の供給される蒸気路内の圧力
損失及び放熱部の凝縮圧力に左右される。そこで、この
蒸気路及び蒸発部からの余剰液の混合余剰液の圧力損失
としては、その最大熱負荷時において発熱体の最低要求
温度を満足するように設定される。
【0006】しかしながら、上記二相流体ループ式排熱
システムでは、その多種類の発熱体を同時に全て可動し
ない場合、可動中の発熱体に対応する蒸発部に実際に要
求される温度要求を満足するのができなくなる恐れがあ
り、熱制御の信頼性が劣るという問題を有する。
システムでは、その多種類の発熱体を同時に全て可動し
ない場合、可動中の発熱体に対応する蒸発部に実際に要
求される温度要求を満足するのができなくなる恐れがあ
り、熱制御の信頼性が劣るという問題を有する。
【0007】また、これによると、制御要求温度が複雑
な多数の発熱体をそれぞれ高精度に熱制御を行うことが
困難であるという問題を有する。係る問題は、特に、高
効率化と共に、高信頼性の要求が強い宇宙開発の分野に
おいて、重大である。
な多数の発熱体をそれぞれ高精度に熱制御を行うことが
困難であるという問題を有する。係る問題は、特に、高
効率化と共に、高信頼性の要求が強い宇宙開発の分野に
おいて、重大である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の二相流体ループ式排熱システムでは、熱制御の信頼
性が劣るという問題を有する。この発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、簡易な構成で、高効率な熱制御
を実現し得るようにして、信頼性の向上を図った二相流
体ループ式排熱システムを提供することを目的とする。
来の二相流体ループ式排熱システムでは、熱制御の信頼
性が劣るという問題を有する。この発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、簡易な構成で、高効率な熱制御
を実現し得るようにして、信頼性の向上を図った二相流
体ループ式排熱システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、作動液が移
送される液路と気体が移送される蒸気路とで形成され、
前記作動液の相変化を利用して吸熱・熱輸送を行う二相
流体ループと、この二相流体ループの液路及び蒸気路に
連通される液通路及び蒸気通路を有し、発熱体に対して
熱的に結合されて該発熱体の熱量を前記作動液を介して
吸収する蒸発部と、この蒸発部の蒸気通路に連通される
前記蒸気路の流動抵抗を設定する流動抵抗調整手段と、
前記蒸発部の蒸気通路からの蒸気が前記流動抵抗調整手
段を介して供給され、該蒸気を凝縮して熱量を排熱する
放熱部と、前記蒸発部に供給された作動液の余剰液と前
記放熱部で凝縮された凝縮液が導かれ、前記余剰液及び
凝縮液を混合して作動液を生成する混合手段と、この混
合手段で生成した作動液を移送する作動液移送手段と、
前記蒸発部の蒸気通路から出力される蒸気圧力と前記液
路の液圧力に基づいて前記作動液移送手段を介して前記
蒸発部に移送される前記作動液の流量を設定する液流量
調整手段と、前記流動抵抗調整手段を前記蒸発部に要求
される前記発熱体の熱制御量に応じて調整制御して流動
抵抗値を設定する制御手段とを備えて二相流体ループ式
排熱システムを構成したものである。
送される液路と気体が移送される蒸気路とで形成され、
前記作動液の相変化を利用して吸熱・熱輸送を行う二相
流体ループと、この二相流体ループの液路及び蒸気路に
連通される液通路及び蒸気通路を有し、発熱体に対して
熱的に結合されて該発熱体の熱量を前記作動液を介して
吸収する蒸発部と、この蒸発部の蒸気通路に連通される
前記蒸気路の流動抵抗を設定する流動抵抗調整手段と、
前記蒸発部の蒸気通路からの蒸気が前記流動抵抗調整手
段を介して供給され、該蒸気を凝縮して熱量を排熱する
放熱部と、前記蒸発部に供給された作動液の余剰液と前
記放熱部で凝縮された凝縮液が導かれ、前記余剰液及び
凝縮液を混合して作動液を生成する混合手段と、この混
合手段で生成した作動液を移送する作動液移送手段と、
前記蒸発部の蒸気通路から出力される蒸気圧力と前記液
路の液圧力に基づいて前記作動液移送手段を介して前記
蒸発部に移送される前記作動液の流量を設定する液流量
調整手段と、前記流動抵抗調整手段を前記蒸発部に要求
される前記発熱体の熱制御量に応じて調整制御して流動
抵抗値を設定する制御手段とを備えて二相流体ループ式
排熱システムを構成したものである。
【0010】上記構成によれば、制御手段は、発熱体の
可動の有無等により要求される制御温度に基づいて流動
抵抗調整手段を制御して、蒸気路の流動抵抗値を設定す
ることにより、蒸発部の蒸発温度を所定の値に設定す
る。これにより、蒸発部に対して作動液の流入量が調整
され、発熱体の発熱量に応じた安定した熱制御が可能と
なる。
可動の有無等により要求される制御温度に基づいて流動
抵抗調整手段を制御して、蒸気路の流動抵抗値を設定す
ることにより、蒸発部の蒸発温度を所定の値に設定す
る。これにより、蒸発部に対して作動液の流入量が調整
され、発熱体の発熱量に応じた安定した熱制御が可能と
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。第1図はこの発
明の一実施の形態に係る二相流体ループ式排熱システム
を示すもので、蒸発部10〜12、二相流体ループの液
路13aと蒸気路13bとの間に並列に配設される。蒸
発部10〜12は、液通路10a〜12a及び蒸気通路
10b〜12bが気液分離充填体10c〜12cを介し
て組合わせ配設され、その外周部には、それぞれ被温度
制御用の発熱体14〜16が熱的に結合される。
いて、図面を参照して詳細に説明する。第1図はこの発
明の一実施の形態に係る二相流体ループ式排熱システム
を示すもので、蒸発部10〜12、二相流体ループの液
路13aと蒸気路13bとの間に並列に配設される。蒸
発部10〜12は、液通路10a〜12a及び蒸気通路
10b〜12bが気液分離充填体10c〜12cを介し
て組合わせ配設され、その外周部には、それぞれ被温度
制御用の発熱体14〜16が熱的に結合される。
【0012】すなわち、蒸発部10〜12は、その液通
路10a〜12aに二相流体ループの液路13aの一端
が接続され、その蒸気通路10b〜12bには、二相流
体ループの蒸気路13bが連結される。そして、二相流
体ループの蒸気路13bには、3個の流動抵抗調整器1
7〜19が蒸発部14〜16に対応して配設され、この
流動抵抗調整器17〜19の各出口側は、蒸気集合管2
0に接続される。蒸気集合管20は、例えば全ての発熱
体14〜16が最大発熱状態においても蒸発部10〜1
2の蒸発温度の最低の要求値を確保できるように圧力損
失が設定され、その出口側には、放熱部21が接続され
る。この放熱部21の出口側には、混合管22の一方の
入力端が液路13c接続される。この混合管22の他方
の入力端には、上記蒸発部10〜12の余剰液出口が余
剰液路13dを介して連結される。この混合管22は、
その出口側に移送ポンプ23の入力側が接続される。
路10a〜12aに二相流体ループの液路13aの一端
が接続され、その蒸気通路10b〜12bには、二相流
体ループの蒸気路13bが連結される。そして、二相流
体ループの蒸気路13bには、3個の流動抵抗調整器1
7〜19が蒸発部14〜16に対応して配設され、この
流動抵抗調整器17〜19の各出口側は、蒸気集合管2
0に接続される。蒸気集合管20は、例えば全ての発熱
体14〜16が最大発熱状態においても蒸発部10〜1
2の蒸発温度の最低の要求値を確保できるように圧力損
失が設定され、その出口側には、放熱部21が接続され
る。この放熱部21の出口側には、混合管22の一方の
入力端が液路13c接続される。この混合管22の他方
の入力端には、上記蒸発部10〜12の余剰液出口が余
剰液路13dを介して連結される。この混合管22は、
その出口側に移送ポンプ23の入力側が接続される。
【0013】上記放熱部21は、例えば複数の放熱面2
1aが折り畳み展開自在に設けられ、この放熱面21a
が図示しない制御信号に応動して選択的に折り畳み展開
されて放熱面積が可変調整可能に構成される。
1aが折り畳み展開自在に設けられ、この放熱面21a
が図示しない制御信号に応動して選択的に折り畳み展開
されて放熱面積が可変調整可能に構成される。
【0014】また、上記蒸発路13bには、それぞれ作
動液流入量調整器24〜26の蒸気入力部が連結され
る。この作動液流入量調整器24〜26は、それぞれ蒸
発部10〜12に対応して配設され、その作動液入力部
には、上記移送ポンプ23の出力側が液路13aを介し
て連結される。アキュムレータ27は、ポンプ23の液
入路側に連結される。このアキュムレータ27は、設定
圧力に応じて液路13aの圧力を設定する。移送ポンプ
23は、作動液流入量調整器24〜26に送込む作動液
の送り量を設定する。
動液流入量調整器24〜26の蒸気入力部が連結され
る。この作動液流入量調整器24〜26は、それぞれ蒸
発部10〜12に対応して配設され、その作動液入力部
には、上記移送ポンプ23の出力側が液路13aを介し
て連結される。アキュムレータ27は、ポンプ23の液
入路側に連結される。このアキュムレータ27は、設定
圧力に応じて液路13aの圧力を設定する。移送ポンプ
23は、作動液流入量調整器24〜26に送込む作動液
の送り量を設定する。
【0015】作動液流入量調整器24〜26の作動液出
力部は、移送ポンプ23から供給された作動液を蒸発部
10〜12の後段の蒸気路13bの蒸気圧力に応じて液
通路に供給する。
力部は、移送ポンプ23から供給された作動液を蒸発部
10〜12の後段の蒸気路13bの蒸気圧力に応じて液
通路に供給する。
【0016】上記流量抵抗調整器17〜19は、その制
御信号入力端に制御部28が接続される。この制御部2
8は、例えば発熱体14〜16の可動の有無や、発熱量
及び制御温度等に応じた各蒸発部10〜12に対応する
蒸気路13bの流量抵抗値を求めて、該流量抵抗値に応
じた制御信号を生成して流量抵抗調整器17〜19に出
力する。流量抵抗調整器17〜19は、入力した制御信
号に基づいて蒸気路13bの流量抵抗値をそれぞれ設定
する。
御信号入力端に制御部28が接続される。この制御部2
8は、例えば発熱体14〜16の可動の有無や、発熱量
及び制御温度等に応じた各蒸発部10〜12に対応する
蒸気路13bの流量抵抗値を求めて、該流量抵抗値に応
じた制御信号を生成して流量抵抗調整器17〜19に出
力する。流量抵抗調整器17〜19は、入力した制御信
号に基づいて蒸気路13bの流量抵抗値をそれぞれ設定
する。
【0017】上記構成により、先ず、発熱体14〜16
に要求される制御温度に応じてアキュムレータ27及び
作動液流入量調整器24〜26が所定の状態に設定さ
れ、各蒸発部10〜12に対する作動液供給量が設定さ
れると共に、放熱部21の放熱面21aの面積が設定さ
れる。同時に、制御部28には、各発熱体14〜16の
制御温度情報が入力され、この制御温度情報に応じた抵
抗値を求めて制御信号を生成して流量抵抗調整器17〜
19に出力する。すると、流量抵抗調整器17〜19
は、制御信号に応じて各蒸気路13bの抵抗値を所定値
に設定する。ここで、移送ポンプ23が駆動されて、作
動液が液路13aに送込まれて蒸発部10〜12の液通
路10a〜12aに供給され、発熱体14〜16が可動
される。すると、蒸発部10〜12は、発熱体14〜1
6の熱量を吸収して、その作動液が蒸発され、その蒸気
通路10b〜12bを介して蒸気路13bに導かれる。
この際、蒸発部10〜12の蒸気通路10a〜12aと
液通路10b〜12bの圧力差がほとんどない状態とな
り、蒸発部10〜12には、発熱体14〜16の排熱量
相当以上の量の作動液が移送ポンプ23、アキュムレー
タ27及び作動液流入量調整器24〜25を介して作動
液が供給される。
に要求される制御温度に応じてアキュムレータ27及び
作動液流入量調整器24〜26が所定の状態に設定さ
れ、各蒸発部10〜12に対する作動液供給量が設定さ
れると共に、放熱部21の放熱面21aの面積が設定さ
れる。同時に、制御部28には、各発熱体14〜16の
制御温度情報が入力され、この制御温度情報に応じた抵
抗値を求めて制御信号を生成して流量抵抗調整器17〜
19に出力する。すると、流量抵抗調整器17〜19
は、制御信号に応じて各蒸気路13bの抵抗値を所定値
に設定する。ここで、移送ポンプ23が駆動されて、作
動液が液路13aに送込まれて蒸発部10〜12の液通
路10a〜12aに供給され、発熱体14〜16が可動
される。すると、蒸発部10〜12は、発熱体14〜1
6の熱量を吸収して、その作動液が蒸発され、その蒸気
通路10b〜12bを介して蒸気路13bに導かれる。
この際、蒸発部10〜12の蒸気通路10a〜12aと
液通路10b〜12bの圧力差がほとんどない状態とな
り、蒸発部10〜12には、発熱体14〜16の排熱量
相当以上の量の作動液が移送ポンプ23、アキュムレー
タ27及び作動液流入量調整器24〜25を介して作動
液が供給される。
【0018】蒸発部10〜12は、その作動液が発熱体
14〜16の熱量を吸収して蒸発され、その蒸気が二相
流体ループの蒸気路13b、流量抵抗調整器17〜19
を経由して蒸気集合管20に導かれた後、放熱部21に
熱輸送される。放熱部21は、導かれた蒸気を凝縮し
て、その放熱面21aより熱量を放熱し、その凝縮液を
液路13cを介して混合管22に出力する。同時に、混
合管22には、蒸発部10〜12に供給された作動液の
余剰液が余剰液路13dを介して導かれる。混合器22
は、供給された凝縮液及び余剰液を混合して、その混合
液を二相流体ループの液路13aに出力する。混合液
は、移送ポンプ23に導かれて、該移送ポンプ23、ア
キュムレータ27を介して各作動液流入量調整器24〜
26に導かれる。作動液流入量調整器24〜26は、入
力した混合液を蒸気路13bからの蒸気量に応じた排熱
量相当量だけ蒸発部10〜12の液通路10a〜12a
に移送供給する。
14〜16の熱量を吸収して蒸発され、その蒸気が二相
流体ループの蒸気路13b、流量抵抗調整器17〜19
を経由して蒸気集合管20に導かれた後、放熱部21に
熱輸送される。放熱部21は、導かれた蒸気を凝縮し
て、その放熱面21aより熱量を放熱し、その凝縮液を
液路13cを介して混合管22に出力する。同時に、混
合管22には、蒸発部10〜12に供給された作動液の
余剰液が余剰液路13dを介して導かれる。混合器22
は、供給された凝縮液及び余剰液を混合して、その混合
液を二相流体ループの液路13aに出力する。混合液
は、移送ポンプ23に導かれて、該移送ポンプ23、ア
キュムレータ27を介して各作動液流入量調整器24〜
26に導かれる。作動液流入量調整器24〜26は、入
力した混合液を蒸気路13bからの蒸気量に応じた排熱
量相当量だけ蒸発部10〜12の液通路10a〜12a
に移送供給する。
【0019】この熱制御状態において、例えば発熱体1
4〜16のうちの一つ発熱体14の可動が停止される
と、それに応じた新たな制御温度情報が制御部28に入
力される。すると、制御部28は、この制御温度情報に
応じた制御信号を生成して、該発熱体14に対応する流
量抵抗調整器17に出力する。ここで、流量抵抗調整器
17は、制御信号に基づいて蒸気路13bの抵抗値を、
例えば小さする如く設定し、その蒸発部10からの蒸気
流出量を発熱体14の可動停止状態に応じた排熱量に設
定する。この際、他の流量抵抗調整器18,19は、初
期状態が保たれ、上述した発熱体15,16の熱制御が
続行される。これにより、蒸気集合管20は、その蒸気
流量が一定状態に保たれ、他の蒸発部11,12の熱制
御能力が所望の状態に保たれ、安定した熱制御が実行さ
れる。
4〜16のうちの一つ発熱体14の可動が停止される
と、それに応じた新たな制御温度情報が制御部28に入
力される。すると、制御部28は、この制御温度情報に
応じた制御信号を生成して、該発熱体14に対応する流
量抵抗調整器17に出力する。ここで、流量抵抗調整器
17は、制御信号に基づいて蒸気路13bの抵抗値を、
例えば小さする如く設定し、その蒸発部10からの蒸気
流出量を発熱体14の可動停止状態に応じた排熱量に設
定する。この際、他の流量抵抗調整器18,19は、初
期状態が保たれ、上述した発熱体15,16の熱制御が
続行される。これにより、蒸気集合管20は、その蒸気
流量が一定状態に保たれ、他の蒸発部11,12の熱制
御能力が所望の状態に保たれ、安定した熱制御が実行さ
れる。
【0020】このように、上記二相流体ループ式排熱シ
ステムは、蒸発部10〜12の液入力側の二相流体ルー
プの液路13aに作動液流入量調整器17〜19を配設
し、且つ蒸発部10〜12の蒸気出力側の二相流体ルー
プの蒸気路13bに流量抵抗調整器17〜19を配設し
て、蒸発部10〜12で熱制御する発熱体14〜16の
制御温度に応じて、蒸発部10〜12からの蒸気が導か
れる蒸気路13bの流量抵抗値を可変設定するように構
成した。
ステムは、蒸発部10〜12の液入力側の二相流体ルー
プの液路13aに作動液流入量調整器17〜19を配設
し、且つ蒸発部10〜12の蒸気出力側の二相流体ルー
プの蒸気路13bに流量抵抗調整器17〜19を配設し
て、蒸発部10〜12で熱制御する発熱体14〜16の
制御温度に応じて、蒸発部10〜12からの蒸気が導か
れる蒸気路13bの流量抵抗値を可変設定するように構
成した。
【0021】これによれば、蒸発部10〜12に連通さ
れる蒸気集合管20の圧力損失として、全ての発熱体1
4〜16が最大発熱状態において、各蒸発部10〜12
の蒸発温度の最低の要求値を確保したうえで、発熱体1
4〜16の一つの可動が停止された状態においても、他
の発熱体15,16に対応される蒸発部11,12の熱
制御能力を最大に保つことができ、安定した高精度な熱
制御の続行が実現され、熱制御の高効率化が実現され
る。
れる蒸気集合管20の圧力損失として、全ての発熱体1
4〜16が最大発熱状態において、各蒸発部10〜12
の蒸発温度の最低の要求値を確保したうえで、発熱体1
4〜16の一つの可動が停止された状態においても、他
の発熱体15,16に対応される蒸発部11,12の熱
制御能力を最大に保つことができ、安定した高精度な熱
制御の続行が実現され、熱制御の高効率化が実現され
る。
【0022】なお、上記実施の形態では、放熱部21と
して、複数の放熱面21aを折畳み展開自在に形成し
て、放熱面21aの面積を可変設定する構成のものを用
いて場合で説明したが、これに限ることなく、放熱面積
を可変できないタイプのものを用いて構成することも可
能である。
して、複数の放熱面21aを折畳み展開自在に形成し
て、放熱面21aの面積を可変設定する構成のものを用
いて場合で説明したが、これに限ることなく、放熱面積
を可変できないタイプのものを用いて構成することも可
能である。
【0023】また、上記実施の形態では、二相流体ルー
プの液路13aと蒸発路13bとの間に3個の蒸発部1
0〜12を並列に配置して構成した場合で説明したが、
この数に限ることなく、構成可能である。よって、この
発明は上記実施の形態に限ることなく、その他、この発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得るこ
とは勿論のことである。
プの液路13aと蒸発路13bとの間に3個の蒸発部1
0〜12を並列に配置して構成した場合で説明したが、
この数に限ることなく、構成可能である。よって、この
発明は上記実施の形態に限ることなく、その他、この発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得るこ
とは勿論のことである。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡易な構成で、高効率な熱制御を実現し得るように
して、信頼性の向上を図った二相流体ループ式排熱シス
テムを提供することができる。
ば、簡易な構成で、高効率な熱制御を実現し得るように
して、信頼性の向上を図った二相流体ループ式排熱シス
テムを提供することができる。
【図1】この発明の一実施の形態に係る二相流体ループ
式排熱システムを示した図。
式排熱システムを示した図。
10〜12…蒸発部。 13a,13c…液路。 13b…蒸気路。 13d…余剰液路。 14〜16…発熱体。 17〜19…流動抵抗調整器。 20…蒸気集合管。 21…放熱部。 21a…放熱面。 22…混合管。 23…移送ポンプ。 24〜26…作動液流量調整器。 27…アキュムレータ。 28…制御部。 14b…飽和液層。 15…循環ポンプ。 16…制御部。
Claims (3)
- 【請求項1】 作動液が移送される液路と、気体が移送
される蒸気路とで形成され、前記作動液の相変化を利用
して吸熱・熱輸送を行う二相流体ループと、 この二相流体ループの液路及び蒸気路に連通される液通
路及び蒸気通路を有し、発熱体に対して熱的に結合され
て該発熱体の熱量を前記作動液を介して吸収する蒸発部
と、 この蒸発部の蒸気通路に連通される前記蒸気路の流動抵
抗を設定する流動抵抗調整手段と、 前記蒸発部の蒸気通路からの蒸気が前記流動抵抗調整手
段を介して供給され、該蒸気を凝縮して熱量を排熱する
放熱部と、 前記蒸発部に供給された作動液の余剰液と前記放熱部で
凝縮された凝縮液が導かれ、前記余剰液及び凝縮液を混
合して作動液を生成する混合手段と、 この混合手段で生成した作動液を移送する作動液移送手
段と、 前記蒸発部の蒸気通路から出力される蒸気圧力と前記液
路の液圧力に基づいて前記作動液移送手段を介して前記
蒸発部に移送される前記作動液の流量を設定する液流量
調整手段と、 前記流動抵抗調整手段を前記蒸発部に要求される前記発
熱体の熱制御量に応じて調整制御して流動抵抗値を設定
する制御手段とを具備した二相流体ループ式排熱システ
ム。 - 【請求項2】 前記蒸発部は、複数個が並列に配設さ
れ、独立に流動抵抗調整手段が設けられることを特徴と
する請求項1記載の二相流体ループ式排熱システム。 - 【請求項3】 前記放熱部は、放熱面積が可変設定自在
に設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の二
相流体ループ式排熱システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18550295A JPH0933180A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 二相流体ループ式排熱システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18550295A JPH0933180A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 二相流体ループ式排熱システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0933180A true JPH0933180A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16171905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18550295A Pending JPH0933180A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 二相流体ループ式排熱システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0933180A (ja) |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18550295A patent/JPH0933180A/ja active Pending
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