JPH08181550A - 双方向アンプ回路 - Google Patents

双方向アンプ回路

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JPH08181550A
JPH08181550A JP31888594A JP31888594A JPH08181550A JP H08181550 A JPH08181550 A JP H08181550A JP 31888594 A JP31888594 A JP 31888594A JP 31888594 A JP31888594 A JP 31888594A JP H08181550 A JPH08181550 A JP H08181550A
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JP
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circuit
amplifier circuit
transmission
reception
bidirectional
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JP31888594A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Miyaji
伸明 宮地
Hiroaki Takeyama
博昭 竹山
Takako Takura
香子 田蔵
Minoru Fukushima
実 福島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、容易に側音の発生を防止することが
でき、帰還抵抗のばらつきによる側音の発生を防止し、
さらに利得を変化させることができる双方向アンプ回路
を提供することを目的とする。 【構成】送話信号を増幅する送話用増幅回路APと、受
話信号を増幅する受話用増幅回路APrと、送話信号又
は受話信号のそれぞれが、他方の上記増幅回路への入力
信号に混入し、側音が発生するのを防止するための送話
系及び受話系ブリッジ回路RB、RBtとにより構成さ
れ、上記送話用又は受話用増幅回路の少なくとも一方の
前段にバッファ回路BF1を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話機、インターホン
親機とドアホン子器との間等に用いられる2線式双方向
通話回路に係り、更に詳しくは、2線式双方向通話線路
に接続される双方向アンプ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の双方向アンプ回路を含むインター
フォンの親機、ドアホン子器間の2線式双方向通話回線
のブロック図を図7に示す。この双方向アンプ1は、送
話系ブリッジ回路11t、受話系ブリッジ回路11r、
送話用増幅回路10t及び受話用増幅回路10rで構成
される。ドアホン子器DPは、送話系ブリッジ回路11
tに2線式通話線により接続され、インターフォン親機
IPは、受話系ブリッジ回路11rに2線式通話線によ
り接続される。
【0003】インターホン親機IPからの音声信号は、
2線式通話線を介して、受話系ブリッジ回路11rへ送
話信号として取り込まれ、さらに、送話用増幅回路10
tで増幅されて、送話系ブリッジ回路11tにより、2
線式通話線を介してドアホン子器DPへ伝送される。ま
た、ドアホン子器DPからの音声信号は、2線式通話線
を介して、送話系ブリッジ回路11tへ受話信号として
取り込まれ、さらに、受話用増幅回路10rで増幅され
て、受話系ブリッジ回路11rにより、2線式通話線を
介してインターフォン親機IPへ伝送される。
【0004】ここで、受話用増幅回路10rからの受話
信号が送話用増幅回路10tへの入力信号に混入する、
いわゆる受話信号の回り込みが発生した場合、ドアホン
子器DPに音声帯域でハウリングが生じ、帯域外で発振
が生じる。同様にして、送話信号の回り込みが発生した
場合、インターホン親機IPに音声帯域でハウリングが
生じ、帯域外で発振が生じる。このようにして、送話用
増幅回路10tの入力へ回り込んだ受話信号及び受話用
増幅回路10rの入力へ回り込んだ送話信号を側音と呼
ぶ。
【0005】この側音の発生を防止するため、ブリッジ
回路11t、11rが、双方向通話線から送話信号と受
話信号とを分離する。即ち、受話系ブリッジ回路11r
は、インターフォン親機IPに接続された双方向通話線
の送話信号のみを分離して送話用増幅回路10tへ出力
し、受話用増幅回路10rからの受話信号が送話用増幅
回路10tの入力信号に混入するのを防止し、送話系ブ
リッジ回路11tは、ドアホン子器DPに接続された双
方向通話線の受話信号のみを分離して受話用増幅回路1
0rへ出力し、送話用増幅回路10tからの送話信号が
受話用増幅回路10rの入力信号に混入するのを防止す
る。
【0006】次に、この双方向アンプ回路1の構成を図
8に示す。この双方向アンプ回路は、受話系ブリッジ回
路RBr、送話系ブリッジ回路RBt、送話用増幅回路
APt及び受話用増幅回路APrで構成され、受話系ブ
リッジ回路RBrは、インピーダンスZのインターフォ
ン親機IPに接続される。受話系ブリッジ回路RBr
は、抵抗a、b、c及びdで構成され、送話系ブリッジ
回路RBtは、抵抗a’、b’、c’及びd’で構成さ
れる。また、送話用増幅回路APtは、オペアンプO
P、その各入力端子に設けられた入力抵抗h、その出力
端子に設けられた出力抵抗e及び送話用増幅回路APt
の出力、オペアンプOPの反転入力端子(−)間に設け
られた帰還抵抗fで構成され、受話用増幅回路APr
は、オペアンプOP’、その各入力端子に設けられた入
力抵抗h’、その出力端子に設けられた出力抵抗e’及
び送話用増幅回路APrの出力、オペアンプOP’の反
転入力端子(−)間に設けられた帰還抵抗f’で構成さ
れる。
【0007】受話系ブリッジ回路RBrの抵抗a、c間
は、インターフォン親機IP及び送話用増幅回路APt
の反転端子側の入力に接続され、抵抗b、d間は、非反
転端子側の入力に接続される。また、抵抗a、d間、抵
抗b、c間は、それぞれ受話用増幅回路APrの出力及
びグランドに接続される。同様にして、送話系ブリッジ
回路RBtの抵抗a’、c’間は、ドアホン子器DP及
び受話用増幅回路APrの反転端子側の入力に接続さ
れ、抵抗b’、d’間は、非反転端子側の入力に接続さ
れる。また、抵抗a’、d’間、抵抗b’、c’間は、
それぞれ送話用増幅回路APtの出力及びグランドに接
続される。
【0008】ここで、上記双方向アンプ回路1におい
て、ドアホン子器DPからの送話信号が受話系ブリッジ
回路BRrを回り込んで発生する側音は、
【0009】
【数1】
【0010】と表せるため、この側音の発生を防止する
ためには、
【0011】
【数2】
【0012】の関係が成立するように各定数を設定する
必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
双方向アンプ回路1では、インターホン親機IP側に設
計値と異なるインピーダンスZの機器が接続された場
合、上記の式(2)の関係が成立しなくなり、受話系ブ
リッジ回路BRrを回り込む側音が発生し、ドアホン子
器IPが音声帯域でハウリングしたり、帯域外で発振す
る。
【0014】このため、インターホン親機IPのインピ
ーダンスZに応じ、ブリッジ回路2の抵抗a、b、c、
dが式(2)の関係を満足するよう設定し、側音の発生
を防止する必要がある。しかしながら、ドアホン子器D
Pからインターホン親機IPへの利得、即ち、送話信号
の損失量は、
【0015】
【数3】
【0016】で表されるため、側音の発生を防止するた
めに、抵抗a、b、c又はdを変更すると、上記送話損
失量が変化してしまうため、インターフォン親機IPに
おいて適切な受話音量を得ることができなくなる。この
ため、適切な受話音量を得るために、増幅回路の帰還抵
抗fを変更して、増幅回路の増幅度を変更する必要があ
が、抵抗fを変化させた場合、再び上記の式(2)が成
立しなくなり、ブリッジ回路で側音が発生することとな
る。
【0017】同様のことが、インターフォン親機IPか
らドアホン子器DPへの送話信号についてもいえる。以
上の説明により理解される通り、従来の双方向アンプ回
路設計における、回路定数の決定は非常に困難であり、
通話品質の良好な双方向アンプ回路の設計には、多大な
時間が必要とされ、また、このような構成によっては、
利得可変型の双方向アンプ回路を実現することはできな
いという問題点があった。
【0018】さらに、側音を発生させないための条件式
である式(2)は、抵抗fを含む式であるために、抵抗
値fのばらつきにより、側音を発生してしまうという問
題もあった。本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、容易に側音の発生を防止することができ、帰還抵
抗のばらつきによる側音の発生を防止し、さらに利得を
変化させることができる双方向アンプ回路を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明による双方向アンプ回路は、送話信号を増幅する送話
用増幅回路と、受話信号を増幅する受話用増幅回路と、
送話信号又は受話信号のそれぞれが、他方の上記増幅回
路への入力信号に混入し、側音が発生するのを防止する
ための送話系及び受話系ブリッジ回路とにより構成さ
れ、上記送話用又は受話用増幅回路の少なくとも一方の
前段にバッファ回路を備えて構成される。
【0020】請求項2に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路は、送話信号を増幅する送話用増幅回路と、受
話信号を増幅する受話用増幅回路と、送話信号又は受話
信号のそれぞれが、他方の上記増幅回路への入力信号に
混入し、側音が発生するのを防止するための送話系及び
受話系ブリッジ回路とにより構成され、上記送話用又は
受話用増幅回路の少なくとも一方が差動増幅回路により
構成される。
【0021】請求項3に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路は、請求項1に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路の上記送信用又は受信用増幅回路の少なくとも
一方が差動増幅回路により構成される。請求項4に記載
した本発明による双方向アンプ回路は、請求項3に記載
した本発明による双方向アンプ回路の上記差動増幅回路
が増幅度の変更が可能な増幅回路により構成される。
【0022】請求項5に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路は、請求項3に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路の上記バッファ回路が増幅度の変更が可能な増
幅回路により構成される。尚、請求項1に記載したバッ
ファ回路は、増幅器で構成することができ、バッファ回
路と差動増幅回路との組合せにより、全体として差動増
幅回路として動作する場合のバッファ回路も含まれる。
【0023】
【作用】請求項1に記載した本発明による双方向アンプ
回路は、送話用増幅回路又は受話用増幅回路の少なくと
も一方の前段にバッファ回路を設けることにより、上記
ブリッジ回路より上記増幅回路部を見たインピーダンス
が無限大となり、上記増幅回路部から上記ブリッジ回路
を見たインピーダンスが0となるため、ドアホン子器か
らインターフォン親機への送話信号の損失量がブリッジ
回路を構成する2つの抵抗の抵抗値とは無関係となり、
ブリッジの平衡条件を変化させても、送話信号の損失量
を一定にすることができる。
【0024】請求項2に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路は、上記送話用又は受話用増幅回路の少なくと
も一方が差動増幅回路により構成され、上記増幅回路へ
の2つの入力信号の電位差のみが出力信号として表れる
ため、上記増幅回路内の帰還抵抗のブリッジ回路の平衡
条件への影響を小さくすることができ、帰還インピーダ
ンスを変化させても側音が発生しにくくなる。
【0025】請求項3に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路は、請求項1に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路の上記増幅回路の少なくとも一方が差動増幅回
路により構成され、上記増幅回路への2つの入力信号の
電位差のみが出力信号として表れるため、側音の発生防
止は、ブリッジ回路の平衡条件のみにより決定される。
また、ブリッジ回路の平衡条件とは無関係に差動増幅器
の増幅度を変化させることができる。
【0026】請求項4に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路は、請求項3に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路の上記差動増幅回路が増幅度の変更が可能な増
幅回路により構成されるため、側音の発生しない利得可
変型双方向アンプ回路を実現できる。請求項5に記載し
た本発明による双方向アンプ回路は、請求項3に記載し
た本発明による双方向アンプ回路の上記バッファ回路が
増幅度の変更が可能な増幅回路により構成されるため、
側音の発生しない利得可変型双方向アンプ回路を実現で
きる。
【0027】
【実施例】図1に請求項1に記載した本発明による双方
向アンプ回路の一構成例を示す。この図は、親機側の回
路、即ち、受話系ブリッジ回路RB、送話用増幅回路A
P及び送話用バッファ回路BF1のみが図示されてお
り、説明の都合上、ドアホン子器側の回路、即ち、送話
系ブリッジ回路及び受話用増幅回路等は省略する。子器
側の回路は、従来の回路を用いることができ、本発明に
よる回路を用いることもできる。以下の実施例において
も同様である。
【0028】図1に示した回路は、受話系ブリッジ回路
RB、送話用増幅回路AP及び送話用バッファ回路BF
1で構成され、インピーダンスZのインターフォン親機
と接続されている。ブリッジ回路RBは、抵抗a、b、
c及びdで構成され、送話用増幅回路APは、オペアン
プOP1、その各入力端子に設けられた入力抵抗h、そ
の出力端子に設けられた出力抵抗e及び送話用増幅回路
APの出力、オペアンプOP1の反転入力端子(−)間
に設けられた帰還抵抗fで構成され、バッファ回路BF
1は、オペアンプOP2、OP3及び抵抗iにより構成
される。
【0029】オペアンプOP2は、非反転入力端子
(+)が、抵抗iを介してブリッジ回路RBのa、c間
と接続され、反転入力端子(−)が、出力端子と接続さ
れた、いわゆるボルテージ・フォロワ回路であり、バッ
ファ回路として機能する。また、オペアンプOP3は、
非反転入力端子(+)が、抵抗iを介してブリッジ回路
RBのb、d間と接続され、反転入力端子(−)が、出
力端子と接続された、いわゆるボルテージ・フォロワ回
路であり、バッファ回路として機能する。
【0030】送話用増幅回路APのオペアンプOP1の
反転入力端子(−)には、オペアンプOP2の出力端子
が、抵抗hを介して接続され、非反転入力端子(+)に
はオペアンプOP3の出力端子が、抵抗hを介して接続
される。また、ブリッジ回路RBのa、c間は、インピ
ーダンスZのインターフォン親機と接続されている。
尚、図中の抵抗に付された記号はその抵抗値を表し、同
一の記号が付された抵抗は同一の抵抗値を有する。以下
の実施例においても同様である。
【0031】オペアンプOP2、OP3の入力インピー
ダンスは非常に高く、無限大とみなすことができ、バッ
ファ回路BF1の入力インピーダンスも無限大とみなせ
るため、ブリッジ回路RBより送信用増幅回路部APを
見たときのインピーダンスは無限大となる。一方、オペ
アンプOP2、OP3の出力インピーダンスは非常に低
く、ゼロとみなすことができ、バッファ回路BF1の入
力インピーダンスはゼロとみなせるため、送信用増幅回
路部APからブリッジ回路RBを見たときのインピーダ
ンスはゼロとなる。
【0032】このため、送話信号の損失量は、
【0033】
【数4】
【0034】と表すことができ、ブリッジ回路RBの抵
抗b,dの値を変化させても、ドアホン子器DPからイ
ンターフォン親機IPへの送話信号の損失量は変化せ
ず、一定にすることができる。一方、上記双方向アンプ
回路1において、ドアホン子器DPからの送話信号が受
話系ブリッジ回路BRrを回り込んで発生する側音は、
【0035】
【数5】
【0036】と表せるため、この側音の発生を防止する
ためには、
【0037】
【数6】
【0038】の関係が成立するように各定数を設定する
必要がある。従って、抵抗値b、dを変化させて、上記
の関係式(6)、即ち、ブリッジ回路の平衡条件を成立
させて、側音の発生を防止しても、インターフォン親機
IPにおける受話音量は変化しない双方向アンプを提供
することができる。図2に請求項1に記載した本発明に
よる双方向アンプ回路の他の構成例を示す。この回路
は、図1に示した双方向アンプ回路1とバッファ回路の
みが異なる。図中のバッファ回路BF2は、オペアンプ
OP2、OP3の反転入力端子(−)が抵抗gを介して
接続されるとともに、帰還抵抗jを介してオペアンプO
P2、OP3の出力端子とそれぞれ接続されて構成され
る。
【0039】このような構成によれば、上記の実施例と
同様、バッファ回路BF2用オペアンプOP2、OP3
により、バッファ回路BF2の入力インピーダンスが無
限大となるため、ドアホン子器DPからインターフォン
親機IPへの送話信号の損失量は、式(4)で表され、
ブリッジ回路RBの抵抗b,dの値を変化させても、こ
の送話信号の損失量は変化せず、一定にすることができ
る。
【0040】側音の発生を防止するための抵抗値を変化
させても、インターフォン親機IPにおける受話音量は
変化しない双方向アンプを提供することができる。ま
た、抵抗gにより、オペアンプOP2、OP3の出力端
子の各出力電圧の電位差が非反転入力端子(+)の各入
力電圧の電位差の1+2j/(2j+g)倍に拡大され
るため、オペアンプOP1、OP2及びOP3により、
差動増幅回路として機能する。
【0041】図3に請求項2に記載した本発明による双
方向アンプ回路の一構成例を示す。この図は、親機側の
回路、即ち、受話系ブリッジ回路RB及び送話用増幅回
路APのみが図示されており、説明の都合上、ドアホン
子器側の回路、即ち、送話系ブリッジ回路及び受話用増
幅回路等は省略する。図3に示した回路は、受話系ブリ
ッジ回路RB、送話用増幅回路AP1で構成され、イン
ピーダンスZのインターフォン親機IPと接続されてい
る。
【0042】ブリッジ回路RBは、抵抗a、b、c及び
dで構成され、送話用増幅回路AP1は、オペアンプO
P1、その各入力端子に設けられた入力抵抗h、その出
力端子に設けられた出力抵抗e及び送話用増幅回路AP
1の出力、反転入力端子(−)間に設けられた抵抗fに
加えて、グランド、非反転入力端子(+)間にも抵抗f
が設けられて構成される。
【0043】また、オペアンプOP1の反転入力端子
(−)は、抵抗hを介してブリッジ回路RBのa、c間
と接続され、非反転入力端子(+)は、ブリッジ回路R
Bのb、d間と接続され、インピーダンスZのインター
フォン親機IPは、ブリッジ回路RBのa、c間と接続
されている。この回路において、ドアホン子器DPから
インターフォン親機IPへの送話信号が、回り込んで発
生する側音は、
【0044】
【数7】
【0045】と表せるため、この側音の発生を防止する
ためには、
【0046】
【数8】
【0047】の関係が成立するように各定数を設定すれ
ばよい。従って、抵抗fの値が上式の右辺の値に与える
影響は、従来の双方向アンプに関する式(2)に比べ小
さくなるため、抵抗fの部品のばらつきにより発生する
側音量を低減することができる。図4に請求項3に記載
した本発明による双方向アンプ回路の一構成例を示す。
この図は、親機側の回路、即ち、受話系ブリッジ回路R
B及び送話用増幅回路APのみが図示されており、説明
の都合上、ドアホン子器側の回路、即ち、送話系ブリッ
ジ回路及び受話用増幅回路等は省略する。
【0048】図4に示した回路は、図1に示した双方向
アンプ回路において、その送話用増幅回路AP1のオペ
アンプOP1の非反転入力端子(+)、グランド間が抵
抗fにより接続されて構成される。この抵抗の抵抗値f
は、反転入力端子(−)に接続された帰還抵抗fの抵抗
値と等しい。即ち、送話用増幅回路APは、差動増幅器
として機能し、反転端子側及び非反転端子側の入力端子
への入力信号の差のみを増幅して、出力端子へ出力す
る。
【0049】このため、上記双方向アンプ回路の、受話
信号が回り込んで発生する側音は、
【0050】
【数9】
【0051】と表すことができ、この側音の発生を防止
するためには、
【0052】
【数10】
【0053】の関係が成立するように各定数を設定すれ
ばよい。従って、抵抗fを変更することによって、増幅
回路の増幅度を変更しても、上式(10)の関係には影
響を与えないため、増幅回路の利得を変更してもブリッ
ジ回路RBの抵抗を再設定する必要がない。尚、オペア
ンプOP2、OP3の入力インピーダンスは非常に高い
ため、図1に示した実施例と同様、送話信号の損失量
は、式(4)で表されるため、ブリッジ回路RBの抵抗
b,dの値を変化させて式(10)の関係を満たして、
側音の発生を防止しても、ドアホン子器DPからインタ
ーフォン親機IPへの送話信号損失は変化しない。
【0054】図5に請求項4に記載した本発明による双
方向アンプ回路の一構成例を示す。この双方向アンプ回
路1は、図4に示した双方向アンプ回路1の送信用増幅
器AP1内の2つの抵抗fを可変抵抗f’としたもので
ある。2つの抵抗f’の値が等しければ、図4の実施例
と同様、図4に示した差動増幅回路を使用しているた
め、送話信号の損失量は、式(4)で表され、側音を発
生させないための条件は式(10)で表されるため、可
変抵抗f’の抵抗値を変化させて増幅回路の利得を変更
してもブリッジ回路の抵抗を再設定する必要がなく、ブ
リッジ回路RBの抵抗b,dの値を変化させても、ドア
ホン子器DPからインターフォン親機IPへの送話信号
損失は変化しない。
【0055】従って、2つの抵抗f’を同時に変化させ
ることで、側音が発生しない双方向アンプであって、利
得を変化させることができる利得可変型双方向アンプと
して使用することができる。図6に請求項4に記載した
本発明による双方向アンプ回路の一構成例を示す。この
双方向アンプ回路1は、図2に示した双方向アンプ回路
1のバッファ回路BF2の抵抗gを可変抵抗g’とし、
その送信用増幅回路APに図4に示した差動増幅回路A
P1を使用したものである。
【0056】この双方向アンプ回路1は、図4の実施例
と同様、差動増幅回路を使用しているため、送話信号の
損失量は、式(4)で表されるため、ブリッジ回路RB
の抵抗b,dの値を変化させても、ドアホン子器からイ
ンターフォン親機への送話信号損失は変化しない。ま
た、受話利得は、
【0057】
【数11】
【0058】で表されることから、抵抗g’を変化させ
ることで受話利得を変化させることができるが、側音を
発生させないための条件は式(10)で表されるため、
ブリッジ回路RBの抵抗を再設定する必要はない。従っ
て、抵抗g’を変化させることで、側音が発生しない双
方向アンプであって、利得を変化させることができる利
得可変型双方向アンプとして使用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明により理解される通り、請求
項1に記載した本発明による双方向アンプ回路は、増幅
回路の少なくとも一方の前段にバッファ回路を備えるこ
とにより、ブリッジ回路より増幅回路部を見たときのイ
ンピーダンスは無限大となる一方、増幅回路部からブリ
ッジ回路を見たときのインピーダンスはゼロとなる。
【0060】このため、双方向アンプ回路1の送話信号
の損失量が、ブリッジ回路の2つの抵抗及びインターフ
ォン親機のインピーダンスのみで決まり、ブリッジ回路
の他の2つの抵抗の値を変化させても、ドアホン子器か
らインターフォン親機への送話損失は変化しない。従っ
て、送話損失を一定に保ったままで、ブリッジ回路の平
衡をとり、側音の発生を防止することを容易に行うこと
ができる双方向アンプ回路を提供することができる。
【0061】請求項2に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路は、増幅回路の少なくとも一方を差動増幅回路
として構成することによって、帰還抵抗の値がブリッジ
回路の平衡に与える影響を、従来の双方向アンプに比べ
て小さくすることができる。従って、帰還抵抗のばらつ
きによって発生する側音量を低減することができる。
【0062】請求項3に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路は、請求項1に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路増幅回路の少なくとも一方を差動増幅回路とす
ることにより、側音の発生を防止するために満たすべき
ブリッジ回路の平衡条件が、ブリッジ回路の抵抗値及び
インターフォン親機のインピーダンスのみで決まるた
め、帰還抵抗を変更することによって、増幅回路の増幅
度を変更しても、ブリッジ回路の平衡条件には影響を与
えない。
【0063】従って、増幅回路の利得を変更してもブリ
ッジ回路の抵抗を再設定する必要がない。請求項4に記
載した本発明による双方向アンプ回路は、請求項3に記
載した本発明による双方向アンプ回路増幅回路の差動増
幅器が増幅度の変更が可能な増幅回路により構成されて
いるため、利得を変化させることができ、かつ、利得変
化の影響によっては側音を発生させない利得可変型双方
向アンプとして使用することができる。
【0064】請求項5に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路は、請求項3に記載した本発明による双方向ア
ンプ回路増幅回路のバッファ回路が増幅度の変更が可能
な増幅回路により構成されているため、利得を変化させ
ることができ、かつ、利得変化の影響によっては側音を
発生させない利得可変型双方向アンプとして使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した本発明による双方向アンプ
の一構成例を示す図である。
【図2】請求項1に記載した本発明による双方向アンプ
の他の構成例を示す図である。
【図3】請求項2に記載した本発明による双方向アンプ
の一構成例を示す図である。
【図4】請求項3に記載した本発明による双方向アンプ
の一構成例を示す図である。
【図5】請求項4に記載した本発明による双方向アンプ
の一構成例を示す図である。
【図6】請求項5に記載した本発明による双方向アンプ
の一構成例を示す図である。
【図7】従来の双方向アンプの構成を示すブロック図で
ある。
【図8】従来の双方向アンプの構成を示す図である。
【符号の説明】
1・・・双方向アンプ回路 10t、APt、AP、AP1、AP1’・・・送話用
増幅回路 10r、AP’・・・受話用増幅回路 11t、RB’・・・送話系ブリッジ回路 11r、RB・・・受話系ブリッジ回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】ここで、受話用増幅回路10rからの受話
信号が送話用増幅回路10tへの入力信号に混入する、
いわゆる受話信号の回り込みが発生した場合、ドアホン
子器DPに音声帯域でハウリングが生じたり、帯域外で
発振したりする。同様にして、送話信号の回り込みが発
生した場合、インターホン親機IPに音声帯域でハウリ
ングが生じたり、帯域外で発振がしたりする。このよう
にして、送話用増幅回路10tの入力へ回り込んだ受話
信号及び受話用増幅回路10rの入力へ回り込んだ送話
信号を側音と呼ぶ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
双方向アンプ回路1では、インターホン親機IP側に設
計値と異なるインピーダンスZの機器が接続された場
合、上記の式(2)の関係が成立しなくなり、受話系ブ
リッジ回路BRrを回り込む側音が発生し、ドアホン子
器IPが音声帯域でハウリングしたり、帯域外で発振し
たりする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 実 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2線式の送受話双方向線路に用いられる双
    方向アンプ回路であって、送話信号を増幅する送話用増
    幅回路と、受話信号を増幅する受話用増幅回路と、送話
    信号又は受話信号のそれぞれが、他方の上記増幅回路へ
    入力されるのを防止するための送話系及び受話系ブリッ
    ジ回路とを備えた双方向アンプ回路において、 上記送話用又は受話用増幅回路の少なくとも一方の前段
    にバッファ回路を備えたことを特徴とする双方向アンプ
    回路。
  2. 【請求項2】2線式の送受話双方向線路に用いられる双
    方向アンプ回路であって、送話信号を増幅する送話用増
    幅回路と、受話信号を増幅する受話用増幅回路と、送話
    信号又は受話信号のそれぞれが、他方の上記増幅回路へ
    入力されるのを防止するための送話系及び受話系ブリッ
    ジ回路とを備えた双方向アンプ回路において、 上記送話用又は受話用増幅回路の少なくとも一方を差動
    増幅回路としたことを特徴とする双方向アンプ回路。
  3. 【請求項3】上記送話用増幅回路又は上記受話用増幅回
    路の少なくとも一方を差動増幅回路としたことを特徴と
    する請求項1に記載した双方向アンプ回路。
  4. 【請求項4】上記差動増幅回路が増幅度の変更が可能な
    増幅回路により構成したことを特徴とする、請求項3に
    記載した双方向アンプ回路。
  5. 【請求項5】上記バッファ回路が増幅度の変更が可能な
    増幅回路により構成したことを特徴とする、請求項3に
    記載した双方向アンプ回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100378384B1 (ko) * 1999-05-10 2003-03-29 알프스 덴키 가부시키가이샤 신호레벨 조정회로

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