JPH0818201A - 厚膜回路基板及びその製造方法 - Google Patents

厚膜回路基板及びその製造方法

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JPH0818201A
JPH0818201A JP14773794A JP14773794A JPH0818201A JP H0818201 A JPH0818201 A JP H0818201A JP 14773794 A JP14773794 A JP 14773794A JP 14773794 A JP14773794 A JP 14773794A JP H0818201 A JPH0818201 A JP H0818201A
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thick film
weight
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circuit board
conductor pattern
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JP14773794A
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Akikazu Toyoda
明和 豊田
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Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 99.5%以上の高純度アルミナ基板を用い
て、高周波厚膜回路基板を得る。 【構成】 ガラス成分中のPbO含有量が比較的少ない
第1の厚膜ペースト2で第1層目の導体パターンを形成
した後、ガラス成分中のPbO含有量が比較的多い第2
の厚膜ペースト3で、該第1層目の導体パターンの少な
くとも隅角部を被覆するように第2層目の導体パターン
を形成する。 【効果】 第1の厚膜ペーストと第2の厚膜ペースト
が、焼成中ないし焼成後において混合されて、基板に適
合した、基板との接着強度の高い導体パターンを形成
し、導体パターンの剥離やガラス成分の浸出は防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は厚膜回路基板及びその製
造方法に係り、特に、高純度アルミナ基板上に銅厚膜法
により導体パターンを形成して高周波回路基板とする厚
膜回路基板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種絶縁性セラミックスについ
て、ICやLSIの基板としての用途が開発されてい
る。これらのセラミックスのなかでも、特に、アルミナ
セラミックスは、その電気的特性、機械的特性、熱的特
性等に優れる上に、比較的安価であることから、電子工
業用絶縁性セラミックスの主流を占めている。
【0003】セラミックスを電子工業用絶縁性基板とし
て用いる場合、導体パターンを形成するために、表面に
金属化膜を形成するメタライズ処理が必要となる。
【0004】従来、このメタライズ処理法には、高融点
金属法、同時焼成法、厚膜法、物理蒸着法があり、この
うち、厚膜法は、アルミナ基板上にスクリーン印刷で、
導体パターンを厚膜ペーストにより印刷し、焼成して金
属化膜の電子回路を形成するものである。通常の厚膜ペ
ーストは、約1〜5μmの粒径を持つ銅等の金属粉末
に、数重量%のガラス粉末を添加し、これらと有機バイ
ンダ,有機溶剤を均一分散させたものである。焼成によ
り得られる金属化膜は、金属化膜と基板との界面付近に
ガラス過剰層が形成され、これによって膜の接着力が生
じる。また、膜表面は金属成分が多いので十分に低い導
通抵抗となり、ハンダ付けも可能となる。
【0005】従来、このような厚膜法は、殆どが低周波
回路基板用に用いられ、厚膜法によるメタライズに使用
されるアルミナ基板は、厚膜ペースト内のガラス分と良
く適合するアルミナ含有率96%程度のものである。
【0006】ところで、高周波回路基板にはアルミナ含
有率99.5%以上の高純度アルミナ基板が用いられ、
この場合には物理蒸着法による薄膜回路基板として形成
されるが、このものは、厚膜法による厚膜回路基板より
も高価になるという欠点がある。
【0007】厚膜法によっても、Cu厚膜であれば、導
体抵抗が低く、100μm以下のファインパターンも形
成可能であり、マイクロストリップラインやコプレイナ
ウェイブガイドライン,グランデドコプレイナウェイブ
ガイドライン等にすることにより、Au薄膜導体に匹敵
する性能が得られる。
【0008】従って、アルミナ含有率99.5%以上の
高純度アルミナ基板に、厚膜法を適用して、回路基板を
形成することができるならば、高性能高周波回路基板を
安価に提供することができるものと考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、厚膜法はアルミナ含有率96%のアルミナ基板に
適用され、従って、従来、市販されているCu厚膜ペー
ストには、ペーストQP153(DUPONT社製)、
ペースト9922(DUPONT社製)等があるが、い
ずれも96%純度のアルミナ基板用に開発されたもので
ある。
【0010】このような96%純度のアルミナ基板用に
開発された従来のCu厚膜ペーストをアルミナ含有率9
9.5%以上の高純度アルミナ基板に適用した場合、金
属膜の剥離、ペーストのガラス成分の浸出といった不具
合を生じる。
【0011】例えば、ペーストQP153を99.5%
純度のアルミナ基板に使用すると、形成された金属化膜
(導体パターン)からガラス成分の黄色の浸出物があ
る。
【0012】また、ペースト9922を99.5%純度
のアルミナ基板に使用すると、十分な金属化膜(導体パ
ターン)の接着強度が得られず、大面積の導体パターン
を形成した場合には、その導体パターンの隅角部から剥
離が生じる。これは、アルミナ基板とCuパターンとの
熱膨張係数の差により、焼成中にCuパターンが収縮し
てアルミナ基板から剥れるためである。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決し、アル
ミナ含有率99.5%の高純度アルミナ基板に対して
も、導体パターンの剥離やガラス成分の浸出といった不
具合を生じることなく、良好な銅厚膜回路を形成するこ
とができる厚膜回路基板及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の厚膜回路基板
は、セラミックス基板に導体成分とガラス成分とを含む
厚膜ペーストを塗布した後焼成することにより、導体パ
ターンを形成してなる厚膜回路基板において、該導体パ
ターンは、ガラス成分中のPbO含有量が比較的少ない
第1の厚膜ペーストと、ガラス成分中のPbO含有量が
比較的多い第2の厚膜ペーストとの2種類の厚膜ペース
トにより形成されており、 該第1の厚膜ペーストによ
り前記セラミックス基板上に第1層目の導体パターンが
形成されており、かつ、該第2の厚膜ペーストにより、
該第1層目の導体パターンの少なくとも隅角部を被覆す
る第2層目の導体パターンが形成されていることを特徴
とする。
【0015】請求項2の厚膜回路基板は、請求項1の厚
膜回路基板において、第1の厚膜ペーストが、導体成分
であるCu100重量部に対してガラス成分を3〜5重
量部含み、ガラス成分中の各酸化物のCu100重量部
に対する含有割合がPbO:0.1〜0.7重量部、S
iO2 :0.1〜0.7重量部、B23 :0.1〜
0.7重量部、Bi23 :2〜3.5重量部で実質的
にWO3 を含有しないものであり、第2の厚膜ペースト
が、導体成分であるCu100重量部に対してガラス成
分を3〜5重量部含み、ガラス成分中の各酸化物のCu
100重量部に対する含有割合がPbO:1.5〜3.
5重量部、SiO2 :0.1〜0.7重量部、CdO:
0.1〜0.7重量部、B23 :0.1〜0.7重量
部で実質的にBi23 を含有しないものであることを
特徴とする。
【0016】請求項3の厚膜回路基板は、請求項1又は
2の厚膜回路基板において、セラミックス基板がアルミ
ナ含有率99.5%以上の高純度アルミナ基板であり、
厚膜ペーストが金属粉末として銅粉末を含有するもので
あることを特徴とする。
【0017】請求項4の厚膜回路基板は、請求項1ない
し3のいずれか1項の厚膜回路基板において、第2層目
の導体パターンは、第1層目の導体パターンの全面を被
覆するように形成されていることを特徴とする。
【0018】請求項5の厚膜回路基板は、請求項1ない
し3のいずれか1項の厚膜回路基板において、第2層目
の導体パターンは、第1層目の導体パターンの周縁部の
みを被覆するように形成されていることを特徴とする。
【0019】請求項6の厚膜回路基板は、請求項1ない
し3のいずれか1項の厚膜回路基板において、第2層目
の導体パターンは、第1層目の導体パターンの隅角部の
みを被覆するように形成されていることを特徴とする。
【0020】請求項7の厚膜回路基板の製造方法は、セ
ラミックス基板に導体成分とガラス成分とを含む厚膜ペ
ーストを塗布した後焼成することにより、導体パターン
を形成する厚膜回路基板の製造方法において、該厚膜ペ
ーストとして、ガラス成分中のPbO含有量が比較的少
ない第1の厚膜ペーストと、ガラス成分中のPbO含有
量が比較的多い第2の厚膜ペーストとの2種類の厚膜ペ
ーストを用い、該第1の厚膜ペーストを塗布して前記セ
ラミックス基板上に第1層目の導体パターンに倣う第1
の塗布部を形成した後、該第2の厚膜ペーストを該第1
の塗布部の少なくとも隅角部を被覆するように塗布する
ことを特徴とする。
【0021】請求項8の厚膜回路基板の製造方法は、請
求項7の方法において、第1の厚膜ペーストが、導体成
分であるCu100重量部に対してガラス成分を3〜5
重量部含み、ガラス成分中の各酸化物のCu100重量
部に対する含有割合がPbO:0.1〜0.7重量部、
SiO2 :0.1〜0.7重量部、B23 :0.1〜
0.7重量部、Bi23 :2〜3.5重量部で実質的
にWO3 を含有しないものであり、第2の厚膜ペースト
が、導体成分であるCu100重量部に対してガラス成
分を3〜5重量部含み、ガラス成分中の各酸化物のCu
100重量部に対する含有割合がPbO:1.5〜3.
5重量部、SiO2 :0.1〜0.7重量部、CdO:
0.1〜0.7重量部、B23 :0.1〜0.7重量
部で実質的にBi23 を含有しないものであることを
特徴とする。
【0022】請求項9の厚膜回路基板の製造方法は、請
求項7又は8の方法において、セラミックス基板がアル
ミナ含有率99.5%以上の高純度アルミナ基板であ
り、厚膜ペーストが金属粉末として銅粉末を含有するも
のであることを特徴とする。
【0023】請求項10の厚膜回路基板の製造方法は、
請求項7ないし9のいずれか1項の方法において、第2
の厚膜ペーストを第1の塗布部の全面を被覆するように
塗布することを特徴とする。
【0024】請求項11の厚膜回路基板の製造方法は、
請求項7ないし9のいずれか1項の方法において、第2
の厚膜ペーストを第1の塗布部の周縁部のみを被覆する
ように塗布することを特徴とする。
【0025】請求項12の厚膜回路基板の製造方法は、
請求項7ないし9のいずれか1項の方法において、第2
の厚膜ペーストを第1の塗布部の隅角部のみを被覆する
ように塗布することを特徴とする。
【0026】以下に図面を参照して本発明を詳細に説明
する。
【0027】図1,図2及び図3は、本発明の厚膜回路
基板の製造方法の実施例を示す平面図である。
【0028】本発明の厚膜回路基板を製造するには、ま
ず、高純度アルミナ基板1等のセラミックス基板上に、
ガラス成分中のPbO含有量が比較的少ない第1の厚膜
ペースト2を塗布印刷して第1の塗布部を形成した後乾
燥し、次いで、ガラス成分中のPbO含有量が比較的多
い第2の厚膜ペースト3を、 図1に示す如く、第1の塗布部の全面を被覆するよ
うに、或いは 図2に示す如く、第1の塗布部の周縁部のみを被覆
するように、或いは 図3に示す如く、第1の塗布部の隅角部のみを被覆
するように 塗布印刷した後乾燥し、その後焼成する。
【0029】なお、焼成は上記の如く、第1の厚膜ペー
ストの塗布部と第2の厚膜ペーストの塗布部とを同時に
行なうものであっても良く、第1の厚膜ペーストを塗布
した後乾燥、焼成し、その後第2の厚膜ペーストを塗布
した後乾燥、焼成しても良い。
【0030】この厚膜ペーストの塗布方法、乾燥、焼成
条件等は従来と同様のものを採用することができる。
【0031】また、第2の厚膜ペーストの塗布範囲は、
形成する導体パターンの面積が小さい場合には、図1に
示す如く、第1の塗布部の全面を被覆するような範囲と
するのが好ましく、形成する導体パターンが大面積があ
る場合には、図2に示す如く第1の塗布部の周縁部の
み、或いは、図3に示す如く第1の塗布部の隅角部のみ
被覆するような範囲とするのが好ましい。
【0032】即ち、導体パターンの剥離は、導体パター
ンの縁部で生じるため、第1の塗布部の周縁部或いは隅
角部のみを第2の厚膜ペーストで被覆することによって
も、十分な剥離防止効果を得ることができる。
【0033】なお、図2に示す如く、第1の塗布部の周
縁部のみを第2の厚膜ペーストで被覆する場合、その被
覆する周縁部の幅Wは、第1の塗布部の大きさによって
も異なるが、通常の場合、0.5〜10mm程度とされ
る。
【0034】また、図3に示す如く、第1の塗布部の隅
角部のみを第2の厚膜ペーストで被覆する場合、その被
覆する隅角部の大きさは、第1の塗布部の大きさによっ
ても異なるが、通常の場合、図3において、幅Wが0.
5〜10mm,長さa,bが1〜20mmとなるように
するのが好ましい。
【0035】本発明において使用する第1の厚膜ペース
ト及び第2の厚膜ペーストのガラス成分含有量やガラス
成分組成については特に制限はないが、第1の厚膜ペー
ストとしては、導体成分であるCu100重量部に対し
てガラス成分を3〜5重量部含み、ガラス成分中の各酸
化物のCu100重量部に対する含有割合がPbO:
0.1〜0.7重量部、SiO2 :0.1〜0.7重量
部、B23 :0.1〜0.7重量部、Bi23 :2
〜3.5重量部で実質的にWO3 を含有しないものが好
ましい。また、第2の厚膜ペーストとしては、導体成分
であるCu100重量部に対してガラス成分を3〜5重
量部含み、ガラス成分中の各酸化物のCu100重量部
に対する含有割合がPbO:1.5〜3.5重量部、S
iO2 :0.1〜0.7重量部、CdO:0.1〜0.
7重量部、B23 :0.1〜0.7重量部で実質的に
Bi23 を含有しないものが好ましい。
【0036】このような本発明の厚膜回路基板及びその
製造方法は、アルミナ含有率99.5%以上の高純度ア
ルミナ基板を用い、Cu厚膜ペーストにより高周波厚膜
回路基板を製造する場合に極めて有用である。
【0037】
【作用】厚膜ペーストで形成される導体パターンの基板
との剥離又はガラス成分の浸出は、用いる厚膜ペースト
のガラス成分中のPbO含有量に関係する。
【0038】即ち、厚膜ペーストのうち、ガラス成分中
のPbO含有量の少ないもので形成された導体パターン
は、ガラス成分の浸出については問題はないが、高純度
アルミナ基板との剥離の問題がある。一方、ガラス成分
中のPbO含有量の多い厚膜ペーストは、上記剥離の問
題はないが、ガラス成分の浸出の問題がある。
【0039】本発明においては、ガラス成分中のPbO
含有量が比較的少ない第1の厚膜ペーストと、ガラス成
分中のPbO含有量が比較的多い第2の厚膜ペーストと
を用い、第2の厚膜ペーストで、第1の厚膜ペーストに
よる塗布部の少なくとも隅角部を覆うようにすることに
より、基板上に塗布された第1の厚膜ペーストと、第2
の厚膜ペーストが、焼成中ないし焼成後において混合さ
れて、基板に適合した、基板との接着強度の高い導体パ
ターンを形成し、導体パターンの剥離やガラス成分の浸
出は防止される。
【0040】請求項2,8によれば、上記効果をより一
層確実に得ることができる。
【0041】請求項3,9によれば、高特性かつ安価な
高周波厚膜回路基板が提供される。
【0042】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
【0043】なお、用いたCu厚膜ペーストの組成は下
記表1の通りである。
【0044】
【表1】
【0045】実施例1 図1に示す方法に従って、厚膜回路基板を製造した。
【0046】アルミナ含有率99.5%以上の高純度ア
ルミナ基板(95mm×114mm×厚さ0.635m
m)の一方の面に、第1のCu厚膜ペーストを70×9
0mm,乾燥後の厚さ25μmにベタパターンで印刷し
た後、120℃で10分間乾燥した。
【0047】次いで、第2のCu厚膜ペーストで上記塗
布部に重なるように70mm×90mm,乾燥後の厚さ
25μmに印刷した後、120℃で10分間乾燥した。
【0048】その後、アルミナ基板の他方の面に第1の
Cu厚膜ペーストで配線パターンを印刷し、120℃で
10分間乾燥した後、窒素雰囲気中、900℃で60分
間基板両面を同時焼成した。
【0049】得られた厚膜回路基板は、導体パターンか
らのガラス成分の浸出もなく、また、導体パターンの剥
離もなく、良好な導体パターンが形成されていた。
【0050】実施例2 図2に示す方法に従って、厚膜回路基板を製造した。
【0051】即ち、第2のCu厚膜ペーストを第1のC
u厚膜ペーストの塗布部の周縁部にのみ重なるように幅
W=10mm,乾燥後の厚さ25μmに印刷したこと以
外は実施例1と同様にして厚膜回路基板を製造した。
【0052】得られた厚膜回路基板は、導体パターンか
らのガラス成分の浸出もなく、また、導体パターンの剥
離もなく、良好な導体パターンが形成されていた。
【0053】実施例3 図3に示す方法に従って、厚膜回路基板を製造した。
【0054】即ち、第2のCu厚膜ペーストを第1のC
u厚膜ペーストの塗布部の隅角部にのみ重なるように幅
W=10mm,a=20mm,b=20mm,乾燥後の
厚さ25μmに印刷したこと以外は実施例1と同様にし
て厚膜回路基板を製造した。
【0055】得られた厚膜回路基板は、導体パターンか
らのガラス成分の浸出もなく、また、導体パターンの剥
離もなく、良好な導体パターンが形成されていた。
【0056】比較例1 実施例1において、第2のCu厚膜ペーストを用いなか
ったこと以外は同様にして厚膜回路基板を製造した。
【0057】その結果、得られた厚膜回路基板は、図4
に示す如く、導体パターン4の隅角部において、アルミ
ナ基板1から剥離が生じ、製品とし得なかった。
【0058】比較例2 実施例1において、第1のCu厚膜ペーストを用いなか
ったこと以外は同様にして厚膜回路基板を製造した。
【0059】その結果、得られた厚膜回路基板は、導体
パターンから黄色いガラス成分の浸出がみられ、製品と
し得なかった。
【0060】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の厚膜回路基
板及びその製造方法によれば、導体パターンの剥離やガ
ラス成分の浸出の問題を生じることなく、厚膜法により
良好な導体パターンを形成して、高特性高周波厚膜回路
基板を安価に提供することができる。
【0061】本発明の厚膜回路基板及びその製造方法
は、特に、アルミナ含有率99.5%以上の高純度アル
ミナ基板上に広い面積のCu厚膜導体パターンを形成し
て高周波回路基板とする場合に極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厚膜回路基板の製造方法の一実施例方
法を示す平面図である。
【図2】本発明の厚膜回路基板の製造方法の他の実施例
方法を示す平面図である。
【図3】本発明の厚膜回路基板の製造方法の別の実施例
方法を示す平面図である。
【図4】従来法による導体パターンの剥離状況を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 アルミナ基板 2 第1の厚膜ペースト 3 第2の厚膜ペースト

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス基板に導体成分とガラス成
    分とを含む厚膜ペーストを塗布した後焼成することによ
    り、導体パターンを形成してなる厚膜回路基板におい
    て、 該導体パターンは、ガラス成分中のPbO含有量が比較
    的少ない第1の厚膜ペーストと、ガラス成分中のPbO
    含有量が比較的多い第2の厚膜ペーストとの2種類の厚
    膜ペーストにより形成されており、 該第1の厚膜ペーストにより前記セラミックス基板上に
    第1層目の導体パターンが形成されており、かつ、該第
    2の厚膜ペーストにより、該第1層目の導体パターンの
    少なくとも隅角部を被覆する第2層目の導体パターンが
    形成されていることを特徴とする厚膜回路基板。
  2. 【請求項2】 請求項1の厚膜回路基板において、第1
    の厚膜ペーストが、導体成分であるCu100重量部に
    対してガラス成分を3〜5重量部含み、ガラス成分中の
    各酸化物のCu100重量部に対する含有割合がPb
    O:0.1〜0.7重量部、SiO2 :0.1〜0.7
    重量部、B23 :0.1〜0.7重量部、Bi2
    3 :2〜3.5重量部で実質的にWO3 を含有しないも
    のであり、第2の厚膜ペーストが、導体成分であるCu
    100重量部に対してガラス成分を3〜5重量部含み、
    ガラス成分中の各酸化物のCu100重量部に対する含
    有割合がPbO:1.5〜3.5重量部、SiO2
    0.1〜0.7重量部、CdO:0.1〜0.7重量
    部、B23 :0.1〜0.7重量部で実質的にBi2
    3 を含有しないものであることを特徴とする厚膜回路
    基板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の厚膜回路基板におい
    て、セラミックス基板がアルミナ含有率99.5%以上
    の高純度アルミナ基板であり、厚膜ペーストが金属粉末
    として銅粉末を含有するものであることを特徴とする厚
    膜回路基板。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項の厚膜
    回路基板において、第2層目の導体パターンは、第1層
    目の導体パターンの全面を被覆するように形成されてい
    ることを特徴とする厚膜回路基板。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1項の厚膜
    回路基板において、第2層目の導体パターンは、第1層
    目の導体パターンの周縁部のみを被覆するように形成さ
    れていることを特徴とする厚膜回路基板。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれか1項の厚膜
    回路基板において、第2層目の導体パターンは、第1層
    目の導体パターンの隅角部のみを被覆するように形成さ
    れていることを特徴とする厚膜回路基板。
  7. 【請求項7】 セラミックス基板に導体成分とガラス成
    分とを含む厚膜ペーストを塗布した後焼成することによ
    り、導体パターンを形成する厚膜回路基板の製造方法に
    おいて、 該厚膜ペーストとして、ガラス成分中のPbO含有量が
    比較的少ない第1の厚膜ペーストと、ガラス成分中のP
    bO含有量が比較的多い第2の厚膜ペーストとの2種類
    の厚膜ペーストを用い、 該第1の厚膜ペーストを塗布して前記セラミックス基板
    上に第1層目の導体パターンに倣う第1の塗布部を形成
    した後、該第2の厚膜ペーストを該第1の塗布部の少な
    くとも隅角部を被覆するように塗布することを特徴とす
    る厚膜回路基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7の方法において、第1の厚膜ペ
    ーストが、導体成分であるCu100重量部に対してガ
    ラス成分を3〜5重量部含み、ガラス成分中の各酸化物
    のCu100重量部に対する含有割合がPbO:0.1
    〜0.7重量部、SiO2 :0.1〜0.7重量部、B
    23 :0.1〜0.7重量部、Bi23 :2〜3.
    5重量部で実質的にWO3 を含有しないものであり、第
    2の厚膜ペーストが、導体成分であるCu100重量部
    に対してガラス成分を3〜5重量部含み、ガラス成分中
    の各酸化物のCu100重量部に対する含有割合がPb
    O:1.5〜3.5重量部、SiO2 :0.1〜0.7
    重量部、CdO:0.1〜0.7重量部、B23
    0.1〜0.7重量部で実質的にBi23 を含有しな
    いものであることを特徴とする厚膜回路基板の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8の方法において、セラミ
    ックス基板がアルミナ含有率99.5%以上の高純度ア
    ルミナ基板であり、厚膜ペーストが金属粉末として銅粉
    末を含有するものであることを特徴とする厚膜回路基板
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれか1項の方
    法において、第2の厚膜ペーストを第1の塗布部の全面
    を被覆するように塗布することを特徴とする厚膜回路基
    板の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし9のいずれか1項の方
    法において、第2の厚膜ペーストを第1の塗布部の周縁
    部のみを被覆するように塗布することを特徴とする厚膜
    回路基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項7ないし9のいずれか1項の方
    法において、第2の厚膜ペーストを第1の塗布部の隅角
    部のみを被覆するように塗布することを特徴とする厚膜
    回路基板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011077469A (ja) * 2009-10-02 2011-04-14 Murata Mfg Co Ltd セラミック基板の製造方法およびセラミック基板

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