JPH0818224A - アディティブめっき用接着剤とそれを用いたプリント配線板の製法 - Google Patents
アディティブめっき用接着剤とそれを用いたプリント配線板の製法Info
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- JPH0818224A JPH0818224A JP14906194A JP14906194A JPH0818224A JP H0818224 A JPH0818224 A JP H0818224A JP 14906194 A JP14906194 A JP 14906194A JP 14906194 A JP14906194 A JP 14906194A JP H0818224 A JPH0818224 A JP H0818224A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】スルーホールのエッチバック量と、基板のガラ
スクロス層へのめっき膜のしみこみ量を抑え、めっき膜
との接着性とはんだ耐熱性の向上を図ることができるK
MnO4粗化が可能なアディティブめっき用接着剤の提
供。 【構成】(a)2級水酸基の20〜100%にイソシア
ナトエチルメタクリレートを付加したビスフェノールA
型エポキシ樹脂、(b)エポキシ基の20〜70%にア
クリル酸を付加したノボラック型エポキシ樹脂、(c)
アクリル酸、またはメタクリル酸を付加したアクリロニ
トリルブタジエンゴム、(d)レゾール型フェノール樹
脂、(e)光重合開始剤、(f)熱硬化剤を主成分とす
るアディティブめっき用接着剤。
スクロス層へのめっき膜のしみこみ量を抑え、めっき膜
との接着性とはんだ耐熱性の向上を図ることができるK
MnO4粗化が可能なアディティブめっき用接着剤の提
供。 【構成】(a)2級水酸基の20〜100%にイソシア
ナトエチルメタクリレートを付加したビスフェノールA
型エポキシ樹脂、(b)エポキシ基の20〜70%にア
クリル酸を付加したノボラック型エポキシ樹脂、(c)
アクリル酸、またはメタクリル酸を付加したアクリロニ
トリルブタジエンゴム、(d)レゾール型フェノール樹
脂、(e)光重合開始剤、(f)熱硬化剤を主成分とす
るアディティブめっき用接着剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アディティブ法めっき
によるプリント配線板に用いる接着剤に係り、特にKM
nO4水溶液で粗化可能なアディティブめっき用接着剤
とそれを用いたプリント配線板の製法に関する。
によるプリント配線板に用いる接着剤に係り、特にKM
nO4水溶液で粗化可能なアディティブめっき用接着剤
とそれを用いたプリント配線板の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より(フル)アディティブめっき用
接着剤としては、エポキシ樹脂、アクリロニトリルブタ
ジエンゴム(以下、NBRと略す)、レゾール型フェノ
ール樹脂を主成分とした熱硬化型ものが知られている。
また、特開昭63−155793号公報には感光性ジア
リルフタレート系樹脂および/または感光性エポキシ樹
脂を用いた光硬化型の接着剤フィルムを、多層プリント
配線板の絶縁層をも兼ねて、内層配線板上にラミネート
する方法が開示されている。
接着剤としては、エポキシ樹脂、アクリロニトリルブタ
ジエンゴム(以下、NBRと略す)、レゾール型フェノ
ール樹脂を主成分とした熱硬化型ものが知られている。
また、特開昭63−155793号公報には感光性ジア
リルフタレート系樹脂および/または感光性エポキシ樹
脂を用いた光硬化型の接着剤フィルムを、多層プリント
配線板の絶縁層をも兼ねて、内層配線板上にラミネート
する方法が開示されている。
【0003】一方、本発明の出願人は、先に熱硬化性エ
ポキシ樹脂、NBR、レゾール型フェノール樹脂を主成
分とし、エポキシ樹脂の硬化剤に光カチオン開始剤を使
用して光で重合させ、NBRとフェノール樹脂の架橋を
加熱で行うアディティブめっき用の接着剤フィルムを提
案(特開平3−220281号公報)している。
ポキシ樹脂、NBR、レゾール型フェノール樹脂を主成
分とし、エポキシ樹脂の硬化剤に光カチオン開始剤を使
用して光で重合させ、NBRとフェノール樹脂の架橋を
加熱で行うアディティブめっき用の接着剤フィルムを提
案(特開平3−220281号公報)している。
【0004】上記の接着剤は、ガラスエポキシ基板の表
面に塗布、または、ホットロールでラミネートし、光照
射および/または加熱硬化して使用する。その後、ドリ
ルでスルーホールを形成した後、無電解めっき膜との接
着性を確保するためクロム硫酸液で接着剤表面を粗化し
ていた。
面に塗布、または、ホットロールでラミネートし、光照
射および/または加熱硬化して使用する。その後、ドリ
ルでスルーホールを形成した後、無電解めっき膜との接
着性を確保するためクロム硫酸液で接着剤表面を粗化し
ていた。
【0005】しかし、近年は環境問題からクロム硫酸液
以外の粗化液としてアルカリ性過マンガン酸塩水溶液、
例えば、KMnO4液が注目されてきた。もともとKM
nO4液は、スールホール内壁のデスミア処理液として
使用されていたものであるが、このKMnO4液でアデ
ィティブめっき用の熱硬化性接着剤を粗化して、めっき
膜との接着性を向上させる方法は、特公昭52−245
49号公報、特開昭53−88164号公報で知られて
いる。
以外の粗化液としてアルカリ性過マンガン酸塩水溶液、
例えば、KMnO4液が注目されてきた。もともとKM
nO4液は、スールホール内壁のデスミア処理液として
使用されていたものであるが、このKMnO4液でアデ
ィティブめっき用の熱硬化性接着剤を粗化して、めっき
膜との接着性を向上させる方法は、特公昭52−245
49号公報、特開昭53−88164号公報で知られて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明者らが
上記の接着剤をはじめ多くの接着剤を用い、KMnO4
液の濃度、pH、温度、時間を変えて、スールホール内
壁のデスミア処理を兼ねて接着剤層の粗化と、めっき膜
との接着力を検討した結果、従来のクロム硫酸による粗
化では認められなかった下記の問題点が分かった。
上記の接着剤をはじめ多くの接着剤を用い、KMnO4
液の濃度、pH、温度、時間を変えて、スールホール内
壁のデスミア処理を兼ねて接着剤層の粗化と、めっき膜
との接着力を検討した結果、従来のクロム硫酸による粗
化では認められなかった下記の問題点が分かった。
【0007】(1) スルーホール内壁のエッチバック
(KMnO4液でスルーホール内壁のエポキシ樹脂層の
溶解)量と、めっき膜の接着力が両立しないこと。即
ち、エッチバック量を少なくするKMnO4液の処理条
件では、接着剤層が余り粗化できず、めっき膜との接着
力が1kgf/cm前後と低い。また、260℃はんだ
耐熱性も30秒以下と低い。めっき膜との接着力が1.
5kgf/cm以上となるKMnO4処理条件では、ス
ルーホール内壁のエッチバック量が10μm以上と多く
なり、めっき膜のガラスクロス層へのしみこみ量も15
μm以上と大きくなる。更に、はんだ耐熱性が低い。
(KMnO4液でスルーホール内壁のエポキシ樹脂層の
溶解)量と、めっき膜の接着力が両立しないこと。即
ち、エッチバック量を少なくするKMnO4液の処理条
件では、接着剤層が余り粗化できず、めっき膜との接着
力が1kgf/cm前後と低い。また、260℃はんだ
耐熱性も30秒以下と低い。めっき膜との接着力が1.
5kgf/cm以上となるKMnO4処理条件では、ス
ルーホール内壁のエッチバック量が10μm以上と多く
なり、めっき膜のガラスクロス層へのしみこみ量も15
μm以上と大きくなる。更に、はんだ耐熱性が低い。
【0008】(2) めっき膜との接着力が2kgf/
cm程度確保できるKMnO4液の処理条件で接着剤層
を粗化し、めっき触媒の付与、活性化などの一連の処理
を行った後、希釈アルコール系現像型のドライフィルム
のめっきレジストを形成し、露光、現像すると、めっき
膜の接着力が0.8kgf/cm以下となり、はんだ耐
熱性も10秒以下となる。これは、KMnO4液で粗化
した従来接着剤層の表面が、めっきレジストの希釈アル
コール系現像液で変質するためである。
cm程度確保できるKMnO4液の処理条件で接着剤層
を粗化し、めっき触媒の付与、活性化などの一連の処理
を行った後、希釈アルコール系現像型のドライフィルム
のめっきレジストを形成し、露光、現像すると、めっき
膜の接着力が0.8kgf/cm以下となり、はんだ耐
熱性も10秒以下となる。これは、KMnO4液で粗化
した従来接着剤層の表面が、めっきレジストの希釈アル
コール系現像液で変質するためである。
【0009】このように、従来の接着剤をKMnO4液
で粗化してアデイティブ法プリント配線板を生産するに
は解決する課題が多いことが判明した。
で粗化してアデイティブ法プリント配線板を生産するに
は解決する課題が多いことが判明した。
【0010】本発明の目的は、スルーホール内壁のエッ
チバック量と、ガラスクロス層へのめっき膜のしみこみ
量を抑制し、めっき膜との接着性とはんだ耐熱性を向上
できる新規なKMnO4粗化のアディティブめっき用接
着剤とそれを用いたプリント配線板の製法を提供するこ
とにある。
チバック量と、ガラスクロス層へのめっき膜のしみこみ
量を抑制し、めっき膜との接着性とはんだ耐熱性を向上
できる新規なKMnO4粗化のアディティブめっき用接
着剤とそれを用いたプリント配線板の製法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の要旨は次のとおりである。
明の要旨は次のとおりである。
【0012】(a)2級水酸基の20〜100%にイソ
シアナトエチルメタクリレートを付加したビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、(b) エポキシ基の20〜70
%にアクリル酸を付加したノボラック型エポキシ樹脂、
(c) アクリル酸またはメタクリル酸を付加したアク
リロニトリルブタジエンゴム、(d) レゾール型フェ
ノール樹脂、(e) 光重合開始剤、(f)熱硬化剤を
主成分とするアディティブめっき用接着剤である。
シアナトエチルメタクリレートを付加したビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、(b) エポキシ基の20〜70
%にアクリル酸を付加したノボラック型エポキシ樹脂、
(c) アクリル酸またはメタクリル酸を付加したアク
リロニトリルブタジエンゴム、(d) レゾール型フェ
ノール樹脂、(e) 光重合開始剤、(f)熱硬化剤を
主成分とするアディティブめっき用接着剤である。
【0013】更に、前記(a)+(b)が60〜85重
量部に対して(c)成分40〜15重量部で、(a)+
(b)+(c)の100重量部に対して(d)は1〜1
0重量部とする。
量部に対して(c)成分40〜15重量部で、(a)+
(b)+(c)の100重量部に対して(d)は1〜1
0重量部とする。
【0014】前記(a)のイソシアナトエチルメタクリ
レートを付加したビスフェノールA型エポキシ樹脂の平
均エポキシ当量が450〜4000であることが好まし
い。エポキシ当量が450未満では、KMnO4液で粗
化し易い反面、耐熱性が乏しくなり、また、めっきレジ
ストの現像処理で現像液に溶解し易い。4000を超え
るものでは、KMnO4液で粗化できなくなる。
レートを付加したビスフェノールA型エポキシ樹脂の平
均エポキシ当量が450〜4000であることが好まし
い。エポキシ当量が450未満では、KMnO4液で粗
化し易い反面、耐熱性が乏しくなり、また、めっきレジ
ストの現像処理で現像液に溶解し易い。4000を超え
るものでは、KMnO4液で粗化できなくなる。
【0015】前記(b)のアクリル酸を付加したノボラ
ック型エポキシ樹脂の平均エポキシ当量200〜500
のものが好ましい。200未満ではKMnO4液で粗化
し易いが、めっきレジストの現像処理において現像液に
溶解し易い。500を超えるものは、硬化物が脆くな
り、また、粗化性も向上しない。
ック型エポキシ樹脂の平均エポキシ当量200〜500
のものが好ましい。200未満ではKMnO4液で粗化
し易いが、めっきレジストの現像処理において現像液に
溶解し易い。500を超えるものは、硬化物が脆くな
り、また、粗化性も向上しない。
【0016】前記(c)のアクリル酸またはメタクリル
酸を付加したアクリロニトリルブタジエンゴム(NB
R)は、硬化物に可撓性を付与するためと、めっき膜と
の接着性を向上させるものである。
酸を付加したアクリロニトリルブタジエンゴム(NB
R)は、硬化物に可撓性を付与するためと、めっき膜と
の接着性を向上させるものである。
【0017】前記(d)のレゾール型フェノール樹脂
は、(c)のNBRの架橋剤であり、特に、アルキル変
性タイプが反応性向上の点で好ましい。
は、(c)のNBRの架橋剤であり、特に、アルキル変
性タイプが反応性向上の点で好ましい。
【0018】前記(e)の光重合開始剤は、(a)、
(b)、(c)成分の感光基を光重合させるもので、ベ
ンゾフェノンやベンジルジメチルケタール、2−メチル
−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モンフォリ
ノプロパン−1などの公知のラジカル発生剤が使用でき
る。
(b)、(c)成分の感光基を光重合させるもので、ベ
ンゾフェノンやベンジルジメチルケタール、2−メチル
−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モンフォリ
ノプロパン−1などの公知のラジカル発生剤が使用でき
る。
【0019】前記(f)の熱硬化剤は、ジシアンジアミ
ドに代表されるアミン系硬化剤、イミダゾール系硬化剤
が使用できる。
ドに代表されるアミン系硬化剤、イミダゾール系硬化剤
が使用できる。
【0020】次に、前記(a)〜(f)の各成分の配合
量について説明する。
量について説明する。
【0021】(a)+(b)は60〜85重量部である
が、両者の配合比は(a)が10〜30重量部、(b)
は30〜75重量部がKMnO4液による粗化性、並び
に耐熱性の点から好ましい。なお、(a)成分として
は、エポキシ当量が2000以上のものを30重量部よ
り多く配合すると、KMnO4液の粗化性が低下するの
で好ましくない。
が、両者の配合比は(a)が10〜30重量部、(b)
は30〜75重量部がKMnO4液による粗化性、並び
に耐熱性の点から好ましい。なお、(a)成分として
は、エポキシ当量が2000以上のものを30重量部よ
り多く配合すると、KMnO4液の粗化性が低下するの
で好ましくない。
【0022】(c)の配合量は15〜40重量部である
が、15重量部未満の場合はめっき膜の接着性が1以下
となる。40重量部より多いと耐熱性が低下してくる。
が、15重量部未満の場合はめっき膜の接着性が1以下
となる。40重量部より多いと耐熱性が低下してくる。
【0023】(d)の配合量は、(a)+(b)+
(c)の100重量部に対し、1〜10重量部である
が、1重量部未満ではNBRとの架橋密度が低くなり耐
熱性が低下する。10重量部を超えるとKMnO4液で
の粗化性が低下する。
(c)の100重量部に対し、1〜10重量部である
が、1重量部未満ではNBRとの架橋密度が低くなり耐
熱性が低下する。10重量部を超えるとKMnO4液で
の粗化性が低下する。
【0024】(e)は、(a)+(b)+(c)ノ10
0重量部に対して、3〜10重量部で充分である。
0重量部に対して、3〜10重量部で充分である。
【0025】(f)は、使用するエポキシ樹脂のエポキ
シ当量と配合量、並びに硬化速度に見合って配合量を決
める。
シ当量と配合量、並びに硬化速度に見合って配合量を決
める。
【0026】上記した各成分は、ケトン系、セロソルブ
系の有機溶剤に溶解して液状として使用する。また、目
的に応じて酸化ケイ素、酸化アルミニウム、ケイ酸カル
シウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、酸化
亜鉛、酸化マグネシウムなどの微粉末フィラーを配合
し、ナイフコート性、ロールコート性、カーテンコート
性、スクリーン印刷性、スプレーコート性など、コート
の種類により必要なレオロジーを付与することができ
る。これらの微粉末フィラーは、ニーダや3本ロール、
または、各種のボールミルで均一に分散できる。
系の有機溶剤に溶解して液状として使用する。また、目
的に応じて酸化ケイ素、酸化アルミニウム、ケイ酸カル
シウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、酸化
亜鉛、酸化マグネシウムなどの微粉末フィラーを配合
し、ナイフコート性、ロールコート性、カーテンコート
性、スクリーン印刷性、スプレーコート性など、コート
の種類により必要なレオロジーを付与することができ
る。これらの微粉末フィラーは、ニーダや3本ロール、
または、各種のボールミルで均一に分散できる。
【0027】また、シリコーンオイルなどの消泡剤やレ
ベリング剤などを添加できることは述べるまでもない。
ベリング剤などを添加できることは述べるまでもない。
【0028】前記接着剤を、例えばガラスエポキシ基板
の表面や、内層配線を形成してプリプレグでシールドし
たいわゆる絶縁シールド多層板の表面に被覆,形成す
る。溶剤を乾燥後、0.5〜2J/cm2紫外線を照射
し、更に、加熱硬化炉で140〜160℃,20〜60
分加熱して硬化する。上記のように接着剤層を形成した
後は、公知のアディティブ法によりプリント配線板を作
製することができる。
の表面や、内層配線を形成してプリプレグでシールドし
たいわゆる絶縁シールド多層板の表面に被覆,形成す
る。溶剤を乾燥後、0.5〜2J/cm2紫外線を照射
し、更に、加熱硬化炉で140〜160℃,20〜60
分加熱して硬化する。上記のように接着剤層を形成した
後は、公知のアディティブ法によりプリント配線板を作
製することができる。
【0029】本発明において特徴的なのは、ドリルでス
ルーホールを形成した後、スルーホール内のデスミア処
理と接着剤層表面の粗化を両立できることである。即
ち、KMnO4濃度が40〜120g/l、pH12〜
14(at25℃)、温度50〜70℃の広い条件で、
2〜10分処理することでデスミアと粗化を一挙に行う
ことができる。粗化後は、水洗,中和処理,めっき触媒
付与,活性化,乾燥,めっきレジスト形成,露光,現
像,無電解めっき,ポスト硬化など公知の方法でプリン
ト配線板を作製することができる。
ルーホールを形成した後、スルーホール内のデスミア処
理と接着剤層表面の粗化を両立できることである。即
ち、KMnO4濃度が40〜120g/l、pH12〜
14(at25℃)、温度50〜70℃の広い条件で、
2〜10分処理することでデスミアと粗化を一挙に行う
ことができる。粗化後は、水洗,中和処理,めっき触媒
付与,活性化,乾燥,めっきレジスト形成,露光,現
像,無電解めっき,ポスト硬化など公知の方法でプリン
ト配線板を作製することができる。
【0030】
【作用】本発明のアディティブめっき用接着剤はKMn
O4液で粗化しても、めっき膜との接着力は1.2〜1.
8kgf/cmを示し、260℃はんだ耐熱性も60秒
以上有し、従来の接着剤のようにレジスト現像によって
めっき膜の接着力やはんだ耐熱性がほとんど低下しな
い。
O4液で粗化しても、めっき膜との接着力は1.2〜1.
8kgf/cmを示し、260℃はんだ耐熱性も60秒
以上有し、従来の接着剤のようにレジスト現像によって
めっき膜の接着力やはんだ耐熱性がほとんど低下しな
い。
【0031】また、KMnO4液粗化によるスルーホー
ル内壁のエッチバック量も2〜7μm、基板のガラスク
ロス層へのめっき膜しみこみ量も10μm以下である。
ル内壁のエッチバック量も2〜7μm、基板のガラスク
ロス層へのめっき膜しみこみ量も10μm以下である。
【0032】特に、平均エポキシ当量450〜4000
のビスフェノールA型エポキシ樹脂と平均エポキシ当量
200〜500のノボラック型エポキシ樹脂の併用によ
り、KMnO4水溶液で十分粗化でき、耐現像液性も優
れている。
のビスフェノールA型エポキシ樹脂と平均エポキシ当量
200〜500のノボラック型エポキシ樹脂の併用によ
り、KMnO4水溶液で十分粗化でき、耐現像液性も優
れている。
【0033】更に、前記の光硬化性のビスフェノールA
型エポキシ樹脂は、従来広く用いられているエポキシ基
に(メタ)アクリル酸を付加したものとは異なり、末端
にエポキシ基が残っていること、また、ノボラック型エ
ポキシ樹脂もエポキシ基を残しているため、熱硬化剤に
よるエポキシ基の重合により耐熱性が損なわれないもの
と推定される。従って、上記した比較的ゆるやかなKM
nO4液による粗化でも十分粗化できるので、スルーホ
ール内壁のエッチバック量やガラスクロス層へのめっき
膜のしみこみ量が低減されるものと考える。
型エポキシ樹脂は、従来広く用いられているエポキシ基
に(メタ)アクリル酸を付加したものとは異なり、末端
にエポキシ基が残っていること、また、ノボラック型エ
ポキシ樹脂もエポキシ基を残しているため、熱硬化剤に
よるエポキシ基の重合により耐熱性が損なわれないもの
と推定される。従って、上記した比較的ゆるやかなKM
nO4液による粗化でも十分粗化できるので、スルーホ
ール内壁のエッチバック量やガラスクロス層へのめっき
膜のしみこみ量が低減されるものと考える。
【0034】
〔実施例1〕2級水酸基の20%にイソシアナトエチル
メタクリレートを付加したビスフェノールA型エポキシ
樹脂(エポキシ当量900)30重量部、エポキシ基の
20%にアクリル酸を付加したクレゾールノボラック型
エポキシ樹脂(エポキシ当量230)55重量部、アク
リル酸を付加したNBR15重量部、アルキル変性レゾ
ール型フェノール樹脂1重量部、光重合開始剤のベンジ
ルジメチルケタール6重量部、熱硬化剤としてジシアン
ジアミド変性イミダゾール3重量部、微粉末フィラーと
して酸化ケイ素5重量部、タルク5重量部、ケイ酸カル
シウム20重量部、メチルエチルケトンとメチルセロソ
ルブの混合溶剤70重量部とからなる接着剤を作成し
た。
メタクリレートを付加したビスフェノールA型エポキシ
樹脂(エポキシ当量900)30重量部、エポキシ基の
20%にアクリル酸を付加したクレゾールノボラック型
エポキシ樹脂(エポキシ当量230)55重量部、アク
リル酸を付加したNBR15重量部、アルキル変性レゾ
ール型フェノール樹脂1重量部、光重合開始剤のベンジ
ルジメチルケタール6重量部、熱硬化剤としてジシアン
ジアミド変性イミダゾール3重量部、微粉末フィラーと
して酸化ケイ素5重量部、タルク5重量部、ケイ酸カル
シウム20重量部、メチルエチルケトンとメチルセロソ
ルブの混合溶剤70重量部とからなる接着剤を作成し
た。
【0035】内層配線の表面にプリプレグを積層した絶
縁シールド板の表面に、上記接着剤を乾燥後の厚さが約
30μmとなるようアプリケータで塗布し、90℃で3
0分間乾燥した。高圧水銀灯で紫外線を1.5J/cm2
照射した後、145℃,35分で硬化した。その後、直
径35μmのドリルで所定の個所にスルーホールを形成
した試験片を2枚作製した。これをKMnO4水溶液
(濃度120g/l,pH12.5,温度70℃)で5
分間で粗化した後、水洗、中和処理、水洗、めっき触媒
処理、水洗、活性化、水洗を順次行った後、更に120
℃で乾燥した。
縁シールド板の表面に、上記接着剤を乾燥後の厚さが約
30μmとなるようアプリケータで塗布し、90℃で3
0分間乾燥した。高圧水銀灯で紫外線を1.5J/cm2
照射した後、145℃,35分で硬化した。その後、直
径35μmのドリルで所定の個所にスルーホールを形成
した試験片を2枚作製した。これをKMnO4水溶液
(濃度120g/l,pH12.5,温度70℃)で5
分間で粗化した後、水洗、中和処理、水洗、めっき触媒
処理、水洗、活性化、水洗を順次行った後、更に120
℃で乾燥した。
【0036】1枚はアディティブ用無電解銅めっき液を
用いて厚さ約25μmのめっき膜を形成した。これを試
片(A)とする。もう1枚は、ドライフィルム型めっき
レジストをラミネートし、パターンを露光、現像し水洗
した。この時の現像液はジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル180ml/l、ホウ砂ナトリウム5g/l
とからなる水溶液で、40℃で60秒間スプレー現像し
た。そして試片(A)と同様に無電解銅めっき液で厚さ
約25μmのめっき膜を形成した。これを試片(B)と
する。
用いて厚さ約25μmのめっき膜を形成した。これを試
片(A)とする。もう1枚は、ドライフィルム型めっき
レジストをラミネートし、パターンを露光、現像し水洗
した。この時の現像液はジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル180ml/l、ホウ砂ナトリウム5g/l
とからなる水溶液で、40℃で60秒間スプレー現像し
た。そして試片(A)と同様に無電解銅めっき液で厚さ
約25μmのめっき膜を形成した。これを試片(B)と
する。
【0037】次に、上記両者を160℃,40分のポス
ト硬化を行った。めっき膜と接着剤層との接着力をJI
SC−6841法で測定した。試片(A)は1.18k
gf/cm、試片(B)は1.21kgf/cmを示し
た。また、260℃はんだ耐熱性は両者共に90秒以上
を示した。
ト硬化を行った。めっき膜と接着剤層との接着力をJI
SC−6841法で測定した。試片(A)は1.18k
gf/cm、試片(B)は1.21kgf/cmを示し
た。また、260℃はんだ耐熱性は両者共に90秒以上
を示した。
【0038】更にまた、スルーホール部分の断面を観察
した結果、両者ともエッチバック量は2〜5μm、ガラ
スクロス層へのめっき膜のしみこみ量は4〜7μmの範
囲で、両者にそれほど差は認められなかった。
した結果、両者ともエッチバック量は2〜5μm、ガラ
スクロス層へのめっき膜のしみこみ量は4〜7μmの範
囲で、両者にそれほど差は認められなかった。
【0039】〔実施例2〕2級水酸基の50%にイソシ
アナトエチルメタクリレートを付加したビスフェノール
A型エポキシ樹脂(エポキシ当量450)10重量部、
エポキシ基の40%にアクリル酸を付加したクレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量500)50
重量部、アクリル酸を付加したNBR40重量部、アル
キル変性レゾール型フェノール樹脂10重量部、光重合
開始剤のベンジルジメチルケタール6重量部、熱硬化剤
としてジシアンジアミド変性イミダゾール3重量部、微
粉末フィラーとして酸化ケイ素5重量部、タルク5重量
部、水酸化カルシウム20重量部、メチルエチルケトン
とキシレンの混合溶剤500重量部とからなる接着剤を
作成した。
アナトエチルメタクリレートを付加したビスフェノール
A型エポキシ樹脂(エポキシ当量450)10重量部、
エポキシ基の40%にアクリル酸を付加したクレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量500)50
重量部、アクリル酸を付加したNBR40重量部、アル
キル変性レゾール型フェノール樹脂10重量部、光重合
開始剤のベンジルジメチルケタール6重量部、熱硬化剤
としてジシアンジアミド変性イミダゾール3重量部、微
粉末フィラーとして酸化ケイ素5重量部、タルク5重量
部、水酸化カルシウム20重量部、メチルエチルケトン
とキシレンの混合溶剤500重量部とからなる接着剤を
作成した。
【0040】実施例1と同じ絶縁シールド板の表面に、
上記接着剤を乾燥後の厚さが約30μmとなるようにカ
ーテンコータで塗布し、80℃,50分間乾燥した。こ
れを高圧水銀灯で紫外線を1.3J/cm2照射した後、
150℃,30分で硬化した。その後、実施例1と同様
にドリルでスルーホールを形成後、KMnO4水溶液に
よる粗化から一連の処理、無電解銅めっき、またはめっ
きレジストを形成して無電解銅めっき、ポスト硬化を行
った。但し、KMnO4水溶液は濃度50g/l,pH
13.0,温度50℃のものを用いて3分間行った。
上記接着剤を乾燥後の厚さが約30μmとなるようにカ
ーテンコータで塗布し、80℃,50分間乾燥した。こ
れを高圧水銀灯で紫外線を1.3J/cm2照射した後、
150℃,30分で硬化した。その後、実施例1と同様
にドリルでスルーホールを形成後、KMnO4水溶液に
よる粗化から一連の処理、無電解銅めっき、またはめっ
きレジストを形成して無電解銅めっき、ポスト硬化を行
った。但し、KMnO4水溶液は濃度50g/l,pH
13.0,温度50℃のものを用いて3分間行った。
【0041】めっき膜と接着剤との接着力は、試片
(A)は1.78kgf/cm、試片(B)は1.69k
gf/cmを示した。260℃はんだ耐熱性は両者共に
60秒以上を示した。また、スルーホール部分の断面を
観察した結果、両者共にエッチバック量は3〜5μm、
ガラスクロス層へのめっき膜のしみこみ量は4〜8μm
の範囲で両者にそれほど差はなかった。
(A)は1.78kgf/cm、試片(B)は1.69k
gf/cmを示した。260℃はんだ耐熱性は両者共に
60秒以上を示した。また、スルーホール部分の断面を
観察した結果、両者共にエッチバック量は3〜5μm、
ガラスクロス層へのめっき膜のしみこみ量は4〜8μm
の範囲で両者にそれほど差はなかった。
【0042】〔実施例3〕2級水酸基の100%にイソ
シアナトエチルメタクリレートを付加したビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(エポキシ当量4000)10重量
部、エポキシ基の70%にアクリル酸を付加したクレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量230)
60重量部、メタクリル酸とカルボキシル基を付加した
NBR30重量部、アルキル変性レゾール型フェノール
樹脂5重量部、光重合開始剤として2−メチル−1−
〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モンフォリノプロ
パン−1を4重量部、熱硬化剤としてジシアンジアミド
変性イミダゾール5重量部、微粉末フィラーとして酸化
ケイ素5重量部、タルク5重量部、炭酸カルシウム20
重量部、メチルエチルケトンとキシレンの混合溶剤70
0重量部とからなる接着剤を作成した。
シアナトエチルメタクリレートを付加したビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(エポキシ当量4000)10重量
部、エポキシ基の70%にアクリル酸を付加したクレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量230)
60重量部、メタクリル酸とカルボキシル基を付加した
NBR30重量部、アルキル変性レゾール型フェノール
樹脂5重量部、光重合開始剤として2−メチル−1−
〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モンフォリノプロ
パン−1を4重量部、熱硬化剤としてジシアンジアミド
変性イミダゾール5重量部、微粉末フィラーとして酸化
ケイ素5重量部、タルク5重量部、炭酸カルシウム20
重量部、メチルエチルケトンとキシレンの混合溶剤70
0重量部とからなる接着剤を作成した。
【0043】実施例1と同様に絶縁シールド板の表面に
上記接着剤を乾燥後の厚さが約30μmとなるようカー
テンコータで塗布し、80℃,60分間乾燥した。次い
で、高圧水銀灯で紫外線を1.3J/cm2照射した後、
150℃,30分で硬化した。これにスルーホールを形
成後、KMnO4水溶液での粗化から一連の処理、無電
解銅めっき、または、めっきレジストを形成して無電解
銅めっき、ポスト硬化を行った。但し、KMnO4水溶
液は濃度70g/l,pH14.0,温度60℃のもの
で10分間処理した。
上記接着剤を乾燥後の厚さが約30μmとなるようカー
テンコータで塗布し、80℃,60分間乾燥した。次い
で、高圧水銀灯で紫外線を1.3J/cm2照射した後、
150℃,30分で硬化した。これにスルーホールを形
成後、KMnO4水溶液での粗化から一連の処理、無電
解銅めっき、または、めっきレジストを形成して無電解
銅めっき、ポスト硬化を行った。但し、KMnO4水溶
液は濃度70g/l,pH14.0,温度60℃のもの
で10分間処理した。
【0044】めっき膜と接着剤層との接着力は、試片
(A)は1.54kgf/cm、試片(B)は1.53k
gf/cmを示した。260℃はんだ耐熱性は両者共に
90秒以上を示した。また、スルーホール部分の断面を
観察した結果、両者共エッチバック量は5〜7μm、ガ
ラスクロス層へのめっき膜のしみこみ量は6〜9μmの
範囲で両者にそれほどの差はなかった。
(A)は1.54kgf/cm、試片(B)は1.53k
gf/cmを示した。260℃はんだ耐熱性は両者共に
90秒以上を示した。また、スルーホール部分の断面を
観察した結果、両者共エッチバック量は5〜7μm、ガ
ラスクロス層へのめっき膜のしみこみ量は6〜9μmの
範囲で両者にそれほどの差はなかった。
【0045】〔比較例1〕エポキシ当量450のビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂35重量部、アクリロニトリ
ルブタジエンゴム40重量部、アルキル変性レゾール型
フェノール樹脂25重量部、エポキシ樹脂の光カチオン
重合開始剤としてヘキサフルオロアンチモン酸トリフェ
ニルスルホニウム塩を2重量部、加硫助剤として酸化亜
鉛2重量部、微粉末フィラーとして酸化ケイ素2重量
部、タルク5重量部、水酸化カルシウム20重量部とか
らなる厚さ30μmの接着剤フィルムを、実施例1と同
じ絶縁シールド板に120℃ホットロールでラミネート
し、紫外線を1.5J/cm2照射した後、150℃,3
0分の硬化を行った。そして、実施例1と同様にスルー
ホールを形成した。
ェノールA型エポキシ樹脂35重量部、アクリロニトリ
ルブタジエンゴム40重量部、アルキル変性レゾール型
フェノール樹脂25重量部、エポキシ樹脂の光カチオン
重合開始剤としてヘキサフルオロアンチモン酸トリフェ
ニルスルホニウム塩を2重量部、加硫助剤として酸化亜
鉛2重量部、微粉末フィラーとして酸化ケイ素2重量
部、タルク5重量部、水酸化カルシウム20重量部とか
らなる厚さ30μmの接着剤フィルムを、実施例1と同
じ絶縁シールド板に120℃ホットロールでラミネート
し、紫外線を1.5J/cm2照射した後、150℃,3
0分の硬化を行った。そして、実施例1と同様にスルー
ホールを形成した。
【0046】この接着剤表面を無水クロム酸100g/
l,硫酸200ml/lからなる粗化液で40℃,5分
で粗化し、実施例1と同じく一連の処理をして無電解銅
めっきを行った。接着力は、試片(A)が2.53kg
f/cm、試片(B)が2.49kgf/cmを示し
た。
l,硫酸200ml/lからなる粗化液で40℃,5分
で粗化し、実施例1と同じく一連の処理をして無電解銅
めっきを行った。接着力は、試片(A)が2.53kg
f/cm、試片(B)が2.49kgf/cmを示し
た。
【0047】また、はんだ耐熱性はいずれも90秒以上
を示した。スルーホール内壁のエッチバック量は両者共
7〜13μmで、また、ガラスクロス層へのしみこみ量
は12〜18μmであった。
を示した。スルーホール内壁のエッチバック量は両者共
7〜13μmで、また、ガラスクロス層へのしみこみ量
は12〜18μmであった。
【0048】一方、この接着剤をKMnO4濃度70g
/l,pH14.0,50℃,5分で粗化を行い、更に
実施例1と同じ無電解銅めっきを行った。その結果、接
着剤表面が粗化されずめっき膜にふくれが発生した。従
って、接着力やはんだ耐熱性は測定できなかった。
/l,pH14.0,50℃,5分で粗化を行い、更に
実施例1と同じ無電解銅めっきを行った。その結果、接
着剤表面が粗化されずめっき膜にふくれが発生した。従
って、接着力やはんだ耐熱性は測定できなかった。
【0049】そこで、同じKMnO4液で温度を70
℃、30分の粗化を行って評価した結果、接着力は試片
(A)が1.13kgf/cmを示したが、めっきレジ
ストを形成して現像処理した試片(B)は0.26kg
f/cmに低下した。
℃、30分の粗化を行って評価した結果、接着力は試片
(A)が1.13kgf/cmを示したが、めっきレジ
ストを形成して現像処理した試片(B)は0.26kg
f/cmに低下した。
【0050】また、はんだ耐熱性は試片(A)が23秒
であり、試片(B)は6秒であった。スルーホール内壁
のエッチバック量は両者共に15〜21μmで、また、
ガラスクロス層へのしみこみ量も19〜33μmと大き
かった。
であり、試片(B)は6秒であった。スルーホール内壁
のエッチバック量は両者共に15〜21μmで、また、
ガラスクロス層へのしみこみ量も19〜33μmと大き
かった。
【0051】また、KMnO4液濃度を120g/l、
pH12.5とし,70℃、15分の粗化を行って評価
した結果、接着力は試片(A)が2.23kgf/cm
を示したが、めっきレジストを形成して現像処理した試
片(B)は1.02kgf/cmにまで低下した。
pH12.5とし,70℃、15分の粗化を行って評価
した結果、接着力は試片(A)が2.23kgf/cm
を示したが、めっきレジストを形成して現像処理した試
片(B)は1.02kgf/cmにまで低下した。
【0052】また、はんだ耐熱性は試片(A)が26秒
であったが、試片(B)は3秒であった。スルーホール
内壁のエッチバック量は両者共に13〜18μmで、ま
た、ガラスクロス層へのしみこみ量も15〜28μmと
大きかった。
であったが、試片(B)は3秒であった。スルーホール
内壁のエッチバック量は両者共に13〜18μmで、ま
た、ガラスクロス層へのしみこみ量も15〜28μmと
大きかった。
【0053】〔比較例2〕エポキシ当量900のビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂20重量部、アクリロニトリ
ルブタジエンゴム50重量部、アルキル変性レゾール型
フェノール樹脂30重量部、エポキシ樹脂の加熱硬化剤
としてジシアンジアミドを8重量部、加硫助剤として酸
化亜鉛5重量部、微粉末フィラーとして酸化ケイ素2重
量部、水酸化アルミニウム20重量部、炭酸カルシウム
10重量部、メチルエチルケトンとキシレンとからなる
混合溶剤600gからなる接着剤をカーテンコートし、
乾燥後の接着剤厚さが32μmとし、120℃,60分
で乾燥後、165℃,90分で加熱硬化して、スルーホ
ールを形成した。
ェノールA型エポキシ樹脂20重量部、アクリロニトリ
ルブタジエンゴム50重量部、アルキル変性レゾール型
フェノール樹脂30重量部、エポキシ樹脂の加熱硬化剤
としてジシアンジアミドを8重量部、加硫助剤として酸
化亜鉛5重量部、微粉末フィラーとして酸化ケイ素2重
量部、水酸化アルミニウム20重量部、炭酸カルシウム
10重量部、メチルエチルケトンとキシレンとからなる
混合溶剤600gからなる接着剤をカーテンコートし、
乾燥後の接着剤厚さが32μmとし、120℃,60分
で乾燥後、165℃,90分で加熱硬化して、スルーホ
ールを形成した。
【0054】この接着剤表面を無水クロム酸60g/
l,硫酸200ml/lからなる粗化液で40℃,7分
の粗化を行い、実施例1と同様に一連の処理をして無電
解銅めっきを行った。接着力は、試片(A)が2.30
kgf/cm、試片(B)が2.21kgf/cmを示
した。
l,硫酸200ml/lからなる粗化液で40℃,7分
の粗化を行い、実施例1と同様に一連の処理をして無電
解銅めっきを行った。接着力は、試片(A)が2.30
kgf/cm、試片(B)が2.21kgf/cmを示
した。
【0055】また、はんだ耐熱性はいずれも90秒以上
を示した。スルーホール内壁のエッチバック量は両者共
6〜15μmで、また、ガラスクロス層へのしみこみ量
は15〜20μmであった。
を示した。スルーホール内壁のエッチバック量は両者共
6〜15μmで、また、ガラスクロス層へのしみこみ量
は15〜20μmであった。
【0056】一方、この接着剤を比較例1と同じKMn
O4濃度70g/l,pH14.0,50℃,5分で粗化
を行い、更に実施例1と同様に無電解銅めっきを行っ
た。その結果、接着剤表面が粗化されずめっき膜にふく
れが発生した。従って、接着力やはんだ耐熱性は測定で
きなかった。
O4濃度70g/l,pH14.0,50℃,5分で粗化
を行い、更に実施例1と同様に無電解銅めっきを行っ
た。その結果、接着剤表面が粗化されずめっき膜にふく
れが発生した。従って、接着力やはんだ耐熱性は測定で
きなかった。
【0057】そこで、同じKMnO4液で温度を70
℃、30分の粗化を行って評価した結果、接着力は試片
(A)が0.98kgf/cmを示したが、めっきレジ
ストを形成して現像処理した試片(B)は0.17kg
f/cmに低下した。
℃、30分の粗化を行って評価した結果、接着力は試片
(A)が0.98kgf/cmを示したが、めっきレジ
ストを形成して現像処理した試片(B)は0.17kg
f/cmに低下した。
【0058】また、はんだ耐熱性は試片(A)が28秒
であり、試片(B)は5秒であった。スルーホール内壁
のエッチバック量は両者共13〜18μmで、また、ガ
ラスクロス層へのしみこみ量も22〜26μmと大きか
った。
であり、試片(B)は5秒であった。スルーホール内壁
のエッチバック量は両者共13〜18μmで、また、ガ
ラスクロス層へのしみこみ量も22〜26μmと大きか
った。
【0059】また、KMnO4液濃度を120g/l,
pH12.5とし、70℃、15分の粗化を行って評価
した結果、接着力は試片(A)が2.03kgf/cm
を示したが、めっきレジストを形成して現像処理した試
片(B)は0.98kgf/cmにまで低下した。
pH12.5とし、70℃、15分の粗化を行って評価
した結果、接着力は試片(A)が2.03kgf/cm
を示したが、めっきレジストを形成して現像処理した試
片(B)は0.98kgf/cmにまで低下した。
【0060】また、はんだ耐熱性は試片(A)が30秒
であったが、試片(B)は7秒であった。スルーホール
内壁のエッチバック量は両者共14〜20μmで、ま
た、ガラスクロス層へのしみこみ量も23〜31μmと
大きかった。
であったが、試片(B)は7秒であった。スルーホール
内壁のエッチバック量は両者共14〜20μmで、ま
た、ガラスクロス層へのしみこみ量も23〜31μmと
大きかった。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、KMnO4液によるス
ルーホールのデスミア処理と、めっき膜の接着力向上を
両立できる接着剤表面の粗化が可能であり、スルーホー
ル内壁のエッチバック量、並びにガラスクロス層へのめ
っきのしみこみ量も低減できる。その結果、プリント配
線板の層間耐電食性に優れ、スルーホール間を狭ピッチ
化することができる。
ルーホールのデスミア処理と、めっき膜の接着力向上を
両立できる接着剤表面の粗化が可能であり、スルーホー
ル内壁のエッチバック量、並びにガラスクロス層へのめ
っきのしみこみ量も低減できる。その結果、プリント配
線板の層間耐電食性に優れ、スルーホール間を狭ピッチ
化することができる。
【0062】また、接着剤として、エポキシ当量が比較
的大きく、かつ、2級水酸基に感光基を付与してエポキ
シ基を残したビスフェノールA型エポキシ樹脂と、同様
にエポキシ基を残したノボラック型エポキシ樹脂を併用
したことによって、Tgが100〜140℃の接着剤層
が得られる。これにより、はんだ耐熱性が向上し、表面
実装部品の耐リペアー性が向上する。
的大きく、かつ、2級水酸基に感光基を付与してエポキ
シ基を残したビスフェノールA型エポキシ樹脂と、同様
にエポキシ基を残したノボラック型エポキシ樹脂を併用
したことによって、Tgが100〜140℃の接着剤層
が得られる。これにより、はんだ耐熱性が向上し、表面
実装部品の耐リペアー性が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 昭雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 高田 俊成 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 (72)発明者 小林 史朗 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内
Claims (6)
- 【請求項1】 (a)2級水酸基の20〜100%にイ
ソシアナトエチルメタクリレートを付加したビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、(b)エポキシ基の20〜70
%にアクリル酸を付加したノボラック型エポキシ樹脂、
(c)アクリル酸またはメタクリル酸を付加したアクリ
ロニトリルブタジエンゴム、(d)レゾール型フェノー
ル樹脂、(e)光重合開始剤、(f)熱硬化剤、を主成
分とするアディティブめっき用接着剤。 - 【請求項2】 前記接着剤の成分中、(a)+(b)が
60〜85重量部に対して(c)は40〜15重量部
で、(a)+(b)+(c)の100重量部に対して
(d)は1〜10重量部配合されている請求項1に記載
のアディティブめっき用接着剤。 - 【請求項3】 前記(a)のイソシアナトエチルメタク
リレートを付加したビスフェノールA型エポキシ樹脂の
平均エポキシ当量が450〜4000、前記(b)のア
クリル酸を付加したノボラック型エポキシ樹脂の平均エ
ポキシ当量が200〜500、(d)のレゾール型フェ
ノール樹脂がアルキル変性タイプである請求項1または
2に記載のアディティブめっき用接着剤。 - 【請求項4】 基板の表面に接着剤を塗布して硬化し、
所定の個所にスルーホールを形成する工程、前記接着剤
表面およびスルホール内壁を粗化液により粗化する工
程、所望の回路パターンに対応しためっきレジストを形
成する工程、前記回路パターンおよびスルホール内壁に
めっき触媒を付与し活性化する工程、無電解めっきによ
りめっきする工程、を含むプリント配線板の製法におい
て、 前記接着剤が、(a)2級水酸基の20〜100%にイ
ソシアナトエチルメタクリレートを付加したビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、(b)エポキシ基の20〜70
%にアクリル酸を付加したノボラック型エポキシ樹脂、
(c)アクリル酸またはメタクリル酸を付加したアクリ
ロニトリルブタジエンゴム、(d)レゾール型フェノー
ル樹脂、(e)光重合開始剤、(f)熱硬化剤、を主成
分とし、 前記粗化液がKMnO4を含む水溶液であることを特徴
とするプリント配線板の製法。 - 【請求項5】 前記接着剤の成分中、(a)+(b)が
60〜85重量部に対して(c)は40〜15重量部
で、(a)+(b)+(c)の100重量部に対して
(d)は1〜10重量部配合されている請求項4に記載
のプリント配線板の製法。 - 【請求項6】 前記(a)のイソシアナトエチルメタク
リレートを付加したビスフェノールA型エポキシ樹脂の
平均エポキシ当量が450〜4000、前記(b)のア
クリル酸を付加したノボラック型エポキシ樹脂の平均エ
ポキシ当量が200〜500、(d)のレゾール型フェ
ノール樹脂がアルキル変性タイプである請求項4または
5に記載のプリント配線板の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14906194A JPH0818224A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | アディティブめっき用接着剤とそれを用いたプリント配線板の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14906194A JPH0818224A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | アディティブめっき用接着剤とそれを用いたプリント配線板の製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0818224A true JPH0818224A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15466820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14906194A Pending JPH0818224A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | アディティブめっき用接着剤とそれを用いたプリント配線板の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0818224A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005139387A (ja) * | 2003-11-10 | 2005-06-02 | Shin Etsu Chem Co Ltd | アクリル系接着剤シート |
| JP2005314604A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 難燃性接着剤組成物およびこれを用いた接着剤シート |
| KR100707732B1 (ko) * | 2001-10-29 | 2007-04-16 | 주식회사 코오롱 | 전자부품용 접착액 및 접착테이프 |
| JP2012072386A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-04-12 | Sekisui Chem Co Ltd | 異方性導電材料及び接続構造体 |
| CN116406090A (zh) * | 2023-05-15 | 2023-07-07 | 台山市科伟电子科技有限公司 | 一种铝基覆铜铝箔板的生产工艺 |
| TWI865304B (zh) * | 2023-02-08 | 2024-12-01 | 南韓商Kcc股份有限公司 | 阻焊劑用樹脂組合物 |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP14906194A patent/JPH0818224A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
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| CN116406090B (zh) * | 2023-05-15 | 2024-02-02 | 台山市科伟电子科技有限公司 | 一种铝基覆铜铝箔板的生产工艺 |
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