JPH08182269A - 高電圧回転機コイルの製造方法 - Google Patents
高電圧回転機コイルの製造方法Info
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- JPH08182269A JPH08182269A JP6338835A JP33883594A JPH08182269A JP H08182269 A JPH08182269 A JP H08182269A JP 6338835 A JP6338835 A JP 6338835A JP 33883594 A JP33883594 A JP 33883594A JP H08182269 A JPH08182269 A JP H08182269A
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- JP
- Japan
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- tape
- coil
- layer
- stator coil
- rotating machine
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】固定子コイルの低抵抗コロナ防止層と電界緩和
層との重なり部の接触を良くし、長期的に安定なものと
することにある。 【構成】絶縁電線を所定回数巻き、固定子コイルを形成
し、その外周に対地絶縁層を形成し、更にその上に所定
の長さに半導電性低抵抗テープを巻回して、加熱・加圧
整形してなる高電圧回転機のコイルにおいて、低抵抗層
の両端部と、所定の巾で巻回した電圧非直線抵抗特性を
有する電界緩和層との重なり部にカーボン繊維テープ・
シートを巻回するようにしたもの。
層との重なり部の接触を良くし、長期的に安定なものと
することにある。 【構成】絶縁電線を所定回数巻き、固定子コイルを形成
し、その外周に対地絶縁層を形成し、更にその上に所定
の長さに半導電性低抵抗テープを巻回して、加熱・加圧
整形してなる高電圧回転機のコイルにおいて、低抵抗層
の両端部と、所定の巾で巻回した電圧非直線抵抗特性を
有する電界緩和層との重なり部にカーボン繊維テープ・
シートを巻回するようにしたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧回転機コイルの
外部コロナを防止し、半導電性の低抵抗テープ層と電界
緩和層の重なり部付近の特に高電界における寿命を延長
する高電圧回転機コイルの製造方法に関する。
外部コロナを防止し、半導電性の低抵抗テープ層と電界
緩和層の重なり部付近の特に高電界における寿命を延長
する高電圧回転機コイルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図3ないし5を参照して説
明する。高電圧回転機の固定子コイル(以下高電圧固定
子コイルと言う)1は、固定子鉄心スロット7aに収納
されており、運転中は、固定子コイルの整形された素線
導体群2と接地された固定子鉄心7の間には、定格電圧
/31/2 、すなわち、数kV以上の電位差を有するので、
この間に空隙が存在すると空隙内で部分放電(コロナ放
電とも言われる)が発生し、対地絶縁層3に損傷を与え
る。また、スロット7aの両側の出口付近では、スロッ
ト7a内よりさらに電界が集中し、部分放電や沿面放電
が発生しやすい。このため、対地絶縁層3には耐コロナ
性に優れたマイカペーパを主体にした絶縁テープが使用
される。上記の絶縁方法には大別して2種類がある。1
つの方法は、絶縁テープの裏打ち材とマイカペーパを最
少量の接着剤で貼り合わせたマイカテープ(ドライマイ
カテープと言われる)33aを、所定回重ね巻きで巻回
したコイル1を固定子鉄心7に収納する。その後、結線
等を行い、エポキシ、ポリエステル等の熱硬化性樹脂を
真空・加圧含浸し、加熱硬化せる全含浸方式、いわゆる
VPI(VacuumPressure Impregnation) 方式の絶縁方
法であり、他の1つの方法は、先のマイカテープに樹脂
を十分に含浸し、セミキュア状にしたプリプレグテープ
(Pre-impregnated Tape) 3aを所定回数重ね巻きで巻
回した後、ヒートプレスにて加熱・成形したコイル1を
固定子鉄心7に収納し、結線して仕上げる方式(以下レ
ジンリッチ(Resin Rich) 方式という)である。本発明
はどちらの方式でも改良実施可能であるので、以後、後
者すなわちレジンリッチ方式について説明する。
明する。高電圧回転機の固定子コイル(以下高電圧固定
子コイルと言う)1は、固定子鉄心スロット7aに収納
されており、運転中は、固定子コイルの整形された素線
導体群2と接地された固定子鉄心7の間には、定格電圧
/31/2 、すなわち、数kV以上の電位差を有するので、
この間に空隙が存在すると空隙内で部分放電(コロナ放
電とも言われる)が発生し、対地絶縁層3に損傷を与え
る。また、スロット7aの両側の出口付近では、スロッ
ト7a内よりさらに電界が集中し、部分放電や沿面放電
が発生しやすい。このため、対地絶縁層3には耐コロナ
性に優れたマイカペーパを主体にした絶縁テープが使用
される。上記の絶縁方法には大別して2種類がある。1
つの方法は、絶縁テープの裏打ち材とマイカペーパを最
少量の接着剤で貼り合わせたマイカテープ(ドライマイ
カテープと言われる)33aを、所定回重ね巻きで巻回
したコイル1を固定子鉄心7に収納する。その後、結線
等を行い、エポキシ、ポリエステル等の熱硬化性樹脂を
真空・加圧含浸し、加熱硬化せる全含浸方式、いわゆる
VPI(VacuumPressure Impregnation) 方式の絶縁方
法であり、他の1つの方法は、先のマイカテープに樹脂
を十分に含浸し、セミキュア状にしたプリプレグテープ
(Pre-impregnated Tape) 3aを所定回数重ね巻きで巻
回した後、ヒートプレスにて加熱・成形したコイル1を
固定子鉄心7に収納し、結線して仕上げる方式(以下レ
ジンリッチ(Resin Rich) 方式という)である。本発明
はどちらの方式でも改良実施可能であるので、以後、後
者すなわちレジンリッチ方式について説明する。
【0003】上記の部分放電や沿面放電を防止するた
め、対地絶縁層3としてプリプレグテープ3aを所定回
数巻回し、この上に、上記コイル1の直線部のスロット
長さSLより両側に各々数10mm長くした長さの範囲に半
導電性の低抵抗(以下低抵抗コロナ防止と言う)テープ
またはシート4aを巻回し、低抵抗コロナ防止層4を形
成する。このコイル1を所定の寸法に仕上げるために、
ヒートプレス機にかけ、加熱・成形する。低抵抗コロナ
防止層4の表面抵抗率は103 〜104 Ωのオーダで、この
位の値にすることにより、加熱・成形後、鉄心のスロッ
ト7aに収納されると、固定子鉄心7と接触し、上記コ
イル1の表面の電位が対地電位に近づき、部分放電の発
生を防止することができる。
め、対地絶縁層3としてプリプレグテープ3aを所定回
数巻回し、この上に、上記コイル1の直線部のスロット
長さSLより両側に各々数10mm長くした長さの範囲に半
導電性の低抵抗(以下低抵抗コロナ防止と言う)テープ
またはシート4aを巻回し、低抵抗コロナ防止層4を形
成する。このコイル1を所定の寸法に仕上げるために、
ヒートプレス機にかけ、加熱・成形する。低抵抗コロナ
防止層4の表面抵抗率は103 〜104 Ωのオーダで、この
位の値にすることにより、加熱・成形後、鉄心のスロッ
ト7aに収納されると、固定子鉄心7と接触し、上記コ
イル1の表面の電位が対地電位に近づき、部分放電の発
生を防止することができる。
【0004】上記の低抵抗コロナ防止層4だけでは、ス
ロット内はよいが、低抵抗コロナ防止層4の両端におい
て電界が集中するので、部分放電が発生し対地絶縁を損
傷する。また、回転電機を新製する場合、高電圧固定子
コイル1をスロット7aに収納し、結線がされて固定子
巻線になる。その工作の過程で、電気規格調査会標準規
格JEC−114(1979)に準拠した耐電圧試験を数回実
施し、品質を確認するが、E>6 kVでは、2E+3 (kV)
(E:定格電圧)の高い電圧が印加され、スロット外に
沿面放電が発生し、耐電圧特性が低下する。
ロット内はよいが、低抵抗コロナ防止層4の両端におい
て電界が集中するので、部分放電が発生し対地絶縁を損
傷する。また、回転電機を新製する場合、高電圧固定子
コイル1をスロット7aに収納し、結線がされて固定子
巻線になる。その工作の過程で、電気規格調査会標準規
格JEC−114(1979)に準拠した耐電圧試験を数回実
施し、品質を確認するが、E>6 kVでは、2E+3 (kV)
(E:定格電圧)の高い電圧が印加され、スロット外に
沿面放電が発生し、耐電圧特性が低下する。
【0005】これを防止するため、電圧非線形の半導電
性テープ5aを、低抵抗コロナ防止層4に所定の幅で重
なるように所定の長さを巻回し、電界緩和層5を形成す
る。そしてこの電界緩和層5の抵抗の電圧垂下特性を利
用して、抵抗層低抵抗コロナ防止層4両端部の電界集中
を緩和している。
性テープ5aを、低抵抗コロナ防止層4に所定の幅で重
なるように所定の長さを巻回し、電界緩和層5を形成す
る。そしてこの電界緩和層5の抵抗の電圧垂下特性を利
用して、抵抗層低抵抗コロナ防止層4両端部の電界集中
を緩和している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記低抵抗
コロナ防止層と電界緩和層との界面は、かなり緊密に巻
回してあるので、通常の運転状態では問題ないが、新製
時耐圧試験の際は、E>6 kVの場合、2E+3 (kV)
(E:定格電圧)の電圧が印加される。また、固定子巻
線を製造していく過程でも、数回の上記の電圧を印加
し、品質を確認しながら進めてる。さらに、固定子コイ
ルの寿命を、実験的に加速試験で求める際にも、2E〜
3Eの電圧を比較的長期間にわたり印加する場合があ
る。その時に電界緩和層に流出・入する電流は、コイル
の大きさ、絶縁層の厚さ、定格電圧などによって異なる
がかなり大きく、低抵抗コロナ防止層と電界緩和層間の
接触抵抗が大きいと、この間に電位差を生じ、ジュール
熱により温度が上昇や、放電発生により、両層が劣化を
起こす。この結果、さらに上記両層の界面の接触抵抗は
大きくなり、電界緩和層の性能が低下する不具合があ
る。
コロナ防止層と電界緩和層との界面は、かなり緊密に巻
回してあるので、通常の運転状態では問題ないが、新製
時耐圧試験の際は、E>6 kVの場合、2E+3 (kV)
(E:定格電圧)の電圧が印加される。また、固定子巻
線を製造していく過程でも、数回の上記の電圧を印加
し、品質を確認しながら進めてる。さらに、固定子コイ
ルの寿命を、実験的に加速試験で求める際にも、2E〜
3Eの電圧を比較的長期間にわたり印加する場合があ
る。その時に電界緩和層に流出・入する電流は、コイル
の大きさ、絶縁層の厚さ、定格電圧などによって異なる
がかなり大きく、低抵抗コロナ防止層と電界緩和層間の
接触抵抗が大きいと、この間に電位差を生じ、ジュール
熱により温度が上昇や、放電発生により、両層が劣化を
起こす。この結果、さらに上記両層の界面の接触抵抗は
大きくなり、電界緩和層の性能が低下する不具合があ
る。
【0007】このため、両層の重なり部に低抵抗コロナ
防止塗料を塗り込んだり、金属箔を挟み込んだりして両
層間の接触抵抗を下げる工夫がなされているが、一般
に、塗料は鉄心のスロット部にも使用される関係から、
常温乾燥のものが多く、カーボン粒子をつないでいるワ
ニスの耐熱性はよくない。また、金属箔は酸性の雰囲気
に弱く、酸化窒素、二酸化硫黄などの大気汚染や部分放
電の発生する雰囲気で湿度が高いと、金属箔が酸化し、
さびや腐食が出て好ましくない。
防止塗料を塗り込んだり、金属箔を挟み込んだりして両
層間の接触抵抗を下げる工夫がなされているが、一般
に、塗料は鉄心のスロット部にも使用される関係から、
常温乾燥のものが多く、カーボン粒子をつないでいるワ
ニスの耐熱性はよくない。また、金属箔は酸性の雰囲気
に弱く、酸化窒素、二酸化硫黄などの大気汚染や部分放
電の発生する雰囲気で湿度が高いと、金属箔が酸化し、
さびや腐食が出て好ましくない。
【0008】上記の欠点を解決するために、本発明は、
低抵抗コロナ防止層と電界緩和層との重なり部の接触を
よくし、長期的にも安定な高電圧回転機コイルを提供す
ることを目的とする。
低抵抗コロナ防止層と電界緩和層との重なり部の接触を
よくし、長期的にも安定な高電圧回転機コイルを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題が解決するための手段】このため、低抵抗コロナ
防止層と電界緩和層との重なり部に導電性材のテープま
たはシート、あるいはローピングまたはストランドのい
ずれか一つを巻回するか、挟み込むようにする。この時
に使用するテープまたはシートの体積抵抗率は低抵抗コ
ロナ防止層のそれよりも低い特性のものを選定する。
防止層と電界緩和層との重なり部に導電性材のテープま
たはシート、あるいはローピングまたはストランドのい
ずれか一つを巻回するか、挟み込むようにする。この時
に使用するテープまたはシートの体積抵抗率は低抵抗コ
ロナ防止層のそれよりも低い特性のものを選定する。
【0010】
【作用】上記手段によれば、対地絶縁の上に低抵抗コロ
ナ防止層を形成した後、所定の幅だけ重ねて電圧非線形
の半導電性テープを巻回する際に、低抵抗コロナ防止層
の上に導電性材のテープまたはシートを入れて、電圧非
線形の半導電性テープを巻回することにより、この間の
接触抵抗は入れない時よりも低くなるし、長期的にも同
じ特性が維持できる。低抵抗コロナ防止層と電界緩和層
は、突き合わせで接合できれば理想的であるが、現実に
は接続できない箇所も出てくるので、この危険をさける
ため、低抵抗コロナ防止層の低抵抗と電界緩和層の高抵
抗を重合わせることになるが、この場合、等価回路上
で、低抵抗と高抵抗の並列の部分が出来、この部分の電
位が高くなるが、接触が不完全の方が電位の乱れがより
大きいので、実用上問題はない。
ナ防止層を形成した後、所定の幅だけ重ねて電圧非線形
の半導電性テープを巻回する際に、低抵抗コロナ防止層
の上に導電性材のテープまたはシートを入れて、電圧非
線形の半導電性テープを巻回することにより、この間の
接触抵抗は入れない時よりも低くなるし、長期的にも同
じ特性が維持できる。低抵抗コロナ防止層と電界緩和層
は、突き合わせで接合できれば理想的であるが、現実に
は接続できない箇所も出てくるので、この危険をさける
ため、低抵抗コロナ防止層の低抵抗と電界緩和層の高抵
抗を重合わせることになるが、この場合、等価回路上
で、低抵抗と高抵抗の並列の部分が出来、この部分の電
位が高くなるが、接触が不完全の方が電位の乱れがより
大きいので、実用上問題はない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を高電圧固定子コイルに適用し
た一実施例につき、図1と図2を参照しながら説明す
る。なお、従来と同じ部品には同じ符号を付した。図1
は、本発明の一実施例を示す高電圧固定子コイルの製造
方法説明用の斜視図を、図2は、図1の要部をA−AA
面で半断面した拡大斜視図を示す。
た一実施例につき、図1と図2を参照しながら説明す
る。なお、従来と同じ部品には同じ符号を付した。図1
は、本発明の一実施例を示す高電圧固定子コイルの製造
方法説明用の斜視図を、図2は、図1の要部をA−AA
面で半断面した拡大斜視図を示す。
【0012】固定子鉄心5のスロット7aに収納する前
の高電圧固定子コイル1は、まず断面が長方形に整形さ
れ、絶縁被覆した素線導体群2に、定格電圧に応じてプ
リプレグテープ3aが、所定の回数重ね巻きに巻回され
対地絶縁3を形成し、次にこの固定子コイル1の直線部
にガラスクロス基材低抵抗コロナ防止テープまたはシー
ト4aをどの部分も1層以上になるように巻回し、低抵
抗コロナ防止層4を形成する。さらにこのコイル1をヒ
ートプレスマシンにかけ、所定の寸法に加熱・加圧成形
を施す。
の高電圧固定子コイル1は、まず断面が長方形に整形さ
れ、絶縁被覆した素線導体群2に、定格電圧に応じてプ
リプレグテープ3aが、所定の回数重ね巻きに巻回され
対地絶縁3を形成し、次にこの固定子コイル1の直線部
にガラスクロス基材低抵抗コロナ防止テープまたはシー
ト4aをどの部分も1層以上になるように巻回し、低抵
抗コロナ防止層4を形成する。さらにこのコイル1をヒ
ートプレスマシンにかけ、所定の寸法に加熱・加圧成形
を施す。
【0013】ヒートプレスの終わった上記コイル1につ
いて、低抵抗コロナ防止層4と電界緩和層5の重なる部
分の低抵抗コロナ防止層4の表面に、サンドペーパをか
け、ヒートプレスの際に対地絶縁層3からしみだしたレ
ジンを除去する。次に低抵抗コロナ防止層4と電界緩和
層5の重なる部分に、耐熱性のカーボン繊維、炭化けい
素繊維、ニッケルメッキの有機質繊維、耐酸化性のニッ
ケルメッキのアルミ繊維のいずれか1種類の導電性材の
織布テープまたはシート、不織布テープまたはシート、
マット状テープまたはシート、フェルト状テープまたは
シート、ひも状ロービングまたはストランドのいずれか
一つを巻回するか、挟み込み、この上に電圧非線形の半
導電性テープ5aを、所定の長さに2層以上になるよう
に巻回し、電界緩和層6を形成し、高電圧固定子コイル
1が形成される。
いて、低抵抗コロナ防止層4と電界緩和層5の重なる部
分の低抵抗コロナ防止層4の表面に、サンドペーパをか
け、ヒートプレスの際に対地絶縁層3からしみだしたレ
ジンを除去する。次に低抵抗コロナ防止層4と電界緩和
層5の重なる部分に、耐熱性のカーボン繊維、炭化けい
素繊維、ニッケルメッキの有機質繊維、耐酸化性のニッ
ケルメッキのアルミ繊維のいずれか1種類の導電性材の
織布テープまたはシート、不織布テープまたはシート、
マット状テープまたはシート、フェルト状テープまたは
シート、ひも状ロービングまたはストランドのいずれか
一つを巻回するか、挟み込み、この上に電圧非線形の半
導電性テープ5aを、所定の長さに2層以上になるよう
に巻回し、電界緩和層6を形成し、高電圧固定子コイル
1が形成される。
【0014】上記のように製作した高電圧固定子コイル
1が、耐熱性がF種(最高温度155℃)で、定格電圧が1
3.8kV の仕様のものについて、低抵抗コロナ防止テー
プ4aなど各種テープの寸法関係について説明する。低
抵抗コロナ防止テープ4aは、その基材の薄いガラスク
ロスに、導電性カーボンブラックを含む耐熱ポリエステ
ル系ワニスなどを両面に塗布して、加熱硬化した0.15mm
厚さの半導電性クロスであり、スロットSL+両側30mmの
幅に1回と1/4 すし巻きに巻回したもので、市販されて
いるものとしは、例えば、有沢製作所の半導電性クロス
(0.13−E)や、日立化成工業の半導電性コロナシール
ドテープ(CST−12G)などがある。
1が、耐熱性がF種(最高温度155℃)で、定格電圧が1
3.8kV の仕様のものについて、低抵抗コロナ防止テー
プ4aなど各種テープの寸法関係について説明する。低
抵抗コロナ防止テープ4aは、その基材の薄いガラスク
ロスに、導電性カーボンブラックを含む耐熱ポリエステ
ル系ワニスなどを両面に塗布して、加熱硬化した0.15mm
厚さの半導電性クロスであり、スロットSL+両側30mmの
幅に1回と1/4 すし巻きに巻回したもので、市販されて
いるものとしは、例えば、有沢製作所の半導電性クロス
(0.13−E)や、日立化成工業の半導電性コロナシール
ドテープ(CST−12G)などがある。
【0015】電圧非線形の半導電性テープ5aは、その
基材の薄いガラスまたはポリエステルクロスに、炭化け
い素微粉末を含むエポキシ系ワニスなどを両面に塗布し
て、加熱硬化した0.20〜0.22mm厚さのテープである。こ
れを半重ねに1回巻回したもので、市販されているもの
としは、例えば、ISOLA 社のSemi Conductive CoronaPr
otection Tape(No.217.01,No.217.02)、ISOVOLTA社のEG
SB(Enden Glimm Schu-tz Band)(VP310) などがある。低
抵抗コロナ防止テープ層4と電界緩和層5の重なりは10
〜20mmである。導電性材6は、低抵抗コロナ防止テープ
層4も電界緩和層5も基材が織布で、表面に縦糸と横糸
の交差の凹凸があるため、金属箔のような平滑面よりは
繊維状の方が接触状態がよく好ましい。ここでは東邦ベ
スロンのカーボン繊維のフィラメントを3000本集めた、
ストランド(ST-1) を1層巻回した。導電性材6には、
この他カーボン繊維の織布では東邦ベスロンの平織クロ
ス(W-1103)、炭化けい素繊維では日本カーボンのニカロ
ンテープ、ペーパー、マットなどが市販されている。ケ
ブラー繊維のメッキ品、アルミ繊維のメッキ品も用途に
応じて実用化されており、本発明にも応用出来る。
基材の薄いガラスまたはポリエステルクロスに、炭化け
い素微粉末を含むエポキシ系ワニスなどを両面に塗布し
て、加熱硬化した0.20〜0.22mm厚さのテープである。こ
れを半重ねに1回巻回したもので、市販されているもの
としは、例えば、ISOLA 社のSemi Conductive CoronaPr
otection Tape(No.217.01,No.217.02)、ISOVOLTA社のEG
SB(Enden Glimm Schu-tz Band)(VP310) などがある。低
抵抗コロナ防止テープ層4と電界緩和層5の重なりは10
〜20mmである。導電性材6は、低抵抗コロナ防止テープ
層4も電界緩和層5も基材が織布で、表面に縦糸と横糸
の交差の凹凸があるため、金属箔のような平滑面よりは
繊維状の方が接触状態がよく好ましい。ここでは東邦ベ
スロンのカーボン繊維のフィラメントを3000本集めた、
ストランド(ST-1) を1層巻回した。導電性材6には、
この他カーボン繊維の織布では東邦ベスロンの平織クロ
ス(W-1103)、炭化けい素繊維では日本カーボンのニカロ
ンテープ、ペーパー、マットなどが市販されている。ケ
ブラー繊維のメッキ品、アルミ繊維のメッキ品も用途に
応じて実用化されており、本発明にも応用出来る。
【0016】以上のようにして作製した高電圧固定子コ
イル1に対して、運転時は、温度が最高で155 ℃、電圧
は対地電圧としてのE/31/2 (E:定格電圧)印加さ
れるが、これを155 ℃で、2E(27.6kV) の電圧加速試
験を連続して実施し、低抵抗コロナ防止層4と電界緩和
層6の劣化状態の観察を行った。なお、これと同時に比
較例として、低抵抗コロナ防止テープ層4と電界緩和層
5を単に重ねたものと、カーボン繊維の代わりに低抵抗
コロナ防止塗料を塗布したものを作製し、比較して試験
を実施した。その結果は、長期間の試験については、表
1のようになり、本実施例が1番優れた結果が得られ
た。
イル1に対して、運転時は、温度が最高で155 ℃、電圧
は対地電圧としてのE/31/2 (E:定格電圧)印加さ
れるが、これを155 ℃で、2E(27.6kV) の電圧加速試
験を連続して実施し、低抵抗コロナ防止層4と電界緩和
層6の劣化状態の観察を行った。なお、これと同時に比
較例として、低抵抗コロナ防止テープ層4と電界緩和層
5を単に重ねたものと、カーボン繊維の代わりに低抵抗
コロナ防止塗料を塗布したものを作製し、比較して試験
を実施した。その結果は、長期間の試験については、表
1のようになり、本実施例が1番優れた結果が得られ
た。
【表1】 また、短時間試験については、上記の定格電圧13.8kVの
高電圧固定子コイル1について、単なる重巻き(比較
例)とカーボン繊維ストランド巻き(実施例)を作製
し、これに対し、30.6kV (2E+3) を1分間印加した。そ
の結果、前者は沿面放電によるストリマと強い放電音が
認められたが、後者は重なり部の連絡がうまくいき、弱
い放電音がしたのみであった。
高電圧固定子コイル1について、単なる重巻き(比較
例)とカーボン繊維ストランド巻き(実施例)を作製
し、これに対し、30.6kV (2E+3) を1分間印加した。そ
の結果、前者は沿面放電によるストリマと強い放電音が
認められたが、後者は重なり部の連絡がうまくいき、弱
い放電音がしたのみであった。
【0017】
【発明の効果】以上のように、長期及び短期の試験とも
に、本発明の実施例の方が従来の方法より優れていた。
従って、本発明の効果は、短時間耐電圧試験の過電圧は
勿論、長時間寿命試験においても、長期間に渡って良好
な特性が期待でき、メンテナンスが楽になり、効果は大
きいことが判る。
に、本発明の実施例の方が従来の方法より優れていた。
従って、本発明の効果は、短時間耐電圧試験の過電圧は
勿論、長時間寿命試験においても、長期間に渡って良好
な特性が期待でき、メンテナンスが楽になり、効果は大
きいことが判る。
【図1】一実施例の高電圧固定子コイルの製造方法説明
用の斜視図である。
用の斜視図である。
【図2】図1の要部をA−AA面で半断面した拡大斜視
図である。
図である。
【図3】従来の高電圧固定子コイルの製造方法説明用の
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図3の要部をA−AA面で半断面した拡大斜視
図である。
図である。
【図5】上記固定子コイルの整形された素線導体群の斜
視図である。
視図である。
1 高電圧固定子コイル 2 固定子コイルの整形された素線導体群 3 対地絶縁層 3a プリプレグマイカテープ 33a ドライマイカテープ 4 低抵抗コロナ防止層 4a 低抵抗コロナ防止テープ 5 電界緩和層 5a 電圧非線形の半導電性テープ 6 導電性材 7 固定子鉄心 7a スロット SL スロット長さ
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁電線を所定数巻き、整形し、固定子
コイルを形成したものの外周に対地絶縁層を施し、さら
にその上に半導電性の低抵抗テープまたはシートを巻回
して、加熱・加圧成形してなる高電圧回転機のコイルに
おいて、加熱・加圧成形後のコイルの前記低抵抗テープ
層の両端部と、所定の幅で巻回した電圧非直線抵抗特性
を有する電界緩和層との重なり部に導電性材を挟み込ん
だことを特長とする高電圧回転機コイルの製造方法。 - 【請求項2】 導電性材の材質が、耐熱性のカーボン繊
維、炭化けい素繊維、ニッケルメッキの有機質繊維、耐
酸化性のニッケルメッキのアルミ繊維のいずれか一つで
形成されていることを特長とする請求項1記載の高電圧
回転機コイルの製造方法。 - 【請求項3】 導電性材の形状が、織布テープまたはシ
ート、不織布テープまたはシート、マット状テープまた
はシート、フェルト状テープまたはシート、ひも状ロー
ビング(Roving)またはストランド(Strand)のいずれか一
つで形成されていることを特長とする請求項1記載の高
電圧回転機コイルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6338835A JPH08182269A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 高電圧回転機コイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6338835A JPH08182269A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 高電圧回転機コイルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08182269A true JPH08182269A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18321877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6338835A Pending JPH08182269A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 高電圧回転機コイルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08182269A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006262559A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Toshiba Corp | 回転電機のコイル |
| CN114189082A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-15 | 南方电网调峰调频发电有限公司检修试验分公司 | 发电机定子线棒的电晕放电抑制方法、结构及发电机 |
| DE102023118644A1 (de) * | 2023-07-13 | 2025-01-16 | Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg | Verfahren zur Herstellung einer Spulenvorrichtung für eine elektrische Maschine, Spulenvorrichtung für eine elektrische Maschine und elektrische Maschine |
| CN119864977A (zh) * | 2024-12-30 | 2025-04-22 | 东方电气集团东方电机有限公司 | 定子线棒防晕结构 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6338835A patent/JPH08182269A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006262559A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Toshiba Corp | 回転電機のコイル |
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| DE102023118644A1 (de) * | 2023-07-13 | 2025-01-16 | Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg | Verfahren zur Herstellung einer Spulenvorrichtung für eine elektrische Maschine, Spulenvorrichtung für eine elektrische Maschine und elektrische Maschine |
| WO2025012484A1 (de) | 2023-07-13 | 2025-01-16 | Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg | Verfahren zur herstellung einer spulenvorrichtung für eine elektrische maschine, spulenvorrichtung für eine elektrische maschine und elektrische maschine |
| CN119864977A (zh) * | 2024-12-30 | 2025-04-22 | 东方电气集团东方电机有限公司 | 定子线棒防晕结构 |
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