JPH08182969A - 重量選別方法及び重量選別装置 - Google Patents

重量選別方法及び重量選別装置

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JPH08182969A
JPH08182969A JP33983794A JP33983794A JPH08182969A JP H08182969 A JPH08182969 A JP H08182969A JP 33983794 A JP33983794 A JP 33983794A JP 33983794 A JP33983794 A JP 33983794A JP H08182969 A JPH08182969 A JP H08182969A
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JP33983794A
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English (en)
Inventor
Shigeo Nakada
茂夫 中田
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NITSUSEN KOGYO KK
Original Assignee
NITSUSEN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】選別対象物の受皿からの放出時間を短縮して装
置全体を小型化し、かつ、重量設定操作を簡素化し、重
量測定精度を飛躍的に向上させる。 【構成】重量選別箇所に複数台の固定秤を配置し、選別
ユニットの受皿に選別対象物を1個ずつ供給し、選別ユ
ニットのテコ18端部が、固定秤のテコ48の揺動レー
ル56と、案内レールとに沿って出力接点を形成しなが
ら走行し、固定秤の錘の重量が選別対象物の重量以上の
ときには、選別ユニットが平行クランク機構の水平状態
を形成し、固定秤の錘の重量が選別対象物の重さより小
さいときには、受皿22が下降してテコ18端部が揺動
レール56を持ち上げるとともに平行クランク機構の水
平状態の下片である係止横棒25を跳ね上げ、係止横棒
25の自由端を固定秤方向に後退させて平行クランク機
構を崩して受皿22を傾斜させて選別対象物を放出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バケットに載せた果実
を移動経路に沿って移動させつつ、この果実を重量の違
いにより選別して、複数の等級に分ける重量選別装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、果実や野菜等を重量により選別す
る重量選別装置に図12と図13に示す実開平1−12
4278号公報に開示されたものがある。この重量選別
装置では、選別対象物を載せて移動する受け皿が、重量
付与部(固定秤)に達して、テコ1の出力接点aでバラ
ンスをとっており、その受け皿上の選別対象物の重量
が、固定秤に設定された重量より重い場合には(第2位
置という)、テコ1と固定秤4とがともに傾斜姿勢とな
り、受け皿9から選別対象物を放出するようになってい
る。
【0003】図12(a)(b)に示すように、テコ1
の先端にシャフト1cにより受け皿支持縦棒1aを枢着
し、受け皿支持縦棒1aの下端部とブラケット12とを
レバー1b、シャフト1d、1eにより連結して平行ク
ランク機構を構成している。したがって、受け皿9が移
動しつつ、テコ1が2点鎖線で示すように揺動Rの回り
に回動し、受け皿支持棒1aが垂直状態を維持しながら
下降し、その下降しきったところで、受け皿9の後端部
がブラケット12の上先端部に当たり、受け皿9は大き
く傾斜し、その上の選別対象物Aをシュート22に放出
するようになっている。また零点調整用の錘11が設け
られている。
【0004】一方、図13(a)(b)に示すように、
位置が固定された固定秤4は、テコ15が軸X1周りに
揺動自在に固定ブラケット23に支承され、テコ15の
右端部に垂直枠18が軸X2により枢着されている。垂
直枠18の下端部はリンク19、シャフト19a,19
bにより固定ブラケット23に連結され平行クランク機
構が構成されており、垂直枠18は常時垂直姿勢に保持
されている。垂直枠18は上端部に分銅16の受け皿1
7を備え、中間部にレール3が垂直枠18に直交して取
着されている。固定秤4は、分銅16を変更することに
より、レール3に付与する釣合重量を調整できるように
なっている。またテコ15はX1の左方位置に、長手方
向に延びるねじ軸14aと、それに螺合装着したナット
14bとからなる零点調整用の錘14を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、重量選
別個所において、選別対象物Aが受け皿9から放出され
るまでには、前記平行クランク機構では、受け皿支持縦
棒1aの垂直下降と受け皿9の傾斜との2段階の動作が
行われなければならない。即ち、受け皿支持縦棒1aが
垂直下降しきってからでないと、受け皿9の後端部がブ
ラケット12の上先端部に当たらないため、受け皿9が
傾斜し選別対象物Aが放出されるまでに時間を要する。
したがって、受け皿支持縦棒1aが垂直下降し始めてか
ら選別対象物Aが放出されるまでの受け皿9の移動距離
が長くなり(従来機種では約250mm)、その移動距
離だけ重量選別個所間隔を開かなければならず、当然、
重量選別装置の大きさが大きくなってしまう。また、移
動する重量選別対象物の動重量は、走行により生ずる慣
性力により静重量よりも軽くなり、図7(b)の点線に
示すように、従来の装置では、選別対象物重量と固定秤
重量との間には正比例関係が成立しない。それにもかか
わらず、これを全く考慮していないため、重量バランス
の調整や零点調整、実際の検証をしなければならない。
また誤差が増幅されて重量測定の正確性に欠ける場合が
ある。選別対象物Aが果実や野菜である場合には、多く
の種類があり、2つの錘11、14もあるために、前記
の調整や検証が面倒である。多くの数の分銅16を用意
しなければならず、管理も大変である。また受け皿17
に実重量の分銅16を置かなければならないため、受け
皿17を大きくしなければならず、また平行クランク機
構が2つもあるため、選別装置全体が大型化してしまう
のである。
【0006】そこで、本発明は、選別対象物の受皿から
の放出時間を短縮して装置全体を小型化し、かつ、重量
設定操作を簡素化し、重量測定精度を飛躍的に向上させ
た重量選別装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1の発明
は、重量選別箇所に複数台の固定秤を配置し、該固定秤
の計量範囲を無端走行体により移動させられる選別ユニ
ットの走行方向に沿って順次小さくなるように設定し、
前記選別ユニットの受皿に選別対象物を1個ずつ供給
し、前記選別ユニットのテコ端部が前記固定秤のテコの
揺動レールと案内レールとに沿って出力接点を形成しな
がら走行し、前記選別ユニットが水平走行中に、前記固
定秤の錘の重量が選別対象物の重量以上のときには、前
記選別ユニットが平行クランク機構の水平状態を形成
し、前記固定秤の錘の重量が選別対象物の重さより小さ
いときには、前記重量差により受皿が下降して前記テコ
端部が前記揺動レールを持ち上げるとともに前記平行ク
ランク機構の水平状態の下片である係止横棒を跳ね上
げ、該係止横棒の自由端を前記固定秤方向に後退させて
平行クランク機構を崩して受皿を傾斜させて選別対象物
を放出し、その後、前記選別ユニットが前記平行クラン
ク機構の水平状態に復帰するとともに前記受皿を初期姿
勢に復帰させることを特徴とする重量選別方法である。
前記固定秤の錘の重量が選別対象物の重さより小さいと
きには、前記重量差により受皿が下降して、すぐに前記
平行クランク機構の水平状態の下片である係止横棒を跳
ね上げ、平行クランク機構を崩して受皿を傾斜させて選
別対象物を放出することができる。従って、受皿の下降
開始から選別対象物の放出までの時間が大幅に短縮し、
その間に走行する選別ユニットの移動距離が短くなるの
である。
【0008】請求項2記載の発明は、機台上に直線部と
周回部とからなる無端走行体を水平に設け、該無端走行
体の駆動部を前記機台に設け、前記無端走行体上に複数
の選別ユニットを固定し、前記直線部の内側に平行に複
数台の固定秤を機台に設け、該固定秤に支点回りに揺動
するテコを設け、前記無端走行体と前記固定秤との間に
おいて複数本の案内レールを機台に設け、該案内レール
の直線レール間に前記テコから延び出す揺動レールを配
置し、該固定秤のテコと前記選別ユニットのテコとが各
支点回りに直交して揺動できるようになっており、前記
選別ユニットのテコの端部に摺接刃を設け、該摺接刃が
前記案内レールと前記揺動レールとに水平に下側から摺
接して出力接点を形成しながら移動できるようになって
いる重量選別装置において、前記選別ユニットが、無端
走行体上にブラケットを固定し、該ブラケットに前記支
点回りに揺動自在に前記テコを連結し、該テコの他端部
と支持縦材とを揺動自在に連結し、該支持縦材上部に受
皿を固定するとともに前記支持縦材下部に揺動自在に係
止横棒の一端部を連結し、該係止横棒の他端部を自由端
とし、縦溝を有するとともに係止軸を前記直線部に平行
に設けた規制体を前記ブラケット下部に立設し、前記係
止軸と係合できる係合溝を前記係止横棒に設け、前記縦
溝に前記係止横棒を挿通し、前記係止軸と係合溝とが係
合しているときには、前記テコと前記係止横棒とが平行
となり、前記支持縦材が前記テコと係止横棒とに垂直と
なり、該状態における係止横棒の下面より下部に上端が
位置する跳ね上げ部を設けていることを特徴とする重量
選別装置である。従って、請求項2の発明も請求項1の
発明の作用を奏することが出来る。
【0009】請求項3の発明は、前記係止横棒の係合溝
の前後にストッパを設けていることを特徴とする請求項
2の重量選別装置である。従って、前記係止横棒が跳ね
上げられたときに、受皿の傾斜が行き過ぎないようにす
ることが出来るとともに、受皿が初期姿勢に復帰すると
きに、戻り過ぎないようにすることが出来る。
【0010】請求項4の発明は、機台上に直線部と周回
部とからなる無端走行体を水平に設け、該無端走行体の
駆動部を前記機台に設け、前記無端走行体上に複数の選
別ユニットを固定し、前記直線部の内側に平行に複数台
の固定秤を機台に設け、該固定秤に支点回りに揺動する
テコを設け、前記無端走行体と前記固定秤との間におい
て複数本の案内レールを機台に設け、該案内レールの直
線レール間に前記テコから延び出す揺動レールを配置
し、該固定秤のテコと前記選別ユニットのテコとが各支
点回りに直交して揺動できるようになっており、前記選
別ユニットのテコの端部に摺接刃を設け、該摺接刃が前
記案内レールと前記揺動レールとに水平に下側から摺接
して出力接点を形成しながら移動できるようになってい
る重量選別装置において、前記固定秤にブラケットを設
け、該ブラケットにテコを支点回りに揺動可能に取り付
け、前記テコの一端部から前記揺動レールを延び出せ、
前記テコの支点から雄ねじ棒を前記テコと平行に他端部
方向へ延び出させ、動重量と静重量の調整用の錘を螺合
させ、該錘の重量を前記選別ユニットの移動速度に応じ
て調整していることを特徴とする重量選別装置である。
従って、動重量と静重量を予め調整し、固定秤の重量と
選別対象物の重量とを正比例の関係にオフセットしてお
くことができる。
【0011】請求項5の発明は、前記テコの支点から副
雄ねじを前記テコと平行に一端部方向に延び出させ、前
記支点から所定距離隔てたテコの部分から主雄ねじを前
記テコと平行に一端部方向に延び出させ、前記主雄ねじ
に主錘を螺合できるようにし、前記副雄ねじに副錘を螺
合できるようにし、前記主雄ねじと副雄ねじとに平行に
それぞれ目盛りを設けたことを特徴とする請求項4の重
量選別装置である。従って、錘を捩じって目盛りに合わ
せるだけで、設定重量を変更できる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図10に基づいて、実施例の重
量選別装置1の全体構成について説明する。重量選別装
置1は柿を重量選別するものであり、機長1,800m
m,機幅600mm,機高800mm,処理能力5,5
00個/時間,精度±2.5g,秤量範囲10g〜80
0gのものである。図10において、無端チェーン2を
支持レール3に取り付け機台4上に配置している。無端
チェーン2と支持レール3は選別経路を形成し、その選
別経路は一対の直線部5と一対の周回部6とからなり、
小判型をなすのものである(直線部5の間隔は303m
mである)。図10の左右両端位置には、機台4に一対
のスプロケット7が回転可能に支承されており、スプロ
ケット7の外周に無端チェーン2を歯合させて巻き掛け
ている。左側のスプロケット7は図示せぬ駆動モータに
連結され、無端チェーン2を実線矢印方向のように上流
側から下流側に循環的に移動させるようにしているもの
である。18台の選別ユニット8が所定間隔で無端チェ
ーン2に取り付けられている。無端チェーン2の直線部
5に平行且つその内側に5台の固定秤9a〜9eを順次
に設け、固定秤9a〜9eの外側且つ直線部5の内側
に、直線部5に平行に7本の直線状の摺接レール10を
固定秤9a〜9eの間に設けている。左端の摺接レール
10は半円状の摺接レール10aによって連結されてい
る。固定秤9a〜9eは各重量選別箇所に設置され、選
別経路に沿って下流側に行くほど設定重量を、柿のサイ
ズに適合させて、3L,2L,L,M,S,2S用にと
順次小さくしており、柿を6段階に選別することができ
るようになっている。図10の最右端上側の摺接レール
10からスプロケット7と同心弧状の姿勢復帰レール1
1aが上流側に向かって高さが徐々に低くなるように延
び出すと共に、機台4の右端に姿勢復帰レール11bが
上流側に向かって高さが徐々に高くなるように延び出し
ている。姿勢復帰レール11aと姿勢復帰レール11b
が協同して選別ユニット8の姿勢を初期水平位置に復帰
させるようにしている。右側点線で示すような柿供給部
として供給プレート13と案内部14とが設けられてい
る。供給プレート13は横断面が山形となっており、隣
接した供給プレート13の谷にあたる部分に柿を載せて
移動できるようになっている。点線矢印のように供給プ
レート13の回転方向は選別ユニット8の回転方向とは
逆ではあるが、供給プレート13の間隔や移動速度は、
選別ユニット8の間隔や移動速度に適合させている。従
って、図示のように円周部分では供給プレート13の間
隔が広くなることから、矢印Aで示す落下位置におい
て、柿が供給プレート13から選別ユニット8に落下し
て、選別ユニット8に載せることが出来るのである。選
別ユニット8に載せられた柿は前述のように上流側から
下流側に流れることとなる。各重量選別箇所に対応して
選別ユニット8の外側にはシュート12a〜12fが配
置されている。選別ユニット8が放出傾斜姿勢に揺動す
ると、柿がシュート12a〜12fに排出されるように
なっている。
【0013】図1〜図4に示す選別ユニット8の構成に
ついて説明する。無端チェーン2上に基台15が固定さ
れ、基台15に、縦断面がU字状で上方が開放されたブ
ラケット16の床部が取着されている。図2と図3のよ
うに、長方形板状のテコ18にシャフト状の揺動軸17
が差し込まれて固定され、揺動軸17のとがった両端が
ブラケット16上部内側壁面に回動可能に取り付けら
れ、揺動軸17を支点として、無端チェーン2に対して
垂直方向にテコ18が揺動自在となっている。図1
(a)のようにテコ18の短辺の右端部に揺動軸19が
差し込まれて固定され、支持縦材20上部内側壁面から
突出している一対の取付具21に揺動軸19の両端部が
回動可能に取り付けられることにより、テコ18と支持
縦材20とが揺動自在に連結している。図1(a)にお
いて、支持縦材20の上端に受皿22を水平に固定して
いる。支持縦材20の下端に取付具23が設けられ、揺
動軸24が挿通固定されている。揺動軸24に係止横棒
25が挿通され相互に揺動自在となっている。係止横棒
25の前部にはストッパ26が、後部にはストッパ27
が取り付けられている。係止横棒25の後端は自由端と
なっており、図4(a)のように、中間部で縮径し、そ
こには係合溝28が設けられている。垂直に延び出すU
字状の縦溝29を有するとともに係止軸30を直線部5
に平行に設けた規制体31をブラケット16下面から立
設している。規制体31は二股に分かれながら上方に延
び出している。図4(a)のように、係止軸30には係
合溝28が上から係合できるようになっている。縦溝2
9に係止横棒25を挿通できるように、係止横棒25の
厚みが設定されている。ブラケット16の前面にL字状
の跳ね上げ板32を設け、係止横棒25の水平状態にお
いて、跳ね上げ板32の上端面の高さを係止横棒25の
下面よりも低く設定している。図1(a)のように受皿
22が水平で係止軸30と係合溝28とが係合している
ときには、テコ18と係止横棒25が平行となり、支持
縦材20がテコ18と係止横棒25とに垂直となってお
り、平行クランク機構の水平初期状態をなしている。支
持縦材20が下降して瞬間的には平行クランク機構が成
立しているが、図4(a)のように、すぐに係止横棒2
5が跳ね上げ板32に当たって跳ね上げられ、係合溝2
8が係止軸30から離脱して、平行クランク機構が崩れ
るようになっている。これについては動作のところで後
述する。
【0014】図1(a)に示すように、テコ18の左端
部に設けた突出部33に摺接刃34を取り付けている。
即ち、図1(b)(c)のように、コイルばね35を介
装してボルト38,ナット39,ワッシャ40,コイル
ばね35により、摺接刃34が矢印方向に回動可能に突
出部33に取り付けられている。コイルばね端35a,
コイルばね端35bとがそれぞれ摺接刃34,突出部3
3に掛止されている。コイルばね35が摺接刃34を矢
印のように回動方向に付勢している。摺接刃34は通常
は進行方向と垂直状態となっているが、進行方向と逆方
向の力による衝撃を受けた場合にはコイルばね35によ
り吸収できるようになっている。
【0015】図5と図6に示す固定秤9a〜9eの構成
について説明する。固定秤9a〜9eは機台4に固定さ
れており、図5(a)の矢印のように支点回りに揺動で
きるようになっており、固定秤9a〜9eはその揺動方
向が選別ユニット8のそれとは直交しており、摺接刃3
4に設定重量を付与することができるものである。縦断
面U字状で上方が開放されたブラケット46の床部が取
着されている。長方形板状のテコ48の左端部にシャフ
ト状の揺動軸47が直交して固定され、揺動軸47のと
がった両端がブラケット46上部内側壁面に回動可能に
水平に取り付けられ、テコ48が揺動軸47を支点とし
て揺動可能となっている。図6(a)(b)に示すよう
に揺動軸47が設けられたテコ48からは垂直板49が
垂直方向に上方に延び出しており、雄ねじ棒50が右水
平方向に延び出し、その右端部は自由端となっている。
同様に、テコ48の前記左端部からは垂直板51が垂直
方向に下方に延び出しており、雄ねじ棒52が左水平方
向に延び出し、左端部は自由端となっている。図5
(a)のようにブラケット46からはL字板状の目盛板
53が雄ねじ棒50と平行に立設されており、その上面
には0〜100gまで1g単位で目盛られている。てこ
48右端部には規制棒54が当接するように設けられて
おり、てこ48の右方向への回動を規制するため、下方
垂直に延び出し、下端が機台4に垂直に固着されてい
る。図5(b)のようにテコ48の中央部付近からは、
それに直交して板状の揺動レバー55が延び出し、端部
に丸細棒状の揺動レール56がテコ48と平行に設けら
れている。テコ48の右端部にはL字板58が固着され
ており、その垂直板から雄ねじ棒59が右水平方向に延
び出している。
【0016】雄ねじ棒50,雄ねじ棒52,雄ねじ棒5
9には、それぞれ、中心に雌ねじ孔が設けられた円柱状
の錘60,錘62,錘69を螺合できるようになってい
る。錘60は実重量が50gのものが一対となったもの
であり、雄ねじ棒50を移動することにより目盛板53
により1g単位で重量設定をすることができるものであ
る。錘69は目盛板70により100g単位で重量設定
をこなうためのものである。図7(b)のように、錘6
0の重量と出力接点に表れる重量との比は1/1であ
り、錘69の重量と出力接点に表れる重量との比は1/
2とされている。従って錘69は実重量の倍の重さの機
能を果たしており、実際には50gの重さとなっている
のである。錘69が目盛板70の目盛りの100gに位
置すれば、100gを出力接点に出力することができる
ようになっている。従って、錘の種類が少なくて済み且
つ軽いので取り扱いが楽である。また錘の種類の少なく
管理が容易であり設定間違いもなくなるのである。例え
ば、70gを計量範囲としたい場合には、錘69は雄ね
じ棒59に取り付ける必要はなく、錘60を雄ねじ棒5
0の70gの目盛りへ位置を合わせて締め付けてロック
すれば良い。350gを計量範囲としたい場合には、錘
69を1つ取り付け、錘69を雄ねじ棒59の300g
の目盛りの所へ取り付け、錘60を雄ねじ棒50の50
gの目盛りへ位置を合わせて締め付けてロックすれば良
い。このようにして、目盛板53と目盛板70の目盛り
を見ながら錘60と錘69の位置を調整するだけでよ
く、重量設定操作が容易である。また図7(b)に示す
ように錘62は選別ユニット8の移動速度を考慮して設
定されており、柿の静重量(静止した状態における重
量)と動重量(移動測定における重量)とを予めオフセ
ットし、図7(b)の正比例に関係が成立するようにし
ている。従って、図7(a)のようにトータルバランス
が考慮されて、出力接点に正確なものが表れるようにし
ているものであり、受皿22に載せられる選別対象物重
量と錘60、錘62,錘69のトータルな重量とは直線
的な関係が成立するのである。柿を選別ユニット8に載
せて移動しているときの動重量は、静重量よりも実施例
では80g小さくなるため、錘60と錘69の合計出力
重量よりも80gだけ予めマイナスして出力接点に表れ
るようにオフセットしているのである。ここで動重量と
静重量の差は、周回速度V(本実施例では235mm/
sec)と摩擦係数μに依存するが、摩擦係数μは周回
速度Vが大きくなると小さくなり、逆に周回速度Vが小
さくなると大きくなり、周回速度Vに依存して変化して
いる。このため、設計では周回速度Vだけを考慮して錘
62の重さを設定している。従って、周回速度Vをある
幅(本実施例では200mm/sec〜270mm/s
ec)以内に収まるようにしておけば、動重量と静重量
の差は許容範囲に収まることから、錘62の重量を一度
設定すれば、周回速度に応じて再設定する作業が不要と
なるのである。したがって移動重量測定の精度が極めて
高いものである。また、錘62は、移動速度が一定であ
ることより、どの選別ユニット8にも共通した重量であ
り、ほぼ一定の重量となっており、重量設定作業が容易
である。錘60,周回部61は重量選別のため、選別経
路に沿って下流側に行くほど設定重量を順次小さくして
おり、これにより柿を6段階に選別することができるよ
うになっている。錘60,錘69は最初に設定しておけ
ば、再調整の必要はないが、選別対象物の変更、例え
ば、柿の選別をりんごの選別に切り換えるとき等には、
重量規格変更のため選別重量の再設定が必要である。そ
の再設定は、錘60と錘69については、その位置を変
更することにより行われることとなり、作業が簡素とな
る。
【0017】図8と図9(a)に示すように、選別ユニ
ット8と固定秤9a〜9eとは相互に長手方向が直交す
るように配置されており、選別ユニット8が通過すると
きには、揺動レール56が摺接刃34の上になるように
配置されており、摺接刃34が揺動レール56と出力接
点を形成しながら摺接できるようになっている。従っ
て、重量バランスは、図9(b)のように、支点として
の揺動軸17,揺動軸47と、出力接点としての摺接刃
34,揺動レール56とを中心として行われることとな
る。また図9(a)のように、固定秤9a〜9eの支点
位置が揺動レバー55の左端に位置しており、摺接刃3
4がわずかに上下動した場合でも、摺接刃34が摺接レ
ール10に衝突しないように、刃37が摺接レール10
に沿って設けられている。くぐり板36が水平に摺接レ
ール10の左端部に取り付けられている。くぐり板36
は、前述の係止横棒25の跳ね上げと後退が円滑に行く
ようにするため、摺接刃34をくぐり板36に沿ってく
ぐらせるようにして移動させるためのものである。
【0018】次に本実施例の動作を説明する。図10に
示すように、選別対象物である柿は1個ずつ供給プレー
ト13から選別ユニット8に断続的に落下し、矢印Aで
示す箇所において、選別ユニット8に1個づつ載せら
れ、実線矢印方向(図において左方向)に移動する。各
柿は上流側から下流側に移動しながら、各重量選別箇所
において、その重量に応じて選別されシュート12a〜
12fに排出される。即ち、柿が3Lサイズの場合、固
定秤9aによりシュート12aに排出され、柿が2Lサ
イズの場合、固定秤9bによりシュート12bに排出さ
れ、柿がLサイズの場合、固定秤9cによりシュート1
2cに排出され、柿がMサイズの場合、固定秤9dによ
りシュート12dに排出され、柿がSサイズの場合、固
定秤9eによりシュート12eに排出され、柿が2Sサ
イズの場合、摺接レール10の最終端10bでシュート
12fに排出される。
【0019】例えば、柿がMサイズの場合には、柿は受
皿22に載せられたまま各選別箇所を通過し、固定秤9
dまで移動する。図9(a)のように摺接刃34は摺接
レール10から揺動レール56に摺接しながら移動す
る。図11(a)のように摺接刃34と揺動レール56
とが摺接するが、このとき、柿の重量が固定秤9dの設
定重量よりも重くなるので、重量バランスが崩れて、柿
の載せられた受皿22の自重で、図11(b)に示すよ
うに、摺接刃34が支点回りに回動する。そのとき、係
止横棒25が跳ね上げ板32に当たるまでは瞬間的には
平行クランク機構がまだ成立している。同時に揺動レー
ル56が持ち上げられ、揺動レール56が支点回りに回
動する。そして、図11(c)のように、支持縦材20
が下降してすぐに係止横棒25が跳ね上げ板32に当た
って跳ね上げられ、各部が矢印のように移動して、係合
溝28が係止軸30から離脱して、係止横棒25が後退
し、平行クランク機構が崩れる。この段階では揺動レバ
ー55は元の位置に戻っている。また、こうした図11
(a)〜(c)に示す動きが生じている間、図9(a)
のように、選別ユニット8が右方向に移動している。こ
のようにして、主として係止横棒25と跳ね上げ板32
の働きにより排果までの選別ユニット8の走行距離がわ
ずか50mm位であり、従来の五分の一で済むので、機
台4の長さが1800mm、従来品が3000mm〜5
000mmであるのと比較し、半分以下となり大幅な小
型化が達成できる。そして、図11(c)の傾斜状態で
選別ユニット8が走行する。もちろん摺接刃34は摺接
レール10と摺接しなくなっている。その後、図10に
おいて、選別ユニット8は固定秤9eを通過し、姿勢復
帰レール11a,11bにより、初期姿勢に徐々に復帰
し、図11(a)の水平位置となり、平行クランク機構
の平行状態となるのである。そして、前記したように再
び柿を循環的に選別する。
【0020】以上、本実施例の好適な実施例を説明した
が、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、
選別ユニット8,固定秤9a〜9e、例えば揺動軸2
4,係止横棒25,ストッパ26,ストッパ27,係合
溝28,縦溝29,係止軸30,規制体31,跳ね上げ
板32の形状、構造、位置等は本発明の技術的思想を逸
脱しない範囲で多くの変更を施し得ることができること
は当然である。なお、くぐり板36はなくても良い。ま
た、柿の重量選別のかわりに、落葉果樹、高級柑橘、馬
鈴薯、ピーマン、トマト、プラム又は小さいもの等と他
のものの重量選別にも使用できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
より、受皿の下降開始から選別対象物の放出までの時間
が大幅に短縮し、その間に走行する選別ユニットの移動
距離が短くなる。従って重量選別装置の大きさが半分以
下の大きさに小型化できる。また極めて高い精度が得ら
れるので、パックあわせが簡単であり、時間当たりの選
別能力も高く選別作業時間が短い。請求項2の発明も請
求項1の発明の作用を奏することが出来る。
【0022】請求項3の発明により、受皿の姿勢が行き
過ぎないように好適に姿勢制御を行うことが出来、選別
作業の効率が向上する。
【0023】請求項4の発明により、動重量と静重量を
予め調整し、固定秤の重量と選別対象物の重量とを正比
例の関係にオフセットでき、重量測定の精度を向上させ
るとともに、重量調整作業の簡易化に資することが出来
る。また規格変更が容易でありワンタッチで時間をとら
ない。さらに選別ユニットの重量調整が不要となる。
【0024】請求項5の発明は、錘を捩じって目盛りに
合わせるだけで、重量を設定・変更でき、錘の種類を少
数化して錘のメイテナンスを簡素化し、また重量の設定
・変更作業を短時間で行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本実施例の選果部の左側面図、
(b)は同選果部刃付近の拡大平面図、(c)は同拡大
背面図である。
【図2】 (a)は本実施例の選果部の正面図、(b)
は本実施例の選果部の背面図である。
【図3】 (a)は本実施例の選果部の部分拡大正面
図、(b)は本実施例の選果部の部分拡大背面図であ
る。
【図4】 (a)は図2(a)のA−A断面図、(b)
は図2(b)のB−B矢視図である。
【図5】 (a)は本実施例の固定秤の正面図、(b)
は本実施例の固定秤の平面図である。
【図6】 (a)は本実施例の固定秤の左側面図、
(b)は本実施例の固定秤の右側面図である。
【図7】 (a)は支点と出力接点との関係を示す説明
図、(b)本実施例の選別対象物の重量と固定秤重量と
の関係を示す線図である。
【図8】 本実施例の選果部と固定秤とを含む部分の左
側面図である。
【図9】 (a)は本実施例の選果部と固定秤とを含む
部分の平面図、(b)は衝撃防止部付近の部分拡大正面
図である。
【図10】 本実施例の平面図である。
【図11】 本実施例の動作を示す右側面図である。
【図12】 (a)は従来例のテコ付近の部分拡大縦断
面図、(b)は従来例の部分拡大平面図である。
【図13】 (a)は従来例の固定秤(第1位置)の要
部正面図、(b)は従来例の固定秤(第2位置)の要部
右側面図である。
【符号の説明】
1 重量選別装置 2 無端チェーン 3 支持レール 4 機台 5 直線部 6 周回部 7 スプロケット 8 選別ユニット 9a〜9e 固定秤 10 摺接レール 12a〜12f シュート 16,46 ブラケット 17,47 揺動軸 18,48 テコ 19 揺動軸 20 支持縦材 22 受皿 24 揺動軸 25 係止横棒 26,27 ストッパ 28 係合溝 29 縦溝 30 係止軸 31 規制体 32 跳ね上げ板 33 突出部 34 摺接刃 50,52,59 雄ねじ棒 53 目盛り板 54 規制棒 55 レバー 56 揺動レール 60,62,69 錘
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量選別箇所に複数台の固定秤を配置
    し、該固定秤の計量範囲を無端走行体により移動させら
    れる選別ユニットの走行方向に沿って順次小さくなるよ
    うに設定し、前記選別ユニットの受皿に選別対象物を1
    個ずつ供給し、前記選別ユニットのテコ端部が前記固定
    秤のテコの揺動レールと案内レールとに沿って出力接点
    を形成しながら走行し、前記選別ユニットが水平走行中
    に、前記固定秤の錘の重量が選別対象物の重量以上のと
    きには、前記選別ユニットが平行クランク機構の水平状
    態を形成し、前記固定秤の錘の重量が選別対象物の重さ
    より小さいときには、前記重量差により受皿が下降して
    前記テコ端部が前記揺動レールを持ち上げるとともに前
    記平行クランク機構の水平状態の下片である係止横棒を
    跳ね上げ、該係止横棒の自由端を前記固定秤方向に後退
    させて平行クランク機構を崩して受皿を傾斜させて選別
    対象物を放出し、その後、前記選別ユニットが前記平行
    クランク機構の水平状態に復帰するとともに前記受皿を
    初期姿勢に復帰させることを特徴とする重量選別方法。
  2. 【請求項2】 機台上に直線部と周回部とからなる無端
    走行体を水平に設け、該無端走行体の駆動部を前記機台
    に設け、前記無端走行体上に複数の選別ユニットを固定
    し、前記直線部の内側に平行に複数台の固定秤を機台に
    設け、該固定秤に支点回りに揺動するテコを設け、前記
    無端走行体と前記固定秤との間において複数本の案内レ
    ールを機台に設け、該案内レールの直線レール間に前記
    テコから延び出す揺動レールを配置し、該固定秤のテコ
    と前記選別ユニットのテコとが各支点回りに直交して揺
    動できるようになっており、前記選別ユニットのテコの
    端部に摺接刃を設け、該摺接刃が前記案内レールと前記
    揺動レールとに水平に下側から摺接して出力接点を形成
    しながら移動できるようになっている重量選別装置にお
    いて、前記選別ユニットが、無端走行体上にブラケット
    を固定し、該ブラケットに前記支点回りに揺動自在に前
    記テコを連結し、該テコの他端部と支持縦材とを揺動自
    在に連結し、該支持縦材上部に受皿を固定するとともに
    前記支持縦材下部に揺動自在に係止横棒の一端部を連結
    し、該係止横棒の他端部を自由端とし、縦溝を有すると
    ともに係止軸を前記直線部に平行に設けた規制体を前記
    ブラケット下部に立設し、前記係止軸と係合できる係合
    溝を前記係止横棒に設け、前記縦溝に前記係止横棒を挿
    通し、前記係止軸と係合溝とが係合しているときには、
    前記テコと前記係止横棒とが平行となり、前記支持縦材
    が前記テコと係止横棒とに垂直となり、該状態における
    係止横棒の下面より下部に上端が位置する跳ね上げ部を
    設けていることを特徴とする重量選別装置。
  3. 【請求項3】 前記係止横棒の係合溝の前後にストッパ
    を設けていることを特徴とする請求項2の重量選別装
    置。
  4. 【請求項4】 機台上に直線部と周回部とからなる無端
    走行体を水平に設け、該無端走行体の駆動部を前記機台
    に設け、前記無端走行体上に複数の選別ユニットを固定
    し、前記直線部の内側に平行に複数台の固定秤を機台に
    設け、該固定秤に支点回りに揺動するテコを設け、前記
    無端走行体と前記固定秤との間において複数本の案内レ
    ールを機台に設け、該案内レールの直線レール間に前記
    テコから延び出す揺動レールを配置し、該固定秤のテコ
    と前記選別ユニットのテコとが各支点回りに直交して揺
    動できるようになっており、前記選別ユニットのテコの
    端部に摺接刃を設け、該摺接刃が前記案内レールと前記
    揺動レールとに水平に下側から摺接して出力接点を形成
    しながら移動できるようになっている重量選別装置にお
    いて、前記固定秤にブラケットを設け、該ブラケットに
    テコを支点回りに揺動可能に取り付け、前記テコの一端
    部から前記揺動レールを延び出せ、前記テコの支点から
    雄ねじ棒を前記テコと平行に他端部方向へ延び出させ、
    動重量と静重量の調整用の錘を螺合させ、該錘の重量を
    前記選別ユニットの移動速度に応じて調整していること
    を特徴とする重量選別装置。
  5. 【請求項5】 前記テコの支点から副雄ねじを前記テコ
    と平行に一端部方向に延び出させ、前記支点から所定距
    離隔てたテコの部分から主雄ねじを前記テコと平行に一
    端部方向に延び出させ、前記主雄ねじに主錘を螺合でき
    るようにし、前記副雄ねじに副錘を螺合できるように
    し、前記主雄ねじと副雄ねじとに平行にそれぞれ目盛り
    を設けたことを特徴とする請求項4の重量選別装置。
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