JPH0818332A - アレイアンテナ装置 - Google Patents

アレイアンテナ装置

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JPH0818332A
JPH0818332A JP14454694A JP14454694A JPH0818332A JP H0818332 A JPH0818332 A JP H0818332A JP 14454694 A JP14454694 A JP 14454694A JP 14454694 A JP14454694 A JP 14454694A JP H0818332 A JPH0818332 A JP H0818332A
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JP
Japan
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antenna
antenna element
reflector
satellite
predetermined
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JP14454694A
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Inventor
Kazushige Ogino
和滋 荻野
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置10の高さを低くして薄形化・小形化を
図ることができ、装置10を移動体に搭載した場合にお
ける空気抵抗の影響を軽減するとともに、反射板21を
静止衛星S方向に常時対向させることができ、信号電波
の送受信効率を常時高めることができるアレイアンテナ
装置を提供すること。 【構成】 複数個のアンテナ素子13が直線上に配列さ
れたアンテナ素子列14a、14b、…が配設され、ア
ンテナ素子列14a、14b、…に所定の傾斜角αを有
する反射板21が配設されているアレイアンテナ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアレイアンテナ装置に関
し、より詳細には、例えばTV等における衛星放送やM
CA(Multi Channel Access)システム等におけるデータ
通信のような、静止衛星を用いて信号電波を送受信する
際に使用されるアレイアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静止衛星と送受信機との間で信号電波を
送受信する際に従来用いられているパラボラアンテナ装
置は、比較的大形の椀形状をしており、設置容積が比較
的大きくなり、邪魔になり易く、取り付けが面倒である
という問題があった。またこれを自動車、列車等の移動
体に搭載する場合は、積載容積や高さが制限されるた
め、取り付けが一層面倒になり、走行中の空気抵抗が大
きく、移動体速度に悪影響を及ぼすとともに、見栄えも
よくないという問題があった。
【0003】これらの問題に対処するため、アンテナ装
置の小形化、薄形化が図られている。図5は従来のこの
種薄形化が図られたアレイアンテナ装置を摸式的に示し
た斜視図であり、図中51は略平板形状の基台を示して
いる。基台51上には例えば略円形状の複数個のアンテ
ナ素子52a、52b、…が配設され、各アンテナ素子
52a、52b、…間は給電線(図示せず)によりそれ
ぞれ接続され、この給電線の他端部側は基台51の裏面
側に配設されたコンバータ(図示せず)を介す等して送
受信機(図示せず)側に接続されており、これらアンテ
ナ素子52a、52b、…、基台51等を含んでアレイ
アンテナ装置50が構成されている。
【0004】ところで図6(a)(b)のアンテナ素子
断面図に示したように、アンテナ素子52b上に形成さ
れるビーム53a、53bの最大強度は、通常アンテナ
素子52b面に関する法線上近傍に分布しており、また
1個のアンテナ素子52bによる場合(a)の利得g1
に対し、例えば3個のアンテナ素子52a〜52cによ
る場合(b)の利得g2 は通常略3倍に増大する。
【0005】したがって、一般的にアレイアンテナ装置
50においては、基台51上にアンテナ素子52a、5
2b、…が多数配設されるとともに、アンテナ素子52
a、52b、…の各上面が衛星Sに対向するよう、基台
51が水平面に対して所定角度αを有して配設されてい
る。
【0006】このように構成されたアレイアンテナ装置
50を用い、衛星Sに信号電波を送信する場合、アンテ
ナ素子52a、52b、…面を衛星Sに対向させた後、
前記送信機から信号を出力する。するとこの信号が前記
コンバータにより所定周波数に変換され、前記給電線を
介してアンテナ素子52a、52b、…より衛星Sに向
けて直接信号電波が送信される。また信号電波を受信す
る場合、衛星Sからの信号電波が直接アンテナ素子52
a、52b、…に入力され、前記給電線を通って前記コ
ンバータで所定周波数に変換され、さらに別の給電線を
通って前記受信機に受信される。
【0007】図7は従来の別のアレイアンテナ装置(特
開平5−199028号公報)を概略的に示した斜視図
であり、(a)は全体構造、(b)は下部構造を示して
いる。架台62にはモータ63aが添設され、モータ6
3aには小形歯車63bを介して大形歯車63cが接続
され、大形歯車63c上には中空軸63d及び連結体6
3fが固定されており、また中空軸63d上にはテーブ
ル63eが固定されている(a)。これらモータ63
a、歯車63b、63c、テーブル63e等を含んでタ
ーンテーブル63が構成されている。さらにターンテー
ブル63には衛星S及びアレイアンテナ装置の水平角度
を検出する回転角検出手段(図示せず)が接続されてお
り、該回転角検出手段により検出された水平角度データ
に基づき、モータ63aを回転させると、歯車63b、
63c、中空軸63dを介してテーブル63e及び反射
板66が所定角度、所定方向に回転するようになってい
る。またテーブル63e上には基台64が搭載され、基
台64上の所定箇所には略円板形状の複数個のアンテナ
素子65が配設され、アンテナ素子65は給電線(図示
せず)にそれぞれ接続されている。また該給電線の他端
部側は中空軸63d内に配設されたコンバータ、ロータ
リージョイント(ともに図示せず)等を介して送受信機
(図示せず)側に接続されている。
【0008】一方、アンテナ素子65上方には略円板形
状の反射板66が配設されており、反射板66は連結体
63fの一端部に回動可能に枢支され、反射板66下端
部からは歯部67aが延設されている。また歯部67a
には小形歯車67bを介してモータ(図示せず)が接続
されており、これら歯部67a、小形歯車67b、モー
タ等を含んで駆動手段67が構成されている。さらに駆
動手段67には衛星S方向及び反射板66の傾斜角αを
検出するための反射角検出手段(図示せず)が接続され
ており、該反射角検出手段で検出された角度データに基
づいて駆動手段67が駆動されて反射板66の傾斜角α
が調整され、衛星Sからの信号電波が反射板66で反射
されてアンテナ素子65面に垂直に入射するようになっ
ている。あるいはアンテナ素子65面から垂直上方に放
射された信号電波が反射板66で反射され、衛星Sに向
けて伝送されるようになっており、これらアンテナ素子
65、反射板66、回転手段63、駆動手段67等を含
んでアレイアンテナ装置60が構成されている。
【0009】このように構成されたアレイアンテナ装置
60を用いて衛星Sに信号電波を送信する場合、ターン
テーブル63、駆動手段67により反射板66を衛星S
に対して所定傾斜角αを有して対向させた後、前記送信
機から信号を出力する。するとこの信号が前記コンバー
タにより所定周波数に変換され、アンテナ素子65から
放射された信号電波が反射板66で反射され、衛星Sに
向けて送信される。また信号電波を受信する場合、ター
ンテーブル63、駆動手段67により反射板66を衛星
Sに対して所定傾斜角αを有して対向させた後、前記受
信機をオンする。すると衛星Sからの信号電波が反射板
66、アンテナ素子65を介して前記コンバータに入力
され、該コンバータにより所定周波数に変換され、前記
ロータリージョイント等を介して前記受信機に受信され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】アレイアンテナ装置5
0が自動車等の移動体上に搭載されている場合、走行方
向が変わると衛星Sに対向しなくなり、あるいは南北方
向に長距離移動したり坂道等を走行すると装置に対する
衛星Sの仰角が相対的に変化する。しかし上記したアレ
イアンテナ装置50は固定されており、走行により相対
的に衛星S方向が変動すると、アンテナ素子52a、5
2b、…を常時衛星Sに対向させることが難しく、信号
電波の送受信効率が低下し易いという課題があった。ま
た基台51が移動体に対して所定角度αを有して配設さ
れており、基台51の高さHが高くなり易く、アレイア
ンテナ装置50の小形化を図ることが困難であるという
課題があった。
【0011】また衛星S方向に対して信号電波を同相で
送受信し、ビーム53cを衛星Sに向けて形成する技術
(図6(c))はすでに開発されているが、このものの
場合の利得g3 は図6(b)で示したものの場合に比べ
て低下するという課題があった。
【0012】また上記したアレイアンテナ装置60にお
いては、反射板66の高さHが基台64の直径D程度も
しくはこれ以上に高くなり易く、アレイアンテナ装置6
0の薄形化・小形化を図ることが困難であるという課題
があった。
【0013】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、装置の高さを低くして薄形化・小形化を図る
ことができ、装置を移動体に搭載した場合における空気
抵抗の影響を軽減するとともに、反射板を静止衛星方向
に常時対向させることができ、信号電波の送受信効率を
常時高めることができるアレイアンテナ装置を提供する
ことを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るアレイアンテナ装置は、複数個のアンテ
ナ素子が直線上に配列されたアンテナ素子列が複数列配
設され、前記アンテナ素子列の所定素子列ごとに所定の
傾斜角を有する反射板が配設されていることを特徴とし
ている(1)。
【0015】また本発明に係るアレイアンテナ装置は、
複数個のアンテナ素子が直線上に配列されたアンテナ素
子列が複数列配設され、前記アンテナ素子列の所定素子
列ごとに反射板が配設され、該反射板に該反射板を回動
させるための駆動装置が添設されていることを特徴とし
ている(2)。
【0016】また本発明に係るアレイアンテナ装置は、
複数個のアンテナ素子が直線上に配列されたアンテナ素
子列が複数列配設され、前記アンテナ素子列の所定素子
列ごとに反射板が配設され、該反射板の各支持点が異な
る所定高さに設定されるとともに、前記反射板に該反射
板を回動させるための駆動装置が添設されていることを
特徴としている(3)。
【0017】また本発明に係るアレイアンテナ装置は、
上記(1)〜(3)のいずれかの項に記載のアンテナ素
子列及び反射板がターンテーブル上に配設されているこ
とを特徴としている(4)。
【0018】
【作用】上記構成のアレイアンテナ装置(1)によれ
ば、複数個のアンテナ素子が直線上に配列されたアンテ
ナ素子列が複数列配設され、前記アンテナ素子列の所定
素子列ごとに所定傾斜角を有する反射板が配設されてい
るので、前記各アンテナ素子列により形成される各ビー
ムの利得を増大させ得ることとなり、また前記各反射板
の高さを低くして装置の薄形化・小形化を図り得ること
となり、装置の設置、取り付けを容易にし得るととも
に、移動体に搭載した場合における空気抵抗の影響を軽
減し得ることとなる。
【0019】また上記構成のアレイアンテナ装置(2)
によれば、複数個のアンテナ素子が直線上に配列された
アンテナ素子列が複数列配設され、前記アンテナ素子列
の所定素子列ごとに反射板が配設され、該反射板に該反
射板を回動させるための駆動装置が添設されているの
で、上記したアレイアンテナ装置(1)と同様の作用が
得られるとともに、静止衛星の装置に対する相対的仰角
が変動しても前記各反射板の傾斜角を調整することによ
り、電波の送受信方向を前記仰角に合わせることが可能
であり、常時移動する移動体に搭載された場合における
信号電波の送受信効率を高め得ることとなる。
【0020】また上記構成のアレイアンテナ装置(3)
によれば、複数個のアンテナ素子が直線上に配列された
アンテナ素子列が複数列配設され、前記アンテナ素子列
の所定素子列ごとに反射板が配設され、該反射板の各支
持点が異なる所定高さに設定されるとともに、前記反射
板に該反射板を回動させるための駆動装置が添設されて
いるので、上記したアレイアンテナ装置(2)と同様の
作用が得られるとともに、信号電波が前記各反射板で反
射する位置の相対高さをそれぞれ変え得ることとなり、
静止衛星の装置に対する相対的仰角が変動し、前記各ア
ンテナ素子と衛星Sとの間の経路長差が変化しても、前
記各反射板と前記アンテナ素子との間の経路長差の変化
により略補い得ることとなり、したがって信号電波を同
相で送受信し得ることとなる。
【0021】また上記(1)〜(3)のいずれかの項に
記載のアンテナ素子及び反射板がターンテーブル上に配
設されている場合には、上記したアレイアンテナ装置
(1)〜(3)のいずれかの作用が得られるとともに、
前記反射板を静止衛星側に確実、簡単に対向させ得るこ
ととなり、移動体に搭載した場合における信号電波の送
受信効率をより一層高め得ることとなる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係るアレイアンテナ装置の実
施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るア
レイアンテナ装置の実施例(1)を模式的に示した断面
図であり、また図2は図1に示した装置の平面アンテナ
部分を拡大して模式的に示した斜視図であり、図中11
は金属導体板を示している。金属導体板11上にはテフ
ロン、発泡ポリエチレン等により形成された誘電体板1
2が配設されており、誘電体板12上の所定箇所には例
えば直径または一辺が約5〜10mm、厚さが約20〜
40μmを有する略円形または略方形形状のアンテナ素
子13が形成されている。アンテナ素子13が直線上に
複数個配列されてアンテナ素子列14aが構成されてお
り、さらにアンテナ素子列14aと略平行に、かつ所定
間隔を有して複数列のアンテナ素子列14b、14c、
…が配設されている。アンテナ素子13には給電回路1
5の一端部側が接続され、給電回路15の他端部側はパ
ッチ型平面アンテナ16の所定箇所16aに導かれてお
り、誘電体板12に形成された例えば銅またはアルミニ
ウム膜の所定箇所にエッチング処理等を施すことによ
り、アンテナ素子13と遅延回路を含む給電回路15と
が一体的に形成されている。これら金属導体板11、誘
電体板12、アンテナ素子列14a、14b、…、給電
回路15等を含んでパッチ型平面アンテナ16が構成さ
れている。またパッチ型平面アンテナ16上におけるア
ンテナ素子列14a、14b、…近傍の所定箇所には、
各アンテナ素子列14a、14b、…と略平行に略直方
体形状の反射板21がそれぞれ配設されている。そして
パッチ型平面アンテナ16面に対する反射板21の傾斜
角はそれぞれ所定角度αに設定されており、衛星Sから
の信号電波が反射板21表面で反射され、アンテナ素子
列14a、14b、…における各アンテナ素子13面に
略垂直に入射するようになっている。
【0023】金属導体板11の所定箇所には開口部11
aが形成され、開口部11a近傍下面にはコンバータ1
7が接続されており、コンバータ17はロータリージョ
イント17a等を介して外部の送受信機(図示せず)側
に接続されている。一方、パッチ型平面アンテナ16下
面には略中空円板形状のテーブル18aを挟んで略リン
グ形状の大形歯車18bが取り付けられ、大形歯車18
bの内側には小形歯車18cが配設され、小形歯車18
cにはモータ18dが接続されている。他方、大形歯車
18bの周囲には筐体19が配設され、筐体19外周部
上面には複数個のローラー18e、18fが配設され、
ローラー18e、18fによりテーブル18aが一定中
心で回動可能に支持されている。さらにモータ18dに
は衛星Sに対するパッチ型平面アンテナ16の相対水平
角度を検出する角度検出手段(図示せず)が接続されて
おり、これらテーブル18a、大形歯車18b、小形歯
車18c、モータ18d、ローラー18e、18f等を
含んでターンテーブル18が構成されている。そして前
記角度検出手段により検出された水平角度データに基づ
き、モータ18dを所定量及び所定方向に回転させる
と、大形歯車18b、小形歯車18c、テーブル18a
を介してパッチ型平面アンテナ16の向きが調整される
ようになっている。これらパッチ型平面アンテナ16、
反射板21、ターンテーブル18等を含んでアレイアン
テナ装置10が構成されている。
【0024】このように構成された実施例(1)に係る
装置を用いて静止衛星に信号電波を送信する場合、まず
ターンテーブル18を駆動・回転させ、反射板21を衛
星Sに対向させた後、前記送信機から信号を出力する。
するとこの信号がコンバータ17により所定周波数に変
換され、給電回路15で伝送経路長差がなくなるように
調整された信号電波が各アンテナ素子列14a、14
b、…から放射されて反射板21で反射され、衛星Sに
向けて送信される。また信号電波を受信する場合、衛星
Sからの信号電波が反射板21で反射されてアンテナ素
子列14a、14b、…に入射され、給電回路15で伝
送経路長差がなくなるように調整されてコンバータ17
に入力される。するとこの信号はコンバータ17により
所定周波数に変換され、ロータリージョイント17a等
を介して前記受信機に受信される。
【0025】上記説明から明らかなように、実施例
(1)に係るアレイアンテナ装置10では、複数個のア
ンテナ素子13が直線上に配設されたアンテナ素子列1
4a、14b、…が複数列配設され、アンテナ素子列1
4a、14b、…ごとに所定傾斜角αを有する反射板2
1が配設されているので、各アンテナ素子列14a、1
4b、…により形成される各ビーム21aの利得gを増
大させることができ、また各反射板21の高さを低くし
て装置10の薄形化・小形化を図ることができ、装置1
0の設置、取り付けを容易にすることができるとととも
に、移動体に搭載した場合における空気抵抗の影響を軽
減することができる。
【0026】また実施例(1)に係るアレイアンテナ装
置10では、アンテナ素子列14a、14b、…及び反
射板21がターンテーブル18上に配設されているの
で、反射板21を衛星S側に確実、簡単に対向させるこ
とができ、移動体に搭載した場合における信号電波の送
受信効率をより一層高めることができる。またコンバー
タ17がパッチ型平面アンテナ16の所定箇所16a下
面に接続されるとともに、構造上大形歯車18b内側の
比較的広いスペースにロータリージョイント17aを配
設することができるため、ロータリジョイント17aと
回転するコンバータ17との電気的接続を容易に行なう
ことができる。
【0027】なお、実施例(1)に係るアレイアンテナ
装置10ではパッチ型平面アンテナ16を用いたが、別
の実施例では図3で示したスロット板付き平面アンテナ
38や螺旋導体が配設されたヘリカル型アンテナ(図示
せず)を用いてもよい。
【0028】また、パッチ型平面アンテナ16がターン
テーブル18上に配設された場合について説明したが、
ターンテーブル18は省略されてもよい。
【0029】図3は実施例(2)に係るアレイアンテナ
装置のスロット板付き平面アンテナ近傍を模式的に示し
た断面図であり、図中31は金属導体板を示している。
金属導体板31上には発泡ポリエチレン等により形成さ
れた誘電体板32が配設されている。誘電体板32上の
所定箇所には、給電回路33と、直径または一辺が約5
〜10mmを有する略円形または略方形形状のアンテナ
素子36が直線上に複数個配列されたアンテナ素子列3
7の複数列とが配設されており、これらは銅またはアル
ミニウム膜付きのポリイミドフィルム等にエッチング処
理等を施すことにより一体的に形成されている。さらに
アンテナ素子列37及び給電回路33上には誘電体板3
2と同様の誘電体板34が配設され、誘電体板34上に
は金属導体板31と同様の金属導体板35が配設されて
おり、アンテナ素子36上方の金属導体板35にはアン
テナ素子36に比べて3〜8mm程度大きい形状のスロ
ット36aがそれぞれ形成されている。給電回路33の
他端部側はスロット型平面アンテナ38の所定箇所38
aに導かれており、これら金属導体板31、35、誘電
体板32、34、アンテナ素子列37、給電回路33等
を含んでスロット板付き平面アンテナ38が構成されて
いる。
【0030】スロット板付き平面アンテナ38上におけ
るアンテナ素子列37近傍の所定箇所には、各アンテナ
素子列37と略平行に略直方体形状の反射板22がそれ
ぞれ配設されており、各反射板22は所定の一定高さ
(支持点B)で回動可能に支持されている。一方、テー
ブル18a上面の所定箇所には支柱23aが立設され、
支柱23aの所定箇所にはスライド軸23bが矢印A方
向へ摺動可能に支持されており、スライド軸23bの一
端部側には例えば油圧シリンダ23dが接続されてい
る。スライド軸23bの所定箇所には突起部23cが形
成され、突起部23cは反射板22の一側面に形成され
た長孔23eに摺動可能に係合されている。そして油圧
シリンダ23dを矢印A方向に駆動させると、スライド
軸23bの突起部23cにより反射板22が矢印A方向
に押し進められ、各反射板22が支持点Bを回転中心
に、同時に時計方向または反時計方向へ同一角度回転す
るようになっている。さらに油圧シリンダ23dには衛
星Sの仰角β及び反射板22の傾斜角度αを検出するた
めの傾斜角検出手段(図示せず)が接続されており、こ
れら油圧シリンダ23d、スライド軸23b等を含んで
駆動装置23が構成されている。その他の構成は図1に
示したものと略同様であるため、ここではその詳細な説
明は省略する。
【0031】このように構成された実施例(2)に係る
装置を用いて静止衛星に信号電波を送信する場合、まず
ターンテーブル18(図1)を駆動・回転させるととも
に、前記傾斜角検出手段により検出された衛星Sの装置
に対する相対的仰角に基づいて駆動装置23を駆動さ
せ、反射板22の傾斜角αを調整した後、前記送信機か
ら信号を出力する。するとこの信号がコンバータ17に
より所定周波数に変換され、給電回路33で伝送経路長
差が少なく調整された信号電波が各アンテナ素子列37
から放射され、反射板22を介して衛星Sに向けて送信
される。また信号電波を受信する場合、衛星Sからの信
号電波が反射板22で反射されて各アンテナ素子列37
に入射され、給電回路33で伝送経路長差が少なく調整
され、コンバータ17に入力される。するとこの信号は
コンバータ17により所定周波数に変換され、ロータリ
ージョイント17a等を介して前記受信機に受信され
る。
【0032】上記説明から明らかなように、実施例
(2)に係るアレイアンテナ装置では、複数個のアンテ
ナ素子36が直線上に配列されたアンテナ素子列37が
複数列配設され、アンテナ素子列37の所定素子列ごと
に反射板22が配設され、反射板22にこれらを回動さ
せるための駆動装置23が添設されているので、実施例
(1)のものと同様の効果を得ることができるととも
に、衛星Sの装置に対する相対的仰角βが変動しても各
反射板22の傾斜角αを調整することにより、電波の送
受信方向を仰角βに合わせることができ、常時移動する
移動体に搭載された場合における信号電波の送受信効率
を高めることができる。
【0033】なお、実施例(2)に係るアレイアンテナ
装置ではスロット板付き平面アンテナ38を用いたが、
別の実施例では図1で示したパッチ型平面アンテナ16
や上記したヘリカル型アンテナを用いてもよい。
【0034】また、駆動装置23の駆動源に油圧シリン
ダ23dを用いたが、別の実施例ではエアーシリンダを
用い、あるいはラックとピニオンとを組み合わせてモー
タ等で駆動してもよい。
【0035】また、スロット板付き平面アンテナ38が
ターンテーブル18上に配設された場合について説明し
たが、ターンテーブル18は省略してもよい。
【0036】図4は実施例(3)に係るアレイアンテナ
装置の反射板を説明するために示した模式的断面図であ
り、(a)は反射板における支持点と傾斜角との関係を
示し、(b)は(a)における反射板の傾斜角が比較的
小程度の場合の電波経路長差を示し、(c)は(a)に
おける反射板の傾斜角が中の場合の電波経路長差を示
し、(d)は(a)における反射板の傾斜角が大の場合
の電波経路長差を示している。パッチ型平面アンテナ1
6は図1に示したものと同様に形成されており、パッチ
型平面アンテナ16上の所定箇所には、平面視各アンテ
ナ素子列14a、14bと略平行に略直方体形状の反射
板24、25が配設されている。反射板24、25はそ
れぞれ支持点240、250で回動可能に支持されてお
り、支持点240、250はそれぞれ異なる所定の高さ
に設定されている。また反射板24、25には図3で示
したものと略同様の駆動装置(図示せず)が接続され、
この駆動装置における各突起部の位置は支持点240、
250から略同一距離に設定されており、前記駆動装置
を駆動すると、反射板24、25が同一方向及び同一速
度で回転するようになっている(a)。その他の構成は
図1に示したものと同様であるので、ここではその詳細
な説明は省略する。
【0037】以下、実施例(3)に係るアレイアンテナ
装置を用い、仰角が変動する静止衛星からの例えば信号
電波を受信する場合、反射板24、25をそれぞれ図4
(b)(c)(d)に示した反射板24a、25a、反
射板24b、25b、反射板24c、25cの位置に設
定した際における受信電波の経路長差について説明す
る。衛星Sの仰角がβ1 の場合、上記した傾斜角検出手
段により検出された傾斜角度データに基づいて反射板2
4a、25aの傾斜角をα1 に設定する。すると反射板
24aに反射されてアンテナ素子列14aに入射される
受信電波26aと、反射板25aに反射されてアンテナ
素子列14bに入射される受信電波26bとの経路長差
はL1 になる(b)。また衛星Sの仰角がβ1 より大き
いβ2 の場合、反射板24b、25bの傾斜角をα2 に
設定する。すると反射板25bに入射されるまでの経路
長差部分L2 は前記経路長差L1 より短くなる一方、反
射板25bから反射された経路長差部分L3 が新たに形
成され、傾斜角α2 における経路長差(L2 +L3 )と
傾斜角α1 における経路長差L1 とは近似する(c)。
また衛星Sの仰角がβ1 よりさらに大きいβ3 の場合、
反射板24c、25cの傾斜角をα3 に設定する。する
と反射板25cに入射されるまでの経路長差部分L4 は
前記経路長差L1 よりさらに短くなる一方、反射板25
cから反射された経路長差部分L5 がさらに長く形成さ
れ、傾斜角α3 における経路長差(L4 +L5 )と傾斜
角α1 における経路長差L1 とは近似する(d)。
【0038】上記説明から明らかなように、実施例
(3)に係るアレイアンテナ装置では、複数個のアンテ
ナ素子13が直線上に配列されたアンテナ素子列14
a、14bが配設され、アンテナ素子列14a、14b
ごとに反射板24、25が配設され、反射板24、25
の各支持点240、250が異なる所定高さに設定され
るとともに、反射板24、25にこれらを回動させるた
めの駆動装置が添設されているので、実施例(1)及び
実施例(2)の装置の場合と略同様の効果を得ることが
できるとともに、信号電波が反射板24、25で反射す
る位置の相対高さを変えることができ、衛星Sの装置に
対する相対的仰角がβ1 、β2 、β3 に変動し、アンテ
ナ素子13と衛星Sとの間の経路長差がL1 、L2 、L
4 に変化しても、反射板24、25とアンテナ素子13
との間の経路長差の変化L3 、L5 により略補うことが
でき、したがって信号電波を略同相で送受信することが
できる。
【0039】なお、実施例(3)では反射板24、25
が2個の場合について説明したが、複数個のものが配設
されている場合でも、各支持点を異なる所定高さに設定
することにより略同様の効果を得ることができる。
【0040】また、実施例(3)ではパッチ型平面アン
テナ16を用いたが、別の実施例ではスロット板付き平
面アンテナ38または上記したヘリカル型アンテナを用
いてもよい。
【0041】また、駆動装置23の駆動源に油圧シリン
ダ23dを用いたが、別の実施例ではエアーシリンダを
用い、あるいはラックとピニオンとを組み合わせてモー
タで駆動してもよい。
【0042】また、パッチ型平面アンテナ16がターン
テーブル18上に配設された場合について説明したが、
ターンテーブル18は省略されてもよい。
【0043】また、上記実施例のアレイアンテナ装置は
いずれも送受信に使用する場合について説明したが、送
信専用または受信専用として使用してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るアレイ
アンテナ装置(1)にあっては、複数個のアンテナ素子
が直線上に配列されたアンテナ素子列が複数列配設さ
れ、前記アンテナ素子列の所定素子列ごとに所定傾斜角
を有する反射板が配設されているので、前記各アンテナ
素子列により形成される各ビームの利得を増大させるこ
とができ、また前記各反射板の高さを低くして装置の薄
形化・小形化を図ることができ、装置の設置、取り付け
を容易にすることができるととともに、移動体に搭載し
た場合における空気抵抗の影響を軽減することができ
る。
【0045】また本発明に係るアレイアンテナ装置
(2)にあっては、複数個のアンテナ素子が直線上に配
列されたアンテナ素子列が複数列配設され、前記アンテ
ナ素子列の所定素子列ごとに反射板が配設され、該反射
板に該反射板を回動させるための駆動装置が添設されて
いるので、上記したアレイアンテナ装置(1)と同様の
効果を得ることができるとともに、静止衛星の装置に対
する相対的仰角が変動しても前記各反射板の傾斜角を調
整することにより、電波の送受信方向を前記仰角に合わ
せることができ、常時移動する移動体に搭載された場合
における信号電波の送受信効率を高めることができる。
【0046】また本発明に係るアレイアンテナ装置
(3)によれば、複数個のアンテナ素子が直線上に配列
されたアンテナ素子列が複数列配設され、前記アンテナ
素子列の所定素子列ごとに反射板が配設され、該反射板
の各支持点が異なる所定高さに設定されるとともに、前
記反射板に該反射板を回動させるための駆動装置が添設
されているので、上記したアレイアンテナ装置(2)と
同様の効果を得ることができるとともに、信号電波が前
記各反射板で反射する位置の相対高さをそれぞれ変える
ことができ、静止衛星の装置に対する相対的仰角が変動
し、前記各アンテナ素子と衛星Sとの間の経路長差が変
化しても、前記各反射板と前記アンテナ素子との間の経
路長差の変化により略補うことができ、したがって信号
電波を同相で送受信することができる。
【0047】また上記(1)〜(3)のいずれかに記載
のアンテナ素子列及び反射板がターンテーブル上に配設
されている場合には、上記したアレイアンテナ装置
(1)〜(3)のいずれかの効果を得ることができると
ともに、前記反射板を静止衛星側に確実、簡単に対向さ
せることができ、移動体に搭載した場合における信号電
波の送受信効率をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアレイアンテナ装置の実施例
(1)を模式的に示した断面図である。
【図2】実施例(1)に係るアレイアンテナ装置の平面
アンテナ部分を拡大して模式的に示した斜視図である。
【図3】実施例(2)に係るアレイアンテナ装置の平面
アンテナ近傍を模式的に示した断面図である。
【図4】実施例(3)に係るアレイアンテナ装置の反射
板を説明するために示した模式的断面図であり、(a)
は反射板における支持点と傾斜角との関係を示し、
(b)は(a)における反射板の傾斜角が比較的小程度
の場合の電波経路長差を示し、(c)は(a)における
反射板の傾斜角が中の場合の電波経路長差を示し、
(d)は(a)における反射板の傾斜角が大の場合の電
波経路長差を示している。
【図5】従来のアレイアンテナ装置を摸式的に示した斜
視図である。
【図6】アンテナ素子上における放射電磁界の強度分布
と利得とを示した模式図であり、(a)はアンテナ素子
が1個の場合、(b)はアンテナ素子が3個の場合、
(c)はビームを静止衛星に向けて形成させ、この静止
衛星方向に対して信号電波を同相で送受信させた場合を
示している。
【図7】従来の別のアレイアンテナ装置を概略的に示し
た斜視図であり、(a)は全体構造、(b)は下部構造
を示している。
【符号の説明】
10 アレイアンテナ装置 13 アンテナ素子 14a、14b、… アンテナ素子列 21 反射板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】金属導体板11の所定箇所には開口部11
aが形成され、開口部11a近傍下面にはコンバータ1
7が接続されており、コンバータ17とロータリージョ
イント17aとはケーブル17bで接続され、コンバー
タ17はケーブル17b及びロータリージョイント17
a等を介して外部の送受信機(図示せず)側に接続され
ている。一方、パッチ型平面アンテナ16下面には略中
空円板形状のテーブル18aを挟んで略リング形状の大
形歯車18bが取り付けられ、大形歯車18bの内側に
は小形歯車18cが配設され、小形歯車18cにはモー
タ18dが接続されている。他方、大形歯車18bの周
囲には筐体19が配設され、筐体19外周部上面には複
数個のローラー18e、18fが配設され、ローラー1
8e、18fによりテーブル18aが一定中心で回動可
能に支持されている。さらにモータ18dには衛星Sに
対するパッチ型平面アンテナ16の相対水平角度を検出
する角度検出手段(図示せず)が接続されており、これ
らテーブル18a、大形歯車18b、小形歯車18c、
モータ18d、ローラー18e、18f等を含んでター
ンテーブル18が構成されている。そして前記角度検出
手段により検出された水平角度データに基づき、モータ
18dを所定量及び所定方向に回転させると、大形歯車
18b、小形歯車18c、テーブル18aを介してパッ
チ型平面アンテナ16の向きが調整されるようになって
いる。これらパッチ型平面アンテナ16、反射板21、
ターンテーブル18等を含んでアレイアンテナ装置10
が構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のアンテナ素子が直線上に配列さ
    れたアンテナ素子列が複数列配設され、前記アンテナ素
    子列の所定素子列ごとに所定の傾斜角を有する反射板が
    配設されていることを特徴とするアレイアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 複数個のアンテナ素子が直線上に配列さ
    れたアンテナ素子列が複数列配設され、前記アンテナ素
    子列の所定素子列ごとに反射板が配設され、該反射板に
    該反射板を回動させるための駆動装置が添設されている
    ことを特徴とするアレイアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 複数個のアンテナ素子が直線上に配列さ
    れたアンテナ素子列が複数列配設され、前記アンテナ素
    子列の所定素子列ごとに反射板が配設され、該反射板の
    各支持点が異なる所定高さに設定されるとともに、前記
    反射板に該反射板を回動させるための駆動装置が添設さ
    れていることを特徴とするアレイアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかの項
    に記載のアンテナ素子列及び反射板がターンテーブル上
    に配設されていることを特徴とするアレイアンテナ装
    置。
JP14454694A 1994-06-27 1994-06-27 アレイアンテナ装置 Withdrawn JPH0818332A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11225013A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Denso Corp セクタアンテナ装置
JP2017011354A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 日本電信電話株式会社 分散アレーアンテナ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11225013A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Denso Corp セクタアンテナ装置
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