JPH08183841A - トナー用ポリエステル樹脂 - Google Patents
トナー用ポリエステル樹脂Info
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- JPH08183841A JPH08183841A JP6328412A JP32841294A JPH08183841A JP H08183841 A JPH08183841 A JP H08183841A JP 6328412 A JP6328412 A JP 6328412A JP 32841294 A JP32841294 A JP 32841294A JP H08183841 A JPH08183841 A JP H08183841A
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Abstract
ト性および強度に優れたトナー用ポリエステル樹脂を提
供する。 【構成】 (a)芳香族ジカルボン酸を含むジカルボン
酸成分と、(b)脂肪族グリコールと、(c)式(1)
で示される芳香族ジオールと、(d)式(2)で示され
る芳香族ジオールを含むジオール成分と、(e)3価以
上の多価カルボン酸および/または3価以上の多価アル
コールとからなるポリエステル樹脂であって、軟化温度
が90〜140℃、ガラス転移点Tgが50〜80℃、
タフネス指標が250〜600μmであるトナー用ポリ
エステル樹脂。
Description
法や静電印刷法などにおいて静電荷像または磁気潜像の
現像に用いる乾式トナーとして有用なポリエステル樹脂
に関する。さらに詳しくは、耐ブロッキング性、低温定
着性、非オフセット性および強度に優れ、特に低温定着
性が要求される高速複写機及び高速プリンター用、トナ
ー強度が要求される非磁性一成分系トナーのとして有用
なトナー用ポリエステル樹脂に関する。
おいては、光導電性感光体または静電記録体上に形成さ
れた静電荷像をあらかじめ摩擦により帯電させたトナー
によって現像した後、定着される。磁気潜像の場合は、
磁気ドラム上の潜像を磁性体を含むトナーによって現像
した後、定着される。定着は、光導電性感光体または静
電記録体上に現像によって得られたトナー像を直接融着
させるか、紙やフィルム上にトナー像を転写した後、こ
れを転写シート上に融着させることによって行われる。
トナー像の融着は、溶剤蒸気との接触、加圧及び加熱に
よって行われ、加熱方式には、電気オーブンによる無接
触加熱方式と加圧ローラーによる圧着加熱方式がある
が、定着工程の高速化が要請される最近では主として後
者が用いられている。乾式現像方式で使用されるトナー
には、1成分系トナーと2成分系トナーがある。2成分
系トナーは、先ず樹脂、着色剤、荷電制御剤及びその他
必要な添加剤を溶融混練して十分に分散させた後、粗粉
砕し、次いで微粉砕して、所定の粒度範囲に分級して製
造される。1成分系トナーは、上記の2成分系のトナー
の各成分の他に磁性鉄粉を添加して同様に製造される。
め、トナーに要求される性能の大部分を支配する。この
ためトナー用樹脂には、トナー製造においては溶融混練
工程での着色剤の分散性、粉砕工程での粉砕性の良い事
などが要求され、またトナーの使用においては定着性、
非オフセット性、耐ブロッキング性及び電気的性質が良
いことなど多用な性能が要求される。トナーの製造に用
いられる樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリスチレン樹脂、メタクリル系樹脂などが公知で
あるが、圧着加熱定着方式用は主にスチレンと(メタ)
アクリル酸エステルの共重合体が用いられてきた。しか
し、より低温で定着が可能であることや定着されたトナ
ー像の耐塩ビ可塑剤性が優れていることより、ポリエス
テル樹脂が注目されている。
伴って、それらに使用されるトナーおよびトナー用樹脂
に要求される性能も、複写機やプリンター等の形式によ
って変わってきている。特に、最近になって普及してき
たポータブルタイプの小型複写機は、一般家庭で使用さ
れる場合が多く、印字率が比較的低く、現像工程でのト
ナーの帯電のための混合時間が長くなり、その間にトナ
ーが過粉砕され粒径が小さくやすくなる。そのため、ト
ナーの帯電量が変化して、画像濃度の変化率が大きくな
る傾向にある。また、家庭用として使用される場合に
は、そのメンテナンスについても問題を有している。さ
らに、現像システムの中には、非磁性一成分系等のよう
に、現像ロールにトナーを強く押し付けて帯電させるよ
うなシステムがある。このようなシステムにおいては、
帯電工程でトナーが過粉砕され粒径が小さくやすくな
り、トナーの帯電量が変化して、画像濃度の変化率が大
きくなる傾向にある。
粉砕を抑止するためには、トナーの強度を向上させるこ
とが必要であり、スチレン系樹脂等と比較して強度のあ
るポリエステル樹脂をトナー用樹脂として使用すること
が好ましいが、従来のトナー用ポリエステル樹脂では、
トナーとしての定着性および非オフセット性を満足する
と共に、十分なトナー強度を付与することは困難であっ
た。本発明は、上記のような欠点を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、耐ブロッキ
ング性、低温定着性、非オフセット性および強度に優れ
たトナー用ポリエステル樹脂を提供することにある。
を達成すべく鋭意検討を進めた結果、特定の芳香族ジオ
ールを重合体成分として含むポリエステル樹脂がその目
的を達成できることを見い出し本発明を完成した。すな
わち、本発明のトナー用ポリエステル樹脂は、(a)全
酸成分に対して60モル%以上の芳香族ジカルボン酸を
含むジカルボン酸成分と、(b)全酸成分に対して1〜
70モル%の脂肪族グリコールと、(c)全酸成分に対
して30〜90モル%の下記式(1)で示される芳香族
ジオールと、(d)全酸成分に対して5〜50モル%の
下記式(2)で示される芳香族ジオールを含むジオール
成分と、(e)全酸成分に対して16〜30モル%の3
価以上の多価カルボン酸および/または3価以上の多価
アルコールとからなるポリエステル樹脂であって、軟化
温度が90〜140℃、ガラス転移点Tgが50〜80
℃、タフネス指標が250〜600μmであることを特
徴とするものである。
る。)
る。) 本発明のポリエステル樹脂を構成する芳香族ジカルボン
酸(a)は、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジ
カルボン酸及びそれらの低級アルキルエステルから選ば
れるものである。テレフタル酸及びイソフタル酸の低級
アルキルエステルの例としては、例えばジメチルテレフ
タル酸、ジメチルイソフタル酸、ジエチルテレフタル
酸、ジエチルイソフタル酸、ジブチルテレフタル酸、ジ
ブチルイソフタル酸等が挙げられるが、コスト及びハン
ドリングの点でジメチルテレフタル酸やジメチルイソフ
タル酸が好ましい。上記の芳香族ジカルボン酸またはそ
の低級アルキルエステルは、1種でまた2種以上を併用
して使用される。芳香族ジカルボン酸は、得られる樹脂
のTgを上げ、耐ブロッキング性の向上に寄与し、それ
の持つ疎水性のため耐湿性にも効果がある。従って、芳
香族ジカルボン酸(a)は、全酸成分に対して60モル
%以上の範囲で含有する必要があり、好ましくは70モ
ル%以上の範囲である。中でも、テレフタル酸系の芳香
族ジカルボン酸は、樹脂のTgをアップさせるのに効果
があり、またイソフタル酸系のものは反応性を高める効
果があるので目的によってその使用バランスを変えて用
いることが好ましい。
香族ジカルボン酸との併用して、他のジカルボン酸を使
用することもきる。他のジカルボン酸としては、例え
ば、フタル酸、セバシン酸、イソデシル琥珀酸、フマル
酸、アジピン酸及びこれらのモノメチル、モノエチル、
ジメチル、ジエチルエステル等、並びにこれらの酸無水
物が挙げられる。これら他のジカルボン酸は、トナーの
定着性や耐ブロッキング性に大きく影響を与えるので、
これらの特性を考慮して使用され、好ましくは全酸成分
に対して40モル%以下、さらに好ましくは30モル%
以下の範囲で含有される。
して使用される脂肪族ジオール(b)としては、エチレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、1,2−プロ
ピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオー
ル、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、1,10−デカンジオール等が挙げられ、これらを
単独または2種以上を混合して使用することができる。
中でも、反応性、定着性、取扱い性等の点から、エチレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタ
ンジオールが好ましい。これらの脂肪族ジオール(b)
は、縮重合反応速度を向上せしめる作用を有するが、脂
肪族ジオール(b)の使用量が多すぎるとTgや強度の
低下を招くため、脂肪族ジオールの含有量は全酸成分に
対して1〜70モル%の範囲とする必要があり、好まし
くは5〜60モル%、さらに好ましくは10〜50モル
%の範囲である。
示される芳香族ジオール(c)は、樹脂のTgを上げ、
反応性を制御するための成分である。芳香族ジオール
(c)の例としては、ポリオキシプロピレン−(2.
0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ポリオキシプロピレン−(2.3)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロ
ピレン−(2.8)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン−(3.0)
−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等
が挙げられ、これらを単独または2種以上を混合して使
用することができる。芳香族ジオール(c)の含有量
は、全酸成分に対して30〜90モル%であり、好まし
くは40〜80モル%、さらに好ましくは50〜70モ
ル%の範囲である。これは、含有量が30モル%未満で
は、樹脂のTgの低下をもたらし、トナーのブロッキン
グ性が低下する傾向にあるためである。また、90モル
%を超えて使用すると、反応性が著しく低下し所望の重
合度まで反応が進行しなくなる傾向にあるためである。
(2)で示される芳香族ジオール(d)は、分子の配向
性を高め樹脂に強度を付与し、反応性を向上させる成分
である。芳香族ジオール(d)としては、ポリオキシエ
チレン−(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、ポリオキシエチレン−(2.3)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポ
リオキシエチレン−(2.8)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン−
(3.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン等が挙げられ、これらを単独または2種以上を
混合して使用することができる。中でも、高Tg化、反
応性、取扱い性等の観点から、ポリオキシエチレン−
(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、ポリオキシエチレン−(2.3)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが好ましい。
芳香族ジオール(d)の含有量は、全酸成分に対して5
〜50モル%あり、好ましくは10〜40モル%、さら
に好ましくは15〜35モル%の範囲である。これは、
含有量が5モル%未満では、分子の配向性が低下し強度
が低下する傾向にあるためである。また、50モル%を
超えると、原料投入時のスラリー化が困難となり生産性
が低下する傾向にあるためである。本発明においては、
ポリエステル樹脂の構成成分として、上記の成分(c)
及び(d)を併用することによって、反応性、高Tg
化、定着性及び生産性のバランスのとれたトナー用ポリ
エステル樹脂を得ることができるものある。
カルボン酸あるいは3価以上の多価アルコール(e)
は、ポリエステル樹脂に架橋構造を付与するための成分
であり、樹脂を高Tg化させるとともに、樹脂に凝集性
を付与し、耐オフセット性および強度を高めるものであ
る。3価以上の多価カルボン酸としては、トリメリット
酸、ピロメリット酸、1,2,4−シクロヘキサントリ
カルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、
1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−
ヘキサントリカルボン酸、1,2,7,8−オクタンテ
トラカルボン酸およびこれらの酸無水物等が挙げられ
る。また、3価以上の多価アルコールとしては、ソルビ
トール、1,2,3,6−ヘキサンテトラロール、1,
4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリ
スリトール、トリペンタエリスリトール、庶糖、1,
2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタトリオ
ール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、
2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−
トリヒドロキシメチルベンゼン等が挙げられる。これら
3価以上の多価カルボン酸あるいは3価以上の多価アル
コール(e)は、単独または2種以上を混合して使用す
ることもできる。
ン酸および/または3価以上の多価アルコール(e)の
含有量は、全酸成分に対して16〜30モル%の範囲で
あり、好ましくは16〜28モル%の範囲である。これ
は、含有量が16モル%未満では、トナーとしての耐オ
フセット性や強度を十分に高めることができない傾向に
あるためである。また、30モル%を超えると、架橋構
造部分の反応が優先的となり、樹脂の強度が損なわれる
傾向にあるためである。以上の構成成分からなる本発明
のトナー用ポリエステル樹脂は、軟化温度が90〜14
0℃、Tgが50〜80℃であることが必要である。こ
れは、ポリエステル樹脂の軟化温度が90℃未満になる
と、ポリマー自体の凝集性が極端に低下するため樹脂の
凝集力が低下して、耐オフセット性が悪くなる傾向にあ
り、逆に140℃を超えると低温定着性が損なわれる傾
向にあるためであり、好ましくは95〜135℃の範囲
である。また、Tgが50℃未満では、耐ブロッキング
性が低下する傾向にあり、逆にTgが80℃を超えると
定着性が低下する傾向にあるためであり、好ましくは5
5〜70℃の範囲である。
脂においては、タフネス指標が250〜600μmの範
囲にあることが必要であり、好ましくは300〜550
μmの範囲である。これは、タフネス指標が250μm
未満では、トナーの強度が低く、複写機やプリンター内
での現像中にトナーが過粉砕されて粒径が小さくなり、
トナーの帯電量が変化しやすくなり、画像濃度の安定性
が損なわれる傾向にあるためである。また、600μm
を超えると、トナーとしての定着性が損なわれる傾向に
あるためである。
ネス指標は、以下の方法によって測定される。 (1)ポリエステル樹脂の粉砕物を篩いにかけ、粒径1
700μmを中心に正規分布したサンプル50gを用意
する。
イエンス社製のブレンダーTR−BLで微粉砕する(目
盛り10:30秒)。
る。
100μm、150μm、250μm、 500μ
m、710μm、1000μmの順序で、下から組み立
てる。
立てられた篩いの最上部(1000μm)に入れ、筒井
理科機械社製のミクロ形電磁振動ふるい器M−2型で3
0分間振動を与える(目盛り10)。
重量を秤量する。
ロット(各メッシュパスの累積重量)し、そのグラフよ
り全体の50重量%がパスする粒径を読みとり、タフネ
ス指標とする。
においては、上記の重合成分(a)〜(e)を反応釜に
仕込み、加熱昇温して、エステル化反応、またはエステ
ル交換反応を行う。この時、必要に応じて硫酸、チタン
ブトキサイド、ジブチルスズオキシド、酢酸マグネシウ
ム、酢酸マンガン等の通常のエステル化反応またはエス
テル交換反応で使用されるエステル化触媒またはエステ
ル交換触媒を使用することができる。次いで、常法に従
って該反応で生じた水またはアルコールを除去する。そ
の後引き続き重合反応を実施するが、このとき150m
mHg以下の真空下でジオール成分を留出除去させなが
ら重合を行う。
媒、例えばチタンブトキサイド、ジブチルスズオキシ
ド、酢酸スズ、酢酸亜鉛、二硫化スズ、三酸化アンチモ
ン、二酸化ゲルマンニウム等を用いることができる。ま
た、重合温度、触媒量については特に限定されるもので
はなく、必要に応じて任意に設定すれば良い。本発明の
トナー用ポリエステル樹脂においては、必要によりシリ
カ等の無機粉末を加えて耐ブロッキング性を改良するこ
とができる。このシリカ粉末の添加はバインダー樹脂の
Tgが低い場合、その効果は特に顕著である。しかしT
gが40℃以下の樹脂に関しては耐ブロッキング性の改
良効果は顕著でない
る。なお、実施例及び比較例における性能評価は以下の
方法を用いて行った。軟化温度(℃) 島津製作所社製フローテスター(CFT−500)を用
いて、ノズル1.0mmφ×10mmL、荷重30kg
f、昇温3℃/分、サンプル量1.0gの条件下でサン
プルが半分流出した時の温度を軟化温度(℃)とした。Tg(ガラス転移点)(℃) 島津製作所社製、示差走査熱量計を用い、昇温5℃/分
で測定した時のTg近傍の吸熱曲線の接線と、ベースラ
インとの接点をTgとした。
ーで定量した。定着温度 温度可変の非磁性一成分系のプリンターにテスト画像を
形成し、初期濃度1.0±0.3の部分を定着ローラー
に通した後、定着部分を折り曲げ10Kgの荷重を1分
間かけ、その部分のテープ剥離を行い、マクベス反射濃
度計を用いて濃度の減衰率を測定した。次いで、ローラ
の温度を5℃毎上昇させ、定着率が90%(減衰率10
%)を超えた温度を定着温度とした。なお、定着ローラ
ーの速度は100mm/秒、ニップ幅は0.8mmとし
た。耐刷評価 非磁性一成分系の複写機を用いて5000枚の複写を行
った後、画像の変化を目視して、以下の基準で評価し
た。 A:最初かた最後まで鮮明な画像が得られた。 B:途中で画像濃度に若干の変化があったが、全体を通
して良好であった。 C:1000枚の複写まで良好な画像が得られた。 D:初期から画像濃度の低下が見られた。
は、次のものを表わす。 ジオールA:ポリオキシプロピレン−(2.0)−2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン ジオールB:ポリオキシエチレン−(2.0)−2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン。
容器に投入した。さらに、触媒であるジブチルスズオキ
シドを全酸成分に対して0.08重量部添加し、内温を
260℃、攪拌回転数を200rpmに保ち、常圧下で
5時間エステル化反応させた後、反応系内を30分かけ
て1.0mmHgまで減圧し、内温を240℃に保持し
て、エチレングリコールを留出せしめながら2時間ら合
反応を行い、ポリエステル樹脂を得た。得られたポリエ
ステル樹脂の組成及び物性の測定結果を表2に示す。得
られたポリエステル樹脂94重量%に対して、カーボン
ブラック(三菱化成社製#40)5重量%、荷電制御剤
(オリエント化学工業社製ボントロンS−34)1重量
%を添加して、ヘンシェルミキサーを用いてプレミキシ
ングを行った後、インターナルミキサーを用いて温度1
70℃、回転数65rpmで溶融混練を行った。得られ
た溶融混練物を室温まで冷却した後、ハンマーミルを用
いて粗粉砕を行い、ジェットミルを用いて22μm以下
まで粉砕を行った。次いで、風力分級機を用いて粒径5
〜22μmに分級してトナーを得た。得られたトナーを
用いて、定着温度の測定および耐刷評価を行い、その結
果を表2に示す。
様の操作を行い、ポリエステル樹脂を得た。これらの樹
脂についての組成及び物性の測定結果を表4に示す。得
られたポリエステル樹脂を用いて、実施例と同様の方法
でトナー化し、得られたトナーを用いて、定着温度の測
定および耐刷評価を行い、その結果を表4に示す。な
お、比較例1では、重合反応が十分に進行せず所望の粘
度のポリエステル樹脂が得られなたっか。また、比較例
2では、反応が急速に進行し樹脂の取出しができなかっ
た。
ポリエステル樹脂は、ポリマー中に特定の芳香族ジオー
ルを併用して縮重合させることによって、耐ブロッキン
グ性、低温定着性、非オフセット性および強度に優れ、
特に低温定着性が要求される高速複写機及び高速プリン
ター用、トナー強度が要求される非磁性一成分系トナー
のとして有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)全酸成分に対して60モル%以上
の芳香族ジカルボン酸を含むジカルボン酸成分と、
(b)全酸成分に対して1〜70モル%の脂肪族グリコ
ールと、(c)全酸成分に対して30〜90モル%の下
記式(1)で示される芳香族ジオールと、(d)全酸成
分に対して5〜50モル%の下記式(2)で示される芳
香族ジオールを含むジオール成分と、(e)全酸成分に
対して16〜30モル%の3価以上の多価カルボン酸お
よび/または3価以上の多価アルコールとからなるポリ
エステル樹脂であって、軟化温度が90〜140℃、ガ
ラス転移点Tgが50〜80℃、タフネス指標が250
〜600μmであることを特徴とするトナー用ポリエス
テル樹脂。 【化1】 (式中、Xは2≦X≦3を満足する数である。) 【化2】 (式中、Yは2≦Y≦3を満足する数である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32841294A JP3502459B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | トナー用ポリエステル樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32841294A JP3502459B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | トナー用ポリエステル樹脂 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08183841A true JPH08183841A (ja) | 1996-07-16 |
| JP3502459B2 JP3502459B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=18209980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32841294A Expired - Lifetime JP3502459B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | トナー用ポリエステル樹脂 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3502459B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008047775A1 (fr) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Kao Corporation | Toner pour l'électrophotographie |
| KR100971596B1 (ko) * | 2007-12-28 | 2010-07-20 | 주식회사 삼양사 | 광택도가 우수한 변성 폴리에스테르 바인더 수지 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32841294A patent/JP3502459B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008047775A1 (fr) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Kao Corporation | Toner pour l'électrophotographie |
| US8227160B2 (en) | 2006-10-16 | 2012-07-24 | Kao Corporation | Toner for electrophotography |
| KR100971596B1 (ko) * | 2007-12-28 | 2010-07-20 | 주식회사 삼양사 | 광택도가 우수한 변성 폴리에스테르 바인더 수지 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3502459B2 (ja) | 2004-03-02 |
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