JPH08184390A - 空調設備の配管工事施工方法、及びそのための配管接続具 - Google Patents

空調設備の配管工事施工方法、及びそのための配管接続具

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JPH08184390A
JPH08184390A JP34022094A JP34022094A JPH08184390A JP H08184390 A JPH08184390 A JP H08184390A JP 34022094 A JP34022094 A JP 34022094A JP 34022094 A JP34022094 A JP 34022094A JP H08184390 A JPH08184390 A JP H08184390A
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pipe
sleeve
piping
partition wall
refrigerant pipe
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JP34022094A
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Masahiko Morishita
正彦 森下
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Sansho Co Ltd
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Sansho Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions

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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビルやマンションの建築後、いつ空調設備を設
置しても、配管に損傷を来すことなく、円滑な運転が出
来るようにした、空調設備の配管技術を提供するのを目
的とする。 【構成】室内機と室外機からなる空調設備の配管工事を
施工するにあたり、空調設備の冷媒管を、両端が露出し
た状態で仕切り壁の厚みに相当する長さのスリーブに収
納して配管接続具を構成し、この配管接続具を予め仕切
り壁内に埋設しておき、前記配管接続具の少なくとも室
内側の端子に、冷媒管の本管を接続して室内機近傍まで
仕切り壁に配管しておくこと。施工は、冷媒管の両端に
雄型の接続部を形成し、かつ雄型接続部の一方にストッ
パーを設けた接続具を使用して行なうことを要件として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家屋はもちろん、
ビルやマンションなどの建築構造物において、後日、室
内機と室外機からなる空調設備を取り付け出来るよう、
予め仕切り壁内に冷媒管を収納したスリーブを埋設して
おく空調設備の配管工事施行方法、及びそのための配管
接続具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家屋はもちろん、ビルやマン
ションなどの建築工事を行なう際には、建築後いつでも
空調設備を設置出来るよう、図5に示すような、雨水の
浸入防止と埋設時の固定を兼ねる堰板1を設けた塩ビ製
のスリーブ2を、仕切り壁内に予め埋設しておくことが
行なわれる。図6はその埋設状態を示す概略の断面図で
あるが、例えばコンクリートのような仕切り壁3に、前
記スリーブ2を埋設し、後日、室内機Aと室外機Bから
なる空調設備を取り付け出来るよう、天井板4を一部く
りぬいて改め口4aを設け、その上の天井裏空間5や、
別途側壁に設けた狭い空間に、冷媒管6を巻回して載
置、もしくは吊下げて保管しておく。このような状態で
後日居住者が設備を購入し、それを設置する時は、空調
設備の取り付け時に、作業者が、天井裏空間5に保管し
てあった配管6をほどいて一端を室内機Aに接続後、冷
媒管6を延長してスリーブ2に挿通し、室外機Bと接続
して空調設備の設置と配管を行なうようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の配管方法は、建築後長い間、冷媒管を幾重にも巻回
した状態で天井裏に保管しておくことが多く、配管工事
の施工にあたって真っ直ぐ延ばした時、冷媒管に亀裂が
生じ、空調設備を運転した際に冷媒の洩れを招来して運
転不能に陥ったり、空調設備の機能低下をもたらすなど
の問題があった。そしてまた、配管を接続するにあたっ
ても、予め所定の長さに切断した冷媒管の一端を、工場
で溶接加工し、酸洗して雄型の接続部を形成した配管を
持参して取り付けねばならず、作業がやりにくいという
問題もあった。更にまた、天井及び竪ダクトに改め口を
設けたうえ、狭い空間に冷媒管の本管が保管されるの
で、冷媒管を取り出して配管作業を行なう際に、作業ス
ペースも狭く、作業自体も上向き作業になることなどか
ら、作業性や作業環境が極めて悪く、作業者の肉体的、
精神的疲労なども誘引し、その改善が望まれているとい
う問題がある。
【0004】そこで本発明は、配管作業がやり易く、か
つ建築後いつ空調設備を設置しても、配管に損傷を来す
ことなく円滑な運転が出来るようにした、空調設備の配
管技術を提供するのを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、室内機と室外機からなる空調設備の配管工事
を施工するにあたり、空調設備の冷媒管を、両端が露出
した状態で仕切り壁の厚みに相当する長さのスリーブに
収納して配管接続具を構成し、この配管接続具を予め仕
切り壁内に埋設しておき、前記配管接続具の少なくとも
室内側の端子に、冷媒管の本管を接続して室内機近傍ま
で仕切り壁に沿って配管しておくこと。施工にあたって
は、冷媒管の両端に雄型の接続部を形成し、かつ雄型接
続部の一方にストッパーを設けた接続具を使用して行な
うこと。室内機と室外機からなる空調設備の配管接続具
であって、該接続具は、冷媒管を、両端が露出した状態
で仕切り壁の厚みに相当する長さのスリーブに収納して
あること。配管接続具は、スリーブに収納された冷媒管
の両端に雄型の接続部を形成し、かつ雄型接続部の一方
にストッパーを設け、端部を雌型の接続部で形成した冷
媒管の本管と脱着自在に接合されること。配管接続具
は、複数のスリーブ内に冷媒管を収納し、このスリーブ
両端をフランジ接合により一体化してなること。配管接
続具は、単一のスリーブ内に冷媒管を収納し、このスリ
ーブ両端をフランジ接合により一体化してなること。配
管接続具は、冷媒管を収納したスリーブが、仕切り壁の
厚みに応じて伸縮自在であることをその手段としてい
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、室内機と室外機からなる空調
設備の配管を接続するにあたり、空調設備の冷媒管を、
両端が露出した状態で仕切り壁の厚みに相当する長さの
スリーブに収納して配管接続具を構成し、この配管接続
具を予め仕切り壁内に埋設しておき、前記配管接続具の
少なくとも室内側の端子に、冷媒管の本管を接続して室
内機近傍まで仕切り壁に沿って配管しておき、その施工
にあたっても、冷媒管の両端に雄型の接続部を形成し、
かつ雄型接続部の一方にストッパーを設けた接続具を使
用して行なうようにしたから、いつ空調設備を設置して
も、仕切り壁内に埋設された配管接続具から、室内機や
室外機までの距離に相当する本管を用意するだけで、簡
単に接続が可能となる。従って巻回状態で保管しておく
必要がないから、配管に損傷を来すことがない。更にま
た、配管を室内機近傍まで仕切り壁に沿って配管してお
くようにしたから、作業もやり易く、改め口も不要とな
り、又竪ダクトも作業がなくなるため小さくなり、美観
を損ねたり、日常生活に支障を来したりすることがな
い。
【0007】配管接続具は、冷媒管を、両端が露出した
状態で仕切り壁の厚みに相当する長さのスリーブに収納
してあること。そしてまた、スリーブに収納された冷媒
管の両端に雄型の接続部を形成し、かつ雄型接続部の一
方にストッパーを設け、端部を雌型で形成した冷媒管の
本管と脱着自在に接合されること。複数もしくは単一の
スリーブ内に冷媒管を収納し、このスリーブ両端をフラ
ンジ接合により一体化してなることなどから、仕切り壁
内への埋設はもちろん、室内機側、室外機側何れの配管
も接続が容易である。更にまた、配管接続具は、冷媒管
を収納したスリーブが、仕切り壁の厚みに応じて伸縮自
在であるから、仕切り壁の厚みが変わっても、長さを自
在に調整することが可能である。そしてまた、スリーブ
の外面が隆起していることもあって、仕切り壁内に埋設
したとき、コンクリーと良く固着し、堅固に固定され
る。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の1実施例を示す配管接続具
の全体斜視図で、7は配管接続具本体、7aは複数設け
られたスリーブで、それぞれが独立して設けられ、外面
がそれぞれに隆起して段差を有する円筒形となってい
る。このため、コンクリート製の仕切り壁に埋設したと
き、コンクリートと良く固着し、堅固に固定されること
になる。実施例では独立した複数のスリーブを4本設
け、その両端をフランジ接合7bにより一体化してあ
る。そしてそのうち2本のスリーブ内には冷媒管8a、
8bが収納され、他の2本のスリーブ7c、7dは空洞
になっていて、建築構造や空調設備の設置形態に応じ、
適宜電気配管や排水管を挿通出来るようになっている。
冷媒管8a、8bは、銅管8cを外側から断熱材で被覆
し、冷媒の入側と出側を構成している。9はストッパー
で、スリーブ内に収納された冷媒管8a、8bの両端、
実施例では銅管8cの両端に雄型の接続部を形成し、そ
の雄型接続部の一方、即ち実施例では室内機や室外機の
機側に設けられ、反対側から引張力を受けても、或いは
機側から押し込まれてもスリーブから抜け出ないよう、
リングや突起物で形成されている。実施例では、スリー
ブの孔径より直径の大なるリングを装着した冷媒管8
a、8bを、両端が露出した状態で仕切り壁の厚みに相
当する長さのスリーブに収納してある。10は仕切り壁
の厚みが変化した時の長さ調整用スペーサーで、一端に
段差を設け、スリーブへ図中矢印方向に嵌め込めるよう
になっている。
【0009】図2は、スリーブ7aに収納された冷媒管
の両端を拡大した概略図で、冷媒管の両端が雄型の接続
部eで形成され、端部をラッパ状とした雌型の接続部f
で形成した冷媒管の本管11と、雄ネジ12、雌ネジ1
3で脱着自在に接合されるようになっている。このよう
にすることで、従来、冷媒管の端部を酸洗し、工場溶接
で雄型接続部を作製し、かつそのような接続具を別途用
意したりする作業が不要となる。即ち、雌型接続部fは
通常柔らかい銅管で構成されているから、配管接続具に
雄型さえ形成してあれば、そこに菅端を当てがい、強く
押すことで容易にラッパ状の雌型接続部を形成すること
ができ、現場作業で簡単に行なうことが可能になる。
【0010】図3は、このような本発明の配管接続具7
を用いた配管工事の1実施例を示す概略説明図で、空調
設備を購入した際、室内機Aと室外機Bからなる空調設
備の配管工事を施工するにあたり、空調設備の冷媒管
を、両端が露出した状態で仕切り壁3の厚みに相当する
長さのスリーブ7aに収納し、このスリーブを予め仕切
り壁3内に埋設しておき、少なくとも室内側の端子に冷
媒管の本管11を接続して室内機近傍まで仕切り壁3a
に配管しておくものである。もちろん日常生活に支障の
ない範囲内であれば、予め室外機Bとも接続しておくこ
とにより、配管工事を更にやり易くすることが出来る。
本実施例では、空調設備の室内機Aが、その近傍に室内
用間仕切り壁3aを有して設置される場合について例示
してある。このような場合は、冷媒管の本管11をいっ
たん天井裏空間5に導き、間仕切り壁3aの近傍で再度
室内に導き、予め間仕切り壁3aに埋設してある配管接
続具7に接続しておくものである。そして室内に露出す
る冷媒管の本管11は、ダクト14a、14bに収納
し、生活に支障を来さないようにしたり、室内の景観を
保つようにしておく。
【0011】このように、冷媒管を収納した配管接続具
を使用することで、後日、空調設備を購入した際は、そ
れぞれの配管接続具7と室内機A、室外機Bとの距離に
相当する本管を用意するだけで容易かつ簡単に配管工事
を行なうことが出来る。例えば、室内機Aと冷媒管の本
管とを接続する場合は、予め配管されている冷媒管の本
管11を室内機A側へ少し延ばし、室内機Aに突設して
ある雄型の接続部と、配管接続具7に収納された冷媒管
の雄型接続部とを、新たに用意された端部が雌型の接続
部で形成される冷媒管の本管と接続すれば良い。室外機
Bとの接続も同様で、予め配管されている冷媒管の本管
11を室外機B側へ少し延ばし、室外機Bに突設してあ
る雄型の接続部と、配管接続具7に収納された冷媒管の
雄型接続部とを、新たに用意された端部が雌型の接続部
で形成される冷媒管の本管と接続すれば良いのである。
しかも、配管接続具7に収納された冷媒管の雄型接続部
にはストッパーが装着されているから、冷媒管の本管1
1を延ばす際に、反対側から引張られたり、或いは機側
から押し込まれた場合でも、冷媒管の接続部が抜け出る
ことがなく、円滑な作業を行なうことが出来る。このよ
うに、本発明の施工方法によれば、狭い空間での作業や
上向き作業が不要となり、作業性や作業効率も向上す
る。更にまた、室内機A、室外機Bと接続具7の距離に
相当する配管を新たに用意するだけで、簡単かつ容易に
空調設備の配管を行なうことが出来る。
【0012】図4は配管接続具の他の実施例を示す全体
斜視図で、両端が開口した単一のスリーブ、実施例では
矩形のスリーブ15を設け、そのスリーブ15内に冷媒
管8a、8bを収納し、このスリーブ両端をフランジ接
合15aにより一体化したものである。16は突起物で
形成したストッパーである。そして冷媒管を収納したス
リーブ15はその胴部を複数に分割して相互に摺動可能
とし、仕切り壁の厚みに応じて、図中矢印方向に伸縮自
在としてある。これは図1のような円筒形のスリーブに
おいても同様である。これによって仕切り壁の厚みが変
わっても、長さを自在に調整することが可能となる。そ
してまたスリーブの外面が段差を有する円筒形や矩形の
形状で形成されているから、コンクリート製の仕切り壁
に埋設したとき、堅固に固着される。形状は円筒形や矩
形に限らず、コンクリートとの固着を良くするため、表
面に凹凸が形成される形状であれば、任意の形状とする
ことが出来る。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、空調設備の冷媒管を巻
回した状態で保管しておく必要がないから、配管の損傷
を来すことがない。しかも天井裏空間部に保管すること
が無いので、天井板をくりぬいて改め口を作る工事も不
要となる。更にまた、冷媒管の端部に雄型接続部を工場
溶接し酸洗いした製品を別途用意したりする必要もない
ので、建築後いつ空調設備を購入しても、仕切り壁内に
埋設された接続具から室外機までの距離に相当する配管
を用意するだけで、簡単に接続が可能となり、狭い空間
での作業や上向き作業が不要になることともあいまっ
て、配管作業の作業性や作業効率を高めることが出来る
と共に、空調設備の円滑な運転を行なうことが出来る。
【0014】しかも接続具のスリーブは、伸縮自在とし
てあるから、仕切り壁の厚みが変化しても、長さが自在
に調整出来る。更にまた、筒体の外面が隆起して段差を
有する形状や矩形にしたり、凹凸を付す形状としてある
から、仕切り壁内でコンクリートと良く固着し、堅固に
固定されるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す全体斜視図
【図2】本発明の1実施例を示す配管接続部の概略図
【図3】本発明の1実施例を示す概略説明図
【図4】本発明の他の実施例を示す全体斜視図
【図5】従来品の全体斜視図
【図6】従来の実施態様を示す概略断面図
【符合の説明】
1 堰板 14a、14
b ダクト 2 筒体 15 矩形の
スリーブ 3 仕切り壁 15a フラ
ンジ接合部 4 天井板 16 ストッ
パー 5 天井裏空間部 e 雄型の接
続部 6 保管状態の冷媒管 f 雌型の接
続部 7 配管接続具本体 7a、7c、7d スリーブ 7b フランジ接合部 8a、8b 冷媒管 8c 銅管 9 ストッパー 10 スペーサー 11 冷媒管の本管 12 雄ネジ 13 雌ネジ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月24日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 空調設備の配管工事施工方法、及びそ
のための配管接続具
【特許請求の範囲】
【謂求項1】室内機と室外機からなる空調設備の配管工
事を施工するにあたり、空調設備の冷媒管を、両端が露
出した状態で仕切り壁の厚みに相当する長さのスリーブ
に収納して配管接続具を構成し、この配管接続具を予め
仕切り壁内に埋設しておき、前記配管接続具の少なくと
も室内側の端子に、冷媒管の本管を接続して室内機近傍
まで仕切り壁に配管しておくことを特徴とする空調設備
の配管工事施工方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家屋はもちろん、
ビルやマンションなどの建築構造物において、後日、室
内機と室外機からなる空調設備を取り付け出来るよう、
予め仕切り壁内に冷媒管を収納したスリーブを埋設して
おく空調設備の配管工事施行方法、及びそのための配管
接続具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家屋はもちろん、ビルやマン
ションなどの建築工事を行なう際には、建築後いつでも
空調設備を設置出来るよう、図5に示すような、雨水の
浸入防止と埋設時の固定を兼ねる堰板1を設けた塩ビ製
のスリーブ2を、仕切り壁内に予め埋設しておくことが
行なわれる。図6はその埋設状態を示す概略の断面図で
あるが、例えばコンクリートのような仕切り壁3に、前
記スリーブ2を埋設し、後日、室内機Aと室外機Bから
なる空調設備を取り付け出来るよう、天井板4を一部く
りぬいて改め口4aを設け、その上の天井裏空間5や、
別途側壁に設けた狭い空間に、冷媒管6を巻回して載
置、もしくは吊下げて保管しておく。このような状態で
後日居住者が設備を購入し、それを設置する時は、空調
設備の取り付け時に、作業者が、天井裏空間5に保管し
てあった配管6をほどいて一端を室内機Aに接続後、冷
媒管6を延長してスリーブ2に挿通し、室外機Bと接続
して空調設備の設置と配管を行なうようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の配管方法は、建築後長い間、冷媒管を幾重にも巻回
した状態で天井裏に保管しておくことが多く、配管工事
の施工にあたって真っ直ぐ延ばした時、冷媒管に亀裂が
生じ、空調設備を運転した際に冷媒の洩れを招来して運
転不能に陥ったり、空調設備の機能低下をもたらすなど
の問題があった。そしてまた、配管を接続するにあたっ
ても、予め所定の長さに切断した冷媒管の一端を、工場
で溶接加工し、酸洗して雄型の接続部を形成した配管を
持参して取り付けねばならず、作業がやりにくいという
問題もあった。更にまた、天井及び竪ダクトに改め口を
設けたうえ、狭い空間に冷媒管の本管が保管されるの
で、冷媒管を取り出して配管作業を行なう際に、作業ス
ペースも狭く、作業自体も上向き作業になることなどか
ら、作業性や作業環境が極めて悪く、作業者の肉体的、
精神的疲労なども誘引し、その改善が望まれているとい
う問題がある。
【0004】そこで本発明は、配管作業がやり易く、か
つ建築後いつ空調設備を設置しても、配管に損傷を来す
ことなく円滑な運転が出来るようにした、空調設備の配
管技術を提供するのを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、室内機と室外機からなる空調設備の配管工事
を施工するにあたり、空調設備の冷媒管を、両端が露出
した状態で仕切り壁の厚みに相当する長さのスリーブに
収納して配管接続具を構成し、この配管接続具を予め仕
切り壁内に埋設しておき、前記配管接続具の少なくとも
室内側の端子に、冷媒管の本管を接続して室内機近傍ま
で仕切り壁に沿って配管しておくこと。施工にあたって
は、冷媒管の両端に雄型の接続部を形成し、かつ雄型接
続部の一方にストッパーを設けた接続具を使用して行な
うこと。室内機と室外機からなる空調設備の配管接続具
であって、該接続具は、冷媒管を、両端が露出した状態
で仕切り壁の厚みに相当する長さのスリーブに収納して
あること。配管接続具は、スリーブに収納された冷媒管
の両端に雄型の接続部を形成し、かつ雄型接続部の一方
にストッパーを設け、端部を雌型の接続部で形成した冷
媒管の本管と脱着自在に接合されること。配管接続具
は、複数のスリーブ内に冷媒管を収納し、このスリーブ
両端をフランジ接合により一体化してなること。配管接
続具は、単一のスリーブ内に冷媒管を収納し、このスリ
ーブ両端をフランジ接合により一体化してなること。配
管接続具は、冷媒管を収納したスリーブが、仕切り壁の
厚みに応じて伸縮自在であることをその手段としてい
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、室内機と室外機からなる空調
設備の配管を接続するにあたり、空調設備の冷媒管を、
両端が露出した状態で仕切り壁の厚みに相当する長さの
スリーブに収納して配管接続具を構成し、この配管接続
具を予め仕切り壁内に埋設しておき、前記配管接続具の
少なくとも室内側の端子に、冷媒管の本管を接続して室
内機近傍まで仕切り壁に沿って配管しておき、その施工
にあたっても、冷媒管の両端に雄型の接続部を形成し、
かつ雄型接続部の一方にストッパーを設けた接続具を使
用して行なうようにしたから、いつ空調設備を設置して
も、仕切り壁内に埋設された配管接続具から、室内機や
室外機までの距離に相当する本管を用意するだけで、簡
単に接続が可能となる。従って巻回状態で保管しておく
必要がないから、配管に損傷を来すことがない。更にま
た、配管を室内機近傍まで仕切り壁に沿って配管してお
くようにしたから、作業もやり易く、改め口も不要とな
り、又竪ダクトも作業がなくなるため小さくなり、美観
を損ねたり、日常生活に支障を来したりすることがな
い。
【0007】配管接続具は、冷媒管を、両端が露出した
状態で仕切り壁の厚みに相当する長さのスリーブに収納
してあること。そしてまた、スリーブに収納された冷媒
管の両端に雄型の接続部を形成し、かつ雄型接続部の一
方にストッパーを設け、端部を雌型で形成した冷媒管の
本管と脱着自在に接合されること。複数もしくは単一の
スリーブ内に冷媒管を収納し、このスリーブ両端をフラ
ンジ接合により一体化してなることなどから、仕切り壁
内への埋設はもちろん、室内機側、室外機側何れの配管
も接続が容易である。更にまた、配管接続具は、冷媒管
を収納したスリーブが、仕切り壁の厚みに応じて伸縮自
在であるから、仕切り壁の厚みが変わっても、長さを自
在に調整することが可能である。そしてまた、スリーブ
の外面が隆起していることもあって、仕切り壁内に埋設
したとき、コンクリーと良く固着し、堅固に固定され
る。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の1実施例を示す配管接続具
の全体斜視図で、7は配管接続具本体、7aは複数設け
られたスリーブで、それぞれが独立して設けられ、外面
がそれぞれに隆起して段差を有する円筒形となってい
る。このため、コンクリート製の仕切り壁に埋設したと
き、コンクリートと良く固着し、堅固に固定されること
になる。実施例では独立した複数のスリーブを4本設
け、その両端をフランジ接合7bにより一体化してあ
る。そしてそのうち2本のスリーブ内には冷媒管8a、
8bが収納され、他の2本のスリーブ7c、7dは空洞
になっていて、建築構造や空調設備の設置形態に応じ、
適宜電気配管や排水管を挿通出来るようになっている。
冷媒管8a、8bは、銅管8cを外側から断熱材で被覆
し、冷媒の入側と出側を構成している。9はストッパー
で、スリーブ内に収納された冷媒管8a、8bの両端、
実施例では銅管8cの両端に雄型の接続部を形成し、そ
の雄型接続部の一方、即ち実施例では室内機や室外機の
機側に設けられ、反対側から引張力を受けても、或いは
機側から押し込まれてもスリーブから抜け出ないよう、
リングや突起物で形成されている。実施例では、スリー
ブの孔径より直径の大なるリングを装着した冷媒管8
a、8bを、両端が露出した状態で仕切り壁の厚みに相
当する長さのスリーブに収納してある。10は仕切り壁
の厚みが変化した時の長さ調整用スペーサーで、一端に
段差を設け、スリーブへ図中矢印方向に嵌め込めるよう
になっている。
【0009】図2は、スリーブ7aに収納された冷媒管
の両端を拡大した概略図で、冷媒管の両端が雄型の接続
部eで形成され、端部をラッパ状とした雌型の接続部f
で形成した冷媒管の本管11と、雄ネジ12、雌ネジ1
3で脱着自在に接合されるようになっている。このよう
にすることで、従来、冷媒管の端部を酸洗し、工場溶接
で雄型接続部を作製し、かつそのような接続具を別途用
意したりする作業が不要となる。即ち、雌型接続部fは
通常柔らかい銅管で構成されているから、配管接続具に
雄型さえ形成してあれば、そこに菅端を当てがい、強く
押すことで容易にラッパ状の雌型接続部を形成すること
ができ、現場作業で簡単に行なうことが可能になる。
【0010】図3は、このような本発明の配管接続具7
を用いた配管工事の1実施例を示す概略説明図で、空調
設備を購入した際、室内機Aと室外機Bからなる空調設
備の配管工事を施工するにあたり、空調設備の冷媒管
を、両端が露出した状態で仕切り壁3の厚みに相当する
長さのスリーブ7aに収納し、このスリーブを予め仕切
り壁3内に埋設しておき、少なくとも室内側の端子に冷
媒管の本管11を接続して室内機近傍まで仕切り壁3a
に配管しておくものである。もちろん日常生活に支障の
ない範囲内であれば、予め室外機Bとも接続しておくこ
とにより、配管工事を更にやり易くすることが出来る。
本実施例では、空調設備の室内機Aが、その近傍に室内
用間仕切り壁3aを有して設置される場合について例示
してある。このような場合は、冷媒管の本管11をいっ
たん天井裏空間5に導き、間仕切り壁3aの近傍で再度
室内に導き、予め間仕切り壁3aに埋設してある配管接
続具7に接続しておくものである。そして室内に露出す
る冷媒管の本管11は、ダクト14a、14bに収納
し、生活に支障を来さないようにしたり、室内の景観を
保つようにしておく。
【0011】このように、冷媒管を収納した配管接続具
を使用することで、後日、空調設備を購入した際は、そ
れぞれの配管接続具7と室内機A、室外機Bとの距離に
相当する本管を円意するだけで容易かつ簡単に配管工事
を行なうことが出来る。例えば、室内機Aと冷媒管の本
管とを接続する場合は、予め配管されている冷媒管の本
管11を室内機A側へ少し延ばし、室内機Aに突設して
ある雄型の接続部と、配管接続具7に収納された冷媒管
の雄型接続部とを、新たに用意された端部が雌型の接続
部で形成される冷媒管の本管と接続すれば良い。室外機
Bとの接続も同様で、予め配管されている冷媒管の本管
11を室外機B側へ少し延ばし、室外機Bに突設してあ
る雄型の接続部と、配管接続具7に収納された冷媒管の
雄型接続部とを、新たに用意された端部が雌型の接続部
で形成される冷媒管の本管と接続すれば良いのである。
しかも、配管接続具7に収納された冷媒管の雄型接続部
にはストッパーが装着されているから、冷媒管の本管1
1を延ばす際に、反対側から引張られたり、或いは機側
から押し込まれた場合でも、冷媒管の接続部が抜け出る
ことがなく、円滑な作業を行なうことが出来る。このよ
うに、本発明の施工方法によれば、狭い空間での作業や
上向き作業が不要となり、作業性や作業効率も向上す
る。更にまた、室内機A、室外機Bと接続具7の距離に
相当する配管を新たに用意するだけで、簡単かつ容易に
空調設備の配管を行なうことが出来る。
【0012】図4は配管接続具の他の実施例を示す全体
斜視図で、両端が開口した単一のスリーブ、実施例では
矩形のスリーブ15を設け、そのスリーブ15内に冷媒
管8a、8bを収納し、このスリーブ両端をフランジ接
合15aにより一体化したものである。16は突起物で
形成したストッパーである。そして冷媒管を収納したス
リーブ15はその胴部を複数に分割して相互に摺動可能
とし、仕切り壁の厚みに応じて、図中矢印方向に伸縮自
在としてある。これは図1のような円筒形のスリーブに
おいても同様である。これによって仕切り壁の厚みが変
わっても、長さを自在に調整することが可能となる。そ
してまたスリーブの外面が段差を有する円筒形や矩形の
形状で形成されているから、コンクリート製の仕切り壁
に埋設したとき、堅固に固着される。形状は円筒形や矩
形に限らず、コンクリートとの固着を良くするため、表
面に凹凸が形成される形状であれば、任意の形状とする
ことが出来る。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、空調設備の冷媒管を巻
回した状態で保管しておく必要がないから、配管の損傷
を来すことがない。しかも天井裏空間部に保管すること
が無いので、天井板をくりぬいて改め口を作る工事も不
要となる。更にまた、冷媒管の端部に雄型接続部を工場
溶接し酸洗いした製品を別途用意したりする必要もない
ので、建築後いつ空調設備を購入しても、仕切り壁内に
埋設された接続具から室外機までの距離に相当する配管
を用意するだけで、簡単に接続が可能となり、狭い空間
での作業や上向き作業が不要になることともあいまっ
て、配管作業の作業性や作業効率を高めることが出来る
と共に、空調設備の円滑な運転を行なうことが出来る。
【0014】しかも接続具のスリーブは、伸縮自在とし
てあるから、仕切り壁の厚みが変化しても、長さが自在
に調整出来る。更にまた、筒体の外面が隆起して段差を
有する形状や矩形にしたり、凹凸を付す形状としてある
から、仕切り壁内でコンクリートと良く固着し、堅固に
固定されるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す全体斜視図
【図2】本発明の1実施例を示す配管接続部の概略図
【図3】本発明の1実施例を示す概略説明図
【図4】本発明の他の実施例を示す全体斜視図
【図5】従来品の全体斜視図
【図6】従来の実施態様を示す概略断面図
【符合の説明】 1 堰板 14a、14
b ダクト 2 筒体 15 矩形の
スリーブ 3 仕切り壁 15a フラ
ンジ接合部 4 天井板 16 ストッ
パー 5 天井裏空間部 e 雄型の接
続部 6 保管状態の冷媒管 f 雌型の接
続部 7 配管接続具本体 7a、7c、7d スリーブ 7b フランジ接合部 8a、8b 冷媒管 8c 銅管 9 ストッパー 10 スペーサー 11 冷媒管の本管 12 雄ネジ 13 雌ネジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内機と室外機からなる空調設備の配管工
    事を施工するにあたり、空調設備の冷媒管を、両端が露
    出した状態で仕切り壁の厚みに相当する長さのスリーブ
    に収納して配管接続具を構成し、この配管接続具を予め
    仕切り壁内に埋設しておき、前記配管接続具の少なくと
    も室内側の端子に、冷媒管の本管を接続して室内機近傍
    まで仕切り壁に配管しておくことを特徴とする空調設備
    の配管工事施工方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の施工方法は、冷媒管の両
    端に雄型の接続部を形成し、かつ雄型接続部の一方にス
    トッパーを設けた接続具を使用して行なうことを特徴と
    する空調設備の配管工事施工方法。
  3. 【請求項3】室内機と室外機からなる空調設備の配管接
    続具であって、該接続具は、冷媒管を、両端が露出した
    状態で仕切り壁の厚みに相当する長さのスリーブに収納
    してあることを特徴とする空調設備の配管接続具。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の配管接続具は、スリーブ
    に収納された冷媒管の両端に雄型の接続部を形成し、か
    つ雄型接続部の一方にストッパーを設け、端部を雌型の
    接続部で形成した冷媒管の本管と脱着自在に接合される
    ことを特徴とする空調設備の配管接続具。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4に記載の配管接続
    具は、複数のスリーブ内に冷媒管接続具を収納し、この
    スリーブ両端をフランジ接合により一体化してなること
    を特徴とする空調設備の配管接続具。
  6. 【請求項6】請求項3または請求項4に記載の配管接続
    具は、単一のスリーブ内に冷媒管接続具を収納し、この
    スリーブ両端をフランジ接合により一体化してなること
    を特徴とする空調設備の配管接続具。
  7. 【請求項7】請求項3ないし請求項6に記載の配管接続
    具は、冷媒管接続具を収納したスリーブが、仕切り壁の
    厚みに応じて伸縮自在であることを特徴とする空調設備
    の配管接続具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100384762B1 (ko) * 2002-02-14 2003-05-28 에어컨테크 주식회사 매립관을 포함하는 분리형 에어컨의 배관구조

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KR100384762B1 (ko) * 2002-02-14 2003-05-28 에어컨테크 주식회사 매립관을 포함하는 분리형 에어컨의 배관구조

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