JPH08184692A - 原子炉の燃料取扱い装置および方法 - Google Patents

原子炉の燃料取扱い装置および方法

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JPH08184692A
JPH08184692A JP6327896A JP32789694A JPH08184692A JP H08184692 A JPH08184692 A JP H08184692A JP 6327896 A JP6327896 A JP 6327896A JP 32789694 A JP32789694 A JP 32789694A JP H08184692 A JPH08184692 A JP H08184692A
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traveling
seconds
carriage
reactor
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Application number
JP6327896A
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English (en)
Inventor
Arata Ito
新 伊藤
Yutaka Togasawa
裕 戸賀沢
Yasuhiro Yuguchi
康弘 湯口
Katsuhiko Sato
勝彦 佐藤
Yoshiaki Shioda
好明 塩田
Hitoshi Sato
仁 佐藤
Kaoru Takagi
薫 高木
Koji Fukumoto
宏司 福元
Toshiro Saito
敏郎 斉藤
Shinichi Kamiya
慎一 神谷
Masaharu Kurabayashi
正治 倉林
Toshikazu Tanba
俊和 丹葉
Tadashi Tsuji
忠 辻
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】原子炉ピットと燃料ラックとの枠体の上面に敷
設した軌道で複数台の燃料取扱い走行台車と多段伸縮マ
ストを取付けた横行台車を搭載した走行台車とを用いる
ことにより、燃料取扱い期間を従来に比して大幅に削減
することができる原子炉の燃料取扱い装置を提供する。 【構成】原子炉ピット1の床面および燃料ラック2の枠
体の上面に軌道14を設けるとともに、その軌道14上
で燃料取扱い走行台車64を走行可能とし、原子炉圧力
容器100上方のオペレーションフロア103の軌道上
を走行する走行台車73に、燃料54を昇降させる多段
伸縮マスト71を取付けた横行台車79を搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽水冷却原子炉におけ
る燃料の取出しおよび設置等の高速化を図った原子炉の
燃料取扱い装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば沸騰水型原子炉等の軽水冷却原子
炉の燃料を取り扱う場合、一般に多段伸縮式マストを取
付けた横行台車を搭載した走行台車を原子炉圧力容器の
上方で走行させ、マストを伸ばして燃料を掴んだ後、マ
ストを縮めて燃料の取り出しを行っている。そして、走
行台車を燃料貯蔵プールの燃料ラックの所定位置上方へ
移動させ、マストを伸ばして燃料を貯蔵ラックへ装荷
し、燃料を取り外した後マストを縮め、走行台車を原子
炉圧力容器の上方に移動させる。以下同様の作業を繰り
返し、所定本数の燃料取り出し作業を行っている。ま
た、これと逆の手順で、燃料ラックに設置してある新燃
料を原子炉へ装荷する作業を行っている。これ等の燃料
取扱い作業は、被曝低減のため水中で行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】軽水冷却原子炉の燃料
取扱いにおいては、マストによる原子炉圧力容器からの
燃料の昇降,原子炉圧力容器上方から燃料ラック上方へ
の移動,マストによる燃料ラックへの燃料の昇降等のよ
うな作業を行うため、燃料の移動距離が非常に長いもの
になっている。
【0004】そのため、燃料の取扱いに長時間がかかる
ことになり、燃料の取扱い作業は、原子炉の定検作業の
クリティカルパスとなっている。定検期間を短縮するた
めに、この燃料取扱い期間を短縮することが課題であ
る。
【0005】従来、この燃料取扱い期間を短縮するた
め、伸縮マストの高速昇降化,横行台車および走行台車
の2台を用い、燃料吊り本数の複数化等が行われてきた
が、燃料の取扱い期間を数パーセントしか短縮すること
ができず、原子炉の停止検査時における作業のクリティ
カルパスから解放されるまでに至っていない。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、原子炉ピットと燃料ラックとの枠体の上面に敷
設した軌道で複数台の燃料取扱い走行台車と多段伸縮マ
ストを取付けた横行台車を搭載した走行台車とを用いる
ことにより、燃料取扱い期間を従来に比して大幅に削減
することができる原子炉の燃料取扱い装置および方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原子
炉ピット床面および燃料ラックの枠体の上面に軌道を設
けるとともに、その軌道上で燃料取扱い走行台車を走行
可能とし、原子炉圧力容器上方のオペレーションフロア
の軌道上を走行する走行台車に、燃料を昇降させる多段
伸縮マストを取付けた横行台車を搭載したことを特徴と
する。
【0008】請求項2の発明は、原子炉圧力容器上方の
オペレーションフロアの軌道上を走行する第1の走行台
車に多段伸縮マストを取付けた第1の横行台車を複数台
搭載し、原子炉ピット床面から燃料貯蔵プールに設置し
た架台に軌道を接続して設け、その軌道の一部を原子炉
圧力容器上方のオペレーションフロアの軌道上を走行す
る走行台車に平行にし、燃料貯蔵プール上方のオペレー
ションフロアの軌道上を走行する第2の走行台車に昇降
用の多段伸縮マストを取付けた第2の横行台車を複数台
搭載したことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1記載の原子炉
の燃料取扱い装置において、原子炉圧力容器と炉心シュ
ラウドとの間に周方向に回転する燃料中継装置を設置
し、この燃料中継装置の燃料貯蔵プール側の上方の原子
炉ピット床面に燃料昇降装置を設けたことを特徴とす
る。
【0010】請求項4の発明は、請求項3記載の燃料昇
降装置に代え、伸縮マスト付き多関節腕装置を設けたこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、燃料貯蔵プール上方の
オペレーションフロアの軌道上、および原子炉圧力容器
上方のオペレーションフロアの軌道上を走行する第1お
よび第2の走行台車に多段伸縮マストを取付けた第1お
よび第2の横行台車をそれぞれ搭載し、原子炉圧力容器
と炉心シュラウドとの間で周方向に回転する燃料中継装
置を設置したことを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、燃料貯蔵プールの上方
から原子炉圧力容器上方のオペレーションフロアの軌道
上を走行する第1の走行台車に多段伸縮マストを取付け
た第1の横行台車を搭載するとともに、原子炉ピット床
面に敷設された軌道に原子炉圧力容器を跨いで第1の走
行台車に直角方向へ走行する第2の走行台車に多段伸縮
マストを取付けた第2の横行台車を搭載し、原子炉圧力
容器とシュラウドの間に周方向に回転する燃料中継装置
を設置したことを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項6記載の第2の
走行台車を複数台設置したことを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項6記載の第2の
走行台車を第1の走行台車に平行して走行可能としたこ
とを特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項6記載の第2の
走行台車に代え、複数台の伸縮マスト付き多関節腕装置
を炉心周囲に設置したことを特徴とする。
【0016】請求項10の発明は、原子炉ピットの床面
から燃料ラックの枠体の上面に軌道を設け、その軌道上
で燃料取扱い走行台車を走行可能とし、原子炉圧力容器
上方のオペレーションフロアの軌道上を走行する走行台
車に、多段伸縮マストを取付けた横行台車を搭載し、原
子炉圧力容器と炉心シュラウドとの間で周方向に回転す
る燃料中継装置を設置し、原子炉ピット床面の炉心周囲
部に複数台の燃料取扱い用の伸縮マスト付き多関節腕装
置を設置したことを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、請求項6記載の原子
炉の燃料取扱い装置において、原子炉圧力容器と炉心シ
ュラウドとの間に設置されて周方向に回転する燃料中継
装置に代え、炉心シュラウドの上面に設置される燃料中
継装置を備えたことを特徴とする。
【0018】請求項12の発明は、請求項6記載の原子
炉の燃料取扱い装置において、第2の走行台車上で横行
する横行台車に搭載された多段伸縮マストの先端マスト
にリンク式伸縮腕を取付け、燃料中継装置への燃料装荷
を側面から行うことを可能とするとともに、上面から燃
料の取出しを行うことを可能としたことを特徴とする。
【0019】請求項13の発明は、請求項12記載の原
子炉の燃料取扱い装置において、燃料中継装置の燃料貯
蔵プール側の上方の原子炉ピット床面に燃料昇降装置を
設け、原子炉ピットの床面と燃料貯蔵プールに設置した
架台とに軌道を設け、それらの架台上に複数台の燃料取
扱い走行台車を搭載して燃料取扱いを可能としたことを
特徴とする。
【0020】請求項14の発明は、原子炉圧力容器の上
方のオペレーションフロアの軌道を走行する第1の走行
台車の上で、リンク式伸縮機構を取付けた第1の多段伸
縮マストを搭載した第1の横行台車を横行可能とすると
ともに、燃料貯蔵プールの上方のオペレーションフロア
の軌道を走行する第2の走行台車の上で、リンク式伸縮
機構を取付けた第2の多段伸縮マストを搭載した第2の
横行台車を横行可能とし、かつ炉心シュラウドの上面
に、周方向に回転可能で横側および上面からの燃料の取
出しを行う燃料中継装置を設置したことを特徴とする。
【0021】請求項15の発明は、燃料貯蔵プール上方
から原子炉圧力容器上方までに亘るオペレーションフロ
アの軌道を走行する第1の走行台車に、多段伸縮マスト
を取付けた第1の横行台車を搭載するとともに、炉心シ
ュラウドの上面に回転台車を設け、この回転台車の上に
燃料昇降台車と複数の燃料を搭載する燃料中継台車とを
設置し、これ等を用いて燃料の取扱いを可能としたこと
を特徴とする。
【0022】請求項16の発明は、請求項15記載の原
子炉の燃料取扱い装置において、オペレーションフロア
の軌道に、燃料中継台車を吊る装置を備えた第2の走行
台車を搭載したことを特徴とする。
【0023】請求項17の発明は、原子炉圧力容器の上
方のオペレーションフロアの軌道を走行する第1の走行
台車の上で多段伸縮マストを取付けた第1の横行台車を
横行可能とするとともに、燃料貯蔵プールの上方のオペ
レーションフロアの軌道を走行する第2の走行台車の上
で多段伸縮マストを取付けた第2の横行台車を横行可能
とし、かつ第1および第2の走行台車の間を走行する第
3の走行台車の上で複数の燃料を搭載する燃料中継装置
を吊り下げて移送する装置が取付けられた第3の横行台
車を横行させ、さらに原子炉ピット床面および燃料貯蔵
プール床面に燃料中継装置を複数台設置し、これ等を用
いて燃料取扱いを可能としたことを特徴とする。
【0024】請求項18の発明は、原子炉ピット床面お
よび燃料ラックの枠体の上面に設置した軌道上で、燃料
取扱い走行台車を走行させるとともに、原子炉圧力容器
上方のオペレーションフロアの軌道上でこの走行台車に
搭載した横行台車に設けた走行台車を走行させ、多段伸
縮マストによって燃料の吊上げおよび吊下しを行うとと
もに、前記各台車間の協調動作によって燃料の移動を行
うことを特徴とする。
【0025】請求項19の発明は、請求項18記載の燃
料取扱い走行台車、走行台車または横行台車を複数台用
い、さらに燃料中継装置を使用して、複数本の燃料を同
時に、または順次に移動させることを特徴とする。
【0026】
【作用】上述した構成を有する本発明によれば、軽水冷
却原子炉の定検作業のクリティカルパスを構成する燃料
取扱い期間を短縮することができ、プラント全体の定検
期間の短縮および原子力プラントの稼働率の向上が有効
に図られる。
【0027】即ち、燃料を1体取り出す時にかかる時間
について、従来の方法では、原子炉圧力容器の上方での
昇降に約220秒程度かかり、横行に約40秒程度かか
り、原子炉圧力容器の上方から燃料貯蔵プールまでの往
復に約50秒程度かかり、燃料ラックへの装着のための
昇降に約150秒程度かかり、横行に約80秒程度かか
り、全体で約540秒程度かかっている。
【0028】これに対し、本発明の場合には、原子炉圧
力容器の上方での燃料取扱い作業サイクルと、原子炉圧
力容器の上方から燃料貯蔵プールまでの往復および燃料
貯蔵プールの上方での燃料取扱い作業サイクルの並行作
業に分離することができ、したがって、例えば炉心から
燃料取扱い走行台車へのサイクルは、従来の原子炉圧力
容器上方での昇降・横行と同様に約260秒程度である
が、原子炉ピットから燃料ラック2までのサイクル(e
〜f〜g)は、原子炉圧力容器の上方から燃料貯蔵プー
ルまでの往復の約50秒程度と、燃料ラックへの装着の
ための昇降・横行に要する約230秒程度の作業時間と
の和の約280秒程度を、燃料取扱い走行台車の台数で
除した値である。すなわち、本発明を採用した時のサイ
クルのクリティカルは、原子炉圧力容器の上方でのサイ
クルの約260秒となり、燃料1体当たりに換算して燃
料取出し期間が例えば280秒程度短縮される。このよ
うに、本発明によれば、従来の方法の約1/2の時間で
燃料の取扱いができるようになる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0030】実施例1(図1〜図9) 本実施例は、原子炉ピットの床面および燃料ラックの枠
上面に設けた軌道と、その軌道上を走行する燃料取扱い
走行台車と、原子炉圧力容器上方のオペレーションフロ
アの軌道上を走行する走行台車と、この走行台車に搭載
され多段伸縮マストを有する横行台車とを備え、これ等
の協調動作によって水中で燃料を取扱うようにしたもの
である。
【0031】図1は装置全体の構成を示す図、図2は図
1に示す燃料ラック部の平面図、図3は図2のA−A矢
視図、図4は図2のB−B矢視図、図5は燃料取扱い走
行台車の平面図、図6は走行台車に燃料取扱い走行台車
を搭載した状態の側面図、図7は燃料走行台車が燃料ラ
ックの枠上面のレール上に移り乗った状態を示す正面
図、図8は走行台車が炉心上方に配置した状態の平面
図、図9は作用説明図である。
【0032】図1〜図4に示すように、本実施例の装置
では、原子炉ピット1の床面、燃料ラック2の枠体3の
上面に軌道14およびレール5が設けられ、このレール
5で燃料取扱い走行台車6を走行させることによって燃
料を取扱うようになっている。なお、4は炉心を構成す
る上部格子板である。
【0033】軌道14は、原子炉ピット1の床面からカ
ナル7の床面に敷設され、レール5は燃料ラック2の枠
体3の上面に敷設されている。燃料ラック2の両側部に
は退避軌道架台8と軌道変更架台9とが取付けられてい
る。退避軌道架台8には軌道切換え装置10が取付けら
れている。それ等の上には、軌道11,12および切換
え軌道13が敷設され、この切換え軌道13は、軌道1
1,12および軌道14に接続可能な構造になってい
る。
【0034】切換え軌道13、軌道11,12および軌
道14の上に、燃料取扱い走行台車6を搭載した走行台
車15が走行する構成となっている。なお、切換え軌道
13は、組歯車16を介して駆動装置(図示せず)で駆
動されるようになっている。
【0035】退避軌道架台8には、レール5の上に燃料
取扱い走行台車6を移した台数以上の走行台車15が残
るようになっている。軌道変更架台9には、軌道17が
敷設され、燃料取扱い走行台車6を搭載する走行台車1
5が搭載される。
【0036】図4には、燃料ラック2の枠体3の上面の
レール5に燃料取扱い走行台車6が乗り移った状態が示
してある。この図5および図6に示すように、燃料取扱
い走行台車6には、組車輪20、組車輪駆動装置21、
支柱22、燃料昇降装置23、燃料回転機構24、燃料
受け台25、燃料受け台移動装置26、制御装置27お
よびバッテリー28等が取付けられている。
【0037】支柱22には、燃料固定装置31、燃料支
持機構32、腕機構33等が取付けられている。腕機構
33には、滑車34が取付けられ、支柱22の軸周りに
自由に回転するように結合され、支柱22に固定された
駆動装置35で組歯車36を駆動するようになってい
る。燃料固定装置31は、水圧(空気、モータ)等を利
用した駆動装置37、固定腕38、および支持台39で
構成されている。支持台39は、支柱22に固定されて
いる(図5参照)。
【0038】燃料昇降装置23は、燃料把持機構41、
ワイヤー42、ワイヤー巻取装置43、巻取装置駆動装
置44および組歯車45等で構成される。即ち、ワイヤ
ー42の先端に燃料把持機構41が取付けられ、ワイヤ
ー42は滑車34を介して支柱22の内側に導かれ、さ
らに支柱22の下部に取付けられた滑車(図示せず)を
介して支柱22の外に導かれて、ワイヤー巻取装置43
に巻き取られる。駆動装置44は、組歯車45を介して
ワイヤー巻取装置43を駆動する。
【0039】一方、前記の燃料回転機構24は、駆動装
置51、組歯車52、回転機構53等で構成されてい
る。回転機構53は、燃料受け台25を退避させた後、
中心部に挿入された燃料54をその軸周りに回転するよ
うになっている。また、燃料受け台移動装置26は、駆
動装置57、組歯車58、ガイド機構59等で構成され
ている。駆動装置57で組歯車58を駆動し、燃料受け
台25をガイド機構59に沿って移動させる構成であ
る。
【0040】バッテリー28は、燃料取扱い走行台車6
に固定され、水中で取換え可能な構造とされている(図
5参照)。組車輪20の取付け幅は、燃料ラック2の枠
体3の上面に敷設されたレール5の上を走行し、退避軌
道架台8や軌道変更架台9の軌道12,17の上を走行
する走行台車15のレール60に乗り移りが行なえる構
成である。
【0041】そして、図6に示すように、走行台車15
に燃料取扱い走行台車6が搭載され、原子炉ピット1の
床面に設置された軌道14に沿って移動するようになっ
ている。走行台車15は、組車輪61、駆動装置(図示
せず)、レール60および制御装置62等で構成されて
いる。そして、燃料取扱い走行台車6が走行台車15に
搭載された時、結合機63によって走行台車15に固定
されるようになっている。この結合機63部で、燃料取
扱い走行台車6と走行台車15との間の信号・エネルギ
ー回路が結合される。
【0042】また、図1に示すように、多段伸縮マスト
71を取付けた横行台車72を搭載した走行台車73
が、炉心100の上方で燃料54の吊り上げを行ない、
燃料取扱い走行台車6が、原子炉ピット1の軌道4の先
端位置に移動して、燃料54を受取ることができるよう
になっている。
【0043】さらに、図7および図8に示すように、多
段伸縮マスト71を取付けた横行台車72は、走行台車
73に2台搭載することが可能であり、この走行台車7
3は炉心101の上方に配置し得るようになっている。
なお、多段伸縮マスト71の先端には、リンク式伸縮機
構74が取付けられ、このリンク式伸縮機構74によっ
て炉心101から燃料54を吊り上げたり、炉心101
に吊り下ろすことができるようになっている。
【0044】次に、作用を説明する。
【0045】まず、原子炉圧力容器100の蓋の取り外
しを行ない、オペレーションフロア103上の走行台車
73に多段伸縮マスト71を取付け、炉心101の上方
に移動する。軌道切換え装置10を燃料貯蔵プール10
2に天井クレーンで吊り込み、退避軌道架台8の組立て
を行なう。燃料取扱い走行台車6を搭載する操作台車1
5を軌道変更架台9(燃料ラック2と同様に常時燃料貯
蔵プール102に設置されている)の軌道17に搭載す
る。走行台車15に燃料取扱い走行台車6を搭載した状
態で複数台を退避軌道架台8の軌道11の上に搭載し、
燃料取扱い作業の準備を終了する。
【0046】次に、燃料54を炉心101から燃料貯蔵
プール102の燃料ラック2へ移送する手順を説明す
る。走行台車73を炉心101の取り出し用燃料54の
近傍に移動させ、多段伸縮マスト71を伸ばし、その先
端に取付けられた燃料掴み具を取り出すべき燃料54の
上に配置する。燃料掴み具で燃料54の吊り金具55を
把持したら、多段伸縮マスト71を縮め、原子炉ピット
1の軌道14の上で待機している燃料取扱い走行台車6
に燃料54が搭載できる高さまで燃料54を吊り上げ
る。
【0047】走行台車15は、燃料取扱い走行台車6を
搭載した状態で、原子炉ピット1の軌道14の先端位置
にあらかじめ移動し、待機している。その時、駆動装置
35で組歯車36によって腕機構33を支柱22の軸周
りに回転させ、燃料把持機構41が、燃料受け台25の
真上位置より退避している。燃料受け台25は、駆動装
置57を働かせ組歯車58を介して退避位置より、燃料
支持機構32の真下に移動されている。また、燃料固定
装置31は、駆動装置37を働かせ、燃料54を横方向
から受け入れることができるように固定腕38を開いた
状態にしている。
【0048】走行台車73および横行台車72を走行お
よび横行させ、多段伸縮マスト71の先端に把持した燃
料54を燃料取扱い走行台車6の燃料受け台25の位置
に移動させる。燃料54が燃料受け台25の所定の位置
に来たことが検出器(図示せず)で検出されたら、多段
伸縮マスト71を伸ばし、燃料54が燃料受け台25に
接触するまで降下させる。燃料54が燃料受け台25に
接触したことが検出器(図示せず)で検出されたら、駆
動装置37を働かせ、固定腕38を閉じ、燃料54を重
力方向移動自由の状態で保持する状態にする。
【0049】この保持作業が終了したら、燃料54が燃
料受け台25に完全に載る状態になるまで多段伸縮マス
ト71を伸ばす。完全に載った状態になったことが検出
されたら、駆動装置37を再び働かせ、燃料54を完全
に固定するまで固定腕38を閉じる作動を行なう。
【0050】その後、多段伸縮マスト71の先端の燃料
把持状態を解除し、走行台車73および横行台車72を
走行および横行させ、次に取り出す燃料54のある炉心
101位置に多段伸縮マスト71の先端を持って行く。
【0051】多段伸縮マスト71の先端の燃料把持状態
が解除され、多段伸縮マスト71が退避すると、駆動装
置35で組歯車36を働かせ、腕機構33を支柱22の
軸周りに回転させ、燃料把持機構41を燃料54の真上
に移動させる。
【0052】駆動機構44を働かせ、組歯車44を介し
てワイヤー巻取装置43を駆動し、ワイヤー42の巻き
解きを行ない、燃料把持機構41を下降させ、吊り金具
55を把持し、走行台車15が走行する時の燃料54の
保持のバックアップを行なう。
【0053】走行台車15を軌道4の上で走行させ、原
子炉ピット1の床面位置からカナル7の床面位置を通
り、退避軌道架台8の軌道12へ移動させる。燃料54
を装荷する予定の燃料ラック2の位置のレール5の横に
走行台車15が来たら、走行台車15と燃料取扱い走行
台車6とを結合している結合機63を解除する。燃料取
扱い走行台車6を燃料ラック2の上面に敷設されたレー
ル5に走行台車15から載り移らせる。燃料貯蔵位置に
燃料取扱い走行台車6が来たら、駆動装置37を働か
せ、固定腕38による燃料54の固定を重力方向移動自
由な状態にする。
【0054】続いて、駆動装置44を働かせ、組歯車4
5を介してワイヤー巻取装置43を駆動し、ワイヤー4
2の巻き取りを行なって燃料54を吊り上げ、燃料54
の下端が燃料受け台25の上端よりも高い位置に来た
ら、吊り上げを停止し、駆動装置57を働かせ、組歯車
58を介して燃料受け台25を退避位置に移動させる。
【0055】燃料受け台25の退避が確認されたら、再
び駆動装置44を働かせ、組歯車45を介してワイヤー
巻取装置43を駆動し、ワイヤー42の巻き解きを行な
って、燃料54を吊り下げ、燃料回転機構24の開孔部
に挿入する。挿入が確認されたら、駆動装置51を働か
せ、組歯車52を介して回転機構53を回転させ、燃料
54が燃料ラック2の開孔部に挿入できるようにする。
【0056】挿入ができる位置に回転したことが確認さ
れたら、駆動装置44を働かせ、組歯車45を介してワ
イヤー巻取装置43を駆動し、ワイヤー42の巻き解き
を再び行ない、燃料54の吊り降ろしを行なう。燃料5
4の下端が、燃料ラック2の下端に到達したら、ワイヤ
ー42の巻き解き動作を停止し、燃料把持機構41によ
る燃料54の把持状態を解除する。
【0057】続いて駆動機構44を働かせ、組歯車45
を介してワイヤー巻取装置43を駆動し、ワイヤー42
の巻き取りを行ない、燃料把持機構41が燃料54を燃
料取扱い走行台車6に搭載された時の吊り金具55より
も高い位置に来た時にワイヤー42の巻取を停止する。
【0058】燃料取扱い走行台車6を燃料ラック2の上
面に敷設されたレール5に沿って走行させ、退避軌道架
台8の軌道12上で待機させてある走行台車15に載り
移らせる。結合機63を働かせて走行台車15と燃料取
扱い走行台車6とを結合する。燃料取扱い走行台車6を
走行台車15に搭載した状態で、原子炉ピット1の軌道
4の先端に走行台車15を再び移動させ、次の燃料54
を受け取るために待機させる。
【0059】その間に、駆動装置35で組歯車36を働
かせることにより腕機構33を支柱22の軸周りに回転
させ、燃料把持機構41を、燃料受け台25の真上位置
より退避させる。燃料受け台25は、駆動装置57の働
きにより、組歯車58を介して退避位置から、燃料支持
機構32の真下に移動される。また、燃料54を横方向
から受け入れることができるように、燃料固定装置31
は駆動装置37の働きにより、固定腕38を開いた状態
になっている。
【0060】1台の燃料取扱い走行台車6が、燃料ラッ
ク2へ燃料54の装荷作業を行なっている時に、別の燃
料取扱い走行台車6を走行台車15に搭載した状態に原
子炉ピット1の軌道4の先端に移動させて次の燃料54
を受け取るために待機させる。その移動途中において、
燃料ラック2へ燃料54の装荷作業を行なっている燃料
取扱い走行台車6が搭載されていた走行台車15を回避
して移動する必要が生じたら、燃料取扱い走行台車6を
搭載した走行台車75を、軌道12から軌道切換え装置
10の切換え軌道13に載り移らせる。載り移らせた状
態で切換え軌道13を軌道11に接続するように組歯車
16を駆動する。
【0061】接続が終了したら、切換え軌道13から軌
道11に乗り移らせ、軌道11の上を走行し、再び軌道
切換え装置10の切換え軌道13に乗り移らせる。乗り
移らせた状態で組歯車16を駆動して、軌道12と接続
するように移動させる。接続が終了したら、切換え軌道
13から軌道12へ乗り移り、軌道12から軌道14の
上を走行させることにより回避作業が終了する。回避作
業が必要でない時は、直接軌道12から軌道4の上へと
走行させる。
【0062】複数台の燃料取扱い走行台車6が燃料ラッ
ク2に燃料54の装荷作業を行なっている時に、作業が
終了した燃料取扱い走行台車6を再び他の燃料54を受
け取るために原子炉ピット1に向けて軌道12上で移動
させる場合において、燃料ラック2へ燃料54の装荷作
業を行なっている最中の他の燃料取扱い走行台車6を回
避する必要が生じた際には、軌道変更架台9の軌道17
の上を専用に走行する走行台車15に燃料取扱い走行台
車6を載せ、作業中の他の燃料取扱い走行台車6を回避
できるレール5の位置に移動させる。そして、走行台車
15からレール5へ乗り移らせ、その上を走行して再び
退避軌道架台8の軌道12に搭載された専用の走行台車
15に乗り移らせ、以下、上記の回避移動動作を行なわ
せる。
【0063】以上の実施例1によれば、下記の効果が奏
される。
【0064】燃料54を1体取り出す時にかかる時間に
ついて、従来の方法では図9に示すように、原子炉圧力
容器100の上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約22
0秒程度(A=100秒、B=50秒、C=70秒)か
かり、横行(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)か
かり、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵プール
102までの往復(E〜f)に約50秒程度(E=50
秒)かかり、燃料ラック2への装着のための昇降(g〜
h)に約150秒程度(G=150秒)かかり、横行
(f〜g)に約80秒程度(F=80秒)かかり、全体
で約540秒程度かかっている。
【0065】これに対し、上記実施例の場合には、原子
炉圧力容器100の上方での燃料取扱い作業サイクル
と、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵プール1
02までの往復および燃料貯蔵プール102の上方での
燃料取扱い作業サイクルの並行作業に分離することがで
きる。炉心101から燃料取扱い走行台車6へのサイク
ルは、従来の原子炉圧力容器100上方での昇降(a〜
b〜c〜d),横行(d〜e)と同様に約260秒程度
である。しかし、原子炉ピット1から燃料ラック2まで
のサイクル(e〜f〜g)は、原子炉圧力容器100の
上方から燃料貯蔵プール102までの往復の約50秒程
度と、燃料ラック2への装着のための昇降,横行に要す
る約230秒程度の作業時間との和の約280秒程度
を、燃料取扱い走行台車6の台数で除した値である。す
なわち、本実施例を採用した時のサイクルのクリティカ
ルは、原子炉圧力容器100の上方でのサイクル(a〜
b〜c〜d)の約260秒となり、燃料1体当たりに換
算して燃料取出し期間が約280秒程度短縮される。こ
れは、従来の方法の約1/2の時間で燃料の取扱いがで
きるようになることである。
【0066】なお、以上に述べた実施例1では種々の変
形が可能である。以下、その変形例について説明する。
【0067】(第1変形例)この変形例は、図8に示す
ように、原子炉圧力容器100の上方のオペレーション
フロア103の軌道上を走行する走行台車73に多段伸
縮マスト71を取付けた横行台車72を複数台搭載し、
原子炉ピット1の床面に敷設された軌道14に複数台の
燃料取扱い走行台車6を走行させ、複数体の燃料54の
受け渡しを行なう等の協調動作を水中で行なうようにし
たものである。
【0068】この第1変形例は、本質的に前記実施と略
同様であるが、以下の点で異なる。すなわち、燃料取扱
い走行台車6を搭載した複数台の走行台車15を原子炉
ピット1の軌道14の先端部に移動し、待機させる。一
方、走行台車73の上を横行する複数台の横行台車72
に搭載された多段伸縮マスト71の先端段マストのリン
ク式伸縮機構74で炉心101から複数体の燃料54を
吊り上げ、走行台車73および横行台車72を走行およ
び横行させて、待機している燃料取扱い走行台車6の位
置に移動し、燃料取扱い走行台車6へ順次に燃料54の
受け渡しを行なう。その他については、前記実施例と同
様の燃料取扱いを行なう。
【0069】この第1変形例の効果について説明する
と、以下の通りである。
【0070】すなわち、原子炉圧力容器100の上方で
の燃料取扱い作業サイクル(a〜b〜c〜d)と、原子
炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵プール7までの往
復(e〜f)および燃料貯蔵プール7上方での燃料取扱
い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離するこ
とができる。炉心101から燃料取扱い走行台車6への
燃料54の移送サイクル(a〜b〜c〜d)は、2台の
横行台車72を用いると、前記実施例の約1/2の約1
30秒程度である。
【0071】原子炉ピット1から燃料ラック2までのサ
イクル(e〜f〜g〜h)は、前記実施例の倍の燃料取
扱い走行台車6を投入すると、炉心101から燃料取扱
い走行台車6への燃料54の移行サイクル以下にするこ
とができる。この変形例を採用した時のサイクルのクリ
ティカルは、原子炉圧力容器100の上方でのサイクル
(a〜b〜c〜d)の約130秒となり、1体当たり換
算して燃料取出し期間が約410秒程度短縮される。こ
れは、従来の方法の約1/4の取出し期間に短縮できる
ことに相当する。
【0072】(第2変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方を走行する走行台車73に多段伸縮マ
スト71を取付けた横行台車72を複数台搭載するとと
もに、原子炉ピット1の床面に敷設する軌道14の一部
を走行台車73と平行な状態にし、この部分に複数台の
燃料取扱い走行台車6を待機させ、同時に複数本の燃料
54の受け渡しを行なう等の協調動作を水中で行なうよ
うにしたものである。
【0073】この変形例も本質的には前記実施例と同様
であるが、以下の点で異なる。すなわち、燃料取扱い走
行台車6を搭載した複数台の走行台車15を原子炉ピッ
ト1の軌道14上を走行させ、走行台車73と平行に設
置された軌道14に移動させ、待機させる。
【0074】走行台車73上を横行する複数台の横行台
車72に搭載された多段伸縮マスト71の先端段マスト
の先端に取付けられた燃料掴み具で炉心101より複数
体の燃料54を吊り上げ(あるいは、多段伸縮マスト7
1の先端段マストのリンク式伸縮機構74で炉心101
から複数体の燃料54を吊り上げ)、走行台車73およ
び横行台車72を走行および横行させて多段伸縮マスト
71を原子炉ピット1の床面に待機している複数台の燃
料取扱い走行台車6の燃料受け台25の真上に移動し、
燃料54を燃料取扱い走行台車6へ受け渡しを行なう。
【0075】引き続き、前記実施例と同様の燃料取扱い
走行台車6の動作を行ない、燃料54を燃料ラック2へ
装荷する。以下、これ等の動作を繰り返すことにより、
燃料54を炉心101から取出す。また、炉心101へ
の燃料54の装荷は、上記と逆の手順で行なう。
【0076】この第2変形例の効果について説明する
と、以下の通りである。
【0077】すなわち、図9に示すように、前記第1変
形例と同様に、燃料1体当たりに換算して燃料取出し期
間が約410秒程度短縮される。これは、従来の方法の
約1/4の取出し期間に短縮できることに相当する。第
1変形例と特に異なる点は、複数台の燃料取扱い走行台
車6が走行台車73と平行な状態で待機し、複数台の横
行台車72に取付けられた多段伸縮マスト71で吊られ
た複数体の燃料54が同時に受け渡されるため、複数台
の横行台車72の干渉回避待ち時間が不要になる点であ
る。
【0078】(第3変形例)本実施例における第3変形
例は、原子炉圧力容器100の上方のオペレーションフ
ロア103の軌道上を走行する第1の走行台車73に多
段伸縮マスト71を取付けた第1の横行台車72を複数
台搭載し、原子炉ピット1の床面に敷設する軌道14の
一部を走行台車73と平行な状態にすることに加え、燃
料貯蔵プール102に図示しないが原子炉ピット1の床
面と同一高さの架台を設置し、その架台の上に原子炉ピ
ット4と接続して軌道を敷設し、その軌道の一部を走行
台車73と平行な向きにし、これ等の走行台車73と平
行な軌道の部分に複数台の燃料取扱い走行台車6を待機
できるようにしたものである。
【0079】そして、燃料貯蔵プール102の上方のオ
ペレーションフロア103の軌道上を走行する第2の走
行台車に、多段伸縮マストを取付けた第2の横行台車を
複数台搭載し、原子炉圧力容器100の上方を走行する
走行台車73および燃料貯蔵プール102の上方を走行
できる走行台車の上を横行する複数台の横行台車に搭載
された多段伸縮マストによって、複数体の燃料54を同
時に受け渡す等の協調動作を水中で行なうようにしたも
のである。
【0080】この第3変形例は、本質的には第2変形例
と同様であるが、下記の点で異なる。すなわち、燃料取
扱い走行台車6を搭載した複数台の走行台車15が原子
炉ピット1の軌道14と、これに接続する燃料貯蔵プー
ル102に設置された原子炉ピット1の床面と同一高さ
の架台上の軌道14の上で走行するようになっている。
また、複数台の走行台車15が原子炉ピット1の軌道1
4の走行台車73と平行に設置された軌道14に移動し
て、待機するようになっている。
【0081】第1の走行台車73上を横行する複数台の
第1の横行台車72に搭載された多段伸縮マスト71の
先端段マストの先端に取付けられた燃料掴み具で、炉心
101から複数体の燃料54を吊り上げ(あるいは、多
段伸縮マスト71の先端段マストのリンク式伸縮機構7
4で炉心101から複数体の燃料54を吊り上げ)、第
1の走行台車73および第1の横行台車72を走行およ
び横行させて多段伸縮マスト71を複数台の燃料取扱い
走行台車6の燃料受け台25の真上に移動させ、燃料5
4を複数台の燃料取扱い走行台車6へ受け渡す。
【0082】燃料54の受け渡しを行なった第1の走行
台車73は、次の燃料54の吊り出し作業を行なうため
に炉心101上に移動し、先の動作を繰り返す。同時に
複数台の燃料取扱い走行台車6は、燃料貯蔵プール10
2に設置された架台上の軌道14まで走行し、第1の走
行台車73と平行に設置された軌道14に移動させ、待
機させる。
【0083】燃料貯蔵プール102の上方のオペレーシ
ョンフロア103の軌道上を走行する第2の走行台車の
上を横行する複数台の第2の横行台車に搭載された多段
伸縮マストの先端段マストの先端に取付けられた燃料掴
み具を、複数台の燃料取扱い走行台車6に搭載された燃
料54の真上に持って行き、燃料54の吊り上げを行な
う。
【0084】燃料54の受け渡しを行なった燃料取扱い
走行台車6は、次の燃料54の搬送のため、原子炉ピッ
ト1の軌道14の第1の走行台車73と平行に設置され
た軌道14位置に移動させ、待機させる。同時に燃料貯
蔵プール102の上方のオペレーションフロア103の
軌道上を走行する第2の走行台車およびその上を横行す
る複数台の第2の横行台車を走行および横行させ、多段
伸縮マストに吊り下げられた燃料54を燃料ラック2の
所定の位置に移動させ、同時に複数本の燃料54を燃料
ラック8へ装荷する。
【0085】以下、これ等の動作を繰り返すことにより
燃料54を炉心101より取出すことになる。また、炉
心65への燃料3の装荷は、上記の逆の手順で行なう。
【0086】この第3変形例によれば、前記第2の変形
例と略同様に、燃料1体当たりに換算して燃料取出し期
間が約410秒程度短縮できる。これは、従来の方法の
約1/4の取出し期間に短縮できることに相当する。燃
料貯蔵プール7の上方での燃料54の取扱いサイクル
は、前記第2変形例と同様であるが、機器が単純である
ため運用がより容易になる利点がある。
【0087】(第4変形例)本実施例における第4変形
例は、前記の第2実施例において燃料貯蔵プール102
に設置される燃料ラック2を2カ所に分割し、原子炉圧
力容器100の上方のオペレーションフロア103の軌
道上を走行する第1の走行台車73および燃料貯蔵プー
ル102の上方のオペレーションフロア103の軌道上
を走行する第2の走行台車の上を横行する複数台の第1
および第2の横行台車に搭載された多段伸縮マスト、原
子炉ピット1の床面と燃料貯蔵プール102の床面に設
置された架台上に敷設された軌道14(一部、走行台車
に平行な軌道を含む)の上を走行する複数台の燃料取扱
い走行台車6で複数本の燃料54の同時受け渡しを行な
う等の協調動作を水中で行なうようにしたものである。
【0088】この第4変形例の作用は、本質的に第3変
形例と同様であるが、以下の点で異なる。燃料貯蔵プー
ル102の上方のオペレーションフロア103の軌道上
を走行する第2の走行台車の上を横行する複数台の第2
の横行台車に搭載された多段伸縮マストで複数体の燃料
54を2カ所に分かれた燃料ラック2に移送する作業を
行なう時、第2の横行台車の干渉退避が不要である。
【0089】したがって、この第4変形例によれば、前
記第3変形例と同様に、燃料1体当たりに換算して燃料
取出し期間が約410秒程度短縮でき、従来の方法の約
1/4の取出し期間に短縮することができることは勿論
であるが、第3変形例と異なり、燃料貯蔵プール102
の上方のオペレーションフロア103の軌道上を走行す
る第2の走行台車の上を横行する複数台の第2の横行台
車で複数体の燃料54を取扱う時に、第2の横行台車の
干渉退避待ち時間が無くなるので、作業計画を作成する
ことが容易となる効果が奏される。
【0090】実施例2(図10〜図15) 本実施例は、原子炉圧力容器100の上方のオペレーシ
ョンフロア103の軌道上を走行する走行台車の上で、
多段伸縮マスト71を取付けた横行台車72を横行させ
るとともに、原子炉圧力容器100と炉心シュラウド1
04との間に周方向に回転する燃料中継装置81を設置
し、この燃料中継装置81から燃料54を昇降する昇降
装置82と、原子炉ピット1の床面および燃料ラック2
の枠体3の上面に設けた軌道14と、この軌道14の上
を走行する燃料取扱い走行台車6とを備え、これ等の協
調動作により水中で燃料を取扱うようにしたものであ
る。
【0091】図10は装置の全体構成を示す概略図、図
11は燃料中継装置81の縦断面図、図12は燃料受け
渡し状態を示す縦断面図、図13は燃料吊り上げ状態を
示す縦断面図、図14は多段伸縮マストでの燃料取扱い
状態を示す縦断面図である。
【0092】図10に示すように、原子炉圧力容器10
0と炉心シュラウド104との間に燃料中継装置81が
設置され、燃料昇降装置82によって燃料取扱い走行台
車6に燃料54の受け渡しが行えるようになっている。
【0093】燃料中継装置81は、原子炉圧力容器10
0と炉心シュラウド104との間に位置して、固定枠8
3部で炉心シュラウド104あるいは原子炉圧力容器1
00に固定されている。固定枠83の内側に設置されて
いる回転枠84は、組歯車85を介して駆動装置86に
より回転駆動されるようになっている。
【0094】回転枠85には、燃料54を保持する受け
台(図示せず)が取り付けられている。原子炉ピット1
の床面に燃料昇降装置82が設置されている。燃料昇降
装置82は、掴み具87が先端に取り付けられたワイヤ
88を巻き取る走行式巻取装置89と、走行レール90
と、支柱91とにより構成されている。
【0095】また、掴み具87には、燃料54の掴み状
況を検知するセンサおよび観察カメラ(図示せず)等が
取り付けられている。走行式巻取装置89の駆動および
制御信号の伝送等は、ケーブルを介して制御盤により行
なわれる。
【0096】また、図11に燃料中継装置81の縦断面
構成を示すように、固定枠83の内側には燃料54を保
持する回転枠84が取り付けられ、また固定枠83には
軌道92が設置され、回転枠84に取り付けた組車輪9
3が回転接触する構成になっている。
【0097】すなわち、回転枠84の上方の内外に組車
輪93が取り付けられ、固定枠83の枠構造部の平面を
回転接触しながら移動するようになっていて、固定枠8
3の上面に固定された駆動装置86は、組歯車85を介
して回転枠84を回転する構成となっている。駆動用の
電源は、ケーブルを介して制御盤により行なわれる。
【0098】また、図12に示すように、燃料54は、
多関節腕装置94によって燃料中継装置81から燃料取
扱い走行台車6に燃料3の受け渡しをするようになって
おり、多関節腕装置94には、走行台車95および多関
節腕96が取り付けられている。多関節腕96の先端に
は、伸縮マスト97が取り付けられている。
【0099】伸縮マスト97の先端には、燃料54の掴
み具98が取り付けられ、この掴み具98には、燃料5
4の掴み状況を検知するセンサおよび観察カメラ(図示
せず)等が取り付けられている。多関節腕装置94の駆
動および制御信号伝送等は、ケーブルを介して制御盤よ
り行なわれる。多関節腕96の先端の関節には、伸縮マ
スト97が垂直になるように角度検出装置と駆動装置が
取り付けられている。伸縮マスト97の伸縮は、マスト
の先端に取り付けたワイヤの巻取りにより行なう。この
多関節腕装置94で燃料54を吊り上げている様子を図
13に縦断面図として示している。
【0100】また、図14に示すように、原子炉圧力容
器100と炉心シュラウド104との間に燃料中継装置
81が設置され、オペレーションフロア104上で走行
する第1および第2の走行台車110,111の上に第
1および第2の横行台車112,113に搭載された第
1および第2の多段伸縮マスト114,115で燃料3
を取扱うようになっている。
【0101】さらに、図15に示すように、燃料ラック
2には電気粘性応用ダッシュポット116が取付けられ
ている。電気粘性応用ダッシュポット116では、燃料
受け皿117と固定台118とがベロー119で結合さ
れ、その内側に電気粘性流体120が満たされ、両者の
間隔はバネ121で荷重が作用しない時に一定に保持さ
れるようになっている。燃料受け皿117および固定台
118の内側には、絶縁体112,123を介して同心
円筒状の電極124が固定されている。
【0102】すなわち、燃料受け皿117との間に固定
される電極124には、円筒の絶縁体123が固定さ
れ、絶縁体125と固定台118に固定された電極12
4とは、互いに接触結合となっている。最外部の電極1
24に取付けられた絶縁体123とのギャップは、電気
粘性流体120による流動抵抗が小さくなる程度の大き
さである。固定台118に固定された電極124には流
路ギャップ126が形成された絶縁体が固定され、この
絶縁体と燃料受け皿117に固定される電極124とが
接触結合になっている。
【0103】流路ギャップ126の内壁面の一部が電極
124を形成している。固定台118には、ベロー12
7が取付けられ、下部室128が形成されている。同心
円筒状の電極124には、電気粘性流体120が通過す
る孔129,130が形成されている。燃料受け皿11
7の下方に上部室131が形成されている。なお電極1
24への電気ケーブルは、図示していない。
【0104】電気粘性応用ダッシュポット116の作動
原理を説明する。燃料54が燃料受け皿117に接触
し、荷重がかかってくると燃料受け皿117は、バネ1
26およびベロー119に押し縮めながら下降する。そ
の時、燃料受け皿117に固定された電極124も下降
し、電極124内の容積が減少し、その部分に充満して
いる電気粘性流体120は、孔130、流路ギャップ1
26、孔129を通って下部室128に流入し、ベロー
127を伸ばして下部室128を電極124内の容積の
減少量と同じだけ増加させる。
【0105】電極124にかける電圧の大きさを制御す
ると、流路ギャップ126を通過する電気粘性流体12
0の流動抵抗が変化する。燃料54を燃料ラック2に着
座する時に許容加速度の限界いっぱいで減速させること
により、着座に必要な時間を最短にすることができる。
流路ギャップ126を通過する電気粘性流体120の流
動抵抗を制御することにより、この許容加速度を実現さ
せて着座に必要な時間を最短にする。
【0106】次に作用を説明する。
【0107】まず原子炉圧力容器100の蓋の取り外し
を行ない、オペレーションフロア103上の走行台車7
3に多段伸縮マスト71を取付け、炉心101の上方に
移動する。燃料昇降装置82を原子炉ピット1に天井ク
レーンで吊り込み設置する。また軌道切換え装置10を
燃料貯蔵プール102に天井クレーンで吊り込み、退避
軌道架台8の組立てを行なう。
【0108】燃料取扱い走行台車6を搭載する走行台車
15を軌道変更架台9(燃料ラック2と同様に常時燃料
貯蔵プール102に設置されている)の軌道17に搭載
する。走行台車15に燃料取扱い走行台車6を搭載した
状態で複数台を退避軌道架台8の軌道11の上に搭載
し、燃料取扱い作業の準備を終了する。
【0109】次に、燃料54を炉心101から燃料貯蔵
プール102の燃料ラック2へ移送する手順を説明す
る。
【0110】走行台車73を炉心101の取り出し用燃
料54の近傍に移動させ、多段伸縮マスト71を伸ば
し、その先端に取付けられた燃料掴み具を取り出すべき
燃料54の上に配置する。燃料掴み具で燃料54の吊り
金具55を把持したら、炉心101の頂部から一定の高
さ位置まで燃料54を吊り上げる。走行台車73および
横行台車72を走行および横行させ、多段伸縮マスト7
1を燃料中継装置81の燃料54の受け皿の真上に持っ
て行く。
【0111】多段伸縮マスト71のマストを伸ばし、燃
料54を燃料中継装置81に装荷する。装荷が終了した
ら、走行台車73および横行台車72を走行および横行
させ、次に取り出す燃料54のある炉心101の位置に
移動させる。その後、多段伸縮マスト71の燃料54の
掴み状態を解除し、燃料中継装置81の回転枠84を駆
動装置86で回転させ、燃料昇降装置82での吊り上げ
作業が可能となる位置に移動させる。
【0112】一方、走行台車15に燃料取扱い走行台車
6を搭載した状態で、原子炉ピット1の軌道14の先端
位置にあらかじめ移動させて待機させる。その時、駆動
装置35で組歯車36を働かせて腕機構33を支柱22
の軸周りに回転させ、燃料把持機構41が、燃料受け台
25の真上位置より退避している。燃料受け台25は、
駆動装置57により組歯車58を介して退避位置より退
避している。燃料受け台25は、駆動装置57により組
歯車58を介して退避位置から、燃料支持機構32の真
下に移動されている。また、燃料固定装置31は、駆動
装置37の働きにより、燃料3を横方向から受け入れる
ことができるように固定腕38を開いた状態にしてい
る。
【0113】ワイヤ巻取装置89をレール90上で移動
させ、掴み具87を燃料中継装置81の燃料54の受け
皿に搭載された燃料54の真上に持って行き、ワイヤー
88を伸ばし、掴み具87で燃料54を掴む。そして、
原子炉ピット1の軌道4の上で待機している燃料取扱い
走行台車6に燃料54が搭載できる高さまで燃料54を
吊り上げる。掴み具87で把持した燃料54を燃料取扱
い走行台車6の燃料受け台25の真上位置に巻取り装置
89で移動させる。
【0114】燃料54が、燃料受け台25の所定の位置
に来たことを検出器(図示せず)で検出したら、ワイヤ
ー88を伸ばし、燃料54が燃料受け台25に接触する
まで降下させる。燃料54が、燃料受け台25に接触し
たことを検出器(図示せず)で検出したら、駆動装置3
7を働かせ、固定腕38を閉じて燃料54を重力方向移
動自由の状態で保持する状態にする。この保持作業が終
了したら、燃料54が燃料受け台25に完全に載る状態
になるまでワイヤー88を伸ばす。完全に載った状態に
なったことが検出されたら(検出器図示せず)、駆動装
置37を再び働かせ、燃料54を完全に固定するまで固
定腕38の閉じ動作を行なう。
【0115】その後、ワイヤー88の先端の燃料把持状
態を解除し、走行式巻取装置89をレール90上で移動
させ、掴み具87が燃料中継装置81を受け皿に搭載さ
れた燃料54の真上に移動させ、次に取り出す燃料54
に対して待機させる。
【0116】ワイヤー88の先端の燃料把持状態が解除
され、ワイヤー88の先端の掴み具87が退避したら、
駆動装置35で組歯車36を働かせ、腕機構33を支柱
22の軸周りに回転させ、燃料把持機構24を燃料54
の真上に移動させる。そして、駆動装置51を働かせ、
組歯車45を介してワイヤー巻取装置43を駆動し、ワ
イヤー88の巻き解きを行ない、燃料把持機構24を下
降させ、燃料54の吊り金具55を把持し、走行台車1
5が走行する時の燃料54の保持をバックアップする。
【0117】以下、前述した実施例1と同様の手順で燃
料54を燃料ラック2へ装荷する。これ等の動作を繰り
返すことにより、燃料54を炉心101から取出すこと
になる。また、炉心101への燃料54の装荷は、上記
の逆の手順で行なう。
【0118】以上の実施例2によれば、下記の効果が奏
される。
【0119】燃料54を1体取出す時にかかる時間につ
いて、従来の方法では、図9に示したように、原子炉圧
力容器100の上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約2
20秒程度(A=100秒、B=50秒、C=70秒)
かかり、横行(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)
かかり、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵プー
ル102までの往復(e〜f)に約50秒程度(E=5
0秒)かかり、燃料ラック2への装着のための昇降(g
〜h)に約150秒程度(G=150秒)かかり、横行
(f〜g)に約80秒程度(F=80秒)かかり、全体
で約540秒程度かかっている。
【0120】これに対し、実施例2の場合には、原子炉
圧力容器100の上方での燃料取扱い作業サイクル(a
〜b,d〜e)と、原子炉圧力容器100の上方から燃
料貯蔵プール102までの往復(a〜b〜c〜d,e〜
f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料取扱い
作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離すること
ができる。炉心101から燃料中継装置81へ燃料54
を移送するサイクル(a〜b,d〜e)は、従来の原子
炉圧力容器100上方での燃料長さ分程度の昇り(a〜
b)、従来の横行する距離(d〜e)の約半分(周方向
で最短距離を移動すれば良いため)、燃料中継装置81
に燃料を装荷するための燃料長さ分程度の降り(a〜
b)を移動することとなるため、約120秒程度であ
る。燃料中継装置81から燃料取扱い走行台車6への燃
料移送サイクルは、昇降(a〜b〜c〜d)および周方
向移動であり、従来の原子炉圧力容器100上方の燃料
の昇降(a〜b〜c〜d)に周方向移動が追加されたも
のである。
【0121】周方向移動時間を従来の横行(d〜e)と
同程度になるような走行速度にすると、この場合の移送
サイクルは、約260秒程度となる。原子炉ピット1か
ら燃料ラック2までの燃料移送サイクル(e〜f〜g〜
h)は、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵プー
ル102までの往復(e〜f)の約50秒程度(E=5
0秒)と、燃料ラック2への装着のための昇降(g〜
h),横行(f〜g)に要する約230秒程度の作業時
間との和の約280秒程度の時間が投入されるが、これ
は燃料取扱い走行台車6の台数で除した値となる。
【0122】本実施例を採用した時のサイクルのクリテ
ィカルは、燃料中継装置81から燃料取扱い走行台車6
への燃料移送サイクルの約260秒程度となり、燃料5
4の1体当たりに換算して、燃料取出し期間が約280
秒程度短縮される。これは、従来の方法の約1/2の取
出し期間に短縮できることに相当する。
【0123】なお、以上に述べた実施例2では種々の変
形が可能である。以下、その変形例について説明する。
【0124】(第1変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100と炉心シュラウド104との間に設置されて
周方向に回転する燃料中継装置81の回転枠84を、水
圧によって浮上させるようにし、前記実施例2と同様
に、各種装置の協調動作によって水中で燃料を取扱うよ
うにしたものである。
【0125】すなわち、この変形例においては、水圧利
用によって、駆動装置86による駆動力を小さくするこ
とがてきるので、バッテリー等の非ケーブル化が可能と
なる。駆動力を水のみとすることで、大電力の使用の必
要性がなくなり、ケーブルやモーター等の水密構造を考
慮する必要がない。また、この場合、信号伝送、運転制
御、計測のための動力は、バッテリーで十分まかなえ
る。
【0126】このような第1変形例によれば、1体当た
りの燃料3に換算して燃料取出し期間が約280秒程度
短縮される。これは、従来の方法の約1/2の取出し期
間に短縮できることに相当する。前記の実施例2と特に
異なる点は、燃料中継装置81の回転枠84を水圧で浮
上させるため回転に必要な駆動力は小さくて良く、バッ
テリ駆動が可能である点、および水駆動にすると水密構
造にする必要がなく構造が簡単となって信号伝送、制
御、計測用のバッテリ設備のみが必要となるだけで、よ
りシステムが簡単になる点である。
【0127】(第2変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方のオペレーションフロア103の軌道
上を走行する走行台車73の上で、多段伸縮マスト71
を取付けた横行台車72を横行させ、原子炉圧力容器1
00と炉心シュラウド104との間に、周方向に回転す
る燃料中継装置81を設置し、燃料中継装置81から燃
料54を昇降する多関節腕装置94を原子炉ピット1の
床面に設置し、原子炉ピット1の床面と燃料ラック2の
枠体3の上面とに軌道14を設け、その軌道14上を燃
料取扱い走行台車6が走行し、これ等の協調動作により
水中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0128】この第2変形例においては、まず原子炉圧
力容器100の蓋の取り外しを行ない、オペレーション
フロア103上の走行台車73に多段伸縮マスト71を
取付け、炉心101の上方に移動する。多関節腕装置9
4を原子炉ピット1に天井クレーンで吊り込み設置す
る。軌道切換え装置10を燃料貯蔵プール102に天井
クレーンで吊り込み、退避軌道架台8の組立てを行な
う。燃料取扱い走行台車6を搭載する走行台車15を軌
道変更架台9(燃料ラック2と同様に常時燃料貯蔵プー
ル102に設置されている)の軌道17に搭載する。走
行台車15に燃料取扱い走行台車6を搭載した状態で複
数台を退避軌道架台8の軌道11の上に搭載し、燃料取
扱い作業の準備を終了する。
【0129】次に、燃料54を炉心101から燃料貯蔵
プール102の燃料ラック2へ移送する手順を説明す
る。走行台車73を炉心101の取り出し用燃料3の近
傍に移動させ、多段伸縮マスト71を伸ばし、その先端
に取付けられた燃料掴み具を、取り出すべき燃料54の
上に配置する。ここでマストを伸ばし、燃料54の吊り
金具55を把持したら、炉心101の頂部より一定高さ
位置まで燃料54を吊り上げる。
【0130】走行台車73および横行台車72を走行お
よび横行させ、多段伸縮マスト71を燃料中継装置81
の燃料54の受け皿の真上に持って行く。多段伸縮マス
ト71のマストを伸ばし、燃料54を燃料中継装置81
に装荷する。装荷が終了したら、走行台車73および横
行台車72を走行および横行させ、次に取り出す燃料5
4のある炉心101の位置に移動させる。多段伸縮マス
ト71の燃料54の掴み状態を解除したら、燃料中継装
置81の回転84を駆動装置86で回転させ、多関節腕
装置94での吊り上げ作業が可能となる位置に移動させ
る。
【0131】走行台車15に燃料取扱い走行台車6を搭
載した状態で原子炉ピット1の軌道14の先端位置にあ
らかじめ移動させて待機させる。その時、駆動装置35
によって組歯車36を働かせて腕機構33を支柱22の
軸周りに回転させ、これにより燃料把持機構74を、燃
料受け台25の真上位置から退避させる。燃料受け台2
5は、駆動装置57を働かせることにより、組歯車58
を介して退避位置から燃料支持機構32の真下に移動さ
れている。また、燃料固定装置31は、駆動装置37を
働かせ、燃料54を横方向から受け入れることができる
ように固定腕38を開いた状態にしている。
【0132】多関節装置94の多関節腕96を駆動し、
伸縮マスト97を原子炉圧力容器100の上に移動さ
せ、掴み具98を燃料中継装置81の受け皿に搭載され
た燃料54の真上に配置させ、伸縮マスト97を伸ば
し、掴み具98で燃料54を把持したら、原子炉ピット
1の軌道14の上で待機している燃料取扱い走行台車6
に燃料54が搭載できる高さまで燃料54を吊り上げ
る。
【0133】そして、多関節腕96を駆動し、掴み具9
8で把持した燃料54を燃料取扱い走行台車6の燃料受
け台25の真上位置に移動させる。
【0134】燃料54が燃料受け台25の所定の位置に
来たことを検出器(図示せず)で検出したら、伸縮マス
ト97を伸ばし、燃料54が燃料受け台25に接触する
まで降下させる。燃料54が燃料受け台25に接触した
ことが検出器(図示せず)で検出されたら、駆動装置3
7を働かせて、固定腕38を閉じ、燃料54を重力方向
に移動自由な状態で保持する。この保持作業が終了した
ら、燃料54が燃料受け台25に完全に載る状態になる
まで伸縮マスト97を伸ばし、完全に載った状態になっ
たことが検出されたら、駆動装置37を働かせて、燃料
54を完全に固定するまで固定腕38を閉じる動作を行
なう。その後、伸縮マスト97の先端の燃料把持状態を
解除し、多関節腕96を駆動し、掴み具98を燃料中継
装置81の受け皿に搭載された燃料54の真上に持って
行き、次に取り出す燃料54に対して待機する。
【0135】伸縮マスト25の先端の燃料把持状態が解
除され、伸縮マスト25の先端の掴み具98が退避した
ら、駆動装置35により組歯車36を働かせ、腕機構3
3を支柱22の軸周りに回転させ、燃料把持機構41を
燃料54の真上に移動させる。駆動装置44を働かせ、
組歯車45を介してワイヤー巻取装置43を駆動し、ワ
イヤー42の巻き解きを行ない、燃料把持機構41を下
降させ、燃料54の吊り金具55を把持し、走行台車1
5が走行する時の燃料54の保持をバックアップする。
【0136】以下、前記の実施例2と同様の手順で燃料
54を燃料ラック2へ装荷する。そして、これ等の動作
を繰り返すことにより燃料54を炉心101から取出
す。また、炉心101への燃料54の装荷は、上記の逆
の手順で行なう。
【0137】このような第2変形例によると、燃料1体
当たりに換算して燃料取出し期間が約280秒程度短縮
される。これは、従来の方法の約1/2の取出し期間に
短縮できることに相当する。そして特に、多関節腕装置
94の防水対策が容易となり、水圧駆動装置が採用でき
るようになる利点が得られる。
【0138】(第3変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方のオペレーションフロア103の軌道
上を走行する第1の走行台車110および燃料貯蔵プー
ル102の上方のオペレーションフロア103の軌道上
を走行する第2の走行台車111の上を第1あるいは第
2の多段伸縮マスト132,133を取付けた第1ある
いは第2の横行台車112,113を横行させ、原子炉
圧力容器100と炉心シュラウド104との間に周方向
に回転する燃料中継装置81を設置し、これ等の協調動
作により水中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0139】この第3変形例においては、原子炉圧力容
器100の蓋の取り外しを行ない、オペレーションフロ
ア103上の第1の走行台車110に第1の多段伸縮マ
スト132を取付けて炉心101の上方に移動し、第2
の走行台車111に第2の多段伸縮マスト133を取付
けて燃料中継装置81の燃料54を受け皿の真上に移動
し、燃料取扱い作業の準備を終了する。
【0140】次に、燃料54を炉心101から燃料貯蔵
プール102の燃料ラック2へ移送する。すなわち、第
1の走行台車110を炉心101の取り出し用燃料54
の近傍に移動させ、第1の多段伸縮マスト132の先端
に取付けられた燃料掴み具を、取り出すべき燃料54の
上に来るまでマストを伸ばし、燃料54の吊り金具55
を把持したら、炉心101の頂部から一定高さ位置まで
燃料54を吊り上げる。第1の走行台車111および第
1の横行台車112を走行および横行させ、第1の多段
伸縮マスト132を燃料中継装置81の燃料54の受け
皿の真上に持って行く。そして、第1の多段伸縮マスト
132のマストを伸ばし、燃料54を燃料中継装置81
に装荷する。
【0141】装荷が終了したら、第1の走行台車110
および第1の横行台車112を走行および横行させ、次
に取り出す燃料54のある炉心101の位置に移動させ
る。第1の多段伸縮マスト132の燃料54の掴み状態
を解除させたら、燃料中継装置81の回転枠84を駆動
装置86により回転させ、第2の走行台車111の第2
の横行台車113に搭載した第2の多段伸縮マスト13
3での吊り上げ作業が可能となる位置に移動させる。
【0142】第2の走行台車111および第2の横行台
車113を走行および横行させ、第2の多段伸縮マスト
133を燃料中継装置81の燃料54の真上に移動す
る。第2の走行台車111の第2の横行台車113に搭
載した第2の多段伸縮マスト133を伸ばし、掴み具9
8で燃料54を掴んだら、燃料54を燃料貯蔵プール1
02へ横方向の移送が可能となる高さまで燃料54を吊
り上げる。
【0143】第2の走行台車111が燃料貯蔵プール1
02へ走行する時に、燃料54がカナル7を通過できる
ように第2の横行台車113を横行させ、第2の走行台
車111をカナル7を通過させて燃料貯蔵プール102
の上方に移動させる。続いて、第2の走行台車111お
よび第2の横行台車113を走行および横行させ、燃料
ラック2の所定の位置の真上に第2の多段伸縮マスト1
33で掴んだ燃料3を移動させる。センサあるいは画像
情報(図示せず)により第2の多段伸縮マスト133が
燃料ラック2の所定の位置に来たことが確認されたら、
第2の多段伸縮マスト133を伸ばし、燃料ラック2に
燃料54を挿入する。
【0144】燃料ラック2に着床したことがセンサ(図
示せず)情報で確認されたら、第2の多段伸縮マスト1
33の先端の燃料54の掴み状態を解除し、第2の多段
伸縮マスト133を縮める。第2の走行台車111およ
び第2の横行台車133を走行および横行させ、カナル
7を通過し、燃料中継装置81の燃料54の受け皿の真
上に第2の多段伸縮マスト133を配置する。以下、こ
れ等の動作を繰り返すことにより燃料54を炉心101
から取出す。また、炉心101への燃料54の装荷は、
上記の逆の手順で行なう。
【0145】以上の第3変形例によれば、下記の効果が
奏される。
【0146】燃料54を1体取出す時にかかる時間につ
いて、従来の方法では、図9に示したように、原子炉圧
力容器100の上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約2
20秒程度(A=100秒、B=50秒、C=70秒)
かかり、横行(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)
かかり、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵プー
ル102までの往復(e〜f)に約50秒程度(E=5
0秒)かかり、燃料貯蔵プール102上方での燃料ラッ
ク2への装着のための昇降(g〜h)に約150秒程度
(G=150秒)かかり、横行(f〜g)に約80秒程
度(F=80秒)かかり、全体で約540秒程度かかっ
ている。
【0147】これに対し、この変形例の場合には、原子
炉圧力容器100の上方での燃料取扱い作業サイクル
(a〜b,d〜e)と、原子炉圧力容器100の上方か
ら燃料貯蔵プール102までの往復(a〜b〜c〜d,
e〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料取
扱い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離する
ことができる。炉心101から燃料中継装置81へ燃料
54を移送するサイクル(a〜b,d〜e)は、前述し
た実施例2と同様に約120秒程度である。また、燃料
中継装置81から燃料ラック2への燃料54を移送する
サイクル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)は、従来
の方法の原子炉圧力容器100上方での燃料54の取扱
作業で横行(d〜e)動作の約40秒が削減された約5
00秒程度である。この変形例を採用した時のサイクル
のクリティカルは、燃料中継装置81から燃料ラック2
までのサイクル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)の
約500秒程度となり、燃料1体当たりに換算して燃料
取出し期間が約40秒程度短縮される。これは、従来の
方法の13/14の燃料取出し期間に短縮できることに
相当する。
【0148】(第4変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方のオペレーションフロア103の軌道
上を走行する第1の走行台車110および燃料貯蔵プー
ル102の上方のオペレーションフロア103の軌道上
を走行する第2の走行台車111の上で第1あるいは第
2の多段伸縮マスト132,133を搭載した第1ある
いは第2の横行台車112,113の少くとも一方を複
数台横行させ、原子炉圧力容器100と炉心シュラウド
104との間に周方向に回転する燃料中継装置81を設
置し、これ等の協調動作により水中で燃料を取扱うよう
にしたものである。
【0149】この第4変形例における作用は、本質的に
第3変形例と同様であるが、下記の点で異なる。すなわ
ち、炉心101から複数体の燃料54を同時に吊り出
し、燃料中継装置81に同時に移送,装荷すること、お
よび燃料中継装置81から複数体の燃料54を同時に吊
り出し、燃料ラック2に同時に移送,装荷する点が異な
っている。
【0150】このような第4変形例によれば、下記の効
果が奏される。
【0151】燃料54を1体取出す時にかかる時間につ
いて、従来の方法では、図9に示したように、原子炉圧
力容器100の上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約2
20秒程度(A=100秒、B=50秒、C=70秒)
かかり、横行(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)
かかり、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵プー
ル102までの往復(e〜f)に約50秒程度(E=5
0秒)かかり、燃料貯蔵プール102上方での燃料ラッ
ク2への装着のための昇降(g〜h)に約150秒程度
(G=150秒)かかり、横行(f〜g)に約80秒程
度(F=80秒)かかり、全体で約540秒程度かかっ
ている。
【0152】これに対し、第4変形例の場合には、原子
炉圧力容器100の上方での燃料取扱い作業サイクル
(a〜b,d〜e)と、原子炉圧力容器100の上方か
ら燃料貯蔵プール102までの往復(a〜b〜c〜d,
e〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料取
扱い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離する
ことができる。炉心101から燃料中継装置81へ燃料
54を移送するサイクル(a〜b,d〜e)は、第1の
横行台車112を2台用いると、前述した実施例2の1
/2の約60秒程度である。
【0153】また、燃料中継装置81から燃料ラック2
へ燃料54を移送するサイクルは、従来の方法の原子炉
圧力容器100上方での燃料54の取扱作業で横行(d
〜e)作業の約40秒の削減効果と、第2の横行台車1
13の2台の並行作業効果による約250秒の削減効果
とにより約250秒程度となる。この変形例を採用した
時のサイクルのクリティカルは、燃料中継装置81から
燃料ラック2までのサイクル(a〜b〜c〜d,e〜f
〜g〜h)の約250秒程度となり、燃料54の1体当
たりに換算して燃料取出し期間が約290秒程度短縮さ
れる。これは、従来の方法の5/11の燃料取出し期間
に短縮できることに相当する。
【0154】(第5変形例)この変形例は、第4変形例
における第1あるいは第2の多段伸縮マスト132,1
33の先端段のマストにリンク式伸縮機構を取付け、第
4変形例と同様に、各種装置の協調動作により水中で燃
料を取扱うようにしたものである。
【0155】この第5変形例における作用は、本質的に
第4の変形例と同様であるが、下記の点で異なる。すな
わち、炉心101から複数体の燃料54を同時に吊り出
し、燃料中継装置81に同時に移送,装荷する時に、こ
の燃料中継装置81の燃料受け皿位置と第1の走行台車
110の相対位置設定の自由度の範囲が広くなり、また
燃料中継機構81から複数体の燃料54を同時に吊り出
す時の燃料中継機構81の燃料受け皿位置と第2の走行
台車111の相対位置設定の自由度の範囲が広くなり、
これ等の作業を行なうための移動時間が短くなる点が異
なっている。
【0156】このような第5変形例によれば、前記第4
変形例と同様に、燃料54の1体当たりに換算して燃料
取出し期間が約290秒程度短縮され、従来の方法の約
5/11程度の燃料取出し期間に短縮できることは勿論
であるが、第4変形例の場合に加えて、燃料中継装置8
1に複数体の燃料を同時に装荷あるいは取出す作業計画
において、走行台車の位置と燃料中継装置81の燃料受
け皿位置の相対関係に大きな自由度があるため、計画が
容易になり、運用範囲が広がる利点が得られる。
【0157】(第6変形例)この変形例は、第5変形例
において燃料貯蔵プール102に設置される燃料ラック
2を、第2の走行台車113に平行な方向に2分割して
設置し、第5変形例と同様に、各種装置の協調動作によ
り水中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0158】この第6変形例における作用は本質的に第
5変形例と同様であるが、下記の点で異なる。すなわ
ち、第2の走行台車111の上を横行する複数台の第2
の横行台車113が、干渉することなく燃料ラック2の
所定の位置に移動することができ、同時に燃料54を装
荷できる点が異なっている。
【0159】このような第6変形例によれば、前記第5
変形例と同様に、燃料54の1体当たりに換算して燃料
取出し期間が約290秒程度短縮され、従来の方法の約
5/11程度の燃料取出し期間に短縮できることに加え
て、燃料ラック2に燃料54を装荷する時に複数台の第
2の横行台車113間に干渉が生じないため、燃料を同
時に装荷する作業計画が容易になり、運用範囲が広がる
利点が得られる。
【0160】(第7変形例)この変形例は、第4変形例
における燃料ラック2の燃料支持部に、電気粘性流体を
応用したダッシュポットを用い、第4変形例と同様に、
各種装置の協調動作により水中で燃料を取扱うようにし
たものである。
【0161】この第7変形例における作用は、本質的に
第4変形例と同様であるが、下記の点で異なる。すなわ
ち、燃料ラック2へ燃料54を装荷する時の昇降速度を
大きくしたり、低速度で昇降する距離を短くしたりし
て、昇降時間を短縮する点が異なっている。
【0162】このような第7変形例によれば、下記の効
果が奏される。
【0163】燃料54を1体取出す時にかかる時間につ
いて、従来の方法では、図9に示したように、原子炉圧
力容器100の上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約2
20秒程度(A=100秒、B=50秒、C=70秒)
かかり、横行(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)
かかり、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵プー
ル102までの往復(e〜f)に約50秒程度(E=5
0秒)かかり、燃料貯蔵プール102上方での燃料ラッ
ク2への装着のための昇降(g〜h)に約150秒程度
(G=150秒)かかり、横行(f〜g)に約80秒程
度(F=80秒)かかり、全体で約540秒程度かかっ
ている。
【0164】これに対し、第7変形例の場合には、原子
炉圧力容器100の上方での燃料取扱作業サイクル(a
〜b,d〜e)と、原子炉圧力容器100の上方より燃
料貯蔵プール102までの往復(a〜b〜c〜d,e〜
f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料取扱作
業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離することが
できる。炉心101から燃料中継装置81へ燃料54を
移送するサイクル(a〜b,d〜e)は、第1の横行台
車112を2台用いると前述した実施例2の1/2の約
60秒程度である。
【0165】また、燃料中継装置81から燃料ラック2
への燃料移送サイクルは、第2の横行台車113を2台
用いることで、従来の方法の原子炉圧力容器100上方
での燃料54の取扱作業で横行(d〜e)作業に比して
約40秒削減できるうえ、本発明を採用することにより
奏される効果である燃料ラック8への装着のための昇降
(g〜h)の時間が低速運行距離を最低限にすることに
より従来時間(G=150秒)の約1/2程度に短縮で
き、これによる昇降時間を約70秒削減でき、さらに第
2の横行台車113の2台の並行作業により約215秒
の削減効果が奏されて約215秒程度とすることができ
る。
【0166】本例を採用した時のサイクルのクリティカ
ルは、燃料中継装置81から燃料ラック2までのサイク
ル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)の約215秒程
度となり、燃料54の1体当たりに換算して燃料取出し
期間が約325秒程度短縮され、従来法の2/5程度の
燃料取出し期間に短縮できることに相当する。
【0167】(第8変形例)この変形例は、第3変形例
における燃料中継装置81の回転枠84を水圧で浮上さ
せ、第3変形例と同様に、各種装置の協調動作により水
中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0168】この第8変形例における作用は、本質的に
第3変形例と同様であるが、下記の点で異なる。すなわ
ち、駆動装置86による駆動力を小さくすることがで
き、バッテリー等の非ケーブル化が図れる。また、駆動
力も水圧にすることで、大電力を使用する必要がなくな
り、水密構造を考慮する必要がない。この場合、信号伝
送、運転制御、計測等のための動力は、バッテリーで十
分まかなえる。
【0169】このような第8変形例によれば、第3変形
例と同様に、燃料54の1体当たりに換算して燃料取出
し期間が約40秒程度短縮され、従来の方法の約13/
14程度の燃料取出し期間に短縮できることに相当す
る。なお、この第8変形例が第3変形例と異なる点は、
燃料中継装置81の回転枠84を水圧で浮上させること
から、回転に必要な駆動力が小さくて済み、バッテリー
駆動が可能となって非ケーブル化が図れ、取扱いが容易
になる点である。また、水駆動を採用すると水密構造に
する必要がなく、構造が簡単になり、信号伝送,制御,
計測用の動力がバッテリー設備となりシステムが簡単に
なる。
【0170】(第9変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方および燃料貯蔵プール102の上方の
オペレーションフロア103の軌道上を走行する走行台
車に多段伸縮マストを取付けた横行台車を搭載し、炉心
101から燃料受け皿117に電気粘性流体120を応
用したダッシュポット116を設けた燃料ラック2へ燃
料54の移送を行なう等の協調動作により、水中で燃料
を取扱うようにしたものである。
【0171】この第9変形例における作用は、本質的に
は従来の燃料取扱い方法と装置と略同様であるが、燃料
ラック2の燃料受け皿117に電気粘性流体120を応
用したダッシュポット116を用い、水中で燃料を取扱
うことができる。
【0172】したがって、従来の方法における燃料ラッ
ク2への燃料54の装荷時間が、第7の変形例と同様に
約70秒程度短縮できる。これは、従来の方法の約7/
8程度の燃料取出し期間に短縮できることに相当する。
【0173】実施例3(図16〜図20) 本実施例は、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵
プール102の上方のオペレーションフロア103の軌
道上を走行する第1の走行台車110の上を第1の多段
伸縮マスト132を取付けた第1の横行台車112を横
行させ、原子炉圧力容器100と炉心シュラウド104
の間に周方向に回転する燃料中継装置81を設置し、原
子炉ピット1の軌道142を走行する第2の走行台車1
11の上を第2の多段伸縮マスト133を取付けた第2
の横行台車113を横行させ、これ等の協調動作により
水中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0174】図16は本実施例における第1、第2の多
段伸縮マスト132,133を使用して燃料を取出す状
態を示す平面図、図17は第3段の伸縮マスト73も使
用して燃料を取出す状態を示す平面図、図18は第2の
多段伸縮マスト132を使用して燃料を取出す状態を示
す平面図、図19は燃料中継装置を使用して燃料を取出
す状態を示す縦断面図、図20は多関節腕装置94を使
用して燃料を取出す状態を示す平面図である。
【0175】図16に示すように、本実施例では、オペ
レーションフロア103を走行する第1の走行台車11
0の上で横行する第1の横行台車112に搭載された第
1の多段伸縮マスト132と、オペレーションフロア1
03に敷設した軌道141と直交する方向に沿って原子
炉ピット1の床面に敷設した軌道142の上で走行する
第2の走行台車111の上を横行する第2の横行台車1
13に搭載された第2の多段伸縮マスト133とによっ
て、燃料54を取り扱うようになっている。
【0176】また、図17に示すように、オペレーショ
ンフロア103上で走行する第1の走行台車110の上
を横行する第1の横行台車112に搭載された第1の多
段伸縮マスト132と、オペレーションフロア103に
敷設した軌道141と直交する方向に沿って原子炉ピッ
ト1の床面に敷設した軌道142の上を走行する第2、
第3の走行台車111,143の上で横行する第2、第
3の横行台車113,144に搭載された第2、第3の
多段伸縮マスト133,145とによって燃料54を取
り扱うようになっている。
【0177】さらに、図18に示すように、オペレーシ
ョンフロア103上で走行する第1の走行台車110の
上を横行する第1の横行台車112に搭載された第1の
多段伸縮マスト132と、オペレーションフロア103
に敷設した軌道14と平行な方向に沿って原子炉ピット
1の床面に敷設した軌道142の上で走行する第2の走
行台車111の上を横行する第2の横行台車113に搭
載された第2の多段伸縮マスト133とによって、燃料
54を取り扱うようになっている。
【0178】さらにまた、図19に示すように、オペレ
ーションフロア103上で走行する第1の走行台車11
0の上を横行する第1の横行台車112に搭載された第
1の多段伸縮マスト132と、オペレーションフロア1
03に敷設した軌道14と平行な方向に沿って原子炉ピ
ット1の床面に敷設した軌道142の上で走行する第2
の走行台車111の上を横行する第2の横行台車113
に搭載された第2の多段伸縮マスト133と、原子炉圧
力容器100および炉心シュラウド104の間に設置し
た燃料中継装置81とによって、燃料54を取り扱うよ
うになっている。
【0179】また、図20に示すように、オペレーショ
ンフロア103上で走行する第1の走行台車110の上
を横行する第1の横行台車112に搭載された第1の多
段伸縮マスト132と、原子炉ピット1の床面に設置さ
れた複数台の多関節腕装置94とによって、燃料54を
取り扱うようになっている。
【0180】次に、本実施例の作用を説明する。
【0181】まず、原子炉圧力容器100の蓋の取り外
しを行ない、原子炉ピット1の床面に敷設した軌道14
2に第2の走行台車111を天井クレーンで吊り込み、
その上に第2の横行台車113および第2の多段伸縮マ
スト133を天井クレーンで吊り込んで設置する。燃料
取扱い用の第1の走行台車110に第1の多段伸縮マス
ト132を取付けた第1の横行台車112を燃料中継装
置81の燃料54の受け皿の真上に移動し、燃料取扱い
作業の準備を終了する。
【0182】次に、燃料54を炉心101から燃料貯蔵
プール102の燃料ラック2へ移送する手順を説明す
る。
【0183】第2の走行台車111を炉心101の取り
出し用燃料54の近傍に移動させ、第2の多段伸縮マス
ト133の先端に取付けられた燃料掴み具を取り出すべ
き燃料54の上に来るまでマストを伸ばす。燃料54の
吊り金具55を掴んだら、炉心101の頂部から一定の
高さ位置まで燃料54を吊り上げる。
【0184】そして、第2の走行台車111および第2
の横行台車113を走行および横行させ、第2の多段伸
縮マスト133を燃料中継装置81の燃料54の受け皿
の真上に持って行く。第2の多段伸縮マスト133のマ
ストを伸ばし、燃料54を燃料中継装置81に装荷す
る。装荷が終了したら、第2の走行台車111および第
2の横行台車113を走行および横行させ、次に取り出
す燃料54のある炉心101の位置に移動させる。
【0185】第2の多段伸縮マスト133の燃料54の
掴み状態が解除されたら、燃料中継装置81の回転枠8
4を駆動装置86で回転させ、第1の走行台車110の
第1の横行台車112に搭載した多段伸縮マスト132
での吊り上げ作業サイクルが最少となる位置に移動させ
る。
【0186】第1の走行台車110および第1の横行台
車112を走行および横行させ、第1の多段伸縮マスト
132を燃料中継装置81の燃料3の真上に移動する。
第1の走行台車110の第1の横行台車112に搭載し
た第1の多段伸縮マスト132を伸ばし、掴み具で燃料
54を掴んだら、燃料54を燃料貯蔵プール102へ横
方向の移送が可能となる高さまで燃料54を吊り上げ
る。第1の走行台車110の燃料貯蔵プール102へ走
行する燃料54がカナル7を通過できるように第1の横
行台車112を横行させ、第1の走行台車110をカナ
ル7を通過させて燃料貯蔵プール102の上方に移動さ
せる。
【0187】続いて、第1の走行台車110および第1
の横行台車112を走行および横行させ、燃料ラック2
の所定の位置の真上に第1の多段伸縮マスト132で掴
んだ燃料54を移動させる。センサあるいは画像情報
(図示せず)に基づいて第1の多段伸縮マスト132が
燃料ラック2の所定の位置に来たことが確認されたら、
第1の多段伸縮マスト132を伸ばし、燃料ラック2に
燃料54を挿入する。
【0188】燃料ラック2に着床したことが、センサ
(図示せず)情報で確認されたら、第1の多段伸縮マス
ト132の先端の燃料54の掴み状態を解除し、第1の
多段伸縮マスト132を縮める。第1の走行台車110
および第1の横行台車112を走行および横行させ、カ
ナル7を通過させ、燃料中継装置81の燃料3の受け皿
の真上に第1の多段伸縮マスト132を配置する。
【0189】以下、これ等の動作を繰り返すことにより
燃料54を炉心101から取出すことになる。また、炉
心101への燃料54の装荷は、上記の逆の手順で行な
う。
【0190】以上の実施例3によれば、下記の効果が奏
される。
【0191】燃料54を1体取出す時にかかる時間につ
いて、従来の方法では、図9に示したように、原子炉圧
力容器100の上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約2
20秒程度(A=100秒、B=50秒、C=70秒)
かかり、横行(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)
かかり、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵プー
ル102までの往復(e〜f)に約50秒程度(E=5
0秒)かかり、燃料貯蔵プール102上方での燃料ラッ
ク2への装着のための昇降(g〜h)に約150秒程度
(G=150秒)かかり、横行(f〜g)に約80秒程
度(F=80秒)かかり、全体で約540秒程度かかっ
ている。
【0192】これに対し、実施例3の場合には、原子炉
圧力容器100の上方での燃料取扱い作業サイクル(a
〜b,d〜e)と、原子炉圧力容器100の上方から燃
料貯蔵プール102までの往復(a〜b〜c〜d,e〜
f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料取扱い
作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離すること
ができる。炉心101から燃料中継装置81へ燃料54
を移送するサイクル(a〜b,d〜e)は、第2の発明
の第一実施例と同様に約120秒程度である。また、燃
料中継装置81から燃料ラック2への燃料移送サイクル
(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)は、従来の方法の
原子炉圧力容器100上方での燃料54の取扱作業で横
行(d〜e)動作の約40秒が削減された約500秒程
度である。
【0193】本実施例を採用した時のサイクルのクリテ
ィカルは、燃料中継装置81から燃料ラック2までのサ
イクル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)の約500
秒程度となり、燃料54の1体当たりに換算して燃料取
出し期間が約40秒程度短縮される。これは、従来の方
法の13/14の燃料取出し期間に短縮できることに相
当する。
【0194】(第1変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方から燃料貯蔵プール102の上方まで
オペレーションフロア103の軌道上で走行する第1の
走行台車110の上を第1の多段伸縮マスト132を取
付けた複数台の第1の横行台車112を横行させ、原子
炉圧力容器100と炉心シュラウド104との間に周方
向に回転する燃料中継装置81を設置し、原子炉ピット
1の軌道142で走行する第2の走行台車111の上を
第2の多段伸縮マスト133を取付けた第2の横行台車
113を横行させ、これ等の協調動作により水中で燃料
を取扱うようにしたものである。
【0195】このような第1変形例の作用は、本質的に
前記実施例3と同様であるが、燃料中継装置81から複
数体の燃料54を同時に吊り出し、燃料ラック2に同時
に移送,装荷する点が異なっている。
【0196】このような第1変形例によると、下記の効
果が奏される。
【0197】燃料54を1体取出す時にかかる時間につ
いて、従来の方法では、図9に示したように、原子炉圧
力容器100の上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約2
20秒程度(A=100秒、B=50秒、C=70秒)
かかり、横行(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)
かかり、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵プー
ル102までの往復(e〜f)に約50秒程度(E=5
0秒)かかり、燃料貯蔵プール102上方での燃料ラッ
ク2への装着のための昇降(g〜h)に約150秒程度
(G=150秒)かかり、横行(f〜g)に約80秒程
度(F=80秒)かかり、全体で約540秒程度かかっ
ている。
【0198】これに対し、この第1変形例の場合には、
原子炉圧力容器100上方での燃料取扱い作業サイクル
(a〜b,d〜e)と、原子炉圧力容器100上方から
燃料貯蔵プール102までの往復(a〜b〜c〜d,e
〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料取扱
い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離するこ
とができる。そして炉心101から燃料中継装置81へ
の燃料3の移送サイクルは、第2の発明の第一実施例と
同様の約120秒程度である。
【0199】また、燃料中継装置81から燃料ラック2
への燃料移送サイクル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜
h)は、従来の方法の原子炉圧力容器100上方での燃
料54の取扱い作業で横行(d〜e)動作の約40秒の
削減効果と、第1の横行台車112を2台用いることに
よる約250秒の削減効果とにより、約250秒程度で
ある。本例を採用した時のサイクルのクリティカルは、
燃料中継装置81から燃料ラック2までのサイクル(a
〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)の約250秒程度とな
り、燃料54の1体当たりに換算して燃料取出し期間が
約290秒程度短縮される。これは、従来の方法の5/
11の燃料取出し期間に短縮できることに相当する。
【0200】(第2変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方から燃料貯蔵プール102の上方まで
オペレーションフロア103の軌道上で走行する第1の
走行台車110の上を先端段のマストにリンク式伸縮機
構を付けた第1の多段伸縮マスト132を取付けた複数
台の第1の横行台車112を横行させ、原子炉圧力容器
100と炉心シュラウド104の間に周方向に回転する
燃料中継装置81を設置し、原子炉ピット1の軌道14
2上で走行する第2の走行台車111の上を第2の多段
伸縮マスト133を取付けた第2の横行台車113を横
行させ、これ等の協調動作により水中で燃料を取扱うよ
うにしたものである。
【0201】この第2変形例の作用は、本質的に第1変
形例と同様であるが、下記の点で異なる。すなわち、2
台の第1の横行台車112に搭載した第1の多段伸縮マ
スト132の先端に燃料を掴んだリンク式伸縮機構を走
行方向に一列に並べることができるため、カナル7を通
過させるのが容易になっている点が異なる。
【0202】この第2変形例によれば、第1の変形例と
同様に、燃料54の1体当たりに換算して燃料取出し期
間が約290秒程度短縮される。これは、従来の方法の
約5/11の燃料取出し期間に短縮できることに相当す
る。ただし、第1変形例と異なり、2台の第1の横行台
車112に搭載した第1の多段伸縮マスト132の先端
に燃料を掴んだリンク式伸縮機構を走行方向に一列に並
べることにより、容易にカナル7を通過させる事がで
き、運転が容易となる。
【0203】(第3変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方から燃料貯蔵プール102のまでのオ
ペレーションフロア103の軌道上で走行する第1の走
行台車110の上を先端段のマストにリンク式伸縮機構
を付けた第1の多段伸縮マスト132を搭載した複数台
の第1の横行台車112を横行させ、原子炉圧力容器1
00と炉心シュラウド104との間に周方向に回転する
燃料中継装置81を設置し、原子炉ピット1の軌道14
2上で走行する第2の走行台車111の上を第2の多段
伸縮マスト133を取付けた第2の横行台車113を横
行させ、燃料貯蔵プール102に設置される燃料ラック
2を2分割にして設置し、これ等の協調動作により水中
で燃料を取扱うようにしたものである。
【0204】この第3変形例の作用は、本質的に第2変
形例と同様であるが、下記の点で異なる。すなわち、燃
料貯蔵プール102に設置される燃料ラック2を2分割
にして設置されているため、第1の走行台車110の上
を横行する複数台の第1の横行台車112が干渉するこ
となく燃料ラック2の所定の位置に移動でき、したがっ
て同時に燃料54を装荷することができる点が異なる。
【0205】この第3変形例によれば、第2の変形例と
同様に、燃料54の1体当たりに換算して、燃料取出し
期間が約290秒程度短縮できる。これは、従来の方法
の約5/11の燃料取出し期間に短縮できることに相当
する。ただし、第2変形例と異なり、燃料貯蔵プール1
02に設置される燃料ラック2を2分割にして設置され
ているため、第1の走行台車110の上を複数台の第1
の横行台車112が横行して燃料ラック2に複数体の燃
料54を同時に装荷する作業において、第1の横行台車
112間の干渉が生じないため作業計画の作成が容易に
なり、運用範囲が広がる。
【0206】(第4変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方から燃料貯蔵プール102の上方のオ
ペレーションフロア103の軌道上を走行する第1の走
行台車110の上を第1の多段伸縮マスト132取付け
た第1の横行台車112を横行させ、原子炉圧力容器1
00と炉心シュラウド104の間に周方向に回転する燃
料中継装置81を設置し、原子炉ピット1の軌道142
上で走行する複数台の第2,第3の走行台車111,1
43の上を第2,第3の多段伸縮マスト133,145
を取付けた第2,第3の横行台車113,144を横行
させ、これ等の協調動作により水中で燃料を取扱うよう
にしたものである。
【0207】この第4変形例の作用は、本質的に前記実
施例3と同様であるが、原子炉ピット1の軌道142を
走行する走行台車が複数台で、炉心101の燃料54を
取扱う領域をそれぞれの走行台車に割り当てて作業する
点が異なる。
【0208】この第4変形例によれば、下記の効果が奏
される。
【0209】燃料54を1体取出す時にかかる時間につ
いて、従来の方法では、図9に示したように、原子炉圧
力容器100の上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約2
20秒程度(A=100秒、B=50秒、C=70秒)
かかり、横行(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)
かかり、原子炉圧力容器100の上方より燃料貯蔵プー
ル102までの往復(e〜f)に約50秒程度(E=5
0秒)かかり、燃料貯蔵プール102上方での燃料ラッ
ク2への装着のための昇降(g〜h)に約150秒程度
(G=150秒)かかり、横行(f〜g)に約80秒程
度(F=80秒)かかり、全体で約540秒程度かかっ
ている。
【0210】これに対し、この第4変形例の場合には、
原子炉圧力容器100上方での燃料取扱い作業サイクル
(a〜b,d〜e)と、原子炉圧力容器100上方より
燃料貯蔵プール102までの往復(a〜b〜c〜d,e
〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料取扱
い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離でき
る。炉心101から燃料中継装置81へ燃料54を移送
するサイクル(a〜b,d〜e)は、複数台の第2,第
3の走行台車111,143を用いることにより、第3
実施例の1/2にする効果があることから、約60秒程
度である。
【0211】また、燃料中継装置81から燃料ラック2
への燃料移送サイクル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜
h)は、前記実施例3と同様に、原子炉圧力容器100
上方での燃料54の取扱作業で横行(d〜e)動作の約
40秒の削減の効果により約500秒程度である。
【0212】本変形例を採用した時のサイクルのクリテ
ィカルは、燃料中継装置81から燃料ラック2までのサ
イクル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)の約500
秒程度となり、燃料54の1体当たりに換算して燃料取
出し期間が約40秒程度短縮される。これは、従来の方
法の13/14の燃料取出し期間に短縮できることに相
当する。
【0213】(第5変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方から燃料貯蔵プール102の上方まで
オペレーションフロア103の軌道上で走行する第1の
走行台車110の上を先端段のマストにリンク式伸縮機
構を付けた第1の多段伸縮マスト132を取付けた複数
台の第1の横行台車112を横行させ、原子炉圧力容器
100と炉心シュラウド104との間に周方向に回転す
る燃料中継装置81を設置し、原子炉ピット1の軌道1
42上で走行する複数台の第2,第3の走行台車11
1,143の上を第2,第3の多段伸縮マスト133,
134を取付けた第2,第3の横行台車113,144
を横行させ、燃料貯蔵プール102に設置される燃料ラ
ック2を2分割して設置し、これ等の協調動作により水
中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0214】この第5変形例の作用は、本質的に第4変
形例と同様であるが、原子炉ピット1の軌道142を走
行する走行台車が複数台で、炉心101の燃料54を取
扱う領域をそれぞれの走行台車に割り当てて作業をする
ため互いの干渉を考慮せず作業が行なえる点が異なる。
【0215】この第5変形例によれば、原子炉圧力容器
100上方での燃料取扱い作業サイクル(a〜b,d〜
e)と、原子炉圧力容器100上方より燃料貯蔵プール
102までの往復(a〜b〜c〜d,e〜f)、および
燃料貯蔵プール102上方での燃料取扱い作業サイクル
(f〜g〜h)の並行作業に分離することができる。炉
心101より燃料中継装置81へ燃料54を移送するサ
イクル(a〜b,d〜e)は、複数台の第2,第3の走
行台車111,143を用いることにより、第3の発明
の第三の変形例のサイクルを1/2にする効果があり約
60秒程度である。
【0216】また、燃料中継装置81から燃料ラック2
への燃料移送サイクル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜
h)は、従来の方法の原子炉圧力容器100上方での燃
料54の取扱作業で横行(d〜e)動作の約40秒の削
減効果と、第1の横行台車112を2台用いることによ
る約250秒の削減効果とにより約250秒程度であ
る。
【0217】本例を採用した時のサイクルのクリティカ
ルは、燃料中継装置81から燃料ラック2までのサイク
ル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)の約250秒程
度となり、燃料54の1体当たりに換算して燃料取出し
期間が約290秒程度短縮される。これは、従来の方法
の5/11の燃料取出し期間に短縮できることに相当す
る。
【0218】(第6変形例)この変形例は、第5変形例
の燃料ラック2の燃料受け皿121に電気粘性流体12
0を応用したダッシュポット116を用い第3の発明の
第四の変形例と同様に各種装置の協調動作により水中で
燃料54を取扱うようにしたものである。
【0219】この第6変形例の作用は、本質的に第5変
形例と同様であるが、燃料ラック2へ燃料54を装荷す
る時の昇降速度を大きくしたり、低速度で昇降する距離
を短くする等により、昇降時間を短縮することができる
点が異なる。
【0220】この第6変形例によれば、原子炉圧力容器
100上方での燃料取扱い作業サイクル(a〜b,d〜
e)と、原子炉圧力容器100上方から燃料貯蔵プール
102までの往復(a〜b〜c〜d,e〜f)、および
燃料貯蔵プール102上方での燃料取扱い作業(f〜g
〜h)サイクルの並行作業に分離することができる。炉
心101から燃料中継装置81へ燃料54を移送するサ
イクル(a〜b,d〜e)は、複数台の第2,第3の走
行台車111,143を用いることにより、第5変形例
のサイクルを1/2にする効果があり、約60秒程度で
ある。
【0221】また、燃料中継装置81から燃料ラック2
への燃料移送サイクル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜
h)は、従来の方法の原子炉圧力容器100上方での燃
料54の取扱作業で横行(d〜e)動作の約40秒の削
減効果と、本例を採用することにより期待される効果の
燃料ラック2への装着のための昇降(g〜h)のための
時間を低速運行距離を最低限にすることにより約1/2
程度に短縮することにより昇降時間の約70秒程度の削
減と、第1の横行台車112を2台用いることによる約
215秒の削減効果とにより、約215秒程度となる。
【0222】本例を採用した時のサイクルのクリティカ
ルは、燃料中継装置81から燃料ラック2までのサイク
ル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)の約215秒程
度となり、燃料54の1体当たりに換算して燃料取出し
期間が約325秒程度短縮される。これは、従来の方法
の約2/5の燃料取出し期間に短縮できることに相当す
る。
【0223】(第7変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方から燃料貯蔵プール102の上方のオ
ペレーションフロア103の軌道上で走行する第1の走
行台車110の上を第1の多段伸縮マスト132を取付
けた第1の横行台車112を横行させ、原子炉圧力容器
100と炉心シュラウド104の間に周方向に回転する
燃料中継装置81を設置し、原子炉ピット1床面にオペ
レーションフロア103に敷設した軌道141に平行に
敷設した軌道142の上で走行する第2の走行台車11
1の上に搭載された第2の多段伸縮マスト133を取付
けた第2の横行台車113を横行させ、これ等の協調動
作により水中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0224】この第7変形例の作用は、本質的に前記実
施例3と同様であるが、下記の点で異なる。すなわち、
オペレーションフロア103に敷設した軌道141と平
行に原子炉ピット1床面に敷設した軌道142の上で走
行する第2の走行台車111の上を横行する第2の横行
台車113に搭載された第2の多段伸縮マスト133
で、燃料54を炉心101から燃料中継装置81に移送
する点が異なる。
【0225】この第7変形例によれば、実施例3と同様
の効果が奏される。本例を採用した時のサイクルのクリ
ティカルは、燃料中継装置81から燃料ラック2までの
サイクル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)の約50
0秒程度となり、燃料54の1体当たりに換算して燃料
取出し期間が約40秒程度短縮される。これは、従来の
方法の約13/14の燃料取出し期間に短縮できること
に相当する。
【0226】(第8変形例)この変形例は、第7変形例
の燃料ラック2の燃料受け皿117に電気粘性流体12
0を応用したダッシュポット116を用い、第1の横行
台車110に複数台の横行台車112を搭載するととも
に、第2の走行台車111にも複数台の横行台車113
を搭載し、その他は第3の発明の第三の実施例と同様に
各種装置の協調動作により水中で燃料を取扱うようにし
たものである。
【0227】この第8変形例の作用は、本質的に第7変
形例と同様であるが、下記の点で異なる。すなわち、燃
料ラック2へ燃料54を装荷する時の昇降速度を大きく
したり、低速度で昇降する距離を短くすることにより、
昇降時間を短縮すること、炉心101から燃料中継装置
81に複数体の燃料を同時に移送すること、および燃料
中継装置81から燃料ラック2に複数体の燃料を同時に
移送すること等の点が異なる。
【0228】この第8変形例によれば、原子炉圧力容器
100上方での燃料取扱い作業サイクル(a〜b,d〜
e)と、原子炉圧力容器100上方より燃料貯蔵プール
102までの往復(a〜b〜c〜d,e〜f)、および
燃料貯蔵プール102上方での燃料取扱い作業(f〜g
〜h)サイクルの並行作業に分離することができる。炉
心101から燃料中継装置81へ燃料54を移送するサ
イクル(a〜b,d〜e)は、複数台の第2の横行台車
113を用いることにより、実施例3のサイクルを1/
2にする効果があり約60秒程度である。
【0229】また、燃料中継装置81から燃料ラック2
への燃料移送サイクル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜
h)は、従来の方法の原子炉圧力容器100上方での燃
料54の取扱作業で横行(d〜e)動作の約40秒の削
減効果と、本例を採用することにより期待される効果の
燃料ラック2への装着のための昇降(g〜h)における
時間を低速運行距離を最低限にすることにより約1/2
程度に短縮することによる昇降時間の約70秒程度の削
減効果と、第1の横行台車112を2台用いることによ
る約215秒の削減効果とにより約215秒程度とな
る。
【0230】本例を採用した時のサイクルのクリティカ
ルは、燃料中継装置81から燃料ラック2までのサイク
ル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)の約215秒程
度となり、燃料54の1体当たりに換算して燃料取出し
期間が約325秒程度短縮される。これは、従来の方法
の2/5の燃料取出し期間に短縮できることに相当す
る。
【0231】(第9変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方から燃料貯蔵プール102までオペレ
ーションフロア103の軌道上で走行する第1の走行台
車110の上を第1の多段伸縮マスト132を取付けた
第1の横行台車112を横行させ、原子炉圧力容器10
0と炉心シュラウド104との間に周方向に回転する燃
料中継装置81を設置し、原子炉ピット1床面に複数台
の多関節腕装置94を設置し、これ等の協調動作により
水中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0232】この第9変形例の作用は、本質的に前記実
施例3と同様であるが、下記の点で異なる。すなわち、
原子炉ピット1の床面に複数台の多関節腕装置94を設
置し、多関節腕96を駆動して伸縮マスト97を炉心1
01の所定の位置の燃料54の真上に移動し、伸縮マス
ト97の先端に取付けた掴み具で燃料54を掴み、把持
状態が検出器(図示せず)で確認されたら、伸縮マスト
97を縮め、炉心101の頂部から一定高さ位置まで燃
料54を吊り上げる。そして、多関節腕96を駆動して
伸縮マスト97を燃料中継機構81の燃料受け皿の真上
に配置し、検出器(図示せず)で位置確認を行なった
後、伸縮マスト97を伸ばし、燃料54を燃料中継機構
81の燃料受け皿に着床させる。さらに、検出器(図示
せず)で着床が確認されたら、伸縮マスト97の先端の
掴み具による燃料54の掴み状態を解除し、多関節腕9
6を駆動して伸縮マスト97を次に取出す燃料54のあ
る炉心101の真上に移動する点が異なる。
【0233】この第9変形例によれば、実施例3と略同
様の効果が奏される。
【0234】本例を採用した時のサイクルのクリティカ
ルは、燃料中継装置81から燃料ラック2までのサイク
ル(a〜b〜c〜d,e〜f〜g〜h)の約500秒程
度となり、燃料54の1体当たりに換算して燃料取出し
期間が約40秒程度短縮される。これは、従来の方法の
約13/14の燃料取出し期間に短縮できることに相当
する。なお本例は実施例3と異なり、複数台の多関節腕
装置94が、炉心101の一定の範囲を作業領域として
炉心101から燃料中継装置81への燃料移送を行なう
ため、互いの干渉が少ない状態で実施できる。そのため
作業計画を容易に作成することができ、運用上の安全性
の確保も容易となる。
【0235】(第10変形例)この変形例は、原子炉圧
力容器100の上方から燃料貯蔵プール102までオペ
レーションフロア103の軌道上で走行する第1の走行
台車110の上を第1の多段伸縮マスト132を取付け
た第1の横行台車112を横行させ、原子炉圧力容器1
00と炉心シュラウド104の間に周方向に回転する燃
料中継装置81を設置し、原子炉ピット1床面に複数台
の多関節腕装置94を設置し、原子炉ピット1床面の燃
料ラック2の枠体3の上面に軌道14を設け、その軌道
14の上で複数台の燃料取扱い走行台車6を走行させ、
これ等の協調動作により水中で燃料を取扱うようにした
ものである。
【0236】この第10変形例の作用は、本質的に第7
変形例と同様であるが、下記の点で異なる。すなわち、
前述した実施例1のように、軌道切換え装置10と退避
軌道架台8とを燃料貯蔵プール102に天井クレーンで
吊り込んで設置し、走行台車15に燃料取扱い走行台車
6を搭載した状態で複数台を退避軌道架台8の軌道11
の上に天井クレーンで吊り込んで設置することで、燃料
取扱いの準備を行ない、さらに複数台の多関節腕装置9
4で炉心101から燃料中継装置81に燃料54を移送
し、第1の走行台車110の上を横行する第1の横行台
車112に取付けた第1の多段伸縮マスト132で燃料
中継装置81から燃料取扱い走行台車6に燃料54を移
送し、燃料取扱い走行台車6を燃料ラック2の上に移動
し、燃料54を燃料ラック2の所定の位置に装荷する。
【0237】したがって、この第10変形例によれば、
燃料54を1体取出す時にかかる時間について、従来の
方法では、図9に示したように、原子炉圧力容器100
上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約220秒程度(A
=100秒、B=50秒、C=70秒)かかり、横行
(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)かかり、原子
炉圧力容器100上方より燃料貯蔵プール102までの
往復(e〜f)に約50秒程度(E=50秒)かかり、
燃料貯蔵プール102上方での燃料ラック2への装着の
ための昇降(g〜h)に約150秒程度(G=150
秒)かかり、横行(f〜g)に約80秒程度(F=80
秒)かかり、全体で約540秒程度かかっている。
【0238】これに対し、本例の場合には、原子炉圧力
容器100上方での燃料取扱い作業サイクル(a〜b,
d〜e)、原子炉圧力容器100上方での昇降(a〜b
〜c〜d)、原子炉圧力容器100上方から燃料貯蔵プ
ール102までの往復(e〜f)、および燃料貯蔵プー
ル102上方での燃料取扱い作業(f〜g〜h)サイク
ルの並行作業に分離することができる。炉心101から
燃料中継装置81へ燃料54を移送するサイクル(a〜
b,d〜e)は、4基の多関節腕装置94を用いること
により実施例3の1/4にする効果があり、約30秒程
度である。燃料中継装置81から燃料取扱い走行台車6
へ燃料54を移送するサイクル(a〜b〜c〜d)は、
従来の約220秒である。原子炉圧力容器100上方か
ら燃料貯蔵プール102までの往復(e〜f〜g)、お
よび燃料貯蔵プール102上方での燃料取扱作業サイク
ル(g〜h)が約220秒程度になるように、複数台の
燃料取扱い走行台車6を用いる。
【0239】本例を採用した時のサイクルのクリティカ
ルは、炉心101から燃料中継装置81までのサイクル
の約80秒程度となり、燃料54の1体当たりに換算し
て燃料取出し期間が約320秒程度短縮される。これ
は、従来の方法の2/5の燃料取出し期間に短縮できる
ことに相当する。
【0240】(第11変形例)この変形例は、原子炉圧
力容器100の上方から燃料貯蔵プール102までオペ
レーションフロア103の軌道上で走行する第1の走行
台車110の上を第1の多段伸縮マスト132を取付け
た複数台の第1の横行台車112を横行させ、原子炉圧
力容器100と炉心シュラウド104との間に周方向に
回転する燃料中継装置81を設置し、原子炉ピット1床
面の複数台の多関節腕装置94を設置し、原子炉ピット
1床面と燃料ラック2の枠体3の上面とに軌道14を設
け、その上で複数台の燃料取扱い走行台車6を走行さ
せ、これ等の協調動作により水中で燃料を取扱うように
したものである。
【0241】この第11変形例の作用は、本質的に第1
0変形例と同様であるが、下記の点で異なる。すなわ
ち、第1の走行台車110の上を第1の多段伸縮マスト
132を取付けた複数台の第1の横行台車112を横行
させているため、燃料中継装置81から複数体の燃料5
4を同時に燃料取扱い走行台車6に移送を行なう点が異
なる。
【0242】このような第11変形例によれば、前記の
第10変形例と略同様の効果が奏さる。
【0243】本例を採用した時のサイクルのクリティカ
ルは、燃料中継装置81から燃料取扱い走行台車6まで
であるが、第10変形例のサイクルの1/2の約110
秒程度となり、燃料54の1体当たりに換算して燃料取
出し期間が約430秒程度短縮される。これは、従来の
方法の約1/7の燃料取出し期間に短縮できることに相
当する。ただし、第10変形例と異なり、第1の走行台
車110の上を第1の多段伸縮マスト132を取付けた
複数台の第1の横行台車112を横行させるとともに、
燃料中継装置81から複数体の燃料54を同時に燃料取
扱い走行台車6に移送を行なうため、燃料中継装置81
から燃料取扱い走行台車6への燃料54の移送時間が短
縮でき、これにより、第10変形例のクリティカルパス
の改善が図れるようになる。
【0244】実施例4(図21〜図23) 本実施例は、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵
プール102の上方のオペレーションフロア103の軌
道上を走行する第1の走行台車110の上で第1の多段
伸縮マスト132を取付けた第1の横行台車112を横
行させ、炉心シュラウド104の上面に周方向に回転す
る燃料中継装置151を設置し、原子炉ピット1の軌道
142で走行する第2の走行台車111の上を第2の多
段伸縮マスト133を取付けた第2の横行台車113を
横行させ、これ等の協調動作により水中で燃料を取扱う
ようにしたものである。
【0245】図21は本実施例における燃料取扱い状態
を示す縦断面図、図22は図21に示した状態の炉心内
の様子を詳細に示す図、図23はさらに昇降装置を使用
して燃料を取扱う状態を示す縦断面図である。
【0246】図21に示すように、オペレーションフロ
ア103を走行する第1の走行台車110の上を横行す
る横行台車112に搭載された第1の多段伸縮マスト1
32と、オペレーションフロア103に敷設した軌道1
12に平行に原子炉ピット1床面に敷設した軌道142
の上を走行する第2の走行台車111の上を横行する第
2の横行台車113に搭載された第2の多段伸縮マスト
133とによって、炉心シュラウド104の上面に設置
した燃料中継装置151とで燃料54を取り扱うように
なっている。
【0247】燃料中継装置151は、上面から燃料54
を装荷したり、取出すことができる構成で、その下部に
炉心シュラウド104の上部を軌道として周方向に回転
できる構成が付加されている。即ち、この燃料中継装置
151は、一体で燃料取扱いを行なう前に天井クレーン
で吊り込んで設置し、作業終了後に取り外しが容易に行
なえるようになっている。
【0248】また、図22に示すように、オペレーショ
ンフロア103を走行する第1の走行台車110の上を
横行する第1の横行台車112から伸ばされた第1の多
段伸縮マスト132と、オペレーションフロア130に
敷設した軌道141に平行に原子炉ピット1の床面に敷
設した軌道142の上を走行する第2の走行台車111
の上を横行する第2の横行台車113に搭載された先端
にリンク機構152が取付けられた第2の多段伸縮マス
ト153と、炉心シュラウド104の上面に設置した燃
料中継装置154等とを用いて、燃料54を取り扱う。
【0249】燃料中継装置154には、駆動装置155
が取付けられ、この駆動装置155は、組歯車156を
介して車輪157に結合している。車輪157は、原子
炉圧力容器100の内面に回転接触している。駆動装置
155が駆動すると、車輪157は、原子炉圧力容器1
00の内面を回転接触して周方向に移動し、同時に燃料
中継装置154を周方向に移動させる。燃料54を保持
するための受け皿158が取付けられ、炉心シュラウド
104の上部をガイドとし、燃料中継装置154の下部
に流体圧クッション室159(あるいは組車輪が取付け
られている)が形成されている。流体圧クッション室1
59を形成するための水流は、流体用ロータリージョイ
ントを介してオペレーションフロア103から供給され
る(図示せず)。駆動装置155の駆動には、流体圧も
利用可能である燃料保持機構は、横方向からの燃料54
のアクセスと、上方向からの燃料54のアクセスが可能
となっている。
【0250】そして、図23に示すように、オペレーシ
ョンフロア103を走行する第1の走行台車110の上
を横行する第1の横行台車112に搭載された第1の多
段伸縮マスト132と、オペレーションフロア103に
敷設した軌道141に平行に原子炉ピット1の床面に敷
設した軌道142の上を走行する第2の走行台車111
の上を横行する第2の横行台車113に搭載された第2
の多段伸縮マスト133と、炉心シュラウド104上面
に設置した燃料中継装置151と、燃料昇降装置82
と、燃料取扱い走行台車6とで燃料54を取り扱う。
【0251】次に、本実施例の作用を説明する。
【0252】まず、原子炉圧力容器100の蓋の取り外
しを行ない、炉心シュラウド104上面に燃料中継装置
154を天井クレーンで吊り込んで設置し、原子炉ピッ
ト1の床面に敷設した軌道142に第2の走行台車11
1を天井クレーンで吊り込み、その上に第2の横行台車
113、第2の多段伸縮マスト133を天井クレーンで
吊り込んで設置する。燃料取扱い用の第1の走行台車1
10に第1の多段伸縮マスト132を取付けた第1の横
行台車112を燃料中継装置151の燃料54の受け皿
158の真上に移動し、燃料取扱い作業の準備を終了す
る。
【0253】次に、燃料54を炉心101から燃料貯蔵
プール102の燃料ラック2へ移送する手順を説明す
る。
【0254】第2の走行台車111を炉心101の取り
出し用燃料54の近傍に移動させ、第2に多段伸縮マス
ト133の先端に取付けられた燃料掴み具を取り出すべ
き燃料54の上に来るまでマストを伸ばす。燃料54の
吊り金具55を掴んだら、燃料中継装置151の頂部よ
り多少高い位置まで燃料54を吊り上げる。
【0255】そして、第2の走行台車111および第2
の横行台車113を走行および横行させ、第2の多段伸
縮マスト133を燃料中継装置151の燃料54の受け
皿158の真上に移動する。第2の多段伸縮マスト13
3のマストを伸ばし、燃料54を燃料中継装置151に
装荷する。装荷が終了したら、第2の走行台車111お
よび第2の横行台車113を走行および横行させ、次に
取り出す燃料54のある炉心101の位置に移動させ
る。
【0256】第2の多段伸縮マスト133の燃料54の
掴み状態が解除されたら、燃料中継装置151に取付け
た駆動装置155を駆動して組歯車156を介して車輪
157を原子炉圧力容器100の内面に沿って回転走行
させ、同時に燃料中継装置151を回転させて燃料54
を燃料貯蔵プール102に最も近い位置に移動させ、第
1の走行台車110の第1の横行台車112に搭載した
第1の多段伸縮マストで吊り上げ作業が行なわれるまで
待機する。
【0257】第1の走行台車110および第1の横行台
車112を走行および横行させ、第1の多段伸縮マスト
132を燃料中継装置151に搭載された燃料54の真
上に移動させる。第1の走行台車110の第1の横行台
車112に搭載した第1の多段伸縮マスト132を伸ば
し、掴み具で燃料中継装置151に搭載された燃料54
を掴んだら、燃料54を燃料貯蔵プール102へ向けて
横方向の移送が可能となる高さ(原子炉ピット1の床面
位置より多少高い位置)まで燃料54を吊り上げる。
【0258】第1の走行台車110を燃料貯蔵プール1
02へ走行する時に、燃料54がカナル7を通過できる
ように第1の横行台車112を横行させ、第1の走行台
車110をカナル7を通過させて燃料貯蔵プール102
の上方に移動させる。続いて、第1の走行台車110お
よび第1の横行台車112を走行および横行させ、燃料
ラック2の所定の位置の真上に第1の多段伸縮マスト1
32で掴んだ燃料54を移動させる。
【0259】センサあるいは画像情報(図示せず)より
伸縮マスト132が燃料ラック2の所定の位置に来たこ
とが確認されたら、第1の多段伸縮マスト132を伸ば
し、燃料ラック2に燃料54を挿入する。燃料ラック2
に着床したことがセンサ(図示せず)情報で確認された
ら、第1の多段伸縮マスト132の先端の燃料54の掴
み状態を解除し、第1の多段伸縮マスト132を縮め
る。
【0260】第1の走行台車110および第1の横行台
車112を走行および横行させ、カナル7に伸縮マスト
132を通過させ、燃料中継装置151の燃料54の受
け皿158の真上に第1の多段伸縮マスト132を移動
させる。以下、これらの動作を繰り返すことにより、燃
料54を炉心101から取出す。また、炉心101への
燃料54の装荷は、上記の逆の手順で行なう。
【0261】以上の実施例4によれば、下記の効果が奏
される。
【0262】燃料54を1体取出す時にかかる時間につ
いて、従来の方法では図9に示したように、原子炉圧力
容器100の上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約22
0秒程度(A=100秒、B=50秒、C=70秒)か
かり、横行(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)か
かり、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵プール
102までの往復(e〜f)に約50秒程度(E=50
秒)かかり、燃料貯蔵プール102上方での燃料ラック
2への装着のための昇降(g〜h)に約150秒程度
(G=150秒)かかり、横行(f〜g)に約80秒程
度(F=80秒)かかり、全体で約540秒程度かかっ
ている。
【0263】これに対し、実施例4の場合には、炉心1
01の上方での燃料取扱い作業サイクル(a〜b〜c、
d〜e)、炉心101の周辺上方での燃料取扱い作業
(b〜c〜d)、原子炉圧力容器100の上方から燃料
貯蔵プール102までの往復(e〜f)、および燃料貯
蔵プール102上方での燃料取扱い作業(f〜g〜h)
サイクルの並行作業に分離できる。炉心101から燃料
中継装置151へ燃料54を移送するサイクル(a〜b
〜c、d〜e)は、従来の方法と比べて横行方向の移動
距離が約半分程度になるため、横行時間の約20秒程度
の削減が図れるとともに、従来の方法による原子炉圧力
容器100上方の昇降方向の移動時間と同等(A+B=
150秒)の約170秒程度である。
【0264】また、燃料中継装置151から燃料ラック
2への燃料移送サイクル(b〜c〜d、e〜f〜g〜
h)は、従来の方法の原子炉圧力容器100上方での燃
料54の取扱い時間内の横行時間の約40秒程度の削減
と、昇降時間の約100秒の削減とにより約400秒程
度(B+C+E+F+G=400秒)である。本実施例
を採用した時のサイクルのクリティカルは、燃料中継装
置151から燃料ラック2までのサイクル(b〜c〜
d、e〜f〜g〜h)の約400秒程度となり、燃料5
4の1体当たりに換算して燃料取出し期間が約140秒
程度短縮される。これは、従来法の5/7の燃料取出し
期間に短縮できることに相当する。
【0265】(第1変形例)この変形例は、実施例4に
おける燃料中継装置151の流体圧クッション室159
に水流を供給し、炉心シュラウド104の上面に設置さ
れ周方向に回転する燃料中継装置151を水圧で浮上す
る機構を付加し、実施例4と同様に各種装置の協調動作
により水中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0266】このような第1変形例の作用は、本質的に
前記実施例4と同様であるが、下記の点で異なる。すな
わち、燃料中継装置151の流体圧クッション室159
に水流を供給し、炉心シュラウド104の上面のガイド
部の隙間よりリークさせながら燃料中継装置151に水
圧利用の浮力を与える。
【0267】このような第1変形例によると、前記実施
例4と同様に、燃料1体当たりに換算して、燃料取出し
期間が約140秒程度短縮される。これは、従来法の5
/7の燃料取出し期間に短縮できることに相当する。そ
して、この第1変形例では、前記実施例と異り、燃料中
継装置151を水圧で浮上させるため、回転に必要な動
力は小さくて良く、バッテリ駆動が可能となる。また、
水駆動を採用すると水密構造にする必要が無くなり、構
造が簡単になり、信号伝送・計測・制御用の電源が、バ
ッテリ設備で良くなり、システムが簡単になる。
【0268】(第2変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方から燃料貯蔵プール102の上方のオ
ペレーションフロア103の軌道上を走行する第1の走
行台車110の上を第1の多段伸縮マスト132を取付
けた複数台の第1の横行台車112を横行させ、炉心シ
ュラウド104の上面に周方向に回転する燃料中継装置
151を設置し、原子炉ピット1の軌道142を走行す
る第2の走行台車111の上を第2の多段伸縮マスト1
33を取付けた第2の横行台車113を横行させ、これ
等の協調動作により水中で燃料を取扱うようにしたもの
である。
【0269】この第2変形例の作用は、本質的には前記
実施例4と同様であるが、下記の点で異なる。すなわ
ち、燃料中継機構151から複数体の燃料54を同時に
吊り上げ、燃料ラック2に同時に移送・装荷する点が異
なっている。
【0270】このような第2変形例によれば、下記の効
果が奏される。
【0271】すなわち、燃料54を1体取出す時にかか
る時間について、従来の方法では図9に示したように、
原子炉圧力容器100の上方での昇降(a〜b〜c〜
d)に約220秒程度(A=100秒、B=50秒、C
=70秒)かかり、横行(d〜e)に約40秒程度(D
=40秒)かかり、原子炉圧力容器100の上方から燃
料貯蔵プール102までの往復(e〜f)に約50秒程
度(E=50秒)かかり、燃料貯蔵プール102上方で
の燃料ラック2への装着のための昇降(g〜h)に約1
50秒程度(G=150秒)かかり、横行(f〜g)に
約80秒程度(F=80秒)かかり、全体で約540秒
程度かかっている。
【0272】これに対し、第2変形例によれば、炉心1
01の上方での燃料取扱い作業サイクル(a〜b〜c、
d〜e)、炉心101の周辺上方での燃料取扱い作業
(b〜c〜d)、原子炉圧力容器100の上方から燃料
貯蔵プール102までの往復(e〜f)、および燃料貯
蔵プール102の上方での燃料取扱い作業(f〜g〜
h)サイクルの並行作業に分離できる。炉心101から
燃料中継装置151への燃料54の移送サイクル(a〜
b〜c、d〜e)は、前記実施例4と同様に、約170
秒程度である。
【0273】また、燃料中継装置151から燃料ラック
2への燃料移送サイクル(b〜c〜d、e〜f〜g〜
h)は、従来の方法による原子炉圧力容器100上方で
の燃料54の取扱時間内の横行時間の約40秒程度の削
減効果と、前記実施例4における第1の横行台車112
を2台用いることによる約200秒の削減効果とにより
約200秒程度である。
【0274】この第2変形例を採用した時のサイクルの
クリティカルは、燃料中継装置151から燃料ラック2
までのサイクル(b〜c〜d、e〜f〜g〜h)の約2
00秒程度となり、燃料54の1体当たりに換算して、
燃料取出し期間が約340秒程度短縮される。これは、
従来法の4/11の燃料取出し期間に短縮できることに
相当する。
【0275】(第3変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方から燃料貯蔵プール102の上方のオ
ペレーションフロア103の軌道上で走行する第1の走
行台車110の上を第1の多段伸縮マスト132を取付
けた複数台の第1の横行台車112を横行させ、炉心シ
ュラウド104の上面に周方向に回転する燃料中継装置
151を設置し、原子炉ピット1の軌道142上で走行
する第2の走行台車111の上を第2の多段伸縮マスト
133を取付けた複数台の第2の横行台車113を横行
させ、これ等の協調動作により水中で燃料を取扱うよう
にしたものである。
【0276】このような第3変形例の作用は、本質的に
は第2の変形例と同様であるが、下記の点で異なる。す
なわち、原子炉ピット1の軌道142を走行する第2の
走行台車111の上を横行する第2の横行台車113が
複数台設けられ、炉心101の燃料54を取扱う領域を
それぞれに割り当てて作業をするようにした点が異な
る。
【0277】このような第3変形例によると、下記の効
果が奏される。
【0278】本例を採用すると、炉心101上方での燃
料取扱い作業サイクル(a〜b〜c、d〜e)、炉心1
01周辺上方での燃料取扱い作業(b〜c〜d)、原子
炉圧力容器100上方から燃料貯蔵プール102までの
往復(e〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での
燃料取扱い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分
離できる。炉心101から燃料中継装置151へ燃料5
4を移送するサイクル(a〜b〜c、d〜e)は、第2
の横行台車113を2台用いることにより、第2変形例
の1/2になり約85秒程度である。
【0279】また、燃料中継装置151から燃料ラック
2への燃料移送サイクル(b〜c〜d、e〜f〜g〜
h)は、第2変形例と同様の約200秒程度である。こ
の第3変形例を採用した時のサイクルのクリティカル
は、燃料中継装置151から燃料ラック2までのサイク
ルの約200秒程度となり、燃料54の1体当たりに換
算して、燃料取出し期間が約340秒程度短縮される。
これは、従来法の4/11の燃料取出し期間に短縮でき
ることに相当する。
【0280】(第4変形例)この変形例は、第3変形例
の燃料ラック2の燃料受け皿117に電気粘性流体12
0を応用したダッシュポット116を用い、これと第3
変形例の各種装置との協調動作により水中で燃料を取扱
うようにしたものである。
【0281】このような第4の作用は、本質的には第3
変形例と同様であるが、燃料ラック2へ燃料54を装荷
する時の昇降速度を大きくしたり、低速度で昇降する距
離を短くしたりして、昇降時間を短縮する点で異なって
いる。
【0282】このような第4変形例によると、下記の効
果が奏される。
【0283】本例を採用すると、炉心101上方での燃
料取扱い作業サイクル(a〜b〜c、d〜e)、炉心1
01周辺上方での燃料取扱い作業(b〜c〜d)、原子
炉圧力容器100上方から燃料貯蔵プール102までの
往復(e〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での
燃料取扱い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分
離できる。炉心101から燃料中継装置151へ燃料5
4を移送するサイクル(a〜b〜c、d〜e)は、第3
変形例同様の約85秒程度である。
【0284】また、燃料中継装置151から燃料ラック
2への燃料移送サイクル(b〜c〜d、e〜f〜g〜
h)は、従来の方法の原子炉圧力容器100上方での燃
料54の取扱時間(260秒)内の横行(d〜e)に必
要な時間の約40秒程度の削減と、昇降(a〜b)に必
要な時間の約100秒の削減と、この第4変形例を採用
することにより燃料ラック2への装着のための昇降(g
〜h)を行うに必要な時間を低速運行距離を最低限にす
ることにより約1/2程度(従来は、G=150秒)に
短縮することによる約70秒程度の削減と、第1の横行
台車112を2台用いることによる約165秒程度の削
減とにより、約165秒程度である。また、この第4変
形例を採用した時のサイクルのクリティカルは、燃料中
継装置151から燃料ラック2までのサイクル(b〜c
〜d、e〜f〜g〜h)の約165秒程度となり、燃料
54の1体当たりに換算して燃料取出し期間が約375
秒程度短縮される。これは、従来法の約3/10の燃料
取出し期間に短縮できることに相当する。
【0285】(第5変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方から燃料貯蔵プール102の上方から
燃料貯蔵プール102までオペレーションフロア103
の軌道上で走行する第1の走行台車110の上を第1の
多段伸縮マスト132を取付けた第1の横行台車112
を横行させ、炉心シュラウド104の上面に周方向に回
転し、横方向から燃料の受取りができ、上面から燃料の
取出しができる燃料中継装置154を設置し、原子炉ピ
ット1の軌道142を走行する第2の走行台車111の
上を先端段のマストにリンク式伸縮機構を付けた第2の
多段伸縮マスト133を搭載した第2の横行台車113
を横行させ、これ等の協調動作により水中で燃料を取扱
うようにしたものである。
【0286】このような第5変形例の作用は、本質的に
は第1変形例と同様であるが、下記の点が異なる。すな
わち、第2の走行台車111の上を横行する第2の横行
台車113に取付けた第2の多段伸縮マスト153の先
端段のマストのリンク式伸縮機構152で炉心101か
ら取出した燃料54を燃料中継装置154に横側より装
荷し、第1の走行台車110の上を横行する第1の横行
台車112に取付けた第1の多段伸縮マスト132で燃
料中継装置154の上側より燃料54を吊り出し、燃料
ラック2に移送するところが異なっている。
【0287】このような第5変形例によると、下記の効
果が奏される。
【0288】本例を採用すると、炉心101上方での燃
料取扱い作業サイクル(a〜b、d〜e)、炉心101
周辺上方での燃料取扱い作業(b〜c〜d)、原子炉圧
力容器100上方から燃料貯蔵プール102までの往復
(e〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料
取扱い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離で
きる。炉心101から燃料中継装置154への燃料54
の移送サイクル(a〜b、d〜e)は、従来の方法と比
べて横方向の移動距離(d〜e)が半分程度になるため
横行時間の約20秒程度の削減が図れるとともに、従来
の方法の原子炉圧力容器100上方の昇降方向の移動時
間と同等(A=100秒)に約120秒程度である。
【0289】また、燃料中継装置154から燃料ラック
2への燃料移送サイクル(b〜c〜d、e〜f〜g〜
h)は、第1変形例と同様の約400秒程度である。本
例を採用した時のサイクルのクリティカルは、燃料中継
装置154から燃料ラック2までのサイクル(b〜c〜
d、e〜f〜g〜h)の約400秒程度となり、燃料5
4の1体当たりに換算して燃料取出し期間が約140秒
程度短縮される。これは、従来法の5/7の燃料取出し
期間に短縮できることに相当する。
【0290】(第6変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方から燃料貯蔵プール102までオペレ
ーションフロア103の軌道上で走行する第1の走行台
車110の上を第1の多段伸縮マスト132を取付けた
複数台の第1の横行台車112を横行させ、炉心シュラ
ウド104の上面に周方向に回転し、横方向より燃料の
受取りができ、上面から燃料の取出しができる燃料中継
装置154を設置し、原子炉ピット1の軌道142上で
走行する第2の走行台車111の上を先端段のマストに
リンク式伸縮機構152を付けた第2の多段伸縮マスト
153を搭載した第2の横行台車113を横行させ、こ
れ等の協調動作により水中で燃料を取扱うようにしたも
のである。
【0291】このような第6変形例の作用は、本質的に
は第5変形例と同様であるが、下記の点が異なる。すな
わち、第2の走行台車111の上を横行する第2の横行
台車113に取付けた第2の多段伸縮マスト153の先
端段のマストのリンク式伸縮機構152で炉心101か
ら取出した燃料54を燃料中継装置154に横側より装
荷し、第1の走行台車110の上を横行する複数台の第
1の横行台車112に取付けた第1の多段伸縮マスト1
32で燃料中継装置151の上側より同時に複数体の燃
料54を吊り出し、燃料ラック2に移送する点が異なっ
ている。
【0292】このような第6変形例によれば、下記の効
果が奏される。
【0293】本例を採用すると、炉心101上方での燃
料取扱い作業サイクル(a〜b、d〜e)、炉心101
周辺上方での燃料取扱い作業(b〜c〜d)、原子炉圧
力容器100上方より燃料貯蔵プール102までの往復
(e〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料
取扱い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離で
きる。炉心101から燃料中継装置154への燃料54
の移送サイクル(a〜b、d〜e)は、第2変形例と同
様に約120秒程度である。
【0294】また、燃料中継装置154から燃料ラック
2への燃料移送サイクル(b〜c〜d、e〜f〜g〜
h)は、2台の第1の横行台車112を採用すると第2
変形例の1/2になり、約200秒程度である。本例を
採用した時のサイクルのクリティカルは、燃料中継装置
154から燃料ラック2までのサイクル(b〜c〜d、
e〜f〜g〜h)の約200秒程度となり、燃料54の
1体当たりに換算して燃料取出し期間が約340秒程度
短縮される。これは、従来法の4/11の燃料取出し期
間に短縮できることに相当する。
【0295】(第7変形例)この変形例は、第6変形例
の燃料ラック2の燃料受け皿117に電気粘性流体12
0を応用したダッシュポット116を用い、第1の走行
台車111の上を第2の多段伸縮マスト153を取付け
た複数台の第2の横行台車113を横行させ、これと第
6変形例の各種装置との協調動作により、水中で燃料を
取扱うようにしたものである。
【0296】このような第7変形例の作用は、本質的に
は第6変形例と同様であるが、下記の点が異なる。すな
わち、電気粘性流体120を応用したダッシュポット1
16を用いて燃料ラック2へ燃料54を装荷する時の昇
降速度を大きくしたり、低速度で昇降する距離を短くし
たりして、昇降時間を短縮すること、複数台の第2の横
行台車113に取付けた第2の多段伸縮マスト153の
先端段のマストのリンク式伸縮機構152で炉心101
から同時に取出した複数体の燃料54を燃料中継装置1
54に横側より装荷する点が異なっている。
【0297】このような第7変形例によると、下記の効
果が奏される。
【0298】本例を採用すると、炉心101上方での燃
料取扱い作業サイクル(a〜b、d〜e)、炉心101
周辺上方での燃料取扱い作業(b〜c〜d)、原子炉圧
力容器100上方から燃料貯蔵プール102までの往復
(e〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料
取扱い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離で
きる。炉心101から燃料中継装置154への燃料54
を移送サイクル(a〜b、d〜e)は、第6変形例の1
/2になり約60秒程度である。
【0299】また、燃料中継装置154から燃料ラック
2への燃料移送サイクル(b〜c〜d、e〜f〜g〜
h)は、第6変形例の削減効果に本例を採用することに
より期待される効果の燃料ラックへの装着のための昇降
(g〜h)のための時間を低速運行距離を最低限にする
ことにより約1/2程度に短縮することによる約70秒
程度の削減効果を加えることにより約165秒程度であ
る。本例を採用した時のサイクルのクリティカルは、燃
料中継装置154から燃料ラック2までのサイクル(b
〜c〜d、e〜f〜g〜h)の約165秒程度となり、
燃料54の1体当たりに換算して燃料取出し期間が約3
75秒程度短縮される。これは、従来法の3/10の燃
料取出し期間に短縮できることに相当する。
【0300】(第8変形例)この変形例は、燃料貯蔵プ
ール102の上方のオペレーションフロア103の軌道
上で走行する第1の走行台車110の上を第1の多段伸
縮マスト132を取付けた第1の横行台車112を横行
させ、炉心シュラウド104の上面に周方向に回転し、
横側および上面より燃料の取出しができる燃料中継装置
154を設置し、原子炉ピット1の軌道142を走行す
る第2の走行台車111の上を先端段のマストにリンク
式伸縮機構を取付けた第2の多段伸縮マスト133を搭
載した第2の横行台車113を横行させ、原子炉ピット
1の床面と燃料貯蔵プール102に設置した架台に軌道
4を設け、その上で複数台の燃料取扱い走行台車6を走
行させ、原子炉ピット1の床面に燃料昇降装置82を設
置し、これ等の協調動作により水中で燃料を取扱うよう
にしたものである。
【0301】このような第8変形例の作用は、本質的に
は第5変形例と同様であるが、下記の点が異なる。すな
わち、燃料取扱い走行台車6および燃料昇降装置82を
原子炉ピット1の床面に設置された軌道上に天井クレー
ンで吊り込んで設置し、燃料取扱いの準備を行ない、第
2の走行台車111の上を横行する第2の横行台車11
3に搭載した第2の多段伸縮マスト133の先端段のマ
ストにリンク式伸縮機構で炉心101から燃料中継装置
151に燃料を移送し、燃料中継装置154から燃料昇
降装置82で燃料54を吊り上げ、燃料取扱い走行台車
6に装荷し、燃料取扱い走行台車6を燃料貯蔵プール2
へ移動し、第1の走行台車110の上を横行する横行台
車112に搭載された第1の多段伸縮マスト132で燃
料取扱い走行台車6から燃料ラック2へ移送する点が異
なっている。
【0302】このような第8変形例によると、下記の効
果が奏される。
【0303】本例を採用すると、炉心101上方での燃
料取扱い作業サイクル(a〜b、d〜e)、炉心101
周辺上方での燃料取扱い作業(b〜c〜d)、原子炉圧
力容器100上方から燃料貯蔵プール2までの往復(e
〜f)、および燃料貯蔵プール2上方での燃料取扱い作
業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離できる。炉
心101から燃料中継装置151への燃料54の移送サ
イクル(a〜b、d〜e)は、第5変形例と同様に約1
20秒程度である。
【0304】また、燃料中継装置151から燃料取扱い
走行台車6への燃料54の移送サイクル(b〜c〜d)
は、従来の方法の原子炉圧力容器100上方の昇降方向
の移動時間と同等(B+C=120秒)の能力のものを
採用すると約120秒程度である。炉心101の周辺か
ら燃料貯蔵プール120への燃料移送サイクル(e〜
f)は、約120秒程度になるように複数台の燃料取扱
い走行台車6を用いる。燃料取扱い走行台車6から燃料
ラック2への燃料移送サイクル(f〜g〜h)は、従来
方法の燃料貯蔵プール102上方のサイクルと同様に約
230秒程度である。本例を採用した時のサイクルのク
リティカルは、燃料貯蔵プール102の上方のサイクル
(f〜g〜h)の約230秒程度となり、燃料54の1
体当たりに換算して燃料取出し期間が約310秒程度短
縮される。これは、従来方法の約5/12の燃料取出し
期間に短縮できることに相当する。
【0305】(第9変形例)この変形例は、第8変形例
の燃料ラック2の燃料受け皿117に電気粘性流体12
0を応用したダッシュポット116を用い、第2の走行
台車111の上を先端段のマストにリンク式伸縮機構を
取付けた第2の多段伸縮マスト133を搭載した複数台
の第2の横行台車113を横行させ、燃料貯蔵プール1
02の上方のオペレーションフロア103の軌道上を走
行する第1の走行台車110の上を第1の多段伸縮マス
ト132を取付けた複数台の第1の横行台車112を横
行させ、これらと第8変形例の各種装置との協調動作に
より水中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0306】このような第9変形例の作用は、本質的に
は第8変形例と同様であるが、下記の点が異なる。すな
わち、電気粘性流体120を応用したダッシュポット1
16で燃料ラック2へ燃料54を装荷する時の昇降速度
を大きくしたり、低速度で昇降する距離を短くしたりし
て、昇降時間を短縮すること、炉心101から燃料中継
装置154へ複数体の燃料54を同時に移送すること、
燃料取扱い走行台車6から燃料ラック2へ複数体の燃料
54を同時に移送することが異なっている。
【0307】このような第9変形例によると、下記の効
果が奏される。
【0308】本例を採用すると、炉心101上方での燃
料取扱い作業サイクル(a〜b、d〜e)、炉心101
周辺上方での燃料取扱い作業(b〜c〜d)、原子炉圧
力容器100上方から燃料貯蔵プール102までの往復
(e〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料
取扱い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離で
きる。
【0309】炉心101から燃料中継装置151への燃
料54の移送サイクル(a〜b、d〜e)は、第2の横
行台車113を2台採用することにより、第8変形例の
1/2となり約60秒程度である。燃料中継装置151
から燃料取扱い走行台車6への燃料54の移送サイクル
(b〜c〜d)は、従来の方法による原子炉圧力容器1
00上方の昇降方向の移動時間(B+C=120秒)の
2倍の能力のものを採用すると約60秒程度である。炉
心101の周辺から燃料貯蔵プール102への燃料移送
サイクル(e〜f)は、約60秒程度になるように複数
台の燃料取扱い走行台車6を用いる。
【0310】燃料取扱い走行台車6から燃料ラック2へ
の燃料移送サイクル(f〜g〜h)は、従来方法の燃料
貯蔵プール102の上方のサイクルと同様に約230秒
程度より本例を採用することにより期待される効果の燃
料ラックへの装着のための昇降(g〜h)における時間
を低速運行距離を最低限にすることにより約1/2程度
に短縮することによる約70秒程度の削減と、第1の横
行台車112を2台採用することにより約80秒程度の
削減とにより、約80秒程度である。本例を採用した時
のサイクルのクリティカルは、燃料貯蔵プール102の
上方のサイクル(f〜g〜h)の約80秒程度となり、
燃料54の1体当たりに換算して燃料取出し期間が約4
60秒程度短縮される。これは、従来方法の約1/7の
燃料取出し期間に短縮できることに相当する。
【0311】(第10変形例)この変形例は、原子炉圧
力容器100の上方のオペレーションフロア103の軌
道上を走行する第1の走行台車110の上をリンク式伸
縮機構を付けた第1の多段伸縮マスト132を搭載した
第1の横行台車112を横行させ、燃料貯蔵プール10
2の上方のオペレーションフロア103の軌道上を走行
する第2の走行台車111の上を第2の多段伸縮マスト
133を取付けた第2の横行台車113を横行させ、炉
心シュラウド104の上面に周方向に回転し、横側およ
び上面から燃料54を取出しができる燃料中継装置15
4を設置し、これらの協調動作により水中で燃料を取扱
うようにしたものである。
【0312】このような第10変形例の作用は、本質的
には第5変形例と同様であるが、第1の走行台車110
および第2の走行台車111がオペレーションフロア1
03の軌道上を走行し、第1の多段伸縮マスト132お
よび第2の多段伸縮マスト133を伸ばして燃料54を
取扱う点が異なっている。
【0313】このような第10変形例によると、下記の
効果が奏される。
【0314】本例を採用すると、炉心101上方での燃
料取扱い作業サイクル(a〜b、d〜e)、炉心101
周辺上方での燃料取扱い作業(b〜c〜d)、原子炉圧
力容器100上方より燃料貯蔵プール102までの往復
(e〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料
取扱い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離で
きる。
【0315】炉心101から燃料中継装置154への燃
料54の移送サイクル(a〜b、d〜e)は、第5変形
例と同様に約120秒程度である。また、燃料中継装置
154から燃料ラック2への燃料移送サイクル(b〜c
〜d、e〜f〜g〜h)は、第4実施例と同様に約40
0秒程度である。この第10変形例を採用した時のサイ
クルのクリティカルは、燃料中継装置154から燃料ラ
ック2への燃料移送サイクル(b〜c〜d、e〜f〜g
〜h)の約400秒程度となり、燃料54の1体当たり
に換算して燃料取出し期間が約140秒程度短縮され
る。これは、従来方法の約5/7の燃料取出し期間に短
縮できることに相当する。
【0316】(第11変形例)この変形例は、第10変
形例の燃料ラック2の燃料受け皿117に電気粘性流体
120を応用したダッシュポット116を用い、原子炉
圧力容器100の上方のオペレーションフロア103の
軌道上で走行する第1の走行台車110の上をリンク式
伸縮機構を付けた第1の多段伸縮マスト132を搭載し
た第1の横行台車112を複数台横行させ、燃料貯蔵プ
ール102の上方のオペレーションフロア103の軌道
上で走行する第2の走行台車111の上を第2の多段伸
縮マスト133を取付けた第2の横行台車113を複数
台横行させ、第10変形例の各種装置との協調動作によ
り水中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0317】この第11変形例の作用は、本質的には第
10変形例と同様であるが、第1の横行台車112を複
数台横行させ、第2の横行台車113を複数台横行さ
せ、燃料ラック2へ燃料54を装荷する時の昇降速度を
大きくしたり、低速度で昇降する距離を短くしたりし
て、昇降時間を短縮する点が異なっている。
【0318】このような第11変形例によると、下記の
効果が奏される。
【0319】本例を採用すると、炉心101上方での燃
料取扱い作業サイクル(a〜b、d〜e)、炉心101
周辺上方での燃料取扱い作業(b〜c〜d)、原子炉圧
力容器100上方から燃料貯蔵プール102までの往復
(e〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料
取扱い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離で
きる。
【0320】炉心101から燃料中継装置154へ燃料
54を移送サイクル(a〜b、d〜e)は、2台の第1
の横行台車112を採用することにより第10変形例の
1/2となり約60秒程度である。また、燃料中継装置
154から燃料ラック2への燃料移送サイクル(b〜c
〜d、e〜f〜g〜h)は、燃料ラック2への装着のた
めの昇降(g〜h)における時間を低速運行距離を最低
限にすることにより約1/2程度に短縮することによる
約70秒程度の短縮効果を2台の第1の横行台車112
を採用することにより第10変形例の1/2にする効果
に加えることにより約165秒程度である。この第11
変形例を採用した時のサイクルのクリティカルは、燃料
中継装置154から燃料ラック2へのサイクル(b〜c
〜d、e〜f〜g〜h)の約165秒程度となり、燃料
54の1体当たりに換算して燃料取出し期間が約375
秒程度短縮される。これは、従来方法の約3/10の燃
料取出し期間に短縮できることに相当する。
【0321】実施例5(図24) 本実施例は、原子炉圧力容器100の上方から燃料貯蔵
プール102の上方までオペレーションフロア103の
軌道上で走行する第1の走行台車110の上を第1の多
段伸縮マスト132を取付けた第1の横行台車112を
横行させ、炉心シュラウド104の上面に周方向に回転
する回転台車161を設置し、その上に燃料昇降台車1
62と燃料中継台車163を搭載し、これらの協調動作
により水中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0322】図24に示すように、オペレーションフロ
ア103上で走行する第1の走行台車110の上を横行
する第1の横行台車112に搭載された第1の多段伸縮
マスト132と、炉心シュラウド104の上面に周方向
に回転する回転台車161を設置し、その上に燃料昇降
台車162と燃料中継台車163を搭載して燃料54を
取り扱うようになっている。回転台車161は、その上
に搭載された駆動装置で組車輪164を働かせ炉心シュ
ラウド104の上面で周方向に回転する。
【0323】燃料昇降台車162には、掴み具165を
先端に取付けた腕機構166を昇降させる機構を内蔵す
る支柱167、走行および燃料54の昇降を行なうため
の駆動装置168と制御装置が取付けられている。燃料
中継台車163は、燃料受け皿169、燃料保持機構1
70、回転支柱171、回転台172、走行台車173
等で構成されている。走行台車179に固定された支柱
に、回転支柱171と回転台172が取付けられ、回転
支柱171に燃料保持機構170が取付けられ、回転支
柱171と回転台172に燃料受け皿169が、取付け
られている。これらの駆動装置は、図示を省略する。
【0324】この実施例5の作用を説明すると、以下の
通りである。
【0325】まず、軽水冷却原子炉の原子炉圧力容器1
00の蓋の取り外しを行ない、周方向に回転する回転台
車161を炉心シュラウド104の上面に天井クレーン
で吊り込んで設置し、続いて回転台車161の軌道上に
燃料昇降台車162と燃料中継台車163とを天井クレ
ーンで吊り込んで搭載する。燃料取扱いの第1の走行台
車110に搭載された第1の多段伸縮マスト132を取
付けた第1の横行台車112を燃料中継台車163の燃
料54の受け皿の真上に移動し、燃料取扱い作業の準備
を終了する。
【0326】次に、燃料54を炉心101から燃料貯蔵
プール102の燃料ラック2へ移送する手順を示す。回
転台車161の軌道上の燃料昇降台車162を炉心10
1の取り出しを行なう燃料54の近傍に移動させ、腕機
構166の先端に取付けた掴み具165が、取出しを行
なう燃料54の真上に来たら、腕機構166を支柱16
7に沿って下降させ、掴み具165が、燃料54の吊り
金具55を掴める位置に来たら下降をやめる。そして、
燃料54の吊り金具55を掴み、掴み状態を検出器(図
示せず)で確認したら、腕機構166を支柱167に沿
って上昇させ、燃料中継台車163の燃料受け皿169
の頂部より多少高い位置で上昇をやめる。燃料中継台車
163の燃料受け皿169で燃料54が搭載されていな
い受け皿169部分を燃料昇降台車162の方に向け
る。
【0327】一方、燃料保持機構170を開いた状態に
して、燃料中継台車163を燃料昇降台車162に接す
る位置まで移動する。燃料昇降台車162の腕機構16
6の掴み具165で掴まれた燃料54が、燃料中継台車
163の燃料受け皿169の真上に来たことが確認され
たら(確認装置図示せず)、腕機構166を支柱167
に沿って下降させ、燃料54を燃料中継台車163の燃
料受け皿169に装荷する。燃料54が燃料受け皿16
9に着床したことを確認したら(確認装置図示せず)、
腕機構166を支柱167に沿って下降するのをやめ、
燃料保持機構170を閉じてゆるやかな保持を行なう。
【0328】保持作業が終了したことを確認したら(確
認装置図示せず)、腕機構166を支柱167に沿って
再び下降させ、掴み具165への負荷が無くなったこと
が確認されたら(確認装置図示せず)、掴み具165と
燃料54の結合状態を解放状態とする。結合が解除され
たことを確認したら(確認装置図示せず)、腕機構16
6を支柱167に沿って多少上昇させ、燃料昇降台車1
62を次に取出す燃料54の位置に走行させる。
【0329】その時、回転台車161の回転を行ない、
燃料中継台車163を燃料昇降台車162から離れる方
向への走行を行なう。また燃料昇降台車162の回転台
172を回転させ、燃料54が搭載されていない燃料受
け皿169を、燃料昇降台車162の方向に向け、次の
取出される燃料54を受取るために待機する。
【0330】第1の走行台車110の第1の横行台車1
12に搭載した第1の多段伸縮マスト132を伸ばし、
掴み具で燃料中継装置163に搭載された燃料54を掴
んだら、燃料54を燃料貯蔵プール102へ向けて横方
向の移送が可能となる高さ(原子炉ピット1の床面位置
より多少高い位置)まで燃料54を吊り上げる。第1の
走行台車110を燃料貯蔵プール102へ走行する時
に、燃料54がカナル7を通過できるように第1の横行
台車112を横行させ、第1の走行台車110をカナル
7を通過させて燃料貯蔵プール102の上方へ移動させ
る。
【0331】続いて、第1の走行台車110および第1
の横行台車112を走行および横行させ、燃料ラック2
の所定の位置の真上に第1の多段伸縮マスト132で掴
んだ燃料54を移動させる。センサあるいは画像情報
(図示せず)から第1の多段伸縮マスト132が燃料ラ
ック2の所定の位置に来たことが確認されると、第1の
多段伸縮マスト132を伸ばし、燃料ラック2に燃料5
4を挿入する。燃料ラック2に着床したことがセンサ
(図示せず)情報で確認されたら、第1の多段伸縮マス
ト132の先端の燃料54の掴み状態を解除し、第1の
多段伸縮マスト132を縮める。第1の走行台車110
および第1の横行台車112を走行および横行させ、カ
ナル7を伸縮マスト132を通過させ、燃料中継台車1
63の燃料受け皿169の真上に第1の多段伸縮マスト
132を移動させる。以下、これらの動作を繰り返すこ
とにより燃料54を炉心101から取出すことになる。
また、炉心101への燃料54の装荷は、上記の逆の手
順で行なう。
【0332】以上の実施例5によると、下記の効果が奏
される。
【0333】燃料を1体取出す時にかかる時間につい
て、従来の方法では図9に示すように、原子炉圧力容器
100の上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約220秒
程度(A=100秒、B=50秒、C=70秒)かか
り、横行(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)かか
り、原子炉圧力容器100上方から燃料貯蔵プール10
2までの往復(e〜f)に約50秒程度(E=50秒)
かかり、燃料貯蔵プール102上方での燃料ラック2へ
の装着のための昇降(g〜h)に約150秒程度(G=
150秒)かかり、横行(f〜g)に約80秒程度(F
=80)かかり、全体で約540秒程度かかっている。
【0334】この実施例5を採用すると、炉心101上
方での燃料取扱い作業サイクル(a〜b)と、炉心10
1上方より燃料貯蔵プール102までの往復(b〜c〜
d、e〜f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃
料取扱い作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離
できる。炉心101から燃料中継台車163への燃料5
4を移送するサイクル(a〜b)は、従来の方法の原子
炉圧力容器100上方の昇降方向の移動時間と同等(A
=100秒)の約100秒程度である。また、燃料中継
台車163から燃料ラック2への燃料移送サイクル(b
〜c〜d、e〜f〜g〜h)は、従来の方法の原子炉圧
力容器100上方での燃料54の取扱時間内の横行(d
〜e)のための時間の約40秒の削減と、昇降(b〜c
〜d)距離が短くなったための約100秒の削減とによ
り、約400秒程度である。この実施例5を採用した時
のサイクルのクリティカルは、燃料中継台車163から
燃料ラック2までのサイクル(b〜c〜d、e〜f〜g
〜h)の約400秒程度となり、燃料54の1体当たり
に換算して燃料取出し期間が約140秒程度短縮され
る。これは、従来の方法の約5/7の燃料取出し期間に
短縮できることに相当する。
【0335】(第1変形例)この変形例は、前述した実
施例5において原子炉圧力容器100および燃料貯蔵プ
ール102の上方のオペレーションフロア103の軌道
上を走行する第1の走行台車110の上を、第1の多段
伸縮マスト132を取付けた複数台の第1の横行台車1
12を横行させ、他の各種装置との協調動作により、水
中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0336】このような第1変形例の作用は、本質的に
第5の発明の第一の実施例と同様であるが、複数台の第
1の横行台車112を用いて燃料中継台車163より複
数体の燃料54を同時に吊りだし、燃料ラック2に同時
に移送,装荷する所が異なっている。
【0337】このような第1変形例によると、以下の効
果が奏される。
【0338】本例を採用すると、炉心101上方での燃
料取扱い作業サイクル(a〜b)と、炉心101上方か
ら燃料貯蔵プール102までの往復(b〜c〜d、e〜
f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料取扱い
作業(f〜g〜h)サイクルの並行作業に分離できる。
炉心101より燃料中継台車163への燃料54を移送
するサイクル(a〜b)は、第5実施例と同様の約10
0秒程度である。また、燃料中継台車163から燃料ラ
ック2への燃料移送サイクル(b〜c〜d、e〜f〜g
〜h)は、第1の横行台車112を2台用いると、第5
の発明の第一の実施例の1/2になり約200秒程度で
ある。本例を採用した時のサイクルのクリティカルは、
燃料中継台車163から燃料ラック2までのサイクル
(b〜c〜d、e〜f〜g〜h)の約200秒程度とな
り、燃料54の1体当たりに換算して燃料取出し期間が
約340秒程度短縮される。これは、従来の方法の約4
/11の燃料取出し期間に短縮できることに相当する。
【0339】(第2変形例)この変形例は、燃料貯蔵プ
ール102の上方で走行する第1の走行台車110の上
を第1の多段伸縮マスト132を取付けた複数台の第1
の横行台車112を横行させ、炉心シュラウド103の
上面に周方向に回転する回転台車161を設置し、その
上に燃料昇降台車162と複数台の燃料中継台車163
とを搭載し、燃料中継台車163を回転台車161から
燃料貯蔵プール102へ移送する吊り装置を搭載した第
2の走行台車をオペレーションフロア103の軌道を走
行させ、これらの協調動作により水中で燃料を取扱うよ
うにしたものである。
【0340】この第2変形例の作用は、本質的に前述し
た実施例5と同様であるが、燃料中継台車163に複数
体の燃料54を搭載した状態で第2の走行台車を用いて
燃料中継台車163を吊り出し、燃料貯蔵プール102
に移送して設置し、第1の走行台車110の上を横行す
る複数台の第1の横行台車112の第1の多段伸縮マス
ト132で複数体の燃料54を燃料中継台車163から
同時に吊り上げ、燃料ラック2に同時に移送・装荷する
点が異なっている。
【0341】このような第2変形例によると、下記の効
果が奏される。
【0342】本例を採用すると、炉心101上方での燃
料取扱い作業サイクル(a〜b)と、炉心101上方よ
り燃料貯蔵プール102までの往復(b〜c〜d、e〜
f)、および燃料貯蔵プール102上方での燃料取扱い
作業サイクル(f〜g〜h)の並行作業に分離できる。
炉心101から燃料中継台車163への燃料54を移送
サイクル(a〜b)は、実施例5と同様の約100秒程
度である。回転台車161から燃料貯蔵プール102へ
燃料中継台車163を搬送するサイクル(b〜c〜d、
e〜f)は、従来方法の移動速度の機器を用いると約1
70秒程度(B+C+E=170秒)である。燃料中継
台車163に燃料54を4体搭載して移送する場合、1
体当たりに換算してこの搬送するサイクルは、約45秒
程度となる。
【0343】また、燃料中継台車163から燃料ラック
2への燃料移送サイクル(f〜g〜h)は、第1の横行
台車112を2台用いると、従来の方法の燃料貯蔵プー
ル102上方での燃料54の取扱期間(G+F=230
秒)の1/2となり約115秒程度である。本発明を採
用した時のサイクルのクリティカルは、燃料貯蔵プール
102の上方のサイクルの約115秒程度となり、燃料
54の1体当たりに換算して燃料取出し期間が約425
秒程度短縮される。これは、従来の方法の約2/9の燃
料取出し期間に短縮できることに相当する。
【0344】(第3変形例)この変形例は、燃料貯蔵プ
ール102の上方で走行する第1の走行台車110の上
を第1の多段伸縮マスト132を取付けた複数台の第1
の横行台車112を横行させ、炉心シュラウド104の
上面に周方向に回転する回転台車161を設置し、その
上に燃料昇降台車162と複数台の燃料中継台車163
を搭載し、燃料中継台車163を回転台車161から燃
料貯蔵プール102へ移送するのに天井クレーンを用
い、これらの協調動作により水中で燃料を取扱うように
したものである。
【0345】この第3変形例の作用は、本質的には第2
変形例と同様であるが、下記の点で異なる。第2の走行
台車を用いて燃料中継台車163を炉心101の上部よ
り燃料貯蔵プール102に移送するのを天井クレーンを
用いて行なう。
【0346】このような第3変形例によると、下記の効
果が奏される。
【0347】本発明を採用することにより期待される効
果は、第5の発明の第1実施例と同様であり、本発明を
採用した時のサイクルのクリティカルは、燃料貯蔵プー
ル102の上方のサイクル(f〜g〜h)の約115秒
程度となり、燃料54の1体当たりに換算して燃料取出
し期間が約425秒程度短縮される。これは、従来の方
法の約2/9の燃料取出し期間に短縮できることに相当
する。前述した実施例5と異なり、第2の走行台車11
0が必要ないため、設備費用が少なくて済む。
【0348】本実施例は、原子炉圧力容器100の上方
のオペレーションフロア103の軌道上で走行する第1
の走行台車110の上を第1の多段伸縮マスト132を
取付けた第1の横行台車112を横行させ、燃料貯蔵プ
ール102の上方のオペレーションフロア103の軌道
上で走行する第2の走行台車111の上を第2の多段伸
縮マスト133を取付けた第2の横行台車113を横行
させ、第1と第2の走行台車の間を走行する第3の走行
台車181の上を複数の燃料54を搭載する燃料中継装
置182を吊り下げる装置を搭載した第3の横行台車1
83を横行させ、原子炉ピット1の床面および燃料貯蔵
プール102の床面に燃料中継装置182を複数台設置
し、これ等の協調動作により水中で燃料を取扱うようし
たものである。
【0349】図25に示すように、オペレーションフロ
ア103を走行する第1の走行台車110の上を横行す
る第1の横行台車112に搭載された第1の多段伸縮マ
スト132と、第2の走行台車111の上を横行する第
2の横行台車113に搭載された第2の多段伸縮マスト
133と、第1と第2の走行台車の間を走行する第3の
走行台車181で複数の燃料54を搭載する燃料中継装
置182を介して燃料54を取扱うようになっている。
燃料中継装置182は、燃料受け皿,燃料保持機構,回
転支柱,回転台,据付台等で構成されている。また、支
柱の頂点には吊り金具が取付けられている。
【0350】このような構成の実施例6において、原子
炉圧力容器100の蓋の取り外しを行い、燃料中継装置
182を原子炉ピット1の床面および燃料貯蔵プール1
02の床面に天井クレーンで吊り込んで設置し、第1の
多段伸縮マスト132を取付けた第1の横行台車112
を搭載した第1の走行台車110を原子炉圧力容器10
0の上方に走行させ、複数の燃料54を搭載する燃料中
継装置182を吊下げる装置を取付けた第3の横行台車
183を搭載した第3の走行台車181をカナル7の上
方のオペレーションフロア103の軌道上を走行させ、
第2の多段伸縮マスト133を取付けた第2の横行台車
113を搭載した第2の走行台車111を燃料貯蔵プー
ル102の上方のオペレーションフロア103の軌道上
を走行させ、燃料取扱い作業の準備を終了する。
【0351】次に、燃料54を炉心101から燃料貯蔵
プール102の燃料ラック2へ移送する手順を制御棒す
る。第1の走行台車110および第1の横行台車112
を走行および横行させて第1の多段伸縮マスト132
を、取り出しを行う燃料54の真上に移動させる。真上
に来たことが検出器(図示せず)等で確認されたら、第
1の多段伸縮マスト132を伸ばす。多段伸縮マスト1
32の先端に取付けた掴み具が燃料54の吊り金具55
に来たことが検出器(図示せず)等で確認されたら下降
をやめて燃料54の吊り金具55を掴み、掴み状態を検
出器(図示せず)で確認したら第1の多段伸縮マスト1
32を縮め、燃料中継装置182の燃料受け皿169の
頂部より多少高い位置まで燃料54を吊り上げる。一
方、燃料中継装置182の燃料受け皿169に燃料54
が搭載されていない所があると、搭載されていない所の
燃料受け皿169を、炉心101の方に向け、この時、
燃料保持機構170は、燃料54を横方向から装荷でき
るように開いた状態にしている。第1の走行台車110
および第1の横行台車112を走行および横行させて第
1の多段伸縮マスト132の先端に掴まれた燃料54
を、燃料中継装置182の燃料受け皿169の真上に移
動させる。燃料54が燃料受け皿169の真上に来たこ
とを確認したら(確認装置図示せず)、第1の多段伸縮
マスト132を伸ばして燃料54を燃料中継装置182
の燃料受け皿169に装荷する。
【0352】燃料54が燃料受け皿169に着床したこ
とを確認したら、第1の多段伸縮マスト132を伸ばす
のをやめ、燃料保持機構170を閉じてゆるやかな保持
を行う。保持作業が終了したことを確認したら、再び第
1の多段伸縮マスト132を伸ばし、その先端の掴み具
への負荷が無くなったことが確認されたら、掴み具と燃
料54の結合状態を解放状態とする。この結合が解除さ
れたことが確認されたら、第1の多段伸縮マスト132
を縮め、第1の走行台車110および第1の横行台車1
12を走行および横行させて、次に取出す燃料54の位
置に走行させる。
【0353】原子炉ピット1の床面に設置された燃料中
継装置182の全ての燃料受け皿169に燃料54が装
荷されたら、第3の走行台車181と第3の横行台車1
83を走行および横行させ、横行台車183の吊下げ装
置の吊り金具を、燃料中継装置182の吊り金具の真上
に移動させる。横行台車183の吊下げ装置の吊り金具
が、燃料中継装置182の吊り金具の真上に来たことが
確認されたら、吊り金具を伸ばして燃料中継装置182
の吊り金具を掴み、燃料中継装置182を吊上げる。
【0354】第3の走行台車181および第3の横行台
車183を走行および横行させ、燃料貯蔵プール102
に移動し、その床面に燃料中継装置182を吊降して、
そこに設置する。燃料貯蔵プール102の床面に設置さ
れている燃料54が搭載されていない燃料中継装置18
2を吊り上げ、第3の走行台車181および第3の横行
台車183を走行および横行させ、原子炉ピット1へ移
動し、その床に燃料54が搭載されていない燃料中継装
置182を吊降して設置し、炉心101から取出される
燃料54を受取るために待機する。
【0355】第2の走行台車111の第2の横行台車1
13に搭載した第2の多段伸縮マスト133を伸ばし、
掴み具で燃料中継装置182に搭載された燃料54を掴
むと、第2の走行台車111および第2の横行台車11
3を走行および横行させ、燃料ラック2の所定の位置の
真上に第2の多段伸縮マスト133で掴んだ燃料54を
移動させる。
【0356】センサあるいは画像情報(図示せず)によ
り第2の多段伸縮マスト133が燃料ラック2の所定の
位置に来たことが確認されたら、第2の多段伸縮マスト
133を伸ばし、燃料ラック2に燃料54を装荷する。
燃料ラック2に着床したことがセンサ(図示せず)情報
で確認されたら、第2の多段伸縮マスト133の先端の
燃料54の掴み状態を解除し、第2の走行台車111お
よび第2の横行台車113を走行および横行させ、燃料
中継装置182の燃料受け皿169の真上に移動させ
る。以下、これ等の動作を繰り返すことにより、燃料5
4を炉心101から取出すことになる。また、炉心10
1への燃料54の装荷は、上記の逆の手順で行う。
【0357】このような実施例6によると、下記の効果
が奏される。すなわち、燃料を1体取出す時にかかる時
間について、従来の方法では、原子炉圧力容器100上
方での昇降(a〜b〜c〜d)に約220秒程度(A=
100秒,B=50秒,C=70秒)かかり、横行(d
〜e)に約40秒程度(D=40秒)かかり、原子炉圧
力容器100上方から燃料貯蔵プール102までの往復
(e〜f)に約50秒程度(E=50秒)かかり、燃料
貯蔵プール102上方での燃料ラック2への装着のため
の昇降(g〜h)に約150秒程度(G=150秒)か
かり、横行(f〜g)に約80秒程度(F=80秒)か
かり、全体で約540秒程度かかっている。
【0358】これに対し、実施例6を採用すると、原子
炉圧力容器100上方での燃料取扱い作業サイクル(a
〜b〜c〜d〜e),原子炉圧力容器100上方から燃
料貯蔵プール102までの往復の燃料取扱作業サイクル
(e〜f),および燃料貯蔵プール102上方での燃料
取扱作業サイクル(f〜e〜h)の並行作業に分離でき
る。炉心101から燃料中継装置182への燃料54の
移送サイクル(a〜b〜c〜d〜e)は、従来の方法の
原子炉圧力容器100上方での燃料54の取扱時間と同
様の約260秒程度である。原子炉圧力容器100上方
から燃料貯蔵プール102までの往復での燃料取扱作業
サイクル(e〜f)は、従来の方法の原子炉圧力容器1
00上方から燃料貯蔵プール102までの往復の時間と
同様の約50秒程度である。
【0359】また、燃料貯蔵プール102に設置された
燃料中継装置182から燃料ラック2への燃料移送サイ
クル(f〜g〜h)は、従来の方法の燃料貯蔵プール1
02上方での燃料ラック2への装着のための昇降・横行
と同様の約230秒程度である。本実施例を採用した時
のサイクルのクリティカルは、炉心101から燃料中継
装置182までのサイクル(a〜b〜c〜d〜e)の約
260秒程度となり、燃料54の1体当りに換算して燃
料取出し期間が約280秒程度短縮される。これは、従
来法の1/2の燃料取出し期間に短縮できることに相当
する。
【0360】(第1変例形)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方のオペレーションフロア103の軌道
上で走行する第1の走行台車110の上を第1の多段伸
縮マスト132を取付けた複数台の第1の横行台車11
2を横行させ、燃料貯蔵プール102の上方のオペレー
ションフロア103の軌道上で走行する第2の走行横行
111の上を第2の多段伸縮マスト133を取付けた複
数台の第2の横行台車113を横行させ、第1と第2の
走行台車の間を走行する第3の走行台車181の上を複
数の燃料54を搭載する燃料中継装置182を吊下げる
装置を搭載した第3の横行台車183を横行させ、原子
炉ピット1の床面および燃料貯蔵プール102の床面に
燃料中継装置182を設置し、これ等の協調動作により
水中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0361】この第1変形例の作用は、本質的には実施
例6と同様であるが、複数台の第1の横行台車112を
用いて炉心101から燃料中継装置182へ複数の燃料
54を同時に移送し、複数台の第2の横行台車113を
用いて燃料中継装置182から燃料ラック2へ複数の燃
料54を同時に移送し、装荷する点が異なっている。
【0362】このような第1変形例によると、下記の効
果が奏される。すなわち、燃料を1体取出す時にかかる
時間について、従来の方法では、原子炉圧力容器100
上方での昇降(a〜b〜c〜d)に約220秒程度(A
=100秒,B=50秒,C=70秒)かかり、横行
(d〜e)に約40秒程度(D=40秒)かかり、原子
炉圧力容器100上方から燃料貯蔵プール102までの
往復(e〜f)に約50秒程度(E=50秒)かかり、
燃料貯蔵プール102上方での燃料ラック2への装着の
ための昇降(g〜h)に約150秒程度(G=150
秒)かかり、横行(f〜g)に約80秒程度(F=80
秒)かかり、全体で約540秒程度かかっている。
【0363】これに対し、第1変形例を採用すると、原
子炉圧力容器100上方での燃料取扱作業サイクル(a
〜b〜c〜d〜e),原子炉圧力容器100上方から燃
料貯蔵プール102までの往復の燃料取扱作業サイクル
(e〜f),および燃料貯蔵プール102上方での燃料
取扱作業サイクル(f〜g〜h)の並行作業に分離でき
る。炉心101から燃料中継装置182への燃料54の
移送サイクル(a〜b〜c〜d〜e)は、第1の走行台
車110の上を横行する第1の多段伸縮マスト132を
取付けた横行台車112を2台用いると、実施例6の1
/2となり約130秒程度である。原子炉圧力容器10
1上方から燃料貯蔵プール102までの往復の燃料取扱
作業サイクル(e〜f)は、従来の方法の原子炉圧力容
器100上方から燃料貯蔵プール102までの往復の時
間と同様の約50秒程度である。
【0364】また、燃料中継装置182から燃料ラック
2への燃料移送サイクル(f〜g〜h)は、第2の走行
台車111の上を横行する多段伸縮マスト133を取付
けた横行台車113を2台用いると、実施例6の1/2
となり、約115秒程度である。本変形例を採用した時
のサイクルのクリティカルは、炉心101から燃料中継
装置182までのサイクル(a〜b〜c〜d〜e)の約
130秒程度となり、燃料54の1体当りに換算して燃
料取出し期間が約410秒程度短縮される。これは、従
来法の1/4の燃料取出し期間に短縮できることに相当
する。
【0365】(第2変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方のオペレーションフロア103の軌道
上で走行する第1の走行台車110の上を第1の多段伸
縮マスト132を取付けた複数台の第1の横行台車11
2を横行させ、燃料貯蔵プール102の上方のオペレー
ションフロア103の軌道上で走行する第1の走行台車
111の上を第2の多段伸縮マスト133を取付けた複
数台の第2の横行台車113を横行させ、原子炉ピット
1および燃料貯蔵プール102に複数台の燃料中継装置
182を設置し、天井クレーンとこれ等の装置との協調
動作により水中で燃料を取扱うようにしもたのである。
【0366】この第2変形例の作用は、本質的には第1
の変形例と同様であるが、第3の走行台車181の代り
に天井クレーンを用い、燃料中継装置182を原子炉ピ
ット1の床面から燃料貯蔵プール102へ移送し、設置
する点が異なっている。
【0367】このような第2変形例によると、第1変形
例と同様に、サイクルのクリティカルは、炉心101か
ら燃料中継装置182までのサイクル(a〜b〜c〜d
〜e)の約130秒程度となり、燃料54の1体当りに
換算して燃料取出し期間が約410秒程度短縮される。
これは、従来法の約1/4の燃料取出し期間に短縮でき
ることに相当する。なお、第1変形例と異なり、第3の
走行台車181が必要ないため、設備費用が少なくて済
み、第1と第2の走行台車を原子炉圧力容器100ある
いは燃料貯蔵プール102の上方に集めて集中的に運用
することができる等、運用範囲が拡がる。
【0368】(第3変形例)この変形例は、原子炉圧力
容器100の上方のオペレーションフロア103の軌道
上で走行する第1の走行台車110の上を第1の多段伸
縮マスト132を取付けた複数台の第1の横行台車11
2を横行させ、燃料貯蔵プール102の上方からオペレ
ーションフロア103の軌道上で走行する第2の走行台
車111の上を第2の多段伸縮マスト133を取付けた
複数台の第2の横行台車113を横行させ、原子炉ピッ
ト1および燃料貯蔵プール102に複数台の燃料中継装
置182を設置し、オペレーションフロア103にクレ
ーン装置を設置し、これ等の装置との協調動作により水
中で燃料を取扱うようにしたものである。
【0369】このような第3変形例の作用は、本質的に
は第1変形例と同様であるが、第3の走行台車181の
代りにオペレーションフロア103に設置されたクレー
ン装置を用い、燃料中継装置182を原子炉ピット1の
床面から燃料貯蔵プール102へ移送し、設置する点が
異なっている。
【0370】このような第3変形例によれば、第1変形
例と同様に、サイクルのクリティカルは、炉心101か
ら燃料中継装置182までのサイクル(a〜b〜c〜d
〜e)の約130秒程度となり、燃料54の1体当りに
換算して燃料取出し期間が約410秒程度短縮される。
これは、従来法の約1/4の燃料取出し期間に短縮でき
ることに相当する。第1変形例と異なり、第3の走行台
車181の代りに汎用品のクレーン装置を用いることに
より、設備費用を低減することができる。
【0371】
【発明の効果】以上で詳述したように本発明に係る原子
炉の燃料取扱い装置および方法によれば、軽水冷却原子
炉の定検作業のクリティカルパスを構成する燃料取扱い
期間を短縮することができ、プラント全体の定検期間の
短縮および原子力プラントの稼働率の向上が有効に図ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す図で、燃料を取扱う概
念を示す縦断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図2のA−A矢視図。
【図4】図2のB−B矢視図。
【図5】図2に示した燃料取扱い走行台車を拡大して示
す平面図。
【図6】図2のC−C矢視図。
【図7】図5のD−D矢視図。
【図8】実施例1において、多段伸縮マストを取付けた
横行台車を2台搭載した走行台車が炉心上方にある場合
の平面図。
【図9】燃料交換作業時の燃料移送時間配分の一例を示
す説明図。
【図10】本発明の実施例2を示すもので、燃料昇降装
置で燃料取扱い走行台車に燃料の受け渡しをする時の様
子を示す縦断面図。
【図11】実施例2における燃料中継装置縦断面の概念
を示す図。
【図12】実施例2において多関節腕装置で燃料中継装
置より燃料取扱い走行台車に燃料の受け渡しをする時の
様子を示す縦断面図。
【図13】実施例2において、多関節腕装置で燃料を吊
り上げている様子を示す縦断面図。
【図14】実施例2において、横行する横行台車に搭載
された多段伸縮マストで燃料を取扱う時の様子を示す縦
断面図。
【図15】実施例2において、燃料ラックに電気粘性応
用ダッシュポットが取付けられている様子を示す縦断面
図。
【図16】本発明の実施例3を示すもので、多段伸縮マ
ストで燃料を取扱う時の様子を示す平面図。
【図17】実施例3において、多段伸縮マストで燃料を
取扱う時の様子を示す平面図。
【図18】実施例3において、多段伸縮マストで燃料を
取扱う時の様子を示す平面図。
【図19】実施例3において、多段伸縮マストと燃料中
継装置とで燃料を取扱う時の様子を示す縦断面図。
【図20】実施例3において、横行台車に搭載された多
段伸縮マストと、複数台の多関節腕装置とで燃料を取扱
う時の様子を示す平面図。
【図21】本発明の実施例4を示すもので、燃料を取扱
う時の様子を示す縦断面図。
【図22】実施例4において、多段伸縮マストと燃料中
継装置とで燃料を取扱う時の様子を示す縦断面図。
【図23】実施例4において、多段伸縮マストと燃料取
扱い走行台車とで燃料を取扱う時の様子を示す縦断面
図。
【図24】本発明の実施例5を示すもので、燃料を取扱
う時の様子を示す縦断面図。
【図25】本発明の実施例6を示すもので、多段伸縮マ
ストと第3の走行台車とにより燃料中継装置を介して燃
料を取扱う時の様子を示す平面図。
【符号の説明】
1 原子炉ピット 2 燃料ラック 3 枠体 4 上部格子板 5 レール 6 燃料取扱い走行台車 7 カナル 8 退避軌道架台 9 軌道変更架台 10 軌道切換え装置 11,12 軌道 13 切換え軌道 14 軌道 15 走行台車 16 組み歯車 17 軌道 20 組車輪 21 組車輪駆動装置 22 支柱 23 燃料昇降装置 24 燃料回転機構 25 燃料受け台 26 燃料受け台移動装置 27 制御装置 28 バッテリー 31 燃料固定装置 32 燃料支持機構 33 腕機構 34 滑車 35 駆動装置 36 組歯車 37 駆動装置 38 固定腕 39 支持台 41 燃料把持機構 42 ワイヤー 43 ワイヤー巻取装置 44 巻取装置駆動装置 45 組歯車 51 駆動装置 52 組歯車 53 回転機構 54 燃料 57 駆動装置 58 組歯車 59 ガイド機構 60 レール 61 組車輪 62 制御装置 63 結合機 71 多段伸縮マスト 72 横行台車 73 走行台車 74 リンク式伸縮機構 81 燃料中継装置 82 昇降装置 83 固定枠 84 回転枠 85 組歯車 86 駆動装置 87 掴み具 88 ワイヤ 89 走行式巻取装置 90 走行レール 91 支柱 92 軌道 93 組車輪 94 多関節腕装置 95 走行台車 96 多関節腕 97 伸縮マスト 98 掴み具 100 原子炉圧力容器 101 炉心 102 燃料貯蔵プール 103 オペレーションフロア 104 炉心シュラウド 110 第1の走行台車 111 第2の走行台車 112 第1の横行台車 113 第2の横行台車 114 第1の多段伸縮マスト 115 第2の多段伸縮マスト 116 電気粘性応用ダッシュポット 117 燃料受け皿 118 固定台 119 ベロー 120 電気粘性流体 121 バネ 122,123 絶縁体 124 電極 125 絶縁体 126 流路ギャップ 127 ベロー 128 下部室 129,130 孔 131 上部室 132 第1の多段伸縮マスト 133 第2の多段伸縮マスト 141,142 軌道 143 第3の走行台車 144 第3の横行台車 145 第3の多段伸縮マスト 169 燃料受け皿 170 燃料保持機構 181 走行台車 182 燃料中継装置 183 第3の横行台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯口 康弘 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 佐藤 勝彦 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 塩田 好明 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 佐藤 仁 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 高木 薫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 福元 宏司 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 斉藤 敏郎 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 神谷 慎一 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 倉林 正治 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 丹葉 俊和 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 辻 忠 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉ピット床面および燃料ラックの枠
    体の上面に軌道を設けるとともに、その軌道上で燃料取
    扱い走行台車を走行可能とし、原子炉圧力容器上方のオ
    ペレーションフロアの軌道上を走行する走行台車に、燃
    料を昇降させる多段伸縮マストを取付けた横行台車を搭
    載したことを特徴とする原子炉の燃料取扱い装置。
  2. 【請求項2】 原子炉圧力容器上方のオペレーションフ
    ロアの軌道上を走行する第1の走行台車に多段伸縮マス
    トを取付けた第1の横行台車を複数台搭載し、原子炉ピ
    ット床面から燃料貯蔵プールに設置した架台に軌道を接
    続して設け、その軌道の一部を原子炉圧力容器上方のオ
    ペレーションフロアの軌道上を走行する走行台車に平行
    にし、燃料貯蔵プール上方のオペレーションフロアの軌
    道上を走行する第2の走行台車に昇降用の多段伸縮マス
    トを取付けた第2の横行台車を複数台搭載したことを特
    徴とする原子炉の燃料取扱い装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の原子炉の燃料取扱い装置
    において、原子炉圧力容器と炉心シュラウドとの間に周
    方向に回転する燃料中継装置を設置し、この燃料中継装
    置の燃料貯蔵プール側の上方の原子炉ピット床面に燃料
    昇降装置を設けたことを特徴とする原子炉の燃料取扱い
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の燃料昇降装置に代え、伸
    縮マスト付き多関節腕装置を設けたことを特徴とする原
    子炉の燃料取扱い装置。
  5. 【請求項5】 燃料貯蔵プール上方のオペレーションフ
    ロアの軌道上、および原子炉圧力容器上方のオペレーシ
    ョンフロアの軌道上を走行する第1および第2の走行台
    車に多段伸縮マストを取付けた第1および第2の横行台
    車をそれぞれ搭載し、原子炉圧力容器と炉心シュラウド
    との間で周方向に回転する燃料中継装置を設置したこと
    を特徴とする原子炉の燃料取扱い装置。
  6. 【請求項6】 燃料貯蔵プールの上方から原子炉圧力容
    器上方のオペレーションフロアの軌道上を走行する第1
    の走行台車に多段伸縮マストを取付けた第1の横行台車
    を搭載するとともに、原子炉ピット床面に敷設された軌
    道に原子炉圧力容器を跨いで第1の走行台車に直角方向
    へ走行する第2の走行台車に多段伸縮マストを取付けた
    第2の横行台車を搭載し、原子炉圧力容器とシュラウド
    の間に周方向に回転する燃料中継装置を設置したことを
    特徴とする原子炉の燃料取扱い装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の第2の走行台車を複数台
    設置したことを特徴とする原子炉の燃料取扱い装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の第2の走行台車を第1の
    走行台車に平行して走行可能としたことを特徴とする原
    子炉の燃料取扱い装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の第2の走行台車に代え、
    複数台の伸縮マスト付き多関節腕装置を炉心周囲に設置
    したことを特徴とする原子炉の燃料取扱い装置。
  10. 【請求項10】 原子炉ピットの床面から燃料ラックの
    枠体の上面に軌道を設け、その軌道上で燃料取扱い走行
    台車を走行可能とし、原子炉圧力容器上方のオペレーシ
    ョンフロアの軌道上を走行する走行台車に、多段伸縮マ
    ストを取付けた横行台車を搭載し、原子炉圧力容器と炉
    心シュラウドとの間で周方向に回転する燃料中継装置を
    設置し、原子炉ピット床面の炉心周囲部に複数台の燃料
    取扱い用の伸縮マスト付き多関節腕装置を設置したこと
    を特徴とする原子炉の燃料取扱い装置。
  11. 【請求項11】 請求項6記載の原子炉の燃料取扱い装
    置において、原子炉圧力容器と炉心シュラウドとの間に
    設置されて周方向に回転する燃料中継装置に代え、炉心
    シュラウドの上面に設置される燃料中継装置を備えたこ
    とを特徴とする原子炉の燃料取扱い装置。
  12. 【請求項12】 請求項6記載の原子炉の燃料取扱い装
    置において、第2の走行台車上で横行する横行台車に搭
    載された多段伸縮マストの先端マストにリンク式伸縮腕
    を取付け、燃料中継装置への燃料装荷を側面から行うこ
    とを可能とするとともに、上面から燃料の取出しを行う
    ことを可能としたことを特徴とする原子炉の燃料取扱い
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の原子炉の燃料取扱い
    装置において、燃料中継装置の燃料貯蔵プール側の上方
    の原子炉ピット床面に燃料昇降装置を設け、原子炉ピッ
    トの床面と燃料貯蔵プールに設置した架台とに軌道を設
    け、それらの架台上に複数台の燃料取扱い走行台車を搭
    載して燃料取扱いを可能としたことを特徴とする原子炉
    の燃料取扱い装置。
  14. 【請求項14】 原子炉圧力容器の上方のオペレーショ
    ンフロアの軌道を走行する第1の走行台車の上で、リン
    ク式伸縮機構を取付けた第1の多段伸縮マストを搭載し
    た第1の横行台車を横行可能とするとともに、燃料貯蔵
    プールの上方のオペレーションフロアの軌道を走行する
    第2の走行台車の上で、リンク式伸縮機構を取付けた第
    2の多段伸縮マストを搭載した第2の横行台車を横行可
    能とし、かつ炉心シュラウドの上面に、周方向に回転可
    能で横側および上面からの燃料の取出しを行う燃料中継
    装置を設置したことを特徴とする原子炉の燃料取扱い装
    置。
  15. 【請求項15】 燃料貯蔵プール上方から原子炉圧力容
    器上方までに亘るオペレーションフロアの軌道を走行す
    る第1の走行台車に、多段伸縮マストを取付けた第1の
    横行台車を搭載するとともに、炉心シュラウドの上面に
    回転台車を設け、この回転台車の上に燃料昇降台車と複
    数の燃料を搭載する燃料中継台車とを設置し、これ等を
    用いて燃料の取扱いを可能としたことを特徴とする原子
    炉の燃料取扱い装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の原子炉の燃料取扱い
    装置において、オペレーションフロアの軌道に、燃料中
    継台車を吊る装置を備えた第2の走行台車を搭載したこ
    とを特徴とする原子炉の燃料取扱い装置。
  17. 【請求項17】 原子炉圧力容器の上方のオペレーショ
    ンフロアの軌道を走行する第1の走行台車の上で多段伸
    縮マストを取付けた第1の横行台車を横行可能とすると
    ともに、燃料貯蔵プールの上方のオペレーションフロア
    の軌道を走行する第2の走行台車の上で多段伸縮マスト
    を取付けた第2の横行台車を横行可能とし、かつ第1お
    よび第2の走行台車の間を走行する第3の走行台車の上
    で複数の燃料を搭載する燃料中継装置を吊り下げて移送
    する装置が取付けられた第3の横行台車を横行させ、さ
    らに原子炉ピット床面および燃料貯蔵プール床面に燃料
    中継装置を複数台設置し、これ等を用いて燃料取扱いを
    可能としたことを特徴とする原子炉の燃料取扱い装置。
  18. 【請求項18】 原子炉ピット床面および燃料ラックの
    枠体の上面に設置した軌道上で、燃料取扱い走行台車を
    走行させるとともに、原子炉圧力容器上方のオペレーシ
    ョンフロアの軌道上でこの走行台車に搭載した横行台車
    に設けた走行台車を走行させ、多段伸縮マストによって
    燃料の吊上げおよび吊下しを行うとともに、前記各台車
    間の協調動作によって燃料の移動を行うことを特徴とす
    る原子炉の燃料取扱い方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の燃料取扱い走行台
    車、走行台車または横行台車を複数台用い、さらに燃料
    中継装置を使用して、複数本の燃料を同時に、または順
    次に移動させることを特徴とする原子炉の燃料取扱い方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101536484B1 (ko) * 2013-12-31 2015-07-14 한국원자력연구원 연구용 원자로의 조사표적 인입출장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101536484B1 (ko) * 2013-12-31 2015-07-14 한국원자력연구원 연구용 원자로의 조사표적 인입출장치

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