JPH08185060A - 転写ベルトの製造方法及び転写搬送ベルト装置 - Google Patents
転写ベルトの製造方法及び転写搬送ベルト装置Info
- Publication number
- JPH08185060A JPH08185060A JP32747694A JP32747694A JPH08185060A JP H08185060 A JPH08185060 A JP H08185060A JP 32747694 A JP32747694 A JP 32747694A JP 32747694 A JP32747694 A JP 32747694A JP H08185060 A JPH08185060 A JP H08185060A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- belt
- toner
- transfer belt
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 転写材の裏汚れを低減できる転写ベルト及び
転写搬送ベルト装置を提供すること。 【構成】 像担持体3上に付着するトナーTを転写材S
上に静電的に転写し、かつ、転写材Sを搬送する転写ベ
ルト3を有する転写搬送ベルト装置1において、転写ベ
ルト6の表面を発泡膜層6bで構成した。
転写搬送ベルト装置を提供すること。 【構成】 像担持体3上に付着するトナーTを転写材S
上に静電的に転写し、かつ、転写材Sを搬送する転写ベ
ルト3を有する転写搬送ベルト装置1において、転写ベ
ルト6の表面を発泡膜層6bで構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写搬送ベルト装置及
び同装置に用いられる転写ベルトの製造方法に関するも
のである。
び同装置に用いられる転写ベルトの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】像担持体上に形成されるトナー像を転写
材上に静電的に転写し、同転写材を搬送する転写ベルト
の表面には、像担持体表面に残った残留トナーや機器内
を浮遊しているトナー、あるいは紙屑等が静電的、ある
いは圧接などにより付着している。このような転写ベル
トに付着した汚れ(主にトナー)のクリーニング方法と
しては、ベルト表面に低摩擦係数の材料やトナーと離形
性の良い材料を用いて平滑な被膜層を成形し、クリーニ
ングブレートにより同被膜層に付着したトナー等の汚れ
を掻き取ってクリーニングを行なっている。
材上に静電的に転写し、同転写材を搬送する転写ベルト
の表面には、像担持体表面に残った残留トナーや機器内
を浮遊しているトナー、あるいは紙屑等が静電的、ある
いは圧接などにより付着している。このような転写ベル
トに付着した汚れ(主にトナー)のクリーニング方法と
しては、ベルト表面に低摩擦係数の材料やトナーと離形
性の良い材料を用いて平滑な被膜層を成形し、クリーニ
ングブレートにより同被膜層に付着したトナー等の汚れ
を掻き取ってクリーニングを行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、転写ベルト
成形時に問題となるのが、伸びのある弾性体ベルトにど
のようにして低摩擦係数の材料、すなわち、硬い材料を
コーティングするかにある。低摩擦係数の材料は、硬い
程摩擦係数が低くなって本来の性質を発揮するのである
が、これを弾性体ベルトにコーティングすると、ベルト
の張力が高くなって伸びなくなる。この状態のベルトを
無理に伸ばそうとすると、ベルト表面の被膜層に亀裂が
入り同亀裂部にトナーが入り込んでしまい、クリーニン
グブレートで掻き取れなくなり、転写ベルト表面のクリ
ーニング不良が発生するという問題がある。この亀裂
は、転写搬送ベルトをユニットに巻きかけた初期状態で
はほとんどないが、機器が駆動して転写ベルトがランニ
ングすると徐々に成長する。また、同じ材料をコーティ
ングした転写ベルトであっても、コート後の焼成条件や
コート前のベルトの基部をなす弾性体の表面粗さ等のバ
ラツキによって亀裂の発生が一律ではなく、亀裂の大き
さや数を管理することは、実質不可能である。反対に、
低摩擦係数の材料に比較的軟らかい材料を用いて弾性低
ベルトに追従できるようにすると、ベルトの張力がそれ
ほど高くならず、亀裂の発生は抑えられるものの、ベル
ト表面の摩擦係数が高くなってトナーの離形性が良くな
くなり、転写ベルトのクリーニング不良を招いてしまう
という問題がある。このように、低摩擦化と被膜の柔ら
かさは相反する関係にあり、クリーニングブレードを用
いても実際には、被膜材料の選択が困難で、転写ベルト
の表面がトナーで汚れているのが現状であり、この転写
ベルト上の残留したトナーは、転写紙の裏面に付着し、
所謂、裏汚れの原因となってしまう。
成形時に問題となるのが、伸びのある弾性体ベルトにど
のようにして低摩擦係数の材料、すなわち、硬い材料を
コーティングするかにある。低摩擦係数の材料は、硬い
程摩擦係数が低くなって本来の性質を発揮するのである
が、これを弾性体ベルトにコーティングすると、ベルト
の張力が高くなって伸びなくなる。この状態のベルトを
無理に伸ばそうとすると、ベルト表面の被膜層に亀裂が
入り同亀裂部にトナーが入り込んでしまい、クリーニン
グブレートで掻き取れなくなり、転写ベルト表面のクリ
ーニング不良が発生するという問題がある。この亀裂
は、転写搬送ベルトをユニットに巻きかけた初期状態で
はほとんどないが、機器が駆動して転写ベルトがランニ
ングすると徐々に成長する。また、同じ材料をコーティ
ングした転写ベルトであっても、コート後の焼成条件や
コート前のベルトの基部をなす弾性体の表面粗さ等のバ
ラツキによって亀裂の発生が一律ではなく、亀裂の大き
さや数を管理することは、実質不可能である。反対に、
低摩擦係数の材料に比較的軟らかい材料を用いて弾性低
ベルトに追従できるようにすると、ベルトの張力がそれ
ほど高くならず、亀裂の発生は抑えられるものの、ベル
ト表面の摩擦係数が高くなってトナーの離形性が良くな
くなり、転写ベルトのクリーニング不良を招いてしまう
という問題がある。このように、低摩擦化と被膜の柔ら
かさは相反する関係にあり、クリーニングブレードを用
いても実際には、被膜材料の選択が困難で、転写ベルト
の表面がトナーで汚れているのが現状であり、この転写
ベルト上の残留したトナーは、転写紙の裏面に付着し、
所謂、裏汚れの原因となってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明では、像担持体に形成されるトナーを転写材に静電
吸着して搬送する転写ベルトの表面を発泡膜層で構成し
ている。請求項2記載の発明では、発泡膜層の発泡セル
の径を使用されるトナーの平均粒径よりも大きく形成し
た。請求項3記載の発明では、使用されるトナーの極性
と逆極性となるバイアスが印加される部材あるいは、バ
イアスが印加されないブラシ状部材をトナー除去手段と
して備えている。請求項4記載の発明では、転写ベルト
の表面に発泡膜層を成型した後、同転写ベルトに上記発
泡膜層を研削あるいは研磨する加工工程を施している。
発明では、像担持体に形成されるトナーを転写材に静電
吸着して搬送する転写ベルトの表面を発泡膜層で構成し
ている。請求項2記載の発明では、発泡膜層の発泡セル
の径を使用されるトナーの平均粒径よりも大きく形成し
た。請求項3記載の発明では、使用されるトナーの極性
と逆極性となるバイアスが印加される部材あるいは、バ
イアスが印加されないブラシ状部材をトナー除去手段と
して備えている。請求項4記載の発明では、転写ベルト
の表面に発泡膜層を成型した後、同転写ベルトに上記発
泡膜層を研削あるいは研磨する加工工程を施している。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明によると、像担持体上に形
成されるトナーを転写材上に静電的に転写し、かつ、同
転写材を搬送する転写ベルトの表面を発泡膜層で形成し
たので、像担持体上のトナーが、転写ベルトの表面の発
泡部にひっかかり、転写ベルト上に捕捉される。請求項
2記載の発明によると、発泡膜層の発泡セル径をトナー
の平均粒径よりも大きく形成したので、1つの発泡セル
で補足されるトナーが多くなる。請求項3記載の発明に
よると、トナーの極性と逆極性となるバイアスが印加さ
れる部材、あるいは、バイアスが印加されないブラシ状
部材のトナー除去手段を有するので、転写ベルトの発泡
セルに捕捉されたトナーが、バイアスが印加される部材
で静電的に同部材に捕捉され、バイアス印加を受けない
ブラシ状部材により掻き出されて転写ベルトのクリーニ
ングが行なわれる。請求項4記載の発明によると、転写
ベルトの表面に発泡膜層を成型した後、同発泡膜層を研
削あるいは研磨する加工工程を施すので、発泡膜層成型
時に同膜層の表層にスキン層が形成された場合であって
も、同スキン層が除去され、発泡膜層中の発泡セルがベ
ルト表面に露出される。
成されるトナーを転写材上に静電的に転写し、かつ、同
転写材を搬送する転写ベルトの表面を発泡膜層で形成し
たので、像担持体上のトナーが、転写ベルトの表面の発
泡部にひっかかり、転写ベルト上に捕捉される。請求項
2記載の発明によると、発泡膜層の発泡セル径をトナー
の平均粒径よりも大きく形成したので、1つの発泡セル
で補足されるトナーが多くなる。請求項3記載の発明に
よると、トナーの極性と逆極性となるバイアスが印加さ
れる部材、あるいは、バイアスが印加されないブラシ状
部材のトナー除去手段を有するので、転写ベルトの発泡
セルに捕捉されたトナーが、バイアスが印加される部材
で静電的に同部材に捕捉され、バイアス印加を受けない
ブラシ状部材により掻き出されて転写ベルトのクリーニ
ングが行なわれる。請求項4記載の発明によると、転写
ベルトの表面に発泡膜層を成型した後、同発泡膜層を研
削あるいは研磨する加工工程を施すので、発泡膜層成型
時に同膜層の表層にスキン層が形成された場合であって
も、同スキン層が除去され、発泡膜層中の発泡セルがベ
ルト表面に露出される。
【0006】
【実施例】図1に符号1で示す転写搬送ベルト装置は、
ベルトユニット2を本体1Aに対して着脱自在に支持し
ている。ベルトユニット2は、図3に示す像担持体であ
るドラム状の感光体3からの現像画像を転写するために
駆動ローラ5と従動ローラ4に巻き掛けられている転写
ベルト6、同ベルト6を感光体3に対して接離させるD
Cソレノイド8と接離レバー9、転写ベルト6に転写バ
イアスを印加するバイアスローラ11、転写ベルト6の
電荷を除電する接触板13、ベルトクリーニング装置1
6とを備えている。バイアスローラ11に電圧を印加す
る高圧電源12は、図1に示す本体1Aに設けられてい
る。駆動ローラ5は、図1,図2に示すように、図示し
ない駆動モータと連結する歯車5bをその一端に有して
いて回転駆動するようになっている。
ベルトユニット2を本体1Aに対して着脱自在に支持し
ている。ベルトユニット2は、図3に示す像担持体であ
るドラム状の感光体3からの現像画像を転写するために
駆動ローラ5と従動ローラ4に巻き掛けられている転写
ベルト6、同ベルト6を感光体3に対して接離させるD
Cソレノイド8と接離レバー9、転写ベルト6に転写バ
イアスを印加するバイアスローラ11、転写ベルト6の
電荷を除電する接触板13、ベルトクリーニング装置1
6とを備えている。バイアスローラ11に電圧を印加す
る高圧電源12は、図1に示す本体1Aに設けられてい
る。駆動ローラ5は、図1,図2に示すように、図示し
ない駆動モータと連結する歯車5bをその一端に有して
いて回転駆動するようになっている。
【0007】転写ベルト6は、駆動ローラ5の回転に従
動して感光体3との対向位置で転写紙Sの搬送方向(図
3矢印A方向)に移動することができるようになってい
る。転写ベルト6は、図5に示すように、2層構造で構
成されており、JISK6911に準拠した測定による
電気抵抗がDC100v印加時において、表面層6bは
ベルト表面の表面抵抗率が1×109Ω〜1×10
12Ω、内側層6aの表面抵抗率が1×107Ω〜1×1
09Ωに、そして、その体積抵抗率が5×108Ω・cm〜
5×1010Ω・cmの範囲で設定されている。
動して感光体3との対向位置で転写紙Sの搬送方向(図
3矢印A方向)に移動することができるようになってい
る。転写ベルト6は、図5に示すように、2層構造で構
成されており、JISK6911に準拠した測定による
電気抵抗がDC100v印加時において、表面層6bは
ベルト表面の表面抵抗率が1×109Ω〜1×10
12Ω、内側層6aの表面抵抗率が1×107Ω〜1×1
09Ωに、そして、その体積抵抗率が5×108Ω・cm〜
5×1010Ω・cmの範囲で設定されている。
【0008】従動ローラ4と駆動ローラ5は、図1,図
3に示すように、支持体7によって回転可能に支持され
ている。支持体7は、矢印Aで示す転写紙搬送方向にお
いて、感光体3に対する転写位置の下流側に位置する駆
動ローラ5の支持軸5aを支点として揺動可能となって
いる。この支持体7は、転写ベルト6の転写位置側を制
御板8Aからの信号により駆動されるDCソレノイド8
によって動作される。すなわち、DCソレノイド8に
は、接離レバー9が連結されていて、この接離レバー9
が支持体7を動かして転写ベルト6を感光体3に対して
接離させるようになっている。
3に示すように、支持体7によって回転可能に支持され
ている。支持体7は、矢印Aで示す転写紙搬送方向にお
いて、感光体3に対する転写位置の下流側に位置する駆
動ローラ5の支持軸5aを支点として揺動可能となって
いる。この支持体7は、転写ベルト6の転写位置側を制
御板8Aからの信号により駆動されるDCソレノイド8
によって動作される。すなわち、DCソレノイド8に
は、接離レバー9が連結されていて、この接離レバー9
が支持体7を動かして転写ベルト6を感光体3に対して
接離させるようになっている。
【0009】制御板8Aは、用紙搬送手段であるレジス
トローラ10によって感光体3に形成されるトナー画像
の先端位置との整合を採られた状態で搬送される転写紙
Sの先端が感光体3に接近すると、駆動信号を発してD
Cソレノイド8を駆動するようになっている。従って、
このソレノイド8の駆動により支持体7が感光体3に対
して近接して、転写ベルト6が同感光体3に当接するこ
とにより、感光体3との対向位置で転写紙Sを感光体3
に接触させながら搬送することのできる転写ニップ部B
が形成される。
トローラ10によって感光体3に形成されるトナー画像
の先端位置との整合を採られた状態で搬送される転写紙
Sの先端が感光体3に接近すると、駆動信号を発してD
Cソレノイド8を駆動するようになっている。従って、
このソレノイド8の駆動により支持体7が感光体3に対
して近接して、転写ベルト6が同感光体3に当接するこ
とにより、感光体3との対向位置で転写紙Sを感光体3
に接触させながら搬送することのできる転写ニップ部B
が形成される。
【0010】従動ローラ4の表面形状は、図2に示すよ
うに、軸方向において両端4a,4aが先細のテーパ状
に形成されていて、転写ベルト6の片寄りを防止するよ
うになっている。従動ローラ4は金属等の導電性のロー
ラであるが、前述したような電気抵抗の転写ベルト6を
支持しているだけであり、電気的には他の導電部材とは
直接されていない。駆動ローラ5は、駆動の際の転写ベ
ルト6に対するグリップ力を高める機能から、EPDM
ゴム、クロロプレーンゴム、あるいはシリコーンゴム等
の材質が選択されている。
うに、軸方向において両端4a,4aが先細のテーパ状
に形成されていて、転写ベルト6の片寄りを防止するよ
うになっている。従動ローラ4は金属等の導電性のロー
ラであるが、前述したような電気抵抗の転写ベルト6を
支持しているだけであり、電気的には他の導電部材とは
直接されていない。駆動ローラ5は、駆動の際の転写ベ
ルト6に対するグリップ力を高める機能から、EPDM
ゴム、クロロプレーンゴム、あるいはシリコーンゴム等
の材質が選択されている。
【0011】バイアスローラ11は、転写ベルト6の移
動方向において従動ローラ4の下流側(図3,図4にお
いて左側)で、転写ベルト6の内側に接触するように設
けられている。このバイアスローラ11は、転写ベルト
6に対して感光体3上のトナーTの帯電極性と逆極性の
電荷を付与するための接触電極を構成しており、高圧電
源12に接続されている。本実施例では、プラス極性の
トナーTが使用されるので、転写バイアスの極性はマイ
ナスとなっている。
動方向において従動ローラ4の下流側(図3,図4にお
いて左側)で、転写ベルト6の内側に接触するように設
けられている。このバイアスローラ11は、転写ベルト
6に対して感光体3上のトナーTの帯電極性と逆極性の
電荷を付与するための接触電極を構成しており、高圧電
源12に接続されている。本実施例では、プラス極性の
トナーTが使用されるので、転写バイアスの極性はマイ
ナスとなっている。
【0012】接触板13は、転写ベルト6の転写紙搬送
面でない下側の、従動ローラ4近傍のベルト内面に接触
配置されており、これは後述する転写ニップ部B上流側
において転写紙Sへ電荷注入するのを抑えている。接触
板13は、転写ベルト6上に流れる電流を帰還電流とし
て検出するためのものであり、この電流の検出によって
バイアスローラ11からの供給電流が制御される。この
ため、接触板13には、検出電流に応じてバイアスロー
ラ11への供給電流を設定するための転写制御板14が
接続されており、転写制御板14は、高圧電源12に接
続されている。
面でない下側の、従動ローラ4近傍のベルト内面に接触
配置されており、これは後述する転写ニップ部B上流側
において転写紙Sへ電荷注入するのを抑えている。接触
板13は、転写ベルト6上に流れる電流を帰還電流とし
て検出するためのものであり、この電流の検出によって
バイアスローラ11からの供給電流が制御される。この
ため、接触板13には、検出電流に応じてバイアスロー
ラ11への供給電流を設定するための転写制御板14が
接続されており、転写制御板14は、高圧電源12に接
続されている。
【0013】このような転写搬送装置1においては、図
4に示すように、レジストローラ10から転写紙Sが繰
り出されるのに合わせて、支持体7が転写ベルト6を感
光体3に接近させる態位を設定され、感光体3との間で
転写紙の搬送方向に沿った長さに相当する幅4〜8mm程
度の転写ニップ部Bを形成する。
4に示すように、レジストローラ10から転写紙Sが繰
り出されるのに合わせて、支持体7が転写ベルト6を感
光体3に接近させる態位を設定され、感光体3との間で
転写紙の搬送方向に沿った長さに相当する幅4〜8mm程
度の転写ニップ部Bを形成する。
【0014】一方、感光体3は、その表面が例えば、−
800vに帯電した状態とされ、図6に示すように、こ
の表面にプラス帯電のトナーTを静電的に吸着した状態
で転写ニップ部に移動する。そして、感光体3は、ニッ
プ部に至る前に感光体3近傍に配置され、感光体3表面
の電荷を弱める転写前除電ランプ(PTL)15によっ
て表面電位を低下させられる。図6では、帯電電荷の高
さを丸印の大きさによって表してあり、転写前除電ラン
プ15によって帯電電荷が少なくなっている状態は、除
電前を示す丸印よりも小さく示されている。
800vに帯電した状態とされ、図6に示すように、こ
の表面にプラス帯電のトナーTを静電的に吸着した状態
で転写ニップ部に移動する。そして、感光体3は、ニッ
プ部に至る前に感光体3近傍に配置され、感光体3表面
の電荷を弱める転写前除電ランプ(PTL)15によっ
て表面電位を低下させられる。図6では、帯電電荷の高
さを丸印の大きさによって表してあり、転写前除電ラン
プ15によって帯電電荷が少なくなっている状態は、除
電前を示す丸印よりも小さく示されている。
【0015】感光体3上のトナーTは、図4に示す転写
ニップ部Bにおいて転写ベルト6側に位置するバイアス
ローラ11からの転写バイアスによって転写紙S上に転
移する。この転写バイアスは、−1.5kv〜−6.5
kvの範囲で高圧電源12から印加されるが、これは、
後述する定電圧制御の結果、転写バイアスが可変設定さ
れるからである。
ニップ部Bにおいて転写ベルト6側に位置するバイアス
ローラ11からの転写バイアスによって転写紙S上に転
移する。この転写バイアスは、−1.5kv〜−6.5
kvの範囲で高圧電源12から印加されるが、これは、
後述する定電圧制御の結果、転写バイアスが可変設定さ
れるからである。
【0016】すなわち、図3および図4において、高圧
電源12から出力された電流値をI1とし、転写ベルト
6を介して接触板13から接地側に流れる帰還電流値を
検出した際の値をI2とした場合、これら両者間で I1ーI2=IOUT (但し、IOUT:一定)・・・・(1) の関係が得られるようにI1の値を制御する。これは、
温度、湿度等の環境条件の変化や転写ベルト6の製造品
質に生じるバラツキに拘らず、転写紙S上での表面電位
VPを安定させることによって転写効率の変化を無くす
ようにするためである。つまり、転写ベルト6および転
写紙Sを通して感光体3側に流れる電流をIOU Tとして
見立てることによって、転写紙S上での表面抵抗VPの
低抵抗化あるいは高抵抗化による転写ベルト6への電流
の流れ易さの変化が転写紙Sの分離性能や転写性能に影
響してしまうのを防止するようになっている。本実施例
の場合、I OUTは、転写ベルトの搬送速度330mm/
sec、有効バイアスローラ長310mmにおいて、I
OUT=35μA±5μAに設定した場合に良好な転写が
得られた。
電源12から出力された電流値をI1とし、転写ベルト
6を介して接触板13から接地側に流れる帰還電流値を
検出した際の値をI2とした場合、これら両者間で I1ーI2=IOUT (但し、IOUT:一定)・・・・(1) の関係が得られるようにI1の値を制御する。これは、
温度、湿度等の環境条件の変化や転写ベルト6の製造品
質に生じるバラツキに拘らず、転写紙S上での表面電位
VPを安定させることによって転写効率の変化を無くす
ようにするためである。つまり、転写ベルト6および転
写紙Sを通して感光体3側に流れる電流をIOU Tとして
見立てることによって、転写紙S上での表面抵抗VPの
低抵抗化あるいは高抵抗化による転写ベルト6への電流
の流れ易さの変化が転写紙Sの分離性能や転写性能に影
響してしまうのを防止するようになっている。本実施例
の場合、I OUTは、転写ベルトの搬送速度330mm/
sec、有効バイアスローラ長310mmにおいて、I
OUT=35μA±5μAに設定した場合に良好な転写が
得られた。
【0017】ところで、感光体3からのトナー像の転写
が行われると、これと同時に転写紙Sも帯電する。従っ
て、転写ベルト6の真電荷と転写紙S側に発生する分極
電荷との関係により、転写紙Sを転写ベルト6上に静電
的に吸着して感光体3からの転写紙の分離が行える。ま
た、この分離は、感光体3の曲率分離を利用した転写紙
S自らの腰の強さによる剥離動作によって助長される。
しかし、このような静電吸着は、環境条件の変化によ
り、高湿度の場合には感光体3に電流が流れやすくなる
ので転写紙の分離がうまくいかなくなる。このため、図
5に示した転写ベルト6の表面層6bでの抵抗値が若干
高めに設定してあることから、転写ニップ部Bでの転写
紙Sへの真電荷の移行を遅らせ、さらに、バイアスロー
ラ11を転写ニップ部Bよりも転写紙搬送方向で下流側
に位置させている。これにより、転写ベルト6から転写
紙Sへの真電荷の移行を遅らせて、転写紙Sと感光体3
との間での静電的な吸着関係を回避するようになってい
る。
が行われると、これと同時に転写紙Sも帯電する。従っ
て、転写ベルト6の真電荷と転写紙S側に発生する分極
電荷との関係により、転写紙Sを転写ベルト6上に静電
的に吸着して感光体3からの転写紙の分離が行える。ま
た、この分離は、感光体3の曲率分離を利用した転写紙
S自らの腰の強さによる剥離動作によって助長される。
しかし、このような静電吸着は、環境条件の変化によ
り、高湿度の場合には感光体3に電流が流れやすくなる
ので転写紙の分離がうまくいかなくなる。このため、図
5に示した転写ベルト6の表面層6bでの抵抗値が若干
高めに設定してあることから、転写ニップ部Bでの転写
紙Sへの真電荷の移行を遅らせ、さらに、バイアスロー
ラ11を転写ニップ部Bよりも転写紙搬送方向で下流側
に位置させている。これにより、転写ベルト6から転写
紙Sへの真電荷の移行を遅らせて、転写紙Sと感光体3
との間での静電的な吸着関係を回避するようになってい
る。
【0018】この場合に用いる真電荷の移行を遅らせる
とは、転写紙Sが感光体6側の転写ニップ部Bに至るま
での上流側で転写紙Sへの電荷が発生しないことを意味
している。このことから、転写紙Sの感光体3への巻き
付きが防止され、また、感光体3からの転写紙Sの分離
不良も防止されることになる。
とは、転写紙Sが感光体6側の転写ニップ部Bに至るま
での上流側で転写紙Sへの電荷が発生しないことを意味
している。このことから、転写紙Sの感光体3への巻き
付きが防止され、また、感光体3からの転写紙Sの分離
不良も防止されることになる。
【0019】さらに、転写ベルト6側でも、環境変化に
よる抵抗変化が少ないものが選択される方がよく、抵抗
を制御する導電材料としては、カーボン、酸化亜鉛等を
適量添加し、弾性体ベルトとしてゴムベルトを用いた場
合には、クロロプレーンゴム、EPDMゴム、シリコー
ンゴム、エピクロルヒドリンゴム等の吸湿性が少なく抵
抗値が安定した材質を選択することが望まれる。なお、
この感光体3側へ流れる電流IOUTの値は、一義的なも
のでなく、例えば、搬送速度が遅い場合には減らすこと
ができ、反対に搬送速度が早い時や転写前除電ランプ1
5が用いられない場合には増やすことになる。
よる抵抗変化が少ないものが選択される方がよく、抵抗
を制御する導電材料としては、カーボン、酸化亜鉛等を
適量添加し、弾性体ベルトとしてゴムベルトを用いた場
合には、クロロプレーンゴム、EPDMゴム、シリコー
ンゴム、エピクロルヒドリンゴム等の吸湿性が少なく抵
抗値が安定した材質を選択することが望まれる。なお、
この感光体3側へ流れる電流IOUTの値は、一義的なも
のでなく、例えば、搬送速度が遅い場合には減らすこと
ができ、反対に搬送速度が早い時や転写前除電ランプ1
5が用いられない場合には増やすことになる。
【0020】一方、転写ニップ部Bを通過した転写紙S
は、転写ベルト6の移動にあわせて搬送され、駆動ロー
ラ5での曲率分離が行われる。このため、駆動ローラ5
の直径は16mm以下に設定されている。さらに、この
ような駆動ローラ5を用いた場合には、上質45K紙
(剛度 横21[cm3/100])の分離が可能であるという実
験結果が得られている。
は、転写ベルト6の移動にあわせて搬送され、駆動ロー
ラ5での曲率分離が行われる。このため、駆動ローラ5
の直径は16mm以下に設定されている。さらに、この
ような駆動ローラ5を用いた場合には、上質45K紙
(剛度 横21[cm3/100])の分離が可能であるという実
験結果が得られている。
【0021】駆動ローラ5で転写ベルト6から分離され
た転写紙Sは、ガイド板で案内されて定着部17を構成
する加熱ローラ17aとパッドローラ17bの間に搬送
される。定着部17では、転写紙S上のトナーを加熱溶
解して転写紙Sに圧着してトナーを転写紙S上に定着さ
せる。転写紙Sへのトナー像の転写及び分離が完了した
転写ベルト6は、DCソレノイド8励磁が解除されるの
に応じて接離レバー9が解除され、支持体7か感光体3
から離間される。
た転写紙Sは、ガイド板で案内されて定着部17を構成
する加熱ローラ17aとパッドローラ17bの間に搬送
される。定着部17では、転写紙S上のトナーを加熱溶
解して転写紙Sに圧着してトナーを転写紙S上に定着さ
せる。転写紙Sへのトナー像の転写及び分離が完了した
転写ベルト6は、DCソレノイド8励磁が解除されるの
に応じて接離レバー9が解除され、支持体7か感光体3
から離間される。
【0022】クリーニング装置16は、図3、図4に示
すように、トナー除去手段としてのバイアスクリーニン
グローラ16Aを備えている。バイアスクリーニングロ
ーラ16Aは、バイアスを印加される部材であって、支
持板7に回転自在に支持されて転写ベルト6に摺接する
と共に高圧電源12に接続しており、クリーニング時に
トナーTの極性と逆極性のバイアスが印加されるように
なっている。図3,図4では、トナー除去手段としてバ
イアスクリーニングローラ16Aを用いているが、図1
1、図12に示すように、バイアスを受けないクリーニ
ングブレード16Cやブラシ状部材としてのブラシ16
Dであっても良い。
すように、トナー除去手段としてのバイアスクリーニン
グローラ16Aを備えている。バイアスクリーニングロ
ーラ16Aは、バイアスを印加される部材であって、支
持板7に回転自在に支持されて転写ベルト6に摺接する
と共に高圧電源12に接続しており、クリーニング時に
トナーTの極性と逆極性のバイアスが印加されるように
なっている。図3,図4では、トナー除去手段としてバ
イアスクリーニングローラ16Aを用いているが、図1
1、図12に示すように、バイアスを受けないクリーニ
ングブレード16Cやブラシ状部材としてのブラシ16
Dであっても良い。
【0023】バイアスクリーニングローラ16Aによっ
て摺擦される転写ベルト6は、摺擦抵抗の増加による駆
動力の増大等を防止するのに、摩擦係数の低いものとし
て表面は、フッ素系の樹脂材料、例えば。ポリフッ化ビ
ニルデン、四フッ化エチレン等が被覆されている。ま
た、転写ベルト6の表面からクリーニングされるトナー
Tや紙粉は、バイアスクリーニングローラ16Aのに摺
接されたブレード19によって掻き取られ、ブレード1
9の下方に配置される回収スクリュー16Bによって本
体1Aから図示しない廃トナー回収容器に収容されるよ
うになっている。
て摺擦される転写ベルト6は、摺擦抵抗の増加による駆
動力の増大等を防止するのに、摩擦係数の低いものとし
て表面は、フッ素系の樹脂材料、例えば。ポリフッ化ビ
ニルデン、四フッ化エチレン等が被覆されている。ま
た、転写ベルト6の表面からクリーニングされるトナー
Tや紙粉は、バイアスクリーニングローラ16Aのに摺
接されたブレード19によって掻き取られ、ブレード1
9の下方に配置される回収スクリュー16Bによって本
体1Aから図示しない廃トナー回収容器に収容されるよ
うになっている。
【0024】一方、上述した転写ベルト6は、図5に示
すように、カーボンを添加したクロロプレーンゴムを、
練り工程、成型工程、研磨工程を経て厚さ0.4mmに
成型したゴムベルトで構成される内面層6aと、発泡ウ
レタンで発泡膜層とされた表面層6aとの二層構造とな
っている。内面層6aは体積抵抗を1×108Ω・cm
とされている。
すように、カーボンを添加したクロロプレーンゴムを、
練り工程、成型工程、研磨工程を経て厚さ0.4mmに
成型したゴムベルトで構成される内面層6aと、発泡ウ
レタンで発泡膜層とされた表面層6aとの二層構造とな
っている。内面層6aは体積抵抗を1×108Ω・cm
とされている。
【0025】表面層6aは、母材となるウレタン中へ発
泡剤を混合した後、内面層6aを構成するゴムベルトに
塗布し、加熱工程で加熱硬化させて発泡セル18を有す
る発泡膜層とされている。発泡セル18の大きさは、発
泡剤の量によってその径を調整できる。従って、表面層
6aの上面は、図7に示すように、無数の発泡セル18
が露出していて、この露出により凹凸状となっている。
泡剤を混合した後、内面層6aを構成するゴムベルトに
塗布し、加熱工程で加熱硬化させて発泡セル18を有す
る発泡膜層とされている。発泡セル18の大きさは、発
泡剤の量によってその径を調整できる。従って、表面層
6aの上面は、図7に示すように、無数の発泡セル18
が露出していて、この露出により凹凸状となっている。
【0026】このような発泡膜層を表面層6bにもつ転
写ベルト6を転写搬送ベルト装置1に適用して、本願出
願人が転写紙裏汚れ試験を行ったところ、下記の表1に
示す結果が得られた。表1中、○は裏汚れのない状態
を、△は裏汚れがやや目立つ状態を、×は裏汚れが多い
状態をそれぞれ示している。試験は、転写ベルト6の表
面層6bをなすウレタンの発泡膜層(表1では「発泡ウ
レタンコート」と記す)の発泡セル18の大きさを7μ
m、15μm、30μm、60μmとした複数の転写ベ
ルト6と、クリーニング方式をトナー除去手段としてバ
イアスクリーニングローラ16A、クリーニングブレー
ド16C、及びブラシ16Dを使用する場合と使用しな
い場合と、表面層6bを発泡のないウレタン層としたベ
ルトとを設け、表1にからで示すように組合せて行
った。発泡のないウレタン層は、内面層6aの表面に、
広野科学(株)製C−230U主剤100重量部と、C
−230U硬化剤30重量部と混合したウレタンによ
り、層厚10μmに成型されている。また、トナーTに
は、平均粒径10μmのものを使用した。
写ベルト6を転写搬送ベルト装置1に適用して、本願出
願人が転写紙裏汚れ試験を行ったところ、下記の表1に
示す結果が得られた。表1中、○は裏汚れのない状態
を、△は裏汚れがやや目立つ状態を、×は裏汚れが多い
状態をそれぞれ示している。試験は、転写ベルト6の表
面層6bをなすウレタンの発泡膜層(表1では「発泡ウ
レタンコート」と記す)の発泡セル18の大きさを7μ
m、15μm、30μm、60μmとした複数の転写ベ
ルト6と、クリーニング方式をトナー除去手段としてバ
イアスクリーニングローラ16A、クリーニングブレー
ド16C、及びブラシ16Dを使用する場合と使用しな
い場合と、表面層6bを発泡のないウレタン層としたベ
ルトとを設け、表1にからで示すように組合せて行
った。発泡のないウレタン層は、内面層6aの表面に、
広野科学(株)製C−230U主剤100重量部と、C
−230U硬化剤30重量部と混合したウレタンによ
り、層厚10μmに成型されている。また、トナーTに
は、平均粒径10μmのものを使用した。
【0027】
【表1】
【0028】表1で、クリーニング方式が未使用の場合
(、、、、)を見てみると、表面層6bが発
泡層となっている、、、の方が裏汚れの発生が
遅く、トナーT平均粒径10μmよりも発泡セル径の大
きい、、の場合、さらに、裏汚れの発生が遅くな
るとこがわかる。このことは、図7に示すように、発泡
膜層された表面層6bに露出する発泡セル18にトナー
Tが保持されるため、転写紙Sへの付着が少なくなるた
めであると思われる。また、発泡セル18の径がトナー
T平均粒径10μmより大きい、、の場合に裏汚
れの発生が遅いのは、図9に示すように、1つの発泡セ
ル18に入り込んで保持されるトナーTの量が多くなる
ためであると考えられる。
(、、、、)を見てみると、表面層6bが発
泡層となっている、、、の方が裏汚れの発生が
遅く、トナーT平均粒径10μmよりも発泡セル径の大
きい、、の場合、さらに、裏汚れの発生が遅くな
るとこがわかる。このことは、図7に示すように、発泡
膜層された表面層6bに露出する発泡セル18にトナー
Tが保持されるため、転写紙Sへの付着が少なくなるた
めであると思われる。また、発泡セル18の径がトナー
T平均粒径10μmより大きい、、の場合に裏汚
れの発生が遅いのは、図9に示すように、1つの発泡セ
ル18に入り込んで保持されるトナーTの量が多くなる
ためであると考えられる。
【0029】次にクリーニンク方式を使用する場合
(、、、)について見てみると、表面層6bが
発泡膜層であってもに示されるように、クリーニング
方式がクリーニングブレード16Dであると裏汚れが比
較的早くから現われてしまう。このことは、表面層6b
が発泡膜層となることで、図7に示すように表面層6b
が凹凸状となるので、クリーニングブレード16Dでは
発泡セル18内に入ったトナーTを除去しきれず、クリ
ーニング不足となるためと考えられる。
(、、、)について見てみると、表面層6bが
発泡膜層であってもに示されるように、クリーニング
方式がクリーニングブレード16Dであると裏汚れが比
較的早くから現われてしまう。このことは、表面層6b
が発泡膜層となることで、図7に示すように表面層6b
が凹凸状となるので、クリーニングブレード16Dでは
発泡セル18内に入ったトナーTを除去しきれず、クリ
ーニング不足となるためと考えられる。
【0030】また、バイアスクリーニングをする場合
やブラシクリーニングをする場合の方が、クリーニン
グブレード16Dを使用する場合、に比べて裏汚れ
の発生が遅くなことが分かる。バイアスクリーニングの
場合に裏汚れの発生が遅いのは、図8に示すように、発
泡セル18内に入ったトナーTが、バイアスクリーニン
グローラ16Aによるトナーと逆極性のバイアスによっ
て発泡セル18からローラ側に静電的に引き付けられる
ので、転写ベルト6へのクリーニングが良好に行われ、
転写ベルト6に残留するトナーTが少なくなるからであ
る。ブラシ部材によるクリーニングの場合では、発泡
セル18内に入ったトナーTがブラシ16Dによって掻
き出されて十分な転写ベルト6のクリーニングが行われ
るためである。また、転写ベルト6のクリーニングが良
好に行われることで、同ベルトの交換サイクルも延長さ
れる。
やブラシクリーニングをする場合の方が、クリーニン
グブレード16Dを使用する場合、に比べて裏汚れ
の発生が遅くなことが分かる。バイアスクリーニングの
場合に裏汚れの発生が遅いのは、図8に示すように、発
泡セル18内に入ったトナーTが、バイアスクリーニン
グローラ16Aによるトナーと逆極性のバイアスによっ
て発泡セル18からローラ側に静電的に引き付けられる
ので、転写ベルト6へのクリーニングが良好に行われ、
転写ベルト6に残留するトナーTが少なくなるからであ
る。ブラシ部材によるクリーニングの場合では、発泡
セル18内に入ったトナーTがブラシ16Dによって掻
き出されて十分な転写ベルト6のクリーニングが行われ
るためである。また、転写ベルト6のクリーニングが良
好に行われることで、同ベルトの交換サイクルも延長さ
れる。
【0031】このように、少なくとも転写ベルト6の表
面層6bを発泡層膜で構成すると、転写ベルト6に付着
するトナーTを同ベルトにしっかりと捕捉できるので、
転写紙S裏面へのトナーTの付着が低減される。さら
に、発泡セル18をトナーTの平均粒径よりも大きく設
定することで、1つのセルに多くのトナーTが捕捉され
るので、より確実に転写紙S裏面へのトナーTの付着が
低減される。また、バイアスクリーニングローラ16A
やブラシ16D等のトナー除去手段を用いて発泡膜層を
もつ転写ベルト6をクリーニングすると、クリーニング
ブレード16Cを用いてクリーニングする場合よりも、
転写ベルト6のクリーニングが良好に行われ、転写紙S
裏面へのトナーTの付着が低減される。
面層6bを発泡層膜で構成すると、転写ベルト6に付着
するトナーTを同ベルトにしっかりと捕捉できるので、
転写紙S裏面へのトナーTの付着が低減される。さら
に、発泡セル18をトナーTの平均粒径よりも大きく設
定することで、1つのセルに多くのトナーTが捕捉され
るので、より確実に転写紙S裏面へのトナーTの付着が
低減される。また、バイアスクリーニングローラ16A
やブラシ16D等のトナー除去手段を用いて発泡膜層を
もつ転写ベルト6をクリーニングすると、クリーニング
ブレード16Cを用いてクリーニングする場合よりも、
転写ベルト6のクリーニングが良好に行われ、転写紙S
裏面へのトナーTの付着が低減される。
【0032】とろこで、表面層6bを発泡膜層とする場
合、成型条件や材料等により、図10に示すように、そ
の上面にスキン層と称する数ミクロンの薄膜6cが発生
して、表面層6bの上面に発泡セル18が露出しない場
合がある。そこで、内面層6aに発泡ウレタンを塗布し
て加熱硬化させる工程の後に、成型された発泡膜層を研
削あるいは研磨する加工工程を実施し、発泡膜層である
表面層6bを磨く。このように加工工程を実施すること
で、薄膜6cを除去することが可能となる。従って、表
面層6bに発泡セル18が露出してトナーTを捕捉でき
ると共に、発泡膜層の成型条件や使用材料の範囲が広く
なる。なお、上述した試験では、発泡膜層の母剤にウレ
タンを用いたが、アクリルやその他の材料を母剤として
用いても同様の効果が得られる事が確認されている。ま
た、上記実施例は、バイアスローラ11で転写ベル6に
転写バイアスを用いる転写搬送ベルト装置1で行われて
いるが、バイアスローラ11を用いないコロトロン印加
方式の転写搬送ベルト装置に転写ベルト6を適用して見
たところ、表1の裏汚れ結果と略同様の結果を得ること
ができた。
合、成型条件や材料等により、図10に示すように、そ
の上面にスキン層と称する数ミクロンの薄膜6cが発生
して、表面層6bの上面に発泡セル18が露出しない場
合がある。そこで、内面層6aに発泡ウレタンを塗布し
て加熱硬化させる工程の後に、成型された発泡膜層を研
削あるいは研磨する加工工程を実施し、発泡膜層である
表面層6bを磨く。このように加工工程を実施すること
で、薄膜6cを除去することが可能となる。従って、表
面層6bに発泡セル18が露出してトナーTを捕捉でき
ると共に、発泡膜層の成型条件や使用材料の範囲が広く
なる。なお、上述した試験では、発泡膜層の母剤にウレ
タンを用いたが、アクリルやその他の材料を母剤として
用いても同様の効果が得られる事が確認されている。ま
た、上記実施例は、バイアスローラ11で転写ベル6に
転写バイアスを用いる転写搬送ベルト装置1で行われて
いるが、バイアスローラ11を用いないコロトロン印加
方式の転写搬送ベルト装置に転写ベルト6を適用して見
たところ、表1の裏汚れ結果と略同様の結果を得ること
ができた。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、像担持体
に付着したトナーが転写ベルトの表面の発泡部にひっか
かって転写ベルト表面に捕捉されるので、同ベルト表面
から転写材へのトナーの移動を低減でき、転写材の裏汚
れを低減することができる。請求項2記載の発明によれ
ば、発泡膜層の発泡セル径を、トナーの平均粒径よりも
大きく形成したので、トナーが1つの発泡セル内に確実
に多く捕捉され、ベルト表面から転写材へのトナーの移
動を低減でき、転写材の裏汚れをさらに低減することが
できる。請求項3記載の発明によれば、トナー除去手段
をトナーの極性と逆極性となるバイアスが印加される部
材、あるいは、バイアスが印加されないブラシ状部材で
構成することで、発泡膜層の転写ベルト表面に対するク
リーニング性能が向上するので、転写ベルト上に存在す
るトナー量が減少し転写材の裏汚れをさらに低減するこ
とができる。また、クリーニング性能が向上すること
で、転写ベルトの交換サイクルが延びるので、同ベルト
の耐久性につながる。請求項4記載の発明によれば、転
写ベルトの表面に形成した発泡膜層を研削あるいは研磨
するので、発泡膜層に発泡セルが露出しない場合であっ
てもベルト表面に確実に発泡セルを露出させることがで
きる。従って、転写ベルト上にトナーが捕捉されて転写
材への裏汚れを低減できると共に、ベルト製造工程並び
に発泡膜層の材料の選択幅が広がることとなる。
に付着したトナーが転写ベルトの表面の発泡部にひっか
かって転写ベルト表面に捕捉されるので、同ベルト表面
から転写材へのトナーの移動を低減でき、転写材の裏汚
れを低減することができる。請求項2記載の発明によれ
ば、発泡膜層の発泡セル径を、トナーの平均粒径よりも
大きく形成したので、トナーが1つの発泡セル内に確実
に多く捕捉され、ベルト表面から転写材へのトナーの移
動を低減でき、転写材の裏汚れをさらに低減することが
できる。請求項3記載の発明によれば、トナー除去手段
をトナーの極性と逆極性となるバイアスが印加される部
材、あるいは、バイアスが印加されないブラシ状部材で
構成することで、発泡膜層の転写ベルト表面に対するク
リーニング性能が向上するので、転写ベルト上に存在す
るトナー量が減少し転写材の裏汚れをさらに低減するこ
とができる。また、クリーニング性能が向上すること
で、転写ベルトの交換サイクルが延びるので、同ベルト
の耐久性につながる。請求項4記載の発明によれば、転
写ベルトの表面に形成した発泡膜層を研削あるいは研磨
するので、発泡膜層に発泡セルが露出しない場合であっ
てもベルト表面に確実に発泡セルを露出させることがで
きる。従って、転写ベルト上にトナーが捕捉されて転写
材への裏汚れを低減できると共に、ベルト製造工程並び
に発泡膜層の材料の選択幅が広がることとなる。
【図1】転写搬送ベルト装置を概略構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】転写ベルトユニットの概略構成を示す平面図で
ある。
ある。
【図3】転写搬送ベルト装置の概略構成を示す配置図で
ある。
ある。
【図4】図3に示す転写搬送ベルト装置の転写時の動作
を示す配置図である。
を示す配置図である。
【図5】転写ベルトの部分拡大断面図である。
【図6】トナー粒子の転写動作を示す拡大図である。
【図7】転写ベルトの表面層とトナーとの関係を示す断
面図である。
面図である。
【図8】転写ベルトのクリーニング状態を示す拡大図で
ある。
ある。
【図9】転写ベルトの変形例を示す拡大断面図である。
【図10】スキン層が形成それた転写ベルトの断面図で
ある。
ある。
【図11】トナー除去手段が変形された転写搬送ベルト
装置の概略構成を示す配置図である。
装置の概略構成を示す配置図である。
【図12】トナー除去手段が変形された転写搬送ベルト
装置の概略構成を示す配置図である。
装置の概略構成を示す配置図である。
1 転写搬送ベルト装置 3 像担持体 6 転写ベルト 6b 発泡膜層 16A,16D トナー除去手段 18 発泡セル S 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 宏一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 高野 聡 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 轡田 昭夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 水石 治司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内
Claims (4)
- 【請求項1】像担持体上に形成されるトナーを転写材上
に静電的に転写し、同転写材を搬送する転写ベルトを有
する転写搬送ベルト装置において、 上記転写ベルトの表面を発泡膜層で形成したことを特徴
とする転写搬送ベルト装置。 - 【請求項2】上記発泡膜層の発泡セル径を、上記トナー
の平均粒径よりも大きく形成した請求項1記載の転写搬
送ベルト装置。 - 【請求項3】上記トナーの極性と逆極性となるバイアス
が印加される部材、あるいは、前記バイアスが印加され
ないブラシ状部材から構成されるトナー除去手段を有す
る請求項1または2記載の転写搬送ベルト装置。 - 【請求項4】転写ベルトの表面に発泡膜層を成型した
後、同転写ベルトに上記発泡膜層を研削あるいは研磨す
る加工工程を施す転写ベルトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32747694A JPH08185060A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 転写ベルトの製造方法及び転写搬送ベルト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32747694A JPH08185060A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 転写ベルトの製造方法及び転写搬送ベルト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08185060A true JPH08185060A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18199588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32747694A Pending JPH08185060A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 転写ベルトの製造方法及び転写搬送ベルト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08185060A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6188862B1 (en) * | 1999-02-23 | 2001-02-13 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus preventing toner adhesion onto transfer member |
| JP2006084982A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 転写搬送ベルト、及び画像形成装置 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32747694A patent/JPH08185060A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6188862B1 (en) * | 1999-02-23 | 2001-02-13 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus preventing toner adhesion onto transfer member |
| JP2006084982A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 転写搬送ベルト、及び画像形成装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6188862B1 (en) | Image forming apparatus preventing toner adhesion onto transfer member | |
| JP4718057B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2000275983A (ja) | 転写装置、及びこの転写装置を備えた画像形成装置 | |
| JPH09258627A (ja) | 転写搬送ベルトのクリーニング方法および転写搬送ベルトのクリーニング装置 | |
| JPH0429276A (ja) | 電子写真印刷装置の転写装置 | |
| JPH1124341A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH08185060A (ja) | 転写ベルトの製造方法及び転写搬送ベルト装置 | |
| JP3545917B2 (ja) | 転写搬送装置 | |
| JP3455340B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH08160766A (ja) | 転写搬送ベルト | |
| JP3568089B2 (ja) | 転写ベルト装置 | |
| JP3452290B2 (ja) | 転写搬送ベルト装置 | |
| JP3337577B2 (ja) | 転写搬送装置 | |
| JP3502676B2 (ja) | 転写搬送装置 | |
| JP4234868B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP3713382B2 (ja) | 転写材担持体における被覆層の材料決定方法 | |
| JP3595141B2 (ja) | 転写搬送装置 | |
| JP3386265B2 (ja) | 転写ベルトクリーニング装置 | |
| JP4083969B2 (ja) | 電子写真装置 | |
| JPH08305181A (ja) | 転写・搬送装置 | |
| JPH08146781A (ja) | 転写搬送ベルト及びその製造方法及び転写搬送装置 | |
| JPH1138776A (ja) | ベルトクリーニング装置及び転写搬送装置 | |
| JP3568085B2 (ja) | 転写搬送装置 | |
| JPH09134076A (ja) | 転写ベルト及び画像形成装置 | |
| JPH07210002A (ja) | 転写搬送装置 |