JPH08185061A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH08185061A JPH08185061A JP6337984A JP33798494A JPH08185061A JP H08185061 A JPH08185061 A JP H08185061A JP 6337984 A JP6337984 A JP 6337984A JP 33798494 A JP33798494 A JP 33798494A JP H08185061 A JPH08185061 A JP H08185061A
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- JP
- Japan
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- recording material
- image
- transfer
- toner
- image forming
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- Pending
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Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 転写時において転写電界差がなく良好な画像
を得ることのできる転写装置を提供する。 【構成】 転写ドラム9の記録材担持シート11の表面
粗さを、その粗さ曲線の最大高さRmax 、粗さ曲線の中
心線に平行で山頂を通る曲線と中心線との距離RP 、谷
底を通る直線と中心線との距離RV をパラメータとした
とき、Rmax =RP +RV 、RP ≧RV とする。すなわ
ち、記録材担持シート11の表面形状を少数の微小凸部
のみを有する形状とした。これにより、離型剤に起因す
る画像不良を棒なくすことができる。
を得ることのできる転写装置を提供する。 【構成】 転写ドラム9の記録材担持シート11の表面
粗さを、その粗さ曲線の最大高さRmax 、粗さ曲線の中
心線に平行で山頂を通る曲線と中心線との距離RP 、谷
底を通る直線と中心線との距離RV をパラメータとした
とき、Rmax =RP +RV 、RP ≧RV とする。すなわ
ち、記録材担持シート11の表面形状を少数の微小凸部
のみを有する形状とした。これにより、離型剤に起因す
る画像不良を棒なくすことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体上にトナー像
を形成し、このトナー像を記録材搬送手段にて搬送され
る記録材に転写するようにした電子写真方式の複写機、
プリンタ等の画像形成装置に係り、特に、記録材上にト
ナー像を定着する際に、オイル等の離型剤を使用する定
着装置を備えた画像形成装置に好適に応用し得る。
を形成し、このトナー像を記録材搬送手段にて搬送され
る記録材に転写するようにした電子写真方式の複写機、
プリンタ等の画像形成装置に係り、特に、記録材上にト
ナー像を定着する際に、オイル等の離型剤を使用する定
着装置を備えた画像形成装置に好適に応用し得る。
【0002】
【従来の技術】複写機、レーザビームプリンタ等の画像
形成装置において、帯電、露光、現像等のプロセスを経
て像担持体である感光ドラム上に形成されたトナー像
は、転写装置によって紙等の記録材上に転写され、その
後、定着装置の定着ローラ、加圧ローラ等によって加熱
加圧され、永久像として記録材上に固着される。
形成装置において、帯電、露光、現像等のプロセスを経
て像担持体である感光ドラム上に形成されたトナー像
は、転写装置によって紙等の記録材上に転写され、その
後、定着装置の定着ローラ、加圧ローラ等によって加熱
加圧され、永久像として記録材上に固着される。
【0003】ところで、多色の画像形成装置、例えば4
色フルカラーの画像形成装置では、それぞれ色の異なっ
た4色のトナーが使用されるが、これら4色のトナー像
は、記録材上に4層積層されることから、定着装置で加
熱したときの、溶融性、混色性がよいことが要求され
る。溶融、混色が不良であると、トナー粒子間にエアギ
ャップが多くなり、空気との界面での光の散乱によっ
て、トナー色素本来の色調が失われたり、トナーの重な
った部分では下層のトナーが上層のトナーに隠蔽されて
色の再現性が低下したりするからである。
色フルカラーの画像形成装置では、それぞれ色の異なっ
た4色のトナーが使用されるが、これら4色のトナー像
は、記録材上に4層積層されることから、定着装置で加
熱したときの、溶融性、混色性がよいことが要求され
る。溶融、混色が不良であると、トナー粒子間にエアギ
ャップが多くなり、空気との界面での光の散乱によっ
て、トナー色素本来の色調が失われたり、トナーの重な
った部分では下層のトナーが上層のトナーに隠蔽されて
色の再現性が低下したりするからである。
【0004】これら溶融性、混色性を満たすトナーとし
て、軟化点が低く、しかも溶融粘度が低い、いわゆるシ
ャープメルト性のトナーが使用される。このようなトナ
ーを使用することにより、色の再現性を高めて原稿に忠
実なカラーコピーを得ることができる。
て、軟化点が低く、しかも溶融粘度が低い、いわゆるシ
ャープメルト性のトナーが使用される。このようなトナ
ーを使用することにより、色の再現性を高めて原稿に忠
実なカラーコピーを得ることができる。
【0005】しかしながら、シャープメルト性のトナー
は親和力が大きいため、定着ローラにオフセットしやす
いという欠点がある。4色のトナー像が積層された記録
材は、定着装置において加熱されるのに加えて加圧も行
なわれる。したがって親和力の大きいトナーは、この加
熱加圧によって、定着ローラに転移し付着しがちとな
る。定着ローラにトナーが転移すると、このトナーは次
の記録材に転移されてしまったり、あるいは定着ローラ
上で固まったりし、いずれも画像不良の原因となる。
は親和力が大きいため、定着ローラにオフセットしやす
いという欠点がある。4色のトナー像が積層された記録
材は、定着装置において加熱されるのに加えて加圧も行
なわれる。したがって親和力の大きいトナーは、この加
熱加圧によって、定着ローラに転移し付着しがちとな
る。定着ローラにトナーが転移すると、このトナーは次
の記録材に転移されてしまったり、あるいは定着ローラ
上で固まったりし、いずれも画像不良の原因となる。
【0006】そこで、これらの画像不良を防止するため
に離型剤が使用される。定着装置での記録材上のトナー
像の定着に先立ち、定着ローラ上にオイル等の液体の離
型剤を塗布するのである。これによって、トナー像を加
熱加圧する際、定着ローラは、記録材上のトナー像に対
して直接接触することなく、離型剤を介して接触するこ
とになり、トナーが定着ローラ側に転移して付着するの
を有効に防止することができる。
に離型剤が使用される。定着装置での記録材上のトナー
像の定着に先立ち、定着ローラ上にオイル等の液体の離
型剤を塗布するのである。これによって、トナー像を加
熱加圧する際、定着ローラは、記録材上のトナー像に対
して直接接触することなく、離型剤を介して接触するこ
とになり、トナーが定着ローラ側に転移して付着するの
を有効に防止することができる。
【0007】しかしながら、記録材の両面にコピーを行
なう場合には、定着ローラから記録材のはじめの面(第
1面)に付着した離型剤が、記録材の次の面(第2面)
にコピーを取る場合に、記録材の第1面が転写ドラム表
面に接触することにより、転写ドラム表面に転移してし
まう。
なう場合には、定着ローラから記録材のはじめの面(第
1面)に付着した離型剤が、記録材の次の面(第2面)
にコピーを取る場合に、記録材の第1面が転写ドラム表
面に接触することにより、転写ドラム表面に転移してし
まう。
【0008】その後、転写ドラム上の離型剤が今度は転
写ドラムに当接している感光ドラムの表面に転移し付着
する。この離型剤は、もともと感光ドラム上の残留トナ
ーを除去するのが目的の感光ドラムクリーニング装置で
は十分拭い去ることができない。このため、感光ドラム
上の離型剤によって残留トナーや現像時のトナーが感光
ドラム上の本来トナーが付着してはいけない部分に付着
してしまい、これらのトナーが以後のコピーに転写され
て、汚れた画像が形成されてしまう。
写ドラムに当接している感光ドラムの表面に転移し付着
する。この離型剤は、もともと感光ドラム上の残留トナ
ーを除去するのが目的の感光ドラムクリーニング装置で
は十分拭い去ることができない。このため、感光ドラム
上の離型剤によって残留トナーや現像時のトナーが感光
ドラム上の本来トナーが付着してはいけない部分に付着
してしまい、これらのトナーが以後のコピーに転写され
て、汚れた画像が形成されてしまう。
【0009】このため、従来の両面コピー機の構成で
は、特開平6−130712号公報に記載されているよ
うに、転写ドラムの表面に、転写ドラムの移動方向に沿
った溝状の多数の微小凹部を設け、転移した離型剤を保
持することによって、画像不良の発生を防止する手段が
採用されている。
は、特開平6−130712号公報に記載されているよ
うに、転写ドラムの表面に、転写ドラムの移動方向に沿
った溝状の多数の微小凹部を設け、転移した離型剤を保
持することによって、画像不良の発生を防止する手段が
採用されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では、転写ドラムに円筒状に張設する記録材担持シ
ートの厚みが例えば70〜200μmで、材料が例えば
ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVdF)フィルムの場
合、離型剤保持の効果を得るためには、十点平均粗さR
Z が7〜20μm、平均山間隔Sm が30μm以下、更
に最大粗さRmax は30μm以下となることが必要であ
った。このため、上記表面粗さの度合によって形成され
た記録材担持シート上の凹凸部の構成により、転写の際
の転写電界が部分的に大きく異なってしまい、転写不良
の原因となってしまう可能性があった。
構成では、転写ドラムに円筒状に張設する記録材担持シ
ートの厚みが例えば70〜200μmで、材料が例えば
ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVdF)フィルムの場
合、離型剤保持の効果を得るためには、十点平均粗さR
Z が7〜20μm、平均山間隔Sm が30μm以下、更
に最大粗さRmax は30μm以下となることが必要であ
った。このため、上記表面粗さの度合によって形成され
た記録材担持シート上の凹凸部の構成により、転写の際
の転写電界が部分的に大きく異なってしまい、転写不良
の原因となってしまう可能性があった。
【0011】また、上記記録材担持シート上の凹凸部
は、コピーシーケンス中、記録材・感光ドラム・転写ド
ラムクリーニング手段等に、相互に相対速度を有して接
触しているために、長時間の使用によって凸部に摩耗が
生じることは避けることができない。
は、コピーシーケンス中、記録材・感光ドラム・転写ド
ラムクリーニング手段等に、相互に相対速度を有して接
触しているために、長時間の使用によって凸部に摩耗が
生じることは避けることができない。
【0012】従って、部分的にでも著しい削れが生じた
場合、離型剤の保持容量が減少し、再び画像不良を引き
起こすという欠点があった。また、長時間の使用によっ
て上記記録材担持シートの弾性力が変化し、表面の凹凸
部をきっかけに割れてしまうという欠点もあった。
場合、離型剤の保持容量が減少し、再び画像不良を引き
起こすという欠点があった。また、長時間の使用によっ
て上記記録材担持シートの弾性力が変化し、表面の凹凸
部をきっかけに割れてしまうという欠点もあった。
【0013】一方、記録材担持シートによる離型剤転移
の対策を行なわない場合、両面コピーシーケンス中に、
記録材上あるいは記録材担持シート上、感光ドラム等に
付着してしまったオイルの除去を目的とした手段又は装
置を組込むことが必須となり、画像形成装置の構成が複
雑化するのはまぬがれない。
の対策を行なわない場合、両面コピーシーケンス中に、
記録材上あるいは記録材担持シート上、感光ドラム等に
付着してしまったオイルの除去を目的とした手段又は装
置を組込むことが必須となり、画像形成装置の構成が複
雑化するのはまぬがれない。
【0014】従って、本発明の第1の目的は、転写時に
おいて転写電界差のない簡単な構成の、可視像を直接又
は間接的に担持する担持体を備えた画像形成装置を提供
することである。
おいて転写電界差のない簡単な構成の、可視像を直接又
は間接的に担持する担持体を備えた画像形成装置を提供
することである。
【0015】本発明の第2の目的は、長期間使用におい
ても離型剤の保持容量を適正に維持できる可視像を直接
又は間接的に担持する担持体を備えた画像形成装置を提
供することである。
ても離型剤の保持容量を適正に維持できる可視像を直接
又は間接的に担持する担持体を備えた画像形成装置を提
供することである。
【0016】本発明の第3の目的は、長期間使用におい
ても削れ割れのない簡単な構成の、可視像を直接又は間
接的に担持する担持体を備えた画像形成装置を提供する
ことである。
ても削れ割れのない簡単な構成の、可視像を直接又は間
接的に担持する担持体を備えた画像形成装置を提供する
ことである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
静電転写プロセスを利用する画像形成装置において、可
視像を直接又は間接的に担持する担持体の少なくとも担
持面側表面の表面粗さRZ が、その粗さ曲線の最大高さ
Rmax 、粗さ曲線の中心線に平行で最高の山頂を通る直
線と中心線との間隔の値RP 、最深の谷底を通る直線と
中心線との間隔の値RV をパラメータとしたとき、R
max =RP +RV 、RP ≧RV であることを特徴とする
画像形成装置である。
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
静電転写プロセスを利用する画像形成装置において、可
視像を直接又は間接的に担持する担持体の少なくとも担
持面側表面の表面粗さRZ が、その粗さ曲線の最大高さ
Rmax 、粗さ曲線の中心線に平行で最高の山頂を通る直
線と中心線との間隔の値RP 、最深の谷底を通る直線と
中心線との間隔の値RV をパラメータとしたとき、R
max =RP +RV 、RP ≧RV であることを特徴とする
画像形成装置である。
【0018】好ましくは、前記担持体は、可視像を形成
する像担持体と、これに当接する第2の像担持体と、記
録材を担持し搬送する記録材担持体とのうち少なくとも
ひとつである。
する像担持体と、これに当接する第2の像担持体と、記
録材を担持し搬送する記録材担持体とのうち少なくとも
ひとつである。
【0019】前記記録材上に転写された可視像を離型剤
が塗布された定着部材により、前記記録材上に定着する
定着装置を備えることが好ましい。
が塗布された定着部材により、前記記録材上に定着する
定着装置を備えることが好ましい。
【0020】前記表面粗さRZ はRZ ≦10μmで構成
されていることが好ましい。
されていることが好ましい。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則
して更に詳しく説明する。
して更に詳しく説明する。
【0022】実施例1 本発明に係る画像形成装置の一例として、図3に4色フ
ルカラーのレーザビームプリンタの概要を図示する。
ルカラーのレーザビームプリンタの概要を図示する。
【0023】レーザビームプリンタは、装置本体2のほ
ぼ中央に、像担持体としての感光ドラム3を備えてい
る。感光ドラム3は、その表面に感光層が形成されてお
り、装置本体2によって回転自在に支持され、駆動装置
(不図示)によって矢印R1方向に回転駆動されるよう
になっている。
ぼ中央に、像担持体としての感光ドラム3を備えてい
る。感光ドラム3は、その表面に感光層が形成されてお
り、装置本体2によって回転自在に支持され、駆動装置
(不図示)によって矢印R1方向に回転駆動されるよう
になっている。
【0024】感光ドラム3の周囲には、その回転方向に
沿って、順に、感光ドラム3表面を均一に帯電する1次
帯電器(帯電装置)5、感光ドラム3表面を光照射して
静電潜像を形成するレーザビーム露光装置(露光手段)
6、静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する
現像装置7を備えている。
沿って、順に、感光ドラム3表面を均一に帯電する1次
帯電器(帯電装置)5、感光ドラム3表面を光照射して
静電潜像を形成するレーザビーム露光装置(露光手段)
6、静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する
現像装置7を備えている。
【0025】図3に示す現像装置7は、回転式であり、
装置本体2に支持された回転体7aと、この回転体7a
に搭載された4個の現像器、即ちマゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックの各色のトナー(現像剤)をそれぞれ
収納した現像器7M、7C、7C、7BKとによって構
成されている。各現像器7M、7C、7Y、7BKは、
回転体7aの回転によって、感光ドラム3に対向する現
像位置に順次移動し、それぞれの色に対応する静電潜像
にトナーを付着させて各色のトナー像を形成する。4色
フルカラーのコピーを行なうには、それぞれが1回ずつ
感光ドラム3上の静電潜像を現像することになる。現像
装置7の上方には、各現像器7M、7C、7C、7BK
にトナーを補給するための4個のホッパ7bが配置され
ている。感光ドラム3の回転方向に沿った、現像装置7
の下流には、転写ドラム(記録材支持体)9が配設され
ている。全体円筒状に形成された転写ドラム9は、装置
本体2によって回動自在に支持されており、感光ドラム
3に当接しながら矢印R2方向に回転するようになって
いる。
装置本体2に支持された回転体7aと、この回転体7a
に搭載された4個の現像器、即ちマゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックの各色のトナー(現像剤)をそれぞれ
収納した現像器7M、7C、7C、7BKとによって構
成されている。各現像器7M、7C、7Y、7BKは、
回転体7aの回転によって、感光ドラム3に対向する現
像位置に順次移動し、それぞれの色に対応する静電潜像
にトナーを付着させて各色のトナー像を形成する。4色
フルカラーのコピーを行なうには、それぞれが1回ずつ
感光ドラム3上の静電潜像を現像することになる。現像
装置7の上方には、各現像器7M、7C、7C、7BK
にトナーを補給するための4個のホッパ7bが配置され
ている。感光ドラム3の回転方向に沿った、現像装置7
の下流には、転写ドラム(記録材支持体)9が配設され
ている。全体円筒状に形成された転写ドラム9は、装置
本体2によって回動自在に支持されており、感光ドラム
3に当接しながら矢印R2方向に回転するようになって
いる。
【0026】図4に転写ドラム9の詳細を図示する。転
写ドラム9は、ベース部材10と、これに張設された記
録材担持シート11とによって構成されている。ベース
部材10は、左右一対の環状のシリンダ部10a、10
bと、これらシリンダ部10a、10bの一部を連結す
る連結部10c、そして連結部10cに沿って取付けら
れた記録材グリッパ10dによって一体的に構成されて
いる。記録材グリッパ10dは、長手方向の1辺が連結
部10cから少し浮いて、この隙間に、記録材Pの先端
縁を把持することができるようになっている。記録材担
持シート11としては、例えば、ポリエチレンテレフタ
レートやポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム状の誘電体
シートが用いられる。
写ドラム9は、ベース部材10と、これに張設された記
録材担持シート11とによって構成されている。ベース
部材10は、左右一対の環状のシリンダ部10a、10
bと、これらシリンダ部10a、10bの一部を連結す
る連結部10c、そして連結部10cに沿って取付けら
れた記録材グリッパ10dによって一体的に構成されて
いる。記録材グリッパ10dは、長手方向の1辺が連結
部10cから少し浮いて、この隙間に、記録材Pの先端
縁を把持することができるようになっている。記録材担
持シート11としては、例えば、ポリエチレンテレフタ
レートやポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム状の誘電体
シートが用いられる。
【0027】記録材担持シート11は、左右のシリンダ
部10a、10bの間の、連結部10c以外の部分をほ
ぼ円筒状に覆うようにして張設されている。記録材担持
シート11は、その先端部を連結部10c上に固定し、
左右のシリンダ部10a、10bに沿ってぐるりとほぼ
1周して、その後端部を先端部付近において先端部と同
様に連結部10c上に固定している。従って、転写ドラ
ム9の外周面は、その大部分が記録材担持シート11に
よって占められている。
部10a、10bの間の、連結部10c以外の部分をほ
ぼ円筒状に覆うようにして張設されている。記録材担持
シート11は、その先端部を連結部10c上に固定し、
左右のシリンダ部10a、10bに沿ってぐるりとほぼ
1周して、その後端部を先端部付近において先端部と同
様に連結部10c上に固定している。従って、転写ドラ
ム9の外周面は、その大部分が記録材担持シート11に
よって占められている。
【0028】転写ドラム9の内側、感光ドラム3と対向
する位置には、図3、図5に示すように転写用放電器
(転写装置)12が配設されている。そして、この下流
側のとなりに内側除電用放電器13、これに対向して外
側に2個の外側除電用放電器15、16が配設されてい
る。さらに、転写ドラム9の内側には、上述の転写用放
電器12の斜め上方に、押圧部材17が配置されてい
る。押圧部材17は、取付ベース17aに基端部を固着
した弾性シート17bを有する。弾性シート17bはな
だらかに湾曲して、その先端部を転写ドラム9の回転方
向(矢印R2方向)下流側に配置するとともに、この先
端部によって記録材担持シート11の内周側を押圧し
て、記録材担持シート11を感光ドラム3の表面に押付
けている。これにより、トナー像の記録材Pに対する転
写効率を向上させて鮮明な転写像を得るようにしてい
る。
する位置には、図3、図5に示すように転写用放電器
(転写装置)12が配設されている。そして、この下流
側のとなりに内側除電用放電器13、これに対向して外
側に2個の外側除電用放電器15、16が配設されてい
る。さらに、転写ドラム9の内側には、上述の転写用放
電器12の斜め上方に、押圧部材17が配置されてい
る。押圧部材17は、取付ベース17aに基端部を固着
した弾性シート17bを有する。弾性シート17bはな
だらかに湾曲して、その先端部を転写ドラム9の回転方
向(矢印R2方向)下流側に配置するとともに、この先
端部によって記録材担持シート11の内周側を押圧し
て、記録材担持シート11を感光ドラム3の表面に押付
けている。これにより、トナー像の記録材Pに対する転
写効率を向上させて鮮明な転写像を得るようにしてい
る。
【0029】転写ドラム9の斜め下方には、クリーニン
グ装置18(図3参照)が配設されている。クリーニン
グ装置18は、記録材担持シート11の表面の残留トナ
ーを除去するファーブラシ18aと、これに対向して転
写ドラム9の内側に配置されたクリーニング補助手段1
8bとを備えている。ファーブラシ18aは、不図示の
駆動手段によって回転駆動されるようになっている。
グ装置18(図3参照)が配設されている。クリーニン
グ装置18は、記録材担持シート11の表面の残留トナ
ーを除去するファーブラシ18aと、これに対向して転
写ドラム9の内側に配置されたクリーニング補助手段1
8bとを備えている。ファーブラシ18aは、不図示の
駆動手段によって回転駆動されるようになっている。
【0030】感光ドラム3の回転方向(矢印R1方向)
に沿った、転写ドラム9の下流側には、前述の1次帯電
器5に隣接するようにしてクリーニング装置19が配設
されている。このクリーニング装置19は、弾性体から
なるクリーニングブレード19aを有し、このクリーニ
ングブレード19a先端を感光ドラム3表面に押付ける
ことによって、感光ドラム3上の残留トナーを除去する
ようにしている。
に沿った、転写ドラム9の下流側には、前述の1次帯電
器5に隣接するようにしてクリーニング装置19が配設
されている。このクリーニング装置19は、弾性体から
なるクリーニングブレード19aを有し、このクリーニ
ングブレード19a先端を感光ドラム3表面に押付ける
ことによって、感光ドラム3上の残留トナーを除去する
ようにしている。
【0031】続いて、記録材Pの搬送系について説明す
る。記録材Pの搬送路Ruは、全体としては、記録材P
が装置本体2の右側面2Rの下部から給紙され、転写ド
ラム9に向けて搬送され、転写ドラム9等によってトナ
ー像が転写された後、転写ドラム9から遠ざかるように
して右側面2Rの上部に排出されるように構成されてい
る。
る。記録材Pの搬送路Ruは、全体としては、記録材P
が装置本体2の右側面2Rの下部から給紙され、転写ド
ラム9に向けて搬送され、転写ドラム9等によってトナ
ー像が転写された後、転写ドラム9から遠ざかるように
して右側面2Rの上部に排出されるように構成されてい
る。
【0032】搬送路Ruの最上流側には、異なるサイズ
の記録材Pを積載収納した給紙カセット20、20が、
装置本体2の右側面2Rに対して着脱自在に装着されて
いる。各給紙カセット20の先端側上方には、給紙カセ
ット20から搬送路Ruに向けて記録材Pを供給する給
紙ローラ21が、そしてその下流側には搬送ローラ2
2、レジストローラ23が配置されている。前述の転写
ドラム9の記録材グリッパ10dは、レジストローラ2
3から転写ドラム9に供給された記録材Pの先端縁を把
持する。記録材Pは、先端縁が記録材グリッパ10dに
把持された状態で転写ドラム9が回転すると、全体が転
写ドラム9の記録材担持シート11に巻き付くようにな
っている。
の記録材Pを積載収納した給紙カセット20、20が、
装置本体2の右側面2Rに対して着脱自在に装着されて
いる。各給紙カセット20の先端側上方には、給紙カセ
ット20から搬送路Ruに向けて記録材Pを供給する給
紙ローラ21が、そしてその下流側には搬送ローラ2
2、レジストローラ23が配置されている。前述の転写
ドラム9の記録材グリッパ10dは、レジストローラ2
3から転写ドラム9に供給された記録材Pの先端縁を把
持する。記録材Pは、先端縁が記録材グリッパ10dに
把持された状態で転写ドラム9が回転すると、全体が転
写ドラム9の記録材担持シート11に巻き付くようにな
っている。
【0033】転写ドラム9の右側上方には、先端部を転
写ドラム9表面に近接させて、トナー像転写後の記録材
Pを転写ドラム9から剥離する分離爪25が配置され、
その下流側には、分離爪25で剥離された記録材Pを次
に説明する定着装置30に向けて搬送する搬送ベルト2
6、トナー像定着後の記録材Pが排出される排紙トレイ
27が配置されている。
写ドラム9表面に近接させて、トナー像転写後の記録材
Pを転写ドラム9から剥離する分離爪25が配置され、
その下流側には、分離爪25で剥離された記録材Pを次
に説明する定着装置30に向けて搬送する搬送ベルト2
6、トナー像定着後の記録材Pが排出される排紙トレイ
27が配置されている。
【0034】定着装置30は、内部にヒータ33を収納
した定着部材としての定着ローラ31と、同じくヒータ
35を収納した加圧ローラ32とを有し、トナー像が転
写さされた記録材Pが両ローラ31、32間を通過する
際に、これを加熱加圧してトナー像を記録材P上に永久
像として固着する。
した定着部材としての定着ローラ31と、同じくヒータ
35を収納した加圧ローラ32とを有し、トナー像が転
写さされた記録材Pが両ローラ31、32間を通過する
際に、これを加熱加圧してトナー像を記録材P上に永久
像として固着する。
【0035】次に、上述の構成のレーザビームプリンタ
による4色フルカラーの画像形成プロセスを簡単に説明
する。
による4色フルカラーの画像形成プロセスを簡単に説明
する。
【0036】感光ドラム3を矢印R1方向に回転駆動
し、1次帯電器5によって、感光ドラム3表面を均一に
帯電する。帯電済の感光ドラム3に対し、レーザビーム
露光装置6によって露光を行なう。この際、まず、マゼ
ンタ色の画像情報に対応する露光を行ない、静電潜像を
形成する。現像装置7のマゼンタの現像器7Mを感光ド
ラム3に対向させ、静電潜像を現像して可視化し、感光
ドラム3上にマゼンタのトナー像を形成する。
し、1次帯電器5によって、感光ドラム3表面を均一に
帯電する。帯電済の感光ドラム3に対し、レーザビーム
露光装置6によって露光を行なう。この際、まず、マゼ
ンタ色の画像情報に対応する露光を行ない、静電潜像を
形成する。現像装置7のマゼンタの現像器7Mを感光ド
ラム3に対向させ、静電潜像を現像して可視化し、感光
ドラム3上にマゼンタのトナー像を形成する。
【0037】一方、給紙カセット20に収納されている
記録材Pは、給紙ローラ21の回転によって搬送路Ru
に供給され、その後、搬送ローラ22、レジストローラ
23を介して転写ドラム9に供給される。供給された記
録材Pは、その先端縁を記録材グリッパ10dによって
把持され、転写ドラム9の矢印R2方向の回転に伴っ
て、転写ドラム9表面に密着するようにして巻き付けら
れる。
記録材Pは、給紙ローラ21の回転によって搬送路Ru
に供給され、その後、搬送ローラ22、レジストローラ
23を介して転写ドラム9に供給される。供給された記
録材Pは、その先端縁を記録材グリッパ10dによって
把持され、転写ドラム9の矢印R2方向の回転に伴っ
て、転写ドラム9表面に密着するようにして巻き付けら
れる。
【0038】この転写ドラム9に巻き付いた状態の記録
材Pに対して、前述のマゼンタのトナー像が転写され
る。感光ドラム3上のマゼンタのトナー像が、転写領域
(感光ドラム3と転写ドラム9との当接部)に達する
と、このトナー像は、記録材担持シート11の背面側か
ら転写用放電器12によって逆極性のコロナ放電を受
け、転写ドラム9に巻き付いた状態の記録材Pに転写さ
れる。これでマゼンタのトナー像の転写が完了する。
材Pに対して、前述のマゼンタのトナー像が転写され
る。感光ドラム3上のマゼンタのトナー像が、転写領域
(感光ドラム3と転写ドラム9との当接部)に達する
と、このトナー像は、記録材担持シート11の背面側か
ら転写用放電器12によって逆極性のコロナ放電を受
け、転写ドラム9に巻き付いた状態の記録材Pに転写さ
れる。これでマゼンタのトナー像の転写が完了する。
【0039】以下同様のプロセスを経て、転写ドラム9
上の記録材P上に、シアン、イエロー、ブラックの各色
のトナー像が順次転写され、記録材P上には、4色のト
ナー像が重ねられる。
上の記録材P上に、シアン、イエロー、ブラックの各色
のトナー像が順次転写され、記録材P上には、4色のト
ナー像が重ねられる。
【0040】4色のトナー像が転写された記録材Pは、
内側及び外側の除電用放電器13、15、16によって
除電されつつ、分離爪25によって転写ドラム9から剥
離される。剥離された記録材Pは、搬送ベルト26によ
って定着装置30に搬送される。ここで、トナー像は、
加熱加圧されて、記録材P上に永久像として固着され
る。この際、定着装置30での定着動作速度は、装置本
体2のプロセススピード160mm/秒より遅い90m
m/秒で行なわれる。これは、後述するようにトナーが
2層から4層積層された未定着画像を溶融混色させる場
合、十分な加熱量をトナーに与えなければならないため
で、装置本体2より遅い速度で定着を行なうことによ
り、トナーに対する加熱量を多くしているのである。ト
ナー像が定着された記録材Pは、その後、排紙トレイ2
7上に排出される。
内側及び外側の除電用放電器13、15、16によって
除電されつつ、分離爪25によって転写ドラム9から剥
離される。剥離された記録材Pは、搬送ベルト26によ
って定着装置30に搬送される。ここで、トナー像は、
加熱加圧されて、記録材P上に永久像として固着され
る。この際、定着装置30での定着動作速度は、装置本
体2のプロセススピード160mm/秒より遅い90m
m/秒で行なわれる。これは、後述するようにトナーが
2層から4層積層された未定着画像を溶融混色させる場
合、十分な加熱量をトナーに与えなければならないため
で、装置本体2より遅い速度で定着を行なうことによ
り、トナーに対する加熱量を多くしているのである。ト
ナー像が定着された記録材Pは、その後、排紙トレイ2
7上に排出される。
【0041】定着装置30は、図6に図示するように、
定着ローラ31、加圧ローラ32を備えている。定着ロ
ーラ31は、アルミニウム製の芯金31aを有し、芯金
31aの外側にはHTV(高温加熱型)シリコーンゴム
層31bが、さらにその外側にはRTV(室温加硫型)
シリコーンゴム層31cが形成されており、両シリコー
ンゴム層31b、31cの厚さの合計は3mm、定着ロ
ーラ31全体としての直径は40mmに形成されてい
る。一方、加圧ローラ32は、アルミニウム製の芯金3
2aの上に1mm厚のHTVシリコーンゴム層32b
と、さらにその表面にRTVシリコーンゴム層32cと
を設け、全体として直径40mmに形成されている。
定着ローラ31、加圧ローラ32を備えている。定着ロ
ーラ31は、アルミニウム製の芯金31aを有し、芯金
31aの外側にはHTV(高温加熱型)シリコーンゴム
層31bが、さらにその外側にはRTV(室温加硫型)
シリコーンゴム層31cが形成されており、両シリコー
ンゴム層31b、31cの厚さの合計は3mm、定着ロ
ーラ31全体としての直径は40mmに形成されてい
る。一方、加圧ローラ32は、アルミニウム製の芯金3
2aの上に1mm厚のHTVシリコーンゴム層32b
と、さらにその表面にRTVシリコーンゴム層32cと
を設け、全体として直径40mmに形成されている。
【0042】上述の定着ローラ31には芯金31a内に
発熱手段であるハロゲンヒータ33が配設され、また、
加圧ローラ32には同じく芯金32a内にハロゲンヒー
タ35が配設され、両ハロゲンヒータ33、35によっ
て、記録材に対し、表裏両面からの加熱を行なってい
る。温度制御については、加圧ローラ32に当接させた
サーミスタ36により、加圧ローラ32の温度が検知さ
れ、この検知温度に基づいて制御装置37により両ハロ
ゲンヒータ33、35の温度を制御して、定着ローラ3
1及び加圧ローラ32の温度をともに約170℃の一定
温度に維持するようにしている。なお、これら定着ロー
ラ31と加圧ローラ32とは、加圧機構(不図示)によ
って総圧約40kgで加圧されて相互に当接している。
発熱手段であるハロゲンヒータ33が配設され、また、
加圧ローラ32には同じく芯金32a内にハロゲンヒー
タ35が配設され、両ハロゲンヒータ33、35によっ
て、記録材に対し、表裏両面からの加熱を行なってい
る。温度制御については、加圧ローラ32に当接させた
サーミスタ36により、加圧ローラ32の温度が検知さ
れ、この検知温度に基づいて制御装置37により両ハロ
ゲンヒータ33、35の温度を制御して、定着ローラ3
1及び加圧ローラ32の温度をともに約170℃の一定
温度に維持するようにしている。なお、これら定着ロー
ラ31と加圧ローラ32とは、加圧機構(不図示)によ
って総圧約40kgで加圧されて相互に当接している。
【0043】また、図6において、定着ローラ31の、
記録材P搬送方向上流側には離型材塗布手段としてのオ
イル塗布装置39が、また定着ローラ31の上方にはク
リーニング装置40がそれぞれ配設され、さらに加圧ロ
ーラ32の下方には、加圧ローラ32のオイル汚れを除
去するクリーニングブレード41が配置されている。オ
イル塗布装置39は、オイルパン42内のジメチルシリ
コーンオイル43(離型剤、信越化学製KF96300
cs、以下単に「オイル」という)をオイル汲み上げロ
ーラ45で汲み上げてオイル塗布ローラ46に塗布し、
更にオイル塗布ローラ46上のオイル塗布量をオイル塗
布量調整ブレード47によって規制した後、適量のオイ
ル43を定着ローラ31上に塗布する。図6に示すオイ
ル塗布装置装置39では、オイル塗布量として後述する
測定方法により、A4サイズの記録材Pに対して0.0
8g/A4のオイル43を塗布している。
記録材P搬送方向上流側には離型材塗布手段としてのオ
イル塗布装置39が、また定着ローラ31の上方にはク
リーニング装置40がそれぞれ配設され、さらに加圧ロ
ーラ32の下方には、加圧ローラ32のオイル汚れを除
去するクリーニングブレード41が配置されている。オ
イル塗布装置39は、オイルパン42内のジメチルシリ
コーンオイル43(離型剤、信越化学製KF96300
cs、以下単に「オイル」という)をオイル汲み上げロ
ーラ45で汲み上げてオイル塗布ローラ46に塗布し、
更にオイル塗布ローラ46上のオイル塗布量をオイル塗
布量調整ブレード47によって規制した後、適量のオイ
ル43を定着ローラ31上に塗布する。図6に示すオイ
ル塗布装置装置39では、オイル塗布量として後述する
測定方法により、A4サイズの記録材Pに対して0.0
8g/A4のオイル43を塗布している。
【0044】上述のオイル塗布装置39によるオイル塗
布量は、次のようにして求める。まず、A4サイズの白
紙50枚の重量をA1(g)とし、この白紙への画像の
転写及び定着ローラ31へのオイル43の塗布を行なわ
ないで、定着ローラ31と加圧ローラ32との間を通紙
した白紙50枚の重量をB(g)とする。次に、同様に
別のA4サイズの白紙50枚の重量をA2(g)とし、
この白紙への画像の転写はしないが、定着ローラ31へ
のオイル43の塗布は行なって、定着ローラ31と加圧
ローラ32との間を通紙した白紙50枚の重量をC
(g)とする。以上のA1、B、A2、Cの値を用いる
とA4サイズの白紙1枚あたりのオイル塗布量X(g)
は、次式のようにして求められる。
布量は、次のようにして求める。まず、A4サイズの白
紙50枚の重量をA1(g)とし、この白紙への画像の
転写及び定着ローラ31へのオイル43の塗布を行なわ
ないで、定着ローラ31と加圧ローラ32との間を通紙
した白紙50枚の重量をB(g)とする。次に、同様に
別のA4サイズの白紙50枚の重量をA2(g)とし、
この白紙への画像の転写はしないが、定着ローラ31へ
のオイル43の塗布は行なって、定着ローラ31と加圧
ローラ32との間を通紙した白紙50枚の重量をC
(g)とする。以上のA1、B、A2、Cの値を用いる
とA4サイズの白紙1枚あたりのオイル塗布量X(g)
は、次式のようにして求められる。
【0045】X=(C+A1−B−A2)/50 一方、クリーニング装置40は、ノーメックス(商品
名)よりなる不織布ウェブ49を押圧ローラ50によっ
て定着ローラ31に押し当ててクリーニングしている。
また、この不織布ウェブ49は、巻取り装置(不図示)
によって適宜巻取られ、当接部にトナー等が堆積しない
ようにしてある。
名)よりなる不織布ウェブ49を押圧ローラ50によっ
て定着ローラ31に押し当ててクリーニングしている。
また、この不織布ウェブ49は、巻取り装置(不図示)
によって適宜巻取られ、当接部にトナー等が堆積しない
ようにしてある。
【0046】以上に説明した4色フルカラーのレーザビ
ームプリンタ(画像形成装置)は、記録材Pの片面のみ
にトナー像による画像を形成するものであるが、この画
像を記録材Pの表面及び裏面の双方に形成できる方法、
装置が既に提案され、また実用化されている。
ームプリンタ(画像形成装置)は、記録材Pの片面のみ
にトナー像による画像を形成するものであるが、この画
像を記録材Pの表面及び裏面の双方に形成できる方法、
装置が既に提案され、また実用化されている。
【0047】これは、一度、記録材Pの表面側にトナー
像を転写し、定着装置30によって、そのトナー像を定
着した後、再度、同一の記録材Pを装置本体に給送し、
今度は前回とは反対の裏面側に画像形成するものであ
る。
像を転写し、定着装置30によって、そのトナー像を定
着した後、再度、同一の記録材Pを装置本体に給送し、
今度は前回とは反対の裏面側に画像形成するものであ
る。
【0048】このように、記録材Pの両面に画像形成を
行なう場合には、記録材Pのはじめのコピーを取る面を
第1面、次にコピーを取る面を第2面とすると、はじめ
のコピーによって記録材Pの第1面には離型材43が付
着する。この離型材43の付着は、第2面にコピーを行
なわない場合には、何ら支障を来さない。ところが、第
2面にコピーを取る場合に、トナー像の記録材Pへの転
写に備えて、記録材Pが転写ドラム9の表面に巻き付く
と、記録材Pの第1面、つまりはじめのコピーで離型材
43が付着された面が転写ドラム9に接触することにな
り、これによって、離型材43が転写ドラム9表面に付
着してしまう。その後、記録材Pが転写ドラム9から離
れると、転写ドラム9上の離型剤43が、転写ドラム9
に当接している感光ドラム3の表面に付着する。そし
て、感光ドラム3に付着した離型剤43に不要なトナー
が付着して、このトナーが後続の記録材P上に付着して
しまい、画像汚れ等の画像不良を発生する。
行なう場合には、記録材Pのはじめのコピーを取る面を
第1面、次にコピーを取る面を第2面とすると、はじめ
のコピーによって記録材Pの第1面には離型材43が付
着する。この離型材43の付着は、第2面にコピーを行
なわない場合には、何ら支障を来さない。ところが、第
2面にコピーを取る場合に、トナー像の記録材Pへの転
写に備えて、記録材Pが転写ドラム9の表面に巻き付く
と、記録材Pの第1面、つまりはじめのコピーで離型材
43が付着された面が転写ドラム9に接触することにな
り、これによって、離型材43が転写ドラム9表面に付
着してしまう。その後、記録材Pが転写ドラム9から離
れると、転写ドラム9上の離型剤43が、転写ドラム9
に当接している感光ドラム3の表面に付着する。そし
て、感光ドラム3に付着した離型剤43に不要なトナー
が付着して、このトナーが後続の記録材P上に付着して
しまい、画像汚れ等の画像不良を発生する。
【0049】そこで、本発明は、上述の問題点を解決す
るために、記録材担持シート11を改良した。記録材担
持シート11としては、離型性がよく、厚さが25〜2
000μm、好ましくは70〜200μmの誘電体シー
ト、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)フィルム
等によって形成されており、その先端と後端とは、連結
部10c上に固定されている。
るために、記録材担持シート11を改良した。記録材担
持シート11としては、離型性がよく、厚さが25〜2
000μm、好ましくは70〜200μmの誘電体シー
ト、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)フィルム
等によって形成されており、その先端と後端とは、連結
部10c上に固定されている。
【0050】本実施例では、転写ドラム9の直径を16
0mm、移動速度を160mm/秒に設定した。同じく
感光ドラム3等の移動速度たるプロセススピードも16
0mm/秒に設定した。また、転写用放電器12は、図
5に示すように、放電ワイヤ12aとシールド板12b
とを有するコロナ帯電器とし、シールド板12bの開口
幅Wを19mmに、放電ワイヤ12aと感光ドラム3表
面との間の距離r1を10.5mmに、放電ワイヤ12
aとシールド板底板との間の距離r2を16mmにそれ
ぞれ設定した。また転写用放電器12には、例えば+4
〜+10kVの電圧を印加し、転写電流を+25〜+5
00μAとした。
0mm、移動速度を160mm/秒に設定した。同じく
感光ドラム3等の移動速度たるプロセススピードも16
0mm/秒に設定した。また、転写用放電器12は、図
5に示すように、放電ワイヤ12aとシールド板12b
とを有するコロナ帯電器とし、シールド板12bの開口
幅Wを19mmに、放電ワイヤ12aと感光ドラム3表
面との間の距離r1を10.5mmに、放電ワイヤ12
aとシールド板底板との間の距離r2を16mmにそれ
ぞれ設定した。また転写用放電器12には、例えば+4
〜+10kVの電圧を印加し、転写電流を+25〜+5
00μAとした。
【0051】従来、両面コピーを行なう場合、トナー像
の定着時に記録材Pの第1面(はじめにコピーする面)
に離型剤(オイル)43が付着する。続いて、記録材P
の第2面(次にコピーする面)にトナー像を転写すると
き、離型剤43の付着した第1面が記録材担持シート1
1に密着されて、離型剤43が記録材担持シート11に
定着する。トナー像の転写が終了した転写ドラム9の回
転中、いわゆる後回転中、あるいは、さらなる画像形成
に入る直前の回転中、いわゆる前多回転中に離型剤43
の付着した記録材担持シート11が感光ドラム3に直接
接触すると、記録材担持シート11上の離型剤43が感
光ドラム3上に再転着し、これにより、後続の記録材P
の画像不良が発生していた。
の定着時に記録材Pの第1面(はじめにコピーする面)
に離型剤(オイル)43が付着する。続いて、記録材P
の第2面(次にコピーする面)にトナー像を転写すると
き、離型剤43の付着した第1面が記録材担持シート1
1に密着されて、離型剤43が記録材担持シート11に
定着する。トナー像の転写が終了した転写ドラム9の回
転中、いわゆる後回転中、あるいは、さらなる画像形成
に入る直前の回転中、いわゆる前多回転中に離型剤43
の付着した記録材担持シート11が感光ドラム3に直接
接触すると、記録材担持シート11上の離型剤43が感
光ドラム3上に再転着し、これにより、後続の記録材P
の画像不良が発生していた。
【0052】これは、次に述べるような理由により、従
来の画像形成装置では、特開平6−130712号公報
に記載されているように、表面を粗面化した記録材担持
シートを用いて上述の画像不良を防止しようとしてい
た。
来の画像形成装置では、特開平6−130712号公報
に記載されているように、表面を粗面化した記録材担持
シートを用いて上述の画像不良を防止しようとしてい
た。
【0053】すなわち、記録材担持シートを粗面化する
ことにより、表面に離型剤43が付着した記録材担持シ
ートに接触した場合でも、記録材と記録材担持シートと
の接触面積が減少しているため、記録材担持シート11
への離型剤43の絶対的な転着量が減少する。更に、記
録材担持シート11に離型剤43が転着したとしても、
この離型剤43は速やかに記録材担持シート11の微小
凹部に入り込んで、記録材担持シート11が感光ドラム
3に接触したときに、感光ドラム3に再転着される量が
極端に減少する。従って、感光ドラム3に転着される離
型剤43は激減し、離型剤43が感光ドラム3に転着す
ることが原因の画像不良を防止することができると考え
られる。
ことにより、表面に離型剤43が付着した記録材担持シ
ートに接触した場合でも、記録材と記録材担持シートと
の接触面積が減少しているため、記録材担持シート11
への離型剤43の絶対的な転着量が減少する。更に、記
録材担持シート11に離型剤43が転着したとしても、
この離型剤43は速やかに記録材担持シート11の微小
凹部に入り込んで、記録材担持シート11が感光ドラム
3に接触したときに、感光ドラム3に再転着される量が
極端に減少する。従って、感光ドラム3に転着される離
型剤43は激減し、離型剤43が感光ドラム3に転着す
ることが原因の画像不良を防止することができると考え
られる。
【0054】本発明では、従来の対策品である粗面化さ
れた記録材担持シート(平均粗さRzが7〜20μm、
平均山間隔Smが30μm以下、最大粗さRmax が30
μm)の離型剤による画像不良防止の現状の効果を確認
し、表面の凹凸に起因する転写電界差、削れ割れに対
し、更に有利な効果を得ることのできる表面形状を、実
験、測定を行なうことによって、規定することができ
た。
れた記録材担持シート(平均粗さRzが7〜20μm、
平均山間隔Smが30μm以下、最大粗さRmax が30
μm)の離型剤による画像不良防止の現状の効果を確認
し、表面の凹凸に起因する転写電界差、削れ割れに対
し、更に有利な効果を得ることのできる表面形状を、実
験、測定を行なうことによって、規定することができ
た。
【0055】以下に、実験内容を詳細に説明するが、本
発明における表面粗さの測定器は小坂研究所(株)製、
サーフコーダSE−3300に接触検出ユニットPU−
DJ2Sを用い、測定条件は測定長2.5mm、垂直方
向倍率2000倍、水平方向倍率100倍、カットオフ
0.8mm、位相補償R+W型で行なった。
発明における表面粗さの測定器は小坂研究所(株)製、
サーフコーダSE−3300に接触検出ユニットPU−
DJ2Sを用い、測定条件は測定長2.5mm、垂直方
向倍率2000倍、水平方向倍率100倍、カットオフ
0.8mm、位相補償R+W型で行なった。
【0056】本実験により各種表面粗さの記録材担持シ
ートの評価を行なったが、対象とした記録材担持シート
について、図7及び下記の表1によって説明する。
ートの評価を行なったが、対象とした記録材担持シート
について、図7及び下記の表1によって説明する。
【0057】表面粗し等の加工を特に行なっていないシ
ート(1)、従来提案された上記表面粗さのシート
(2)、これら2種類のシートをリファレンスとして、
その他本実験のために作成したシート、例えば、サンド
ペーパーの各番(#600、#2000)で表面を粗し
たシート(3)、(4)、そして、後に述べる手段によ
り表面を粗した本発明によるシート(5)を使用した。
前述の表面粗さ計の測定によって得られた各シートの表
面形状を図7、その表面形状をを示す各パラメータの測
定値を表1に示した。
ート(1)、従来提案された上記表面粗さのシート
(2)、これら2種類のシートをリファレンスとして、
その他本実験のために作成したシート、例えば、サンド
ペーパーの各番(#600、#2000)で表面を粗し
たシート(3)、(4)、そして、後に述べる手段によ
り表面を粗した本発明によるシート(5)を使用した。
前述の表面粗さ計の測定によって得られた各シートの表
面形状を図7、その表面形状をを示す各パラメータの測
定値を表1に示した。
【0058】
【表1】
【0059】なお、RP 、RV 、tP50 %というパラメ
ータについて図8を用いて説明する。Ra は中心線平均
粗さである。
ータについて図8を用いて説明する。Ra は中心線平均
粗さである。
【0060】例えば、図8のグラフに示すような粗さ曲
線の場合、基準長さLの抜取り部分の中心線に平行で最
高の山頂を通る直線と中心線との間隔の値を、中心線山
高さ(以後、RP と記す)、最深の谷底を通る直線と中
心線との間隔の値を、中心線谷深さ(以後RV と記す)
という。従って、最大高さRmax =RP +RV という関
係式が成り立つ。また、RP >RV の場合、粗さ曲線が
山を中心に形成され、RP <RV の場合は、谷を中心に
形成されているということが識別できる。
線の場合、基準長さLの抜取り部分の中心線に平行で最
高の山頂を通る直線と中心線との間隔の値を、中心線山
高さ(以後、RP と記す)、最深の谷底を通る直線と中
心線との間隔の値を、中心線谷深さ(以後RV と記す)
という。従って、最大高さRmax =RP +RV という関
係式が成り立つ。また、RP >RV の場合、粗さ曲線が
山を中心に形成され、RP <RV の場合は、谷を中心に
形成されているということが識別できる。
【0061】接触比(以後tP 何%と記す)は、測定長
さLだけ抜取った部分の中心線に平行で、且つ最高山頂
を0%とし、最低の谷を100%としたとき、最高山頂
より下側にある直線で切断した表面の切断部分の長さを
全長Lに対する百分率で表したとき、最高山頂から、そ
の切断レベル、例えば50%の直線までの間隔の値を示
す。
さLだけ抜取った部分の中心線に平行で、且つ最高山頂
を0%とし、最低の谷を100%としたとき、最高山頂
より下側にある直線で切断した表面の切断部分の長さを
全長Lに対する百分率で表したとき、最高山頂から、そ
の切断レベル、例えば50%の直線までの間隔の値を示
す。
【0062】以下に、上記各シートの離型剤に因る画像
汚れについての評価方法について説明する。
汚れについての評価方法について説明する。
【0063】まず、記録材の第1面(はじめにコピーす
る面)を、現像装置の働きを止め、画像の転写を行なわ
ず白紙のままで定着させる。従って、記録材の第1面に
は、離型剤のみが付着した状態である。続けて、上記記
録材の第2面(次にコピーする面)を同様に画像の転写
を行なわず定着させる。
る面)を、現像装置の働きを止め、画像の転写を行なわ
ず白紙のままで定着させる。従って、記録材の第1面に
は、離型剤のみが付着した状態である。続けて、上記記
録材の第2面(次にコピーする面)を同様に画像の転写
を行なわず定着させる。
【0064】これによって、記録材から記録材担持シー
トへの剥離剤の転移が行なわれ、コピーシーケンスの後
回転中に、記録材担持シートから感光ドラムへと再転移
している。
トへの剥離剤の転移が行なわれ、コピーシーケンスの後
回転中に、記録材担持シートから感光ドラムへと再転移
している。
【0065】そこで、今度は現像装置7を働かせて、白
紙画像のコピーを行なうと、本来トナーが載るべきでな
い白紙部にかぶりトナーが載ってしまい、汚れた画像と
なってしまう。または、上述の方法で、高濃度画像のコ
ピーを行なうと、トナーが感光ドラム側に奪われ、転写
抜けと呼ばれる不良画像となってしまう。
紙画像のコピーを行なうと、本来トナーが載るべきでな
い白紙部にかぶりトナーが載ってしまい、汚れた画像と
なってしまう。または、上述の方法で、高濃度画像のコ
ピーを行なうと、トナーが感光ドラム側に奪われ、転写
抜けと呼ばれる不良画像となってしまう。
【0066】本実験の離型剤に因る画像汚れの相対的評
価結果を、用いた各シートの表面粗さの形状の面から以
下に解析する。
価結果を、用いた各シートの表面粗さの形状の面から以
下に解析する。
【0067】まず、リファレンスシートとした粗し加工
のない平滑なシート(1)は、予測通り、離型剤の悪作
用を直接に受け、非常に汚れた画像となったのに対し、
従来提案された粗さのシート(2)は、多数の凹部に離
型剤を保持するために、画像に対する影響は減少し、表
面粗しの効果が得られた。
のない平滑なシート(1)は、予測通り、離型剤の悪作
用を直接に受け、非常に汚れた画像となったのに対し、
従来提案された粗さのシート(2)は、多数の凹部に離
型剤を保持するために、画像に対する影響は減少し、表
面粗しの効果が得られた。
【0068】また、サンドペーパーで粗したシート
(3)、(4)は、従来提案された粗さのシート(2)
と同じ微小凹部を多数もつ表面形状であるが、その粗さ
の度合が小さいために、画像不良を防止する程の効果は
得られなかった。
(3)、(4)は、従来提案された粗さのシート(2)
と同じ微小凹部を多数もつ表面形状であるが、その粗さ
の度合が小さいために、画像不良を防止する程の効果は
得られなかった。
【0069】しかし、前述したように、表面粗しの凹凸
形状が、従来提案された粗さ、例えRzで7〜20μm
の表面粗さのシート(2)、又はRP <RV の関係式に
よって示されるシートでは、離型剤の転移防止の効果は
あるものの、その凹凸形状のために、転写電界に部分的
な差が生じて、転写不良を引き起こす問題や、凸部の摩
耗による離型剤の転移、弾力性低下による割れの問題が
免れない構成となっている。
形状が、従来提案された粗さ、例えRzで7〜20μm
の表面粗さのシート(2)、又はRP <RV の関係式に
よって示されるシートでは、離型剤の転移防止の効果は
あるものの、その凹凸形状のために、転写電界に部分的
な差が生じて、転写不良を引き起こす問題や、凸部の摩
耗による離型剤の転移、弾力性低下による割れの問題が
免れない構成となっている。
【0070】ところが、本発明の表面形状であるシート
(5)は、Rz、Rmax の値は、従来提案された粗さの
シート(2)と比較し、非常に小さな値であるが、離型
剤による画像不良防止において、同等以上の効果が得ら
れた。
(5)は、Rz、Rmax の値は、従来提案された粗さの
シート(2)と比較し、非常に小さな値であるが、離型
剤による画像不良防止において、同等以上の効果が得ら
れた。
【0071】これは、本発明のシート表面の粗し形状、
すなわち、凹凸の形状が、従来と比較し有利な構成とな
っていることに因る結果である。
すなわち、凹凸の形状が、従来と比較し有利な構成とな
っていることに因る結果である。
【0072】本実施例による記録材担持シートの表面形
状及び製造方法について、詳細に説明する。
状及び製造方法について、詳細に説明する。
【0073】本発明の表面形状のシート(5)は、リフ
ァレンスとして用いた平滑な基準面上に、従来提案され
た表面形状と比較して、少数の微小凸部のみを形成する
ことによって構成される。
ァレンスとして用いた平滑な基準面上に、従来提案され
た表面形状と比較して、少数の微小凸部のみを形成する
ことによって構成される。
【0074】すなわち、RP ≧RV の関係式、好ましく
は、RP >RV の関係式が成り立つようにした。本実験
の条件では、RP が0.5〜3μm、Sm が800μm
以下で離型剤に因る画像不良に対し、十分な効果が得ら
れた。
は、RP >RV の関係式が成り立つようにした。本実験
の条件では、RP が0.5〜3μm、Sm が800μm
以下で離型剤に因る画像不良に対し、十分な効果が得ら
れた。
【0075】更には、従来の凹凸形状での転写電界の部
分的な差に因る転写不良の懸念や、凸形状の摩耗、割れ
の問題については、 100,000枚の画像コピー後において
も本発明の表面形状では全く問題のない結果であった。
分的な差に因る転写不良の懸念や、凸形状の摩耗、割れ
の問題については、 100,000枚の画像コピー後において
も本発明の表面形状では全く問題のない結果であった。
【0076】また、本発明のシート表面形状を作製する
方法としては、次のような方法を用いた。図9を参照し
ながら説明する。
方法としては、次のような方法を用いた。図9を参照し
ながら説明する。
【0077】一般に、記録材担持シートは、図9に示す
ようなT型ダイス53が取付けられた押出成形機によっ
て作成される。
ようなT型ダイス53が取付けられた押出成形機によっ
て作成される。
【0078】本実施例においては、押し出しローラ5
4、55のうち、少なくとも片方の表面に、少数の微小
凹部のみを形成した。ダイス53より押し出された記録
材担持シートは、通常では、図2に示すような断面形状
で押し出され、シート巻取り部56に至るという経路の
途中、少なくとも片方が粗面化されたローラ54、55
によって例えば図1に示すような粗面化が型押しによっ
て行なわれ、巻取られた後、裁断されて、図4に示すよ
うな形状に形成される。
4、55のうち、少なくとも片方の表面に、少数の微小
凹部のみを形成した。ダイス53より押し出された記録
材担持シートは、通常では、図2に示すような断面形状
で押し出され、シート巻取り部56に至るという経路の
途中、少なくとも片方が粗面化されたローラ54、55
によって例えば図1に示すような粗面化が型押しによっ
て行なわれ、巻取られた後、裁断されて、図4に示すよ
うな形状に形成される。
【0079】以上のように、記録材担持シートの押出し
工程中に粗面化することによって、粗面化に要する時間
及びコストが最小限に抑えられ、オイル転移に関する他
の対策と比較し、画像形成装置全体のコストを大幅に低
減することが可能となった。
工程中に粗面化することによって、粗面化に要する時間
及びコストが最小限に抑えられ、オイル転移に関する他
の対策と比較し、画像形成装置全体のコストを大幅に低
減することが可能となった。
【0080】実施例2 次に、本発明の実施例2について説明する。尚、実施例
1との共通箇所については、同符号は付して、その説明
を省略するものとする。
1との共通箇所については、同符号は付して、その説明
を省略するものとする。
【0081】図10に示すように、本実施例の記録材担
持シート111は、例えば、ポリフッ化ビニリデン系樹
脂の粒状(ペレット)を主成分として、例えば、導電性
を付与するために導電性フィラー等を配合する際に、本
発明の表面粗し形状を得るために、押出し成形後も、例
えば粒状を保つ材料を混合分散させ、その後は、図9に
示したような押出成形機によって通常の工程を経て作製
される。
持シート111は、例えば、ポリフッ化ビニリデン系樹
脂の粒状(ペレット)を主成分として、例えば、導電性
を付与するために導電性フィラー等を配合する際に、本
発明の表面粗し形状を得るために、押出し成形後も、例
えば粒状を保つ材料を混合分散させ、その後は、図9に
示したような押出成形機によって通常の工程を経て作製
される。
【0082】本実施例では、前述実施例1と比較して、
ほぼ同等の効果を得、しかも粗面化に要する押出成形機
の特別な機械的構成を必要とせずに、本発明の表面粗し
形状の作製が可能となった。
ほぼ同等の効果を得、しかも粗面化に要する押出成形機
の特別な機械的構成を必要とせずに、本発明の表面粗し
形状の作製が可能となった。
【0083】なお、本実施例で混合した押出し成形によ
る形状変化の小さい材料について、混合量、形状、特性
等に特に制限をもたない。
る形状変化の小さい材料について、混合量、形状、特性
等に特に制限をもたない。
【0084】実施例3 本発明による実施例3においても、図11に示すよう
に、記録材担持シート112は、図9に示した押出成形
機によって作製する工程の記録材担持シートが、ダイス
53より押出されてからシート巻取り部56に至る途中
の経路で、少なくとも一方の表面に、粗面化材料を吹き
付ける、又は、接着することによって、本発明の表面粗
し形状を容易に得ることができる。
に、記録材担持シート112は、図9に示した押出成形
機によって作製する工程の記録材担持シートが、ダイス
53より押出されてからシート巻取り部56に至る途中
の経路で、少なくとも一方の表面に、粗面化材料を吹き
付ける、又は、接着することによって、本発明の表面粗
し形状を容易に得ることができる。
【0085】本実施例で粗面化した記録材担持シートを
用いて画像形成を行なったところ、実施例1、2と同
様、離型剤による画像不良を防止することが可能であっ
た。
用いて画像形成を行なったところ、実施例1、2と同
様、離型剤による画像不良を防止することが可能であっ
た。
【0086】なお、上記粗面化材料、及び接着剤等の使
用量、形状、特性について、特に制限を持たない。
用量、形状、特性について、特に制限を持たない。
【0087】実施例4 以上の実施例では、感光ドラム3を1つしか持たず、転
写ドラム9の表面上に記録材を担持して複数回回転する
ことにより、感光ドラム3と対向した転写部で多重転写
する装置構成の記録材担持シートについて述べたが、本
発明は、これに限られるものではなく、例えば図12に
示すように、複数の感光ドラム1a、1b、1c、1d
を有し、記録材をベルト状の記録材担持体8により搬送
し、順次転写する装置構成の上記記録材担持ベルト8に
も適用することができる。
写ドラム9の表面上に記録材を担持して複数回回転する
ことにより、感光ドラム3と対向した転写部で多重転写
する装置構成の記録材担持シートについて述べたが、本
発明は、これに限られるものではなく、例えば図12に
示すように、複数の感光ドラム1a、1b、1c、1d
を有し、記録材をベルト状の記録材担持体8により搬送
し、順次転写する装置構成の上記記録材担持ベルト8に
も適用することができる。
【0088】本実施例においても、上記実施例と同様の
効果を得ることができる。
効果を得ることができる。
【0089】実施例5 更には、図13に示されるように、感光ドラム1a、1
b、1c、1dの他に第2の像担持体8aを有し、回転
することにより上記第2の像担持体8a上に、トナー像
を順次転写し、その後、そのトナー像を記録材担持体8
b上の記録材上に一括転写する装置構成においては、上
記第2の像担持体8a、又は記録材担持体8bにも、適
用することが可能となり、本発明の凹凸形状が有効に活
用できる。
b、1c、1dの他に第2の像担持体8aを有し、回転
することにより上記第2の像担持体8a上に、トナー像
を順次転写し、その後、そのトナー像を記録材担持体8
b上の記録材上に一括転写する装置構成においては、上
記第2の像担持体8a、又は記録材担持体8bにも、適
用することが可能となり、本発明の凹凸形状が有効に活
用できる。
【0090】以上、記録材を担持し搬送する記録材担持
体、あるいは可視像を担持する第2の像担持体、すなわ
ち中間転写体の粗面化の効果について述べたが、直接可
視像を担持する像担持体、例えば、ベルト状の感光体等
においても、同様に適用できることはもちろんである。
体、あるいは可視像を担持する第2の像担持体、すなわ
ち中間転写体の粗面化の効果について述べたが、直接可
視像を担持する像担持体、例えば、ベルト状の感光体等
においても、同様に適用できることはもちろんである。
【0091】また、本発明における凹凸形状の上記各担
持体を複数組合せた構成のものが、前記実施例のものと
同等以上の作用を奏し得ることは、容易に理解できると
ころであろう。
持体を複数組合せた構成のものが、前記実施例のものと
同等以上の作用を奏し得ることは、容易に理解できると
ころであろう。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
可視像を直接又は間接的に担持する担持体の少なくとも
担持面側表面の表面粗さRZ が、その粗さ曲線の最大高
さRma x 、粗さ曲線の中心線に平行で最高の山頂を通る
直線と前記中心線との間隔の値RP 、最新の谷底を通る
直線と前記中心線との間隔の値RV をパラメータとした
とき、Rmax =RP +RV 、RP ≧RV であることによ
り、転写時の転写電界差のない簡単な構成の担持体を備
えた画像形成装置を提供できる。又、長時間使用におい
ても離型剤の適正な保持容量を維持でき、削れ割れのな
い簡単な構成の担持体を備えた画像形成装置を提供する
ことができる。従って、両面コピー時に記録材から転移
する離型剤を減少させて、感光ドラムに対する離型剤の
付着に基づく記録材の画像汚れ等の画像不良の発生を有
効に防止し、且つ、従来に比べ、粗しの度合Rmax も十
分小さくなったため、摩耗や割れ等に関して長寿命化
し、転写電位差のない良好な画像を得ることが可能とな
った。
可視像を直接又は間接的に担持する担持体の少なくとも
担持面側表面の表面粗さRZ が、その粗さ曲線の最大高
さRma x 、粗さ曲線の中心線に平行で最高の山頂を通る
直線と前記中心線との間隔の値RP 、最新の谷底を通る
直線と前記中心線との間隔の値RV をパラメータとした
とき、Rmax =RP +RV 、RP ≧RV であることによ
り、転写時の転写電界差のない簡単な構成の担持体を備
えた画像形成装置を提供できる。又、長時間使用におい
ても離型剤の適正な保持容量を維持でき、削れ割れのな
い簡単な構成の担持体を備えた画像形成装置を提供する
ことができる。従って、両面コピー時に記録材から転移
する離型剤を減少させて、感光ドラムに対する離型剤の
付着に基づく記録材の画像汚れ等の画像不良の発生を有
効に防止し、且つ、従来に比べ、粗しの度合Rmax も十
分小さくなったため、摩耗や割れ等に関して長寿命化
し、転写電位差のない良好な画像を得ることが可能とな
った。
【図1】本発明による記録材担持シートの実施例1を示
す模式断面図である。
す模式断面図である。
【図2】従来の記録材担持シートを示す模式断面図であ
る。
る。
【図3】実施例1の画像形成装置を示す概略構成図であ
る。
る。
【図4】転写ドラムの一部を破断した斜視図である。
【図5】転写装置の要部構成図である。
【図6】定着装置を示す概略構成図である。
【図7】本発明の粗面化した記録材担持シート及び他の
4種の記録材担持シート表面の粗さ曲線である。
4種の記録材担持シート表面の粗さ曲線である。
【図8】粗しパラメータを説明するための粗さ曲線を示
すグラフである。
すグラフである。
【図9】記録材担持シートを粗面化するための押出成形
機の概略構成図である。
機の概略構成図である。
【図10】実施例2の記録材担持シートの模式断面図で
ある。
ある。
【図11】実施例3の記録材担持シートの模式断面図で
ある。
ある。
【図12】実施例4の画像形成装置を示す概略構成図で
ある。
ある。
【図13】実施例5の画像形成装置を示す概略構成図で
ある。
ある。
3 像担持体(感光ドラム) 9 記録材担持体(転写ドラム) 11 担持体(記録材担持シート) 12 転写装置(転写用放電器) 30 定着装置 31 定着部材(定着ローラ) 43 離型剤(シリコーンオイル) 53 押出成形機のダイ 54、55 押出成形機の押出しローラ 56 押出し成形機の巻取りローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 350
Claims (4)
- 【請求項1】 静電転写プロセスを利用する画像形成装
置において、可視像を直接又は間接的に担持する担持体
の少なくとも担持面側表面の表面粗さRZ が、その粗さ
曲線の最大高さRmax 、粗さ曲線の中心線に平行で最高
の山頂を通る直線と中心線との間隔の値RP 、最深の谷
底を通る直線と中心線との間隔の値RV をパラメータと
したとき、Rmax =RP +RV 、RP ≧RV であること
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記担持体が、可視像を形成する像担持
体と、これに当接する第2の像担持体と、記録材を担持
し搬送する記録材担持体とのうち少なくともひとつであ
ることを特徴とする請求項1の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記記録材上に転写された可視像を離型
剤が塗布された定着部材により、前記記録材上に定着す
る定着装置を備えることを特徴とする請求項1の画像形
成装置。 - 【請求項4】 前記表面粗さRZ がRZ ≦10μmで構
成されていることを特徴とする請求項1の画像形成装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6337984A JPH08185061A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6337984A JPH08185061A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08185061A true JPH08185061A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18313856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6337984A Pending JPH08185061A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08185061A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6016417A (en) * | 1996-11-08 | 2000-01-18 | Fuji Xerox, Co., Ltd | Intermediate transfer medium, method for producing the same and image forming device using the same |
| US6097920A (en) * | 1996-06-03 | 2000-08-01 | Toray Industries, Inc. | Recording apparatus and method including intermediate transfer medium |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6337984A patent/JPH08185061A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6097920A (en) * | 1996-06-03 | 2000-08-01 | Toray Industries, Inc. | Recording apparatus and method including intermediate transfer medium |
| US6016417A (en) * | 1996-11-08 | 2000-01-18 | Fuji Xerox, Co., Ltd | Intermediate transfer medium, method for producing the same and image forming device using the same |
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